JP6897852B1 - 透明多層フィルム及び包装体 - Google Patents
透明多層フィルム及び包装体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6897852B1 JP6897852B1 JP2020138753A JP2020138753A JP6897852B1 JP 6897852 B1 JP6897852 B1 JP 6897852B1 JP 2020138753 A JP2020138753 A JP 2020138753A JP 2020138753 A JP2020138753 A JP 2020138753A JP 6897852 B1 JP6897852 B1 JP 6897852B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- multilayer film
- transparent multilayer
- easy peel
- water vapor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Wrappers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
Description
一方、蓋材を構成するフィルムに対しては、トレー又は底材に対するイージーピール性、酸素や水蒸気の透過を抑制するバリア性、耐ピンホール性等を有することが求められる。
そこで、通常は、蓋材を構成するフィルムとして、透明多層フィルムが利用される(特許文献1参照)。
[1].イージーピール層と、前記イージーピール層とは反対側の最表層と、を少なくとも備えた透明多層フィルムであって、前記イージーピール層と、前記最表層と、の間の動摩擦係数が、0.10以上1.0未満であり、前記最表層を温度20℃、湿度90%の条件下で吸湿させた後の、前記最表層の引張弾性率の低下率が20%以上であり、前記最表層の厚さが、20μm以下であり、前記イージーピール層は、ポリプロピレン系樹脂を含有し、幅が25.4mm、厚さが6μmである前記イージーピール層の試験片と、厚さが170μmであるポリプロピレン層とを、シール温度170℃でヒートシールした場合のホットタック強度をS 170 とし、シール温度160℃でヒートシールした場合のホットタック強度をS 160 としたとき、S 170 /S 160 ≧0.7の関係を満たし、前記イージーピール層が、エチレンから誘導された構成単位を少なくとも有するエチレン系重合体、並びに、プロピレンから誘導された構成単位を少なくとも有するプロピレン系重合体、を含有し、前記イージーピール層が防曇剤を含有し、前記イージーピール層において、前記イージーピール層の総質量に対する、前記防曇剤の含有量の割合は、0.5〜5質量%である、透明多層フィルム。
[3].前記最表層が、前記ポリアミド又はポリエステルとして、バイオマス由来のポリアミド又はバイオマス由来のポリエステルを含有する、[2]に記載の透明多層フィルム。
[4].JIS C 2139−3−1:2018に準拠して測定された、前記イージーピール層の表面抵抗率が、1×105〜1×1014Ω/□である、[1]〜[3]のいずれか一項に記載の透明多層フィルム。
[5].前記イージーピール層の厚さが10μm未満である、[1]〜[4]のいずれか一項に記載の透明多層フィルム。
[6].前記透明多層フィルムが、さらに、中間層を含む、[1]〜[5]のいずれか一項に記載の透明多層フィルム。
[7].前記中間層がポリアミドを含有する、[6]に記載の透明多層フィルム。
[8].前記中間層が、前記ポリアミドとして、バイオマス由来のポリアミドを含有する、[7]に記載の透明多層フィルム。
[9].前記透明多層フィルムが、さらに、酸素バリア層を含む、[1]〜[8]のいずれか一項に記載の透明多層フィルム。
[11].前記透明多層フィルムが、さらに、水蒸気バリア層を含む、[1]〜[10]のいずれか一項に記載の透明多層フィルム。
[12].前記水蒸気バリア層は、前記イージーピール層に隣接して配置されている、[11]に記載の透明多層フィルム。
[13].前記水蒸気バリア層がポリプロピレンを含有する、[11]又は[12]のいずれか一項に記載の透明多層フィルム。
[14].前記水蒸気バリア層が結晶化核剤を含有する、[11]〜[13]のいずれか一項に記載の透明多層フィルム。
[15].前記水蒸気バリア層の溶融張力が0.2g以上である、[11]〜[14]のいずれか一項に記載の透明多層フィルム。
[16].前記水蒸気バリア層が、1種のポリプロピレンを含有するか、又は、溶融張力が異なる2種以上のポリプロピレンを含有する、[11]〜[15]のいずれか一項に記載の透明多層フィルム。
[17].[1]〜[16]のいずれか一項に記載の透明多層フィルムを備えた、包装体。
本発明の一実施形態に係る透明多層フィルムは、イージーピール層と、前記イージーピール層とは反対側の最表層と、を少なくとも備えた透明多層フィルムであって、前記イージーピール層と、前記最表層と、の間の動摩擦係数が、0.10以上1.0未満であり、前記最表層を温度20℃、湿度90%の条件下で吸湿させた後の、前記最表層の引張弾性率の低下率が20%以上であり、前記最表層の厚さが、20μm以下である。
本実施形態の透明多層フィルムは、その全体が透明性を有する。
イージーピール層と、最表層と、の間の動摩擦係数を、0.10以上1.0未満とすることで、透明多層フィルムの吸湿時にタルミや巻きズレを防止することができる。
イージーピール層と、最表層と、の間の動摩擦係数を上記範囲内とすることで、透明多層フィルムの吸湿時にタルミや巻きズレを防止する効果をより向上させることができる。
最表層を温度20℃、湿度90%の条件下で60分間吸湿させた後の、前記最表層の引張弾性率の低下率を、20%以上とすることで、透明多層フィルムの吸湿時にタルミや巻きズレを防止することができる。
最表層を温度20℃、湿度90%の条件下で60分間吸湿させた後の、前記最表層の引張弾性率の低下率を上記範囲内とすることで、透明多層フィルムの吸湿時にタルミや巻きズレを防止する効果をより向上させることができる。
深絞り包装体とは、収納部を構成する凹部が設けられた樹脂製の底材と、蓋材と、が加熱シール等によって接合されて、構成された包装体である。
本明細書においては、特に断りのない限り、「蓋材の底材からの剥がれ」とは、「深絞り包装体を製造するときの、蓋材の底材からの剥がれ」を意味する。
これら深絞り包装体、トレーを備えた包装体等は、食品用の包装体のうち、電子レンジでの加熱調理用として好適である。
このとき、イージーピール層の試験片の一方の面の全面を、試験用PP層の一方の面と重ね合わせて、この状態でこれらを加熱シールする。
加熱シールが終了してから剥離強度(S170)を測定するまでの時間は、500msec.とすることができる。
剥離強度(S170)は、加熱シール後に、イージーピール層の試験片を、試験用PP層から剥離することによって、測定できる。このときの引張速度は、33.3mm/sec.、剥離時の角度を90°とすることができる。
S160は、加熱シール温度を170℃に代えて160℃とする点を除けば、S170の場合と同じ方法で測定できる。
例えば、透明多層フィルムの他の特性がより良好となる点では、S170/S160は、0.99以下であってもよい。
S170は、4.3N/25.4mm以上であることが好ましく、7.3N/25.4mm以下であることが好ましく、例えば、4.3〜7.3N/25.4mmであってもよい。
S160は、4.5N/25.4mm以上であることが好ましく、7.5N/25.4mm以下であることが好ましく、例えば、4.5〜7.5N/25.4mmであってもよい。
例えば、前記透明多層フィルムは、前記イージーピール層および最表層以外に、さらに、酸素の透過を抑制するための酸素バリア層を備えていてもよい。酸素バリア層を備えた透明多層フィルムは、酸素バリア層に優れる。
例えば、前記透明多層フィルムは、前記イージーピール層および最表層以外に、さらに、中間層を備えていてもよい。中間層としては、例えば、透明多層フィルムに成形加工性を付与したり、透明多層フィルムにおいてピンホールの発生を抑制するための層が挙げられ、透明多層フィルムにおいては、最表層とはならないように配置される。
例えば、前記透明多層フィルムは、前記イージーピール層および最表層以外に、さらに、透明多層フィルムを構成する2層を接着するための接着層を備えていてもよい。接着層を備えた透明多層フィルムは、その多層構造がより安定化する。接着層は、透明多層フィルムにおいては、最表層とはならないように配置される。
ここに示す透明多層フィルム1は、イージーピール層11と、水蒸気バリア層12と、中間層13と、酸素バリア層14と、最表層15と、が積層されて構成されている。
透明多層フィルム1において、水蒸気バリア層12と中間層13は、イージーピール層11と、酸素バリア層14と、の間に配置されている。また、水蒸気バリア層12は、イージーピール層11に隣接して配置されている。
さらに、透明多層フィルム1は、酸素バリア層14の中間層13側とは反対側に、最表層15を備えている。
さらに、透明多層フィルム1は、水蒸気バリア層12と、中間層13と、の間に、接着層19を備えている。
すなわち、透明多層フィルム1は、イージーピール層11、水蒸気バリア層12、接着層19、中間層13、酸素バリア層14及び最表層15がこの順に、これらの厚さ方向において積層されて、構成されている。
イージーピール層11は、透明多層フィルム1において、一方の最表層であり、透明多層フィルム1を構成する各層の積層方向において、一方の最も外側に配置されている。
透明多層フィルム1を、その中のイージーピール層11によって、他のフィルム又はシートとシールすることにより、包装体を構成できる。イージーピール層11の、水蒸気バリア層12側とは反対側の面(本明細書においては「第1面」と称することがある)11aは、透明多層フィルム1においては露出面であり、他のフィルム又はシートとシールするためのシール面となる。
イージーピール層11は、透明性を有する。
イージーピール層11が含有する前記ポリプロピレン系樹脂は、プロピレンから誘導された構成単位を有する樹脂であれば、特に限定されない。
前記プロピレン系共重合体としては、例えば、プロピレン−エチレンランダム共重合体(別名:ポリプロピレンランダムコポリマー、本明細書においては、「rPP」と称することがある)、プロピレン−エチレンブロック共重合体(別名:ポリプロピレンブロックコポリマー、本明細書においては、「bPP」と称することがある)、プロピレン−ブテン共重合体等が挙げられる。
また、前記バイオマス由来のポリエチレンとしては、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、メタロセン触媒直鎖状低密度ポリエチレン(メタロセンLLDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)等が挙げられる。これらエチレン単独重合体は、互いに種類が異なる樹脂として取り扱う。
前記エチレン系共重合体としては、例えば、エチレン−ブテン共重合体等が挙げられる。
で表される構成単位を有する(ただし、前記一般式(i)−1で表される構成単位の数が、前記一般式(i)−2で表される構成単位の数よりも多い)ポリオレフィン系共重合体(本明細書においては、「ポリオレフィン系共重合体(I)」と略記することがある)を含有するか、若しくは、前記ポリオレフィン系共重合体(I)及びポリエチレンを含有しており、前記イージーピール層における、前記イージーピール層の総質量に対する、前記プロピレン単独重合体の含有量の割合が、55質量%以上である(本明細書においては、このようなイージーピール層を「イージーピール層(A)」と称することがある)か、又は、
前記イージーピール層が、前記ポリプロピレン系樹脂として、プロピレン系共重合体を含有するか、若しくは、前記プロピレン系共重合体及びプロピレン単独重合体を含有し、さらに、前記ポリオレフィン系共重合体(I)のうち、前記R1及びR2がともにメチル基ではない非プロピレン系共重合体を含有するか、若しくは、前記非プロピレン系共重合体及びポリエチレンを含有しており、前記イージーピール層における、前記イージーピール層の総質量に対する、前記プロピレン系共重合体及びプロピレン単独重合体の合計含有量の割合が、55質量%以上である(本明細書においては、このようなイージーピール層を「イージーピール層(B)」と称することがある)、ものが挙げられる。
前記イージーピール層における、前記イージーピール層の総質量に対する、前記プロピレン系共重合体及びプロピレン単独重合体の合計含有量の割合は、通常、後述するイージーピール層形成用組成物における、常温で気化しない成分の総含有量(質量部)に対する、前記プロピレン系共重合体及びプロピレン単独重合体の合計含有量(質量部)の割合、と同じである。
イージーピール層11がポリオレフィン系共重合体(I)を含有していることにより、上述の、蓋材の底材からの剥がれの抑制効果が得られる。
ポリオレフィン系共重合体(I)において、一般式(i)−2で表される構成単位の数は、すべての構成単位の数(構成単位の総数)に対して、0%超であり、50%未満である。
糸引きとは、フィルムをシール対象物とシールした後、このシール対象物から剥離したときに、剥離箇所間で樹脂成分が糸を引いた状態となって、剥離面が平坦にはならない現象である。本実施形態の場合には、前記底材又はトレーと加熱シールした蓋材を、前記底材又はトレーから剥離したときに、前記底材又はトレーと、蓋材と、の間において、糸引きが抑制される。
なかでも、イージーピール層11は、前記他の成分として防曇剤を含有することが好ましい。
前記割合は、通常、後述するイージーピール層形成用組成物における、常温で気化しない成分の総含有量(質量部)に対する、防曇剤の含有量(質量部)の割合、と同じである。
前記割合は、通常、後述するイージーピール層形成用組成物における、常温で気化しない成分の総含有量(質量部)に対する、アンチブロッキング剤の含有量(質量部)の割合、と同じである。
イージーピール層11が含有する帯電防止剤は、公知のものでよい。
イージーピール層11の厚さは、10μm未満であることが好ましく、例えば、4〜9μmであってもよい。
水蒸気バリア層12は、イージーピール層11に隣接して配置されている。本実施形態の透明多層フィルムにおいては、このように、水蒸気バリア層がイージーピール層に接触して積層されていることが好ましい。
水蒸気バリア層12は、透明性を有する。
水蒸気バリア層12は、これらの中でも、ポリプロピレンを含有することが好ましい。
水蒸気バリア層12が含有する前記他の成分は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよく、2種以上である場合、それらの組み合わせ及び比率は、目的に応じて任意に選択できる。
前記割合は、通常、後述する水蒸気バリア層形成用組成物における、常温で気化しない成分の総含有量(質量部)に対する、水蒸気バリア性を発現する成分の含有量(質量部)の割合、と同じである。
すなわち、水蒸気バリア層12は、結晶化核剤を含有していてもよいし、防曇剤を含有していてもよい。
結晶化核剤は、公知のものでよい。結晶化核剤としては、例えば、ソルビトール系結晶化核剤等が挙げられる。
前記割合は、通常、後述する水蒸気バリア層形成用組成物における、常温で気化しない成分の総含有量(質量部)に対する、結晶化核剤の含有量(質量部)の割合、と同じである。
水蒸気バリア層12が含有する防曇剤は、公知のものでよく、具体的には、上述のイージーピール層11が含有する防曇剤と同様のものが挙げられる。
前記割合は、通常、後述する水蒸気バリア層形成用組成物における、常温で気化しない成分の総含有量(質量部)に対する、防曇剤の含有量(質量部)の割合、と同じである。
なお、本明細書において「溶融張力」とは、特に断りのない限り、「230℃での溶融張力」を意味する。溶融張力は、キャピログラフを用い、JIS K7199:1999に準拠して、測定できる。
水蒸気バリア層12の含有成分は、その種類に応じて、特有の溶融張力を示す(換言すると、特有の溶融張力を有するフィルム又はシートを形成する)ので、目的に応じて、前記含有成分の種類及び含有量を選択できる。
水蒸気バリア層12の水蒸気透過量は、例えば、JIS Z 0208に準拠して測定できる。
水蒸気バリア層12の厚さは、例えば、8〜15μmであってもよい。
中間層13は、透明多層フィルム1に成形加工性を付与し、また、透明多層フィルム1においてピンホールの発生を抑制する。
中間層13は、透明性を有する。
前記含窒素樹脂は、その主鎖中に窒素原子を有するものが好ましい。
なかでも、上述の効果がより高い点では、前記含窒素樹脂はポリアミドであること、すなわち、中間層13がポリアミドを含有することがより好ましい。
1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、イソホロンジアミン、ピペラジン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、2,2−ビス−(4−アミノシクロヘキシル)プロパン等の脂環族ジアミン;
メタキシリレンジアミン、パラキシリレンジアミン等の芳香族ジアミン等が挙げられる。
ヘキサヒドロテレフタル酸、及びヘキサヒドロイソフタル酸等の脂環族カルボン酸;
テレフタル酸、イソフタル酸、1,2−ナフタレンジカルボン酸、1,3−ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、1,6−ナフタレンジカルボン酸、1,7−ナフタレンジカルボン酸、1,8−ナフタレンジカルボン酸、2,3−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸等が挙げられる。
また、前記バイオマス由来のポリアミドとしては、例えば、6−ナイロン、11−ナイロン、12−ナイロン、66−ナイロン、ナイロン6/66、ナイロン6/12又はナイロン6/66/12等において、一部又はすべての原料モノマーとしてバイオマス由来のモノマーを使用したもの等が挙げられる。このようなバイオマス由来のポリアミドの一例として、より具体的には、植物性油であるヒマシ油から得られた11−アミノウンデカン酸の縮重合体である、植物性11−ナイロンが挙げられる。
中間層13が含有する前記他の成分は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよく、2種以上である場合、それらの組み合わせ及び比率は、目的に応じて任意に選択できる。
前記割合は、通常、後述する中間層形成用組成物における、常温で気化しない成分の総含有量(質量部)に対する、前記含窒素樹脂の含有量(質量部)の割合、と同じである。
中間層13の厚さは、例えば、4〜9μmであってもよい。
酸素バリア層14は、透明性を有する。
酸素バリア層14は、これらの中でも、エチレン−ビニルアルコール共重合体を含有することが好ましく、エチレンの共重合比率(換言すると、エチレン−ビニルアルコール共重合体における、エチレン−ビニルアルコール共重合体中の構成単位の全量に対する、エチレンから誘導された構成単位の量の割合)が30〜50モル%であるエチレン−ビニルアルコール共重合体を含有することがより好ましい。
酸素バリア層14が含有する前記他の成分は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよく、2種以上である場合、それらの組み合わせ及び比率は、目的に応じて任意に選択できる。
前記割合は、通常、後述する酸素バリア層形成用組成物における、常温で気化しない成分の総含有量(質量部)に対する、酸素バリア性を発現する成分の含有量(質量部)の割合、と同じである。
酸素バリア層14の厚さは、例えば、2.5〜7.5μmであってもよい。
酸素バリア層14の酸素ガス透過量は、例えば、JIS K 7126−2に準拠して測定できる。
最表層15は、透明多層フィルム1において、酸素バリア層14の中間層13側とは反対側に、設けられている。
最表層15は、透明多層フィルム1において、他方の最表層であり、透明多層フィルム1を構成する各層の積層方向において、イージーピール層11とは反対側の、他方の最も外側に配置されている。すなわち、最表層15の、酸素バリア層14側とは反対側の面(本明細書においては「第2面」と称することがある)15bは、透明多層フィルム1においては露出面である。
最表層15は、透明性を有する。
例えば、前記含窒素樹脂のうち、ポリアミドとしては、例えば、6−ナイロン、11−ナイロン、12−ナイロン、66−ナイロン、ナイロン6/66、ナイロン6/12又はナイロン6/66/12等が挙げられる。
また、前記バイオマス由来のポリアミドとしては、例えば、6−ナイロン、11−ナイロン、12−ナイロン、66−ナイロン、ナイロン6/66、ナイロン6/12又はナイロン6/66/12等において、一部又はすべての原料モノマーとしてバイオマス由来のモノマーを使用したもの等が挙げられる。このようなバイオマス由来のポリアミドの一例として、より具体的には、植物性油であるヒマシ油から得られた11−アミノウンデカン酸の縮重合体である、植物性11−ナイロンが挙げられる。
また、前記バイオマス由来のポリエステルとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)又はポリブチレンナフタレート(PBN)等において、一部又はすべての原料モノマーとしてバイオマス由来のモノマーを使用したもの等が挙げられる。
最表層15が含有する前記他の成分は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよく、2種以上である場合、それらの組み合わせ及び比率は、目的に応じて任意に選択できる。
前記割合は、通常、後述する最表層形成用組成物における、常温で気化しない成分の総含有量(質量部)に対する、前記樹脂の含有量(質量部)の割合、と同じである。
最表層15の厚さを、20μm以下とすることで、製造時に安定して押し出しすることができる。
最表層15の厚さを上記範囲内とすることで、製造時に安定して押し出しする効果をより向上させることができる。
接着層19は、これに隣接する、水蒸気バリア層12と中間層13を接着している。
接着層19は、透明性を有する。
接着層19は、任意の構成要素であり、透明多層フィルム1においては省略可能である。ただし、接着層19を備えていることにより、透明多層フィルム1の多層構造がより安定化する。
前記ポリオレフィン系樹脂は、オレフィンから誘導された構成単位を有する樹脂であり、酸性基を有する酸変性ポリオレフィン等の変性ポリオレフィンであってもよい。
ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、エチレン系共重合体、プロピレン系共重合体、ブテン系共重合体、これら共重合体の変性物(換言すると変性共重合体)等が挙げられる。前記ポリオレフィン系樹脂は、接着性がより向上する点では、ランダム共重合体、グラフト共重合体又はブロック共重合体であることが好ましい。
接着層19が含有する前記プロピレン系共重合体としては、例えば、プロピレンとビニル基含有モノマーとの共重合体、その変性物(変性共重合体)等が挙げられる。このようなプロピレン系共重合体として、より具体的には、例えば、無水マレイン酸グラフト変性直鎖状低密度ポリプロピレン、プロピレン系熱可塑性エラストマー等が挙げられる。
接着層19が含有する前記ブテン系共重合体としては、例えば、1−ブテンとビニル基含有モノマーとの共重合体、2−ブテンとビニル基含有モノマーとの共重合体、これら共重合体の変性物(変性共重合体)等が挙げられる。
接着層19が含有する前記他の成分は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよく、2種以上である場合、それらの組み合わせ及び比率は、目的に応じて任意に選択できる。
前記割合は、通常、後述する接着層形成用組成物における、常温で気化しない成分の総含有量(質量部)に対する、接着性を発現する成分の含有量(質量部)の割合、と同じである。
接着層19の厚さは、例えば、3.5〜8.5μmであってもよい。
透明多層フィルム1のヘーズの下限値は、特に限定されない。例えば、透明多層フィルム1の製造が容易である点では、前記ヘーズは0.5%以上であってもよい。
ただし、ここに示す透明多層フィルム1のヘーズは、一例である。
前記他の層は、特に限定されず、目的に応じて任意に選択できる。
前記透明多層フィルムは、例えば、数台の押出機を用いて、各層の形成材料となる樹脂又は樹脂組成物等を溶融押出するフィードブロック法や、マルチマニホールド法等の共押出Tダイ法、空冷式又は水冷式共押出インフレーション法等により、製造できる。
本発明の一実施形態に係る包装体は、前記透明多層フィルムを備えたものである。
前記透明多層フィルムは、その中のイージーピール層によって、他の樹脂フィルム、樹脂シート又は樹脂トレー(換言すると、樹脂製の底材)とシールすることにより、種々の包装体を構成できる。
好ましい前記包装体としては、例えば、蓋材とトレーとを備えており、蓋材が前記透明多層フィルムからなり、トレーが樹脂製のものであり、蓋材(前記透明多層フィルム)中のイージーピール層がトレーとシールされて構成されたもの(トレーを備えた包装体)も挙げられる。
好ましい前記包装体としては、例えば、前記透明多層フィルムが、その中のイージーピール層によって、同じ種類の透明多層フィルム、又は、異なる種類のフィルム若しくはシートと、シールされて構成された軟質ガスパックも挙げられる。
なお、図2以降の図において、既に説明済みの図に示すものと同じ構成要素には、その説明済みの図の場合と同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
蓋材10は、上述の本発明の一実施形態に係る透明多層フィルムであり、例えば、図1に示す透明多層フィルム1を蓋材10として用いることができる。
底材8は、樹脂フィルムを深絞り成形して得られたもの(深絞り成形体)である。すなわち、包装体101は深絞り包装体である。
なお、図2中の蓋材10においては、これを構成している多層フィルム中の各層の区別を省略している。
底材8の凹部80を除く領域の一方の面(本明細書においては、「第1面」と称することがある)8aと、蓋材10の一方の面(本明細書においては、「第1面」と称することがある)10aとは、いずれもシール面であり、互いに対向している。蓋材10が透明多層フィルム1である場合、蓋材10の第1面10aは、イージーピール層11の第1面11aである。
蓋材10が透明多層フィルム1である場合、蓋材10の他方の面(本明細書においては、「第2面」と称することがある)10bは、最表層15の第2面5bである。
底材8のその平坦部における厚さは、300〜500μmであることが好ましい。
すなわち、包装体101は、食品用の包装体として好適であり、電子レンジでの加熱調理用の包装体として、特に好適である。また、電子レンジでの加熱を要する化粧品、医薬品等(アイマスク等)の包装体としても好適である。
前記包装体は、前記透明多層フィルムを用い、包装対象物を収納するための収納部を形成するように、前記透明多層フィルムと、そのシール対象物と、を加熱シールすることにより、製造できる。前記シール対象物としては、上述の底材、トレー、他の樹脂フィルム、樹脂シート等が挙げられる。
前記トレーは、例えば、公知の方法により、平面状の樹脂シートを、目的とする形状に成形することで作製できる。
このように、本実施形態の透明多層フィルムは、深絞り包装体の製造に用いる場合に、特に顕著な効果が得られる。
各実施例及び比較例で用いたポリオレフィン系共重合体(I)を以下に示す。
ポリオレフィン系共重合体(I):R1が水素原子であり、R2がエチル基である。
<<透明多層フィルムの製造>>
<イージーピール層形成用組成物の製造>
低密度ポリエチレン(LDPE、宇部丸善ポリエチレン社製「F522N」)(20質量部)と、ポリプロピレンランダムコポリマー(rPP、住友化学社製「S131」)(45質量部)と、防曇剤マスターバッチ(竹本油脂社製「P302AB」、防曇剤である脂肪酸エステル化合物の含有量が10質量%、ポリプロピレン系樹脂の含有量が90質量%)(30質量部)と、ポリオレフィン系共重合体(I)(5質量部)と、を常温下で混練し、イージーピール層形成用組成物を得た。
ホモポリプロピレン(hPP、住友化学社製「WF836DG3」)(82質量部)と、結晶化核剤マスターバッチ(東京インキ社製「PPM−NAT94」、ソルビトール系結晶化核剤の含有量が10質量%、ポリプロピレン系樹脂の含有量が90質量%)(3質量部)と、防曇剤マスターバッチ(竹本油脂社製「P302AB」、防曇剤である脂肪酸エステル化合物の含有量が10質量%、ポリプロピレン系樹脂の含有量が90質量%)(5質量部)と、を常温下で混練し、水蒸気バリア層形成用組成物を得た。
接着層を構成する樹脂(接着性樹脂)として、変性ポリプロピレン(変性PP、三井化学社製「QE060」)を用意し、中間層を構成する樹脂として、6−ナイロン(Ny6、宇部興産社製「1030B2」、融点225℃)を用意し、酸素バリア層を構成する樹脂として、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH、クラレ社製「J171B」、エチレンの共重合比率32モル%)を用意し、最表層を構成する樹脂として、Ny6にシリカを添加した樹脂(以下、「Ny6/シリカ」と略記することがある)を用意した。最表層中のシリカの含有量は3000ppmとした。
<底材の製造>
hPP層(厚さ170μm)と、接着層(厚さ20μm)と、EVOH層(厚さ20μm)と、接着層(厚さ20μm)と、hPP層(厚さ170μm)とが、この順に、これらの厚さ方向において積層されて構成された、長尺の多層フィルム(厚さ400μm)を用意した。
深絞り包装機(東京食品機械社製「R175」)を用いて、前記多層フィルムを加熱温度140℃、加熱時間4秒、成形時間4秒の条件で、加熱成形することにより、前記多層フィルムの長手方向に、包装対象物の収納部が連続して成形された成形体(底材の連結体)を作製した。
次いで、上記で得られた透明多層フィルムを蓋材として用い、この蓋材と、上記で得られた底材とを、これらの長手方向の向きを一致させて、シール温度170℃、シール時間1.2秒、シール圧力5kgf/cm2の条件で加熱シールした。このとき、蓋材中のイージーピール層と、底材中の前記hPP層と、を加熱シールした。
そして、すべての加熱シールが終了した後に、形成した収納部ごとに、底材と蓋材を切断することにより、前記多層フィルムを底材(厚さ400μm)とし、前記透明多層フィルム(厚さ50μm)を蓋材とした包装体(深絞り包装体)を得た。
[実施例2]
表1に示すように、最表層として、Ny6にシリカを5000ppm添加した樹脂を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、透明多層フィルム及び包装体を製造した。
表1に示すように、最表層として、Ny6にシリカを7000ppm添加した樹脂を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、透明多層フィルム及び包装体を製造した。
表1に示すように、最表層として、Ny6にシリカを10000ppm添加した樹脂を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、透明多層フィルム及び包装体を製造した。
表1に示すように、最表層として、Ny6にシリカを12000ppm添加した樹脂を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、透明多層フィルム及び包装体を製造した。
表1に示すように、最表層として、Ny6にシリカを15000ppm添加した樹脂を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、透明多層フィルム及び包装体を製造した。
表1に示すように、最表層として、Ny6にシリカを17000ppm添加した樹脂を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、透明多層フィルム及び包装体を製造した。
表2に示すように、最表層として、Ny6にシリカを20000ppm添加した樹脂を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、透明多層フィルム及び包装体を製造した。
表2に示すように、最表層として、Ny6にシリカを2000ppm添加した樹脂を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、透明多層フィルム及び包装体を製造した。
表2に示すように、最表層として、Ny6にシリカを1000ppm添加した樹脂を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、透明多層フィルム及び包装体を製造した。
表2に示すように、最表層として、Ny6にシリカを500ppm添加した樹脂を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、透明多層フィルム及び包装体を製造した。
表2に示すように、最表層として、Ny6にシリカを300ppm添加した樹脂を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、透明多層フィルム及び包装体を製造した。
表2に示すように、最表層として、Ny6にシリカを100ppm添加した樹脂を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、透明多層フィルム及び包装体を製造した。
<<透明多層フィルムの製造>>
実施例1の場合と同じ方法で、イージーピール層形成用組成物及び水蒸気バリア層形成用組成物を得た。
実施例1の場合と同じ方法で、包装体を製造した。
<<透明多層フィルムの製造>>
実施例1の場合と同じ方法で、イージーピール層形成用組成物及び水蒸気バリア層形成用組成物を得た。
実施例1の場合と同じ方法で、包装体を製造した。
<<透明多層フィルムの製造>>
実施例1の場合と同じ方法で、イージーピール層形成用組成物及び水蒸気バリア層形成用組成物を得た。
実施例1の場合と同じ方法で、包装体を製造した。
最表層として、Ny6にシリカを3000ppm添加した樹脂に代えて、Ny6(90質量部)と、植物由来の11−ナイロン(アルケマ社製「Rilsan BESVO A FDA」)(4質量部)と、の混合物にシリカを3000ppm添加した樹脂を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、透明多層フィルム及び包装体を製造した。
表3に示すように、最表層として、シリカを添加していないNy6を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、透明多層フィルム及び包装体を製造した。
表3に示すように、最表層として、Ny6にシリカを30000ppm添加した樹脂を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、透明多層フィルム及び包装体を製造した。
<<透明多層フィルムの製造>>
実施例1の場合と同じ方法で、イージーピール層形成用組成物及び水蒸気バリア層形成用組成物を得た。
実施例1の場合と同じ方法で、包装体を製造した。
<ホットタック強度比の算出>
上記の各実施例及び比較例において、別途、押出し成形法により、前記透明多層フィルム中のものと同じである、単層のイージーピール層(厚さ6μm)を作製し、これから幅25.4mmの試験片を作製した。
ホットタック強度測定器テラー社製「モデルHTホットタックヒートシールテスター)を用いて、この試験片の一方の面の全面を、ポリプロピレン層(厚さ170μm)の一方の面と重ね合わせて、シール温度160℃、シール圧力0.473N/mm2、シール時間1.0sec.の条件で加熱シールし、その500msec.後に、引張速度33.3mm/sec.の条件で剥離強度を測定し、その測定値をS160(N/25.4mm)として採用した。
そして、これら測定値から、ホットタック強度比(S170/S160)を算出した。結果を表1〜3に示す。
上記の各実施例及び比較例で得られた10枚の包装体について、1枚ずつ、底材からの蓋材の剥がれの有無を目視観察した。そして、下記基準に従って、加熱シール時の底材からの蓋材の剥がれ抑制効果を評価した。結果を表1〜3中の「蓋材の剥がれ抑制効果」の欄に示す。
A:すべての包装体で剥がれが認められなかった。
B:1枚以上の包装体で剥がれが認められた。
上記の各実施例及び比較例で得られた10枚の包装体において、1枚ずつ、蓋材を底材から剥離し、剥離箇所間での糸引きの有無を、目視により確認した。そして、下記基準に従って、蓋材の糸引き抑制効果を評価した。結果を表1〜3中の「蓋材の糸引き抑制効果」の欄に示す。
(評価基準)
A:すべての包装体で糸引きが全く認められなかった。
B:1枚以上の包装体で糸引きが認められた。
上記の各実施例及び比較例において、別途、押出し成形法により、前記透明多層フィルム中のものと同じである、単層のイージーピール層(厚さ6μm)を作製し、これを試験片とした。この試験片について、JIS C 2139−3−1:2018に準拠して、表面抵抗率(Ω/□)を測定した。結果を表1〜3に示す。
上記の各実施例及び比較例で得られた透明多層フィルムについて、JIS K 7136:2000に準拠して、そのイージーピール層側の外部からヘーズ(%)を測定した。結果を表1〜3に示す。
上記の各実施例及び比較例の透明多層フィルムについて、(JISK7125)に準拠して、イージーピール層と、最表層と、の間の動摩擦係数を測定した。
上記の各実施例及び比較例の透明多層フィルムについて、(JISK7161)に準拠して、温度20度、湿度50%の条件下での最表層の引張弾性率(E1[MPa])と、最表層を温度20℃、湿度90%の条件下で吸湿させた後の、最表層の引張弾性率(E2[MPa])と、を測定した。
下記式を用いて、最表層を温度20℃、湿度90%の条件下で吸湿させた後の、前記最表層の引張弾性率の低下率を求めた。
E=E2/E1
上記の各実施例及び比較例で得られた透明多層フィルムを100N/mの張力にてロール状に巻いて、温度20℃、湿度90%の条件下で吸湿させた後のタルミの有無を目視観察し、下記基準に従って評価した。
A:繰出し時にタルミが認められなかった。
B:繰出し時にタルミが認められた。
上記の各実施例及び比較例で得られた透明多層フィルムを100N/mの張力にてロール状に巻いて、600km輸送した際の巻きズレの有無を目視観察し、下記基準に従って評価した。
A:ロールに3cm以上の巻きズレが認められなかった。
B:ロールに3cm以上の巻きズレが認められた。
11・・・イージーピール層
11a・・・イージーピール層の第1面
12・・・水蒸気バリア層
13・・・中間層
14・・・酸素バリア層
15・・・最表層
101・・・包装体
10・・・蓋材
Claims (17)
- イージーピール層と、前記イージーピール層とは反対側の最表層と、を少なくとも備えた透明多層フィルムであって、
前記イージーピール層と、前記最表層と、の間の動摩擦係数が、0.10以上1.0未満であり、
前記最表層を温度20℃、湿度90%の条件下で吸湿させた後の、前記最表層の引張弾性率の低下率が20%以上であり、
前記最表層の厚さが、20μm以下であり、
前記イージーピール層は、ポリプロピレン系樹脂を含有し、
幅が25.4mm、厚さが6μmである前記イージーピール層の試験片と、厚さが170μmであるポリプロピレン層とを、シール温度170℃でヒートシールした場合のホットタック強度をS 170 とし、シール温度160℃でヒートシールした場合のホットタック強度をS 160 としたとき、S 170 /S 160 ≧0.7の関係を満たし、
前記イージーピール層が、エチレンから誘導された構成単位を少なくとも有するエチレン系重合体、並びに、プロピレンから誘導された構成単位を少なくとも有するプロピレン系重合体、を含有し、
前記イージーピール層が防曇剤を含有し、前記イージーピール層において、前記イージーピール層の総質量に対する、前記防曇剤の含有量の割合は、0.5〜5質量%である、透明多層フィルム。 - 前記最表層が、ポリアミド又はポリエステルを含有する、請求項1に記載の透明多層フィルム。
- 前記最表層が、前記ポリアミド又はポリエステルとして、バイオマス由来のポリアミド又はバイオマス由来のポリエステルを含有する、請求項2に記載の透明多層フィルム。
- JIS C 2139−3−1:2018に準拠して測定された、前記イージーピール層の表面抵抗率が、1×105〜1×1014Ω/□である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の透明多層フィルム。
- 前記イージーピール層の厚さが10μm未満である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の透明多層フィルム。
- 前記透明多層フィルムが、さらに、中間層を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の透明多層フィルム。
- 前記中間層がポリアミドを含有する、請求項6に記載の透明多層フィルム。
- 前記中間層が、前記ポリアミドとして、バイオマス由来のポリアミドを含有する、請求項7に記載の透明多層フィルム。
- 前記透明多層フィルムが、さらに、酸素バリア層を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の透明多層フィルム。
- 前記透明多層フィルムが、さらに、水蒸気バリア層と、中間層と、酸素バリア層と、を含み、
前記水蒸気バリア層と前記中間層は、前記イージーピール層と、前記酸素バリア層と、の間に配置されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の透明多層フィルム。 - 前記透明多層フィルムが、さらに、水蒸気バリア層を含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の透明多層フィルム。
- 前記水蒸気バリア層は、前記イージーピール層に隣接して配置されている、請求項11に記載の透明多層フィルム。
- 前記水蒸気バリア層がポリプロピレンを含有する、請求項11または12に記載の透明多層フィルム。
- 前記水蒸気バリア層が結晶化核剤を含有する、請求項11〜13のいずれか一項に記載の透明多層フィルム。
- 前記水蒸気バリア層の溶融張力が0.2g以上である、請求項11〜14のいずれか一項に記載の透明多層フィルム。
- 前記水蒸気バリア層が、1種のポリプロピレンを含有するか、又は、溶融張力が異なる2種以上のポリプロピレンを含有する、請求項11〜15のいずれか一項に記載の透明多層フィルム。
- 請求項1〜16のいずれか一項に記載の透明多層フィルムを備えた、包装体。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020031692 | 2020-02-27 | ||
JP2020031692 | 2020-02-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6897852B1 true JP6897852B1 (ja) | 2021-07-07 |
JP2021133679A JP2021133679A (ja) | 2021-09-13 |
Family
ID=76650101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020138753A Active JP6897852B1 (ja) | 2020-02-27 | 2020-08-19 | 透明多層フィルム及び包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6897852B1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW202346086A (zh) * | 2022-03-16 | 2023-12-01 | 日商東洋紡股份有限公司 | 積層膜、食品包裝容器用蓋材以及食品包裝容器 |
JP7414165B1 (ja) * | 2023-01-26 | 2024-01-16 | 住友ベークライト株式会社 | 電子部品包装用カバーテープおよび電子部品包装体 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005288793A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 易開封性複合フィルム |
JP4860169B2 (ja) * | 2005-04-01 | 2012-01-25 | 三菱樹脂株式会社 | 易開封性共押出フィルムならびに該フィルムを用いた蓋材および深絞り成形容器 |
JP5061522B2 (ja) * | 2006-07-28 | 2012-10-31 | 東洋紡績株式会社 | ポリエステル系樹脂積層フィルム |
JP5628132B2 (ja) * | 2011-11-01 | 2014-11-19 | 有限会社テクノワールド | 易滑及び離型性熱可塑性樹脂フィルム並びに該熱可塑性樹脂フィルムからなる包装体及び離型又は加工プロセス用支持体フィルム |
JP5835615B2 (ja) * | 2011-12-21 | 2015-12-24 | Dic株式会社 | バリア性易開封ラミネートフィルム及びこれを用いる包装材 |
WO2015033658A1 (ja) * | 2013-09-06 | 2015-03-12 | 三菱樹脂株式会社 | 包装体 |
JP6369221B2 (ja) * | 2014-08-25 | 2018-08-08 | 三菱ケミカル株式会社 | 包装体 |
CN107428968B (zh) * | 2015-03-26 | 2020-12-01 | 东洋纺株式会社 | 聚乙烯系薄膜 |
JP6659309B2 (ja) * | 2015-11-09 | 2020-03-04 | スタープラスチック工業株式会社 | 包装体用フィルム及び包装体 |
WO2018181405A1 (ja) * | 2017-03-29 | 2018-10-04 | 大日本印刷株式会社 | 積層体及び該積層体で構成される袋 |
CN110944918B (zh) * | 2017-07-26 | 2022-04-29 | 东洋纺株式会社 | 使用了聚对苯二甲酸丁二醇酯薄膜的包装袋 |
JP7063028B2 (ja) * | 2018-03-19 | 2022-05-09 | 三菱ケミカル株式会社 | ヒートシール性多層フィルム、および、医療用包装体 |
JP6822447B2 (ja) * | 2018-07-12 | 2021-01-27 | 住友ベークライト株式会社 | 多層フィルム及びそれよりなる包装体 |
-
2020
- 2020-08-19 JP JP2020138753A patent/JP6897852B1/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021133679A (ja) | 2021-09-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
BRPI0804143A2 (pt) | aperfeiçoamento introduzido em cintas/tiras de barreira para embalagens possuindo um filme metalizado não orientado | |
JP2009504524A (ja) | 配向フルオロポリマーを使用した蓋材料 | |
JP6763133B2 (ja) | 多層フィルム及び包装体 | |
JP6897646B2 (ja) | Ma包装用透明多層フィルム及び包装体 | |
BRPI0500850B1 (pt) | Filme multicamadas termoformável coextrusado | |
JP2012236382A (ja) | 易開封性多層フィルム及び該フィルムを用いた包装材 | |
JP6897852B1 (ja) | 透明多層フィルム及び包装体 | |
JP4860169B2 (ja) | 易開封性共押出フィルムならびに該フィルムを用いた蓋材および深絞り成形容器 | |
JP4769602B2 (ja) | 蓋材 | |
WO2012108534A1 (ja) | ヒートシール性積層体及びその製造方法 | |
JP6318737B2 (ja) | ボイル処理用食品包装フィルム、深絞り包装体用底材、および深絞り包装体 | |
JP5935372B2 (ja) | ひねり包装用フィルム及びひねり包装体 | |
JP6881407B2 (ja) | 透明多層フィルム及び包装体 | |
JP6981508B2 (ja) | 透明多層フィルム及び包装体 | |
JP6881408B2 (ja) | 透明多層フィルム及び包装体 | |
JP7367791B2 (ja) | 多層フィルム及び包装体 | |
US20210316920A1 (en) | Readily tearable co-extruded multilayer barrier film and packaging material | |
JP2024054573A (ja) | 透明多層フィルム及び包装体 | |
JP2021133504A (ja) | 多層フィルムおよび深絞り包装体 | |
JP2024054571A (ja) | 透明多層フィルム及び包装体 | |
JP4521807B2 (ja) | ヒートシール性複合フィルム | |
JP6839924B2 (ja) | 蓋材 | |
JP4573015B2 (ja) | 脱酸素剤外装包装体 | |
JP2024054572A (ja) | 透明多層フィルム及び包装体 | |
JP5878339B2 (ja) | 深絞り包装体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200904 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20200904 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20200923 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201215 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210127 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210511 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210524 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6897852 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |