JP5256013B2 - 注出キャップ - Google Patents
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Description
また、注出口に小蓋を一体的に設け、上蓋の開放時に小蓋を同時に開放する注出キャップも存在する(特許文献2参照)。
また、上記特許文献2に示された注出キャップにおいては、度重なる小蓋の開閉にあたって、小蓋と上蓋とを係合する突出片やフラップ片が変形するおそれがあり、この変形によって円滑な小蓋の開閉を阻害するおそれがあった。
また、栓体が開閉ヒンジ部回りで回動し、開閉時における栓体の運動が一定になるため、注出口を安定して開閉できる。
キャップ本体11は、筒状に形成されていると共に、上蓋13は、有頂筒状に形成されており、これらキャップ本体11及び上蓋13は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置された状態で配設されている。以下、この共通軸をキャップ軸(中心軸)O1と称し、キャップ軸O1に沿って口部3に対して容器2から注出キャップ1側に離間する方向を上方、容器2に接近する方向を下方とする。
天面部21は、平面視で円板状をなしている。そして、天面部21の中央部には、容器2の内部に連通する連通口21Aが形成されている。また、天面部21には、内容物の注出時において外気を容器2内に流入させ、注出される内容物と置換するための貫通孔(図示略)が形成されてもよい。これにより、容器2内の内容物がスムーズに注出される。
立設部26は、連通口21Aの周縁に設けられており、天面部21からキャップ軸O1に沿って立設されている。先端部27は、立設部26の上端からこの上端よりも径方向外方に向けて屈曲しており、キャップ軸O1から交差する注出軸O2に沿って延在している。そして、先端部27の先端には、注出筒22の内部及び連通口21Aを通って容器2の内部と連通する注出口22Aが形成されている。すなわち、注出口22Aは、キャップ軸O1に交差する側方に向けて開口している。なお、交差角度は直角でなくてもよく、注出口22Aがキャップ軸O1に交差する側方に向かっていれば適宜設定される傾斜角度で交差していればよい。
内筒部24は、円筒状をなし、外筒部23よりも径方向内方において天面部21から垂下して形成されている。そして、内筒部24の外周面と外筒部23の内周面との間に口部3が嵌合される。
装着筒部25は、円筒状をなし、外筒部23よりも径方向内方かつ内筒部24よりも径方向外方において天面部21の上面に立設されている。そして、装着筒部25の上端の外周には、径方向外方に向けて突出する第1装着凸部25Aが全周にわたって形成されている。
蓋本体31は、天板部33と、天板部33の外周縁から垂下された周壁部34とを有する。
天板部33は、平面視でほぼ円板状をなしており、キャップ軸O1を挟んで連結ヒンジ部12とは径方向で反対側の一部であって上蓋13をキャップ本体11に装着した状態で注出軸O2と交差する位置及びその周辺領域が切欠部分となっている。
また、周壁部34は、天板部33の外周縁から下方に向かうにしたがって漸次拡径する肩部35と、肩部35の下端からキャップ軸O1に沿って延在する胴部36とを有する。そして、胴部36の下端縁においてキャップ軸O1を挟んで注出口22Aの開口方向と反対側には、上述した連結ヒンジ部12が設けられている。また、胴部36の下端の内周面には、径方向内方に向けて突出して装着筒部25の第1装着凸部25Aと係合する第2装着凸部36Aが全周にわたって形成されている。
栓体41は、帯状をなす板部材であり、天板部33の切欠部分から周壁部34の切欠部分にわたって延在している。また、栓体41の内面には、注出口22Aの閉栓時において注出口22Aに嵌合される環状の嵌合凸部41Aが立設されている。
薄肉部44は、ほぼU字状をなしており、栓体41の上端縁を除く外周縁を囲んでいる。そして、薄肉部44は、栓体41の外周縁と天板部33及び周壁部34とを接続している。また、薄肉部44は、栓体41よりも薄肉とすることによって形成されている。
そのため、薄肉部44は、栓体41が注出口22Aを閉栓している状態において上蓋13の内側に向けて椀状に陥没しており、注出口22Aを開栓している状態において上蓋13の外側に向けて椀状に突出するように変形する(例えば、図3参照)。そして、薄肉部44は、注出口22Aを閉栓している状態において内側に向けて椀状に陥没することで、栓体41を注出口22Aに押し付けている。これにより、栓体41は、注出キャップ1が被着された容器2が倒れた場合など注出キャップ1に衝撃が加わった場合であっても注出口22Aから離間して注出口22Aを開栓することを回避できる。
開閉ヒンジ部45は、栓体41の上端縁に設けられており、栓体41と天板部33とを接続している。開閉ヒンジ部45は、栓体41及び天板部33よりも薄肉とすることによって形成されている。
操作部43は、栓体41の外面から上蓋13の外方に向けて突設されている。
まず、消費者(使用者)は、操作部43を摘んで上方に引き上げる。そして、栓体41は、操作部43の引き上げと共に開閉ヒンジ部45回りで上方に向けて回動する。これにより、注出口22Aに嵌合している嵌合凸部41Aが注出口22Aから離脱し、注出口22Aは、開栓される。
また、栓体41の外側において上蓋13の内側に向けて陥没している薄肉部44は、栓体41が開閉ヒンジ部45回りで上方に向けて回動することから、上方に向けて引っ張り上げられる。ここで、薄肉部44は、栓体41や天板部33及び周壁部34よりも十分に薄肉に形成されていることから、栓体41の回動動作に追従して栓体41の外周縁と接する部分から順に上蓋13の外側に向けて椀状に突出変形していく(図3参照)。これにより、注出口22Aは、キャップ本体11に装着された上蓋13によって形成された閉空間を維持したまま開栓される。
ここで、栓体41の上端縁が開閉ヒンジ部45を介して天板部33に接続されており、操作部43を上方に引き上げて栓体41の開栓動作を行うときに開閉ヒンジ部45を起点として栓体41が移動するので、栓体41の回動動作が安定する。
ここで、開閉ヒンジ部45が栓体41の上端縁に設けられているため、注出口22Aを開栓する際の操作部43の引き上げ方向と上蓋13を連結ヒンジ部12回りで回動させる際の操作部43の引き上げ方向とは、同方向となっている。そのため、注出口22Aの開栓動作と上蓋13の回動動作とは、一連の流れの動作で行われる。したがって、注出口22Aの開栓動作が容易になる。なお、消費者は、注出口22Aを開栓した後に操作部43以外の箇所を把持して上蓋13を連結ヒンジ部12回りで回動させてもよい。
その後、消費者は、容器2を適宜傾け、連通口21Aを通って容器2内の内容物を注出筒22内に流通させ、注出口22Aから注出する。
また、消費者は、操作部43を下方に引き下げる。これにより、薄肉部44は、栓体41の回動動作に追従して栓体41の外周縁と接する部分から順に上蓋13の内側に向けて椀状に陥没変形していく。そして、栓体41は、開閉ヒンジ部45回りで下方に向けて回動するため、嵌合凸部41Aが注出口22Aに嵌合する。以上のようにして、注出口22Aを閉栓する。ここで、栓体41の上端縁が開閉ヒンジ部45を介して天板部33に接続されており、上述と同様に、操作部43を下方に引き下げて栓体41の閉栓動作を行うときに開閉ヒンジ部45を起点として栓体41が移動するので、栓体41の回動動作が安定する。
また、栓体41が開閉ヒンジ部45を起点として回動して開閉時における栓体41の運動が一定になるため、注出口22Aを安定して開閉できる。
例えば、開閉ヒンジ部は、栓体の上端縁に設けられているが、栓体の上端縁以外の箇所に設けられてもよい。この場合、消費者は、栓体を開閉ヒンジ部が設けられた方向に向けて操作部を引くことによって注出口を開栓する。
また、変形部には、開閉ヒンジ部が設けられているが、開閉ヒンジ部が設けられていなくてもよい。
そして、変形部には、栓体よりも薄肉とした薄肉部が設けられているが、開閉いずれの状態においても注出筒の密閉状態が保持されかつ操作部の操作によって開栓時に上蓋の外側に向けて変形すると共に閉栓時に上蓋の内側に向けて変形すれば、薄肉部以外の他の構造であってもよい。例えば、変形部は、変形部の複数個所に操作部の引き上げ動作に伴って屈曲変形する箇所を設け、開栓時に上蓋の外側に向けて屈曲した椀状に屈曲変形すると共に閉栓時に上蓋の内側に向けて屈曲した椀状に屈曲変形するように構成されてもよい。
そして、注出口は、キャップ軸を挟んで連結ヒンジ部とは径方向で反対側に向けて開口しているが、これに限らず、例えば連結ヒンジ部から周方向に90°離れた方向に開口してもよい。
さらに、注出筒は、注出キャップに1つのみ設けられているが、2以上設けられてもよい。
また、注出キャップは、容器の口部に嵌合することで被着されるが、口部に螺着されるなど、他の構造により被着されてもよい。
Claims (1)
- 内容物を収容する容器の口部に被着される注出キャップであって、
前記口部に被着され、当該注出キャップの中心軸に交差する側方に向けて開口する注出口が形成されたキャップ本体と、
該キャップ本体に連結ヒンジ部を介して着脱自在に連結され、前記注出口を覆う上蓋と、を備え、
前記上蓋が、前記連結ヒンジ部を介して前記キャップ本体に連結され、天板部を有する有頂筒状をなす蓋本体と、前記注出口を開閉する栓体と、該栓体の外周縁と前記蓋本体とを接続する変形部と、前記栓体の外面に設けられ、前記変形部を当該上蓋の内外側に向けて出没変形させることで前記注出口を開閉させる操作部と、を有し、
前記変形部が、前記栓体の外周縁の一部と前記蓋本体とを接続する開閉ヒンジ部を有し、
前記栓体が、前記注出口を開栓している状態において、前記天板部から前記中心軸に沿って前記口部側に傾斜していることを特徴とする注出キャップ。
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