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JP5155352B2 - 圧電デバイス - Google Patents

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JP5155352B2 JP2010069131A JP2010069131A JP5155352B2 JP 5155352 B2 JP5155352 B2 JP 5155352B2 JP 2010069131 A JP2010069131 A JP 2010069131A JP 2010069131 A JP2010069131 A JP 2010069131A JP 5155352 B2 JP5155352 B2 JP 5155352B2
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Description

本発明は、特に表面実装型の圧電デバイスに関する。
従来から移動体無線機器等に用いられる圧電デバイスは、圧電振動板の表裏面に励振電極が形成された構成であり、例えばATカット水晶振動板を用いた厚みすべり振動子が用いられている。ATカット水晶振動板は、その板厚で共振周波数が決定され、板厚と共振周波数は反比例する。このため高度な研磨技術を用いた超薄板加工技術が要求されていた。
例えば300MHz以上の水晶振動板においては、当該水晶振動板に振動エネルギーを供給する励振電極の重さが振動を阻害する要因となっていた。
このような問題を解決するために、励振電極を直接水晶振動板には形成せずに無電極の水晶振動板として、水晶振動板の上下に微少な間隙を持って形成された電極を介して振動エネルギーを供給する空間電極を備えた空間電圧印加方式による圧電デバイスが考案されている。特許文献1は、このような空間電極を備えた空間電圧印加方式による圧電デバイスに関するもので、振動部としてのメサ部を備えた無電極圧電基板と、この無電極圧電基板の上下両面側に微少な間隙を維持し励振電極を有する電極付圧電基板が形成されている。
特開2002−118440号公報
しかしながら、特許文献1に開示された圧電デバイスにおいて、無電極圧電基板と電極付圧電基板とは、電極付圧電基板に設けられた凹陥部に塗布された導電性接着剤により接合されている。このため無電極圧電基板の肉厚部と電極付圧電基板の肉厚部とは、接触しているだけで接合はしていない。したがって、十分な気密性が確保できず、経時的に振動特性が悪化する恐れがある。
また、圧電デバイスの励振電極と実装基板端子とは、側面に盛り上げられた導電性接着剤によって電気的に接続している。したがって、クリーム半田を用いる通常の表面実装の工程では実装できず、特別な工程が必要となる。更に導電性接着剤で電気的な接続を確保するために、導電性接着剤を一定の幅で塗布する必要があり、圧電デバイスの狭幅化が妨げられている。
本発明は、圧電振動板に接合され、圧電振動板の支持枠部と励振電極を有する第1カバー板及び第2カバー板との少なくとも一方に、振動部と振動電極とを所定の間隙に維持する高さで振動部の全周を囲む凸部を備え、凸部の近傍に振動部の全周を囲んで塗布された接着剤で接合されている。凸部の近傍に振動部の全周を囲んだ接着剤で接合されることで、振動部と振動電極とを所定の間隙に維持して、十分な気密性が確保できる圧電デバイスを提供することを目的とする。
第1観点の圧電デバイスは、厚みすべり振動モードを有する振動部とこの振動部の周囲に形成され振動部を支持する支持枠部とを有する圧電振動板と、圧電振動板に接合され、振動部に対応する位置に振動部を励振させる励振電極とこの励振電極の周囲に形成される周囲部とを有する第1カバー板と、圧電振動板に接合され、圧電振動板を中心として第1カバー板とは反対側の第2カバー板と、を備え、
支持枠部と第1カバー板と第2カバー板とにより振動部が密封され、
第1カバー板と第2カバー板との少なくとも一方の外面に励振電極と電気的に接続された外部電極が形成され、圧電振動板の支持枠部と前記第1カバー板の周囲部との少なくとも一方に、振動部と励振電極とを所定の間隙に維持する高さで振動部の全周を囲む第1凸部を有し、第1凸部を除く第1凸部の近傍に振動部の全周を囲んで塗布された接着剤で圧電振動板と第1カバー板とが接合される。
第2観点の圧電デバイスは、第1観点において、接着剤は第1凸部の外周側に塗布される。
第3観点の圧電デバイスは、第1観点において、接着剤は第1凸部の内周側に塗布される。
第4観点の圧電デバイスは、第1観点において、圧電振動板の支持枠部と第1カバー板の周囲部との少なくとも一方に、第1凸部の外側となる位置に第1凸部と同じ高さの第2凸部を有し、接着剤は第1凸部と第2凸部との間に塗布される。
第5観点の圧電デバイスは、第1観点から第4観点において、第2カバー板は振動部に対応する位置に振動部を励振させる励振電極とこの励振電極の周囲に形成される周囲部とを有し、圧電振動板の支持枠部と第2カバー板の周囲部との少なくとも一方に、振動部と励振電極とを所定の間隙に維持する高さで振動部の全周を囲む第3凸部を有し、第3凸部を除く第3凸部の近傍に振動部の全周を囲んで塗布された接着剤で圧電振動板と第2カバー板とが接合される。
第6観点の圧電デバイスは、第1観点において、圧電振動板の支持枠部と第2カバー板の周囲部との少なくとも一方に、第3凸部の外側となる位置に第3凸部と同じ高さの第4凸部を有し、接着剤は第3凸部と第4凸部との間に塗布される。
本発明は、圧電振動板の支持枠部と励振電極を有する第1カバー板及び第2カバー板との少なくとも一方に凸部を備え、凸部の近傍に振動部の全周を囲んで塗布された接着剤で接合されている。凸部の近傍に振動部の全周を囲んだ接着剤で接合されることで、振動部と振動電極とを所定の間隙に維持して、十分な気密性が確保できる圧電デバイスが得られる。また、第1カバー板と第2カバー板との一方の外面に前記励振電極と電気的に接続された外部電極を形成することにより圧電デバイスの表面実装を容易にしている。更に、金属膜の蒸着またはスパッタリングにより外部電極を形成し、同時に外部電極と圧電デバイスに形成される引出電極とを接合し、導電性接着剤を使用しないことにより、圧電デバイスを狭幅化することができる。
(a)は、圧電振動板側から見た第1カバー板10の平面図である。 (b)は、圧電振動板20の平面図である。 (c)は、第2カバー板40の平面図である。 (d)は、(a)と(b)と(c)とのA−A’断面図であり、第1圧電デバイス100を形成させた状態を示した断面図である。 (a)は、(b)に示された第1圧電デバイス100のB−B’断面線で切った拡大断面図である。 (b)は、第1圧電デバイス100の平面図である。 第1圧電デバイス100のパッケージ80を形成する製造工程のフローチャートである。 パッケージ80を形成したウエハを切断して第1圧電デバイス100を製造する工程のフローチャートである。 (a)は、第2カバーウエハ40Wの平面図である。 (b)は、(a)のC−C’断面図である。 (a)は、図4(a)のD−D’断面線で切った第1圧電デバイス100のウエハの断面図である。 (b)は、第1圧電デバイス100のウエハに貫通孔を形成した状態を示した断面図である。 (c)は、貫通孔の内面に金属膜及び第2カバー板に外部電極を形成したのち、ダイシングにより第1圧電デバイス100を形成した状態を示した断面図である。 (a)は、圧電振動板側から見た第1カバー板10Aの平面図である。 (b)は、圧電振動板20の平面図である。 (c)は、第2カバー板40Aの平面図である。 (d)は、(a)と(b)と(c)とのE−E’断面図であり、第2圧電デバイス110を形成させた状態を示した断面図である。 (a)は、圧電振動板側から見た第1カバー板10Bの平面図である。 (b)は、圧電振動板20の平面図である。 (c)は、第2カバー板40Bの平面図である。 (d)は、(a)と(b)と(c)とのF−F’断面図であり、第3圧電デバイス120を形成させた状態を示した断面図である。 (a)は、圧電振動板側から見た第1カバー板10Cの平面図である。 (b)は、圧電振動板20Cの平面図である。 (c)は、第2カバー板40Cの平面図である。 (d)は、(a)と(b)と(c)とのG−G’断面図であり、第2圧電デバイス130を形成させた状態を示した断面図である。 (a)は、第1カバー板10Dの平面図である。 (b)は、圧電振動板20Dの平面図である。 (c)は、第2カバー板40Dの平面図である。 (d)は、(a)と(b)と(c)とのH−H’断面図であり、第2圧電デバイス140を形成させた状態を示した断面図である。
<第1実施形態;第1圧電デバイス100の構成>
図1は、空間電極を備えた空間電圧印加方式による本発明の第1圧電デバイス100の概略図を示している。図1(a)は、第1カバー板10の下面側から見た内面図であり、(b)は、圧電振動板20の平面図であり、(c)は、第2カバー板40の平面図であり、(d)は、(a)と(b)と(c)とのA−A’断面図であり、第1圧電デバイス100を形成させた状態を示した断面図である。第1圧電デバイス100は、圧電振動板20と第1カバー板10と第2カバー板40とから構成されパッケージ80が形成されている。第1カバー板10と第2カバー板40とはガラス、セラミック又は水晶材料から成る。以下、第1圧電デバイス100の長辺方向をY軸方向、短辺方向をX軸方向、上部方向をZ軸方向として説明する。
図1(a)に示されるように、第1カバー板10は、第1凸部11を圧電振動板20側の片面に有している。第1凸部11は、エッチングで第1カバー板10の周囲部に形成される。第1凸部11の内側に励振電極30が形成される。引出電極32は励振電極30の角から第1カバー板10の角まで形成される。励振電極30及び引出電極32は、150Å〜700Åのクロム(Cr)層の上に400Å〜2000Åの金(Au)層が形成された構成である。第1凸部11の内周側に全周を囲んで接着剤23が形成される。第1カバー板10の四隅に切欠き部Yが形成され導通配線31が形成される。導通配線31は、引出電極32に電気的に接続している。
図1(b)に示されるように、圧電振動板20はATカットの水晶振動片から成り、圧電振動板20の四隅に切欠き部Yが形成され導通配線31が形成される。圧電振動板20の中央部には厚みすべり振動モードを有する振動部SBがある。また圧電振動板20の外周部には支持枠部SWが形成されている。振動部SBと支持枠部SWとは圧電振動板20を貫通する溝である貫通溝MBにより互いに分かれている。なお、貫通溝MBは形成されなくてもよい。
図1(c)に示されるように、第2カバー板40は、第3凸部41を圧電振動板20側の片面に有している。第3凸部41は、エッチングで第2カバー板40の周囲部に形成される。第3凸部41の内側に励振電極30及び引出電極32が形成される。励振電極30及び引出電極32は、150Å〜700Åのクロム(Cr)層の上に400Å〜2000Åの金(Au)層が形成された構成である。第3凸部41の内周側に全周を囲んで接着剤23が形成される。第2カバー板40の四隅に切欠き部Yが形成され導通配線31が形成される。
第2カバー板40の底部には、メタライジングされた第1外部電極47及び第2外部電極48が形成される。第1外部電極47及び第2外部電極48は、夫々の側に設けられた切欠け部Yの導通配線31に電気的に接続している。
図1(d)に示されるように、第1圧電デバイス100は、中央部に圧電振動板20を配置して圧電振動板20の上下面側に夫々第1カバー板10と第2カバー板40とを接合させて形成される。第1カバー板10と第2カバー板40とには、第1凸部11及び第3凸部41の内周側に全周を囲んで接着剤23が形成されており、接着剤23の高さは、第1凸部11及び第3凸部41の高さより高く盛り上がっている(図4(b)参照)。接着剤23は加圧されながら加熱されることで押しつぶされる。接着剤23は加熱処理によって硬化して、圧電振動板20の支持枠部SWと第1カバー板10と第2カバー板40とが接合してパッケージ80が形成される。
第1圧電デバイス100では、励振電極30が接着剤23により密封されることにより励振電極30における気密性が確保され、振動特性の経時的変化が防がれている。
図2(a)は、図2(b)に示された第1圧電デバイス100のB−B’断面線で切った拡大断面図であり、図2(b)は、第1圧電デバイス100の平面図である。第1圧電デバイス100は、励振電極30、引出電極32、第1凸部11、第3凸部41、接着剤23、外部電極47および外部電極48が描かれている。なお、接着剤23に対しては、第1凸部11、第3凸部41、励振電極30又は引出電極32と区別しやすいように網線で示されている。
図2(a)に示されるように、第1外部電極47は、切欠け部Yの導通配線31に電気的に接続して第2カバー板40の励振電極30及び引出電極32に導通している。第2外部電極48は、切欠け部Yの導通配線31に電気的に接続して第1カバー板10の励振電極30及び引出電極32に導通している。
図2(b)に示されるように、第1カバー板10の励振電極30と第2カバー板40の励振電極30とは、圧電振動板20の上下方向に向き合うが、引出電極32は対角線方向に配置される。
<第1圧電デバイス100の製造方法>
次に第1圧電デバイス100の製造方法を説明する。
第2カバー板40がウエハ状態の際には、第2カバーウエハ40WとWを末尾に付している。以下第1カバー板10がウエハ状態の際には第1カバーウエハ10W、圧電振動板20がウエハ状態の際には水晶ウエハ20Wと呼んでいる。
図3A、Bは第1圧電デバイス100を製造する工程を示したフローチャートである。
ステップS102において、第1カバーウエハ10Wに第1圧電デバイス100の外形(XY平面の大きさ)に相当する領域にウェットエッチングにより第1凸部11が形成される。第1カバーウエハ10Wに第1凸部11が数百から数千個形成される。
ステップS104において、第1カバーウエハ10Wに励振電極30及び引出電極32が形成される。励振電極30及び引出電極32は、ともに、150オングストローム〜700オングストロームのクロム(Cr)層の上に400オングストローム〜2000オングストロームの金(Au)層が形成された構成である。クロム(Cr)層の代わりにチタン(Ti)層を使用してもよく、また金(Au)層の代わりに銀(Ag)層を使用してもよい。
ステップS106において、第1凸部11の内周側に全周を囲んで、印刷によって第1凸部11の高さよりも高く接着剤23が塗布される。
ステップS112において、圧電振動板用の水晶ウエハ20Wが用意される。水晶ウエハ20Wは振動部SBと振動部SBを支持する支持枠部SWとを有している。
ステップS122において、第2カバーウエハ40Wに第1圧電デバイス100の外形(XY平面の大きさ)に相当する領域にウェットエッチングにより第3凸部41が形成される。第2カバーウエハ40Wに第3凸部41が数百から数千個形成される。
ステップS124において、第2カバーウエハ40Wに励振電極30及び引出電極32が形成される。励振電極30及び引出電極32は、ともに、150オングストローム〜700オングストロームのクロム(Cr)層の上に400オングストローム〜2000オングストロームの金(Au)層が形成された構成である。クロム(Cr)層の代わりにチタン(Ti)層を使用してもよく、また金(Au)層の代わりに銀(Ag)層を使用してもよい。
ステップS126において、第3凸部41の内周側に全周を囲んで、印刷によって第3凸部41の高さよりも高く接着剤23が塗布される。
図4(a)は、第2カバーウエハ40Wの平面図であり、図4(b)は、(a)のC−C’断面線で切った断面図である。図4(a)に示されるように、第2カバーウエハ40Wは、理解を容易にするため、1つの第2カバー板40の外形(XY平面の大きさ)に相当する領域を仮想線(二点鎖線)で表示している。接着剤23の高さh2は、第2カバー板40の第3凸部41の高さh1より高く塗布される。接着剤23は粘性が高く、塗布すると表面張力で断面が円形になる。接着剤23は、圧電振動板ウエハ20W(図5を参照)が重ね合わされたとき、押しつぶされる。
ステップS152において、中央に圧電振動板用の水晶ウエハ20Wを配置して水晶ウエハ20Wの上下面側に夫々第1カバーウエハ10Wと第2カバーウエハ40Wとが重ね合わされる。
ステップS154において、重ね合わされた3枚のウエハは、真空中又は不活性雰囲気中で加圧される。100°Cから200°C程度の比較的低温で加熱して接着剤23が硬化され、3枚のウエハが結合させてパッケージウエハ80Wが形成される。
図5(a)は、図4(a)のD−D’断面線で切った第1圧電デバイス100のウエハの断面図である。図5(a)は、理解を容易にするため、第1圧電デバイス100の外形(XY平面の大きさ)に相当する領域を仮想線(二点鎖線)で表示している。まず、第1カバーウエハ10Wと圧電振動板用の水晶ウエハ20Wと第2カバーウエハ40Wとが位置合わせされる。これらウエハは、真空中又は不活性雰囲気中で加圧しながら接着剤23を介して接合され、接着剤23を硬化するために加熱される。パッケージウエハ80Wを形成する。キャビティ27内は真空状態又は不活性ガスで満たされている。接着剤23の高さは、第1凸部11及び第3凸部41の高さより高く塗布される。接着剤23は、ウエハの接合工程で押しつぶされるが第1凸部11及び第3凸部41の高さが確保され、圧電振動板20と励振電極30との間隙を一定に保つことができる。
ステップS156において、第1圧電デバイス100の外形(XY平面の大きさ)の四隅に切欠け部Yとなる貫通孔35を形成する。
図5(b)は、第1圧電デバイス100のウエハに貫通孔35を形成した状態を示した断面図である。図5(b)に示されるように、パッケージウエハ80Wが形成された後、第1圧電デバイス100の外形(XY平面の大きさ)の四隅に切欠け部Yとなる貫通孔35を形成する。貫通孔35に引出電極32が露出する。
図3BのステップS158において、第2カバーウエハ40Wの底面全面及び貫通孔35の内面にクロム(Cr)層をスパッタリングして、金属下地膜を形成する。
ステップS160において、外部電極下地膜のパターンをフォトリソグラフィー技術により形成する。ステップS160はステップS158と同時に行われてもよい。
ステップS162において、クロム(Cr)層の上に金(Au)層を蒸着又はスパッタリングあるいは湿式電気メッキで、金属膜31、外部電極47および外部電極48を同時に形成する。
ステップS164において、外部電極が形成されたパッケージウエハ80W(図5参照)は、第1圧電デバイス100の外形(XY平面の大きさ)に沿ってダイシングブレード、ワイヤーソーまたはレーザービームで分離切断されて第1圧電デバイス100を形成する。励振電極30は、引出電極32及び金属膜31を通じて外部電極に接続している。
図5(c)は、貫通孔35の内面に金属膜及び第2カバー板に外部電極を形成したのち、ダイシングにより第1圧電デバイス100を形成した状態を示した断面図である。図5(c)に示されるように、第2カバーウエハ40Wの外部電極と貫通孔35の内面とにクロム(Cr)層を蒸着又はスパッタリングして、金属下地膜が形成される。更にクロム(Cr)層の上に金(Au)層を蒸着又はスパッタリングまたは湿式電気メッキで金属膜31及び外部電極47、外部電極48が同時に形成されている。
<第2実施形態;第2圧電デバイス110の構成>
図6は、空間電極を備えた空間電圧印加方式による本発明の第2圧電デバイス110の概略図を示している。図6(a)は、第1カバー板10Aの内面図であり、(b)は、圧電振動板20の平面図であり、(c)は、第2カバー板40Aの平面図であり、(d)は、(a)と(b)と(c)とのE−E’断面図であり、第2圧電デバイス110を形成させた状態を示した断面図である。第2圧電デバイス110は、圧電振動板20と第1カバー板10Aと第2カバー板40Aとから構成されている。第1カバー板10Aと第2カバー板40Aはガラス、セラミック又は水晶材料から成る。
図6(a)に示されるように、第1カバー板10Aは、第1凸部12を圧電振動板20側の片面に有している。第1凸部12は、エッチングで第1カバー板10Aの周辺部より内側に形成される。第1凸部12の内側に励振電極30が形成される。引出電極32は励振電極30の角から第1カバー板10Aの角まで形成される。励振電極30及び引出電極32は、クロム(Cr)層の上に金(Au)層が形成された構成である。第1凸部12の外周側に全周を囲んで第1カバー板10Aの外辺部まで接着剤23が塗布される。第1カバー板10Aの四隅に切欠き部Yが形成され導通配線31が形成される。第1凸部12は、エッチングで第1カバー板10Aの周辺部より内側に形成されているが、導通配線31は、接着剤23で満たされているため引出電極32に電気的に接続することができる。
図6(b)に示されるように、圧電振動板20はATカットの水晶振動片から成り、圧電振動板20の四隅に切欠き部Yが形成され導通配線31が形成される。圧電振動板20の中央部には厚みすべり振動モードを有する振動部SBがある。また圧電振動板20の外周部には支持枠部SWが形成されており、中央部の振動部SBを支持している。
図6(c)に示されるように、第2カバー板40Aは、第3凸部42を圧電振動板20側の片面に有している。第3凸部42は、エッチングで第2カバー板40Aの周辺部より内側に形成される。第3凸部42の内側に励振電極30が形成される。引出電極32は励振電極30の角から第2カバー板40Aの角まで形成される。励振電極30及び引出電極32は、クロム(Cr)層の上に金(Au)層が形成された構成である。第3凸部42の外側に全周を囲んで第2カバー板40Aの外辺部まで接着剤23が塗布される。第2カバー板40Aの四隅に切欠き部Yが形成され導通配線31が形成される。
第2カバー板40Aの底部には、メタライジングされた第1外部電極47及び第2外部電極48が形成される。第1外部電極47及び第2外部電極48は、夫々の側に設けられた切欠け部Yの導通配線31に電気的に接続している。
図6(d)に示されるように、第2圧電デバイス110は、中央部に圧電振動板20を配置して圧電振動板20の上下面側に夫々第1カバー板10Aと第2カバー板40Aとを接合させて形成される。第1カバー板10A及び第2カバー板40Aには、第1凸部12及び第3凸部42の外周側に全周を囲んで接着剤23が形成されており、接着剤23の高さは、第1凸部12及び第3凸部42の高さより高く盛り上がっている(不図示)。接着剤23は加圧されながら押しつぶされる。接着剤23は加熱処理によって硬化して、圧電振動板20と第1カバー板10Aと第2カバー板40Aとが接合して第2圧電デバイス110が形成される。図3AのステップS156で説明したように、第2圧電デバイス110の外形の四隅に切欠け部Yとなる貫通孔35を形成することで、接着剤23の端面は、圧電振動板20、第1カバー板10Aおよび第2カバー板40Aのそれぞれの端面と同一面となる。このため、 図3BのステップS158〜S162と同様に、導通配線31等が接着剤23の端面にも形成される。
第2圧電デバイス110では、接着剤23が第1凸部12および第3凸部42の外側に形成されるため、接着剤23が経時的に放出するガスが励振電極30に付着することが阻止される。したがって、第2圧電デバイス110の経時変化特性を良好にする。
<第3実施形態;第3圧電デバイス120の構成>
図7は、空間電極を備えた空間電圧印加方式による本発明の第3圧電デバイス120の概略図を示している。図7(a)は、第1カバー板10Bの内面図であり、(b)は、圧電振動板20の平面図であり、(c)は、第2カバー板40Bの平面図であり、(d)は、(a)と(b)と(c)とのF−F’断面図であり、第3圧電デバイス120を形成させた状態を示した断面図である。第3圧電デバイス120は、圧電振動板20と第1カバー板10Bと第2カバー板40Bとから構成されている。第1カバー板10Bと第2カバー板40Bはガラス、セラミック又は水晶材料から成る。
図7(a)に示されるように、第1カバー板10Bは、第1凸部13及び第2凸部14を圧電振動板20側の片面に有している。第1凸部13は、エッチングで第1カバー板10Aの周辺部に形成され、第1凸部13より内側となる位置に第1凸部13と同じ高さの第2凸部14がエッチングで形成される。第2凸部14の内側に励振電極30が形成される。引出電極32は励振電極30の角から第1カバー板10Bの角まで形成される。励振電極30及び引出電極32は、クロム(Cr)層の上に金(Au)層が形成された構成である。第1凸部13と第2凸部14との間に全周を囲んで接着剤23が塗布される。第1カバー板10Bの四隅に切欠き部Yが形成され導通配線31が形成される。
図7(b)に示されるように、圧電振動板20はATカットの水晶振動片から成り、圧電振動板20の四隅に切欠き部Yが形成され導通配線31が形成される。圧電振動板20の中央部には厚みすべり振動モードを有する振動部SBがある。また圧電振動板20の外周部には支持枠部SWが形成されており、中央部の振動部SBを支持している。
図7(c)に示されるように、第2カバー板40Bは、第3凸部43及び第4凸部44を圧電振動板20側の片面に有している。第3凸部43は、エッチングで第2カバー板40Aの周辺部に形成され、第3凸部43より内側となる位置に第3凸部43と同じ高さの第4凸部44がエッチングで形成される。第4凸部44の内側に励振電極30が形成される。引出電極32は励振電極30の角から第2カバー板40Bの角まで形成される。励振電極30及び引出電極32は、クロム(Cr)層の上に金(Au)層が形成された構成である。第2カバー板40Bは、第3凸部43と第4凸部44との間に全周を囲んで接着剤23が形成される。第2カバー板40の四隅に切欠き部Yが形成され導通配線31が形成される。第2カバー板40Bの底部には、メタライジングされた第1外部電極47及び第2外部電極48が形成される。第1外部電極47及び第2外部電極48は、夫々の側に設けられた切欠け部Yの導通配線31に電気的に接続している。
図7(d)に示されるように、第2圧電デバイス120は、中央部に圧電振動板20を配置して圧電振動板20の上下面側に夫々第1カバー板10Bと第2カバー板40Bとを接合させて形成される。第1カバー板10Bには、第1凸部13と第2凸部14との間に全周を囲んで接着剤23が塗布され、第2カバー板40Bには、第3凸部43と第4凸部44との間に全周を囲んで接着剤23が形成される。接着剤23の高さは、第1凸部13、第2凸部14、第3凸部43及び第4凸部44の高さより高く盛り上がっている(不図示)。接着剤23は加圧されながら押しつぶされる。接着剤23は加熱処理によって硬化して、圧電振動板20と第1カバー板10Bと第2カバー板40Bとが接合して第3圧電デバイス120が形成される。
第3圧電デバイス120でも、接着剤23が第2凸部14および第4凸部44の外側に形成されるため、接着剤23が経時的に放出するガスが励振電極30に付着することが阻止される。
<第4実施形態;第4圧電デバイス130の構成>
図8は、空間電極を備えた空間電圧印加方式による本発明の第4圧電デバイス130の概略図を示している。第1圧電デバイス100との違いは、圧電振動板20Cの両面に第1凸部25が形成されている点である。第1凸部25は、第1凸部15及び第3凸部45の高さと異なる高さであってもよく、同じ高さであってもよい。第4実施形態では第1凸部25が、第1凸部15及び第3凸部45と同じ高さである場合を説明する。
図8(a)は、第1カバー板10Cの内面図であり、(b)は、圧電振動板20Cの平面図であり、(c)は、第2カバー板40Cの平面図であり、(d)は、(a)と(b)と(c)とのG−G’断面図であり、第4圧電デバイス130を形成させた状態を示した断面図である。第4圧電デバイス130は、圧電振動板20Cと第1カバー板10Cと第2カバー板40Cとから構成されている。第1カバー板10Cと第2カバー板40Cはガラス、セラミック又は水晶材料から成る。
図8(a)に示されるように、第1カバー板10Cは、第1凸部15を圧電振動板20C側の片面に有している。第1凸部15は、エッチングで第1カバー板10Cの周辺部に形成される。第1凸部15の内側に励振電極30が形成される。引出電極32は励振電極30の角から第1カバー板10Cの角まで形成される。励振電極30及び引出電極32は、クロム(Cr)層の上に金(Au)層が形成された構成である。第1凸部15の内周側に全周を囲んで接着剤23が形成される。第1カバー板10Cの四隅に切欠き部Yが形成され導通配線31が形成される。導通配線31は、引出電極32に電気的に接続している。
図8(b)に示されるように、圧電振動板20CはATカットの水晶振動片から成り、両面に第1凸部15及び第3凸部45の高さと同じ高さの第1凸部25を有している。第1凸部25は、エッチングで圧電振動板20Cの周辺部に形成される。第1凸部25の内周側に全周を囲んで接着剤23が形成される。圧電振動板20Cの四隅に切欠き部Yが形成され導通配線31が形成される。また、圧電振動板20の中央部には厚みすべり振動モードを有する振動部SBがある。
図8(c)に示されるように、第2カバー板40Cは、第3凸部45を圧電振動板20C側の片面に有している。第3凸部45は、エッチングで第2カバー板40Cの周辺部に形成される。第3凸部45の内側に励振電極30及び引出電極32が形成される。励振電極30及び引出電極32は、クロム(Cr)層の上に金(Au)層が形成された構成である。第3凸部45の内周側に全周を囲んで接着剤23が形成される。第2カバー板40Cの四隅に切欠き部Yが形成され導通配線31が形成される。
第2カバー板40Cの底部には、メタライジングされた第1外部電極47及び第2外部電極48が形成される。第1外部電極47及び第2外部電極48は、夫々の側に設けられた切欠け部Yの導通配線31に電気的に接続している。
図8(d)に示されるように、第4圧電デバイス130は、中央部に圧電振動板20Cを配置して圧電振動板20Cの上下面側に夫々第1カバー板10Cと第2カバー板40Cとを接合させて形成される。第1カバー板10Cと圧電振動板20Cと第2カバー板40Cとには、第1凸部15、第1凸部25及び第3凸部45の内周側に全周を囲んで接着剤23が形成されており、接着剤23の高さは、第1凸部15および第1凸部25を合わせた高さ、または第3凸部45および第1凸部25を合わせた高さより高く盛り上がっている(不図示)。圧電振動板20Cと第1カバー板10Cと第2カバー板40Cとを接合して第4圧電デバイス130が形成される。
特に図示しないが、第4圧電デバイス130と同じように、第2圧電デバイス110および第3圧電デバイス120でも、圧電振動板20に第1凸部25が形成されてもよい。
<第5実施形態;第5圧電デバイス140の構成>
図9は、空間電極を備えた空間電圧印加方式による本発明の第5圧電デバイス140の概略図を示している。第5圧電デバイス140は、第1圧電デバイス100の変形例である。第1圧電デバイス100との違いは、第1カバー板10Dには第1凸部を設けずに平板であり、圧電振動板20Dの第1面(第1カバー板10D側)に第1凸部21を設け、その内側に励振電極30及び引出電極32が形成された点である。したがって、圧電振動板20Dの第1面側には空間電極が形成されていない。以下、第1圧電デバイス100と異なる部分について説明する。
図9(a)は、第1カバー板10Dの平面図であり、(b)は、圧電振動板20Dの平面図であり、(c)は、第2カバー板40Dの平面図であり、(d)は、(a)と(b)と(c)とのH−H’断面図であり、第5圧電デバイス140を形成させた状態を示した断面図である。第5圧電デバイス140は、圧電振動板20Dと第1カバー板10Dと第2カバー板40Dとから構成されている。
図9(a)に示されるように、第1カバー板10Dは平板であり、第1カバー板10Cの四隅に切欠き部Yが形成され導通配線31が形成される。第5圧電デバイス140では導通配線31が形成されていなくてもよい。
図9(b)に示されるように、圧電振動板20DはATカットの水晶振動片から成り、第1カバー板10D側面に第1凸部21を有している。第1凸部21は、エッチングで圧電振動板20Dの周辺部に形成される。第1凸部21の内側の振動部SBには励振電極30が形成される。引出電極32は励振電極30の角から第1カバー板10Cの角まで形成される。第1凸部21の内周側に全周を囲んで接着剤23が形成される。圧電振動板20Dの四隅に切欠き部Yが形成され導通配線31が形成される。
図9(c)に示されるように、第2カバー板40Dは、第3凸部41、励振電極30、引出電極32、接着剤23が形成される。第2カバー板40の四隅に切欠き部Yが形成され導通配線31及び第1外部電極47、第2外部電極48が形成される。第1圧電デバイス100の第2カバー板40と同一の構成である。
図9(d)に示されるように、第5圧電デバイス140は、中央部に圧電振動板20Dを配置して圧電振動板20Dの上下面側に夫々第1カバー板10Dと第2カバー板40Dとを接合させて形成される。圧電振動板20Dと第2カバー板40Dとには、第1凸部21及び第3凸部41の内周側に全周を囲んで接着剤23が形成されており、接着剤23の高さは、第1凸部21及び第3凸部41の高さより高く盛り上がっている。接着剤23は加圧されながら加熱されることで押しつぶされる。圧電振動板20Dと第1カバー板10Dと第2カバー板40Dとが接合して第5圧電デバイス140が形成される。
励振電極を水晶振動片上に形成した場合、励振電極と水晶振動片との間に応力ひずみが生じる。この応力ひずみにより圧電デバイスのエージング特性が悪くなる。また、この応力ひずみにより熱が発生するため、熱履歴による周波数変化が起こる。空間電極の形成は励振電極と水晶振動片との間の応力ひずみを無くすことができるため、エージング特性を良好に保ち、周波数変化を抑えることができる。
しかし、空間電極の形成は励振電極と水晶振動片との間隔が広くなり、CI値が高くなるという欠点がある。第5圧電デバイス140は片面のみを空間電極として形成することにより、両面を空間電極とする場合と比較してCI値を抑えることができ、両励振電極を水晶振動片上に形成した場合と比較してエージング特性の悪化および周波数変化を抑えることができる。
特に図示しないが、第5圧電デバイス140と同じように、第2圧電デバイス110および第3圧電デバイス120でも、圧電振動板20の第1面に第1凸部21を設け、その内側に励振電極30及び引出電極32が形成されてもよい。
以上、本発明の最適な実施例について詳細に説明したが、当業者に明らかなように、本発明はその技術的範囲内において実施例に様々な変更・変形を加えて実施することができる。
例えば、第5圧電デバイス140の圧電振動板20Dを反転させて、第2カバー板40Dを平板にすることができる。また、第1カバー板10Dに第1凸部11及び接着剤23を設け、圧電振動板20Dを平板として励振電極30を形成することができる。また、本発明ではATカットの水晶振動片を一例として説明したが、これに限らずBTカットの水晶振動片などでも本発明と同じ効果が得られる。また、本実施形態では圧電材料として水晶を例に挙げて説明したが、これはあくまでも一例であり、圧電材料としては水晶以外にも例えば、LiTaO(リチウムタンタレート)なども適用可能である。さらに圧電デバイスとして、圧電振動子以外に、発振回路を含む集積回路ICを組み込んだ圧電発振器として構成することも可能である。
10、10A、10B、10C、10D … 第1カバー板
10W … 第1カバーウエハ
11,12,13,15,21,25 … 第1凸部
14 … 第2凸部
20,20C,20D … 圧電振動板
20W … 圧電振動板用の水晶ウエハ
23 … 接着剤
30 … 励振電極、 31 … 導通配線、 32 …引出電極
35 … 貫通孔
40,40A,40B,40C,40D … 第2カバー板
40W … 第2カバーウエハ
41,42,43,45 … 第3凸部
44 … 第4凸部
47 … 第1外部電極 、 48 … 第2外部電極
80 … パッケージ、 80W … パッケージウエハ
100 … 第1圧電デバイス、 110 … 第2圧電デバイス
120 … 第3圧電デバイス、 140 … 第4圧電デバイス
150 … 第5圧電デバイス
MB … 溝部
SB … 振動部
SW … 支持枠部
Y … 切欠け部

Claims (3)

  1. 厚みすべり振動モードを有する振動部とこの振動部の周囲に形成され前記振動部を支持する支持枠部とを有する圧電振動板と、
    前記圧電振動板に接合され、前記振動部に対応する位置に前記振動部を励振させる励振電極とこの励振電極の周囲に形成される周囲部とを有する第1カバー板と、
    前記圧電振動板に接合され、前記圧電振動板を中心として前記第1カバー板とは反対側の第2カバー板と、を備え、
    前記支持枠部と前記第1カバー板と前記第2カバー板とにより前記振動部が密封され、
    前記第1カバー板と前記第2カバー板との少なくとも一方の外面に前記励振電極と電気的に接続された外部電極が形成され、
    前記圧電振動板の支持枠部と前記第1カバー板の周囲部との少なくとも一方に、前記振動部と前記励振電極とを所定の間隙に維持する高さで前記振動部の全周を囲む第1凸部を有し、
    前記圧電振動板の支持枠部と前記第1カバー板の周囲部との少なくとも一方に、前記第1凸部の外側となる位置に前記第1凸部と同じ高さの第2凸部を有し、
    前記第1凸部と前記第2凸部との間に前記振動部の全周を囲んで塗布された接着剤で前記圧電振動板と前記第1カバー板とが接合され、前記第1凸部と前記第2凸部とは、前記支持枠部又は前記周囲部の他方に直接接する圧電デバイス。
  2. 前記第2カバー板は、前記振動部に対応する位置に前記振動部を励振させる励振電極とこの励振電極の周囲に形成される周囲部とを有し、
    前記圧電振動板の支持枠部と前記第2カバー板の周囲部との少なくとも一方に、前記振動部と前記励振電極とを所定の間隙に維持する高さで前記振動部の全周を囲む第3凸部を有し、
    前記第3凸部を除く前記第3凸部の近傍に前記振動部の全周を囲んで塗布された接着剤で前記圧電振動板と前記第2カバー板とが接合される請求項1に記載の圧電デバイス。
  3. 前記圧電振動板の支持枠部と前記第2カバー板の周囲部との少なくとも一方に、前記第3凸部の外側となる位置に前記第3凸部と同じ高さの第4凸部を有し、
    前記接着剤は前記第3凸部と前記第4凸部との間に塗布される請求項2に記載の圧電デバイス。
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