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JP4985260B2 - 発光装置 - Google Patents

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JP4985260B2
JP4985260B2 JP2007241209A JP2007241209A JP4985260B2 JP 4985260 B2 JP4985260 B2 JP 4985260B2 JP 2007241209 A JP2007241209 A JP 2007241209A JP 2007241209 A JP2007241209 A JP 2007241209A JP 4985260 B2 JP4985260 B2 JP 4985260B2
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Description

本発明は、発光装置に関する。特に、本発明は、光取り出し効率を向上させることによって光電変換効率を向上した発光装置に関する。
従来の発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)として、例えば、活性層の発光部分を光取り出し側の電極の直下に位置させないようにしたLEDがある。このLEDは、GaAs基板と、GaAs基板の一面上に形成されたn型クラッド層とp型クラッド層とに挟まれた活性層とを含む半導体積層構造と、この半導体積層構造の一面上に形成された所定の外径を有する円形の上部電極と、GaAs基板の他面上に形成された下部電極とを備え、GaAs基板と半導体積層構造との界面に上部電極の外径より大きい内径と外径とを有する同心リング状の電流流入領域が形成され、当該電流流入領域の内外に電流狭窄層が形成されている(例えば、特許文献1参照。)。
このLEDでは、上部電極から注入された電流は電流狭窄層によって上部電極の直下の活性層の部分を通過しないで同心リング状の電流流入領域を介して下部電極へ流れる。そのため、上部電極の直下の活性層の部分の発光は抑制され、主たる発光は、上部電極と同心リング状の電流流入領域とを結んだ活性層の部分で行われるため、光取り出し効率が改善される。
また、従来の他のLEDとして、例えば、活性層の発光部分を光取り出し側の電極の直下に位置させないようにして活性層への局部的な電流集中を緩和すると共に、半導体基板における光吸収を抑制したLEDがある。このLEDは、半導体基板と半導体積層構造との界面であって上部電極の直下の領域に電流狭窄層を形成し、当該電流狭窄層の外側にマトリクス状に複数の界面電極を配置し、当該界面電極の間を上記電流狭窄層で絶縁し、また、上記界面電極及び電流狭窄層と半導体基板との間に反射層を形成した構成を有する(例えば、特許文献2参照。)。
このLEDでは、上部電極から注入された電流は、マトリクス状に配置された複数の電極を介して下部電極へ流れるため、活性層の局部的な電流集中を緩和し、また、活性層から半導体基板側へ出射した光は反射層で上部電極側へ反射させられる。これにより、活性層が発した光が半導体基板で吸収されることを抑制できる。
特公平6−82862号公報 米国特許第6784462号公報
しかし、特許文献1に記載のLEDによると、活性層から出射された光はその一部が上部電極及びGaAs基板で吸収されるため、光取り出し効率の改善に限界がある。また、特許文献2に記載のLEDによると、上述した上部電極による光の吸収に加え、上部電極と複数の界面電極との間の距離に差があり、活性層を介した両電極間の複数の電流経路の電気抵抗に差が生じる。そのため、活性層を介して流れる電流に差が生じることから、輝度、発熱(温度上昇)等に差が生じる。その結果、LEDの駆動電圧及び寿命が素子間でばらつくという不都合が生じる。
したがって、本発明の目的は、光取り出し効率を向上し、活性層の発光領域の輝度及び発熱(温度上昇)を均一化し、素子間の駆動電圧及び寿命のばらつきを抑制した発光装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、発光層を含む半導体積層構造と、半導体積層構造の一の表面に形成される上部電極と、中心を上部電極の中心に対応させ、上部電極の直下を除く半導体積層構造の他の表面上の領域に上部電極の外周形状と相似形状の部分を少なくとも一部に有して形成される界面電極と、界面電極が形成されている領域を除く半導体積層構造の他の表面上の領域に形成され、発光層が発する光を透過する電流阻止層と、界面電極と電気的に接続し、発光層が発する光のうち、電流阻止層を透過した光を半導体積層構造の一の表面側に反射する反射層と、反射層の半導体積層構造の反対側において、半導体積層構造と電気的に接続する導電性の支持基板と、支持基板の半導体積層構造の反対側において、支持基板と電気的に接続されるように形成される外部電極とを備え、界面電極は、環状に形成され、電流阻止層は、界面電極によって囲まれた部分及び囲まれていない部分に形成される発光装置が提供される。
また、上記発光装置は、上記外部電極は、支持基板の全面にわたって形成され、上部電極は、円形状かつ外部電極と非相似形状に形成されてもよい。そして、環状に形成される界面電極はリング形状を有し、リング形状の界面電極の中心と、上部電極の中心とが一致するように形成されてもよい。また、上部電極は、円形状又は多角形状のパッド電極部と、上部においてパッド電極部と電気的に接続し、下部において半導体積層構造の一の表面と電気的に接合し、発光層に電力を供給するコンタクト電極部とを有し、パッド電極部は、コンタクト電極部と接する領域を除く領域において半導体積層構造と接触してもよい。
また、上記発光装置は、上部電極は、円形状又は多角形状のパッド電極部と、上部においてパッド電極部と電気的に接続し、下部において半導体積層構造の一の表面と電気的に接合し、発光層に電力を供給するコンタクト電極部と、パッド電極部がコンタクト電極部と接する領域を除く領域において、半導体積層構造の一の表面を覆い、発光層が発する光を透過する電流阻止部とを有してもよい。
また、上記発光装置は、コンタクト電極部は、リング形状を有し、界面電極は、リング形状のコンタクト部と同心状に形成されると共に、リング形状のコンタクト電極部より大きな径のリング形状を有していてもよい。
本発明の発光装置によれば、光取り出し効率を向上し、活性層の発光領域の輝度及び発熱(温度上昇)を均一化し、素子間の駆動電圧及び寿命のばらつきを抑制することができる。
[第1の実施の形態]
図1Aは、本発明の第1の実施の形態に係る発光装置の縦断面図を示す。また、図1Bの(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る発光装置の上面図を示しており、図1Bの(b)は、図1AのA−A線で発光装置を切断した場合の発光装置の上面図を示す。
(発光装置1の構成)
第1の実施の形態に係る発光装置1は、所定の波長の光を発する発光層としての活性層134を有する半導体積層構造130と、半導体積層構造130の一の表面の一部と電気的に接続するリング形状の上部電極の一部としての第1コンタクト電極120と、第1コンタクト電極120のリング内において半導体積層構造130の一の表面を覆う第1絶縁層110と、第1コンタクト電極120及び第1絶縁層110の上に設けられる上部電極の一部としてのワイヤボンディング用のパッド電極100とを備える。
更に、発光装置1は、半導体積層構造130の一の表面の反対側の他の表面の一部と電気的に接続するリング形状の第2コンタクト電極125と、第2コンタクト電極125が設けられている領域を除く半導体積層構造130の他の表面を覆う第2絶縁層140と、第2コンタクト電極125及び第2絶縁層140の半導体積層構造130の他の面と接する面の反対側に設けられる反射層150とを備える。
更に、発光装置1は、反射層150の第2コンタクト電極125及び第2絶縁層140と接する面の反対側に設けられる合金化抑止層160と、合金化抑止層160の反射層150と接する面の反対側に設けられる貼合わせ層170とを備える。そして、発光装置1は、貼合わせ層170と電気的・機械的に接合する貼合わせ層200と、貼合わせ層200の貼合わせ層170と接合している面の反対側に設けられるコンタクト電極210と、コンタクト電極210の貼合わせ層200と接する面の反対側に設けられる電気導電性の支持基板20とを備える。
また、発光装置1は、支持基板20のコンタクト電極210が設けられている面の反対側に設けられるコンタクト電極215と、コンタクト電極215の支持基板20と接する面の反対側に設けられるダイボンディング用電極としての外部電極220とを備える。
図1B(a)に示すように、本実施形態に係る発光装置1は上面視にて略正方形に形成される。一例として、発光装置1の平面寸法は、縦寸法L及び横寸法Lがそれぞれ略250μmである。また、発光装置1の厚さは、略200μmに形成される。
本実施形態に係る半導体積層構造130は、AlGaInP系の化合物半導体のダブルへテロ構造を有する。具体的に、半導体積層構造130は、量子井戸構造を含むAlGaInP系の化合物半導体を含んで形成される活性層134を、第1導電型のn型AlGaInPを含んで形成される第1クラッド層132と、第1導電型とは異なる第2導電型のp型AlGaInPを含んで形成される第2クラッド層136とで挟んで構成される。
ここで、活性層134は、外部から電流が供給されると所定の波長の光を発する。一例として、活性層134は、波長が630nmの赤色光を発するように形成される。また、第1クラッド層132は、Si等のn型のドーパントを所定の濃度含む。更に、第2クラッド層136は、Zn、C等のp型のドーパントを所定の濃度含む。
上部電極の一部であるコンタクト電極部としての第1コンタクト電極120は、半導体積層構造130の上にリング状に形成される。具体的には、第1コンタクト電極120は、第1クラッド層132の上部の略中央をリングの中心として形成される。図1B(a)に示すように、一例として、第1コンタクト電極120は、外径φ1が100μmであり、幅dが20μmに形成される。第1コンタクト電極120は、第1クラッド層132とオーミック接合する導電性材料から形成され、例えば、n型用電極材料としてのAu、Ge、及びNiを含む金属材料から形成される。一例として、第1コンタクト電極120は、第1クラッド層132の側からAuGe/Ni/Auの順に積層されて形成される。
電流阻止部としての第1絶縁層110は、第1コンタクト電極120で形成されるリング内に形成される。すなわち、第1絶縁層110は、第1コンタクト電極120で形成されるリング内に露出している第1クラッド層132の表面を覆うように形成され、上面視における形状は直径が略60μmの略円形である。第1絶縁層110は、活性層134が発する波長の光に対して透明であり、電気絶縁性の材料から形成される。第1絶縁層110は、一例として、SiOから形成される。
上部電極の一部であるパッド電極部としてのパッド電極100は、半導体積層構造130の上方に略円形状に形成される。具体的には、図1Bの(a)に示すように、パッド電極100は、第1コンタクト電極120及び第1絶縁層110の上に形成される。ここで、パッド電極100と第1コンタクト電極120とは、パッド電極100の外周において電気的に接続する。なお、パッド電極100は、多角形に形成することもできる。
そして、パッド電極100の中心は、第1クラッド層132の略中央に対応しており、パッド電極100の直下の領域に、第1コンタクト電極120及び第1絶縁層110が形成されることとなる。一例として、パッド電極100は、第1コンタクト電極120の外径φ1と同じ寸法の直径100μmに形成される。また、パッド電極100は、Auから主として形成される金属から構成される。
電流阻止層としての第2絶縁層140は、第2クラッド層136の活性層134が形成されている側の面の反対側の略全面に形成される。そして、第2絶縁層140の一部の領域には、第2絶縁層140を貫通する所定形状の溝が設けられる。第2絶縁層140に設けられる溝は、一例として、第1コンタクト電極120の形状と相似形状に形成される。すなわち、第2絶縁層140に設けられる溝は、略リング形状に形成される。また、第2絶縁層140は活性層134が発する光に対して透明であり、電気絶縁性の材料から形成される。例えば、第2絶縁層140は、SiOから形成される。
ここで、第1コンタクト電極120により形成されるリングの上面視における中心と、第2絶縁層140に設けられる溝により形成されるリングの上面視における中心とが略一致するように、第2絶縁層140に当該溝が形成される。第2絶縁層140が有する溝は、一例として、外径190μm、内径150μm、及び幅20μmに形成される。すなわち、第2絶縁層140に設けられるリング形状の溝は、その内径が第1コンタクト電極120の外径よりも大きくなるように形成される。
界面電極としての第2コンタクト電極125は、第2絶縁層140に形成されたリング形状の溝内に所定の金属材料を充填して形成される。第2コンタクト電極125は、円形状のパッド電極100の外周、又は第1コンタクト電極120の外周と相似形状の部分を有して形成される。すなわち、第2コンタクト電極125は、パッド電極100の外周又は第1コンタクト電極120の外周と相似形状である円形部分を有して形成される。一例として、第2コンタクト電極125は、図1Bの(b)に示すように、外径φ2が190μm、内径φ3が150μm、及び線幅が20μmの環状であるリング形状に形成される。
第2コンタクト電極125は、第2クラッド層136とオーミック接合する導電性材料から形成され、例えば、p型用電極材料としてのAu及びBeを含む金属材料から形成される。一例として、第2コンタクト電極125は、AuBe電極から形成される。なお、環状とは実質的な環状であって、必ずしも完全に閉じた形状でなくてもよい。また、環状の内周及び外周の形状は完全な円形でなくてもよく、多少歪んだ形状であってもよい。また、第2コンタクト電極125は、AuZn電極から形成することもできる。
反射層150は、活性層134が発した光に対して所定値以上の反射率を有する導電性材料から形成される。一例として、反射層150は、Auから主として形成される金属層である。また、反射層150は、第2コンタクト電極125と電気的に接続する。合金化抑止層160は、反射層150と電気的に接続する導電性材料から形成される。一例として、合金化抑止層160は、Tiから主として形成される金属層である。貼合わせ層170は、所定の膜厚を有した導電性材料から形成される。貼合わせ層170は、合金化抑止層160と電気的に接続する。一例として貼合わせ層170は、Auから主として形成される金属層である。
また、貼合わせ層200は、貼合わせ層170と同様の材料から形成され、貼合わせ層170と接合する。具体的には、貼合わせ層170と貼合わせ層200とは電気的、機械的に接続する。コンタクト電極210は、支持基板20と電気的に導通する導電性材料から形成される。一例として、コンタクト電極210はTiから主として形成され、貼合わせ層200と電気的に接続する。
支持基板20は、所定の熱伝導率を有すると共に、電気導電性の材料から形成される基板である。支持基板20は、一例として、厚さが200μmのSiから形成される。なお、支持基板20は電気導電性を有している限り、導電型はn型又はp型のいずれであってもよい。コンタクト電極215は、コンタクト電極210が接触している支持基板20の面の反対側の面において、支持基板20に電気的に接続して形成される。一例として、コンタクト電極215はAlから主として形成される。
ダイボンディング用電極としての外部電極220は、コンタクト電極215と電気的に接続して、コンタクト電極215の支持基板20と接している面の反対側の面に形成される。外部電極220は、コンタクト電極215の全面に形成される。一例として、外部電極220は、Auから主として形成される。
以上の構成を備える本実施形態の発光装置1は、赤色領域の波長の光を発するLEDである。例えば、発光装置1は、順方向電圧が1.95V、順方向電流が20mAの場合におけるピーク波長が630nmの光を発する赤色LEDである。
図1Cは、図1Bの(a)に示すB−B線での発光装置の部分断面図を示す。
本実施形態に係る発光装置1において、第1コンタクト電極120と第2コンタクト電極125とはそれぞれリング形状に形成される。そして、第1コンタクト電極120と第2コンタクト電極125のそれぞれの上面視における中心は、略一致するように形成される。すなわち、上面視において第1コンタクト電極120と第2コンタクト電極125とは、同心円状に配置される。これにより、第1コンタクト電極120の内径及び外径よりも、第2コンタクト電極125の内径及び外径の方が大きく形成される。
したがって、発光装置1の縦断面において、第1コンタクト電極120から第2コンタクト電極125までの最短の距離は略一定となる。例えば、第1コンタクト電極120aと第1コンタクト電極120aからの距離が最短の第2コンタクト電極125aとの距離40aは、第1コンタクト電極120bと第1コンタクト電極120bからの距離が最短の第2コンタクト電極125bとの距離40bと略等しい。
(発光装置1の変形例)
なお、本実施形態に係る発光装置1は、ピーク波長が630nmの赤色領域の光を発するが、発光装置1が発する光のピーク波長はこの波長に限定されない。半導体積層構造130の活性層134の構造を制御して、所定の波長範囲の光を発する発光装置1を形成することもできる。また、発光装置1が備える半導体積層構造130は、紫外領域、紫色領域、若しくは青色領域の光を発する活性層134を含むInAlGaN系の化合物半導体、又は赤外領域の光を発する活性層134を含むAlGaAs系の化合物半導体から形成することもできる。
また、発光装置1の平面寸法は上記の実施形態に限られない。例えば、発光装置1の平面寸法は、縦寸法及び横寸法がそれぞれ略350mmとなるように設計することもでき、また、発光装置1の使用用途に応じて、縦寸法及び横寸法を適宜変更して発光装置1を形成することもできる。
また、活性層134の量子井戸構造は、単一量子井戸構造又は多重量子井戸構造のいずれの構造からも形成することができる。また、第1クラッド層132のバンドギャップ及び第2クラッド層136のバンドギャップのいずれよりもバンドギャップが小さい化合物半導体から活性層134を形成して、ダブルへテロ(DH)構造を有する半導体積層構造130を形成することもできる。
また、半導体積層構造130は、第1クラッド層132の第1コンタクト電極120が形成される面側に、第1クラッド層132の不純物濃度よりも高い不純物濃度を有する第1コンタクト層を更に有していてもよい。一例として、第1コンタクト層は、n型のドーパントを第1クラッド層132の不純物濃度よりも高い濃度で含むGaAs層から形成できる。第1コンタクト層を設けることにより、第1コンタクト電極120と第1コンタクト層との間での接触抵抗が、第1コンタクト電極120と第1クラッド層132との間における接触抵抗よりも低下する。
同様にして、半導体積層構造130は、第2クラッド層136の第2コンタクト電極125が形成される面側に、第2クラッド層136の不純物濃度よりも高い不純物濃度を有する第2コンタクト層を更に有していてもよい。例えば、第2コンタクト層は、p型のドーパントを第2クラッド層136の不純物濃度よりも高い濃度で含むGaAs層から形成できる。第2コンタクト層を設けることにより、第2コンタクト電極125と第2コンタクト層との間での接触抵抗が、第2コンタクト電極125と第2クラッド層136との間における接触抵抗よりも低下する。
また、パッド電極100の直下に位置する活性層134における発光を抑制することを目的として、第1クラッド層132の抵抗値が第2クラッド層136の抵抗値より低くなるように第1クラッド層132及び第2クラッド層136を形成することもできる。
また、活性層134が発した光を外部に効率よく取り出すことを目的として、第1クラッド層132の活性層134が接する面の反対側の面の表面、及び/又は第2クラッド層136と第2絶縁層140との界面に所定の寸法の凹凸部としての凹凸を設けてもよい。更に、活性層134において化合物半導体の積層構造の積層方向と垂直な方向に電流が拡がって供給されるように、第1クラッド層132の第1コンタクト電極120及び第1絶縁層110が設けられている領域を除く領域に、電流拡散部としてのITO(Indium Tin Oxide)等の透明導電材料である透明導電膜の形成することもできる。
また、活性層134において化合物半導体の積層構造の積層方向と垂直な方向に電流が拡がって供給されるように、第1コンタクト電極120の形状を枝状に形成して、第1コンタクト電極120を電流拡散部として機能させてもよい。この場合には、第1コンタクト電極120の形状と相似形状であって、第1コンタクト電極120の形状よりも寸法が大きい形状の第2コンタクト電極125を、第2クラッド層136の活性層134の反対側の面に形成する。なお、第2コンタクト電極125の形状は、少なくとも第1コンタクト電極120の外周部分から第2コンタクト電極125の内周部分までの距離が略同一である限り、第1コンタクト電極120の形状の厳密な相似形でなくてもよい。
また、支持基板20は、電気導電材料であるCu、Al等の金属材料から形成される金属板、又はCuW等の合金材料から形成される合金板から形成することもできる。また、支持基板20は、耐食性の向上、又はコンタクト電極210及びコンタクト電極215と支持基板20との間の接触抵抗を低減することを目的として、複数の導電性材料が積層された多層構造を有する基板、又は、一例として200μmを超える厚膜の構造を有する基板から形成することもできる。
更に、第1コンタクト電極120と、第2コンタクト電極125と、コンタクト電極210と、コンタクト電極215とをそれぞれ構成する導電性材料は上記実施例に限られず、各電極と接触する材料との接触抵抗値等に応じて適宜変更できる。また、反射層150を形成する導電性材料は、活性層134が発する光の波長に対して所定値以上の反射率を有する材料を適宜選択できる。
(発光装置1の製造方法)
図2Aから図2Eは、本発明の第1の実施の形態に係る発光装置の製造工程の流れを示す。
まず、図2A(a)に示すように、n−GaAs基板10の上に、例えば、有機金属化学気相成長法(Metal Organic Chemical Vapor Deposition:MOCVD)によって複数の層を含むAlGaInPのエピタキシャル層を形成する。
具体的には、n−GaAs基板10の上に、InGaPから主として形成されるエッチングストップ層137と、n型AlGaInPを含む第1クラッド層132と、量子井戸構造を含む活性層134と、p型AlGaInPを含む第2クラッド層136とをこの順に形成する。これにより、n−GaAs基板10の上に複数のエピタキシャル成長層を含む半導体積層構造131が形成される。
なお、n−GaAs基板10の上の半導体積層構造131は、分子線エピタキシー法(Molecular Beam Epitaxy:MBE)又はハライド気相エピタキシー法(Halide Vapor Phase Epitaxy:HVPE)等を用いて形成することもできる。
次に、第2クラッド層136の活性層134と接している面の反対側の面の全面に、化学気相蒸着法(Chemical Vapor Deposition:CVD法)、真空蒸着法、又はスパッタ法を用いて、第2絶縁層140としてのSiOを形成する。そして、フォトリソグラフィー法及びエッチング法を用いて、図2A(b)に示すように、第2絶縁層140に上面視における形状がリング状の開口141を形成する。これにより、開口141から第2クラッド層136の表面が露出する。
次に、第2絶縁層140の開口141を除く領域にフォトリソグラフィー法を用いてレジストを形成する。そして、真空蒸着法を用いて、レジストの上及び第2絶縁層140の開口141に、AuBeを含む金属材料を蒸着する。続いて、リフトオフ法を用いて、開口141内に蒸着された金属材料だけ残存させる。これにより、図2A(c)に示すように、第2絶縁層140に形成された開口141にAuBeを含む金属材料が充填されて、第2コンタクト電極125が形成される。
続いて、図2B(d)に示すように、第2コンタクト電極125及び第2絶縁層140の上に、真空蒸着法又はスパッタ法を用いて、Auから主として形成される反射層150と、Tiから主として形成される合金化抑止層160と、Auから主として形成される貼合わせ層170とをこの順に連続して形成する。これにより、主として化合物半導体の積層構造から形成される第1積層構造体5が得られる。
なお、反射層150の第2絶縁層140に対する密着性を向上させることを目的として、第2絶縁層140と反射層150との間には、第2絶縁層140と反射層150との密着性を向上させる密着層を形成することもできる。密着層は、電気伝導性を有すると共に、活性層134が発する光を透過しやすい材料から形成するか、又は、第2絶縁層140と反射層150との密着性を向上させることができる最低限度の厚さで形成することが好ましい。
次に、支持基板20であるSi基板表面に、電気導電性を有するTiから主として形成されるコンタクト電極210と、Auから主として形成される貼合わせ層200とを真空蒸着法又はスパッタ法により形成する。これにより、主として支持基板20から形成される第2積層構造体6が得られる。そして、図2B(e)に示すように、第1積層構造体5の貼合わせ面1aと、第2積層構造体6の貼合わせ面20aとを向かい合わせて重ね、この状態を所定の冶具で保持する。
続いて、第1積層構造体5と第2積層構造体6とが重なり合った状態を保持している冶具を、マイクロマシーン用等に用いられるウェハ貼合わせ装置内に導入する。そして、ウェハ貼合わせ装置内を所定圧力の真空状態にする。そして、冶具を介して互いに重なり合っている第1積層構造体5と第2積層構造体6とに所定の均一な圧力を加える。次に、冶具を所定温度まで所定の昇温速度で加熱する。
冶具の温度が350℃程度に達した後、冶具を当該温度で約1時間保持する。その後、冶具を徐冷する。冶具の温度を、例えば室温まで十分に低下させる。冶具の温度が低下した後、冶具に加わっている圧力を開放する。そして、ウェハ貼合わせ装置内の圧力を大気圧にして冶具を取り出す。
これにより、図2C(f)に示すように、第1積層構造体5と第2積層構造体6とが貼合わせ層170と貼合わせ層200との間において機械的・電気的に接合した貼合わせ基板7aが形成される。
なお、本実施形態においては、第1積層構造体5は、合金化抑止層160を有している。したがって、第1積層構造体5と第2積層構造体6とを貼合わせ面1aと貼合わせ面20aとで接合させた場合であっても、反射層150が貼り合わせ時の圧力等により変形することを防止する。また、合金化抑止層160は、貼り合わせ時の熱により貼合わせ層170及び貼合わせ層200を形成する材料が反射層150に拡散することを防止して、反射層150の反射特性が劣化することを防止する。
次に、所定の研磨板に所定の貼り付け用ワックスで支持基板20を貼りつける。そして、n−GaAs基板10の厚さが約30μmになるまでn−GaAs基板10を研磨する。続いて、研磨後の貼合わせ基板7aを研磨板から取り外して、支持基板20の表面に付着しているワックスを洗浄除去する。
そして、図2C(g)に示すように、研磨後の貼合わせ基板7aを、GaAsエッチング用のエッチャントを用いてエッチングする。そして、貼合わせ基板7aからn−GaAs基板を選択的に完全に除去して貼合わせ基板7bを形成する。GaAsエッチング用のエッチャントとしては、例えば、アンモニア水と過酸化水素水とを所定の比率で混合した混合液からなるエッチャントが挙げられる。
次に、図2D(h)に示すように、貼合わせ基板7bからInGaPから主として形成されるエッチングストップ層137を所定のエッチャントを用いてエッチングにより除去する。これにより、エッチングストップ層137が除去された貼合わせ基板7cが形成される。所定のエッチャントとしては、塩酸を含むエッチャントを用いることができ、一例として、塩酸とリン酸とを所定の比率で混合した混合液からなるエッチャントが挙げられる。
次に、第1クラッド層132の上面の略全面に、CVD法を用いてSiOを形成する。そして、図2D(i)に示すように、第1クラッド層132の上面の略中央に、直径が略60μmの略円形状を有する第1絶縁層110を、フォトリソグラフィー法を用いて形成する。これにより、貼合わせ基板7dが形成される。
続いて、図2E(j)に示すように、第1絶縁層110の周囲に幅が略20μmのリング形状を有する第1コンタクト電極120を、真空蒸着法及びフォトリソグラフィー法を用いて形成する。ここで、第1コンタクト電極120は、AuGe/Ni/Auから主として形成される。
次に、第1絶縁層110及び第1コンタクト電極120の上部に、パッド電極100を、真空蒸着法及びフォトリソグラフィー法を用いて形成する。なお、第1絶縁層110とパッド電極100との間には、パッド電極100が第1絶縁層110からの剥離を防止することを目的として、密着性材料を挿入することが好ましい。ここで、当該密着性材料は、活性層134が発した光を透過しやすい材料、又は、活性層134が発した光に対して所定の反射率を有する材料から形成することが好ましい。例えば、当該密着性材料は、Tiから主として形成することができる。
続いて、第1クラッド層132の表面のうち、第1絶縁層110及び第1コンタクト電極120が形成されていない領域に、エッチング技術及び/又はフォトリソグラフィー法を用いて、微細な凹凸を形成する。このような微細の凹凸を形成することにより、活性層134が発した光が第1クラッド層132と空気との界面で全反射して、活性層134の側に戻ることを抑制することができる。
更に、支持基板20の下方の面の全面に、Alから主として形成されるコンタクト電極215と、ダイボンディング用の外部電極220とを真空蒸着法を用いて形成する。続いて、所定の温度、所定の雰囲気下において、第1絶縁層110と、第1コンタクト電極120と、パッド電極100と、コンタクト電極215と、外部電極220とが形成された貼合わせ基板7eに合金化処理を施す。
次に、合金化処理済みの貼合わせ基板7eを、エッチング処理、又はハーフダイスを用いたメサ分離プロセスにより、複数の素子構造に分離する。そして、メサ分離プロセス後の合金化処理済みの貼合わせ基板7eにダイシング処理を施すことにより、複数の発光装置1を形成する。これにより、図2E(k)に示すような発光装置1が形成される。
形成された発光装置1は、所定のステムにAgペースト等を用いて実装する。そして、発光装置1を実装したステムを、所定の樹脂でモールドすることにより、発光装置1は樹脂で封止される。樹脂封止した発光装置1を評価すると、順方向電圧が1.95V、順方向電流が20mAの場合におけるピーク波長が630nmであり、発光出力は25mWから27mWであった。すなわち、発光装置1の光電変換効率は約64%以上であった。
なお、発光装置1をステムに実装する場合、放熱性の観点からはAuSn等の共晶合金を用いて実装することが好ましい。
なお、サファイア基板上に形成されるInAlGaN系の化合物半導体材料から形成される化合物半導体積層構造から発光装置1を形成する場合においても、上記工程と同様の工程を経ることにより、発光装置の上下方向に電流を流すことができる発光装置を形成することができる。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る発光装置の発光の模式的な様子を示す。
発光装置1の活性層134は、電流が供給されると所定の波長の光を発する。例えば、活性層134中の所定の点において光が発生した場合を例示する。活性層134中の発光点134aにおいて発した光の一部は、光路30a及び光路30cに示すように、第2クラッド層136と第2絶縁層140とを伝播して、反射層150と第2絶縁層140との界面150aにおいて反射され発光装置1の外部に放射される。
また、活性層134中の発光点134aにおいて発した光の一部は、光路30bに示すように、第1クラッド層132を伝播してそのまま外部に放射される。更に、活性層134中の発光点134aにおいて発した光の一部は、光路30dに示すように、第1クラッド層132と第1絶縁層110を伝播して、まずパッド電極100と第1絶縁層110との界面110aにおいて反射層150の側に反射される。そして、パッド電極100において反射された光が、界面150aにおいて発光装置1の外部に向かって反射され、発光装置1の外部に放射される。
また、本実施形態に係る発光装置1に100mAまでの電流を供給して電流・光出力特性を測定した。その結果、発光装置1は、電流が少なくとも100mAまでは、電流に対する光出力の直線性が良好であった。これは、以下の2つの理由による。まず1つ目の理由は、発光装置1が備える支持基板20が、熱伝導率が約0.5W/cm・KであるGaAsに比べて熱伝導率が約1.5W/cm・KであるSiから形成されているので、発光装置1において発生する熱が外部に放出されやすいからである。
また、2つ目の理由は、本実施形態に係る発光装置1においては、第1コンタクト電極120と第2コンタクト電極125との距離が一定になるように形成しているので、第2コンタクト電極125が複数の離間したコンタクト電極である場合に比べて、光電変換効率が向上している。したがって、発光装置1において発生する熱は、従来のLEDと比べて低減するからである。
(第1の実施の形態の効果)
本発明の第1の実施の形態に係る発光装置1は、第1コンタクト電極120と第2コンタクト電極125との間の距離を略一定とすることにより、第2コンタクト電極125に流れる電流の電流密度を第2コンタクト電極125のいずれの位置においても略同一とすることができる。これにより、発光装置1の駆動電圧を低減することができると共に、局所的に活性層134が発光することを抑制でき、安定した発光を得ることができる。
また、本実施形態に係る発光装置1は、第2コンタクト電極125に流れる電流の電流密度を第2コンタクト電極125のいずれの位置においても略同一とすることができるので、1枚の基板から分離した複数の発光装置1のそれぞれの順方向電圧のバラツキ及び複数の発光装置1のそれぞれの輝度のバラツキを低減することができる。
また、本実施形態に係る発光装置1は、第1コンタクト電極120と第2コンタクト電極125との間の距離を略一定とすることにより、第2コンタクト電極125に流れる電流の電流密度を第2コンタクト電極125のいずれの位置においても略同一とすることができる。これにより、発光装置1に大電流を供給した場合であっても、第2コンタクト電極125の一部に局所的に電流が集中することがなくなるので、活性層134に局所的に電流が集中することを抑制して、発光装置1の発熱を低減することができる。
また、本実施形態に係る発光装置1は、第1コンタクト電極120の形状と第2コンタクト電極125の形状とはいずれもリング形状であり、微細な形状を有する複数の第2コンタクト電極を形成することを要さないので、発光装置1の製造工程は従来の発光装置の製造工程よりも容易となり、発光装置1の製造の歩留まりも向上する。
また、本実施形態に係る発光装置1は、パッド電極100の外周部分を除き、パッド電極100の直下には第2コンタクト電極125が形成されていないので、パッド電極100の直下における活性層134の発光を抑制できる。これにより、発光装置1の光取り出し効率が向上する。
また、本実施形態に係る発光装置1は、反射層150を備えると共に、リング形状の第1コンタクト電極120の内側部分において活性層134が発する光を透過する第1絶縁層110を介してパッド電極100を備える。したがって、活性層134が発した光は、パッド電極100と第1絶縁層110との界面において反射層150側に反射され、反射層150において発光装置1の外部に向けて反射される。これにより、発光装置1の光取り出し効率が大幅に向上する。
更に、本実施形態に係る発光装置1は、光電変換効率が高く、発光に要する電力が少なくてすむので、携帯電話等の携帯通信端末のようにバッテリーの消耗を抑制することが望まれる機器に発光部品を用いる場合に、本実施形態に係る発光装置1を用いることが有効である。
また、本実施形態に係る発光装置1は、光電変換効率が高いことにより発光に要する電力が少ないので、電流の注入により発生する熱も低減できる。これにより、発光装置1は、大電流を供給した場合でも発熱による光量低下等の不具合を低減でき、発光装置1の寿命を長くすることができる。また、発光装置1において発生する熱が低減するので、発熱により変化する光出力特性等の特性変化の係数を小さくできる。よって、発光装置1は、一例として、大電流を供給して発光させるランプ用途に用いることが効果的である。
[第2の実施の形態]
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る発光装置の縦断面図を示す。
第2の実施の形態に係る発光装置2は、第1の実施の形態に係る発光装置1とは、パッド電極101の形状及び第1絶縁層110がない点を除き略同一の構成を有するので、相違点を除き、詳細な説明は省略する。
発光装置2は、第1クラッド層132の上にリング形状の第1コンタクト電極120を備える。そして、第1コンタクト電極120のリング内及び第1コンタクト電極120の上にパッド電極101が形成される。パッド電極101は、一例として、Auから主として形成される。そして、パッド電極101は、第1コンタクト電極120と電気的に接続する。
パッド電極101は、第1クラッド層132と界面101aにおいて接しているが、パッド電極101と第1クラッド層132とが電気的に接続することは要さない。すなわち、パッド電極101と第1クラッド層132とは、少なくともオーミック接触することを要さない。また、パッド電極101は、活性層134が発する光に対して所定の反射率を有する導電性材料から形成することが好ましい。
[第1の変形例]
図5は、本発明の第1の変形例に係る発光装置の縦断面図を示す。
第1の変形例に係る発光装置3は、第1の実施の形態に係る発光装置1とは、反射防止膜180を更に備える点を除き略同一の構成を有するので、相違点を除き、詳細な説明は省略する。
反射防止膜180は、活性層134が発する光に対して透明な材料から形成される。反射防止膜180を備えない発光装置1の場合、活性層134が発した光の一部は、第1クラッド層132と発光装置1の外部の空気との界面において活性層134の側に反射される。しかしながら、第1クラッド層132の表面に反射防止膜180を形成することにより、活性層134が発した光が第1クラッド層132の表面において活性層134の側に反射されることを防止できる。
[第2の変形例]
図6は、本発明の第2の変形例に係る発光装置の縦断面図を示す。
第2の変形例に係る発光装置4は、第1の実施の形態に係る発光装置1とは、第1電流拡散層138及び第2電流拡散層139を更に備える点を除き略同一の構成を有するので、相違点を除き、詳細な説明は省略する。
発光装置4が備える半導体積層構造130aは、第1の実施の形態に係る半導体積層構造130を第1電流拡散層138と第2電流拡散層139とで挟み込んだ構成を有する。すなわち、半導体積層構造130aは、第1コンタクト電極120が設けられる側に、第1クラッド層132の抵抗率よりも抵抗率が小さい第1導電型の第1電流拡散層138を有する。一例として、第1電流拡散層138は、n型のAlGaAsから形成できる。
また、半導体積層構造130aは、第2クラッド層136の第2コンタクト電極125が設けられる側に、第2クラッド層136の抵抗率よりも抵抗率が小さい第2導電型の第2電流拡散層139を有する。例えば、第2電流拡散層139は、p型のAlGaAsから形成できる。なお、各半導体層の抵抗率は、ドーピングするドーパント濃度によって調整する。
これにより、第2コンタクト電極125から半導体積層構造130に供給された電流が、第1電流拡散層138及び第2電流拡散層139がない場合よりも活性層134に拡がって供給されるので、発光効率が向上すると共に発光装置4の駆動電圧が低くなる。
なお、半導体積層構造130aは、第1電流拡散層138と第2電流拡散層139のいずれか一方のみを有して形成されてもよい。
[第3の変形例]
図7(a)は、第3の変形例に係る発光装置の上面図を示し、(b)は、第3の変形例に係る発光装置の断面の上面図を示す。
第3の変形例に係る発光装置は、第1の実施の形態に係る発光装置1とは、上部電極としてのパッド電極及び第1コンタクト電極の形状、並びに第2コンタクト電極の形状が異なる点を除き略同一の構成を有するので、相違点を除き、詳細な説明は省略する。
第3の変形例に係る発光装置が備えるパッド電極100aは、所定の直径φ4を有する円形部分と所定の線幅を有する複数の枝状部分とを有する。複数の枝状部分はそれぞれ、円形部分から第1クラッド層132の頂角の方向に伸びるように形成される。具体的には、図7の(a)に示すように、パッド電極100aは、第1コンタクト電極121及び第1絶縁層111の上に形成される。ここで、パッド電極100aと第1コンタクト電極121とは、パッド電極100aの外周において電気的に接続する。
そして、パッド電極100aの中心は、第1クラッド層132の略中央に対応するように形成されると共に、パッド電極100aの直下の領域に、第1コンタクト電極121及び第1絶縁層111が形成される。なお、一例として、パッド電極100aの円形部分の直径φ4は100μmに形成され、第1コンタクト電極121の円形部分の外周の径も100μmに形成される。また、パッド電極100aの枝状部分の幅は、一例として約20μm幅に形成される。
第3の変形例に係る第2絶縁層140aに設けられる溝は、パッド電極100aの外周又は第1コンタクト電極121の外周と相似形状を有するように形成される。具体的には、第1コンタクト電極121と相似形状であって、第1コンタクト電極121の大きさよりも大きい形状の溝が第2絶縁層140aに形成される。そして、第2コンタクト電極126は、第2絶縁層140aに形成された溝内に所定の金属材料を充填して形成される。第2コンタクト電極126の円形部分のうち、内径φ5は、パッド電極100aの円形部分の径φ4よりも大きくなるように形成される。
[第4の変形例]
図8(a)は、第4の変形例に係る発光装置の上面図を示し、(b)は、第4の変形例に係る発光装置の断面の上面図を示す。
第4の変形例に係る発光装置は、第1の実施の形態に係る発光装置1とは、上部電極としてのパッド電極及び第1コンタクト電極の形状、並びに第2コンタクト電極の形状が異なる点を除き略同一の構成を有するので、相違点を除き、詳細な説明は省略する。
第4の変形例に係る発光装置が備えるパッド電極100bは、一辺の長さが所定の長さL1を有する部分と所定の曲率の円弧部分100cとを有する。具体的には、図8の(a)に示すように、パッド電極100bは、第1コンタクト電極122及び第1絶縁層112の上に形成される。すなわち、パッド電極100bは、略正方形状に形成されると共に、各頂角が所定の円弧状に形成される。ここで、パッド電極100bと第1コンタクト電極122とは、パッド電極100bの外周において電気的に接続する。そして、パッド電極100bの中心は、第1クラッド層132の略中央に対応するように形成されると共に、パッド電極100bの直下の領域に、第1コンタクト電極122及び第1絶縁層112が形成される。
第4の変形例に係る第2絶縁層140bに設けられる溝は、パッド電極100bの外周又は第1コンタクト電極122の外周と相似形状を有するように形成される。具体的には、第1コンタクト電極122と相似形状であって、第1コンタクト電極122の大きさよりも大きい形状の溝が第2絶縁層140bに形成される。そして、第2コンタクト電極127は、第2絶縁層140bに形成された溝内に所定の金属材料を充填して形成される。第2コンタクト電極127の内側の辺の長さL2は、パッド電極100bの辺の長さL1よりも大きくなるように形成される。
[第5の変形例]
図9(a)は、第5の変形例に係る発光装置の上面図を示し、(b)は、第5の変形例に係る発光装置の断面の上面図を示す。
第5の変形例に係る発光装置は、第1の実施の形態に係る発光装置1とは、上部電極としてのパッド電極及び第1コンタクト電極の形状、並びに第2コンタクト電極の形状が異なる点を除き略同一の構成を有するので、相違点を除き、詳細な説明は省略する。
第5の変形例に係る発光装置が備えるパッド電極100dは、所定の直径φ6を有する円形部分と所定の線幅を有する複数の枝状部分とを有する。複数の枝状部分はそれぞれ、円形部分から第1クラッド層132の頂角の方向及び第1クラッド層132の各辺の方向に向かって形成される。具体的には、図9の(a)に示すように、パッド電極100dは、第1コンタクト電極123及び第1絶縁層113の上に形成される。ここで、パッド電極100dと第1コンタクト電極123とは、パッド電極100dの外周において電気的に接続する。
そして、パッド電極100dの中心は、第1クラッド層132の略中央に対応するように形成されると共に、パッド電極100dの直下の領域に、第1コンタクト電極123及び第1絶縁層113が形成される。なお、一例として、パッド電極100dの円形部分の直径φ6は100μmに形成され、第1コンタクト電極123の円形部分の外周の径も100μmに形成される。また、パッド電極100dの枝状部分の幅は、一例として約20μm幅に形成される。
第5の変形例に係る第2絶縁層140cに設けられる溝は、パッド電極100dの外周又は第1コンタクト電極123の外周と相似形状を有するように形成される。具体的には、パッド電極100dの外周又は第1コンタクト電極123の外周と相似形状であって、第1コンタクト電極123の外周の大きさよりも大きい形状の所定の領域が第2絶縁層140cから除去される。そして、第2コンタクト電極128は、第2絶縁層140cが除去された領域に所定の金属材料が蒸着されて形成される。
すなわち、第5の変形例においては、第2コンタクト電極128と第2絶縁層140cとの接触部分の形状が第1コンタクト電極123の外周又はパッド電極100dの外周と相似形状となるように形成される。また、第2コンタクト電極128の内周の円形部分の径φ7は、パッド電極100dの円形部分の径φ6よりも大きくなるように形成される。
[第6の変形例]
図10A(a)は、第6の変形例に係る発光装置の上面図を示し、図10A(b)は、第6の変形例に係る発光装置の断面の上面図を示す。また、図10Bは、第6の変形例に係る発光装置の上面視におけるパッド電極と第2コンタクト電極との位置関係を示す。
第6の変形例に係る発光装置は、第1の実施の形態に係る発光装置1とは、上部電極としてのパッド電極の形状、及び第2コンタクト電極の形状が異なる点を除き略同一の構成を有するので、相違点を除き、詳細な説明は省略する。
第6の変形例に係る発光装置が備える上部電極としてのパッド電極100eは、所定の直径を有する円形部分と所定の線幅を有する複数の枝部(例えば、枝部102a、枝部102b、枝部102c等)とを有する。複数の枝部はそれぞれ、図10Aの(a)に示すように、円形部分から第1クラッド層132の頂角の方向及び第1クラッド層132の各辺の方向に向かって形成される。そして、パッド電極100eの中心は、第1クラッド層132の略中央に対応するように形成される。一例として、パッド電極100eの円形部分の直径は約100μmに形成され、複数の枝部はそれぞれ、一例として、約0.5μmの幅で形成される。なお、円形部分の直系及び枝部の幅は上記の例に限られない。例えば、枝部の幅は、0.5μm以上20μm以下、好ましくは、0.5μm以上5μm以下に形成される。
第6の変形例に係る第2絶縁層140dに設けられる溝は、パッド電極100eの外周の少なくとも一部分と相似形状の部分を有して、線状に形成される。そして、第2絶縁層140dに設けられる線状の溝は、図10Aの(b)に示すように、上面視にて、パッド電極100eと重ならない位置にそれぞれ形成される。例えば、第6の変形例に係る発光装置を上面から観察した場合に、枝部102aと枝部102bとの間に第2コンタクト電極129aと第2コンタクト電極129bとが配置されるように第2絶縁層140dに複数の溝が形成される。
第2絶縁層140dに設けられる溝は、所望の幅を有する第2コンタクト電極を形成することができる幅を有して形成される。第2絶縁層140dに設けられる溝は、一例として、0.5μmの幅で形成される。そして、第2コンタクト電極129(例えば、第2コンタクト電極129a、129b、129c、129d、129e等)は、第2絶縁層140dが除去されて形成された複数の溝の領域のそれぞれに所定の金属材料が蒸着されて形成される。第2コンタクト電極129の線幅を狭くして、第1クラッド層132の上面視における面積に対する複数の第2コンタクト電極129の合計の面積の比を低減させることにより、活性層134が発した光が第2コンタクト電極129において吸収される量を減少させることができる。
具体的に、図10Bに、パッド電極100eと第2コンタクト電極との位置関係を示す。例えば、発光装置を上面から観察した場合に、枝部102aと枝部102bとの間に線状の第2コンタクト電極129aと線状の第2コンタクト電極129bとが配置される。すなわち、上面視にて第2コンタクト電極129aは、枝部102aと略平行に形成される。同様に、上面視にて第2コンタクト電極129bは、枝部102bと略平行に形成される。
この場合に、第2コンタクト電極129aの外周であって、上面視にて枝部102aの外周に近い側の外周の一部分が、枝部102aの外周の一部分と相似である形状を有する相似部分310aとなる。同様に、第2コンタクト電極129bの外周であって、上面視にて枝部102bの外周に近い側の外周の一部分が、枝部102bの外周の一部分と相似である形状を有する相似部分310bとなる。そして、第2コンタクト電極129aと第2コンタクト電極129bとの接続部分の外周のうち、パッド電極100eに近い側の外周が、パッド電極100eの外周の一部分と相似である形状を有する相似部分310cとなる。
また、第6の変形例に係る発光装置においては、第2コンタクト電極と枝部との間の上面視における間隔は、それぞれ略一定の間隔(離間距離300)で形成される。例えば、第2コンタクト電極129aと枝部102aとの間の上面視における間隔と、第2コンタクト電極129eと枝部102aとの間の上面視における間隔とは、それぞれが略等しい。同様に、第2コンタクト電極129bと枝部102bとの間の上面視における間隔と、第2コンタクト電極129cと枝部102bとの間の上面視における間隔とは、それぞれが略等しい。その他の第2コンタクト電極と枝部との関係も同様なので、詳細な説明は省略する。
[第7の変形例]
図11A(a)は、第7の変形例に係る発光装置の上面図を示し、図11A(b)は、第7の変形例に係る発光装置の断面の上面図を示す。また、図11Bは、第7の変形例に係る発光装置の上面視におけるパッド電極と第2コンタクト電極との位置関係を示す。
第7の変形例に係る発光装置は、第1の実施の形態に係る発光装置1とは、上部電極としてのパッド電極の形状、及び第2コンタクト電極の形状が異なる点を除き略同一の構成を有するので、相違点を除き、詳細な説明は省略する。また、第7の変形例に係る発光装置が備える上部電極としてのパッド電極100eは、第6の変形例に係る発光装置が備えるパッド電極100eと略同一の構成を有するので、詳細な説明は省略する。
第7の変形例に係る第2絶縁層140eに設けられる溝は、パッド電極100eの外周の少なくとも一部分からの上面視における距離が略同一となる位置から所定方向に向かって、線状に形成される。そして、第2絶縁層140eに設けられる線状の溝は、図11Aの(b)に示すように、上面視にて、パッド電極100eと重ならない位置にそれぞれ形成される。
例えば、第7の変形例に係る発光装置を上面から観察した場合に、枝部102aと枝部102bとの間に第2コンタクト電極129fが配置されるように第2絶縁層140eに溝が形成される。同様にして、上面視にて、枝部102bと枝部102cとの間に第2コンタクト電極129gが配置されるように第2絶縁層140eに溝が形成される。なお、第2絶縁層140eには、複数の枝部の間のそれぞれに第2コンタクト電極が配置されるように複数の溝がそれぞれ形成されるが、第2コンタクト電極129fと同様に配置されるので詳細な説明は省略する。
第2絶縁層140eに設けられる溝は、一例として、0.5μmの幅で形成される。そして、第2コンタクト電極129(例えば、第2コンタクト電極129f、129g、129h等)は、第2絶縁層140eが除去されて形成された複数の溝の領域のそれぞれに所定の金属材料が蒸着されて形成される。
具体的に、図11Bに、パッド電極100eと第2コンタクト電極との位置関係を示す。例えば、発光装置を上面から観察した場合に、枝部102aと枝部102bとの間に線状の第2コンタクト電極129fが配置される。同様に、枝部102bと枝部102cとの間に線状の第2コンタクト電極129gが配置され、枝部102cと枝部102dとの間に線状の第2コンタクト電極129hが配置される。その他の第2コンタクト電極も同様に配置されるので詳細な説明は省略する。
この場合に、第2コンタクト電極を上面視にて挟む第1の枝部及び第2の枝部と当該第2コンタクト電極のパッド電極100e側の端部までの距離(離間距離301)と、第2コンタクト電極のパッド電極100e側の端部からパッド電極100eの円形部分の外周までの距離(離間距離301)とが略等しくなるように、第2コンタクト電極はそれぞれ形成される。例えば、第2コンタクト電極129hの端部Xとパッド電極100eの外周までの上面視における離間距離301と、端部Xから枝部102cまでの上面視における離間距離301と、端部Xから枝部102dまでの上面視における離間距離301とはそれぞれ略等しい。その他の第2コンタクト電極と枝部との位置関係も同様なので、詳細な説明は省略する。
以上、本発明の実施の形態及び変形例を説明したが、上記に記載した実施の形態及び変形例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
第1の実施の形態に係る発光装置の縦断面図である。 (a)は、第1の実施の形態に係る発光装置の上面図であり、(b)は、図1AのA−A線での断面における上面図である。 図1B(a)に示すB−B線での発光装置1の部分断面図である。 第1の実施の形態に係る発光装置の製造工程の一部を示す図である。 第1の実施の形態に係る発光装置の製造工程の一部を示す図である。 第1の実施の形態に係る発光装置の製造工程の一部を示す図である。 第1の実施の形態に係る発光装置の製造工程の一部を示す図である。 第1の実施の形態に係る発光装置の製造工程の一部を示す図である。 第1の実施の形態に係る発光装置の発光の様子を示す模式図である。 第2の実施の形態に係る発光装置の縦断面図である。 第1の変形例に係る発光装置の縦断面図である。 第2の変形例に係る発光装置の縦断面図である。 (a)は、第3の変形例に係る発光装置の上面図であり、(b)は、第3の変形例に係る発光装置の断面の上面図である。 (a)は、第4の変形例に係る発光装置の上面図であり、(b)は、第3の変形例に係る発光装置の断面の上面図である。 (a)は、第5の変形例に係る発光装置の上面図であり、(b)は、第3の変形例に係る発光装置の断面の上面図である。 (a)は、第6の変形例に係る発光装置の上面図であり、(b)は、第6の変形例に係る発光装置の断面の上面図である。 第6の変形例に係る発光装置の上面視におけるパッド電極と第2コンタクト電極との位置関係を示す図である。 (a)は、第7の変形例に係る発光装置の上面図であり、(b)は、第7の変形例に係る発光装置の断面の上面図である。 第7の変形例に係る発光装置の上面視におけるパッド電極と第2コンタクト電極との位置関係を示す図である。
符号の説明
1、2、3、4 発光装置
5 第1積層構造体
6 第2積層構造体
7a、7b、7c、7d、7e 貼合わせ基板
1a、20a 貼合わせ面
10 n−GaAs基板
20 支持基板
30a、30b、30c、30d 光路
40a、40b 距離
100、100a、100b、100d、100e、101 パッド電極
100c 円弧部分
101a、110a、150a 界面
102a、102b、102c、102d 枝部
110、111、112、113 第1絶縁層
120、120a、120b、121、122、123 第1コンタクト電極
125、125a、125b、126、127、128 第2コンタクト電極
129a、129b、129c、129d、129e、 第2コンタクト電極
129f、129g、129h 第2コンタクト電極
130、130a、131 半導体積層構造
132 第1クラッド層
134 活性層
134a 発光点
136 第2クラッド層
137 エッチングストップ層
138 第1電流拡散層
139 第2電流拡散層
140、140a、140b、140c、140d、140e 第2絶縁層
141 開口
150 反射層
160 合金化抑止層
170、200 貼合わせ層
180 反射防止膜
210、215 コンタクト電極
220 外部電極
300、301 離間距離

Claims (6)

  1. 発光層を含む半導体積層構造と、
    前記半導体積層構造の一の表面に形成される上部電極と、
    中心を前記上部電極の中心に対応させ、前記上部電極の直下を除く前記半導体積層構造の他の表面上の領域に前記上部電極の外周形状と相似形状の部分を少なくとも一部に有して形成される界面電極と、
    前記界面電極が形成されている領域を除く前記半導体積層構造の前記他の表面上の領域に形成され、前記発光層が発する光を透過する電流阻止層と、
    前記界面電極と電気的に接続し、前記発光層が発する光のうち、前記電流阻止層を透過した光を前記半導体積層構造の前記一の表面側に反射する反射層と、
    前記反射層の前記半導体積層構造の反対側において、前記半導体積層構造と電気的に接続する導電性の支持基板と
    前記支持基板の前記半導体積層構造の反対側において、該支持基板と電気的に接続されるように形成される外部電極と
    を備え
    前記界面電極は、環状に形成され、
    前記電流阻止層は、前記界面電極によって囲まれた部分及び囲まれていない部分に形成される発光装置。
  2. 前記外部電極は、前記支持基板の全面にわたって形成され、
    前記上部電極は、円形状かつ前記外部電極と非相似形状に形成される
    請求項1に記載の発光装置。
  3. 環状に形成される前記界面電極はリング形状を有し、前記リング形状の界面電極の中心と、前記上部電極の中心とが一致するように形成される請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記上部電極は、
    円形状又は多角形状のパッド電極部と、
    上部において前記パッド電極部と電気的に接続し、下部において前記半導体積層構造の前記一の表面と電気的に接合し、前記発光層に電力を供給するコンタクト電極部と
    を有し、
    前記パッド電極部は、前記コンタクト電極部と接する領域を除く領域において前記半導体積層構造と接触する請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記上部電極は、
    円形状又は多角形状のパッド電極部と、
    上部において前記パッド電極部と電気的に接続し、下部において前記半導体積層構造の前記一の表面と電気的に接合し、前記発光層に電力を供給するコンタクト電極部と、
    前記パッド電極部が前記コンタクト電極部と接する領域を除く領域において、前記半導体積層構造の前記一の表面を覆い、前記発光層が発する光を透過する電流阻止部と
    を有する請求項3に記載の発光装置。
  6. 前記コンタクト電極部は、リング形状を有し、
    前記界面電極は、前記リング形状の前記コンタクト部と同心状に形成されると共に、前記リング形状の前記コンタクト電極部より大きな径のリング形状を有する
    請求項4または5に記載の発光装置。
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