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JP2007112154A - 鞍乗り型車両およびそれに用いるステアリングダンパ - Google Patents

鞍乗り型車両およびそれに用いるステアリングダンパ Download PDF

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憲成 伊藤
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    • B62K21/08Steering dampers

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  • Fluid-Damping Devices (AREA)
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Abstract

【課題】ステアリングダンパ周りに配置される車体の構成部品のレイアウト設計を容易に行うことができ、しかも、ステアリングダンパの製作コスト等を削減できるようにする。
【解決手段】ステアリングダンパ100を、軸方向にストレートに延びるピストンシリンダ101と、ピストンシリンダ101内に摺動可能に設けられたピストン102と、ピストン102の一方の端面102Aからストレートに延びる第1のピストンロッド103と、ピストン103の他方の端面102Bからストレートに延びる第2のピストンロッド104とを含んで構成する。また、第1,第2のピストンロッド103,104の先端側をアンダーブラケット16の第1,第2のブラケット18,19に取り付ける。そして、ピストンシリンダ101とダンパ取付フレーム12Aとをリンク部材105を介して連結する。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば二輪自動車等の鞍乗り型車両およびそれに用いるステアリングダンパに関する。
従来、二輪自動車では、走行中に路面等から伝わる振動がステアリングに加えられると、不快感を生じたり、ステアリング操作を円滑に行えないことがあるので、このような振動を抑制するために、自動二輪車では例えば車体のフレームとアンダーブラケットとの間にステアリングの操作性を高めるためのステアリングダンパを装着したものがある。
ところで、この従来技術では、ステアリングの切り角が大きくなると、ピストンシリンダからピストンロッドの一端側が大きく突出してしまう。そして、このようにピストンロッドの一端側が大きく突出すると、ピストンロッドの一端側が車体を覆うカウリング等の車体の構成部品と干渉するのを回避するために、ステアリングダンパ周りに大きなスペースを確保する必要がある。このため、ステアリングダンパ周りに配置される車体の各種構成部品のレイアウト設計が難しくなるという不具合がある。
そこで、このような問題を解消するために、ステアリングダンパを円弧状に湾曲させることにより、ロッドの一端側がチューブから大きく突出した場合でも、車体の構成部品と干渉することのない自動二輪車が提案されている(特許文献1参照)。
実開平1−175494号公報
しかし、前記特許文献1による自動二輪車では、ステアリングダンパを円弧状に湾曲させて形成しているため、ステアリングダンパの製作時には、プレス加工等を用いてステアリングダンパを湾曲させる必要があり、このようなプレス加工によって全体の加工工数が増え、製作コストが高くつくという問題がある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、ステアリングダンパ周りに配置される車体の各種構成部品のレイアウト設計を容易に行うことができ、しかも、ステアリングダンパの加工工数、製作コスト等を削減できるようにした鞍乗り型車両およびそれに用いるステアリングダンパに関する。
前記従来技術の問題点を解決するための本発明に係る鞍乗り型車両は、車体のフレームと、該車体のフレームに支持されたステアリング軸に取り付けられたアンダーブラケットと、ステアリング操作時に減衰力を発生させるステアリングダンパと、を備え、前記ステアリングダンパは、車体のフレームに取り付けられるピストンシリンダと、該ピストンシリンダ内に摺動可能に設けられ、該ピストンシリンダ内を摺動するときに減衰力を発生させるピストンと、該ピストンの一方の端面から前記ピストンシリンダの外部に突出し、突出端側が車体のアンダーブラケットの長手方向の一端側に取り付けられる第1のピストンロッドと、前記ピストンの他方の端面から前記ピストンシリンダの外部に突出し、突出端側が車体のアンダーブラケットの長手方向の他端側に取り付けられる第2のピストンロッドと、を含んで構成され、前記第1のピストンロッドの突出方向と第2のピストンロッドの突出方向とを同一直線になるように形成したことを特徴としている。
このような構成によれば、ステアリングを切ったときも、ステアリングダンパとアンダーブラケットとの相対的な位置関係が変化することがなくなる。これによりステアリングを切ったときに、ステアリング荷重が作用する方向をステアリングの操舵方向の円の接線上に保つことができる。この結果、ステアリング角度によりステアリング荷重が変化せず、安定したステアリング操作を行うことができる。
また、ステアリングを一方向に切った場合には、第1のピストンロッドがピストンシリンダから伸長すると共に、この第1のピストンロッドが伸長した分だけ第2のピストンロッドがピストンシリンダ内に縮小するようになる。また、ステアリングを他方向に切った場合には、第2のピストンロッドがピストンシリンダから伸長すると共に、この第2のピストンロッドが伸長した分だけ第1のピストンロッドがピストンシリンダ内に縮小するようになる。
従って、ステアリングを一方向と他方向のいずれの方向に切った場合でも、ピストンシリンダと第1,第2のピストンロッドを含めたステアリングダンパの全長を常に一定の長さに保つことができ、前記従来技術で述べたようにピストンロッドがアンダーブラケットから大きく突出するようなことがなくなり、第1,第2のピストンロッドがステアリングダンパ周りの車体の構成部品と干渉するのを防止することができる。
また、ステアリングダンパのピストンシリンダと第1,第2のピストンロッドとを第1,第2のブラケットの間でストレートに延びるように形成したので、前記従来技術で述べたようにステアリングダンパにプレス加工等を施す必要をなくすことができる。
また、本発明の一態様においては、ステアリング軸はアンダーブラケットの略中央に取り付けられ、前記ステアリング軸を挟むようにアンダーブラケットの両端側に一対のフロントフォークが取り付けられ、前記一対のフロントフォークと車幅方向で同じ位置で第1のピストンロッドおよび第2のピストンロッドをアンダーブラケットに取り付けることができる。このように構成すれば、ステアリング角度を最大にした場合でも、ステアリングダンパがステアリングダンパ周りの車体の構成部品と干渉するのを避けることができる。
また、本発明の一態様においては、ステアリングダンパはアンダーブラケットの後方に配置されることができる。このように構成すれば、ステアリングダンパをアンダーブラケットの後方のスペースを利用して配置することができ、ステアリングダンパのレイアウト設計を容易に行うことができる。
また、本発明の一態様においては、ステアリングダンパはアンダーブラケットの長手方向と平行に配設されることができる。このように構成すれば、ステアリングダンパをアンダーブラケット周りのスペースを利用してコンパクトに配置することができ、ステアリングダンパのレイアウト設計をより一層容易に行うことができる。しかも、ステアリングを切ったときの左右のステアリング荷重のバランスをとることができる。
本発明に係る鞍乗り型車両およびそれに用いるステアリングダンパによれば、前記従来技術で述べたステアリングダンパのようにピストンロッドの一端側がアンダーブラケットから大きく突出することがなくなり、ステアリングダンパ周りに配置される車体の各種構成部品のレイアウト設計を容易に行うことができ、しかも、ステアリングダンパにプレス加工等を施す必要がなくなり、ステアリングダンパの加工工数、製作コスト等を削減することができる。
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両を二輪自動車に適用した場合を例に挙げ、図1
ないし図3を参照して説明する。本発明の実施の形態に係る二輪自動車1は、図1ないし図3に示すように、左右のメインパイプ10(一方のみ図示)、エンジン20およびステアリングダンパ100を含んで構成される。
メインパイプ10は、車体の骨組みを構成するフレームとして形成されている。そして、このメインパイプ10は、エンジン20の上方を前後方向でかつ略水平方向に延びる中間パイプ11と、上端側が中間パイプ11の前端11A側に溶接され、当該前端11A側からエンジン20の前方を下向きに延びる前側パイプ12と、上端側が中間パイプ11の後端側に溶接され、当該後端側からエンジン20の後方を下向きに延びる後側パイプ13とを備えている。また、前側パイプ12の前端下部側にはステアリングダンパ100が後述のリンク部材105を介して取り付けられるダンパ取付フレーム12Aが突設されている。なお、中間パイプ11の前端11Aは、後述する後側パイプ13のエンジンブラケット13A,13Bよりも前側に位置している。
また、前側パイプ12の下端側にはエンジンブラケット10Aが突設され、このエンジンブラケット10Aには後述するエンジン20の前側気筒22が固定されている。さらに、この前側パイプ12には図3および図4中に二点鎖線で示すように後述の上側ラジエータ90が取り付けられる左右のラジエータブラケット92(一方のみ図示)が溶接されている。また、中間パイプ11の長手方向中間部にはエンジンブラケット11Bが設けられている。このエンジンブラケット11Bは中間パイプ11から後述するエンジン20の前側気筒22と後側気筒23との間に向けて垂下して延び、その下端側は二又状に分離している。そして、このエンジンブラケット11Bの下端側にはエンジン20の前側気筒22および後側気筒23がそれぞれ固定されている。
また、メインパイプ10の後部側に位置する後側パイプ13は、図1および図2に示すように、中間パイプ11の後端から後述するピポット軸41の後側へと廻り込むように円弧状に湾曲しながら下向きに延びている。そして、後側パイプ13の下端側には上下に離間して上側エンジンブラケット13Aおよび下側エンジンブラケット13Bが突設され、これら上側エンジンブラケット13A、下側エンジンブラケット13Bには、後述するエンジン20の上側ケース21A、下側ケース21Bがそれぞれ固定されている。また、後側パイプ13はエンジン20の後方に位置する燃料タンク30の前側部位30Aと側面視で重なり合うように配置されている。さらに、後側パイプ13の上側部位13Cは側面視で幅狭に形成されると共に、下側部位は側面視で幅広に形成されている。
また、後側パイプ13の下側部位13Dにはスイングアーム40の前端側がピポット軸41を介して揺動可能に連結されている。また、スイングアーム40の後端側は後輪60のステアリング軸に回転可能に連結されている。
さらに、メインパイプ10には、後側パイプ13の上側部位13Cから後方へと延びるシートレール24がボルト止めされている。そして、後側パイプ13の下側部位13Dには後方へと斜め上向きに湾曲して延びるバックステー25がボルト止めされ、このバックステー25の上端側はシートレール24の途中部位にボルト止めされている。また、バックステー25の上端側とスイングアーム40の後端側との間にはショックアブソーバ26が設けられている。
また、メインパイプ10を構成する前側パイプ11の前端にはヘッドパイプ14が溶接されている。このヘッドパイプ14にはハンドル2に設けられたステアリング軸15が回転可能に挿嵌されると共にステアリング軸15の下端側にはアンダーブラケット16が取り付けられている。このステアリング軸15は車体のフレームの一部をなすヘッドパイプ14に支持されている。また、ヘッドパイプ14の下側にはアンダーブラケット16が配置されている。
このアンダーブラケット16は、図3に示すように左右方向に延びる略長円形状をなす板材を用いて形成されている。そして、アンダーブラケット16の長さ方向中間部(略中央)にはステアリング軸挿入孔16Aが穿設され、このステアリング軸挿入孔16Aにはステアリング軸15の下端側が挿入して固定されている。また、アンダーブラケット16の長さ方向両側にはフロントフォーク挿入孔16B,16Bが穿設され、これら各フロントフォーク挿入孔16Bには左右のフロントフォーク17の上端側が挿入して固定されている。即ち、ステアリング軸15を挟むようにアンダーブラケット16の両端側に一対のフロントフォーク17が取り付けられるようになっている。このフロントフォーク17の下端側には前輪50が回転可能に連結されている。また、アンダーブラケット16の左右両側には、それぞれ左側の支持板16C,16Dおよび右側の支持板16C,16Dが突設されている。そして、左側の支持板16C,16Dには第1のブラケット18が固定されると共に、右側の支持板16C,16Dには第2のブラケット19が固定されている。
ステアリングダンパ100は、ピストンシリンダ101、ピストン102、第1のピストンロッド103、第2のピストンロッド104およびリンク部材105を含んで構成される。そして、このステアリングダンパ100は、図3に示すように、アンダーブラケット16の後方に位置してアンダーブラケット16の長手方向とほぼ平行となるように配置されている。
ピストンシリンダ101は軸方向にストレートに延びる円筒状に形成され、その内部には油液が封入されている。ピストン102は円板状に形成され、ピストンシリンダ101内に摺動可能に設けられている。そして、ピストン102にはオリフィス(図示せず)が形成され、ピストン102がピストンシリンダ101内を軸方向に摺動したときに油液が前記オリフィスを流通することにより減衰力を発生させる。また、ピストン102は、図3中の左側の端面が一方の端面102Aとなり、右側の端面が他方の端面102Bとなっている。
第1のピストンロッド103は、軸方向にストレートに延びる円柱体として形成され、その基端側はピストン102の端面102Aに固着されている。また、第1のピストンロッド103の先端側はピストンシリンダ101内を軸方向に延びてピストンシリンダ101外へと突出し、その突出端側にはダンパ取付部103Aが固定されている。このダンパ取付部103Aは第1のブラケット18にボルト止めされている。
また、第2のピストンロッド104についても、第1のピストンロッド103と同様に、軸方向にストレートに延びる円柱体として形成され、その基端側はピストン102の端面102Bに固着されている。また、第2のピストンロッド104の先端側はピストンシリンダ101内を軸方向に延びてピストンシリンダ101外へと突出し、その突出端側にはダンパ取付部104Aが固定されている。このダンパ取付部104Aは第2のブラケット19にボルト止めされている。そして、第1のピストンロッド103の突出方向と第2のピストンロッド104の突出方向とは同一直線上に配置されている。また、第1のピストンロッド103および第2のピストンロッド104は、図3に示すように、一対のフロントフォーク17と車幅方向で同じ位置で第1のピストンロッド103および第2のピストンロッド104が第1,第2のブラケット18,19を介してアンダーブラケット16に取り付けられている。
リンク部材105は、図3に示すように長さ方向の中間部がくびれた略長円形状をなす平板体として形成され、その長手方向一端側はピン106を介して前側パイプ12に突設したダンパ取付フレーム12Aに回動可能に取り付けられている。また、リンク部材105の長手方向他端側はピン107を介してピストンシリンダ101に回動可能に取り付けられている。
エンジン20は、所謂V型4気筒のエンジンとして構成されている。そして、このエンジン20は、上側ケース21Aと下側ケース21Bとによって上下2分割されたクランクケース21と、前記上側ケース21Aの上部前側から上斜め前方に延びる左右の前側気筒22(一方のみ図示)と、前側気筒22の後側に位置して前記下側ケース21Bの上部から上斜め後方に延びる左右の後側気筒23とを含んで構成される。そして、このエンジン20は、エンジンブラケット11A,12A,13A,13B等を介してメインパイプ10に懸架して取り付けられている。
なお、燃料タンク30の前部側には、メインパイプ10の後側パイプ13Cの近傍に位置してエンジン20に燃料を供給するためのポンプ31が配置されている。また、メインパイプ10を構成する前側パイプ11の上側にはエアクリーナ70が配置されると共に、この前側パイプ11の上側にはエアクリーナ70と燃料タンク30との間に位置してバッテリー80が配置されている。また、エンジン20と前輪50との間には、上側ラジエータ90と下側ラジエータ91とが配置されている。上側ラジエータ90は例えばメインパイプ10の前側パイプ11に溶接されたラジエータブラケット92等に固定されると共に、下側ラジエータ91は、エンジン20のクランクケース21に固定されている。
このように構成される本実施の形態に係る自動二輪車1は、ステアリングをステアリング軸15を中心として例えば図4中に示す矢印方向へと時計回りに切った場合には、ステアリングダンパ100がリンク部材105を介してアンダーブラケット16と平行となるように斜めに傾きつつ、第1のピストンロッド103がピストンシリンダ101から伸長するようになる。そして、この第1のピストンロッド103が伸長した分だけ第2のピストンロッド104がピストンシリンダ101内に縮小するようになる。
また、ステアリングをステアリング軸15を中心として反時計回りに切った場合(図示せず)には、ステアリングダンパ100がリンク部材105を介してアンダーブラケット16と平行となるように斜めに傾きつつ、第2のピストンロッド104がピストンシリンダ101から伸長するようになる。そして、この第2のピストンロッド104が伸長した分だけ第1のピストンロッド103がピストンシリンダ101内に縮小するようになる。
従って、本実施の形態では、第1のピストンロッド103の突出方向と第2のピストンロッド104の突出方向とを同一直線になるように設定したので、ステアリングを時計回りと反時計回りのいずれの方向に切った場合でも、ピストンシリンダ102と第1,第2のピストンロッド103,104を含めたステアリングダンパ100の全長を常に一定の長さに保つことができる。このため、前記従来技術で述べたようにピストンロッドがアンダーブラケットから大きく突出するようなことがなくなり、第1,第2のピストンロッド103,104がステアリングダンパ100周りの車体の各種構成部品と干渉するのを防止することができ、前記各種構成部品のレイアウト設計を容易に行うことができる。
また、ステアリングダンパ100のピストンシリンダ102と第1,第2のピストンロッドと103,104を第1,第2のブラケット18,19の間でストレートに延びるように形成したので、前記従来技術で述べたようにステアリングダンパ100にプレス加工等を施す必要をなくすことができ、ステアリングダンパ100の加工工数、製作コスト等を削減することができる。
さらに、第1,第2のピストンロッド103,104を一対のフロントフォーク17と車幅方向で同じ位置でアンダーブラケット16に取り付ける構成としたので、図4に示すようにステアリングダンパ100を大きく切った場合でも、アンダーブラケット16の端部16Eがその近傍に配置されるラジエータ取付ブラケット92と干渉するのを避けることができ、アンダーブラケット16の損傷を防止することができる。
また、本実施の形態では、メインパイプ10の後部側に位置する後側パイプ13を円弧状に湾曲させる構成としている。このため、メインパイプ10の後側パイプ13をエンジン20のクランクケース21に連結したときには、前記従来技術で述べたようにエンジンからの荷重がメインパイプの屈曲部に局所的に集中して加えられることがなくなり、エンジン20からの荷重をメインパイプ10全体に均等に加えることができ、メインパイプの剛性を高めることができる。
また、ピポット軸41の後側へと廻り込むようにしてエンジン20のクランクケース21に連結させる構成としているから、前記従来技術のように前側パイプの後端側からほぼ垂直下向きに後側パイプをストレートに延ばしてエンジンのクランクケースに連結した場合に比べて、メインパイプ10に伝わるエンジン20からの後方への荷重を、後側パイプ13で確実に受け止めることができ、これによってもメインパイプ10の剛性を高めることができ、自動二輪車1の性能、信頼性等を向上することができる。
なお、本実施の形態では、鞍乗り型車両として二輪自動車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば三輪自動車、バギー等の他の鞍乗り型車両に適用してもよい。
本発明の実施の形態に係る二輪自動車を示す側面図である。 前側パイプ、ヘッドパイプ、ステアリングダンパ等を示す拡大図である。 アンダーブラケットおよびステアリングダンパを図2中の矢示III−III方向からみた平面図である。 ステアリングを切った状態を示す図3と同様の平面図である。
符号の説明
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)、10 メインパイプ(フレーム)、16 アンダーブラケット、18 第1のブラケット、19 第2のブラケット、100 ステアリングダンパ、101 ピストンシリンダ、102 ピストン、103 第1のピストンロッド、104 第2のピストンロッド、105 リンク部材。

Claims (5)

  1. 車体のフレームと、
    該車体のフレームに支持されたステアリング軸に取り付けられたアンダーブラケットと、
    ステアリング操作時に減衰力を発生させるステアリングダンパと、
    を備えた鞍乗り型車両であって、
    前記ステアリングダンパは、
    車体のフレームに取り付けられるピストンシリンダと、
    該ピストンシリンダ内に摺動可能に設けられ、該ピストンシリンダ内を摺動するときに減衰力を発生させるピストンと、
    該ピストンの一方の端面から前記ピストンシリンダの外部に突出し、突出端側が車体のアンダーブラケットの長手方向の一端側に取り付けられる第1のピストンロッドと、
    前記ピストンの他方の端面から前記ピストンシリンダの外部に突出し、突出端側が車体のアンダーブラケットの長手方向の他端側に取り付けられる第2のピストンロッドと、
    を含んで構成され、
    前記第1のピストンロッドの突出方向と第2のピストンロッドの突出方向とを同一直線になるように形成したことを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記ステアリング軸はアンダーブラケットの略中央に取り付けられ、前記ステアリング軸を挟むようにアンダーブラケットの両端側に一対のフロントフォークが取り付けられ、前記一対のフロントフォークと車幅方向で同じ位置で前記第1のピストンロッドおよび第2のピストンロッドをアンダーブラケットに取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記ステアリングダンパは前記アンダーブラケットの後方に配置されたことを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記ステアリングダンパは前記アンダーブラケットの長手方向と平行に配設されたことを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗り型車両。
  5. 車体のフレームにリンク部材を介して取り付けられるピストンシリンダと、
    該ピストンシリンダ内に摺動可能に設けられ、該ピストンシリンダ内を摺動するときに減衰力を発生させるピストンと、
    該ピストンの一方の端面から前記ピストンシリンダの外部に突出し、突出端側が車体のアンダーブラケットの長手方向一端側に第1のブラケットを介して取り付けられる第1のピストンロッドと、
    前記ピストンの他方の端面から前記ピストンシリンダの外部に突出し、突出端側が車体のアンダーブラケットの長手方向他端側に第2のブラケットを介して取り付けられる第2のピストンロッドと、
    を含んで構成され、
    前記第1のピストンロッドの突出方向と前記第2のピストンロッドの突出方向とを同一直線になるように形成したことを特徴とする鞍乗り型車両に用いるステアリングダンパ。
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