[go: up one dir, main page]

JP7211081B2 - 振動デバイス - Google Patents

振動デバイス Download PDF

Info

Publication number
JP7211081B2
JP7211081B2 JP2018247481A JP2018247481A JP7211081B2 JP 7211081 B2 JP7211081 B2 JP 7211081B2 JP 2018247481 A JP2018247481 A JP 2018247481A JP 2018247481 A JP2018247481 A JP 2018247481A JP 7211081 B2 JP7211081 B2 JP 7211081B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
electrically connected
vibration
frame
joint member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018247481A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020108088A (ja
JP2020108088A5 (ja
Inventor
浩一 水垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2018247481A priority Critical patent/JP7211081B2/ja
Priority to US16/728,823 priority patent/US10879868B2/en
Publication of JP2020108088A publication Critical patent/JP2020108088A/ja
Publication of JP2020108088A5 publication Critical patent/JP2020108088A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7211081B2 publication Critical patent/JP7211081B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic elements; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/02007Details of bulk acoustic wave devices
    • H03H9/02086Means for compensation or elimination of undesirable effects
    • H03H9/02125Means for compensation or elimination of undesirable effects of parasitic elements
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03BGENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
    • H03B5/00Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input
    • H03B5/30Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator
    • H03B5/32Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator being a piezoelectric resonator
    • H03B5/36Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator being a piezoelectric resonator active element in amplifier being semiconductor device
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03BGENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
    • H03B5/00Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input
    • H03B5/30Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator
    • H03B5/32Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator being a piezoelectric resonator
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic elements; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/05Holders or supports
    • H03H9/0504Holders or supports for bulk acoustic wave devices
    • H03H9/0514Holders or supports for bulk acoustic wave devices consisting of mounting pads or bumps
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic elements; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/05Holders or supports
    • H03H9/0538Constructional combinations of supports or holders with electromechanical or other electronic elements
    • H03H9/0547Constructional combinations of supports or holders with electromechanical or other electronic elements consisting of a vertical arrangement
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic elements; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/05Holders or supports
    • H03H9/10Mounting in enclosures
    • H03H9/1007Mounting in enclosures for bulk acoustic wave [BAW] devices
    • H03H9/1035Mounting in enclosures for bulk acoustic wave [BAW] devices the enclosure being defined by two sealing substrates sandwiching the piezoelectric layer of the BAW device
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic elements; Electromechanical resonators
    • H03H9/15Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material
    • H03H9/17Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material having a single resonator
    • H03H9/19Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material having a single resonator consisting of quartz

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)

Description

本発明は、振動デバイスに関するものである。
特許文献1に記載されている水晶振動子は、ベース基板と、リッド基板と、これら2つの基板に挟まれた振動子基板と、を有する。また、振動子基板は、振動子と、振動子を囲む枠状の枠部と、を有する。そして、ベース基板と枠部とが陽極接合され、リッド基板と枠部とが陽極接合されている。
特許文献2に記載されている水晶振動子は、ベース基板と、リッド基板と、これら2つの基板に挟まれた振動子基板と、を有する。また、振動子基板は、振動子と、振動子を囲む枠状の枠部と、を有する。そして、ベース基板と枠部とが直接接合され、リッド基板と枠部とが直接接合されている。また、ベース基板には、振動子と電気的に接続される電極が配置されており、この電極と振動子との電気的な接続は、中間基板に設けられた突起を利用して行われている。
特開2000-223996号公報 特開2010-263530号公報
しかしながら、特許文献1の水晶振動子では、振動素子の電気信号が陽極接合に用いる金属膜を介して外部に引き出されている。そのため、例えば、金属膜と他の配線との間に寄生容量が生じ易く、振動素子の特性に悪影響を及ぼすおそれがある。これに対して、引用文献2の水晶振動子では、振動素子の電気信号の引出配線として接合用の金属膜を用いていないものの、振動素子の電気信号を引き出すために、中間基板に突起を形成している。そのため、中間基板の形状が複雑となると共に、中間基板の厚さが厚くなる。したがって、水晶振動子の低背化が困難である。
本発明の一態様は、第1面および前記第1面と反対側の第2面を含む第1基板と、
第3面および前記第3面と反対側の第4面を含む第2基板と、
前記第1基板と前記第2基板との間に配置され、振動素子、前記振動素子を囲む枠状をなす枠部、および前記振動素子と前記枠部とを連結する連結部、を備える中間基板と、
前記枠部と前記第1基板との間に位置し、前記枠部における前記第1基板側の面と前記第2面とを接合する導電性の第1接合部材と、
前記枠部と前記第2基板との間に位置し、前記枠部における前記第2基板側の面と前記第3面とを接合する導電性の第2接合部材と、
前記第1基板に配置されている内部電極と、
前記第1基板と前記中間基板との間に配置され、前記振動素子と前記内部電極とを電気的に接続する第1導通部材と、を有することを特徴とする振動デバイスである。
本発明の一態様では、前記第1基板の前記第1接合部材との接続面および前記枠部の前記第1接合部材との接続面は、それぞれ、平坦面であることが好ましい。
本発明の一態様では、前記第2基板の前記第2接合部材との接続面および前記枠部の前記第2接合部材との接続面は、それぞれ、平坦面であることが好ましい。
本発明の一態様では、前記第1基板は、前記第1導通部材との接続面および前記第1接合部材との接続面が面一であり、
前記中間基板は、前記第1導通部材との接続面および前記第1接合部材との接続面が面一であることが好ましい。
本発明の一態様では、前記第1基板は、前記内部電極を介して前記振動素子と電気的に接続されている発振回路が形成されている半導体基板であり、
前記第1基板の前記第1面側には、
前記発振回路と電気的に接続され、固定電位となる第1外部端子と、
前記発振回路と電気的に接続され、電源が入力される第2外部端子と、
前記発振回路と電気的に接続され、前記発振回路から発振信号が出力される第3外部端子と、
が配置され、
前記第1接合部材は、前記第1外部端子と電気的に接続されていることが好ましい。
本発明の一態様では、前記第1基板の前記第2面は、能動面であり、
前記発振回路は、前記第1基板の前記第1面と前記第2面とを貫通する貫通電極を介して、前記第1外部端子、前記第2外部端子および前記第3外部端子と電気的に接続されていることが好ましい。
本発明の一態様では、前記第1基板の前記第1面は、能動面であり、
前記内部電極は、前記第1基板の前記第1面と前記第2面とを貫通する貫通電極であり、
前記発振回路は、前記貫通電極を介して前記振動素子と電気的に接続されていることが好ましい。
本発明の一態様では、前記第1接合部材および前記第2接合部材は、電気的に接続され、
前記第2基板は、前記第1接合部材および前記第2接合部材を介して前記第1基板と電気的に接続されている半導体基板であることが好ましい。
本発明の一態様では、前記第2基板と前記中間基板との間に配置され、前記第1基板の平面視で、前記第1導通部材と重なっている第2導通部材を有することが好ましい。
本発明の一態様は、本発明の一態様の振動デバイスと、
前記振動デバイスから出力される前記発振信号に基づいて動作する演算処理装置と、を備えることを特徴とする電子機器である。
本発明の一態様は、本発明の一態様の振動デバイスと、
前記振動デバイスから出力される前記発振信号に基づいて動作する演算処理装置と、を備えることを特徴とする移動体である。
本発明の第1実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。 中間基板の上面を示す平面図である。 中間基板の下面を上面側から見た透過図である。 中間基板の変形例を示す平面図である。 第1、第2接合部材を示す断面図である。 振動デバイスの断面図である。 振動デバイスの製造工程を示す図である。 振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。 振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。 振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。 発振回路を示す回路図である。 本発明の第4実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。 本発明の第5実施形態に係る電子機器を示す斜視図である。 本発明の第6実施形態に係る電子機器を示す斜視図である。 本発明の第7実施形態に係る電子機器を示す斜視図である。 本発明の第8実施形態に係る移動体を示す斜視図である。
以下、本発明の一態様の振動デバイス、電子機器および移動体を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。図2は、中間基板の上面を示す平面図である。図3は、中間基板の下面を上面側から見た透過図である。図4は、中間基板の変形例を示す平面図である。図5は、第1、第2接合部材を示す断面図である。図6は、振動デバイスの断面図である。図7は、振動デバイスの製造工程を示す図である。図8から図10は、それぞれ、振動デバイスの製造方法を説明するための断面図である。なお、説明の便宜上、各図には、互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸として図示している。また、図1および図6中のZ軸方向の+側を「上」とも言い、Z軸方向の-側を「下」とも言う。
図1に示す振動デバイス1は、ベース基板2と、リッド基板3と、中間基板4と、を有し、ベース基板2とリッド基板3との間に中間基板4が設置された構造となっている。ベース基板2は、第1面である下面21と、下面21と反対側の第2面である上面22と、を含む板状をなす。リッド基板3は、ベース基板2の上側に位置し、ベース基板2側に位置する第3面である下面31と、下面31と反対側の第4面である上面32と、を含む板状をなす。中間基板4は、ベース基板2とリッド基板3との間に位置し、ベース基板2側に位置する第5面である下面41と、リッド基板3側に位置する第6面である上面42と、を含む板状をなす。言い換えると、ベース基板2とリッド基板3とが中間基板4を介して対向配置され、上面22と下面41とが離間しつつ対向し、下面31と上面42とが離間しつつ対向するように配置されている。これら3つの基板のうち、ベース基板2およびリッド基板3は、それぞれ、シリコン基板であり、中間基板4は、水晶基板である。
また、図2および図3に示すように、中間基板4は、振動素子5と、振動素子5を囲む枠状の枠部43と、振動素子5と枠部43とを連結する連結部44と、を有する。連結部44は、例えば、図4に示すように、途中で屈曲した形状となっていてもよい。これにより、連結部44によって応力が吸収されて、枠部43から振動素子5へ応力が伝わり難くなる。そのため、振動素子5の特性が安定する。
振動素子5は、中間基板4から形成された振動基板51と、振動基板51の表面に配置された電極52と、を有する。振動基板51は、厚みすべり振動モードを有し、本実施形態ではATカット水晶基板から形成されている。すなわち、中間基板4は、水晶基板としてATカット水晶基板を用いている。ATカット水晶基板は、三次の周波数温度特性を有しているため、優れた温度特性を有する振動素子5となる。
電極52は、振動基板51の上面42に配置された励振電極521と、下面41に、振動基板51を介して励振電極521と対向して配置された励振電極522と、を有する。また、電極52は、振動基板51の下面41に配置された一対の端子523、524と、端子523と励振電極521とを電気的に接続する配線525と、端子524と励振電極522とを電気的に接続する配線526と、を有する。
なお、振動素子5の構成は、上述の構成に限定されない。例えば、振動素子5は、励振電極521、522に挟まれた振動領域がその周囲から突出したメサ型となっていてもよいし、逆に、振動領域がその周囲から凹没した逆メサ型となっていてもよい。また、振動基板51の周囲を研削するベベル加工や、上面42および下面41を凸曲面とするコンベックス加工が施されていてもよい。
また、振動素子5としては、厚みすべり振動モードで振動するものに限定されず、例えば、複数の振動腕が面内方向に屈曲振動する音叉型振動素子であってもよい。振動基板51は、ATカット水晶基板から形成されたものに限定されず、ATカット水晶基板以外の水晶基板、例えば、Xカット水晶基板、Yカット水晶基板、Zカット水晶基板、BTカット水晶基板、SCカット水晶基板、STカット水晶基板等から形成されていてもよい。また、本実施形態では、振動基板51が圧電材料である水晶で構成されているが、これに限定されず、例えば、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、四ホウ酸リチウム、ランガライト、ニオブ酸カリウム、リン酸ガリウム等の圧電単結晶体により構成されていてもよいし、これら以外の圧電単結晶体で構成されていてもよい。振動素子5は、圧電駆動型を用いたが、別な駆動方式として静電気力を用いた静電駆動型を用いてもよい。
図1に示すように、振動デバイス1は、さらに、枠部43とベース基板2との間に位置し、枠部43の下面41とベース基板2の上面22とを接合する第1接合部材61と、枠部43とリッド基板3との間に位置し、枠部43の上面42とリッド基板3の下面31とを接合する第2接合部材62と、を有する。そして、第1、第2接合部材61、62によって、ベース基板2、リッド基板3および枠部43が接合されることによりパッケージ10が構成され、パッケージ10の内部に振動素子5を収納する収納空間Sが形成されている。収納空間Sは、気密封止され、減圧状態、すなわち真空状態となっている。これにより、振動素子5を安定して駆動させることができる。ただし、収納空間Sの雰囲気は、特に限定されず、例えば、窒素またはAr等の不活性ガスを封入し、大気圧状態、加圧状態となっていてもよい。
第1接合部材61は、枠部43とベース基板2とを接合する接合部材として機能するだけでなく、振動素子5とベース基板2との間に隙間G1を形成するスペーサーとしても機能する。同様に、第2接合部材62は、枠部43とリッド基板3とを接合する接合部材として機能するだけでなく、振動素子5とリッド基板3との間に隙間G2を形成するスペーサーとしても機能する。このように、第1、第2接合部材61、62がスペーサーを兼ねることにより、パッケージ10の構成がより簡単なものとなる。
また、これら第1、第2接合部材61、62は、導電性を有し、本実施形態では金属で構成されている。具体的には、図5に示すように、第1接合部材61は、ベース基板2の上面22に設けられた金属膜611と、枠部43の下面41に設けられた金属膜612と、を有しており、金属膜611の上面と金属膜612の下面とを拡散接合して形成されている。金属膜611は、Cu(銅)からなる基部611a上に、Ni(ニッケル)/Pd(パラジウム)/Au(金)の積層体であるめっき層611bを形成して構成されている。金属膜612は、Cr(クロム)により構成された金属層612a上にAu(金)により構成された金属層612bを積層した積層体である。金属膜612は、励振電極522、配線526、および一対の端子523、524と同時に形成する。そして、めっき層611bの表面にある金めっき層と、金属膜612の表面にある金により構成された金属層612bとが拡散接合されている。このような構成によれば、第1接合部材61の表面が金により構成された層で覆われるため、優れた対候性が発揮され、第1接合部材61の腐食を効果的に抑制することができる。
第2接合部材62についても同様であり、第2接合部材62は、リッド基板3の下面31に設けられた金属膜621と、枠部43の上面42に設けられた金属膜622と、を拡散接合して形成されている。金属膜621は、Cuからなる基部621a上に、Ni/Pd/Auの積層体であるめっき層621bを形成して構成されている金属膜622は、Cr(クロム)により構成された金属層622a上にAu(金)により構成された金属層622bを積層した積層体である。金属膜622は、励振電極521および配線525と同時に形成する。そして、互いの表面にある金めっき膜同士が拡散接合されている。そして、めっき層621bの表面にある金めっき層と、金属膜612の表面にある金により構成された金属層612bとが拡散接合されている。このような構成によれば、第2接合部材62の表面が金により構成された層で覆われるため、優れた対候性が発揮され、第2接合部材62の腐食を効果的に抑制することができる。
また、第1接合部材61と第2接合部材62は、枠部43の内側面を回り込んで互いに接触し、電気的に接続されている。これにより、ベース基板2とリッド基板3とが、第1接合部材61および第2接合部材62を介して電気的に接続される。
また、図6に示すように、ベース基板2の下面21には一対の外部接続端子65、66が配置されている。また、ベース基板2には下面21から上面22まで貫通する一対の貫通電極67、68が配置されており、貫通電極67と外部接続端子65とが電気的に接続され、貫通電極68と外部接続端子66とが電気的に接続されている。
振動デバイス1は、さらに、ベース基板2と中間基板4との間に位置する一対の第1導通部材であるバンプB1、B2を有する。また、図6に示すように、バンプB1は、その下端部が貫通電極67と接触し、上端部が振動素子5の端子523と接触することにより、これらを電気的に接続している。一方、バンプB2は、その下端部が貫通電極68と接触し、上端部が振動素子5の端子524と接触することにより、これらを電気的に接続している。これにより、振動素子5の励振電極521、522が外部接続端子65、66まで電気的に引き出される。
このように、バンプB1、B2を介して振動素子5と外部接続端子65、66とを電気的に接続することにより、第1、第2接合部材61、62を引き出し配線として用いる必要がない。そのため、他の配線との間に寄生容量が形成され難く、振動素子5の特性の低下を効果的に抑制することができる。
バンプB1、B2としては、導電性および接合性を有していれば、特に限定されないが、第1接合部材61の金属膜611を形成する工程と同時に、第1接合部材61と同じ材料により形成するのが望ましい。これにより、バンプB1、B2を形成する工程を、第1接合部材61を形成する工程と別に行うことが不要になる。また、第1接合部材61と同じ厚さのバンプB1、B2を容易に形成することができる。
なお、本実施形態では、ベース基板2の平面視で、振動素子5と重なる位置にバンプB1、B2が配置されているが、これに限定されず、例えば、連結部44と重なる位置にバンプB1、B2が配置されていてもよい。この場合、振動素子5の端子523、524がそれぞれ連結部44まで引き出されており、当該部分において、バンプB1、B2と接続されていればよい。
以上のような振動デバイス1では、図5に示すように、ベース基板2の第1接合部材61との接続面22aおよび枠部43の第1接合部材61との接続面41aは、それぞれ、平坦面である。これにより、接続面22aに金属膜611を形成し易くなり、接続面41aに金属膜612を形成し易くなる。なお、平坦面とは、例えば、表面粗さRaが、200(nm)以下であることを意味する。ただし、これに限定されず、例えば、接続面22a、41aの少なくとも一方が平坦面でなく、前述した表面粗さRaを超えるような比較的大きい凹凸を有する面であってもよい。
同様に、リッド基板3の第2接合部材62との接続面31aおよび枠部43の第2接合部材62との接続面42aは、それぞれ、平坦面である。これにより、接続面31aに金属膜621を形成し易くなり、接続面42aに金属膜622を形成し易くなる。なお、平坦面とは、例えば、表面粗さRaが、200(nm)以下であることを意味する。ただし、これに限定されず、例えば、接続面31a、42aの少なくとも一方が平坦面でなく、前述した表面粗さRaを超えるような比較的大きい凹凸を有する面であってもよい。
また、図6に示すように、ベース基板2では、バンプB1、B2との接続面22bと、上述した第1接合部材61との接続面22aと、が面一である。すなわち、接続面22a、22bは、同一X-Y平面上に位置している。また、中間基板4では、バンプB1、B2との接続面41bと、上述した第1接合部材61との接続面41aと、が面一である。すなわち、接続面41a、41bは、同一X-Y平面上に位置している。このような構成とすることにより、後述する製造方法で述べるように、第1接合部材61を介してベース基板2と中間基板4とを接合すると同時にバンプB1、B2を介して貫通電極67、68と振動素子5との電気的な接続を容易にかつ確実に行うことができる。
なお「面一」とは、上述したように、2つの面が同一X-Y平面上に位置していることの他、例えば、製造上生じ得る誤差等、2つの面が若干ずれている場合も含む意味である。ただし、これに限定されず、接続面22a、22bが面一でなくてもよく、接続面41a、41bが面一でなくてもよい。
次に、振動デバイス1の製造方法について簡単に説明する。図7に示すように、振動デバイス1の製造方法は、ベース基板2、リッド基板3および中間基板4を準備する準備工程と、ベース基板2、リッド基板3および中間基板4を接合する接合工程と、一体形成された複数の振動デバイス1を個片化する個片化工程と、を有する。
[準備工程]
まず、図8に示すように、ベース基板2、リッド基板3および中間基板4をそれぞれ準備する。
ベース基板2に関しては、まず、ベース基板2の母材であり、後に個片化されてベース基板2となる複数の領域S2をマトリックス状に有するベースシリコン基板20を準備する。次に、各領域S2に外部接続端子65、66および貫通電極67、68を形成する。また、各領域S2に、その外縁に沿った枠状の金属膜611を形成する。次に、貫通電極67、68上にバンプB1、B2を形成する。なお、隣り合う金属膜611同士は、各領域の境界に位置するスクライブラインLと重ならないように、互いに離間した別体で形成する。
リッド基板3に関しては、まず、リッド基板3の母材であり、後に個片化されてリッド基板3となる複数の領域S3をマトリックス状に有するリッドシリコン基板30を準備する。次に、各領域S3に、その外縁に沿った枠状の金属膜621を形成する。なお、上述した金属膜611と同様に、隣り合う金属膜621同士は、スクライブラインLと重ならないように、互いに離間した別体で形成する。
中間基板4に関しては、まず、中間基板4の母材であり、後に個片化されて中間基板4となる複数の領域S4をマトリックス状に有する水晶基板40を準備する。そして、水晶基板40をエッチングによりパターニングし、各領域S4に枠部43、連結部44および振動基板51を形成する。そして、各振動基板51の表面に電極52を形成する。さらに、各枠部43の下面41に、枠状の金属膜612を形成し、各枠部43の上面42に、枠状の金属膜622を形成する。なお、上述した金属膜611と同様に、スクライブラインLと重ならないように、隣り合う金属膜612同士を離間した別体で形成し、隣り合う金属膜622同士を離間した別体で形成する。
[接合工程]
次に、水晶基板40をベースシリコン基板20とリッドシリコン基板30とで挟み込み、減圧環境下で、金属膜611、612を拡散接合すると共に、金属膜621、622を拡散接合する。これにより、図9に示すように、第1接合部材61を介してベース基板2と中間基板4とが接合された状態となり、第2接合部材62を介してリッド基板3と中間基板4とが接合された状態となる。なお、ベースシリコン基板20と水晶基板40との接合の際、バンプB1、B2が振動素子5の端子523、524と接触し、バンプB1、B2を介して内部電極としての貫通電極67、68と端子523、524とが電気的に接続される。以上により、複数の振動デバイス1が一体形成された構造体100が得られる。
ここで、前述したように、各領域S2の接続面22a、22bが面一であり、各領域S4の接続面41a、41bが面一であるため、例えば、バンプB1、B2の高さを第1接合部材61の厚さ以上に確保しておけば、ベースシリコン基板20と水晶基板40とを接合した際に、確実に、バンプB1、B2と端子523、524とを接触させることができる。そのため、バンプB1、B2の高さ管理が容易となり、振動デバイス1の製造がより容易となる。
[個片化工程]
次に、ダイシングブレードDBを用い、スクライブラインLに沿って各振動デバイス1を個片化する。以上により、図10に示すように、個片化された複数の振動デバイス1が得られる。ここで、第1、第2接合部材61、62は、スクライブラインLと重ならないように形成されている。そのため、個片化の際、ダイシングブレードDBが第1、第2接合部材61、62を切断することがない。したがって、ダイシングブレードDBの根詰まりを効果的に抑制することができ、より精度よく各振動デバイス1を個片化することができる。さらには、個片化後においても、第1、第2接合部材61、62の表面が金めっき膜に覆われた状態を維持することができるため、第1、第2接合部材61、62の対候性を高く維持することができる。
以上、振動デバイス1について説明した。このような振動デバイス1は、第1面である下面21および下面21と反対側の第2面である上面22を含む第1基板としてのベース基板2と、第3面である下面31および下面31と反対側の第4面である上面32を含む第2基板としてのリッド基板3と、ベース基板2とリッド基板3との間に配置され、振動素子5、振動素子5を囲む枠状をなす枠部43、および振動素子5と枠部43とを連結する連結部44を備える中間基板4と、枠部43とベース基板2との間に位置し、枠部43におけるベース基板2側の面である下面41と上面22とを接合する導電性の第1接合部材61と、枠部43とリッド基板3との間に位置し、枠部43におけるリッド基板3側の面である上面42と下面31とを接合する導電性の第2接合部材62と、ベース基板2に配置されている内部電極としての貫通電極67、68と、ベース基板2と中間基板4との間に配置され、振動素子5と貫通電極67、68とを電気的に接続する第1導通部材としてのバンプB1、B2と、を有する。
このような構成の振動デバイス1によれば、バンプB1、B2を介して中間基板4から配線を引き出しているため、中間基板4の形状を工夫する必要がない。したがって、中間基板4の形状が簡単なものとなり、中間基板4を薄くできる。そのため、振動デバイス1の低背化が容易である。さらには、第1、第2接合部材61、62を引き出し配線として用いる必要もないため、他の配線との間に寄生容量が形成され難く、振動素子5の特性の低下を効果的に抑制することができる。
また、前述したように、ベース基板2の第1接合部材61との接続面22aおよび枠部43の第1接合部材61との接続面41aは、それぞれ、平坦面である。これにより、第1接合部材61、より具体的には、第1接合部材61を形成する金属膜611、612を形成し易くなる。
また、前述したように、リッド基板3の第2接合部材62との接続面31aおよび枠部43の第2接合部材62との接続面42aは、それぞれ、平坦面である。これにより、第2接合部材62、より具体的には、第2接合部材62を形成する金属膜621、622を形成し易くなる。
また、前述したように、ベース基板2は、バンプB1、B2との接続面22bおよび第1接合部材61との接続面22aが面一であり、中間基板4は、バンプB1、B2との接続面41bおよび第1接合部材61との接続面41aが面一である。したがって、第1接合部材61を介してベース基板2と中間基板4とを接合すると同時にバンプB1、B2を介して貫通電極67、68と振動素子5との電気的な接続を容易にかつ確実に行うことができる。
<第2実施形態>
図11は、本発明の第2実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。
本実施形態に係る振動デバイス1は、主に、第2導通部材としてのバンプB3、B4を有すること以外は、前述した第1実施形態の振動デバイス1と同様である。なお、以下の説明では、第2実施形態の振動デバイス1に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図11では、前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。
図11に示すように、本実施形態の振動デバイス1は、リッド基板3と中間基板4との間に配置された第2導通部材としての一対のバンプB3、B4を有する。また、バンプB3、B4の上面はリッド基板3の下面31に接触し、下面は、中間基板4の上面42に接触している。なお、バンプB3、B4は、振動素子5とは電気的に接続されておらず、振動素子5を電気的に引き出す配線として機能していない。
また、バンプB3、B4は、ベース基板2の平面視で、バンプB1、B2と重なっている。そのため、振動素子5が、その下側に位置するバンプB1、B2と、その上側に位置するバンプB3、B4と、で挟まれた構成となっている。このように、振動素子5をバンプB1、B2とバンプB3、B4とで挟み込むことにより、振動素子5の姿勢が安定する。また、前述した第1実施形態のように、バンプB1、B2だけだと、バンプB1、B2に付勢されて振動素子5が傾くおそれもあるが、本実施形態によっては、その問題が解消される。
なお、バンプB3、B4の構成としては、特に限定されず、例えば、バンプB1、B2と同じ構成としてもよいし、バンプB1、B2と異なる構成であってもよい。
以上のように、本実施形態の振動デバイス1は、リッド基板3と中間基板4との間に配置され、ベース基板2の平面視で、第1導通部材であるバンプB1、B2と重なっている第2導通部材であるバンプB3、B4を有する。これにより、振動素子5をバンプB1、B2とバンプB3、B4とで挟み込むことができる。そのため、振動素子5の姿勢が安定する。
<第3実施形態>
図12は、本発明の第3実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。図13は、発振回路を示す回路図である。
本実施形態に係る振動デバイス1は、主に、ベース基板2に回路28を形成したこと以外は、前述した第1実施形態の振動デバイス1と同様である。なお、以下の説明では、第3実施形態の振動デバイス1に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図12では、前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。
本実施形態の振動デバイス1では、ベース基板2およびリッド基板3は、それぞれ、半導体基板であり、本実施形態では、シリコン基板が用いられている。特に、本実施形態では、ベース基板2およびリッド基板3として、P型シリコン基板が用いられている。P型シリコン基板は、例えば、シリコン基板にホウ素(B)、アルミニウム(Al)等のP型不純物をドープすることにより製造される。ただし、ベース基板2およびリッド基板3としては、特に限定されず、N型シリコン基板を用いてもよいし、シリコン以外の半導体基板、例えば、Ge、GaP、GaAs、InP等の化合物半導体基板を用いてもよい。
また、図12に示すように、ベース基板2には、振動素子5と電気的に接続された回路28が形成されており、本実施形態では、その下面21が能動面となっている。回路28としては、特に限定されず、例えば、図13に示すような、振動素子5を発振させてクロック信号等の基準信号の周波数を生成する発振回路が挙げられる。このように、ベース基板2に回路28を形成することにより、ベース基板2のスペースを有効活用することができる。
また、ベース基板2の下面21には、絶縁層291と配線層292とが交互に積層した積層体29が設けられ、この配線層292を介して下面21に形成された複数の回路要素(図示せず)が電気的に接続され、回路28が構成されている。また、ベース基板2の上面22に接触しているバンプB1、B2は、貫通電極67、68を介して配線層292と電気的に接続されている。つまり、バンプB1、B2は、貫通電極67、68を介して回路28と電気的に接続されている。また、積層体29の表面(下面)には配線層292を介して回路28と電気的に接続された3つの外部接続端子651、652、653が設けられている。このうち、外部接続端子651は、電源に繋がる端子であり、外部接続端子652は、グランドに繋がる端子であり、外部接続端子653は、回路28からの発振信号が出力される端子である。なお、外部接続端子の数としては、3つに限定されず、必要に応じて加減してもよい。
本実施形態のように、ベース基板2の下面21を能動面とすることにより、回路28と外部接続端子651、652、653との電気的な接続を、配線層292を介して簡単に行うことができる。
また、ベース基板2の第1接合部材61との接続面22aは、他の部分に対してP型不純物が高濃度でドープされた高濃度ドープ領域23で構成されている。そのため、ベース基板2と第1接合部材61とがオーミック接触し、これらの間の抵抗値をより低く抑えることができる。同様に、リッド基板3の第2接合部材62との接続面31aは、他の部分に対してP型不純物が高濃度でドープされた高濃度ドープ領域33で構成されている。そのため、リッド基板3と第2接合部材62とがオーミック接触し、これらの間の抵抗値をより低く抑えることができる。
本実施形態の場合、ベース基板2がP型シリコン基板であり、外部接続端子652と接続されてグランド電位となることから、ベース基板2と第1、第2接合部材61、62を介して電気的に接続されたリッド基板3もグランド電位となる。これにより、パッケージ10がシールド層として機能し、振動素子5を外乱から保護することができる。また、パッケージ10によって、振動デバイス1の内部から発生するノイズの放出を遮断でき、周囲の電子部品に与える影響を低減することができる。なお、パッケージ10は、グランド以外の定電位となっていてもよい。
以上のように、本実施形態の振動デバイス1では、ベース基板2は、貫通電極67、68を介して振動素子5と電気的に接続されている発振回路としての回路28が形成されている半導体基板である。また、ベース基板2の下面21側には、回路28と電気的に接続され、固定電位となる第1外部端子である外部接続端子652と、回路28と電気的に接続され、電源が入力される第2外部端子である外部接続端子651と、回路28と電気的に接続され、回路28から発振信号が出力される第3外部端子としての外部接続端子653と、が配置されている。そして、第1接合部材61は、外部接続端子652と電気的に接続されている。このように、ベース基板2に回路28を形成することにより、ベース基板2を有効利用することができる。
また、前述したように、ベース基板2の下面21は、能動面であり、内部電極は、ベース基板2の下面21と上面22とを貫通する貫通電極67、68であり、回路28は、貫通電極67、68を介して振動素子5と電気的に接続されている。これにより、回路28と振動素子5との電気的な接続が容易となる。また、下面21を能動面とすることにより、下面21側に外部接続端子651、652、653を配置し易くなる。
また、前述したように、第1接合部材61および第2接合部材62は、電気的に接続され、リッド基板3は、第1接合部材61および第2接合部材62を介してベース基板2と電気的に接続されている半導体基板である。これにより、リッド基板3をベース基板2と同電位とすることができ、例えば、ベース基板2およびリッド基板3をグランドに接続することにより、パッケージ10を外乱から振動素子5を保護するシールド層として機能させることができる。
<第4実施形態>
図14は、本発明の第4実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。
本実施形態に係る振動デバイス1は、主に、ベース基板2の上面22が能動面であること以外は、前述した第3実施形態の振動デバイス1と同様である。なお、以下の説明では、第4実施形態の振動デバイス1に関し、前述した第3実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図14では、前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。
図14に示すように、本実施形態の振動デバイス1では、ベース基板2に振動素子5と電気的に接続された回路28が形成されており、上面22が能動面となっている。また、ベース基板2の上面22には、絶縁層291と配線層292とが交互に積層した積層体29が設けられ、この配線層292を介して上面22に形成された複数の回路要素(図示せず)が電気的に接続され、回路28が構成されている。なお、ベース基板2の第1接合部材61との接続面22a上には、積層体29が形成されておらず、ベース基板2の上面22が露出している。これにより、前述した第3実施形態と同様に、ベース基板2と第1接合部材61とをオーミック接触させることができる。
また、積層体29の表面(上面)には配線層292を介して回路28と電気的に接続された内部接続端子63、64が設けられている。そして、図14に破線で示すバンプB1、B2は、平面視で内部接続端子63、64とは異なる位置において、接続面22b、22bに接触し、当該接続面22b、22bを介して内部接続端子63、64に電気的に接続されている。また、ベース基板2の下面21には3つの外部接続端子651、652、653が設けられている。そして、外部接続端子651、652、653は、貫通電極67、68、69を介して配線層292と電気的に接続されている。このように、ベース基板2の上面22を能動面とすることにより、回路28と内部接続端子63、64との電気的な接続を、配線層292を介して簡単に行うことができる。
以上のように、本実施形態の振動デバイス1では、ベース基板2の上面22は、能動面であり、回路28は、ベース基板2の下面21と上面22とを貫通する貫通電極67、68、69を介して、外部接続端子651、652、653と電気的に接続されている。これにより、回路28と外部接続端子651、652、652との電気的な接続が容易となる。また、上面22を能動面とすることにより、上面22側に内部接続端子63、64を配置し易くなる。
<第5実施形態>
図15は、本発明の第5実施形態に係る電子機器を示す斜視図である。
図15に示すラップトップ型のパーソナルコンピューター1100は、本発明の振動デバイスを備える電子機器を適用したものである。この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部1108を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、例えば、発振器として用いられる振動デバイス1が内蔵されている。
また、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102や表示部1108などの制御に関する演算処理を行う演算処理回路を備えている。演算処理回路は、振動デバイス1の発振回路から出力される発振信号に基づいて動作する。
このように、電子機器としてのパーソナルコンピューター1100は、振動デバイス1と、振動デバイス1から出力される発振信号に基づいて動作する演算処理回路と、を備える。そのため、前述した振動デバイス1の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
<第6実施形態>
図16は、本発明の第6実施形態に係る電子機器を示す斜視図である。
図16に示す携帯電話機1200は、本発明の振動デバイスを備える電子機器を適用したものである。携帯電話機1200は、アンテナ、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には表示部1208が配置されている。このような携帯電話機1200には、例えば、発振器として用いられる振動デバイス1が内蔵されている。
また、携帯電話機1200は、操作ボタン1202などの制御に関する演算処理を行う演算処理回路を備えている。演算処理回路は、振動デバイス1の発振回路から出力される発振信号に基づいて動作する。
このように、電子機器としての携帯電話機1200は、振動デバイス1と、振動デバイス1から出力される発振信号に基づいて動作する演算処理回路と、を備える。そのため、前述した振動デバイス1の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
<第7実施形態>
図17は、本発明の第7実施形態に係る電子機器を示す斜視図である。
図17に示すデジタルスチールカメラ1300は、本発明の振動デバイスを備える電子機器を適用したものである。ボディ1302の背面には表示部1310が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部1310は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。また、ボディ1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズやCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。そして、撮影者が表示部1310に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押すと、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。このようなデジタルスチールカメラ1300には、例えば、発振器として用いられる振動デバイス1が内蔵されている。
また、デジタルスチールカメラ1300は、表示部1310や受光ユニット1304などの制御に関する演算処理を行う演算処理回路を備えている。演算処理回路は、振動デバイス1の発振回路から出力される発振信号に基づいて動作する。
このように、電子機器としてのデジタルスチールカメラ1300は、振動デバイス1と、振動デバイス1から出力される発振信号に基づいて動作する演算処理回路と、を備える。そのため、前述した振動デバイス1の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
なお、本発明の電子機器は、前述したパーソナルコンピューター、携帯電話機およびデジタルスチールカメラの他にも、例えば、スマートフォン、タブレット端末、時計(スマートウォッチを含む)、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンタ)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)等のウェアラブル端末、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、移動体端末基地局用機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシミュレーター、ネットワークサーバー等に適用することができる。
<第8実施形態>
図18は、本発明の第8実施形態に係る移動体を示す斜視図である。
図18に示す自動車1500は、本発明の振動デバイスを備える移動体を適用した自動車である。自動車1500には、例えば、発振器として用いられる振動デバイス1と、振動デバイス1の発振回路から出力される発振信号に基づいて動作する演算処理回路が内蔵されている。そのような振動デバイス1と演算処理回路は、例えば、キーレスエントリー、イモビライザー、カーナビゲーションシステム、カーエアコン、アンチロックブレーキシステム(ABS)、エアバック、タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)、エンジンコントロール、ハイブリッド自動車や電気自動車の電池モニター、車体姿勢制御システム等の電子制御ユニット(ECU:electronic control unit)に広く適用できる。
このように、移動体としての自動車1500は、振動デバイス1と、振動デバイス1から出力される発振信号に基づいて動作する演算処理回路と、を備える。そのため、前述した振動デバイス1の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
なお、移動体としては、自動車1500に限定されず、例えば、飛行機、船舶、AGV(無人搬送車)、二足歩行ロボット、ドローン等の無人飛行機等にも適用することができる。
以上、本発明の一態様の振動デバイス、電子機器および移動体を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成を組み合わせたものであってもよい。
1…振動デバイス、10…パッケージ、100…構造体、2…ベース基板、20…ベースシリコン基板、21…下面、22…上面、22a、22b…接続面、23…高濃度ドープ領域、28…回路、29…積層体、291…絶縁層、292…配線層、3…リッド基板、30…リッドシリコン基板、31…下面、31a…接続面、32…上面、33…高濃度ドープ領域、4…中間基板、40…水晶基板、41…下面、41a、41b…接続面、42…上面、42a…接続面、43…枠部、44…連結部、5…振動素子、51…振動基板、52…電極、521、522…励振電極、523、524…端子、525、526…配線、61…第1接合部材、611、612…金属膜、611a、612a…基部、611b、612b…めっき層、62…第2接合部材、621、622…金属膜、621a、622a…基部、621b、622b…めっき層、63、64…内部接続端子、65、651、652、653、66…外部接続端子、67、68、69…貫通電極、1100…パーソナルコンピューター、1102…キーボード、1104…本体部、1106…表示ユニット、1108…表示部、1200…携帯電話機、1202…操作ボタン、1204…受話口、1206…送話口、1208…表示部、1300…デジタルスチールカメラ、1302…ボディ、1304…受光ユニット、1306…シャッターボタン、1308…メモリー、1310…表示部、1500…自動車、B1、B2、B3、B4…バンプ、DB…ダイシングブレード、G1、G2…隙間、L…スクライブライン、S…収納空間、S2、S3、S4…領域

Claims (8)

  1. 第1面および前記第1面と反対側の第2面を含む第1基板と、
    第3面および前記第3面と反対側の第4面を含む第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に配置され、振動素子、前記振動素子を囲む枠状をなす枠部、および前記振動素子と前記枠部とを連結する連結部、を備える中間基板と、
    前記枠部と前記第1基板との間に位置し、前記枠部における前記第1基板側の面と前記第2面とを接合する導電性の第1接合部材と、
    前記枠部と前記第2基板との間に位置し、前記枠部における前記第2基板側の面と前記第3面とを接合する導電性の第2接合部材と、
    前記第1基板に配置されている内部電極と、
    前記第1基板と前記中間基板との間に配置され、前記振動素子と前記内部電極とを電気的に接続する第1導通部材と、を有し、
    前記第1基板は、前記内部電極を介して前記振動素子と電気的に接続されている発振回路が形成されている半導体基板であり、
    前記第1基板の前記第1面側には、
    前記発振回路と電気的に接続され、固定電位となる第1外部端子と、
    前記発振回路と電気的に接続され、電源が入力される第2外部端子と、
    前記発振回路と電気的に接続され、前記発振回路から発振信号が出力される第3外部端子と、
    が配置され、
    前記第1接合部材は、前記第1外部端子と電気的に接続されていることを特徴とする振動デバイス。
  2. 前記第1基板の前記第1接合部材との接続面および前記枠部の前記第1接合部材との接続面は、それぞれ、平坦面である請求項1に記載の振動デバイス。
  3. 前記第2基板の前記第2接合部材との接続面および前記枠部の前記第2接合部材との接続面は、それぞれ、平坦面である請求項1または2に記載の振動デバイス。
  4. 前記第1基板は、前記第1導通部材との接続面および前記第1接合部材との接続面が面一であり、
    前記中間基板は、前記第1導通部材との接続面および前記第1接合部材との接続面が面一である請求項1ないし3のいずれか1項に記載の振動デバイス。
  5. 前記第1基板の前記第2面は、能動面であり、
    前記発振回路は、前記第1基板の前記第1面と前記第2面とを貫通する貫通電極を介して、前記第1外部端子、前記第2外部端子および前記第3外部端子と電気的に接続されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の振動デバイス。
  6. 前記第1基板の前記第1面は、能動面であり、
    前記内部電極は、前記第1基板の前記第1面と前記第2面とを貫通する貫通電極であり、
    前記発振回路は、前記貫通電極を介して前記振動素子と電気的に接続されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の振動デバイス。
  7. 前記第1接合部材前記第2接合部材は、電気的に接続され、
    前記第2基板は、前記第1接合部材および前記第2接合部材を介して前記第1基板と電気的に接続されている半導体基板である請求項ないしのいずれか1項に記載の振動デバイス。
  8. 前記第2基板と前記中間基板との間に配置され、前記第1基板の平面視で、前記第1導通部材と重なっている第2導通部材を有する請求項1ないしのいずれか1項に記載の振動デバイス。
JP2018247481A 2018-12-28 2018-12-28 振動デバイス Active JP7211081B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018247481A JP7211081B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 振動デバイス
US16/728,823 US10879868B2 (en) 2018-12-28 2019-12-27 Vibration device, electronic apparatus and vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018247481A JP7211081B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 振動デバイス

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2020108088A JP2020108088A (ja) 2020-07-09
JP2020108088A5 JP2020108088A5 (ja) 2021-09-30
JP7211081B2 true JP7211081B2 (ja) 2023-01-24

Family

ID=71123636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018247481A Active JP7211081B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 振動デバイス

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10879868B2 (ja)
JP (1) JP7211081B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7622374B2 (ja) 2020-08-12 2025-01-28 セイコーエプソン株式会社 振動デバイス
JP7622373B2 (ja) 2020-08-12 2025-01-28 セイコーエプソン株式会社 振動デバイス

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003309296A (ja) 2002-04-12 2003-10-31 Nikon Corp 集積回路装置及びその製造方法、並びに、圧電振動子及びその製造方法
JP2007067773A (ja) 2005-08-31 2007-03-15 Seiko Epson Corp 発振器及び電子機器
JP2008271491A (ja) 2007-03-22 2008-11-06 Epson Toyocom Corp 水晶デバイス及びその封止方法
JP2011142374A (ja) 2010-01-05 2011-07-21 Seiko Epson Corp 圧電デバイス、圧電デバイスの製造方法
WO2016080075A1 (ja) 2014-11-21 2016-05-26 株式会社大真空 圧電振動デバイス
WO2017077972A1 (ja) 2015-11-06 2017-05-11 株式会社大真空 圧電振動デバイス
JP2018019200A (ja) 2016-07-27 2018-02-01 株式会社大真空 圧電振動デバイスの製造方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3937627B2 (ja) 1999-02-02 2007-06-27 セイコーエプソン株式会社 水晶振動子及びその製造方法
JP5240913B2 (ja) 2008-09-30 2013-07-17 京セラクリスタルデバイス株式会社 電子部品用容器体の製造方法
JP5365851B2 (ja) 2009-05-11 2013-12-11 セイコーエプソン株式会社 電子部品
JP5155352B2 (ja) * 2010-03-25 2013-03-06 日本電波工業株式会社 圧電デバイス
JP5492697B2 (ja) * 2010-08-04 2014-05-14 日本電波工業株式会社 Atカット水晶デバイス及びatカット水晶デバイスの製造方法
JP2013026761A (ja) 2011-07-20 2013-02-04 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 水晶発振器
JP2013207686A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 水晶発振器
JP5839025B2 (ja) 2013-12-24 2016-01-06 株式会社大真空 圧電振動デバイス
US10630255B2 (en) 2013-12-20 2020-04-21 Daishinku Corporation Piezoelectric resonator device
JP2015211399A (ja) 2014-04-28 2015-11-24 株式会社大真空 表面実装型圧電デバイス
JP2017092698A (ja) 2015-11-10 2017-05-25 セイコーエプソン株式会社 発振器、電子機器、及び、移動体

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003309296A (ja) 2002-04-12 2003-10-31 Nikon Corp 集積回路装置及びその製造方法、並びに、圧電振動子及びその製造方法
JP2007067773A (ja) 2005-08-31 2007-03-15 Seiko Epson Corp 発振器及び電子機器
JP2008271491A (ja) 2007-03-22 2008-11-06 Epson Toyocom Corp 水晶デバイス及びその封止方法
JP2011142374A (ja) 2010-01-05 2011-07-21 Seiko Epson Corp 圧電デバイス、圧電デバイスの製造方法
WO2016080075A1 (ja) 2014-11-21 2016-05-26 株式会社大真空 圧電振動デバイス
WO2017077972A1 (ja) 2015-11-06 2017-05-11 株式会社大真空 圧電振動デバイス
JP2018019200A (ja) 2016-07-27 2018-02-01 株式会社大真空 圧電振動デバイスの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20200212874A1 (en) 2020-07-02
JP2020108088A (ja) 2020-07-09
US10879868B2 (en) 2020-12-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111384913B (zh) 振动器件、振动模块、电子设备以及移动体
JP7574870B2 (ja) 振動デバイス、振動モジュールおよび電子機器
JP7211081B2 (ja) 振動デバイス
JP7444233B2 (ja) 振動デバイスの製造方法
US11575361B2 (en) Resonator device, resonator module, electronic apparatus, and vehicle
JP7314562B2 (ja) 振動デバイス、発振器、電子機器および移動体
CN111510103A (zh) 振动器件、振动模块、电子设备以及移动体
JP7230541B2 (ja) 振動デバイスおよび振動モジュール
US10843637B2 (en) Vibration device, electronic apparatus and vehicle
JP2021057668A (ja) 振動デバイス、電子機器および移動体
CN110034743A (zh) 振动器件、振动器件的制造方法、电子设备以及移动体
JP2021057744A (ja) 振動デバイス、電子機器および移動体
US11653571B2 (en) Resonance device, oscillator, resonance module, electronic device and vehicle
JP7497604B2 (ja) 振動デバイス、電子機器および移動体

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210820

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210820

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7211081

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150