JP5604888B2 - 静電チャックの製造方法 - Google Patents
静電チャックの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5604888B2 JP5604888B2 JP2010025620A JP2010025620A JP5604888B2 JP 5604888 B2 JP5604888 B2 JP 5604888B2 JP 2010025620 A JP2010025620 A JP 2010025620A JP 2010025620 A JP2010025620 A JP 2010025620A JP 5604888 B2 JP5604888 B2 JP 5604888B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrostatic chuck
- sintered body
- yttrium
- composite oxide
- oxide sintered
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L21/00—Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
- H01L21/67—Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
- H01L21/683—Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping
- H01L21/6831—Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping using electrostatic chucks
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Description
このチャック装置においては、従来真空チャック方式やメカニカルクランプ方式が採用されてきたが、近年の半導体製造プロセスの高度化に伴い、半導体ウェハを静電引力(クーロン力)により吸着する静電チャック(Electro Static Chuck:ESC)方式が用いられるようになってきている。この静電チャック方式は、ウェハ平面度の矯正や均熱などの面において、従来の真空チャック方式やメカニカルクランプ方式に比べ優れた特性を発揮する。静電チャックの動作特性としては、電圧を印加している間は大きなチャッキング力を発生して被吸着物の落下等を防止し、電圧印加を解除したならば直ちにチャッキング力を小さくして被吸着物を容易に取外し得ることが望ましい。
そこで、これまで、静電チャックに、耐食性材料として、例えば、イットリウムアルミニウム・ガーネットやイットリウムアルミニウム・ガーネットにイットリウムを除く希土類酸化物を添加したものが使用されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
上記イットリウム(Y)を除く希土類元素(RE)は、入手し易さや耐食性の改善効果の点から、ランタン(La)、ネオジム(Nd)、サマリウム(Sm)、ガドリニウム(Gd)、ジスプロシウム(Dy)の中から選択される1種又は2種以上が好ましく、なかでもサマリウム(Sm)及びガドリニウム(Gd)が耐食性の改善効果が著しいことが記されている。
本発明は、このような状況下になされたものであって、フッ素系腐食性ガス、塩素系腐食性ガス等のハロゲン系腐食性ガス及びこれらのプラズマ中で用いられ、十分な吸着力を有する静電チャックとその製造方法、及び低電圧駆動が可能であり、また試料載置面を構成する複合酸化物焼結体(絶縁性誘電体材料ともいう)からなる層の厚さを厚くし得る静電チャック装置を提供することを目的とする。
静電チャックの少なくともハロゲン系腐食性ガス又はそのプラズマに曝される部位が、酸化イットリウムアルミニウム複合酸化物焼結体、又はアルミニウムと、イットリウムと、イットリウムを除く希土類元素とを含む複合酸化物焼結体からなり、かつ所定の条件で測定される該焼結体のCIEL*a*b*表色系における反射色調のL*値を特定の範囲とすることにより、誘電率が低くても十分な吸着力が得られることを見出した。
また、このような性状を有する静電チャックは、特定の操作を施すことにより、効率よく製造し得ることを見出した。
さらにウェハなどの試料を静電吸着するための試料載置面を有する板状体と、その背面に設けられた静電吸着用内部電極と、絶縁性材料層とを有する静電チャック部材、及び媒体を循環させる流路を形成してなる温度調整用ベース部材を備えてなる静電チャック装置において、前記の静電チャック部材における板状体の少なくとも試料載置面が、上記の性状を有する複合酸化物焼結体を有することにより、前記の目的に適合し得る静電チャック装置が得られることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
(1)下記の工程により形成された複合酸化物焼結体を有する静電チャックの製造方法であって、
1)酸化アルミニウム及び酸化イットリウムを含む所定形状の成形体、又は、2)酸化アルミニウムと、酸化イットリウムと、イットリウムを除く希土類元素の酸化物とを含む所定形状の成形体を、真空中、不活性ガス雰囲気中又は還元ガス雰囲気中にて、1000℃以上1800℃以下の温度で焼成することにより、複合酸化物焼結体を形成する工程を含み、複合酸化物焼結体を形成した後、さらに、真空中又は還元ガス雰囲気中、1200℃以上1600℃以下にて、複合酸化物焼結体を熱処理する工程を含み、
前記静電チャックが、酸化イットリウムアルミニウム複合酸化物焼結体、又はアルミニウムと、イットリウムと、イットリウムを除く希土類元素とを含む複合酸化物焼結体を有する静電チャックであって、前記焼結体が、JIS Z 8729−1994に規定されるCIE(国際照明委員会)L*a*b*表色系において、C光源及び2°視野条件で測定される反射色調のL*値が10以上50以下であることを特徴とする静電チャックの製造方法。
(2)複合酸化物焼結体中のアルミニウム及び希土類元素以外の金属元素の含有量が500質量ppm以下である(1)に記載の静電チャックの製造方法。
(3)複合酸化物焼結体の結晶構造中に酸素欠陥を含む(1)又は(2)に記載の静電チャックの製造方法。
(4)複合酸化物焼結体の結晶構造が、ガーネット型結晶相である結晶構造、又はガーネット型結晶相と、ペロブスカイト型結晶相及び単斜晶系結晶相から選ばれる少なくとも1種とからなる結晶構造である(1)〜(3)のいずれかに記載の静電チャックの製造方法。
(5)イットリウムを除く希土類元素が、サマリウム及び/又はガドリニウムであり、かつイットリウムの原子数(N Y )と、サマリウム及びガドリニウムのうちいずれか一方又は双方の原子数(N RE )の和(N Y +N RE )に対するするサマリウム及びガドリニウムのうちいずれか一方又は双方の原子数(N RE )の比[N RE /(N Y +N RE )]が、0以上0.5未満である(1)〜(4)のいずれかに記載の静電チャックの製造方法。
[静電チャック]
本発明の静電チャックは、酸化イットリウムアルミニウム複合酸化物焼結体、又はアルミニウムと、イットリウムと、イットリウムを除く希土類元素とを含む複合酸化物焼結体を有する静電チャックであって、前記複合酸化物焼結体が、JIS Z 8729−1994に規定されるCIE(国際照明委員会)L*a*b*表色系において、C光源及び2°視野条件で測定される反射色調のL*値が10以上50以下であることを特徴とする。
これは、結晶格子内に酸素欠陥が生じると、電荷のバランスを取るためにプラス電荷(ホール)が生成し、この生成したホールが吸着特性測定時(電圧印加時)にウェハ側に移動し、見かけの分極率(クーロン力)が増大するため、吸着力が上昇するものと推察される。
該L*値は、前述したように、反射光の光の強度(明度)を表しており、光を吸収する酸素欠陥(ホール)が多くなると小さくなる傾向にある。L*値が10未満では生成したホールにより導電パスが形成され耐電圧が悪化し、一方50を超えると十分な吸着力が得られない。好ましいL*値は10〜40であり、より好ましくは10〜30である。
なお、本発明の静電チャックにおいては、当該静電チャックの少なくともハロゲン系腐食性ガス又はそのプラズマに曝される部位が、酸化イットリウムアルミニウム複合酸化物焼結体、又はアルミニウムと、イットリウムと、イットリウムを除く希土類元素とを含む複合酸化物焼結体であればよく、その構成については特に制限はない。
[静電チャックの製造方法]
本発明の静電チャックの製造方法は、下記の工程により形成された複合酸化物焼結体を有する、前述した本発明の静電チャックを製造する方法であって、
酸化アルミニウムと、酸化イットリウム、又は酸化アルミニウムと、酸化イットリウムと、イットリウムを除く希土類元素の酸化物とを含む所定形状の成形体を、真空中、不活性ガス雰囲気中又は還元ガス雰囲気中にて、1000℃以上1800℃以下の温度で焼成することにより、複合酸化物焼結体を形成する工程を含むことを特徴とする。
前記焼成温度が1000℃未満では酸素欠陥が生成しにくいおそれがあり、一方1800℃を超えると溶解が生じるおそれがある。好ましい焼成温度は1500℃〜1700℃の範囲である。
このようにして形成された複合酸化物焼結体を、少なくともハロゲン系腐食性ガス又はそのプラズマに曝される部位に有する本発明の静電チャックは、フッ素系腐食性ガス、塩素系腐食性ガス等のハロゲン系腐食性ガス及びこれらのプラズマ中においても、十分な吸着力を発揮する。
まず、原料粉末である、純度99.9%程度かつ一次粒子の平均粒径が0.01〜1.0μm程度の、市販の酸化アルミニウム(Al2O3)粉末と、市販の酸化イットリウム(Y2O3)粉末、及びイットリウムを除く希土類元素の酸化物として、市販の酸化サマリウム(Sm2O3)粉末、市販の酸化ガドリニウム(Gd2O3)粉末を用い、それぞれ、所定の比率で混合する。ここで、原料粉末の平均粒径が0.01μm未満であると価格が高く、経済的に不利となり、さらにハンドリングが悪く製造工程が容易でない。また、1.0μmより大きくなると焼結性が悪く密度の低下を招くとともに、焼結体中の粒子径が大きくなることにより腐食性ガスまたはそのプラズマ中での劣化が早まるおそれが生じる。
更に、原料粉末の混合には、分散機を用いるのが効率的である。分散機により粒子表面への分散剤の吸着を効率よくすると共に異粒子同士の均一な混合が可能となる。分散機は特に制限はなく、例えば、超音波、遊星ボールミル、ボールミル、サンドミルなどのメディアを用いた分散機や、超高圧粉砕分散機などのメディアレス分散機が挙げられる。メディアレス分散機はコンタミの混入が少なく半導体製造装置用の静電チャック部材には特に有利である。
焼成方法としては、常圧焼成でもよいが、緻密な焼結体を得るためにはホットプレス、熱間静水圧プレス(HIP)等の加圧焼成法が好ましい。加圧焼成時の加圧力は特に制限はないが、通常、10〜40MPa程度である。
なお、JIS Z 8729−1994に規定されるCIE(国際照明委員会)L*a*b*表色系において、C光源及び2°視野条件で測定される反射色調のL*値が10以上50以下である前記の複合酸化物焼結体を形成させるためには、前記成形体を、真空中、不活性ガス雰囲気中又は還元ガス雰囲気中にて、1000℃以上1800℃以下の温度で焼成する工程は必須となる。
[静電チャック装置]
本発明の静電チャック装置は、(A)試料を静電吸着するための試料載置面を有する板状体と、その背面に設けられた静電吸着用内部電極層と、絶縁性材料層とを有する静電チャック部材を備えてなる静電チャック装置である。そして、(A)静電チャック部材における板状体の少なくとも試料載置面が、前述した本発明の静電チャックを構成する複合酸化物焼結体からなる。なお、(B)媒体を循環させる流路を形成してなる温度調整用ベース部材をさらに備えてなることが好ましい。
また、(A)静電チャック部材と(B)温度調整用ベース部材間に抵抗発熱体を設けてなるものが好ましい。
図1は、本発明の静電チャック装置の一例を示す概略断面図であって、静電チャック装置30は、シリコンウエハなどの試料を静電吸着するための多数の凸部が立設された試料載置面1aを有する板状体1と、その背面に設けられた静電吸着用内部電極層2と、絶縁性材料層3とが、接着剤層4を介して一体化してなる静電チャック部材20、及び媒体を循環させる流路11を形成してなる温度調整用ベース部材10が、接着剤層6を介して一体化してなり、かつ該接着剤層6中に抵抗発熱体9が埋設された構造を有している。
なお、抵抗発熱体9は、絶縁性材料層3に接合された状態にて、接着剤層6中に埋設されている。また、試料載置面1aを有する板状体1、静電吸着用内部電極2、絶縁材料層3及び温度調整用ベース部材10には、その厚み方向に貫通する冷却ガス(ヘリウムガス、窒素ガスなど)導入孔12が絶縁性中空管13によって形成されている。さらに、絶縁性中空管15が図1に示すように配設され、その中空部に給電端子14が、抵抗発熱体9に接するように設けられており、また、絶縁中空管17が図に示すように配設され、その中空部に給電端子16が、静電吸着用内部電極層2に接するように設けられている。
さらに、絶縁性中空管19が図に示すように配設され、その中空部18にシリコンウエハなどの試料を昇降させるためのピン(不図示)が設けられる。
本発明の静電チャック装置30において、静電チャック部材20に用いられる試料載置面1aを有する板状体1は、少なくとも試料載置面が、前述した本発明の静電チャックを構成する、複合酸化物焼結体(絶縁性誘電体材料)であることを要するが、板状体1そのものが該複合酸化物焼結体の層であることが、静電チャック装置の製作面から好ましい。
前記複合酸化物焼結体層は、酸化イットリウムアルミニウム複合酸化物焼結体、又はアルミニウムと、イットリウムと、イットリウムを除く希土類元素とを含む複合酸化物焼結体層であって、前記複合酸化物焼結体が、JIS Z 8729−1994に規定されるCIE(国際照明委員会)L*a*b*表色系において、C光源及び2°視野条件で測定される反射色調のL*値が10以上50以下のものであり、このような複合酸化物焼結体層を設けることにより、下記に示すように充分な静電吸着力が得られる。
上記L*値は、反射光の光の強度(明度)を表しており、光を吸収する酸素欠陥が多くなると小さくなる傾向がある。したがって、上記の十分な吸着力が得られる現象は、酸素欠陥が導入されたことによるものと思われる。
これは、結晶格子内に酸素欠陥が生じると、電荷のバランスを取るためにプラス電荷(ホール)が生成し、この生成したホールが吸着特性測定時(電圧印加時)にウェハ側に移動し、見かけの分極率(クーロン力)が増大するため、吸着力が上昇するものと推察される。
また、当該静電チャック装置においては、厚さ0.5mmの複合酸化物焼結体層からなる板状体1を有する静電チャック部材20に、試料載置面温度25℃にて1.5kVの電圧を印加した際の静電吸着力を10〜30kPaとすることができ、好ましくは13〜25kPa、より好ましくは15〜22kPaとすることができる。
なお、静電吸着力は、下記の方法により測定した値である。
<静電吸着力>
焼結体を厚さ0.5mmに加工し、アルミナセラミックス/電極/焼結体の構成で接着し、試料載置面温度25℃にて印加電圧1.5kV、印加時間60秒、真空中(<0.5Pa)の条件で、シリコンウエハに対する吸着力を測定した。測定はロードセルを用いた引き剥がしにより行い、そのとき発生した最大引き剥がし応力を吸着力とした。
当該静電チャック装置30において、静電チャック部材20に用いられる静電吸着用内部電極層2(以下、単に「内部電極層」と称することがある。)は、前述した試料載置面1aを有する板状体1の背面に設けられる電極層であって、その材料としては、例えばチタン、タングステン、モリブデン、白金などの高融点金属、グラファイト、カーボンなどの炭素材料、炭化ケイ素、窒化チタン、炭化チタンなどの導電性セラミックス等を用いることができる。
これらの電極材料の熱膨張係数は、前記の板状体1及び下記に詳述する絶縁性材料層3の熱膨張係数にできるだけ近似していることが望ましい。
この内部電極層2の厚さとしては、5〜200μm程度であることが好ましく、10〜100μmであることがより好ましい。内部電極層の厚さが5〜200μmの範囲にあれば、導電性を確保することができると共に、板状体1上に載置される試料と、温度調整用ベース部材10との間の熱伝導性が良好となる。
この内部電極層2は、スパッタリング法や真空蒸着法、あるいは印刷法などにより形成することができる。なお、この内部電極層2用の給電端子16の材料としては、特に制限はないが、通常チタンなどが用いられる。
当該静電チャック装置30において、静電チャック部材20に用いられる絶縁性材料層3としては、耐電圧が7kV/mm以上を有すると共に、低い誘電率を有し、かつプラズマに対する耐食に優れ、かつ熱劣化による絶縁破壊が生じにくい材料からなるものであればよく、特に制限はない。このような絶縁性材料層としては、有機系フィルムやセラミックス層などを用いることができるが、本発明においてはセラミックス層であることが好ましい。
上記セラミックス層を構成するセラミックスとしては、体積固有抵抗値が1013〜1015Ω・cm程度で機械的な強度を有し、しかも腐食性ガス及びそのプラズマに対する耐久性を有するものであれば特に制限されるものではなく、例えば、アルミナ(Al2O3)焼結体、窒化アルミニウム(AlN)焼結体、アルミナ(Al2O3)−炭化珪素(SiC)複合焼結体等が好適に用いられる。
このセラミックス層の厚さとしては、耐電圧、静電吸着力、及び板状体1上に載置される試料と、温度調整用ベース部材10との間の熱伝導性などの観点から、0.3〜3.0mmが好ましく、0.5〜1.5mmがより好ましい。
当該静電チャック装置30における静電チャック部材20においては、試料載置面を有する板状体1と、その背面に設けられる静電吸着用内部電極層2と、絶縁性材料層3とを一体化するために接着剤層4が設けられる。
また、当該静電チャック装置においては、静電チャック部材20と、温度調整用ベース部材10とを一体化するために接着剤層6が設けられる。
これらの接着剤層4〜7を構成する接着剤としては、対照となる両部材を強固に接合し得るものであればよく、特に制限はないが、有機系接着剤やシリコーン樹脂系接着剤が好ましい。
また、これらの接着剤層4及び6は、温度調整用ベース部材10からの冷熱、及び抵抗発熱体9からの温熱を、シリコンウエハなどの試料に良好に伝え、該試料を所望の温度に保持するために、熱伝導度が0.3W/mK以上であることが好ましく、0.5W/mK以上であることがより好ましい。したがって、接着剤としては、熱伝導性物質、例えば窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、炭化ケイ素、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、アルミナなどの粉末を含有するものを用いることが好ましい。
当該静電チャック装置30において用いられる温度調整用ベース部材10は、媒体を循環させる流路11を形成してなる部材であって、その材料としては、熱伝導性と加工性に優れた材料であればよく、特に制限はない。このような材料としては、例えば銅、アルミニウム、ステンレス鋼などの金属を挙げることができる。
この温度調整用ベース部材10は、少なくともプラズマに曝される面は、アルマイト処理や、ポリイミド系樹脂などにより、コート処理されていることが好ましい。このコート処理により、耐プラズマ性が向上すると共に、耐プラズマ安定性(異常放電の防止)が向上し、表面傷の発生を防止することができる。
この温度調整用ベース部材10の内部に設けられた流路11に流れる媒体としては、水や、ヘリウムガス、窒素ガスなどの冷却媒体を挙げることができる。これにより、処理中の試料温度を望ましい一定の温度に保つように温度制御が行われる。
当該静電チャック装置においては、必要に応じて静電チャック部材20と温度調整用ベース部材10間に抵抗発熱体9を設けることができる。
図1は、抵抗発熱体9を、静電チャック部材20と、温度調整用ベース部材10間に、具体的には接着剤層6内に設けた例を示す。この抵抗発熱体9に接している給電端子14に電力を供給することにより、該抵抗発熱体が発熱し、これにより、処理中の試料温度を望ましい一定の温度に保つように温度制御が行われる。前記抵抗発熱体9としては特に制限はないが、例えばモリブデン線などを用いることができる。
なお、各例における諸特性は、下記に示す方法に従って測定した。
(1)金属酸化物粉末原料の一次平均粒径
透過型電子顕微鏡[日立製作所社製、機種名「H-800」]を用いて測定した。
(2)焼結体の相対密度
アルキメデス法により、焼結体の密度を測定し、下記により求めた理論密度に対する割合(相対密度)を算出した。
<理論密度>
理論密度=単位胞重量(g)/単位胞体積(cm3)
単位胞重量:(ガーネット型結晶相の単位胞重量×結晶相のmol%)+(ペロブスカイト型結晶相の単位胞重量×結晶相のmol%)+(単斜晶系結晶相の単位胞重量×結晶相のmol%)
単位胞体積:(ガーネット型結晶相の単位胞体積×結晶相のmol%)+(ペロブスカイト型結晶相の単位胞体積×結晶相のmol%)+(単斜晶系結晶相の単位胞体積×結晶相のmol%)
なお、各結晶相の単位胞重量は、Sm元素とGd元素がすべて結晶構造中に固溶しているものとして理論値より算出した。
また、各結晶相の単位胞体積は、Sm元素とGd元素の酸化イットリウムアルミニウムへの固溶による格子定数の変化はないものとして、理論値を用いた。
さらに、結晶相のmol%は、原料粉体の仕込み量からAl2O3−Y2O3系相図を用いて算出した。
粉末X線回折法により、X線回折装置として、PANalytial社製、機種名「X' Pert PRO MPD」を用いて、結晶相の同定を行った。表1中、Gはガーネット型結晶相、Mは単斜晶系結晶相である。
(4)焼結体の誘電率
40Hzから1MHzの周波数領域における誘電率を、測定機器としてAgilent社製、機種名「Agilent 4294A プレシジョン・インピーダンス・アナライザー」を用いて測定した。
(5)焼結体の吸着力
焼結体を厚さ0.5mmに加工し、アルミナセラミックス/電極/焼結体の構成で接着し、試料載置面温度25℃にて印加電圧1.5kV、印加時間60秒、真空中(<0.5Pa)の条件で、シリコンウエハに対する吸着力を測定した。測定はロードセルを用いた引き剥がしにより行い、そのとき発生した最大引き剥がし応力を吸着力とした。
厚さ2mm、一辺60mm正方形の焼結体について、JIS Z 8729−1994に規定されたCIE(国際照明委員会)L*a*b*表色系でC光源、2°視野の条件にて、反射色調をハンディ式カラーアナライザー[ミノルタ社製、機種名「色彩色差計 CT-310」]を用いて測定し、酸素欠陥の指標となるL*(明度)を求めた。
(7)焼結体中の不純物
焼結体中のアルミニウム及び希土類元素以外の金属元素の含有量を、下記の方法により測定した。
測定元素: Na、Mg、K、Ca、Ti、Fe、Mn、Ni、Cu、Zn、Ba、Cr、B、Si
試料処理方法: 焼結体0.3gと硫酸10mlをテフロン(登録商標)製容器に封入し、230℃−17hrで加圧酸分解し、定容して分析測定試料とした。
測定方法: Na、K元素は、フレームレス原子吸光法(バリアン社製 AA2B0Z型)により測定し、その他の元素は、ICP質量分析法(セイコーインスツルメンツ社製 SPQ9200型)により測定した。
いずれも純度99.9%かつ透過型電子顕微鏡(TEM)により計測される一次粒子の平均粒子径が0.1μmである、市販の酸化アルミニウム(Al2O3)粉末と、市販の酸化イットリウム(Y2O3)粉末、及び市販の酸化サマリウム(Sm2O3)粉末、市販の酸化ガドリニウム(Gd2O3)粉末を用い、これらの粉末を表1に示す組成となるように秤量、調整し、その後、水を溶媒としてアルティマイザーで分散して湿式混合し、スプレードライにより造粒し混合粉末とした。
次いで、この混合粉末を周知の成形手段により所定形状に成形した。次いで、ホットプレスを用いて、アルゴンガス中、1600℃にて2時間、加圧焼成して各焼結体を作製した。この際の加圧力は20MPaである。
得られた各焼結体の諸特性を求め、その結果を表1に示す。
実施例1〜6と同様な操作を行い、表1に示す組成となるように焼結体を作製した。次いで、この焼結体を水素ガス雰囲気中、1400℃にて12時間熱処理した。この熱処理焼結体の諸特性を求め、その結果を表1に示す。
実施例1〜6と同様な操作を行い、表1に示す組成となるように各焼結体を作製した。次いで各焼結体を、大気中で1400℃にて12時間のアニーリング処理を行った。このアニーリング処理された各焼結体の諸特性を求め、その結果を表1に示す。
1)不純物:アルミニウム及び希土類元素以外の金属元素の含有量
2)G:ガーネット型結晶相
3)M:単斜晶系結晶相
実施例1のように酸化イットリウムアルミニウム単体では、相対密度が99.5%以上で緻密化しておりガーネット構造単相である。周波数が40Hzの誘電率は12と低いが、吸着力は25kPaと大きな値となっている。クーロン力型静電チャックの吸着力は以下の式で表される。計算値では1kPa程度であるので25倍ほどの値となっている。
F=1/2ε0εr(V/d)2
上記式において、ε0は真空の誘電率であり、εrは誘電体の誘電率であり、Vは印加電圧(V)であり、dは誘電体の厚み(m)である。
実施例2の焼結体を厚さ0.5mmの板状体1としてこれを図1に示す静電チャック装置30とした。試料載置面温度を25℃として種々の電圧を印加した際の静電吸着量(詳細は「(5)焼結体の吸着力」と同様)を測定した。結果を図2に示す。
また、+1.0kVの電圧印加後にシリコンウェハを十分に静電吸着固定する為に必要な時間、及び静電吸着後のシリコンウェハの脱離時間を評価するため、+1.0kVの電圧を印加した後、静電吸着量が発生及び消滅するまでの時間を測定した。結果を図3に示す。
実施例2の焼結体の厚さを0.7mmとした以外は実施例8と同様にして静電チャック装置30とし、試料載置面温度を25℃として種々の電圧を印加した際の静電吸着量を測定した。結果を図2に示す。また、実施例8と同様に静電吸着力の発生及び消滅時間の評価を+1.5kVの印加電圧で行った。結果を図3に示す。
実施例2の焼結体の厚さを1.0mmとした以外は実施例8と同様にして静電チャック装置30とし、試料載置面温度を25℃として種々の電圧を印加した際の静電吸着量を測定した。結果を図2に示す。また、実施例8と同様に静電吸着力の発生及び消滅時間の評価を+2.0kVの印加電圧で行った。結果を図3に示す。
焼結体をAl2O3−SiCとし、厚さを0.5mm(比較例4)、0.7mm(比較例5)及び1.0mm(比較例6)とした以外は実施例8と同様にして静電チャック装置30とし、試料載置面温度を25℃として種々の電圧を印加した際の静電吸着量を測定した。結果を図2に示す。また、実施例8と同様に静電吸着力の発生及び消滅時間の評価を+2.0kV(比較例4)、+2.5kV(比較例5)、+2.5kV(比較例6)の印加電圧で行った。結果を図3に示す。
なお、ここでいう「耐電圧」とは、素材1mm厚みに対して印加できる電圧をいう(単位:kV/mm)。静電チャックは電気で駆動する為、低電圧で駆動できることが好ましい。また、プラズマ中などで使用する場合、Waferと内部電極間など部材間で異常電圧が発生するリスクがあるため、異常電圧発生時に放電等で誘電体が破損しないよう、印加できる(耐えられる)電圧はより高いほうが好ましくなる。
また、吸着力の増加により、従来の金属酸化物に比べると誘電体層の厚みを上げることができるため、耐電圧も上がり、操業時の破損のリスクが減ると共に、加工中に割れるリスクも減る。
本発明の静電チャック装置は、低電圧駆動が可能であり、また試料載置面を構成する絶縁性誘電体材料の厚さを、例えば0.3mm以上に厚くすることができる。
1a 試料載置面
2 静電吸着用内部電極層
3 絶縁性材料層
4,6 接着剤層
8 絶縁層
9 抵抗発熱体
10 温度調整用ベース部材
11 媒体を循環させる流路
12 冷却ガス導入孔
13、15、17、19 絶縁性中空管
14、16 給電端子
18 中空部
20 静電チャック部材
30 静電チャック装置
Claims (5)
- 下記の工程により形成された複合酸化物焼結体を有する静電チャックの製造方法であって、
1)酸化アルミニウム及び酸化イットリウムを含む所定形状の成形体、又は、2)酸化アルミニウムと、酸化イットリウムと、イットリウムを除く希土類元素の酸化物とを含む所定形状の成形体を、真空中、不活性ガス雰囲気中又は還元ガス雰囲気中にて、1000℃以上1800℃以下の温度で焼成することにより、複合酸化物焼結体を形成する工程を含み、複合酸化物焼結体を形成した後、さらに、真空中又は還元ガス雰囲気中、1200℃以上1600℃以下にて、複合酸化物焼結体を熱処理する工程を含み、
前記静電チャックが、酸化イットリウムアルミニウム複合酸化物焼結体、又はアルミニウムと、イットリウムと、イットリウムを除く希土類元素とを含む複合酸化物焼結体を有する静電チャックであって、前記焼結体が、JIS Z 8729−1994に規定されるCIE(国際照明委員会)L*a*b*表色系において、C光源及び2°視野条件で測定される反射色調のL*値が10以上50以下であることを特徴とする静電チャックの製造方法。 - 複合酸化物焼結体中のアルミニウム及び希土類元素以外の金属元素の含有量が500質量ppm以下である請求項1に記載の静電チャックの製造方法。
- 複合酸化物焼結体の結晶構造中に酸素欠陥を含む請求項1又は2に記載の静電チャックの製造方法。
- 複合酸化物焼結体の結晶構造が、ガーネット型結晶相である結晶構造、又はガーネット型結晶相と、ペロブスカイト型結晶相及び単斜晶系結晶相から選ばれる少なくとも1種とからなる結晶構造である請求項1〜3のいずれかに記載の静電チャックの製造方法。
- イットリウムを除く希土類元素が、サマリウム及び/又はガドリニウムであり、かつイットリウムの原子数(NY)と、サマリウム及びガドリニウムのうちいずれか一方又は双方の原子数(NRE)の和(NY+NRE)に対するするサマリウム及びガドリニウムのうちいずれか一方又は双方の原子数(NRE)の比[NRE/(NY+NRE)]が、0以上0.5未満である請求項1〜4のいずれかに記載の静電チャックの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010025620A JP5604888B2 (ja) | 2009-12-21 | 2010-02-08 | 静電チャックの製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009289548 | 2009-12-21 | ||
JP2009289548 | 2009-12-21 | ||
JP2010025620A JP5604888B2 (ja) | 2009-12-21 | 2010-02-08 | 静電チャックの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011151336A JP2011151336A (ja) | 2011-08-04 |
JP5604888B2 true JP5604888B2 (ja) | 2014-10-15 |
Family
ID=44150735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010025620A Active JP5604888B2 (ja) | 2009-12-21 | 2010-02-08 | 静電チャックの製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8358493B2 (ja) |
JP (1) | JP5604888B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102230222B1 (ko) * | 2019-05-14 | 2021-03-19 | 주식회사 동탄이엔지 | 정전척의 접착층 충진 방법 |
Families Citing this family (48)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2660860B8 (en) * | 2010-12-27 | 2020-12-09 | Creative Technology Corporation | Work heating device and work treatment device |
JP6015012B2 (ja) * | 2011-02-04 | 2016-10-26 | 住友大阪セメント株式会社 | 静電チャック部材 |
US9869392B2 (en) * | 2011-10-20 | 2018-01-16 | Lam Research Corporation | Edge seal for lower electrode assembly |
US9859142B2 (en) | 2011-10-20 | 2018-01-02 | Lam Research Corporation | Edge seal for lower electrode assembly |
JP5829509B2 (ja) * | 2011-12-20 | 2015-12-09 | 東京エレクトロン株式会社 | 載置台及びプラズマ処理装置 |
JP5905735B2 (ja) * | 2012-02-21 | 2016-04-20 | 東京エレクトロン株式会社 | 基板処理装置、基板処理方法及び基板温度の設定可能帯域の変更方法 |
US9034199B2 (en) | 2012-02-21 | 2015-05-19 | Applied Materials, Inc. | Ceramic article with reduced surface defect density and process for producing a ceramic article |
US9212099B2 (en) | 2012-02-22 | 2015-12-15 | Applied Materials, Inc. | Heat treated ceramic substrate having ceramic coating and heat treatment for coated ceramics |
WO2013147037A1 (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-03 | 京セラ株式会社 | 流路部材およびこれを備える熱交換器ならびに半導体製造装置 |
US9706605B2 (en) | 2012-03-30 | 2017-07-11 | Applied Materials, Inc. | Substrate support with feedthrough structure |
US9090046B2 (en) | 2012-04-16 | 2015-07-28 | Applied Materials, Inc. | Ceramic coated article and process for applying ceramic coating |
JP5984504B2 (ja) | 2012-05-21 | 2016-09-06 | 新光電気工業株式会社 | 静電チャック、静電チャックの製造方法 |
US9604249B2 (en) | 2012-07-26 | 2017-03-28 | Applied Materials, Inc. | Innovative top-coat approach for advanced device on-wafer particle performance |
US9343289B2 (en) | 2012-07-27 | 2016-05-17 | Applied Materials, Inc. | Chemistry compatible coating material for advanced device on-wafer particle performance |
US9916998B2 (en) | 2012-12-04 | 2018-03-13 | Applied Materials, Inc. | Substrate support assembly having a plasma resistant protective layer |
US9685356B2 (en) | 2012-12-11 | 2017-06-20 | Applied Materials, Inc. | Substrate support assembly having metal bonded protective layer |
US8941969B2 (en) | 2012-12-21 | 2015-01-27 | Applied Materials, Inc. | Single-body electrostatic chuck |
US9358702B2 (en) | 2013-01-18 | 2016-06-07 | Applied Materials, Inc. | Temperature management of aluminium nitride electrostatic chuck |
US9669653B2 (en) | 2013-03-14 | 2017-06-06 | Applied Materials, Inc. | Electrostatic chuck refurbishment |
JP5633766B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2014-12-03 | Toto株式会社 | 静電チャック |
US9887121B2 (en) | 2013-04-26 | 2018-02-06 | Applied Materials, Inc. | Protective cover for electrostatic chuck |
US9666466B2 (en) | 2013-05-07 | 2017-05-30 | Applied Materials, Inc. | Electrostatic chuck having thermally isolated zones with minimal crosstalk |
US9865434B2 (en) | 2013-06-05 | 2018-01-09 | Applied Materials, Inc. | Rare-earth oxide based erosion resistant coatings for semiconductor application |
US9850568B2 (en) | 2013-06-20 | 2017-12-26 | Applied Materials, Inc. | Plasma erosion resistant rare-earth oxide based thin film coatings |
JP6394396B2 (ja) * | 2013-10-15 | 2018-09-26 | 住友大阪セメント株式会社 | 耐食性部材、静電チャック装置 |
KR101468184B1 (ko) * | 2013-10-31 | 2014-12-12 | 코리아세미텍 주식회사 | 히터가 구비된 정전척 및 그 제조방법 |
US10090211B2 (en) | 2013-12-26 | 2018-10-02 | Lam Research Corporation | Edge seal for lower electrode assembly |
JP5811513B2 (ja) | 2014-03-27 | 2015-11-11 | Toto株式会社 | 静電チャック |
DE102014007903A1 (de) * | 2014-05-28 | 2015-12-03 | Berliner Glas Kgaa Herbert Kubatz Gmbh & Co. | Elektrostatische Haltevorrichtung mit Noppen-Elektroden und Verfahren zu deren Herstellung |
US9790581B2 (en) * | 2014-06-25 | 2017-10-17 | Fm Industries, Inc. | Emissivity controlled coatings for semiconductor chamber components |
JP6156446B2 (ja) | 2014-09-29 | 2017-07-05 | 住友大阪セメント株式会社 | 耐食性部材、静電チャック用部材および耐食性部材の製造方法 |
US10002782B2 (en) * | 2014-10-17 | 2018-06-19 | Lam Research Corporation | ESC assembly including an electrically conductive gasket for uniform RF power delivery therethrough |
KR101617006B1 (ko) * | 2014-11-25 | 2016-04-29 | 코리아세미텍(주) | 히터가 구비된 정전척 및 그 제조방법 |
WO2016158110A1 (ja) * | 2015-03-31 | 2016-10-06 | 住友大阪セメント株式会社 | 静電チャック装置 |
US10020218B2 (en) | 2015-11-17 | 2018-07-10 | Applied Materials, Inc. | Substrate support assembly with deposited surface features |
JP6531693B2 (ja) * | 2016-03-30 | 2019-06-19 | 住友大阪セメント株式会社 | 静電チャック装置、静電チャック装置の製造方法 |
NL2020527A (en) * | 2017-06-01 | 2018-12-04 | Asml Netherlands Bv | Particle Removal Apparatus and Associated System |
WO2018230446A1 (ja) * | 2017-06-13 | 2018-12-20 | 日本碍子株式会社 | 半導体製造装置用部材 |
US10688750B2 (en) | 2017-10-03 | 2020-06-23 | Applied Materials, Inc. | Bonding structure of E chuck to aluminum base configuration |
US11047035B2 (en) | 2018-02-23 | 2021-06-29 | Applied Materials, Inc. | Protective yttria coating for semiconductor equipment parts |
KR102725094B1 (ko) * | 2018-03-23 | 2024-11-04 | 스미토모 오사카 세멘토 가부시키가이샤 | 정전 척 장치 및 정전 척 장치의 제조 방법 |
KR101965895B1 (ko) | 2018-11-08 | 2019-04-04 | 주식회사 케이에스엠컴포넌트 | 정전 척 및 그 제조 방법 |
TWI794131B (zh) * | 2018-12-21 | 2023-02-21 | 日商Toto股份有限公司 | 靜電吸盤 |
JP6964616B2 (ja) * | 2019-03-22 | 2021-11-10 | 日本碍子株式会社 | セラミックス焼成体の特性推定方法 |
WO2020261992A1 (ja) * | 2019-06-28 | 2020-12-30 | 日本碍子株式会社 | ウエハ載置台 |
JP7365221B2 (ja) * | 2019-12-12 | 2023-10-19 | 日本特殊陶業株式会社 | 半導体製造装置用部品、保持装置、および半導体製造装置用部品の製造方法 |
KR20220004893A (ko) * | 2020-07-03 | 2022-01-12 | 삼성디스플레이 주식회사 | 표시 장치의 제조 장치 및 표시 장치의 제조 방법 |
US11417557B2 (en) | 2020-12-15 | 2022-08-16 | Entegris, Inc. | Spiraling polyphase electrodes for electrostatic chuck |
Family Cites Families (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995021139A1 (fr) * | 1994-02-03 | 1995-08-10 | Ngk Insulators, Ltd. | Agglomere de nitrure d'aluminium et methode de production |
JPH10189698A (ja) * | 1996-12-27 | 1998-07-21 | Kyocera Corp | 静電チャック |
JPH10236871A (ja) * | 1997-02-26 | 1998-09-08 | Kyocera Corp | 耐プラズマ部材 |
US6447937B1 (en) * | 1997-02-26 | 2002-09-10 | Kyocera Corporation | Ceramic materials resistant to halogen plasma and components using the same |
JP2000114358A (ja) * | 1998-10-05 | 2000-04-21 | Tomoegawa Paper Co Ltd | 静電チャック装置 |
JP2000216232A (ja) * | 1999-01-27 | 2000-08-04 | Taiheiyo Cement Corp | 静電チャックおよびその製造方法 |
JP2001151559A (ja) * | 1999-11-26 | 2001-06-05 | Kyocera Corp | 耐食性部材 |
JP2002029830A (ja) * | 2000-07-14 | 2002-01-29 | Toshiba Ceramics Co Ltd | 耐プラズマ性部材およびその製造方法 |
JP2002324834A (ja) * | 2002-04-03 | 2002-11-08 | Tomoegawa Paper Co Ltd | 静電チャック装置、静電チャック用積層シート、および静電チャック用接着剤 |
JP3906766B2 (ja) * | 2002-08-30 | 2007-04-18 | 住友金属鉱山株式会社 | 酸化物焼結体 |
JP4314048B2 (ja) * | 2003-03-31 | 2009-08-12 | 太平洋セメント株式会社 | 静電チャック |
JP4480951B2 (ja) * | 2003-04-17 | 2010-06-16 | 住友大阪セメント株式会社 | 耐食性部材 |
JP4467453B2 (ja) * | 2004-09-30 | 2010-05-26 | 日本碍子株式会社 | セラミックス部材及びその製造方法 |
JP2006179531A (ja) * | 2004-12-20 | 2006-07-06 | Toshiba Ceramics Co Ltd | 窒化アルミニウム製静電チャック及びその製造方法 |
JP2006347801A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Nippon Steel Corp | 低熱膨張高比剛性セラミックス焼結体、その製造方法および静電チャック |
JP2007242913A (ja) * | 2006-03-09 | 2007-09-20 | Hitachi High-Technologies Corp | 試料載置電極及びそれを用いたプラズマ処理装置 |
JP5235909B2 (ja) * | 2008-02-07 | 2013-07-10 | 京セラ株式会社 | ジルコニア質焼結体およびその製造方法 |
WO2010067571A1 (ja) * | 2008-12-12 | 2010-06-17 | 出光興産株式会社 | 複合酸化物焼結体及びそれからなるスパッタリングターゲット |
JP3154629U (ja) * | 2009-08-04 | 2009-10-22 | 日本碍子株式会社 | 静電チャック |
-
2010
- 2010-02-08 JP JP2010025620A patent/JP5604888B2/ja active Active
- 2010-02-10 US US12/703,419 patent/US8358493B2/en active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102230222B1 (ko) * | 2019-05-14 | 2021-03-19 | 주식회사 동탄이엔지 | 정전척의 접착층 충진 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US8358493B2 (en) | 2013-01-22 |
US20110149462A1 (en) | 2011-06-23 |
JP2011151336A (ja) | 2011-08-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5604888B2 (ja) | 静電チャックの製造方法 | |
CN108495829B (zh) | 陶瓷材料及静电卡盘装置 | |
JP6781261B2 (ja) | 複合焼結体、静電チャック部材、および静電チャック装置 | |
JP2008160097A (ja) | 静電チャック、静電チャックの製造方法および基板処理装置 | |
US11817339B2 (en) | Electrostatic chuck device and method for manufacturing same | |
CN101265101A (zh) | 氧化钇材料、半导体制造装置用构件及氧化钇材料的制造方法 | |
JP6988999B2 (ja) | セラミックス基体およびサセプタ | |
WO2018221504A1 (ja) | 窒化アルミニウム質焼結体、および半導体保持装置 | |
JP4003907B2 (ja) | 窒化アルミニウム焼結体からなる半導体製造装置関連製品及びその製造方法並びに静電チャック、サセプタ、ダミーウエハ、クランプリング及びパーティクルキャッチャー | |
JPWO2019026818A1 (ja) | 部品および半導体製造装置 | |
CN112219273A (zh) | 静电吸盘及其制造方法 | |
JP5593694B2 (ja) | 耐食性部材及びその製造方法 | |
JP2016124734A (ja) | 耐食性部材、静電チャック装置および耐食性部材の製造方法 | |
WO2019182107A1 (ja) | 複合焼結体、静電チャック部材、静電チャック装置および複合焼結体の製造方法 | |
JP6015012B2 (ja) | 静電チャック部材 | |
JP5874248B2 (ja) | 静電チャック及びその製造方法 | |
JP2003313078A (ja) | 窒化アルミニウム焼結体およびそれを用いた静電チャック | |
JP2009302518A (ja) | 静電チャック | |
JP4623794B2 (ja) | アルミナ質耐食部材及びプラズマ装置 | |
JP2008227190A (ja) | 静電チャック、静電チャックの製造方法および基板処理装置 | |
JP2016069268A (ja) | 耐食性部材、静電チャック用部材および耐食性部材の製造方法 | |
JP2000143348A (ja) | 窒化アルミニウム焼結体及びその製造方法並びにこれを用いた半導体製造装置用部材 | |
WO2016052010A1 (ja) | 耐食性部材、静電チャック用部材および耐食性部材の製造方法 | |
JP2016160123A (ja) | 耐食性部材および静電チャック装置 | |
JP2016155705A (ja) | 耐食性部材、その製造方法および静電チャック装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120816 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130808 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130820 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131021 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140401 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140627 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20140707 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140729 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140811 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5604888 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |