JP6645179B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
初期歪み:10%
振幅:±2.0%
周波数:10Hz
変形モード:引張
測定温度:70℃
図1−2に示されたタイヤを製作した。このタイヤのサイズは、120/70R17である。この実施例1の諸元は、下記の表1に示された通りである。トレッド面の端PTまでの高さHに対するコアの高さHbの比(Hb/H)は、0.15であった。この高さHに対するエイペックスの高さHaの比(Ha/H)は、0.40であった。
インスレーションを設けなかった他は実施例1と同様にして、比較例1のタイヤを得た。この比較例1は、従来のタイヤである。
高さHに対する第二プライの端までの高さHcの比(Hc/H)を下記の表1の通りとした他は実施例1と同様にして、比較例2のタイヤを得た。この比較例1では、第二プライの端は、半径方向において、コアよりも外側に位置している。
高さHに対するインスレーションの内側端までの高さH1の比(H1/H)を下記の表2の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2−4及び比較例3のタイヤを得た。
高さHに対するインスレーションの外側端までの高さH2の比(H2/H)を下記の表3の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例5−9及び比較例4のタイヤを得た。
第一プライの厚さTCに対するインスレーションの厚さTIの比(TI/TC)を下記の表4の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例10−12及び比較例5のタイヤを得た。
第一プライのトッピングゴムの複素弾性率E*(すなわち、弾性率EC)に対するインスレーションの複素弾性率E*(すなわち、弾性率EI)の比(EI/EC)を下記の表5の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例13−16のタイヤを得た。
タイヤを正規リム(サイズ=MT3.50)に組み込み、このタイヤに内圧が250kPaとなるように空気を充填した。このタイヤを、排気量が1000ccである二輪自動車の前輪に装着した。後輪には、市販のタイヤ(サイズ=190/55R17)を装着し、その内圧が250kPaとなるように空気を充填した。後輪のリムのサイズは、MT6.00とされた。この二輪自動車を、その路面がアスファルトであるサーキットコースで走行させて、ライダーによる、ハンドリング特性及び限界特性に関する官能評価を行った。この結果が、10点法で、下記の表1−5に示されている。いずれの項目も、数値が大きいほど好ましい。
本発明の効果を詳細に把握するために、ハンドリング特性及び限界特性の合計値を求めた。この結果が、総合評価として、下記の表1−5に示されている。数値が大きいほど好ましい。
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
8・・・ビード
10・・・カーカス
16・・・インスレーション
18・・・トレッド面
20・・・コア
22・・・エイペックス
26・・・エイペックス22の端
28・・・第一プライ
30・・・第二プライ
32・・・主部
34・・・折り返し部
36・・・折り返し部34の端、又は、第一プライ28の端
40・・・第二プライ30の端
42・・・インスレーション16の半径方向外側端
44・・・インスレーション16の半径方向内側端
Claims (7)
- トレッド、一対のサイドウォール、一対のビード、カーカス及び一対のインスレーションを備えており、
それぞれのサイドウォールが、上記トレッドの端から半径方向略内向きに延びており、
それぞれのビードが、上記サイドウォールよりも半径方向内側に位置しており、
上記カーカスが、上記トレッド及び上記サイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されており、
それぞれのインスレーションが、上記サイドウォールの軸方向内側において、上記ビードから半径方向略外向きに延びており、
上記ビードが、コアと、このコアから半径方向外向きに延びるエイペックスとを備えており、
上記カーカスが、第一プライ及び第二プライを備えており、
上記第一プライが上記コアの周りにて軸方向内側から外側に向かって折り返されることで、この第一プライに主部と折り返し部とが形成されており、この第一プライの端が上記エイペックスの端よりも半径方向外側に位置しており、
上記第二プライが、軸方向において上記第一プライの折り返し部の外側に位置しており、この第二プライの端が上記エイペックスよりも半径方向内側に位置しており、
上記インスレーションが、軸方向において上記第一プライの折り返し部と上記第二プライとの間に位置しており、
半径方向において、上記インスレーションの外側端の位置が上記トレッドの外面の端の位置と一致している、又は、このインスレーションの外側端がこのトレッドの外面の端よりも内側に位置しており、
上記インスレーションの内側端が、半径方向において、上記コアよりも外側に位置しており、
上記インスレーションが、上記第一プライの厚さと同等以上の厚さを有しており、
上記第一プライ及び第二プライのそれぞれが、並列された多数のコードを含んでおり、
上記インスレーションが架橋ゴムからなる、二輪自動車用の空気入りタイヤ。 - ビードベースラインから上記トレッド面の端までの半径方向高さに対するこのビードベースラインから上記インスレーションの内側端までの半径方向高さの比が、0.2以上0.4以下である、請求項1に記載の二輪自動車用の空気入りタイヤ。
- ビードベースラインから上記トレッド面の端までの半径方向高さに対するこのビードベースラインから上記インスレーションの外側端までの半径方向高さの比が、0.8以上1.0以下である、請求項1又は2に記載の二輪自動車用の空気入りタイヤ。
- 上記第一プライの厚さに対する上記インスレーションの厚さの比が1.0以上2.0以下である、請求項1から3のいずれかに記載の二輪自動車用の空気入りタイヤ。
- 上記第一プライがトッピングゴムを含んでおり、
上記トッピングゴムの複素弾性率に対する上記インスレーションの複素弾性率の比が1.0以上2.0以下である、請求項1から4のいすれかに記載の二輪自動車用の空気入りタイヤ。 - 前輪用である、請求項1から5のいすれかに記載の二輪自動車用の空気入りタイヤ。
- トレッド、一対のサイドウォール、一対のビード、カーカス及び一対のインスレーションを備えており、
それぞれのサイドウォールが、上記トレッドの端から半径方向略内向きに延びており、
それぞれのビードが、上記サイドウォールよりも半径方向内側に位置しており、
上記カーカスが、上記トレッド及び上記サイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されており、
それぞれのインスレーションが、上記サイドウォールの軸方向内側において、上記ビードから半径方向略外向きに延びており、
上記ビードが、コアと、このコアから半径方向外向きに延びるエイペックスとを備えており、
上記カーカスが、第一プライ及び第二プライを備えており、
上記第一プライが上記コアの周りにて軸方向内側から外側に向かって折り返されており、この第一プライの端が上記エイペックスの端よりも半径方向外側に位置しており、
上記第二プライが上記第一プライの外側に位置しており、この第二プライの端が上記エイペックスよりも半径方向内側に位置しており、
上記インスレーションが、上記第一プライと上記第二プライとの間に位置しており、
半径方向において、上記インスレーションの外側端の位置が上記トレッドの外面の端の位置と一致している、又は、このインスレーションの外側端がこのトレッドの外面の端よりも内側に位置しており、
上記インスレーションの内側端が、半径方向において、上記コアよりも外側に位置しており、
上記インスレーションが、上記第一プライの厚さと同等以上の厚さを有しており、
上記第一プライ及び第二プライのそれぞれが、並列された多数のコードを含んでおり、
上記インスレーションが架橋ゴムからなり、
上記第一プライがトッピングゴムを含んでおり、
上記トッピングゴムの複素弾性率に対する上記インスレーションの複素弾性率の比が1.0以上2.0以下である、二輪自動車用の空気入りタイヤ。
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