JPH0237937B2 - - Google Patents
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- JPH0237937B2 JPH0237937B2 JP57156832A JP15683282A JPH0237937B2 JP H0237937 B2 JPH0237937 B2 JP H0237937B2 JP 57156832 A JP57156832 A JP 57156832A JP 15683282 A JP15683282 A JP 15683282A JP H0237937 B2 JPH0237937 B2 JP H0237937B2
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
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- C08J7/04—Coating
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Description
本発明は耐摩耗性に優れた艶消し性被覆材組成
物に関するものである。 ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、ABS樹脂、ナイロン樹脂、PET樹脂
などの熱可塑性樹脂の成形品は、一般に艶があ
り、それが用途によつては重要な特性とされる
が、一方ではこの様な艶がない方が好まれる用途
も多く、更に、近年では全光線透過率などの光学
的特性を損なうことなく、反射光線を散乱させ、
艶を無くするマツト板、ノングレア板等の用途も
多くなつてきた。 従来、このような成形品の艶消しを達成する方
法としては、シリカ、酸化チタン、酸化アルミ等
の微粒子を塗料に加えて塗装するか、あるいは樹
脂に配合し、成形時に何らかの方法によつて表面
にこれらのものを析出させ、艶を無くする方法
か、あるいはすでに微細な凹凸面を有する金型で
成形するか、あるいは微細な凹凸を持つたセルで
キヤスト重合する方法が用いられていた。しかる
に、シリカ、酸化チタン、酸化アルミ等を配合し
た塗料では、その塗料を貯蔵すると経時的に分散
安定性が不良となり、再分散が困難な固い沈降を
生じたり、あるいは艶消しの程度が変化したりす
る。又、金型とかセルキヤスト転写によつて艶消
し成形品を得る方法では、金型やセルの保守及び
管理に細心の注意を払う必要があり、かならずし
も有利な方法とは言えない。しかしながら、いず
れにしてもこのような方法では、一時的には艶消
し成形品が得られても、表面の耐摩耗性、耐擦傷
性に劣つているため容易に傷がつき易く、艶消し
面を損傷してしまうことが多い。 これらの欠点を改良するために、本発明者らが
鋭意検討をつづけたところ、架橋された微粒子状
乳化系重合体と特定の多官能アクリレートを主成
分としてなる被覆材組成物が優れた艶消し効果を
有し、かつ得られた成形品の耐摩耗性や耐擦傷性
にも優れ、被覆材組成物の貯蔵安定性も極めて優
れたものであるということを見い出し、本発明を
達成した。 すなわち本発明は、(a)1分子中に少なくとも3
個のアクリロイルオキシ及び/又はメタクリロイ
ルオキシ基を有する化合物30重量%以上と1分子
中に1〜2個のα,β−エチレン系不飽和結合を
有する化合物70重量%以下とからなる単量体混合
物(A)と、該混合物(A)100重量部に対して、(b)0.01
〜6.0重量部の、少なくとも1種の光増感剤と、
及び(c)0.5〜30重量部の、アルキル基の炭素数が
1〜4のメタクリル酸アルキルエステル及び/又
は芳香族ビニルモノマーとアルキル基の炭素数が
1〜13のアクリル酸アルキルエステルとを99.5/
0.5〜40/60の割合で含む反応性単量体75〜99重
量%と1分子中に2個以上のα,β−エチレン系
不飽和結合を有する反応性単量体1〜25重量%と
からなる乳化系架橋共重合体とを配合してなる活
性エネルギー線によつて硬化し、耐摩耗性及び耐
擦傷性に優れ、艶消し性を有する被覆材組成物を
提供するものである。 本発明における1分子中に少なくとも3個のア
クリロイルオキシ及び/又はメタクリロイルオキ
シ基を有する化合物は被覆材組成物の耐擦傷性及
び耐摩耗性を改善するためには必須であり、より
優れた耐摩耗性及び耐擦傷性を得るためにはこれ
らの3官能以上の化合物が、単量体混合物(A)の30
重量%以上を占めることが必要であり、かつ3官
能以上の化合物と1分子中に1〜2個のα,β−
エチレン系不飽和結合を有する化合物との混合物
(A)の重合性不飽和基1個当りの平均分子量が300
以下であることが望ましい。1分子中に3個以上
のアクリロイルオキシ及び/又はメタクリロイル
オキシ基を有する化合物の含有量が30重量%未満
の場合、あるいはこれらの化合物が30重量%以上
でも単量体混合物(A)の重合性不飽和基1個当りを
平均分子量が300を越える場合は十分な耐摩耗性
及び耐擦傷性が得られない場合がある。 1分子中に3個以上のアクリロイルオキシ及
び/又はメタクリロイルオキシ基を有する化合物
としては、トリメチロールプロパントリアクリレ
ートもしくはトリメタクリレート、トリメチロー
ルエタントリアクリレートもしくはトリメタクリ
レート、ペンタグリセロールトリアクリレートも
しくはトリメタクリレート、ペンタエリスリトー
ルトリアクリレートもしくはトリメタクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラアクリレートも
しくはテトラメタクリレート、グリセリントリア
クリレートもしくはトリメタクリレート、ジペン
タエリスリトールトリアクリレートもしくはトリ
メタクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ
アクリレートもしくはテトラメタクリレート、ジ
ペンタエリスリトールペンタアクリレートもしく
はペンタメタクリレート、ジペンタエリスリトー
ルヘキサアクリレートもしくはヘキサメタクリレ
ート、トリペンタエリスリトールテトラアクリレ
ートもしくはテトラメタクリレート、トリペンタ
エリスリトールペンタアクリレートもしくはペン
タメタクリレート、トリペンタエリスリトールヘ
キサアクリレートもしくはヘキサメタクリレー
ト、トリペンタエリスリトールヘプタアクリレー
トもしくはヘプタメタクリレート等の多価アルコ
ールのポリアクリレートもしくはポリメタクリレ
ート;マロン酸/トリメチロールエタン/アクリ
ル酸又はメタクリル酸、マロン酸/トリメチロー
ルプロパン/アクリル酸又はメタクリル酸、マロ
ン酸/グリセリン/アクリル酸又はメタクリル
酸、マロン酸/ペンタエリスリトール/アクリル
酸又はメタクリル酸、コハク酸/トリメチロール
エタン/アクリル酸又はメタクリル酸、コハク
酸/トリメチロールプロパン/アクリル酸又はメ
タクリル酸、コハク酸/グリセリン酸/アクリル
酸又はメタクリル酸、コハク酸/ペンタエリスリ
トール/アクリル酸又はメタクリル酸、アジピン
酸/トリメチロールエタン/アクリル酸又はメタ
クリル酸、アジピン酸/トリメチロールプロパ
ン/アクリル酸又はメタクリル酸、アジピン酸/
ペンタエリスリトール/アクリル酸又はメタクリ
ル酸、アジピン酸、グリセリン/アクリル酸又は
メタクリル酸、グルタル酸/トリメチロールエタ
ン/アクリル酸又はメタクリル酸、グルタル酸/
トリメチロールプロパン/アクリル酸又はメタク
リル酸、グルタル酸、グリセリン/アクリル酸又
はメタクリル酸、グルタル酸/ペンタエリスリト
ール/アクリル酸又はメタクリル酸、セバシン
酸/トリメチロールエタン/アクリル酸又はメタ
クリル酸、セバシン酸/トリメチロールプロパ
ン/アクリル酸又はメタクリル酸、セバシン酸/
グリセリン/アクリル酸又はメタクリル酸、セバ
シン酸/ペンタエリスリトール/アクリル酸又は
メタクリル酸、フマル酸/トリメチロールエタ
ン/アクリル酸又はメタクリル酸、フマル酸、ト
リメチロールプロパン/アクリル酸又はメタクリ
ル酸、フマル酸/グリセリン/アクリル酸又はメ
タクリル酸、フマル酸/ペンタエリスリトール/
アクリル酸又はメタクリル酸、イタコン酸/トリ
メチロールエタン/アクリル酸又はメタクリル
酸、イタコン酸/トリメチロールプロパン/アク
リル酸又はメタクリル酸、イタコン酸/ペンタエ
リスリトール/アクリル酸又はメタクリル酸、無
水マレイン酸/トリメチロールエタン/アクリル
酸又はメタクリル酸、無水マレイン酸/グリセリ
ン/アクリル酸又はメタクリル酸等の化合物の組
み合わせによる飽和又は不飽和ポリエステルポリ
アクリレート又はポリメタクリレート;トリメチ
ロールプロパントルイレンジイソシアネート、あ
るいは次の一般式で示されるポリイソシアネー
ト、 (式中Rはヘキサメチレンジイソシアネート、
トリレンジイソシアネート、ジフエニルメタンジ
イソシアネート、キシリレンジイソシアネート、
4,4−メチレンビス(シクロヘキシルイソシア
ネート)、イソホロンジイソシアネート又はトリ
メチルヘキサメチレンジイソシアネートの残基を
表わす)等のポリイソシアネートと活性水素を有
するアクリルモノマー、例えば、2−ヒドロキシ
エチルアクリレートもしくはメタクリレート、2
−ヒドロキシプロピルアクリレートもしくはメタ
クリレート、2−ヒドロキシ−3−メトキシプロ
ピルアクリレートもしくはメタクリレート、N−
メチロールアクリルアミドもしくはメタクリルア
ミド、N−ヒドロキシアクリルアミドもしくはメ
タクリルアミド等をイソシアネート1分子当り3
モル以上を常法により反応させて得られるウレタ
ンアクリレート;その他トリス(−2−ヒドロキシ
エチル)−イソシアヌル酸のトリアクリレートもし
くはトリメタクリレート等を挙げることが出来
る。 1分子中に1〜2個のα,β−エチレン系不飽
和結合を有する化合物としては、ラジカル重合活
性のある通常の単量体ならばどれでも用いること
ができるが、その重合性不飽和基がアクリロイル
オキシ又はメタクリロイルオキシ基を有する化合
物である方が、紫外線による重合活性が優れてい
るので好ましい。これらの化合物の具体例として
は、1分子中に2個のアクリロイルオキシ又はメ
タクリロイルオキシ基を有する化合物として、エ
チレングリコールジアクリレートもしくはジメタ
クリレート、ジエチレングリコールジアクリレー
トもしくはジメタクリレート、トリエチレングリ
コールジアクリレートもしくはジメタクリレー
ト、テトラエチレングリコールジアクリレートも
しくはジメタクリレート、ポリエチレングリコー
ルジアクリレートもしくはジメタクリレート、
1,4−ブタンジオールジアクリレートもしくは
ジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ
アクリレートもしくはジメタクリレート、ネオペ
ンチルグリコールジアクリレートもしくはジメタ
クリレート、プロピレングリコールジアクリレー
トもしくはジメタクリレート、ジプロピレングリ
コールジアクリレートもしくはジメタクリレー
ト;トリレンジイソシアネート、キシリレンジイ
ソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、テトラメチレン
ジイソシアネート、リジンジイソシアネート、
4,4′−ジフエニルメタンジイソシアネート等の
ジイソシアネートと活性水素を有するアクリルモ
ノマー、例えば、2−ヒドロキシエチルアクリレ
ートもしくはメタクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピルアクリレートもしくはメタクリレート、2
−ヒドロキシ−3−メトキシプロピルアクリレー
トもしくはメタクリレート、N−メチロールアク
リルアミドもしくはメタクリルアミド、N−ヒド
ロキシアクリルアミドもしくはメタクリルアミド
等をイソシアネート1分子当り2モルを常法によ
り反応させて得られるウレタンアクリレート;あ
るいは次の一般式 (式中、R1は水素またはメチル基、X1,X2
…,Xoは炭素数6以下の同じもしくは異なるア
ルキレン基またはその水素原子1個が水酸基で置
換された構造のものであり、nは0〜5の整数で
ある。)で示される化合物、例えば、2,2−ビ
ス(−4−アクリルオキシフエニル)−プロパン、
2,2−ビス(−4−メタクリルオキシフエニル)−
プロパン、2,2−ビス(−4−アクリルオキシエ
トキシフエニル)−プロパン、2,2−ビス(−4−
メタクリルオキシエトキシフエニル)−プロパン、
2,2−ビス(−4−アクリルオキシジエトキシフ
エニル)−プロパン、2,2−ビス(−4−メタクリ
ルオキシジエトキシフエニル)−プロパン、2,2
−ビス(−4−アクリルオキシプロポキシフエニル
)−プロパン、2,2−ビス(−4−メタクリルオキ
シプロポキシフエニル)−プロパン、2,2−ビス
〔−4−アクリルオキシ(2−ヒドロキシプロポキ
シ)フエニル〕−プロパン、2,2−ビス〔−4−メ
タクリルオキシ(2−ヒドロキシプロポキシ)フ
エニル〕−プロパン、2,2−ビス〔−4−アクリル
オキシ(2−ヒドロキシプロポキシエトキシ)フ
エニル〕−プロパン、2,2−ビス〔−4−メタクリ
ルオキシ(2−ヒドロキシプロポキシエトキシ)
フエニル〕−プロパン等を挙げることができる。 また1分子中に1個のアクリロイル又はメタク
リロイル基を有する化合物として、メチルアクリ
レートもしくはメタクリレート、プロピルアクリ
レートもしくはメタクリレート、ブチルアクリレ
ート、イソブチルアクリレート、t−ブチルアク
リレート、2−エテルヘキシルアクリレート、ラ
ウリルアクリレート、トリデシルアクリレート、
シクロヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエ
チルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアク
リレート、グリシジルアクリレート、テトラヒド
ロフルフリルアクリレート基、ベンジルアクリレ
ート、1,4−ブチレングリコールモノアクリレ
ート、エトキシエチルアクリレート、エチルカル
ビトールアクリレート、2−ヒドロキシ−3−ク
ロロプロピルアクリレート、アクリルアミド、N
−ヒドロキシメチルアクリルアミドもしくはメタ
クリルアミド、N−ヒドロキシエチルアクリルア
ミドもしくはメタクリルアミド、N−ヒドロキシ
プロピルアクリルアミドもしくはメタクリルアミ
ド、N−ヒドロキシブチルアクリルアミドもしく
はメタクリルアミド、ヒドロキシメチルジアセト
ンアクリルアミド、N−ヒドロキシエチル−N−
(メチル)アクリルアミド等を挙げることができ
る。 前述した如き1分子中に3個以上のアクリロイ
ルオキシ及び/又はメタクリロイルオキシ基を有
する化合物のうちでは、一般式(): (式中X11,X12,X13,X22,X23……Xo2,
Xo3,X14の内少なくとも3個はCH2=CH−COO
−基で、残りは水酸基、アミノ基、アルキレン基
又は置換されたアルキレン基等であり、n=2〜
5の整数である。) で示される化合物、例えば、ジペンタエリスリト
ールトリアクリレート、ジペンタエリスリトール
テトラアクリレート、ジペンタエリスリトールペ
ンタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキ
サアクリレート等は、空気中での紫外線による硬
化性が優れ、特に好ましい。 一般式()で示される化合物と併用し、空気
中での紫外線による硬化性に優れる1分子中に1
〜2個のアクリロイルオキシ又はメタクリロイル
オキシ基を有する化合物としては、一般式
(): (式中、X1,X2…,Xoは炭素数6以下の同じ
もしくは異なるアルキレン基またはその水素原子
1個が水酸基で置換された構造のものであり、n
は0〜5の整数である。) で示される2官能性単量体、例えば2,2−ビス
(−4−アクリルオキシエトキシフエニル)−プロパ
ン、2,2−ビス(−4−アクリルオキシジエトキ
シフエニル)−プロパン、2,2−ビス(−4−アク
リルオキシプロポキシフエニル)−プロパン、2,
2−ビス〔−4−アクリルオキシ(−2−ヒドロキシ
プロポキシ)フエニル〕−プロパン、2,2−ビス
〔−4−アクリルオキシ−(2−ヒドロキシプロポ
キシエトキシ)フエニル〕−プロパン等が好まし
く、また1官能性単量体としては、2−ヒドロキ
シエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピル
アクリレート、グリシジルアクリレート、テトラ
ヒドロフルフリルアクリレート、エトキシエチル
アクリレート、エチルカルビトールアクリレー
ト、ブトキシエチルアクリレート、1,4−ブチ
レングリコールモノアクリレートなどのように化
合物の側鎖に水酸基及び/又は環状エーテル結合
及び/又は鎖状エーテル結合を有するアクリレー
トが通常の大気中での紫外線による重合活性が優
れているので特に好ましい。 一般式()で示される多官能性アクリレート
が、次の一般式(): (式中Rは少なくとも3個がCH2=CH−COO
−基であり、残りは−H、水酸基、アミノ基、ア
ルキレン基、又は置換されたアルキレン基であ
り、n1,n2,n3,n4,m1,m2,m3およびm4は
0,1または2のいずれかの数値をとり、xは1
〜10までの正の整数である。) で示される化合物、例えば、マロン酸/トリメチ
ロールエタン/アクリル酸、マロン酸/トリメチ
ロールプロパン/アクリル酸、コハク酸/トリメ
チロールエタン/アクリル酸、コハク酸/トリメ
チロールプロパン/アクリル酸、アジピン酸/ト
リメチロールエタン/アクリル酸、またはアジピ
ン酸/トリメチロールプロパン/アクリル酸等の
化合物の組合せから合成されるエステル化反応物
等と、化合物()/化合物()=5〜1/5
の割合で併用使用された場合、得られる艶消し成
形品の耐候性、特に加速曝露、天然曝露による肌
荒れ、クラツク、膜はげ、密着性不良等の外観変
化が防止され、特に好ましい。 上記単量体混合物(A)と併用し、得られる成形品
を艶消しにする乳化系架橋共重合体もしくは共重
合体は、アルキル基の炭素数が1〜4のメタクリ
ル酸アルキルエステル及び/又は芳香族ビニルモ
ノマーとアルキル基の炭素数が1〜13のアクリル
酸アルキルエステルとを99.5/0.5〜40/60の割
合で含む反応性単量体75〜99重量%と1分子中に
2個以上のα,β−エチレン系不飽和結合を有す
る反応性単量体1〜25重量%とからなる架橋微小
粒子であり、常法の乳化重合によつて製造でき
る。得られた微小粒子が、1分子中に2個以上の
α,β−エチレン系不飽和結合を有する反応性単
量体1〜25重量%によつて架橋されたものである
ことは本発明にとつては必須であり、例えば、架
橋剤の量が1%未満の場合は、微小粒子が単量体
混合物(A)又は併用した有機溶剤によつて膨潤もし
くは溶解してしまい、被覆材組成物の系の粘度が
異常に大きくなつたり、粒子径が大きくなりすぎ
たりして、望ましい艶消し成形品が得られなくな
る。逆に、架橋剤の量が25重量%を越える場合に
は、微小粒子の重合が困難になつたり、得られた
成形品に均一、一様に粒子が付着しなくなつたり
する。好ましい範囲としては、2〜20重量%が適
当である。 微小粒子の粒径に関しては、粒径が0.05μ未満
であると光沢が強くなり、優れた艶消し効果が得
られず、逆に3μを越える場合は本発明の被覆材
組成物の分散安定性が不良となり、数日間被覆材
組成物を静置貯蔵しておくと微小粒子が下部に沈
降してくるようになる。光沢減少効果及び被覆材
組成物の静置安定性の面で最も好ましい粒径は
0.1μ〜2.0μの範囲である。 アルキル基の炭素数が1〜4のメタクリル酸ア
ルキルエステル及び/又は芳香族ビニルモノマー
とアルキル基の炭素数が1〜13のアクリル酸アル
キルエステルとを99.5/0.5〜40/60の割合で含
む反応性単量体を用いることによつて、単量体混
合物(A)による架橋硬化被膜への相溶性、あるいは
単量体混合物(A)からなる硬化被膜と乳化系架橋共
重合体からなる微小粒子の屈折率を一致させて曇
価等を減少させることができ、また基材樹脂への
付着性を向上させることができる。 このような単量体の具体例としては、メチルア
クリレートもしくはメタクリレート、エチルアク
リレートもしくはメタクリレート、プロピルアク
リレートもしくはメタクリレート、n−ブチルア
クリレートもしくはメタクリレート、イソブチル
アクリレートもしくはメタクリレート、t−ブチ
ルアクリレートもしくはメタクリレート、2−エ
チルヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアク
リレート、ラウリルアクリレート、n−オクチル
アクリレート、スチレン、α−メチルスチレン等
を挙げることができ、これらは上記の割合で混合
して使用できる。 1分子中に2個以上のα,β−エチレン系不飽
和結合を有する反応性単量体としては、重合活性
のある単量体ならば前記した一分子中に2個ない
しは3個以上のアクリロイルオキシ及び/又はメ
タクリロイルオキシ基を有する多官能性単量体で
あつてももちろん差しつかえないが、エチレング
リコールジクリレートもしくはジメタクリレー
ト、1,3−ブチレングリコールジアクリレート
もしくはジメタクリレート、1,4−ブチレング
リコールジアクリレートもしくはジメタクリレー
ト及びプロピレングリコールジアクリレートもし
くはジメタクリレートのようなアルキレングリコ
ールジアクリレートもしくはジメタクリレート;
ジビニルベンゼン、トリビニルベンゼン等のポリ
ビニルベンゼン;アリルメタクリレート、トリア
リルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート
等のアリル化合物が好ましい。 これらの反応性単量体を用いて乳化系架橋共重
合体もしくは共重合体を得るための重合に際し
て、n−オクチルメルカプタン、t−ドデジルメ
ルカプタン等の重合度調整剤を用いる事は可能で
あり、それらを用いて分子量分布を調整する方が
むしろ好ましい場合も多い。 乳化系架橋重合体もしくは共重合体からなる微
小粒子の配合量は、単量体混合物(A)に対して0.5
〜30重量部であり、好ましくは2〜20重量部であ
る。混合物(A)に対する配合量が0.5重量部未満の
ときは十分な艶消し効果が得られず、逆に30重量
部を越えると、艶消し架橋硬化膜の耐摩耗性及び
耐擦傷性が低下するようになる。 単量体混合物(A)及び微小架橋重合体もしくは共
重合体からなる被覆材組成物を硬化する手段とし
ては、通常20〜2000kVの電子線加速器から取り
出される電子線、α線、β線、γ線などの放射線
などの活性エネルギー線を照射しても可能である
が、経済的に容易に硬化するためには波長100nm
〜500nmの範囲の紫外線が好ましい。紫外線照射
雰囲気としては、窒素、炭酸ガス、アルゴン等の
不活性ガス中で照射してももちろん差しつかえな
いが、前記した特定のアクリロイルオキシ基を有
する化合物を使用すれば通常の大気中でも効率よ
く硬化することが可能で、最も好ましい方法であ
る。 活性エネルギー線として紫外線を用いる場合
は、単量体混合物(A)に対して光触媒又は光増感剤
を添加しておくのがよく、これらの光触媒又は光
増感剤としては、たとえば、ベンゾイル、ベンゾ
イルメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテ
ル、ベンゾインイソプロピルエーテル、アセトイ
ン、ブチロイン、トルオイン、ベンジル、ベンゾ
フエノン、p−メトキシベンゾフエノン、ジエト
キシアセトフエノン、α,α−ジメトキシ−α−
フエニルアセトフエノン、メチルフエニルグリオ
キシレート、エチルフエニルグリオキシレート、
4,4′−ビス(ジメチルアミノベンゾフエノン),
2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フエニルプロ
パン−1−オン等のカルボニル化合物、テトラメ
チルチウラムモノスルフイド、テトラメチルチウ
ラムジスルフイドなどの硫黄化合物、アゾビスイ
ソブチロニトリル、アゾビス−2,4−ジメチル
バレロニトリルなどのアゾ化合物、ベンゾイルパ
ーオキサイド、ジターシヤリブチルパーオキサイ
ドなどのパーオキサイド化合物などが挙げられ
る。単量体混合物(A)100重量部に対する配合量は
0.01〜6重量部が好ましく、多量に添加しすぎる
場合は架橋硬化被膜を着色させたり、耐候性の低
下を招くので好ましくなく、またその添加量が少
なすぎると紫外線による硬化性が悪くなる。 以上が本発明を構成する必要不可欠な構成成分
であるが、もし必要があれば形成される架橋硬化
被膜に制電性、防曇性あるいはその他の機能を付
与する目的で紫外線で重合活性のある他のビニル
系単量体の少なくとも1種を併用してもよい。ま
た必要に応じて酸化防止剤、光安定剤、熱重合防
止剤、紫外線吸収剤等の安定剤、着色剤等を適
宜、少量添加してもよい。 なお、得られた成形品の表面の被膜の平滑性、
均一性が特に要求される場合には、シリコン系レ
ベリング剤を少量配合しておくのがよい。好まし
くは、その分子構造がポリジメチルシロキサン単
位からなり、その一部がポリオキシアルキレン基
で変性されているものであり、変性度としてはメ
チルシロキサン基1単位CH3(SiO)1/2−に対して
少なくとも1種のオキシアルキレン基(−
OCH2CH2−、
物に関するものである。 ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、ABS樹脂、ナイロン樹脂、PET樹脂
などの熱可塑性樹脂の成形品は、一般に艶があ
り、それが用途によつては重要な特性とされる
が、一方ではこの様な艶がない方が好まれる用途
も多く、更に、近年では全光線透過率などの光学
的特性を損なうことなく、反射光線を散乱させ、
艶を無くするマツト板、ノングレア板等の用途も
多くなつてきた。 従来、このような成形品の艶消しを達成する方
法としては、シリカ、酸化チタン、酸化アルミ等
の微粒子を塗料に加えて塗装するか、あるいは樹
脂に配合し、成形時に何らかの方法によつて表面
にこれらのものを析出させ、艶を無くする方法
か、あるいはすでに微細な凹凸面を有する金型で
成形するか、あるいは微細な凹凸を持つたセルで
キヤスト重合する方法が用いられていた。しかる
に、シリカ、酸化チタン、酸化アルミ等を配合し
た塗料では、その塗料を貯蔵すると経時的に分散
安定性が不良となり、再分散が困難な固い沈降を
生じたり、あるいは艶消しの程度が変化したりす
る。又、金型とかセルキヤスト転写によつて艶消
し成形品を得る方法では、金型やセルの保守及び
管理に細心の注意を払う必要があり、かならずし
も有利な方法とは言えない。しかしながら、いず
れにしてもこのような方法では、一時的には艶消
し成形品が得られても、表面の耐摩耗性、耐擦傷
性に劣つているため容易に傷がつき易く、艶消し
面を損傷してしまうことが多い。 これらの欠点を改良するために、本発明者らが
鋭意検討をつづけたところ、架橋された微粒子状
乳化系重合体と特定の多官能アクリレートを主成
分としてなる被覆材組成物が優れた艶消し効果を
有し、かつ得られた成形品の耐摩耗性や耐擦傷性
にも優れ、被覆材組成物の貯蔵安定性も極めて優
れたものであるということを見い出し、本発明を
達成した。 すなわち本発明は、(a)1分子中に少なくとも3
個のアクリロイルオキシ及び/又はメタクリロイ
ルオキシ基を有する化合物30重量%以上と1分子
中に1〜2個のα,β−エチレン系不飽和結合を
有する化合物70重量%以下とからなる単量体混合
物(A)と、該混合物(A)100重量部に対して、(b)0.01
〜6.0重量部の、少なくとも1種の光増感剤と、
及び(c)0.5〜30重量部の、アルキル基の炭素数が
1〜4のメタクリル酸アルキルエステル及び/又
は芳香族ビニルモノマーとアルキル基の炭素数が
1〜13のアクリル酸アルキルエステルとを99.5/
0.5〜40/60の割合で含む反応性単量体75〜99重
量%と1分子中に2個以上のα,β−エチレン系
不飽和結合を有する反応性単量体1〜25重量%と
からなる乳化系架橋共重合体とを配合してなる活
性エネルギー線によつて硬化し、耐摩耗性及び耐
擦傷性に優れ、艶消し性を有する被覆材組成物を
提供するものである。 本発明における1分子中に少なくとも3個のア
クリロイルオキシ及び/又はメタクリロイルオキ
シ基を有する化合物は被覆材組成物の耐擦傷性及
び耐摩耗性を改善するためには必須であり、より
優れた耐摩耗性及び耐擦傷性を得るためにはこれ
らの3官能以上の化合物が、単量体混合物(A)の30
重量%以上を占めることが必要であり、かつ3官
能以上の化合物と1分子中に1〜2個のα,β−
エチレン系不飽和結合を有する化合物との混合物
(A)の重合性不飽和基1個当りの平均分子量が300
以下であることが望ましい。1分子中に3個以上
のアクリロイルオキシ及び/又はメタクリロイル
オキシ基を有する化合物の含有量が30重量%未満
の場合、あるいはこれらの化合物が30重量%以上
でも単量体混合物(A)の重合性不飽和基1個当りを
平均分子量が300を越える場合は十分な耐摩耗性
及び耐擦傷性が得られない場合がある。 1分子中に3個以上のアクリロイルオキシ及
び/又はメタクリロイルオキシ基を有する化合物
としては、トリメチロールプロパントリアクリレ
ートもしくはトリメタクリレート、トリメチロー
ルエタントリアクリレートもしくはトリメタクリ
レート、ペンタグリセロールトリアクリレートも
しくはトリメタクリレート、ペンタエリスリトー
ルトリアクリレートもしくはトリメタクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラアクリレートも
しくはテトラメタクリレート、グリセリントリア
クリレートもしくはトリメタクリレート、ジペン
タエリスリトールトリアクリレートもしくはトリ
メタクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ
アクリレートもしくはテトラメタクリレート、ジ
ペンタエリスリトールペンタアクリレートもしく
はペンタメタクリレート、ジペンタエリスリトー
ルヘキサアクリレートもしくはヘキサメタクリレ
ート、トリペンタエリスリトールテトラアクリレ
ートもしくはテトラメタクリレート、トリペンタ
エリスリトールペンタアクリレートもしくはペン
タメタクリレート、トリペンタエリスリトールヘ
キサアクリレートもしくはヘキサメタクリレー
ト、トリペンタエリスリトールヘプタアクリレー
トもしくはヘプタメタクリレート等の多価アルコ
ールのポリアクリレートもしくはポリメタクリレ
ート;マロン酸/トリメチロールエタン/アクリ
ル酸又はメタクリル酸、マロン酸/トリメチロー
ルプロパン/アクリル酸又はメタクリル酸、マロ
ン酸/グリセリン/アクリル酸又はメタクリル
酸、マロン酸/ペンタエリスリトール/アクリル
酸又はメタクリル酸、コハク酸/トリメチロール
エタン/アクリル酸又はメタクリル酸、コハク
酸/トリメチロールプロパン/アクリル酸又はメ
タクリル酸、コハク酸/グリセリン酸/アクリル
酸又はメタクリル酸、コハク酸/ペンタエリスリ
トール/アクリル酸又はメタクリル酸、アジピン
酸/トリメチロールエタン/アクリル酸又はメタ
クリル酸、アジピン酸/トリメチロールプロパ
ン/アクリル酸又はメタクリル酸、アジピン酸/
ペンタエリスリトール/アクリル酸又はメタクリ
ル酸、アジピン酸、グリセリン/アクリル酸又は
メタクリル酸、グルタル酸/トリメチロールエタ
ン/アクリル酸又はメタクリル酸、グルタル酸/
トリメチロールプロパン/アクリル酸又はメタク
リル酸、グルタル酸、グリセリン/アクリル酸又
はメタクリル酸、グルタル酸/ペンタエリスリト
ール/アクリル酸又はメタクリル酸、セバシン
酸/トリメチロールエタン/アクリル酸又はメタ
クリル酸、セバシン酸/トリメチロールプロパ
ン/アクリル酸又はメタクリル酸、セバシン酸/
グリセリン/アクリル酸又はメタクリル酸、セバ
シン酸/ペンタエリスリトール/アクリル酸又は
メタクリル酸、フマル酸/トリメチロールエタ
ン/アクリル酸又はメタクリル酸、フマル酸、ト
リメチロールプロパン/アクリル酸又はメタクリ
ル酸、フマル酸/グリセリン/アクリル酸又はメ
タクリル酸、フマル酸/ペンタエリスリトール/
アクリル酸又はメタクリル酸、イタコン酸/トリ
メチロールエタン/アクリル酸又はメタクリル
酸、イタコン酸/トリメチロールプロパン/アク
リル酸又はメタクリル酸、イタコン酸/ペンタエ
リスリトール/アクリル酸又はメタクリル酸、無
水マレイン酸/トリメチロールエタン/アクリル
酸又はメタクリル酸、無水マレイン酸/グリセリ
ン/アクリル酸又はメタクリル酸等の化合物の組
み合わせによる飽和又は不飽和ポリエステルポリ
アクリレート又はポリメタクリレート;トリメチ
ロールプロパントルイレンジイソシアネート、あ
るいは次の一般式で示されるポリイソシアネー
ト、 (式中Rはヘキサメチレンジイソシアネート、
トリレンジイソシアネート、ジフエニルメタンジ
イソシアネート、キシリレンジイソシアネート、
4,4−メチレンビス(シクロヘキシルイソシア
ネート)、イソホロンジイソシアネート又はトリ
メチルヘキサメチレンジイソシアネートの残基を
表わす)等のポリイソシアネートと活性水素を有
するアクリルモノマー、例えば、2−ヒドロキシ
エチルアクリレートもしくはメタクリレート、2
−ヒドロキシプロピルアクリレートもしくはメタ
クリレート、2−ヒドロキシ−3−メトキシプロ
ピルアクリレートもしくはメタクリレート、N−
メチロールアクリルアミドもしくはメタクリルア
ミド、N−ヒドロキシアクリルアミドもしくはメ
タクリルアミド等をイソシアネート1分子当り3
モル以上を常法により反応させて得られるウレタ
ンアクリレート;その他トリス(−2−ヒドロキシ
エチル)−イソシアヌル酸のトリアクリレートもし
くはトリメタクリレート等を挙げることが出来
る。 1分子中に1〜2個のα,β−エチレン系不飽
和結合を有する化合物としては、ラジカル重合活
性のある通常の単量体ならばどれでも用いること
ができるが、その重合性不飽和基がアクリロイル
オキシ又はメタクリロイルオキシ基を有する化合
物である方が、紫外線による重合活性が優れてい
るので好ましい。これらの化合物の具体例として
は、1分子中に2個のアクリロイルオキシ又はメ
タクリロイルオキシ基を有する化合物として、エ
チレングリコールジアクリレートもしくはジメタ
クリレート、ジエチレングリコールジアクリレー
トもしくはジメタクリレート、トリエチレングリ
コールジアクリレートもしくはジメタクリレー
ト、テトラエチレングリコールジアクリレートも
しくはジメタクリレート、ポリエチレングリコー
ルジアクリレートもしくはジメタクリレート、
1,4−ブタンジオールジアクリレートもしくは
ジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ
アクリレートもしくはジメタクリレート、ネオペ
ンチルグリコールジアクリレートもしくはジメタ
クリレート、プロピレングリコールジアクリレー
トもしくはジメタクリレート、ジプロピレングリ
コールジアクリレートもしくはジメタクリレー
ト;トリレンジイソシアネート、キシリレンジイ
ソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、テトラメチレン
ジイソシアネート、リジンジイソシアネート、
4,4′−ジフエニルメタンジイソシアネート等の
ジイソシアネートと活性水素を有するアクリルモ
ノマー、例えば、2−ヒドロキシエチルアクリレ
ートもしくはメタクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピルアクリレートもしくはメタクリレート、2
−ヒドロキシ−3−メトキシプロピルアクリレー
トもしくはメタクリレート、N−メチロールアク
リルアミドもしくはメタクリルアミド、N−ヒド
ロキシアクリルアミドもしくはメタクリルアミド
等をイソシアネート1分子当り2モルを常法によ
り反応させて得られるウレタンアクリレート;あ
るいは次の一般式 (式中、R1は水素またはメチル基、X1,X2
…,Xoは炭素数6以下の同じもしくは異なるア
ルキレン基またはその水素原子1個が水酸基で置
換された構造のものであり、nは0〜5の整数で
ある。)で示される化合物、例えば、2,2−ビ
ス(−4−アクリルオキシフエニル)−プロパン、
2,2−ビス(−4−メタクリルオキシフエニル)−
プロパン、2,2−ビス(−4−アクリルオキシエ
トキシフエニル)−プロパン、2,2−ビス(−4−
メタクリルオキシエトキシフエニル)−プロパン、
2,2−ビス(−4−アクリルオキシジエトキシフ
エニル)−プロパン、2,2−ビス(−4−メタクリ
ルオキシジエトキシフエニル)−プロパン、2,2
−ビス(−4−アクリルオキシプロポキシフエニル
)−プロパン、2,2−ビス(−4−メタクリルオキ
シプロポキシフエニル)−プロパン、2,2−ビス
〔−4−アクリルオキシ(2−ヒドロキシプロポキ
シ)フエニル〕−プロパン、2,2−ビス〔−4−メ
タクリルオキシ(2−ヒドロキシプロポキシ)フ
エニル〕−プロパン、2,2−ビス〔−4−アクリル
オキシ(2−ヒドロキシプロポキシエトキシ)フ
エニル〕−プロパン、2,2−ビス〔−4−メタクリ
ルオキシ(2−ヒドロキシプロポキシエトキシ)
フエニル〕−プロパン等を挙げることができる。 また1分子中に1個のアクリロイル又はメタク
リロイル基を有する化合物として、メチルアクリ
レートもしくはメタクリレート、プロピルアクリ
レートもしくはメタクリレート、ブチルアクリレ
ート、イソブチルアクリレート、t−ブチルアク
リレート、2−エテルヘキシルアクリレート、ラ
ウリルアクリレート、トリデシルアクリレート、
シクロヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエ
チルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアク
リレート、グリシジルアクリレート、テトラヒド
ロフルフリルアクリレート基、ベンジルアクリレ
ート、1,4−ブチレングリコールモノアクリレ
ート、エトキシエチルアクリレート、エチルカル
ビトールアクリレート、2−ヒドロキシ−3−ク
ロロプロピルアクリレート、アクリルアミド、N
−ヒドロキシメチルアクリルアミドもしくはメタ
クリルアミド、N−ヒドロキシエチルアクリルア
ミドもしくはメタクリルアミド、N−ヒドロキシ
プロピルアクリルアミドもしくはメタクリルアミ
ド、N−ヒドロキシブチルアクリルアミドもしく
はメタクリルアミド、ヒドロキシメチルジアセト
ンアクリルアミド、N−ヒドロキシエチル−N−
(メチル)アクリルアミド等を挙げることができ
る。 前述した如き1分子中に3個以上のアクリロイ
ルオキシ及び/又はメタクリロイルオキシ基を有
する化合物のうちでは、一般式(): (式中X11,X12,X13,X22,X23……Xo2,
Xo3,X14の内少なくとも3個はCH2=CH−COO
−基で、残りは水酸基、アミノ基、アルキレン基
又は置換されたアルキレン基等であり、n=2〜
5の整数である。) で示される化合物、例えば、ジペンタエリスリト
ールトリアクリレート、ジペンタエリスリトール
テトラアクリレート、ジペンタエリスリトールペ
ンタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキ
サアクリレート等は、空気中での紫外線による硬
化性が優れ、特に好ましい。 一般式()で示される化合物と併用し、空気
中での紫外線による硬化性に優れる1分子中に1
〜2個のアクリロイルオキシ又はメタクリロイル
オキシ基を有する化合物としては、一般式
(): (式中、X1,X2…,Xoは炭素数6以下の同じ
もしくは異なるアルキレン基またはその水素原子
1個が水酸基で置換された構造のものであり、n
は0〜5の整数である。) で示される2官能性単量体、例えば2,2−ビス
(−4−アクリルオキシエトキシフエニル)−プロパ
ン、2,2−ビス(−4−アクリルオキシジエトキ
シフエニル)−プロパン、2,2−ビス(−4−アク
リルオキシプロポキシフエニル)−プロパン、2,
2−ビス〔−4−アクリルオキシ(−2−ヒドロキシ
プロポキシ)フエニル〕−プロパン、2,2−ビス
〔−4−アクリルオキシ−(2−ヒドロキシプロポ
キシエトキシ)フエニル〕−プロパン等が好まし
く、また1官能性単量体としては、2−ヒドロキ
シエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピル
アクリレート、グリシジルアクリレート、テトラ
ヒドロフルフリルアクリレート、エトキシエチル
アクリレート、エチルカルビトールアクリレー
ト、ブトキシエチルアクリレート、1,4−ブチ
レングリコールモノアクリレートなどのように化
合物の側鎖に水酸基及び/又は環状エーテル結合
及び/又は鎖状エーテル結合を有するアクリレー
トが通常の大気中での紫外線による重合活性が優
れているので特に好ましい。 一般式()で示される多官能性アクリレート
が、次の一般式(): (式中Rは少なくとも3個がCH2=CH−COO
−基であり、残りは−H、水酸基、アミノ基、ア
ルキレン基、又は置換されたアルキレン基であ
り、n1,n2,n3,n4,m1,m2,m3およびm4は
0,1または2のいずれかの数値をとり、xは1
〜10までの正の整数である。) で示される化合物、例えば、マロン酸/トリメチ
ロールエタン/アクリル酸、マロン酸/トリメチ
ロールプロパン/アクリル酸、コハク酸/トリメ
チロールエタン/アクリル酸、コハク酸/トリメ
チロールプロパン/アクリル酸、アジピン酸/ト
リメチロールエタン/アクリル酸、またはアジピ
ン酸/トリメチロールプロパン/アクリル酸等の
化合物の組合せから合成されるエステル化反応物
等と、化合物()/化合物()=5〜1/5
の割合で併用使用された場合、得られる艶消し成
形品の耐候性、特に加速曝露、天然曝露による肌
荒れ、クラツク、膜はげ、密着性不良等の外観変
化が防止され、特に好ましい。 上記単量体混合物(A)と併用し、得られる成形品
を艶消しにする乳化系架橋共重合体もしくは共重
合体は、アルキル基の炭素数が1〜4のメタクリ
ル酸アルキルエステル及び/又は芳香族ビニルモ
ノマーとアルキル基の炭素数が1〜13のアクリル
酸アルキルエステルとを99.5/0.5〜40/60の割
合で含む反応性単量体75〜99重量%と1分子中に
2個以上のα,β−エチレン系不飽和結合を有す
る反応性単量体1〜25重量%とからなる架橋微小
粒子であり、常法の乳化重合によつて製造でき
る。得られた微小粒子が、1分子中に2個以上の
α,β−エチレン系不飽和結合を有する反応性単
量体1〜25重量%によつて架橋されたものである
ことは本発明にとつては必須であり、例えば、架
橋剤の量が1%未満の場合は、微小粒子が単量体
混合物(A)又は併用した有機溶剤によつて膨潤もし
くは溶解してしまい、被覆材組成物の系の粘度が
異常に大きくなつたり、粒子径が大きくなりすぎ
たりして、望ましい艶消し成形品が得られなくな
る。逆に、架橋剤の量が25重量%を越える場合に
は、微小粒子の重合が困難になつたり、得られた
成形品に均一、一様に粒子が付着しなくなつたり
する。好ましい範囲としては、2〜20重量%が適
当である。 微小粒子の粒径に関しては、粒径が0.05μ未満
であると光沢が強くなり、優れた艶消し効果が得
られず、逆に3μを越える場合は本発明の被覆材
組成物の分散安定性が不良となり、数日間被覆材
組成物を静置貯蔵しておくと微小粒子が下部に沈
降してくるようになる。光沢減少効果及び被覆材
組成物の静置安定性の面で最も好ましい粒径は
0.1μ〜2.0μの範囲である。 アルキル基の炭素数が1〜4のメタクリル酸ア
ルキルエステル及び/又は芳香族ビニルモノマー
とアルキル基の炭素数が1〜13のアクリル酸アル
キルエステルとを99.5/0.5〜40/60の割合で含
む反応性単量体を用いることによつて、単量体混
合物(A)による架橋硬化被膜への相溶性、あるいは
単量体混合物(A)からなる硬化被膜と乳化系架橋共
重合体からなる微小粒子の屈折率を一致させて曇
価等を減少させることができ、また基材樹脂への
付着性を向上させることができる。 このような単量体の具体例としては、メチルア
クリレートもしくはメタクリレート、エチルアク
リレートもしくはメタクリレート、プロピルアク
リレートもしくはメタクリレート、n−ブチルア
クリレートもしくはメタクリレート、イソブチル
アクリレートもしくはメタクリレート、t−ブチ
ルアクリレートもしくはメタクリレート、2−エ
チルヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアク
リレート、ラウリルアクリレート、n−オクチル
アクリレート、スチレン、α−メチルスチレン等
を挙げることができ、これらは上記の割合で混合
して使用できる。 1分子中に2個以上のα,β−エチレン系不飽
和結合を有する反応性単量体としては、重合活性
のある単量体ならば前記した一分子中に2個ない
しは3個以上のアクリロイルオキシ及び/又はメ
タクリロイルオキシ基を有する多官能性単量体で
あつてももちろん差しつかえないが、エチレング
リコールジクリレートもしくはジメタクリレー
ト、1,3−ブチレングリコールジアクリレート
もしくはジメタクリレート、1,4−ブチレング
リコールジアクリレートもしくはジメタクリレー
ト及びプロピレングリコールジアクリレートもし
くはジメタクリレートのようなアルキレングリコ
ールジアクリレートもしくはジメタクリレート;
ジビニルベンゼン、トリビニルベンゼン等のポリ
ビニルベンゼン;アリルメタクリレート、トリア
リルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート
等のアリル化合物が好ましい。 これらの反応性単量体を用いて乳化系架橋共重
合体もしくは共重合体を得るための重合に際し
て、n−オクチルメルカプタン、t−ドデジルメ
ルカプタン等の重合度調整剤を用いる事は可能で
あり、それらを用いて分子量分布を調整する方が
むしろ好ましい場合も多い。 乳化系架橋重合体もしくは共重合体からなる微
小粒子の配合量は、単量体混合物(A)に対して0.5
〜30重量部であり、好ましくは2〜20重量部であ
る。混合物(A)に対する配合量が0.5重量部未満の
ときは十分な艶消し効果が得られず、逆に30重量
部を越えると、艶消し架橋硬化膜の耐摩耗性及び
耐擦傷性が低下するようになる。 単量体混合物(A)及び微小架橋重合体もしくは共
重合体からなる被覆材組成物を硬化する手段とし
ては、通常20〜2000kVの電子線加速器から取り
出される電子線、α線、β線、γ線などの放射線
などの活性エネルギー線を照射しても可能である
が、経済的に容易に硬化するためには波長100nm
〜500nmの範囲の紫外線が好ましい。紫外線照射
雰囲気としては、窒素、炭酸ガス、アルゴン等の
不活性ガス中で照射してももちろん差しつかえな
いが、前記した特定のアクリロイルオキシ基を有
する化合物を使用すれば通常の大気中でも効率よ
く硬化することが可能で、最も好ましい方法であ
る。 活性エネルギー線として紫外線を用いる場合
は、単量体混合物(A)に対して光触媒又は光増感剤
を添加しておくのがよく、これらの光触媒又は光
増感剤としては、たとえば、ベンゾイル、ベンゾ
イルメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテ
ル、ベンゾインイソプロピルエーテル、アセトイ
ン、ブチロイン、トルオイン、ベンジル、ベンゾ
フエノン、p−メトキシベンゾフエノン、ジエト
キシアセトフエノン、α,α−ジメトキシ−α−
フエニルアセトフエノン、メチルフエニルグリオ
キシレート、エチルフエニルグリオキシレート、
4,4′−ビス(ジメチルアミノベンゾフエノン),
2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フエニルプロ
パン−1−オン等のカルボニル化合物、テトラメ
チルチウラムモノスルフイド、テトラメチルチウ
ラムジスルフイドなどの硫黄化合物、アゾビスイ
ソブチロニトリル、アゾビス−2,4−ジメチル
バレロニトリルなどのアゾ化合物、ベンゾイルパ
ーオキサイド、ジターシヤリブチルパーオキサイ
ドなどのパーオキサイド化合物などが挙げられ
る。単量体混合物(A)100重量部に対する配合量は
0.01〜6重量部が好ましく、多量に添加しすぎる
場合は架橋硬化被膜を着色させたり、耐候性の低
下を招くので好ましくなく、またその添加量が少
なすぎると紫外線による硬化性が悪くなる。 以上が本発明を構成する必要不可欠な構成成分
であるが、もし必要があれば形成される架橋硬化
被膜に制電性、防曇性あるいはその他の機能を付
与する目的で紫外線で重合活性のある他のビニル
系単量体の少なくとも1種を併用してもよい。ま
た必要に応じて酸化防止剤、光安定剤、熱重合防
止剤、紫外線吸収剤等の安定剤、着色剤等を適
宜、少量添加してもよい。 なお、得られた成形品の表面の被膜の平滑性、
均一性が特に要求される場合には、シリコン系レ
ベリング剤を少量配合しておくのがよい。好まし
くは、その分子構造がポリジメチルシロキサン単
位からなり、その一部がポリオキシアルキレン基
で変性されているものであり、変性度としてはメ
チルシロキサン基1単位CH3(SiO)1/2−に対して
少なくとも1種のオキシアルキレン基(−
OCH2CH2−、
【式】等)が0.1〜10.0
単位の範囲内で結合しているのが好ましい。オキ
シアルキレン基による変性度が0.1未満の場合は
被膜の平滑性はシリコン系界面活性剤を添加しな
い場合よりもむしろ悪くなり、一方オキシアルキ
レン基による変性度が10をこえる場合には被膜の
平滑性が低下するので好ましくない。シリコン系
レベリング剤を使用しない場合、場合によつて
は、得られた艶消し性成形品が白く濁る場合があ
るが、これを少量配合することによつてこの現象
を防止することも出来る。 本組成物を塗布する方法としては、刷手塗り流
し塗り、スプレー塗布、回転塗布あるいは浸漬塗
布などの方法が採用されるが、被覆材組成物の塗
布作業性、被膜の平滑性・均一性、硬化被膜の基
材に対する密着性向上の点からは適当な有機溶剤
を用いて浸漬法にて塗布するのが最も好ましい方
法である。 有機溶剤の使用量は、単量体混合物(A)100重量
部に対して100〜2000の割合であるのが好ましい。
有機溶剤の使用量が100重量部未満の場合には、
被膜の平滑性並びに均一性にすぐれたものが得ら
れず、一方2000重量部をこえる場合には膜厚が薄
くなりすぎて耐摩耗性、耐擦傷性が低下すること
がある。 被覆材組成物の合成樹脂成形品表面に対する塗
布量としては、硬化被膜の膜厚が1〜30μ、好ま
しくは1.5〜20μの範囲になるように塗布するのが
よい。架橋硬化被膜の膜厚が1μ未満の場合には
耐候性改善効果に劣り、30μを越える場合は基材
との密着性が低下したり、クラツク、ヘーズ等が
発生しやすくなつたりする。 本発明において耐摩耗性及び耐擦傷性に優れた
艶消し性合成樹脂成形品の製造に用いられる合成
樹脂成形品としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹
脂を問わず各種合成樹脂成形品、例えばポリメチ
ルメタアクリレート樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリアリルジグリコールカーボネート樹脂、
ポリスチレン樹脂、アクリロニトリル−スチレン
共重合樹脂(AS樹脂)、ポリ塩化ビニル樹脂、ア
セテート樹脂、ABS樹脂、ポリエステル樹脂な
どから製造されるシート状成形品、フイルム状成
形品、ロツド状成形品ならびに各種射出成形品な
どが具体例として挙げられる。これらの成形品の
内でもポリメチルメタクリレート樹脂、ポリカー
ボネート樹脂などから製造される成形品はその光
学的性質、耐熱性、耐衝撃性などの特性を生かし
て使用される場合が多く、かつ耐摩耗性及び耐候
性改良への要求も強いので、これらの成形品は本
発明に使用される合成樹脂成形品としては特に好
ましいものである。 以上、本発明の被覆材組成物並びにこれを用い
て製造される耐摩耗性及び耐擦傷性に優れた艶消
し性合成樹脂成形品は、その平滑性、耐薬品性、
耐久性にも優れた性能を有するものであり、艶消
し性が要求される分野、例えば、CRT用フイル
ター、テレビ用フイルター、タクシーメーター又
はデジタル表示板等のデイスプレー関係、照明・
光学関係、螢光表示管用フイルター、液晶用フイ
ルター等の用途に極めて有用である。 以下実施例によつて本発明をさらに詳細に説明
する。実施例中の部は重量部を示す。 なお実施例中の測定評価は次のような方法で行
なつた。 耐擦傷性 #000のスチールウールを直径25mmの円筒先端
に装着し、水平に置かれたサンプル面に接触さ
せ、100g荷重で5回転(20rpm)し、傷の付着程
度を目視観察する。 〇…サンプル表面にほとんど傷がつかない。 △…サンプル表面に傷がつく。 ×…サンプル表面にかなり傷がつく。 実施例1〜5、比較例1〜2 ジペンタエリスリトールペンタアクリレート10
部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
10部、テトラヒドロフルフリルアクリレート8
部、及びコハク酸1モル/トリメチロールエタン
2モル/アクリル酸4モルを反応させたエステル
(TAS)7部、イソプロピルアルコール35部、ト
ルエン30部、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−
フエニルプロパン−1−オン2部、シリコン系レ
ベリング剤0.2部からなる組成物に、表に示し
た化合物からなる微小架橋重合体を6部添加して
被覆材組成物を調合した。 これに、2mm厚のアクリル板(三菱レイヨン製
アクリライトL)を、浸漬速度1.0cm/secで浸漬
塗装し、3分間風乾後、2kWの高圧水銀燈を用
いて、照射距離20cmで、空気中で13秒間照射し
た。得られた結果を表に示す。
シアルキレン基による変性度が0.1未満の場合は
被膜の平滑性はシリコン系界面活性剤を添加しな
い場合よりもむしろ悪くなり、一方オキシアルキ
レン基による変性度が10をこえる場合には被膜の
平滑性が低下するので好ましくない。シリコン系
レベリング剤を使用しない場合、場合によつて
は、得られた艶消し性成形品が白く濁る場合があ
るが、これを少量配合することによつてこの現象
を防止することも出来る。 本組成物を塗布する方法としては、刷手塗り流
し塗り、スプレー塗布、回転塗布あるいは浸漬塗
布などの方法が採用されるが、被覆材組成物の塗
布作業性、被膜の平滑性・均一性、硬化被膜の基
材に対する密着性向上の点からは適当な有機溶剤
を用いて浸漬法にて塗布するのが最も好ましい方
法である。 有機溶剤の使用量は、単量体混合物(A)100重量
部に対して100〜2000の割合であるのが好ましい。
有機溶剤の使用量が100重量部未満の場合には、
被膜の平滑性並びに均一性にすぐれたものが得ら
れず、一方2000重量部をこえる場合には膜厚が薄
くなりすぎて耐摩耗性、耐擦傷性が低下すること
がある。 被覆材組成物の合成樹脂成形品表面に対する塗
布量としては、硬化被膜の膜厚が1〜30μ、好ま
しくは1.5〜20μの範囲になるように塗布するのが
よい。架橋硬化被膜の膜厚が1μ未満の場合には
耐候性改善効果に劣り、30μを越える場合は基材
との密着性が低下したり、クラツク、ヘーズ等が
発生しやすくなつたりする。 本発明において耐摩耗性及び耐擦傷性に優れた
艶消し性合成樹脂成形品の製造に用いられる合成
樹脂成形品としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹
脂を問わず各種合成樹脂成形品、例えばポリメチ
ルメタアクリレート樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリアリルジグリコールカーボネート樹脂、
ポリスチレン樹脂、アクリロニトリル−スチレン
共重合樹脂(AS樹脂)、ポリ塩化ビニル樹脂、ア
セテート樹脂、ABS樹脂、ポリエステル樹脂な
どから製造されるシート状成形品、フイルム状成
形品、ロツド状成形品ならびに各種射出成形品な
どが具体例として挙げられる。これらの成形品の
内でもポリメチルメタクリレート樹脂、ポリカー
ボネート樹脂などから製造される成形品はその光
学的性質、耐熱性、耐衝撃性などの特性を生かし
て使用される場合が多く、かつ耐摩耗性及び耐候
性改良への要求も強いので、これらの成形品は本
発明に使用される合成樹脂成形品としては特に好
ましいものである。 以上、本発明の被覆材組成物並びにこれを用い
て製造される耐摩耗性及び耐擦傷性に優れた艶消
し性合成樹脂成形品は、その平滑性、耐薬品性、
耐久性にも優れた性能を有するものであり、艶消
し性が要求される分野、例えば、CRT用フイル
ター、テレビ用フイルター、タクシーメーター又
はデジタル表示板等のデイスプレー関係、照明・
光学関係、螢光表示管用フイルター、液晶用フイ
ルター等の用途に極めて有用である。 以下実施例によつて本発明をさらに詳細に説明
する。実施例中の部は重量部を示す。 なお実施例中の測定評価は次のような方法で行
なつた。 耐擦傷性 #000のスチールウールを直径25mmの円筒先端
に装着し、水平に置かれたサンプル面に接触さ
せ、100g荷重で5回転(20rpm)し、傷の付着程
度を目視観察する。 〇…サンプル表面にほとんど傷がつかない。 △…サンプル表面に傷がつく。 ×…サンプル表面にかなり傷がつく。 実施例1〜5、比較例1〜2 ジペンタエリスリトールペンタアクリレート10
部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
10部、テトラヒドロフルフリルアクリレート8
部、及びコハク酸1モル/トリメチロールエタン
2モル/アクリル酸4モルを反応させたエステル
(TAS)7部、イソプロピルアルコール35部、ト
ルエン30部、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−
フエニルプロパン−1−オン2部、シリコン系レ
ベリング剤0.2部からなる組成物に、表に示し
た化合物からなる微小架橋重合体を6部添加して
被覆材組成物を調合した。 これに、2mm厚のアクリル板(三菱レイヨン製
アクリライトL)を、浸漬速度1.0cm/secで浸漬
塗装し、3分間風乾後、2kWの高圧水銀燈を用
いて、照射距離20cmで、空気中で13秒間照射し
た。得られた結果を表に示す。
【表】
【表】
架橋重合体は撹拌機、還流冷却器、窒素ガス導
入口等のついた反応容器に水250部、表に示し
たモノマー類各部、乳化剤2部、及び過硫酸カリ
ウム0.3部を仕込み、容器内を窒素ガスで十分置
換した後撹拌下75℃で5時間重合し、重合率約96
%のラテツクスを得た。透過法によればこのラテ
ツクスは0.2〜0.3μの粒子径を有していた。この
ラテツクスに5部の塩化カルシウムを加えて塩析
し、さらに脱水、水洗、乾燥して比較例1以外は
粉末状のポリマーを得た。 実施例6、比較例3〜5 表の架橋重合体の製造に用いたのと同様の反
応容器に、スチレン60部、エチルアクリレート20
部、メチルメタクリレート20部、トリアリルシア
ヌレート5部からなるモノマーと、乳化剤2部、
ベンゾイルパーオキサイド0.2部を仕込み、容器
内を十分窒素置換した後、撹拌下75℃で5時間重
合し、重合率95%のラテツクスを得た。得られた
ラテツクス中の粒子は光透過法によれば0.2〜
0.3μの粒子径を有していた。このラテツクスから
表の場合と同様にして粉末状の架橋重合体を得
た。 ジペンタエリトリトールテトラアクリレート5
部、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート
8部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレー
ト7部、テトラヒドロフルフリルアクリレート5
部、TAS5部、イソブチルアルコール35部、キシ
レン35部、1−(4−イソプロピルフエニル)−2
−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン2
部、シリコン系レベリング剤0.1部からなる組成
物に、上記架橋重合体又は、シリカ(SYLOID
−244)、酸化チタン(AEROSIL−TitaniumP−
25)又は酸化アルミニウム(AEROSIL−
Slumenum Oxide C)の微小粒子をそれぞれ5
部配合した。 得られた被覆材組成物中に実施例1〜5と同様
にしてアクリル板を浸漬し、硬化した成形品を得
た。得られた結果を表に示すが、液の貯蔵安定
性をみるために実験に使用した被覆材組成物を三
日間静置しておいた。
入口等のついた反応容器に水250部、表に示し
たモノマー類各部、乳化剤2部、及び過硫酸カリ
ウム0.3部を仕込み、容器内を窒素ガスで十分置
換した後撹拌下75℃で5時間重合し、重合率約96
%のラテツクスを得た。透過法によればこのラテ
ツクスは0.2〜0.3μの粒子径を有していた。この
ラテツクスに5部の塩化カルシウムを加えて塩析
し、さらに脱水、水洗、乾燥して比較例1以外は
粉末状のポリマーを得た。 実施例6、比較例3〜5 表の架橋重合体の製造に用いたのと同様の反
応容器に、スチレン60部、エチルアクリレート20
部、メチルメタクリレート20部、トリアリルシア
ヌレート5部からなるモノマーと、乳化剤2部、
ベンゾイルパーオキサイド0.2部を仕込み、容器
内を十分窒素置換した後、撹拌下75℃で5時間重
合し、重合率95%のラテツクスを得た。得られた
ラテツクス中の粒子は光透過法によれば0.2〜
0.3μの粒子径を有していた。このラテツクスから
表の場合と同様にして粉末状の架橋重合体を得
た。 ジペンタエリトリトールテトラアクリレート5
部、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート
8部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレー
ト7部、テトラヒドロフルフリルアクリレート5
部、TAS5部、イソブチルアルコール35部、キシ
レン35部、1−(4−イソプロピルフエニル)−2
−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン2
部、シリコン系レベリング剤0.1部からなる組成
物に、上記架橋重合体又は、シリカ(SYLOID
−244)、酸化チタン(AEROSIL−TitaniumP−
25)又は酸化アルミニウム(AEROSIL−
Slumenum Oxide C)の微小粒子をそれぞれ5
部配合した。 得られた被覆材組成物中に実施例1〜5と同様
にしてアクリル板を浸漬し、硬化した成形品を得
た。得られた結果を表に示すが、液の貯蔵安定
性をみるために実験に使用した被覆材組成物を三
日間静置しておいた。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (a) 1分子中に少なくとも3個のアクリロイ
ルオキシ及び/又はメタクリロイルオキシ基を
有する化合物30重量%以上と1分子中に1〜2
個のα,β−エチレン系不飽和結合を有する化
合物70重量%以下とからなる単量体混合物(A)
と、該混合物(A)100重量部に対して、 (b) 0.01〜6.0重量部の、少なくとも1種の光増
感剤と、及び (c) 0.5〜30重量部の、アルキル基の炭素数が1
〜4のメタクリル酸アルキルエステル及び/又
は芳香族ビニルモノマーとアルキル基の炭素数
が1〜13のアクリル酸アルキルエステルとを
99.5/0.5〜40/60の割合で含む反応性単量体
75〜99重量%と1分子中に2個以上のα,β−
エチレン系不飽和結合を有する反応性単量体1
〜25重量%とからなる乳化系架橋共重合体とを
配合してなる活性エネルギー線によつて硬化し
得る被覆材組成物。 2 乳化系架橋共重合体が0.05〜3.0μの粒径の微
粒子であることを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載の被覆材組成物。 3 1分子中に2個以上のα,β−エチレン系不
飽和結合を有する反応性単量体が、エチレングリ
コールジアクリレート、エチレングリコールジメ
タクリレート、1,3−ブチレングリコールジア
クリレート、1,3−ブチレングリコールジメタ
クリレート、1,4−ブチレングリコールジアク
リレート、1,4−ブチレングリコールジメタク
リレート、プロピレングリコールジアクリレート
又はプロピレングリコールジメタクリレートのよ
うなアルキレングリコールジアクリレート又はア
ルキレングリコールジメタクリレート;ジビニル
ベンゼン又はトリビニルベンゼン等のポリビニル
ベンゼン;アリルメタクリレート、トリアリルシ
アヌレート、又はトリアリルインシアヌレート等
のアリル化合物であることを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載の被覆材組成物。 4 1分子中に少なくとも3個のアクリロイルオ
キシ及び/又はメタクリロイルオキシ基を有する
化合物と1分子中に1〜2個のα,β−エチレン
系不飽和結合を有する化合物からなる混合物(A)の
重合性不飽和基1個当りの平均分子量が300以下
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の被覆材組成物。 5 混合物(A)100重量部に対して有機溶剤を100〜
2000重量部混合して用いることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の被覆材組成物。 6 1分子中に少なくとも3個のアクリロイルオ
キシ及び/又はメタクリロイルオキシ基を有する
化合物が一般式()で示される化合物の単独物
又は混合物であることを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の被覆材組成物。 (式中X11,X12,X13,X22,X23……Xo2,
Xo3,X14の内少なくとも3個はCH2=CH−COO
−基で、残りは水酸基、アミノ基、アルキレン基
又は置換されたアルキレン基等であり、nは2〜
5の整数である。) 7 1分子中に少なくとも3個のアクリロイルオ
キシ及び/又はメタクリロイルオキシ基を有する
化合物が、一般式()で示される化合物と一般
式()で示される化合物の混合物であり、化合
物()/化合物()の割合が5〜1/5の割
合にあることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の被覆材組成物。 (式中X11,X12,X13,X22,X23……Xo2,
Xo3,X14のうち少なくとも3個はCH2=CH−
COO−基で、残りは水酸基、アミノ基、アルキ
レン基又は置換されたアルキレン基等であり、n
は2〜5の整数である。) (式中Rは少なくとも3個がCH2=CH−COO
−基であり、残りは−H、水酸基、アミノ基、ア
ルキレン基又は置換されたアルキレン基であり、
n1,n2,n3,n4,m1,m2,m3およびm4は0,1
または2のいずれかの数値をとり、xは1〜10ま
での正の整数である。) 8 1分子中に1〜2個のα,β−エチレン系不
飽和結合を有する化合物が、1分子中に1個のア
クリロイルオキシ基を有し、側鎖に水酸基及び/
又は環状エーテル結合及び/又は鎖状エーテル結
合を有する化合物であることを特徴とする特許請
求の範囲第1記載の被覆材組成物。 9 一般式()で示される多官能単量体がジペ
ンタエリスリトールトリアクリレート、ジペンタ
エリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエ
リスリトールペンタアクリレートまたはジペンタ
エリスリトールヘキサアクリレートより選ばれた
ものであることを特徴とする特許請求の範囲第6
項又は第7項記載の被覆材組成物。 10 一般式()で示される多官能単量体がマ
ロン酸とトリメチロールエタンおよびアクリル酸
の反応物からなるエステル化合物、マロン酸とト
リメチロールプロパンおよびアクリル酸の反応物
からなるエステル化合物、コハク酸とトリメチロ
ールエタンおよびアクリル酸の反応物からなるエ
ステル化合物、コハク酸とトリメチロールプロパ
ンおよびアクリル酸の反応物からなるエステル化
合物、アジピン酸とトリメチロールエタンおよび
アクリル酸の反応物からなるエステル化合物、ま
たはアジピン酸とトリメチロールプロパンおよび
アクリル酸の反応物からなるエステル化合物から
選ばれたものであることを特徴とする特許請求の
範囲第7項記載の被覆材組成物。 11 活性エネルギー線が波長100nm〜500nmの
範囲の紫外線であることを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載の被覆材組成物。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57156832A JPS5951920A (ja) | 1982-09-10 | 1982-09-10 | 耐摩耗性に優れた艶消し性被覆材組成物 |
US06/525,895 US4518472A (en) | 1982-09-10 | 1983-08-24 | Delustering coating composition excellent in abrasion resistance |
AU18378/83A AU562579B2 (en) | 1982-09-10 | 1983-08-24 | Abrasion resistant delustering coating composition |
CA000435415A CA1205238A (en) | 1982-09-10 | 1983-08-26 | Delustering coating composition excellent in abrasion resistance |
EP83305049A EP0102830B1 (en) | 1982-09-10 | 1983-09-01 | Delustering coating composition excellent in abrasion resistance |
DE8383305049T DE3371789D1 (en) | 1982-09-10 | 1983-09-01 | Delustering coating composition excellent in abrasion resistance |
KR1019830004247A KR840006353A (ko) | 1982-09-10 | 1983-09-09 | 내마모성이 우수한 염소성 피복조성물 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57156832A JPS5951920A (ja) | 1982-09-10 | 1982-09-10 | 耐摩耗性に優れた艶消し性被覆材組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5951920A JPS5951920A (ja) | 1984-03-26 |
JPH0237937B2 true JPH0237937B2 (ja) | 1990-08-28 |
Family
ID=15636324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57156832A Granted JPS5951920A (ja) | 1982-09-10 | 1982-09-10 | 耐摩耗性に優れた艶消し性被覆材組成物 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5951920A (ja) |
KR (1) | KR840006353A (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5971335A (ja) * | 1982-10-19 | 1984-04-23 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | 被覆用硬化型樹脂組成物 |
JPS5978242A (ja) * | 1982-10-27 | 1984-05-07 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | 被覆用硬化型樹脂組成物 |
JPS5984926A (ja) * | 1982-11-05 | 1984-05-16 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | 被覆用硬化型樹脂組成物 |
JPS5986631A (ja) * | 1982-11-11 | 1984-05-18 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | 被覆用硬化型樹脂組成物 |
JPS5989332A (ja) * | 1982-11-12 | 1984-05-23 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | 被覆用硬化型樹脂組成物 |
JPS5989331A (ja) * | 1982-11-12 | 1984-05-23 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | 被覆用硬化型樹脂組成物 |
JPH0751641B2 (ja) * | 1985-10-04 | 1995-06-05 | 大日本印刷株式会社 | 耐擦傷性複合フィルムの製造方法 |
JP2560795B2 (ja) * | 1988-09-16 | 1996-12-04 | 大日本印刷株式会社 | 成形シートおよびそれを使用した成形品の製造法 |
KR100737723B1 (ko) * | 2001-07-27 | 2007-07-10 | 주식회사 동진쎄미켐 | 감광성 수지 조성물 |
EP3533846A4 (en) | 2016-10-28 | 2020-03-25 | Riken Technos Corporation | COATING MATERIAL FOR FORMING A HARD MAT COATING, AND DECORATIVE SHEET USING THE SAME |
-
1982
- 1982-09-10 JP JP57156832A patent/JPS5951920A/ja active Granted
-
1983
- 1983-09-09 KR KR1019830004247A patent/KR840006353A/ko not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5951920A (ja) | 1984-03-26 |
KR840006353A (ko) | 1984-11-29 |
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