JP7600835B2 - 真空冷却装置 - Google Patents
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Description
(1)前記複数の時間区分ごとの必要排気能力
(2)前記徐冷手段による排気速度の低減率
1.1 真空冷却装置1の構成
まず、本発明の一実施形態に係る真空冷却装置1の構成について説明する。真空冷却装置1は、熱調理された食品等の被冷却物Fを処理槽2内で真空冷却するものである。本実施形態の真空冷却装置1は、図1に示すように、処理槽2と、熱交換器4と、複数の真空ポンプ(本実施形態では、第1~第3真空ポンプ5A~5Cの3台の真空ポンプ)と、給水手段6と、徐冷手段7と、制御手段10とを備える。また、真空冷却装置1は、処理槽2内の気体(空気及び蒸気)を排気するための排気路11を備える。排気路11には、熱交換器4が接続されるとともに、熱交換器4の下流側において第1~第3真空ポンプ5A~5Cの吸気ライン9A~9Cが並列に接続されている。なお、図1においては、排気路11及びこれと接続される吸気ライン9A~9Cを太線で図示している。以下、各構成を具体的に説明する。
次に、図2のフローチャートを参照して、本実施形態の真空冷却装置1の動作について説明する。本実施形態の真空冷却装置1は、制御手段10の制御により各真空ポンプ5A~5Cを駆動し、処理槽2内を減圧することにより、徐冷手段7による徐冷制御を行いつつ、処理槽2内に収容される被冷却物Fを冷却する。また、本実施形態の制御手段10は、ポンプ運転台数決定部103を備えており、処理槽2内の減圧が進んでくると、ポンプ運転台数決定部103の判断に基づいて一部の真空ポンプ(5A,5B,5C)の駆動を停止させるようになっている。
以上のように、本実施形態の真空冷却装置1は、第1~第3真空ポンプ5A~5Cの3台の真空ポンプにより、冷却開始直後は槽内圧力を迅速に減圧可能とするとともに、処理槽2内の減圧が進んで全ての真空ポンプ5A~5Cによる排気が必要なくなった場合には一部の真空ポンプ(5A,5B,5C)を停止させることで、ランニングコストを抑えることが可能となっている。
次に、本発明の第2実施形態に係る真空冷却装置1について説明する。本実施形態の真空冷却装置1は、第1実施形態に係る真空冷却装置1と類似しており、制御手段10の制御による第1~第3真空ポンプ5A~5Cの動作、具体的には、第1~第3真空ポンプ5A~5Cの運転台数の決定のしかたのみが異なっている。したがって、以下では、主に第1実施形態の真空冷却装置1との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。
真空冷却装置1のスタートボタン(図示せず)が押されるなど、運転開始が指示されると、制御手段10は、ステップS1において、まず、徐冷弁72を全閉にするとともに、第1~第3真空ポンプ5A~5Cの駆動を開始させ、給水手段6の常温水給水弁62及び各封水弁51を開く。これにより、真空ポンプ5A~5Cに封水として常温水が供給され、3台の真空ポンプ5A~5Cによる処理槽2内の減圧が開始される。これにより、高温の被冷却物Fから発生される蒸気を含む空気が排気路11を通って排出される。
以上のように、本実施形態の制御手段10のポンプ運転台数決定部103は、徐冷弁72の開度が所定開度以上であれば第1~第3真空ポンプ5A~5Cの運転台数を削減し、徐冷弁72の開度が所定開度未満であれば、第1~第3真空ポンプ5A~5Cの運転台数を削減しないようになっている。本実施形態の真空冷却装置1も、このような構成となっていることにより、適切なタイミングで一部の真空ポンプ(例えば、第1真空ポンプ5A)を停止させることが可能となっている。つまり、徐冷制御のため開閉する徐冷手段7の徐冷弁72の開度を取得することで、運転中の真空ポンプ(5A,5B,5C)の排気能力に余裕があるかどうかを推定することができる。そして、ポンプ運転台数決定部103が排気能力に余裕がある場合に真空ポンプ(5A,5B,5C)の運転台数を削減することで、槽内圧力を記憶部101の記憶する複数の時間区分ごとの目標圧力となるよう(徐冷プログラムに沿うよう)調整可能となっている。また、徐冷弁72の開度に基づいて第1~第3真空ポンプ5A~5Cの運転台数を削減するようにすることで、徐冷プログラムを追加・更新した場合(例えば、冷却速度を早めた場合)であっても、排気速度を維持することが可能となっている。
なお、本発明は、以下の態様でも実施可能である。
2 :処理槽
4 :熱交換器
5A :第1真空ポンプ
5B :第2真空ポンプ
5C :第3真空ポンプ
5x :給水口
5y :吸気口
5z :排気口
6 :給水手段
7 :徐冷手段
9A~9C :吸気ライン
10 :制御手段
11 :排気路
13A~13C :逆止弁
14 :圧力センサ(圧力検出手段)
15 :品温センサ
16 :封水温度センサ
17 :冷水温度センサ
40 :熱交給水路
41 :熱交排水路
42 :冷水戻し路
43 :排水出口路
44 :冷水戻し弁
45 :排水出口弁
50 :封水給水路
50A~50C :封水給水路
51 :封水弁
52 :定流量弁
60 :常温水給水路
61 :冷水給水路
62 :常温水給水弁
63 :冷水給水弁
64 :共通給水路
70 :給気路
71 :エアフィルタ
72 :徐冷弁
100 :目標圧力受付部
101 :記憶部
102 :徐冷制御部
103 :ポンプ運転台数決定部
F :被冷却物
S1~S8 :ステップ
Claims (5)
- 処理槽内に収容された被冷却物を冷却する真空冷却装置であって、
複数の真空ポンプと、熱交換器と、徐冷手段と、圧力検出手段と、制御手段とを備え、
前記複数の真空ポンプは、並列に配置されるとともに、前記熱交換器を介して前記処理槽と接続され、
前記熱交換器は、前記処理槽から排気された蒸気を凝縮可能に構成され、
前記徐冷手段は、前記複数の真空ポンプによる前記処理槽の排気速度を低減可能に構成され、
前記圧力検出手段は、前記処理槽内の圧力を検出可能に構成され、
前記制御手段は、記憶部と、徐冷制御部と、ポンプ運転台数決定部とを備えており、
前記記憶部は、予め定めた複数の時間区分ごとに設定される目標圧力を記憶し、
前記徐冷制御部は、前記圧力検出手段が検出する前記処理槽の槽内圧力が前記記憶部の記憶する目標圧力となるよう前記徐冷手段を制御する徐冷制御を実行し、
前記ポンプ運転台数決定部は、前記徐冷制御の実行中に、前記複数の真空ポンプのうち1台以上の真空ポンプの運転を停止しても残りの真空ポンプの排気能力の和が前記複数の時間区分ごとの必要排気能力を超えている場合に、前記1台以上の真空ポンプの運転を停止する、真空冷却装置。 - 処理槽内に収容された被冷却物を冷却する真空冷却装置であって、
複数の真空ポンプと、熱交換器と、徐冷手段と、圧力検出手段と、制御手段とを備え、
前記複数の真空ポンプは、並列に配置されるとともに、前記熱交換器を介して前記処理槽と接続され、
前記熱交換器は、前記処理槽から排気された蒸気を凝縮可能に構成され、
前記徐冷手段は、前記複数の真空ポンプによる前記処理槽の排気速度を低減可能に構成され、
前記圧力検出手段は、前記処理槽内の圧力を検出可能に構成され、
前記制御手段は、記憶部と、徐冷制御部と、ポンプ運転台数決定部とを備えており、
前記記憶部は、予め定めた複数の時間区分ごとに設定される目標圧力を記憶し、
前記徐冷制御部は、前記圧力検出手段が検出する前記処理槽の槽内圧力が前記記憶部の記憶する目標圧力となるよう前記徐冷手段を制御する徐冷制御を行い、
前記ポンプ運転台数決定部は、前記徐冷手段による排気速度の低減率に基づいて、前記真空ポンプの運転台数を決定する、真空冷却装置。 - 請求項2に記載の真空冷却装置であって、
前記ポンプ運転台数決定部は、前記徐冷手段による排気速度の低減率が所定率以上であれば前記運転台数を削減し、前記徐冷手段による排気速度の低減率が前記所定率未満であれば前記運転台数を削減しない、真空冷却装置。 - 請求項3に記載の真空冷却装置であって、
前記徐冷手段は、前記処理槽内に導入する空気を調整可能な徐冷弁を備え、
前記ポンプ運転台数決定部は、前記徐冷弁の開度が所定開度以上であれば前記運転台数を削減し、前記徐冷弁の開度が前記所定開度未満であれば前記運転台数を削減しない、真空冷却装置。 - 請求項1~請求項4のいずれかに記載の真空冷却装置であって、
前記真空ポンプは、水封式の真空ポンプである、真空冷却装置。
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JP2022159838A JP2022159838A (ja) | 2022-10-18 |
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JP2020098039A (ja) | 2018-12-17 | 2020-06-25 | 三浦工業株式会社 | 真空冷却装置 |
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