JP5410340B2 - 鞍乗り型車両のクッション支持構造 - Google Patents
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Description
従来の構造では、クロスメンバの幅方向全域に渡って厚肉に形成するため、強度が向上し応力集中を許容し易い構成であるが、クロスメンバの重量が増加してしまう。
この構成によれば、補強板部材の固定板部が、クロスメンバの角部近傍で車幅方向の幅を滑らかに減少させる切り欠き部を有するので、角部近傍での応力集中を低減することができ、リヤクッションの支持強度を確保しつつ軽量かつ耐久性を向上させることができる。
また、上記構成において、前記切り欠き部(112)の切り欠き半径(R)は、前記クロスメンバ(7A)の前後長さの半分よりも小さくしてもよい。この構成によれば、リヤクッションから作用する最大応力値を低減でき、応力集中をさらに低減することができる。
また、クッション支持部は、クロスメンバの前後中間位置よりも角部側に、リヤクッションを揺動自在に支持する軸支部を有するようにすれば、応力集中を低減でき、軸支部の配置自由度を向上させつつ、クロスメンバの軽量化を図ることができる。
また、固定板部は、最外端から角部と反対側に行くに従って車幅方向の幅が連続的に減少するようにすれば、補強板部材の機能性を損なわずに、補強板部材を効率よく軽量化することができる。
また、切り欠き部の切り欠き半径は、クロスメンバの前後長さの半分よりも小さくすれば、リヤクッションから作用する最大応力値を低減でき、応力集中をさらに低減することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図であり、図2は、自動二輪車1の後部を左側方から見た図である。
図1に示すように、自動二輪車1は、車体フレーム2と、車体フレーム2のヘッドパイプ20に操舵自在に支持される左右一対のフロントフォーク3と、これらフロントフォーク3と一体で車体前上部に配置された操舵用のハンドル4と、フロントフォーク3に回転自在に支持された前輪5と、車体の略中央で車体フレーム2に支持されたエンジン(内燃機関)6と、車体フレーム2に上下に揺動自在に支持されたスイングアーム(リヤフォークとも言う)7と、スイングアーム7の後端部に回転自在に支持された後輪8と、車体フレーム2の上部に配置された燃料タンク9と、この燃料タンク9の後方に配置された乗員用シート10、11と、車体を覆う車体カウル(カウリングとも言う)12とを備えている。
メインフレーム21は、アルミニウム合金を鋳造したアルミフレームであり、ヘッドパイプ20から左右に分岐して後下方に延在する。このメインフレーム21の後端部には、下方に延びる左右一対のピボットプレート部24が設けられている。このメインフレーム21は、エンジン6、燃料タンク9及びこれら周辺の各種部品を支持する。
また、ピボットプレート部24における上下中間部には、スイングアーム7の前端部を回動自在に軸支するピボット軸13が貫通して支持される。このピボット軸13は、車幅方向に平行に配置され、スイングアーム7をピボット軸13を支点にして上下に揺動自在に支持する。
フロントカウル31は、ヘッドパイプ20及びメインフレーム21の前方に設けられる。このフロントカウル31には、ヘッドライト36、ウインドスクリーン37及び左右一対のバックミラー38が取り付けられる。
サイドカウル32は、フロントカウル31に連結され、車体フレーム2の前部左右やエンジン6の前部(シリンダ部6A)左右を覆うように下方に延在する。ロアカウル33は、サイドカウル32の下部に連結され、エンジン6のクランクケース6B下方を覆うように延在する。
この自動二輪車1では、リヤフレーム22とスイングアーム7との間に単一のリヤクッション51が介挿され、この単一のリヤクッション51で後輪8からスイングアーム7を経て車体フレーム2に伝わる衝撃を吸収するモノクッション構造が採られている。
図2及び図3に示すように、メインフレーム21の後部には、上方に突出する左右一対のブラケット部21Aが設けられ、この左右一対のブラケット部21Aの間に、車幅方向に延びるクロスメンバ21Bが架橋され、このクロスメンバ21Bの車幅方向中央に、リヤクッション51の上端部51Aを支持する上側クッション支持部45が設けられる。
この上側クッション支持部45は、クロスメンバ21Bの背面から後方向きに突出する左右一対のクッション支持ステー45Aを有し、これらステー45Aがリヤクッション51の上端部51Aを軸支する軸支部45Bを有し、この軸支部45Bの軸線LA(図3参照)を中心にしてリヤクッション51の上端部51Aを前後に揺動自在に支持する。
左右一対のクッション支持ステー47Aは、上方に突出し、リヤクッション51の下端部51Bを軸支する軸支部47B(図2参照)を有し、この軸支部47Bの軸線LB(図3参照)を中心にしてリヤクッション51の下端部51Bを前後に揺動自在に支持する。
すなわち、この自動二輪車1では、リヤクッション51の上端部51Aが、上側クッション支持部45を介して車体フレーム2側のクロスメンバ21Bに支持され、リヤクッション51の下端部51Bが、下側クッション支持部47を介してスイングアーム7側のクロスメンバ7Aに支持される。このため、自動二輪車1が具備するクロスメンバ21B,7Aを利用して上下のクッション支持部45,47が設けられ、部品点数の低減やレイアウト効率の向上を図ることができる。
また、本構成のクッション支持レイアウトは、下側クッション支持部47におけるリヤクッション51の軸支部47Bが、クロスメンバ7Aの背面寄りとされている。このレイアウトにすれば、リヤクッション51の軸支部47Bが、後方寄り(後輪8寄り)となるので、リヤクッションストロークを長く設定することができ、リヤクッション51の機能性を高めることが可能である。
一方、リヤクッション51と下側クッション支持部47との間に作用する荷重(以下、クッション荷重という)は、リヤクッション51の軸線L1方向に作用するため、上記クッション支持レイアウトでは、クロスメンバ7Aの後部にクッション荷重が集中し易くなり、クロスメンバ7Aの後部(クッション支持部分)の剛性を高める必要が生じる。
まず、この補強板部材100の説明の前に、補強板部材100が取り付けられるスイングアーム7について説明する。
左右の前側アーム7Fの前端部、つまり、左右のスイングアーム7の前端部には、車幅方向に延びてピボット軸13(図2参照)が挿通されるパイプ部7Bが溶接により接合され、左右の前側アーム7Fの前後中間部には、車幅方向に延びるクロスメンバ7Aの両端部が溶接により接合される。これによって、左右のスイングアーム7は一体部品(スイングアームユニット)に形成される。
なお、図中、符号7Dは、後輪軸を通す貫通孔であり、符号7Gは、左右一対のスイングアーム7とクロスメンバ7Aとの連結部位の前後に溶接により接合され、スイングアーム7とクロスメンバ7Aとの連結強度を補強する補強部材である。この補強部材7Gについても、鋼板等の剛性を有する金属材料で形成されている。
クロスメンバ7Aに設けられる補強板部材100は、このクロスメンバ7Aの上面7Tと背面7Uとの間の角部7Kを跨ぐように配置され、その周縁が連続溶接されることによってクロスメンバ7Aの上面7Tと背面7Uとに接合される。
つまり、この補強板部材100は、クロスメンバ7Aの上面7Tに配置される固定板部110と、この固定板部110の後端部から屈曲して、クロスメンバ7Aの背面7Uに配置される屈曲板部120とを備えている。
この固定板部110の上面には、左右一対のクッション支持ステー47Aが溶接により接合され、この固定板部110がクッション支持ステー47Aからの荷重を直接受ける。この場合、クッション支持ステー47Aの軸支部47Bは、クロスメンバ7Aの前後中間位置よりも後方側(クロスメンバ7Aの角部7K寄り)に設けられるので(図4(B)参照)、上記したように、リヤクッションストロークを長く設定できる一方で、クロスメンバ7Aの後部にクッション荷重が集中し易くなっている。
この検討では、発明者らは、補強板部材100のうち、軸支部74Bからの荷重を直接受ける固定板部110の形状に着目し、この軸支部47Bに想定されるクッション荷重(リヤクッション51からの入力荷重)を作用させた場合の応力分布のシミュレーションを行った。
なお、屈曲板部120の形状については、図3及び図4に示すように、補強板部材100の後縁から同幅で下方に延出し、クロスメンバ7Aの背面7Uの上下に渡って延在する方形板状(四角板状)としている。
発明者らは、本構成のクッション支持レイアウトの場合、クッション荷重が軸支部47Bから後下方に作用するので、軸支部47Bよりも前側にはクッション荷重が大きく作用しないと考え、図5(A)に示すように、軸支部47B(=軸線LB)近傍に位置する前後中間部110Mの幅を、車幅方向で最大幅Wに設定し、この前後中間部110Mよりも前側となる前側部110Fを、前方に行くほど幅が連続的に減少する上面視で台形形状に設定した。
また、発明者らは、前後中間部110Mよりも後側となる後側部110Rには、クッション荷重が大きく作用し、このクッション荷重は、後側部110Rの左右外縁に沿って形成される溶接部位を介してクロスメンバ7Aに作用することから、図5(A)に矢印で示すように、クロスメンバ7Aに伝達されるクッション荷重F1を異なる方向に分散させる分散効果を期待して、車幅方向内側(軸支部)に向かって凸の円弧形状に切り欠かれた切り欠き部112を左右外縁に設ける形状を設定した。
図8に示す比較例は、ベースモデル(I)に対し、固定板部110の幅を一定にした「切り欠き部無しストレート形状(X)」であり、この固定板部110の幅は、ベースモデル(I)の最大幅Wと同じである。
図5(B)(C)は、ベースモデル(I)に対し、前側部110Fを変更した本発明の他の形態であり、図5(B)は、前側部110Fの幅を一定にした「前方ストレートタイプ(II)」であり、図5(C)は、前側部110Fの幅を前方に行くほど大きくした「前方拡大タイプ」(III)である。
図9に示すように、ベースモデル(I)、「前方ストレートタイプ(II)」及び「前方拡大タイプ」(III)は、いずれも比較例の「切り欠き部無しストレート形状(X)」と比較して最大応力値Sが低くなった。一方、(I)〜(III)間での比較では、最大応力値Sに殆ど違いがなかった。このことは前側部110Fをベースモデル(I)のように前方に行くほど幅が減少する形状(前方に行くほど車幅方向中心線LCに近づく直線形状)にしても、補強板部材100の機能性(最大応力値Sを下げる効果)は損なわれないことを示している。
このベースモデル(I)の前側部110Fは、(II)(III)の構成に比して、軽量であり、この点で、前側部110Fについては(I)が有利であると判断した。
具体的には、ベースモデル(I)では、切り欠き半径Rを、クロスメンバの前後長さの半分の距離に対して約67%の長さとしたのに対し、「切り欠き半径小タイプ(IV)」では、切り欠き半径Rを、クロスメンバ7Aの前後長さの半分の距離に対して約57%の長さとし、「切り欠き半径大タイプ(V)」では、切り欠き半径Rを、クロスメンバ7Aの前後長さの半分の距離に対して約110%の長さとした。
図9に示すように、「切り欠き半径小タイプ(IV)」及び「切り欠き半径大タイプ(V)」は、いずれも比較例(X)と比較して最大応力値Sが低くなり、ベースモデル(I)との比較では、「切り欠き半径小タイプ(IV)」では、ベースモデル(I)よりも最大応力値Sが小さくなる側に改善し、「切り欠き半径大タイプ(V)」では、悪化した。
このことから、後側部110Rについては、応力低減の観点からは「切り欠き半径小タイプ(IV)」が有利であった。
更に、発明者らは、「切り欠き半径小タイプ(IV)」よりも切り欠き半径Rを小さくしたところ、(IV)よりも悪化することを確認した。これらの結果から、切り欠き半径Rについては、「切り欠き半径小タイプ(IV)」のものが、クッション荷重F1を異なる方向に分散させる分散効果を効率よく発揮させるものと推測し、応力集中の低減に最適であると判断した。
しかしながら、この「切り欠き半径小タイプ(IV)」は、ベースモデル(I)よりも重量が増大してしまう。このため、重量低減と応力低減とを両立する観点からは、ベースモデル(I)が有利であると判断した。
図9に示すように、「最大幅UPタイプ(VI)」及び「最大幅UP&前方寄りタイプ(VII)」は、いずれも比較例と比較して最大応力値Sが低くなり、ベースモデル(I)との比較では、「最大幅UPタイプ(VI)」では、ベースモデル(I)よりも最大応力値Sが小さくなる側に改善したが、「最大幅UP&前方寄りタイプ(VII)」及び「最大幅UP&後方寄りタイプ(VIII)」では、悪化した。
このことから、応力低減の観点からは「最大幅UPタイプ(VI)」が有利であった。
しかしながら、この「最大幅UPタイプ(VI)」についても、ベースモデル(I)よりも重量が増大してしまう。このため、重量低減と応力低減とを両立する観点からは、ベースモデル(I)が有利であると判断した。
発明者らは、最大幅Wの位置を変更する等して更に検討を重ねた結果、図10に示すように、クッション支持ステー47Aがリヤクッション51下端を軸支する軸支部47Bの位置P1と、クロスメンバ7Aの車幅方向端部における前後中間位置P2とを結ぶ直線LD上に最外端P3を位置させると、最大応力値Sを低くできることが判った。
この検討結果から、発明者らは、上記直線LD上がクロスメンバ7Aのねじれ等の影響による応力集中を抑える有利な位置と推測し、この直線LD上に最外端Pを位置させる形状が有利であると判断した。
すなわち、補強板部材100は、図10に示すように、クロスメンバ7Aの上面7Tに配置される固定板部110の最大幅部となる左右の最外端P3が、図10に示す直線LD上に位置し、前側部110Fが、最外端P3から前方かつ車幅方向内側に向かって斜めに切り欠かれた直線状の切り欠き部114を左右両側に有し、上面視で前方に行くほど幅狭となる台形形状に形成され、後側部110Rが、最外端Pから後方かつ車幅方向内側(軸支部47B)に向かって凸の円弧形状に切り欠かれた円弧状の切り欠き部112を左右両側に有し、上面視で後方に行くほど幅狭となる形状に形成される。
この構成にすることで、クッション荷重が作用した場合の最大応力値Sを低減でき、しかも、小型で軽量な補強板部材100を得ることができる。
この構成によれば、クロスメンバ7Aの全幅に渡って補強板部材を設ける構成にしなくても、リヤクッション51の支持強度を確保することが可能である。これにより、リヤクッション51の支持強度を確保しつつ軽量かつ耐久性を向上させることが可能になる。
また、固定板部110は、車幅方向の最外端P3から角部7Kと反対側に行くに従って車幅方向の幅が連続的に減少する形状にしたので、クッション加重が大きく作用する後領域では切り欠き部112により応力集中を回避しながら、クッション加重が大きく作用しない前領域では、軽量化を図ることができる。従って、補強板部材100の機能性(最大応力値Sを下げる効果)を損なわずに、補強板部材100を効率よく軽量化することができる。
この場合、切り欠き部112の切り欠き半径Rは、クロスメンバ7Aの前後長さの半分よりも小さくしたので、クロスメンバ7Aの前後長さの半分よりも大きくする場合に比べて、最大応力値Sを低減でき、応力集中をさらに低減することができる。
例えば、上記実施形態では、固定板部110の切り欠き部112を車幅方向内側(軸支部47B)に向かって凸の円弧形状に形成して応力集中を低減する場合を説明したが、これに限らず、クッション荷重F1を異なる方向に分散させる分散効果を発揮する範囲で、車幅方向の幅を滑らかに減少させる他の切り欠き形状を適用することができる。
また、上記実施形態では、リヤクッション51の下端部51Bを支持する支持する支持構造に本発明を適用する場合を説明したが、これに限らず、リヤクッション51の上端部51Aを支持する支持構造に本発明を適用してもよく、また、リヤクッション51の下端部51Bをリンク機構を介して支持する支持構造に適用してもよい。
また、上記実施形態では、図1に示す自動二輪車1のクッション支持構造に本発明を適用する場合について説明したが、これに限らず、鞍乗り型車両のクッション支持構造に本発明を広く適用することができる。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
2 車体フレーム
7 スイングアーム
7A クロスメンバ
8 後輪
47 下側クッション支持部
51 リヤクッション
100 補強板部材
110 固定板部
112 円弧状の切り欠き部
114 直線状の切り欠き部
Claims (6)
- 車体フレーム(2)と、車体フレーム(2)に揺動可能に軸支され、後輪(8)を回転自在に支持する左右一対のスイングアームと、左右一対のスイングアーム(7)を車幅方向に連結するクロスメンバ(7A)と、クロスメンバ(7A)と車体フレーム(2)とで支持されるリヤクッション(51)とを備える鞍乗り型車両のクッション支持構造において、
前記クロスメンバ(7A)は方形断面に形成され、このクロスメンバ(7A)の角部(7K)を跨いで隣接する面に渡って固定される補強板部材(100)を備え、
この補強板部材(100)は、前記リヤクッション(51)を支持するクッション支持部(47)が固定される固定板部(110)を有し、この固定板部(110)は、前記クロスメンバ(7A)の前記角部(7K)近傍で車幅方向の幅を滑らかに減少させる切り欠き部(112)を有することを特徴とする鞍乗り型車両のクッション支持構造。 - 前記クッション支持部(47)は、前記クロスメンバ(7A)の前後中間位置よりも前記角部(7K)側に、前記リヤクッション(51)を揺動自在に支持する軸支部(47B)を有することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両のクッション支持構造。
- 前記固定板部(110)は、前記軸支部(47B)と、前記クロスメンバ(7A)の車幅方向端部における前後中間位置(P2)とを結ぶ直線(LD)上に、車幅方向の最外端(P3)を有することを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両のクッション支持構造。
- 前記固定板部(110)は、前記最外端(P3)から前記角部(7K)と反対側に行くに従って車幅方向の幅が連続的に減少することを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両のクッション支持構造。
- 前記切り欠き部(112)は、円弧形状に形成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の鞍乗り型車両のクッション支持構造。
- 前記切り欠き部(112)の切り欠き半径(R)は、前記クロスメンバ(7A)の前後長さの半分よりも小さいことを特徴とする請求項5に記載の鞍乗り型車両のクッション支持構造。
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