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JP5703591B2 - 投射光学系及び画像投射装置 - Google Patents

投射光学系及び画像投射装置 Download PDF

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JP5703591B2 JP2010114662A JP2010114662A JP5703591B2 JP 5703591 B2 JP5703591 B2 JP 5703591B2 JP 2010114662 A JP2010114662 A JP 2010114662A JP 2010114662 A JP2010114662 A JP 2010114662A JP 5703591 B2 JP5703591 B2 JP 5703591B2
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Description

本発明は、投射光学系及び画像投射装置に関する。
画像投射装置として広く知られた液晶プロジェクタは、近来、液晶パネルの高解像化、光源ランプの高効率化に伴う明るさの改善、低価格化等が進んでいる。又、DMD(Digital Micro−mirror Device)等を利用した小型軽量な画像投射装置が普及し、オフィスや学校のみならず家庭においても広く画像投射装置が利用されつつある。特に、フロントタイプのプロジェクタは携帯性が向上し、数人規模の小会議にも使われている。
超短焦点のプロジェクタは、プレゼンテーションのとき等に発表者の影が映りこまないという利点がある。一方、投射距離が光学系の全長よりも短くなった場合、被投射面から離れたところに設置して使用することができず、被投射面に埋め込まなければならないという欠点がある。
従来の投射光学系、及びそれを備えた画像投射装置に関し、例えば、特許文献1には、第1光学系と第2光学系の間に折り返しミラーを配置する構成が開示されている。特許文献1に開示された投射光学系、及びそれを備えた画像投射装置では、条件によっては、折り返しミラーによって反射された光線が第1光学系に遮られる問題や、第2光学系によって反射された光線が折り返しミラーに遮られる問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、光線が遮られる問題を解決でき、かつ、被投射面に埋め込まずに投射することを可能とする投射光学系、及び前記投射光学系を備えた画像投射装置を提供することを課題とする。
本投射光学系は、画像を被投射面に投射する投射光学系であって、前記画像側から前記被投射面側に向って、屈折光学系を少なくとも一つ含んだ光学系であり全体として正のパワーを有する第1光学系、折り返しミラー、パワーを有する反射面を少なくとも一つ含んだ光学系であり全体として正のパワーを有する第2光学系が配置され、前記折り返しミラーは、前記第1光学系から前記第2光学系に至る光路を折り曲げ、
前記被投射面に対して垂直な線上における、前記被投射面から前記第2光学系において光線を反射している領域内で前記被投射面から最も遠い位置までの距離を投射距離とし、前記被投射面に投射された画像の水平方向のサイズを投射サイズとしたときに、前記投射サイズに対する前記投射距離の比が0.226であり、
前記第1光学系の光軸と前記被投射面の法線とを含む平面上において下記(1)〜(3)の条件式を満たすことを特徴とする。
(1)0.43≦d
(2)0.43≦d
(3)0.7≦d/d≦2.0

Figure 0005703591
f:前記第1光学系の焦点距離
:前記折り返しミラーの外端部のうち、前記第1光学系と近い方の外端部に最も近い位置で反射した光線と、前記第1光学系の中で最も前記光線との距離の近い面と光軸の交わる点との、前記光線の法線方向での距離を前記第1光学系の焦点距離fで割った値
:前記第2光学系で反射した光線の中で、前記折り返しミラーの外端部のうち、前記第1光学系から遠い方の外端部に最も近い光線と、前記第1光学系から遠い方の外端部との、光軸の法線方向での距離を前記第1光学系の焦点距離fで割った値
:前記第1光学系の最も前記折り返しミラーに近い面と、前記折り返しミラーの外端部のうち、前記第1光学系と近い方の外端部との光軸方向の距離
θ:前記折り返しミラーの外端部のうち、前記第1光学系と近い方の外端部に最も近い位置で反射される、前記第1光学系の中で最も前記折り返しミラーと近い面から出射された光線の、光軸方向に対する出射角度
θ:前記折り返しミラーの光軸の法線方向に対する角度
θ:前記折り返しミラーの外端部のうち、前記第1光学系と近い方の外端部と、前記第1光学系の最も前記折り返しミラーに近い面と光軸の交わる点とを結んだ線の光軸方向に対する角度
である。
開示の技術によれば、光線が遮られる問題を解決でき、かつ、被投射面に埋め込まずに投射することを可能とする投射光学系、及び前記投射光学系を備えた画像投射装置を提供できる。
第1の実施の形態に係る投射光学系を例示する光路図である。 図1の一部を拡大して例示する光路図である。 比較例1に係る投射光学系を例示する光路図である。 比較例2に係る投射光学系を例示する光路図である。 パラメータについて説明するための図(その1)である。 図1の投射光学系においてDが負の値である場合を例示する光路図である。 図6の一部を拡大して例示する光路図である。 パラメータについて説明するための図(その2)である。 図1の投射光学系においてDが負の値である場合を例示する光路図である。 図9の一部を拡大して例示する光路図である。 について説明するための図である。 の決定方法について説明するための光路図(その1)である。 の決定方法について説明するための光路図(その2)である。 実施例1における最終的なスクリーン上での解像性能を例示する図である。 実施例2における最終的なスクリーン上での解像性能を例示する図である。 実施例3に係る投射光学系を例示する光路図である。 第2の実施の形態に係る画像投射装置を例示する模式図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
〈第1の実施の形態〉
図1は、第1の実施の形態に係る投射光学系を例示する光路図である。図2は、図1の一部を拡大して例示する光路図である。図1及び図2における座標系は、スクリーンの長軸方向をX、短軸方向をZ、スクリーンの法線方向をYとしている。図1及び図2を参照するに、投射光学系10は、第1光学系11と、折り返しミラー12と、第2光学系13とを有する。なお、80は画像形成素子(以降、画像形成素子80とする)を、90はスクリーンを示している(以降、スクリーン90とする)。
投射光学系10において、第1光学系11は、屈折光学系(レンズ)を少なくとも一つ含んだ共軸系の光学系であり、全体として正のパワーを有する。折り返しミラー12は、第1光学系11から第2光学系13へ進む光の光路を変換するミラーである。第2光学系13は、パワーを有する反射面を少なくとも一つ含んだ光学系であり、全体として正のパワーを有する。なお、本実施の形態において、第1光学系11は、11枚のレンズから構成されているが、これに限定されることはない。
例えば液晶パネル等のライトバルブである画像形成素子80から出射した光束は、投射光学系10の第1光学系11に入射し、第1光学系11を通過した後に折り返しミラー12で折り返され、その後第2光学系13で反射されてスクリーン90に投射される。画像形成素子80により形成された画像は、第1光学系11及び第2光学系13の光路上に中間像として結像され、スクリーン90上には、この中間像を更に拡大した画像が投射結像される。
光軸に近い光線は折り返しミラー12と第2光学系13の間で中間像を形成し、光軸から遠い光線は第1光学系11と折り返しミラー12の間で中間像を形成する。折り返しミラー12で光路を折り返すことにより、投射距離が光学系の全長よりも短い光学系であっても、投射方向を光学系の奥行き方向から高さ方向へ変えることができるため、スクリーン90に埋め込むことなく投射することができる。このことは、図1における第1光学系11の向きと、後述の図4における第1光学系11の向きとを比較すれば明らかである。
又、投射距離を短くできるため、狭い会議室等でも使用することができる。更に別の効果として、従来のプロジェクタのように、発表者がプロジェクタの投射画像の間に入ることで投射画像に影が生じるという問題を軽減できる。又、第1光学系11を構成する一部のレンズに非球面レンズを用いることにより設計の自由度が高くなり、スクリーン90上での結像性能が上がる。又、第2光学系13の正のパワーを持つ反射ミラーがアナモフィックな多項式自由曲面形状であれば、それぞれの像高に対する反射領域ごとに、反射面の曲面形状を調整することができ、収差補正性能を向上できる。
なお、『アナモフィックな多項式自由曲面』とは、投射画像を基準として上下方向をY方向、左右方向をX方向、曲面のデプスをZ方向、『X2、Y2、X2Y、Y3、X2Y2等』を係数として、下記式(数2)で表される形状である。
Figure 0005703591
但し、第1の実施の形態では、第2光学系13として凹面状の反射面を採用しているが、フレネル反射鏡やホログラム反射鏡等の集光パワーを有する反射光学素子であれば凹面状の反射面には限定されない。
ここで、比較例を用いて第1の実施の形態に係る投射光学系10の奏する効果について補足説明をする。図3は、比較例1に係る投射光学系を例示する光路図である。図4は、比較例2に係る投射光学系を例示する光路図である。図3及び図4における座標系は、スクリーンの長軸方向をX、短軸方向をY、スクリーンの法線方向をZとしている。図3及び図4を参照するに、比較例1に係る投射光学系10A及び比較例2に係る投射光学系10Bは、折り返しミラー12を設けていない点を除いて、第1の実施の形態に係る投射光学系10と同様の構成である。
図3に示す投射光学系10Aは、投射光学系10と同様に投射距離を短くできるが、投射距離を更に短くしようとすると、図4に示す投射光学系10Bのように、投射距離が光学系の全長よりも短くなる。投射光学系10Bでは、画像形成素子80及び第1光学系11の一部がスクリーン90よりも紙面右側に配置されていることからわかるように、投射光学系10Bの一部をスクリーン90に埋め込んで使用することになり、使い勝手が悪い。
第1の実施の形態に係る投射光学系10のように、第1光学系11と第2光学系13との間に折り返しミラー12を設けることにより、このような問題を回避できる。
ところで、投射光学系10のように折り返しミラー12を設ける構成にすると、折り返しミラー12の位置によっては、『折り返しミラー12で反射した光線が、第1光学系11に遮られる。』という問題や、『第2光学系13によって反射された光線が、折り返しミラー12に遮られる。』という問題が発生する場合がある。そこで、このような問題を防ぐために、折り返しミラー12の位置を適切に決定する必要がある。
すなわち、以下に説明するd及びdを含むパラメータを適切に決定する必要がある。d及びdを含むパラメータは、折り返し構成の可否、性能の維持等を考慮し、レンズデータに基づいて適切な値に決定する必要がある。
図5を参照しながら、d及びdを含むパラメータを適切に決定する方法について説明する。図5は、パラメータについて説明するための図(その1)であり、図1の第1光学系11近傍を拡大して示している。図5における座標系は、スクリーンの長軸方向をX、短軸方向をZ、スクリーンの法線方向をYとしている。図5の91及び92は、光線の角度を説明するための補助線であり(以降、補助線91及び92とする)、補助線91及び92は夫々第1光学系11の光軸に垂直及び平行な線である。
図5において、Dは、折り返しミラー12の外端部12a及び12bのうち、第1光学系11と近い方の外端部12aに最も近い位置で反射した光線95と、第1光学系11の中で最も光線95との距離の近い面と光軸の交わる点96との、光線95の法線方向での距離を示している。又、Dは、第2光学系13で反射した光線の中で、折り返しミラー12の外端部12a及び12bのうち、第1光学系11から遠い方の外端部12bに最も近い光線97と、第1光学系11から遠い方の外端部12bとの、光軸の法線方向での距離を示している。
ここで、距離D及びDを第1光学系11の焦点距離fで割った値を、それぞれd及びdとすると(つまり、d=D/f、d=D/fとすると)、dは以下の式(数3)で求められる。
Figure 0005703591
但し、式(数3)において、l:第1光学系11の最も折り返しミラー12に近い面と、折り返しミラー12の外端部12a及び12bのうち、第1光学系11と近い方の外端部12aとの光軸方向の距離、f:第1光学系11の焦点距離、θ:折り返しミラー12の外端部12a及び12bのうち、第1光学系11と近い方の外端部12aに最も近い位置で反射される、第1光学系11の中で最も折り返しミラー12と近い面から出射された光線の、補助線92(光軸方向)に対する出射角度、θ:折り返しミラー12の補助線91(光軸の法線方向)に対する角度、θ:折り返しミラー12の外端部12a及び12bのうち、第1光学系11と近い方の外端部12aと、第1光学系11の最も折り返しミラー12に近い面と光軸の交わる点96とを結んだ線の補助線92(光軸方向)に対する角度、である。
始めに、dの決定方法について説明する。図6は、図1の投射光学系においてDが負の値である場合を例示する光路図である。図7は、図6の一部を拡大して例示する光路図である。図6及び図7における座標系は、スクリーンの長軸方向をX、短軸方向をZ、スクリーンの法線方向をYとしている。図6及び図7を参照するに、折り返しミラー12で反射した光線が第1光学系11にぶつかっている。Dが正の値であれば、折り返しミラー12で反射した光線が第1光学系11にぶつかることはない。
従って、0<Dとすれば良いが、投射光学系における各構成部品の実際の組み付けを考慮すると0<Dでは不十分であり、10mm≦Dであることが望ましい。例えば、後述する実施例1の表1のようにf=23.5mmであれば、D=10mmの場合、d=D/fよりd=0.43と算出される。よって、0.43≦dであることが望ましい。
但し、dで規定する条件だけでは不十分な場合がある。すなわち、重要なのはレンズの面形状と、折り返しミラー12を反射した後の光線とレンズとの位置関係であり、例えば、非球面による面形状の変化が大きい場合には、dに関する条件は満たしているが光線とレンズとの間隔が近くなりすぎている場合が考えられる。このような場合には、dに変えてdで規定する方が望ましい。以下、dについて説明する。
図8は、パラメータについて説明するための図(その2)である。図8における座標系は、スクリーンの長軸方向をX、短軸方向をZ、スクリーンの法線方向をYとしている。図8において、θは、折り返しミラー12の外端部12a及び12bのうち、第1光学系11と近い方の外端部12aと、第1光学系11の最も折り返しミラー12に近い面で、外端部12aと前記面の1点を結ぶことで前記面の接線となる線99の補助線92(光軸方向)に対する角度、Dは、折り返しミラー12の外端部12a及び12bのうち、第1光学系11と近い方の外端部12aに最も近い位置で反射した光線95と、前記面の1点との光線95の法線方向での距離を示している。
図8に示すように、第1光学系11の最も折り返しミラー12に近い部分において、非球面による面形状の変化が大きい場合には(すなわち、d<dの場合には)、投射光学系における各構成部品の実際の組み付けを考慮すると、10mm≦Dであることが望ましい。
ここで、距離Dを第1光学系11の焦点距離fで割った値をdとすると(つまり、d=D/fとすると)、dは以下の式(数4)で求められる。
Figure 0005703591
例えば、後述する実施例1の表1のようにf=23.5mmであれば、D=10mmの場合、d=D/fよりd=0.43と算出される。よって、0.43≦dであることが望ましい。なお、必ずd<dとなるから、0.43≦dを満たしていれば0.43≦dも満たす。すなわち、非球面による面形状の変化が大きい場合には(すなわち、d<dの場合には)、dに変えてdで規定する必要があり、0.43≦dであることが望ましい。
次いで、dの決定方法について説明する。図9は、図1の投射光学系においてDが負の値である場合を例示する光路図である。図10は、図9の一部を拡大して例示する光路図である。図9及び図10における座標系は、スクリーンの長軸方向をX、短軸方向をZ、スクリーンの法線方向をYとしている。図9及び図10を参照するに、折り返しミラー12の有効径φは第1光学系11から折り返しミラー12に入射する光線の広がり具合によって決定される。図9及び図10の例では、第2光学系13から反射した光線が折り返しミラー12にぶつかっている。加えて、第2光学系13が第1光学系11と折り返しミラー12の間に入っている。これらを避けるために、Dを適切に選択する必要がある。
具体的には、0<Dとすれば良いが、投射光学系における各構成部品の実際の組み付けを考慮すると0<Dでは不十分であり、10mm≦Dであることが望ましい。例えば、後述する実施例1の表1のようにf=23.5mmであれば、D=10mmの場合、d=D/fよりd=0.43と算出される。よって、0.43≦dであることが望ましい。
以上の説明のように、d、dは、折り返し構成の可否、性能の維持等を考慮し、レンズデータに基づいて適切な値に決定する必要があり、0.43≦d、かつ、0.43≦dであることが望ましい。しかしながら、d及びdの何れの値も上限は図11に示すlによって決まり、更にd及びdの一方を大きくすると他方は小さくなるという関係がある。従って、d及びdは、上限の値も決める必要がある。なお、図11は、lについて説明するための図であり、図1の第1光学系11及び第2光学系13近傍を拡大し、折り返しミラー12を削除して光路を直線状にした状態を示している。
図5及び図11を参照するに、l:折り返しミラー12の外端部12a及び12bのうち、第1光学系11と遠い方の外端部12bに最も近い位置で反射する光線98の、第1光学系11の最も折り返しミラー12に近い面から第2光学系13までの長さ、である。
例えば、後述する実施例1の表1のようにf=23.5mmであれば、前述のようにd=0.43と算出されるが、このときd=0.85となる。この値がdの上限である。同様に、d=0.43と算出されたときはd=0.66となる。この値がdの上限である。以上より、0.7≦d/d≦2.0であることが望ましいと考えられる。なお、lを長くすることで、d及びdの選択の自由度は高くなる。
更に、lを適切に決定することが望ましい。lを適切に決定することにより、投射光学系を実用的なサイズにでき、かつ、十分な性能を確保できる。
以下、lの決定方法について説明する。図12は、lの決定方法について説明するための光路図(その1)である。図13は、lの決定方法について説明するための光路図(その2)である。図12及び図13における座標系は、スクリーンの長軸方向をX、短軸方向をY、スクリーンの法線方向をZとしている。なお、ここでは簡単のため、折り返しミラー12を有さない図3の光学系を用いて考える。
図12に示すように、第2光学系13が第2光学系23の位置に変更されたとする。すなわち、投射距離及び投射サイズを固定にしたままlを小さくしたとする。これにより、光路は図12の実線から点線のように変化する。これは、例えば、第2光学系13及び第2光学系23の正のパワーを持つ反射ミラーがアナモフィックな多項式自由曲面形状であれば、第2光学系23は第2光学系13よりも自由曲面形状の反射ミラーの使用範囲が狭くなるためである。自由曲面形状の反射ミラーは、それぞれの像高に対する反射領域ごとに、反射面の曲面形状を調整することにより、諸収差補正を可能としている。よって、自由曲面形状の反射ミラーの使用範囲が狭くなるということは、それだけ収差補正が難しくなり、性能が劣化することを意味する。
次に自由曲面形状の反射ミラーの使用範囲が狭くなることによる性能劣化を避けることを考える。すなわち、図13に示すように、第2光学系23に代えて自由曲面形状の反射ミラーの使用範囲が広い第2光学系33を用いる。図13に示す光路からわかるように、第1光学系11を通過後の光線角度がきつくなっている。これは第1光学系11に後述の実施例1の場合よりも大きなパワーを持たせているということであり、諸収差の増大を招くため、この場合も性能が劣化する。
このように、lを短くすると性能が劣化するため、lに下限を設ける必要がある。発明者らが検討した結果、各パラメータが後述する実施例1の表1の値であれば、十分な性能が確保できることが確認された。すなわち、6.3≦l/fである。一方、lを大きくすると、投射光学系のサイズは当然大きくなり、性能劣化の原因にもなる。従って、lに上限を設けることが望ましい。発明者らが検討した結果、l/f≦9.0であれば、投射光学系は実用的なサイズであり、かつ、十分な性能が確保できることが確認された。以上より、6.3≦l/f≦9.0であることが望ましい。
なお、折り返しミラーの角度θを大きくすることで折り返し構成はとりやすくなる反面、投射光学系のサイズは大きくなる。投射光学系のサイズの観点から45°≦θ≦60°であることが望ましい。
このように、第1の実施の形態に係る投射光学系によれば、第1光学系と第2光学系の間に折り返しミラーを配置することにより、投射距離が光学系の全長よりも短くなった場合でも、投射方向を光学系の奥行き方向から高さ方向へ変えることができ、プロジェクタ等の画像投射装置をスクリーンに埋め込むことなく使用できる。
又、第1の実施の形態に係る投射光学系のパラメータであるd及びdを、『0.43≦d、0.43≦d、0.7≦d/d≦2.0』を満たす値に決定することにより、折り返しミラーによって反射された光線が第1光学系に遮られる問題や、第2光学系によって反射された光線が折り返しミラーに遮られる問題を回避できる。なお、d<dである場合は、dを、『0.43≦d』を満たす値に決定することにより、これらの問題を回避できる。
又、第1の実施の形態に係る投射光学系のパラメータであるlを、『6.3≦l/f≦9.0』を満たす値に決定することにより、投射光学系を実用的なサイズにでき、かつ、十分な光学系の性能を確保できる。
又、折り返しミラーの角度θを、『0、45°≦θ≦60°』を満たす値に決定することにより、投射光学系を実用的なサイズにでき、かつ、性能を大きく落とすことなく折り返し構成がとりやすくなる。言い換えると、折り返しミラーによって反射された光線が第1光学系に遮られる問題や、第2光学系によって反射された光線が折り返しミラーに遮られる問題を回避できる位置に折り返しミラーを配置する自由度が高くなる。
又、スクリーン上の各位置に結像する光束は、第2光学系において像高ごとに局所的な反射領域に対応する。よって、第2光学系面形状を自由曲面とし、それぞれの像高に対する反射領域ごとに、反射面の曲面形状を調整することにより、最も効果的に諸収差補正が可能となり性能向上を図れる。
又、第1光学系が非球面形状の屈折面を有することにより、第1光学系の設計自由度が向上し、より高性能な投射光学系を実現できる。
又、折り返しミラーを平面ミラーにすることで、非球面形状や自由曲面形状を用いたときに比べ、コストを抑えられる。
又、第1光学系を共軸にすることで、組みつけが容易となる。
続いて、実施例を示す。
[実施例1]
実施例1では、d=0.49、d=0.77とした。その他のパラメータを表1に示す。表1においてl、l、及びfの単位は「mm」であり、θ、θ、及びθの単位は「度」である。
Figure 0005703591
上記d及びdの値、並びに表1の値より、d/d=1.6、l/f=6.3、θ=45°であり、何れも第1の実施の形態で示した『0.43≦d、0.43≦d、0.7≦d/d≦2.0、6.3≦l/f≦9.0、45°≦θ≦60°』の条件を満たしている。
表2に実施例1の諸元を示す。
Figure 0005703591
表2において、面番号は、物体側より順にレンズの各面に付した番号である。すなわち、画像形成素子80の一方の面(第1光学系11から遠い方の面)が0面、他方の面が1面、第1光学系11の各面が画像形成素子80に近い方から3面〜24面、折り返しミラー12が25面、第2光学系13が26面、スクリーン90が27面である。曲率半径は、面番号を付された面の曲率半径である。面間隔は、面番号を付された面とその次の面との軸上面間隔である。屈折率は、付された面番号とその次の面番号とで表された面からなる各レンズの屈折率である。分散はアッベ数として表し、屈折率と共にd線での値である。シフトは、シフト偏心量、チルトはチルト偏心量である。曲率半径、面間隔及びシフト偏心量の単位は「mm」、チルト偏心量の単位は「度」である。又、シフト及びチルトの符号については、Y軸方向における正の方向のシフトが+の符号を有し、X軸まわりにおける左回転のチルトが+の符号を有する。以下の各実施例においても同様である。
4、5、20、21、22、23面に用いられている非球面は回転対称非球面であるが、非対称の非球面でも良い。回転対称非球面は周知のとおり、Zを光軸方向のデプス、cを近軸曲率半径、rを光軸からの光軸直交方向の距離、kを円錐係数、A、B、C、・・・等を高次の非球面係数とすると、『Z=c・r/[1+√{1−(1+k)c}]+Ar+Br+Cr・・・』という非球面式となり、k、A、B、C・・・の値を与えて形状を特定する。以下の各実施例においても同様である。
表3に実施例1の非球面の係数を与える。
Figure 0005703591
表4に実施例1の多項式自由曲面の係数を与える。多項式自由曲面の係数は前述の式(数2)に対応している。
Figure 0005703591
図14は、実施例1における最終的なスクリーン上での解像性能を例示する図である。図14は、画像形成素子80として対角0.54インチ、縦横比が3:4のパネルを想定した結果となっている。拡大率は約111.1倍である。画像形成素子80からの射出光のFナンバーはF2.5である。図14より、評価周波数0.42c/mmでのMTF値は50%以上である。lを更に短くすることで、MTFの向上が期待される。しかしながら、実施例1の光学系においては、lを148mmよりも短くすると折り返し構成をとることができず、光線は折り返しミラー反射後に第1光学系11に当たってしまうか、もしくは第2光学系13で反射した後に折り返しミラー12に当たってしまう。なお、評価周波数は、評価する白(黒)のサイズにより決定される値である。
[実施例2]
実施例1ではd=0.49、d=0.77としたが、実施例2ではd=0.83、d=0.72とする例を示す。なお、実施例2において、実施例1と同一部分の説明は省略する。d及びd以外のパラメータを表5に示す。表5においてl、l、及びfの単位は「mm」であり、θ、θ、及びθの単位は「度」である。表5に示す通り、実施例2では、l=160mmであり、実施例1のl=148mmよりも長い。
Figure 0005703591
上記d及びdの値、並びに表5の値より、d/d=0.9、l/f=6.4、θ=45°であり、何れも第1の実施の形態で示した『0.43≦d、0.43≦d、0.7≦d/d≦2.0、6.3≦l/f≦9.0、45°≦θ≦60°』の条件を満たしている。
表6に実施例2の諸元を示す。
Figure 0005703591
実施例1と同様、4、5、20、21、22、23面に用いられている非球面は回転対称非球面であるが、非対称の非球面でも良い。
表7に実施例2に係る非球面の係数を与える。
Figure 0005703591
表8に実施例2に係る多項式自由曲面の係数を与える。多項式自由曲面の係数は前述の式(数2)に対応している。
Figure 0005703591
図15は、実施例2における最終的なスクリーン上での解像性能を例示する図である。図15は、実施例1と同様に画像形成素子80として対角0.54インチ、縦横比が3:4のパネルを想定した結果となっている。拡大率は約111.1倍である。画像形成素子80からの射出光のFナンバーはF2.5である。図15より、評価周波数0.42c/mmでのMTF値は40%程度であり、実施例1よりも悪くなっている。これは、lを長くしたことが原因である。lを更に長くすることで、折り返し構成を取りやすくなる一方で、MTFは悪くなる。加えて、光学系サイズの増大も招くため、lは6.3≦l/f≦9.0の範囲内で、適切な値に決定する必要がある。なお、評価周波数は、評価する白(黒)のサイズにより決定される値である。
[実施例3]
実施例1及び2ではθ=45°とした。実施例3ではθ=60°とする例を示す。なお、実施例3において、実施例1と同一部分の説明は省略する。
図16は、実施例3に係る投射光学系を例示する光路図である。図16における座標系は、スクリーンの長軸方向をX、短軸方向をZ、スクリーンの法線方向をYとしている。
図16を参照するに、投射光学系20は、折り返しミラーの角度がθ=60°である点が、実施例1及び2に係る投射光学系10と異なる。
実施例3では、d=0.77、d=0.85とした。又、実施例3では、前述の表1のパラメータを使用した。すなわち、実施例1と同様にl=148mmとした。このように、折り返しミラーの角度を調節することで、lを変えることなく折り返し構成を容易にとることができる。しかしながら、これにより、図16に示すように第1光学系11がZ軸に対して傾いてしまい、結果として光学系のY方向のサイズが大きくなってしまう。従って、前述のように、45°≦θ≦60°の範囲内とする必要があるが、θは45°に近い方が望ましい。
なお、上記d及びdの値、並びに表1の値より、d/d=1.1、l/f=6.3、θ=60°であり、何れも第1の実施の形態で示した『0.43≦d、0.43≦d、0.7≦d/d≦2.0、6.3≦l/f≦9.0、45°≦θ≦60°』の条件を満たしている。
〈第2の実施の形態〉
第2の実施の形態では、第1の実施の形態に係る投射光学系を備えた画像投射装置を例示する。第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一部分の説明は省略する。
図17は、第2の実施の形態に係る画像投射装置を例示する模式図である。図17を参照するに、第2の実施の形態に係る画像投射装置50は、第1の実施の形態に係る投射光学系10と、照明光学系60と、分離手段70と、画像形成素子80とを有する。
照明光学系60は、光源61を含み、例えば光源61近傍に配置されたリフレクター62(光源61と一体となっていても良い)やリレーレンズ63及び64、リフレクター62により反射されて指向性を持った光束の照度を均一化するインテグレータ光学系といわれる照度均一化手段65等により構成され、画像形成素子80の面上で均一な照明分布が得られるようにしている。光源61としては、ハロゲンランプ、キセノンランプ、メタルハライドランプ、超高圧水銀ランプ、LED等が用いられる。
又、カラーホイール66を用いて照明光をカラー化し、それと同期して画像形成素子80の画像をコントロールすることにより、カラー画像を投射できるようにしてもよい。画像形成素子80として反射型タイプの液晶画像形成素子を用いる場合は、照明光路と投射光路を分離する分離手段70を用いることで、より効率のよい照明が可能となる。又、画像形成素子80としてDMDパネルを用いる場合は、全反射プリズムを使った光路分離等が採用される。このように、画像形成素子80の種類に応じて適切な光学系を採用すればよい。
なお、画像形成素子80を、赤、緑、青等の複数枚用いて、それぞれカラーフィルターを透過した照明光を当てて、色合成手段により合成された光を投射光学系10に入射させることによりスクリーン90上にカラー画像を投射することができる。又、投射光学系10に代えて、投射光学系20を用いても構わない。
画像投射装置50において、画像形成素子80は変調信号に応じて画像形成される。光源61からの照明光は画像形成素子80に照射され、画像形成素子80に形成された画像は、投射光学系10によりスクリーン90に拡大投射される。
以上、好ましい実施の形態及び実施例について詳説したが、上述した実施の形態及び実施例に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態及び実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
10、10A、10B、20 投射光学系
11 第1光学系
12 折り返しミラー
12a、12b 外端部
13 第2光学系
50 画像投射装置
60 照明光学系
61 光源
62 リフレクター
63、64 リレーレンズ
65 照度均一化手段
66 カラーホイール
70 分離手段
80 画像形成素子
90 スクリーン
91、92 補助線
95、97、98 光線
96 点
99 線
、D、D、l、l 距離
θ、θ、θ、θ 角度
φ
特開2008−096983号公報

Claims (9)

  1. 画像を被投射面に投射する投射光学系であって、
    前記画像側から前記被投射面側に向って、屈折光学系を少なくとも一つ含んだ光学系であり全体として正のパワーを有する第1光学系、折り返しミラー、パワーを有する反射面を少なくとも一つ含んだ光学系であり全体として正のパワーを有する第2光学系が配置され、
    前記折り返しミラーは、前記第1光学系から前記第2光学系に至る光路を折り曲げ、
    前記被投射面に対して垂直な線上における、前記被投射面から前記第2光学系において光線を反射している領域内で前記被投射面から最も遠い位置までの距離を投射距離とし、前記被投射面に投射された画像の水平方向のサイズを投射サイズとしたときに、前記投射サイズに対する前記投射距離の比が0.226であり、
    前記第1光学系の光軸と前記被投射面の法線とを含む平面上において下記(1)〜(3)の条件式を満たすことを特徴とする投射光学系。
    (1)0.43≦d
    (2)0.43≦d
    (3)0.7≦d/d≦2.0
    但し、dは式(数1)で表され、
    Figure 0005703591
    f:前記第1光学系の焦点距離
    :前記折り返しミラーの外端部のうち、前記第1光学系と近い方の外端部に最も近い位置で反射した光線と、前記第1光学系の中で最も前記光線との距離の近い面と光軸の交わる点との、前記光線の法線方向での距離を前記第1光学系の焦点距離fで割った値
    :前記第2光学系で反射した光線の中で、前記折り返しミラーの外端部のうち、前記第1光学系から遠い方の外端部に最も近い光線と、前記第1光学系から遠い方の外端部との、光軸の法線方向での距離を前記第1光学系の焦点距離fで割った値
    :前記第1光学系の最も前記折り返しミラーに近い面と、前記折り返しミラーの外端部のうち、前記第1光学系と近い方の外端部との光軸方向の距離
    θ:前記折り返しミラーの外端部のうち、前記第1光学系と近い方の外端部に最も近い位置で反射される、前記第1光学系の中で最も前記折り返しミラーと近い面から出射された光線の、光軸方向に対する出射角度
    θ:前記折り返しミラーの光軸の法線方向に対する角度
    θ:前記折り返しミラーの外端部のうち、前記第1光学系と近い方の外端部と、前記第1光学系の最も前記折り返しミラーに近い面と光軸の交わる点とを結んだ線の光軸方向に対する角度
    である。
  2. 更に下記(4)の条件式を満たすことを特徴とする請求項1記載の投射光学系。
    (4)0.43≦d
    但し、dは式(数2)で表され、
    Figure 0005703591
    θ:前記折り返しミラーの外端部のうち、前記第1光学系と近い方の外端部と、前記第1光学系の最も前記折り返しミラーに近い面で、前記外端部と前記面の1点を結ぶことで前記面の接線となる線の光軸方向に対する角度
    :前記折り返しミラーの外端部のうち、前記第1光学系と近い方の外端部に最も近い位置で反射した光線と前記面の1点との、前記光線の法線方向での距離を前記第1光学系の焦点距離fで割った値
    である。
  3. 更に下記(5)の条件式を満たすことを特徴とする請求項1又は2記載の投射光学系。
    (5)6.3≦l/f≦9.0
    但し、
    :前記折り返しミラーの外端部のうち、前記第1光学系と遠い方の外端部に最も近い位置で反射する光線の、前記第1光学系の最も前記折り返しミラーに近い面から前記第2光学系までの長さ
    である。
  4. 前記第2光学系の反射面は自由曲面であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載の投射光学系。
  5. 前記屈折光学系が非球面形状の屈折面を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項記載の投射光学系。
  6. 前記折り返しミラーは平面ミラーであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項記載の投射光学系。
  7. 前記第1光学系は共軸であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項記載の投射光学系。
  8. 前記θは、45°≦θ≦60°を満たすことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項記載の投射光学系。
  9. 変調信号に応じて画像を形成する画像形成素子に、光源からの照明光を照射し、前記画像形成素子に形成された前記画像を、請求項1乃至8の何れか一項記載の投射光学系により被投射面に拡大投射する画像投射装置。
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