JP7246834B2 - 瓶口用キャップ - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の瓶用栓は、側部20に、下端部から上方に向けて設けられる切込部21と、側部20の外周に沿って周回する周回部23a及びこの周回部23aから上方へ向けて形成される傾斜部23bとが交互に連続的に形成される薄肉部23と、頭部12と側部20の境界に側部20の外周に沿って周回する分離薄肉部15と、側部20の内側面に設けられて瓶Aの環状係合部A2に係止するよう係合部24と、薄肉部23が設けられる位置に対応して係合部24に設けられる間隙部25とを備えてなり、頭部12における縁部14の外形が瓶口部A1の外形より大きく形成されている。そして、側部20の上方の内側面には内径方向へ突出する係合部24が一体に突設されており、瓶Aに内容液を充填した後に内栓10を瓶口部A1に装着すると、係合部24が瓶口部A1の外周面に設けられた環状係合部A2に係合するため、瓶Aが閉栓できるようになっている。
瓶口部に対して着脱可能に嵌合する栓体と、頂壁部の外周縁に筒状に垂下設された封緘筒部を有し、栓体を瓶口部と共に封緘する瓶口用キャップであって、
封緘筒部には、肉薄状の弱化部によって画設された開栓帯体と摘み部とが一体で設けられ、
摘み部には、貫通窓と、摘み部の端部から貫通窓内に開栓方向に向かって片持ち支持状態で延設された支持片が設けられており、
支持片は、その基端にて折り曲げて反転させた状態にして瓶口部の外周面に当接させることで、摘み部が立ち上げ状態に設定されることを特徴とする、と云うものである。
本発明の主たる手段では、開栓帯体の端部に設けられた摘み部を立ち上げ状態に設定できるため、開栓操作を容易に行うことができる。
上記手段では、摘み部17を引き起こすための指先、爪又は治具等を操作用開口部に挿入して操作することができる。
上記手段では、支持片の矢印形状を見るだけで摘み部を引っ張る開栓方向を認識することが可能となるため、開栓操作を容易化することできる。
上記手段では、指先を突起に掛けて開栓方向に移動させるだけで、摘み部を引き起こすことができる。
上記手段では、頂壁部と封緘筒部との分離を可能とする開栓帯体を形成することができる。
上記手段では、瓶口部に対する瓶口用キャップの軸方向への移動を規制することができる。
上記手段では、栓体を別部材で形成する必要がなくなるため、瓶口用キャップの製造コストを低減できる。
図1は本発明の第1実施例を示す瓶口用キャップの正面図、図2は図1のII-II線における断面図であり、(A)は摘み部を引き起こす前の状態を示す断面図、(B)は摘み部を引き起こした後の立ち上げ状態を示す断面図、図3は瓶口部に装着した状態を示す瓶口用キャップの半断面図、図4(A)(B)は支持片の他の実施例を示す平面図である。
尚、以下の説明において瓶口部回りの周方向のうち、図1に示すα方向を開栓方向と規定し、その逆方向を逆開栓方向とする。
図1及び図3に示すように、封緘筒部3には破断可能に形成された水平弱化部11が周設されており、封緘筒部3のうち、水平弱化部11よりも上部側の位置に上部外周壁4が設けられており、この上部外周壁4の周囲には複数の縦溝からなり、特に周方向における滑り止め効果を発揮するローレット4aが一周に渡って形成されている。
尚、弱化部10を構成する水平弱化部11、傾斜弱化部12、螺旋弱化部13及び垂直弱化部14は、いずれも封緘筒部3の外周面に形成した溝(凹リブ)であり、溝の底部を薄肉状に形成することにより破断し易くなっている。また傾斜弱化部12及び螺旋弱化部13の逆開栓方向先端には、操作用開口部15から続く切り込み部12a,13aが一定の範囲に渡って夫々形成されている。この切り込み部12a,13aは、傾斜弱化部12及び螺旋弱化部13を形成する溝の底部を貫通させることにより形成されている。本実施例では、切り込み部12a,13aの周方向の長さ寸法は、摘み部17に形成された貫通窓18の周方向の長さ寸法の約1/2に設定されている。
そして、反転後の支持片19の先端19bの外周面を瓶口部31の外周面に当接させると、窓枠部18aと支持片19とが支え合うようになることから、摘み部17を図2(B)に示すような平面視「入」形状からなる立ち上げ状態に設定することができ、摘み部17を容易に摘むことが可能となる。
次に、瓶口用キャップ1を打栓し、栓体20の嵌合部22を瓶口部31に嵌合させて瓶口部31を密封する。この際、上栓部21の下端が瓶口部31の上端に当接するため、瓶口部31に対する瓶口用キャップ1のこれ以上の下方への移動が規制される。同時に、係止部7が、瓶口部31の外周面を摺動しながら被係止部32に侵入して係止が完了し、瓶口部31に対する瓶口用キャップ1の上方への移動が規制される。このような瓶口用キャップ1の瓶口部31への装着作業は、図示しない打栓機を用いて行われる。
上述した方法により、立ち上げ状態に設定された摘み部17を指先で摘みながら開栓帯体16を開栓方向に強く引っ張ると共に瓶口部31回りに周回させる。すると、開栓帯体16の上部側では開栓方向に向かって傾斜弱化部12と水平弱化部11がこの順で破断し、下部側では開栓方向に向かって螺旋弱化部13及び垂直弱化部14がこの順で破断する。これにより、頂壁部2と封緘筒部3とが分離するため、瓶口部31から取り除くことができる。ただし、頂壁部2と封緘筒部3とは連結部6を介して互いに連結する状態が維持される。このため、不要となった頂壁部2及び封緘筒部3を一体で廃棄することが可能となり、ゴミの分別処理に寄与することができる。
第2実施例に示す瓶口用キャップが上記第1実施例と異なる点は、摘み部17の構成のみにあり、その他の構成及び効果は上記第1実施例と同様であるため、以下においては上記1実施例と異なる点を中心に、同一の部材については同一の符号を付して説明する。
すなわち、突起17aに掛けた指先を開栓方向に移動させると、摘み部17の上下の位置には傾斜弱化部12及び螺旋弱化部13に沿って形成された切り込み部12a、13aが夫々設けられているため、摘み部17を口筒部31の外周面に近接する位置から離れる径方向外側に向かって簡単に引き起こすことができる。
また上記実施例では、頂壁部2及び封緘筒部3と栓体20とが別部材で構成される場合を示して説明したが、頂壁部2、封緘筒部3及び栓体20が合成樹脂材料により一体で構成される態様であってもよい。
2 : 頂壁部
3 : 封緘筒部
4 : 上部外周壁
4a : ローレット
6 : 連結部
7 : 係止部
8 : 環状凸部
10 : 弱化部
11 : 水平弱化部
12 : 傾斜弱化部
12a: 切り込み部
13 : 螺旋弱化部
13a: 切り込み部
14 : 垂直弱化部
15 : 操作用開口部
16 : 開栓帯体
17 : 摘み部
17a: 突起
18 : 貫通窓
18a: 窓枠部
19 : 支持片
19a: 基端
19b: 先端
20 : 栓体
21 : 上栓部
22 : 嵌合部
23 : 段差部
30 : 瓶体
31 : 瓶口部
32 : 被係止部
Claims (7)
- 瓶口部(31)に対して着脱可能に嵌合する栓体(20)と、頂壁部(2)の外周縁に筒状に垂下設された封緘筒部(3)を有し、前記栓体(20)を前記瓶口部(31)と共に封緘する瓶口用キャップ(1)であって、
前記封緘筒部(3)には、肉薄状の複数の弱化部(10)によって画設された開栓帯体(16)と摘み部(17)とが一体で設けられ、
前記摘み部(17)には、貫通窓(18)と、前記摘み部(17)の端部から前記貫通窓(18)内に開栓方向に向かって片持ち支持状態で延設された支持片(19)が設けられており、
該支持片(19)は、その基端(19a)にて折り曲げて反転させた状態にして前記瓶口部(31)の外周面に当接させることで、前記摘み部(17)が立ち上げ状態に設定されることを特徴とする瓶口用キャップ。 - 封緘筒部(3)上の摘み部(17)の端部と隣接する位置に操作用開口部(15)が形成されている請求項1記載の瓶口用キャップ。
- 支持片(19)が平面視矢印形状で形成されている請求項1又は2記載の瓶口用キャップ。
- 摘み部(17)の表面に引き起こし用の突起(17a)が形成されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の瓶口用キャップ。
- 弱化部(10)は、封緘筒部(3)を上下に分離する水平弱化部(11)と、該水平弱化部(11)の一方の端部から斜め下方で且つ操作用開口部(15)の上端に向かって延びる傾斜弱化部(12)と、前記操作用開口部(15)の下端の位置から封緘筒部(3)の下端に向かって螺旋状に形成された螺旋弱化部(13)と、該螺旋弱化部(13)の末端から前記封緘筒部(3)の下端に至る垂直弱化部(14)と、を有して形成される請求項2乃至4のいずれか一項に記載の瓶口用キャップ。
- 封緘筒部(3)の下端に、瓶口部(31)の外周面に形成された被係止部(32)に係止する係止部(7)が折り返し可能に設けられている請求項1乃至5のいずれか一項に記載の瓶口用キャップ。
- 頂壁部(2)、封緘筒部(3)及び栓体(20)が合成樹脂材料により一体形成されている請求項1乃至6のいずれか一項に記載の瓶口用キャップ。
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