JP5796777B2 - 内燃機関の排ガス浄化装置及び尿素の堆積検出方法 - Google Patents
内燃機関の排ガス浄化装置及び尿素の堆積検出方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5796777B2 JP5796777B2 JP2011271436A JP2011271436A JP5796777B2 JP 5796777 B2 JP5796777 B2 JP 5796777B2 JP 2011271436 A JP2011271436 A JP 2011271436A JP 2011271436 A JP2011271436 A JP 2011271436A JP 5796777 B2 JP5796777 B2 JP 5796777B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- urea
- temperature
- urea water
- gas passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Description
このような排ガス浄化装置では、尿素水を排ガス中に供給するのが一般的であり、尿素水インジェクタなどを用いて排ガス中に尿素水を噴射する。尿素水インジェクタから排ガス中に噴射された霧状の尿素水は排ガスの熱により加水分解し、その結果生成されるアンモニアが還元触媒に供給される。こうして還元触媒に供給されたアンモニアと排ガス中のNOxとの間の脱硝反応が還元触媒によって促進されることによりNOxが還元されて排ガスが浄化される。
また、排ガス通路内の壁面に付着した尿素水の大部分は、重力で壁面を流下して排ガス通路内の下端部に滞留する。その後、尿素水の水分が排ガスの熱で蒸発することにより液状尿素となり、そのまま温度が下がると固体尿素となって排ガス通路内の下端部に堆積する。そして、固体尿素が排ガス等により加熱されて熱分解する事で、シアヌル酸、ビュレット、メラニンなど尿素由来の固形物となる。したがって、排ガス通路内に滞留している液状の尿素水、当該尿素水の水分が蒸発して形成された固体尿素及び尿素由来の固形物(以下、排ガス通路内に滞留している液状の尿素水、排ガス通路内に堆積している固体尿素、尿素由来の固形物をまとめて尿素由来堆積物という。)は、排ガス通路の下端部に堆積(以下、本明細書で使用する堆積とは、尿素水が滞留する意味も含むものとする。)する。これにより、本来NOxの還元に必要とされるアンモニアの量が不足し、排ガス浄化率が低下してしまうという問題が生じる。
また、特許文献1に記載の浄化装置では、尿素由来堆積物の堆積量の推定値を取得することはできるが、実測値ではないため、推定値が実際の堆積量と大きく異なる場合があるという問題点があった。
前記尿素水の供給位置と前記還元触媒との間の前記排ガス通路内に配置され、且つ前記排ガス通路内に供給された尿素水により生成される固形の尿素固形物及び前記排ガス通路内に供給された尿素水のうち少なくとも一方が堆積する堆積部の温度を計測する第1温度センサと、
前記尿素水の供給位置と前記還元触媒との間の前記排ガス通路内に、前記内燃機関からの距離が、前記第1温度センサが配置された距離と同じ距離に配置され、且つ前記排ガス通路内に供給された尿素水により生成される固形の尿素固形物及び前記排ガス通路内に供給された尿素水が堆積しない非堆積部の温度を計測する第2温度センサと、
前記第1温度センサにより計測された第1温度と、第2温度センサにより計測された第2温度との比較結果に基づいて、尿素水又は前記尿素固形物の堆積の有無を判定する堆積判定手段と、を備えることを特徴とする。
また、尿素由来堆積物の有無の判定は、第1温度と第2温度とを比較するだけなので、短時間で行うことができる。これにより、尿素由来堆積物の堆積を早期に検出することができる。
また前記排ガス通路は、屈曲部を介して前記還元触媒を収容するケーシングに接続されており、前記第1温度センサおよび前記第2温度センサは、前記屈曲部に配置されていてもよい。
また、内燃機関を停止した後、排ガス通路内に液状の尿素由来堆積物がそのまま残置される場合がある。このとき、第1温度センサは液状の尿素由来堆積物に覆われた状態となる。その後、排ガス通路本体が十分に冷却される前、即ち液状の尿素由来堆積物が熱い状態のときに、内燃機関を再始動すると、液状の尿素由来堆積物は熱く、冷態運転状態の排ガス温度は低いため、第1温度T1は、第2温度T2よりも高い状態となる。かかる場合の第1温度T1と第2温度T2との差分(T1−T2)は所定閾値以上となる。
このように、第1温度と第2温度との差分の絶対値が所定閾値以上か否かで尿素由来堆積物の有無を判定するため、判定結果を短時間で取得することができる。
また、排ガスは、排ガス通路内を通過することにより次第に冷やされるため、排ガス通路の下流側端部を流れる排ガスは、排ガス通路の上流側端部を流れる排ガスと比べて低い温度となる。即ち、内燃機関から離れるにしたがって排ガスの温度は低くなるため、第1温度センサ及び第2温度センサをそれぞれ内燃機関から異なる距離に配置すると、排ガスの温度が異なる場合がある。しかしながら、本発明では、第1温度センサ及び第2温度センサを、内燃機関から同じ距離の排ガス通路内に、即ち同一の軸直交断面上に設けているため、第1温度センサ及び第2温度センサによる計測結果はほぼ同一となる。そして、尿素由来堆積物が第1温度センサを覆うように堆積した場合にのみ、第1温度と第2温度との値が異なることとなる。したがって、第1温度と第2温度とを比較することにより、尿素由来堆積物の堆積の有無を正確に検出することができる。
前記第1温度センサは、前記凹部内に設けられていてもよい。
前記尿素水の供給位置と前記還元触媒との間の前記排ガス通路内で、且つ前記排ガス通路内に供給された尿素水により生成される固形の尿素固形物及び前記排ガス通路内に供給された尿素水のうち少なくとも一方が堆積する堆積部の第1温度と、
前記内燃機関からの距離が、前記第1温度センサが配置された距離と同じ距離であり、
前記尿素水の供給位置と前記還元触媒との間の前記排ガス通路内で、且つ前記排ガス通路内に供給された尿素水により生成される固形の尿素固形物及び前記排ガス通路内に供給された尿素水が堆積しない非堆積部の第2温度と、の比較結果に基づいて、尿素水又は前記尿素固形物の堆積の有無を判定することを特徴とする。
また、尿素由来堆積物の有無の判定は、第1温度と第2温度とを比較するだけなので、短時間で行うことができる。これにより、尿素由来堆積物の堆積を早期に検出することができる
図1及び図2に示すように、ディーゼルエンジン(以下、エンジン1という)の排ガス浄化装置2は、前段酸化触媒4と、パティキュレートフィルタ(以下フィルタ6という)と、SCR(SelectiveCatalyst Reduction)触媒8と、後段酸化触媒10と、を備えている。
Control Unit)12によって電子制御されており、かかる噴射時期及び噴射量にてシリンダ毎に設けられた燃料噴射弁3から燃焼室5内に燃料が噴射される。ECU12は、図示しないCPU、ROM及びRAMから構成されるマイクロコンピューターを備えている。また、ECU12は、エンジン1の運転条件や運転者の要求に応じてエンジン1の運転状態を制御する。
尿素水供給用ポンプ25は、尿素水の供給量を調整可能な可変機構を有している。尿素水供給用ポンプ25の可変機構は、尿素水制御部22により制御される。
尿素水供給用ポンプ25から供給された尿素水は、尿素水インジェクタ24を介して排ガス中に噴射される。
具体的には、DPF直下温度センサ28により計測された排ガスの温度が、例えば、200℃未満の場合には、尿素水供給用ポンプ25を停止し、排ガスの温度が200℃以上の場合に尿素水供給用ポンプ25を稼働させる。一般的に、排ガスの温度が200℃未満の場合、噴射した尿素水の分解反応が進み難く、アンモニアスリップが生じる場合がある。したがって、尿素水制御部22は、DPF直下温度センサ28により計測された排ガスの温度が200℃以上の場合、尿素水供給用ポンプ25を稼働させて尿素水を噴射する。
連通路32の上流側端部は、上流側ケーシング14の下流側側壁に設けられた流出部14aに接続されている。一方、連通路32の下流側端部は、下流側ケーシング18の上流側側壁に設けられた流入部18aに接続されている。そして、連通路32には、このような接続を可能とするために、第1屈曲部32a及び当該第1屈曲部32aより下流側の第2屈曲部32bの2つの屈曲部を有している。
そこで、本実施形態では、図3に示すように、連通路32の内側壁面の下端(即ち尿素由来堆積物30が堆積する堆積部33)に第1温度センサ36を配置し、連通路32の内側壁面の上端(即ち尿素由来堆積物30が堆積しない非堆積部35)に第2温度センサ38を配置した。
なお、第1温度センサ36を、図4に示すように、連通路32の内側壁面の下端部に形成された凹部39内に配置してもよい。尿素由来堆積物30の多くは凹部39内に堆積するため、第1温度センサ36を凹部39内に配置することにより、確実に尿素由来堆積物30が堆積したことを検出することができる。
そこで、第1温度センサ36及び第2温度センサ38を、エンジン1から同じ距離の連通路32内に配置した。具体的には、第1温度センサ36の真上に第2温度センサ38を配置した。
一方、連通路32の下端部に尿素由来堆積物30が堆積すると、尿素由来堆積物30が第1温度センサ36を覆った状態となる。かかる場合に、第1温度T1は、排ガスに直接触れている第2温度T2よりも低くなるため、予め設定された所定閾値以上の明確な温度差が生じる。本発明は、この温度差を検出することにより、尿素由来堆積物30の堆積を検知するものである。
また、尿素水の供給を停止すると尿素水の供給による排ガスの温度低下が無くなるため、排ガスの温度が上昇する。このため、尿素由来堆積物30が少量である場合や排ガスの温度が350℃(即ち尿素固形物の昇華温度)程度の場合に、尿素水の供給を停止すると、DPFを通過した後の高温の排ガスがそのままの温度で連通管32内を通過することにより、尿素由来堆積物30が直ちにガス化してアンモニアに転化する。したがって、尿素水の供給を停止することにより、直ちに尿素由来堆積物30を除去することができる場合がある。
しかしながら、尿素水の供給を停止しても、エンジン1の低負荷状態が続いて、排ガスの温度が尿素水を蒸発させることが可能な蒸発温度(約150℃)よりも低い場合には、尿素由来堆積物30を除去できない。
なお、尿素水の供給を停止している間は、EGRへの再還流率を高めたり、エンジン1の出力を強制的に低下させたりして、排ガス通路16及び連通路32を流れる排ガスの流量を減少させてNOxの排出量を低減する。
尿素水の供給を停止した後、尿素水制御部22は、尿素水の供給を停止した旨を堆積判定部40に出力する。
そして、堆積判定部40は、2回目の判定において、尿素由来堆積物30が堆積していると判定した場合、その旨をタイマー27に出力する。
尿素水の供給を停止した状態を維持すると、排ガスによって尿素由来堆積物30が徐々に温められて、ガス化してアンモニアに転化する場合がある。かかる場合には、尿素由来堆積物30を除去することができる。
しかしながら、尿素水の供給を停止した後、エンジン1の低負荷状態が続く場合等には、尿素由来堆積物30を除去できないときがある。
そして、堆積判定部40は、3回目の判定において、尿素由来堆積物30が堆積していると判定した場合、その旨を排ガス昇温制御部42に出力する。
排ガス昇温制御部42は、燃料噴射装置(図示しない)を制御して燃料を燃料噴射弁3へ供給し、当該燃料噴射弁3から燃焼室5内にポスト噴射する。このポスト噴射により、HC(炭化水素)を排ガス中に増加させてエンジン1から排ガスとともに排ガス通路16に供給する。排ガス中のHCは、前段酸化触媒4において酸化反応して排ガス自体の温度が上昇し、その下流側に存在するフィルタ6の温度を上昇させる。フィルタ6の温度が上昇してPMが燃焼可能な温度、例えば600℃を越えると、フィルタ6に捕集されたPMはその熱により燃焼し、これによりフィルタ6は再生する。
PMが燃焼しているフィルタ6を通過した高温(>350℃)の排ガスは連通路32を通過してSCR触媒8に達する。このとき、連通路32内に堆積している尿素由来堆積物30は、排ガスの温度によってガス化してアンモニアに転化する。したがって、ポスト噴射により、排ガス通路16内の尿素由来堆積物30を確実に除去することができる。
図5に示すように、エンジン1が稼働して排ガスの温度が、尿素水を加水分解可能な温度以上になったら、尿素水を連通路32内の排ガス中に供給する(ステップS2)。
堆積判定部40は、ステップS6において、差分ΔTの絶対値が10℃未満の場合に、排ガス通路16内に尿素由来堆積物30は堆積していないと判定し、再びステップS4を実施する。
一方、堆積判定部40は、ステップS6において、差分ΔTの絶対値が10℃以上の場合に、排ガス通路16内に尿素由来堆積物30が堆積していると判定し、尿素由来堆積物30が堆積している旨を尿素水制御部22に出力する。このように、温度の差分ΔTの絶対値に基づいて尿素水由来堆積物30の堆積の有無を判定するため、尿素由来堆積物30の堆積を早期に、且つ正確に検出することができる。
続いて、堆積判定部40は、第1温度T1と第2温度T2との差分ΔTの絶対値を算出し、差分ΔTの絶対値が10℃以上か否かを判定する(ステップS16)。
堆積判定部40は、ステップS16において、差分ΔTの絶対値が10℃未満の場合に、尿素由来堆積物30は堆積していないと判定し、再びステップS2を実施する。
一方、堆積判定部40は、ステップS16において、差分ΔTの絶対値が10℃以上の場合に、排ガス通路16内に尿素由来堆積物30が堆積していると判定する。
堆積判定部40が、尿素由来堆積物30が堆積していると判定した場合、タイマー37が経過時間tの計測を開始する(ステップS18)。
続いて、堆積判定部40は、第1温度T1と第2温度T2との差分ΔTの絶対値を算出し、差分ΔTの絶対値が10℃以上か否かを判定する(ステップS24)。
堆積判定部40は、ステップS24において、差分ΔTの絶対値が10℃未満の場合に、尿素由来堆積物30は堆積していないと判定し、再びステップS2を実施する。
一方、堆積判定部40は、ステップS24において、差分ΔTの絶対値が10℃以上の場合に、排ガス通路16内に尿素由来堆積物30が堆積していると判定する。
堆積判定部40は、尿素由来堆積物30が堆積していると判定した場合、その旨を排ガス昇温制御部42に出力する。
PMが燃焼しているフィルタ6を通過した高温(>350℃)の排ガスは連通路32を通過してSCR触媒8に達する。このとき、連通路32内に堆積している尿素由来堆積物30はガス化してアンモニアに転化する。これにより、排ガス通路16内の尿素由来堆積物30を除去することができる(ステップS28)。
そして、差分ΔTの絶対値が10℃以上の場合に、尿素由来堆積物30が連通路32の内側壁面に堆積していると判定するため、尿素由来堆積物30の堆積の有無を早期に、且つ正確に検出することができる。
2 排ガス浄化装置
3 燃料噴射弁
4 前段酸化触媒
5 燃焼室
6 フィルタ
7 ターボチャージャ
7a タービン
7b コンプレッサ
8 SCR触媒
9 排気マニホールド
10 後段酸化触媒
11 吸気マニホールド
12 ECU
13 EGR弁
14 上流側ケーシング
15 EGR通路
16 排ガス通路
18 下流側ケーシング
20 噴射装置
22 尿素水制御部
24 尿素水インジェクタ
25 尿素水供給用ポンプ
26 尿素水タンク
27 タイマー
28 DPF直下温度センサ
30 尿素由来堆積物
32 連通路
32a 第1屈曲部
32b 第2屈曲部
33 堆積部
34 テールパイプ
35 非堆積部
36 第1温度センサ
38 第2温度センサ
39 凹部
40 堆積判定部
42 排ガス昇温制御部
44 NOx濃度センサ
Claims (9)
- 内燃機関の排ガス通路に設けられ、排ガスに含まれるNOxを還元する還元触媒と、前記還元触媒よりも上流側の前記排ガス通路内に尿素水を供給する尿素水供給手段と、を備えた内燃機関の排ガス浄化装置であって、
前記尿素水の供給位置と前記還元触媒との間の前記排ガス通路内に配置され、且つ前記排ガス通路内に供給された尿素水により生成される固形の尿素固形物及び前記排ガス通路内に供給された尿素水のうち少なくとも一方が堆積する堆積部の温度を計測する第1温度センサと、
前記尿素水の供給位置と前記還元触媒との間の前記排ガス通路内に、前記内燃機関からの距離が、前記第1温度センサが配置された距離と同じ距離に配置され、且つ前記排ガス通路内に供給された尿素水により生成される固形の尿素固形物及び前記排ガス通路内に供給された尿素水が堆積しない非堆積部の温度を計測する第2温度センサと、
前記第1温度センサにより計測された第1温度と、第2温度センサにより計測された第2温度との比較結果に基づいて、尿素水又は前記尿素固形物の堆積の有無を判定する堆積判定手段と、を備えることを特徴とする内燃機関の排ガス浄化装置。 - 前記排ガス通路は、屈曲部を介して前記還元触媒を収容するケーシングに接続されており、
前記第1温度センサおよび前記第2温度センサは、前記屈曲部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排ガス浄化装置。 - 前記堆積判定手段は、第1温度と第2温度との差分の絶対値が所定閾値以上の場合に、尿素水及び前記尿素固形物のうち少なくとも一方が前記排ガス通路内に堆積していると判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の排ガス浄化装置。
- 前記第1温度センサは、前記排ガス通路の軸直交断面の下端部に設けられ、前記第2温度センサは、前記第1温度センサよりも上側の前記軸直交断面に設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の内燃機関の排ガス浄化装置。
- 前記第2温度センサは、前記排ガス通路の前記軸直交断面の上端部に設けられることを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の排ガス浄化装置。
- 前記排ガス通路の前記下端部の内周には、凹部が形成されており、
前記第1温度センサは、前記凹部内に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の排ガス浄化装置。 - 前記堆積判定手段により尿素水及び前記尿素固形物のうち少なくとも一方が堆積していると判定されたときに、前記尿素水供給手段を制御して前記尿素水の供給量を調整する尿素水制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜6のうち何れか一項に記載の内燃機関の排ガス浄化装置。
- 前記堆積判定手段により尿素水及び前記尿素固形物のうち少なくとも一方が堆積していると判定されたときに、前記排ガス通路内を通過する排ガスを目標温度以上に昇温させる排ガス昇温手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜7のうち何れか一項に記載の内燃機関の排ガス浄化装置。
- 内燃機関の排ガス通路に設けられ、排ガスに含まれるNOxを還元する還元触媒と、前記還元触媒よりも上流側の前記排ガス通路内に尿素水を供給する尿素水供給手段と、を備えた排ガス浄化装置の前記排ガス通路内に供給された尿素水により生成される固形の尿素固形物及び前記排ガス通路内に供給された尿素水のうち少なくとも一方の堆積を検出する尿素の堆積検出方法であって、
前記尿素水の供給位置と前記還元触媒との間の前記排ガス通路内で、且つ前記排ガス通路内に供給された尿素水により生成される固形の尿素固形物及び前記排ガス通路内に供給された尿素水のうち少なくとも一方が堆積する堆積部の第1温度と、
前記内燃機関からの距離が、前記第1温度センサが配置された距離と同じ距離であり、前記尿素水の供給位置と前記還元触媒との間の前記排ガス通路内で、且つ前記排ガス通路内に供給された尿素水により生成される固形の尿素固形物及び前記排ガス通路内に供給された尿素水が堆積しない非堆積部の第2温度と、の比較結果に基づいて、尿素水又は前記尿素固形物の堆積の有無を判定することを特徴とする尿素の堆積検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011271436A JP5796777B2 (ja) | 2011-12-12 | 2011-12-12 | 内燃機関の排ガス浄化装置及び尿素の堆積検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011271436A JP5796777B2 (ja) | 2011-12-12 | 2011-12-12 | 内燃機関の排ガス浄化装置及び尿素の堆積検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013122218A JP2013122218A (ja) | 2013-06-20 |
JP5796777B2 true JP5796777B2 (ja) | 2015-10-21 |
Family
ID=48774311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011271436A Expired - Fee Related JP5796777B2 (ja) | 2011-12-12 | 2011-12-12 | 内燃機関の排ガス浄化装置及び尿素の堆積検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5796777B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE540842C2 (en) | 2017-03-31 | 2018-11-27 | Scania Cv Ab | Method and system for control of at least one of a dosage device and an engine |
DE102017111252A1 (de) | 2017-05-23 | 2018-11-29 | Man Truck & Bus Ag | Verfahren zur Echtzeit-Detektion von Ablagerungen bei Verbrennungsmotoren mit AGN-Systemen |
DE102017111232B4 (de) | 2017-05-23 | 2024-08-01 | Man Truck & Bus Se | Verfahren zur Echtzeit-Detektion von Ablagerungen bei Verbrennungsmotoren mit AGN-Systemen |
SE541802C2 (en) * | 2018-04-24 | 2019-12-17 | Scania Cv Ab | Method and system for determination of and for reduction of a risk for formation of solid deposits |
DE102019210055A1 (de) * | 2019-07-09 | 2021-01-14 | Robert Bosch Gmbh | Vorrichtung und Verfahren zum Verdampfen eines Reduktionsmittels |
JP7238808B2 (ja) * | 2020-01-20 | 2023-03-14 | いすゞ自動車株式会社 | 尿素scrシステム |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4091013B2 (ja) * | 2004-03-25 | 2008-05-28 | 日産ディーゼル工業株式会社 | エンジンの排気浄化装置 |
JP4152902B2 (ja) * | 2004-02-02 | 2008-09-17 | 日産ディーゼル工業株式会社 | エンジンの排気浄化装置 |
JP2009097436A (ja) * | 2007-10-17 | 2009-05-07 | Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp | 内燃機関の排気浄化装置 |
JP4986973B2 (ja) * | 2008-10-23 | 2012-07-25 | 三菱ふそうトラック・バス株式会社 | 排気浄化装置 |
JP2010112230A (ja) * | 2008-11-05 | 2010-05-20 | Denso Corp | 排気浄化装置 |
-
2011
- 2011-12-12 JP JP2011271436A patent/JP5796777B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013122218A (ja) | 2013-06-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5796777B2 (ja) | 内燃機関の排ガス浄化装置及び尿素の堆積検出方法 | |
US9943806B2 (en) | Exhaust gas purification system | |
CN104769244B (zh) | 内燃机的排气净化装置 | |
JP4986973B2 (ja) | 排気浄化装置 | |
JP5723453B2 (ja) | 自動車等の乗り物の排気ライン内の尿素付着物を検出するための方法、尿素付着物を脱離するための方法、およびその種の方法に適合された自動車等の乗り物 | |
JP6087580B2 (ja) | 内燃機関の排気浄化装置およびその排気浄化方法 | |
JP4978635B2 (ja) | 排気浄化システムの制御装置 | |
JP4986915B2 (ja) | 排気浄化装置 | |
EP2559876B1 (en) | Exhaust gas purification device, and control method for exhaust gas purification device | |
US10844768B2 (en) | Abnormality determination device | |
US11047282B2 (en) | Exhaust gas purification device | |
JP6344259B2 (ja) | 尿素添加制御装置、学習装置 | |
JP5874968B2 (ja) | 内燃機関の排ガス浄化装置 | |
EP2682579B1 (en) | Exhaust emission control system for internal combustion engine, and control method for exhaust emission control system | |
JP5720119B2 (ja) | 内燃機関の排気ガス浄化装置 | |
JP5854323B2 (ja) | 内燃機関の排ガス浄化装置 | |
JP6512535B2 (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
JP2011106313A (ja) | エンジンの排気浄化装置 | |
JP7314830B2 (ja) | 排気浄化システム | |
CN105051338A (zh) | 排气净化系统及排气净化系统的控制方法 | |
EP3056701B1 (en) | Exhaust purification system | |
JP2014206123A (ja) | 排ガス後処理装置における還元剤のガス転換率判定方法 | |
CN109563754B (zh) | 内燃机的尿素来源堆积物的除去装置以及除去方法 | |
JP6492637B2 (ja) | 車両の排気浄化装置 | |
JP2016173037A (ja) | 排出ガス浄化システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140724 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150424 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150515 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150707 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150724 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150806 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5796777 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |