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JP6102524B2 - 打込み工具 - Google Patents

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JP6102524B2
JP6102524B2 JP2013114322A JP2013114322A JP6102524B2 JP 6102524 B2 JP6102524 B2 JP 6102524B2 JP 2013114322 A JP2013114322 A JP 2013114322A JP 2013114322 A JP2013114322 A JP 2013114322A JP 6102524 B2 JP6102524 B2 JP 6102524B2
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Description

この発明は、ノーズ部に供給されたファスナーを順次打ち込む打込み工具に関する。
打込み工具は、工具本体の下部に設けられたノーズ部に供給されたファスナーをドライバによって打撃して打ち込む。こうした打込み工具において、ドライバを駆動させるトリガを引き操作したときに、常にファスナーが打ち出されるようにすると危険であるため、ノーズ部に沿ってコンタクトアームを摺動可能に配置し、コンタクトアームの先端部分をノーズ部よりも突出させ、打ち込みに当たりノーズ部を被打ち込み材に押し付けることにより、コンタクトアームが釘打機本体と相対的に移動し、コンタクトアームの上端部がトリガと係合した場合にのみトリガの引き操作が有効となってファスナーが打ち込まれるようにした安全装置が設けられている。このような安全装置が設けられることで、ノーズ部を被打ち込み材に押し付けないでトリガを引いても、その引き操作は無効となり、ファスナーが打ち込まれないように構成されている。
これに関連して、特許文献1には、ノーズ部に沿ってコンタクトアームを摺動自在に配置した釘打機本体と、内径の異なる複数個のコンタクトノーズとを備え、コンタクトアームの下端に、コンタクトノーズを着脱可能とし、コンタクトノーズを交換することによって異なる径の釘を使用可能とした釘打機が記載されている。このような釘打機によれば、コンタクトノーズのみを交換すれば、様々な径の釘に対応することができる。
特開2007−203419号公報
しかし、上記した特許文献1記載の釘打機では、交換可能なコンタクトノーズが比較的大型の部品であるため、コンタクトノーズを特注品で製作する場合や、紛失したコンタクトノーズを追加で製造する場合のコストが高く、ユーザに負担を強いるものとなっていた。
また、コンタクトノーズが大きく重いため、使用していない交換用のコンタクトノーズを工具に装備することが困難であった。使用していない交換用のコンタクトノーズを工具に装備できないとなると、交換用のコンタクトノーズを道具箱等に保管する必要があり、ユーザがコンタクトノーズを交換する場合には作業場所から道具箱等のある場所にまで移動しなければならず、取り扱いが煩雑であった。また、使用していない交換用のコンタクトノーズが工具本体と別に管理されるため、使用していないコンタクトノーズを紛失してしまう可能性も高くなっていた。
そこで、本発明は、交換可能なコンタクトノーズを小型化することで、ユーザのコスト負担を減少させるとともに、使用していない交換用のコンタクトノーズを工具に装備できるようにした打込み工具を提供することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、以下を特徴とする。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、以下の点を特徴とする。
すなわち、請求項1に記載の打込み工具は、ノーズ部に供給されたファスナーを順次打ち込む打込み工具であって、ファスナーを打ち込み操作するためのトリガと、前記トリガの操作を有効にするためのコンタクトアームと、前記コンタクトアームの先端に固定されて前記ノーズ部に沿って摺動するアーム先端部品と、前記アーム先端部品に対して着脱可能な筒状のアタッチメント部材と、を備え、前記アタッチメント部材は、前記アーム先端部品に嵌合固定されることで、ファスナーの姿勢を安定的にガイドする射出経路と、ファスナーを打ち出す射出口と、を備えたコンタクトノーズを構成し、前記アタッチメント部材は、被打ち込み材に臨むように形成された爪部と、前記アーム先端部品と係合して前記アタッチメント部材の回転を阻止する回り止め部と、を備え、前記アーム先端部品に装着した前記アタッチメント部材を付け替えることで、前記射出口の径を変更可能としたことを特徴とする。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記アタッチメント部材の外周には、引き抜き時に指を掛けるための窪みが形成されていることを特徴とする。
(請求項
請求項に記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記アタッチメント部材を格納するためのアタッチメント部材格納部を備えたことを特徴とする。
(請求項
請求項に記載の発明は、上記した請求項記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記アタッチメント部材格納部は、前記アタッチメント部材を挿入可能な筒部と、前記筒部に揺動可能に取り付けられたラッチ部材と、を備え、前記ラッチ部材は、揺動軸の一方側に前記筒部の内周面に出没可能に形成されて前記アタッチメント部材と係合する係止爪が形成されるとともに、他方側に前記係止爪と前記アタッチメント部材との係合を解除するための操作部が形成されており、前記筒部における前記アタッチメント部材の挿入方向奥側には、前記操作部が配設されるとともに、前記筒部に挿入された前記アタッチメント部材を指で押し出すための押出孔が開口していることを特徴とする。
(請求項
請求項に記載の発明は、上記した請求項1〜のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記アーム先端部品と前記アタッチメント部材との接合部において、周方向の少なくとも一部に、外側から工具類を差し込み可能なスリットを設けたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明は上記の通りであり、コンタクトアームの先端に固定されてノーズ部に沿って摺動するアーム先端部品と、前記アーム先端部品に対して着脱可能な筒状のアタッチメント部材と、を備え、前記アタッチメント部材は、前記アーム先端部品に嵌合固定可能となっており、前記アーム先端部品に装着した前記アタッチメント部材を付け替えることで、前記アタッチメント部材の種類を変更可能である。よって、特許文献1記載の構成とは異なり、コンタクトアームとの固定部やノーズに沿って摺動するガイド部をアタッチメント部材に形成する必要がない。よって、アタッチメント部材はファスナーをガイドする先端部分のみとなるため小型化できる。そして、アタッチメント部材を小型化することで、材料費が安価となり、ユーザの個別要望にも応じ易くなるため、アタッチメント部材を比較的安価に提供することができ、ユーザのコスト負担を減少させることができる。また、アタッチメント部材を小型化することで、先端外径を小さくすることができるので、打撃の際に狙い易く、狭い箇所への打込みも可能となる。また、アタッチメント部材を小型化することで、使用していない交換用のコンタクトノーズ(アタッチメント部材)を工具に装備することもできるので、交換の際に道具箱等のある場所にまで移動する必要がなく、また、使用していないコンタクトノーズ(アタッチメント部材)を紛失する問題も発生しにくい。
また、前記アタッチメント部材は、被打ち込み材に臨むように形成された爪部と、前記アーム先端部品と係合する回り止め部と、を備えている。このため、斜めにファスナーを打込む際に、爪部を被打ち込み材に咬ませて打込み位置を安定させることができる。
なお、本発明においては、アタッチメント部材はアーム先端部品に嵌合しているだけなので、そのままでは爪部を被打ち込み材に対して斜めに咬ませた時にアタッチメント部材が回転して狙い通りの場所に打てないおそれがある。しかしながら、アーム先端部品と係合する回り止め部が設けられていることで、アタッチメント部材の回転が防止できるようになっている。
また、請求項2に記載の発明は上記の通りであり、前記アタッチメント部材の外周には、引き抜き時に指を掛けるための窪みが形成されているため、アタッチメント部材を筒状に小型化したにもかかわらず、アタッチメント部材の着脱を容易に行うことができる。また、アタッチメント部材を強引に取り外すとコンタクトアームが変形するおそれがあるが、本発明のように窪みを形成すればまっすぐにアタッチメント部材を引き抜くことができるので、コンタクトアームが変形する問題も発生しにくい。
また、請求項に記載の発明は上記の通りであり、前記アタッチメント部材を格納するためのアタッチメント部材格納部を備えているため、使用していない交換用のコンタクトノーズをアタッチメント部材格納部に格納することができ、交換の際に道具箱等のある場所にまで移動する必要がなく、また、使用していないコンタクトノーズを紛失する問題も発生しにくい。
また、請求項に記載の発明は上記の通りであり、前記アタッチメント部材格納部は、前記アタッチメント部材を挿入可能な筒部と、前記筒部に揺動可能に取り付けられたラッチ部材と、を備え、前記ラッチ部材は、揺動軸の一方側に前記筒部の内周面に出没可能に形成されて前記アタッチメント部材と係合する係止爪が形成されるとともに、他方側に前記係止爪と前記アタッチメント部材との係合を解除するための操作部が形成されており、前記筒部における前記アタッチメント部材の挿入方向奥側には、前記操作部が配設されるとともに、前記筒部に挿入された前記アタッチメント部材を指で押し出すための押出孔が開口している。こうような構造によれば、操作部と押出孔とがいずれもアタッチメント部材の挿入方向奥側に配置されているため、アタッチメント部材格納部に挿入されたアタッチメント部材を取り出す際には、操作部を操作しながらアタッチメント部材を押出孔から押し出すことで、容易に片手でアタッチメント部材を取り出すことができる。
また、請求項に記載の発明は上記の通りであり、前記アーム先端部品と前記アタッチメント部材との接合部において、周方向の少なくとも一部に、外側から工具類を差し込み可能なスリットを設けたので、異物の混入や部品の変形などによりアタッチメント部材が取り外しにくくなっている場合でも、スリットに工具類を差し込んで梃子の原理でアタッチメント部材を無理なく容易に取り外すことができる。
打込み工具の側面図である。 ノーズ部周辺の一部拡大側面図である。 アーム先端部品の斜視図である。 アタッチメント部材の斜視図である。 アーム先端部品にアタッチメント部材を取り付ける様子を示す斜視図である。 アーム先端部品にアタッチメント部材を取り付ける様子を示す断面図である。 ノーズ部のスリットを示す一部拡大斜視図である。 スリットを利用してアタッチメント部材を取り外す様子を示す斜視図である。 アタッチメント部材格納部付近の一部拡大側面図である。 アタッチメント部材格納部付近のX−X断面図である。 アタッチメント部材格納部にアタッチメント部材を格納する様子を示す説明図である。 アタッチメント部材格納部からアタッチメント部材を取り出す様子を示す説明図である。
本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。
本実施形態にかかる打込み工具10は、圧縮空気を利用してファスナーを打ち込む空気圧式打込み工具であり、図1に示すように、ノーズ部13を備えた工具本体11と、ノーズ部13の側方において工具本体11に連設されたマガジン30と、を備えている。
工具本体11は、ボデーハウジング12とグリップハウジング16とが略直角に連設されて構成されている。ボデーハウジング12の内部には、特に図示しないが、打撃シリンダが配置されており、この打撃シリンダ内には打撃ピストンが摺動自在に収容されている。打撃ピストンの下面にはファスナーを打撃するためのドライバが結合して設けられており、打撃ピストンが作動したときにドライバでファスナーを打ち込むことができるようになっている。
ボデーハウジング12の下方先端にはファスナーを射出するためのノーズ部13が設けられており、前記したドライバはノーズ部13の方向へと摺働可能に案内されている。なお、ノーズ部13の後方にはファスナー供給機構が設けられている。このファスナー供給機構は、打込み動作に連動してファスナーを順次ノーズ部13に供給するようになっている。
ノーズ部13の先端には、ノーズ部13に対して上下動可能に配置されて被打ち込み材に押し付けられるコンタクトノーズ14が配置されている。このコンタクトノーズ14は、ノーズ部13の先端に摺動可能に取り付けられている。このコンタクトノーズ14は、打込み工具10の安全装置を構成するコンタクトアームに連結されており、コンタクトノーズ14が被打ち込み材に押し付けられて摺動すると、一体的にコンタクトアームが上動するようになっている。コンタクトアームが上動することで、トリガ17の操作が有効となるように形成されている。
具体的には、コンタクトノーズ14を被打ち込み材に押し付けた状態でトリガ17を操作すると(またはトリガ17を操作した状態でコンタクトノーズ14を被打ち込み材に押し付けると)、グリップハウジング16後端のエンドキャップ部18に接続されたエアコンプレッサ等のエア供給源から供給された圧縮空気が打撃シリンダ内へ供給され、この圧縮空気が打撃ピストンに作用して打撃ピストンが駆動し、打撃ピストンに結合されたドライバが先頭ファスナーを打撃する。このとき、ドライバ及びファスナーはコンタクトノーズ14内部の射出経路によって姿勢を安定的にガイドされており、コンタクトノーズ14の先端に開口した射出口15からファスナーが打ち出される。
マガジン30は、複数のファスナーをコイル状に巻回した連結ファスナーを収納するものである。このマガジン30の前部には、図1に示すように、連結ファスナーを引き出すための開口30aが形成されている。この開口30aから引き出された連結ファスナーは、ノーズ部13の方向へと案内され、先頭のファスナーがドライバの直下に位置するように保持される。
本実施形態におけるノーズ部13は、図2に示すように、コンタクトアームの先端に固定されてノーズ部13に沿って摺動するアーム先端部品25と、このアーム先端部品25に対して着脱可能な筒状のアタッチメント部材20と、を備えている。
アーム先端部品25には、図3に示すように、コンタクトアームの先端を挿入するためのアーム装着孔25aが形成されている。このアーム装着孔25aにコンタクトアームの先端が挿入されることで、アーム先端部品25とコンタクトアームとが一体的に連結されるようになっている。
また、アーム先端部品25の側部には、コンタクトアームの摺動をガイドするための摺動ガイド部25cが形成されている。この摺動ガイド部25cの内側には、ノーズ部13のリブ13bに係合する溝が形成されている。この摺動ガイド部25cの溝及びノーズ部13のリブ13bは、コンタクトノーズ14の押し込み方向に沿って延設されており、この摺動ガイド部25cの溝及びノーズ部13のリブ13bによってガイドされることで、コンタクトノーズ14を被打ち込み材に押し付けたときのコンタクトアームの摺動がガイドされるように形成されている。
また、アーム先端部品25の先端には、短筒状の着脱部25bが形成されている。この着脱部25bは、アタッチメント部材20を着脱可能に挿入するための部位である。この着脱部25bの内周にはOリング25dが嵌め込まれており、着脱部25bにアタッチメント部材20を挿入したときに、Oリング25dがアタッチメント部材20の外周に係合し、着脱部25bにアタッチメント部材20が嵌合固定されるようになっている。
また、着脱部25bの外周の一部には、回り止め受部25eが突出形成されている。この回り止め受部25eは、後述するアタッチメント部材20の回り止め部20cと係合して、アタッチメント部材20の回り止めを行うためのものである。
また、着脱部25bの外周縁の一部には、切欠き部25fが設けられている。この切欠き部25fは後述するスリット13aを形成するためのものである。
アタッチメント部材20は、アーム先端部品25に嵌合固定されることでコンタクトノーズ14を構成するものであり、本実施形態に係る打込み工具10は2種類のアタッチメント部材20を備えている。それぞれのアタッチメント部材20は、射出口15の径が異なるように形成されており、ファスナーの種類によって最適なアタッチメント部材20を使用可能となっている。また、射出口15の径が異なる他にも、それぞれのアタッチメント部材20の長さが異なるように形成してもよい。すなわち、アタッチメント部材20の長さを変えることで、アタッチメント部材20におけるコンタクトノーズ14の部位の長さが異なるように形成してもよい。なお、アタッチメント部材20の種類は2種類に限らず、3種類以上であってもよい。
このアーム先端部品25は、図4に示すような筒状部材であり、アーム先端部品25に挿入する側の端に、挿入筒部20dを備えている。この挿入筒部20dの外径は、アーム先端部品25の着脱部25bの内径とほぼ等しくなっている。この挿入筒部20dの外周には周溝部20fが凹設されている。また、挿入筒部20dの奥側にはフランジ部20eが形成されている。
挿入筒部20dは、アーム先端部品25の着脱部25bの開口縁がフランジ部20eに突き当たるまで着脱部25bに挿入可能となっている。この挿入筒部20dを奥まで(着脱部25bの開口縁がフランジ部20eに突き当たるまで)着脱部25bに挿入すると、着脱部25bの内周に配設されたOリング25dが周溝部20fに嵌合し、アーム先端部品25が着脱部25bに固定されるようになっている(図6参照)。
なお、このアーム先端部品25の外周には、図4に示すように、引き抜き時に指を掛けるための窪み20aが形成されている。このため、着脱部25bに固定したアーム先端部品25を取り外す際には、窪み20aに指を掛けることで容易に引き抜き可能となっている。
また、アーム先端部品25の先端(被打ち込み材に臨む端部)には、スパイク状の爪部20bが形成されている。この爪部20bを被打ち込み材に食い込ませることで、縁止め施工などで部材にファスナーを斜めに打ち込む際に、打込み位置を安定させることができるようになっている。
また、上記したフランジ部20eの周縁の一部は、上記したアーム先端部品25の回り止め受部25eと係合するように回り止め部20cが形成されている。すなわち、図5に示すように、アタッチメント部材20をアーム先端部品25に固定する際に、回り止め受部25eと回り止め部20cとが係合するように装着することで、アタッチメント部材20が回転しないように形成されている。このため、上記した爪部20bを使用してファスナーを斜め打ちした場合などに、機械重量や押付荷重などによって工具の先端がずれようとする力が働いた場合でも、アタッチメント部材20が回転せず、打込み位置を安定させることができる。
このように、本実施形態においては、アーム先端部品25にアタッチメント部材20を容易に着脱できるように形成されており、また、射出口15の径が異なる複数のアタッチメント部材20を備えているため、アーム先端部品25に装着したアタッチメント部材20を付け替えるだけで、ファスナーを射出する射出口15の径を変更可能となっている。
なお、異物の混入などが発生し、アーム先端部品25に装着したアタッチメント部材20が取り外しにくい場合には、アーム先端部品25とアタッチメント部材20との接合部に形成されたスリット13aを利用して取り外せばよい。このスリット13aは、図7に示すように、アーム先端部品25に形成された切欠き部25fによって形成されており、アーム先端部品25とアタッチメント部材20との接合部において、周方向の少なくとも一部に形成されている。図8に示すように、このスリット13aにドライバ工具40などを外側から差し込み、差し込んだドライバ工具40を梃子の原理で動かせば、アーム先端部品25に装着したアタッチメント部材20を容易に取り外すことができる。
なお、本実施形態に係る打込み工具10は、図1に示すように、マガジン30の後部にアタッチメント部材格納部31を備えている。このアタッチメント部材格納部31は、取り外したアタッチメント部材20を格納するためのものである。なお、マガジン30の後部は、打込み工具10において打撃時の直接的な衝撃が一番影響しにくい領域であり、アタッチメント部材20の格納が安定する場所である。このアタッチメント部材格納部31が設けられていることで、ノーズ部13に装着していない(使用していない)アタッチメント部材20を打込み工具10に装備して持ち運ぶことができる。
このアタッチメント部材格納部31は、図9及び図10に示すように、アタッチメント部材20を挿入可能な筒部32と、この筒部32に揺動可能に取り付けられたラッチ部材33と、ラッチ部材33を揺動可能に軸支する揺動軸34と、ラッチ部材33を係合方向に付勢する付勢部材35と、を備えている。
筒部32は、アタッチメント部材20が収まる大きさで形成されており、アタッチメント部材20を挿入するための挿入口32aと、挿入口32aの逆端(アタッチメント部材20の挿入方向奥側)で開口する押出孔32bと、を備えている。押出孔32bは、アタッチメント部材20が抜け落ちない大きさで開口形成されている。この押出孔32bは、筒部32に挿入されたアタッチメント部材20を指で押し出すためのものである。
ラッチ部材33は、揺動軸34の一方側に係止爪33aが形成されるとともに、他方側に操作部33bが形成されている。係止爪33aは、筒部32の内周面に出没可能となっており、図11に示すように、筒部32に挿入されたアタッチメント部材20のフランジ部20eに係合可能となっている。操作部33bは、付勢部材35の付勢力に抗してラッチ部材33を揺動させ、係止爪33aとアタッチメント部材20との係合を解除するためのものである。このラッチ部材33は、係止爪33aが筒部32の挿入口32a側に配設され、操作部33bが筒部32の押出孔32b側に配設されている。
アタッチメント部材格納部31にアタッチメント部材20を格納する際には、図11に示すように、筒部32の挿入口32a側からアタッチメント部材20を差し込むだけでよい。アタッチメント部材20が差し込まれると、アタッチメント部材20のフランジ部20eに押し込まれてラッチ部材33が揺動し、フランジ部20eがラッチ部材33の係止爪33aを通過すると、付勢部材35の付勢力によってラッチ部材33が係合方向に復帰し、フランジ部20eにラッチ部材33の係止爪33aが係合して外れないようになっている。
なお、本実施形態においては、アタッチメント部材格納部31にアタッチメント部材20を格納する際に、アタッチメント部材20の先端側からアタッチメント部材格納部31に挿入するようになっている。このように形成することで、アタッチメント部材格納部31に格納したアタッチメント部材20の爪部20bが露出しないので、爪部20bが衣服に引っ掛かるなどの問題が発生しない。
一方、アタッチメント部材格納部31に格納したアタッチメント部材20を取り出す際には、図12に示すように、ラッチ部材33の操作部33bを押し込み操作してラッチ部材33を揺動させ、フランジ部20eと係止爪33aとの係合を解除する。この状態で、押出孔32bから指を差し入れてアタッチメント部材20を押し出せばよい。本実施形態においては、操作部33bが筒部32の押出孔32b側に配設されているため、操作部33bの操作と、押出孔32bからの押し出しとを、片手で安全に行うことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、コンタクトアームの先端に固定されてノーズ部13に沿って摺動するアーム先端部品25と、前記アーム先端部品25に対して着脱可能な筒状のアタッチメント部材20と、を備え、前記アタッチメント部材20は、前記アーム先端部品25に嵌合固定可能となっており、前記アーム先端部品25に装着した前記アタッチメント部材20を付け替えることで、ファスナーを射出する射出口15の径を変更可能である。よって、コンタクトアームとの固定部やノーズに沿って摺動するガイド部をアタッチメント部材20に形成する必要がなく、アタッチメント部材20を小型化できる。そして、アタッチメント部材20を小型化することで、材料費が安価となり、ユーザの個別要望にも応じ易くなるため、アタッチメント部材20を比較的安価に提供することができ、ユーザのコスト負担を減少させることができる。また、アタッチメント部材20を小型化することで、先端外径を小さくすることができるので、打撃の際に狙い易く(視認性向上)、狭い箇所への打込みも可能となる。また、アタッチメント部材20を小型化することで、使用していない交換用のアタッチメント部材20を工具に装備することもできるので、交換の際に道具箱等のある場所にまで移動する必要がなく、また、使用していないアタッチメント部材20を紛失する問題も発生しにくい。
また、前記アタッチメント部材20の外周には、引き抜き時に指を掛けるための窪み20aが形成されているため、アタッチメント部材20を筒状に小型化したにもかかわらず、アタッチメント部材20の着脱を容易に行うことができる。また、アタッチメント部材20を強引に取り外すとコンタクトアームが変形するおそれがあるが、本実施形態のように窪み20aを形成すればまっすぐにアタッチメント部材20を引き抜くことができるので、コンタクトアームが変形する問題も発生しにくい。
また、前記アタッチメント部材20は、被打ち込み材に臨むように形成されたスパイク状の爪部20bと、前記アーム先端部品25と係合する回り止め部20cと、を備えている。このため、斜めにファスナーを打込む際に、スパイク状の爪部20bを被打ち込み材に咬ませて打込み位置を安定させることができる。
なお、本実施形態においては、アタッチメント部材20はアーム先端部品25に嵌合しているだけなので、そのままではアタッチメント部材20が回転して狙い通りの場所に打てないおそれがある。しかしながら、アーム先端部品25と係合する回り止め部20cが設けられていることで、アタッチメント部材20の回転が防止できるようになっている。
また、前記アタッチメント部材20を格納するためのアタッチメント部材格納部31を備えているため、使用していない交換用のアタッチメント部材20をアタッチメント部材格納部31に格納することができ、交換の際に道具箱等のある場所にまで移動する必要がなく、また、使用していないアタッチメント部材20を紛失する問題も発生しにくい。
また、前記アタッチメント部材格納部31は、前記アタッチメント部材20を挿入可能な筒部32と、前記筒部32に揺動可能に取り付けられたラッチ部材33と、を備え、前記ラッチ部材33は、揺動軸34の一方側に前記筒部32の内周面に出没可能に形成されて前記アタッチメント部材20と係合する係止爪33aが形成されるとともに、他方側に前記係止爪33aと前記アタッチメント部材20との係合を解除するための操作部33bが形成されており、前記筒部32における前記アタッチメント部材20の挿入方向奥側には、前記操作部33bが配設されるとともに、前記筒部32に挿入された前記アタッチメント部材20を指で押し出すための押出孔32bが開口している。こうような構造によれば、操作部33bと押出孔32bとがいずれもアタッチメント部材20の挿入方向奥側に配置されているため、アタッチメント部材格納部31に挿入されたアタッチメント部材20を取り出す際には、操作部33bを操作しながらアタッチメント部材20を押出孔32bから押し出すことで、容易に片手でアタッチメント部材20を取り出すことができる。
また、前記アーム先端部品25と前記アタッチメント部材20との接合部において、周方向の少なくとも一部に、外側から工具類を差し込み可能なスリット13aを設けたので、異物の混入や部品の変形などによりアタッチメント部材20が取り外しにくくなっている場合でも、スリット13aに工具類を差し込んで梃子の原理でアタッチメント部材20を無理なく容易に取り外すことができる。
10 打込み工具
11 工具本体
12 ボデーハウジング
13 ノーズ部
13a スリット
13b リブ
14 コンタクトノーズ
15 射出口
16 グリップハウジング
17 トリガ
18 エンドキャップ部
20 アタッチメント部材
20a 窪み
20b 爪部
20c 回り止め部
20d 挿入筒部
20e フランジ部
20f 周溝部
25 アーム先端部品
25a アーム装着孔
25b 着脱部
25c 摺動ガイド部
25d Oリング
25e 回り止め受部
25f 切欠き部
30 マガジン
30a 開口
31 アタッチメント部材格納部
32 筒部
32a 挿入口
32b 押出孔
33 ラッチ部材
33a 係止爪
33b 操作部
34 揺動軸
35 付勢部材
40 ドライバ工具

Claims (5)

  1. ノーズ部に供給されたファスナーを順次打ち込む打込み工具であって、
    ファスナーを打ち込み操作するためのトリガと、
    前記トリガの操作を有効にするためのコンタクトアームと、
    前記コンタクトアームの先端に固定されて前記ノーズ部に沿って摺動するアーム先端部品と、
    前記アーム先端部品に対して着脱可能な筒状のアタッチメント部材と、
    を備え、
    前記アタッチメント部材は、前記アーム先端部品に嵌合固定されることで、ファスナーの姿勢を安定的にガイドする射出経路と、ファスナーを打ち出す射出口と、を備えたコンタクトノーズを構成し、
    前記アタッチメント部材は、被打ち込み材に臨むように形成された爪部と、前記アーム先端部品と係合して前記アタッチメント部材の回転を阻止する回り止め部と、を備え、
    前記アーム先端部品に装着した前記アタッチメント部材を付け替えることで、前記射出口の径を変更可能としたことを特徴とする、打込み工具。
  2. 前記アタッチメント部材の外周には、引き抜き時に指を掛けるための窪みが形成されていることを特徴とする、請求項1記載の打込み工具。
  3. 前記アタッチメント部材を格納するためのアタッチメント部材格納部を備えたことを特徴とする、請求項1又は2記載の打込み工具。
  4. 前記アタッチメント部材格納部は、前記アタッチメント部材を挿入可能な筒部と、前記筒部に揺動可能に取り付けられたラッチ部材と、を備え、
    前記ラッチ部材は、揺動軸の一方側に前記筒部の内周面に出没可能に形成されて前記アタッチメント部材と係合する係止爪が形成されるとともに、他方側に前記係止爪と前記アタッチメント部材との係合を解除するための操作部が形成されており、
    前記筒部における前記アタッチメント部材の挿入方向奥側には、前記操作部が配設されるとともに、前記筒部に挿入された前記アタッチメント部材を指で押し出すための押出孔が開口していることを特徴とする、請求項記載の打込み工具。
  5. 前記アーム先端部品と前記アタッチメント部材との接合部において、周方向の少なくとも一部に、外側から工具類を差し込み可能なスリットを設けたことを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の打込み工具。
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