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JP6003304B2 - 車両用ドアロック装置 - Google Patents

車両用ドアロック装置 Download PDF

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JP6003304B2
JP6003304B2 JP2012151946A JP2012151946A JP6003304B2 JP 6003304 B2 JP6003304 B2 JP 6003304B2 JP 2012151946 A JP2012151946 A JP 2012151946A JP 2012151946 A JP2012151946 A JP 2012151946A JP 6003304 B2 JP6003304 B2 JP 6003304B2
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Description

本発明は車両用ドアロック装置に関する。
特許文献1、2に従来の車両用ドアロック装置が開示されている。これらの車両用ドアロック装置は、ストライカが固定された車体に対して開閉可能なドアに固定されるハウジングを備えている。このハウジングは、ストライカを進入させる進入口が形成されたベースプレートと、ハウジング本体と、第1、2カバー体とを有している。ベースプレートと第1カバー体とは一体に固定され、これらには、進入口内でストライカを係止したラッチ状態、又は進入口内でストライカを解除したアンラッチ状態に切り替わるフォークが揺動可能に設けられている。また、ベースプレートと第1カバー体とには、フォークを固定又は開放可能なポールが揺動可能に設けられている。
また、ハウジング本体と第2カバー体とも一体に固定され、これらの内部には、コントロールレバー、モータ、ウォームホイール及び作動機構が収容されている。このハウジングには、ドア等への開操作により変位し、ポールに作用してフォークを開放させるコントロールレバーが変位可能に設けられている。また、このハウジングには、ウォームを回転駆動するモータが固定されている。さらに、このハウジングには、ウォームホイールがウォームによって第1軸心周りで回動可能に軸支され、ウォームホイールには係合部が形成されている。また、このハウジングには、係合部に選択的に係合することによって、ポールに作用可能なアンロック位置、又はポールに作用不能なロック位置にコントロールレバーを変位させる作動機構が変位可能に設けられている。この作動機構は、第1軸心と平行な第2軸心周りで揺動可能にハウジングに軸支され、係合部と選択的に係合して変位する第1ロックレバーを有している。
特許文献1記載の車両用ドアロック装置では、その図4に示されているように、ハウジング本体にボスが形成されている。このボスは、収容室内で第2カバー体に向かって突出し、中心に軸孔が凹設されている。ボスの軸孔には、第1軸心を構成するピンの一端が嵌合されている。ピンの他端は、第2カバー体側に位置する詳細が不明な部材に嵌合されている。そして、ウォームホイールは、ピンの外周面によって第1軸心周りで回転可能に軸支されている。要するに、ウォームホイールはハウジング本体によって片持ちされている。また、ウォームホイールは、ボスと部材とに挟まれ、第1軸心方向の位置が規制されている。
また、ウォームホイールは、ハウジング本体側に位置する第1面と、第2カバー体側に位置する第2面とを有している。この車両用ドアロック装置では、係合部が第2面に形成されている。また、作動機構の第1ロックレバーも第2面側に位置している。
一方、特許文献2記載の車両用ドアロック装置では、その図9及び図10に示されているように、ハウジング本体又はハウジング本体及び第2カバー体にボスが形成されている。このボスは、大径部と小径部とを有している。そして、ウォームホイールは、ボスの小径部を挿通させた状態でハウジング本体と第2カバー体とで挟持され、ハウジング本体と第2カバー体とはねじで結合されている。これにより、ウォームホイールは、ボスの小径部によって第1軸心周りで回転可能に軸支されている。要するに、ウォームホイールはハウジング本体及び第2カバー体によって両持ちされている。また、ウォームホイールは、ボスの大径部に挟まれ、第1軸心方向の位置が規制されている。
また、この車両用ドアロック装置では、ウォームホイールの第1面に係合部が形成されている。また、作動機構の第1ロックレバーも第1面側に位置している。
これらの車両用ドアロック装置では、モータがウォームを回転駆動すると、ウォームホイールがウォームによって第1軸心周りで回動し、第1ロックレバーが係合部と選択的に係合して変位する。その結果、作動機構は、ポールに作用可能なアンロック位置、又はポールに作用不能なロック位置にコントロールレバーを変位させる。
特許第3736267号公報 特許第4654504号公報
ところで、上記従来の車両用ドアロック装置では、以下の通り、安定した作動と低コストとを実現することが難しい。
すなわち、この種の車両用ドアロック装置では、作動機構の第1ロックレバーが係合部と選択的に係合し、コントロールレバーがアンロック位置又はロック位置に変位する際、モータの回転駆動力がウォームホイールに作用したまま、ウォームホイールのそれ以上の回動が強制的に阻止される場合がある。この場合、ウォームホイールの係合部と第1ロックレバーとが互いに押し合うこととなる。
この際、特許文献1記載の車両用ドアロック装置では、ウォームホイールがハウジング本体によって片持ちされつつ、係合部と第1ロックレバーとがハウジング本体から遠い第2面側で押し合うことから、ピンには大きなモーメントが作用し、ウォームホイールが第1軸心方向に対して傾斜するおそれがある。
そうすると、ウォームとウォームホイールとの噛合が不確実になるとともに、係合部と第1ロックレバーとの選択的な係合が不確実となるおそれがある。その結果、コントロールレバーをロック位置及びアンロック位置に変位させることができなくなるおそれがある。
この点、特許文献2記載の車両用ドアロック装置では、ウォームホイールがハウジング本体及び第2カバー体によって両持ちされているので、ウォームホイールがハウジング本体に片持ちされている場合と比較して、ウォームホイールが第1軸心に対して傾斜し難い。その反面、この車両用ドアロック装置では、ハウジング本体及びカバー体の両方に両持ちのためのボスや軸孔等を形成しなければならず、低コストを実現することが難しい。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、安定した作動と低コストとを実現できる車両用ドアロック装置を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の車両用ドアロック装置は、ストライカが固定された車体に対して開閉可能なドアに固定され、前記ストライカを進入させる進入口が形成されたハウジングと、
前記ハウジングに揺動可能に設けられ、前記進入口内で前記ストライカを係止したラッチ状態、又は前記進入口内で前記ストライカを解除したアンラッチ状態に切り替わるフォークと、
前記ハウジングに揺動可能に設けられ、前記フォークを固定又は開放可能なポールと、
前記ハウジングに変位可能に設けられ、開操作により変位し、前記ポールに作用して前記フォークを開放させるコントロールレバーと、
前記ハウジングに固定され、ウォームを回転駆動するモータと、
前記ウォームによって第1軸心周りで回動可能に前記ハウジングに軸支され、係合部が形成されたウォームホイールと、
前記ハウジングに変位可能に設けられ、前記係合部に選択的に係合することによって、前記ポールに作用可能なアンロック位置、又は前記ポールに作用不能なロック位置に前記コントロールレバーを変位させる作動機構とを備えた車両用ドアロック装置において、
前記ハウジングは、前記進入口が形成されたベースプレートと、前記ベースプレートが一体に固定されたハウジング本体と、前記ハウジング本体に一体に固定され、前記ハウジング本体とともに内部に前記コントロールレバー、前記モータ、前記ウォームホイール及び前記作動機構を収容する収容室を形成するカバー体とを有し、
前記ハウジング本体には、前記収容室内で前記カバー体に向かって突出し、自己の外周面で前記ウォームホイールを前記第1軸心周りで回転可能に軸支する第1軸部が形成され、
前記第1軸部の先端には、前記カバー体と別体をなし、前記ウォームホイールの前記第1軸心方向の位置を規制する位置規制手段が設けられ、
前記ウォームホイールは、前記第1軸部の根元側に位置し、前記係合部が形成された第1面と、前記カバー体側に位置する第2面とを有し、
前記作動機構は、前記第1軸心と平行な第2軸心周りで揺動可能に前記ハウジングに軸支され、前記係合部と選択的に係合して変位する第1ロックレバーを有し、
前記第1ロックレバー及び前記係合部は前記第1面側のみに位置していることを特徴とする。
本発明の車両用ドアロック装置では、ハウジング本体に第1軸部が形成され、ウォームホイールは、第1軸部の先端に設けられた位置規制手段によって第1軸心方向の位置が規制されながら、第1軸部に回転可能に軸支されている。このため、ウォームホイールはハウジング本体によって片持ちされている。そして、この車両用ドアロック装置において、モータの回転駆動力がウォームホイールに作用したまま、ウォームホイールのそれ以上の回動が強制的に阻止された場合、ウォームホイールの第1軸部の根元側の第1面に係合部が形成され、第1ロックレバーも第1面側に位置しているため、係合部と第1ロックレバーとはハウジング本体に近い第1面側で押し合うこととなる。このため、第1軸部には小さなモーメントしか作用せず、ウォームホイールが第1軸心方向に対して傾斜し難い。
特に、この車両用ドアロック装置では、ウォームホイールが第1軸部の外周面によって軸支されている。これにより、この車両用ドアロック装置では、ピンの外周面によってウォームホイールが軸支されている特許文献1記載の車両用ドアロック装置と比較して、ウォームホイールが第1軸心に対して傾斜し難い。
このため、この車両用ドアロック装置では、ウォームとウォームホイールとの噛合がより確実になるとともに、係合部と第1ロックレバーとの選択的な係合もより確実になる。その結果、コントロールレバーをロック位置及びアンロック位置に確実に変位させることができる。
また、この車両用ドアロック装置では、ウォームホイールがハウジング本体によって片持ちされているので、カバー体にウォームホイールを支持するためのボスや軸孔等を形成しなくてもよくなっている。このため、この車両用ドアロック装置は、カバー体の簡素化により、低コストを実現し易い。
したがって、本発明の車両用ドアロック装置は、安定した作動と低コストとを実現できる。
位置規制手段は、カバー体に当接していてもよいし、カバー体から離間していてもよい。また、コントロールレバー及び作動機構がハウジングに変位可能に設けられる構成には、例えば、コントロールレバー及び作動機構がハウジング本体のみに支持される構成や、コントロールレバー及び作動機構がハウジング本体及びカバー体の両方に支持される構成等が含まれる。ベースプレートは、ハウジング本体に直接に固定されていてもよいし、他の部材(例えば、カバー体や、カバー体とは別の中間部材)を介在させて、ハウジング本体に間接的に固定されていてもよい。
作動機構は、第2軸心周りで揺動可能にハウジングに軸支され、第1ロックレバーと同期して変位する第2ロックレバーを有していることが望ましい。第2ロックレバーは第2面側に位置していることが望ましい。そして、ウォームホイールは、第1面と第1ロックレバーとの間、及び第2面と第2ロックレバーとの間に第1軸心方向で当接可能な隙間を有していることが望ましい。
この構成によれば、係合部と第1ロックレバーとが大きな力によって押し合い、第1軸部が第1軸心に対して僅かに傾斜しても、第1ロックレバーが第1面に当接し、又は第2ロックレバーが第2面に当接する。こうして、ウォームホイールの第1軸心方向の位置が規制されるので、ウォームホイールの回転がより安定する。
第1ロックレバーと第2ロックレバーとは別体でも、一体でもよい。
位置規制手段は、第1軸部に形成された雌部と、雌部に嵌合し、ウォームホイールの抜け止めを行う雄部とを有していることが望ましい。この場合、位置規制手段を第1軸部の先端に容易に設けることができるので、低コストを確実に実現できる。
位置規制手段は、雄部とウォームホイールとの間に設けられるワッシャを有していることが望ましい。この場合、ウォームホイールの回転が雄部に伝わることをワッシャが防止するので、雄部が雌部から外れ難い。特に、雄部が雌部にねじ込まれるネジの場合、ワッシャがなければ、ウォームホイールの回転により雄部が緩むおそれがあるので、上記構成が効果的である。ワッシャは、どのような材料によって構成されてもよく、例えば、樹脂製でもよいし、金属製でもよい。
位置規制手段は、第1軸部に形成され、ウォームホイールの第1軸部への挿入を許容し、抜け止めを行う抜止部であることが望ましい。この場合、第1軸部のみに位置規制手段が形成され、別部材として位置規制手段を設ける必要がなくなる。その結果、この車両用ドアロック装置では、部品点数が少なくなり、低コストを確実に実現できる。
係合部は、第1軸心周りで互いに等角度隔てられ、互いに同形をなす複数の凸部からなることが望ましい。第1ロックレバーは、各凸部を収納可能な凹部と、凹部に隣接し、各凸部によって押圧される互いに同形をなす複数の被押圧部とを有していることが望ましい。そして、ロック位置及びアンロック位置では、各凸部のいずれか1つが各被押圧部のいずれか1つを第2軸心に向けて押圧するように設定されていることが望ましい。この場合、各凸部及び各被押圧部により、係合部と第1ロックレバーとの選択的な係合が一層確実になる。
凸部は3個であり、被押圧部は凹部の両側に位置する2個であることが望ましい。凸部が2個であれば、各凸部は、180°の角度で隔てられる。これに対して、凸部が3個であれば、各凸部は、2個の場合より小さい120°の角度で隔てられる。このため、上記の場合、係合部と第1ロックレバーとの選択的な係合に必要なウォームホイールの回転角度を小さくできるので、各凸部のいずれか1つが各被押圧部のいずれか1つを第2軸心に向けて押圧する際の衝撃を小さくできる。
本発明の車両用ドアロック装置は、安定した作動と低コストとを実現できる。
実施例1の車両用ドアロック装置をドアに取り付けた状態を示す斜視図である。 実施例1の車両用ドアロック装置の斜視図である。 実施例1の車両用ドアロック装置に係り、ハウジング本体から第2カバー体を取り外した状態を示す斜視図である。 実施例1の車両用ドアロック装置の分解斜視図である。 実施例1の車両用ドアロック装置に係り、ベースプレート、第1カバー体、フォーク及びポール等を示す分解斜視図である。 実施例1の車両用ドアロック装置に係り、(a)及び(b)は、フォーク及びポールの動作を説明する模式図である。 実施例1の車両用ドアロック装置に係り、ハウジング本体から第2カバー体を取り外した状態であって、アンロック位置にあるコントロールレバー等を示す側面図である。 実施例1の車両用ドアロック装置に係り、図7のA−A断面を示す部分断面図である。 実施例1の車両用ドアロック装置に係り、ウォームホイール、第1ロックレバー及び第2ロックレバーを示す斜視図である。 実施例1の車両用ドアロック装置に係り、(a)〜(c)は、図8のB−B断面を示して、ウォームホイール、係合部及び第1ロックレバーの動作を説明する部分断面図である。 実施例1の車両用ドアロック装置に係り、ハウジング本体から第2カバー体を取り外した状態であって、ロック位置にあるコントロールレバー等を示す側面図である。 実施例2の車両用ドアロック装置に係り、図8と同様の断面を示す部分断面図である。 実施例2の車両用ドアロック装置に係り、雄部、ワッシャ、ウォームホイール及び第1軸部を示す分解斜視図である。 実施例3の車両用ドアロック装置に係り、図8と同様の断面を示す部分断面図である。
以下、本発明を具体化した実施例1〜3を図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
図1に示すように、実施例1の車両用ドアロック装置1(以下、単に「ドアロック装置1」と呼ぶ。)は、自動車に適用されている。ドアロック装置1は、車体の左側面に設けられた開口9を開閉するドア2の後端側に配設されている。
ドア2の後部外面には、外側ドアハンドル8が配設されている。ドア2の内面には、内側ドアハンドル7とドアロックノブ6とが配設されている。ドアロック装置1は、ドア2の内部において外側ドアハンドル8の下方に配設されている。ドア2の後端面には、ドアロック装置1の進入口91が露出している。進入口91には、ドア2の開閉に伴ってドアロック装置1が移動する際、略「U」字形状のストライカ99が相対的に進入するようになっている。ドアロック装置1は、ロッド71により外側ドアハンドル8と連結され、ケーブル72により内側ドアハンドル7と接続されている。また、ドアロック装置1は、ケーブル73によりドアロックノブ6と接続されている。
なお、図2以降の各図に示す前後方向、上下方向及び内外方向は、すべて図1に対応させて表示している。また、本実施例では、左側ドアに設けられるドアロック装置1を例示するが、右側ドアの場合は勝手違いになるだけである。さらに、ドアロック装置1は、スライド式に開閉する車両用ドアやテールゲート等にも設けられ得る。
以下、ドアロック装置1の構成について詳述する。図2〜図5に示すように、ドアロック装置1は、ドア2の後端側内部に配設されるハウジング80を備えている。
ハウジング80は、図5に示すように、鋼板製のベースプレート90を有している。ベースプレート90には、車体内側から外側に向けて深く溝状に切り欠かれた進入口91が形成されている。ベースプレート90がドア2の後端側に締結されることで、ドアロック装置1がドア2に固定されるようになっている。
図3及び図4に示すように、ハウジング80は、それぞれ樹脂製であるハウジング本体83と、第1カバー体81と、第2カバー体82とを有している。第1カバー体81及び第2カバー体82は、ハウジング本体83に一体に固定されている。第1カバー体81及び第2カバー体82は、ハウジング本体83とともに内部に収容室80Aを形成している。
図5に示すように、第1カバー体81には、ベースプレート90が一体に固定されている。ベースプレート90は、第1カバー体81を介在させて、ハウジング本体83に一体に固定されている。また、第1カバー体81には、それぞれ後方に向けて突出するフォーク揺動軸11S及びポール揺動軸12Sが設けられている。フォーク揺動軸11Sは、進入口91に対して上方に位置し、ポール揺動軸12Sは、進入口91に対して下方に位置している。フォーク揺動軸11S及びポール揺動軸12Sのそれぞれの後端は、ベースプレート90に固定されている。
ドアロック装置1は、フォーク11と、ポール12とを備えている。フォーク11は、フォーク揺動軸11Sに揺動可能に支持されている。フォーク揺動軸11Sには、捩じりコイルバネ11Tが装着されている。ポール12は、ポール揺動軸12Sに揺動可能とされている。ポール揺動軸12Sには、捩じりコイルバネ12Tが装着されている。
図6(a)に示すように、フォーク11は、捩じりコイルバネ11Tにより、フォーク揺動軸11S周りでD1方向に揺動するように付勢されている。フォーク11の進入口91側に位置する部位は、内側凸部11Aと外側凸部11Bとに分岐している。そして、内側凸部11Aと外側凸部11Bとの間に形成された切り欠き部11Cには、進入口91内に進入したストライカ99が収まるようになっている。図6(a)に示す状態では、フォーク11が進入口91の底部でストライカ99を保持している。内側凸部11Aのポール12に対面する先端側には、後述するストッパ面12Aと当接可能なラッチ面11Dが形成されている。
ポール12は、捩じりコイルバネ12Tにより、ポール揺動軸12S周りでD2方向に揺動するように付勢されて、その姿勢を保持している。
ポール12における進入口91の底部側に位置する部位には、ストッパ面12Aが形成されている。ストッパ面12Aは、上述のラッチ面11Dに対面するように形成されている。ストッパ面12Aを構成する円弧は、フォーク11側で途切れており、そこからポール揺動軸12S側に延びる摺動面12Cが形成されている。一方、ポール12におけるポール揺動軸12Sを挟んでストッパ面12Aとは反対側には、被当接部12Bが形成されている。図5に示すように、被当接部12Bは、前方に向かって柱状に突出し、図3に示すように、その前端が収容室80A内に位置している。
図6(a)に示すように、ポール12は、フォーク11が進入口91の底部でストライカ99を保持した状態で、内側凸部11Aのラッチ面11Dにストッパ面12Aが当接することにより、フォーク11をD1方向に揺動させないように固定する。これにより、フォーク11は、進入口91内においてストライカ99を係止するラッチ状態となる。
また、図6(b)に示すように、後述する慣性レバー30がポール12の被当接部12Bに当接して押し上げると、ポール12は、捩じりコイルバネ12Tの付勢力に抗しつつ、ポール揺動軸12S周りでD2方向とは逆方向に揺動する。この際、ストッパ面12Aがラッチ面11Dから離間するので、ポール12がフォーク11の揺動を開放する。そして、フォーク11が捩じりコイルバネ11Tの付勢力によりフォーク揺動軸11S周りでD1方向に揺動して、ストライカ99が進入口91から離脱する方向に変位することを許容する。その結果、フォーク11が進入口91内においてストライカ99の係止を解除するアンラッチ状態に切り替わる。
逆に、ストライカ99が進入口91内に進入する場合、ストライカ99が外側凸部11Bを押すので、フォーク11も追従してD1方向とは逆方向に揺動し、図6(b)に示す状態から図6(a)に示す状態に復帰する。この際、外側凸部11B及び内側凸部11Aの先端が順次、摺動面12Cに摺接する。そして、内側凸部11Aが摺動面12Cから離間すると、ポール12は、D2方向に揺動して、図6(a)に示す元の姿勢に復帰する。このため、ストッパ面12Aがラッチ面11Dと当接し、フォーク11の揺動を固定する。
図3、図4及び図7に示すように、ドアロック装置1は、それぞれ収容室80A内に収容されたコントロールレバー20と、オープンレバー28、29と、モータ79と、ウォームホイール40と、作動機構100とを備えている。
コントロールレバー20は、上下方向に細長い形状の樹脂製部材であり、その上部には、上下方向に細長い長穴20Hが形成されている。また、コントロールレバー20は、亜鉛合金ダイキャスト製の慣性レバー30と、捩じりコイルバネ30Tとを有している。
慣性レバー30は、前後方向に延びる枢軸X30周りで揺動可能にコントロールレバー20に支持されている。慣性レバー30は、枢軸X30に対して上方に起立するブロック形状の質量体31を一体に有している。捩じりコイルバネ30Tは、枢軸X30と同軸に設けられて、その一端と他端とがそれぞれ、コントロールレバー20と慣性レバー30とに係止されている。
コントロールレバー20には、慣性レバー30が上方に起立する状態から車体内側に揺動しないように規制する図示しないストッパが形成されている。捩じりコイルバネ30Tは、慣性レバー30が枢軸X30周りで車体内側に揺動するように付勢している。この構成により、捩じりコイルバネ30Tは、慣性レバー30をストッパに押し付けて、慣性レバー30を上方に起立する状態に保持するようになっている。この状態では、慣性レバー30の上方に、ポール12の被当接部12Bが位置している。
図3及び図7に示すコントロールレバー20の位置は、本発明のアンロック位置の一例である。コントロールレバー20は、このアンロック位置にある状態では、上方に変位することにより、慣性レバー30がポール12の被当接部12Bに下方から当接し、ポール12を揺動させることができる。
捩じりコイルバネ30Tの付勢力と質量体31の重量とは、図6(a)に示すように、予め設定された以上の慣性力F1が質量体31に作用することにより、慣性レバー30がコントロールレバー20に対して枢軸X30周りで車体外側に揺動するように設定されている。慣性力F1未満の慣性力が質量体31に作用する場合には、捩じりコイルバネ30Tの付勢力がその慣性力に勝るので、慣性レバー30は車体外側に揺動しない。
図4に示すように、オープンレバー28は、前後方向に延びる揺動軸心周りで揺動可能にハウジング本体83及び第1カバー体81に支持されている。オープンレバー28の入力端部28Bは、車体外側に向かって延びてハウジング80の外側に突出し、図1に示すロッド71に連結されている。図4に示すオープンレバー28の出力端部28Aは、図3及び図7に示すように、収容室80Aの下側に位置して、コントロールレバー20の下端に係合している。
外側ドアハンドル8が開操作されると、ロッド71により入力端部28Bが押し下げられて、オープンレバー28が揺動する。そうすると、出力端部28Aが上昇して、コントロールレバー20を押し上げる。
図3、図4及び図7に示すように、オープンレバー29は、車両の内外方向に延びる揺動軸心周りで揺動可能にハウジング本体83及び第2カバー体82に支持されている。オープンレバー29の入力端部29Bは、図2に示すように、第2カバー体82に形成された第1開口82Aを屈曲しながら通過し、ケーブル72に接続されている。図3及び図7に示すように、オープンレバー29の出力端部29Aは、収容室80Aの下側に位置して、コントロールレバー20の下端の下方に位置している。
内側ドアハンドル7が開操作されると、ケーブル72により入力端部29Bが前方に引かれて、オープンレバー29が揺動する。そうすると、出力端部29Aが上昇して、コントロールレバー20を押し上げる。
図3、図4及び図7に示すように、モータ79は、収容室80Aの前方に位置し、駆動軸を下方に向けて突出させている。駆動軸には、ウォーム79Aが一体回転可能に固定されている。モータ79は、車両に設けられた図示しない制御部に制御されることにより、ウォーム79Aを回転駆動する。
図8及び図9に示すように、ウォームホイール40は樹脂製の一体成形品である。ウォームホイール40は、車両の内外方向に円筒状に延びる円筒部41と、円筒部41から径外方向に円盤状に延びる円盤部42と、円盤部42の外周縁に形成された歯部43とを有している。図8に示すように、ウォームホイール40は、ハウジング本体83に一体成形された第1軸部85に軸支されている。
より詳しくは、第1軸部85は、収容室80A内で第2カバー体82に向かって突出している。第1軸部85は、車両の内外方向に延びる第1軸心X1を中心軸とする円筒状の外周面85Cを有している。第1軸部85には、自己の根元から外周面85Cに対して径外方向に膨らむ段部85Dが形成されている。また、第1軸部85には、第1軸心X1を中心軸として、自己の先端から根元に向かって凹む丸穴である雌部151が形成されている。第1軸部85は、ウォームホイール40の円筒部41が挿通されることにより、自己の外周面85Cでウォームホイール40を第1軸心X1周りで回転可能に軸支している。この状態では、ウォームホイール40の歯部43がウォーム79Aと噛み合っている。
雌部151には、樹脂用ゆるみ止めネジである雄部152がねじ込まれている。雄部152は、ねじ山外周の縦方向に等間隔の角形溝が複数ヶ所形成されたねじである。雌部151に雄部152をねじ込むと、雄部152の角形溝が雌部151を形成する樹脂に食い込み、高いゆるみ止め効果が得られる。このような樹脂製ゆるみ止めネジとしては、例えば、「日東精工(株)製:ギザタイト(登録商標)」を利用できる。雄部152の頭部の外径は、第1軸部85の外周面85Cより大きくされている。円筒部41は、雄部152の頭部と、第1軸部85の段部85Dとによって車両の内外方向の両側から挟まれている。こうして、雌部151及び雄部152は、ウォームホイール40が第1軸部85から抜けないように、抜け止めを行う。なお、ウォームホイール40の滑らかな回転を可能にするため、雄部152の頭部と円筒部41との間に、第1軸心X1方向の僅かな隙間が確保されている。
雌部151と雄部152とが位置規制手段である。雌部151と雄部152とは、第2カバー体82と別体をなし、かつ、第2カバー体82から離間した状態で、ウォームホイール40の第1軸心X1方向の位置を規制している。
ウォームホイール40の円盤部42は、第1軸部85の根元側、すなわち、ハウジング本体83側に位置する第1面40Aと、第2カバー体82側に位置する第2面40Bとを有している。
図9及び図10(a)に示すように、第1面40Aには、係合部130が形成されている。係合部130は、3個の凸部131、132、133からなる。各凸部131、132、133は、第1軸心X1周りで互いに等角度である120°で隔てられ、互いに同形をなしている。図10(a)に示すように、第1軸心X1方向から見た場合、各凸部131、132、133は、第1軸心X1から径外方向に略三角形状に突出している。各凸部131、132、133において、突出する先端に向かって延びる2辺は、外側に湾曲する形状とされている。図10(a)〜(c)に示す各凸部131、132、133の位置は、一例である。ウォームホイール40は、モータ79がウォーム79Aを回転駆動することにより、第1軸心X1周りで図10の紙面に向かって時計方向又は反時計方向に回転する。これに伴って、各凸部131、132、133も第1軸心X1周りで回転する。
図3、図4及び図7〜図9に示すように、作動機構100は、それぞれ樹脂製である第1ロックレバー110と、第2ロックレバー120と、伝達レバー140とを有している。
図8及び図9に示すように、第1ロックレバー110と第2ロックレバー120とは、第1軸心X1と平行な第2軸心X2周りで揺動可能にハウジング80に軸支されている。
より詳しくは、図8に示すように、第1ロックレバー110は、円環部110Jを有している。第2ロックレバー120は、第2軸心X2を構成する揺動軸部121を有している。円環部110Jに揺動軸部121が嵌入されることにより、第1ロックレバー110と第2ロックレバー120とが一体に連結されている。揺動軸部121の車両の内外方向の両端はそれぞれ、ハウジング本体83に凹設された軸穴83Jと、第2カバー体82に形成された凹設された軸穴82Jとに嵌合している。こうして、第1ロックレバー110と第2ロックレバー120とは、第2軸心X2周りで一体で揺動可能にハウジング本体83及び第2カバー体82に軸支されている。この状態では、第1ロックレバー110は、第1面40A側、すなわち、ハウジング本体83側に位置している。また、第2ロックレバー120は、第2面40B側、すなわち、第2カバー体82側に位置している。
図8及び図9に示すように、第1ロックレバー110は、円環部110Jから径外方向に向かって略扇形状に延びて第1軸心X1に接近しており、その円弧部分に凹部113と、凹部113の両側に位置する2個の被押圧部111、112とが形成されている。凹部113は、各凸部131、132、133を収納可能な窪みである。各被押圧部111、112は、互いに同形をなしている。各被押圧部111、112は、その一方が各凸部131、132、133のいずれか1つによって押圧されるように係合部130と対向している。
図3、図4、図7及び図9に示すように、第2ロックレバー120は、揺動軸部121の第2カバー体82側からそれぞれ径外方向に延びる入力端部120B及び出力端部120Aを有している。入力端部120Bは下方に延び、図2に示すように、第2カバー体82に形成された第2開口82Bを屈曲しながら通過し、ケーブル73に接続されている。図3、図4及び図7に示すように、出力端部120Aは、上方に延びている。
ハウジング80は、図2に示す第1開口82A及び第2開口82Bを車体内側から覆う図示しない第3カバー体を有しており、この第3カバー体により、第1開口82A及び第2開口82Bから収容室80Aへの異物の進入を防止している。
伝達レバー140は、第1軸心X1及び第2軸心X2と平行な第3軸心X3周りで揺動可能にハウジング本体83に軸支されている。伝達レバー140は、第3軸心X3から下方に延びる入力端部140Bと、第3軸心X3から下方、かつ後方に延びて入力端部140Bから離間する出力端部140Aとを有している。入力端部140Bには、第2ロックレバー120の出力端部120Aが連結されている。出力端部140Aは、コントロールレバー20の長穴20Hに係合している。
作動機構100は、以下のように動作して、コントロールレバー20を図3及び図7に示すアンロック位置から図11に示す位置に移動させることができる。図11に示すコントロールレバー20の位置は、本発明のロック位置の一例である。
まず、図7に示すように、コントロールレバー20がアンロック位置にある状態において、図10(a)に一例として示すように、第1ロックレバー110の下側の被押圧部111と、ウォームホイール40側の凸部131とが対向している。この状態で、搭乗者がドアを施錠するため、集中ドアロックのリモコン操作を行ったり、ドア2に設けられた図示しないキーシリンダにキーを挿入して施錠操作を行ったりすると、図示しない制御部がモータ79に給電し、正方向に回転させる。
そうすると、モータ79がウォーム79Aを回転駆動することにより、ウォームホイール40が図10の紙面に向かって反時計方向に回転する。これに伴って、各凸部131、132、133も第1軸心X1周りで反時計方向に回転する。このため、図10(b)に示すように、凸部131が下方に移動し、凸部132が第1ロックレバー110の凹部113に入り込んで、第1ロックレバー110を第2軸心X2周りに時計方向に揺動させる。そして、ウォームホイール40がさらに反時計方向に回転すると、図10(c)に示すように、凸部132が凹部113から下方に抜け出て、凸部133が第1ロックレバー110の上側の被押圧部112を第2軸心X2に向けて押圧する。こうして、第1ロックレバー110は、図10(a)に示す位置から図10(c)に示す位置まで時計方向に揺動して停止する。その後、制御部は、モータ79への給電を停止する。
第1ロックレバー110が図10(c)に示す位置まで揺動すると、第2ロックレバー120も、第1ロックレバー110と一体で第2軸心X2周りで時計方向に揺動し、図7に示す位置から図11に示す位置に揺動する。そうすると、その揺動が第2ロックレバー120の出力端部120Aにより、伝達レバー140の入力端部140Bに伝達され、伝達レバー140が第3軸心X3周りで反時計方向に揺動し、図7に示す位置から図11に示す位置に変位する。これにより、伝達レバー140の出力端部140Aが長穴20Hに係合したままで前方に変位し、コントロールレバー20を前方に傾斜するロック位置に変位させる。コントロールレバー20は、このロック位置にある状態では、上方かつ前方に斜めに変位することにより、慣性レバー30がポール12の被当接部12Bに対して前方に逃げながら上昇する。その結果、コントロールレバー20は、ポール12に作用不能となる。すなわち、外側ドアハンドル8を操作してもドア2が開かない施錠状態となる。
また、作動機構100は、以下のように動作して、コントロールレバー20を図11に示すロック位置から図3及び図7に示すアンロック位置に移動させることができる。
図11に示すように、コントロールレバー20がロック位置にある状態において、図10(c)に一例として示すように、第1ロックレバー110の上側の被押圧部112と、ウォームホイール40側の凸部133とが対向している。この状態で、搭乗者がドアを開錠するため、ドアロック解除のリモコン操作を行ったり、ドア2に設けられた図示しないキーシリンダにキーを挿入して開錠操作を行ったりすると、図示しない制御部がモータ79に給電し、逆方向に回転させる。
そうすると、モータ79がウォーム79Aを回転駆動することにより、ウォームホイール40が図10の紙面に向かって時計方向に回転する。これに伴って、各凸部131、132、133も第1軸心X1周りで時計方向に回転する。このため、図10(b)に示すように、凸部133が前方に移動し、凸部132が第1ロックレバー110の凹部113に入り込んで、第1ロックレバー110を第2軸心X2周りに反時計方向に揺動させる。そして、ウォームホイール40がさらに時計方向に回転すると、図10(a)に示すように、凸部132が凹部113から上方に抜け出て、凸部131が第1ロックレバー110の下側の被押圧部111を第2軸心X2に向けて押圧する。こうして、第1ロックレバー110は、図10(c)に示す位置から図10(a)に示す位置まで反時計方向に揺動して停止する。その後、制御部は、モータ79への給電を停止する。
第1ロックレバー110が図10(a)に示す位置まで揺動すると、第2ロックレバー120も、第1ロックレバー110と一体で第2軸心X2周りで反時計方向に揺動し、図11に示す位置から図7に示す位置に揺動する。そうすると、その揺動が第2ロックレバー120の出力端部120Aにより、伝達レバー140の入力端部140Bに伝達され、伝達レバー140が第3軸心X3周りで時計方向に揺動し、図11に示す位置から図7に示す位置に変位する。これにより、伝達レバー140の出力端部140Aが長穴20Hに係合したままで後方に変位し、コントロールレバー20をアンロック位置に復帰させる。その結果、コントロールレバー20は、再びポール12に作用可能となる。すなわち、外側ドアハンドル8を操作するとドア2を開くことができる開錠状態となる。
また、図11に示すように、コントロールレバー20がロック位置にあり、図10(c)に一例として示すように、第1ロックレバー110の上側の被押圧部112と、ウォームホイール40側の凸部133とが対向している状態で、搭乗者がドアを開錠するため、ドアロックノブ6による開錠操作を行った場合、図2に示すように、第2ロックレバー120の入力端部120Bがケーブル73に引かれて前方に変位する。そうすると、第2ロックレバー120が第2軸心X2周りで反時計方向に揺動し、図11に示す位置から図7に示す位置に揺動する。そうすると、上述したように、その揺動が伝達レバー140に伝達され、伝達レバー140がコントロールレバー20をアンロック位置に復帰させる。
この際、第1ロックレバー110も、第2ロックレバー120と一体で第2軸心X2周りに反時計方向に揺動する。ここで、被押圧部111、112は、円環部110Jから第1軸心X1に接近するように延びる略扇形状の円弧部分に形成されているので、停止している凸部131、132に干渉することなく、図10(c)に二点鎖線で示す位置まで変位できる。その結果、被押圧部111、112と、各凸部131、132、133との相対位置関係は、図10(a)に示すそれらの相対位置関係からずれる。すなわち、図10では、凹部113に凸部132が入り込む場合を説明したが、集中ドアロックのリモコン操作又はドアロックノブ6による開錠操作を繰り返すことにより、凸部131、132も、凹部113に入り込み得る。
こうして、第1ロックレバー110は、係合部130を構成する各凸部131、132、133のいずれか1つと各被押圧部111、112の一方とが選択的に係合し、第1軸心X1周りで図10(a)に示す位置、又は図10(c)に示す位置に揺動する。そして、その揺動が第2ロックレバー120及び伝達レバー140によりコントロールレバー20に伝達され、コントロールレバー20をアンロック位置又はロック位置に変位させる。
図8に示すように、ウォームホイール40は、第1面40Aと第1ロックレバー110との間に第1軸心X1方向で当接可能な隙間S1を有している。また、ウォームホイール40は、第2面40Bと第2ロックレバー120との間に第1軸心X1方向で当接可能な隙間S2を有している。隙間S1、S2は、例えば、0.数mm〜2mm程度である。
このような構成である実施例1のドアロック装置1では、コントロールレバー20がアンロック位置にある状態で、搭乗者が外側ドアハンドル8又は内側ドアハンドル7を操作して、ロッド71又はケーブル72が動作すると、オープンレバー28又はオープンレバー29により、コントロールレバー20が上方に変位し、図6(b)に示すように、コントロールレバー20と一体的に変位する慣性レバー30が被当接部12Bに当接する。そうすると、上述したように、ポール12がフォーク11の揺動を開放し、フォーク11がアンラッチ状態に切り替わる。
逆に、搭乗者がドア2を閉めようとすることにより、ストライカ99が進入口91内に進入する場合には、フォーク11も追従してD1方向とは逆方向に揺動し、図6(b)に示す状態から図6(a)に示す状態に復帰する。この際、上述したように、ポール12は、D2方向に揺動して図6(a)に示す元の状態に復帰し、フォーク11の揺動を固定する。この結果、フォーク11がラッチ状態に切り替わる。
また、側面衝突等により、図1に示すように、ドア2や車両が車外から衝撃F0を受けると、図6(a)に示すように、慣性レバー30の質量体31に対して、衝撃方向とは反対方向に慣性力F1が作用する。そうすると、慣性レバー30は、図6(a)に二点鎖線で示すように、捩じりコイルバネ30Tの付勢力に抗しつつ、枢軸X30周りで、衝撃方向とは反対方向、すなわち、車体外側へ揺動する。ここで、ロッド71は剛直な棒体であり、ドア2の外面に露出する外側ドアハンドル8と連結されている。このため、衝撃F0に伴ってドア2が変形し、外側ドアハンドル8とハウジング80との相対位置関係が短縮された場合等に、ロッド71がハウジング80に対して相対的に下方に変位してしまい、コントロールレバー20が意に反して変位するという不具合が生じることがある。しかし、この場合には、慣性レバー30は車体外側に揺動したままで上昇し、ポール12に当接しない。その結果、フォーク11がラッチ状態からアンラッチ状態に切り替わらない、いわゆる「空振り状態」となる。このため、意に反するドア2の開放が生じず、乗員の安全を確保できる。
<作用効果>
実施例1のドアロック装置1では、ハウジング本体83に第1軸部85が形成されている。ウォームホイール40の円筒部41は、第1軸部85の先端に設けられた位置規制手段としての雌部151及び雄部152によって第1軸心X1方向の位置が規制されながら、第1軸部85の外周面85Cに回転可能に軸支されている。このため、ウォームホイール40はハウジング本体83によって片持ちされている。
そして、このドアロック装置1では、係合部130を構成する各凸部131、132、133のいずれか1つが各被押圧部111、112の一方を第2軸心X2に向かって押圧することにより、モータ79の回転駆動力がウォームホイール40に作用したまま、ウォームホイール40のそれ以上の回動が強制的に阻止される場合がある。この点、このドアロック装置1では、図8に示すように、ウォームホイール40の第1軸部85の根元側の第1面40Aに各凸部131、132、133が形成され、第1ロックレバー110の各被押圧部111、112も第1面40A側に位置している。このため、係合部130と第1ロックレバー110とはハウジング本体83に近い第1面40A側で押し合うこととなる。このため、第1軸部85には小さなモーメントM1しか作用せず、ウォームホイール40が第1軸心X1方向に対して傾斜し難い。
特に、このドアロック装置1では、ウォームホイール40の円筒部41が第1軸部85の外周面85Cによって軸支されている。これにより、このドアロック装置1では、ピンの外周面によってウォームホイール40が軸支されている特許文献1記載の車両用ドアロック装置と比較して、ウォームホイール40が第1軸心X1に対して傾斜し難い。
このため、このドアロック装置1では、ウォーム79Aとウォームホイール40の歯部43との噛合がより確実になるとともに、各凸部131、132、133と各被押圧部111、112との選択的な係合もより確実になる。その結果、コントロールレバー20をロック位置及びアンロック位置に確実に変位させることができる。
また、このドアロック装置1では、ウォームホイール40がハウジング本体83によって片持ちされているので、第2カバー体82にウォームホイール40を支持するためのボスや軸孔等を形成しなくてもよくなっている。このため、このドアロック装置1は、第2カバー体82の簡素化により、低コストを実現し易い。
したがって、実施例1のドアロック装置1は、安定した作動と低コストとを実現できる。
また、このドアロック装置1では、ウォームホイール40が第1面40Aと第1ロックレバー110との間、及び第2面40Bと第2ロックレバー120との間に第1軸心X1方向で当接可能な隙間S1、S2を有している。このため、各凸部131、132、133のいずれか1つと各被押圧部111、112の一方とが大きな力によって押し合い、第1軸部85が第1軸心X1に対して僅かに傾斜しても、隙間S1が縮小して第1ロックレバー110が第1面40Aに当接し、又は隙間S2が縮小して第2ロックレバー120が第2面40Bに当接する。こうして、ウォームホイール40の第1軸心X1方向の位置が規制されるので、ウォームホイール40の回転がより安定する。
さらに、このドアロック装置1では、位置規制手段として簡素な雌部151及び雄部152を採用し、雌部151及び雄部152を第1軸部85の先端に容易に設けることができるので、低コストを確実に実現できる。
また、このドアロック装置1では、凸部131、132、133は3個であり、被押圧部111、112は凹部113の両側に位置する2個である。つまり、凸部が2個であれば、各凸部が180°の角度で隔てられるのに対して、本実施例では、各凸部131、132、133は、2個の場合より小さい120°の角度で隔てられている。このため、各凸部131、132、133のいずれか1つが各被押圧部111、112のいずれか1つに選択的に係合するのに必要なウォームホイール40の回転角度を凸部が2個の場合よりも小さくできる。その結果、ウォームホイール40がモータ79に回転駆動されて、各凸部131、132、133のいずれか1つが各被押圧部111、112のいずれか1つに衝突する際の衝撃を小さくできる。
また、このドアロック装置1では、コントロールレバー20がロック位置又はアンロック位置に変位した後、ウォームホイール40を元の姿勢に復帰させる必要がない。このため、リターンスプリング等の付勢手段をウォームホイール40に設ける必要がないので、部品点数の削減や構成の簡素化を図ることができ、低コストを一層確実に実現できる。
(実施例2)
図12及び図13に示すように、実施例2のドアロック装置は、実施例1のドアロック装置1の第1軸部85の先端に六角凸部85Eを形成するとともに、雌部151と雄部152との間に、樹脂製のワッシャ153を介在させている。実施例2のその他の構成は、実施例1と同様である。このため、実施例1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。
第1軸部85の先端には、六角形状をなして第2カバー体82に向けて突出する六角凸部85Eが形成されている。六角凸部85Eは、外周面85Cから径外方向にはみ出さない大きさとされている。
ワッシャ153は、中央に六角穴153Eが貫設された円盤形状とされている。六角穴153Eは、六角凸部85Eに嵌合可能な大きさとされている。ワッシャ153の外径は、雄部151の頭部の外径より大きくされている。
ウォームホイール40の円筒部41が第1軸部85の外周面85Cで第1軸心X1周りで回転可能に軸支されることにより、六角凸部85Eはウォームホイール40の第2面40B側に突出する。そして、六角凸部85Eにワッシャ153の六角穴153Eを嵌合させることにより、ワッシャ153が第1軸部85の先端に装着される。その後、雌部151に雄部152をねじ込むことにより、円筒部41は、ワッシャ153と、第1軸部85の段部85Dとによって車両の内外方向の両側から挟まれる。こうして、雌部151、雄部152及びワッシャ153は、ウォームホイール40が第1軸部85から抜けないように、抜け止めを行う。なお、ウォームホイール40の滑らかな回転を可能にするため、ワッシャ153と円筒部41との間に、第1軸心X1方向の僅かな隙間が確保されている。雌部151と雄部152とワッシャ153とが位置規制手段である。
実施例2のドアロック装置も、実施例1のドアロック装置1と同様の作用効果を奏することができる。
また、このドアロック装置では、ウォームホイール40の回転が雄部152に伝わることをワッシャ153が防止するので、雌部151にねじ込まれた雄部152がウォームホイール40の回転によって緩むことがなく、雄部152が雌部151から外れ難い。
(実施例3)
図14に示すように、実施例3のドアロック装置は、実施例1のドアロック装置1の雌部151及び雄部152を無くし、その代りに、第1軸部85の先端に抜止部154を形成している。実施例3のその他の構成は、実施例1と同様である。このため、実施例1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。
抜止部154は、第1軸部85の先端に一体成形されている。抜止部154は、第2カバー体82に向かって突出した後、第1軸心X1の径外方向に鍵爪状に膨出する一対の鍵爪154A、154Bを有している。各鍵爪154A、154Bは、第2カバー体82に向かって先細る形状とされている。各鍵爪154A、154Bの間には、スリット154Cが形成されている。
ウォームホイール40の円筒部41を第1軸部85に挿入する際、各鍵爪154A、154Bがスリット154Cを狭めるように弾性変形して互いに接近する。これにより、円筒部41が抜止部154を通過し、第1軸部85の外周面85Cに軸支される。円筒部41が抜止部154を通過すると、各鍵爪154A、154Bは互いに離間して元の状態に復帰する。その結果、円筒部41は、各鍵爪154A、154Bと、第1軸部85の段部85Dとによって車両の内外方向の両側から挟まれる。こうして、抜止部154は、各鍵爪154A、154Bにより、ウォームホイール40が第1軸部85から抜けないように、抜け止めを行う。抜止部154が位置規制手段である。
実施例3のドアロック装置も、実施例1、2のドアロック装置1と同様の作用効果を奏することができる。
また、このドアロック装置では、実施例1、2の雄部152やワッシャ153のように、別部材を用意する必要がないので、部品点数を削減でき、低コストを確実に実現できる。
以上において、本発明を実施例1〜3に即して説明したが、本発明は上記実施例1〜3に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
本発明は自動車、バス又は産業車両等の車両に利用可能である。
1…車両用ドアロック装置
99…ストライカ
2…ドア
91…進入口
80…ハウジング
11…フォーク
12…ポール
20…コントロールレバー
79A…ウォーム
79…モータ
X1…第1軸心
130…係合部
40…ウォームホイール
100…作動機構
90…ベースプレート
83…ハウジング本体
80A…収容室
81、82…カバー体(81…第1カバー体、82…第2カバー体)
85…第1軸部
85C…第1軸部の外周面
40A…第1面
40B…第2面
X2…第2軸心
110…第1ロックレバー
120…第2ロックレバー
S1…第1面と第1ロックレバーとの隙間
S2…第2面と第2ロックレバーとの隙間
151…雌部
152…雄部
153…ワッシャ
154…抜止部
131、132、133…凸部
113…凹部
111、112…被押圧部

Claims (7)

  1. ストライカが固定された車体に対して開閉可能なドアに固定され、前記ストライカを進入させる進入口が形成されたハウジングと、
    前記ハウジングに揺動可能に設けられ、前記進入口内で前記ストライカを係止したラッチ状態、又は前記進入口内で前記ストライカを解除したアンラッチ状態に切り替わるフォークと、
    前記ハウジングに揺動可能に設けられ、前記フォークを固定又は開放可能なポールと、
    前記ハウジングに変位可能に設けられ、開操作により変位し、前記ポールに作用して前記フォークを開放させるコントロールレバーと、
    前記ハウジングに固定され、ウォームを回転駆動するモータと、
    前記ウォームによって第1軸心周りで回動可能に前記ハウジングに軸支され、係合部が形成されたウォームホイールと、
    前記ハウジングに変位可能に設けられ、前記係合部に選択的に係合することによって、前記ポールに作用可能なアンロック位置、又は前記ポールに作用不能なロック位置に前記コントロールレバーを変位させる作動機構とを備えた車両用ドアロック装置において、
    前記ハウジングは、前記進入口が形成されたベースプレートと、前記ベースプレートが一体に固定されたハウジング本体と、前記ハウジング本体に一体に固定され、前記ハウジング本体とともに内部に前記コントロールレバー、前記モータ、前記ウォームホイール及び前記作動機構を収容する収容室を形成するカバー体とを有し、
    前記ハウジング本体には、前記収容室内で前記カバー体に向かって突出し、自己の外周面で前記ウォームホイールを前記第1軸心周りで回転可能に軸支する第1軸部が形成され、
    前記第1軸部の先端には、前記カバー体と別体をなし、前記ウォームホイールの前記第1軸心方向の位置を規制する位置規制手段が設けられ、
    前記ウォームホイールは、前記第1軸部の根元側に位置し、前記係合部が形成された第1面と、前記カバー体側に位置する第2面とを有し、
    前記作動機構は、前記第1軸心と平行な第2軸心周りで揺動可能に前記ハウジングに軸支され、前記係合部と選択的に係合して変位する第1ロックレバーを有し、
    前記第1ロックレバー及び前記係合部は前記第1面側のみに位置していることを特徴とする車両用ドアロック装置。
  2. 前記作動機構は、前記第2軸心周りで揺動可能に前記ハウジングに軸支され、前記第1ロックレバーと同期して変位する第2ロックレバーを有し、
    前記第2ロックレバーは前記第2面側に位置し、
    前記ウォームホイールは、前記第1面と前記第1ロックレバーとの間、及び前記第2面と前記第2ロックレバーとの間に前記第1軸心方向で当接可能な隙間を有している請求項1記載の車両用ドアロック装置。
  3. 前記位置規制手段は、前記第1軸部に形成された雌部と、前記雌部に嵌合し、前記ウォームホイールの抜け止めを行う雄部とを有する請求項1又は2記載の車両用ドアロック装置。
  4. 前記位置規制手段は、前記雄部と前記ウォームホイールとの間に設けられるワッシャを有する請求項3記載の車両用ドアロック装置。
  5. 前記位置規制手段は、前記第1軸部に形成され、前記ウォームホイールの前記第1軸部への挿入を許容し、抜け止めを行う抜止部である請求項1又は2記載の車両用ドアロック装置。
  6. 前記係合部は、前記第1軸心周りで互いに等角度隔てられ、互いに同形をなす複数の凸部からなり、
    前記第1ロックレバーは、各前記凸部を収納可能な凹部と、前記凹部に隣接し、各前記凸部によって押圧される互いに同形をなす複数の被押圧部とを有し、
    前記ロック位置及び前記アンロック位置では、各前記凸部のいずれか1つが各前記被押圧部のいずれか1つを前記第2軸心に向けて押圧するように設定されている請求項1乃至5のいずれか1項記載の車両用ドアロック装置。
  7. 前記凸部は3個であり、前記被押圧部は前記凹部の両側に位置する2個である請求項6記載の車両用ドアロック装置。
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