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JP5978168B2 - 加入者側装置及び加入者側装置の省電力制御方法 - Google Patents

加入者側装置及び加入者側装置の省電力制御方法 Download PDF

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JP5978168B2 JP2013119266A JP2013119266A JP5978168B2 JP 5978168 B2 JP5978168 B2 JP 5978168B2 JP 2013119266 A JP2013119266 A JP 2013119266A JP 2013119266 A JP2013119266 A JP 2013119266A JP 5978168 B2 JP5978168 B2 JP 5978168B2
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Description

本発明は、局側装置及び加入者側装置を光ファイバ伝送路を介して接続して、光信号により送受信する光通信システムにおける低消費電力化技術に関する。
光ネットワークは、1つの局側装置(OLT:Optical Line Terminal)が、1つあるいは複数の加入者側装置(ONU:Optical Network Unit)と、光ファイバ伝送路を介してポイントツーポイントあるいはポイントツーマルチポイントの通信を行うネットワークである。
関連する光通信システムの構成を図8に示す。光通信システムは、OLT2、ONU1、光ファイバ伝送路3及び光スプリッタ4から構成される。OLT2は、信号処理部22、送受信部21及びSNI(Service Node Interface)物理層部を有する送受信部23から構成される。ONU1は、信号処理部12、送受信部13及びUNI(User Network Interface)物理層部を有する送受信部11、各部品へ電力を供給する電力供給部14から構成される。
従来の銅線を用いた電話サービスでは、局舎装置から給電される電気に対して、電話機に入力される音声でアナログ的に直接変調を行っていたため、加入者宅で停電が発生しても、局舎装置から給電が行われる限り電話サービスを利用することができた。一方、光通信システムによる電話サービスでは、音声を符号化し、レーザー等の送信器を用いて局舎装置に対して光信号を送信し、更にポイントツーマルチポイントの構成においては、送信タイミングを制御する必要がある。
このように、光通信システムを用いて電話サービスを提供する場合には、加入者側に送信器や、符号化および送信タイミング制御を行う信号処理部を含む加入者側装置が必要となる。したがって、加入者宅で停電が発生した際に、バッテリー等によって電話サービスに必要な機器に電源供給を行うことができなければ、電話サービスが利用できなくなってしまう。
しかし、停電時にバッテリーによって必要な機器を動作させるとしても、年々増加するトラフィック需要に対応して機器の部品を高速化すると、機器の消費電力は増加し、バッテリーによってバックアップできる時間が減少してしまう。
これまでにも、ネットワークの低消費電力化を目的として、起床すべきトラヒックが到着していない間ONU1の主要機能を停止させるONUスリープ機能が議論されてきた。その中でも、リンクを切断せずに短時間で送受信器13を停止させるスリープ機能である、Fast SleepやDozeと呼ばれる手法は、ITU−TのG.987.3などによって標準化が進められており、ONU1の低消費電力化の有効な手法として期待されている。
ITU−T Recommendations G−series supplement45:GPON Power Conservation、2009年5月 「実践入門ネットワーク 実践SIP詳解テキスト第一版」、澤田卓也、池田徹、木下岳人、西沢哲夫及び川島倫央著、株式会社リックテレコム、2007年4月、P.179 IEFT RFC3261 SIP:Session Initiation protocol、2009年5月
しかしながら、レイヤ2のリンク断を発生させないことを前提に高速で動作させることを前提としたFastSleepやDozeでは停止できる部品が少なく、低減できる消費電力が限られている。
また、非特許文献1に記載のDeepSleepのように、レイヤ2のリンク切断を許容する電源供給の停止を行い、電話をかける時のみ起床させるとしても、リンク切断によってかかってきた電話に応答することができなければ、かけることだけが可能な一方通行の電話サービスになってしまう。
そこで、本発明は、電話サービスのような上位レイヤのセッションを維持しながら、通信機器の電力供給を停止することで低消費電力を実現することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、上位レイヤにおける再送を考慮し、再送処理が終了する前に通信機器に電力を供給し、受信可能な状態にすることで、上位レイヤのセッションを維持し、かつセッションが終了しない範囲で通信機器への電力供給を停止することで、消費電力を減じる。
具体的には、本発明の加入者側装置は、
局側装置から受動光ネットワークを介して送信された起床すべき旨の信号を予め定められた第1の時間にわたって繰り返し受信する光ネットワーク受信部と、
前記光ネットワーク受信部の受信した信号を処理する信号処理部と、
前記光ネットワーク受信部及び前記信号処理部へ電力を供給する電力供給部と、
前記電力供給部から前記光ネットワーク受信部又は前記信号処理部への電力供給を停止するスリープ状態の継続時間を計測し、前記予め定められた時間より短い第2の時間で前記電力供給部から前記光ネットワーク受信部又は前記信号処理部への電力供給を開始して前記スリープ状態を解除するタイマーと、
を備える。
本発明の加入者側装置では、前記光ネットワーク受信部が予め定められた信号を受信すると、受信した信号に応じて、前記電力供給部から前記光ネットワーク受信部又は前記信号処理部への電力供給を維持する起床時間を変更するタイマー制御部をさらに備えていてもよい。
本発明の加入者側装置では、前記電力供給部が電力供給を停止している時間をTsleepとし、前記電力供給部が電力を供給している時間をTactiveとし、前記起床すべき旨の信号の再送間隔の初期値をR1とし、前記起床すべき旨の信号の送信回数をnとすると、前記タイマー制御部は、Tsleepが式(1)を満たしかつTactiveが式(2)を満たしかつTsleep/Tactiveが最大となるように、前記電力供給部から前記光ネットワーク受信部又は前記信号処理部への電力供給を維持する起床時間を設定してもよい。
本発明の加入者側装置では、前記電力供給部が電力供給を停止している時間をTsleepとし、前記電力供給部が電力を供給している時間をTactiveとし、前記起床すべき旨の信号の再送間隔をIとし、予め定められた再送制御のタイムアウト時間をT timeout とすると、前記タイマー制御部は、Tactiveが式(3)を満たしかつTsleepが式(4)を満たしTactiveが最小となるように、前記電力供給部から前記光ネットワーク受信部又は前記信号処理部への電力供給を維持する起床時間を設定してもよい。
具体的には、本発明の加入者側装置の省電力制御方法は、
局側装置から受動光ネットワークを介して送信された起床すべき旨の信号を予め定められた第1の時間にわたって繰り返し受信する光ネットワーク受信部と、
前記光ネットワーク受信部の受信した信号を処理する信号処理部と、
前記光ネットワーク受信部及び前記信号処理部へ電力を供給する電力供給部と、
を備える加入者側装置の省電力制御方法であって、
前記電力供給部から前記光ネットワーク受信部又は前記信号処理部への電力供給を停止するスリープ状態の継続時間を計測し、前記予め定められた時間より短い第2の時間で前記電力供給部から前記光ネットワーク受信部又は前記信号処理部への電力供給を開始して前記スリープ状態を解除するスリープ制御手順を有する。
本発明の加入者側装置の省電力制御方法では、前記スリープ制御手順において、前記電力供給部が電力供給を停止している時間をT sleep とし、前記電力供給部が電力を供給している時間をT active とし、前記起床すべき旨の信号の再送間隔の初期値をR1とし、前記起床すべき旨の信号の送信回数をnとすると、前記タイマー制御部は、T sleep が式(1)を満たしかつT active が式(2)を満たしかつT sleep /T active が最大となるように、前記電力供給部から前記光ネットワーク受信部又は前記信号処理部への電力供給を維持する起床時間を設定してもよい。
本発明の加入者側装置の省電力制御方法では、前記スリープ制御手順において、前記電力供給部が電力供給を停止している時間をT sleep とし、前記電力供給部が電力を供給している時間をT active とし、前記起床すべき旨の信号の再送間隔をIとし、予め定められた再送制御のタイムアウト時間をT timeout とすると、前記タイマー制御部は、T active が式(3)を満たしかつT sleep が式(4)を満たしT active が最小となるように、前記電力供給部から前記光ネットワーク受信部又は前記信号処理部への電力供給を維持する起床時間を設定してもよい。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明によれば、電話サービスのような上位レイヤのセッションを維持しながら、通信機器の電力供給を停止することで低消費電力を実現することができる。
SIPによるVoIPサービスのセッションの一例を示すシーケンス図である。 実施形態1に係る光通信システムの一例を示す構成図である。 実施形態1に係るINVITEメッセージの送信間隔の一例を示す。 実施形態1に係るVoIPサービスのセッションの一例を示すシーケンス図である。 実施形態2に係る光通信システムの一例を示す構成図である。 実施形態3に係るINVITEメッセージの送信間隔の一例を示す。 実施形態4に係るINVITEメッセージの送信間隔の一例を示す。 関連する光通信システムの一例を示す構成図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施の例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
電話のようなサービスを提供する際には、SIP(Session Initiation Protocol)のようなプロトコルを用いてセッションが管理される。SIPでは、セッションを切断する前に一定回数の再送を試みて、一定時間通信が成功しなかった場合にセッションを切断する。
関連する、SIPによるVoIP(Voice over IP)サービスの構成を図1に示す。あるユーザから他のユーザに電話をかける時、電話をかけるユーザが利用する端末(UAC:UserAgentClient)から、SIPプロキシサーバを介し、相手側の端末(UAS:UserAgentServer)へ起床すべき旨の信号であるINVITEメッセージが載せられたフレームを送信する。この際にUASから応答が返ってこなければ、SIPプロキシサーバが上記フレームを送信してからT1秒後のタイマーAの時点で再送を行い、T1秒後の再送に対しても応答が返ってこなければ、タイマーAの時点からT1を2倍にしたタイマーAが更に経過した時点で再送を行う。SIPプロキシサーバは、再送の度にT1を2倍にしながら繰り返し、最大7回まで送信を行う(例えば、参考文献2参照。)。このとき、INVITEメッセージの送信間隔であるタイマーAの値は、タイマーA=T1×2、タイマーA=T1×2、タイマーA=T1×2、・・・タイマーA=T1×2となる。
(実施形態1)
実施形態1に係る光通信システムの構成の一例を図2に示す。実施形態1に係る光通信システムは、SIPサーバ8と、OLT2と、ONU6を備える。OLT2とONU6は、光スプリッタ4や光ファイバ3を含む光信号線路で接続されている。
本実施形態の加入者側装置として、ONU6は、図8と同様のUNI(User Network Interface)物理層部を有する送受信部11と、信号処理部12と、受動光ネットワークへの送受信を行う光ネットワーク受信部として機能する送受信部13と、各部品への電力供給を行う電力供給部14と、電力供給に対して定期的に電力供給の開始と停止を要求するタイマー55を備える。
IP電話機7は、送受信部11を介してONU6と接続されている。局側装置として機能するOLT2は、光伝送路3と光スプリッタ4を介して、ONU6と接続されている。SIPサーバ8はOLT2の上位ポートを介してOLT2と接続されている。IP電話機9は、SIPサーバ8と通信路を介して接続されている。なお、本実施形態では説明の簡略化のため、中継ノードを省略して記述している。
IP電話機9からIP電話機7へ発信を行う際、UACとして機能するIP電話機9からSIPサーバ8に対してINVITEメッセージが送信される。INVITEメッセージを受信すると、SIPサーバ8は、UASとして機能するIP電話機7に向けてINVITEメッセージを送信する。しかし、ONU6が電力供給部14からの電力供給を停止したスリープ状態であり、ONU6とOLT2とのリンク切断が発生している間は、ONU6はINVITEメッセージを受信できない。
SIPサーバ8は、タイマーAとして定められた時間内にIP電話機7から応答が返ってこなければ、INVITEメッセージを再送信する。SIPサーバ8は、タイマーAの値を倍にし、更に応答が返ってこなければ、更なる再送を行う。このINVITEメッセージの送信は、タイマーAとして定められた再送間隔を倍に増加させながら、最大7回まで行われる。
非特許文献2に記載されているタイマーAの初期値500msを採用した場合のINVITEメッセージの送信間隔の一例を図3に示す。図3に示すように、INVITEメッセージの送信間隔は、500ms、1s、2s、4s、8s、16sとなり、先頭のINVITEメッセージの送信からの経過時間は、500ms、1.5s、3.5s、7.5s、15.5s、31.5sとなる。
図4に、本実施形態に係るセッションの一例を示す。SIPサーバ8は、予め定められた第1の時間であるタイマーBを超えて、INVITEメッセージへの応答がない場合は、再送処理を終了する。タイマーBは、タイマーAの初期値に基づいて規定され、例えばタイマーAの初期値を64倍した値である。このため、例えばタイマー55が32sを超えて電力供給の停止を要求すると、IP電話機7が着信できない可能性がある。したがって、IP電話機7に着信させるには、INVITEメッセージの送信を開始してから31.5sが経過した際に送信される7回目の送信までのいずれかのメッセージを受信する必要がある。
そこで、本発明に係る加入者側装置の省電力制御方法は、図4に示すように、予めタイマー55に再送処理が終了するタイマーBよりも短い第2の時間で電力供給を行うように設定するスリープ制御手順を有する。本実施形態では、例えばONU6が31.5sよりも短い31s周期で受信可能になるように、スリープ状態の継続時間をタイマー55に設定する。例えば、電力供給部14は、タイマー55が31sの継続時間を測定する度に、スリープ状態とアクティブ状態を切り替える。
OLT2によるINVITEメッセージの再送やバッファの利用によって、ONU6が受信可能になった際にINVITEメッセージを送信すれば、IP電話機7までINVITEメッセージを転送でき、タイマーBの満了前に応答を返すことができる。このため、本実施形態に係るONU6は、確実に電話の着信を提供することができる。
以上説明したように、本発明は、レイヤ2のリンク断を視野に入れることで、電力供給を停止する時間を長く取れるため、通信機器の大部分への電力供給を停止することができ、消費電力を低減できる。また、電話サービスを提供する上位レイヤのセッションを保持することで、セッションの再確立に必要な手順を省くため、電力供給を再開してから短時間で応答することができる。更に、再送処理を考慮することで、より電力供給の停止時間を長く、電力供給時間を短くすることができ、かつ確実に着信した電話に応答することができる。
(実施形態2)
本実施形態に係る光通信システムの構成の一例を図5に示す。本実施形態に係るONU6は、ONU6がさらにタイマー制御部56を備える。タイマー制御部56は、INVITEメッセージの受信を契機に、一定時間の起床を維持するようタイマー55を制御する。電力供給部14は、タイマー55からの指示があるまで起床を維持する。これにより、INVITEメッセージ受信後に音声通信が開始するまでの時間、ONU6は受信可能な状態を維持することが可能になるため、確実に音声通信の開始を提供することができる。
また、ONU6は、音声通信のRTP(Real−time Transport Protocol)パケットの受信を契機に一定時間の起床を維持することが好ましい。そこで、タイマー制御部56は、音声通信が開始してから音声通信が終了するまでの間、起床を維持するようタイマー55を制御する。電力供給部14は、タイマー55からの指示があるまで起床を維持する。これにより、途中で切断されることなく確実に音声通信を提供することができる。
更に、ONU6は、メッセージのヘッダ情報を読み取り、特定のメッセージを受信した時にのみ一定時間の起床を継続することが好ましい。具体的には、起床すべきトラフィックであるINVITEメッセージやRTPパケットのIPヘッダ内ToS(Type of Service)フィールドに高優先度を示す値を記載し、タイマー制御部56は、ToSフィールドに記載された優先度が高いトラフィックを受信したときにのみ一定時間の起床を継続する。優先度の記載場所は、ToSフィールドに限らず、INVITEメッセージやRTPパケットのVLANタグ内CoS(Class of Service)フィールドに高優先度を示す値を記載してもよい。このように、特定のメッセージを示すフィールドに高優先度を示す値が記載されている場合にのみ一定時間の起床を維持することで、不要なパケットの受信によって不用意に起床を継続し消費電力が増加するという事態を抑制することができる。
(実施形態3)
本実施形態で説明する構成は図5と同様である。実施形態1及び実施形態2との差分は、タイマー55の設定方法である。実施形態1では、タイマーBの満了前として31s周期で受信可能になるようにタイマー55を設定していたが、OLT2や中継ノードにおいて再送処理やバッファが行われなかったとすると、ONU6がINVITEメッセージを受信できずにIP電話機7が着信できない可能性がある。
起床すべきトラフィックが初回に送信されてから500ms後に再送され、7回目の送信まで1s、2s、4s、8s、16sと変化する再送時間で再送される場合のSIPサーバ8からのINVITEメッセージの到着タイミングの一例を、図6の黒丸に示す。この場合、ONU6がOLT2からの信号を受信不可能な時間をTsleepとし、ONU6がOLT2からの信号を受信可能な時間をTactiveとし、INVITEメッセージの再送間隔の初期値をR1、INVITEメッセージの送信回数をnとすると、本実施形態のONU6は、式(1)及び式(2)の全ての条件を満たし、Tsleep/Tactiveを可能な限り大きくするTactive及びTsleepをタイマー55に設定する。
Figure 0005978168
Figure 0005978168
具体的には、実施形態1と同様にタイマーAの初期値500msを採用し、初回の送信を除いて再送回数を6回、再送間隔が2倍に増加していくことを考慮し、6よりも小さい値としてn=4をとる。この場合、Tactive>8sを満たせばTsleep+Tactive<15.5sTactiveで受信することができる。このため、
sleep<15.5s
active>8s
の全ての条件を満たし、Tsleep/Tactiveを可能な限り大きくする値を設定する。
例えば、タイマー55の設定粒度を100msとすると、Tactiveを8.1s、Tsleepを15.4sに設定する。図6に示すように、どのタイミングにおいてもTactiveの期間に必ず再送が含まれるため、確実に着信を提供することができる。
また、Tsleep/Tactiveを可能な限り大きく設定することで、電力を供給している時間に対して電力供給を停止する時間を長くするため、より消費電力を低減することができる。
(実施形態4)
実施形態4で説明する構成は図5と同様である。実施形態1との差分は、タイマー55の設定方法である。実施形態1では、タイマーBの満了前として31s周期で受信可能になるようにタイマー55を設定していたが、本実施形態では、図7に示すように、OLT2がINVITEメッセージを受信した際に、OLT2が別途定められた一定の間隔Iで繰り返しINVITEメッセージの再送処理を行うことを想定する。
電力供給部14が電力供給を停止している時間をTsleepとし、電力供給部14が電力を供給している時間をTactiveとし、OLT2による再送間隔をIとし、予め定められた再送制御のタイムアウト時間をTtimeoutとする。この場合、タイマー制御部56は、Tactiveが式(3)を満たしかつTsleepが式(4)を満たしTactiveが最小となるTsleepに第2の時間を設定する。
(数3)
active>I 式(3)
(数4)
sleep=Ttimeout−Tactive 式(4)
タイマー55の設定粒度が100msであり、OLT2が起床すべきINVITEメッセージを0.1s周期で繰り返し送信する場合、タイマー制御部56は、式(3)に基づき、TactiveをI=0.1sよりも長い0.2sに設定する。また、タイマー制御部56は、式(4)に基づき、タイマーBに設定された32sからTactiveを減じた31.8sに設定する。
本実施形態では、Tactiveが0.2sであるため、OLT2によるINVITEメッセージの再送間隔であるI=0.1sよりも長い時間ONU6は受信可能状態になる。これにより、本実施形態のONU6は、INVITEメッセージの再送タイミングに依らず確実に着信を提供することができる。また、可能な限りTactiveを小さくし、Tsleepを大きくすることができるので、電力を供給している時間に対して電力供給を停止する時間を長くするため、より消費電力を低減することができる。
本発明は情報通信産業に適用することができる。
1、6:ONU
2:OLT
7、9:IP電話機
8:SIPサーバ
11、13、21、23:送受信部
12、22:信号処理部
14:電力供給部
55:タイマー
56:タイマー制御部

Claims (4)

  1. 局側装置から受動光ネットワークを介して送信された起床すべき旨の信号を予め定められた第1の時間にわたって繰り返し受信する光ネットワーク受信部と、
    前記光ネットワーク受信部の受信した信号を処理する信号処理部と、
    前記光ネットワーク受信部及び前記信号処理部へ電力を供給する電力供給部と、
    前記電力供給部から前記光ネットワーク受信部又は前記信号処理部への電力供給を停止するスリープ状態の継続時間を計測し、前記予め定められた時間より短い第2の時間で前記電力供給部から前記光ネットワーク受信部又は前記信号処理部への電力供給を開始して前記スリープ状態を解除するタイマーと、
    前記電力供給部が電力供給を停止している時間をT sleep とし、前記電力供給部が電力を供給している時間をT active とし、前記起床すべき旨の信号の再送間隔の初期値をR1とし、前記起床すべき旨の信号の送信回数をnとすると、T sleep が式(C1)を満たしかつT active が式(C2)を満たしかつT sleep /T active が最大となるように、前記電力供給部から前記光ネットワーク受信部又は前記信号処理部への電力供給を維持する起床時間を設定するタイマー制御部と、
    を備える加入者側装置。
    Figure 0005978168
    Figure 0005978168
  2. 局側装置から受動光ネットワークを介して送信された起床すべき旨の信号を予め定められた第1の時間にわたって繰り返し受信する光ネットワーク受信部と、
    前記光ネットワーク受信部の受信した信号を処理する信号処理部と、
    前記光ネットワーク受信部及び前記信号処理部へ電力を供給する電力供給部と、
    前記電力供給部から前記光ネットワーク受信部又は前記信号処理部への電力供給を停止するスリープ状態の継続時間を計測し、前記予め定められた時間より短い第2の時間で前記電力供給部から前記光ネットワーク受信部又は前記信号処理部への電力供給を開始して前記スリープ状態を解除するタイマーと、
    前記電力供給部が電力供給を停止している時間をT sleep とし、前記電力供給部が電力を供給している時間をT active とし、前記起床すべき旨の信号の再送間隔をIとし、予め定められた再送制御のタイムアウト時間をT timeout とすると、T active が式(C3)を満たしかつT sleep が式(C4)を満たしT active が最小となるように、前記電力供給部から前記光ネットワーク受信部又は前記信号処理部への電力供給を維持する起床時間を設定するタイマー制御部と、
    を備える加入者側装置。
    (数C3)
    active >I 式(C3)
    (数C4)
    sleep =T timeout −T active 式(C4)
  3. 局側装置から受動光ネットワークを介して送信された起床すべき旨の信号を予め定められた第1の時間にわたって繰り返し受信する光ネットワーク受信部と、
    前記光ネットワーク受信部の受信した信号を処理する信号処理部と、
    前記光ネットワーク受信部及び前記信号処理部へ電力を供給する電力供給部と、
    前記電力供給部から前記光ネットワーク受信部又は前記信号処理部への電力供給を維持する起床時間を変更するタイマー制御部と、
    を備える加入者側装置の省電力制御方法であって、
    前記電力供給部から前記光ネットワーク受信部又は前記信号処理部への電力供給を停止するスリープ状態の継続時間を計測し、前記予め定められた時間より短い第2の時間で前記電力供給部から前記光ネットワーク受信部又は前記信号処理部への電力供給を開始して前記スリープ状態を解除するスリープ制御手順を有
    前記スリープ制御手順において、
    前記電力供給部が電力供給を停止している時間をT sleep とし、前記電力供給部が電力を供給している時間をT active とし、前記起床すべき旨の信号の再送間隔の初期値をR1とし、前記起床すべき旨の信号の送信回数をnとすると、前記タイマー制御部は、T sleep が式(C5)を満たしかつT active が式(C6)を満たしかつT sleep /T active が最大となるように、前記電力供給部から前記光ネットワーク受信部又は前記信号処理部への電力供給を維持する起床時間を設定する、
    加入者側装置の省電力制御方法。
    Figure 0005978168
    Figure 0005978168
  4. 局側装置から受動光ネットワークを介して送信された起床すべき旨の信号を予め定められた第1の時間にわたって繰り返し受信する光ネットワーク受信部と、
    前記光ネットワーク受信部の受信した信号を処理する信号処理部と、
    前記光ネットワーク受信部及び前記信号処理部へ電力を供給する電力供給部と、
    前記電力供給部から前記光ネットワーク受信部又は前記信号処理部への電力供給を維持する起床時間を変更するタイマー制御部と、
    を備える加入者側装置の省電力制御方法であって、
    前記電力供給部から前記光ネットワーク受信部又は前記信号処理部への電力供給を停止するスリープ状態の継続時間を計測し、前記予め定められた時間より短い第2の時間で前記電力供給部から前記光ネットワーク受信部又は前記信号処理部への電力供給を開始して前記スリープ状態を解除するスリープ制御手順を有
    前記スリープ制御手順において、
    前記電力供給部が電力供給を停止している時間をT sleep とし、前記電力供給部が電力を供給している時間をT active とし、前記起床すべき旨の信号の再送間隔をIとし、予め定められた再送制御のタイムアウト時間をT timeout とすると、前記タイマー制御部は、T active が式(C7)を満たしかつT sleep が式(C8)を満たしT active が最小となるように、前記電力供給部から前記光ネットワーク受信部又は前記信号処理部への電力供給を維持する起床時間を設定する、
    加入者側装置の省電力制御方法
    (数C7)
    active >I 式(C7)
    (数C8)
    sleep =T timeout −T active 式(C8)
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