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JP5540991B2 - 光学装置および表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ光を含む照射光を用いて映像表示を行う表示装置、およびそのような表示装置に適用される光学装置に関する。
プロジェクタ(投射型表示装置)の主要部品の1つである光学モジュールは、一般に、光源を含む照明光学系(照明装置)と、光変調素子を含む投射光学系(投影光学系)とから構成されている。このようなプロジェクタの分野では、近年、マイクロプロジェクタと呼ばれる小型(手のひらサイズ)かつ軽量な携帯型プロジェクタが普及し始めている。このマイクロプロジェクタでは、従来、照明装置の光源として主にLED(Light Emitting Diode)が使用されている。
一方で、最近では照明装置の新たな光源として、レーザが注目されている。例えば、赤(R),緑(G),青(B)の3原色のレーザ光を用いたプロジェクタとして、従来から気体レーザを用いたものが知られている。このように、レーザを光源として用いたプロジェクタは、例えば特許文献1において提案されている。光源としてレーザを用いることにより、色再現範囲が広く、かつ消費電力も小さいプロジェクタを得ることができる。
特開2005−250473号公報
ところで、レーザ光のようなコヒーレント光を拡散面に照射すると、通常の光では見られない斑点の模様が観察される。このような模様は、スペックル模様と呼ばれている。このスペックル模様は、拡散面の各点で散乱された光が、面上の微視的な凹凸に応じたランダムな位相関係で干渉し合うために生じるものである。
ここで、上記したレーザを光源として用いたプロジェクタでは、スクリーン上において、このようなスペックル模様(干渉パターン)が表示画像に重畳される。このため、人間の眼には強度のランダムノイズとして認識され、表示画質が低下してしまうことになる。
そこで、レーザを光源として用いたプロジェクタにおいて、このようなスペックル模様(スペックルノイズ)の発生を低減する手法として、スクリーンを微小振動させるようにしたものが提案されている。一般に、人間の眼および脳は、約20〜50ms内の画像のちらつきは判別できない。つまり、その時間内の画像は眼の中で積分され、平均化されている。したがって、この時間内に、スクリーン上において独立のスペックルパターンを多数重量させることにより、スペックルノイズを人間の眼の中で気にならない程度に平均化しようとするものである。しかしながら、この手法では、スクリーンを微小振動させる必要があるため、装置構成が大型化してしまうという問題があった。
また、上記特許文献1では、板バネ(保持部材)によって保持された光学素子を電磁力を用いて駆動する(微小振動させる)ことにより、スペックルノイズ(干渉パターン)を低減するようにしている。ところが、この構成では、光学素子と保持部材との間に振動時用の空間(スペース)を設ける必要があるため、やはり装置構成が大型化してしまっていた。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、小型化を図りつつ干渉パターンの発生を低減することが可能な光学装置および表示装置を提供することにある。
本発明の第1の光学装置は、レーザ光が通過する光学素子と、この光学素子を保持する保持部材と、コイルおよび磁石を含んで構成され、光学素子をレーザ光の光路と直交する面内で振動させる駆動部とを備えたものである。保持部材は、振動方向に沿って光学素子が通過もしくは挿入することが可能な開口または切り欠きを有している。
本発明の第2の光学装置は、プリズムアレイ、回折素子またはレンズからなり、レーザ光が通過する光学素子と、この光学素子を保持する保持部材と、光学素子をレーザ光の光路と直交する面内で振動させる駆動部とを備えたものである。保持部材は、振動方向に沿って光学素子が通過もしくは挿入することが可能な開口または切り欠きを有している。
本発明の第3の光学装置は、レーザ光が通過する光学素子と、この光学素子を保持する保持部材と、コイルおよび磁石を含んで構成され、光学素子をレーザ光の光路と直交する面内で振動させる駆動部とを備えたものである。保持部材は、光学素子における振動方向の直交断面の厚みよりも大きい開口または切り欠きを有している。
本発明の第4の光学装置は、プリズムアレイ、回折素子またはレンズからなり、レーザ光が通過する光学素子と、この光学素子を保持する保持部材と、光学素子をレーザ光の光路と直交する面内で振動させる駆動部とを備えたものである。保持部材は、光学素子における振動方向の直交断面の厚みよりも大きい開口または切り欠きを有している。
本発明の第1の表示装置は、レーザ光源を含む光源部と、この光源部からの光を映像信号に基づいて変調する光変調素子と、光源部と光変調素子との間に配置された光学装置とを備えたものである。この光学装置は、レーザ光源からのレーザ光が通過する光学素子と、この光学素子を保持する保持部材と、光学素子をレーザ光の光路と直交する面内で振動させる駆動部とを備えている。保持部材は、振動方向に沿って光学素子が通過もしくは挿入することが可能な開口または切り欠きを有している。
本発明の第2の表示装置は、レーザ光源を含む光源部と、この光源部からの光を映像信号に基づいて変調する光変調素子と、光源部と光変調素子との間に配置された光学装置とを備えたものである。この光学装置は、レーザ光源からのレーザ光が通過する光学素子と、この光学素子を保持する保持部材と、光学素子をレーザ光の光路と直交する面内で振動させる駆動部とを備えている。保持部材は、光学素子における振動方向の直交断面の厚みよりも大きい開口または切り欠きを有している。
本発明の光学装置および表示装置では、レーザ光が通過する光学素子がこのレーザ光の光路と直交する面内で振動することにより、レーザ光に起因した干渉パターンの発生が低減する。また、光学素子を保持する保持部材に上記開口または切り欠きが設けられていることにより、光学素子と保持部材との間に、振動時用の空間(スペース)を設けずに済むようになる。
本発明の光学装置および表示装置によれば、レーザ光が通過する光学素子を、このレーザ光の光路と直交する面内で振動させると共に、光学素子を保持する保持部材に上記開口または切り欠きを設けるようにしたので、光学素子と保持部材との間に振動時用の空間を設けずに、レーザ光に起因した干渉パターンの発生を低減することができる。よって、小型化を図りつつ干渉パターンの発生を低減する(表示画質を向上させる)ことが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る表示装置の概略構成を表す図である。 図1に示した光学装置の詳細構成を表す斜視図である。 比較例1に係る表示装置の全体構成を表す斜視図である。 被投射面上で発生する干渉パターンの一例を表す図である。 図2に示した光学装置の作用を比較例2に係る光学装置の作用と対比して説明するための模式図である。 光学装置内のヨークの配置に応じた作用の相違について説明するための模式図である。 変形例1に係る光学装置の詳細構成を表す斜視図である。 変形例2に係る光学装置の詳細構成を表す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。

1.実施の形態(光学素子を保持する保持部材に開口を設ける例)
2.変形例
変形例1(保持部材(弾性部材)としてワイヤサスペンションを用いた例)
変形例2(光学素子を、レーザ光の光路と直交する面内の2方向に振動させる例)
<実施の形態>
[表示装置1の概略構成]
図1は、本発明の一実施の形態に係る表示装置(表示装置1)の概略構成(断面構成)を斜視図で表すものである。表示装置1は、図示しないスクリーン(被投射面)に対して映像(映像光)を投射する投射型の表示装置である。この表示装置1は、筐体10内に、赤色レーザ11R、緑色レーザ11G、青色レーザ11B、コリメータレンズ12R,12G,12B、ダイクロイックプリズム131,132、光学装置14およびフライアイレンズ15を備えている。表示装置1はまた、偏光ビームスプリッタ(PBS;Polarization Beam Splitter)16、反射型液晶素子17および投射レンズ18(投射光学系)を備えている。なお、図中に示したZ1は光軸を表している。
赤色レーザ11R、緑色レーザ11Gおよび青色レーザ11Bはそれぞれ、赤色レーザ光、緑色レーザ光または青色レーザ光を発する3種類の光源である。これらのレーザ光源により光源部が構成されており、ここでは、これら3種類の光源がいずれもレーザ光源となっている。赤色レーザ11R、緑色レーザ11Gおよび青色レーザ11Bはそれぞれ、例えば半導体レーザや固体レーザ等からなる。
コリメータレンズ12R,12G,12Bは、赤色レーザ11Rから出射された赤色レーザ光、緑色レーザ11Gから出射された緑色レーザ光、青色レーザ11Bから出射された青色レーザ光をそれぞれ、コリメートして平行光とするためのレンズである。
ダイクロイックプリズム131は、コリメータレンズ12Bにより平行光とされた青色レーザ光を選択的に透過させる一方、コリメータレンズ12Rにより平行光とされた赤色レーザ光を選択的に反射させるプリズムである。ダイクロイックプリズム132は、ダイクロイックプリズム131から出射した青色レーザ光および赤色レーザ光を選択的に透過させる一方、コリメータレンズ12Gにより平行光とされた緑色レーザ光を選択的に反射させるプリズムである。これにより、赤色レーザ光、緑色レーザ光および青色レーザ光に対する色合成(光路合成)がなされるようになっている。
光学装置14は、上記した光源部(赤色レーザ11R、緑色レーザ11Gおよび青色レーザ11B)と、反射型液晶素子17との間(ここでは、ダイクロイックプリズム132とフライアイレンズ15との間の光路上)に配置されている。この光学装置14は、後述するスペックルノイズ(干渉パターン)を低減するための光学素子(光学素子140)を有するものである。なお、この光学装置14の詳細構成については後述する(図2)。
フライアイレンズ15は、基板上に複数のレンズが2次元配置されたものであり、これらのレンズの配列に応じて入射光束を空間的に分割して出射させるものである。これにより、このフライアイレンズ15からの出射光が均一化されて(面内の強度分布が均一化されて)出射されるようになっている。
偏光ビームスプリッタ16は、特定の偏光(例えばp偏光)を選択的に透過させると共に、他方の偏光(例えばs偏光)を選択的に反射させる光学部材である。これにより、フライアイレンズ15から出射した光(例えばs偏光)が選択的に反射されて反射型液晶素子17へ入射すると共に、この反射型液晶素子17から出射した映像光(例えばp偏光)が選択的に透過し、投射レンズ18へ入射するようになっている。
反射型液晶素子17は、光源部(赤色レーザ11R、緑色レーザ11Gおよび青色レーザ11B)からの光を、図示しない表示制御部から供給される映像信号に基づいて変調しつつ反射させることにより、映像光を出射する光変調素子である。このとき、反射型液晶素子17では、入射時と出射時とにおける各偏光(例えば、s偏光またはp偏光)が異なるものとなるように、反射がなされる。このような反射型液晶素子17は、例えばLCOS(Liquid Crystal On Silicon)等の液晶素子からなる。
投射レンズ18は、反射型液晶素子17により変調された光(映像光)を、図示しないスクリーンに対して投射(拡大投射)するためのレンズである。これにより、投射光Loutがスクリーン上へ投射されるようになっている。
[光学装置14の詳細構成]
次に、図2を参照して、上記した光学装置14の詳細構成について説明する。図2は、光学装置14の詳細構成を斜視図で表わしたものである。この光学装置14は、光学素子140、固定部ホルダ141、コイル142、磁石143、ヨーク144、可動部ホルダ145および板バネ146(保持部材)を有している。これらのうち、コイル142および固定部ホルダ141が「固定部」を構成し、光学素子140、磁石143、ヨーク144および板バネ146が、「可動部」を構成している。
光学素子140は、前述したようにスペックルノイズを低減するための素子であり、図中に示した光軸Z1上を進行するレーザ光がこの光学素子140を通過するようになっている。この光学素子140は、例えばプリズムアレイ、回折素子またはレンズからなり、ここでは矩形状となっている。
固定部ホルダ141は、上記した固定部であるコイル142を保持するためのホルダであり、例えばポリカーボネートや液晶ポリマー等の材料からなる。
コイル142は、例えば巻き線コイルからなる。磁石143は、例えばネオジム(Nd)や鉄(Fe)、ホウ素(ボロン;B)等の材料からなる永久磁石である。これらコイル142および磁石143は、電磁力を用いて、光学素子140をレーザ光の光路(図中の光軸Z1に対応)と直交する面内で振動(微小振動:振幅量=±0.5mm程度)させる駆動部として機能する。具体的には、ここでは光学素子140を、光軸Z1と直交する面内における所定の1方向(図中の振動方向P1;Y軸方向)に沿って振動させるようになっている。
ヨーク144は、磁石143から出力される磁束の方向を制御するための部材であり、例えば鉄(Fe)等の透磁率が高い材料からなる。また、このヨーク144は、ここでは磁石143からの磁束が装置外部(光学装置14の外部)へ出力されないように、磁石143の周囲に配置されている。具体的には、矩形状の磁石143における、コイル142側の面の対向面(光学素子140側の面)(Y−Z面)およびこれらの面の側面(Z−X面)をそれぞれ取り囲むように、ヨーク144が配置されている。
可動部ホルダ145は、上記した可動部としての光学素子140、磁石143、ヨーク144および板バネ146を保持するためのホルダであり、ここでは、光学素子140とヨーク144との間に配置されている。可動部ホルダ145は、例えばポリカーボネートや液晶ポリマー等の材料からなる。
板バネ146は光学素子140を保持する保持部材であり、ここでは、矩形状の光学素子140における対向する一対の側面(Z−X面)側にそれぞれ配置されている。この板バネ146は弾性部材であり、例えばSUS301−CSP等のバネ材料からなる。また、板バネ146では、光反射率を低減するための表面処理(例えば、黒色塗装、艶消し処理、またはブラスト処理(サンドブラスト等)など)が施されているようにするのが望ましい。具体的には、板バネ146の表面は黒色となっているのが望ましく、例えば、400〜700nmの波長帯域の光に対する反射率が10%以下となるような表面処理が施されていることが望ましい。これにより、板バネ146が金属製である場合に、この表面での乱反射光に起因した表示画質の低下を低減することができるからである。
この板バネ146にはまた、振動の際に光学素子140が通過する(通過することが可能な,挿入される,挿入可能な)開口が設けられている。すなわち、板バネ146における一方側の側面(Z−X面)には開口H1が設けられ、他方側の側面(Z−X面)には開口H2(図2中には図示せず)が設けられている。具体的には、これらの開口H1,H2はそれぞれ、ここでは矩形状(スリット状)となっており、光学素子140の振動時にこの光学素子140と板バネ146とが互いに接触(衝突)しないようになっている。なお、開口H1,H2の大きさは、例えば1mm×10mm程度である。
[表示装置1の作用・効果]
(1.表示動作)
この表示装置1では、まず、赤色レーザ11R、緑色レーザ11Gおよび青色レーザ11Bからそれぞれ出射された光(レーザ光)が、コリメータレンズ12R,12G,12Bによってそれぞれコリメートされ、平行光となる。次いで、このようにして平行光とされた各レーザ光(赤色レーザ光、緑色レーザ光および青色レーザ光)は、ダイクロイックプリズム131,132によって色合成(光路合成)がなされる。光路合成がなされた各レーザ光は、光学装置14を通過したのち、フライアイレンズ15へ入射する。この入射光はフライアイレンズ15によって均一化(面内の強度分布の均一化)がなされ、出射される。
次いで、このフライアイレンズ15からの出射光は、偏光ビームスプリッタ16によって選択的に反射され、反射型液晶素子17へ入射する。反射型液晶素子17では、この入射光が映像信号に基づいて変調されつつ反射されることにより、映像光として出射する。ここで、この反射型液晶素子17では、入射時と出射時とにおける各偏光が異なるものとなるため、反射型液晶素子17から出射した映像光は選択的に偏光ビームスプリッタ16を透過し、投射レンズ18へと入射する。そして、この入射光(映像光)は、投射レンズ18によって、図示しないスクリーンに対して投射(拡大投射)される。
この際、赤色レーザ11R、緑色レーザ11Gおよび青色レーザ11Bはそれぞれ、時分割的に順次発光(パルス発光)し、各レーザ光(赤色レーザ光,緑色レーザ光,青色レーザ光)を出射する。そして、反射型液晶素子17では、各色成分(赤色成分、緑色成分、青色成分)の映像信号に基づいて、対応する色のレーザ光が時分割的に順次変調される。これにより、映像信号に基づくカラー映像表示が表示装置1においてなされる。
(2.特徴的部分の作用)
次に、本発明の特徴的部分の作用(光学装置14の作用)について、比較例(比較例1,2等)と比較しつつ詳細に説明する。
図3は、比較例1に係る表示装置(表示装置100)の全体構成を表したものである。この比較例1の表示装置100は、本実施の形態の表示装置1と同様に、スクリーン(ここではスクリーン107)に対して映像光を投射する投射型の表示装置である。表示装置100は、赤色レーザ101R、緑色レーザ101G、青色レーザ101B、光強度変調器102R,102G,102B、ダイクロイックミラー103R,103G,103B、ポリゴンミラー104、カルバノミラー105およびf−θレンズ106を備えている。
この表示装置100では、赤色レーザ101Rから出射されたレーザ光は、光強度変調器102Rにおいて映像信号に基づいて変調されつつ透過し、映像光として出射する。同様に、緑色レーザ101Gから出射されたレーザ光は、光強度変調器102Gにおいて映像信号に基づいて変調されつつ透過し、映像光として出射する。また、青色レーザ101Bから出射されたレーザ光は、光強度変調器102Bにおいて映像信号に基づいて変調されつつ透過し、映像光として出射する。このようにして光強度変調器102R,102G,102Bからそれぞれ出射された各色の映像光は、ダイクロイックミラー103R,103G,103Bにおいて色合成(光路合成)がなされ、カラー映像に対応する映像光としてポリゴンミラー104へ入射する。この入射光は、水平同期信号に同期して高速回転(図中の矢印P101参照)するポリゴンミラー104によって、水平方向に偏向される。また、このようにして水平方向に偏向された光は、更に、垂直同期信号に同期して反射角を変化させる(図中の矢印P102参照)ガルバノミラー105によって、垂直方向に偏向される。そして、このようにして2次元に偏向されたレーザ光は、f−θレンズ106によってスクリーン107に対して投射(拡大投射)され、これにより映像信号に基づくカラー映像表示が表示装置100においてなされる。
ところで、レーザ光のようなコヒーレント光を拡散面に照射すると、例えば図4に示した写真のように、通常の光では見られない斑点の模様が観察される。このような模様は、スペックル模様と呼ばれている。このスペックル模様は、拡散面の各点で散乱された光が、面上の微視的な凹凸に応じたランダムな位相関係で干渉し合うために生じるものである。なお、このようなスペックル模様は、一般には2種類に大別される。1つ目は、結像系を通さないで観察されるものであり、回折界スペックルと呼ばれている。この回折界スペックルは、例えばCCD(Charge Coupled Device)カメラに対してレンズを付けずに拡散光をみたときに観察される。回折界スペックルでは、拡散面上の光の当たっている全ての点が干渉に寄与することになる。2つ目は、結像系を介して観察したときにみられるものであり、眼で拡散面をみたときに見えるスペックルがこれに相当する。このようなスペックルは、像界スペックルと呼ばれている。
ここで、上記比較例1の表示装置100のようにレーザ光源を用いたプロジェクタでは、スクリーン上において、このようなスペックル模様(干渉パターン)が表示画像に重畳される。このため、人間の眼には強度のランダムノイズとして認識され、表示画質が低下してしまうことになる。
そこで、レーザ光源を用いたプロジェクタにおいて、このようなスペックル模様(スペックルノイズ)の発生を低減するために、スクリーンを微小振動させる手法が考えられる。一般に、人間の眼および脳は、約20〜50ms内の画像のちらつきは判別できない。つまり、その時間内の画像は眼の中で積分され、平均化されている。したがって、この時間内に、スクリーン上において独立のスペックルパターンを多数重量させることにより、スペックルノイズを人間の眼の中で気にならない程度に平均化しようとするものである。しかしながら、この手法では、スクリーンを微小振動させる必要があるため、装置構成が大型化してしまう。
これに対して本実施の形態の光学装置14では、図2および図5(A)に示したように、まず、レーザ光が通過する光学素子140が、このレーザ光の光路(光軸Z1)と直交する面内(XY面内;ここではY軸方向に沿った振動方向P1)で振動(微小振動)する。具体的には、コイル142および磁石143によって、電磁力を用いてそのような振動がなされるように光学素子140が駆動される。これにより、上記した原理によって、レーザ光に起因したスペックルノイズ(干渉パターン)の発生が低減する。
また、この光学装置14では、光学素子140を保持する板バネ146に、振動の際に光学素子140が通過する開口H1,H2が設けられている。これにより、図5(A)に示したように、光学素子140と板バネ146との間に、振動時用の空間(スペース)を設けずに済むようになる。すなわち、光学素子140の厚み以上の大きさを有する開口H1,H2を設けることにより、光学素子140が振動した際に開口H1,H2を光学素子140が通過することができるようになり、振動時用の空間を設ける必要がなくなる。
一方で、例えば図5(B)に示した比較例2に係る光学装置(光学装置204)では、本実施の形態の光学装置14とは異なり、光学素子140を保持する板バネ204Aに、上記したような開口(もしくは切り欠き)が設けられていない。したがって、この比較例2の光学装置204では、図中に示したように、光学素子140と板バネ204Aとの間に振動時用の空間(光学素子140と板バネ204Aとが衝突しないようにするための隙間)を設ける必要が生じる。例えば、スペックルノイズを除去するために必要な振幅量が±0.5mmである場合、光学素子140と板バネ204Aとの間の隙間はそれぞれ、0.5mm以上確保しなければならならない。これに対して、本実施の形態の光学装置14では、このような隙間を設ける必要がないことから、この場合では比較例2の光学装置204と比べ、振動方向P1に沿った方向(Y方向)の大きさ(横幅)を1mm以上小さくすることが可能となる。
また、この光学装置14では、図6(A)に示したように、磁石143からの磁束φ1が光学装置14の外部へ出力されないように、ヨーク144が磁石143の周囲に配置されている。具体的には、矩形状の磁石143における、コイル142側の面の対向面(光学素子140側の面)(Y−Z面)およびこれらの面の側面(Z−X面)をそれぞれ取り囲むように、ヨーク144が配置されている。これにより、図6(A)に示したように、磁束φ1が磁石143の側面方向(ここではY軸方向)に広がらなくなるため、以下説明する、光学装置14の外部に設けられた他の磁性部材に起因した機能障害の発生が回避される。
具体的には、例えば図6(B)に示した光学装置(本実施の形態の他の構成例に係る光学装置14A)では、矩形状の磁石143におけるコイル142側の面の対向面(光学素子140側の面)にのみ、ヨーク144Aが配置されている。すなわち、図6(A)に示した光学装置14とは異なり、磁石143における側面(Z−X面)には、ヨークが配置されていない。このため、この光学装置14Aでは、図6(B)に示したように、磁石143からの磁束φ2が、磁石143の側面方向(Y軸方向)に広がってしまい、光学装置14Aの外部へ出力される。ところが、この方向(Y軸方向)は装置の最薄方向となっているため、外部の周辺付近には、他の磁性部材が存在する可能性がある。磁性部材が周辺に存在する場合、このような磁束φ2が発生すると吸引力が生じ、光学装置14Aの可動部が磁性部材の方向に吸引され、スペックルノイズ低減用の振動機能(本来の機能)に障害を及ぼすおそれがある。これに対して、図6(A)に示した光学装置14では、このような外部の磁性部材に起因した機能障害の発生を回避することができる。
以上のように本実施の形態では、光学装置14において、レーザ光が通過する光学素子140を、このレーザ光の光路と直交する面内で振動させると共に、光学素子140を保持する板バネ146に、振動の際に光学素子140が通過する開口H1,H2を設けるようにしたので、光学素子140と板バネ146との間に振動時用の空間を設けずに、レーザ光に起因した干渉パターン(スペックルノイズ)の発生を低減することができる。よって、小型化を図りつつ干渉パターンの発生を低減する(表示画質を向上させる)ことが可能となる。
<変形例>
続いて、上記実施の形態の変形例(変形例1,2)について説明する。なお、実施の形態における構成要素と同一のものには同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
[変形例1]
図7は、変形例1に係る光学装置(光学装置14B)の構成を斜視図で表したものである。本変形例の光学装置14Bは、上記実施の形態の光学装置14において、板バネ146の代わりに、ワイヤサスペンション147A,147Bおよび連結部材148を設けるようにしたものであり、他の構成は同様となっている。
ワイヤサスペンション147A,147Bは、それぞれ、光学素子140を保持する保持部材であり、ここでは、矩形状の光学素子140における対向する一対の側面(Z−X面)側に配置されている。これらのワイヤサスペンション147A,147Bは弾性部材であり、例えばベリリウム銅等のバネ材料からなる。なお、ワイヤサスペンション147A,147Bにおいてもまた、板バネ146と同様に、光反射率を低減するための表面処理が施されているようにするのが望ましい。
これらのワイヤサスペンション147A,147Bにも、振動の際に光学素子140が通過する(通過することが可能な,挿入される,挿入可能な)開口が設けられている。すなわち、ワイヤサスペンション147Aには開口H3が設けられ、ワイヤサスペンション147Bには開口H4が設けられている。具体的には、これらの開口H3,H4はそれぞれ、ここでは矩形状(スリット状)となっており、光学素子140の振動時にこの光学素子140とワイヤサスペンション147A,147Bとが互いに接触(衝突)しないようになっている。なお、開口H3,H4の大きさは、例えば1mm×10mm程度である。
連結部材148は、ワイヤサスペンション147A,147Bと光学素子140との間を連結するための部材であり、例えばポリカーボネートや液晶ポリマー等の材料からなる。
このような構成の光学装置14Bにおいても、上記実施の形態と同様の作用により同様の効果を得ることが可能である。すなわち、小型化を図りつつ干渉パターンの発生を低減する(表示画質を向上させる)ことが可能となる。
[変形例2]
図8は、変形例2に係る光学装置(光学装置14C)の構成を斜視図で表したものである。本変形例の光学装置14Cは、光学素子140を、レーザ光の光路と直交する面内における所定の2方向に沿って振動させるようにしたものである。この光学装置14Cは、光学素子140、固定部ホルダ141C、コイル142C1,142C2、磁石143C1,143C2、ヨーク144C1,144C2、可動部ホルダ145C1,145C2および板バネ146Cを有している。
固定部ホルダ141Cは、前述した固定部ホルダ141と同様に、固定部であるコイル142C1,142C2を保持するためのホルダである。具体的には、この固定部ホルダ141Cは、X軸上およびY軸上に沿って延在するL字状となっており、Y軸上に沿ってコイル142C1を保持すると共に、X軸上に沿ってコイル142C2を保持するようになっている。
コイル142C1,142C2はそれぞれ、前述したコイル142と同様に、例えば巻き線コイルからなる。磁石143C1,143C2もそれぞれ、前述した磁石143と同様の材料からなる永久磁石である。これらコイル142C1,142C2および磁石143C1,143C2もまた、電磁力を用いて、光学素子140をレーザ光の光路(図中の光軸Z1に対応)と直交する面内で振動(微小振動)させる駆動部として機能する。具体的には、ここでは光学素子140を、光軸Z1と直交する面内における所定の2方向(図中の振動方向P21,P22;Y軸,X軸方向)に沿って振動させるようになっている。
ヨーク144C1,144C2はそれぞれ、前述したヨーク144と同様に、磁石143C1,143C2から出力される磁束の方向を制御するための部材である。これらのヨーク144C1,144C2もまた、ヨーク144と同様に、磁石143C1,143C2からの磁束が装置外部(光学装置14Cの外部)へ出力されないように、磁石143C1,143C2の周囲に配置されている。
可動部ホルダ145C1,145C2はそれぞれ、前述した可動部ホルダ145と同様に、可動部としての光学素子140、磁石143C1,143C2、ヨーク144C1,144C2および板バネ146Cを保持するためのホルダである。具体的には、可動部ホルダ145C1は、Y軸上に沿って上記した各部材を保持する一方、可動部ホルダ145C2は、X軸上に沿って上記した各部材を保持している。
板バネ146Cは、前述した板バネ146と同様に、光学素子140を保持する保持部材であり、ここでは、矩形状の光学素子140におけるL字状に沿った2側面(Z−X面,Y−Z面)に配置されている。この板バネ146Cも弾性部材であり、例えばSUS301−CSP等のバネ材料からなる。また、板バネ146Cにおいてもまた、板バネ146と同様に、光反射率を低減するための表面処理が施されているようにするのが望ましい。この板バネ146Cにもまた、振動の際に光学素子140が通過する(通過することが可能な,挿入される,挿入可能な)開口が設けられている。すなわち、板バネ146Cには、X軸方向およびY軸方向に延在するL字状の開口H5が設けられている。この開口H5は、光学素子140の振動時にこの光学素子140と板バネ146Cとが互いに接触(衝突)しないようになっている。なお、開口H5の大きさは、例えば1mm×10mm程度である。
このような構成の光学装置14Cにおいても、上記実施の形態と同様の作用により同様の効果を得ることが可能である。すなわち、小型化を図りつつ干渉パターンの発生を低減する(表示画質を向上させる)ことが可能となる。
なお、本変形例においても、板バネ146Cの代わりに、上記変形例1において説明したワイヤサスペンションを設けるようにしてもよい。
[その他の変形例]
以上、実施の形態および変形例を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態等に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態等では、保持部材(板バネまたはワイヤサスペンション)に、振動の際に光学素子が通過する開口が設けられている場合について説明したが、この場合には限られない。具体的には、そのような開口の代わりに(または開口に加えて)、振動の際に光学素子が通過する(通過することが可能な,挿入される,挿入可能な)切り欠きを、保持部材に設けるようにしてもよい。
また、上記実施の形態等では、光学素子を、レーザ光の光路と直交する面内における所定の1方向または2方向に沿って振動させる場合について説明したが、この場合には限られない。すなわち、レーザ光の光路と直交する面内で振動させるのであれば、他の振動方向に沿って光学素子を振動させる(例えば、上記面内で回転振動させる)ようにしてもよい。
更に、上記実施の形態等では、複数種類(赤色用,緑色用,青色用)の光源がいずれもレーザ光源である場合について説明したが、この場合には限られず、複数種類の光源のうちの少なくとも1つがレーザ光源であればよい。すなわち、光源部内に、レーザ光源と他の光源(例えばLED等)とを組み合わせて設けるようにしてもよい。
加えて、上記実施の形態等では、光変調素子が反射型の液晶素子である場合を例に挙げて説明したが、この場合には限られず、例えば透過型の液晶素子であってもよく、更には、液晶素子以外の光変調素子であってもよい。
また、上記実施の形態等では、異なる波長の光を発する3種類の光源を用いた場合について説明したが、例えば3種類の光源ではなく、1種類や2種類,4種類以上の光源を用いるようにしてもよい。
更に、上記実施の形態等では、光学装置および表示装置の各構成要素(光学系)を具体的に挙げて説明したが、全ての構成要素を備える必要はなく、また、他の構成要素を更に備えていてもよい。
加えて、上記実施の形態等では、光変調素子により変調された光をスクリーンに投射する投射光学系(投影レンズ)を備え、投射型の表示装置として構成されている場合について説明したが、本発明は、直視型の表示装置などにも適用することが可能である。
1…表示装置、10…筐体、11R…赤色レーザ、11G…緑色レーザ、11B…青色レーザ、12R,12G,12B…コリメータレンズ、131,132…ダイクロイックプリズム、14,14A,14B,14C…光学装置、140…光学素子、141,141C…固定部ホルダ、142,142C1,142C2…コイル、143,143C1,143C2…磁石、144,144A,144C1,144C2…ヨーク、145,145C1,145C2…可動部ホルダ、146,146C…板バネ、147A,147B…ワイヤサスペンション、148…連結部材、15…フライアイレンズ、16…偏光ビームスプリッタ、17…反射型液晶素子、18…投射レンズ、Z1…光軸、P1,P21,P22…振動方向、Lout…投射光、H1,H2,H3,H4,H5…開口、φ1,φ2…磁束。

Claims (17)

  1. レーザ光が通過する光学素子と、
    前記光学素子を保持する保持部材と、
    コイルおよび磁石を含んで構成され、前記光学素子を前記レーザ光の光路と直交する面内で振動させる駆動部と
    を備え、
    前記保持部材は、振動方向に沿って前記光学素子が通過もしくは挿入することが可能な、開口または切り欠きを有する
    光学装置。
  2. プリズムアレイ、回折素子またはレンズからなり、レーザ光が通過する光学素子と、
    前記光学素子を保持する保持部材と、
    前記光学素子を前記レーザ光の光路と直交する面内で振動させる駆動部と
    を備え、
    前記保持部材は、振動方向に沿って前記光学素子が通過もしくは挿入することが可能な、開口または切り欠きを有する
    光学装置。
  3. レーザ光が通過する光学素子と、
    前記光学素子を保持する保持部材と、
    コイルおよび磁石を含んで構成され、前記光学素子を前記レーザ光の光路と直交する面内で振動させる駆動部と
    を備え、
    前記保持部材は、前記光学素子における振動方向の直交断面の厚みよりも大きい開口または切り欠きを有する
    光学装置。
  4. プリズムアレイ、回折素子またはレンズからなり、レーザ光が通過する光学素子と、
    前記光学素子を保持する保持部材と、
    前記光学素子を前記レーザ光の光路と直交する面内で振動させる駆動部と
    を備え、
    前記保持部材は、前記光学素子における振動方向の直交断面の厚みよりも大きい開口または切り欠きを有する
    光学装置。
  5. 前記磁石からの磁束が装置外部へ出力されないように、前記磁石の周囲にヨークが配設されている
    請求項1または請求項3に記載の光学装置。
  6. 前記保持部材が弾性部材である
    請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の光学装置。
  7. 前記保持部材が、板バネまたはワイヤサスペンションである
    請求項に記載の光学装置。
  8. 前記保持部材において、光反射率を低減するための表面処理が施されている
    請求項に記載の光学装置。
  9. 前記光学素子が、プリズムアレイ、回折素子またはレンズである
    請求項1、請求項3、請求項5ないし請求項8のいずれか1項に記載の光学装置。
  10. 前記駆動部は、前記光学素子を、前記直交する面内における所定の1方向または2方向に沿って振動させる
    請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の光学装置。
  11. 前記開口または切り欠きは、振動の際に前記光学素子が前記保持部材へ衝突しないように形成されている
    請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の光学装置。
  12. レーザ光源を含む光源部と、
    前記光源部からの光を映像信号に基づいて変調する光変調素子と、
    前記光源部と前記光変調素子との間に配置された光学装置と
    を備え、
    前記光学装置は、
    前記レーザ光源からのレーザ光が通過する光学素子と、
    前記光学素子を保持する保持部材と、
    前記光学素子を前記レーザ光の光路と直交する面内で振動させる駆動部と
    を備え、
    前記保持部材は、振動方向に沿って前記光学素子が通過もしくは挿入することが可能な、開口または切り欠きを有する
    表示装置。
  13. レーザ光源を含む光源部と、
    前記光源部からの光を映像信号に基づいて変調する光変調素子と、
    前記光源部と前記光変調素子との間に配置された光学装置と
    を備え、
    前記光学装置は、
    前記レーザ光源からのレーザ光が通過する光学素子と、
    前記光学素子を保持する保持部材と、
    前記光学素子を前記レーザ光の光路と直交する面内で振動させる駆動部と
    を備え、
    前記保持部材は、前記光学素子における振動方向の直交断面の厚みよりも大きい開口または切り欠きを有する
    表示装置。
  14. 前記光変調素子により変調された光を被投射面に対して投射する投射光学系を更に備えた
    請求項12または請求項13に記載の表示装置。
  15. 前記光変調素子が液晶素子である
    請求項12ないし請求項14のいずれか1項に記載の表示装置。
  16. 前記光源部は、赤色光、緑色光または青色光を発する3種類の光源を有する
    請求項12ないし請求項1のいずれか1項に記載の表示装置。
  17. 前記3種類の光源のうちの少なくとも1つが、前記レーザ光源である
    請求項1に記載の表示装置。
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