JP6334299B2 - 空調制御装置、空調制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
以下では、空調制御装置による制御対象の空調機が、ビル用マルチシステムである場合を例に説明する。これは、近年、オフィスビルへのビル用マルチシステムの導入が増えており、運転モードが在室者またはビル管理人の操作によって変更されていたためである。
また、以下では、空調機の運転モードと、空調機が温度制御の目標とする室内温度である温度設定値を算出する際に、快適性指標を利用する場合を例に説明する。快適性指標は、人間が感じる快適さを定量的な値で表したものである。例えば、快適性指標には、PMV(Predicted Mean Vote:予測平均温冷感申告)、有効温度、修正有効温度、新有効温度、新標準有効温度、作用温度などを用いることができ、それらの任意の組み合わせを用いてもよい。以下では、快適性指標にPMVを用いた場合を例に説明する。
図1は、本実施形態による空調制御システムの構成図である。同図に示すように、空調制御システムは、空調制御装置1と、中継装置2と、ビル用マルチシステム10とを備えて構成される。ビル用マルチシステム10は、室外機11と、室内機12と、運転装置13とを備えて構成される。室内機12は居室31に設置される。居室31は、空調機の制御対象である被空調室内である。居室31には、さらに、室内温度計41と、室内湿度計42とが設置される。
現在快適性演算部52は、現在値取得部51が取得した室内温度の現在値及び室内湿度の現在値を用いて、居室31の現在の快適性指標を演算する。本実施形態においては、現在快適性演算部52は、現在のPMVを演算する。
現在快適性演算部52は、例えば、特開2002−21375号公報(参考文献1)に開示されている技術を適用してPMVを演算する。快適性指標PMVは、人間の温熱感覚を表す指標としてISO7730により規定され、温度、湿度、平均輻射温度、気流速度、活動量、着衣量の6つの変数を利用して算出される。参考文献1の技術を利用すれば、簡易、かつ、精度よく快適性指標であるPMVを求めることができる。具体的には、PMV演算に必要な既知の変数のうち、所定の変数を除いた変数から独立変数を導出して、PMV簡易演算式を作成する。そして、このPMV簡易演算式に用いるPMV線形モデルの各係数を、重回帰分析の手法を用いて予め求めておく。現在快適性演算部52は、PMV簡易演算式に室内温度の現在値及び室内湿度の現在値を代入してPMVを演算する。
より具体的には、現在快適性演算部52と同様に、参考文献1に開示されている技術を適用することが可能である。この技術によれば、上述したPMV簡易演算式に目標PMVを与えて逆算により室内温度設定値を算出することができる。目標PMVは、ビル用マルチシステム10の運転モードが冷房の場合は、設定された快適性範囲の上限値となり、暖房の場合は、快適性範囲の下限値となり、送風の場合は、快適性範囲の中間値となる。ここでは、運転モードが送風の場合の目標PMVは、快適性範囲の中間値としたが、上限値、あるいは、下限値でもよく、温度設定値を演算しなくてもよい。送風の場合は、温度設定値と関係なく運転するためである。以下では、運転モードが送風のときには、現在快適性演算部52は温度設定値を演算しない場合を説明する。
図3は、空調制御装置1の空調制御処理を示すフローチャートである。空調制御装置1は、空調制御周期毎に各室外機11について同図に示す空調制御処理を実行する。空調制御装置1の快適性範囲設定部53は、ユーザの入力に従って予め快適性範囲を設定している。例えば、ユーザは、コンピュータ端末からインターネットなどのネットワークを介して空調制御装置1が提供するウェブサイトにアクセスし、快適性範囲を送信する。あるいは、ユーザは、コンピュータ端末からネットワークを介して中継装置2が提供するウェブサイトにアクセスして快適性範囲を送信し、中継装置2が受信した快適性範囲を空調制御装置1に通知してもよい。なお、快適性範囲は随時、設定変更が可能である。
運転モードが冷房の場合、温度設定演算部55は、快適性範囲において最も暑さを感じるときの値から所定の範囲内の値に対応した温度を温度設定値とする。本実施形態では、快適性範囲の上限値である+0.5に対応した温度を温度設定値とする。これにより、温度設定演算部55は、点B1と同じ絶対湿度の領域A1内の温度範囲L1の中で最も高い温度、つまり、温度範囲L1の中で点B1に最も近い温度を温度設定値として決定する。
運転モードが暖房の場合、温度設定演算部55は、快適性範囲において最も寒さを感じるときの値から所定の範囲内の値に対応した温度を温度設定値とする。本実施形態では、快適性範囲の下限値である−0.5に対応した温度を温度設定値とする。これにより、温度設定演算部55は、点B2と同じ絶対湿度の領域A1内の温度範囲L2の中で最も低い温度、つまり、温度範囲L2の中で点B2に最も近い温度を温度設定値として決定する。
運転モードが送風の場合、温度設定演算部55は、温度設定なしと判断し、温度設定値を算出しない。
なお、運転モード決定部54は、冷房、暖房、送風のうち一部の運転モードのみを決定してもよい。
また、本実施形態の空調制御装置は、決定した運転モードが室内温度の温度制御を行う運転モードである場合、居室が快適性指標の目標範囲内に収まるように温度設定値を決定し、運転モードとともに中継装置を介して空調機に送信する。よって、過剰な冷房または暖房をしないように空調機を制御して、消費エネルギーを低減することができる。オフィスビルでは、ビル全体の消費エネルギーの中で空調の消費エネルギーが大きな割合を占めている。本実施形態の空調制御装置により、空調の省エネルギー化が推進され、オフィスビルの省エネルギーに大きく貢献する。
また、本実施形態の空調制御装置は、決定された運転モードを利用することで、一回の演算で温度設定値を算出することができる。よって、本実施形態の空調制御装置は、少ない演算量により、空調機の温度設定値を居室の環境に応じて決定することができる。
これにより、ビル用マルチシステム10の室内機12aが居室31からの還気32の温度を計測することができない場合でも、図1に示す空調制御システムと同様の効果を得ることができる。
本実施形態では、快適性湿度をさらに設定する。本実施形態を、第1の実施形態との差分を中心に説明する。本実施形態の空調制御システムは、第1の実施形態の空調制御システムが備える空調制御装置1を、図7に示す空調制御装置1aに置き換えた構成である。
運転モード決定部54aは、室内温度の現在値及び室内湿度の現在値とPMV範囲に加え、快適性湿度設定部61により設定された快適性湿度範囲を利用して、ビル用マルチシステム10の運転モードを決定する。本実施形態では、例として、ビル用マルチシステム10の運転モードを、冷房、暖房、送風に、除湿、加湿を加えた5種類とする。これにより、室内温度の温度制御を行わない運転モードは、送風、除湿、及び加湿となる。温度設定演算部55は、運転モード決定部54aが決定した運転モードが冷房または暖房の場合に、温度設定値を決定する。
図8は、空調機の運転モードの決定方法を説明するための図である。同図に示す空気線図を利用して、運転モード決定部54aが運転モードを決定する方法を具体的に説明する。同図においては、一般的な空気線図のうち、相対温度、相対湿度、及び絶対温度のみの目盛りのみを示し、他の目盛りについては省略している。ここでは、夏期にユーザがPMV範囲を−0.5〜+0.5、快適性湿度範囲を40%〜70%と設定した場合について説明する。運転モード決定部54aは、第1の実施形態と同様に、ユーザが入力したPMV範囲となる室内温度及び室内湿度の範囲を算出する。室内湿度が10%以下または90%以上となるケースは、一般的にオフィスビルでは存在しないため、運転モード決定部54aは、算出した範囲のうち室内湿度が10%〜90%の範囲を領域A1とする。
運転モード決定部54aは、領域A1のうち、快適性湿度設定部61が設定した快適性湿度範囲40%〜70%の領域を領域A11とする。また、運転モード決定部54aは、領域A1のうち、快適性湿度範囲の上限70%よりも高い領域を領域A12とし、快適性湿度範囲の下限40%よりも低い領域を領域A13とする。
点B4は、居室31の現在の室内温度24℃、室内湿度80%を空気線図にプロットしたときの点である。点B4は、ユーザが設定したPMV範囲の領域A1内ではあるが、湿度が高い状態の領域A12に入っている。このため、運転モード決定部54aは、ビル用マルチシステム10の運転モードを除湿と判断する。
点B5は、居室31の現在の室内温度25℃、室内湿度20%を空気線図にプロットしたときの点である。点B5は、ユーザが設定したPMV範囲の領域A1内ではあるが、湿度が低い状態の領域A13に入っている。このため、運転モード決定部54aは、ビル用マルチシステム10の運転モードを加湿と判断する。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られる。そしてさらに、快適性湿度の設定が可能となり、運転モードを除湿または加湿にすることができる。よって、第1の実施形態と比べ、湿度に関してもユーザが期待する快適性を満足する空調制御装置を実現することができる。
本実施形態は、居室の在室人数に応じて温度設定値を補正する。ここでは、第1の実施形態との差分を中心に説明するが、第2の実施形態に適用することもできる。本実施形態の空調制御システムは、第1の実施形態の空調制御システムが備える空調制御装置1を、図9に示す空調制御装置1bに置き換えた構成である。
人数情報取得部73は、居室31の在室人数を取得する。具体的には、人数情報取得部73は、居室31に設置された人数計測手段71が計測した居室の在室人数を示す在室人数情報を受信する。人数計測手段71は、例えば、赤外線センサ、カメラを利用したセンサまたは、CO2濃度から居室の在室人数を推定する装置であってもよい。
温度設定補正部74は、人数情報取得部73が取得した居室の在室人数と、人数閾値設定部72が設定した閾値とを利用して、温度設定演算部55が演算した温度設定値を、中継装置2へ送信する温度設定値に補正する。
まず、人数閾値設定部72は、温度設定値を補正する場合に用いる在室人数の閾値を予め設定しておく。空調制御装置1bは、図3に示す第1の実施形態のステップS1〜ステップS4までの処理を実行する。ステップS4においてさらに、人数情報取得部73は以下の処理を行なう。
例えば、居室人数情報が示す在室人数が「10人」であり、人数閾値設定部72が設定した閾値が「5人」であるとする。温度設定補正部74は、在室人数が閾値を超えているため、温度設定演算部55から取得した温度設定値をそのまま設定送信部56に出力する。
一方、在室人数が「1人」であり、閾値が「5人」であるとする。温度設定補正部74は、在室人数が閾値以下であるため、温度設定演算部55から取得した温度設定値を補正して、設定送信部56に出力する。例えば、温度設定補正部74は、運転モードが冷房のとき、温度設定値を例えば1℃など所定温度だけ上げる補正を行う。また、温度設定補正部74は、運転モードが暖房のとき、温度設定値を例えば1℃など所定温度だけ下げる補正を行う。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られる。さらに、現在の居室の在室人数によって温度設定値を補正するため、第1の実施形態と比較して、さらに消費エネルギーを削減することが可能な空調制御装置を実現することができる。
本実施形態は、負荷調整の実施指示を受信した場合に、温度設定値を補正する。ここでは、第1の実施形態との差分を中心に説明するが、第2、第3の実施形態に適用することもできる。本実施形態の空調制御システムは、第1の実施形態の空調制御システムが備える空調制御装置1を、図10に示す空調制御装置1cに置き換えた構成である。
温度設定補正部82は、DR信号受信部81がDR信号を受信した場合、温度設定演算部55が演算した温度設定値を中継装置2へ送信する温度設定値に補正する。
空調制御装置1cは、図3に示す第1の実施形態のステップS1〜ステップS4までの処理を実行する。ステップS4においてさらに、DR信号受信部81は以下の処理を行なう。
すなわち、DR信号受信部81がDR信号を受信していない場合、温度設定補正部82は、温度設定演算部55から取得した温度設定値をそのまま設定送信部56に出力する。
一方、DR信号受信部81がDR信号を受信した場合、DR信号の受信を温度設定補正部82に出力する。温度設定補正部82は、DR信号の受信が通知された場合、運転モードが冷房のときは、温度設定演算部55から取得した温度設定値を1℃など所定温度だけ上げる補正を行い、設定送信部56に出力する。また、温度設定補正部82は、DR信号の受信が通知された場合、運転モードが暖房のときには、温度設定演算部55から取得した温度設定値を1℃など所定温度だけ下げる補正を行い、設定送信部56に出力する。
設定送信部56が温度設定補正部82から温度設定値を受信すると、空調制御装置1cは、図3のステップS5以降の処理を行う。
本実施形態は、居室の在室人数に応じて快適性範囲を補正する。ここでは、第1の実施形態との差分を中心に説明するが、第2から第4の実施形態に適用することもできる。本実施形態の空調制御システムは、第1の実施形態の空調制御システムが備える空調制御装置1を、図11に示す空調制御装置1dに置き換えた構成である。
人数情報取得部93は、居室31の在室人数を取得する。具体的には、人数情報取得部93は、居室31に設置された人数計測手段91が計測した居室の在室人数を示す在室人数情報を受信する。人数計測手段91は、例えば、赤外線センサ、カメラを利用したセンサまたは、CO2濃度から居室の在室人数を推定する装置であってもよい。
快適性範囲補正部94は、快適性範囲設定部53が設定した快適性範囲を、人数情報取得部93が取得した居室の在室人数と、人数閾値設定部92が設定した閾値とを利用して補正し、補正した快適性範囲を運転モード決定部54へ出力する。
まず、人数閾値設定部92は、快適性範囲を補正する場合に用いる在室人数の閾値を予め設定しておく。人数情報取得部93は、居室31に設置された人数計測手段91から居室31の在室人数が設定された居室人数情報を受信し、快適性範囲補正部94に出力する。快適性範囲補正部94は、人数閾値設定部92が設定した閾値を取得する。
一方、在室人数が「1人」であり、閾値が「5人」であるとする。快適性範囲補正部94は、在室人数が閾値以下であるため、快適性範囲設定部53から取得した快適性範囲を補正して、運転モード決定部54に出力する。例えば、快適性範囲補正部94は、運転モードが冷房のとき、PMV範囲の上限を例えば0.2など所定だけ上げる補正を行う。また、快適性範囲補正部94は、運転モードが暖房のとき、PMV範囲の下限を例えば0.2など所定だけ下げる補正を行う。
その他の補正として、在室人数が閾値以下である場合、快適性範囲補正部94は、運転モードに関わらず、PMV範囲の上限及び下限を所定だけ不快方向の範囲に広げてもよい。
本実施形態は、負荷調整の実施指示を受信した場合に、快適性範囲を補正する。ここでは、第1の実施形態との差分を中心に説明するが、第2から第5の実施形態に適用することもできる。本実施形態の空調制御システムは、第1の実施形態の空調制御システムが備える空調制御装置1を、図12に示す空調制御装置1eに置き換えた構成である。
快適性範囲補正部102は、DR信号受信部101がDR信号を受信した場合、快適性範囲設定部53が設定した快適性範囲を補正して運転モード決定部54へ出力する。
DR信号受信部101がDR信号を受信していない場合、快適性範囲補正部102は、快適性範囲設定部53が設定した快適性範囲をそのまま設定送信部56に出力する。
一方、DR信号受信部101がDR信号を受信した場合、DR信号の受信を快適性範囲補正部102に出力する。快適性範囲補正部102は、DR信号の受信が通知された場合、運転モードが冷房のときはPMV範囲の上限を0.2など所定だけ上げる補正を行う。また、快適性範囲補正部102は、運転モードが暖房のときはPMV範囲の下限を0.2など所定だけ下げる補正を行う。快適性範囲補正部102は、補正したPMV範囲を運転モード決定部54に出力する。
また、設定送信部56は、運転モード決定部54、54aが電源OFFと判断した次の制御周期に送風以外の運転モードを決定した場合、決定された運転モードに加えて空調機の電源ON(電源投入)の指示を送信する。つまり、設定送信部56は、空調機の電源断の指示を送信した後に運転モード決定部54が冷房または暖房の運転モードを決定した場合、空調機の電源投入の指示と、運転モードと、温度設定値とを送信する。また、設定送信部56は、空調機の電源断の指示を送信した後に運転モード決定部54aが冷房、暖房、加湿または除湿の運転モードを決定した場合、空調機の電源投入の指示と、運転モードと、運転モードが冷房または暖房のときには温度設定値とを送信する。
また、以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、温度設定演算部を持つことにより、在室者の快適性を考慮しつつ、空調機の消費エネルギーを低減させるような温度設定値を少ない演算量で演算し、空調機を制御することができる。
Claims (11)
- 室内温度の値及び室内湿度の値を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記室内温度の値及び前記室内湿度の値が、予め設定された快適性範囲に対応した温度及び湿度の範囲に含まれている場合、前記室内湿度の値が、予め設定された快適な湿度範囲に含まれているときには空調機の運転モードを送風と判断し、前記湿度範囲よりも高いときには除湿と判断し、前記湿度範囲よりも低いときには加湿と判断する運転モード決定部と、
前記室内温度の値及び前記室内湿度の値が前記快適性範囲に対応した温度及び湿度の範囲に含まれていない場合、前記室内温度の値及び前記室内湿度の値から得られる絶対湿度のときの前記快適性範囲内の温度を、前記空調機の温度制御の目標となる室内温度である温度設定値として決定する温度設定決定部と、
前記運転モード決定部が決定した前記運転モード又は前記温度設定決定部が決定した前記温度設定値を送信する設定送信部と、
を備える空調制御装置。 - 前記運転モード決定部は、前記室内温度の値及び前記室内湿度の値が前記快適性範囲に対応した温度及び湿度の範囲に含まれている場合、前記室内湿度の値が、予め設定された快適な湿度範囲に含まれているときには空調機の電源断と判断し、前記湿度範囲よりも高いときには除湿と判断し、前記湿度範囲よりも低いときには加湿と判断し、
前記設定送信部は、前記運転モード決定部が空調機の電源断と判断した場合、空調機の電源断の指示を送信し、空調機の電源断の指示を送信した後に前記運転モード決定部が加湿または除湿の運転モードを決定した場合、あるいは、前記温度設定決定部が前記温度設定値を決定した場合、前記運転モード決定部が決定した前記運転モード又は前記温度設定決定部が決定した前記温度設定値に加えて空調機の電源投入の指示を送信する請求項1に記載の空調制御装置。 - 前記温度設定決定部は、前記室内温度の値及び前記室内湿度の値が前記快適性範囲に対応した温度及び湿度の範囲に含まれておらず、かつ、前記室内温度の値が前記範囲よりも高い場合、前記快適性範囲における前記絶対湿度のときの温度範囲の中で最も暑さを感じる値から所定範囲内の値に対応した温度を温度設定値として決定し、前記室内温度の値及び前記室内湿度の値が前記快適性範囲に対応した温度及び湿度の範囲に含まれておらず、かつ、前記室内温度の値が前記範囲よりも低い場合、前記快適性範囲における前記絶対湿度のときの温度範囲の中で最も寒さを感じる値から所定範囲内の値に対応した温度を温度設定値として決定する、
請求項1又は請求項2に記載の空調制御装置。 - 前記取得部は、室内の複数の個所で測定された室内温度の値及び室内湿度の値を受信し、受信した複数の前記室内温度の値及び複数の前記室内湿度の値に基づいて、運転モードの判断及び温度設定値の決定に用いられる室内温度の値及び室内湿度の値を取得する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の空調制御装置。
- 在室人数情報を取得する人数情報取得部と、
前記温度設定決定部が決定した前記温度設定値を、前記人数情報取得部が取得した前記在室人数情報により示される居室内の在室人数に応じて補正する温度設定補正部とをさらに備え、
前記設定送信部は、前記運転モード決定部が決定した前記運転モード、又は、前記温度設定補正部が補正した前記温度設定値を送信する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の空調制御装置。 - 負荷調整の実施を指示する負荷調整実施信号を受信する信号受信部と、
前記信号受信部が負荷調整実施信号を受信した場合に、前記温度設定決定部が決定した前記温度設定値を補正する温度設定補正部とをさらに備え、
前記設定送信部は、前記運転モード決定部が決定した前記運転モード、又は、前記温度設定補正部が補正した前記温度設定値を送信する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の空調制御装置。 - 在室人数情報を取得する人数情報取得部と、
前記人数情報取得部が取得した前記在室人数情報により示される居室内の在室人数に応じて前記快適性範囲を補正する快適性範囲補正部とをさらに備え、
前記運転モード決定部は、前記快適性範囲補正部が補正した前記快適性範囲を用いて運転モードを判断し、
前記温度設定決定部は、前記快適性範囲補正部が補正した前記快適性範囲を用いて温度設定値を決定する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の空調制御装置。 - 負荷調整の実施を指示する負荷調整実施信号を受信する信号受信部と、
前記信号受信部が負荷調整実施信号を受信した場合に前記快適性範囲を補正する快適性範囲補正部とをさらに備え、
前記運転モード決定部は、前記快適性範囲補正部が補正した前記快適性範囲を用いて運転モードを判断し、
前記温度設定決定部は、前記快適性範囲補正部が補正した前記快適性範囲を用いて温度設定値を決定する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の空調制御装置。 - 前記快適性範囲は、予測平均温冷感申告、有効温度、修正有効温度、新有効温度、新標準有効温度、及び作用温度のうちいずれか1以上の快適性指標の範囲に基づいて得られる請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の空調制御装置。
- 空調制御装置が実行する空調制御方法であって、
室内温度の値及び室内湿度の値を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて取得された前記室内温度の値及び前記室内湿度の値が、予め設定された快適性範囲に対応した温度及び湿度の範囲に含まれている場合、前記室内湿度の値が、予め設定された快適な湿度範囲に含まれているときには空調機の運転モードを送風と判断し、前記湿度範囲よりも高いときには除湿と判断し、前記湿度範囲よりも低いときには加湿と判断する運転モード決定ステップと、
前記室内温度の値及び前記室内湿度の値が前記快適性範囲に対応した温度及び湿度の範囲に含まれていない場合、前記室内温度の値及び前記室内湿度の値から得られる絶対湿度のときの前記快適性範囲内の温度を、前記空調機の温度制御の目標となる室内温度である温度設定値として決定する温度設定決定ステップと、
前記運転モード決定ステップにおいて決定された前記運転モード又は前記温度設定決定ステップにおいて決定された前記温度設定値を送信する設定送信ステップと、
を有する空調制御方法。 - コンピュータに、
室内温度の値及び室内湿度の値を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて取得された前記室内温度の値及び前記室内湿度の値が、予め設定された快適性範囲に対応した温度及び湿度の範囲に含まれている場合、前記室内湿度の値が、予め設定された快適な湿度範囲に含まれているときには空調機の運転モードを送風と判断し、前記湿度範囲よりも高いときには除湿と判断し、前記湿度範囲よりも低いときには加湿と判断する運転モード決定ステップと、
前記室内温度の値及び前記室内湿度の値が前記快適性範囲に対応した温度及び湿度の範囲に含まれていない場合、前記室内温度の値及び前記室内湿度の値から得られる絶対湿度のときの前記快適性範囲内の温度を、前記空調機の温度制御の目標となる室内温度である温度設定値として決定する温度設定決定ステップと、
前記運転モード決定ステップにおいて決定された前記運転モード又は前記温度設定決定ステップにおいて決定された前記温度設定値を送信する設定送信ステップと、
を実行させるためのプログラム。
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