JP6711226B2 - 長尺レールの湾曲搬送機構 - Google Patents
長尺レールの湾曲搬送機構 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6711226B2 JP6711226B2 JP2016189764A JP2016189764A JP6711226B2 JP 6711226 B2 JP6711226 B2 JP 6711226B2 JP 2016189764 A JP2016189764 A JP 2016189764A JP 2016189764 A JP2016189764 A JP 2016189764A JP 6711226 B2 JP6711226 B2 JP 6711226B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- long rail
- curved
- roll
- rail
- transport
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)
Description
前記湾曲搬送路上に設置され、長尺レールを搬送する搬送ローラーと、
前記湾曲搬送路の凸側かつ搬送される長尺レールの先端部と接触しない位置に待機し、長尺レールの先端部が通過すると、待機位置から前進して長尺レールの腹部を押して該長尺レールを前記湾曲搬送路に誘導し、長尺レールの尾端部が通過すると、前記待機位置に後退するプッシャーロールと、
搬送される長尺レールを挟んで前記プッシャーロールと反対側の領域に設置され、前記湾曲搬送路に沿って搬送される長尺レールの腹部に当接する押えロールと、
前記プッシャーロールの進退を制御する制御部とを備えることを特徴としている。
長尺レールの先端部及び尾端部の通過を検知するセンサーを備え、
前記制御部は、
長尺レールの先端部の通過が前記センサーによって検知されると、予め設定したタイミングAで前記プッシャーロールを前進させ、
長尺レールの尾端部の通過が前記センサーによって検知されると、予め設定したタイミングBで前記プッシャーロールを後退させるようにしてもよい。
前記制御部は、
長尺レールを搬送する搬送路の始点から前記プッシャーロールが長尺レールに当接する当接点までの距離及び長尺レールの搬送速度に基づいて、前記搬送路に長尺レールが進入した時点から前記プッシャーロールが該長尺レールに当接するまでの時間Aを計算し、前記時間Aに基づいて前記プッシャーロールを前進させ、
前記搬送路の始点から前記当接点までの距離、長尺レールの長さ、及び長尺レールの搬送速度に基づいて、前記搬送路に長尺レールが進入した時点から該長尺レールの尾端部が前記当接点を通過するまでの時間Bを計算し、前記時間Bに基づいて前記プッシャーロールを後退させるようにしてもよい。
また、プッシャーロールが進退するだけで長尺レールを湾曲搬送できるので、長尺レールの連続搬送に適している。加えて、設備構成がシンプルであるため、設備投資を安価に抑えることができる。
長尺レール搬送装置10は、平面視して湾曲する湾曲搬送路と直線搬送路から構成され、湾曲搬送路には長尺レールの湾曲搬送機構が設けられている。なお、本明細書では、湾曲搬送路と直線搬送路を総称して「搬送路」と呼ぶ。
搬送ローラー11の直径は150mm〜400mm程度、長さは通常200mm〜1000mm程度であり、STKM(機械構造用炭素鋼鋼管)により形成されている。
搬送時には、長尺レールSの底部が搬送ローラー11と接触する。
図2に示すように、プッシャーロール12はシリンダー17を備え、基本的に水平一方向に進退可能とされている。長尺レールSの先端部がプッシャーロール12を通過すると、プッシャーロール12は待機位置から前進して長尺レールSの腹部を押して長尺レールSを湾曲搬送路に誘導し、その状態を維持する。そして、長尺レールSの尾端部がプッシャーロール12を通過すると、プッシャーロール12は待機位置に後退する。
プッシャーロール12が長尺レールSの腹部を押す際、長尺レールSの腹部のうち、やや下寄りのレール重心よりも下部を押すようにすると、長尺レールSの捩れや疵を防止し、転倒しにくい、より安定したレール搬送が可能となる。
なお、押えロール13の形状は略ディスク状とされ、回転自在とされている。押えロール13の材質としては樹脂製ロール等が好適である。
センサー14の設置位置としては、プッシャーロール12よりも長尺レールSの進行方向前方とすることが好ましい。これにより、センサー14が、長尺レールSの先端部又は尾端部の通過を検知した時点で、予め設定したタイミングにプッシャーロール12を前進又は後退させることができる。
また、制御部15は、長尺レール搬送装置10の始点から前記当接点までの距離、長尺レールSの長さ、及び長尺レールSの搬送速度に基づいて、長尺レール搬送装置10に長尺レールSが進入した時点から長尺レールSの尾端部が前記当接点を通過するまでの時間Bを計算し、時間Bに基づいてプッシャーロール12を後退させる。
一対の竪ロールは、レール搬送時に長尺レールSが竪ロールに接触しないように配置してもよいが、わずかに接触しやすい狭幅として、レール搬送時の転倒等をより抑制するようにしてもよい。
長尺レール搬送装置は、100mの直線搬送路2本と、前記直線搬送路間に設けられた湾曲搬送路100mとから構成されている。湾曲搬送路の曲率半径は120m、搬送路の全長は約300mである。搬送路上には、搬送ローラー(直径300mm、長さ800mm)が2m間隔で設置されている。なお、湾曲搬送路では、搬送ローラーがスキューされている。
最大搬送速度は3.8m/sである。
また、表中の「追突疵」は、レールの先端が凹んだ疵(搬送時にロール等に衝突して生じた疵と推定される。)であり、「スリ疵」は、レールの側面等がこすれたような疵である。
追突疵については、疵がない場合を〇、疵がある場合を×、疵が深い場合を××とした。また、スリ疵については、疵がない場合を〇、疵がある場合を×、疵があるが合格レベルである場合を△とした。
・75m長のレールを搬送した実施例では、追突疵もスリ疵も発生しなかった。
・75m長のレールを搬送した従来例1では、追突疵とスリ疵が発生し、追突疵は深い疵であった。
・25m長のレールを搬送した従来例2では、スリ疵については合格レベルであったが、追突疵が発生した。
Claims (5)
- 平面視して湾曲する湾曲搬送路に沿って長尺レールを搬送する搬送機構であって、
前記湾曲搬送路上に設置され、長尺レールを搬送する搬送ローラーと、
前記湾曲搬送路の凸側かつ搬送される長尺レールの先端部と接触しない位置に待機し、長尺レールの先端部が通過すると、待機位置から前進して長尺レールの腹部を押して該長尺レールを前記湾曲搬送路に誘導し、長尺レールの尾端部が通過すると、前記待機位置に後退するプッシャーロールと、
搬送される長尺レールを挟んで前記プッシャーロールと反対側の領域に設置され、前記湾曲搬送路に沿って搬送される長尺レールの腹部に当接する押えロールと、
前記プッシャーロールの進退を制御する制御部とを備えることを特徴とする長尺レールの湾曲搬送機構。 - 請求項1記載の長尺レールの湾曲搬送機構において、
長尺レールの先端部及び尾端部の通過を検知するセンサーを備え、
前記制御部は、
長尺レールの先端部の通過が前記センサーによって検知されると、予め設定したタイミングAで前記プッシャーロールを前進させ、
長尺レールの尾端部の通過が前記センサーによって検知されると、予め設定したタイミングBで前記プッシャーロールを後退させることを特徴とする長尺レールの湾曲搬送機構。 - 請求項1記載の長尺レールの湾曲搬送機構において、
前記制御部は、
長尺レールを搬送する搬送路の始点から前記プッシャーロールが長尺レールに当接する当接点までの距離及び長尺レールの搬送速度に基づいて、前記搬送路に長尺レールが進入した時点から前記プッシャーロールが該長尺レールに当接するまでの時間Aを計算し、前記時間Aに基づいて前記プッシャーロールを前進させ、
前記搬送路の始点から前記当接点までの距離、長尺レールの長さ、及び長尺レールの搬送速度に基づいて、前記搬送路に長尺レールが進入した時点から該長尺レールの尾端部が前記当接点を通過するまでの時間Bを計算し、前記時間Bに基づいて前記プッシャーロールを後退させることを特徴とする長尺レールの湾曲搬送機構。 - 請求項1又は3記載の長尺レールの湾曲搬送機構を備え、前記プッシャーロールと該プッシャーロールに対応する前記押えロールが、平面視して湾曲する湾曲搬送路に沿って複数組配置されていることを特徴とする長尺レール搬送装置。
- 請求項2記載の長尺レールの湾曲搬送機構を備え、前記プッシャーロールと該プッシャーロールに対応する前記押えロール及び前記センサーが、平面視して湾曲する湾曲搬送路に沿って複数組配置されていることを特徴とする長尺レール搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016189764A JP6711226B2 (ja) | 2016-09-28 | 2016-09-28 | 長尺レールの湾曲搬送機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016189764A JP6711226B2 (ja) | 2016-09-28 | 2016-09-28 | 長尺レールの湾曲搬送機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018053517A JP2018053517A (ja) | 2018-04-05 |
JP6711226B2 true JP6711226B2 (ja) | 2020-06-17 |
Family
ID=61835480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016189764A Active JP6711226B2 (ja) | 2016-09-28 | 2016-09-28 | 長尺レールの湾曲搬送機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6711226B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5038637B1 (ja) * | 1972-11-29 | 1975-12-11 | ||
JPS5340802Y2 (ja) * | 1974-10-03 | 1978-10-03 | ||
JPS62168616A (ja) * | 1986-01-22 | 1987-07-24 | Hitachi Ltd | 数値制御ロ−ルベンデイング装置 |
JP4053699B2 (ja) * | 1999-09-14 | 2008-02-27 | 東海旅客鉄道株式会社 | 定尺レール輸送車の積付装置 |
FR2968018B1 (fr) * | 2010-11-29 | 2013-08-16 | Europ De Travaux Ferroviaires Etf | Procede de construction de voie ferree. |
JP5723820B2 (ja) * | 2012-04-04 | 2015-05-27 | 日鉄住金テックスエンジ株式会社 | 長尺レールの搬送装置及び搬送方法 |
KR20140094969A (ko) * | 2013-01-23 | 2014-07-31 | (주)신승엔지니어링 | 철도 레일 하화장비 |
-
2016
- 2016-09-28 JP JP2016189764A patent/JP6711226B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018053517A (ja) | 2018-04-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3619233B2 (ja) | シート状材料のパイルを反転させる装置 | |
KR101997576B1 (ko) | 조관기용 멀티 커팅 시스템 | |
CN108031912B (zh) | 一种双端同步切管修面机 | |
CN104444216A (zh) | 控制柜组装生产线及生产方法 | |
JP6711226B2 (ja) | 長尺レールの湾曲搬送機構 | |
CN107249815B (zh) | 长工件的输送装置 | |
KR101424432B1 (ko) | 연원료 이송장치 | |
CN204872818U (zh) | 木材自动送料装置 | |
CN105714047A (zh) | 一种用于高温钢球淬火装置的上料机构 | |
JPH0961104A (ja) | ワークの機種検出装置 | |
KR101204927B1 (ko) | 압연재 수평 이송 장치 및 방법 | |
KR20180065774A (ko) | 주편 그라인딩 설비 및 주편 그라인딩 방법 | |
JP7040173B2 (ja) | レールの搬送方法 | |
KR100994785B1 (ko) | 플라즈마 컷팅장치 | |
CN217223526U (zh) | 一种连铸机的出坯和热送设备 | |
JP2009076267A (ja) | 誘導加熱方式ビレットヒータの押し棒および誘導加熱方式ビレットヒータ | |
KR101330296B1 (ko) | 주편의 스카핑 방법 | |
KR102357681B1 (ko) | 슬라브 이송 시스템 및 슬라브 이송 방법 | |
JP6183907B2 (ja) | 鋼管の製造方法及びその製造装置 | |
KR102240620B1 (ko) | 권취코일 전도 방지장치 | |
CN216945137U (zh) | 一种轮对的自动挡停装置 | |
CN216541859U (zh) | 一种矫直、探伤、切割一体化的超长钢管生产线 | |
JP2015085947A (ja) | 包装体における収容個数不足検出装置 | |
JP2001233434A (ja) | 台車搬送装置 | |
KR20200011705A (ko) | 선재코일 이송설비 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190415 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200128 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200428 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200511 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6711226 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |