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JP5228742B2 - 鍵盤装置 - Google Patents

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JP5228742B2
JP5228742B2 JP2008245796A JP2008245796A JP5228742B2 JP 5228742 B2 JP5228742 B2 JP 5228742B2 JP 2008245796 A JP2008245796 A JP 2008245796A JP 2008245796 A JP2008245796 A JP 2008245796A JP 5228742 B2 JP5228742 B2 JP 5228742B2
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Description

本発明は、樹脂で一体に形成され複数の鍵を揺動自在に支持するフレームを有する鍵盤装置に関し、特に、鍵に連動して回動して鍵に慣性を付与するハンマ体がフレームに支持される鍵盤装置に関する。
従来、鍵盤装置において、樹脂で一体に形成され、複数の鍵を揺動自在に支持するフレームが楽器本体に支持されたものが知られている。その中でも、鍵に連動して回動し、対応する鍵の揺動動作に対して慣性を付与する複数のハンマ体がフレームに支持された鍵盤装置も知られている(下記特許文献1、2)。
下記特許文献1、2の鍵盤装置では、ハンマ体が鍵の下方に配設され、ハンマ体が鍵によって駆動されてハンマ体支持部を中心に回動するようになっている。
また、上記特許文献1、2の鍵盤装置では、押鍵動作を検出する検出手段である押鍵センサが設けられる。この押鍵センサは、ハンマ体によって押圧されるように、ハンマ体の下方に配設されている。
特許第3819136号公報 特開平9−269783号公報 特開2008−26403号公報
しかしながら、上記特許文献1、2の鍵盤装置では、ハンマ体と当接してハンマ体の回動初期位置及び回動終了位置を規制する初期ストッパ及び終了ストッパが、ハンマ体支持部からみて前後方向における同じ側に配設されている。そのため、金型による一体成形を容易に行う観点から、フレームの、初期ストッパ、終了ストッパが配設される部分を、前後方向に多少ずらす必要がある。その結果、フレームの前後方向の長さが延びることになる。
実際、上記特許文献1では、ハンマ体の後端部が鍵の後端部よりも後方に突出し、上記特許文献2では、ハンマ体の前端部が鍵の前端部よりも前方に突出しており、鍵盤装置全体として、前後方向に長くなっている。
また、上記特許文献1、2の鍵盤装置では、押鍵センサが、ハンマ体の下方に配設されてハンマ体によって押圧されるように設けられるので、ハンマ体の回動範囲に制約が生じ、十分な回動範囲を確保するためには、鍵盤装置の上下方向の寸法が大きくなる傾向にある。
ところで、鍵盤装置の前後長さを短縮するために、鍵を、鍵本体部が薄板状のヒンジ部を介して基端部に接続されるように構成し、且つ、基端部を垂直方向に延設した鍵盤装置も知られている(上記特許文献3)。
しかしながら、この鍵盤装置は、ハンマ体を有している場合の構成については詳細な考察がなされておらず、ハンマ体を配設した上で、なおかつ、鍵盤装置全体のコンパクト化を図る上で、検討の余地がある。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、限られたスペース内でハンマ体の回動範囲を確保しつつ、前後方向において装置全体をコンパクトにすることができる鍵盤装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の請求項1の鍵盤装置は、複数のハンマ支持部(43)を有し、樹脂で一体に形成され、楽器本体(19)に支持されるフレーム(40)と、前記フレームに並列的に配設され、各々、鍵本体部(16、26)が薄板状のヒンジ部(17、27)を介して基端部(18、28)に接続され、前記基端部を鍵支点部として前記鍵本体部が押離鍵方向に揺動自在にされた複数の白鍵(10)及び黒鍵(20)と、前記複数の各鍵に対応して並列的に配設され、各々、対応する鍵の下方において対応する鍵に連動して前記フレームの前記ハンマ支持部を中心として回動し、押鍵往行程において前記ハンマ支持部より前方の前半部(30f)が対応する鍵によって駆動されて後端部(32)が上方に変位するように該ハンマ支持部に支持され、対応する鍵の揺動動作に対して慣性を付与するための複数のハンマ体(30)と、前記鍵に押圧されて該鍵の動作を検出する検出手段(59)と、前記フレームに一体に設けられ、前記検出手段が設けられる検出手段配設部(54)とを有し、前記複数の鍵は、各々の前記基端部同士が重ねられた状態で、締結手段(72)によって前記フレームの締結用部位(P3)に締結固定されることで前記フレームに配設され、前記各鍵において、前記ヒンジ部は、前記鍵本体部の押鍵面(16a、26a)に対して交差する方向及び鍵並び方向に平行に形成され、前記ハンマ体の後端位置(32p1)は、前記黒鍵の、演奏時に視認され得る見えがかり部の最後位置(26p1)よりも前方に位置し、前記ハンマ支持部は、前記黒鍵の前記見えがかり部の最前位置(26p2)よりも後方に位置し、前記検出手段配設部は、前記黒鍵の前記見えがかり部の前記最後位置よりも前方に位置し、且つ、前記フレームの前記締結用部位(P3)よりも上方に位置することを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明の請求項2の鍵盤装置は、複数のハンマ支持部(43)を有し、樹脂で一体に形成され、楽器本体(19)に支持されるフレーム(40)と、前記フレームに並列的に配設され、各々、鍵本体部(16、26)が薄板状のヒンジ部(17、27)を介して基端部(18、28)に接続され、前記基端部を鍵支点部として前記鍵本体部が押離鍵方向に揺動自在にされた複数の(10)及び黒鍵(20)と、前記複数の各鍵に対応して並列的に配設され、各々、対応する鍵の下方において対応する鍵に連動して前記フレームの前記ハンマ支持部を中心として回動し、押鍵往行程において前記ハンマ支持部より前方の前半部(30f)が対応する鍵によって駆動されて後端部(32)が上方に変位するように該ハンマ支持部に支持され、対応する鍵の揺動動作に対して慣性を付与するための複数のハンマ体(30)と、前記鍵に押圧されて該鍵の動作を検出する検出手段と、前記フレームに一体に設けられ、前記検出手段が設けられる検出手段配設部と、前記ハンマ支持部よりも前方に、前記フレームに対して一体または別体で設けられ、前記ハンマ体の前記前半部と当接して、押離鍵行程における押鍵初期位置に対応する前記ハンマ体の回動初期位置を規制する初期ストッパ(48)と、前記ハンマ支持部よりも後方に、前記フレームに対して一体または別体で設けられ、前記ハンマ体の前記後端部と当接して、押離鍵行程における押鍵終了位置に対応する前記ハンマ体の回動終了位置を規制する終了ストッパ(55)とを有し、前記複数の鍵は、各々の前記基端部同士が重ねられた状態で、締結手段(72)によって前記フレームの締結用部位(P3)に締結固定されることで前記フレームに配設され、前記各鍵において、前記ヒンジ部は、前記鍵本体部の押鍵面(16a、26a)に対して交差する方向及び鍵並び方向に平行に形成され、前記ハンマ体の後端位置(32p1)は、前記黒鍵の、演奏時に視認され得る見えがかり部の最後位置(26p1)よりも前方に位置し、前記ハンマ支持部は、前記黒鍵の前記見えがかり部の最前位置(26p2)よりも後方に位置し、前記検出手段配設部は、前記フレームの前記締結用部位よりも上方に位置することを特徴とする。
好ましくは、前記検出手段の最下位置(59p1)は、上下方向において、前記鍵における前記鍵本体部及び前記ヒンジ部の接続位置(P1)と前記フレームの前記締結用部位(P3)との間である(請求項3)。
好ましくは、前記検出手段の最下位置(59p1)は、前記鍵における前記基端部及び前記ヒンジ部の接続位置(P2)よりも上方である(請求項4)。
好ましくは、前記検出手段の最下位置(59p1)は、前記鍵における前記鍵本体部及び前記ヒンジ部の接続位置(P1)と前記鍵における前記基端部及び前記ヒンジ部の接続位置(P2)との間である(請求項5)。
好ましくは、前記ハンマ支持部よりも後方に、前記フレームに対して一体または別体で設けられ、前記ハンマ体の前記後半部と当接して、押離鍵行程における押鍵終了位置に対応する前記ハンマ体の回動終了位置を規制する終了ストッパ(55)と、前記フレームに一体に形成され、前記終了ストッパが配設される終了ストッパ配設部(54)とを有し、前記終了ストッパ配設部は、上下方向において、前記鍵における前記鍵本体部及び前記ヒンジ部の接続位置(P1)と前記フレームの前記締結用部位(P3)との間に配設される(請求項6)。
好ましくは、前記終了ストッパ配設部(54)は、前記鍵における前記基端部及び前記ヒンジ部の接続位置(P2)と略同一高さに配設される(請求項7)。
好ましくは、前記終了ストッパ配設部は、前記検出手段の下方に位置する(請求項8)。
好ましくは、回動終了位置における前記ハンマ体の前記後端部の最上位置(H5)に対して、前記鍵の前記基端部の最下位置(H6)の方が低い(請求項9)。
好ましくは、前記フレームに一体にまたは別体で設けられ、当該鍵盤装置の使用時において、当該鍵盤装置の構成要素のうち前記フレーム以外の構成要素と当接係合する複数のフレーム機能部(41、43、45、48、50、55、59)と、前記フレームに一体に形成され、前記複数の各フレーム機能部が配設されて、各々、配設されたフレーム機能部を介して外力を受ける部分である複数の機能部配設部(41、47、49、54)とを有し、前記機能部配設部のうち複数(49、54)が、上下方向において、前記鍵における前記鍵本体部及び前記ヒンジ部の接続位置(P1)と前記フレームの前記締結用部位(P3)との間に配設される(請求項10)。
好ましくは、前記フレーム機能部には、前記フレームに一体に設けられ該フレームを前記楽器本体に支持するために前記楽器本体に当接する本体当接部(41、45)と、前記ハンマ支持部(43)とが含まれ、前記フレーム機能部のうち、前記本体当接部及び前記ハンマ支持部を除くフレーム機能部のすべて(48、50、55、59)が、前記鍵の前記基端部の最下位置(H6)よりも上方に配設される(請求項11)。
なお、上記括弧内の符号は例示である。
本発明の請求項1、2によれば、限られたスペース内でハンマ体の回動範囲を確保しつつ、前後方向において装置全体をコンパクトにすることができる。
請求項3、4、5によれば、検出手段の下方のスペースを大きくして、ハンマ体の回動範囲を確保しやすくすることができる。
請求項6、7によれば、ハンマ体の回動範囲を確保すると共に終了ストッパの厚みを適切に確保しつつ、フレーム高さを抑えることができる。
請求項8によれば、装置後部に検出手段と終了ストッパ配設部を集中配置し、部品配置効率を高めて、装置のコンパクト化に寄与することができる。
請求項9によれば、設計上、基端部を鉛直方向に延設容易にして、鍵の全長を短くし、装置を前後方向にコンパクトにすることができる。
請求項10によれば、機能部配設部をフレームの上部において集中配置してハンマ体の回動範囲を確保すると共に、フレーム高さを抑えることができる。
請求項11によれば、本体当接部及びハンマ支持部以外のフレーム機能部をフレームの上部において集中配置してハンマ体の回動範囲を確保すると共に、フレーム高さを抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る鍵盤装置の内部構成を示す側面図である。本鍵盤装置は、例えば、電子鍵盤楽器に適用され、樹脂で一体に形成されるフレーム40に、それぞれ複数の白鍵10、黒鍵20、ハンマ体30が配設されてなる。本鍵盤装置に対して、奏者が位置する側を前側とする。従って、同図左方、右方がそれぞれ前方、後方である。また、左右方向については、奏者からみた方向を基準とする。
図2は、本鍵盤装置において鍵10、20が押鍵されている状態を示す側面図である。図1においては、白鍵10、黒鍵20、ハンマ体30は、押鍵されていない初期状態が示される。
図1、図2に示すように、白鍵10、黒鍵20は、左右方向(「鍵並び方向」とも称する)に沿ってそれぞれ複数が並列的に配列される。ハンマ体30は、鍵並び方向に沿って複数が並列的に配列される。ハンマ体30は、各鍵に対応して設けられ、それぞれ対応する鍵の下方に配設され、対応する鍵の揺動動作に対して慣性を付与する。フレーム40は、1オクターブ分で構成されるが、複数の鍵域に亘る長さであればよく、全鍵幅に構成してもよい。
特開2008−26403号公報で示されるのと同様に、白鍵10、黒鍵20は、複数が一体となった鍵ユニットとして構成されている。鍵ユニットは、例えば、1オクターブを単位として構成され、2つの白鍵ユニットWU1、WU2と、黒鍵ユニットBUとが積層状態に組み付けられてなる。白鍵、黒鍵ユニットWU1、WU2、BUは、各々、樹脂で一体成形により構成される。1つの鍵ユニットにおける鍵数は、1オクターブ分の数に限られるものではない。
黒鍵ユニットBUは、音高C#、D#、F#、G#、A#に相当する黒鍵本体26を有する黒鍵20を備える。白鍵ユニットWU1は、音高C、E、G、Bに相当する白鍵本体16を有する白鍵10を備え、白鍵ユニットWU2は、音高D、F、Aに相当する白鍵本体16を有する白鍵10を備える。白鍵本体16、黒鍵本体26の各上面は、押鍵面16a、26aとして機能する。
黒鍵ユニットBUにおいて、各黒鍵本体26の後端部から薄板状のヒンジ部27が下方に延設され、ヒンジ部27の下端部が、1オクターブ分の長さに亘る黒鍵共通基端部28に接続されている。ヒンジ部27及び黒鍵共通基端部28は、鉛直方向に延び、鍵並び方向(左右方向)に平行である。各黒鍵本体26は、対応するヒンジ部27を介して、黒鍵共通基端部28を鍵支点部として上下方向(押離鍵方向)に揺動自在である。
黒鍵ユニットBUと同様に、白鍵ユニットWU1、WU2において、各白鍵本体16の後端部から、ヒンジ部17が下方に延設され、ヒンジ部17の下端部が、白鍵共通基端部18(18A、18B)に接続されている。各白鍵本体16は、対応するヒンジ部17を介して白鍵共通基端部18A、18Bを鍵支点部として上下方向に回動自在である。ヒンジ部17、27及び共通基端部18、28は、いずれも鉛直方向に延び、それぞれ押鍵面16a、26aとはほぼ直角を成し、鍵並び方向には平行である。
白鍵ユニットWU1、WU2及び黒鍵ユニットBUが鍵ユニットとして組み付けられる際には、それぞれの共通基端部である白鍵共通基端部18A、18B及び黒鍵共通基端部28が前方から順に積層される。これら共通基端部18A、18B、28が当接状態で重ねられたものが、全鍵共通基端部KTとなる。
本鍵盤装置において、白鍵本体16、黒鍵本体26の後部上方が、パネル部73によって覆われている。黒鍵20において、パネル部73よりも前側の部分は、隣接する白鍵10によって常時隠れる部分を除けば、演奏時に奏者から視認され得る部位である。この視認され得る部位を、「見えがかり部」と呼称する。具体的には、図1に示すように、前後方向において、黒鍵20の黒鍵本体26の、側面視における鉛直面X1から鉛直面X2に亘る部位が黒鍵20の見えがかり部である。この見えがかり部の最後位置が26p1、最前位置が26p2で示される。
ハンマ体30は、各々、フレーム40のハンマ回動軸43を中心に上下方向に回動(前端部及び後端部が上下に揺動)自在にハンマ回動軸43に支持される。白鍵10の前部には、垂下片11が下方に垂設され、垂下片11の下端部が、緩衝部材を含むハンマ駆動部12となっている。黒鍵20も同様である。
ハンマ体30は、ハンマ回動軸43と係合する係合凹部31を有し、係合凹部31より前方の前方延設部30fと、係合凹部31より後方の後方延設部30rとを有して棒状に構成される。係合凹部31は、後方に開口している。後方延設部30rの後端部には、ハンマ体30の全体の質量のうちのほとんどが集中している質量部32が設けられる。前方延設部30fには、長い下側係合部33と短い上側係合部34とからなる蟹のハサミ状の係合部が形成されている。
下側係合部33及び上側係合部34は、対応する白鍵10、黒鍵20のハンマ駆動部12と常に係合状態にあり、ハンマ体30が、対応する鍵に連動して往方向及び復方向の双方に回動するようになっている。詳細な図示はされていないが、ハンマ駆動部12は、下側だけでなく上側にも側面視で弧状部分が形成されており、下側係合部33と上側係合部34とに摺動自在に挟まれた構成になっている。これにより、ハンマ体30が、鍵10、20に対してがたつきなく押離鍵双方向に円滑に連動する。下側係合部33、上側係合部34のうち、ハンマ駆動部12と直接に当接係合する部分が、被駆動部33a、当接係合部34aである。
フレーム40は、射出成形による一体成形で製造される。フレーム40は、棚板19の上に配設固定される。棚板19は、楽器本体の一部であればよく、呼称は問わず、下ケースの底板等であってもよい。フレーム40は、鍵並び方向全長に亘って一体に延設される部分を、鍵並び方向において互いに離間した複数の縦リブ46で接続した構成を採る。
フレーム40において、ストッパ取付部47が最前部に設けられる。ストッパ取付部47より後方で上方には、鍵ガイド連結部49が設けられる。鍵ガイド連結部49よりやや後方で且つ最下部には、前側支持部41が設けられる。フレーム40の後部の最下部には、後側支持部45が設けられる。前側支持部41及び後側支持部45の下端は、棚板19に直接当接する。フレーム40は、前側支持部41及び後側支持部45の2箇所のみで、棚板19に支持されている。すなわち、前側支持部41及び後側支持部45は、フレーム40を棚板19に支持するために棚板19に当接する「本体当接部」である。
フレーム40において、後側支持部45から後側壁部60が、前側への段差を形成して垂直に上方に立ち上がり、後側壁部60の上部から、屈曲した部分を介して、板状部54が、前方やや斜め下方に向かって一体に延設されている。板状部54は、フレーム40の前後方向中間付近であって、前側支持部41よりも後方の位置まで延設されている。
特に、ストッパ取付部47、鍵ガイド連結部49、前側支持部41、板状部54は、上記した、「鍵並び方向全長に亘って一体に延設される部分」に該当する。これらと後側支持部45及び後側壁部60が、互いに縦リブ46で一体に接続されている。縦リブ46は、複数鍵に対して1つ設けられ、一例として、1オクターブあたり2〜3個設けられるが、数は問わない。
ストッパ取付部47の下面には、ハンマ体30の下側係合部33と当接して、押鍵往行程におけるハンマ体30の回動初期位置を規制するための初期ストッパ48が取り付けられる。非押鍵状態では、ハンマ体30は、質量部32の重みによって後方延設部30rが下がるので、初期ストッパ48の下面に下側係合部33が常時当接している。一方、下側係合部33と白鍵10、黒鍵20のハンマ駆動部12とは常時係合している。そのため、ハンマ体30の回動初期位置が規制されることで、白鍵10、黒鍵20の押鍵初期位置である非押鍵位置も間接的に規制されるようになっている。
板状部54の下面における前後方向中央付近の取り付け位置54p3(図2参照)には、ハンマ体30の後方延設部30rの質量部32と当接してハンマ体30の回動終了位置を規制するための終了ストッパ55が取り付けられる。押鍵操作により、鍵10、20のハンマ駆動部12がハンマ体30の下側係合部33の被駆動部33aを駆動し、ハンマ体30が図1の反時計方向に回動する。そして、後方延設部30rが終了ストッパ55に当接すると、押鍵往行程における鍵10、20及びハンマ体30の押鍵終了位置乃至回動終了位置が規制される。押鍵終了状態から離鍵操作すると、復行程となり、ハンマ体30は、質量部32の重みによって時計方向に回動し、初期位置に復帰する。その際、ハンマ体30の被駆動部33aが、鍵10、20のハンマ駆動部12を駆動し、鍵10、20が初期位置に復帰する。
初期ストッパ48、終了ストッパ55は、いずれも、フェルト等の緩衝機能を有する部材で構成され、鍵並び方向全長に亘って一体に設けられるが、ハンマ体30毎に設けてもよい。なお、初期ストッパ48、終了ストッパ55としては、エラストマ等の軟質材を採用し、それぞれ2色成形による一体成形でフレーム40と一体に形成してもよい。板状部54の上面には、複数の基板取付部56、57が一体に形成され、基板取付部56、57に、基板58が螺合固定される。
基板58の上面58aにおける前後方向中央付近の取り付け位置58p1(図2参照)には、各鍵に対応する鍵スイッチ59が配設される。上面58aは水平であるので、鍵スイッチ59の下面が鍵スイッチ59の最下位置59p1となる。鍵スイッチ59は、対応する鍵10、20に押圧されて、当該鍵10、20の押鍵動作を検出する。楽器本体には、不図示の楽音発生装置が備えられ、鍵スイッチ59の検出結果に基づいて楽音が発生するようになっている。
鍵ガイド連結部49からは、鍵ガイド部50が上方に一体に突設形成される。鍵ガイド部50は、各鍵に対応して設けられ、対応する鍵の揺動動作をガイドする。鍵ガイド部50としては、フレーム40とは別体に形成したものを固着して設けてもよい。前側支持部41の上面41aからは、一対の突設片42が各ハンマ体30に対応して突設形成されている。一対の突設片42の間に、上記したハンマ回動軸43が形成される。
前側支持部41にはまた、複数のボス44が一体に形成されている。さらに、図示はしないが、後側支持部45にも、複数のボスが一体に形成されている。これらボス44等に設けられた不図示のネジ穴に、下方から棚板19を螺合固定することで、楽器本体にフレーム40が固定される。
上記した初期ストッパ48、鍵ガイド部50、ハンマ回動軸43、鍵スイッチ59、終了ストッパ55は、いずれも、本鍵盤装置の使用時に、本鍵盤装置の構成要素のうちフレーム40以外の構成要素と当接係合するものであり、フレーム40に、鍵10、20及びハンマ体30を適切に支持する鍵フレーム乃至ハンマフレームとしての機能を果たさせるための構成要素である。これらの構成要素を、「フレーム機能部」と呼称する。前側支持部41、後側支持部45についても、それら自身が棚板19に直接当接して固定される機能を有するので、「フレーム機能部」にも相当する。
一方、鍵ガイド連結部49は、鍵ガイド部50が配設される部分である。ストッパ取付部47は、初期ストッパ48が取り付けられる部分である。板状部54は、終了ストッパ55が取り付けられると共に、基板取付部56、57を介して基板58及び鍵スイッチ59が取り付けられる部分である。前側支持部41は、ハンマ回動軸43が一体に形成される部分である。これら鍵ガイド連結部49、ストッパ取付部47、板状部54、前側支持部41を、「機能部配設部」と呼称する。この「機能部配設部」を定義すると、「フレーム40に一体に形成され、フレーム機能部が配設されて、配設されたフレーム機能部を介して外力を受ける部分」である。
上記した鍵ユニットは、事前に一体的に組み付けられて、全鍵共通基端部KTがフレーム40に取り付けられる。すなわち、フレーム40の後側壁部60に対して、全鍵共通基端部KTが後方からネジ72によって締結固定される。
ハンマ体30は、フレーム40への組み付け時には、ハンマ体30の長手方向を前後方向にほぼ平行にした姿勢で、前方からフレーム40内に挿入される。ハンマ体30の係合凹部31が後方に開口しているので、ハンマ体30を後方に平行移動させていくと、係合凹部31がハンマ回動軸43に自然に嵌合される。
図2に示すように、白鍵本体16、黒鍵本体26とヒンジ部17、27との接続位置を「P1」、ヒンジ部17、27と共通基端部18A、18B、28との接続位置を「P2」とする。また、後側壁部60の、全鍵共通基端部KTが当接する部位のうち、ネジ72の軸中心が通る位置を、フレーム40における「締結用部位P3」とする。
また、接続位置P1、P2、締結用部位P3の高さを、それぞれ「H1」、「H2」、「H3」とする。基板58の上面58aは水平で、取り付け位置58p1の高さは上面58aの高さと同じであり、この高さを「H4」とする。押鍵往行程においては、ハンマ体30の後端部である質量部32が上方に変位するが、回動終了状態におけるハンマ体30の最上位置を「H5」とする。全鍵共通基端部KTの最下位置を「H6」とする。
ここで、位置関係を明確にしておく。ハンマ体30の後端位置32p1は、ハンマ体30の回動全行程において常に最も後端に位置する部位である。図1に示すように、この後端位置32p1は、黒鍵20の見えがかり部の最後位置26p1よりも前方に位置する。また、ハンマ回動軸43は、黒鍵20の見えがかり部の最前位置26p2よりも後方に位置する。すなわち、ハンマ体30の後方延設部30rは、鉛直面X1から鉛直面X2までの間に収まる長さになっていて、コンパクトになっている。
また、係合凹部31(乃至ハンマ回動軸43)から後端位置32p1までの距離が短くなることで、ハンマ体30が揺動する際の後端位置32p1の上下ストローク範囲も小さくなる。その結果、本鍵盤装置の上下方向の寸法もコンパクトにすることが容易となる。
また、図2に示すように、板状部54は、黒鍵20の見えがかり部の最後位置26p1よりも前方に位置し、且つ、締結用部位P3の高さH3よりも上方に位置する。これにより、全鍵共通基端部KTの前方下方の限られたスペース内でハンマ体30の回動範囲を確保することができる。しかも、鍵スイッチ59は、板状部54の上方に配設されるので、ハンマ体30の回動範囲に影響を与えず、上下方向において鍵盤装置が必要以上に拡大することもない。
ここで、基板58上に配設された鍵スイッチ59の最下位置59p1の高さH4は、上下方向において、接続位置P1、P2間(高さH1〜H2間)に位置する。従って、当然に、最下位置59p1は、接続位置P2や締結用部位P3よりも上方である。これにより、鍵スイッチ59の下方のスペースを大きく確保でき、ハンマ体30の回動範囲が確保しやすくなっている。
図2に示すように、終了ストッパ55が配設される板状部54は、上下方向において、接続位置P1と締結用部位P3との間(高さH1〜H3間)に位置し、特に、接続位置P2の高さH2と略同一高さに配設されている。板状部54の位置を厳密に考えるならば、まず、板状部54を、斜めになっている1枚の平板として捉えた場合、板状部54において、後部である根本の上面が最上位置54p1で、下面前端が最下位置54p2となる。そして、終了ストッパ55が取り付けられている取り付け位置54p3が、接続位置P2と略同一高さである。あるいは、最上位置54p1と最下位置54p2との間に接続位置P2の高さH2が位置するとも表現できる。
これらにより、ハンマ体30の回動範囲を確保すると共に、終了ストッパ55の厚みを適切に確保しつつ、フレーム40の高さを抑えることができる。また、板状部54の上方において、鍵スイッチ59の配設スペースを確保すると共に、鍵スイッチ59の厚みも適切に確保しやすい。さらに、板状部54の下側に終了ストッパ55が配設される一方、板状部54の上方に(基板58を介して)鍵スイッチ59が配設される結果、鍵スイッチ59の下方に板状部54が配置される構成となっている。そのため、鍵盤装置後部に鍵スイッチ59と板状部54とを集中配置し、部品配置効率を高めて、装置のコンパクト化に寄与している。
また、回動終了位置におけるハンマ体30の最上位置H5(図2参照)に対して、全鍵共通基端部KTの最下位置H6の方が低い。これにより、設計上、全鍵共通基端部KTを鉛直方向に延設するのが容易であり、実際、本実施の形態では、鉛直に延設されている。これにより、鍵10、20の全長が短くなり、鍵盤装置を前後方向にコンパクトにしやすくなっている。
また、ヒンジ部17、27が鉛直方向に延設されているので、特開2008−26403号公報で示されたのと同様に、鍵10、20は、押鍵により、ヒンジ部17、27の上部が前方に撓む。そのため、ヒンジ部17、27の撓みは、ある押鍵点の、全鍵共通基端部KTを中心とした回動移動による後方への変位を相殺する方向に作用する。従って、ある押鍵点の実質的な軌跡は、アコースティックグランドピアノのような長尺で鍵下部に支点を有する鍵における押鍵点の軌跡に近いものとなる。従って、押鍵面16a、26aの軌跡を良好にして、表現力向上にとってより好ましい状態にすることができる。
また、上記した機能部配設部のうち複数である鍵ガイド連結部49、板状部54が、上下方向において、フレーム40の上部である、接続位置P1と締結用部位P3との間(高さH1〜H3間)に集中配置されたので、ハンマ体30の回動範囲を確保しやすく、フレーム40の高さも抑えることができる。なお、この観点からは、鍵ガイド連結部49、板状部54以外の機能部配設部についても、高さH1〜H3間に配置してもよい。
また、上記したように、フレーム40において、前側支持部41及び後側支持部45だけが、棚板19に当接する部分である「本体当接部」である。そして、これら本体当接部とハンマ回動軸43とを除くフレーム機能部のすべてが、フレーム40の上部である、全鍵共通基端部KTの最下位置H6よりも上方に集中配置されている。これによっても、ハンマ体30の回動範囲を確保しやすく、フレーム40の高さも抑えることができる。
本実施の形態によれば、限られたスペース内でハンマ体30の回動範囲を確保しつつ、前後方向において鍵盤装置全体をコンパクトにすることができる。
すなわち、鍵ユニットUNTにおいて、ヒンジ部17、27が、押鍵面16a、26aとは直角を成し、鉛直方向及び鍵並び方向に平行であるので、鍵10、20の先端位置から接続位置P2までの前後方向における距離を短くすることができ、鍵10、20の前後方向の寸法を短くでき、鍵盤装置の奥行き寸法を抑えることができる。また、ハンマ体30の後方延設部30rは、黒鍵20の見えがかり部の最後位置26p1から最前位置26p2までの間に収まる長さになっているので、ハンマ体30の前後方向の長さを抑制することができる。
さらに、板状部54は、黒鍵20の見えがかり部の最後位置26p1よりも前方に位置し、且つ、締結用部位P3よりも上方に位置するので、全鍵共通基端部KTの前方下方の限られたスペース内でハンマ体30の回動範囲を確保することができる。
また、初期ストッパ48、終了ストッパ55は、前後方向において、ハンマ回動軸43を挟んでそれぞれ前側、後側に分散して配設されたので、ハンマ体30の回動範囲を確保しやすい。それだけでなく、初期ストッパ48、終了ストッパ55が取り付けられるストッパ取付部47、板状部54の位置が前後方向において重ならないので、フレーム40の一体成形容易化のためにあえて両者をずらして奥行き寸法が拡大するようなことがなく、フレーム40の前後方向の長さ短縮に寄与する。
なお、ヒンジ部17、27は、鉛直方向に延設されたが、鍵盤装置の奥行き寸法を極力抑えると共に、押鍵面16、26aの軌跡を良好にする観点に限れば、押鍵面26aに対して極力直角に近い角度をなして交差し、且つ鍵並び方向に平行に形成されていればよい。
なお、各鍵10、20が鍵ユニットの一部として構成されたものを例示したが、各鍵10、20が単体で構成されるものについても、本発明を適用可能である。
なお、ハンマ体30の係合凹部31とフレーム40のハンマ回動軸43との雄雌関係は、逆にしてもよい。
なお、フレーム40の前後長さを短縮する観点からは後退するが、図3に、変形例の鍵盤装置の後半部の側面を示すように、全鍵共通基端部KTを、鉛直方向でなく水平方向に延設してもよい。
本発明の一実施の形態に係る鍵盤装置の内部構成を示す側面図である。 本鍵盤装置において鍵が押鍵されている状態を示す側面図である。 変形例の鍵盤装置の後半部の側面を示す図である。
符号の説明
10 白鍵、 16 白鍵本体(鍵本体部)、 16a、26a 押鍵面、 17、27 ヒンジ部、 18A、18B 白鍵共通基端部、 19 棚板(楽器本体)、 20 黒鍵、 26 黒鍵本体(鍵本体部)、 26p1 最後位置、 26p2 最前位置、 28 黒鍵共通基端部、 30 ハンマ体、 30f 前方延設部(前半部)、 30r 後方延設部、 32 質量部(後端部)、 32p1 後端位置、 40 フレーム、 41 前側支持部(フレーム機能部、機能部配設部、本体当接部)、 43 ハンマ回動軸(ハンマ支持部、フレーム機能部)、 45 後側支持部(フレーム機能部、本体当接部)、 47 ストッパ取付部(機能部配設部)、 48 初期ストッパ(フレーム機能部)、 49 鍵ガイド連結部(機能部配設部)、 50 鍵ガイド部(フレーム機能部)、 54 板状部(検出手段配設部、終了ストッパ配設部、機能部配設部)、 55 終了ストッパ(フレーム機能部)、 59 鍵スイッチ(検出手段、フレーム機能部)、 59p1 最下位置、 72 ネジ(締結手段)、 KT 全鍵共通基端部、 P1 接続位置、 P2 接続位置、 P3 締結用部位、 H5 最上位置、 H6 最下位置

Claims (11)

  1. 複数のハンマ支持部を有し、樹脂で一体に形成され、楽器本体に支持されるフレームと、
    前記フレームに並列的に配設され、各々、鍵本体部が薄板状のヒンジ部を介して基端部に接続され、前記基端部を鍵支点部として前記鍵本体部が押離鍵方向に揺動自在にされた複数の白鍵及び黒鍵と、
    前記複数の各鍵に対応して並列的に配設され、各々、対応する鍵の下方において対応する鍵に連動して前記フレームの前記ハンマ支持部を中心として回動し、押鍵往行程において前記ハンマ支持部より前方の前半部が対応する鍵によって駆動されて後端部が上方に変位するように該ハンマ支持部に支持され、対応する鍵の揺動動作に対して慣性を付与するための複数のハンマ体と、
    前記鍵に押圧されて該鍵の動作を検出する検出手段と、
    前記フレームに一体に設けられ、前記検出手段が設けられる検出手段配設部とを有し、
    前記複数の鍵は、各々の前記基端部同士が重ねられた状態で、締結手段によって前記フレームの締結用部位に締結固定されることで前記フレームに配設され、
    前記各鍵において、前記ヒンジ部は、前記鍵本体部の押鍵面に対して交差する方向及び鍵並び方向に平行に形成され、
    前記ハンマ体の後端位置は、前記黒鍵の、演奏時に視認され得る見えがかり部の最後位置よりも前方に位置し、
    前記ハンマ支持部は、前記黒鍵の前記見えがかり部の最前位置よりも後方に位置し、
    前記検出手段配設部は、前記黒鍵の前記見えがかり部の前記最後位置よりも前方に位置し、且つ、前記フレームの前記締結用部位よりも上方に位置することを特徴とする鍵盤装置。
  2. 複数のハンマ支持部を有し、樹脂で一体に形成され、楽器本体に支持されるフレームと、
    前記フレームに並列的に配設され、各々、鍵本体部が薄板状のヒンジ部を介して基端部に接続され、前記基端部を鍵支点部として前記鍵本体部が押離鍵方向に揺動自在にされた複数の及び黒鍵と、
    前記複数の各鍵に対応して並列的に配設され、各々、対応する鍵の下方において対応する鍵に連動して前記フレームの前記ハンマ支持部を中心として回動し、押鍵往行程において前記ハンマ支持部より前方の前半部が対応する鍵によって駆動されて後端部が上方に変位するように該ハンマ支持部に支持され、対応する鍵の揺動動作に対して慣性を付与するための複数のハンマ体と、
    前記鍵に押圧されて該鍵の動作を検出する検出手段と、
    前記フレームに一体に設けられ、前記検出手段が設けられる検出手段配設部と、
    前記ハンマ支持部よりも前方に、前記フレームに対して一体または別体で設けられ、前記ハンマ体の前記前半部と当接して、押離鍵行程における押鍵初期位置に対応する前記ハンマ体の回動初期位置を規制する初期ストッパと、
    前記ハンマ支持部よりも後方に、前記フレームに対して一体または別体で設けられ、前記ハンマ体の前記後端部と当接して、押離鍵行程における押鍵終了位置に対応する前記ハンマ体の回動終了位置を規制する終了ストッパとを有し、
    前記複数の鍵は、各々の前記基端部同士が重ねられた状態で、締結手段によって前記フレームの締結用部位に締結固定されることで前記フレームに配設され、
    前記各鍵において、前記ヒンジ部は、前記鍵本体部の押鍵面に対して交差する方向及び鍵並び方向に平行に形成され、
    前記ハンマ体の後端位置は、前記黒鍵の、演奏時に視認され得る見えがかり部の最後位置よりも前方に位置し、
    前記ハンマ支持部は、前記黒鍵の前記見えがかり部の最前位置よりも後方に位置し、
    前記検出手段配設部は、前記フレームの前記締結用部位よりも上方に位置することを特徴とする鍵盤装置。
  3. 前記検出手段の最下位置は、上下方向において、前記鍵における前記鍵本体部及び前記ヒンジ部の接続位置と前記フレームの前記締結用部位との間であることを特徴とする請求項1記載の鍵盤装置。
  4. 前記検出手段の最下位置は、前記鍵における前記基端部及び前記ヒンジ部の接続位置よりも上方であることを特徴とする請求項1または3記載の鍵盤装置。
  5. 前記検出手段の最下位置は、前記鍵における前記鍵本体部及び前記ヒンジ部の接続位置と前記鍵における前記基端部及び前記ヒンジ部の接続位置との間であることを特徴とする請求項4記載の鍵盤装置。
  6. 前記ハンマ支持部よりも後方に、前記フレームに対して一体または別体で設けられ、前記ハンマ体の前記後半部と当接して、押離鍵行程における押鍵終了位置に対応する前記ハンマ体の回動終了位置を規制する終了ストッパと、前記フレームに一体に形成され、前記終了ストッパが配設される終了ストッパ配設部とを有し、前記終了ストッパ配設部は、上下方向において、前記鍵における前記鍵本体部及び前記ヒンジ部の接続位置と前記フレームの前記締結用部位との間に配設されたことを特徴とする請求項1、3〜5のいずれか1項に記載の鍵盤装置。
  7. 前記終了ストッパ配設部は、前記鍵における前記基端部及び前記ヒンジ部の接続位置と略同一高さに配設されたことを特徴とする請求項6記載の鍵盤装置。
  8. 前記終了ストッパ配設部は、前記検出手段の下方に位置することを特徴とする請求項6または7記載の鍵盤装置。
  9. 回動終了位置における前記ハンマ体の前記後端部の最上位置に対して、前記鍵の前記基端部の最下位置の方が低いことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の鍵盤装置。
  10. 前記フレームに一体にまたは別体で設けられ、当該鍵盤装置の使用時において、当該鍵盤装置の構成要素のうち前記フレーム以外の構成要素と当接係合する複数のフレーム機能部と、前記フレームに一体に形成され、前記複数の各フレーム機能部が配設されて、各々、配設されたフレーム機能部を介して外力を受ける部分である複数の機能部配設部とを有し、前記機能部配設部のうち複数が、上下方向において、前記鍵における前記鍵本体部及び前記ヒンジ部の接続位置と前記フレームの前記締結用部位との間に配設されたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の鍵盤装置。
  11. 前記フレーム機能部には、前記フレームに一体に設けられ該フレームを前記楽器本体に支持するために前記楽器本体に当接する本体当接部と、前記ハンマ支持部とが含まれ、前記フレーム機能部のうち、前記本体当接部及び前記ハンマ支持部を除くフレーム機能部のすべてが、前記鍵の前記基端部の最下位置よりも上方に配設されたことを特徴とする請求項10記載の鍵盤装置。
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