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JP5277928B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、操縦安定性を改善すると共に軽量化することができる空気入りタイヤに関する。
近年、環境対策の一環として、車両の燃費向上が強く求められている。その対策として、空気入りタイヤにおいては軽量化への強い要求がある。また、車両の高性能化に伴い、操縦安定性の向上が求められている。しかも、相反するタイヤ性能である乗り心地性を犠牲にすることなく操縦安定性を向上することが求められている。
従来、左右のビード部間に2層のカーカス層を設け、高い運動性能を発揮させるようにした空気入りタイヤが知られている(例えば、特許文献1参照)が、このような空気入りタイヤにおいても上述した軽量化と操縦安定性の向上が求められており、それを解決する技術の提案が望まれていた。
特開2007−191044号公報
本発明の目的は、乗り心地性を犠牲にすることなく操縦安定性を改善しかつ軽量化することが可能な空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成する本発明の空気入りタイヤは、車両装着方向が指定される一方で、左右のビード部にビードコアを埋設し、該ビードコアの外周側にJIS硬度が70〜100のゴムからなるビードフィラーを配置し、左右のビード部間にタイヤ径方向に延在する補強コードをタイヤ周方向に配列したカーカス層を延設し、トレッド部のカーカス層外周側に複数のベルト層を配置した空気入りタイヤにおいて、カーカス層を1層構造として各ビードコアの周りにビードフィラーを挟み込むようにしてタイヤ軸方向内側から外側に折り返し、その折り返し部をトレッド部のベルト層端部の内周側まで延在させる一方、左右のサイドウォール部のカーカス層の折り返し部のタイヤ軸方向外側に隣接して、JIS硬度が70〜100のゴムのみからなりかつ平均厚さが0.5〜3.0mmのゴム補強層をカーカス層最大幅位置Pmを横断するようにして配置すると共に、車両装着内側に位置するゴム補強層を車両装着外側に位置するゴム補強層よりタイヤ径方向内側に配置したことを特徴とする。
上述した本発明によれば、カーカス層を従来の2層に代えて1層構造にすることにより、軽量化を図ることができる。また、カーカス層の折り返し部をトレッド部のベルト層端部の内周側まで延在させることで、サイドウォール部においてカーカス層を2層構造とすることができるため、1層のカーカス層により従来と同じレベルの操縦安定性を確保することができる一方、硬度が高いゴム補強層をサイドウォール部に配置することにより、サイドウォール部の剛性を高めることができるので、操縦安定性を改善することが可能になる。
また、ゴム補強層をビードフィラーと同レベルの硬度のゴムから構成することで、サイドウォール部からビード部までの剛性を従来より均一的な分布にすることができ、路面からの入力(振動)をサイドウォール部とビード部の全体で受けることができるので、乗り心地性が低下するのを抑制することができる。
また、カーカス層の折り返し部をトレッド部のベルト層端部の内周側まで延在させ、ゴム硬度が高いゴム補強層からカーカス層の折り返し部端を離間させるので、該折り返し部端に起因するゴム補強層への応力集中を回避し、高速走行時の耐久性の低下を防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の空気入りタイヤの基礎となる構造を示し、1はトレッド部、2はサイドウォール部、3はビード部である。
左右のビード部3にはそれぞれビードコア4が埋設されている。各ビードコア4の外周側には断面三角形状のビードフィラー5が配置されている。ビードフィラー5はゴムのみから構成され、そのJIS硬度は70〜100の範囲である。このビードフィラー5のゴムのJIS硬度が70より小さいと、操縦安定性に寄与するビードフィラー5としての機能を発揮することができなくなる。逆に100を超えると、乗り心地性の悪化につながる。
左右のビード部3間にはタイヤ径方向に延在する補強コードをタイヤ周方向に配列してゴム層に埋設したカーカス層6が延設されている。カーカス層6の補強コードのタイヤ周方向に対する角度は75〜90°の範囲になっている。角度が75°より小さいと、耐久性の低下を招く。好ましくは、75〜86°にするのが、後述する折り返し部6Xとビードコア4間の本体部6Aとの補強コードが交差し、タイヤの周剛性を確保する上でよい。
トレッド部1のカーカス層6の外周側には、タイヤ周方向に対して傾斜して延在するスチールコードなどの補強コードを層間で交差させた2層(複数)のベルト層7,8が配置してある。2層のベルト層7,8は、カーカス層6に隣接する1番ベルト層7と、その外周側に配置された2番ベルト層8から構成され、1番ベルト層7が2番ベルト層8よりベルト幅が広くなっている。
ベルト層7,8の外周側には、有機繊維コードをタイヤ周方向に螺旋状に巻回した1層のベルトフルカバー層9と1層のベルトエッジカバー層10が設けられている。カバー層9,10の外周側には、トレッドゴム層11が配設されている。トレッドゴム層11は、内周側に配置したアンダートレッドゴム層12と、その外周側に配置したキャップトレッドゴム層13と、キャップトレッドゴム層13の両側に配置したウィングチップゴム層14から構成されている。
カーカス層6は1層のみ配置された一層構造であり、各ビードコア4の周りにビードフィラー5を挟み込むようにしてタイヤ軸方向内側から外側に折り返されている。折り返された各折り返し部6Xは、サイドウォール部2を経てトレッド部1の1番ベルト層7の端部7Aの内周側まで延在している。
左右のサイドウォール部2のカーカス層6の折り返し部6Xのタイヤ軸方向外側に隣接して、ゴムのみからなる1層のゴム補強層15がタイヤ周方向に環状に設けられている。ゴム補強層15はビードフィラー5と同様の硬度を有し、JIS硬度が70〜100の範囲になっている。ゴム補強層15は、平均厚さが0.5〜3.0mmであり、カーカス層最大幅位置(ビード部3間に延在するカーカス層本体部6aの最大幅位置)Pmを横断するようにして折り返し部6Xに沿って配置されている。
各サイドウォール部3には、ゴム補強層15のタイヤ軸方向外側にサイドゴム層16が配置されている。サイドゴム層16は、ゴム補強層15よりタイヤ径方向に長く延在し、その外周端部16Aがベルト層7,8の端部の内周側に配置され、内周端部16Bが側面視でビードフィラー5の外周端部5Aとオーバーラップする位置まで延在している。
リムクッションゴム層17が、カーカス層6の折り返し部6Xのタイヤ軸方向外側でビード部3からサイドゴム層16まで延在している。リムクッションゴム層17の外周端部17Aは、タイヤ側面視でサイドゴム層16の内周端部16B及びゴム補強層15の内周端部15Bとオーバーラップしている。
サイドゴム層16のゴムのJIS硬度がリムクッションゴム層17のゴムのJIS硬度より低く、リムクッションゴム層17のゴムのJIS硬度は、ビードフィラー5及びゴム補強層15のゴムのJIS硬度より低くなっている。
上述した構造では、従来の2層に代えて、カーカス層6を1層構造にすることで、軽量化を図ることができる。また、カーカス層6の折り返し部6Xをトレッド部1のベルト層7の端部7Aの内周側まで延在させることにより、サイドウォール部2においてカーカス層6を2層構造とすることができるので、カーカス層6により従来と同じレベルの操縦安定性を確保することができる一方、硬度が高いゴム補強層15をサイドウォール部2に配置することで、サイドウォール部2の剛性を高めることができるので、操縦安定性を向上することが可能になる。
しかも、ゴム補強層15をビードフィラー5と同レベルの硬度のゴムから構成することにより、サイドウォール部2からビード部3までの剛性を従来より均一化することができ、路面からの入力(振動)をサイドウォール部2とビード部3の全体で受けることが可能になるため、乗り心地性が低下するのを抑制することができる。
また、カーカス層6の折り返し部6Xをトレッド部1のベルト層7の端部7Aの内周側まで延在させ、ゴム硬度が高いゴム補強層15からカーカス層6の折り返し部6X端を離間させるので、折り返し部6X端に起因するゴム補強層15への応力集中を回避し、高速走行時の耐久性の低下を防ぐことができる。
更に、カーカス層端がベルト層7の端部7Aの内周側に配置されるので、その動きがベルト層7の端部7Aにより拘束される結果、カーカス層6のエッジセパレーションの抑制効果も得ることができる。
ゴム補強層15の平均厚さが0.5mm未満であっても、ゴムのJIS硬度が70未満であっても、操縦安定性を効果的に改善することが難しくなる。逆にゴム補強層15の平均厚さが3.0mmを超えると、またゴムのJIS硬度が100を超えると、乗り心地性の低下が顕著となる。
ム補強層15の外周端15xと最も近い第1ベルト層7のエッジ7xとのタイヤ径方向の距離Lbとしては、タイヤ断面高さSHの5〜25%の範囲にするのがよい。距離Lbがタイヤ断面高さSHの5%より短いと、近接した両エッジに応力が集中してエッジセパレーションを招き易くなるので好ましくない。距離Lbがタイヤ断面高さSHの25%より離れると、操縦安定性を改善することが難しくなる。
ゴム補強層15の外周端15xとキャップトレッドゴム層13のエッジ13eとの間のタイヤ径方向の距離Lcとしては、タイヤ断面高さSHの10〜30%の範囲にするのが、上記と同様の理由によりよい。
ゴム補強層15の内周端部15Bとそれに隣接するリムクッションゴム層17の外周端部17Aとのラップ量LAとしては、タイヤ径方向において5〜15mmの範囲にするのがよい。ラップ量LAが5mmより少ないと、エッジが近接するため、エッジセパレーションを招き易くなる。ラップ量LAが15mmより大きいと、サイドウォール部3の剛性が不均一になり、乗り心地性が悪化する。
サイドゴム層16のゴムのJIS硬度としては40〜60、リムクッションゴム層17のゴムのJIS硬度としては60〜80の範囲にすることができる。サイドゴム層16のゴムのJIS硬度が40より低いと、操縦安定性の低下を招く。逆にサイドゴム層16のゴムのJIS硬度が60より高いと、乗り心地性が悪化する。リムクッションゴム層17のゴムのJIS硬度が60より低いと、操縦安定性の低下を招く。逆にリムクッションゴム層17のゴムのJIS硬度が80より高いと、乗り心地性が悪化する。
上述した空気入りタイヤは、車両装着方向が指定されていないため、左右のゴム補強層15は同じ平均厚さと幅を有しているが、本発明の空気入りタイヤは車両装着方向が指定されているので、車両装着内側に位置するゴム補強層15の平均厚さが車両装着外側に位置するゴム補強層15の平均厚さより薄くなるようにするのがよい。
近年の車両では、車輪をネガティブキャンバーにして車両に取り付け、高速走行時の走行安定性を確保するようにしている。このような車両では、左右のタイヤがハ字状になるため、高速走行時にタイヤの車両装着内側部分が、外側部分より負荷に対する負担が大きい。他方、操縦安定性に対してはタイヤの車両装着外側部分が大きく影響する。そこで、車両装着内側に位置するゴム補強層15の平均厚さを薄くすることで、車両装着内側のサイドウォール部が撓み易くなるため、操縦安定性を維持しながらゴム補強層15の追加による高速耐久性及び乗り心地の改善が可能になる。
車両装着内側に位置するゴム補強層15の平均厚さとしては0.5〜1.0mm、車両装着外側に位置するゴム補強層15の平均厚さとしては1.0〜2.0mmの範囲にすることができる。
ゴム補強層15は、厚さに代えて、図2に示すように、車両装着内側に位置するゴム補強層15Mのタイヤ径方向幅Wmが車両装着外側に位置するゴム補強層15Nのタイヤ径方向幅Wnより狭くなるようにしても、上記と同様の効果を得ることができる。車両装着内側に位置するゴム補強層15Mのタイヤ径方向幅Wmとしては20〜30mm、車両装着外側に位置するゴム補強層15Nのタイヤ径方向幅Wnとしては30〜50mmの範囲にすることができる。
本発明の空気入りタイヤは、図3に示すように、車両装着内側に位置するゴム補強層15Mを車両装着外側に位置するゴム補強層15Nよりタイヤ径方向内側に配置している。その距離としては、車両装着内側に位置するゴム補強層15Mを車両装着外側に位置するゴム補強層15Nより5〜20mmタイヤ径方向内側に配置することができる。ゴム補強層15M,15Nの平均厚さとタイヤ径方向幅は同じである。また、上述した平均厚さ、タイヤ径方向幅、配置を適宜組み合わせるようにしてもよい。
本発明は、特に扁平率が55%以下の乗用車用の空気入りタイヤに好ましく用いることができるが、当然のことながらそれに限定されない。なお、本発明で言うゴムのJIS硬度は、JISK6253のデュロメータ・タイプAに準拠して測定する硬度である。
タイヤサイズを235/50R18で共通にし、カーカス層(補強コードのタイヤ周方向に対する角度は80°)の両折り返し部をトレッド部のベルト層両端部の内周側まで延在させ、カーカス層最大幅位置を横断するようにして配置したゴム補強層のゴムのJIS硬度と平均厚さを表1のようにした図1に示す構造の参考タイヤ1〜6(参考例1〜6)と比較タイヤ1〜4(比較例1〜4)、及びカーカス層を2層構造にし、その折り返し部をカーカス層最大幅位置よりタイヤ径方向内側で図4に示すように位置させ、ゴム補強層がない他は参考タイヤ1と同じ構成を有する従来タイヤ(従来例)をそれぞれ試験タイヤとして作製した。
各試験タイヤにおいて、ビードフィラーのゴムのJIS硬度は80、リムクッションゴム層のゴムのJIS硬度は70、サイドゴム層のゴムのJIS硬度は60で共通である。また、参考タイヤ及び比較タイヤにおいて、ゴム補強層の外周端と最も近い第1ベルト層のエッジとのタイヤ径方向の距離Lbは、タイヤ断面高さSHの20%、ゴム補強層の内周端部とリムクッションゴム層の外周端部とのラップ量LAは10mmである。
これら各試験タイヤを以下に示す方法により、タイヤ重量、操縦安定性、乗り心地性及び高速耐久性の評価試験を実施したところ、表1に示す結果を得た。
タイヤ重量
各試験タイヤの重量を測定した。その評価結果を従来タイヤを100とする指数値で示す。この値が大きいほど、タイヤ重量が軽く、軽量化されたことを意味する。
操縦安定性
各試験タイヤを適用リムに組付け、空気圧を250kPaにして排気量1500ccの車両に装着し、速度100km/hで走行中にレーンチェンジを繰り返し行った際の安定度合いのフィーリング試験をテストドライバーにより実施した。その評価結果を従来タイヤを100とする指数値で示す。この値が大きいほど、操縦安定性が優れている。
乗り心地性
各試験タイヤを上記と同様にして排気量1500ccの車両に装着し、テストコースにおいてテストドライバーによる乗り心地のフィーリング試験を実施した。その評価結果を従来タイヤを100とする指数値で示す。この値が大きいほど、乗り心地性が優れている。
Figure 0005277928
表1から、参考タイヤは、乗り心地性を犠牲にすることなく操縦安定性を改善しかつ軽量化できることがわかる。
タイヤサイズを上記試験タイヤと同じにし、車両装着内側に位置するゴム補強層の平均厚さを車両装着外側に位置するゴム補強層の平均厚さより薄くした他は上記参考タイヤ2と同じ構造を有する参考タイヤ7(参考例7)、車両装着内側に位置するゴム補強層のタイヤ径方向幅が車両装着外側に位置するゴム補強層のタイヤ径方向幅より狭い他は上記参考タイヤ2と同じ構造を有する参考タイヤ8(参考例8)、車両装着内側に位置するゴム補強層を車両装着外側に位置するゴム補強層よりタイヤ径方向内側に配置した他は上記参考タイヤ2と同じ構造を有する本発明タイヤ(本実施例)をそれぞれ作製した。
参考タイヤ7において、車両装着内側に位置するゴム補強層の平均厚さは1.0mm、車両装着外側に位置するゴム補強層の平均厚さは2.0mmである。参考タイヤ8において、車両装着内側に位置するゴム補強層のタイヤ径方向幅は30mm、車両装着外側に位置するゴム補強層のタイヤ径方向幅は50mmである。本発明タイヤにおいて、両装着内側に位置するゴム補強層は車両装着外側に位置するゴム補強層よりタイヤ径方向内側に10mmオフセットしている。
これら各試験タイヤ及び上記参考タイヤ2を、以下に示す方法により高速耐久性の評価試験を実施したところ、表2に示す結果を得た。また、参考タイヤ7〜8及び本発明タイヤ1を実施例1に示す方法により評価したタイヤ重量、操縦安定性、乗り心地性の結果も表2に示す。
高速耐久性
各試験タイヤを適用リムに組付け、空気圧を250kPaにしてドラム試験機に取り付け、負荷荷重をJATMAに記載される最大負荷能力に対応する荷重の80%、キャンバー角を−2.5°の条件下で、時速200km/hから10分毎に速度を10km/hづつ増加させ、試験タイヤが破壊した時の速度を測定した。その評価結果を参考タイヤ2を100とする指数値で示す。この値が大きいほど、高速耐久性が優れている。
Figure 0005277928
表2から、参考タイヤ7〜8及び本発明タイヤ1は、ゴム補強層を左右対称に配置した参考タイヤ2に対して、高速耐久性を改善できることがわかる。また、乗り心地性の改善も可能であることがわかる。
本発明の空気入りタイヤの基礎となる構造の例を示すタイヤ子午線断面図であ る。 本発明の空気入りタイヤの基礎となる構造の他のを示すタイヤ子午線断面図 である。 本発明の空気入りタイヤの実施形態を示すタイヤ子午線断面図である。 従来タイヤのカーカス層の構造を示す断面説明図である。
符号の説明
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 ビードコア
5 ビードフィラー
6 カーカス層
6X 折り返し部
7,8 ベルト層
7A 端部
7x エッジ
13 キャップトレッドゴム層
15,15M,15N ゴム補強層
15x 外周端
16 サイドゴム層
17 リムクッションゴム層

Claims (7)

  1. 車両装着方向が指定される一方で、左右のビード部にビードコアを埋設し、該ビードコアの外周側にJIS硬度が70〜100のゴムからなるビードフィラーを配置し、左右のビード部間にタイヤ径方向に延在する補強コードをタイヤ周方向に配列したカーカス層を延設し、トレッド部のカーカス層外周側に複数のベルト層を配置した空気入りタイヤにおいて、
    カーカス層を1層構造として各ビードコアの周りにビードフィラーを挟み込むようにしてタイヤ軸方向内側から外側に折り返し、その折り返し部をトレッド部のベルト層端部の内周側まで延在させる一方、左右のサイドウォール部のカーカス層の折り返し部のタイヤ軸方向外側に隣接して、JIS硬度が70〜100のゴムのみからなりかつ平均厚さが0.5〜3.0mmのゴム補強層をカーカス層最大幅位置Pmを横断するようにして配置すると共に、車両装着内側に位置するゴム補強層を車両装着外側に位置するゴム補強層よりタイヤ径方向内側に配置した空気入りタイヤ。
  2. ゴム補強層の外周端と最も近いベルト層のエッジとのタイヤ径方向の距離がタイヤ断面高さSHの5〜25%である請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. カーカス層の補強コードのタイヤ周方向に対する角度が75〜90°である請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 各サイドウォール部においてゴム補強層のタイヤ軸方向外側に配置したサイドゴム層と、カーカス層の折り返し部のタイヤ軸方向外側でビード部からサイドゴム層まで延在するリムクッションゴム層を有し、サイドゴム層のゴムのJIS硬度がリムクッションゴム層のゴムのJIS硬度より低く、リムクッションゴム層のゴムのJIS硬度がビードフィラー及びゴム補強層のゴムのJIS硬度より低く、サイドゴム層のゴムのJIS硬度が40〜60、リムクッションゴム層のゴムのJIS硬度が60〜80である請求項1,2または3に記載の空気入りタイヤ。
  5. ゴム補強層の内周端部とそれに隣接するリムクッションゴム層の外周端部とがタイヤ側面視でオーバーラップし、該ラップ量がタイヤ径方向で5〜15mmである請求項4に記載の空気入りタイヤ。
  6. 車両装着方向が指定され、車両装着内側に位置するゴム補強層の平均厚さが車両装着外側に位置するゴム補強層の平均厚さより薄い請求項1乃至5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 車両装着方向が指定され、車両装着内側に位置するゴム補強層のタイヤ径方向幅が車両装着外側に位置するゴム補強層のタイヤ径方向幅より狭い請求項1乃至6のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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