JP7162301B2 - 圧力計の検査方法、および圧力計の検査装置 - Google Patents
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Description
検査対象の圧力計が所定の基準器と同じ圧力を計測するかどうかを検査する圧力計の検査方法であって、
上記圧力計と上記基準器とを連通させるように接続する接続工程と、
上記連通の内部空間に、大気圧または所定の圧力を印加して封止する圧力印加工程と、
上記圧力計および上記基準器によって計測される圧力の差が所定の許容範囲内であることを確認する計測圧力確認工程と、
上記圧力計測より前の時点から後の時点までの間の期間内に含まれる所定の温度確認期間における上記圧力計および基準器の少なくとも一方の温度、またはこれらの周囲の雰囲気の温度の変動が所定の許容範囲内であることを確認する温度確認工程と、
を有することを特徴とする。
検査対象の圧力計が所定の基準器と同じ圧力を計測するかどうかを検査する圧力計の検査装置であって、
上記圧力計と上記基準器とを連通させるように接続し、上記連通の内部空間に、大気圧または所定の圧力を印加して封止した状態で、
上記圧力計および基準器によって計測される圧力に応じた圧力信号、ならびに上記圧力計および基準器の温度、またはこれらの周囲の雰囲気の温度に応じた温度信号が入力される管理装置を有し、
上記管理装置は、
上記圧力計および上記基準器によって計測される圧力の差が所定の許容範囲内であることを確認するとともに、
上記圧力計測より前の時点から後の時点までの間の期間内に含まれる所定の温度確認期間における上記圧力計および上記基準器の少なくとも一方の温度、またはこれらの周囲の雰囲気の温度の変動が所定の許容範囲内であることを確認することを特徴とする。
ユーザ等によって、図1に示すような検査対象の圧力計100の検査が基準器200を用いて行われる例を説明する。上記圧力計100は、例えばダイヤフラム式の圧力センサ101と、圧力計100全体の動作を制御する制御部102と、計測結果等を表示する表示部103とを備えている。また、基準器200は、その計測精度がメーカ等の検査によって確認されていることを除き、圧力計100と同様に、圧力センサ201、制御部202、および表示部203を備えて構成されている。
上記実施形態1と同様の検査が自動的に行われる例を説明する。
圧力計100と基準器200とは、上記のように1台ずつが組にして用いられるのに限らず、図3に示すように、1台の基準器200を用いて複数台の圧力計100の検査を行い得るようにしてもよい。すなわち、複数台の圧力計100が配管301に接続されるとともに、例えば、製造番号などの機器ID(識別情報)等によって管理装置400が各圧力計100を識別可能にすることによって、複数台の圧力計100の検査を同時に行うことが容易にできる。これによって、検査の手間や時間を低減することが容易にできる。
管理装置400は、図4に示すように、インターネット500等を介して、例えばメーカサーバ600と通信可能に構成し、上記のような検査による判定結果が製造番号などとともにメーカサーバ600に送られるようにしてもよい。これによって、計測精度が適正と判定された圧力計100に対する校正証書の発行や、計測精度が適正でないと判定された圧力計100に対する修理対応を自動的に行わせたりすることができる。また、メーカ等において、各圧力計100の状態等を一元的に把握、管理したりすることなども容易にできる。
なお、上記のように温度計151や温度センサ104・204を用いるのに変えて、圧力センサ101・201による圧力の計測によって、実質的(間接的)に温度が計測されるようにしてもよい。すなわち、配管301にリークがなければ、温度変化があれば圧力変化が生じることになるので、圧力の計測によって温度変動の有無等を確認することができる。具体的には、例えば、上記検査のための圧力計測前後の少なくとも一方の所定時間内に、配管301内の圧力を所定の圧力、または大気圧にして封止した状態で、計測される圧力の変動が所定の許容範囲内であれば、検査のための圧力計測の際の温度変動も所定以下であることが推定される。それゆえ、上記のように圧力の計測によって温度変動の有無等を確認することができることになる。なお、上記圧力の計測による温度変動の有無等の確認は、別途設けられた圧力計や基準器を用いて行うようにしてもよい。この場合には、検査のための圧力の計測中、または計測中にかかる期間にも、温度変動の確認のための計測を行うことが容易にできる。また、配管301内の圧力等が大気圧にされる場合には、多少のリークがあったとしても、配管301内外への空気の移動はほとんど生じないので、やはり、温度変動の有無等を確認することができる。
101 圧力センサ
102 制御部
103 表示部
104 温度センサ
105 通信部
151 温度計
200 基準器
201 圧力センサ
202 制御部
203 表示部
204 温度センサ
205 通信部
301 配管
302 バルブ
303 圧力源
304 バルブ
400 管理装置
500 インターネット
600 メーカサーバ
Claims (12)
- 検査対象の圧力計が所定の基準器と同じ圧力を計測するかどうかを検査する圧力計の検査方法であって、
上記圧力計と上記基準器とを連通させるように接続する接続工程と、
上記連通の内部空間に、大気圧または所定の圧力を印加して封止する圧力印加工程と、
恒温槽外の環境中で、 上記圧力計および上記基準器によって計測される圧力の差が所定の許容範囲内であることを確認する計測圧力確認工程と、
上記圧力計測より前の時点から後の時点までの間の期間内に含まれる所定の温度確認期間における上記圧力計および基準器の少なくとも一方の温度、またはこれらの周囲の雰囲気の温度の変動が所定の許容範囲内であることを確認する温度確認工程と、
を有することを特徴とする圧力計の検査方法。 - 請求項1の圧力計の検査方法であって、
上記計測圧力確認工程、および温度確認工程を管理装置に行わせることを特徴とする圧力計の検査方法。 - 請求項2の圧力計の検査方法であって、
上記圧力の差が上記所定の許容範囲内にないか、または上記温度の変動が上記所定の許容範囲内にない場合に、上記管理装置によって、上記検査対象の圧力計に計測動作を停止させ、または検査結果を報知させることを特徴とする圧力計の検査方法。 - 請求項1から請求項3のうち何れか1項の圧力計の検査方法であって、
上記温度確認工程は、上記計測圧力確認工程が行われる際の所定の温度確認期間に、上記内部空間内、または別途設けられた圧力計または基準器の内部空間内の圧力を所定の圧力、または大気圧にして封止した状態で、上記圧力計または基準器によって計測される圧力の変動が所定の許容変動範囲内であることを確認することにより行われることを特徴とする圧力計の検査方法。 - 請求項1から請求項4のうち何れか1項の圧力計の検査方法であって、
1台の基準器に対して、複数台の圧力計を同時に検査することを特徴とする圧力計の検査方法。 - 検査対象の圧力計が所定の基準器と同じ圧力を計測するかどうかを検査する圧力計の検査装置であって、
上記圧力計と上記基準器とを連通させるように接続し、上記連通の内部空間に、大気圧または所定の圧力を印加して封止した状態で、
上記圧力計および基準器によって計測される圧力に応じた圧力信号、ならびに上記圧力計および基準器の温度、またはこれらの周囲の雰囲気の温度に応じた温度信号が入力される管理装置を有し、
上記管理装置は、
恒温槽外の環境中で、 上記圧力計および上記基準器によって計測される圧力の差が所定の許容範囲内であることを確認するとともに、
上記圧力計測より前の時点から後の時点までの間の期間内に含まれる所定の温度確認期間における上記圧力計および上記基準器の少なくとも一方の温度、またはこれらの周囲の雰囲気の温度の変動が所定の許容範囲内であることを確認することを特徴とする圧力計の検査装置。 - 請求項6の圧力計の検査装置であって、
上記管理装置は、
上記圧力の差が上記所定の許容範囲内にないか、または上記温度の変動が上記所定の許容範囲内にない場合に、上記検査対象の圧力計に計測動作を停止させ、または検査結果を報知させることを特徴とする圧力計の検査装置。 - 請求項6から請求項7のうち何れか1項の圧力計の検査装置であって、
上記管理装置は、
圧力の差が確認される際の所定の温度確認期間に、上記内部空間内、または別途設けられた圧力計または基準器の内部空間内の圧力を所定の圧力、または大気圧にして封止した状態で、上記圧力計または基準器によって計測される圧力の変動が所定の許容変動範囲内であることを確認することにより、上記温度の変動の確認を行うことを特徴とする圧力計の検査装置。 - 請求項6から請求項8のうち何れか1項の圧力計の検査装置であって、
上記管理装置は、1台の基準器に対して、複数台の圧力計を同時に検査することを特徴とする圧力計の検査装置。 - 請求項6から請求項9のうち何れか1項の圧力計の検査装置であって、
上記管理装置が、上記検査対象の圧力計、および上記基準器の少なくとも一方に設けられて成ることを特徴とする圧力計の検査装置。 - 請求項6から請求項10のうち何れか1項の圧力計の検査装置であって、
上記管理装置は、
上記圧力の差が上記所定の許容範囲内にあり、かつ、上記温度の変動が上記所定の許容範囲内にある場合に、その旨を示す情報、および上記検査対象の圧力計を特定する情報を所定のサーバ装置に送信することを特徴とする圧力計の検査装置。 - 請求項6から請求項10のうち何れか1項の圧力計の検査装置であって、
上記管理装置は、
上記圧力計および基準器によって計測される圧力に応じた圧力信号、上記圧力計および基準器の温度、またはこれらの周囲の雰囲気の温度に応じた温度信号、並びに上記検査対象の圧力計を特定する情報を所定のサーバ装置に送信することを特徴とする圧力計の検査装置。
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JP2018215440A JP7162301B2 (ja) | 2018-11-16 | 2018-11-16 | 圧力計の検査方法、および圧力計の検査装置 |
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JP2020085485A JP2020085485A (ja) | 2020-06-04 |
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