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JP6070990B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、記録媒体に画像を定着する定着装置、及び定着装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置においては、電子写真記録・静電記録・磁気記録等の画像形成プロセスにより、画像転写方式もしくは直接方式により未定着トナー画像が記録材シート・印刷紙・感光紙・静電記録紙などの記録材に形成される。未定着トナー画像を定着させるための定着装置としては、熱ローラ方式、フィルム加熱方式、電磁誘導加熱方式等の接触加熱方式の定着装置が広く採用されている。このような定着装置の一例として、ベルト方式の定着装置(例えば特許文献1:特開2004−286922号公報)やセラミックヒータ等を用いたサーフ定着方式(フィルム定着方式)の定着装置(例えば特許文献2:特許第2861280号公報)が知られている。
ベルト方式の定着装置では、近年、さらなるウォームアップ時間(電源投入時など、常温状態から印刷可能な所定の温度(リロード温度)までに要する時間)や、ファーストプリント時間(印刷要求を受けた後、印刷準備を経て印字動作を行い排紙が完了するまでの時間)の短縮化が望まれている(課題1)。また、画像形成装置の高速化に伴い、単位時間あたりの通紙枚数が増え、必要熱量が増大しているため、特に連続印刷のはじめに熱量が不足する所謂温度落ち込みが問題となっている(課題2)
前記サーフ定着方式は前記課題1、2を解決するために提案された。当該サーフ定着方式ではベルト方式に比べて定着装置の低熱容量化と小型化が可能であるが、ニップ部のみを局所加熱してその他の部分は加熱しない。このため、ニップ部の用紙入口側においてベルトが最も冷えた状態になり、定着不良が発生しやすくなるという問題がある。特に、高速機においてはベルトの回転が速く、ニップ部以外の部分での空気の強制対流によるベルトの放熱が多くなるため、より定着不良が発生しやすくなるという問題がある(課題3)。
以上の課題1〜3を解決するために、特許文献3(特開2007−334205号公報)の定着装置が提案されている。この定着装置は、定着部材である無端状の定着ベルト全体を温めることで加熱待機時からのファーストプリントタイムを短縮すると共に高速回転時の熱量不足も解消し、高生産の画像形成装置に搭載されても良好な定着性を得ることができるようにしている。
図8は当該特許文献3(特開2007−334205号公報)に記載された定着装置の概略図である。無端状の定着ベルト301の内部にパイプ状の金属熱伝導体302が配設されている。定着ベルト301が当該金属熱伝導体302の周りで移動可能なように支持されている。金属熱伝導体302の内部には加熱源303が配設されている。当該加熱源303により金属熱伝導体302が加熱され、加熱された金属熱伝導体302によって定着ベルト301が加熱される仕組みである。
定着ベルト301を間に挟んだ状態で金属熱伝導体302と接してニップ部Nを形成する加圧ローラ304が配設されている。当該加圧ローラ304の回転により定着ベルト301が連れ回りにより周方向に移動される。この構成により、定着装置を構成する定着ベルト301全体を温めることを可能にし、加熱待機時からのファーストプリントタイムを短縮すると共に、高速回転時の熱量不足を解消することが可能となっている。
しかしながら、更なる省エネ性およびファーストプリントタイム向上のためには熱効率を更に向上させる必要がある。本願出願人は図8の間接加熱の構成から、図9のように定着ベルト301を(金属熱伝導体302を介さずに)加熱源303で直接加熱する構成を考案した。この場合、ニップ部Nはニップ形成部材307と加圧ローラ304の間に形成される。
ニップ形成部材307は支持部材としてのステー308によって支持されている。そしてステー308の下面に反射板309が取り付けられている。この構成では伝熱効率が大幅に向上し、消費電力を低減すると共に、加熱待機時からのファーストプリントタイムを更に短縮することが可能になる。また、金属熱伝導体302を省略することでコストダウンが可能となる。
図10は図9のA−A線断面図である。同図に示すように加熱源303から定着ベルト301に放射される熱は、加熱源303から定着ベルト301へ向かう直接加熱(実線の矢印)と、反射板309で反射されて定着ベルト301に向かう間接加熱(破線)がある。この直接加熱と間接加熱の両方を用いることで、定着ベルト301が効率的に加熱される。
ところで、定着装置では、ニップ部Nを通過する用紙によって定着ベルト301の熱が奪われるので、温度センサなどによって定着ベルト301が適切な温度に維持されるように管理されている。一方、用紙が通過しない非通紙領域では、定着ベルト301の熱が奪われにくい。
ニップ部Nに通紙される用紙の幅は、図11に例示するように、用紙A〜用紙Dまで複数種類がある。用紙A〜用紙Dの種類は例えば以下の通りである。
・用紙A:実施例の画像形成装置で使用される最大サイズ(A3ノビなど)
・用紙B:市場で多く使用されるサイズ1(A3、A4横など)
・用紙C:市場で多く使用されるサイズ2(A4縦など)
・用紙D:小サイズ紙(ハガキなど)
そして加熱源303の長さは、図12Aに示すように最大幅の用紙A(A3ノビ)をカバーできる長さに設定されている。
用紙A〜用紙Dをセンター基準(用紙幅中心Cを定着ベルト301の軸線方向の中心に一致させて処理する)で通紙する場合、用紙幅の左右両外側の非通紙領域で定着ベルト301の温度が過度に高くなる。但し、加熱源303の両端部は固定の遮蔽部材によって覆われているので、最大幅の用紙Aを通紙する場合、定着ベルト301の端部温度上昇は特に問題とならない。
しかし、図12Bのように用紙Aよりも小さいサイズの用紙B〜用紙Dを通紙する場合、当該用紙B〜用紙Dの左右両外側領域に比較的広い非通紙領域が形成される。この非通紙領域では用紙が定着ベルト301に接触しないため用紙から熱を奪われることがないので、定着ベルト301が加熱源303によって過剰に加熱される。このため定着ベルト301の表面温度が用紙の左右両外側領域で過度に上昇する「端部温度上昇」が発生する。
定着ベルト301がある温度に達するとプリント速度を遅くするなどして、定着ベルト301の端部温度上昇が起こらないように制御することも考えられる。しかし、そうするとプリント速度が遅くなるため生産性が低下するというデメリットがある。
そこで、図13Aに示すように加熱源303を中央ヒータ303aと端部ヒータ303bの2本構成とすることが考えられる。用紙A又は用紙Bを通紙する時は両方のヒータ303a,303bを点灯するが、図13Bのように、これら用紙よりも用紙幅が狭い用紙をC、Dを通紙する時は中央ヒータ303aのみ点灯し端部ヒータ303bは消灯する。これにより消費電力を抑えると共に定着ベルト301の端部温度上昇を防止することができる。
しかし、加熱源303を2本のヒータで構成しても、用紙B又は用紙Dを通紙する場合は定着ベルト301の端部温度上昇が依然として問題となる。用紙幅の種類の数だけヒータを配設すると定着ベルト301が大径化すると共にコスト高になるので、ヒータの本数はせいぜい2本が限界である。
また、用紙Aの左右両外側(非通紙領域)の定着ベルト301には、図13Aのようにハロゲンヒータ303の端部ヒータ303bに加熱されて熱ダレ部分Dwができる。当該熱ダレ部分Dwの熱で定着ベルト301の両端部を保持する樹脂製のフランジ部材が加熱されると、当該フランジ部材の熱劣化が進行し、フランジ部材の割れや変形等が発生するおそれがある。
そこで、図14のように、ハロゲンヒータ303の端部ヒータ303bと定着ベルト301との間に、金属製の固定遮蔽部材310を配設するようにしている。この固定遮蔽部材310は、ハロゲンヒータ303の両端部において、輻射側を遮蔽するように円弧状に配設されている。固定遮蔽部材310の周方向両端部は、ステー308又は反射部材309にネジ等で固定されている。
このように固定遮蔽部材310を配設することで、定着ベルト301の非通紙領域で熱ダレ部分Dwができる範囲を最小化することができるので、定着ベルト301を保持するフランジ部材の熱劣化を抑制することができる。また、固定遮蔽部材310の半径方向外側に前記フランジ部材が配設されており、端部ヒータ303bからの輻射熱が固定遮蔽部材310で遮られることでフランジ部材の温度上昇を抑制する効果もある。
一方、本願出願人は、図15のように開口幅が段階的に変化する回転式の可動遮蔽部材327を有する定着装置を提案している。この可動遮蔽部材327は、開口幅を大小変化させることができるように開口幅が異なる2段階の遮蔽部327a、327bを両側に設け、中央には遮蔽部327b同士を連結し加熱源303からの光が当たらない連結部327cを設けたものである。そして、図16,図17及び図18のように、用紙幅に応じて加熱源303である中央ヒータ303aと端部ヒータ303bのON(点灯)・OFF(消灯)と、可動遮蔽部材327の3つの回転位置を組み合わせる。これにより、定着ベルト301の端部温度上昇を防止するようにしている。
定着ベルト301や定着ローラの端部温度上昇を防止するためには、前述した可動遮蔽部材327の他に、例えば特許文献4(特許第4130898号公報)、特許文献5(特開2008−58833号公報)、特許文献6(特開2008−139779号公報)のように、加熱源からの熱を遮蔽する遮蔽部材を設けた定着装置も提案されている。
前述した固定遮蔽部材と可動遮蔽部材を設けた定着装置において、固定遮蔽部材の温度上昇が問題になっている。すなわち固定遮蔽部材自体は耐熱性があるステンレス、鉄又はアルミニウム等の金属やセラミック等の非金属で構成することである程度の高温に耐えることができる。しかし、固定遮蔽部材の外側には前述したように定着ベルトの両端を保持する樹脂製フランジ部材等が配設されており、固定遮蔽部材が高温になるとその輻射熱で当該フランジ部材が熱劣化する可能性がある。また、可動遮蔽部材27についても、図18に示すように遮蔽部303a,303bの熱が両端部に伝達することで同様の熱劣化を引き起こす可能性がある。
本発明は斯かる事情に鑑み、定着ベルト(定着部材)の端部温度上昇だけでなく固定遮蔽部材の温度上昇も抑制することが可能な定着装置、及び当該定着装置を備えた画像形成装置を提供しようとするものである。
上記課題を解決するため、本発明は、回転可能な可撓性を有する定着部材と、前記定着部材を輻射熱で加熱する加熱源と、前記定着部材の外周面に当接してニップ部を形成する対向部材と、前記定着部材を介して前記対向部材に当接して前記ニップ部を形成するニップ形成部材と、前記加熱源と前記定着部材との間に配設されて前記加熱源からの輻射熱を前記定着部材の幅方向両側部分で幅可変に遮蔽する可動遮蔽部材と、前記加熱源の発熱部外端よりも幅方向外側に配設された固定遮蔽部材とを備えた定着装置である。
本発明によれば、固定遮蔽部材が加熱源の発熱部外端よりも幅方向外側に配設されているので、固定遮蔽部材に当たる加熱源の輻射熱の領域を低減することができ、固定遮蔽部材が高温になるのを防止することができる。従って、固定遮蔽部材の外側に配設された樹脂部品等の熱劣化を抑制することができる。また、加熱源の輻射熱を可動遮蔽部材によって幅方向に調節することができるので、用紙幅に応じた最適輻射幅を選択することができて定着部材の非通紙領域の端部温度上昇を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る可動遮蔽部材と固定遮蔽部材を有する定着装置の概念図である。 ステーに対する図1Aの固定遮光部材の取り付け状態を示す斜視図である。 図1Aの固定遮光部材とハロゲンヒータの斜視図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 図2の画像形成装置に搭載された定着装置の遮蔽部材を遮光位置に移動させた状態の断面図である。 図2の画像形成装置に搭載された定着装置の遮蔽部材を退避位置に移動させた状態の断面図である。 定着装置の斜視図である。 可動遮蔽部材の端部支持構造を示す斜視図である。 可動遮蔽部材の駆動手段を示す斜視図である。 固定遮蔽部材及び可動遮蔽部材の形状と、ハロゲンヒータの発熱部と、用紙サイズとの関係を示す図である。 図7Aの可動遮蔽部材を遮蔽位置へ移動させた状態を示す図である。 従来の間接加熱方式の定着装置の断面図である。 従来の直接加熱方式の定着装置の断面図である。 図10のA−A線断面図である。 用紙幅の種類を説明するための図である。 用紙(A3ノビ)を通紙する時の定着ベルトの加熱状態を示す模式図である。 A3ノビよりも小サイズの用紙を通紙する時の定着ベルトの加熱状態を示す模式図である。 中央加熱用と端部加熱用の2つのヒータを有する定着装置に用紙(A3ノビ)を通紙する時の定着ベルトの加熱状態を示す模式図である。 中央加熱用と端部加熱用の2つのヒータを有する定着装置に用紙(A4縦サイズ)を通紙する時の定着ベルトの加熱状態を示す模式図である。 従来の固定遮蔽部材を有する定着装置の概念図である。 可動遮蔽部材を有する定着装置の斜視図である。 可動遮蔽部材の3つの異なる断面において3つの回転位置を示す図である。 用紙の種類と関連させてハロゲンヒータの点灯状態と可動遮蔽部材の遮光状態を説明する表である。 可動遮蔽部材の3つの回転位置における熱伝導状態を示す図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の実施の形態を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
(定着装置の遮蔽部材)
図1Aは本発明の実施形態に係る定着装置の定着側の構造を概念的に示すものである。この定着装置は可動遮蔽部材27と固定遮蔽部材37を有する。定着装置の本体は金属製のステー25である。このステー25にニップ形成部材24と反射部材26が取り付けられている。
反射部材26の下側に、加熱源としての2本のハロゲンヒータ23が配設されている。一方は中央ヒータ23aで他方は端部ヒータ23bである。当該ハロゲンヒータ23の両端部外周に固定遮蔽部材37が配設されている。また、当該固定遮蔽部材37の外側に、ハロゲンヒータ23の長手方向に沿って可動遮蔽部材27が配設されている。定着部材としての定着ベルト21は当該可動遮蔽部材27の外側に配設されている。
固定遮蔽部材37は、図1Bのように、その周方向一端に形成された取付部37aがステー25の端部にネジ38で固定されている。固定遮蔽部材37の取付部37aの外側端部から周方向にほぼ円弧状に延びた部分が遮蔽部37bである。この遮蔽部37bはハロゲンヒータ23の前面輻射側を回って反対側のステー25まで延びている。そして遮蔽部37bの端部がステー25に対して図示しないネジで固定されている。
図1Cのように、遮蔽部37bの外側に、定着ベルト21の両端部を回転自在に保持する樹脂製のフランジ部材40が配設されている。このフランジ部材40は定着装置の両側に配設された樹脂製の側板39に一体形成されている。
フランジ部材40の軸方向突出長さに比べて、遮蔽部37bの軸方向突出長さの方が格段に長く設定されている。すなわち、遮蔽部37bの内側のハロゲンヒータ23側から見て、フランジ部材40は遮蔽部37bの陰に完全に隠れている。このように、遮蔽部37bによってフランジ部材40が隠れているので、可動遮蔽部材27が後述するように全開状態(図3A、図7A)となった場合でも、フランジ部材40がハロゲンヒータ23によって加熱されにくい構造になっている。
再び図1Aに戻って、反射部材26の幅、可動遮蔽部材27と固定遮蔽部材37の開口幅、ハロゲンヒータ23の長さ、用紙幅の大小関係について説明する。同図に示すように、これらの横幅(ヒータ軸方向)の大小関係は次のようになっている。
可動遮蔽部材27の最大開口<最大サイズ用紙<最大サイズ用ヒータ配熱範囲(端部ヒータ23bの外端幅)<固定遮蔽部材の開口≦反射部材26の長さ
各部材の横幅の大小関係は以上のように設定している。これにより、可動遮蔽部材27を用紙幅に対応した適切な位置に回動させることで、定着ベルト21の非通紙領域での端部温度上昇が起きるのを防止することができる。また、固定遮蔽部材37の開口幅の内側に端部ヒータ23bの外端を配置することで、当該固定遮蔽部材37に端部ヒータ23bの輻射熱が及びにくくなり、固定遮蔽部材37の温度上昇を抑制することができる。従って、固定遮蔽部材37の外側に配設されたフランジ部材40の熱劣化を防止することができる。
固定遮蔽部材37の内端と反射部材26の外端は、完全に一致させるか、多少重複させるのが望ましい。このように一致ないし重複させることで、図1Aで拡大して示すように、反射部材26の両端の隙間からハロゲンヒータ23の端部ヒータ23bの光が外側に漏れるのを防止することができる。これによりステー25の端部の温度上昇を抑制することができる。
ステー25は金属製で耐熱性があるが、このステー25に配設するニップ形成部材24は樹脂部品を使用する場合もある。そのような樹脂部品は高温に弱いので、固定遮蔽部材37の内端と反射部材26の外端を一致ないし重複させることで、ハロゲンヒータ23の端部ヒータ23bからの光漏れを防止するのが望ましい。
(画像形成装置)
次に、本発明の実施形態に係る定着装置を使用した画像形成装置の概略構成及び動作を図2を参照して説明し、その後で前記可動遮蔽部材27と固定遮蔽部材37を含む定着装置の詳細について説明することとする。
図2に示す画像形成装置1は、カラーレーザープリンタである。装置本体の中央には、4つの作像部4Y、4M、4C、4Kが設けられている。各作像部4Y、4M、4C、4Kは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の異なる色の現像剤を収容している以外は同様の構成となっている。
具体的には、各作像部4Y、4M、4C、4Kは、潜像担持体としてのドラム状の感光体5と、感光体5の表面を帯電させる帯電装置6と、感光体5の表面にトナーを供給する現像装置7と、感光体5の表面をクリーニングするクリーニング装置8などを備える。図2では、ブラックの作像部4Kが備える感光体5、帯電装置6、現像装置7、クリーニング装置8のみに符号を付し、その他の作像部4Y、4M、4Cにおいては符号を省略している。
各作像部4Y、4M、4C、4Kの下方には、感光体5の表面を露光する露光装置9が配設されている。露光装置9は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を有し、画像データに基づいて各感光体5の表面へレーザー光を照射するようになっている。
また、各作像部4Y、4M、4C、4Kの上方には、転写装置3が配設されている。転写装置3は、中間転写体としての中間転写ベルト30と、一次転写手段としての4つの一次転写ローラ31を備える。また、二次転写手段としての二次転写ローラ36と、二次転写バックアップローラ32を備える。また、クリーニングバックアップローラ33と、テンションローラ34、ベルトクリーニング装置35を備える。
中間転写ベルト30は、無端状のベルトであり、二次転写バックアップローラ32、クリーニングバックアップローラ33及びテンションローラ34によって張架されている。ここでは、二次転写バックアップローラ32が回転駆動することによって、中間転写ベルト30は図2の矢印で示す方向に周回走行(回転)するようになっている。
4つの一次転写ローラ31は、それぞれ、各感光体5との間で中間転写ベルト30を挟み込んで一次転写ニップを形成している。また、各一次転写ローラ31には、図示しない電源が接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が各一次転写ローラ31に印加されるようになっている。
二次転写ローラ36は、二次転写バックアップローラ32との間で中間転写ベルト30を挟み込んで二次転写ニップを形成している。また、上記一次転写ローラ31と同様に、二次転写ローラ36にも図示しない電源が接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が二次転写ローラ36に印加されるようになっている。
ベルトクリーニング装置35は、中間転写ベルト30に当接するように配設されたクリーニングブラシとクリーニングブレードを有する。このベルトクリーニング装置35から伸びた図示しない廃トナー移送ホースは、図示しない廃トナー収容器の入り口部に接続されている。
プリンタ本体の上部には、ボトル収容部2が設けられており、ボトル収容部2には、補給用のトナーを収容する4つのトナーボトル2Y、2M、2C、2Kが着脱可能に装着されている。各トナーボトル2Y、2M、2C、2Kと上記各現像装置7との間には、図示しない補給路が設けてあり、この補給路を介して各トナーボトル2Y、2M、2C、2Kから各現像装置7へトナーが補給されるようになっている。
一方、プリンタ本体の下部には、記録媒体としての用紙Pを収容した給紙トレイ10や、給紙トレイ10から用紙Pを搬出する給紙ローラ11等が設けてある。なお、記録媒体には、普通紙以外に、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ、OHPシート等が含まれる。また、図示しないが、手差し給紙機構が設けてあってもよい。
プリンタ本体内には、用紙Pを給紙トレイ10から二次転写ニップを通過させて装置外へ排出するための搬送路Rが配設されている。搬送路Rにおいて、二次転写ローラ36の位置よりも用紙搬送方向上流側には、搬送タイミングを計って用紙Pを二次転写ニップへ搬送するタイミングローラとしての一対のタイミングローラ対12が配設されている。
また、二次転写ローラ36の位置よりも用紙搬送方向下流側には、用紙Pに転写された未定着画像を定着するための定着装置20が配設されている。さらに、定着装置20よりも搬送路Rの用紙搬送方向下流側には、用紙を装置外へ排出するための一対の排紙ローラ13が設けられている。また、プリンタ本体の上面部には、装置外に排出された用紙をストックするための排紙トレイ14が設けてある。
続いて、図2を参照して、本実施形態に係るプリンタの基本的動作について説明する。作像動作が開始されると、各作像部4Y、4M、4C、4Kにおける各感光体5が図示しない駆動装置によって図の時計回りに回転駆動され、各感光体5の表面が帯電装置6によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された各感光体5の表面には、露光装置9からレーザー光がそれぞれ照射されて、各感光体5の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体5に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように各感光体5上に形成された静電潜像に、各現像装置7によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視像化)される。
また、作像動作が開始されると、二次転写バックアップローラ32が図の反時計回りに回転駆動し、中間転写ベルト30を図の矢印で示す方向に周回走行させる。また、各一次転写ローラ31に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加されることによって、各一次転写ローラ31と各感光体5との間の一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。
その後、各感光体5の回転に伴い、感光体5上の各色のトナー画像が一次転写ニップに達したときに、上記一次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、各感光体5上のトナー画像が中間転写ベルト30上に順次重ね合わせて転写される。かくして、中間転写ベルト30の表面にフルカラーのトナー画像が担持される。また、中間転写ベルト30に転写しきれなかった各感光体5上のトナーは、クリーニング装置8によって除去される。そして、各感光体5の表面が図示しない除電装置によって除電され、表面電位が初期化される。
プリンタの下部では、給紙ローラ11が回転駆動を開始し、給紙トレイ10から用紙Pが搬送路Rに送り出される。搬送路Rに送り出された用紙Pは、タイミングローラ対12によって搬送が一旦停止される。
その後、所定のタイミングでタイミングローラ対12の回転駆動を開始し、中間転写ベルト30上のトナー画像が二次転写ニップに達するタイミングに合わせて、用紙Pを二次転写ニップへ搬送する。このとき、二次転写ローラ36には、中間転写ベルト30上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより、二次転写ニップに転写電界が形成されている。そして、この転写電界によって、中間転写ベルト30上のトナー画像が用紙P上に一括して転写される。また、このとき用紙Pに転写しきれなかった中間転写ベルト30上の残留トナーは、ベルトクリーニング装置35によって除去され、除去されたトナーは図示しない廃トナー収容器へと搬送され回収される。
その後、用紙Pは定着装置20へと搬送され、定着装置20によって用紙P上のトナー画像が当該用紙Pに定着される。そして、用紙Pは、排紙ローラ13によって装置外へ排出され、排紙トレイ14上にストックされる。
以上の説明は、用紙上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つの作像部4Y、4M、4C、4Kのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つの作像部を使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
(定着装置)
図3Aは、図1Aの(a)に示す可動遮蔽部材27を使用した本実施形態の定着装置の断面図である。以下、図3Aに基づき、定着装置20の構成について説明する。図3Aに示すように、定着装置20は、定着部材としての定着ベルト21と、定着ベルト21の外周面に当接する対向部材としての加圧ローラ22を有する。また、定着ベルト21を加熱する加熱源としてのハロゲンヒータ23と、定着ベルト21の内周側から加圧ローラ22に当接してニップ部Nを形成するニップ形成部材24を有する。また、ニップ形成部材24を支持する支持部材としてのステー25と、ハロゲンヒータ23からの輻射熱を定着ベルト21へ反射する反射部材26を有する。また、ハロゲンヒータ23からの輻射熱を遮蔽する可動遮蔽部材27と、定着ベルト21の温度を検知する温度検知手段としての温度センサ28等を備える。
反射部材26の長手方向両端部と前記可動遮蔽部材27との間に、前述した固定遮蔽部材37が配設されている。この固定遮蔽部材37の円弧状の遮蔽部37bは、ハロゲンヒータ23の両端部の定着ベルト21側(輻射側)において、可動遮蔽部材27の内面に沿って、ステー25の片側左上部分から反対側の右下部分まで延びている。
上記定着ベルト21は、薄肉で可撓性を有する無端状のベルト部材(フィルムも含む)で構成されている。詳しくは、定着ベルト21は、ニッケルもしくはSUS等の金属材料又はポリイミド(PI)などの樹脂材料で形成された内周側の基材を備える。また、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)又はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などで形成された外周側の離型層を備える。また、基材と離型層との間に、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム、又はフッ素ゴム等のゴム材料で形成された弾性層を介在させてもよい。
また、弾性層が無い場合は、熱容量が小さくなり定着性が向上するが、未定着トナーを押しつぶして定着させるときにベルト表面の微小な凹凸が画像に転写されて画像のベタ部に光沢ムラが生じる可能性がある。これを防止するには、厚さ80μm以上の弾性層を設けることが望ましい。厚さ80μm以上の弾性層を設けることで、弾性層の弾性変形により微小な凹凸を吸収することができるので、光沢ムラの発生を回避することができるようになる。
本実施形態では、定着ベルト21の低熱容量化を図るために、定着ベルト21を薄くかつ小径化している。具体的には、定着ベルト21を構成する基材、弾性層、離型層のそれぞれの厚さを、20〜50μm、80〜300μm、3〜50μmの範囲に設定し、全体としての厚さを1mm以下に設定している。また、定着ベルト21の直径は、20〜40mmに設定している。さらに低熱容量化を図るためには、望ましくは、定着ベルト21全体の厚さを0.2mm以下にするのがよく、さらに望ましくは、0.16mm以下の厚さとするのがよい。また、定着ベルト21の直径は、30mm以下とするのが望ましい。
上記加圧ローラ22は、芯金22aと、芯金22aの表面に設けられた発泡性シリコーンゴム、シリコーンゴム、又はフッ素ゴム等から成る弾性層22bと、弾性層22bの表面に設けられたPFA又はPTFE等から成る離型層22cによって構成されている。加圧ローラ22は、スプリングなどの図示しない加圧手段によって定着ベルト21側へ加圧され、定着ベルト21を介してニップ形成部材24に当接している。この加圧ローラ22と定着ベルト21とが圧接する箇所では、加圧ローラ22の弾性層22bが押しつぶされることで、所定の幅のニップ部Nが形成されている。
また、加圧ローラ22は、プリンタ本体に設けられた図示しないモータ等の駆動源によって回転駆動するように構成されている。加圧ローラ22が回転駆動すると、その駆動力がニップ部Nで定着ベルト21に伝達され、定着ベルト21が従動回転するようになっている。定着ベルト21は、ニップ部N以外では、図4で後述するようにその両端部にベルト保持部材としてのフランジ部材40が挿入されており、定着ベルト21はこのフランジ部材40によって保持されて回転するようになっている。
本実施形態では、加圧ローラ22を中実のローラとしているが、中空のローラであってもよい。その場合、加圧ローラ22の内部にハロゲンヒータ等の加熱源を配設してもよい。また、弾性層22bはソリッドゴムでもよいが、加圧ローラ22の内部に加熱源が無い場合は、スポンジゴムを用いてもよい。スポンジゴムの方が、断熱性が高まり定着ベルト21の熱が奪われにくくなるのでより望ましい。
上記ハロゲンヒータ23は、定着ベルト21の内周側で、かつ、ニップ部Nの用紙搬送方向の上流側に配設されている。詳しくは、図3Aにおいて、ニップ部Nの用紙搬送方向の中央Qと、加圧ローラ22の回転中心Oを通る仮想直線をLとすると、ハロゲンヒータ23はこの仮想直線Lよりも用紙搬送方向の上流側(図3Aの下側)に配設されている。
ハロゲンヒータ23は、プリンタ本体に設けられた電源部により出力制御されて発熱するように構成されている。電源部の出力制御は、上記温度センサ28による定着ベルト21の表面温度の検知結果に基づいて行われる。このようなハロゲンヒータ23の出力制御によって、定着ベルト21の温度(定着温度)を所望の温度に設定できるようになっている。なお、定着ベルト21の温度を検知する温度センサの代わりに、加圧ローラ22の温度を検知する温度センサ(図示省略)を設け、その温度センサで検知した温度により、定着ベルト21の温度を予測するようにしてもよい。
本実施形態では、ハロゲンヒータ23は2本設けられているが、プリンタで使用する用紙のサイズ等に応じて、ハロゲンヒータ23の本数を1本又は3本以上としてもよい。ただし、ハロゲンヒータ23自体のコストや、定着ベルト21の内周のスペース等を考慮すると、ハロゲンヒータ23は2本以下とすることが望ましい。定着ベルト21を加熱する加熱源は輻射熱により加熱を行うものであり、ハロゲンヒータ以外に、抵抗発熱体、又はカーボンヒータ等を用いることも可能である。
上記ニップ形成部材24は、ベースパッド24aと、ベースパッド24aの定着ベルト21と対向する面に設けられた低摩擦性の摺動シート24bとを有する。ベースパッド24aは、定着ベルト21の軸方向又は加圧ローラ22の軸方向に渡って長手状に配設されている。ベースパッド24aが加圧ローラ22の加圧力を受けることで、ニップ部Nの形状が決まる。本実施形態では、ニップ部Nの形状が平坦状であるが、凹形状やその他の形状としてもよい。摺動シート24bは、定着ベルト21が回転する際の摺動摩擦を低減するために設けられている。なお、ベースパッド24a自体が低摩擦性の部材で形成されている場合は、摺動シート24bを有しない構成も可能である。
ベースパッド24aは、耐熱温度200℃以上の耐熱性部材で構成されており、トナー定着温度域で熱によるニップ形成部材24の変形を防止し、安定したニップ部Nの状態を確保して、出力画質の安定化を図っている。ベースパッド24aの材料としては、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、ポリエーテルニトリル(PEN)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)などの一般的な耐熱性樹脂を用いることが可能である。
また、ベースパッド24aは、ステー25によって固定支持されている。これにより、加圧ローラ22による圧力でニップ形成部材24に撓みが生じるのを防止し、加圧ローラ22の軸方向に渡って均一なニップ幅が得られるようにしている。ステー25は、ニップ形成部材24の撓み防止機能を満足するために、ステンレスや鉄等の機械的強度が高い金属材料で形成することが望ましい。また、ベースパッド24aも、強度確保のためにある程度硬い材料で構成されていることが望ましい。ベースパッド24aの材料としては、液晶ポリマー(LCP)等の樹脂や、金属、あるいはセラミックなどを適用することができる。
上記反射部材26は、ハロゲンヒータ23と対向するようにステー25に固定支持されている。この反射部材26によって、ハロゲンヒータ23から放射された輻射熱(又は光)を定着ベルト21へ反射することで、熱がステー25等に伝達されるのを抑制し、定着ベルト21を効率良く加熱すると共に省エネルギー化を図っている。反射部材26の固定箇所は、反射部材26の長手方向中央部の1箇所にするのが望ましい。このように反射部材26を中央固定にすることで、熱膨張による反射部材26の両端の均等伸縮を可能にする。反射部材26の両端は伸縮を可能にするように長孔を形成してネジにより緩くステー25に固定するとよい。
反射部材26の材料としては、アルミニウムやステンレス等が用いられる。特に、アルミニウム製の基材に輻射率の低い(反射率の高い)銀を蒸着したものを用いた場合、定着ベルト21の加熱効率を向上させることが可能である。反射部材26のハロゲンヒータ23と対向する面は、定着ベルト21の内周面に向かって広がるように形成されている。なお、図3A示す反射部材26において、ハロゲンヒータ23の下方に対向する部分(定着ベルト21の周方向に沿って延びている部分)は、ハロゲンヒータ23の両端部における輻射熱を遮蔽するために設けられている。当該部分は、反射部材26の長手方向全体に渡って設けられているものではない。
上記可動遮蔽部材27は、厚さ0.1mm〜1.0mmの耐熱性があるステンレス(SUS)等の金属板を、定着ベルト21の内周面に沿った断面形状に形成して構成されている。図示例では、可動遮蔽部材27は周方向に閉じた環状ではなく有端な断面形状とされている。可動遮蔽部材27は具体的には部分円弧状の断面形状である。
また、可動遮蔽部材27は、ハロゲンヒータ23の周りで回転可能とされ、本実施形態では、定着ベルト21の周方向に沿って回転可能となっている。具体的には、定着ベルト21の周方向領域において、ハロゲンヒータ23が定着ベルト21に直接対向して加熱する直接加熱領域がある。また、ハロゲンヒータ23と定着ベルト21との間に可動遮蔽部材27以外の他部材(反射部材26、ステー25、ニップ形成部材24等)が介在する非直接加熱領域がある。
ハロゲンヒータ23と定着ベルト21の間を熱遮蔽する必要がある場合は、図3Aに示すように、可動遮蔽部材27を直接加熱領域側の遮蔽位置に配設する。ハロゲンヒータ23と定着ベルト21の間を熱遮蔽する必要がない場合は、図3Bに示すように、可動遮蔽部材27を非直接加熱領域側の退避位置へ移動させる。すなわち、可動遮蔽部材27を反射部材26やステー25の裏側へ退避させる。また、可動遮蔽部材27は耐熱性を要するため、その素材には、アルミニウム、鉄、ステンレス等の金属材料、又はセラミックを用いることが好ましい。
図4は、本実施形態の定着装置の斜視図である。図4に示すように、定着ベルト21の両端部に、それぞれベルト保持部材としてのフランジ部材40が挿入されている。定着ベルト21はこのフランジ部材40によって回転可能に保持されている。各フランジ部材40、ハロゲンヒータ23及びステー25は、定着装置20の一対の側板39(図1C参照)に固定支持されている。
図5は、可動遮蔽部材27の両端の支持構造を示す図である。図5に示すように、可動遮蔽部材27は、フランジ部材40に取り付けられた円弧状のスライド部材41を介して支持されている。具体的には、可動遮蔽部材27の端部に設けられた支持部としての突起部27eが、スライド部材41に設けられた孔部41aに挿入されることで、可動遮蔽部材27がスライド部材41に取り付けられている。
また、スライド部材41には凸部41bが設けてあり、その凸部41bがフランジ部材40に設けられた円弧状の溝部40aに挿入されることで、スライド部材41は溝部40aに沿ってスライド移動可能となっている。これにより、可動遮蔽部材27は、スライド部材41と一体的に、フランジ部材40の周方向に回転移動可能となっている。また、本実施形態では、フランジ部材40及びスライド部材41は、樹脂で構成されている。
なお、図5では、片方の端部の支持構造のみ示しているが、他方の端部も同様に、スライド部材41を介して回転移動可能に保持されている。
図6は、可動遮蔽部材27の駆動手段を示す図である。図6に示すように、本実施形態では、可動遮蔽部材27の駆動手段として、駆動源であるモータ42と、複数の伝達ギア43、44、45から成るギア列とを備える。ギア列のうち、一端側のギア43はモータ42に連結され、他端側のギア45はスライド部材41の周方向に設けられたギア部41cに連結されている。これにより、モータ42が駆動すると、その駆動力がギア列を介してスライド部材41に伝達され、可動遮蔽部材27が回転移動するようになっている。
図7A、図7Bは、図1Aの可動遮蔽部材27と固定遮蔽部材37の形状、ハロゲンヒータ23の発熱部H1,H2及び各用紙サイズの相互関係を示す図である。図1Aでは反射部材26の幅、可動遮蔽部材27と固定遮蔽部材37の開口幅、ハロゲンヒータ23の長さ、用紙幅の大小関係について説明した。ここでは、図7A、図7Bに基づき、可動遮蔽部材27の形状を中心にさらに詳しく説明する。尚、以下の説明において、可動遮蔽部材27の回転軸方向を「軸方向」と言い、可動遮蔽部材27の回転方向、すなわち定着ベルト21の周方向を「周方向」と呼称する。
可動遮蔽部材27は、軸方向両端の遮蔽部が、段差を有する2段階の遮蔽部27a、27bとされている。具体的には、遮蔽部は、長手方向幅の小さい外側の第1遮蔽部27aと、長手方向幅の大きい内側の第2遮蔽部27bとで構成されている。内側の第2遮蔽部27b同士は、連結部27cを介して軸方向に連結されており、第1遮蔽部27aは、第2遮蔽部27bの軸方向外側に連続して設けられている。
可動遮蔽部材27は、両端部27dの温度上昇を抑制するために、両端部27dを除く濃色を付した中央側を、例えば銅・ニッケルめっきを施すことにより高熱伝導率としている。このように熱伝導率に差を付けることで、遮蔽部27a,27bの熱を両端側よりも中央側により多く誘導することができ、両端部27dの温度上昇を効果的に抑制することができる。また、当該めっきの光沢による反射率増加も可動遮蔽部材27の温度上昇抑制に一定の効果がある。
両端部27dの外周には定着ベルト21を保持する樹脂製フランジ部材40が配設されているので、両端部27dの温度上昇を防止することで当該フランジ部材40の熱劣化を防止することができる。なお、熱伝導率の差は、濃色を付した中央側と両端部27dを伝熱性が異なる別材料で構成したり、両端部27dに断熱性塗料を塗布したりすることでも実現可能である。
第1遮蔽部27aの周方向一方の縁部27hは、第2遮蔽部27bの周方向一方の縁部27pよりも周方向一方側(遮蔽側Y)に設けられる。第2遮蔽部27bの周方向一方の縁部27pは、連結部27cの周方向一方の縁部27gよりも周方向一方側(遮蔽側Y)に設けられる。
また、第1遮蔽部27aの互いに対向する内縁、及び第2遮蔽部27bの互いに対向する内縁には、それぞれ傾斜部27q,27rが形成され、図示例ではこれらの内縁が傾斜部27q,27rのみで構成されている。一対の第1遮蔽部27aの内縁(傾斜部27q)、一対の第2遮蔽部27bの内縁(傾斜部27r)、および連結部49の周方向一方の縁部27gとで囲まれた領域が、開口部27fとなる。
図7A、図7Bに示す実施形態では、小サイズ用紙P1(用紙D)、中サイズ用紙P2(用紙C)、大サイズ用紙P3(用紙B)及び特大サイズ用紙P4(用紙A)の少なくとも4種類の用紙を用いる。この実施形態における用紙サイズの例としては、例えば、小サイズがはがきサイズ(通紙幅100mm)、中サイズがA4サイズ(通紙幅210mm)、大サイズがA3サイズ(通紙幅297mm)、特大サイズがA3ノビ(通紙幅329mm)、などが挙げられる。ただし、用紙サイズの例はこれに限定されるものではない。
ここで、小サイズ用紙P1(用紙D)の通紙幅W1は、中央部側の発熱部H1の長さよりも小さい範囲となっている。また、可動遮蔽部材27の形状との関係では、第2遮蔽部27bの各傾斜部27rが、小サイズの通紙幅W1の端部を跨ぐ位置に配設され、第1遮蔽部27aの各傾斜部27iは、大サイズの通紙幅W3の端部を跨ぐ位置に配設されている。なお、小サイズ以外の用紙サイズ(中、大、特大)と、各発熱部H1,H2との位置関係は、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
小サイズ用紙P1(用紙D)を通紙する場合、中央部側の発熱部H1のみを発熱させる。しかし、この場合、中央部側の発熱部H1で加熱される範囲は、小サイズの通紙幅W1を超えてしまうので、図7Bに示すように、可動遮蔽部材27を遮蔽位置に移動させる。これにより、両第2遮蔽部27bによって小サイズの通紙幅W1の端部近傍から外側の範囲を覆うことができるので、非通紙領域において定着ベルト21の温度上昇を抑えることができる。
なお、その他のサイズの用紙(中、大、特大)を通紙する際のハロゲンヒータ23と可動遮蔽部材27の制御は、上記実施形態と同様である。この場合、上記実施形態における第2遮蔽部27bとしての機能は、第1遮蔽部27aが果たす。
また、第1遮蔽部27aと第2遮蔽部27bにそれぞれ傾斜部27q,27rを設けている。従って、可動遮蔽部材27の回転位置を変更することで、各遮蔽部27a,27bによって各発熱部H1,H2を覆う範囲を調整することが可能である。
可動遮蔽部材27の第1遮蔽部27aは、発熱部H2の外側端部に対向可能に配されている。
なお、本実施形態における用紙サイズの例としては、例えば、中サイズがレターサイズ(通紙幅215.9mm)又はA4サイズ(通紙幅210mm)、大サイズがダブルレターサイズ(通紙幅279.4mm)又はA3サイズ(通紙幅297mm)、特大サイズがA3ノビ(通紙幅329mm)、などが挙げられる。ただし、用紙サイズの例はこれに限定されるものではない。また、ここでいう、中サイズ、大サイズ、特大サイズは、各サイズの相対的な関係を示すものであり、小サイズ、中サイズ、大サイズなどであっても構わない。
(定着装置の基本動作)
以下、図3A、図3Bを参照しつつ、本実施形態に係る定着装置の基本動作について説明する。プリンタ本体の電源スイッチが投入されると、ハロゲンヒータ23に電力が供給されると共に、加圧ローラ22が図2中の時計回りに回転駆動を開始する。これにより、定着ベルト21は、加圧ローラ22との摩擦力によって、図3A、図3B中の反時計回りに従動回転する。
その後、上述の画像形成工程により未定着のトナー画像Tが担持された用紙Pが、不図示のガイド板に案内されながら図3Aの矢印A1方向に搬送されて、圧接状態にある定着ベルト21及び加圧ローラ22のニップ部Nに送入される。そして、ハロゲンヒータ23によって加熱された定着ベルト21による熱と、定着ベルト21と加圧ローラ22との間の加圧力とによって、用紙Pの表面にトナー画像Tが定着される。
トナー画像Tが定着された用紙Pは、ニップ部Nから図3A中の矢印A2方向に搬出される。このとき、用紙Pの先端が図示しない分離部材の先端に接触することにより、用紙Pが定着ベルト21から分離される。その後、分離された用紙Pは、上述のように、排紙ローラによって機外に排出され、排紙トレイにストックされる。
次に、用紙サイズごとのハロゲンヒータ23の制御と可動遮蔽部材27の制御について説明する。まず、図7Aに示す中サイズ用紙P2(用紙C)を通紙する場合は、中央部側のH1のみを発熱させることにより、中サイズの通紙幅W2に対応した範囲のみを加熱する。また、特大サイズ用紙P4(用紙A)を通紙する場合は、中央部側の発熱部H1に加え、両端部側の発熱部H2も発熱させ、特大サイズの通紙幅W4に対応した範囲を加熱する。
ところが、本実施形態では、ハロゲンヒータ23の加熱範囲は中サイズの通紙幅W2と特大サイズの通紙幅W4にしか対応していない。このため、大サイズ用紙P3(用紙B)を通紙する場合、中央部側の発熱部H1のみを発熱させると、必要な範囲が加熱されず、中央部側と両端部側の各発熱部H1,H2を発熱させると、加熱される範囲が大サイズの通紙幅W3を超えてしまう。仮に、中央部側の両端部側の各発熱部H1,H2を発熱させた状態で、そのまま大サイズ用紙P3(用紙B)を通紙すると、大サイズの通紙幅W3よりも外側の非通紙領域において定着ベルト21の温度が過度に上昇するといった問題がある。
そこで、本実施形態では、大サイズ用紙P3(用紙B)を通紙する際、図7Bに示すように、可動遮蔽部材27を遮蔽位置へ移動させる。これにより、両端部側の遮蔽部27aによって大サイズの通紙幅W3の端部近傍から外側の範囲を覆うことができるので、非通紙領域において定着ベルト21の温度上昇を抑えることができる。
また、定着処理を終えた場合、又は、定着ベルト21の非通紙領域の温度が所定の閾値以下になった場合など、熱遮蔽する必要がなくなった場合は、可動遮蔽部材27を退避位置へ戻す。このように、必要に応じて可動遮蔽部材27を遮蔽位置に移動させることで、通紙速度を落としたりすることなく良好な定着を行うことができる。尚、可動遮蔽部材27が遮蔽位置(図3A参照)および退避位置(図3B参照)の何れの場合でも、可動遮蔽部材27の連結部27cは非直接加熱領域に配される。従って、連結部27cがハロゲンヒータ23の輻射熱を直接受けることはない。
また、図示例では、可動遮蔽部材27の回転中心が定着ベルト21の周方向断面の中央寄りに配設されている。これに対して、ハロゲンヒータ23の各中心(ハロゲンヒータ23が有するフィラメントの中心)は、可動遮蔽部材27の回転中心よりも定着ベルト21の内周面側に偏心した位置に配されている。これにより、遮蔽位置(図3A参照)では可動遮蔽部材27はハロゲンヒータ23に対して近づき、反対に、退避位置(図3B参照)では可動遮蔽部材27はハロゲンヒータ23から遠ざかる。従って、退避位置において可動遮蔽部材27はハロゲンヒータ23からの輻射熱の影響を受けにくくなるので、可動遮蔽部材27自身の温度上昇を抑制することが可能となる。
また、上記のように、定着ベルト21内にニップ形成部材24が設けられている構成では、ニップ部N側への可動遮蔽部材27の退避は困難となる。そのため、上記実施形態では、ハロゲンヒータ23を、ニップ部Nの用紙搬送方向の上流側に配設し、可動遮蔽部材27をその上流側の遮蔽位置と下流側の退避位置との間で移動可能に構成している。
これにより、可動遮蔽部材27をニップ形成部材24と干渉することなく退避させることができると共に、可動遮蔽部材27の移動ストロークも大きく確保することができる。このような可動遮蔽部材27の移動ストロークを大きく確保できる構成は、上記の如く、低熱容量化のために定着ベルト21を小径化した構成において設計上の自由度を得るうえで好都合である。
また、本実施形態では、遮蔽部27aに傾斜部27iを設けているので、発熱部H2を覆う範囲を無段階に調整することが可能である。すなわち、可動遮蔽部材27の回転角を変更することにより、遮蔽部27aによって発熱部H2と定着ベルト21との最短経路を遮る範囲を、無段階に調整することが可能である。
通紙枚数や通紙時間が増えると、非通紙領域における定着ベルト21の温度が上昇しやすい傾向にある。そこで、通紙枚数が所定枚数に達した際、又は通紙時間が所定時間に達した際に、両端部側の発熱部H2を覆い隠す方向(遮蔽側Y)に可動遮蔽部材27を回転させる。これにより、定着ベルト21の両端非通紙領域の温度上昇をより高度に抑制することが可能となる。
なお、定着ベルト21の温度を検知する温度センサ28は、定着ベルト21の軸方向における温度上昇が顕著な領域に配設することが望ましい。本実施形態の場合は、特に、大サイズの通紙幅W3よりも外側の領域において温度上昇しやすいので、大サイズの通紙幅W3よりも外側に温度センサ28を配設することが望ましい(図7A参照)。
また、本実施形態では、2本のハロゲンヒータ23のうち、上記温度上昇に大きく影響するのは、両端部側に発熱部H2を有する端部ヒータ23bである。従って、この端部ヒータ23bの発熱部H2と対向する位置に温度センサ28を配設することが望ましい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。例えば、ハロゲンヒータ23は2本構成でなく低コスト化のため1本構成にすることも可能である。また可動遮蔽部材の形状は上述の実施形態に限定されることはなく、使用する紙サイズや加熱源の配置形態に応じて、可動遮蔽部材が3つ以上の段差部を有する形状に形成してもよい。
また、上記の実施形態では、可動遮蔽部材27を退避位置(図3B参照)に配したとき、可動遮蔽部材27の一部が直接加熱領域に配された状態となっている。しかし、可動遮蔽部材27を退避位置に配したときに、可動遮蔽部材27全体が非直接加熱領域に配されるようにしてもよい。このような変更は、可動遮蔽部材27の形状や回転ストローク、あるいはステー25や反射部材26の形状を工夫することで可能である。この場合、退避位置では可動遮蔽部材27が加熱されないため、加熱による変形や劣化をより確実に防止することができる。
また、本発明に係る定着装置を搭載する画像形成装置も、図2に示すようなプリンタに限らず、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等とすることが可能である。
20:定着装置
21:定着ベルト(定着部材)
22:加圧ローラ(対向部材)
23:ハロゲンヒータ(加熱源)
24:ニップ形成部材
25:ステー(支持部材)
26:反射部材
27:可動遮蔽部材
27a:第1遮蔽部
27b:第2遮蔽部
27c:連結部
27d:両端部
27e:突起部
27f:開口部
37:固定遮蔽部材
P: 用紙(記録媒体)
特開2004−286922号公報 特許第2861280号公報 特開2007−334205号公報 特許第4130898号公報 特開2008−58833号公報 特開2008−139779号公報

Claims (4)

  1. 回転可能な可撓性を有する定着部材と、前記定着部材を輻射熱で加熱する加熱源と、前記定着部材の外周面に当接してニップ部を形成する対向部材と、前記定着部材を介して前記対向部材に当接して前記ニップ部を形成するニップ形成部材と、前記加熱源と前記定着部材との間に配設されて前記加熱源からの輻射熱を前記定着部材の幅方向両側部分で幅可変に遮蔽する可動遮蔽部材と、前記加熱源の発熱部外端よりも幅方向外側に配設された固定遮蔽部材とを備えた定着装置。
  2. 前記ニップ形成部材を支持する支持部材に、前記加熱源の輻射熱を前記定着部材側に反射する反射部材を取り付けると共に、当該反射部材の両端部に前記固定遮蔽部材を前記定着部材の幅方向で重複させるように配設したことを特徴とする請求項1の定着装置。
  3. 前記可動遮蔽部材の両端部に対して中央側の熱伝導率を高くしたことを特徴とする請求項1の定着装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1の定着装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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