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JP2008052809A - 光調整要素の駆動装置 - Google Patents

光調整要素の駆動装置 Download PDF

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JP2008052809A
JP2008052809A JP2006227397A JP2006227397A JP2008052809A JP 2008052809 A JP2008052809 A JP 2008052809A JP 2006227397 A JP2006227397 A JP 2006227397A JP 2006227397 A JP2006227397 A JP 2006227397A JP 2008052809 A JP2008052809 A JP 2008052809A
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JP2006227397A
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Toru Ishimasa
徹 石政
Katsunobu Yoshida
克信 吉田
Koichi Hirabayashi
浩一 平林
Daisuke Kakemizu
大介 掛水
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Nidec Precision Corp
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Nidec Copal Corp
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Abstract

【課題】NDフィルタ等の光調整要素の駆動装置を簡素化、小型化する。
【解決手段】光を通す開口部10aを画定するベース10、開口部に対して臨む位置と退避位置との間で移動自在に支持された光調整要素20、光調整要素を駆動する駆動機構40、50、駆動機構による駆動動作を検出するためのフォトインタラプタ60及びフォトインタラプタにより検出される被検出片23を備え、被検出片23は、光調整要素20の一部に遮光材料を塗布して形成されている。このように、光調整要素20の一部を遮光材料で塗布して被検出片23を形成したことにより、部品の削減、構造の簡素化、装置の小型化、低コスト化等を達成することができる。したがって、この装置を適用する光ピックアップユニットを小型化しつつ、CD又はDVD等の記録媒体に対して情報の記録または記録された情報の再生を行うことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、CDあるいはDVD等の記録媒体に対してレーザー光を用いて情報を記録又は記録情報を再生する際に、光を調整する光調整要素(例えば、光量を調整するNDフィルタ等)を光路上に対して出し入れする光調整要素の駆動装置に関し、特にフォトインタラプタを用いて検出しつつその駆動を行う光調整要素の駆動装置に関する。
光路上に対してNDフィルタを出し入れする従来の駆動装置としては、NDフィルタを保持すると共に揺動自在に支持された保持フレーム、保持フレームに連結されたリンク部材、リンク部材を介して保持フレームを開口部(光路上)に臨む位置と開口部から退避した位置との間で駆動する駆動モータ等を備え、駆動モータが一方向及び他方向に回転すると、リンクを介して保持フレームが揺動し、NDフィルタが開口部に臨む位置又は開口部から退避した位置に移動させられるものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
そして、NDフィルタが開口部に臨む位置にあるか退避位置にあるかは、投光素子及び受光素子を含むフォトインタラプタ、フォトインタラプタの遮光及び通光を行うべく保持フレームあるいはリンク部材等に設けられて投光素子と受光素子の間に介入し得る検出フラグ(被検出片)等を設けることにより行われていた。
したがって、この検出フラグ(被検出片)を保持フレームあるいはリンク部材に設けるための専用のスペースが必要であり、装置の小型化を行うには限界があった。
また、NDフィルタ及び保持フレームを揺動又は往復動させるための駆動機構を配置するためにも、比較的広いスペースが必要になり、前述同様に、装置の小型化を行うには限界があった。
特開平5−333403号公報 特開2000−214514号公報
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、部品点数の削減等による構造の簡素化、駆動機構の簡素化、小型化、低コスト化等を図りつつ、NDフィルタ等の光調整要素を、光路上(開口部)に臨む位置と退避位置との間で高精度に検出しつつ移動させることのできる光調整要素の駆動装置を提供することにある。
本発明に係る光調整要素の駆動装置は、光を通す開口部を画定するベースと、開口部に対して臨む位置と退避位置との間で移動自在に支持された光調整要素と、光調整要素を駆動する駆動機構と、駆動機構による駆動動作を検出するためのフォトインタラプタ及びフォトインタラプタにより検出される被検出片とを備えた光調整要素の駆動装置であって、上記被検出片は、光調整要素の一部に遮光材料を塗布して形成されている、ことを特徴としている。
この構成によれば、光調整要素は、駆動機構により駆動されて、ベースの開口部に臨む位置と退避位置の間を移動し、又、フォトインタラプタが光調整要素に形成された被検出片を検出して、この駆動動作(すなわち、光調整要素が臨む位置又は退避位置に位置付けられたこと)を検出する。
このように、光調整要素の一部を遮光材料で塗布して被検出片を形成したことにより、部品の削減、構造の簡素化、装置の小型化、低コスト化等を達成することができる。
したがって、例えば、青色レーザー光等を用いる光ピックアップユニットにこの駆動装置が適用された場合、光ピックアップユニットを小型化しつつ、CD又はDVD等の記録媒体に対して情報の記録または記録された情報の再生を行うことができる。
上記構成において、光調整要素は、光量を調整する薄板状のNDフィルタであり、被検出片は、NDフィルタの移動方向における先端領域に画定されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、開口部に臨む位置と退避位置の間を所定方向に移動するNDフィルタにおいて、その移動方向の先端領域を塗布して被検出片を形成したことにより、開口部に隣接してフォトインタラプタを配置することができ、又、NDフィルタが退避位置に移動したとき、被検出片がフォトインタラプタ(の投光素子と受光素子の間)に介在して遮光し、NDフィルタが退避位置に位置することを検出することができる。
このように、開口部の周りに部品を集約して配置でき、又、NDフィルタ(光調整要素)を単に直線的に往復動させることができ、この移動方向に垂直な方向における装置の薄型化、小型化を達成することができる。
上記構成において、光調整要素は、NDフィルタと同一の厚さをなして一体的に形成された透明な平行ガラス板を含み、光調整要素は、NDフィルタが臨む位置にあるとき平行ガラス板が退避位置に位置し、かつ、NDフィルタが退避位置にあるとき平行ガラス板が臨む位置に位置するように駆動される、構成を採用することができる。
この構成によれば、光調整要素を、被検出片→NDフィルタ→平行ガラス板の順序で配列するように形成することができ、又、NDフィルタが退避位置にあるとき平行ガラス板が臨む位置に位置するため、NDフィルタが光路上から外れた場合でも光の屈折率を一定に維持することができる。したがって、この装置をレンズ光学系において平行光となる以外の領域にも介在させることができる。
上記構成において、光調整要素を保持して往復動する保持フレームを有し、保持フレームは、被検出片を往復動方向の自由端に位置するようにNDフィルタの縁部を嵌合させる嵌合溝と、嵌合溝に嵌合されたNDフィルタに隣接して形成された所定の貫通口とを含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、保持フレームの嵌合溝にNDフィルタを嵌合させることにより、NDフィルタを保持フレームに対して容易に保持させることができ、又、被検出片→NDフィルタ→貫通口が配列される方向において保持フレームを往復動させることで、NDフィルタが開口部に臨む位置にあるとき貫通口が退避位置に位置し、NDフィルタが退避位置にあるとき貫通口が開口部に臨む位置に位置するように駆動することができる。
上記構成において、光調整要素を保持して往復動する保持フレームを有し、保持フレームは、被検出片を往復動方向の自由端に位置するようにNDフィルタ及び平行ガラス板の縁部を嵌合させる嵌合溝と、嵌合溝に嵌合されたNDフィルタに隣接して形成され平行ガラス板を露出させる所定の貫通口とを含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、保持フレームの嵌合溝にNDフィルタ及び平行ガラス板を嵌合させることにより、NDフィルタ及び平行バラス板を保持フレームに対して容易に保持させることができ、又、被検出片→NDフィルタ→貫通口(及び平行ガラス板)が配列される方向において保持フレームを往復動させることで、NDフィルタが開口部に臨む位置にあるとき貫通口(すなわち、平行ガラス板)が退避位置に位置し、NDフィルタが退避位置にあるとき貫通口(すなわち、平行ガラス板)が開口部に臨む位置に位置するように駆動することができる。
上記構成において、駆動機構は、駆動モータ、駆動モータにより回転駆動される歯車列を含み、保持フレームは、歯車列に噛合するラックを含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、駆動モータを起動して歯車を回転させることにより、ラックを介して、保持フレームが所定方向に往復駆動され、この保持フレームと一緒に光調整要素及び被検出片が往復駆動される。したがって、保持フレームの往復動方向に垂直な方向において装置を薄型化、小型化することができる。
上記構成をなす光調整要素の駆動装置によれば、部品点数の削減等による構造の簡素化、駆動機構の簡素化、小型化、低コスト化等を達成しつつ、NDフィルタ等の光調整要素を、光路上(開口部)に臨む位置と退避位置との間で高精度に移動させることのできる光調整要素の駆動装置を得ることができる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図7は、本発明に係る光調整要素の駆動装置の一実施形態を示すものであり、図1はこの装置を採用した光ピックアップユニットの概略構成図、図2は装置の分解斜視図、図3及び図4は装置の部品を示す斜視図、図5は装置の一部をなすフォトインタラプタ及び被検出片を含む光調整要素を示す部分斜視図、図6及び図7は装置における光調整要素の動作を示す正面図である。
この駆動装置Mが適用される光ピックアップユニットは、図1に示すように、青色レーザー光を発するレーザーダイオード1、ハーフミラー2、コリメータレンズ3、立上げミラー4、ディスクDに光を照射する対物レンズ5等を備えている。
そして、この駆動装置Mは、レーザーダイオード1とハーフミラー2の間に配置されている。
この駆動装置Mは、図2に示すように、開口部10aを画定するベース10、光調整要素20、光調整要素20を保持する保持フレーム30、駆動機構としての駆動モータ40及び歯車列50、光調整要素20の一部に形成された後述する被検出片23を検出するフォトインタラプタ60、ベース10に結合されるカバー70等を備えている。
ベース10は、図3に示すように、樹脂材料等を用いて外輪郭がX方向に伸長する略矩形状に形成され、その略左側寄りに主光軸Lをもつ光を通す略矩形の開口部10a、開口部10aの上下においてX方向に伸長し保持フレーム30をガイドする一対のガイド溝11、開口部10aの左側に隣接しフォトインタラプタ60を取り付けるための凹部12、駆動モータ40を収容するための凹部13、駆動モータ40を固定するための嵌合部14、歯車列50を収容するための凹部15、歯車列50の一つを支持する支軸16、カバー70を結合するためのピン17及び掛止爪18等を備えている。
カバー70は、図4に示すように、樹脂材料等を用いて外輪郭がX方向に伸長する略矩形状に形成され、その略左側寄りに主光軸Lをもつ光を通す略矩形の切り欠き部70a、嵌合部14と協働して駆動モータ40を固定するべく凹部13に対向する位置に設けられた固定片73、支軸16の先端を嵌合させる嵌合孔76、ピン17を嵌合させる2つの嵌合孔77、スナップフィット結合により掛止爪18に掛止させる2つの結合片78等を備えている。
光調整要素20は、図2及び図5に示すように、X方向に長尺で所定の厚みをなす平行板に形成され、その左側の略半分にNDフィルタ21、その右側の略半分に透明な平行ガラス板22、NDフィルタ21の左側(移動方向)の先端領域においてNDフィルタ21に遮光材料を塗布して形成した被検出片23を一体的に備えている。
すなわち、この光調整要素20は、薄板状の平行な(厚さ一定の)ガラスプレートに対して、左側の略半分にNDフィルタ層を積層し、さらに、NDフィルタ層の左側の先端領域に遮光材料を塗布(積層)して、被検出片23、NDフィルタ21、平行ガラス板22をX方向に順次に配列して、全体として略同一の厚みをなすように形成されている。
そして、平行ガラス板22が進入した光の約98パーセント程度を通し、NDフィルタ21が進入した光の約50パーセント程度を通すようになっている。また、被検出片23は、光を遮光するようになっている。
このように、NDフィルタ21の移動方向の先端領域に被検出片23を設けることにより、後述するフォトインタラプタ60を開口部10aに隣接して配置することができる。したがって、開口部10aの周りに部品を集約して配置でき、又、NDフィルタ21(光調整要素20)を単に直線的にX方向に往復動させることができ、この移動方向に垂直な方向における装置の薄型化、小型化を達成することができる。
保持フレーム30は、図2及び図5に示すように、樹脂材料等を用いて、X方向に長尺な薄板状に形成され、光を通す略矩形の貫通口31、左側端面から貫通口31の周りの領域まで伸長して形成された嵌合溝32、貫通口31から上下に離れた位置に形成された一対の被ガイド部33、貫通口31の右側においてX方向に伸長するように形成されたラック(歯列)34等を備えている。
そして、保持フレーム30は、光調整要素20の右側略半分を嵌合溝32に嵌合させることにより、被検出片23を自由端に位置付けた状態で光調整要素20を保持し、又、平行ガラス板22を貫通口31に露出させるようになっている。このように、保持フレーム30の嵌合溝32にNDフィルタ21及び平行ガラス板22の縁部を嵌合させることにより、光調整要素20を保持フレーム30に対して容易にかつ堅固に保持させることができる。
また、ラック34に対して、後述する歯車列50の小歯車53が噛合されて回転することにより、保持フレーム30は、被ガイド部33がベース10のガイド溝11にガイドされつつX方向に移動する。
すなわち、保持フレーム30がX方向の左向きに移動することで、NDフィルタ21を開口部10aから外れた退避位置に移動させ、平行ガラス板22を開口部10に臨む位置に移動させ、被検出片23をフォトインタラプタ60に入り込む位置に移動させる。
一方、保持フレーム30がX方向の右向きに移動することで、NDフィルタ21を開口部10aに臨む位置に移動させ、平行ガラス板22を開口部10から外れた退避位置に移動させ、被検出片23をフォトインタラプタ60から抜け出た位置に移動させる。
駆動モータ40は、図2に示すように、後述する歯車列50の一部をなすウォーム51を結合させる回転軸41、ケース42等を備えたDCモータである。そして、駆動モータ40は、回転軸41の軸線がX方向に伸長するように、ベース10の凹部13に収容され、ケース42の両端がベース10の嵌合部14に嵌合され、カバー70の固定片73に押圧されることにより、ベース10及びカバー70の内部に堅固に固定されている。
ここでは、駆動モータ40の回転軸41を、X方向に伸長するように配置したことにより、主光軸L方向及びX方向に垂直なY方向において、装置を薄型化及び小型化することができる。
歯車列50は、回転軸41に直結されたウォーム51、ウォーム51に噛合する大歯車(ウォームホイール)52、大歯車52と同軸にて一体的に回転するように形成されると共に保持フレーム30のラック34に噛合する小歯車53により構成されている。
そして、歯車列50は、ベース10の凹部15に収容されると共に、大歯車52及び小歯車53は、支軸16により回動自在に支持されており、駆動モータ40が回転すると、ウォーム51→大歯車52→小歯車53→ラック34を介して、保持フレーム30に駆動力が伝達され、保持フレーム30はX方向に移動させられるようになっている。
フォトインタラプタ60は、図5に示すように、検出用の光を投光する投光素子を含む投光部61、投光素子により発せられた光を受光する受光素子を含む受光部62、投光部61と受光部62の間に形成された間隙部63等を備えている。
そして、フォトインタラプタ60は、ベース10の凹部12に取り付けられて、投光部61から受光部62に検出用の光が発せられた状態で、光調整要素20の被検出片23が間隙部63に入り込んで光を遮ると、検出信号を発するようになっている。
次に、上記駆動装置の動作について、図6及び図7を参照しつつ説明する。
先ず、NDフィルタ21が光路上から外れた状態では、図6に示すように、保持フレーム30がX方向左向きに移動し、平行ガラス板22が開口部10aに臨む位置に位置し、被検出片23がフォトインタラプタ60の間隙部63に入り込んで検出用の光を遮断している。
このとき、開口部10aを通る光(例えば、青色レーザー光)は、殆ど減光されることなく平行ガラス板22を通過する。
次に、駆動モータ40が一方向に起動されると、歯車列50(ウォーム51→大歯車52→小歯車53)及びラック34を介して、保持フレーム30にX方向右向きの駆動力が伝達され、保持フレーム30は、その被ガイド部33がガイド溝11の右側端部に当接して停止する。
このとき、図7に示すように、NDフィルタ21は開口部10aに臨む位置に移動し、平行ガラス板22は開口部10aから外れた退避位置に移動し、被検出片23はフォトインタラプタ60の間隙部63から抜け出た位置に移動した状態となる。
この状態で、開口部10aを通る光(例えば、青色レーザー光)は、約半分に減光されてNDフィルタ21を通過する。
一方、駆動モータ40が逆向きに起動されると、歯車列50(ウォーム51→大歯車52→小歯車53)及びラック34を介して、保持フレーム30にX方向左向きの駆動力が伝達され、保持フレーム30は、その被ガイド部33がガイド溝11の左側端部に当接して停止する。
このとき、図6に示すように、NDフィルタ21は開口部10aから外れた退避位置に移動し、平行ガラス板22は開口部10aに臨む位置に移動し、被検出片23はフォトインタラプタ60の間隙部63に入り込む位置に移動した状態となる。
この状態で、開口部10aを通る光(例えば、青色レーザー光)は、殆ど減光されることなく平行ガラス板22を通過する。
すなわち、駆動モータ40の回転方向を制御することにより、又、フォトインタラプタ60及び被検出片23により駆動動作を検出することにより、光調整要素20をX方向に移動させて、NDフィルタ21を、開口部10a(光路上)に介在させ又開口部10a(光路上)から後退させることができる。
このように、光調整要素20の一部を遮光材料で塗布して被検出片23を形成したことにより、部品の削減、構造の簡素化、装置の小型化、低コスト化等を達成することができる。したがって、図1に示すように、例えば、青色レーザー光等を用いる光ピックアップユニットに対して、この駆動装置Mが適用された場合、光ピックアップユニットを小型化しつつ、CD又はDVD等のディスク(記録媒体)Dに対して、情報の記録または記録された情報の再生を行うことができる。
また、この駆動装置Mは、光調整要素20として、NDフィルタ21及び平行ガラス板22を含み、NDフィルタ21が開口部10aから外れた退避位置にあるとき平行ガラス板22が開口部10aに臨む位置に位置するため、NDフィルタ21が光路上から外れた場合でも光の屈折率を一定に維持することができる。
したがって、この駆動装置Mを、図1に示すように、レンズ光学系において平行光となる以外の領域にも介在させることができる。
図8ないし図10は、本発明に係る駆動装置の他の実施形態を示すものであり、図8はこの実施形態に係る駆動装置M´を採用した光ピックアップユニットの概略構成図、図9は装置M´の一部を示す部分斜視図、図10は装置M´の動作を示す部分正面図である。尚、前述の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
すなわち、この駆動装置M´は、図1に示すように、前述の光調整要素20に代えて光調整要素20´、前述の保持フレーム30に代えて保持フレーム30´を備えている。
光調整要素20´は、図9に示すように、所定の厚みをなす平行板に形成され、NDフィルタ21、NDフィルタ21の左側の先端領域においてNDフィルタ21に遮光材料を塗布して形成した被検出片23を一体的に備えている。
すなわち、この光調整要素20´は、薄板状の平行な(厚さ一定の)ガラスプレートに対してNDフィルタ層を積層し、さらに、NDフィルタ層の左側の先端領域に遮光材料を塗布(積層)して、被検出片23及びNDフィルタ21をX方向に順次に配列して形成している。
保持フレーム30´は、図9に示すように、樹脂材料等を用いて、X方向に長尺な薄板状に形成され、光を通す略矩形の貫通口31、左側端面に形成された嵌合溝32´、一対の被ガイド部33、ラック(歯列)34等を備えている。
そして、保持フレーム30´は、NDフィルタ21の右側縁部を嵌合溝32´に嵌合させることにより、被検出片23を自由端に位置付けた常態で光調整要素20´を保持し、貫通口31は何も介在しない貫通したままの状態となっている。このように、保持フレーム30´の嵌合溝32´にNDフィルタ21の縁部を嵌合させることにより、光調整要素20´を保持フレーム30´に対して容易にかつ堅固に保持させることができる。
そして、保持フレーム30´がX方向の左向きに移動することで、NDフィルタ21を開口部10aから外れた退避位置に移動させ、貫通口31を開口部10に臨む位置に移動させ、被検出片23をフォトインタラプタ60に入り込む位置に移動させる。
一方、保持フレーム30´がX方向の右向きに移動することで、NDフィルタ21を開口部10aに臨む位置に移動させ、貫通口31を開口部10aから外れた退避位置に移動させ、被検出片23をフォトインタラプタ60から抜け出た位置に移動させる。
この駆動装置M´の動作を、図10(a),(b)を参照しつつ説明すると、先ず、NDフィルタ21が光路上に介在する状態では、図10(a)に示すように、保持フレーム30´がX方向右向きに移動し、貫通口31が開口部10aから外れた退避位置に位置し、被検出片23がフォトインタラプタ60の間隙部63から抜け出た位置に位置している。このとき、開口部10aを通る光(例えば、青色レーザー光)は、約半分に減光されてNDフィルタ21を通過する。
次に、駆動モータ40が一方向に起動されると、歯車列50(ウォーム51→大歯車52→小歯車53)及びラック34を介して、保持フレーム30´にX方向左向きの駆動力が伝達され、保持フレーム30´は、その被ガイド部33がガイド溝11の左側端部に当接して停止する。
このとき、図10(b)に示すように、NDフィルタ21は開口部10aから外れた退避位置に移動し、貫通口31は開口部10aに臨む位置に移動し、被検出片23はフォトインタラプタ60の間隙部63に入り込む位置に移動した状態となる。
この状態で、開口部10aを通る光(例えば、青色レーザー光)は、殆ど減光されることなく貫通口31を通過する。
一方、駆動モータ40が逆向きに起動されると、歯車列50(ウォーム51→大歯車52→小歯車53)及びラック34を介して、保持フレーム30´にX方向右向きの駆動力が伝達され、保持フレーム30´は、その被ガイド部33がガイド溝11の右側端部に当接して停止する。
このとき、図10(a)に示すように、NDフィルタ21は開口部10aに臨む位置に移動し、貫通口31は開口部10aから外れた退避位置に移動し、被検出片23はフォトインタラプタ60の間隙部63から抜け出た位置に移動した状態となる。
この状態で、開口部10aを通る光(例えば、青色レーザー光)は、再び約半分に減光されてNDフィルタ21を通過する。
ここでは、NDフィルタ21が開口部10aから外れた退避位置に位置するとき、開口部10aには貫通口31のみが臨み、前述のように平行ガラス板22は介在していない。
したがって、図8に示すように、コリメータレンズ3と立上げミラー4の間のように平行光線が通過する領域に介在させることにより、光の屈折率を変化させることなく、NDフィルタ21を光路上に対して出し入れすることができる。
この駆動装置M´によれば、光調整要素20´及び保持フレーム30´の構造を簡素化でき、装置M´の軽量化、低コスト化等を達成することができる。したがって、図8に示すように、例えば、青色レーザー光等を用いる光ピックアップユニットに対して、この駆動装置M´が適用された場合、光ピックアップユニットを小型化しつつ、CD又はDVD等のディスク(記録媒体)Dに対して、情報の記録または記録された情報の再生を行うことができる。
上記実施形態においては、光調整要素として、一つのNDフィルタ21を備えるものを示したが、これに限定されるものではなく、複数段に亘って光透過率が変えられた複数のNDフィルタをもつもの、あるいは、NDフィルタ以外で、光を通しつつその屈折率あるいは強度等を調整する材料を適用することができる。
上記実施形態においては、保持フレーム30,30´を採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、光調整要素が駆動機構により直接駆動されるようにしてもよい。
上記実施形態においては、駆動機構として、駆動モータ40及び歯車列50を採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、フォトインタラプタ及び被検出片を用いて駆動を制御するものであれば、その他の駆動機構を採用してもよい。
以上述べたように、本発明に係る光調整要素の駆動装置は、構造の簡素化、小型化、薄型化等を達成しつつ、光調整要素を高精度に駆動することができるため、特に小型化等が要求される情報記録及び再生装置の光ピックアップユニットにおけるレーザー光(例えば青色レーザー光)等の強さ調整を行う駆動装置として適用できるのは勿論のこと、NDフィルタ等に限らず、その他の光調整要素を駆動する必要のあるものであれば、その他の光学装置にも有用である。
本発明に係る光調整要素の駆動装置を適用する光ピックアップユニットを示す概略構成図である。 本発明に係る光調整要素の駆動装置の一実施形態を示す分解斜視図である。 図2に示す駆動装置の一部をなすベースの斜視図である。 図2に示す駆動装置の一部をなすカバーの斜視図である。 図2に示す駆動装置の一部をなす光調整要素、保持フレーム、及びフォトインタラプタを示す部分斜視図である。 図2に示す駆動装置の動作を説明する正面図である。 図2に示す駆動装置の動作を説明する正面図である。 本発明に係る光調整要素の駆動装置を適用する光ピックアップユニットを示す概略構成図である。 本発明に係る駆動装置の他の実施形態における光調整要素、保持フレーム、及びフォトインタラプタを示す部分斜視図である。 (a),(b)は図9に示す駆動装置の動作を説明する正面図である。
符号の説明
10 ベース
10a 開口部
11 ガイド溝
12,13,15 凹部
14 嵌合部
16 支軸
17 ピン
18 掛止爪
20,20´ 光調整要素
21 NDフィルタ
22 平行ガラス板
23 被検出片
30,30´ 保持フレーム
31 貫通口
32,32´ 嵌合溝
33 被ガイド部
34 ラック
40 駆動モータ(駆動機構)
41 回転軸
50 歯車列(駆動機構)
51 ウォーム
52 大歯車
53 小歯車
60 フォトインタラプタ
61 投光部
62 受光部
63 間隙部
70 カバー
70a 切り欠き部
73 固定片
76,77 嵌合孔
78 結合片

Claims (6)

  1. 光を通す開口部を画定するベースと、前記開口部に対して臨む位置と退避位置との間で移動自在に支持された光調整要素と、前記光調整要素を駆動する駆動機構と、前記駆動機構による駆動動作を検出するためのフォトインタラプタ及び前記フォトインタラプタにより検出される被検出片と、を備えた光調整要素の駆動装置であって、
    前記被検出片は、前記光調整要素の一部に遮光材料を塗布して形成されている、
    ことを特徴とする光調整要素の駆動装置。
  2. 前記光調整要素は、光量を調整する薄板状のNDフィルタであり、
    前記被検出片は、前記NDフィルタの移動方向における先端領域に画定されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の光調整要素の駆動装置。
  3. 前記光調整要素は、前記NDフィルタと同一の厚さをなして一体的に形成された透明な平行ガラス板を含み、
    前記光調整要素は、前記NDフィルタが前記臨む位置にあるとき前記平行ガラス板が前記退避位置に位置し、かつ、前記NDフィルタが前記退避位置にあるとき前記平行ガラス板が前記臨む位置に位置するように、駆動される、
    ことを特徴とする請求項2記載の光調整要素の駆動装置。
  4. 前記光調整要素を保持する保持フレームを有し、
    前記保持フレームは、前記被検出片を自由端に位置するように前記NDフィルタを嵌合させる嵌合溝と、前記嵌合溝に嵌合されたNDフィルタに隣接して形成された所定の貫通口と、を含む、
    ことを特徴とする請求項2記載の光調整要素の駆動装置。
  5. 前記光調整要素を保持する保持フレームを有し、
    前記保持フレームは、前記被検出片を自由端に位置するように前記NDフィルタ及び平行ガラス板を嵌合させる嵌合溝と、前記嵌合溝に嵌合されたNDフィルタに隣接して形成され前記平行ガラス板を露出させる所定の貫通口と、を含む、
    ことを特徴とする請求項3記載の光調整要素の駆動装置。
  6. 前記駆動機構は、駆動モータ、前記駆動モータにより回転駆動される歯車列を含み、
    前記保持フレームは、前記歯車列に噛合するラックを含む、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の光調整要素の駆動装置。

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