JP4475748B2 - 漏電遮断器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、漏電検出セットを組み込んだ漏電遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の漏電遮断器は図4に示すように、漏電検出セット51の電流検出素子にて漏電を検出しリード部品、チップ部品からなる回路部らの漏電情報により作動するトリップ装置52とは漏電遮断器のケース50内にそれぞれ離して設置していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来のものにあっては漏電検出セット51とトリップ装置52との接続は中継基板53を介してリード線54により行うものであって、そのため、分離している各部品を接続しなければならず、接続作業が面倒であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明は、一面に零相変流器等の漏電検出素子(7a)とリード部品(7b)を一体に配置するとともに他面にトリップ装置(8) を一体に配置した漏電検出回路基板(6)を、前記トリップ装置(8) をトリガープレート(5) に臨ませるとともに該漏電検出回路基板(6)の他面をバイメタル(11)に臨ませて漏電遮断器のケース(1) 内に組み込んだことを特徴とするものである。また、テストフィンガーを漏電検出回路基板の他面に設けてもよい。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態を図1〜図3基づいて詳細に説明する。
1は漏電遮断器のケース、2はケ−ス1の上部に枢支されて左右に揺動されてオン、オフ及びトリップ状態をとるハンドル、3はハンドルに連動して固定接触子3aと開閉する可動接触子、4はトリガープレート5に支持されてハンドル2を安定位置でオン、オフさせるクレドルであり、該クレドル4はトリガープレ−ト5が異常電流により作動させられ該クレドル4の支持を解除して可動接触子3を強制的に解離させるとともにハンドル2をトリップ状態にするものである。
【0006】
6は漏電検出回路基板であり、該漏電検出回路基板6の一面には漏電検出セット7の零相変流器等の漏電検出素子7a、制限抵抗・IC等のリード部品7bが配置されている。また、該漏電検出回路基板6の他面には前記漏電検出セット7からの漏電情報により作動して前記トリガープレート5を釈放するトリップ装置8が配置されている。そして、該漏電検出回路基板6はトリップ装置8を前記トリガープレート5に臨ませて漏電遮断器のケース1内に組み込まされている。なお、トリガープレート5は、該漏電検出回路基板6とトリップ装置8により形成される空間に配置されている。
【0007】
9はケース1の上面に臨ませた押しボタン10の操作でトリップ装置8の作動状況を確認するテストフィンガーであり、該テストフィンガー9は漏電検出回路基板6の他面にトリップ装置8の側方に設けられている。11は過電流による発熱により彎曲しトリガープレート5をクレドル4の釈放側に作動させるバイメタルであり、該バイメタル11は漏電検出回路基板6の他面とトリガープレート5の間に下端をケース1の下面に取り付けた支持枠金具12の背板部12aに溶着されて取り付けられている。13は短絡時の過大電流が流れた時に瞬時にトリガープレート5を作動させる電磁石装置であり、該電磁石装置13はトリガープレート5の裏面に添装した磁性板5aとバイメタル11の両側面及び背面を囲装した前記支持枠金具12の上部に連設した断面コ字型の枠金具14とよりなりバイメタル10に発生する電磁力により磁性板5aを枠金具14により吸着させてトリガープレート5をクレドル4の釈放側に作動させるものである。
【0008】
なお、図示の実施形態のものはトリガープレート5がその下方部を前記支持枠金具12に枢着して上方を揺動する形式のものであるから、これに対応するように該トリップ装置8を漏電検出回路基板6の上方に配置してトリガープレート5の上端に前記トリップ装置8の係止部8aを係止させ、漏電検出セット7を下方に配置しているが、これと逆にトリガープレート5の上部を適宜の手段でケース1内に枢着して下方を揺動する形式のものとした場合にはトリップ装置8を漏電検出回路基板6の下方に配置し漏電検出セット7を上方に配置するものとなる。
【0009】
このように構成されたものは、回路に漏電電流が発生したら、漏電検出セット7によって検知し、トリップ装置8を作動させてトリガープレート5によるクレドル4の支持を解除して可動接触子3を強制的に解離させるとともにハンドル2をトリップ状態とすることは、従来の漏電検出回路を組み込んだ漏電遮断器と同様である。
【0010】
本発明は、漏電検出回路基板6の一面に漏電検出セット7である零相変流器等の漏電検出素子7a、制限抵抗・IC等のリード部品7bが配置するとともに他面にはトリップ装置8が配置されているから、該漏電検出セット7とトリップ装置8との間の接続は漏電検出回路基板6により行うので中継基板やリード線を不要として部品点数を削減することができ、また、リード線を引き回す必要が無いので接続作業が容易なものである。さらに、漏電検出セット7とトリップ装置8とが漏電検出回路基板6に一体化されているのでケース1内への組込作業も容易なものである。
【0011】
また、トリガープレート5に臨むトリップ装置8を配置した漏電検出回路基板6の他面の反対面である一面に漏電検出セット7の制限抵抗・IC等が配置してあるので、該制限抵抗・IC等と前記バイメタル11との間は漏電検出回路基板6により隔離されているので、相互の発熱が干渉することがないものである。即ち、電子回路が動作する直流十数Vまで降圧するのに必要な制限抵抗の約60°の発熱によりバイメタル11の引き外し特性が悪影響を受ける虞が無いものであり、逆に、バイメタル11の約110°の発熱により制限抵抗・ICが長年に亘って経年変化し故障する虞が無いものである。
【0012】
さらに、テストフィンガー9を漏電遮断器のケース1の上部近傍に配置し、漏電検出回路基板6の他面に設けることにより、漏電検出回路基板6をケース1内への組み込むことにより所定箇所に的確に設置できるものである。また、中継基板やリード線を不要として部品点数を削減することができ、さらに、リード線を引き回す必要が無いので接続作業が容易なものである。
【0013】
【発明の効果】
本発明は前記説明によって明らかなように、一面に零相変流器等の漏電検出素子、リード部品を配置するとともに他面にトリップ装置を配置した漏電検出回路基板を、前記トリップ装置をトリガープレートに臨ませて漏電遮断器のケース内に組み込んだものであるから、部品点数を少なくできるうえ組立作業が容易となる。
従って、本発明は従来の漏電遮断器の問題を解決したものとして、業界に寄与するところ大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す一部切欠側面図である。
【図2】本発明の実施の形態に使用する漏電検出回路基板を一面側から見た斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に使用する漏電検出回路基板を他面側から見た斜視図である。
【図4】従来例を示す一部切欠側面図である。
【符号の説明】
1 漏電遮断器のケース
5 トリガープレート
6 漏電検出回路基板
7 漏電検出セット
8 トリップ装置
9 テストフィンガー
Claims (2)
- 一面に零相変流器等の漏電検出素子(7a)とリード部品(7b)を一体に配置するとともに他面にトリップ装置(8) を一体に配置した漏電検出回路基板(6)を、前記トリップ装置(8) をトリガープレート(5) に臨ませるとともに該漏電検出回路基板(6)の他面をバイメタル(11)に臨ませて漏電遮断器のケース(1) 内に組み込んだことを特徴とする漏電遮断器。
- テストフィンガー(9) を漏電検出回路基板(6) の他面に設けた請求項1に記載の漏電遮断器。
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JP2000189191A JP4475748B2 (ja) | 2000-06-23 | 2000-06-23 | 漏電遮断器 |
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- 2000-06-23 JP JP2000189191A patent/JP4475748B2/ja not_active Expired - Fee Related
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