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JP5375540B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、これらの複合機等の電子写真プロセスを利用した画像形成装置に備えられ、トナー像を担持するシート材に熱と圧力を加えて定着する定着装置に関するものである。
従来の定着装置は、内部に加熱手段であるハロゲンヒータを有する定着ローラと、この定着ローラに付勢手段で付勢されて加圧する加圧ローラと、定着ローラの表面温度を検知する温度センサと、を備え、電源から電力がハロゲンヒータに供給されることで定着ローラが加熱され、温度センサからの検出出力に基づいて温度コントローラによりハロゲンヒータのON/OFF制御を行って、定着ローラを所定の表面温度が維持されるようになっていた。
しかし、定着ローラ全体をハロゲンヒータによって温めているため、定着ニップ以外にもハロゲンヒータからの熱が分散してしまい加熱効率が悪く、定着ニップを所望の温度に上昇させるための時間が長く、最初の1ページ目の出力に時間が掛かってしまうという問題があった。
また、従来の定着ローラは、中空の円筒形状であり、定着ニップの形状を自由な形状にすることが難しく、画像を定着するシート材(コピー用紙、樹脂シート、ハガキ、光沢紙、厚紙などシート状の記録材を指す、以下同じ。)のしわ、カールの問題や、定着性の問題等を解消するために制約があり、これらの問題に対して厚紙や樹脂シート、コピー用紙、光沢紙などの多種類のシート材全てに対応することができないという問題があった。
そこで、これらの問題を解決するために、定着装置の立ち上がり時間の短い、いわゆるオンデマンド方式の定着装置が開発されるに至った。
例えば、特許文献1には、定着ローラの代わりに定着フィルム(定着部材)として無端状のエンドレスベルト10を備え、このエンドレスベルト10の内部にセラミックヒータなどからなる加熱体8Aを有し、この加熱体8Aにエンドレスベルト10を介して圧接する加圧部材11との間に定着ニップを形成し、加熱体8Aで熱容量の小さいエンドレスベルト10を急速に加熱することでき、立ち上がり時間の短い定着装置8が開示されている(特許文献1の図1等参照)。
しかし、特許文献1に記載の定着装置8は、加熱体8Aであるヒータに寿命があり、定期的にヒータ交換のメンテナンスを行う必要があるが、このヒータには、加圧部材11が圧接しているため、常に圧力が掛かった状態となっており、ヒータをそのまま長手方向に引き抜くことができず、ヒータ交換のメンテナンスに手間が掛かるという問題があった。また、ヒータに加圧部材11による圧力が常時掛かっている状態では、ジャム処理時や搬送時にヒータが破損し易いという問題もあった。
このような問題を解決する方策として、加圧部材のヒータへの圧力を解除する圧力解除機構を設けることが考えられるが、圧力解除機構を設けた場合にも、設置コストが嵩むという問題や設置スペースが必要であり装置の小型化の要請に反するという問題が発生する。
また、特許文献2には、内部に加熱源であるハロゲンランプ15を有するヒートローラ11(定着ローラ)と、このヒートローラ11に対して加圧されて定着ニップを形成する加圧ローラ12とを備え、ヒートローラ11の表面温度を温度検知素子17からの検知信号に基づいてハロゲンランプ15への供給電力量を温度制御回路18により制御することで、ヒートローラ11の表面温度を所定温度に制御する加熱定着装置1において、ハロゲンランプ15をヒートローラ11の回転中心でなく、定着ニップより上流側へと偏った位置に配置すると共に、温度検知素子17を加圧ローラ12と離れる下流側にヒートローラ11の表面に圧接して配置することにより、温度検知素子17がハロゲンランプ15からの輻射熱を受けずに、正確な温度検知を可能にした加熱定着装置1が開示されている(特許文献2の図1等参照)。
しかし、特許文献2に記載の加熱定着装置1では、温度検知手段17とハロゲンランプ15の定着ニップに対する個々の位置関係については考慮されているが、温度検知手段17とハロゲンランプ15との位置関係については考慮されておらず、ヒートローラ11(定着フィルム)上に温度不足領域が発生するおそれがあるという問題が残っている。
更に、特許文献3には、可撓性を有する定着部材である定着フィルム21と、定着フィルム21を介して加圧ローラ31に当接して定着ニップを形成するために定着フィルム21の内部に固設された当接部材である加熱板22と、加熱板22を加熱する加熱手段である赤外線ヒータ25と、を備え、この赤外線ヒータ25は、加熱板22が定着フィルム21を介して加圧ローラ31に当接した状態で装置に対して挿脱できるように構成され、装置の立ち上げ時間が短く、比較的簡易な構成で赤外線ヒータの交換性を容易にしたオンデマンド方式の定着装置が開示されている(特許文献3の図2等参照)。
しかし、赤外線ヒータ25と加熱板22が分かれておりヒータが破損しにくく、交換容易である反面、定着ニップを直接加熱する方法であるため、定着ニップ下流に進むにつれて温度が高くなり、画像の光沢度が低くなり易いという問題がある。
そこで、本発明は、前記問題点を解決することができ、立ち上がり時間が短くて、シート材の通過により失った熱を必要に応じて定着部材に適時追加させるオンデマンド性を持ち、十分な定着性が確保できると共に、出力画像の光沢度を向上させ、ヒータ破損の際などには素早く交換することができてメンテナンス性が良好な定着装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、無端状フィルムを基体として回転可能な定着フィルムと、この定着フィルムと圧接して定着ニップを形成する加圧ローラと、前記定着フィルムの内側から当接して該フィルムを加圧ローラ方向へ押圧する当接部材と、前記定着フィルムの温度を検知する温度検知手段と、前記定着フィルムを加熱する加熱手段と、が備えられ、前記温度検知手段の検知結果に基づいて加熱手段を制御して前記定着フィルムを所定の温度に加熱する定着装置において、前記温度検知手段は、前記定着ニップのシート材搬送方向下流側に配置された光学センサであり、前記加熱手段は、前記定着ニップのシート材搬送方向上流側に配置された赤外線ヒータであり、前記光学センサと前記赤外線ヒータとの間の周長距離Aが、前記温度検知手段の応答時間と前記加熱手段の応答時間を加えたものに、前記定着フィルム回転時の周速を乗じた値以上となるように配置されているとともに、前記当接部材は、略中空円筒状の保持部材に固着された加圧板であり、前記保持部材が付勢手段で付勢されることで前記当接部材が定着フィルムを内側から加圧ローラ方向へ押圧するように構成されており、前記赤外線ヒータは、前記保持部材の内部に脱着可能に取り付けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の定着装置において、前記赤外線ヒータは、前記定着フィルムに対して離間して配置されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の定着装置において、前記光学センサと前記赤外線ヒータとの間の周長距離Aが次式を満たすことを特徴とする。
A≧v×(t1+t2)
ここで、v:定着フィルムの線速[mm/s] t1:温度センサの時定数[s]
t2:赤外線ヒータの時定数[s]
請求項に記載の画像形成装置の発明は、請求項1ないしのいずれかに記載の定着装置が備えられていることを特徴とする。
この発明は、前記のようであって、請求項1〜3に記載の発明によれば、無端状フィルムを基体として回転可能な定着フィルムと、この定着フィルムと圧接して定着ニップを形成する加圧ローラと、前記定着フィルムの内側から当接して該フィルムを加圧ローラ方向へ押圧する当接部材と、前記定着フィルムの温度を検知する温度検知手段と、前記定着フィルムを加熱する加熱手段と、が備えられ、前記温度検知手段の検知結果に基づいて加熱手段を制御して前記定着フィルムを所定の温度に加熱する定着装置において、前記温度検知手段は、前記定着ニップのシート材搬送方向下流側に配置された光学センサであり、前記加熱手段は、前記定着ニップのシート材搬送方向上流側に配置された赤外線ヒータであり、前記光学センサと前記赤外線ヒータとの間の周長距離Aが、前記温度検知手段の応答時間と前記加熱手段の応答時間を加えたものに、前記定着フィルム回転時の周速を乗じた値以上となるように配置されているとともに、前記当接部材は、略中空円筒状の保持部材に固着された加圧板であり、前記保持部材が付勢手段で付勢されることで前記当接部材が定着フィルムを内側から加圧ローラ方向へ押圧するように構成されており、前記赤外線ヒータは、前記保持部材の内部に脱着可能に取り付けられているので、立ち上がり時間が短く必要な熱量を適宜追加するオンデマインド性を維持しつつ、定着フィルムの熱不足領域に加熱手段で確実に熱供給することができ、十分な定着性を確保することができる。また、定着ニップを直接加熱する方式ではないので、定着ニップ下流に進むにつれて温度が高くなるおそれが少なく、出力画像の光沢度を向上させることができる。
また、前記温度検知手段は、前記定着ニップのシート材搬送方向下流側に配置された光学センサであり、前記加熱手段は、前記定着ニップのシート材搬送方向上流側に配置された赤外線ヒータであるので、温度検知位置を定着ニップ出口側に配置することができ、定着フィルム全体の周長を小さくして、装置全体の大きさを小さくすることができる。
それに加え、赤外線ヒータは、保持部材の内部に脱着可能に取り付けられているので、定着装置の駆動機構や加圧機構などの構成を簡略化することができると共に、定着ニップの圧力を解除する圧力解除機構を設けることなく、交換頻度が比較的高い赤外線ヒータを交換することができる。よって、定着装置のメンテナンス性を向上させることができる。
請求項の発明によれば、請求項1ないしのいずれかに記載の定着装置が備えられているので、前記効果を画像形成装置で発揮することができる。
実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を正面から見た状態で示す構成説明図である。 実施例に係る現像装置の鉛直断面図である。 同上の現像装置の要部を定着ローラの軸と垂直な方向から見た側面図である。 図3の現像装置において赤外線ヒータを挿脱する手順を示す側面図である。 実施例に係る現像装置の赤外線ヒータと温度センサの位置関係を主に示す構成説明図である。 定着ニップからの周長距離における定着フィルムの表面温度分布を表したグラフである。 (A)は、温度センサと赤外線ヒータとの周長距離が式2を満たす場合、(B)は、式2を満たさない場合である。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について説明する。
(画像形成装置全体の構成)
先ず、本発明に係る画像形成装置の全体構成について説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施の形態として例示する複写機の概略構成を正面から見た状態(フロントドア側を正面として見た状態)で示す構成説明図である。図示する複写機1は、装置全体の筐体である装置本体1aと、この装置本体1aの最上部に配置され、原稿の画像情報を光学的に読み込むスキャナ(画像読取装置)である原稿読込部2と、この原稿読込部2の直下に配置され、後述の感光体ドラム40の外周面を露光して静電潜像を書き込む露光部3と、この露光部3の直下に配置され、感光体ドラム40上の静電潜像を現像してトナー像を形成する作像部4と、この作像部4の直下に配置され、作像部で形成されたトナー像をシート材に転写する転写部5と、この転写部5のシート材搬送方向下流側となる装置本体1aの一側寄りに配置され、トナー像をシート材に定着する定着部6と、装置本体1aの下部に配置され、シート材を給送する給紙部7と、から主に構成されている。また、装置本体1aの一側面の外側には、手差しのシート材を給送する手差し用給紙装置である手差し部8が配設され、この手差し部8と反対側の装置本体1aの一側面の外側には、画像が定着したシート材を積層載置する排紙部9も配設されている。
原稿読込部2は、原稿を載置する透明なコンタクトガラスを通して原稿を読み取る光学読取装置20と、コンタクトガラスを被って開閉自在に設けられ、載置台21に載置された原稿を自動搬送する自動原稿搬送装置22(ADF:オートドキュメントフィーダ)などから主に構成され、この光学読取装置20は、移動する露光ランプなどの光源、この光源と共に移動するミラーなどの移動光学系を有し、光源から原稿に光を照射し、反射光をミラー、結像レンズなどを介してCCDなどの画像読取素子に結像させて画像を読み込む機能を有し、ユーザがコンタクトガラス上にセットするか、又は自動原稿搬送装置22で搬送される原稿の画像を自動的に読み取り、読み取った画像情報を電気信号に変換して図示しない書き込み用の制御手段へ送信する。
露光部3は、特に図示していないが、LD(レーザダイオード)等の光源と、走査用の回転多面鏡であるポリゴンミラー、それらを走査するポリゴンモータ、fθレンズ、ミラー等の走査光学系などから主に構成され、光源から後述の感光体ドラムの表面にレーザ光を照射して選択的に露光させ、静電潜像を書き込む露光装置(書き込み装置)の機能を有している。
作像部4は、ドラム形状の潜像担持体である感光体ドラム40が中心に配置され、その感光体ドラム40外周面に沿って帯電装置41、現像装置42、クリーニング装置43が配設されており、帯電装置41で感光体ドラム40の外周表面を一様に帯電し(帯電工程)、画像情報に応じて露光部3から選択的にレーザ光を照射して感光体ドラム40の外周表面の帯電レベルを低下させることにより静電潜像を書き込み(露光工程)、現像装置42により静電気力を利用して静電潜像にトナーを転移させて現像し(現像工程)、感光体ドラム40の外周表面上にトナー像を作像する作像装置の機能を有している。また、クリーニング装置43は、後述の転写部5でトナー像を転写した後の感光体ドラム40に付着する転写残トナーをクリーニングブレードで掻き取ってクリーニングする装置である。
転写部5は、搬送ベルト50を有し、シート材を搬送する搬送手段と、転写バイアスを印加する転写バイアス印加手段を備え、前記作像部4との間に、感光体ドラム40と搬送ベルト50が弾接する転写ニップが形成されている。この転写部5は、転写バイアス印加手段で搬送ベルト50を介して転写ニップに転写バイアスを印加し、静電引力により感光体ドラム40上のトナー像を感光体ドラム40外周面からシート材表面に転写する直接転写方式の転写装置としての機能を有している。
定着部6は、転写部5でトナー像が転写されたシート材に熱と圧力を加えて画像を定着する定着装置60から主に構成されている。なお、定着装置60の詳細な構成については、後述する。
給紙部7は、シート材としてそれぞれ所定の大きさのコピー用紙を収容可能な4段の給紙トレイ70,71,72,73を備え、各給紙トレイは、それぞれシート材分離装置74,75,76,77を有し、図示しない制御手段で選択された給紙トレイから対応するシート材分離装置で分離しつつコピー用紙を1枚ずつ搬送経路Kに給送する給紙装置としての機能を有する。また、この搬送経路Kは、コピー用紙を給紙部7から転写ニップへ向け搬送する経路であり、所定間隔毎に設けられた複数の搬送ローラ対K1や、感光体ドラム40上のトナー像の位置とコピー用紙の先端位置との関係が所定の位置関係となるようにタイミングを調整して搬送するレジストローラ対K2などが設けられている。
手差し部8は、ユーザが任意のシート材を手差し給送するための載置台である手差しトレイ80と、シート材分離装置81とからなり、前述の搬送経路Kに連結し、手差ししたシート材を、この搬送経路Kを通じて2次転写ニップに給送する手差し用の給紙装置としての機能を有している。
排紙部9は、定着部6を通過して画像が定着されたシート材を装置本体1aから排出する排紙ローラ対90と、この排紙ローラ対90から排紙されたシート材を積載・載置して収容する排紙トレイ91とから、主に構成され、画像定着後のシート材を載置してストックしておく部位である。
(画像形成装置の作像プロセス及び動作)
次に、図1を用いて複写機1の作像プロセス及び動作について説明する。
先ず、載置台21に載置された原稿が、自動原稿搬送装置22によって図中の矢印方向に搬送され、原稿読込部2上を通過する。このとき、原稿読込部2では、原稿の画像情報が光学的に読み取られ、電気信号に変換された後、書き込み用の制御手段に送信される。
作像部4では、感光体ドラム40を図中の時計回りに回転駆動させながら前記所定の作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程)を行って、感光体ドラム40上に原稿の画像情報に対応した画像(トナー像)が形成される。
一方、給紙するコピー用紙の大きさに応じて制御手段等で給紙トレイが選択され、選択された給紙トレイの最上部に載置されたコピー用紙が、シート材分離装置で1枚ずつ分離されて、搬送経路Kを通じて搬送ローラ対K1により転写部5に向け搬送される。
レジストローラ対K2に到達したコピー用紙(シート材)は、レジストローラ対K2に当接して一時停止した後、レジストローラ対K2により感光体ドラム40上に形成されたトナー像と位置合わせをするためにタイミングを合わせて転写ニップに向け搬送される。なお、手差トレイ80からシート材を給紙する場合は、手差トレイ80上に載置した最上部のシート材が、シート材分離装置81により一枚ずつ搬送ローラにより直接レジストローラ対K2に供給される。
転写ニップでは、転写バイアスが印加されることにより、感光体ドラム40からシート材にトナー像が転写される(転写工程)。そして、この転写工程が終了してトナー像がその表面に担持されたシート材は、そのまま搬送ベルト50上を定着装置60の定着ニップまで搬送される。
定着ニップに到達したシート材は、そこで定着装置60によって熱と圧力が加えられて、担持されたトナー像が溶融・浸透されることによりシート材に定着される。最後に、画像が定着されたシート材は、排紙ローラ対90により装置本体1aから排出されて、排紙部9の排紙トレイ91にスタックされ、一連の作像プロセスが完了する。
(定着装置の構成)
次に、本発明の実施例に係る定着装置の構成について図2、図3を用いて説明する。
図2に示すように、本発明の実施例に係る定着装置60は、シート材Pと接触して熱を伝達する定着部材としての無端状フィルムからなる定着フィルム61と、この定着フィルム61に圧接して定着ニップを形成する加圧部材としての加圧ローラ62と、トナー像を担持したシート材Pをこの定着ニップに案内する入口ガイド板63と、画像定着後のシート材Pを定着ニップから用紙搬送路へ案内する出口ガイド板64と、定着フィルム61外周面の温度を検知する温度検知手段としての温度センサ65などが、図示しないハウジング(定着装置の筐体)の中に設けられている。
この定着フィルム61は、ポリイミド、ポリアミド、フッ素樹脂、金属等から可撓性を有する熱容量の小さい薄肉な無端ベルト状のエンドレスフィルムを基体として、その外周表面にトナーとの離型性を向上するため、PFA(4フッ化エチレンバーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)、等からなる離型層が形成されており、後述の加圧ローラ62に圧接して図2の矢印方向に従動回転可能となっている。
また、この定着フィルム61の内側には、定着フィルム61を内面から押圧して加圧ローラ62との間に定着ニップを形成する当接部材としての加圧板66と、この加圧板66及び定着フィルム61を加熱する加熱手段としての赤外線ヒータ67と、赤外線ヒータ67の発する赤外線等の熱線を反射して所望の方向へ偏向する反射板68と、これらを保持する保持部材69などが設けられている。
なお、定着フィルム61の内周面には、赤外線ヒータ67の発する熱線を吸収し易くするために、吸収部材層を形成することが好ましい。具体的には、定着フィルム61の内周面に黒色塗装を施すことにより、赤外線などの熱線の吸収率(熱への変換率)が向上して赤外線ヒータ67による定着フィルム61の加熱効率が高められる。
加圧ローラ62は、軸62aを有した円筒形状の芯金62bの外側にフッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性樹脂からなる弾性層62cが形成された円筒ドラム形状のローラであり、この弾性層62cの外周表面には、にPFA等からなる薄肉の離型層が形成されている。また、加圧ローラ62は、定着装置60の図示しないハウジングに軸支され、図示しない駆動機構により、図2中の矢印方向(反時計方向)に回転駆動可能に構成されている。なお、入口ガイド板63、及び出口ガイド板64も、前記ハウジングに固設・支持されている。
温度センサ65は、定着フィルム61の外周表面に対向して所定距離離間して配設された光学センサであり、定着フィルム61の表面温度を光学的に検知して定着装置60の制御手段等に測定値を送信する。この検知結果に基づいて、図示しない電源から後述の赤外線ヒータ67への出力制御がなされて、定着フィルム61の表面温度の温度制御がなされる。なお、配設位置については後で詳述する。
加圧板66は、板厚が0.1mm程度の金属板からなり、加圧ローラ62の軸方向を長手とし、加圧ローラ62と対向する面がシート材Pの画像面(トナー像が担持されている方の面)に対して略平行となるよう平板状に、シート材搬送方向上流側及び下流側の縁を略直角に折り返した鉛直断面がコの字状に形成され、後述の保持部材69に固着されている。また、この保持部材69を介して付勢手段である後述の圧縮スプリング69a,69bにより、下方の加圧ローラ62方向へ付勢され、加圧ローラ62との間に定着ニップが形成される。
このように、付勢される加圧板66は、加圧ローラ62と対向する面が平面となっているので、定着フィルム61とシート材Pとの密着性が高まり定着性が向上すると共に、定着ニップを通過するシート材Pにカールやシワが発生することを低減することができる。また、加圧板66の出口側の縁が略直角に折り返されているため、その部分を通過する定着フィルム61の曲率が大きくなり、定着ニップから送り出されたシート材Pを定着フィルム61から分離し易くなっている。
なお、この加圧板66と定着フィルム61とが摺接する面には、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングが施されていることが好ましい。何故なら、これにより、加圧板66に摺接する定着フィルム61の内周面の磨耗を軽減することができるからである。
本実施例に係る赤外線ヒータ67は、赤外線などの熱線を発して、定着フィルム61を直接、及び加圧板66を介して間接的に加熱するカーボンヒータであり、長手方向の両端付近を左右一対のホルダ67a,67bを介して後述の保持部材69に保持されており、定着ニップの加圧力を解除しないで脱着可能となっている(図4参照)。
なお、赤外線ヒータ67は、ハロゲンヒータなどの他の熱線を発するヒータでも構わないが、カーボンヒータを用いた場合には、ハロゲンヒータを用いた場合と比較して、オンオフ制御の自由度が高まり、ヒータのデューティが100%に達する前に通電をオフする制御を繰り返しても断線することが少なく、経時における出力低下も軽減されるため好ましい。
また、赤外線ヒータ67の形状は、定着フィルム61の加熱効率が高くなるように、赤外線ヒータ67から定着フィルム61の法線方向に発せられる赤外線などの熱線がなるべく多くなる形状に最適化することが好ましい。
反射板68は、赤外線ヒータ67から離間して配置されたアルミニウム板の表面に鏡面仕上げを施した凹面鏡であって、加熱効率を高めるために、赤外線ヒータ67から発せられた赤外線を反射して、定着フィルム61や加圧板66により多くの赤外線が入射するような形状となっている。
なお、本実施例では、反射板68は、赤外線ヒータ67から離間して設置されているが、赤外線ヒータ67をハロゲンヒータとして、そのガラス管の一部に金メッキやアルミニウム蒸着を施すことにより、反射板としての機能を代用することもできる。
保持部材69は、耐熱性樹脂から円筒中空状に形成され、定着フィルム61内に設けられている加圧板66、赤外線ヒータ67、反射板68を一体的に保持し、その円筒状の外周面で定着フィルム61の従動回転を案内する機能を有している。この保持部材69は、図3に示すように、その両端付近を圧縮スプリング69a,69bで下方にある加圧ローラ62方向へ付勢され、保持部材69の下方に固着された加圧板66で定着フィルム61を介して加圧ローラ62に圧接し、定着ニップを形成する。
(赤外線ヒータの脱着の手順)
次に、図4を用いて赤外線ヒータ67のメンテナンスを行うために定着装置60から赤外線ヒータ67を取り出す手順を説明する。
先ず、ネジ止めされている一方のホルダ67bを保持部材69から取り外す(図4の参照)。その後、取り外したホルダ67b側から、赤外線ヒータ67を引き出して、新品の赤外線ヒータ67と取り替える。定着装置60に赤外線ヒータ67を装着する場合には、前述と逆の手順で装着する。
(定着装置の動作)
次に、図2を用いて定着装置の動作について説明する。
画像形成装置1の電源スイッチが投入されると、赤外線ヒータ67に電力が供給されると共に、加圧ローラ62が図2の矢印方向に回転駆動される。これにより、加圧ローラ62との摩擦力によって、定着フィルム61も図2中の矢印方向に従動回転を開始する。その後、給紙部7からシート材Pが給紙されて、転写部5にてシート材P上に未定着のトナー像Tが転写される。そして、未定着画像トナー像Tが担持されたシート材Pは、入口ガイド板63に案内されながら図2の矢印A方向に搬送されて、圧接状態にある定着フィルム61と加圧ローラ62との間の定着ニップに送入される。
そして、赤外線ヒータ67及び加圧板66によって加熱された定着フィルム61による加熱と、加圧板66(定着フィルム61)と加圧ローラ62との圧接力(付勢手段である圧縮スプリング69a,69bの加圧力)によって、シート材Pの表面にトナー像Tが定着される。その後、定着ニップから送出されたシート材Pは、矢印A’方向に搬送される。
(定着装置の作用効果)
以上のように、実施例に係る定着装置60によれば、シート材Pと接触して熱を伝達する定着部材が熱容量の小さい定着フィルム61となっているので、定着装置60の立ち上がり時間を極めて短くすることができる。
また、加熱手段としての赤外線ヒータ67が、定着フィルム61及び反射板68に対して離間して配置されているので、すなわち、赤外線ヒータ67が、定着フィルム61及び反射板68からある程度ギャップを設けて設置されているので、加圧板66が定着フィルム61を介して加圧ローラ62に圧接した状態で定着装置60が輸送されても、赤外線ヒータ67が定着フィルム61及び反射板68と接触するおそれが少なく、赤外線ヒータ67の破損を抑止することができる。
それに加え、加圧板66が定着フィルム61を介して加圧ローラ62に圧接された状態で、シート材Pが引き抜かれるようなジャム処理された場合であっても、ジャム処理動作によって赤外線ヒータ67が定着フィルム61及び反射板68と接触するおそれが少なく、赤外線ヒータ67の破損を抑止することができる。
更に、保持部材69により、加圧板66、赤外線ヒータ67、反射板68を一体的に保持して加圧ローラ62に、圧縮スプリング69a,69bで押圧する構成のため、定着装置60の駆動機構や加圧機構などの構成を簡略化することができると共に、定着ニップの圧力を解除する圧力解除機構を設けることなく、交換頻度が比較的高い赤外線ヒータ67を容易に交換することができる。よって、定着装置のメンテナンス性を向上させることができる。
(赤外線ヒータと温度センサの位置関係)
次に、図5及び図6を用いて赤外線ヒータと温度センサの位置関係について説明する。
前述のように、本実施例に係る定着装置60は、定着部材として非常に熱容量の小さい薄肉の定着フィルム61を採用しているので、定着フィルム61は、シート材に接触すると熱をシート材に伝達して急速に温度が低下する。表面温度が低下したまま定着フィルム61が回転し、再度定着ニップに突入すると、定着不良などの画像不良を引き起こす原因となる。このため、定着フィルム61が熱不足で定着ニップに突入しないよう定着フィルム61の温度不足領域を赤外線ヒータ67で所定の温度まで上げることが重要となってくる。
そこで、本実施例に係る定着装置60では、温度検知手段である温度センサ65を定着フィルム61の回転方向において定着ニップの下流側に配置し、加熱手段である赤外線ヒータ67を定着ニップの上流側に配置することにより、温度センサ65で定着フィルム61の温度不足を検知して赤外線ヒータONの信号を出し、赤外線ヒータ67で定着フィルム61の温度不足領域を所定温度となるよう制御する。しかし、定着フィルム61は、所定の線速度をもって回転しており、温度センサ65及び赤外線ヒータ67は、電子部品であり応答時間(時定数)が必要であり、温度センサ65と赤外線ヒータ67との距離が近すぎると(図5中の周長距離Aが小さすぎると)、赤外線ヒータ67で加熱を開始した時には定着フィルム61の熱不足領域が、加熱個所(赤外線ヒータ67と定着フィルム61の距離が最短となる位置付近)を通過して、熱不足のまま定着ニップに突入してしまう(図6も参照)。
そのため、本実施例に係る定着装置60では、温度センサ65と赤外線ヒータ67との距離を十分に取って設置しており、定着フィルム61の熱不足領域に赤外線ヒータ67で確実に熱供給することができ、十分な定着性を確保できるようになっている。具体的には、温度センサ65と赤外線ヒータ67との周長距離Aが、次式(1)を満たすように配置されている。
A≧v×(T1+T2)・・・式(1)
ここで、v:定着フィルムの線速[mm/s] T1:温度センサの応答時間[s]
T2:赤外線ヒータの応答時間[s]
また、応答時間の指標として時定数を採用した場合、前記式(1)は、次式(2)となる。
A≧v×(t1+t2)・・・式(2)
ここで、v:定着フィルムの線速[mm/s] t1:温度センサの時定数[s]
t2:赤外線ヒータの時定数[s]
図6は、定着ニップからの周長距離における定着フィルムの表面温度分布を表したグラフを、(1)〜(4)の時間推移ごとに表したものであり、(A)は、温度センサ65と赤外線ヒータ67との周長距離Aが式(2)を満たす場合、(B)は、式(2)を満たさない場合のグラフである。図6から明らかなように、周長距離Aが式(2)を満たさない場合は、定着フィルム61に温度不足領域がそのまま定着ニップに突入してしまうことが分る。
具体的数値を代入してみると、例えば、温度センサに光学センサであるサーモパイルを用いると、時定数は0.1[s](=t1)となり、赤外線ヒータにカーボンヒータを用いると、時定数は0.6[s]程度となる。しかし、これは常温室内環境からの立ち上がり時の値であり、実際印字動作中のヒータは高い温度帯でOFF/ONを繰り返すため、ヒータ自体が熱を持っており、通常使用でのカーボンヒータの時定数は0.2[s](=t2)程度となる。線速を150[mm/s](=v)とし、計算をすると、A≧45[mm]となる。
要するに、本実施例に係る定着装置60では、温度センサ65は、定着ニップの用紙搬送方向下流側に配置され、赤外線ヒータ67は、定着フィルム61の回転方向において温度センサ65の下流側、且つ定着ニップの上流側に配置されていると共に、温度センサ65と赤外線ヒータ67との周長距離Aが、温度センサ65の応答時間と赤外線ヒータ67の応答時間を加えたものに、定着フィルム61の周速を乗じた値以上となるように配置されているので、立ち上がり時間が短く必要な熱量を適宜追加するオンデマインド性を維持しつつ、定着フィルム61の熱不足領域に加熱手段である赤外線ヒータ67で確実に熱供給することができ、十分な定着性を確保することができる。また、定着ニップを直接加熱する方式ではないので、定着ニップ下流に進むにつれて温度が高くなるおそれが少なく、出力画像の光沢度を向上させることができる。
以上のように、この発明の実施の形態に係る画像形成装置としてモノクロ用の複写機を例に挙げて説明したが、必ずしもこのようなものに限られず、熱容量の比較的小さい定着フィルムを有し、この定着フィルムの表面温度を検知する温度検知手段の検知結果に基づいて加熱手段で適宜必要な熱量を定着フィルムに供給するオンデマンド方式の定着装置を備えた画像形成装置に適用することができる。
そして、発明の詳細な説明における光学読取装置、自動原稿搬送装置、露光部、作像部、転写部、給紙部、手差し部、排紙部等は、あくまでも一例を示したものであって、公知の装置・手段などの他の構成を採用することができる。その場合でも、前記課題に対して同様の作用効果を奏することは明らかである。また、図面で示した各構成部材の形状や構造等も、あくまでも好ましい一例を示すものであり、特許請求の範囲内で適宜設計変更可能であることは云うまでもない。
特に、電子部品の応答時間として時定数を採用したが、応答までの時間を実験等で計測するなど電子部品の個別の応答時間が分ればそれを適用することができる。
1 複写機(画像形成装置)
6 定着部
60 定着装置
61 定着フィルム(定着部材)
62 加圧ローラ(加圧部材)
65 温度検知手段(温度センサ)
66 加圧板(当接部材)
67 赤外線ヒータ(加熱手段)
特開2002−006656号公報 特開平09−265244号公報 特開2008−129092号公報

Claims (4)

  1. 無端状フィルムを基体として回転可能な定着フィルムと、この定着フィルムと圧接して定着ニップを形成する加圧ローラと、前記定着フィルムの内側から当接して該フィルムを加圧ローラ方向へ押圧する当接部材と、前記定着フィルムの温度を検知する温度検知手段と、前記定着フィルムを加熱する加熱手段と、が備えられ、前記温度検知手段の検知結果に基づいて加熱手段を制御して前記定着フィルムを所定の温度に加熱する定着装置において、
    前記温度検知手段は、前記定着ニップのシート材搬送方向下流側に配置された光学センサであり、前記加熱手段は、前記定着ニップのシート材搬送方向上流側に配置された赤外線ヒータであり、
    前記光学センサと前記赤外線ヒータとの間の周長距離Aが、前記光学センサの応答時間と前記赤外線ヒータの応答時間を加えたものに、前記定着フィルム回転時の周速を乗じた値以上となるように配置されているとともに、
    前記当接部材は、略中空円筒状の保持部材に固着された加圧板であり、前記保持部材が付勢手段で付勢されることで前記当接部材が定着フィルムを内側から加圧ローラ方向へ押圧するように構成されており、
    前記赤外線ヒータは、前記保持部材の内部に脱着可能に取り付けられていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記赤外線ヒータは、前記定着フィルムに対して離間して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記光学センサと前記赤外線ヒータとの間の周長距離Aが次式を満たすことを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
    A≧v×(t1+t2)
    ここで、v:定着フィルムの線速[mm/s] t1:温度センサの時定数[s]
    t2:赤外線ヒータの時定数[s]
  4. 請求項1ないしのいずれかに記載の定着装置が備えられていることを特徴とする画像形成装置。
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