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JP5818755B2 - 焼却灰保管方法およびこれに用いる焼却灰保管容器 - Google Patents

焼却灰保管方法およびこれに用いる焼却灰保管容器 Download PDF

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Description

本発明は、震災や台風などの自然災害で倒壊したり、取り壊しを行った建物の瓦礫等を焼却した際に生じる重金属を含んだ焼却灰を保管するための焼却灰保管方法およびこれに用いる焼却灰保管容器に関する。
従来、水銀などの重金属を含む焼却灰(以下、重金属含有焼却灰とする)は、例えば、特許文献1に開示されているようなドラム缶に重金属含有焼却灰を入れて密閉することにより保管していた。
特開平8−254597号公報
しかし、特許文献1に記載の従来技術のように、ドラム缶に重金属含有焼却灰を保管する場合、ドラム缶が金属製で錆びやすいことから、長期間安定して保管することが困難である。また、ドラム缶が錆びにより破損すると、錆びにより破損した箇所から重金属含有焼却灰から生じる有害な重金属がドラム缶外部に漏れ出すおそれがある。
本願発明は以上の事情に鑑みてなされたものであり、重金属含有焼却灰を安全に安定して長期間保管することができる焼却灰保管方法およびこれに用いる焼却灰保管容器を提供することを目的とする。
本発明の焼却灰保管方法は、内部が空洞であり、少なくとも重金属を含んだ焼却灰を保管するための焼却灰保管容器を用いた焼却灰保管方法であって、前記焼却灰保管容器は、両端部に開口を有する筒状の胴部と、前記胴部の一端側の開口を密閉するように接合される底部と、前記胴部の他端側の開口を密閉可能な蓋部と、を備え、少なくとも前記胴部および前記底部がセラミックで成形され、前記焼却灰保管容器を、蓋部が取り付けられる側の開口が開口した状態で設置する工程と、前記蓋部が取り付けられる側の開口から前記焼却灰保管容器内に重金属を含んだ焼却灰を投入する工程と、前記焼却灰保管容器の蓋部が取り付けられる側の開口を前記蓋部により密封する工程と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の焼却灰保管方法は、前記焼却灰保管容器が、放射線を吸収可能な成分を含有した釉薬を前記胴部の内面に塗布して乾燥させることにより形成された、放射線を吸収可能な成分を含有する第一の釉薬層と、乾燥させた前記第一の釉薬層の表面に、放射線を吸収可能な成分を含有しない釉薬を塗布することにより形成された、放射線を吸収可能な成分を含有しない第二の釉薬層と、を有するのが好ましい。
また、本発明の焼却灰保管方法において、前記底部は、前記胴部の一端側の開口に挿入される挿入部と、該挿入部と連続して形成され、前記挿入部よりも外径が大きくなるように形成された鍔部とを有し、該鍔部を前記胴部の一端側の端面に当接させることにより、前記挿入部で胴部外部から前記胴部の一端側の開口を密閉する工程と、前記胴部の一端側の部位と前記底部との接触部分を密封手段により密封する工程と、を有するのが好ましい。
また、上記の本発明の焼却灰保管方法は、密封手段が放射線を吸収可能な成分を含有していることが好ましい。
あるいは、本発明の焼却灰保管方法は、前記胴部の一端側は内径側へ屈曲して屈曲部をなし、前記底部は、前記胴部の一端側の開口に挿入される挿入部と、該挿入部と連続して形成され、前記挿入部よりも外径が大きく、前記胴部の内径と同径または小径の鍔部とを有し、前記屈曲部に前記鍔部を胴部内側から係合して、前記挿入部により胴部内側から前記胴部の一端側の開口を密閉するのが好ましい。
また、本発明の焼却灰保管方法は、前記焼却灰保管容器が、コンクリート製の建物内に保管されるのが好ましい。
また、本発明の焼却灰保管方法は、前記蓋部が、前記胴部に対して着脱可能に密閉する接合手段により、前記胴部に取り付けられるのが好ましい。
また、本発明の焼却灰保管方法は、前記焼却灰保管容器の内部に重金属分解微生物を含むのが好ましい。
また、本発明の焼却灰保管方法は、前記焼却灰保管容器が放射線を吸収可能な成分を含んだ蓋部で密閉されているのが好ましい。
また、本発明の焼却灰保管方法は、放射線を吸収可能な成分が鉛またはタングステンであるのが好ましい。
本発明の焼却灰保管容器は、内部が空洞であり、少なくとも重金属を含んだ焼却灰を保管するための焼却灰保管容器であって、該焼却灰保管容器が、両端部に開口を有する筒状の胴部と、前記胴部の一端側の開口を密閉するように接合される底部と、前記胴部の他端側の開口を密閉可能な蓋部とを備え、少なくとも前記胴部および前記底部がセラミックで成形されていることを特徴とする。
また、本発明の焼却灰保管容器は、前記胴部の内面は、放射線を吸収可能な成分を含有し、前記胴部の内面に塗布して乾燥させた第一の釉薬層と、該乾燥させた前記第一の釉薬層の表面に塗布され、放射線を吸収可能な成分を含有しない第二の釉薬層とを有し、前記第一の釉薬層および第二の釉薬層を含む前記胴部の内面が焼成されているのが好ましい。
また、本発明の焼却灰保管容器は、前記底部は、前記胴部の一端側の開口に挿入される挿入部と、該挿入部と連続して形成され、前記挿入部よりも外径が大きくなるように形成された鍔部とを有し、前記鍔部が前記胴部の一端側の端面に当接し、前記挿入部で胴部外部から前記胴部の一端側の開口が密閉され、前記胴部の一端側の部位と前記底部との接触部分が密封手段により密封されているのが好ましい。
あるいは、本発明の焼却灰保管容器は、前記胴部の一端側は内径側へ屈曲して屈曲部をなし、前記底部は、前記胴部の一端側の開口に挿入される挿入部と、該挿入部と連続して形成され、前記挿入部よりも外径が大きく、前記胴部の内径と同径または小径の鍔部とを有し、前記屈曲部に前記鍔部が胴部内側から係合し、前記挿入部により胴部内側から前記胴部の一端側の開口が密閉されているのが好ましい。
また、本発明の焼却灰保管容器は、焼却灰保管容器の内部に焼却灰が収容されてなるのが好ましい。
また、本発明の焼却灰保管容器は、前記蓋部が、前記胴部に対して着脱可能に密閉する接合手段により、前記胴部に取り付けられるのが好ましい。
本発明の焼却灰保管容器および焼却灰保管方法によれば、少なくとも胴部と底部をセラミック製とした焼却灰保管容器の内部に重金属含有焼却灰を収容して、胴部の開口を底部および蓋部で密閉することにより、焼却灰保管容器の内部に重金属含有焼却灰を安全かつ安定して閉じ込めておくことができる。また、焼却灰保管容器の胴部と底部をセラミック製とするため、焼却灰保管容器は、ドラム缶のように錆の問題が生じることがなく、これにより、ドラム缶内に重金属含有焼却灰を保存する場合よりも長期間の保管が可能になる。さらに、本発明の焼却灰保管容器は、ドラム缶のように錆びにより破損するおそれがないため、錆びにより破損した箇所から重金属含有焼却灰から生じる重金属が焼却灰保管容器の外部へ漏れ出すこともない。
また、本発明にかかる焼却灰保管方法において、焼却灰保管容器の内部に重金属分解微生物を含ませるようにすると、重金属含有焼却灰中の重金属を焼却灰保管容器内で重金属分解微生物により分解できるため、焼却灰を焼却灰保管容器の内部に保管するだけにとどまらず、焼却灰中の重金属の分解も焼却灰保管容器の内部で行うことができる。
本発明にかかる焼却灰保管方法において、焼却灰保管容器を鉛製の蓋部で密封する場合、焼却灰中に万が一放射性物質が含まれていたとしても、この放射性物質の放射能が焼却灰保管容器の内部から外部へ漏れるのを確実に抑えることができる。
(a)は、本発明の焼却灰保管方法に使用する焼却灰保管容器を示す斜視図であり、(b)は(a)の胴部の内面の部分拡大部である。 図1(a)に示す焼却灰保管容器を用いて焼却灰の保管を行う方法を説明するためのもので、焼却灰保管容器の胴部の一端側の開口を底部で閉じる工程を説明する概略図である。 図1(a)に示す焼却灰保管容器を用いて焼却灰の保管を行う方法を説明するためのもので、胴部の一端側の開口を底部で密閉した状態を示す部分拡大断面図である。 図2(b)の円枠X部分の拡大図である。 図1に示す焼却灰保管容器を用いて焼却灰の保管を行う方法を説明するためのもので、図2に示す工程後、焼却灰保管容器の内部に焼却灰を収容する工程を説明する概略図である。 図1に示す焼却灰保管容器を用いて焼却灰の保管を行う方法を説明するためのもので、図3に示す工程後、焼却灰保管容器の他端側の開口を閉じる工程を説明する概略図である。 図1に示す焼却灰保管容器を用いて焼却灰の保管を行う方法を説明するためのもので、図4に示す工程後に密閉が完了した焼却灰保管容器を示す概略図である。 本発明の別の実施形態を示すもので、胴部の他端側の開口を蓋部で密閉した状態を示す部分拡大断面図である。 本発明の別の実施形態を示すもので、胴部の一端側の開口を底部で密閉した状態を示す部分拡大断面図である。
以下に、本発明の実施の形態について、図1(a)〜図7を参照して説明する。
図1に本発明の焼却灰保管方法に使用する焼却灰保管容器を示す。焼却灰保管容器1は、建物の瓦礫等を焼却した後に生じる少なくとも重金属を含む焼却灰(重金属含有焼却灰)を保管するためのもので、内部が空洞である。この焼却灰保管容器1は、両端部に開口2A、2Bを有する円筒状の胴部3が本体をなし、胴部3の一端側(図1の左側)の開口2Aは、後で詳述する底部4(図5参照)が接合されて密閉され、胴部3の他端側(図1の右側)の開口2Bは、後で詳述する蓋部5(図5参照)により密閉される。
焼却灰保管容器1の胴部3は、炭化ケイ素(SiC)やアルミナ(Al23)などのセラミック(陶磁器)で成形されており、成形方法としては、射出成形や押出し成形などの種々の成形方法を採用できる。
焼却灰保管容器1は、胴部3の軸方向の長さL1が0.8〜2.6m、胴部3の内部の空洞の最小幅L2が0.5〜1.0m、胴部3の厚みL3が10〜100mmである。本実施形態では、胴部3は円筒状であるため、胴部3の内部の空洞の最小幅L2は、焼却灰保管容器1の胴部3の内径寸法と等しく、この長さは、胴部3の軸方向の長さ(L1)の方向において一定である。
また、胴部3の内面には、図1(b)に示すように、放射線を吸収可能な成分である鉛を含有し、胴部3の内面に塗布して乾燥させた第一の釉薬層Y1と、乾燥させた第一の釉薬層Y1の表面に塗布された、放射線を吸収可能な成分を含有しない第二の釉薬層Y2とを有する。ここで、第一の釉薬層Y1は、釉薬基材に放射線を吸収可能な成分を含有させたものが使用され、第二の釉薬層Y2は、釉薬基材に放射線を吸収可能な成分を含有させないものが使用される。第一および第二の釉薬層Y1、Y2は、釉薬の主要構成部が焼成後にガラス化する釉薬基材を用いることができ、この釉薬基材としては最初からガラス化しているフリット(フリット釉)を用いてもよいし、焼成によってガラス化する生原料(生釉)を用いてもよい。生原料としては、たとえば、珪砂、アルミナ、粘土類、長石類、石灰類、ウォラストナイト、亜鉛華、ドロマイトなどを用いることができる。第一および第二の釉薬層Y1、Y2は、胴部3の内面は、釉薬の層Y1、Y2と共に胴部3の製造工程で焼かれる。このように、放射線を吸収可能な成分を含有する第一の釉薬層Y1を、放射線を吸収可能な成分を含有しない第二の釉薬層Y2と胴部3の内面との間に介在させて胴部3を焼くことにより、胴部3を焼く際の熱で放射線を吸収可能な成分が第一の釉薬層Y1から溶け出してしまうという事態が生じにくくなり、胴部3の内部、つまり焼却灰保管容器1の内部に放射線を吸収可能な成分を閉じ込めておくことができる。そのため、焼却灰保管容器1の内部に保管する重金属含有焼却灰中に放射性物質を含んでいたとしても、放射線が焼却灰保管容器1の外部に漏れ出るのを防止できる。なお、放射線を吸収可能な成分としては、本実施形態の鉛に限らず、タングステンなども使用でき、放射線を吸収可能な成分であり、釉薬に含有して塗布できるものであれば、特に限定されるものではない。
次に、焼却灰保管容器1を用いて重金属含有焼却灰を保管する方法について説明する。なお、ここでいう「重金属」は、カドミウムおよびその化合物、シアン化合物、水銀およびアルキル水銀その他の水銀化合物などを意味する。
まず、図2(a)に示すように、焼却灰保管容器1の一端側の端面に、底部4を矢印Aで示すように取り付け(接合し)て、焼却灰保管容器1の一端側の開口2Aを閉じる(ステップ1)。底部4は、その外径が、胴部3の内径とほぼ同径または胴部3の内径よりも小さい円柱状の挿入部4aと、挿入部4aよりも外径が大きく、胴部3の外径とほぼ同径の鍔部4bとを有する。また、図示は省略するが、挿入部4aの横断面は円形であり、鍔部4bの横断面も円形である。図2(a)および図2(b)に示すように、底部4を矢印Aで示すように胴部3外部から胴部3の一端側の開口2Aに挿入して、底部4の鍔部4bのうち、挿入部4aよりも径が大きい部分を胴部3の一端側の端面に当接させる。これにより、胴部3の一端側の開口2Aを密閉することができる。
底部4の挿入部4aの外径は、胴部3の内径と等しいか、胴部3の内径よりも小さくなるように構成している。また、底部4で胴部3の一端側の開口を確実に密閉できるように、底部4において胴部3に挿入される部位の外径を、胴部3の内径と同じか大きくすることもできる。また、底部4と胴部3との境界部分に密封手段としての接着剤層を介在させることにより、図2(b)の円枠X部分の拡大図である図2(c)に示すように、胴部3の一端側の部位と底部4(挿入部4a、鍔部4b)との接触部分を接着剤Adにより密封している。また、接着剤Adには、放射線を吸収する成分(例えば、鉛やタングステン)を含有させることができる。このようにすれば、焼却灰保管容器内に投入する重金属含有焼却灰が放射性物質を含んでいたとしても、放射性物質からの放射線が外部に漏れ出すのを確実に防止することができる。なお、密封手段は、本実施形態のような接着剤に限られず、胴部3と底部4を溶着する際に生じる溶着層などであってもよく、特に限定されることはない。
底部4の素材は、胴部3と同様にセラミックで成形している。そのため、底部4に錆などが生じることがなくなり、底部4をセラミック以外の素材にする場合よりも、重金属含有焼却灰を長期間焼却灰保管容器1の内部に保管することができ、焼却灰保管容器1の外部へ重金属含有焼却灰から生じる重金属が漏れ出すのを確実に防止できる。なお、底部4の胴部3への取り付け方法は特に限定されることがなく、ボルト締めや接着、融接あるいは金具などの別部材による固定など、任意の手段を採用することができる。例えば、挿入部4aよりも径が大きい部分を胴部3の一端側の端面との接着剤Adによる接触部分をボルトで固定するようにするのが好ましい。
次に、図3に示すように、胴部3の後述する蓋部5(図5参照)が取り付けられる側(他端側)の開口2Bを開口させた状態で、かつ底部4が地面Gに接触するようにして焼却灰保管容器1を地面Gに設置し、焼却灰保管容器1の胴部3の開口2Bから焼却灰保管容器1内に重金属含有焼却灰を矢印Bで示すように収容させる(ステップ2)。
次に、図4に示すように、焼却灰保管容器1の胴部3の開口2Bに円盤状の蓋部5を矢印Cで示すように取り付けて、焼却灰保管容器1の開口2Bを閉じ(ステップ3)、図5に示すように焼却灰保管容器1を完全に密閉する(ステップ4)。蓋部5は、焼却灰保管容器1の胴部3の開口2Bを確実に閉じることができるように、焼却灰保管容器1の胴部3の開口2B側の端面と形状および大きさが一致するようにしている。また、蓋部5の素材は特に限定されることはないが、焼却灰保管容器1の胴部6と同様にセラミックで成形すると、錆などが生じることがないため、蓋部5をセラミック以外の素材にする場合よりも、重金属含有焼却灰を長期間焼却灰保管容器1の内部に保管することができる。さらに、重金属含有焼却灰から生じる重金属が焼却灰保管容器1の外部へ漏れ出すのを防止するのに貢献する。なお、蓋部5の焼却灰保管容器1への取り付け方法は特に限定されることがなく、ボルト締めや接着、融接、あるいは金具などの別部材による固定など、任意の手段を採用することができる。
本発明の実施の形態によれば、少なくとも胴部3と底部4をセラミック製とした焼却灰保管容器1の内部に重金属含有焼却灰を収容させて焼却灰保管容器1を2つの部材(底部4、蓋部5)で密閉するため、焼却灰保管容器1の内部に重金属含有焼却灰を確実に閉じ込めておくことができ、焼却灰保管容器1の外部に重金属が漏れ出すことを防止することができる。また、焼却灰保管容器1の胴部3と底部4をセラミック製とするため、焼却灰保管容器1は、従来において重金属含有焼却灰の保管に使用していたドラム缶のように錆の問題が生じることがなく、ドラム缶内に重金属含有焼却灰を保存する場合よりも長期間の保管が可能になる。また、蓋部5を着脱可能に密閉する接合手段により容器を密閉した場合は、重金属含有焼却灰中の重金属が焼却灰保管容器1の外部に漏れ出すことを防止することができるとともに、将来、重金属を効率的に処理する方法が見つかった場合に、容易に焼却灰保管容器1中の焼却灰を移し変えることができる。なお、接合手段としては、たとえば、蓋部5に雄ネジを形成し、胴部3の内面に雌ネジを形成し、パッキンなどのシール部材を介して蓋部5と胴部3とを螺合するようにしてもよい。
以上の通り、本実施形態にかかる焼却灰保管容器1を用いた焼却灰保管方法によれば、重金属含有焼却灰を安全に安定して長期間確実に保管することができると共に、重金属含有焼却灰を処理する必要が生じるまで、安全に保管することができる。つまり、本実施形態にかかる焼却灰保管容器1を用いた焼却灰保管方法は、従来のようにドラム缶に重金属含有焼却灰を保管する方法にはない複数の優れた効果を奏する。
上記した本実施形態の焼却灰保管容器1は、焼却灰保管容器1の内部に収容する重金属含有焼却灰の重金属が外部へ漏れ出した時に備えて、コンクリートの建物内に保管されるのが好ましい。コンクリートは遮断性に優れているため、焼却灰保管容器1を保管するのに適している。
焼却灰保管容器1の内部には、重金属含有焼却灰と共に、重金属分解微生物を含ませることも可能である。この場合、焼却灰中の重金属を焼却灰保管容器1内で重金属分解微生物により分解できるため、重金属含有焼却灰を保管するだけにとどまらず、重金属含有焼却灰中の重金属の分解も行うことができる。そのため、重金属分解微生物により焼却灰保管容器1内の焼却灰中の重金属を分解した後に焼却灰を焼却灰保管容器1から取り出して焼却灰保管容器1を再利用することができる。重金属分解微生物としては、例えば、出芽酵母や微細緑藻などを利用することができる。また、焼却灰保管容器1の内部には、重金属分解微生物に代えて、あるいは重金属分解微生物と共に重金属分解酵素を収容することも可能である。
また、重金属含有焼却灰が放射性物質を含んでいる場合、焼却灰保管容器1の開口2A、2Bを閉じる底部4、蓋部5に放射線を吸収可能な成分(鉛、タングステンなど)を含ませるのが望ましい。その結果、重金属含有焼却灰中の放射性物質の放射能が焼却灰保管容器1の内部から外部へ漏れるのを、開口2A、2Bを閉じる部材(底部4、蓋部5)で確実に抑えることができる。
蓋部5で胴部3の開口2Bを密閉する構造は、図5に示す構造に限られず、例えば図6に示す構造にすることもできる。なお、この実施形態において、図1〜図5に示す部位と同じ部位、機能、形状を示す部位については、重複する説明を省略する。
図6に示すように、胴部3の他端側は、外径側へ屈曲する拡径部3bと、拡径部3bから胴部3が伸びる方向と同方向に伸びる円筒部3cとを含む形状をなしている。蓋部5は、その外径が、胴部3の内径とほぼ同径または小さい円柱状の差込み部5aと、差込み部5aよりも外径が大きく、胴部3の円筒部3cの内径よりも小さい径を有する蓋鍔5bとを有する。図示は省略するが、差込み部5a、蓋鍔5bの横断面は円形であり、蓋部5は、底部4と同様の形状を呈している。胴部3の外側から、蓋部5の差込み部5aを胴部3の開口2Bへ挿入し、胴部3の拡径部3bの上端面(図6中、上側の端面)に蓋鍔5bを胴部3の外側から係合させると共に、差込み部5aにより胴部3の外側から胴部3の他端側の開口2Bを密封する。なお、蓋部5を胴部3に取り付ける場合は、底部4と胴部3との取り付け時と同様に、放射線を吸収する成分を含有した接着剤を用いてもよい。
また、底部4で胴部3の開口2Aを密閉する構造は、図2(b)に示す構造に限られず、例えば図7に示す構造にすることもできる。なお、以下の説明では、図2(b)に示す部位と同じ部位、機能、形状を示す部位については、重複する説明を省略する。
図7に示すように、胴部3の一端側が内径側へ屈曲して屈曲部3aをなす。底部4は、その外径が、屈曲部3aの内径とほぼ同径または屈曲部3aの内径よりも小さい円柱状の挿入部4eと、挿入部4eよりも外径が大きく、胴部3の内径とほぼ同径または小さい径を有する鍔部4fとを有する。図示は省略するが、挿入部4eの横断面は円形であり、鍔部4fの横断面は円形である。胴部3の内側から、挿入部4eを胴部2Aの開口へ挿入し、胴部3の屈曲部3aの上端面(図6中、上側の端面)に鍔部4fを胴部3の内側から係合させると共に、挿入部4eにより胴部3の内側から胴部3の一端側の開口2Aを密封する。
このような構成の場合、胴部3の内部に重金属含有焼却灰を収容させた際に、底部4に重量がかかって、底部4が胴部3から外れようとしても、鍔部4fが胴部3の屈曲部3aに引っ掛かるため、胴部3から底部4が外れるのを確実に防止できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、ここで挙げた実施形態に限られるものではない。例えば、ここで挙げた実施形態では、焼却灰保管容器の胴部を円筒状としているが、焼却灰保管容器の胴部は円筒状に限られず、内部が空洞の直方体形状であってもよい。
1 焼却灰保管容器
2A 開口
2B 開口
3 胴部
3a 屈曲部
3b 拡径部
3c 円筒部
4 底部
4a、4e 挿入部
4b、4f 鍔部
5 蓋部
5a 差込み部
5b 蓋鍔
L1 胴部の軸方向長さ
L2 胴部の内部の空洞の最小幅
L3 胴部厚み
Ad 接着剤
Y1 第一の釉薬層
Y2 第二の釉薬層

Claims (12)

  1. 内部が空洞であり、少なくとも重金属を含んだ焼却灰を保管するための焼却灰保管容器を用いた焼却灰保管方法であって、前記焼却灰保管容器は、
    両端部に開口を有する筒状の胴部と、
    前記胴部の一端側の開口を密閉するように接合される底部と、前記胴部の他端側の開口を密閉可能な蓋部と、
    を備え、
    前記焼却灰は、放射性物質を含有し、
    放射線を吸収可能な成分を含有した釉薬を前記胴部の内面に塗布して乾燥させることにより形成された、放射線を吸収可能な成分を含有する第一の釉薬層と、
    乾燥させた前記第一の釉薬層の表面に、放射線を吸収可能な成分を含有しない釉薬を塗布することにより形成された、放射線を吸収可能な成分を含有しない第二の釉薬層と、
    を有し、
    少なくとも前記胴部および前記底部がセラミックで成形され、
    前記焼却灰保管容器を、蓋部が取り付けられる側の開口が開口した状態で設置する工程と、
    前記蓋部が取り付けられる側の開口から前記焼却灰保管容器内に重金属を含んだ焼却灰を投入する工程と、
    前記焼却灰保管容器の蓋部が取り付けられる側の開口を前記蓋部により密封する工程と、
    を備え
    前記底部は、前記胴部の一端側の開口に挿入される挿入部と、該挿入部と連続して形成され、前記挿入部よりも外径が大きくなるように形成された鍔部とを有し、
    該鍔部を前記胴部の一端側の端面に当接させることにより、前記挿入部で胴部外部から前記胴部の一端側の開口を密閉する工程と、
    前記胴部の一端側の部位と前記底部との接触部分を密封手段により密封する工程と、
    を有し、
    前記密封手段が放射線を吸収可能な成分を含有していることを特徴とする焼却灰保管方法。
  2. 内部が空洞であり、少なくとも重金属を含んだ焼却灰を保管するための焼却灰保管容器を用いた焼却灰保管方法であって、前記焼却灰保管容器は、
    両端部に開口を有する筒状の胴部と、
    前記胴部の一端側の開口を密閉するように接合される底部と、前記胴部の他端側の開口を密閉可能な蓋部と、
    を備え、
    前記焼却灰は、放射性物質を含有し、
    少なくとも前記胴部および前記底部がセラミックで成形され、
    前記焼却灰保管容器を、蓋部が取り付けられる側の開口が開口した状態で設置する工程と、
    前記蓋部が取り付けられる側の開口から前記焼却灰保管容器内に重金属を含んだ焼却灰を投入する工程と、
    前記焼却灰保管容器の蓋部が取り付けられる側の開口を前記蓋部により密封する工程と、
    を備え、
    前記焼却灰保管容器が、放射線を吸収可能な成分を含有した釉薬を前記胴部の内面に塗布して乾燥させることにより形成された、放射線を吸収可能な成分を含有する第一の釉薬層と、
    乾燥させた前記第一の釉薬層の表面に、放射線を吸収可能な成分を含有しない釉薬を塗布することにより形成された、放射線を吸収可能な成分を含有しない第二の釉薬層と、
    を有し、
    前記焼却灰保管容器が、コンクリート製の建物内に保管されることを特徴とする焼却灰保管方法。
  3. 前記蓋部が、前記胴部に対して着脱可能に密閉する接合手段により、前記胴部に取り付けられることを特徴とする請求項1または2記載の焼却灰保管方法。
  4. 内部が空洞であり、少なくとも重金属を含んだ焼却灰を保管するための焼却灰保管容器を用いた焼却灰保管方法であって、前記焼却灰保管容器は、
    両端部に開口を有する筒状の胴部と、
    前記胴部の一端側の開口を密閉するように接合される底部と、前記胴部の他端側の開口を密閉可能な蓋部と、
    を備え、
    前記焼却灰は、放射性物質を含有し、
    少なくとも前記胴部および前記底部がセラミックで成形され、
    前記焼却灰保管容器を、蓋部が取り付けられる側の開口が開口した状態で設置する工程と、
    前記蓋部が取り付けられる側の開口から前記焼却灰保管容器内に重金属を含んだ焼却灰を投入する工程と、
    前記焼却灰保管容器の蓋部が取り付けられる側の開口を前記蓋部により密封する工程と、
    を備え、
    前記焼却灰保管容器が、放射線を吸収可能な成分を含有した釉薬を前記胴部の内面に塗布して乾燥させることにより形成された、放射線を吸収可能な成分を含有する第一の釉薬層と、
    乾燥させた前記第一の釉薬層の表面に、放射線を吸収可能な成分を含有しない釉薬を塗布することにより形成された、放射線を吸収可能な成分を含有しない第二の釉薬層と、
    を有し、
    前記焼却灰保管容器の内部に重金属分解微生物を含むことを特徴とする焼却灰保管方法。
  5. 前記焼却灰保管容器は、放射線を吸収可能な成分を含んだ前記蓋部で密閉されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の焼却灰保管方法。
  6. 前記放射線を吸収可能な成分は鉛であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の焼却灰保管方法。
  7. 内部が空洞であり、少なくとも重金属を含んだ焼却灰を保管するための焼却灰保管容器を用いた焼却灰保管方法であって、前記焼却灰保管容器は、
    両端部に開口を有する筒状の胴部と、
    前記胴部の一端側の開口を密閉するように接合される底部と、前記胴部の他端側の開口を密閉可能な蓋部と、
    を備え、
    前記焼却灰は、放射性物質を含有し、
    少なくとも前記胴部および前記底部がセラミックで成形され、
    前記焼却灰保管容器を、蓋部が取り付けられる側の開口が開口した状態で設置する工程と、
    前記蓋部が取り付けられる側の開口から前記焼却灰保管容器内に重金属を含んだ焼却灰を投入する工程と、
    前記焼却灰保管容器の蓋部が取り付けられる側の開口を前記蓋部により密封する工程と、
    を備え、
    前記焼却灰保管容器が、放射線を吸収可能な成分を含有した釉薬を前記胴部の内面に塗布して乾燥させることにより形成された、放射線を吸収可能な成分を含有する第一の釉薬層と、
    乾燥させた前記第一の釉薬層の表面に、放射線を吸収可能な成分を含有しない釉薬を塗布することにより形成された、放射線を吸収可能な成分を含有しない第二の釉薬層と、
    を有し、
    前記放射線を吸収可能な成分はタングステンであることを特徴とする焼却灰保管方法。
  8. 内部が空洞であり、少なくとも重金属を含んだ焼却灰を保管するための焼却灰保管容器であって、該焼却灰保管容器が、
    両端部に開口を有する筒状の胴部と、
    前記胴部の一端側の開口を密閉するように接合される底部と、
    前記胴部の他端側の開口を密閉可能な蓋部とを備え、
    前記焼却灰は、放射性物質を含有し、
    前記胴部の内面は、
    放射線を吸収可能な成分を含有し、前記胴部の内面に塗布して乾燥させた第一の釉薬層と、
    該乾燥させた前記第一の釉薬層の表面に塗布され、放射線を吸収可能な成分を含有しない第二の釉薬層と
    を有し、前記第一の釉薬層および第二の釉薬層を含む前記胴部の内面が焼成されており、
    少なくとも前記胴部および前記底部がセラミックで成形されていることを特徴とする焼却灰保管容器。
  9. 前記底部は、前記胴部の一端側の開口に挿入される挿入部と、該挿入部と連続して形成され、前記挿入部よりも外径が大きくなるように形成された鍔部とを有し、
    前記鍔部が前記胴部の一端側の端面に当接し、前記挿入部で胴部外部から前記胴部の一端側の開口が密閉され、前記胴部の一端側の部位と前記底部との接触部分が密封手段により密封されていることを特徴とする請求項記載の焼却灰保管容器。
  10. 前記胴部の一端側は内径側へ屈曲して屈曲部をなし、
    前記底部は、前記胴部の一端側の開口に挿入される挿入部と、該挿入部と連続して形成され、前記挿入部よりも外径が大きく、前記胴部の内径と同径または小径の鍔部とを有し、
    前記屈曲部に前記鍔部が胴部内側から係合し、前記挿入部により胴部内側から前記胴部の一端側の開口が密閉されていることを特徴とする請求項記載の焼却灰保管容器。
  11. 前記焼却灰保管容器の内部に焼却灰が収容されてなる請求項8〜10のいずれか1項に記載の焼却灰保管容器。
  12. 前記蓋部が、前記胴部に対して着脱可能に密閉する接合手段により、前記胴部に取り付けられることを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載の焼却灰保管容器。
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