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Description
周知のように、カレントミラー回路は、概略、入力電流が流れる入力側トランジスタと出力電流が流れる出力側トランジスタの制御端子を共通に接続した構成を有し、例えば、入力側及び出力側トランジスタのトランジスタサイズの比に応じて、入力電流に対して所定の電流比(増幅比)となる電流値を有する出力電流を取り出すものである。
(1)すなわち、従来のカレントミラー回路においては、発光素子等の負荷を所定の駆動状態で動作させる場合、該駆動状態に応じた電流値を有する出力電流(駆動電流)を生成するために、入力側トランジスタ(基準電流が流れるトランジスタ)に流れる入力電流の電流値を変更制御する(変化させる)必要がある。そのため、特定の負荷を異なる駆動状態で連続的に動作させる場合、入力電流の設定制御が煩雑になるという問題を有していた。
そのため、カラー表示を行うための駆動制御が煩雑になり、特に、表示色が良好に白色と認識されるように、RGB各色の発光素子の発光輝度を設定するホワイトバランスを良好に制御することが困難となり、表示画質の劣化を招くという問題を有していた。
請求項5記載の表示装置は、請求項4記載の表示装置において、前記複数の出力電流トランジスタは、該各出力電流トランジスタの各チャネル幅が、互いに2k(k=0、1、2、3、・・・)で規定される、異なる比率に設定されていることを特徴とする。
請求項7記載の表示装置は、請求項1乃至6のいずれかに記載の表示装置において、前記信号駆動手段は、前記基準電流が供給される基準電流供給線を備え、前記複数の電流生成供給回路の各々は、前記複数の表示画素に対応して、前記基準電流供給線に並列に接続され、該基準電流供給線を介して前記基準電流が供給されることを特徴とする。
請求項10記載の表示装置は、請求項1乃至8のいずれかに記載の表示装置において、前記電流生成手段は、前記階調電流の信号極性を、前記表示画素に流し込む方向に流すように設定することを特徴とする。
請求項11記載の表示装置は、請求項1記載の表示装置において、前記発光素子は、有機エレクトロルミネッセント素子であることを特徴とする。
まず、本発明に係る電流生成供給回路及びその制御方法について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る電流生成供給回路の第1の実施形態を示す概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る電流生成供給回路(電流生成手段)CLMは、高電位電源+Vと接点Npaとの間に電流路(ソース−ドレイン)を有するpチャネル型の電界効果型トランジスタ(以下、「pチャネル型トランジスタ」と記す)TPAと、接点Npa及びpチャネル型トランジスタTPAの制御端子(ゲート端子)と接点Npとの間の接続状態(導通状態)を制御するスイッチSWAと、高電位電源+Vと接点Npbとの間に電流路を有するpチャネル型トランジスタTPBと、接点Npb及びpチャネル型トランジスタTPBの制御端子と接点Npとの間の接続状態を制御するスイッチSWBと、電流路が高電位電源+Vと出力端子Toutとの間に接続され、制御端子が接点Npに接続されたpチャネル型トランジスタ(出力電流トランジスタ)TPCと、接点Npと高電位電源+Vとの間に接続されたコンデンサ(電荷蓄積手段)Cpと、を備え、さらに、接点Npと低電位電源(例えば、接地電位)−Vとの間に、一定の電流値を有する基準電流Irefを供給する定電流発生源(定電流源)IRが接続された構成を有している。
また、本実施形態においては、高電位電源+Vと接点Np(又は、定電流発生源IR)との間には、pチャネル型トランジスタTPA及びスイッチSWAからなる回路と、pチャネル型トランジスタTPB及びスイッチSWBからなる回路を並列に接続した構成を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、2系統以上の複数の回路が並列に接続された構成を有するものであってもよい。
図2は、本発明に係る電流生成供給回路の第2の実施形態を示す概略構成図である。ここで、上述した第1の実施形態と同等の構成については、同一又は同等の符号を付してその説明を簡略化する。
図2(a)に示すように、本実施形態に係る電流生成供給回路ILAは、電流値を指定するための複数ビットのデジタル信号(本実施形態においては、4ビットの場合を示す)d0、d1、d2、d3(d0〜d3)を個別に取り込んで保持(ラッチ)するラッチ回路LC0、LC1、LC2、LC3(LC0〜LC3)を備えたデータラッチ部(信号保持手段)10と、定電流発生源(定電流源)IRから基準電流供給線Lsを介して供給される一定の電流値を有する基準電流Irefを取り込み、上記データラッチ部10(各ラッチ回路LC0〜LC3)から出力される出力信号(反転出力信号)d10*、d11*、d12*、d13*(d10*〜d13*;以下、本明細書中では、反転極性を示す記号を、便宜的に「*」を用いて示す。図2(a)、(b)の符号参照)に基づいて、基準電流Irefに対して所定比率の電流値を有する負荷駆動電流(駆動電流)IDを生成し、駆動電流供給線Ldを介して図示を省略した負荷に出力する電流生成部(駆動電流生成手段)20Aと、を有して構成されている。ここで、本実施形態においては、定電流発生源IRは、電流生成部20Aから基準電流Irefを引き抜く方向に流すように、他端側が低電位電源(接地電位)Vgndに接続されている。
(データラッチ部10)
データラッチ部10は、図2(a)に示すように、デジタル信号d0〜d3のビット数(4ビット)に応じた数のラッチ回路LC0〜LC3が並列に設けられた構成を有し、図示を省略したタイミングジェネレータやシフトレジスタ等から出力されるタイミング制御信号(非反転クロック信号)CLK、(反転クロック信号)CLK*に基づいて、該タイミング制御信号CLKがハイレベル(CLK*がローレベル)となるタイミングで、各々個別に供給される上記デジタル信号d0〜d3を同時に取り込み、タイミング制御信号CLKがローレベル(CLK*がハイレベル)となるタイミングで、取り込んだデジタル信号d0〜d3に基づく信号レベル(非反転レベル及び反転レベル)を出力、保持する動作(信号保持動作)を実行する。
図3は、本実施形態に係る電流生成供給回路に適用される電流生成部の一具体例を示す回路構成図であり、図4は、本実施形態に係る電流生成供給回路における指定階調に対する電流特性(階調−電流特性)の一例を示す特性図である。
電流生成部20Aは、図3に示すように、基準電流Irefに対して、各々、異なる比率の電流値を有する複数の単位電流Isa、Isb、Isc、Isd(Isa〜Isd)を生成するカレントミラー回路部21Aと、上記複数の単位電流Isa〜Isdのうち、上述したデータラッチ部10の各ラッチ回路LC0〜LC3から出力される出力信号(反転出力信号)d10*〜d13*(図2に示した反転出力接点OT0*〜OT3*の信号レベル)に基づいて、任意の単位電流を選択するスイッチ回路部(選択スイッチ)22Aと、を備えている。そして、カレントミラー回路部21Aは、さらに、基準電流トランジスタ部と単位電流トランジスタ部から構成されている。
なお、図3においては、カレントミラー回路部21Aを構成する各電界効果型トランジスタのトランジスタサイズの大小関係を、トランジスタの回路記号の幅を変えることで便宜的かつ概念的に示した。
具体的には、各単位電流トランジスタTP12〜TP15のトランジスタサイズが各々異なる比率、例えば、各単位電流トランジスタTP12〜TP15を構成する電界効果型トランジスタにおいて、チャネル長を一定とした場合の各チャネル幅の比が、W12:W13:W14:W15=1:2:4:8になるように形成されている。ここで、W12は、単位電流トランジスタTP12のチャネル幅を示し、W13は、単位電流トランジスタTP13のチャネル幅を示し、W14は、単位電流トランジスタTP14のチャネル幅を示し、W15は、単位電流トランジスタTP15のチャネル幅を示す。
これにより、該基準電流トランジスタのゲート端子(接点Nga)に上記基準電流Iref及びチャネル幅に基づいて所定の電圧レベルが一義的に生じ、各単位電流トランジスタのゲート端子に共通に印加される。よって、基準電流Irefに対する、各単位電流トランジスタTP12〜TP15に流れる単位電流Isa〜Isdの電流比率が一義的に規定され、負荷駆動電流IDの電流特性が設定される。
図5は、本発明に係る電流生成供給回路の第3の実施形態を示す概略構成図であり、図6は、本実施形態に係る電流生成供給回路に適用される電流生成部の一具体例を示す回路構成図である。ここで、上述した実施形態と同等の構成については、同一又は同等の符号を付して、その説明を簡略化又は省略する。
また、負荷駆動電流IDの電流値を設定するために電流生成供給回路に供給される電流として一定の電流値からなる基準電流Irefを供給し、かつ、複数ビットのデジタル信号の信号レベルをそのまま適用して複数の単位電流を選択的に合成して負荷駆動電流IDを生成することができるので、負荷を階調駆動する際の駆動制御(負荷駆動電流の生成供給動作)を簡易に行うことができる。
図7は、本発明に係る電流生成供給回路を適用可能な表示装置の第1の実施形態を示す概略ブロック図であり、図8は、本実施形態に係る表示装置の要部構成を示す概略構成図である。ここでは、表示パネルとしてアクティブマトリクス方式に対応した表示画素を備えた構成について説明する。また、本実施形態においては、データドライバ側から表示画素に階調電流(駆動電流)を流し込むようにした電流印加方式を採用した場合について説明し、上述した実施形態に示した電流生成供給回路(図2、図3)を適宜参照する。
(表示パネル110A)
表示パネル110Aは、図8に示すように、各行ごとの表示画素群に対応して、各々、並列に配設された一対の走査ラインSLa、SLbと、各列ごとの表示画素群に対応するとともに、走査ラインSLa、SLbに対して直交するように配設されたデータラインDLと、これらの直交するラインの各交点近傍に配列された複数の表示画素(図8中、画素駆動回路DCx及び有機EL素子OELからなる構成)と、を備えた構成を有している。
走査ドライバ120Aは、図8に示すように、シフトレジスタとバッファからなるシフトブロックSBを、各行の走査ラインSLa、SLbに対応して複数段備え、システムコントローラ140Aから供給される走査制御信号(走査スタート信号SSTR、走査クロック信号SCLK等)に基づいて、シフトレジスタにより表示パネル110Aの上方から下方に順次シフトしつつ出力されるシフト信号が、バッファを介して所定の電圧レベル(選択レベル;例えば、ハイレベル)を有する走査信号Vselとして各走査ラインSLaに印加されるとともに、該走査信号Vselを極性反転した電圧レベルが走査信号Vsel*として各走査ラインSLbに印加される。これにより、各行ごとの表示画素群を選択状態とし、データドライバ130Aから各データラインDLを介して供給される表示データに基づく階調電流Ipixを、各表示画素に書き込むように制御する。
データドライバ130Aは、図8に示すように、システムコントローラ140Aから供給されるデータ制御信号(後述するシフトスタート信号STR、シフトクロック信号SFC等)に基づいて、表示信号生成回路150Aから供給される複数ビットのデジタル信号からなる表示データを取り込んで保持し、当該表示データに対応する電流値を有する階調電流Ipixを生成して、各データラインDLを介して走査ドライバ120Aにより選択状態に設定された各表示画素に並行して供給するように制御する。なお、データドライバ130Aの具体的な回路構成やその駆動制御動作については、詳しく後述する。
システムコントローラ140Aは、後述する表示信号生成回路150Aから供給されるタイミング信号に基づいて、少なくとも、走査ドライバ120A及びデータドライバ130Aの各々に対して、走査制御信号(上述した走査スタート信号SSTRや走査クロック信号SCLK等)及びデータ制御信号(上述したシフトスタート信号STRやシフトクロック信号SFC等)を生成して出力することにより、各ドライバを所定のタイミングで動作させて、表示パネル110Aに走査信号Vsel、Vsel*及び階調電流Ipixを出力させ、画素駆動回路DCxにおける所定の制御動作(詳しくは、後述する)を連続的に実行させて、映像信号に基づく所定の画像情報を表示パネル110Aに表示させる制御を行う。
表示信号生成回路150Aは、例えば、表示装置100Aの外部から供給される映像信号から輝度階調信号成分を抽出し、表示パネル110Aの1行分ごとに、該輝度階調信号成分を、複数ビットのデジタル信号からなる表示データとしてデータドライバ130Aに供給する。ここで、上記映像信号が、テレビ放送信号(コンポジット映像信号)のように、画像情報の表示タイミングを規定するタイミング信号成分を含む場合には、表示信号生成回路150Aは、上記輝度階調信号成分を抽出する機能のほか、タイミング信号成分を抽出してシステムコントローラ140Aに供給する機能を有するものであってもよい。この場合においては、上記システムコントローラ140Aは、表示信号生成回路150Aから供給されるタイミング信号に基づいて、走査ドライバ120Aやデータドライバ130Aに対して供給する上記走査制御信号及びデータ制御信号を生成する。
次いで、上述した表示装置に適用されるデータドライバの構成について説明する。
本実施形態に係る表示装置100Aに適用されるデータドライバ130Aは、概略、図2に示した電流生成供給回路ILA(データラッチ部10、電流生成部20A)が各データラインDLに対応して、階調電流生成回路として個別に設けられ、各々の階調電流生成回路に対して、例えば、単一の定電流発生源(定電流源)IRから共通の基準電流供給線を介して、一定の電流値を有する基準電流Irefが供給される(本実施例においては、基準電流Irefが引き抜かれるように供給される)ように構成されている。
次いで、上述した表示装置(表示パネル110A)の各表示画素に適用される画素駆動回路について簡単に説明する。
図9は、本実施形態に適用される表示画素(画素駆動回路)の第1の実施例を示す回路構成図である。なお、ここで示す画素駆動回路は、電流印加方式を採用した表示装置に適用可能な一例を示すものにすぎず、同等の機能を有する他の回路構成を適用するものであってもよいことはいうまでもない。
次に、上述した構成を有する表示装置の動作について、図面を参照して説明する。
図10は、本実施形態に係るデータドライバにおける制御動作の一例を示すタイミングチャートであり、図11は、本実施形態に係る表示パネル(表示画素)における制御動作の一例を示すタイミングチャートである。また、図12は、本実施形態に係る表示装置における指定階調に対する表示画素の発光輝度(階調−輝度特性)の一例を示す特性図である。ここでは、図8に示したデータドライバの構成に加え、図2及び図3に示した電流生成供給回路の構成も適宜参照しながら説明する。
データドライバ130における制御動作は、まず、各階調電流生成回路PXA1、PXA2、PXA3、・・・に設けられたデータラッチ部101、102、103、・・・に、表示信号生成回路150Aから供給される表示データD0〜D3を取り込み保持するとともに、該表示データD0〜D3に基づく出力信号(反転出力信号)を一定期間出力する信号保持動作と、該データラッチ部101、102、103、・・・からの出力信号に基づいて、電流生成部201、202、203、・・・により、上記表示データD0〜D3に対応する階調電流Ipixを生成して各データラインDL1、DL2、DL3、・・・を介して各表示画素(画素駆動回路DCx)に個別に供給する電流生成供給動作と、を順次設定することにより実行される。
そして、表示パネル110A(表示画素)における制御動作は、図11に示すように、表示パネル110A一画面に所望の画像情報を表示する一走査期間Tscを1サイクルとして、該一走査期間Tsc内に、特定の走査ラインに接続された表示画素群を選択して、データドライバ130Aから供給される表示データD0〜D3に対応する階調電流Ipixを書き込み、信号電圧として保持する書込動作期間(選択期間)Tseと、該保持された信号電圧に基づいて、上記表示データに応じた発光駆動電流を有機EL素子OELに供給して、所定の輝度階調で発光動作させる発光動作期間(表示画素の非選択期間)Tnseと、を設定(Tsc=Tse+Tnse)し、各動作期間において、上述した画素駆動回路DCxと同等の駆動制御を実行する。ここで、各行ごとに設定される書込動作期間Tseは、相互に時間的な重なりが生じないように設定される。また、書込動作期間Tseは、少なくとも、上記データドライバ130Aにおける電流生成供給動作において、各データラインDLに階調電流Ipixを並列的に供給する一定期間を含む期間に設定される。
このような一連の駆動制御動作を、図11に示すように、表示パネル110Aを構成する全ての行の表示画素群について順次繰り返し実行することにより、表示パネル一画面分の表示データが書き込まれて、各表示画素が所定の輝度階調で発光し、所望の画像情報が表示される。
次に、本発明に係る電流生成供給回路を適用可能な表示装置の第2の実施形態について簡単に説明する。
(データドライバの第2の構成例)
図13は、第2の実施形態に係る表示装置に適用されるデータドライバの第2の実施例を示す概略構成図である。ここで、上述した実施形態と同等の構成については、同等の符号を付してその説明を簡略化又は省略する。
図14は、本実施例に係るデータドライバに適用される階調電流生成回路の一具体例を示す構成図であり、図15は、本実施例に適用される階調電流供給回路を構成する電流生成部の一具体例を示す構成図である。ここでは、上述した電流生成供給回路(図2、図3)の構成と対応付けながら説明する。また、上述した実施形態と同等の構成については、同等の符号を付してその説明を簡略化又は省略する。
反転ラッチ回路133B又は選択設定回路134Bは、概略、シフトクロック信号SFC又は切換制御信号SELが印加されると、当該信号レベルが保持されて、該信号レベルの非反転信号及び反転信号が、各々非反転出力端子及び反転出力端子から出力され、シフトレジスタ回路131Bに対して非反転クロック信号CKa及び反転クロック信号CKbとして、また、階調電流生成回路群132B(各階調電流生成回路PXB1、PXB2、・・・)及び132C(各階調電流供給回路部PXC1、PXC2、・・・)に対して非反転信号SLa及び反転信号SLb(選択設定信号)として供給する。
シフトレジスタ回路131Bは、上述した反転ラッチ回路133Bから出力される非反転クロック信号CKa及び反転クロック信号CKbに基づいて、システムコントローラから供給されるシフトスタート信号STRを取り込み、所定のタイミングで順次シフトしつつ、該シフト信号SR1、SR2、・・・を階調電流生成回路群132B及び132Cに出力する。
図16は、本実施例に係るデータドライバにおける制御動作の一例を示すタイミングチャートである。
上述したようなデータドライバ130Bにおける制御動作は、非選択レベル(ローレベル)の選択設定信号を入力することにより、階調電流供給回路PXB又はPXCのデータラッチ部10に、表示データD0〜D3を取り込んで保持する信号保持動作期間においては、カレントミラー回路部21Cに設けられたリフレッシュ制御トランジスタTr60、及び、動作設定部40Cに設けられた電流供給制御トランジスタTP46の双方がオン動作することにより、基準電流トランジスタTP61a又はTP61bの電流路に基準電流Irefが流れ、該基準電流トランジスタTP61a又はTP61bのゲート端子及び接点Ngcに基準電流Irefに基づく電荷が供給される。これにより、コンデンサCcに該電荷が蓄積(充電)され、ゲート端子の電位(基準電圧Vref)が所定の電圧にリフレッシュされる。また、このとき、動作設定部40Cに設けられたpチャネル型トランジスタTP41がオフ状態にあることにから、電流生成部20における階調電流の生成、データラインDLへの供給は行われない。
次に、本発明に係る表示装置の第3の実施形態について説明する。
上述した各実施形態においては、トランジスタサイズの異なる複数の基準電流トランジスタを備え、これらを適宜選択的に切り換え制御することにより(すなわち、一定の基準電流Irefに対して各基準電流トランジスタのゲート端子に生じる電圧が異なるように制御することにより)、表示データに基づく複数ビットのデジタル信号に対応して生成される単位電流の電流値(基準電流に対する電流比率)が異なるように設定して、指定階調に対する階調電流の電流特性及び発光素子の輝度特性を変更設定する構成及び制御方法について説明したが、本発明においては、このような技術思想を、画像情報をカラー表示する際の赤(R)、緑(G)、青(B)の各色の発光素子に対応して設けられた階調電流生成回路に適用して、階調−輝度特性を最適化することもできる。以下、具体的に説明する。
すなわち、一般に、RGBの各色を放出する発光素子における電流−輝度特性(指定電流に対する発光輝度)は、図19(a)に示すように、発光素子に供給される駆動電流の電流値の上昇に伴って、発光輝度が線形性を有して上昇するとともに、各色における発光輝度の変化傾向を示す傾きが異なることが知られている。図19(a)に示した電流−輝度特性の一例においては、同一の電流値となる駆動電流を発光素子に供給した場合、緑色の発光輝度は高く(特性線Sg)、極めて明るく認識されるのに対して、青色の発光輝度は比較的低く(特性線Sb)、暗く認識される。
次に、本発明に係る表示装置の第4の実施形態について説明する。
図21は、第4の実施形態に係る表示装置に適用される階調電流生成回路(電流生成部)の一実施例を示す回路構成図であり、図22は、本実施形態に係る階調電流生成回路に適用される基準電流トランジスタ部を示す部分回路図である。なお、ここでは、図3及び図17に示した電流生成供給回路を適宜参照し、同等の構成については、同一又は同等の符号を付して説明する。
10 データラッチ部
20A〜20E 電流生成部
21A、21B カレントミラー回路部
22A、22B スイッチ回路部
100A 表示装置
110A 表示パネル
120A 走査ドライバ
130A、130B データドライバ
IR 定電流発生源
PXA〜PXC 階調電流生成回路
DCx 画素駆動回路
Claims (11)
- 少なくとも、複数の走査線及び複数の信号線が相互に直交するように配設され、該走査線及び該信号線の交点に複数の表示画素がマトリクス状に配列された表示パネルと、前記各表示画素を行単位で選択状態にするための走査信号を前記各走査線に印加する走査駆動手段と、表示信号に基づく階調電流を、前記各信号線を介して前記各表示画素に供給する信号駆動手段と、を備え、選択状態にある前記表示画素に対して、所定の電流値を有する前記階調電流を供給することにより、前記表示パネルに所望の画像情報を表示する表示装置において、
前記信号駆動手段は、前記複数の信号線の各々に対応して、少なくとも、前記表示信号に基づく複数ビットのデジタル信号を各ビットごとに保持する信号保持手段、及び、定電流源から供給される基準電流が流れる一つの基準電流トランジスタを備える入力側電流回路と、各々、前記基準電流に対して所定の電流比率の電流値を有する単位電流を生成する複数の出力電流トランジスタを備え、前記信号保持手段に保持された前記デジタル信号の各ビット値に応じて、前記単位電流を選択的に合成し、前記階調電流として前記各表示画素に供給する出力側電流回路と、からなる電流生成手段、を備えた電流生成供給回路を複数具備し、
前記複数の表示画素の各々は、前記電流生成手段から供給される前記階調電流の電流値に応じて、所定の輝度階調で発光動作する、赤色、緑色、青色の何れかの発光色を有する電流駆動型の発光素子を備え、
前記電流生成手段において、前記基準電流トランジスタと前記出力電流トランジスタとは、カレントミラー回路を構成し、
前記各電流生成供給回路の前記入力側電流回路における前記基準電流トランジスタのトランジスタサイズは、前記基準電流に対する前記各単位電流の電流比率が、前記複数の表示画素による前記発光素子の、赤、緑、青の3原色の発光輝度が特定の階調で最適なホワイトバランスとなる値に設定されていることを特徴とする表示装置。 - 前記入力側電流回路は、前記基準電流トランジスタに流れる前記基準電流の電流成分に応じた電荷を蓄積する電荷蓄積手段を備え、前記出力側電流回路は、該電荷蓄積手段に保持された電荷量に応じた電圧成分に基づいて、前記出力電流トランジスタにより前記所定の電流比率の電流値を有する電流を生成することを特徴とする請求項1記載の表示装置。
- 前記電流生成手段は、前記複数の単位電流が、前記複数ビットのデジタル信号の各々に対応して、前記基準電流に対して各々異なる比率の電流値を有するように設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
- 前記複数の出力電流トランジスタは、トランジスタサイズが各々異なるように形成されていることを特徴とする請求項3記載の表示装置。
- 前記複数の出力電流トランジスタは、該各出力電流トランジスタの各チャネル幅が、互いに2k(k=0、1、2、3、・・・)で規定される、異なる比率に設定されていることを特徴とする請求項4記載の表示装置。
- 前記電流生成手段は、所定のタイミングで、前記基準電流トランジスタに前記基準電流を流して、前記電荷蓄積手段に蓄積された電荷量を、前記基準電流に応じた電荷量にリフレッシュするリフレッシュ手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の表示装置。
- 前記信号駆動手段は、前記基準電流が供給される基準電流供給線を備え、前記複数の電流生成供給回路の各々は、前記複数の表示画素に対応して、前記基準電流供給線に並列に接続され、該基準電流供給線を介して前記基準電流が供給されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の表示装置。
- 前記信号駆動手段は、少なくとも、前記信号線の各々に対して2組の前記電流生成供給回路を備え、
一方の前記電流生成供給回路において先に保持した前記複数ビットのデジタル信号に基づく前記階調電流を前記表示画素に供給する動作期間中に、他方の前記電流生成供給回路において次の前記複数ビットのデジタル信号を保持する動作を、交互に順次繰り返し実行することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の表示装置。 - 前記電流生成手段は、前記階調電流の信号極性を、前記表示画素側から引き込む方向に流すように設定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の表示装置。
- 前記電流生成手段は、前記階調電流の信号極性を、前記表示画素に流し込む方向に流すように設定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の表示装置。
- 前記発光素子は、有機エレクトロルミネッセント素子であることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
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