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JP4972080B2 - 立体編物 - Google Patents

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Description

本発明は、乗物座席用シートのウレタンクッション材上に配置され、着座時に底付きせずに集中荷重を防止し、また、優れた振動吸収性と左右方向の揺れに対する安定性を得ることのできる立体編物に関する。
近年、表裏二層の編地と該二層の編地と連結する連結糸とから構成された立体編物は、発泡ウレタンを表皮材で覆ったウレタンクッション材と比較して、リサイクル性、通気性、振動吸収性等の機能を有するクッション材として、座席シート材等に応用されつつある。
特許文献1には、直径200mmの圧縮板で圧縮される際に250N以上の領域で100N/mm以下となるバネ定数を有し、前記の任意の領域より小さな荷重領域で高いバネ定数を有することにより、シート構造のクッション層に低い伸び率で張設することにより人の臀部等の筋肉の特性に近似した特性を発揮でき、大きな荷重入力に対し高い緩衝性を発揮できる立体編物が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示の立体編物は、着座相当の荷重下でのバネ定数が低いため、ウレタンクッション材上に配置した時に着座時に底付き易く、また、底付きにより振動吸収性が不十分なものであった。また、表裏編地のせん断応力が低いため、左右方向の揺れに対する安定感が不十分なものであった。
特許文献2には、立体編物のゲージ、コース数、連結糸の繊度及び充填指数を規定することにより、体圧分散性、復元力に優れ、自動車座席等の椅子用のクッションシートに適用した場合に快適で疲れの少ない立体編物シートが開示されている。
しかしながら、特許文献2に開示の立体編物は、着座時相当の荷重時のバネ乗数や、表裏編地のせん断応力が十分考慮されていないため、振動吸収性や左右方向の揺れに対する安定感が不十分なものであった。
特開2003−342859号公報 特開2001−089959号公報
本発明は、着座時に底付きせずに座骨部分の集中荷重を防止し、また、優れた振動吸収性と左右方向の揺れに対する安定性を得ることのできる立体編物に関する。特に、本発明は、自動車、鉄道車両、オートバイ、車椅子、べビーカー等の乗物用座席シートにおいて、ウレタンクッション材と表皮材の間に挿入されて用いることにより、優れた乗り心地を発揮できる立体編物を提供することを目的とするものである。
本発明者は、上記の目的を達成するために、立体編物の圧縮特性評価における体重相当荷重時のバネ定数、せん断特性、立体編物の構造や繊維素材の構成について鋭意検討した結果、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の通りである。
(1)表裏二層の編地と、該二層の編地を連結するモノフィラメントの連結糸を含んでなる立体編物であって、前記立体編物の厚みが5〜25mm、直径100mmの圧縮板を用いた2.6mm圧縮変形時の圧縮荷重が100〜250Nであり、且つ、表裏の編地をヨコ方向(コース列に沿った方向)に5mmずらせる際のせん断応力が15〜35Nであることを特徴とする上記立体編物。
(2)前記表裏の編地の少なくとも片面がメッシュ状であり、1個のメッシュが2コース以上6コース以下で形成され、かつ連続する1本の連結糸が2コースの間に、ウエール列方向の編地断面から見て三角形状となるように編み込まれている、上記(1)に記載の立体編物。
(3)前記連結糸のうち連続する1本の連結糸の配置が、ウエール列方向の編地断面から見て三角形状と斜め形状の組み合わせからなり、その個数の比が3:1〜1:3である、上記(2)に記載の立体編物。
(4)メッシュの開口部に少なくとも1本の補強糸が編み込まれている、上記(2)〜(3)に記載の立体編物。
(5)乗物用座席シートのウレタンクッション材と表皮材の間に挿入するための上記(1)〜(4)に記載の立体編物。
本発明の立体編物は、乗物用座席のウレタンクッション材上に配置され、着座時に底付きせずに、かつ座骨部を柔軟に包み込むことにより座骨部への集中荷重を防止することができる。また、適度なバネ定数の硬さであることにより、15〜40Hzの振動吸収性に優れる。さらには、表裏面のせん断荷重が適正範囲であるために、左右方向の揺れに対する安定性が良好で、乗物用座席のウレタンクッション材上に配置することで、優れた乗り心地を達成できる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の立体編物は、人が着座した状態で底付きすることがなく、また、立体編物の弾力及び履歴損失(ヒステリシスロス)を利用して、乗物用座席シートに加わる15〜40Hzの領域の振動減衰性を高める特徴を有しており、このために、直径100mmの圧縮板を用いた2.6mm圧縮変形時の圧縮荷重が100〜250Nであることが必要であり、より好ましくは120〜230Nであり、さらに好ましくは120〜200Nである。
直径100mmの圧縮板を用いた、2.6mm圧縮変形時の圧縮荷重とは、立体編物を剛体面上に置き、直径100mmの圧縮板で立体編物を元の厚さの50%の厚さまで圧縮した後、荷重を開放する際に得られる圧縮回復曲線の圧縮曲線において、2.6mm圧縮変形した際の荷重(N)の値である(図1参照)。
ここで、直径100mmの圧縮とは、身体の片側臀部に相当し、2.6mmの圧縮変形とは、人が上に座った際に、立体編物が圧縮変形する適度な量であり、底付きしない状態で、且つ十分に振動を吸収できる、本発明者が実験的に導いた変形量である。この2.6mm圧縮変形時の圧縮荷重が100N以下である場合は、体重の重い人が乗った場合や、高い入力荷重の際に立体編物が底付きやすく、座骨部に集中荷重が生じクッション性が損なわれる。また、立体編物が底付くことにより、バネ定数が上昇し、振動が加わった際の共振周波数が高周波数側に移り、15〜40Hzの振動吸収性が不良となる。
また、2.6mm圧縮変形時の圧縮荷重が250Nを超えると、立体編物が硬くなりすぎて座骨部に集中荷重が生じやすく座り心地が不良になると共に、バネ定数が高いため底付いた状態と同様に振動が加わった際の共振周波数が高周波数側に移り、15〜40Hzの振動吸収性が不良となる。
本発明の立体編物は、2.6mm圧縮変形時の圧縮荷重を100〜250Nとするために、下記に示すように、立体編物の連結糸に用いるモノフィラメントの素材、繊度、表裏の編地を連結する際の連結角度、単位面積あたりの連結糸の本数、立体編物厚み、ヒートセット温度の立体編物設計要件を入念に調整する必要がある。
連結糸のモノフィラメントに用いる素材としては、ポリトリメチレンテレフタレート繊維、ポリブチレンテレフタレート繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリアミド繊維、ポリプロピレン繊維、ポリ乳酸繊維、ポリエステル系エラストマー繊維等の繊維を用いることができるが、繰り返し圧縮に対する回復性の面からポリブチレンテレフタレート繊維又はポリトリメチレンテレフタレート繊維が好ましく、ポリトリメチレンテレフタレート繊維がさらに好ましい。
連結糸の繊度は、250〜1000デシテックスであることが好ましく、より好ましくは300〜800デシテックス、更に好ましくは350〜650デシテックスである。また、連結糸の単位面積当りの本数は2.54cm角の中に150〜600本とすることが好ましく、より好ましくは200〜500本である。なお、連結糸が表裏の編地を連結する連結角度を45〜80度とすることが好ましい。ここで、連結角度とは立体編物の断面を編み終わり方向から見た際に、地組織と連結糸で作られる鋭角側の角度をいう。
さらに連結糸は、表裏の編地中にループ状の編目を形成してもよく、表裏編地に挿入状態やタック状態で引っかけた構造でもよいが、少なくとも2本の連結糸が表裏の編地を互いに逆方向に斜めに傾斜してクロス状(X状)又はトラス状に連結することが、立体編物の形態安定性を向上させ、座席として良好なクッション感を得る上で好ましい。この際、クロス状、トラス状共に連結糸が2本の連結糸で構成されていてもよく、1本の同一の連結糸が表面又は裏面で折り返し、見かけ上2本となっている場合であってもよい。
また、立体編物は0.5g/cm(49Pa)の荷重を掛けて測定される厚みが5〜25mmであることが必要である。厚みが5mm未満であると底付きせずに人の体重を支えることが困難となる。厚みが25mmを超えると立体編物のヒートセット加工性、裁断性、端部の糸くず処理等の取り扱い性が劣るものとなる。
なお、立体編物の連結糸の構造とバネ定数を決定する上で、ヒートセットの行い方が非常に重要となり、立体編物の素材、編構造にあわせて幅出しを−15〜20%とし、140〜200℃の範囲でヒートセット温度を調整することが好ましい。
本発明の立体編物は、立体編物の表裏の編地を平行にヨコ方向(コース列に沿った方向)に5mmずらせる際のせん断応力を15〜35Nとする必要があり、好ましくは15〜30N、より好ましくは20〜30Nである。該せん断応力が15N未満ではヨコ方向の揺れに対する安定感がなく底付きし易く、35Nを超えると硬すぎ板感を感じてしまう。
せん断応力を15〜35Nとするには、連結糸の構造が重要であり、連結糸が表裏の編地を連結する際、連続する1本の連結糸が2コースの間に、ウエール列方向の編地断面から見て三角形状となるように編み込まれていることが、せん断応力を向上させる上で好ましい。三角形状とは、連続する1本の連結糸が2辺を形成し、表裏の編地の何れかが1辺を構成することにより、見かけ上三角形状に見えることをいう。更に具体的には、例えば表面の編地から裏面の編地に対して、左側に連結糸を傾斜させて編む場合は、次に裏面の編地から表面の編地に向けて更に左側に連結糸を傾斜させて編むことを示す。
連結糸を三角形状とする編成方法は、特に、表裏の編地の少なくとも片面がメッシュ編地である場合に有効であり、これにより、メッシュ編地のせん断応力を向上させることができる。なお、三角形状に編む場合、三角形の頂点となる連結糸の編目は閉じ目であることが好ましく、これにより頂点部の編目が締まり、せん断に対し安定した構造となる。
また、表裏の編地の少なくとも片面がメッシュ編地の場合、連続する1本の連結糸は三角形状を形成する部分と、三角形状を形成せずに斜めに傾斜した部分の組合わせからなることが、メッシュ形状を安定化する上で好ましく、この際、三角形状と斜め形状を形成する連結糸の個数の比が3:1〜1:3であることがより好ましく、さらに好ましくは2:1〜1:2である。三角形状の個数が3:1より多い場合は、連結糸をメッシュ形状に追従させて編み込むことが困難となり、メッシュ編地の表面に連結糸のモノフィラメントが飛び出し易くなる。一方、三角形状の個数が1:3より少ない場合、表裏の編地のせん断応力を向上させることが困難となる。なお、ここでいう連結糸が斜めに傾斜した部分とは、例えば表面の編地から裏面の編地に対して、左側に連結糸を傾斜させて編む場合は、次に裏面の編地から表面の編地に向けて右側に連結糸を傾斜させて編むことを示し、即ち連結糸が2コースの間に三角形状を形成しない状態をいう。
なお、表裏面の編地の編組織は、連結糸が針に掛かる方向と同一のオーバーラップ方向で編み、編目を締めることがより好ましい。
表裏の編地の少なくとも一方にメッシュ編地を用いる場合に、表裏の編地のせん断応力を向上させるには、1つのメッシュを構成するコース数は2〜6コースとすることが好ましく、より好ましくは2〜4コースである。1つのメッシュが6コースを超える場合は、メッシュ編目が動き易く不安定となるためせん断応力が低くなる。
メッシュ編地の形態をより安定化させ、さらにせん断応力を向上させるには、メッシュ編地の開口部に少なくとも1本以上の補強糸を編み込むことが好ましい。補強糸を編み込む方法は、メッシュを形成する糸がメッシュの開口部を横切るように編み込む方法や、メッシュ編地に挿入糸を編み込み、メッシュ開口部を横切らせる方法を用いることができる。
また、表裏の編地のせん断応力を向上させるには、表裏の編地の繊維充填率を高め、かつ、表裏の編地に用いる繊維として350〜2000デシテックスのマルチフィラメント繊維を用いて、連結糸が表裏の編地に編み込まれている編目を十分固定することが好ましい。
表裏の繊維充填率の低いメッシュ組織や、表裏の繊維による連結糸の固定の弱い立体編物は、せん断応力が小さくなり過ぎ、逆に、表裏の編地の繊度や、繊維充填率が高過ぎると、表裏の地組織が硬く板感の強い立体編物となる。
表裏の編地の繊維充填率とは、立体編物の表裏の編地を構成する繊維を表裏に編み込まれる連結糸が、表面又は裏面の一定面積中に占める割合を表す。表裏の編地の繊維充填率は表裏ともに35〜100%が好ましい。なお、表裏の編地の繊維充填率は、表側編地又は裏側編地の拡大写真(5〜20倍)を編地表面の直角方向から撮影して10cm角の写真(又は撮影写真のコピー)を得て、写真(又はコピー)から表側又は裏側編地の地組織(連結糸を含む)部分の面積率を算出することにより得られるものである。
また、本発明の立体編物は、着座時に座骨部分への集中荷重をより低減するために、直径30mmの圧縮板を用いて立体編物を表側から3mm圧縮する際の単位面積あたりの応力P1と、直径200mmの圧縮板を用いて立体編物を表側から3mm圧縮する際の単位面積あたりの応力P2との比(P1/P2)が1.0〜2.0であることが好ましい(測定方法は実施例の(a)に準じ、圧縮板のみ変更する)。
乗物用座席シートにおいては、人の体重を支え安定感のある座り心地を得るために、広い面積での圧縮においては適度に応力が高い方が好ましいが、座骨部分の突起に対して容易に形状追従して圧が集中することを防止する必要がある。このためには、立体編物は小さい面積での圧縮において応力が高くなりすぎないことが好ましく、1.0≦P1/P2≦2.0であると良い。
立体編物の小さい面積での圧縮応力が高くならないようにするには、立体編物の表側の編地の編組織を、2針振り以下の編組織とすることで、表側編地を柔軟にすることができる。
より好ましくは、立体編物の表側をメッシュ編地とすることが、小さい面積での圧縮応力を小さくする上で好ましい。しかしながら、メッシュ編地を形成するコース数が大きくなり過ぎると、前述の様にせん断応力が低くなるため、1つのメッシュは2〜6コースで形成されることが好ましい。
本発明の立体編物は、直径100mmの圧縮板を用いた50%圧縮(元の厚さの50%の厚さに圧縮)の圧縮回復曲線から得られるヒステリシスロス率が5〜50%であることが好ましい。ヒステリシスロス率が5%未満であると振動減衰性に劣るものとなり、50%を超えると繰り返し圧縮回復性に劣るものとなる。
本発明の立体編物は、相対する2列の針床を有する経編機、丸編機、横編機等により編成され、編機のゲージは9〜14ゲージが好ましく用いられる。
立体編物の表裏の編地に用いる繊維は、ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリトリメチレンテレフタレート繊維、ポリブチレンテレフタレート繊維等のポリエステル系繊維や、ポリプロピレン系繊維、ポリ乳酸繊維等がリサイクルのし易さから好ましく用いられる。
また、表裏の編地に用いる繊維は、乗物用座席シートに必要な難燃基準をクリアするために、リン酸系やブロム系等の難燃剤が繊維に練り込まれていることが好ましい。
繊維の断面形状は、丸型、三角、L型、T型、Y型、W型、八葉型、偏平、ドッグボーン型等の多角形型、多葉型、中空型、不定形なものでもよい。
また、繊維の形態は、原糸、紡績糸、撚糸、仮撚加工糸、エアー交絡糸、流体噴射加工糸等の嵩高加工糸のいずれのものを採用してもよい。なお、連結糸のモノフィラメント糸が編地表面へ露出しないように被覆率を上げるには、マルチ糸の仮撚加工糸、紡績糸等の嵩高糸を用いることが好ましい。
また、立体編物が圧縮される際に、連結糸どうしが擦れ合って発生する耳障りな音を防止するには、連結糸にモノフィラメント糸とマルチ糸を、交編、糸複合等により併用し、マルチ糸を緩衝材として利用することが好ましい。
本発明の立体物の目付は、任意に設定できるが、好ましくは500〜2000g/m、より好ましくは600〜1500g/mの範囲である。
立体編物の仕上げ加工方法は、先染め糸や原液着色糸を使用した立体編物の場合、生機を精練、ヒートセット等の工程を通して仕上げることができる。連結糸又は表裏を構成する編地に用いる糸のいずれかが未着色である立体編物の場合、生機をプレセット、精練、染色、ヒートセット等の工程を通して仕上げることができる。立体編物の硬さをコントロールする上で重要な最終のヒートセットは、ピンテンターを用いて幅出しにより連結糸の角度を調整しながら行うことが好ましい。また、難燃性を向上させるためには難燃剤を塗布することが好ましい。
立体編物は、乗物用座席シートのウレタンクッション材の上に配置されて、良好な振動減衰性と左右の揺れに対する安定性が有効に発揮される。立体編物は表皮材を兼用して座席シートの最表面に用いられると、通気性が良好となり蒸れ感防止に有効であるが、意匠や表面風合いの自由度から、立体編物はウレタンクッション材と表皮材の間に挿入することがより好ましい。ウレタンクッション材と表皮材の間に挿入する場合は、立体編物を打ち抜きや、レーザーカット等の方法で裁断し、挿入することが好ましい。この際、立体編物の通気性を活かし、立体編物中に積極的に空気を循環させることにより、シート空調機能を付与できる。
立体編物をウレタンクッション材上に配置する場合は、ウレタンクッション材に接着固定して使用することが好ましいが、接着固定せずに使用してもよい。
以下に、本発明を実施例等を用いて具体的に説明するが、本発明はこれら実施例等により何ら限定されるものではない。
本発明の立体編物の各種物性の測定方法は以下の通りである。
(a)直径100mmの圧縮板を用いた2.6mm圧縮変形時の圧縮荷重
島津オートグラフAG−B型((株)島津製作所製)を用い、直径100mmの圧縮板により、剛体平面上に置いた20cm角の立体編物を10mm/minの速度で50%の厚さとなるまで圧縮した後、直ぐに10mm/minの速度で開放する。この際に得られる図1に示す圧縮回復曲線のうちの圧縮曲線から、2.6mmの圧縮変形となる点(A)の荷重(N)を求める。値は、3枚の試験片を測定した平均値とする。また、圧縮回復曲線から、圧縮曲線SGと回復曲線GEで形成される面積をa(cm)、回復曲線GEと直線GVと直線SVで形成される面積をa(cm)とした時に、次式でヒステリシスロス率H(%)を算出する。値は、3枚の試験片を測定した平均値とする。立体編物の厚さが5.2mm未満であり、上記方法では2.6mm圧縮変形時の圧縮荷重が測定できない場合には、50%の厚みとなるまでではなく、2.6mm圧縮変形となる点(A)まで圧縮回復させて圧縮荷重、ヒステリシスロス率を測定する。
H(%)=a/(a+a)×100
(b)ヨコ方向(コース列に沿った方向)せん断応力
テンシロン引張試験機UTM−3L−A(A&D(株)社製)を用い、5cm角の立体編物のヨコ方向(コース列に沿った方向)を引張側として、図2のように立体編物1の表裏両面に幅5cm、長さ8cm、厚み1mmのアルミ板2及び3を両面テープナイスタックNW−50(ニチバン(株))で固定し、上部チャック4と下部チャック5のチャック間距離60mmとする。これを引張速度50mm/minで5mmせん断させた際のヨコ方向(コース列に沿った方向)せん断応力(N)を測定する。値は、3枚の試験片を測定した平均値とする。
(c)振動減衰性
エミック(株)製;F−600BM/A型振動試験装置(加振部に試料設置用剛板を取り付け)を用い、40cm角の立体編物を試料設置用剛版の上に置き、更に立体編物の上部に直径200mmの円柱状からなる金属製の60kgの錘を載せ、3〜40Hzの周波数において立体編物に加速度0.1G、正弦波の振動を付与し、立体編物上の錘の上と、試料設置用剛版の上に固定した加速度ピックアップにて加速度を検出し、各周波数毎の加速度の伝達率を次式で算出する。
伝達率(dB)=20log10(G/G
但し、G:錘上部の加速度
:試料設置版の加速度
(d)座席での底付き感、座骨部の集中荷重の有無、及び左右の揺れに対する安定感
座部が幅40cm、奥行き40cm、高さ32cmのパイプ椅子上に、幅が40cm、奥行き40cm、厚み10cm、密度0.036g/cmの発泡ウレタンを置き、その上に幅40cm角の立体編物を置き、座席に65kgの男性が5分間座った後、上体を左右に10秒間揺すり、立体編物の底付き感と、左右の揺れに対する安定性を以下の基準により官能評価する。
立体編物の底付き感・・・◎(優):底付き感が全くない、○(良):底付き感が殆どない、△(可):やや底付く、×(不可):底付きが激しい。
座骨部の集中荷重の有無・・・◎(優):集中荷重を全く感じない、○(良):集中荷重を殆ど感じない、△(可):やや集中荷重や板感を感じる、×(不可):集中荷重や板感を激しく感じる。
左右の揺れに対する安定感・・・◎(優):底付かず左右のブレもなく安定して座れる、○(良):殆ど底付かず左右のブレもなく座れる、△(可):やや左右のブレあり不安定である、又は、やや底付いている、×(不可):左右のブレが激しい、又は、底付が激しい。
[実施例1]
6枚筬を装備した14ゲージ、釜間14.2mmのダブルラッセル編機を用い、表側の編地を形成する2枚の筬(L1、L2)から500dtex144フィラメントのポリエチレンテレフタレート繊維の仮撚加工糸を2本引き揃えて1イン1アウト(L1)と1アウト1イン(L2)の配列で供給し、連結部を形成する2枚の筬(L3、L4)から440dtexのポリトリメチレンテレフタレート繊維のモノフィラメント(ソロテックス(株)社製)を1イン1アウト(L3)と1アウト1イン(L4)の配列で供給し、更に、裏側の編地を形成する1枚の筬(L5)から500dtex144フィラメントのポリエチレンテレフタレート繊維の仮撚加工糸をいずれもオールインの配列で供給し、もう1枚の筬(L6)から440dtexのポリトリメチレンテレフタレート繊維のモノフィラメント(ソロテックス(株)社製)をいずれもオールインの配列で供給した。
以下に示す(編組織)で、打ち込み12.8コース/2.54cmの密度で立体編物の生機を編成した。得られた生機を4%幅出して、オーバーフィード率0%で160℃×2分30秒で乾熱ヒートセットし、15.2コース/2.54cm、14.2ウエール/2.54cm、厚み10.5mmで、連続する1本の連結糸の一部が表側編地を底辺とした三角形状を形成し、三角形状と斜め形状を形成する連結糸の個数の比が1:1であり、表側編地のメッシュの開口部に補強糸が挿入されている立体編物を得た。得られた立体編物の諸物性を表1に示す。
(編組織)
L1:1011/1233/4544/4322//(1イン1アウト)
L2:4544/4322/1011/1233//(1アウト1イン)
L3:1023/1032/4532/4523//(1イン1アウト)
L4:4532/4523/1023/1032//(1アウト1イン)
L5:0001/1110//(オールイン)
L6:2245/3310//(オールイン)
[実施例2]
連結部を形成する2枚の筬(L3、L4)から440dtexのポリブチレンテレフタレート繊維のモノフィラメントを用いた以外は、実施例1と同様にして立体編物の生機を編成した。得られた生機を4%幅出しして、オーバーフィード率1%で170℃×2分30秒で乾熱ヒートセットし、15.5コース/2.54cm、14.2ウエール/2.54cm、厚み10.5mmで、連続する1本の連結糸の一部が表側編地を底辺とした三角形状を形成し、三角形状と斜め形状を形成する連結糸の個数の比が1:1であり、表側編地のメッシュの開口部に補強糸が挿入されている立体編物を得た。得られた立体編物の諸物性を表1に示す。
[実施例3]
連結部を形成する2枚の筬(L3、L4)から440dtexのポリエチレンテレフタレート繊維のモノフィラメントを用い、打ち込みを12.0コース/2.54cmとした以外は実施例1と同様にして立体編物の生機を編成した。得られた生機を6%幅出しして、オーバーフィード率1%で155℃×2分30秒で乾熱ヒートセットし、14.5コース/2.54cm、14.0ウエール/2.54cm、厚み10.4mmで、連続する1本の連結糸の一部が表側編地を底辺とした三角形状を形成し、三角形状と斜め形状を形成する連結糸の個数の比が1:1であり、表側編地のメッシュの開口部に補強糸が挿入されている立体編物を得た。得られた立体編物の諸物性を表1に示す。
[比較例1]
連結部を形成する2枚の筬(L3、L4)から220dtexのポリトリメチレンテレフタレート繊維のモノフィラメントを用いた以外は実施例1と同様にして立体編物の生機を編成した。得られた生機を4%幅出しして、オーバーフィード率1%で170℃×2分30秒で乾熱ヒートセットし、15.5コース/2.54cm、14.1ウエール/2.54cm、厚み10.3mmで、連結糸の一部が裏側編地を底辺とした三角形状を形成した立体編物を得た。得られた立体編物の諸物性を表1に示す。
本立体編物は、2.6mm圧縮変形時の圧縮荷重及びせん断応力が低すぎるため共振周波数が高い周波数にあり、振動伝達率が高く、底付き感、座骨部の集中荷重、左右の揺れに対する安定感のいずれもが不良であった。
[比較例2]
連結部を形成する2枚の筬(L3、L4)を以下の組織とした以外は実施例1と同様にして立体編物の生機を編成した。得られた生機を4%幅出しして、オーバーフィード率1%で170℃×2分30秒で乾熱ヒートセットし、15.6コース/2.54cm、14.0ウエール/2.54cm、厚み10.3mmで、連結糸が単純なクロス構造である立体編物を得た。得られた立体編物の諸物性を表1に示す。
L3:1012//(1イン1アウト)
L4:1210//(1アウト1イン)
本立体編物は、2.6mm圧縮変形時の圧縮荷重は適正であるが、せん断応力が低すぎるため連結糸が倒れ易く、底付き感及び左右の揺れに対する安定感が不良であった。
[比較例3]
6枚筬を装備した9ゲージ、釜間13mmのダブルラッセル編み機を用い、連結部を形成する2枚の筬(L3、L4)から1100dtexのポリエチレンテレフタレート繊維のモノフィラメントを用い、打ち込みを10.5コース/2.54cmとした以外は実施例1と同様にして立体編物の生機を編成した。得られた生機を6%幅出しして、オーバーフィード率1%で170℃×2分30秒で乾熱ヒートセットし、12.0コース/2.54cm、9.0ウエール/2.54cm、厚み10.3mmで、連結糸の一部が表側編地を底辺とした三角形状を形成した立体編物を得た。得られた立体編物の諸物性を表1に示す。
本立体編物は、2.6mm圧縮変形時の圧縮荷重が高すぎるため共振周波数が高い周波数にあり、振動伝達率が高く、底付き感、座骨部の集中荷重が不良であった。
[比較例4]
6枚筬を装備した18ゲージ、釜間6mmのダブルラッセル編機を用い、表側の編地を形成する2枚の筬(L1、L2)から167dtex48フィラメントのポリエチレンテレフタレート繊維の仮撚加工糸をオールインの配列で供給し、連結部を形成する2枚の筬(L3)から200dtexのポリトリメチレンテレフタレート繊維のモノフィラメント(ソロテックス(株)社製)をオールインの配列で供給し、更に、裏側の編地を形成する2枚の筬(L4、L5)から167dtex48フィラメントのポリエチレンテレフタレート繊維の仮撚加工糸をいずれもオールインの配列で供給した。
以下に示す(編組織)で、打ち込み18コース/2.54cmの密度で立体編物の生機を編成した。得られた生機を4%幅出して、オーバーフィード率0%で160℃×2分30秒で乾熱ヒートセットし、20.4コース/2.54cm、18.0ウエール/2.54cm、厚み4.5mmで、全ての連結糸が表側編地を底辺とした三角形状を形成した立体編物を得た。得られた立体編物の諸物性を表1に示す。なお、2.6mm圧縮変形時の圧縮荷重及び50%圧縮回復時のヒステリシスロス率は、いずれも、立体編物を2.6mm圧縮して開放した圧縮開放曲線から求めた。
(編組織)
L1:2322/1011/
L2:1011/2322/
L3:3410/4367/
L5:1110/0001/
L6:2210/2234/
本立体編物は、2.6mm圧縮変形時の圧縮荷重、せん断応力は適正であったが、厚みが薄すぎて底付きしやすいため、共振周波数が高い周波数にあり、底付き感、座骨部の集中荷重が不良であった。
Figure 0004972080
本発明は、着座時に底付きせずに座骨部分の集中荷重を防止し、また、優れた振動吸収性と左右方向の揺れに対する安定性を得ることができる立体編物であり、特に、自動車、鉄道車両、オートバイ、車椅子、べビーカー等の乗り物用座席において、ウレタンクッション材と表皮材の間に挿入されて用いることにより優れた乗り心地を発揮できる立体編物である。
直径100mmの圧縮版を用いた2.6mm圧縮変形時の圧縮荷重を求める図である。 ヨコ方向せん断応力の測定方法を示す図である。

Claims (6)

  1. 表裏二層の編地と、該二層の編地を連結するモノフィラメントの連結糸とを含んでなる立体編物であって、前記立体編物の厚みが5〜25mm、直径100mmの圧縮板を用いた2.6mm圧縮変形時の圧縮荷重が100〜250Nであり、直径30mmの圧縮板を用いて立体編物を表側から3mm圧縮する際の単位面積あたりの応力P1と、直径200mmの圧縮板を用いて立体編物を表側から3mm圧縮する際の単位面積あたりの応力P2との比(P1/P2)が1.0〜2.0であり、且つ、表裏の編地を平行にヨコ方向(コース列に沿った方向)に5mmずらせる際のせん断応力が15〜35Nであることを特徴とする上記立体編物。
  2. 前記表裏の編地の少なくとも片面がメッシュ状であり、1個のメッシュが2コース以上6コース以下で形成され、かつ連続する1本の連結糸の少なくとも一部が2コースの間に、ウエール列方向の編地断面から見て三角形状となるように編み込まれている、請求項1に記載の立体編物。
  3. 前記連結糸のうち連続する1本の連結糸の配置が、ウエール列方向の編地断面から見て三角形状と斜め形状の組み合わせからなり、その個数の比が3:1〜1:3である、請求項1又は2に記載の立体編物。
  4. メッシュの開口部に少なくとも1本の補強糸が編み込まれている、請求項2又は3に記載の立体編物。
  5. 乗物用座席シートのウレタンクッション材と表皮材の間に挿入するための請求項1〜4のいずれか一項に記載の立体編物。
  6. 三角形状となるように編み込まれた連結糸における、三角形の頂点となる連結糸の編目が閉じ目である、請求項2又は3に記載の立体編物。
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