[go: up one dir, main page]

JP6323912B2 - フレーム代理処理装置、フレーム代理処理方法、及びフレーム代理処理プログラム - Google Patents

フレーム代理処理装置、フレーム代理処理方法、及びフレーム代理処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6323912B2
JP6323912B2 JP2014257105A JP2014257105A JP6323912B2 JP 6323912 B2 JP6323912 B2 JP 6323912B2 JP 2014257105 A JP2014257105 A JP 2014257105A JP 2014257105 A JP2014257105 A JP 2014257105A JP 6323912 B2 JP6323912 B2 JP 6323912B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
proxy processing
optical
communication
optical network
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014257105A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016119535A (ja
Inventor
裕隆 氏川
裕隆 氏川
鈴木 謙一
謙一 鈴木
學 吉野
學 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2014257105A priority Critical patent/JP6323912B2/ja
Publication of JP2016119535A publication Critical patent/JP2016119535A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6323912B2 publication Critical patent/JP6323912B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

本発明は、光加入者線終端装置(OLT:Optical Line Terminal)及び光ネットワーク終端装置(ONU:Optical Network Unit)を光ファイバ伝送路を介して接続して、光信号により送受信する光通信システムにおける低消費電力化技術に関する。
(PONの説明)
光ネットワークは、1つの光加入者線終端装置(OLT:Optical Line Terminal)が、1つあるいは複数の光ネットワーク終端装置(ONU:Optical Network Unit)と、光ファイバ伝送路を介してポイントツーポイントあるいはポイントツーマルチポイントの通信を行うネットワークである。
(PONの低消費電力化手法の紹介)
光ネットワークの低消費電力化のために、データトラヒックがない場合にONUの主要機能を停止させるONUスリープ機能が議論されている。その中でも、サイクリックスリープやDozeと呼ばれる手法は、ITU−TのG.987.3やIEEE P1904.1などによって標準化が進められており、ONUの低消費電力化の有効な手法として期待されている。
(PONの構成)
従来技術の光通信システムの構成を図1に示す。光通信システムは、OLT4、ONU5、光ファイバ伝送路3及び光スプリッタ10から構成される。OLT4は、ロジック部41、送受信部42及びSNI(Service Node Interface)物理層部43から構成される。ONU5は、ロジック部51、送受信部52及びUNI(User Network Interface)物理層部53から構成される。
(サイクリックスリープ開始の契機)
サイクリックスリープでは、上りのデータトラヒックがないことをロジック部51のUNI監視によって確認し、下りのデータトラヒックがないことをロジック部41のSNI監視によって確認し、ロジック部51及びロジック部41がその旨のメッセージを交換する。ロジック部41によってスリープ制御を行い、ロジック部51によって状態切替を行い、ONU5は起床状態からスリープ状態に移行する。
(サイクリックスリープ終了の契機)
サイクリックスリープでは、スリープ中にONU5に上りトラヒックが入力されると、ONU5はスリープ状態を解除しデータ疎通を開始する。ONU5はスリープ中に上りトラヒック入力がない場合でも、あらかじめ決められたスリープ継続時間の後にスリープ継続確認のために起動する。スリープ中にONU5あての下りトラヒックがOLT4へ入力されていた場合は、スリープ継続確認時にOLT4は下りトラヒックありのメッセージをONU5に送信し、ONU5はスリープ中止を判断し下りデータの受け取りを開始する。スリープ中にONU5あての下りトラヒックがOLT4へ入力されていない場合は、ONU5は再びスリープに入る。
(サイクリックスリープの定常的動作)
上記のように、トラヒックがない場合には、スリープへの移行とトラヒック確認の起動を周期的に繰り返すので、このスリープ方式をサイクリックスリープと呼ぶ。
(Doze開始の契機)
Dozeでは、上りのデータトラヒックがないことをロジック部51のUNI監視によって確認し、ロジック部51及びロジック部41がその旨のメッセージを交換する。ロジック部41によってスリープ制御を行い、ロジック部51によって状態切替を行い、ONU5は起床状態からスリープ状態に移行する。
(Dozeとサイクリックスリープの差)
サイクリックスリープがONUの上り送信機能および下り受信機能に関わる部位に対する給電を停止するのに対し、Dozeでは下り受信機能に関わる部位に対する給電は停止せず、上り送信機能に関わる部位に対する給電を停止する。このため、Dozeはサイクリックスリープに比べて下りのデータトラヒックへの遅延が小さく、原理的にはOLTとONU間のメッセージ交換を行わなくても実現可能である。
(Doze終了の契機)
Dozeでは、スリープ中にONU5に上りトラヒックが入力されると、ONU5はスリープ状態を解除しデータ疎通を開始する。また、一定時間ONUからOLTに対する通信が全く行われないと、タイムアウトが発生しONU−OLT間のリンクが切断される恐れがあるため、リンク再確立時の遅延やフレームロスを避けるために、スリープ中に上りトラヒックが入力されなくても、ONU5はタイムアウト発生前にスリープ状態を解除し、起床状態に移行する。
(従来方式1:影響を抑制するためのガードタイム設定)
上述したように、サイクリックスリープやDozeを適用すると、遅延が発生する可能性があるため、消費電力の低減とユーザが体感する品質にはトレードオフの関係が存在する。非特許文献3では、サイクリックスリープを適用する際に、ユーザに与える通信品質の悪化を抑制する提案を行っている。具体的には、非特許文献3では、ユーザが能動的に通信を利用する際には、インターネットで一般的に使用されているTCP通信のように、一度フレームが到着すると所定の時間以内に次のフレームが到着する確率が高いことに着目し、能動的な通信に対する遅延増加を抑制するために、最後にフレームを受信してから一定時間、スリープ状態を解除し続けるガードタイムを設ける提案を行っている。
(従来方式2:トラフィックによってガードタイムを動的に短く設定)
しかし、単純に長いガードタイムを設定するだけでは、ユーザが能動的にインターネットやVoIP(Voice over IP)などのサービスを利用していない間も、ONU配下の通信装置がONUを通じて通信を行う場合に、ONUを一定時間起床させてしまい、省電力効果が著しく低下してしまう。そこで、非特許文献3では更に、フレームの到着間隔を基に、ユーザが能動的に通信を行っていることを識別し、そうでないトラフィックしか流れていない場合には、ガードタイムを短く設定することで、消費電力の低下とユーザに与える通信品質低下の抑制との両立を図っている。
(従来方式3:DeepSleep)
一方で、ユーザが外出中や就寝中の際など、ユーザによる能動的な利用がない間であっても、前記の省電力化技術では低減できる消費電力が限られている。非特許文献4では、停電時などにONUをバッテリーで動作させるような特殊な状況下において、通信品質よりも消費電力の低減をより重視し、一定時間のパケットロスを許容する代わりに積極的な省電力化を図るDeepSleepを提案している。
久保亮吾、可児淳一、藤本幸洋、吉本直人、雲崎清美、「省電力機能を搭載した10ギガクラスPONシステムの性能解析」、電子情報通信学会信学技報、CS2009−2、pp.7−12 ITU−T Recommendations series G supplement 45:GPON Power Conservation、2009年5月 氏川裕隆、山田崇史、坂本健、鈴木謙一、吉本直人、「TCP輻輳制御を考慮したONUスリープ技術 : IEEE P1904.1(SIEPON)準拠10G−EPONへの適用」、電子情報通信学会技術研究報告、CS2012−28、 通信方式 112(118)、pp.29−34、 2012年7月 Hirotaka Ujikawa、Takashi Yamada、Naoto Yoshimoto、"Demonstration of Timer−based ONU Deep Sleep for Emergency Communication during Power Failure",IEEE Globecom 2013、pp.2413−2417、2013年12月
(従来方式2の課題)
しかしながら、ガードタイムを短く設定しても、ONUを起床させてしまうようなトラフィックが増加した場合は、非特許文献3に記載の技術を用いても、ONUが省電力状態に遷移するまでにかかる時間や、ONUが省電力状態から復帰するまでにかかる時間が存在するため、省電力化の効果が限られてしまう。つまり、従来方式2には、能動的利用に紐付かないトラフィックの増加によって省電力効果が低減するという課題1が存在する。
具体的には、例えば、PPPoEにおいて通信路の正常性確認のために用いられるLCPでは、ECHO REQUESTやECHO REPLYが定期的に交換されるが、確立したセッション毎に交換が行われるため、端末数の増加などによってセッション数が増加した場合には、ユーザによる能動的な利用がない間も頻繁にパケットがONUやOLTを通過し、省電力化機能を有効にする機会が減少するため、省電力化の効果が限定される。
具体例として、1秒ごとにECHO REQUESTが送受信され、ONUが省電力状態に遷移するまでにかかる時間と、ONUが省電力状態から復帰するまでにかかる時間の合計が1秒以上の場合には、省電力状態に遷移することができず、遷移時間の合計が1秒以下であっても省電力効果が限定される。
(従来方式3の課題)
また、ユーザが外出中や就寝中の際など、ユーザによる能動的な利用がない間であっても、単純に従来方式3のようなDeepSleepのような省電力化手段を適用してしまうと、ユーザが能動的な利用を開始した際に悪影響を及ぼすという課題2や、外部からの利用に対して悪影響を及ぼすという課題3が存在する。
(課題2の詳説)
課題2は、具体的には、再接続にかかる時間が挙げられる。DeepSleepのような省電力化手段によってパケットロスが発生し、タイムアウト等によって接続性が失われたと判断されると、既に確立されていた論理的な接続の再確立が必要となり、再確立が完了するまで通信を行うことができず、遅延が増加する。更に、接続の再確立に必要なパケットを喪失してしまうと、再確立に失敗してしまう可能性もある。
(課題3の詳説)
課題3は、具体的には、宅外から宅内に対して通信を行う際に、パケットロスによって、新しく接続を確立できないといった影響や、既にタイムアウトによって接続性が失われたと判断された後では、宛先を解決できずにパケットが宅内まで送信されないといった影響が挙げられる。ユーザの宅内の端末に対する通信の例として、リモート接続や、録画予約、宅内のサーバへのアクセスなどが挙げられるが、単純なDeepSleepのような省電力化を適用すると、これらの通信が利用できなくなってしまう。
(発明の目的)
そこで、本発明は、前記課題を解決するために、ユーザが通信サービスを利用していない際の通信装置の省電力化機能による省電力効果を向上し、かつ、ユーザの利用に対する悪影響を抑制するフレーム代理処理装置、フレーム代理処理方法、及びフレーム代理処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ユーザの利用する通信サービスの体感品質に関わらないフレームに対して、省電力化対象装置よりも上位の装置、下位の装置、もしくは上位の装置と下位の装置がフレーム送信先の通信装置に代わって処理を行うこととした。
具体的には、本発明に係るフレーム代理処理装置は、
トラヒック非流通時に消費電力を低減する省電力機能を有する光ネットワーク装置が、対向する通信装置間のフレームを伝送する光通信システムに配置されるフレーム代理処理装置であって、
前記光通信システムで伝送されるフレームに対する条件が記載されたフレーム代理処理テーブルと、
前記光ネットワーク装置の前記省電力機能が有効であるか無効であるかを判断し、前記省電力機能が有効である場合に前記通信装置から前記光ネットワーク装置へ伝送されるフレームを検出し、前記フレームに対する処理を前記フレーム代理処理テーブルに基づいて行い、前記フレームを送信した前記通信装置へ処理結果を返送するフレーム代理処理制御部と、
を備える。
また、本発明に係るフレーム代理処理方法は、
トラヒック非流通時に消費電力を低減する省電力機能を有する光ネットワーク装置が対向する通信装置間のフレームを伝送する光通信システムでのフレーム代理処理方法であって、
フレーム代理処理テーブルに前記光通信システムで伝送されるフレームに対する条件を記載し、
前記光ネットワーク装置の前記省電力機能が有効であるか無効であるかを判断し、
前記省電力機能が有効である場合に前記通信装置から前記光ネットワーク装置へ伝送されるフレームを検出し、
前記フレームに対する処理を前記フレーム代理処理テーブルに基づいて行い、
前記フレームを送信した前記通信装置へ処理結果を返送する
ことを特徴とする。
さらに、本発明に係るフレーム代理処理プログラムは、
トラヒック非流通時に消費電力を低減する省電力機能を有する光ネットワーク装置が対向する通信装置間のフレームを伝送する光通信システムに配置されるフレーム代理処理装置に、
フレーム代理処理テーブルに前記光通信システムで伝送されるフレームに対する条件を記載させ、
前記光ネットワーク装置の前記省電力機能が有効であるか無効であるかを判断させ、
前記省電力機能が有効である場合に前記通信装置から前記光ネットワーク装置へ伝送されるフレームを検出させ、
前記フレームに対する処理を前記フレーム代理処理テーブルに基づいて行わせ、
前記フレームを送信した前記通信装置へ処理結果を返送させる。
本発明は、フレーム代理処理装置によって、ユーザがサービスを利用していない時間に、フレームが省電力対象装置(光ネットワーク装置)に到着する数を減じることで、光ネットワーク装置の省電力化機能による省電力効果を高めることができる。また、本発明は、キープアライブパケットのような継続的に送信されるフレームをフレーム代理処理装置が代理処理することで、フレーム送信側から見るとフレーム受信側がスリープしていないように見えるため、通信装置の論理的接続を維持することができる。
従って、本発明は、ユーザが通信サービスを利用していない際の通信装置の省電力化機能による省電力効果を向上し、かつ、ユーザの利用に対する悪影響を抑制するフレーム代理処理装置、フレーム代理処理方法、及びフレーム代理処理プログラムを提供することができる。
例えば、本発明に係るフレーム代理処理装置の前記フレーム代理処理テーブルに記載された前記条件は、前記フレームに対する処理内容であり、前記フレーム代理処理制御部は、検出したフレームが前記フレーム代理処理テーブルに記載されている場合に前記条件の処理を行う。
また、本発明に係るフレーム代理処理装置の前記フレーム代理処理テーブルに記載された前記条件は、フレームの選定条件であり、前記フレーム代理処理制御部は、検出したフレームの中から前記条件に当てはまるフレームを保存し、前記フレームの内容の処理を行う。
本発明は、ユーザが通信サービスを利用していない際の通信装置の省電力化機能による省電力効果を向上し、かつ、ユーザの利用に対する悪影響を抑制するフレーム代理処理装置、フレーム代理処理方法、及びフレーム代理処理プログラムを提供することができる。
本発明に関連する光装置システムを説明する図である。 本発明に関連する光ネットワーク装置を説明する図である。 本発明に関連する光通信システムを説明する図である。 本発明に係るフレーム代理処理装置を説明する図である。 本発明に係るフレーム代理処理装置を含む光通信システムを説明する図である。 本発明に係るフレーム代理処理装置を含む光通信システムを説明する図である。 本発明に係るフレーム代理処理装置を含む光通信システムを説明する図である。 本発明に係るフレーム代理処理装置を説明する図である。 本発明に係るフレーム代理処理装置を説明する図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(関連技術)
図3は、本発明に関連する光通信システム300の構成を説明する図である。光通信システム300は、通信装置6、通信装置7、及び光ネットワーク装置100を備える。通信装置6は、フレーム処理装置であり、例えば、ブロードバンドルータである。通信装置7は、フレーム送信装置であり、例えば、PPPoE終端装置である。光ネットワーク装置100は、OLT1、ONU2及び光ファイバ伝送路3から構成される。
図3の光ネットワーク装置100は、1つのOLT1及び1つのONU2が、光ファイバ伝送路3を介して、ポイントツーポイントで接続されているが、図1のように、1つのOLT1及び複数のONU2が、光ファイバ伝送路3及び光スプリッタ10を介して、ポイントツーマルチポイントで接続されてもよい。
そして、光ネットワーク装置100は省電力機能を有している。省電力機能とは、スリープ機能であり、これをOLTが有している場合、ONUが有している場合、あるいは双方が有している場合がある。
図2は、光ネットワーク装置100の構成を説明する図である。OLT1は、トラヒックモニタ11、バッファ12、送受信部13、受信部14、送信部15、スリープ判断部16、及び上位側送受信部17を備える。
下りトラヒックは、上流側から、上位側送受信部17、トラヒックモニタ11、バッファ12、送信部15及び送受信部13を介して、ONU2に伝送される。上りトラヒックは、ONU2から、送受信部13、受信部14、バッファ12及び上位側送受信部17を介して、上流側に伝送される。
トラヒックモニタ11は、ONU2宛の下りトラヒックがあるかどうかを監視する。そして、下りトラヒックの統計量をスリープ判断部16に通知する。下りトラヒックの統計量は例えば、フレームの到着間隔や、到着フレーム数、到着フレームの優先度、到着フレームのサイズ、などが挙げられる。バッファ12は、スリープ判断部16からの後述のスリープ開始指令を受けて、下りトラヒックを出力することなく蓄積する。そして、スリープ判断部16からの後述のスリープ解除指令を受けて、蓄積している下りトラヒックを出力する。
スリープ判断部16は、下りトラヒックの統計量をトラヒックモニタ11から通知される。そして、下りトラヒックの統計量がスリープを開始する条件に合致している場合に、スリープ開始メッセージをバッファ12に出力する。スリープを開始する条件は例えば、優先度の高いフレームが一定時間到着していないことや、低優先度も含めてユーザデータが一定時間到着していないことや、到着フレーム数が一定数以下であることなどが挙げられる。
そして、下りトラヒックの統計量がスリープを停止する条件に合致している場合にスリープ解除メッセージをバッファ12に出力する。スリープを停止する条件は例えば、優先度の高いフレームが到着したことや、到着フレーム数が一定数以上であることや、スリープを開始してから一定時間の経過などが挙げられる。
また、スリープ判断部16は、スリープ開始からスリープ停止までの間にONU2から、ONU2が起床していることを通知された時に、スリープ解除メッセージをバッファ12に出力してもよい。
ONU2は、トラヒックモニタ21、バッファ22、送受信部23、送信部24、受信部25、スリープ指示部26、及びスリープメッセージ生成受取部27を備える。
下りトラヒックは、OLT1から、送受信部23及び受信部25を介して、下流側に伝送される。上りトラヒックは、下流側から、トラヒックモニタ21、バッファ22、送信部24及び送受信部23を介して、OLT1に伝送される。
トラヒックモニタ21は、起床すべき上りトラヒックがあるかどうかを監視する。そして、起床すべき上りトラヒックがあることをスリープ指示部26に通知する。バッファ22は、スリープ指示部26からの後述のスリープ開始指令を受けて、スリープ状態に移行する。そして、スリープ指示部26からの後述のスリープ解除指令を受けて、起床状態に移行する。
スリープ指示部26は、起床すべき上りトラヒックがあることをトラヒックモニタ21から通知される。そして、スリープ解除指令をバッファ22、スリープメッセージ生成受取部27及びスリープ可能な各ブロックに出力する。スリープ指示部26は、スリープ開始の旨をスリープメッセージ生成受取部27から通知される。そして、スリープ開始指令をバッファ22及びスリープ可能な各ブロックに出力する。スリープ指示部26は、起床すべき下りトラヒックありの旨をスリープメッセージ生成受取部27から通知される。そして、スリープ解除指令をバッファ22及びスリープ可能な各ブロックに出力する。
スリープメッセージ生成受取部27は、スリープ指示部26からのスリープ解除指令を受けて、ONU2の起床の旨のメッセージを生成して、送信部24に出力する。スリープメッセージ生成受取部27は、OLT1からのスリープ開始の旨のメッセージを受けて、スリープ開始の旨をスリープ指示部26に通知する。スリープメッセージ生成受取部27は、OLT1からの起床すべき下りトラヒックありの旨のメッセージを受けて、起床すべき下りトラヒックありの旨をスリープ指示部26に通知する。
ONU2は、スリープ状態に移行してから起床すべき上りトラヒックを受信することなくスリープ継続時間を経るたびに、スリープ状態から起床状態に移行し、起床すべき下りトラヒックがあるかどうかを確認する。そして、起床すべき下りトラヒックがないと確認したときには、起床状態からスリープ状態に再度移行する。しかし、起床すべき下りトラヒックがあると確認したときには、スリープ状態を終了させる。これをサイクリックスリープという。
また、運用によっては、スリープ状態においてパケットロスを許容し、観測可能な範囲で起床すべきトラフィックを監視し、起床すべきトラフィックを検知した際に起床状態に遷移するDeepSleepを使用する。
PPPoE終端装置である通信装置7は、キープアライブを実施するために、定期的にLCP Echo requestと呼ばれるパケットをブロードバンドルータである通信装置6に送信し、通信装置6はLCP Echo requestパケットを受信すると、LCP Echo Replyと呼ばれるパケットを通信装置7に送り返す。キープアライブは、例えば、通信相手から一定時間パケットを受信していない場合に、タイムアウトによって通信相手との接続が切断され、再度初期化の手順が必要になるという事態を防ぐために交換される。また、キープアライブは、例えば、定期的パケットを送信することで、通信経路中に障害が発生した際に、障害を早期に検知する目的で交換される。
通信装置7から送信されるキープアライブパケット(LCP Echo Request)を代理処理する例について説明する。光ネットワーク装置100の構成では、ONU2は、OLT1が最後にONU2宛てのフレームを受信してから1秒間のガードタイムを経過した後にスリープを開始する。また、OLT1はONU2がスリープ中の間にONU2宛てのフレームを受信すると、ONU2がフレームを受信可能になった際に、間欠起動動作を中止し、ONU2に該当のフレームを送信する。
また、ブロードバンドルータ(通信装置6)とPPPoE終端装置(通信装置7)との間にPPPoEのセッションが確立しており、通信装置7から通信装置6に対して10秒に一度LCP ECHO REQUESTパケットが送信されるとする。
このように、PPPoE終端装置からLCP Echo requestパケットが送信されるため、ONU2はOLT1にLCP Echo requestパケットが到着する度にスリープを中断し、ガードタイムを設定する。このため、ユーザが通信を利用していない間であってもスリープが中断され、ONU2は省電力機能による効果を十分に得ることができない。
(実施形態)
図5は、本実施形態の光通信システム301を説明する図である。光通信システム301は、図3の光通信システム300に、光ネットワーク装置100と通信装置7との間にフレーム代理処理装置9をさらに備える。フレーム代理処理装置9は、トラヒック非流通時に消費電力を低減する省電力機能を有する光ネットワーク装置100が、対向する通信装置(6,7)間のフレームを伝送する光通信システム301に配置されるフレーム代理処理装置である。
図4は、フレーム代理処理装置9の構成を説明する図である。フレーム代理処理装置9は、光通信システム301で伝送されるフレームに対する条件が記載されたフレーム代理処理テーブル94と、
光ネットワーク装置100の前記省電力機能が有効であるか無効であるかを判断し、前記省電力機能が有効である場合に通信装置7から光ネットワーク装置100へ伝送されるフレームを検出し、前記フレームに対する処理をフレーム代理処理テーブル94に基づいて行い、前記フレームを送信した通信装置7へ処理結果を返送するフレーム代理処理制御部95と、
を備えることを特徴とする。
フレーム代理処理装置9は、さらに、送受信部61、送受信部62及びバッファ92を備える。送受信部61は、光ネットワーク装置100が省電力機能を無効としているときに、光ネットワーク装置100から上りフレームを受信し、バッファ92へ引き渡し、バッファ92の下りフレームを光ネットワーク装置100へ送信する。送受信部62は、光ネットワーク装置100が省電力機能を無効としているときに、通信装置7から光ネットワーク装置100へ伝送される下りフレームをバッファ92へ取り込むとともに、バッファ92の上りフレームを通信装置7で送信する。送受信部62は、光ネットワーク装置100が省電力機能を有効としているときに、通信装置7から光ネットワーク装置100へ伝送される下りフレームをバッファ92へ取り込むとともに、当該フレームに対する処理をした処理結果を通信装置7へ返送する。バッファ92は、送受信部61で取り込まれたフレームを保管し、当該フレームをフレーム代理処理制御部95へ引き渡す。また、バッファ92は、フレーム代理処理制御部95でフレーム処理された処理結果を保管し、送受信部61へ引き渡す。
フレーム代理処理装置9は、光ネットワーク装置100の省電力機能が有効である期間中、フレーム代理処理テーブルに従って、PPPoE終端装置である通信装置7から送信されたECHO REQUESTパケットに対してブロードバンドルータである通信装置6の代理として処理を行う。更に、代理処理装置9は、当該期間中、ECHO REQUESTパケットをOLT1へ送信を行わない。
フレーム代理処理装置9が代理処理を行うためには、光ネットワーク装置の省電力機能が有効である期間を認知する必要がある。当該期間を認知する手法を以下に説明する。
例えば、OLT1が省電力機能を開始する際にフレーム代理処理装置9に省電力機能の開始を通知する。フレーム代理処理装置9は開始通知を受けることでOLT1がスリープに入ることを認知でき、代理処理を開始することができる。省電力機能を開始する装置と開始を通知する装置はそれぞれ、ONU2であってもよいし、通信装置6であってもよい。つまり、省電力機能を開始する装置と開始を通知する装置は、フレーム代理処理装置9の下流にある省電力機能を備えるその他の装置でよい。
一方、フレーム代理処理装置9は当該期間の終了も認知する必要がある。例えば、OLT1が省電力機能を終了する際にフレーム代理処理装置9に省電力機能の終了を通知する。フレーム代理処理装置9は終了通知を受けることでOLT1が起床したことを認知でき、代理処理を終了することができる。省電力機能を終了する装置と終了を通知する装置はそれぞれ、ONU2であってもよいし、通信装置6であってもよい。つまり、省電力機能を終了する装置と終了を通知する装置は、フレーム代理処理装置9の下流にある省電力機能を備えるその他の装置でよい。
他の例も説明する。
例えば、フレーム代理処理装置9はOLT1に省電力機能を開始させる省電力機能開始要求を送信してからフレーム代理処理を開始する。省電力機能を開始する装置とフレーム代理処理装置が開始を要求する装置はそれぞれ、ONU2であってもよいし、通信装置6であってもよい。つまり、省電力機能を開始する装置と省電力機能開始要求の送信先装置は、フレーム代理処理装置9の下流にある省電力機能を備えるその他の装置でよい。
また、例えば、フレーム代理処理装置9はOLT1に省電力機能を終了させる省電力機能終了要求を送信してからフレーム代理処理を終了する。省電力機能を終了する装置とフレーム代理処理装置が開始を要求する装置はそれぞれ、ONU2であってもよい。つまり、省電力機能を終了する装置と省電力機能終了要求の送信先装置は、フレーム代理処理装置9の下流にある省電力機能を備えるその他の装置でよい。
また、例えば、上述のような通知を契機とせずに、フレーム代理処理装置9は、光ネットワーク装置100の省電力機能が有効になる条件(例えば、トラヒックの統計量に基づくスリープ判断やスリープ時間)を把握しておき、トラフィック量とタイマで管理することで光ネットワーク装置100の省電力機能が有効である期間を判断してもよい。
フレーム代理処理テーブル94は、例えば、OLT1に向かうすべてのフレームに対して代理処理を行うための論理インターフェースが記載される。また、代行対象のフレームを識別するために、フレーム代理処理テーブル94は、全フレームが記載されてよいし、特定のMACアドレス、IPアドレス、プロトコル番号、ポート番号、ペイロードなどのようにフレーム内の事項が記載されてもよいし、フレームサイズや到着時間、到着間隔といった、フレームの統計情報が記載されてもよい。
例えば、フレーム代理処理テーブル94に、フレーム代理処理の内容として、OLT1に向かうすべてのフレームを破棄するように記載すれば、フレーム代理処理制御部95はOLT1の省電力機能が有効な期間にOLT1へフレームを送信しない。このため、OLT1は省電力機能を中断せず継続させることができ、より多くの消費電力を低減することができる。
また、例えば、フレーム代理処理テーブル94に、フレーム代理処理の内容としてPPPoEパケットに対する応答を返すように記載すれば、フレーム代理処理制御部95はOLT1の省電力機能を動作させている期間にOLT1へフレームを送信しないだけではなく、PPPoE終端装置である通信装置7のタイムアウトを防ぐことができる。
LCP Echo Requestパケットを識別するには、例えば、フレーム代理処理テーブル94には、Ethernet(登録商標)ヘッダ内のTypeフィールドが、PPPoEを示す8864であることを記載し、PPPヘッダのCodeフィールドがLCP Echo Requestを示す09であることを記載する。
例えば、LCP Echo Requestパケットに対する応答を返すためには、フレーム代理処理テーブル94に、LCP Echo Requestパケットに対する応答であるLCP Echo Replyパケットを識別できるように、PPPヘッダのCodeフィールドがLCP Echo Replyを示す10であることを記載し、該当するパケットをフレーム代理処理テーブル94に保存しておく。そして、フレーム代理処理制御部95は、受信したフレームがLCP Echo Requestパケットであることを判断した場合、フレーム代理処理テーブル94に保存されているEcho Replyパケットをフレーム送信元へ送信する。
ここで、フレーム代理処理制御部95は、フレーム代理処理テーブル94に保存されているパケットをそのまま送信してもよい。また、フレーム代理処理テーブル94に転記条件を記載しておくことで、フレーム代理処理制御部95は、LCP Echo RequestパケットにIDやシーケンス番号等の確認のための情報が記載されている場合に、LCP Echo Replyパケットの該当するフィールドに変更を加えてから送信することができる。
このように、光通信システム301は、タイムアウト直前まで光ネットワーク装置100の省電力機能を継続させることができるため、更なる消費電力の低減を実現できるだけではなく、代理処理によってタイムアウトを発生させないため、リンク切断といった通信への影響を抑制することができる。
(実施形態2)
図6は、光通信システム302の構成を説明する図である。光通信システム302は、PPPoE終端装置(通信装置7)に対してブロードバンドルータ(通信装置6)がLCP Echo Requestパケットを送信する逆向きのKeep−aliveに対応する。光通信システム302は、通信装置6と光ネットワーク装置100との間にフレーム代理処理装置9を備える。この構成により、逆向きのKeep−aliveであっても実施形態1で説明した省電力化と通信への影響抑制を実現できる。
(実施形態3)
図7は、光通信システム303の構成を説明する図である。光通信システム303は、通信装置7と光ネットワーク装置100との間及び通信装置6と光ネットワーク装置100との間の双方にフレーム代理処理装置9を備える。図5で説明した通常Keep−aliveと図6で説明した逆向きのKeep−aliveに対応する。
(実施形態4)
図8は、OLT1にフレーム代理処理装置9aを接続した構成を説明する図である。OLT1は、フレーム代理処理装置9aを接続するための送受信部18をさらに備える。バッファ12のフレームは、送受信部18を介してフレーム代理処理装置9aへ送信され、フレーム代理処理装置9aからの処理結果がバッファ12に入力される。フレーム代理処理装置9aは、OLT1と接続するだけなので、図4で説明した送受信部62を備えない。OLT1がスリープしていたとしても、フレーム代理処理装置9aは、バッファ12に到着する下りフレームを取得でき、実施形態1で説明した代理処理を行うことができる。従って、図8の構成でも実施形態1で説明した省電力化と通信への影響抑制を実現できる。
(実施形態5)
図9は、OLT1aの構成を説明する図である。OLT1aは、図8のフレーム代理処理装置9aの機能を内蔵する。このため、図9の構成では、図8で説明した送受信部18及び送受信部61を備えない。さらに、バッファ12が図8のバッファ92の機能を兼ねる。従って、図9の構成でも実施形態1で説明した省電力化と通信への影響抑制を実現できる。
(他の実施形態)
実施形態1〜5で説明したフレーム代理処理装置は、コンピュータに次のフレーム代理処理プログラムを読み込ませることで実現することができる。このプログラムは、トラヒック非流通時に消費電力を低減する省電力機能を有する光ネットワーク装置が対向する通信装置間のフレームを伝送する光通信システムに配置されるコンピュータに、
メモリ上のフレーム代理処理テーブルに前記光通信システムで伝送されるフレームに対する条件を記載させ、
前記光ネットワーク装置の前記省電力機能が有効であるか無効であるかを判断させ、
前記省電力機能が有効である場合に前記通信装置から前記光ネットワーク装置へ伝送されるフレームを検出させ、
前記フレームに対する処理を前記フレーム代理処理テーブルに基づいて行わせ、
前記フレームを送信した前記通信装置へ処理結果を返送させる
ためのフレーム代理処理プログラムである。
[付記]
以下は、本発明に係るフレーム代理処理装置を説明したものである。
第1構成:
光ネットワーク装置を介して、フレーム送信機器と、フレーム処理機器と、が接続されたネットワークにおいて、フレーム送信機器と光ネットワーク装置との間に接続され、1つ以上の前記フレーム処理機器の代理として、フレームを処理するフレーム代理処理装置であって、
前記フレーム処理機器と、前記光ネットワーク装置のうち1つ以上の装置はトラヒック非流通時に消費電力を低減する省電力機能を備え、
前記フレーム代理処理装置は、フレーム代理処理テーブルと、フレーム代理処理制御部と、フレーム送受信部を備え、
前記フレーム代理処理制御部は、前記省電力機能が動作している期間中にフレーム代理処理テーブルに従って代理処理を行い、
前記省電力機能の開始タイミングを基に前記代理処理の開始タイミングを決定し、フレーム代理処理の開始からフレーム代理処理の終了までフレーム処理機器にフレームを送信しないことを特徴とするフレーム代理処理装置。
第1構成は、フレーム処理装置の代理処理を行う装置である。
第2構成:
前記フレーム代理処理テーブルは、受信したフレームのマッチング条件と処理内容が記載され、条件に該当したフレームにのみ代理処理を行うことを特徴とする、上記第1構成に記載のフレーム代理処理装置。
第2構成は、代理処理の登録をパターンマッチングで行う方式であり、EtherTypeで識別でき、パターンが決まっているため、パターンに当てはまれば全く同じパケットを送信すればよいARP向けである。
第3構成:
前記代理処理装置は、代理処理テーブルが示す条件に該当するフレームを受信した際に当該フレームを保存し、保存したフレームの内容を処理し、フレーム送信を行うことを特徴とする上記第1構成に記載のフレーム代理処理装置。
第3構成は、代理処理の実現をスヌーピング&キャッシュで行う方式であり、シーケンス番号のついたPPPoE向けである。
本発明に係るフレーム代理処理装置は、OLT及びONUを備えるPONにおける低消費電力化技術として適用することができる。
1、1a、4:OLT
2、5:ONU
3:光ファイバ伝送路
6:通信装置(フレーム処理機器)
7:通信装置(フレーム送信機器)
9、9a:フレーム代理処理装置
10:光スプリッタ
11:トラヒックモニタ
12:バッファ
13:送受信部
14:受信部
15:送信部
16:スリープ判断部
17:上位送受信部
21:トラヒックモニタ
22:バッファ
23:送受信部
24:送信部
25:受信部
26:スリープ指示部
27:スリープメッセージ生成受取部
41:ロジック部
42:送受信部
43:SNI物理層部
50:フレーム代理処理装置用伝送路
51:ロジック部
52:送受信部
53:UNI物理層部
61:送受信部
62:送受信部
92:バッファ
94:フレーム代理処理テーブル
95:フレーム代理処理制御部
100:光ネットワーク装置
300〜303:光通信システム

Claims (5)

  1. 1つの光加入者線終端装置と1つあるいは複数の光ネットワーク終端装置とが光ファイバ伝送路で接続されており、少なくとも前記光加入者線終端装置と前記光ネットワーク終端装置のいずれか一方にトラヒック非流通時に消費電力を低減する省電力機能を有する光ネットワーク装置が、対向する通信装置間のフレームを伝送する光通信システムに配置されるフレーム代理処理装置であって、
    前記光通信システムで伝送されるフレームに対する条件が記載されたフレーム代理処理テーブルと、
    前記光ネットワーク装置の前記省電力機能が有効であるか無効であるかを判断し、前記省電力機能が有効である場合に前記通信装置から前記光ネットワーク装置へ伝送されるフレームを検出し、前記フレームに対する処理を前記フレーム代理処理テーブルに基づいて行い、前記フレームを送信した前記通信装置へ処理結果を返送するフレーム代理処理制御部と、
    を備え
    前記光加入者線終端装置と前記通信装置との通信経路及び前記光ネットワーク終端装置と前記通信装置との通信経路の少なくとも一方に配置されることを特徴とするフレーム代理処理装置。
  2. 前記フレーム代理処理テーブルに記載された前記条件は、前記フレームに対する処理内容であり、
    前記フレーム代理処理制御部は、検出したフレームが前記フレーム代理処理テーブルに記載されている場合に前記条件の処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のフレーム代理処理装置。
  3. 前記フレーム代理処理テーブルに記載された前記条件は、フレームの選定条件であり、
    前記フレーム代理処理制御部は、検出したフレームの中から前記条件に当てはまるフレームを保存し、前記フレームの内容の処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のフレーム代理処理装置。
  4. 1つの光加入者線終端装置と1つあるいは複数の光ネットワーク終端装置とが光ファイバ伝送路で接続されており、少なくとも前記光加入者線終端装置と前記光ネットワーク終端装置のいずれか一方にトラヒック非流通時に消費電力を低減する省電力機能を有する光ネットワーク装置が対向する通信装置間のフレームを伝送する光通信システムでのフレーム代理処理方法であって、
    フレーム代理処理テーブルに前記光通信システムで伝送されるフレームに対する条件を記載し、
    前記光ネットワーク装置の前記省電力機能が有効であるか無効であるかを判断し、
    前記省電力機能が有効である場合に前記通信装置から前記光ネットワーク装置へ伝送されるフレームを検出し、
    前記フレームに対する処理を前記フレーム代理処理テーブルに基づいて行い、
    前記フレームを送信した前記通信装置へ処理結果を返送する処理を
    前記光加入者線終端装置と前記通信装置との通信経路及び前記光ネットワーク終端装置と前記通信装置との通信経路の少なくとも一方で行うことを特徴とするフレーム代理処理方法。
  5. 1つの光加入者線終端装置と1つあるいは複数の光ネットワーク終端装置とが光ファイバ伝送路で接続されており、少なくとも前記光加入者線終端装置と前記光ネットワーク終端装置のいずれか一方にトラヒック非流通時に消費電力を低減する省電力機能を有する光ネットワーク装置が対向する通信装置間のフレームを伝送する光通信システムに配置されるフレーム代理処理装置に、
    フレーム代理処理テーブルに前記光通信システムで伝送されるフレームに対する条件を記載させ、
    前記光ネットワーク装置の前記省電力機能が有効であるか無効であるかを判断させ、
    前記省電力機能が有効である場合に前記通信装置から前記光ネットワーク装置へ伝送されるフレームを検出させ、
    前記フレームに対する処理を前記フレーム代理処理テーブルに基づいて行わせ、
    前記フレームを送信した前記通信装置へ処理結果を返送させる処理を
    前記光加入者線終端装置と前記通信装置との通信経路及び前記光ネットワーク終端装置と前記通信装置との通信経路の少なくとも一方で行わせるためのフレーム代理処理プログラム。
JP2014257105A 2014-12-19 2014-12-19 フレーム代理処理装置、フレーム代理処理方法、及びフレーム代理処理プログラム Expired - Fee Related JP6323912B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014257105A JP6323912B2 (ja) 2014-12-19 2014-12-19 フレーム代理処理装置、フレーム代理処理方法、及びフレーム代理処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014257105A JP6323912B2 (ja) 2014-12-19 2014-12-19 フレーム代理処理装置、フレーム代理処理方法、及びフレーム代理処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016119535A JP2016119535A (ja) 2016-06-30
JP6323912B2 true JP6323912B2 (ja) 2018-05-16

Family

ID=56243181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014257105A Expired - Fee Related JP6323912B2 (ja) 2014-12-19 2014-12-19 フレーム代理処理装置、フレーム代理処理方法、及びフレーム代理処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6323912B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021069113A1 (en) 2019-10-07 2021-04-15 British Telecommunications Public Limited Company Optical communications network and method for continuous service provision thereon

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014127862A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 代理処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016119535A (ja) 2016-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5185879B2 (ja) サービス連続性を維持しつつパッシブ光ネットワークにおける電力消費量を低減するための方法および装置
TWI434540B (zh) 具有省電特徵之乙太網路被動式光纖網路(epon)
US7230926B2 (en) Isolation technique for networks
TWI419530B (zh) 高能效乙太網方法和高能效乙太網物理層設備
KR100932908B1 (ko) 광 액세스 망에서 광망 종단 장치 및 광 회선 단말의 전력절감 방법
WO2010143258A1 (ja) Ponシステム、局側装置および加入者側装置
EP2689545A1 (en) Onu with wireless connectivity capability
JP2012142698A (ja) 局側装置、通信システムおよび通信制御方法
CN101237452A (zh) 双向转发检测报文的发送方法、系统和设备
JP5804566B2 (ja) スリープ制御方法、光通信システム、及び光ネットワーク終端装置
JP6323912B2 (ja) フレーム代理処理装置、フレーム代理処理方法、及びフレーム代理処理プログラム
JP2014138232A (ja) 通信システムおよび上位側通信装置並びに下位側通信装置
JP5724816B2 (ja) 省電力制御方法、通信システムおよび局側装置
JP2014127862A (ja) 代理処理装置
JP6028395B2 (ja) 省電力制御システム、親局装置及び省電力制御プログラム
JP5882886B2 (ja) ユーザ側光回線終端装置およびユーザ側光回線終端装置の消費電力制御方法
JP5504223B2 (ja) 光通信システム、光加入者線終端装置及び光通信方法
JP5904143B2 (ja) Ponシステムおよび局側装置
JP5893576B2 (ja) 局側装置および加入者側装置
JP6372345B2 (ja) 局側通信装置、受動型光ネットワークシステムおよび再登録処理方法
JP6296534B2 (ja) 通信装置の省電力制御方法及び通信装置
JP6066316B2 (ja) 通信装置および通信装置を用いた省電力化方法
KR100772191B1 (ko) 링크 관리 프로토콜을 확장한 상위 계층 연결성 검증시스템 및 방법
JP5978168B2 (ja) 加入者側装置及び加入者側装置の省電力制御方法
JP5729318B2 (ja) 宅側装置、通信システム、局側装置および通信制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170104

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6323912

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees