JP6301350B2 - 投映像表示用ハーフミラーおよびその製造方法、ならびに投映像表示システム - Google Patents
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Description
本発明の課題は、上記の要請に応える新規な投映像表示用ハーフミラーを提供することである。
[1]可視光透過性を有する投映像表示用ハーフミラーであって、
コレステリック液晶相を固定した層を含み、
投映像表示側に最も近い上記コレステリック液晶相を固定した層の投映像表示側の面において、コレステリック液晶相を形成する液晶分子のダイレクタが均一である、投映像表示用ハーフミラー。
[2]コレステリック液晶相を固定した層を3層以上含み、上記3層以上のコレステリック液晶相を固定した層は互いに異なる選択反射の中心波長を示す[1]に記載の投映像表示用ハーフミラー。
[3]上記の3層以上のコレステリック液晶相を固定した層それぞれの両表面のコレステリック液晶相を形成する液晶分子のダイレクタが均一である[2]に記載の投映像表示用ハーフミラー。
[4]上記の3層以上のコレステリック液晶相を固定した層が、先に作製されたコレステリック液晶相を固定した層表面に直接、別のコレステリック液晶相を固定した層を形成することを繰り返すことによって得られたものであり、上記の3層以上のコレステリック液晶相を固定した層のいずれの層間にも他の層を含まない[2]または[3]に記載の投映像表示用ハーフミラー。
[6]反射防止層を含み、
上記反射防止層が投映像表示側の最表面にある[1]〜[5]のいずれか一項に記載の投映像表示用ハーフミラー。
[7]基材を含む[1]〜[6]のいずれか一項に記載の投映像表示用ハーフミラー。
[8]反射防止層1、上記コレステリック液晶相を固定した層、基材をこの順で含む[1]〜[7]のいずれか一項に記載の投映像表示用ハーフミラー。
[9]反射防止層1、上記コレステリック液晶相を固定した層、上記基材、反射防止層2をこの順で含む[8]に記載の投映像表示用ハーフミラー。
[10]上記基材が低複屈折性基材であって、上記基材に対して上記コレステリック液晶相を固定した層の反対側に反射防止層を含まない[7]または[8]に記載の投映像表示用ハーフミラー。
[12]反射防止層1、基材、上記コレステリック液晶相を固定した層をこの順で含む[1]〜[7]のいずれか一項に記載の投映像表示用ハーフミラー。
[13]ヘッドアップディスプレイのコンバイナとして使用される[1]〜[12]のいずれか一項に記載の投映像表示用ハーフミラー。
[14]プロジェクターと[1]〜[13]のいずれか一項に記載の投映像表示用ハーフミラーとを含む、投映像表示システムであって、
上記プロジェクターの光源の発光波長が上記コレステリック液晶相を固定した層の選択反射帯にある投映像表示システム。
[15]プロジェクターと[8]〜[12]のいずれか一項に記載の投映像表示用ハーフミラーとを含む、投映像表示システムであって、
上記プロジェクターの光源の発光波長が上記コレステリック液晶相を固定した層の選択反射帯にあり、
上記プロジェクター、反射防止層1、上記コレステリック液晶相を固定した層がこの順で配置されている投映像表示システム。
[16]ヘッドアップディスプレイとして使用される[14]または[15]に記載の投映像表示システム。
(1)仮支持体のラビングされた表面、または仮支持体上に設けられた配向層の表面に、重合性液晶化合物を含む液晶組成物を塗布すること、
(2)上記重合性液晶化合物を配向させてコレステリック液晶相を形成し、さらに上記配向を固定して、上記液晶組成物からコレステリック液晶相を固定した層を形成すること、
(3)上記仮支持体を剥離すること、
(4)上記剥離後に得られる剥離面が投映像表示側となるように、上記コレステリック液晶相を固定した層を基材に接着させること。
[18]コレステリック液晶相を固定した層および投映像表示側の最表面に反射防止層を含む、可視光透過性を有する投映像表示用ハーフミラーの製造方法であって、以下を含む製造方法:
(1)仮支持体のラビングされた表面、または仮支持体上に設けられた配向層の表面に、重合性液晶化合物を含む液晶組成物を塗布すること、
(2)上記重合性液晶化合物を配向させてコレステリック液晶相を形成し、さらに上記配向を固定して、上記液晶組成物からコレステリック液晶相を固定した層を形成すること、
(3)上記仮支持体を剥離すること、
(4)上記剥離後に得られる剥離面を反射防止層に接着させること。
なお、本明細書において「〜」とはその前後に記載される数値を下限値および上限値として含む意味で使用される。
本明細書において、角度(例えば「90°」等の角度)、及びその関係(例えば、「垂直」、「水平」、等)については、本発明が属する技術分野において許容される誤差の範囲を含むものとする。例えば、厳密な角度±10°未満の範囲内であることなどを意味し、厳密な角度との誤差は、5°以下であることが好ましく、3°以下であることがより好ましい。
本明細書において、光透過率の算出に関連して必要である光強度の測定は、例えば通常の可視スペクトルメータを用いて、リファレンスを空気として、測定したものであればよい。
本明細書において、単に「反射光」または「透過光」というときは、散乱光および回折光を含む意味で用いられる。
また、照度計や光スペクトルメータに測定対象物を取り付けても測定することができる。右円偏光透過板をつけ、右円偏光量を測定、左円偏光透過板をつけ、左円偏光量を測定することにより、比率を測定できる。
本明細書において、投映像表示用ハーフミラーとは、プロジェクター等から投映された画像を視認可能に表示することができるとともに、上記画像が表示されている同じ面側から投映像表示用ハーフミラーを観察したときに、反対の面側にある情報または風景を同時に観察することができる光学部材を意味する。すなわち、投映像表示用ハーフミラーは、外界光と映像光を重ねあわせて表示する光路コンバイナとしての機能を有する。
本発明の投映像表示用ハーフミラーはコレステリック液晶相を固定した層を少なくとも1層含み、投映像表示側に最も近いコレステリック液晶相を固定した層の投映像表示側の面において、コレステリック液晶相を形成する液晶分子のダイレクタが均一である。本明細書においては、コレステリック液晶相を固定した層をコレステリック液晶層または液晶層ということがある。
本発明の投映像表示用ハーフミラーは、コレステリック液晶層の他に後述の反射防止層、配向層、支持体、接着層、基材などの層を含んでいてもよい。一方、光を反射または吸収する光遮断層を含まないことが好ましい。周囲風景の視認やハーフミラーの反対側の情報の視認のための高い透明性(60%以上、好ましくは70%以上の光透過性)を得るためである。
コレステリック液晶層は選択反射帯(選択反射波長域)において、右円偏光または左円偏光のいずれか一方のセンスの円偏光を選択的に反射させ、他方のセンスの円偏光を透過させる円偏光選択反射層として機能する。すなわち、反射される円偏光のセンスは、透過される円偏光のセンスが右であれば左であり、透過される円偏光のセンスが左であれば右である。コレステリック液晶層の上記の機能により投射光のうち選択反射を示す波長において、いずれか一方のセンスの円偏光を反射させて、投映像を形成することができる。
円偏光選択反射性を示すフィルムとして、重合性液晶化合物を含む組成物から形成されたフィルムは従来から数多く知られており、コレステリック液晶相を固定した層(コレステリック液晶層)については、それらの従来技術を参照することができる。
選択反射の中心波長λは、コレステリック相における螺旋構造のピッチ長P(=螺旋の周期)に依存し、コレステリック液晶層の平均屈折率nとλ=n×Pの関係に従う。なお、本明細書において、コレステリック液晶層が有する選択反射の中心波長λは、コレステリック液晶層の法線方向から測定した円偏光反射スペクトルの反射ピークの重心位置にある波長を意味する。上記式から分かるように、螺旋構造のピッチ長を調節することによって、選択反射の中心波長を調整できる。すなわち、n値とP値を調節して、例えば、青色光に対して右円偏光または左円偏光のいずれか一方を選択的に反射させるために、中心波長λを調節し、見かけ上の選択反射の中心波長が450nm〜495nmの波長域となるようにすることができる。なお、見かけ上の選択反射の中心波長とは実用の際(投映像表示用ハーフミラーとしての使用時)の観察方向から測定したコレステリック液晶層の円偏光反射スペクトルの反射ピークの重心位置にある波長を意味する。例えば、コレステリック液晶層に対して斜めに光が入射する場合は、選択反射の中心波長はコレステリック液晶層の法線方向から光を入射して測定した時の中心波長より短波長側にシフトする。
コレステリック液晶相のピッチ長は重合性液晶化合物とともに用いるキラル剤の種類、またはその添加濃度に依存するため、これらを調整することによって所望のピッチ長を得ることができる。なお、螺旋のセンスやピッチの測定法については「液晶化学実験入門」日本液晶学会編 シグマ出版2007年出版、46頁、および「液晶便覧」液晶便覧編集委員会 丸善 196頁に記載の方法を用いることができる。
円偏光選択反射を示す選択反射帯の半値幅Δλ(nm)は、Δλが液晶化合物の複屈折Δnと上記ピッチ長Pに依存し、Δλ=Δn×Pの関係に従う。そのため、選択反射帯の幅の制御は、Δnを調整して行うことができる。Δnの調整は重合性液晶化合物の種類やその混合比率を調整したり、配向固定時の温度を制御したりすることで行うことができる。
選択反射の中心波長が同一の1種のコレステリック液晶層の形成のために、周期Pが同じで、同じ螺旋のセンスのコレステリック液晶層を複数積層してもよい。周期Pが同じで、同じ螺旋のセンスのコレステリック液晶層を積層することによっては、特定の波長で円偏光選択性を高くすることができる。
以下、コレステリック液晶層の作製材料および作製方法について説明する。
上記コレステリック液晶層の形成に用いる材料としては、重合性液晶化合物とキラル剤(光学活性化合物)とを含む液晶組成物などが挙げられる。必要に応じてさらに界面活性剤や重合開始剤などと混合して溶剤などに溶解した上記液晶組成物を、支持体、配向膜、下層となるコレステリック液晶層などに塗布し、コレステリック配向熟成後、固定化してコレステリック液晶層を形成することができる。
重合性液晶化合物は、棒状液晶化合物であっても、円盤状液晶化合物であってもよいが、棒状液晶化合物であることが好ましい。
コレステリック液晶層を形成する棒状の重合性液晶化合物の例としては、棒状ネマチック液晶化合物が挙げられる。棒状ネマチック液晶化合物としては、アゾメチン類、アゾキシ類、シアノビフェニル類、シアノフェニルエステル類、安息香酸エステル類、シクロヘキサンカルボン酸フェニルエステル類、シアノフェニルシクロヘキサン類、シアノ置換フェニルピリミジン類、アルコキシ置換フェニルピリミジン類、フェニルジオキサン類、トラン類およびアルケニルシクロヘキシルベンゾニトリル類が好ましく用いられる。低分子液晶化合物だけではなく、高分子液晶化合物も用いることができる。
キラル剤はコレステリック液晶相の螺旋構造を誘起する機能を有する。キラル化合物は、化合物によって誘起する螺旋のセンスまたは螺旋ピッチが異なるため、目的に応じて選択すればよい。
キラル剤としては、特に制限はなく、公知の化合物(例えば、液晶デバイスハンドブック、第3章4−3項、TN、STN用カイラル剤、199頁、日本学術振興会第142委員会編、1989に記載)、イソソルビド、イソマンニド誘導体を用いることができる。
キラル剤は、一般に不斉炭素原子を含むが、不斉炭素原子を含まない軸性不斉化合物あるいは面性不斉化合物もキラル剤として用いることができる。軸性不斉化合物または面性不斉化合物の例には、ビナフチル、ヘリセン、パラシクロファンおよびこれらの誘導体が含まれる。キラル剤は、重合性基を有していてもよい。キラル剤と液晶化合物とがいずれも重合性基を有する場合は、重合性キラル剤と重合性液晶化合物との重合反応により、重合性液晶化合物から誘導される繰り返し単位と、キラル剤から誘導される繰り返し単位とを有するポリマーを形成することができる。この態様では、重合性キラル剤が有する重合性基は、重合性液晶化合物が有する重合性基と、同種の基であることが好ましい。従って、キラル剤の重合性基も、不飽和重合性基、エポキシ基またはアジリジニル基であることが好ましく、不飽和重合性基であることがさらに好ましく、エチレン性不飽和重合性基であることが特に好ましい。
また、キラル剤は、液晶化合物であってもよい。
液晶組成物における、キラル剤の含有量は、重合性液晶性化合物量の0.01モル%〜200モル%が好ましく、1モル%〜30モル%がより好ましい。
液晶組成物は、重合開始剤を含有していることが好ましい。紫外線照射により重合反応を進行させる態様では、使用する重合開始剤は、紫外線照射によって重合反応を開始可能な光重合開始剤であることが好ましい。光重合開始剤の例には、α−カルボニル化合物(米国特許第2367661号、同2367670号の各明細書記載)、アシロインエーテル(米国特許第2448828号明細書記載)、α−炭化水素置換芳香族アシロイン化合物(米国特許第2722512号明細書記載)、多核キノン化合物(米国特許第3046127号、同2951758号の各明細書記載)、トリアリールイミダゾールダイマーとp−アミノフェニルケトンとの組み合わせ(米国特許第3549367号明細書記載)、アクリジンおよびフェナジン化合物(特開昭60−105667号公報、米国特許第4239850号明細書記載)およびオキサジアゾール化合物(米国特許第4212970号明細書記載)等が挙げられる。
液晶組成物中の光重合開始剤の含有量は、重合性液晶化合物の含有量に対して0.1〜20質量%であることが好ましく、0.5質量%〜5質量%であることがさらに好ましい。
液晶組成物は、硬化後の膜強度向上、耐久性向上のため、任意に架橋剤を含有していてもよい。架橋剤としては、紫外線、熱、湿気等で硬化するものが好適に使用できる。
架橋剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えばトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート等の多官能アクリレート化合物;グリシジル(メタ)アクリレート、エチレングリコールジグリシジルエーテル等のエポキシ化合物;2,2−ビスヒドロキシメチルブタノール−トリス[3−(1−アジリジニル)プロピオネート]、4,4−ビス(エチレンイミノカルボニルアミノ)ジフェニルメタン等のアジリジン化合物;ヘキサメチレンジイソシアネート、ビウレット型イソシアネート等のイソシアネート化合物;オキサゾリン基を側鎖に有するポリオキサゾリン化合物;ビニルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルトリメトキシシラン等のアルコキシシラン化合物などが挙げられる。また、架橋剤の反応性に応じて公知の触媒を用いることができ、膜強度および耐久性向上に加えて生産性を向上させることができる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
架橋剤の含有量は、3質量%〜20質量%が好ましく、5質量%〜15質量%がより好ましい。架橋剤の含有量が、3質量%未満であると、架橋密度向上の効果が得られないことがあり、20質量%を超えると、コレステリック液晶層の安定性を低下させてしまうことがある。
液晶組成物中には、安定的にまたは迅速にプレーナー配向のコレステリック液晶層とするために寄与する配向制御剤を添加してもよい。配向制御剤の例としては特開2007−272185号公報の段落〔0018〕〜〔0043〕等に記載のフッ素(メタ)アクリレート系ポリマー、特開2012−203237号公報の段落〔0031〕〜〔0034〕等に記載の式(I)〜(IV)で表される化合物などが挙げられる。
なお、配向制御剤としては1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
その他、液晶組成物は、塗膜の表面張力を調整し膜厚を均一にするための界面活性剤、および重合性モノマー等の種々の添加剤から選ばれる少なくとも1種を含有していてもよい。また、液晶組成物中には、必要に応じて、さらに重合禁止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定化剤、色材、金属酸化物微粒子等を、光学的性能を低下させない範囲で添加することができる。
有機溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えばケトン類、アルキルハライド類、アミド類、スルホキシド類、ヘテロ環化合物、炭化水素類、エステル類、エーテル類、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、環境への負荷を考慮した場合にはケトン類が特に好ましい。
本発明の投映像表示用ハーフミラーにおいては、投映像表示側に最も近いコレステリック液晶相を固定した層の投映像表示側の面において、コレステリック液晶相を形成する液晶分子のダイレクタが均一である。液晶分子のダイレクタが均一とは、コレステリック液晶層を形成する分子の配向方向が40°以内、好ましくは15°以内で揃っていることを意味する。層表面における液晶分子の配向方向は選択反射帯以外の波長の直線偏光に対する反射率の極大値を示す偏光方位を測定する方法、もしくは液晶層表面に二色性染料を混合した液晶組成物を塗布し、その偏光吸収最大値の方位を測定することなどで確認することができる。
このような構成は 液晶層の膜厚を厳密に均一にする方法、具体的には乾燥条件の最適化や界面活性剤を使用して40nm以下の厚みムラ以内にすることや、液晶組成物を塗布し、溶媒乾燥後にラビングなどの配向処理を施したベースを気泡が入らないように液晶組成物塗布膜にラミネートし、配向熟成した後に重合固定するなどの製造方法により実現可能である。
支持体は特に限定されない。コレステリック液晶層の形成のために用いられる支持体は、コレステリック液晶層形成後に剥離される仮支持体であってもよい。支持体が仮支持体である場合は、本発明の投映像表示用ハーフミラーを構成する層とはならないため、透明性や屈折性などの光学特性に関する制限は特にない。 支持体(仮支持体)としては、プラスチックフィルムの他、ガラス等を用いてもよい。プラスチックフィルムの例としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)などのポリエステル、ポリカーボネート、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン、ポリアミド、ポリオレフィン、セルロース誘導体、シリコーンなどが挙げられる。
支持体の膜厚としては、5μm〜1000μm程度であればよく、好ましくは10μm〜250μmであり、より好ましくは15μm〜90μmである。
配向膜は、有機化合物、ポリマー(ポリイミド、ポリビニルアルコール、ポリエステル、ポリアリレート、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリアミド、変性ポリアミドなどの樹脂)のラビング処理、無機化合物の斜方蒸着、マイクログルーブを有する層の形成、またはラングミュア・ブロジェット法(LB膜)による有機化合物(例えば、ω−トリコサン酸、ジオクタデシルメチルアンモニウムクロライド、ステアリル酸メチル)の累積のような手段で、設けることができる。更に、電場の付与、磁場の付与または光照射により、配向機能が生じる配向膜も知られている。
特にポリマーからなる配向膜はラビング処理を行ったうえで、ラビング処理面に液晶層形成のための組成物を塗布することが好ましい。ラビング処理は、ポリマー層の表面を、紙、布で一定方向に、数回擦ることにより実施することができる。
配向膜を設けずに支持体表面、または支持体をラビング処理した表面に、液晶組成物を塗布してもよい。
支持体が仮支持体である場合は、配向膜は仮支持体とともに剥離されて本発明の投映像表示用ハーフミラーを構成する層とはならなくてもよい。
配向層の厚さは0.01〜5μmであることが好ましく、0.05〜2μmであることがさらに好ましい。
支持体表面または配向膜表面であって、好ましくはラビング処理された表面にコレステリック液晶層を形成し、その後、仮支持体および/または配向膜を剥離することにより、液晶分子のダイレクタが均一である表面を投映像表示側とする構成を多様にとることができる。例えば、上記剥離面を反射防止層に接着して投映像表示用ハーフミラーを構成することができる。また、仮支持体とは反対側の面で基材等に接着後、仮支持体および必要に応じて配向膜を剥離して、投映像表示側とすることができる。
本発明の投映像表示用ハーフミラーは反射防止層を含むことが好ましい。反射防止層は、最表面に含まれていることが好ましく、投映像表示用ハーフミラーの使用の際に観察側(投映像表示側)となる方向の最表面に設けられていることが好ましい。明暗や色のムラが低減するからである。
また、反射防止層は可視光に対し透明であることが好ましい。
反射防止層によりムラが低減する理由は、投映像表示用ハーフミラーの観察側最表面に反射防止層を設けることにより、最表面の反射光が抑制されるためと考えられる。コレステリック液晶層を利用した投映像表示用ハーフミラーにおいては、最表面での反射光と、コレステリック液晶層での選択反射光との干渉によってコレステリック液晶層での選択反射が強められたり弱められたりすることによるムラが観測されている場合があると考えられる。
構成例としては、下側から順に、高屈折率層/低屈折率層の2層のものや、屈折率の異なる3層を、中屈折率層(下層よりも屈折率が高く、高屈折率層よりも屈折率の低い層)/高屈折率層/低屈折率層の順に積層されているもの等があり、更に多くの反射防止層を積層するものも提案されている。中でも、耐久性、光学特性、コストや生産性等から、ハードコート層上に、中屈折率層/高屈折率層/低屈折率層の順に有することが好ましく、例えば、特開平8−122504号公報、特開平8−110401号公報、特開平10−300902号公報、特開2002−243906号公報、特開2000−111706号公報等に記載の構成が挙げられる。また、膜厚変動に対するロバスト性に優れる3層構成の反射防止フィルムは特開2008−262187号公報に記載されている。上記3層構成の反射防止フィルムは、画像表示装置の表面に設置した場合、反射率の平均値を0.5%以下とすることができ、映り込みを著しく低減することができ、立体感に優れる画像を得ることができる。また、各層に他の機能を付与させてもよく、例えば、防汚性の低屈折率層、帯電防止性の高屈折率層、帯電防止性のハードコート層、防眩性のハードコート層としたもの(例、特開平10−206603号公報、特開2002−243906号公報、特開2007−264113号公報等)等が挙げられる。
無機材料で形成される多層膜としては、基板側からZrO2層とSiO2層の合計光学的膜厚がλ/4、ZrO2層の光学的膜厚がλ/4、最表層のSiO2層の光学的膜厚がλ/4の、高屈折率材料層と低屈折率材料層とを交互に成膜する積層構造が例示される。ここで、λは設計波長であり、通常520nmが用いられる。最表層は、屈折率が低く、かつ反射防止層に機械的強度を付与できることからSiO2とすることが好ましい。
無機材料で反射防止層を形成する場合、成膜方法は例えば真空蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタリング法、CVD法、飽和溶液中での化学反応により析出させる方法等を採用することができる。
低屈折率層は、屈折率が1.30〜1.51であることが好ましい。1.30〜1.46であることが好ましく、1.32〜1.38が更に好ましい。
高屈折率層の屈折率は、1.65〜2.20であることが好ましく、1.70〜1.80であることがより好ましい。中屈折率層の屈折率は、低屈折率層の屈折率と高屈折率層の屈折率との間の値となるように調整される。中屈折率層の屈折率は、1.55〜1.65であることが好ましく、1.58〜1.63であることが更に好ましい。
反射防止層の膜厚は、特に限定されるものではないが、0.1〜10μm、1〜5μm、2〜4μm程度であればよい。
本明細書において、基材とは、コレステリック液晶層の形状の維持のために設けられる層を意味し、コレステリック液晶層の形成の際に用いられる支持体と同一であってもよく、支持体とは別に設けられるものであってもよい。
基材は可視光領域で透明であることが好ましい。
本発明の投映像表示用ハーフミラーは基材を含んでいても含んでいなくてもよく、例えば、車両のフロントガラス等の他の物品の少なくとも一部であって、透明板状であるものに 本発明の投映像表示用ハーフミラーが貼付され、物品の少なくとも一部が基材として機能していてもよい。
本発明の投映像表示用ハーフミラーにおいては、基材の片面にコレステリック液晶層が設けられていればよく、他方の面にはコレステリック液晶層が設けられていないことが好ましい。
基材として低複屈折性の基材を用いる場合は、反射防止層2が無い場合でも二重像の問題が生じにくい。これはコレステリック液晶層を反射層として利用して得られた予想外の効果であり、無機化合物による反射層やホログラムでは得られない効果である。
本目的に使用できる高分子樹脂素材の具体例としては、アクリル樹脂(ポリメチル(メタ)アクリレートなどのアクリル酸エステル類など)、ポリカーボネート、シクロペンタジエン系ポリオレフィンやノルボルネン系ポリオレフィンなどの環状ポリオレフィン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン類、ポリスチレンなどの芳香族ビニルポリマー類、ポリアリレート、セルロースアシレートを挙げることができる。
接着層は接着剤から形成されるものであればよい。
接着剤としては硬化方式の観点からホットメルトタイプ、熱硬化タイプ、光硬化タイプ、反応硬化タイプ、硬化の不要な感圧接着タイプがあり、それぞれ素材としてアクリレート系、ウレタン系、ウレタンアクリレート系、エポキシ系、エポキシアクリレート系、ポリオレフィン系、変性オレフィン系、ポリプロピレン系、エチレンビニルアルコール系、塩化ビニル系、クロロプレンゴム系、シアノアクリレート系、ポリアミド系、ポリイミド系、ポリスチレン系、ポリビニルブチラール系などの化合物を使用することができる。作業性、生産性の観点から、硬化方式として光硬化タイプが好ましく、光学的な透明性、耐熱性の観点から、素材はアクリルレート系、ウレタンアクリレート系、エポキシアクリレート系などを使用することが好ましい。
接着層の膜厚は0.5〜10μm、好ましくは1〜5μmであればよい。投映像表示用ハーフミラーの色ムラ等を軽減するため均一な膜厚で設けられることが好ましい。
本発明の投映像表示用ハーフミラーは各種プロジェクターと組み合わせて、投映像を表示するために用いることができる。すなわち、本発明の投映像表示用ハーフミラーは投映像表示システムの構成部材として用いることができる。投映像表示システムは、例えば、投映像表示装置であればよく、投映像表示用ハーフミラーおよびプロジェクターが一体となったものであってもよく、投映像表示用ハーフミラーおよびプロジェクターの組み合わせとして使用されるものであってもよい。
本明細書において、投映像とは、周囲風景ではない、使用するプロジェクターからの光の投射に基づく映像を意味する。投映像は単一色の映像であってもよく、多色またはフルカラーの映像であってもよい。投映像はハーフミラーにおける反射光によるものであればよい。投映像は本発明の投映像表示用ハーフミラー表面で表示され、そのように視認されるものであってもよく、観察者から見て投映像表示用ハーフミラーの先に浮かび上がって見える虚像であってもよい。
プロジェクターの光源としてはレーザー光源、LED、放電管などを用いることができる。
本発明の投映像表示用ハーフミラーは、特に、発光波長が可視光領域において連続的でないレーザーやLED、OLEDなどを光源に用いたプロジェクターと組み合わせて用いる際に有用である。各発光波長に合わせて、コレステリック液晶層の選択反射の中心波長を調整できるからである。また、LCD(液晶表示装置)やOLEDなど表示光が偏光しているディスプレイの投映に用いることも好ましい。上記のように、本発明の投映像表示用ハーフミラーにおいては、投射光が偏光を含む場合や、偏光機能を有するフィルム等を介した観察において生じうる円偏光反射率の偏光依存性に基づく問題が生じにくいからである。
ラビング処理を施した富士フイルム株式会社製PETのラビング処理面に、表1に示す塗布液A−2を乾燥後の乾膜の厚みが3.5μmになるように室温にてワイヤーバーを用いて塗布した。塗布層を室温にて30秒間乾燥させた後、85℃の雰囲気で2分間加熱し、その後70℃でフュージョン製Dバルブ(ランプ90mW/cm)にて出力60%で6〜12秒間UV照射し選択反射の中心波長が530nmのコレステリック液晶層1を得た。
次に厚さ60μmのTACフィルムに、DIC株式会社製UV硬化型接着剤Exp.U12034−6を、乾燥後の乾膜の厚みが5μmになるように室温にてワイヤーバーを用いて塗布した。この塗布面と上記で製作したコレステリック層1の液晶層側の面とを気泡が入らないように貼りあわせ、その後30℃でフュージョン製Dバルブ(ランプ90mW/cm)にて出力60%で6〜12秒間UV照射し、PETを剥離して実施例1のハーフミラー1を形成した。
別途同様に形成したハーフミラー1を用意し、PETベースを剥離した側の液晶表面に二色性色素を混合したゲストホスト用室温液晶組成物を厚み5μmでコートし、3分間室温で静置した後に、直線偏光板を用いて、色素の吸収方向を調べたところ、10cm角の面積の範囲内においてラビング方向を中心に±5度の範囲内にあることから、液晶層のPET側剥離界面、つまりハーフミラー1の最表面での液晶分子の配向方向がこの角度範囲内で均一に揃っていることが確認できた。
ラビング処理を施した富士フイルム株式会社製PETのラビング処理面に、表1に示す塗布液A−3を乾燥後の乾膜の厚みが4μmになるように室温にてワイヤーバーを用いて塗布した。塗布層を室温にて30秒間乾燥させた後、85℃の雰囲気で2分間加熱し、その後70℃でフュージョン製Dバルブ(ランプ90mW/cm)にて出力60%で6〜12秒間UV照射し液晶層を得た。この液晶層上に表1に示す塗布液A−2を乾燥後の乾膜の厚みが3.5μmになるように室温にて塗布し、その後上記と同様に乾燥、加熱、UV照射を行い、2層目の液晶層を形成した。さらに2層目の液晶層上に表1に示す塗布液A−1を乾燥後の乾膜の厚みが3μmになるように室温にて塗布し、その後上記と同様に乾燥、加熱、UV照射を行い、3層目の液晶層を形成して、640nm、530nm、450nmに選択反射の中心波長を有するコレステリック液晶層2を得た。
別途同様に形成したハーフミラー2を用意し、実施例1と同様に二色性色素入り液晶を塗布し色素の吸収方向を調べたところ、10cm角の面積の範囲内において、ラビング方向を中心に±5度の範囲内にあることから、液晶層のPET側剥離界面、つまりハーフミラー2の最表面での液晶分子の配向方向がこの角度範囲内で均一に揃っていることが確認できた。
反射防止層としてベースの40μm厚みのTACフィルム上に屈折率1.52で厚み3.0μmのハードコート層、その上に屈折率1.594で厚み0.06μmの中間屈折率層、さらにその上に屈折率1.708で厚み0.13μmの高屈折率層、さらにその上に屈折率1.343で厚み0.095μmの低屈折率層が形成された、530nmにおける表面反射率が0.4%の反射防止層付フィルム1を準備した。次に偏光板を直交させてその間に設置した状態で、位相差の大きさや遅相軸方向の不均一性による色ムラが視認でき面内に500nm以上の位相差がある厚さ5mmのポリカーボネート製の透明基材表面に、DIC株式会社製UV硬化型接着剤Exp.U12034−6を、乾燥後の乾膜の厚みが5μmになるように、室温にてワイヤーバーを用いて塗布した。この塗布面と上記の反射防止層付フィルム1のTACの面とを気泡が入らないように貼りあわせ、その後30℃でフュージョン製Dバルブ(ランプ90mW/cm)にて出力60%で6〜12秒間UV照射し反射防止層付基材を形成した。引き続いてポリカーボネートの透明基材のもう一方の表面に、接着剤を塗布し、実施例2で作成したハーフミラー2のTAC面側を貼りあわせたのち同様な手順で接着し実施例3のハーフミラー3を得た。
偏光板を直交させてその間に設置した状態で、面内に色ムラが視認できない10cm角の面内で最大7nmの位相差の厚さ5mmのメタアクリル製の透明基材(三菱レイヨン社製「アクリライトL」)表面に、実施例2で製作したハーフミラー2のTAC面側を実施例3と同様にして貼りあわせ、実施例4のハーフミラー4を得た。
実施例4で用いたものと同様のアクリル製の透明基材表面に、実施例1と同様にして接着剤を塗布し、これに実施例3で用いたものと同様の反射防止層付フィルム1のTAC面側を貼りあわせ、実施例1と同様の手順で接着した。さらにこの基材のもう一方の面に、実施例11で用いたものと同じ接着剤を塗布し、これに実施例2で製作したハーフミラー2の液晶層側を貼りあわせ、同様な手順で接着し実施例5のハーフミラー5を得た。
実施例2で製作したハーフミラー2の液晶層の表面に実施例1と同様にして接着剤を塗布し、実施例3で用いたものと同様の反射防止層付フィルム1のTAC面側を貼りあわせ、実施例6のハーフミラー6を得た。
[実施例7]
実施例3で製作したハーフミラー3の液晶層の表面に実施例1と同様にして接着剤を塗布し、実施例3で用いたものと同様の反射防止層付フィルム1のTAC面側を貼りあわせ、実施例7のハーフミラー7を得た。
実施例4で製作したハーフミラー4の液晶層の表面に実施例1と同様にして接着剤を塗布し、実施例3で用いたものと同様の反射防止層付フィルム1のTAC面側を貼りあわせ、実施例8のハーフミラー8を得た。
[実施例9]
実施例3で用いたものと同様のポリカーボネート製の透明基材表面に、実施例1と同様にして接着剤を塗布し、これに実施例3で用いたものと同様の反射防止層付フィルム1のTAC面側を貼りあわせ、同様な手順で接着した。 さらにこの基材のもう一方の面に、実施例1の接着剤を塗布し、これに実施例2で製作したハーフミラー2の液晶面側を貼りあわせ、同様な手順で接着して実施例9のハーフミラー9を得た。
ラビング処理を施した富士フイルム株式会社製PETのラビング処理面に、表1に示す塗布液A−2 を乾燥後の乾膜の厚みが3.5μmになるように室温にてワイヤーバーを用いて塗布した。塗布層を室温にて30秒間乾燥させた後、85℃の雰囲気で2分間加熱し、その後70℃でフュージョン製Dバルブ(ランプ90mW/cm)にて出力60%で6〜12秒間UV照射し反射の中心波長が530nmの比較例1のハーフミラーを得た。
ラビング処理を施した富士フイルム株式会社製PETのラビング処理面に、表1に示す塗布液A−1 を乾燥後の乾膜の厚みが3μmになるように室温にてワイヤーバーを用いて塗布した。塗布層を室温にて30秒間乾燥させた後、85℃の雰囲気で2分間加熱し、その後70℃でフュージョン製Dバルブ(ランプ90mW/cm)にて出力60%で6〜12秒間UV照射し液晶層を得た。この液晶層上に表1に示す塗布液A−2を乾燥後の乾膜の厚みが3.5μmになるように室温にて塗布し、その後上記と同様に乾燥、加熱、UV照射を行い、2層目の液晶層を形成した。さらに2層目の液晶層上に表1に示す塗布液A−3を乾燥後の乾膜の厚みが4μmになるように室温にて塗布し、その後上記と同様に乾燥、加熱、UV照射を行い、3層目の液晶層を形成して、450nm、530nm、640nmに反射ピーク波長を有する比較例2のハーフミラーを得た。
実施例3で用いたものと同様のポリカーボネート製の透明基材表面に、実施例1と同様にして接着剤を塗布し、比較例2と同様にして製作したコレステリック液晶層2のPETベースを剥離して液晶層のPET剥離側を同様にして貼りあわせた。引き続いてポリカーボネートの透明基材のもう一方の表面に、接着剤を塗布し、実施例3で用いたものと同様の反射防止層付フィルム1のTAC面側を貼りあわせ、同様な手順で接着し比較例3のハーフミラーを形成した。
実施例4で用いたものと同様のアクリル製の透明基材表面に、実施例1と同様にして接着剤を塗布し、比較例2と同様にして製作したハーフミラーのPETベースを剥離して液晶層のPET剥離側を同様にして貼りあわせ比較例4のハーフミラーを得た。
実施例4で用いたものと同様のアクリル製の透明基材表面に、実施例1と同様にして接着剤を塗布し、比較例2で製作したハーフミラーの液晶側を同様にして貼りあわせ、PETベースを剥離して比較例5のハーフミラーを得た。
[比較例6]
実施例3に用いたものと同等のポリカーボネート製の基材の片側面にアルミを蒸着してハーフミラーを形成した。さらに、基材のそれとは逆側に実施例1と同様にして接着剤を塗布し、これに実施例3で用いたものと同様の反射防止層付フィルム1のTAC面側を貼りあわせ、同様な手順で接着し比較例6のハーフミラーを形成した。
表中の自然光透過率は可視紫外分光光度計を用いて測定し、380nmから780nmの波長領域での自然光に対する平均透過率を示す。投射光反射率は、可視紫外分光光度計を用いて測定し、実施例1と比較例1は530nmの波長の自然光に対する正反射率であり、それ以外は450nm、530nm、640nmの波長の自然光に対する正反射率の平均値を示す。
A ムラは視認できない
B ムラは認められるが視認し難い。
C ムラが認められる
D ムラが顕著に認められる
A 二重像の視認が難しい
B 二重像が顕著に認められる
Claims (18)
- 可視光透過性を有する投映像表示用ハーフミラーであって、
コレステリック液晶相を固定した層を複数含み、前記複数のコレステリック液晶相を固定した層それぞれの両表面のコレステリック液晶層を形成する分子の配向方向が40°以内である、投映像表示用ハーフミラー。 - コレステリック液晶相を固定した層を3層以上含み、前記3層以上のコレステリック液晶相を固定した層は互いに異なる選択反射の中心波長を示す請求項1に記載の投映像表示用ハーフミラー。
- 前記3層以上のコレステリック液晶相を固定した層それぞれの両表面のコレステリック液晶層を形成する分子の配向方向が40°以内である請求項2に記載の投映像表示用ハーフミラー。
- 前記複数のコレステリック液晶相を固定した層が、先に作製されたコレステリック液晶相を固定した層表面に直接、別のコレステリック液晶相を固定した層を形成することを繰り返すことによって得られたものであり、前記複数のコレステリック液晶相を固定した層のいずれの層間にも他の層を含まない請求項1〜3のいずれか一項に記載の投映像表示用ハーフミラー。
- 赤色光に対して見かけ上の選択反射の中心波長を有するコレステリック液晶相を固定した層、緑色光に対して見かけ上の選択反射の中心波長を有するコレステリック液晶相を固定した層、および青色光に対して見かけ上の選択反射の中心波長を有するコレステリック液晶相を固定した層を含む請求項1〜4のいずれか一項に記載の投映像表示用ハーフミラー。
- 反射防止層を含み、
前記反射防止層が投映像表示側の最表面にある請求項1〜5のいずれか一項に記載の投映像表示用ハーフミラー。 - 基材を含む請求項1〜6のいずれか一項に記載の投映像表示用ハーフミラー。
- 反射防止層1、前記コレステリック液晶相を固定した層、基材をこの順で含む請求項1〜7のいずれか一項に記載の投映像表示用ハーフミラー。
- 反射防止層1、前記コレステリック液晶相を固定した層、前記基材、反射防止層2をこの順で含む請求項8に記載の投映像表示用ハーフミラー。
- 前記基材が低複屈折性基材であって、前記基材に対して前記コレステリック液晶相を固定した層の反対側に反射防止層を含まない請求項7または8に記載の投映像表示用ハーフミラー。
- 前記基材がガラスまたはアクリル樹脂である請求項10に記載の投映像表示用ハーフミラー。
- 反射防止層1、基材、前記コレステリック液晶相を固定した層をこの順で含む請求項1〜7のいずれか一項に記載の投映像表示用ハーフミラー。
- ヘッドアップディスプレイのコンバイナとして使用される請求項1〜12のいずれか一項に記載の投映像表示用ハーフミラー。
- プロジェクターと請求項1〜13のいずれか一項に記載の投映像表示用ハーフミラーとを含む、投映像表示システムであって、
前記プロジェクターの光源の発光波長が前記コレステリック液晶相を固定した層の選択反射帯にある投映像表示システム。 - プロジェクターと請求項8〜12のいずれか一項に記載の投映像表示用ハーフミラーとを含む、投映像表示システムであって、
前記プロジェクターの光源の発光波長が前記コレステリック液晶相を固定した層の選択反射帯にあり、
前記プロジェクター、反射防止層1、前記コレステリック液晶相を固定した層がこの順で配置されている投映像表示システム。 - ヘッドアップディスプレイとして使用される請求項14または15に記載の投映像表示システム。
- コレステリック液晶相を固定した層を含む、可視光透過性を有する投映像表示用ハーフミラーの製造方法であって、以下を含む製造方法:
(1)仮支持体のラビングされた表面、または仮支持体上に設けられた配向層の表面に、重合性液晶化合物を含む液晶組成物を塗布すること、
(2)前記重合性液晶化合物を配向させてコレステリック液晶相を形成し、さらに前記配向を固定して、前記液晶組成物からコレステリック液晶相を固定した層を形成すること、
(3)前記仮支持体を剥離すること、
(4)前記剥離後に得られる剥離面が投映像表示側となるように、前記コレステリック液晶相を固定した層を基材に接着させること。 - コレステリック液晶相を固定した層および投映像表示側の最表面に反射防止層を含む、可視光透過性を有する投映像表示用ハーフミラーの製造方法であって、以下を含む製造方法:
(1)仮支持体のラビングされた表面、または仮支持体上に設けられた配向層の表面に、重合性液晶化合物を含む液晶組成物を塗布すること、
(2)前記重合性液晶化合物を配向させてコレステリック液晶相を形成し、さらに前記配向を固定して、前記液晶組成物からコレステリック液晶相を固定した層を形成すること、
(3)前記仮支持体を剥離すること、
(4)前記剥離後に得られる剥離面を反射防止層に接着させること。
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