JP6026254B2 - シャープペンシル - Google Patents
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Description
そこで、本件出願人は筆記芯に加わる筆記圧を利用して、筆記芯を除々に一方向に回転させることができる回転駆動機構を備えたシャープペンシルについて先に提案をしており、これは特許文献1および2などに開示されている。
そして、前記回転カムには、軸方向の上下両面に円環状に連続した鋸歯状のカム面がそれぞれ形成されている。また第1および第2の固定カムは、円筒状に形成された第1と第2の固定カム形成部材に円環状に連続した鋸歯状のカム面がそれぞれ形成され、前記2つの固定カム形成部材が同軸状に位置決めされて配置した構成が採用されている。
これによれば、第1と第2の固定カムのカム構造の簡素化、ならびに部品点数の削減を達成することが可能であり、さらに回転駆動機構の組み立ての容易性も確保することができる。
この現象の発生原因は、クッション部材の構造やゴム素材の硬度のばらつきなどの様々な要因が考えられるものの、前記回転カムも同様のねじれを受けつつ軸方向に移動することになる。
すなわち正常な状態においては、回転カムに配列された隣接するカム面に順次固定カムが噛み合うように動作するところ、回転カムに配列された同一のカム面が常に固定カムに噛み合うように動作することになる。したがって、筆記圧により回転カムを順に一方向に回転させる駆動動作に障害が発生することになる。
そして、ホルダー部材には軸方向に長い柱状体が前記クッション部材を囲むようにして配置され、前記クッション部材の前記柱状体に対峙する位置には凹状のガイド部が形成されている。
それ故、前記回転駆動機構のより円滑な回転駆動動作を保証することができるシャープペンシルを提供することが可能となる。
前記軸筒1の軸芯に沿って筒状の芯ケース4が収容されており、この芯ケース4の先端部には短軸の芯ケース継手5が取り付けられ、前記芯ケース継手5を介して真ちゅう製のチャック6が連結されている。
また、前記スライダー9の内周面における前記したパイプ保持具11の直後には、軸芯部分に通孔を形成したゴム製の保持チャック12が装着されている。
前記トルクキャンセラー25は、前記回転カム23の後端部に当接し、前記クッション部材24の弾性により、前記回転カム23を軸方向の前方に押し出す作用を与えている。
そして、前記回転駆動機構21は、ホルダー部材22、回転カム23、クッション部材24およびトルクキャンセラー25等を備えてユニット化されており、このユニット化された回転駆動機構21の構成については、図7〜図14に基づいて後で詳細に説明する。
そして、筆記動作に伴い筆記芯に筆記圧が加わると、筆記芯およびこれを把持するチャック6ならびに前記回転カム23が僅かに後退して、前記クッション部材24が軸方向に圧縮される。また、筆記芯が筆記面(紙面)から放れた瞬間に、前記クッション部材24の復元作用により回転カム23およびチャック6は僅かに前進する。
この消しゴム受け台31は、図6に単体構成で示されているように、全体に長軸状の円筒体を構成し、その前端部付近に円環状のアンダーカット部31aが形成され、このアンダーカット部31aが軸筒1内において嵌合されて固定される。
そして、消しゴム受け台31に形成された当接部31fと、前記した芯ケース4の後端部とは、軸方向に所定の間隔をもって対峙した構成にされている。
この構成によると、筆記に伴う前記したクッション動作によりチャック6および芯ケース4が若干後退しても、芯ケース4の後端部が前記消しゴム受け台の当接部31fに衝突することはなく、前記回転駆動機構21の回転動作に障害を与えるのを避けることができる。
これにより、チャック6が前進してスライダー9を若干前方に押し出す。しかしスライダー9の一部が口先部材3内に当接してその前進が阻まれるため、チャック6の先端部が締め具7から相対的に突出してチャック6による筆記芯の把持状態が解除される。
そして、前記ノック操作を解除することにより、消しゴム受け台31の第2スプリング体31cの作用により、ノックカバー35は後退すると共に、チャックスプリング13の作用によりチャック6および芯ケース4も軸筒内において後退する。
すなわち、ノックカバー35のノック操作の繰り返しによりチャック6が前後に移動し、これにより筆記芯の解除と把持が行われ、筆記芯はチャック6から順次前方に繰り出されるように作用する。
図に示すように、回転駆動機構21の外郭を構成するホルダー部材22は、その中央に円筒部22aが構成され、この円筒部22aの内周面が回転カム23を回転可能に、かつ軸方向に移動可能に支持する機能を果たす。
そして、一対の弾性部材22bにおける円筒部22a側の基端部には、鋸歯状に形成された1つのカム面(以下、第1固定カムともいう。)22cがそれぞれ一体に樹脂成形されており、この第1固定カム22cのカムの頂部は、前記弾性部材22bの先端部側に向かって成形されている。
すなわち、前記した第1および第2固定カム22c,22dは軸方向に長い前記弾性部材22bの基端部および先端部において、互いに対向するように成形されている。
このリング部材22fを利用して、ゴム製のクッション部材24が装着されており、このクッション部材24を介して樹脂製のトルクキャンセラー25が取り付けられている。
この実施の形態においてはゴム製のクッション部材24は、前記したリング部材22fとトルクキャンセラー25の間においてエラストマー等のゴム素材を用いて二色成形により一体化されている。なお、図9および図10に符号24bで示す部分が二色成形を行う際のゴム素材注入用のゲート位置を示している。
したがって、ホルダー部材22に回転カム23を組み付けるには、ホルダー部材22に形成された一対の弾性部材22b側から、回転カム23の回転軸23cをホルダー部材22の前記円筒部22a内に向かって押し込むことで、一対の弾性部材22bは互いに外側に押し広げられつつ回転軸23cが円筒部22a内に収容される。これにより回転駆動機構21を構成することができる。
したがって、筆記芯は自身が受ける回転運動と筆記による摩耗とにより、先端部が常に円錐形状になされる。それ故、書き進むにしたがって筆記芯が偏摩耗するのを防止させることができ、安定した線幅による筆記が可能となる。
すなわち、前記ガイド部24dは、前記一対の柱状体22eの対向する内側面の形状に沿って形成されており、この凹状のガイド部24dは、前記回転カム23の軸方向の後退に伴って、前記一対の柱状体22eの長さ方向(軸方向)に沿って移動する。
これは、前記クッション部材24の圧縮方向に向かって、前記各柱状体22eを結ぶ内径寸法が僅かに拡大するテーパー形状を構成している。
したがって、前記した構成をさらに採用することによって、筆記動作に伴う前記したクッション動作の感触を改善させることに寄与できる。
3 口先部材
4 芯ケース
5 芯ケース継手
6 チャック
7 締め具
9 スライダー
10 先端パイプ
12 保持チャック
13 チャックスプリング
21 回転駆動機構
22 ホルダー部材
22a 円筒部
22b 弾性部材
22c 第1固定カム
22d 第2固定カム
22e 柱状体
22f リング部材
23 回転カム
23a 上側カム
23b 下側カム
23c 回転軸
24 クッション部材
24a スリット
24c 鍔部
24d ガイド部
25 滑り部材(トルクキャンセラー)
25a 半球状突起
31 消しゴム受け台
31a アンダーカット部
31b 第1スプリング体
31c 第2スプリング体
31d 円筒体
31f 当接部
33 クリップ支持体
33a クリップ
34 消しゴム
35 ノックカバー
Claims (7)
- 筆記芯が受ける筆記圧に基づいて回転カムを回転駆動させる回転駆動機構を備え、前記回転カムの回転運動を前記筆記芯に伝達するように構成したシャープペンシルであって、
前記回転駆動機構は、前記回転カムを回転可能にかつ軸方向に移動可能に支持するホルダー部材と、前記ホルダー部材に取り付けられ、前記回転カムを軸方向の前方に付勢するクッション部材が具備されると共に、筆記芯が受ける筆記圧に基づく前記回転カムの軸方向の移動によって、前記回転カムに回転運動を与えるように構成され、
前記ホルダー部材には、軸方向に長い柱状体が前記クッション部材に隣接して配置されると共に、前記クッション部材には前記柱状体に対峙する位置に凹状のガイド部が形成され、筆記圧を受けることにより前記回転カムを介して圧縮変形する前記クッション部材に形成されたガイド部が、前記柱状体の長手方向に沿って移動するように構成したことを特徴とするシャープペンシル。 - 前記クッション部材における前記回転カムの装着側には、軸に直交する方向に突出する鍔部が形成され、当該鍔部に前記凹状のガイド部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載されたシャープペンシル。
- 前記ホルダー部材に形成された柱状体は、前記クッション部材を中央にして当該クッション部材を囲むようにして複数本配置され、前記クッション部材の圧縮方向に向かって、前記各柱状体の周方向の幅寸法が縮小するテーパー形状を構成していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたシャープペンシル。
- 前記ホルダー部材に形成された柱状体は、前記クッション部材の圧縮方向に向かって、前記各柱状体を結ぶ内径寸法が拡大するテーパー形状を構成していることを特徴とする請求項3に記載されたシャープペンシル。
- 前記回転カムの軸方向に直交する上下面にはそれぞれ円環状に連続した多数のカム面が形成され、前記ホルダー部材には、前記回転カムの上下のカム面を挟むように対峙して配置された第1固定カムおよび第2固定カムが具備され、
前記第1固定カムは、前記回転カムの軸方向の後退動作により当該回転カムの上側のカム面に噛み合って、前記回転カムを一方向に回転駆動させると共に、前記第2固定カムは、前記回転カムの軸方向の前進動作により当該回転カムの下側のカム面に噛み合って、前記回転カムを前記一方向に回転駆動させることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載されたシャープペンシル。 - 前記クッション部材と前記回転カムとの間には、前記回転カムの軸方向の後端面に接して、前記回転カムとの間で滑り動作がなされる滑り部材が配置され、前記滑り部材は前記クッション部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載されたシャープペンシル。
- 前記クッション部材は、前記ホルダー部材に対して二色成形により取り付けられ、前記滑り部材は前記クッション部材に対して二色成形により取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載されたシャープペンシル。
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