JPH0113318Y2 - - Google Patents
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- JPH0113318Y2 JPH0113318Y2 JP1981098924U JP9892481U JPH0113318Y2 JP H0113318 Y2 JPH0113318 Y2 JP H0113318Y2 JP 1981098924 U JP1981098924 U JP 1981098924U JP 9892481 U JP9892481 U JP 9892481U JP H0113318 Y2 JPH0113318 Y2 JP H0113318Y2
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Landscapes
- Breakers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電路に流れる漏洩電流を検出して電路
をしや断する漏電しや断器に係り、その目的とす
るところは配線間違いで入力端子に負荷を接続す
ると共に出力端子に電源を接続した場合において
漏電事故で開閉機構部が接点を開極しながら且つ
増巾器及び電磁石装置への電源が遮断されないよ
うなことをなくして増巾器及び電磁石装置の耐量
不足による破壊を少くすると共に、この電源供給
を遮断する可動接触板の開閉距離を大きくして接
触信頼性を向上させることを目的としたものであ
る。
をしや断する漏電しや断器に係り、その目的とす
るところは配線間違いで入力端子に負荷を接続す
ると共に出力端子に電源を接続した場合において
漏電事故で開閉機構部が接点を開極しながら且つ
増巾器及び電磁石装置への電源が遮断されないよ
うなことをなくして増巾器及び電磁石装置の耐量
不足による破壊を少くすると共に、この電源供給
を遮断する可動接触板の開閉距離を大きくして接
触信頼性を向上させることを目的としたものであ
る。
以下本考案を一実施例として掲げた漏電しや断
器の図面第1図乃至第17図に基づいて説明す
る。第1図乃至第6図において、1は漏電しや断
器の器体であつて、共に合成樹脂にて形成された
器台2と蓋3とで構成され、互いにハトメ4にて
固定される。5は器台2の上端に装備された入力
端子装置であつて、締付ねじ6を設けた箱型の端
子金具7と、この端子金具7に一端が差込まれた
端子板8と、この端子板8と端子ねじ6との間に
折曲片を差込んだ当金9とでなり、端子板8の他
端即ち第3図及び第5図において下端には固定接
点10を設けている。而してこの端子装置5を器
台2に形成した凹所11に嵌込み鋲12にて端子
板8を器台2に固定する。13は固定接点10と
接離する可動接点、14はこの可動接点13を第
3図及び第5図中上方に位置する自由端に設けた
接点板であつて、この下方の接点板14の基端1
4aを固定接点10側が、高くなるような器台2
の中央に形成した傾斜面15に固定ねじ16にて
固定し、接点板14の自由端の可動接点13が固
定接点10との間に所要の開極巾をもつようにし
ている。而も、この接点板14は2枚の板を並設
して構成し弾性を十分有するようにしている。1
7は過電流に対応して変位するバイメタルで過電
流検出要素として設けられたものであり、その基
端側の一端17aを接点板14と共に前記固定ね
じ16にて器台2上に固定しており、自由端であ
り且つ前記過電流検出要素としての出力部となる
他端17bは器台に対して垂直方向即ち第3図で
は前方向、第5図では右方向に延出している。1
8は器台2の下端に装備された出力端子装置であ
つて、入力端子装置とほゞ同様の構造となつてお
り、第5図のように締付ねじ6を設けた箱型の端
子金具7と、この端子金具7に一端が差込まれた
端子板8と、この端子板8と端子ねじ6との間に
折曲片を差込んだ当金9とでなり、端子板8はL
字型に折曲げてこの他端を器台2に対して垂直方
向即ち第3図では前方向、第5図では右方向に向
けている。而してこの端子装置18は器台2に設
けた凹所19に嵌込み蓋体3にて抜止を行うので
ある。20は編組線であつて、バイメタル17の
他端17b近傍に一端を接合し且つ他端を端子装
置18の端子板8の他端に接合している。而し
て、入力端子装置5より固定接点10と可動接点
13と接点板14とバイメタル17と編組線20
とを介して出力端子装置18に電気的に接続され
て電路を構成するのである。而して上記のものを
一極としてその必要極数を一定間隔で第3図のよ
うに器台2に横方向に並べるのであり、実施例の
図面では2極型を表わしている。21は編組線2
0に被覆したチユーブであり、他極との絶縁を行
つている。而してこの器台2の入力端子装置5と
出力端子装置18との間には上部即ち入力端子装
置5側に電磁石装置22、中央に開閉機構部2
3、下部即ち出力端子装置18側に零相変流器2
4及び増巾器25の検出ブロツク26を配置して
いる。まずこの器台2の中央に配置した開閉機構
部23を第14図に示すブロツクとした斜視図及
び第15図に示す分解斜視図を参考にして説明す
ると、27は起倒型のハンドルで、支軸28によ
り中央を軸支され、その一方を把手27aとして
蓋体3の窓孔3aより突出し、且つ他方をカム部
27bとしている。29はハンドル27の復帰ば
ねで支軸28にて支持される。30はハンドル2
7その他の開閉機構部23を内装せる枠体で、両
側板31と底板32にて構成され、両側板31間
にハンドル27が位置し、且つ支軸28が支持さ
れる。而してこの枠体30は実施例の2極型の場
合は両極間に位置し、また3極型の場合は中央極
の直上に位置することとなる。33は底板32に
設けられたねじ孔で器台2を貫通した固定ねじ3
4が第6図のように螺合する。35は枠体30の
両側板31の両側に位置した隔壁で、器台2と一
体的に形成され、且つ可動の両接点板14との隔
壁を目的としている。36は枠体30の両側板3
1に設けられた細長切欠部、37はコ字型リンク
で、一端37aをハンドル27のカム部27bに
挿入され、且つ他端37bを細長切欠部36に挿
通している。従つてハンドル27を反転すればカ
ム部27bが支軸28に対し上下に反転し、且つ
コ字型リンク37の他端37bが細長切欠部36
を前後に動くのである。このコ字型リンク37の
連結部37cは絶縁チユーブ37dにて被覆され
ているハンドル27の復帰ばね29は、一方の端
29aがハンドル27に設けた凹所38に引掛
り、他方の端29bが枠体30の側板31に形成
した折曲片39に引掛つてハンドル27を常に開
極方向に作用させている。40は両側板31間に
位置した揺動板で、中央を前記コ字型リンク37
の他端37bに枢支されている。従つて揺動板4
0はリンク37の他端37bの動きに伴うのであ
る。41はリンク37の一端が挿通するハンドル
27のカム部27bの孔、42はリンク37の他
端が挿通する揺動板40の孔である。43は両接
点板14間に亘つた長さで、而も両接点板14を
同時に押圧する可動枠で、絶縁材料で形成せられ
ており、可動接点13と接点板14の基端14a
との間に位置し水平方向に動くのである。この可
動枠43は器台2に形成した横溝44を摺動し、
且つ一端43aが揺動板40の先端40aにて押
えられるのである。45は略Y字状に形成された
引外し枠で、一端45aを枠体30の両側板31
に支持されたピン46にて軸支し、且つ他端45
bを両極のバイメタル17に亘らせてこれらバイ
メタル17の他端17bの下部に位置している。
47は引外し枠45の他端45bに螺装された螺
子で、バイメタル17の他端17bとの間を調整
し開閉機構部23の遮断動作特性を変化させる。
48は螺子47の螺合するねじ孔、49は引外し
枠45のほゞ中間に位置した受段で、揺動板40
の後端40bがハンドル27をオン側に反転した
とき載りラツチがかかるのである。50は引外し
枠45に設けられた揺動板の後端40bのストツ
パで、このストツパ50と受段49との間に後端
40bが位置し、開閉機構部23の閉極から開極
になるときにこの揺動板40の後端40bが跳ね
上がるのを防ぐのである。51は引外し板45を
常に第6図中反時計方向に即ち揺動板40側に弾
圧したばねで、ピン46に支持され、一端51a
を枠体30の底板32に当て他端51bを引外し
枠45に当てる。52はこのばね51が嵌まる引
外し枠45の一端45aに形成した凹所、53は
引外し枠45の他端45bをU字型にした際に中
央に形成された凹部で、この凹部53は枠体30
の両側板31を嵌め且つハンドル27がこの中を
可動するのである。54は器台2の隔壁35と枠
体30との間に介在した絶縁板でほゞこの枠体3
0の側板31と同形状のものとしている。而して
上記接点10,13、接点板14、ハンドル2
7、リンク37、揺動板40、引外し枠45等に
よつて開閉機構部23を構成する。
器の図面第1図乃至第17図に基づいて説明す
る。第1図乃至第6図において、1は漏電しや断
器の器体であつて、共に合成樹脂にて形成された
器台2と蓋3とで構成され、互いにハトメ4にて
固定される。5は器台2の上端に装備された入力
端子装置であつて、締付ねじ6を設けた箱型の端
子金具7と、この端子金具7に一端が差込まれた
端子板8と、この端子板8と端子ねじ6との間に
折曲片を差込んだ当金9とでなり、端子板8の他
端即ち第3図及び第5図において下端には固定接
点10を設けている。而してこの端子装置5を器
台2に形成した凹所11に嵌込み鋲12にて端子
板8を器台2に固定する。13は固定接点10と
接離する可動接点、14はこの可動接点13を第
3図及び第5図中上方に位置する自由端に設けた
接点板であつて、この下方の接点板14の基端1
4aを固定接点10側が、高くなるような器台2
の中央に形成した傾斜面15に固定ねじ16にて
固定し、接点板14の自由端の可動接点13が固
定接点10との間に所要の開極巾をもつようにし
ている。而も、この接点板14は2枚の板を並設
して構成し弾性を十分有するようにしている。1
7は過電流に対応して変位するバイメタルで過電
流検出要素として設けられたものであり、その基
端側の一端17aを接点板14と共に前記固定ね
じ16にて器台2上に固定しており、自由端であ
り且つ前記過電流検出要素としての出力部となる
他端17bは器台に対して垂直方向即ち第3図で
は前方向、第5図では右方向に延出している。1
8は器台2の下端に装備された出力端子装置であ
つて、入力端子装置とほゞ同様の構造となつてお
り、第5図のように締付ねじ6を設けた箱型の端
子金具7と、この端子金具7に一端が差込まれた
端子板8と、この端子板8と端子ねじ6との間に
折曲片を差込んだ当金9とでなり、端子板8はL
字型に折曲げてこの他端を器台2に対して垂直方
向即ち第3図では前方向、第5図では右方向に向
けている。而してこの端子装置18は器台2に設
けた凹所19に嵌込み蓋体3にて抜止を行うので
ある。20は編組線であつて、バイメタル17の
他端17b近傍に一端を接合し且つ他端を端子装
置18の端子板8の他端に接合している。而し
て、入力端子装置5より固定接点10と可動接点
13と接点板14とバイメタル17と編組線20
とを介して出力端子装置18に電気的に接続され
て電路を構成するのである。而して上記のものを
一極としてその必要極数を一定間隔で第3図のよ
うに器台2に横方向に並べるのであり、実施例の
図面では2極型を表わしている。21は編組線2
0に被覆したチユーブであり、他極との絶縁を行
つている。而してこの器台2の入力端子装置5と
出力端子装置18との間には上部即ち入力端子装
置5側に電磁石装置22、中央に開閉機構部2
3、下部即ち出力端子装置18側に零相変流器2
4及び増巾器25の検出ブロツク26を配置して
いる。まずこの器台2の中央に配置した開閉機構
部23を第14図に示すブロツクとした斜視図及
び第15図に示す分解斜視図を参考にして説明す
ると、27は起倒型のハンドルで、支軸28によ
り中央を軸支され、その一方を把手27aとして
蓋体3の窓孔3aより突出し、且つ他方をカム部
27bとしている。29はハンドル27の復帰ば
ねで支軸28にて支持される。30はハンドル2
7その他の開閉機構部23を内装せる枠体で、両
側板31と底板32にて構成され、両側板31間
にハンドル27が位置し、且つ支軸28が支持さ
れる。而してこの枠体30は実施例の2極型の場
合は両極間に位置し、また3極型の場合は中央極
の直上に位置することとなる。33は底板32に
設けられたねじ孔で器台2を貫通した固定ねじ3
4が第6図のように螺合する。35は枠体30の
両側板31の両側に位置した隔壁で、器台2と一
体的に形成され、且つ可動の両接点板14との隔
壁を目的としている。36は枠体30の両側板3
1に設けられた細長切欠部、37はコ字型リンク
で、一端37aをハンドル27のカム部27bに
挿入され、且つ他端37bを細長切欠部36に挿
通している。従つてハンドル27を反転すればカ
ム部27bが支軸28に対し上下に反転し、且つ
コ字型リンク37の他端37bが細長切欠部36
を前後に動くのである。このコ字型リンク37の
連結部37cは絶縁チユーブ37dにて被覆され
ているハンドル27の復帰ばね29は、一方の端
29aがハンドル27に設けた凹所38に引掛
り、他方の端29bが枠体30の側板31に形成
した折曲片39に引掛つてハンドル27を常に開
極方向に作用させている。40は両側板31間に
位置した揺動板で、中央を前記コ字型リンク37
の他端37bに枢支されている。従つて揺動板4
0はリンク37の他端37bの動きに伴うのであ
る。41はリンク37の一端が挿通するハンドル
27のカム部27bの孔、42はリンク37の他
端が挿通する揺動板40の孔である。43は両接
点板14間に亘つた長さで、而も両接点板14を
同時に押圧する可動枠で、絶縁材料で形成せられ
ており、可動接点13と接点板14の基端14a
との間に位置し水平方向に動くのである。この可
動枠43は器台2に形成した横溝44を摺動し、
且つ一端43aが揺動板40の先端40aにて押
えられるのである。45は略Y字状に形成された
引外し枠で、一端45aを枠体30の両側板31
に支持されたピン46にて軸支し、且つ他端45
bを両極のバイメタル17に亘らせてこれらバイ
メタル17の他端17bの下部に位置している。
47は引外し枠45の他端45bに螺装された螺
子で、バイメタル17の他端17bとの間を調整
し開閉機構部23の遮断動作特性を変化させる。
48は螺子47の螺合するねじ孔、49は引外し
枠45のほゞ中間に位置した受段で、揺動板40
の後端40bがハンドル27をオン側に反転した
とき載りラツチがかかるのである。50は引外し
枠45に設けられた揺動板の後端40bのストツ
パで、このストツパ50と受段49との間に後端
40bが位置し、開閉機構部23の閉極から開極
になるときにこの揺動板40の後端40bが跳ね
上がるのを防ぐのである。51は引外し板45を
常に第6図中反時計方向に即ち揺動板40側に弾
圧したばねで、ピン46に支持され、一端51a
を枠体30の底板32に当て他端51bを引外し
枠45に当てる。52はこのばね51が嵌まる引
外し枠45の一端45aに形成した凹所、53は
引外し枠45の他端45bをU字型にした際に中
央に形成された凹部で、この凹部53は枠体30
の両側板31を嵌め且つハンドル27がこの中を
可動するのである。54は器台2の隔壁35と枠
体30との間に介在した絶縁板でほゞこの枠体3
0の側板31と同形状のものとしている。而して
上記接点10,13、接点板14、ハンドル2
7、リンク37、揺動板40、引外し枠45等に
よつて開閉機構部23を構成する。
次に器台2の下部即ち出力端子装置18側に配
置した零相変流器24及び増巾器25の検出ブロ
ツク26を第16図に示す斜視図及び第17図に
示す分解斜視図を参考にして説明すると、零相変
流器24の中央に形成した孔55に上記編組線2
0を挿通し、この編組線20に鈍れる電流が不平
衡となると即ち漏洩電流が流れるとその零相変流
器24の環状鉄心56に磁束が発生しその環状鉄
心に巻回したコイル57に電圧が発生して2次出
力が誘起される。58はその2次出力リード線
で、この端末は増巾器25に接続される。而して
この零相変流器24と増巾器とは開閉機構部23
側が開口の合成樹脂製のボツクス59に収納され
例えばエポキシの如き充填剤60にて包含して固
定され1ブロツクとして器台2の開閉機構部23
と出力端子装置18との間に形成した凹所61に
嵌込まれるのである。以下ボツクス59に装備さ
れる部品の具体的な形状を説明すると、零相変流
器24はその孔55の軸方向が垂直方向となるよ
うにボツクス59の前方即ち第4図乃至第6図で
は右方、第16図及び第17図では上方の周壁6
2aに当接させて内装し、且つ増巾器25は電子
部品を取付けたプリント配線板63を部品取付面
が零相変流器24側となるようにボツクスの後方
即ち第4図乃至第6図では左方、第16図及び第
17図では下方の周壁62bに平行に当接させて
内装している。而もボツクス59の前方右側には
段部63を設けこの段部63に試験電流限流用抵
抗器64を上下方向に取付けると共にその抵抗器
64の上側端子64aを折曲げて下方に向かせ前
方の周壁62aの右側に並設する。65は抵抗器
64を保持するボツクス59と一体に形成した押
え片で、段部63を形成した際に出来た側面63
a,63bとこの押え片65とで抵抗器64を保
持する。66は抵抗器64の上側端子64aが挿
通する孔67を有するボツクス59の上下端部に
ボツクス59と一体に形成した保持片で、抵抗器
64の上側端子64aを保持片66の孔67に挿
通させ下端部の保持片66を挿通した後に抵抗器
64の端子64aを折曲げて抜止めを行い、この
端子64aの保持片66間がテストスイツチ用の
固定接点となる。さらに、この端子64aにはニ
ツケル等の耐環境性のある金属をメツキ処理して
おり、接触信頼性を向上させている。68はテス
トスイツチ用の可動接触板で、ボツクス59の前
方の周壁62aの左端に形成した保持片69の孔
70に左方より接触部68aを差込みこの基部6
8bにて保持片69を嵌むと共に基部68bに形
成した切欠引掛片68cが保持片69に引掛り固
定される。さらにこの基部68bに設けた接続片
68cにリード線71の一端を接続しこのリード
線71を零相変流器24の孔55を挿通して増巾
器25のプリント配線板63に他端を接続する。
72は零相変流器24の孔55と連通するボツク
ス59の孔である。73は蓋体3に設けたテスト
釦で、蓋体3のハンドル27突出用の窓孔3aの
下端に形成した凹部74に釦部73aを前方に突
出させて内装し、この凹部74の後方に形成した
孔75に後端に引掛片をもつ一対の脚73bを挿
通させており、このテスト釦73を押すことによ
り、その脚73b後端が可動接触板68の接触部
68aが抵抗器64の上側端子64aに近づいて
当接しテストスイツチが閉極するのである。又、
そのテスト釦73は可動接触板68の復元力にて
元に戻るのである。76は衝撃電圧或いはサージ
電圧等を吸収するサージアプソーバであつてボツ
クス59の段部63の後方に所定の空間をあけて
仕切つた仕切壁77の後部に位置して内装し、こ
のサージアブソーバ76のリード線78と増巾器
25のプリント配線板63から引き出した一方が
前記可動接触板68のリード線71と電気接続す
る電源用リード線79とを仕切壁77により形成
された空間に挿入してボツクス59の下方に引き
出し、サージアブソーバ76のリード線78は
夫々出力端子装置18の端子板8の他端に接続
し、さらに増巾器25のリード線79は一方を抵
抗器64の下側端子64bに接続し他方を編組線
20及び可動接触板68のリード線71と共にボ
ツクス59の孔と零相変流器25の孔55とを挿
通してボツクス59の上方に引き出し器台2を挿
通して裏面に導びく。80は接点板14及び開閉
機構部23と検出ブロツク26との間に介在する
絶縁板であつて、1枚の板を折曲げて重ね合せ一
方を器台2の凹所61の上方側壁に当接し他方を
検出ブロツク26の上方側面に当接している。而
して零相変流器24、増巾器25、ボツクス5
9、抵抗器64、可動接触板68等で検出ブロツ
ク26を構成している。
置した零相変流器24及び増巾器25の検出ブロ
ツク26を第16図に示す斜視図及び第17図に
示す分解斜視図を参考にして説明すると、零相変
流器24の中央に形成した孔55に上記編組線2
0を挿通し、この編組線20に鈍れる電流が不平
衡となると即ち漏洩電流が流れるとその零相変流
器24の環状鉄心56に磁束が発生しその環状鉄
心に巻回したコイル57に電圧が発生して2次出
力が誘起される。58はその2次出力リード線
で、この端末は増巾器25に接続される。而して
この零相変流器24と増巾器とは開閉機構部23
側が開口の合成樹脂製のボツクス59に収納され
例えばエポキシの如き充填剤60にて包含して固
定され1ブロツクとして器台2の開閉機構部23
と出力端子装置18との間に形成した凹所61に
嵌込まれるのである。以下ボツクス59に装備さ
れる部品の具体的な形状を説明すると、零相変流
器24はその孔55の軸方向が垂直方向となるよ
うにボツクス59の前方即ち第4図乃至第6図で
は右方、第16図及び第17図では上方の周壁6
2aに当接させて内装し、且つ増巾器25は電子
部品を取付けたプリント配線板63を部品取付面
が零相変流器24側となるようにボツクスの後方
即ち第4図乃至第6図では左方、第16図及び第
17図では下方の周壁62bに平行に当接させて
内装している。而もボツクス59の前方右側には
段部63を設けこの段部63に試験電流限流用抵
抗器64を上下方向に取付けると共にその抵抗器
64の上側端子64aを折曲げて下方に向かせ前
方の周壁62aの右側に並設する。65は抵抗器
64を保持するボツクス59と一体に形成した押
え片で、段部63を形成した際に出来た側面63
a,63bとこの押え片65とで抵抗器64を保
持する。66は抵抗器64の上側端子64aが挿
通する孔67を有するボツクス59の上下端部に
ボツクス59と一体に形成した保持片で、抵抗器
64の上側端子64aを保持片66の孔67に挿
通させ下端部の保持片66を挿通した後に抵抗器
64の端子64aを折曲げて抜止めを行い、この
端子64aの保持片66間がテストスイツチ用の
固定接点となる。さらに、この端子64aにはニ
ツケル等の耐環境性のある金属をメツキ処理して
おり、接触信頼性を向上させている。68はテス
トスイツチ用の可動接触板で、ボツクス59の前
方の周壁62aの左端に形成した保持片69の孔
70に左方より接触部68aを差込みこの基部6
8bにて保持片69を嵌むと共に基部68bに形
成した切欠引掛片68cが保持片69に引掛り固
定される。さらにこの基部68bに設けた接続片
68cにリード線71の一端を接続しこのリード
線71を零相変流器24の孔55を挿通して増巾
器25のプリント配線板63に他端を接続する。
72は零相変流器24の孔55と連通するボツク
ス59の孔である。73は蓋体3に設けたテスト
釦で、蓋体3のハンドル27突出用の窓孔3aの
下端に形成した凹部74に釦部73aを前方に突
出させて内装し、この凹部74の後方に形成した
孔75に後端に引掛片をもつ一対の脚73bを挿
通させており、このテスト釦73を押すことによ
り、その脚73b後端が可動接触板68の接触部
68aが抵抗器64の上側端子64aに近づいて
当接しテストスイツチが閉極するのである。又、
そのテスト釦73は可動接触板68の復元力にて
元に戻るのである。76は衝撃電圧或いはサージ
電圧等を吸収するサージアプソーバであつてボツ
クス59の段部63の後方に所定の空間をあけて
仕切つた仕切壁77の後部に位置して内装し、こ
のサージアブソーバ76のリード線78と増巾器
25のプリント配線板63から引き出した一方が
前記可動接触板68のリード線71と電気接続す
る電源用リード線79とを仕切壁77により形成
された空間に挿入してボツクス59の下方に引き
出し、サージアブソーバ76のリード線78は
夫々出力端子装置18の端子板8の他端に接続
し、さらに増巾器25のリード線79は一方を抵
抗器64の下側端子64bに接続し他方を編組線
20及び可動接触板68のリード線71と共にボ
ツクス59の孔と零相変流器25の孔55とを挿
通してボツクス59の上方に引き出し器台2を挿
通して裏面に導びく。80は接点板14及び開閉
機構部23と検出ブロツク26との間に介在する
絶縁板であつて、1枚の板を折曲げて重ね合せ一
方を器台2の凹所61の上方側壁に当接し他方を
検出ブロツク26の上方側面に当接している。而
して零相変流器24、増巾器25、ボツクス5
9、抵抗器64、可動接触板68等で検出ブロツ
ク26を構成している。
次に器台2の上部即ち入力端子装置5側に配置
した電磁石装置22を第12図に示す斜視図及び
第13図に示す分解斜視図を参考にして説明する
と、81はヨークで、上下側板82,83とこの
側板82,83の前端を連結する前板84とこの
前板84の右端より後方へ垂下した右側板85と
この右側板85の後端より折曲げた底板86とこ
の底板86の左端から後方に折曲げた支持板87
とこの支持板87の後端から折曲げた固定板88
とで構成され、固定板88にネジ孔89を設け器
台2を貫通した固定ねじ90が第6図のように螺
合し、器台2に形成した段部91に固定される。
この段部91は接点10,13の各極を隔離する
役目をする。92はコイル枠で、上下側板93,
94とこの上下側板93,94を中央で連結する
筒95とで構成され、この筒95の周囲に上下側
板93,94に嵌まれてコイル96を巻回してい
る。97はこのコイル96の端末に接続したリー
ド線、98はコイル枠92の上下側板93,94
及び筒95を連通する孔である。而してこのコイ
ル枠92はヨーク81の上下側板82,83、前
板84、右側板85、底板86に嵌まれて取付け
られる。99はヨーク81の下側板83に固着さ
れた固定鉄心、100はこの固定鉄心99に対応
する可動鉄心、101は固定鉄心99と可動鉄心
100との間に介在する復帰ばねで、共にコイル
枠92の孔98に内装される。102は作動板
で、基部103とこの基部103の後端より上方
に延出した軸部104と前端より下方に延出した
作動部105とでなり、ヨーク81の下側板83
と固定鉄心99とを貫通する孔106にこの軸部
104を挿通して可動鉄心100に固着する。こ
の固着方法は可動鉄心100に形成した孔107
に軸部104を挿通して第4図のようにヨーク8
1の上側板82の孔108を介して可動鉄心10
0の上側面で溶接、ハンダ付を行う。勿論ねじ固
定でもよいし、カシメ固定でもよい。而して復帰
ばね101により可動鉄心100は固定鉄心9か
ら離れる方向に力が加わり、作動部105の基部
103がヨーク81の下側板83に当接した状態
で停止する。この状態でコイル96に電流が流れ
ると固定鉄心99と下側板83と前板84と上側
板82と可動鉄心100と復帰ばね101の介在
する空間との間に磁束が生じ可動鉄心100と固
定鉄心99との間に磁気吸引力が生じ可動鉄心1
00が固定鉄心99側に復帰ばね101のばね力
に反して可動しこれに伴つて作動板102が動く
ことゝなる。又、コイル96の電流が切れると復
帰ばね101の復元力にて元の状態に戻るのであ
る。さらに作動板102の作動部105はこの動
作方向に開閉機構部23の引外し板45の他端4
5bを対応させていて、作動板102の動き即ち
下方への押し出しによつて引外し枠45の他端4
5bを動作させるのである。109はヨーク81
の支持板87に形成したコイル96のリード線9
7が挿通する孔、110はヨーク81の下側板8
3から切り起した抑制片であつて、開閉機構部2
3の揺動板40の先端40aの前方への動きを止
めるのである。而してコイル96のリード線97
は器台2を挿通して裏面に導かれ、一方は上記増
巾器25の電源用リード線79の他方と接続す
る。111はこの接続部を絶縁するチユーブであ
る。さらに他方は第5図に示すように接点板14
の後方に位置して器台2に固定した固定接触片1
12に接続する。この固定接触片112は、接点
板14への可動接点13の固定と同時に可動接点
13側が固定される可動接点板113と対応し接
点10,13の閉極にてこの可動接点板113が
固定接触片112に当接して閉極し、接点10,
13の開極にて可動接点板113が固定接触片1
12から開離する。而してヨーク81、コイル9
6、コイル枠92、固定鉄心99、可動鉄心10
0、復帰ばね101、作動板102等で電磁石装
置22を構成する。114は検出ブロツク26の
抵抗器64の下側端子64bに一端を接続したリ
ード線で、この他端を上記固定接触片112及び
可動接点板113を配設した極とは異なる他の極
の出力端子装置18の端子板8の他端に接続す
る。115は器台2の凹部116を被う裏蓋、1
17は器台2に形成した漏電しや断器の取付孔で
ある。
した電磁石装置22を第12図に示す斜視図及び
第13図に示す分解斜視図を参考にして説明する
と、81はヨークで、上下側板82,83とこの
側板82,83の前端を連結する前板84とこの
前板84の右端より後方へ垂下した右側板85と
この右側板85の後端より折曲げた底板86とこ
の底板86の左端から後方に折曲げた支持板87
とこの支持板87の後端から折曲げた固定板88
とで構成され、固定板88にネジ孔89を設け器
台2を貫通した固定ねじ90が第6図のように螺
合し、器台2に形成した段部91に固定される。
この段部91は接点10,13の各極を隔離する
役目をする。92はコイル枠で、上下側板93,
94とこの上下側板93,94を中央で連結する
筒95とで構成され、この筒95の周囲に上下側
板93,94に嵌まれてコイル96を巻回してい
る。97はこのコイル96の端末に接続したリー
ド線、98はコイル枠92の上下側板93,94
及び筒95を連通する孔である。而してこのコイ
ル枠92はヨーク81の上下側板82,83、前
板84、右側板85、底板86に嵌まれて取付け
られる。99はヨーク81の下側板83に固着さ
れた固定鉄心、100はこの固定鉄心99に対応
する可動鉄心、101は固定鉄心99と可動鉄心
100との間に介在する復帰ばねで、共にコイル
枠92の孔98に内装される。102は作動板
で、基部103とこの基部103の後端より上方
に延出した軸部104と前端より下方に延出した
作動部105とでなり、ヨーク81の下側板83
と固定鉄心99とを貫通する孔106にこの軸部
104を挿通して可動鉄心100に固着する。こ
の固着方法は可動鉄心100に形成した孔107
に軸部104を挿通して第4図のようにヨーク8
1の上側板82の孔108を介して可動鉄心10
0の上側面で溶接、ハンダ付を行う。勿論ねじ固
定でもよいし、カシメ固定でもよい。而して復帰
ばね101により可動鉄心100は固定鉄心9か
ら離れる方向に力が加わり、作動部105の基部
103がヨーク81の下側板83に当接した状態
で停止する。この状態でコイル96に電流が流れ
ると固定鉄心99と下側板83と前板84と上側
板82と可動鉄心100と復帰ばね101の介在
する空間との間に磁束が生じ可動鉄心100と固
定鉄心99との間に磁気吸引力が生じ可動鉄心1
00が固定鉄心99側に復帰ばね101のばね力
に反して可動しこれに伴つて作動板102が動く
ことゝなる。又、コイル96の電流が切れると復
帰ばね101の復元力にて元の状態に戻るのであ
る。さらに作動板102の作動部105はこの動
作方向に開閉機構部23の引外し板45の他端4
5bを対応させていて、作動板102の動き即ち
下方への押し出しによつて引外し枠45の他端4
5bを動作させるのである。109はヨーク81
の支持板87に形成したコイル96のリード線9
7が挿通する孔、110はヨーク81の下側板8
3から切り起した抑制片であつて、開閉機構部2
3の揺動板40の先端40aの前方への動きを止
めるのである。而してコイル96のリード線97
は器台2を挿通して裏面に導かれ、一方は上記増
巾器25の電源用リード線79の他方と接続す
る。111はこの接続部を絶縁するチユーブであ
る。さらに他方は第5図に示すように接点板14
の後方に位置して器台2に固定した固定接触片1
12に接続する。この固定接触片112は、接点
板14への可動接点13の固定と同時に可動接点
13側が固定される可動接点板113と対応し接
点10,13の閉極にてこの可動接点板113が
固定接触片112に当接して閉極し、接点10,
13の開極にて可動接点板113が固定接触片1
12から開離する。而してヨーク81、コイル9
6、コイル枠92、固定鉄心99、可動鉄心10
0、復帰ばね101、作動板102等で電磁石装
置22を構成する。114は検出ブロツク26の
抵抗器64の下側端子64bに一端を接続したリ
ード線で、この他端を上記固定接触片112及び
可動接点板113を配設した極とは異なる他の極
の出力端子装置18の端子板8の他端に接続す
る。115は器台2の凹部116を被う裏蓋、1
17は器台2に形成した漏電しや断器の取付孔で
ある。
次に上述の漏電ブレーカの動作を説明する。第
5図及び第6図は開極した状態であつて接点1
0,13は開離している。又、揺動板40はリン
ク37に伴つてハンドル27側即ち同図中右方に
位置する。上記状態より閉極する際は第7図及び
第8図に示す如くハンドル27の把手27aを同
図中上方向に反転させてハンドル27を同図中反
時計方向に回転すると、これに伴つてカム部27
bは反転しこれにリンク37が伴いこのリンク3
7の他端37bが細長切欠部36内を器台2方向
に移動する。従つてこの他端37bに枢着されて
いる揺動板40は接点板14方向に全体として移
動しようとするのであるが、その後端40bが先
ず引外し枠45の受段49に当つてラツチがかか
り、従つて揺動板40のその後の動きは先端40
aのみとなり、この先端40aにて可動枠43が
器台2側に押し動かされ、接点板14も同様に器
台2方向に押し下げられる。このため接点板14
の動きで接点10,13間は接合し、且つこの状
態の維持はリンク37の一端37aがハンドル軸
28を越えた同図中下側に位置することによつて
行つている。勿論開極させる際はハンドル27の
把手27aを第5図及び第6図の如く下方向に反
転させリンク37の一端37aがハンドル軸28
を越えた同図中上側に位置させてリンク37を動
かし接点板14を自己の復元力にて復帰させて接
点10,13とを開極させる。而して、接点1
0,13間が接合すると、可動接点板113が固
定接触片112に接合し、電磁石装置22のコイ
ル96の一方のリード線97、電磁石装置22の
コイル96、このコイル96の他方のリード線9
7、増巾器25の他方のリード線79及び増巾器
25の一方のリード線79、リード線114を介
して増巾器25に電圧が印加されることゝなる。
続いて上記第7図及び第8図の閉極状態に於て漏
電が発生すると、零相変流器24がその不平衡電
流を検出しこの2次出力が増巾器25で増巾され
て増巾器25のリード線79間を短絡状態として
電磁石装置22のコイル96に電流を流し、第7
図で鎖線で示す如く作動板102の作動部105
が引外し枠45の他端45bを叩くと共に押し動
かすのである。而して引外し枠45は第7図及び
第8図の状態より下方向に反転し、揺動板40の
後端40bが受段49の逃げによつて外れること
によりラツチが外れ、後端40bが一気に器台2
側に動くから反対に先端40aはハンドル27側
即ち同図中右方に動き可動枠43の押圧を開放し
接点板14は自己の復元力にて復帰し接点10,
13間を開極するものである。このとき、可動接
点板113が固定接触片112から開離し、電磁
石装置22のコイル96、増幅器25等への電源
供給を停止する。このため、上記のような構成の
過電流防止型漏電ブレーカの施行に際し、配線間
違いで入力端子に負荷を接続すると共に出力端子
に電源を接続した場合においても、漏電事故で開
閉機構部23が開極しながら且つ増巾器25等へ
の電源が遮断されないようなことがなくなり、増
巾器等の部品が耐量不足により破壊されるような
ことがない。勿論第7図及び第8図の閉極状態で
テスト釦73の釦部73aを同図左方に押圧する
と、可動接触板68が抵抗器64の上側端子64
aに当接しリード線114、抵抗器64、可動接
触板68、可動接触板68のリード線71、増巾
器25の他方のリード線79、電磁石装置22の
コイル96の他方のリード線97、このコイル9
6、このコイル96の他方のリード線97、固定
接触片112、可動接触板113を介して電流が
流れ零相変流器24に不平衡電流を発生させて漏
電ブレーカの動作試験を行う。又、第7図及び第
8図の閉極状態に過電流が流れてバイメタル17
が自己発熱により応動した場合に於ては、第9図
及び第10図のようにここの過電流でバイメタル
17が図中下方向に変位し、その他端17bにて
引外し枠45が前述同様に時計方向に反転し、揺
動板40が動いて接点10,13は開極する。而
して接点10,13が開極した後は、ハンドル2
7は復帰ばね29のばね力にて反転しこのカム部
27bに伴つてリンク37の他端37bが細長切
欠部36内をハンドル27方向に移動する。従つ
てこの他端37bに枢着されている揺動板40は
ハンドル27方向に全体として移動しようとする
のであるが、その先端40aが電磁石装置22の
ヨーク81に形成した抑制片110に当り、従つ
て揺動板40のその後の動きは後端40bのみと
なり、この後端40bがハンドル27側に動き引
外し枠45のストツパ50と受段49との間に位
置して停止し、第5図及び第6図の如き開極状態
となる。
5図及び第6図は開極した状態であつて接点1
0,13は開離している。又、揺動板40はリン
ク37に伴つてハンドル27側即ち同図中右方に
位置する。上記状態より閉極する際は第7図及び
第8図に示す如くハンドル27の把手27aを同
図中上方向に反転させてハンドル27を同図中反
時計方向に回転すると、これに伴つてカム部27
bは反転しこれにリンク37が伴いこのリンク3
7の他端37bが細長切欠部36内を器台2方向
に移動する。従つてこの他端37bに枢着されて
いる揺動板40は接点板14方向に全体として移
動しようとするのであるが、その後端40bが先
ず引外し枠45の受段49に当つてラツチがかか
り、従つて揺動板40のその後の動きは先端40
aのみとなり、この先端40aにて可動枠43が
器台2側に押し動かされ、接点板14も同様に器
台2方向に押し下げられる。このため接点板14
の動きで接点10,13間は接合し、且つこの状
態の維持はリンク37の一端37aがハンドル軸
28を越えた同図中下側に位置することによつて
行つている。勿論開極させる際はハンドル27の
把手27aを第5図及び第6図の如く下方向に反
転させリンク37の一端37aがハンドル軸28
を越えた同図中上側に位置させてリンク37を動
かし接点板14を自己の復元力にて復帰させて接
点10,13とを開極させる。而して、接点1
0,13間が接合すると、可動接点板113が固
定接触片112に接合し、電磁石装置22のコイ
ル96の一方のリード線97、電磁石装置22の
コイル96、このコイル96の他方のリード線9
7、増巾器25の他方のリード線79及び増巾器
25の一方のリード線79、リード線114を介
して増巾器25に電圧が印加されることゝなる。
続いて上記第7図及び第8図の閉極状態に於て漏
電が発生すると、零相変流器24がその不平衡電
流を検出しこの2次出力が増巾器25で増巾され
て増巾器25のリード線79間を短絡状態として
電磁石装置22のコイル96に電流を流し、第7
図で鎖線で示す如く作動板102の作動部105
が引外し枠45の他端45bを叩くと共に押し動
かすのである。而して引外し枠45は第7図及び
第8図の状態より下方向に反転し、揺動板40の
後端40bが受段49の逃げによつて外れること
によりラツチが外れ、後端40bが一気に器台2
側に動くから反対に先端40aはハンドル27側
即ち同図中右方に動き可動枠43の押圧を開放し
接点板14は自己の復元力にて復帰し接点10,
13間を開極するものである。このとき、可動接
点板113が固定接触片112から開離し、電磁
石装置22のコイル96、増幅器25等への電源
供給を停止する。このため、上記のような構成の
過電流防止型漏電ブレーカの施行に際し、配線間
違いで入力端子に負荷を接続すると共に出力端子
に電源を接続した場合においても、漏電事故で開
閉機構部23が開極しながら且つ増巾器25等へ
の電源が遮断されないようなことがなくなり、増
巾器等の部品が耐量不足により破壊されるような
ことがない。勿論第7図及び第8図の閉極状態で
テスト釦73の釦部73aを同図左方に押圧する
と、可動接触板68が抵抗器64の上側端子64
aに当接しリード線114、抵抗器64、可動接
触板68、可動接触板68のリード線71、増巾
器25の他方のリード線79、電磁石装置22の
コイル96の他方のリード線97、このコイル9
6、このコイル96の他方のリード線97、固定
接触片112、可動接触板113を介して電流が
流れ零相変流器24に不平衡電流を発生させて漏
電ブレーカの動作試験を行う。又、第7図及び第
8図の閉極状態に過電流が流れてバイメタル17
が自己発熱により応動した場合に於ては、第9図
及び第10図のようにここの過電流でバイメタル
17が図中下方向に変位し、その他端17bにて
引外し枠45が前述同様に時計方向に反転し、揺
動板40が動いて接点10,13は開極する。而
して接点10,13が開極した後は、ハンドル2
7は復帰ばね29のばね力にて反転しこのカム部
27bに伴つてリンク37の他端37bが細長切
欠部36内をハンドル27方向に移動する。従つ
てこの他端37bに枢着されている揺動板40は
ハンドル27方向に全体として移動しようとする
のであるが、その先端40aが電磁石装置22の
ヨーク81に形成した抑制片110に当り、従つ
て揺動板40のその後の動きは後端40bのみと
なり、この後端40bがハンドル27側に動き引
外し枠45のストツパ50と受段49との間に位
置して停止し、第5図及び第6図の如き開極状態
となる。
かように本考案は、電路に設けた接点10,1
3の可動側に一端14aを固定端とし他端を可動
接点13を固着した自由端とすると共に中間が作
用されて接点10,13の開閉をする接点板14
を設け、この接点板14の閉極側の面に可動接点
13の固着にて一端が固着され自由端を接点板1
4の開閉作用点よりも接点板14の固定端14a
側に位置させた可動接点板113を並設すると共
にこの可動接点板113の自由端と離合する固定
接触片112を設け、この固定接触片112及び
可動接点板113を介して増巾器25及び電磁石
装置22に電源供給したから、接点10,13の
開閉動作に対応して電源供給及び遮断をするの
で、入力端子に負荷を接続し出力端子に電源を接
続する所謂逆接続した場合においても漏電事故で
開閉機構部23が接点10,13を開極しながら
増巾器25及び電磁石装置22への電源供給する
ことがなくなり増巾器25や電磁石装置22の通
電継続による焼損を少なく出来ると共に、さらに
可動接点板113は接点板14の開閉作用点を挟
んで一端を可動接点13側に固着し他端を固定接
触片112に離合する自由端としているので、接
点板14が閉極する過程で、可動接点13が固定
接点10と当接しさらにこの接点圧力を確保する
為に接点板14が一層閉極作用され接点板14が
反対側に湾曲したときに可動接点板113は可動
接点13側の固定端を中心として接点板14の作
用点の湾曲の影響を受けて一層可動接点板113
の自由端がてこ作用により移動巾を大きくし固定
接触片112に当接する関係から、例えば接点板
14の固定端に可動接点板113の一端が固定さ
れるものに比べ自由端の可動距離が大きくなり、
可動接点板113と固定接触片112との接触信
頼性を向上させることが出来る効果がある。
3の可動側に一端14aを固定端とし他端を可動
接点13を固着した自由端とすると共に中間が作
用されて接点10,13の開閉をする接点板14
を設け、この接点板14の閉極側の面に可動接点
13の固着にて一端が固着され自由端を接点板1
4の開閉作用点よりも接点板14の固定端14a
側に位置させた可動接点板113を並設すると共
にこの可動接点板113の自由端と離合する固定
接触片112を設け、この固定接触片112及び
可動接点板113を介して増巾器25及び電磁石
装置22に電源供給したから、接点10,13の
開閉動作に対応して電源供給及び遮断をするの
で、入力端子に負荷を接続し出力端子に電源を接
続する所謂逆接続した場合においても漏電事故で
開閉機構部23が接点10,13を開極しながら
増巾器25及び電磁石装置22への電源供給する
ことがなくなり増巾器25や電磁石装置22の通
電継続による焼損を少なく出来ると共に、さらに
可動接点板113は接点板14の開閉作用点を挟
んで一端を可動接点13側に固着し他端を固定接
触片112に離合する自由端としているので、接
点板14が閉極する過程で、可動接点13が固定
接点10と当接しさらにこの接点圧力を確保する
為に接点板14が一層閉極作用され接点板14が
反対側に湾曲したときに可動接点板113は可動
接点13側の固定端を中心として接点板14の作
用点の湾曲の影響を受けて一層可動接点板113
の自由端がてこ作用により移動巾を大きくし固定
接触片112に当接する関係から、例えば接点板
14の固定端に可動接点板113の一端が固定さ
れるものに比べ自由端の可動距離が大きくなり、
可動接点板113と固定接触片112との接触信
頼性を向上させることが出来る効果がある。
図面第1図乃至第17図は本考案の漏電しや断
器の一実施例を示し、第1図は正面図、第2図は
左側面図、第3図は蓋体を外した正面図、第4図
は第1図の開極状態を示すA−A断面図、第5図
は第1図の開極状態を示すB−B断面図、第6図
は第1図の開極状態を示すC−C断面図、第7図
は第1図の閉極状態を示すB−B断面図、第8図
は第1図の閉極状態を示すC−C断面図、第9図
は第1図の引き外し状態を示すB−B断面図、第
10図は第1図の引外し状態を示すC−C断面
図、第11図は蓋体を外した状態の斜視図、第1
2図は電磁石装置の斜視図、第13図は電磁石装
置の分解斜視図、第14図は開閉機構部の斜視
図、第15図は開閉機構部の分解斜視図、第16
図は検出ブロツクの斜視図、第17図は検出ブロ
ツクの分解斜視図である。 1……器体、2……器台、3……蓋体、10…
…固定接点、13……可動接点、14……接点
板、22……電磁石装置、23……開閉機構部、
24……零相変流器、25……増巾器、26……
検出ブロツク、27……ハンドル、112……固
定接触片、113……可動接点板。
器の一実施例を示し、第1図は正面図、第2図は
左側面図、第3図は蓋体を外した正面図、第4図
は第1図の開極状態を示すA−A断面図、第5図
は第1図の開極状態を示すB−B断面図、第6図
は第1図の開極状態を示すC−C断面図、第7図
は第1図の閉極状態を示すB−B断面図、第8図
は第1図の閉極状態を示すC−C断面図、第9図
は第1図の引き外し状態を示すB−B断面図、第
10図は第1図の引外し状態を示すC−C断面
図、第11図は蓋体を外した状態の斜視図、第1
2図は電磁石装置の斜視図、第13図は電磁石装
置の分解斜視図、第14図は開閉機構部の斜視
図、第15図は開閉機構部の分解斜視図、第16
図は検出ブロツクの斜視図、第17図は検出ブロ
ツクの分解斜視図である。 1……器体、2……器台、3……蓋体、10…
…固定接点、13……可動接点、14……接点
板、22……電磁石装置、23……開閉機構部、
24……零相変流器、25……増巾器、26……
検出ブロツク、27……ハンドル、112……固
定接触片、113……可動接点板。
Claims (1)
- 電路に流れる漏洩電流を検出する零相変流器
と、この零相変流器の2次出力を増巾する増巾器
と、この増巾器の出力に応答して動作する電磁石
装置と、前記電路に設けた接点をハンドル操作に
て開閉自在としさらに接点の閉極時には前記電磁
石装置の動作にて外れるラツチがかかりこのラツ
チの外れにて接点を開極する開閉機構部とでなる
漏電しや断器に於いて、前記接点の可動側に一端
を固定端とし他端を可動接点を固着した自由端と
すると共に中間が作用されて接点の開閉をする接
点板を設け、この接点板の閉極側の面に前記可動
接点の固着にて一端が固着され自由端を前記接点
板の開閉作用点よりも前記接点板の固定端側に位
置させた可動接点板を並設すると共にこの可動接
点板の自由端と離合する固定接触片を設け、この
固定接触片及び前記可動接点板を介して前記増巾
器及び電磁石装置に電源供給した漏電しや断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9892481U JPS585266U (ja) | 1981-07-01 | 1981-07-01 | 漏電しや断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9892481U JPS585266U (ja) | 1981-07-01 | 1981-07-01 | 漏電しや断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS585266U JPS585266U (ja) | 1983-01-13 |
JPH0113318Y2 true JPH0113318Y2 (ja) | 1989-04-19 |
Family
ID=29893669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9892481U Granted JPS585266U (ja) | 1981-07-01 | 1981-07-01 | 漏電しや断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS585266U (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5852858U (ja) * | 1981-09-28 | 1983-04-09 | テンパール工業株式会社 | 漏電しや断器 |
JPS59158079U (ja) * | 1983-04-07 | 1984-10-23 | カシオ計算機株式会社 | 時計ケ−スの裏蓋部構造 |
JPH0425795Y2 (ja) * | 1985-04-15 | 1992-06-22 | ||
JPH0334039Y2 (ja) * | 1985-08-29 | 1991-07-18 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54137770U (ja) * | 1978-03-13 | 1979-09-25 |
-
1981
- 1981-07-01 JP JP9892481U patent/JPS585266U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS585266U (ja) | 1983-01-13 |
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