JP6919834B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
複写機500は、画像形成部200と、画像形成部200の下方に配置された給紙部400と、画像形成部200の上方に配置されたスキャナ部300と、を備える。
コンタクトガラス31上に原稿を載置して画像形成動作を開始させると、原稿照明用光源32aが光を照射し、原稿で反射した反射光は、第一ミラー32b、第二ミラー35a及び第三ミラー35bで反射し、レンズ33で結像されてCCD34に入射する。スキャナ部300では、CCD34に入射した光に基づいて転写紙Sに形成させる画像情報を生成する。
一次転写ニップを通過した後の感光体3の表面に残留した転写残トナーは、クリーニング装置7によって感光体3上から除去され、回収される。転写残トナーが回収された感光体3の表面は除電装置によって除電され、次の作像工程に備える。
定着装置9は、回転駆動する接触部材である加圧ローラ30と、略円筒状の定着部材である定着ベルト38とが設けられている。円筒状の定着ベルト38の内側には、ニップ形成部材を構成する加圧パッド60及びステー部材61と、複数の発熱体としての第一ハロゲンヒータ50a及び第二ハロゲンヒータ50bと、が設けられている。
さらに、二つのハロゲンヒータ50とステー部材61との間には、ハロゲンヒータ50から放射された輻射熱を定着ベルト38の内周面に向けて反射するリフレクタ40が配置されている。
また、定着装置9の長手方向(図2中の紙面に直交する方向)の両端部には、複写機500の構造体の一部であって、上述した定着装置9の構成部材を支持する支持側板70を有する。
定着ベルト38の最表層には、耐久性を高めて離型性を確保するために、フッ素系樹脂からなる厚みが5〜50[μm]の離型層が形成されている。フッ素系樹脂としては、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合)やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を挙げることができるが、これに限るものではない。
また、定着ベルト基体はニッケルに限らず、SUS(ステンレス鋼)などの金属基体もしくはPI(ポリイミド)等の耐熱性樹脂であってもよい。
弾性層30bはシリコーンゴムで形成されており厚みは5[mm]である。弾性層30bの表面には、離型性を高めるために厚みが40[μm]程度のフッ素樹脂からなる離型層30cを形成するのが望ましい。加圧ローラ30は付勢手段により定着ベルト38に向けて付勢され、加圧ローラ30と定着ベルト38とが圧接される構成となっている。
また、加圧パッド60は、加圧パッド60を内側から補強する補強部であるステー部材61によって支持されている。ステー部材61の長手方向の両端部は支持側板70によって支持されており、加圧ローラ30の加圧パッド60に対する押し圧力をステー部材61で受け止めて、定着ニップSNを形成している。
第一ハロゲンヒータ50aは、小サイズの転写紙Sの幅に対応する幅狭の領域に第一発光部フィラメント51aが長手方向に配されている。第二ハロゲンヒータ50bは、大サイズの転写紙Sの幅に対応する幅広領域における小サイズの転写紙Sの幅よりも外側の領域に第二発光部フィラメント51bが長手方向に配されている。
リフレクタ40におけるハロゲンヒータ50と対向する部分の形状が異なる点以外は共通するため、相違点についてのみ説明する。
保持手段たる支持側板70は、ステー部材61が嵌合する嵌合穴70bと、ハロゲンヒータ50が貫通する貫通孔70aが設けられている。また、70cは、軸方向一端側の支持側板70と他端側の支持側板70とを連結する連結板72が取り付けられる連結板取り付け部である。
ステー部材61の長手方向(図中Y方向)両端に段差を形成し、支持側板70の嵌合穴70bに嵌合する嵌合部61aと、支持側板70に突き当たる突き当て部61bとを設けている。
第一,第二ハロゲンヒータ50a,50bは、石英ガラス等で構成された円筒状のガラス管内にタングステン等から成るフィラメント505が設けられている。また、ガラス管内には、フィラメント505の形状を維持するために環状のサポータ503が設けられている。サポータ503は、タングステン等で構成されている。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置では、像担持体上に画像情報に基づいてトナー像を形成し、このトナー像を紙やOHPシート等の記録材上に転写して、トナー像を担持した記録材を定着装置に通して熱と圧力によりトナー像を記録材上に固定する。
定着装置には、省エネルギーの観点や画像形成装置の使用時にユーザーを待たせないようにする等の観点から、加熱部材を瞬時に加熱することによって待ち時間(ウォームアップタイム)を短縮することが望まれている。そして、省エネルギーや待ち時間の短縮を実現する定着装置としては、ハロゲンヒータによって薄いベルトおよびフィルム、または薄肉ローラを直接加熱する技術が提案されている。
このような定着装置では、上記垂線が反射面と交わる位置と、山型形状の頂点の位置とを精度良く合わせることが、反射部材への略垂直な入射を無くし、輻射熱がハロゲンヒータ自身を加熱してしまうことを防止する上で重要である。
図9(a)は、平ネジ42によるリフレクタ40の固定箇所の断面図、図9(b)は、段付きネジ43によるリフレクタ40の固定箇所の概略断面図である。
図10は、比較例の定着装置9を上方から見たものを模式的に示した上面模式図である。図10(a)は、加圧ローラ30を定着ベルト38に向けて付勢していない非圧接時を示し、図10(b)は、加圧ローラ30を定着ベルト38に向けて付勢している圧接時を示す。
図11は、比較例の定着装置9の加圧ローラ圧接時におけるリフレクタ40の移動についての説明図である。
一方、リフレクタ40の他端部を固定する段付きネジ43は、図9(b)に示す様に、リフレクタ40の表面と段付きネジ43の頭部43aの裏面との間に隙間Aを持ってステー部材61に固定されている。
第一の非ネジ部は、ネジ部43bの直径よりも大きな直径を有し、ネジ部43bの一端面から延在してステー部材61の側面から離れる向きへ延びている非ネジ部43cである。第二の非ネジ部は、直径が非ネジ部43cの直径より大きく、非ネジ部43cのネジ部43bと接続する端面と反対側の端面から延在し、ステー部材61の側面から離れる向きへ伸びる頭部43aである。
このとき、ステー部材61に支持されたリフレクタ40は、このステー部材61の変形に追従して、ステー部材61と同様に変形する。詳しくは、リフレクタ40のネジ締結された近傍とステー部材61との間に静止摩擦が生じ、この静止摩擦によって、補強部材の変形に追従した変形がリフレクタ40に生じる。このときの変形は、反射部材のネジ締結された箇所を中心に定着ベルトの内側に向かって回転するような変形である。
上述した比較例の説明では、第一ハロゲンヒータ50aについて説明したが、ステー部材61を挟んで反対側に位置する第二ハロゲンヒータ50bについても同様の問題が生じる。
図4に示すように、本実施形態の定着装置においては、リフレクタ40の長手方向両端部が、それぞれ取り付け部材である段付きネジ43を介してステー部材61に支持されている。なお、段付きネジ43の構成については、図9(b)に基づいて説明した比較例の定着装置で用いられる段付きネジ43と同様であるため、説明を省略する。
図5(a)に示すように、加圧ローラの非圧接時には、装置横方向(図中のX軸に平行な方向)について、リフレクタ40の山型形状46の頂点41の位置と、第一ハロゲンヒータ50aの中心の位置とが一致している。
図5(b)に示す様に、加圧ローラ30の圧接時には、ステー部材61に加圧力が作用する。そして、ステー部材61には、比較例と同様に、支持側板70に支持された長手方向の両端部を支点にして、長手方向の中央部が加圧ローラ30から離れるように撓んだ変形が生じる。
また、定着装置9におけるベルト加熱効率を維持することにより、複写機500全体での消費電力を低減でき、省エネルギー化を図ることができる。
リフレクタ40におけるハロゲンヒータ50と対向する部分の形状が異なる点以外は共通するため、相違点についてのみ説明する。
リフレクタ40の形状が異なる点以外は上述した図2に示す定着装置9と共通するため、相違点についてのみ説明する。
図20(a)は、変形例における長手方向一端側のリフレクタ固定部付近を示す概略構成図であり、図20(b)は、変形例における長手方向他端側のリフレクタ固定部付近を示す概略構成図である。また、図21(a)は、変形例における長手方向一端側のリフレクタ固定部付近を示す概略断面図であり、図21(b)は、図21(a)のC1方向から見た図であり、図21(c)は、図21(a)のC2方向から見た図である。なお、この変形例においては、先の図19に示した形状のリフレクタ40を用いている。
図22に示すように、この変形例では、リフレクタ40のステー部材61への取り付け位置を、長手方向において、第一,第二ハロゲンヒータ50a,50bのうち、最も端側(外側)の発熱領域501よりも端側、かつ、支持側板70よりも中央側(内側)の端部領域Bに設けている。リフレクタ40のステー部材61への取り付け位置を、長手方向において、最も端側の発熱領域501よりも端側に設けることで、ハロゲンヒータからの輻射熱が、段付きネジ43に入射するのを抑制することができる。これにより、輻射熱の反射効率の低下を抑制することができる。
定着ベルト38などの回転体と、回転体の外周面と接触する加圧ローラ30などの接触部材と、回転体の内側に配置され回転体を介して接触部材と当接し定着ニップSN等のニップ部を形成する加圧パッド60などのニップ形成部材と、ニップ形成部材を支持するステー部材61などのステーと、回転体の内側に配置されたハロゲンヒータ50などの発熱体と、ステーの回転体の表面移動方向と直交する幅方向の両端をそれぞれ保持する支持側板70などの保持手段と、発熱体から放射される輻射熱を反射面で反射するリフレクタ40などの反射部材とを備え、反射部材における幅方向の両端が、段付きネジ43などの取り付け部材によりステーに取り付けられている定着装置9において、反射部材のステーへの取り付け位置を、幅方向において、発光部フィラメントなどの発熱体の発熱部の端部よりも外側、かつ、前記保持手段よりも中央側に配置した。
特許文献1の記載の構成のように反射部材のステーへの取り付け位置が、保持手段よりも幅方向外側にある場合、取り付け部材で反射部材をステーに取り付けた状態でステーの幅方向端部を保持手段に貫通させる際に、取り付け部材が、保持手段のステーが貫通する穴に引っ掛ってしまうおそれがある。その結果、スムーズにステーを保持手段に貫通させることができず、組み付け性が悪い。また、ステーを保持手段に貫通させた後、反射部材をステーに取り付けるようにした場合、ステーが貫通して隙間が狭くなった保持手段の穴に反射部材を貫通させる必要があり、反射部材を容易にステーが貫通した穴に貫通させることができず、やはり、組み付け性が悪い。
よって、態様1では、幅方向において、反射部材のステーへの取り付け位置を、保持手段よりも中央側に設けた。取り付け位置を、保持手段よりも中央側に設けることで、取り付け部材で反射部材をステーに取り付けた状態でステーの幅方向端部を保持手段に貫通させる際に、取り付け部材が、保持手段のステーが貫通する穴に引っ掛ってしまうことがない。よって、スムーズにステーを保持手段に貫通させることができ、容易に組み付けを行うことができる。また、ステーを保持手段に貫通させた後、反射部材をステーに取り付けるようにした場合、ステーが貫通して隙間が狭くなった保持手段の穴に反射部材を貫通させる必要がなく、容易に組み付けを行うことができる。
また、反射部材のステーへの取り付け位置を、保持手段よりも中央側に設けた場合であっても、反射部材のステーへの取り付け位置を、幅方向において、発熱体の発熱部の端部よりも中央側に設けてしまうと、輻射熱の一部が、取り付け部材に照射されてしまう。かかる取り付け部材の輻射熱の反射率は、反射部材の反射面よりも悪い。そのため、回転体の加熱効率が低下するという別の課題が発生する。
そこで、態様1では、反射部材のステーへの取り付け位置を、幅方向において、発熱体の発熱部の端部よりも外側、かつ、保持手段よりの中央側に配置した。これにより、ステーの保持手段への組み付け性を良好にすることができる。また、反射部材のステーへの取り付け位置を、発熱体の発熱部端部よりも幅方向において、中央側に設けたものに比べて、取り付け部材に照射される輻射熱を低減することができる。これにより、反射部材のステーへの取り付け位置を、発熱体の発熱部端部よりも幅方向において、中央側に設けたものに比べて、回転体の加熱効率の低下を抑制することができる。
態様Aにおいて、リフレクタ40などの反射部材のステー部材61などのステーへの取り付け位置を、幅方向において、ハロゲンヒータ50などの発光部フィラメントなどの発熱体の発熱部の端部から支持側板70などの保持手段までの間の領域の中央よりも保持手段側に配置した。
これによれば、実施形態で説明したように、反射部材のステーへの取り付け位置が、ステーの支持側板70などの保持手段に保持される箇所の近くなる。加圧ローラ30などの接触部材の当接圧によるステーの変形は、ステーの保持手段に保持される箇所を支点にして変形する。よって、反射部材のステーへの取り付け位置を、ステーの保持手段に保持される箇所の近くとなることで、ステーの変形した際の取り付け位置の移動を抑制することができる。これにより、取り付け位置の移動に伴う反射部材の移動を抑制することができ、反射部材の反射面の形状によって回転体を効率よく加熱する作用を維持することができる。
態様AまたはBにおいて、リフレクタ40などの反射部材は、前記反射面におけるハロゲンヒータなどの発熱体と対向する位置の角度が変化している。
これによれば、実施形態で説明したように、反射面で反射した発熱体の輻射熱を発熱体に向かわないようにすることができる。
回転可能に設けられた無端状の定着ベルト等の回転体と、前記回転体の外周面と接触する加圧ローラ等の接触部材と、前記回転体の内側に配置され前記回転体を介して前記接触部材と当接し定着ニップSN等のニップ部を形成する加圧パッド等のニップ形成部材と、前記ニップ形成部材を支持するステー部材61等のステーと、前記回転体の内側に配置されたハロゲンヒータ50等の発熱体と、前記ステーに支持され、前記発熱体から放射される輻射熱を反射面40f等の反射面で反射するリフレクタ40等の反射部材とを備える定着装置において、
前記ステーに直接、又は間接的に前記反射部材を取り付ける段付きネジ43等の取り付け部材を前記反射部材の幅方向両端部に備え、前記反射面の少なくとも一部に、前記ニップ形成部材と前記接触部材との当接方向に対して角度を持った折り曲げ部40aや円弧形状44や谷型形状45や山型形状46等の形状を有し、
前記接触部材との当接圧によって生じる前記反射面の面方向における前記取り付け部材を中心にした回転方向の前記ステーの変形が、前記取り付け部材を用いた取り付け構造によって前記反射部材に伝わらないようにしたことを特徴とする。
また、反射部材は、幅方向一端がネジ、他端が段ネジによって補強部材に取り付けられている。反射部材の段ネジの取り付け部には幅方向を長手方向とした長穴が設けられており、反射部材がヒータの熱を受けて熱膨張した際に、段ネジの段部が長穴部内で相対的にスライドすることで、反射部材の幅方向のソリを防止することができるとしている。
なお、定着ベルトの加熱効率を向上させる形状としては、上述した曲面形状に限らず、反射面の少なくとも一部が加圧ローラの加圧方向に対して角度を持った形状であれば同様の問題が生じ得る。
態様Dにおいて、段付きネジ43等の前記取り付け部材は、少なくとも加圧ローラ等の前記接触部材の当接圧による加圧パッド60及びステー部材61等の前記ステーの変形方向の移動を規制する。
態様C〜Eの態様において、リフレクタ40等の前記反射部材が、反射面40f等の前記反射面におけるハロゲンヒータ50等の前記発熱体と対向する位置に、前記発熱体から放射される輻射熱を前記発熱体に向かわない方向に反射させる折り曲げ部40aや円弧形状44や谷型形状45や山型形状46等の斜面形状を有することを特徴とする。
本態様によれば、上記実施形態について説明したように、反射面に入射した輻射熱を発熱体の通過を避けて回転体の内周面へ向けて反射することが可能となり、輻射熱が発熱体自体を加熱することを防止できる。
態様A〜Fいずれか一の態様において、リフレクタ40などの反射部材の前記幅方向の両端には、段付きネジ43などの取り付け部材が貫通する穴を有し、前記幅方向の両端の穴のいずれか一方は、前記幅方向に延びる長穴である。
これによれば、実施形態で説明したように、リフレクタ40の反射部材が熱膨張したとき、長穴が、段付きネジ43などの取り付け部材に対して相対的に移動し、熱膨張を逃がすことができる。これにより、反射部材が熱膨張により撓み変形するのを抑制することができる。
態様A〜Gいずれか一の態様において、加圧ローラ30などの接触部材の定着ベルト38などの回転体への接触方向において、リフレクタ40などの反射部材のステーへの取り付け箇所を一箇所のみとした。
これによれば、実施形態で説明したように、リフレクタ40が前記接触方向へ熱膨張することができ、リフレクタ40の熱膨張による変形を抑制することができる。
態様A〜Hいずれか一の態様において、段付きネジ43などの取り付け部材は、ステーに固定されるネジ部43bなどの第一部と、前記第一部より大径で、前記反射部材を貫通してステーの前記取り付け部材の取り付け方向と直交する面に当接する非ネジ部43cなどの第二部と、前記第二部よりも大径で、一部が前記反射部材の前記反射面に対向する頭部43aなどの第三部とを有し、前記第三部が、前記反射部材に対して所定の隙間を有するように、前記第二部の厚みを設定した。
態様A〜Iいずれか一の態様において、前記ステーは、加圧パッド60等の前記ニップ形成部材が当接する当接部と、前記当接部から前記回転体の内側に向けて起立する起立部と、を有し、前記発熱体は前記起立部の側面と対向するように配置され、前記起立部の側面上に前記反射部材が支持される。
態様Jにおいて、段付きネジ43等の前記取り付け部材は、前記起立部の側面に対してリフレクタ40等の前記反射部材の長手方向への平行移動、該側面に対して垂直方向で所定距離離れる移動、または、該側面に対して所定の角度傾く移動のうち少なくとも一つを許容して、前記反射部材を前記側面に取り付ける。
態様JまたはKの態様において、リフレクタ40などの反射部材は、前記起立部と平行で且つ段違いの二つの平面部と、前記二つの平面部を繋ぐ傾斜平面部とを有する。
これによれば、先の図19に示したように、反射部材の反射面を反射した輻射熱がハロゲンヒータ50などの発熱体に向かうことを抑制できる。
態様JまたはKの態様において、前記反射面に反射面40f等の前記反射面からハロゲンヒータ50等の前記発熱体に向かって突起した山型形状46または円弧形状44等の凸形状を有し、前記反射部材が前記発熱体と前記起立部との間に位置し、前記凸形状の突起方向の延長線上に前記発熱体の中心点が位置するように、前記反射部材を前記ステーに取り付けた。
これによれば、上記実施形態について説明したように、反射面に入射した輻射熱を発熱体の通過を避けて定着ベルト38等の回転体へ向けて反射でき、輻射熱が発熱体自体を加熱することを防止できる。
態様Mにおいて、前記凸形状は、前記反射面から前記発熱体に向かって突起した山型形状である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、反射面における発熱体と対向する位置に入射する輻射熱は山型形状の斜面に入射し、入射した方向とは異なる方向に向けて反射する。これにより、反射した輻射熱が発熱体を通過することを避けて定着ベルト38等の回転体に入射する構成を実現することが可能となる。
態様Mにおいて、前記凸形状は、前記反射面から前記発熱体に向かって突起した円弧形状である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、反射面における発熱体と対向する位置の近傍に入射する輻射熱は円弧形状の表面に入射し、入射した方向とは異なる方向に向けて反射する。これにより、反射した輻射熱が発熱体を通過することを避けて定着ベルト38等の回転体に入射する構成を実現することが可能となる。
トナーを用いて記録媒体上にトナー像を形成する画像形成部200等のトナー像形成手段と、加熱して転写紙S等の記録媒体上にトナー像を定着させる定着手段とを備える複写機500等の画像形成装置において、定着手段として、態様A〜Oのいずれか一の態様に係る定着装置9等の定着装置を用いる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、定着装置におけるベルト加熱効率を維持することにより、画像形成装置全体での省エネルギー化を図ることができる。
2 帯電装置
3 感光体
5 現像装置
6 一次転写ローラ
8 排紙トレイ
9 定着装置
10 給紙カセット
16 中間転写ベルト
20 トナーボトル
26 二次転写ローラ
30 加圧ローラ
38 定着ベルト
40 リフレクタ
40a 折り曲げ部
40f 反射面
41 山型形状の頂点
42 平ネジ
42a 平ネジの頭部
43 段付きネジ
43a 段付きネジの頭部
44 円弧形状
45 谷型形状
46 山型形状
50a 第一ハロゲンヒータ
50b 第二ハロゲンヒータ
60 加圧パッド
61 ステー部材
70 支持側板
70a 貫通孔
70b 嵌合穴
72 連結板
100 書込ユニット
200 画像形成部
500 複写機
Claims (15)
- 回転体と、
前記回転体の外周面と接触する接触部材と、
前記回転体の内側に配置され前記回転体を介して前記接触部材と当接しニップ部を形成するニップ形成部材と、
前記ニップ形成部材を支持するステーと、
前記回転体の内側に配置された発熱体と、
前記ステーの前記回転体の表面移動方向と直交する幅方向の両端をそれぞれ保持する保持手段と、
前記発熱体から放射される輻射熱を反射面で反射する反射部材とを備え、
前記反射部材における前記幅方向の両端が、取り付け部材により前記ステーに取り付けられている定着装置において、
前記反射部材の前記ステーへの取り付け位置を、前記幅方向において、前記発熱体の発熱部の端部よりも外側、かつ、前記保持手段よりも中央側に配置したことを特徴とする定着装置。 - 請求項1に記載の定着装置において、
前記反射部材の前記ステーへの取り付け位置を、前記幅方向において、前記発熱体の発熱部の端部から前記保持手段までの間の領域の中央よりも保持手段側に配置したことを特徴とする定着装置。 - 請求項1または2に記載の定着装置において、
前記反射面の少なくとも一部に、前記ニップ形成部材と前記接触部材との当接方向に対して角度を持った形状を有し、
前記接触部材との当接圧によって生じる前記反射面の面方向における前記取り付け部材を中心にした回転方向の前記ステーの変形が、前記取り付け部材を用いた取り付け構造によって前記反射部材に伝わらないようにしたことを特徴とする定着装置。 - 請求項1乃至3いずれか一項に記載の定着装置おいて、
前記取り付け部材は、少なくとも、前記反射部材を、前記ステーに対して前記ニップ形成部材と前記接触部材との当接方向に位置決めすることを特徴とする定着装置。 - 請求項1乃至4いずれか一項に記載の定着装置において、
前記反射部材が、前記反射面における前記発熱体と対向する位置に、前記発熱体から放射される輻射熱を前記発熱体に向かわない方向に反射させる斜面形状を有することを特徴とする定着装置。 - 請求項1乃至5いずれか一項に記載の定着装置において、
前記反射部材の前記幅方向の両端には、前記取り付け部材が貫通する穴部を有し、前記幅方向の両端の穴部のいずれか一方は、前記幅方向に延びる長穴であることを特徴とする定着装置。 - 請求項1乃至6いずれか一項に記載の定着装置において、
前記接触部材の前記回転体への接触方向において、前記反射部材の前記ステーへの取り付け箇所を一箇所のみとしたことを特徴とする定着装置。 - 請求項1乃至7いずれか一項に記載の定着装置において、
前記取り付け部材は、前記ステーに固定される第一部と、前記第一部より大径で、前記反射部材を貫通して前記ステーの前記取り付け部材の取り付け方向と直交する面に当接する第二部と、前記第二部よりも大径で、一部が前記反射部材の反射面側に対向する第三部とを有し、
前記第三部が、前記反射部材に対して所定の隙間を有するように、前記第二部の厚みを設定したことを特徴とする定着装置。 - 請求項1乃至8いずれか一項に記載の定着装置において、
前記ステーは、前記ニップ形成部材が当接する当接部と、前記当接部から前記回転体の内側に向けて起立する起立部と、を有し、
前記発熱体は前記起立部の側面と対向するように配置され、前記起立部の側面上に前記反射部材が支持されることを特徴とする定着装置。 - 請求項9に記載の定着装置において、
前記取り付け部材は、前記起立部の側面に対して前記反射部材の長手方向への平行移動、該側面に対して垂直方向で所定距離離れる移動、または、該側面に対して所定の角度傾く移動のうち少なくとも一つを許容して、前記反射部材を前記側面に取り付けることを特徴とする定着装置。 - 請求項9または10の定着装置において、
前記反射部材は、前記起立部と平行で且つ段違いの二つの平面部と、前記二つの平面部を繋ぐ傾斜平面部とを有することを特徴とする定着装置。 - 請求項9または10に記載の定着装置において、
前記反射面に前記反射面から前記発熱体に向かって突起した凸形状を有し、前記反射部材が前記発熱体と前記起立部との間に位置し、
前記凸形状の突起方向の延長線上に前記発熱体の中心点が位置するように、前記反射部材を前記ステーに取り付けたことを特徴とする定着装置。 - 請求項12に記載の定着装置において、
前記凸形状は、前記反射面から前記発熱体に向かって突起した山型形状であることを特徴とする定着装置。 - 請求項12に記載の定着装置において、
前記凸形状は、前記反射面から前記発熱体に向かって突起した円弧形状であることを特徴とする定着装置。 - トナーを用いて記録媒体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、加熱して記録媒体上にトナー像を定着させる定着手段とを備える画像形成装置において、
定着手段として、請求項1乃至14いずれか一に記載の定着装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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