JP4879397B2 - 溝を有する吸収体 - Google Patents
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Description
分 野
この発明は、溝(channel)を有する吸収体、例えば生理用ナプキン、赤ちゃん用おむつ、又は大人の失禁者用製品に関する。より特定すればこの発明は、互いに対して異なる圧縮を有する少なくとも1つの第一部分と少なくとも1つの第二部分とを有する吸収体に関する。
【0002】
背 景
例えば生理用ナプキン、赤ちゃん用おむつ、大人の失禁者用製品などの吸収体は、よく知られている。このような吸収体は、液体透過性トップシート、液体不透過性バックシート、及びこれらの間にある吸収性コアを有する。この吸収体は、体内からの液体、例えば尿及び月経分泌物を、トップシートを通して吸収性コアの中に吸収するように設計されている。吸収体の重要な機能の1つは、体内からの液体を吸収性コアの中に吸収して保持し、体内からの液体が吸収性コアから漏れ出るのを防ぐことである。従って吸収性コアは、体内からの液体を吸収して保持するのに十分な能力を有すべきである。しかしながら装着者は、体内からの液体が吸収体から漏れ出て、装着者の下着及び/又は衣服を汚すという経験をすることがある。体内からの液体の漏れは、吸収体の長手方向サイド部において生じる傾向がある。吸収体の側面方向幅は一般的には、長手方向の長さよりも短い。従って体内からの液体は、側面方向縁部よりも早く吸収体の長手方向サイド部に到達する。体内からの液体は、必ずしも吸収体を交換する前に吸収体の長手方向サイド部に到達するわけではない。しかしながら装着者は依然として、体内からの液体の漏れに関して、体内からの液体が長手方向サイド部の近くに到達しないかどうか吸収体には不安を感じている。
【0003】
吸収体が、体内からの液体が吸収体から漏れずに、効果的に体内からの液体を吸収するように、吸収体はまた、吸収体の意図された位置(例えば吸収性コアの中心)において体内からの液体をキャッチすることができるように、装着者の体にぴったりと装着されるべきである。例えばこれは、吸収性コアが装着者の体にぴったりと配置されるように、吸収性コアの一部分を厚くすることによって実施することができる。しかしながらこのことは、装着者に嵩張った感じを与える。
【0004】
体内からの液体が吸収体から漏れる問題に取組むために、溝を有する吸収体が提供された。この溝は、例えばトップシート側を吸収性コアの方に圧縮することによって形成される。圧縮の結果、吸収性コア及びトップシートは、溝が作られるように変形する。トップシート面を流れている体内からの液体は、この溝の中に流入し、トップシート面を流れ続けるのではなく、この溝に沿って流れる傾向がある。さらには吸収性コアが圧縮されるので、従って吸収性コアの残りの区域に対して高密度の区域を有するので、溝に流れ込む体内からの液体は、この高密度区域に沿って拡散する傾向がある。さらには吸収体は、この溝のところで優先的に曲がる。従って例えば吸収体の向かい合った長手方向サイド部に沿って、適切な位置に圧縮された溝を配置することによって、装着者の体への吸収体のフィットが改良される。
【0005】
溝内での体内からの液体流の制御を改良する試みがなされた。例えばナプキンの向かい合った長手方向サイド部に沿う圧縮成形によって、ナプキンの上部表面に形成されている一対の溝部(groove)を有する吸収体がある。これらの溝部の各々は、これの底部に交互に及び別々にこれの長手方向に配列された、比較的低い密度の圧縮ゾーンと比較的高い密度の圧縮ゾーンとを有する。比較的高密度の圧縮ゾーンは、底部にある比較的低密度の圧縮ゾーンよりも小さい高さを有する。このような溝は、例えば1997年4月28日に公開された日本特許公報第97/108262−A号に開示されている。この構造は、溝部の中に流れ込んだ体の排泄物の量が、溝部に沿って長手方向にあまりに急速に広がる現象を抑制し、これによってナプキンの向かい合った長手方向サイド縁部、並びにこれらのサイド縁部によって寄せられた装着者の下着が、どんな量の体の排泄物ででも汚れることがないように防ぐのに役立つと言われている。しかしながらこの溝部の底部表面は、交互に一列に配列されている比較的高密度の圧縮ゾーンと比較的低密度の圧縮ゾーンとによって、不均質な幾何学形状を有する。従って体内からの液体は、溝部の底部表面に沿ってそれほど滑らかに流れることはできない。このことは、溝部の中で体内からの液体流を抑制しすぎる結果を生じる傾向があり、この溝部は、溝の方向における液体流について当初期待されたようには作用しないことがある。
【0006】
吸収体面に形成された溝の構造的一体性もまた、吸収体の使用時間の間できるだけ長く維持されなければならない。溝部分のトップシートは一般的には、熱、熱と圧力、及び/又は接着剤を、トップシートと吸収性コアとの間に付与することによって、吸収性コアに接合される。しかしながら溝部分のトップシートは、例えば吸収体を捻ることによって生じた、溝部分に加えられる剥離力によって、吸収性コアから剥がれることがある。その結果、溝はその形状を失い、当初期待されたようには作用しない。
【0007】
前記のことに基づいて、溝を有する吸収体であって、この溝が、この溝内における制御されてはいるが滑らかな、体内からの液体流を生じる吸収体に対するニーズが存在する。同様に、溝を有する吸収体であって、吸収体面に形成された溝の構造的一体性が、吸収体の使用の時間の間できるだけ長く維持される吸収体に対するニーズも存在する。現存する技術のどれも、本発明の利点及び効果のすべてを提供しない。
【0008】
概 要
本発明は、溝を有する吸収体を提供する。この吸収体は、液体透過性トップシート、液体不透過性バックシート、及びこれらの間にある吸収性コアを備えている。溝の長さは、吸収性コアの長さの少なくとも10%である。この溝は、互いに対して異なる圧縮を有する少なくとも1つの第一部分と少なくとも1つの第二部分とを有する。第一部分は、溝の長さの少なくとも30%に沿って連続して伸びている。
【0009】
本発明はまた、溝を有する吸収体をも提供する。この吸収体は、液体透過性トップシート、液体不透過性バックシート、及びこれらの間にある吸収性コアを備えている。この溝は、互いに対して異なる圧縮を有する少なくとも1つの第一部分と少なくとも1つの第二部分とを有する。第一部分と第二部分との間の少なくとも2つの境界は、一般に線形であり、一般に平行でない。
【0010】
明細書は、本発明を特に指摘し、明確にクレームする特許請求の範囲で結論付けられてはいるが、本発明は、添付図面と共に考慮される好ましい実施形態の以下の記載からよりよく理解されると考えられる。図面において同様な参照番号は、同一の要素を示す。
【0011】
発明の詳細な説明
参照文献はすべて、その全体が引用によってここに組込まれる。どの参照文献の引用も、特許請求されている発明の先行技術としての有用性に関する限定として承認するわけではない。
【0012】
「含んでいる(comprising)」とは、最終結果に影響を与えないその他の工程及びその他の要素を加えることができるという意味である。この用語は、「〜から成る」及び「本質的に〜から成る」という用語を包含している。
【0013】
添付図面を参照すれば、本発明は、好ましいが非限定的具体例として開示されている。
【0014】
図1は、本発明の吸収体例えば生理用ナプキン20の斜視図であり、この構造の一部分は、生理用ナプキン20の構成をより明らかに示すために切り欠かれている。生理用ナプキン20は、膣排出物例えば月経分泌物を収集し、このような排出物による装着者の衣服の汚れを防ぐために用いられる。図1に示されているように、生理用ナプキン20は、2つの中心線、すなわち主長手方向中心線Lと主横断方向中心線(図面に示されていない)とを有する。ここでの「長手方向」とは、生理用ナプキン20が装着された時に、立っている装着者を左半身と右半身とに二分する垂直平面と一般に整合する(例えばほぼ平行な)生理用ナプキン20の平面における線、軸、又は方向のことを言う。ここでの「横断方向」、「側面方向」、又は「幅」は相互交換可能であり、長手方向に一般に垂直な生理用ナプキン20の平面内にある線、軸、又は方向のことを言う。生理用ナプキン20はまた、2つの間隔があけられた長手方向サイド縁部30、2つの間隔があけられた横断方向縁部又は末端縁部(又は「末端部」)32を有しており、これらは共に、生理用ナプキン20の周辺部34を形成する。
【0015】
生理用ナプキン20は基本的には、次の2つの表面を含んでいる。すなわち、装着者の体に隣接して装着されることになる、体と接触する液体透過性表面又は「体側表面」20Aと、液体不透過性衣服側表面20B(図1には示されていない)である。体側表面20Aは、液体透過性トップシート24を含んでおり、液体不透過性衣服側表面20Bは、トップシート24に接合されている液体不透過性バックシート26を含んでいる。生理用ナプキン20は、トップシート24とバックシート26との間に挿入されている吸収性コア28を含んでいる。生理用ナプキン20はさらに、体側表面20Aに溝36をも含んでいる。
【0016】
図2は、生理用ナプキン20の個々の要素を示している。生理用ナプキン20は、少なくとも3つの主要要素、すなわちトップシート24、バックシート26、及びこれらの間に挿入されている吸収性コア28を有する。トップシート24、バックシート26、及び吸収性コア28は、この技術で知られている多様な形状に組立てられていてもよい(層化形状又は「サンドイッチ」形状、及び包み込まれた形状又は「管」形状を含む)。図2は、サンドイッチ構成に組立てられた生理用ナプキン20の好ましい具体例を示している。ここにおいてトップシート24とバックシート26とは、吸収性コア28のものよりも一般に大きい長さと幅の寸法を有する。トップシート24及びバックシート26は、吸収性コア28の縁部を越えて伸びて、周辺部34のいくつかの部分を形成する。トップシート24は好ましくは、吸収性コア28の体側に接合され、バックシート26は好ましくは吸収性コア28の衣服側に接合されている。トップシート24及びバックシート26は、この目的のためにこの技術で知られているあらゆる適切な方法で、例えば接着剤のオープンパターンによって吸収性コア28に接合されていてもよい。吸収性コア28の縁部を越えて伸びているトップシート24及びバックシート26の部分もまた、好ましくは互いに接合されている。トップシート24及びバックシート26のこれらの部分もまた、この技術で知られているあらゆる適切な方法で接合されていてもよい。好ましくは示されている具体例において、トップシート24及びバックシート26のこれらの部分は、吸収性コア28の縁部を越えて伸びている実質的に全体の部分の上に接着剤を用いて、及び生理用ナプキン20の周辺部34の周りにクリンプシールを用いて接合されている。ここにおいて、トップシート24及びバックシート26は、圧力又は熱と圧力を加えることによって緻密化(densified)されている。あるいはまた、トップシート24及びバックシート26のこれらの部分は、熱接着、圧力接着、超音波接着、動的機械的接着、あるいはこの技術で知られているその他のあらゆる適切な接着手段、又はこれらの接着手段の組合わせを用いて接合されてもよい。
【0017】
吸収性コア28は、液体例えば膣液(例えば月経分泌物)及びその他のいくつかの体の排出物を吸収又は保持しうるあらゆる吸収手段であってもよい。吸収性コア28は、図2に示されているように衣服側表面52と体側表面54とを有する。吸収性コア28はまた、図1に示されているようにコアサイド縁部56とコア末端縁部58とを有する。吸収性コア28は、非常に多様なサイズ及び形状(例えば長方形、卵形、砂時計形、イヌの骨形、非対称形等)において、生理用ナプキン及びその他の吸収体に通常用いられている非常に多様な液体吸収性材料から製造することができる。例えば一般にエアフェルトと呼ばれている微粉砕木材パルプである。その他の適切な吸収性材料の例には、クレープセルロースワッディング、コフォームを含むメルトブローンポリマー、架橋された化学的変性セルロース繊維、合成繊維、ティシューラップ及びティシューラミネートを含むティシュー、吸収性フォーム、吸収性スポンジ、超吸収性ポリマー、吸収性ゲル化材料、又はあらゆる同等の材料、又は材料の組合わせ、又はこれらの混合物が含まれる。吸収性コアの形状及び構成も様々であってもよい(例えば吸収性コアは、様々なキャリパーゾーン、親水性勾配、超吸収性勾配、又は比較的低い密度及び比較的低い平均坪量受入れゾーンを有していてもよく;あるいは1つ又はそれ以上の層又は構造を備えていてもよい)。しかしながら吸収性コアの総吸収力は、生理用ナプキンの設計負荷及び意図されている用途に適合したものであるべきである。さらには吸収性コアのサイズ及び吸収力は、様々な使用法、例えば失禁者用パッド、パンティライナー、レギュラー生理用ナプキン、一夜限りのための生理用ナプキン、又はおむつに合わせて様々なものであってもよい。
【0018】
広く受入れられて商業的成功を収めた、本発明の吸収性コアとして用いるための吸収構造の一例は、1990年8月21日にOsborn IIIに発行された、発明の名称が「薄い柔軟性生理用ナプキン(Thin,Flexible Sanitary Napkin)」という米国特許第4,950,264号に記載されている。吸収性コアの好ましい具体例は、図1に示されているような丸い末端部を備えた一般に長方形の形状を有する(すなわち線形コアサイド縁部56と弓形コア末端縁部58)。吸収性コア28は、微粉砕木材パルプ繊維、及び/又はエアフェルトから形成されていてもよい。これは、この製品の改良された吸収性及びフィットのために、吸収性コアの中央部において側面方向及び長手方向においてより厚くなるようにプロファイルされている。
【0019】
バックシート26は、液体(例えば月経分泌物及び/又は尿)不透過性であり、好ましくは薄いプラスチックフィルムから製造されている。但しその他の柔軟性液体不透過性材料も用いることができる。ここで用いられている「柔軟性」という用語は、柔軟で、人体の一般的形状及び輪郭に合いやすい材料のことを言う。バックシート26は、吸収性コア28に吸収されて封じ込められた体の排出物例えば月経分泌物が、生理用ナプキンと接触する物、例えズボン、パジャマ、及び下着を濡らすのを防ぐ。従ってバックシートは、織布又は不織布材料、ポリマーフィルム、例えばポリエチレン又はポリプロピレンの熱可塑性フィルム、又は複合材料、例えばフィルムコート不織布材料を含んでいてもよい。バックシート26は、蒸気透過性を有していてもよい。好ましくはバックシートは、約0.012mm(0.5ミル)〜約0.051mm(2.0ミル)の厚さを有するポリエチレンフィルムである。ポリエチレンフィルムの例は、オハイオ州シンシナティー(Cincinnati,Ohio)のクロペイ社(Clopay Corporation)によって製造されている。バックシートのサイズは、吸収性コアのサイズ及び選択された正確な生理用ナプキンの設計によって決定される。好ましい具体例において、バックシートは、生理用ナプキンの周辺部全体の周りで最小限の距離だけ吸収性コアを越えて伸びている。
【0020】
トップシート24は、柔軟で感触が柔らかく、装着者の皮膚に刺激を与えない。さらにはトップシート24は、液体透過性であり、液体(例えば月経分泌物及び/又は尿)がその厚さを容易に透過することができる。本発明に好ましいトップシートは、開口プラスチックフィルムから形成されている。開口プラスチックフィルム、成形フィルムがトップシートには好ましいが、その理由は、これらがこのような体の排出物に対して透過性があるのに非吸収性であるからである。従って体と接触している成形フィルムの表面は乾いたままであり、これによって体の汚れが少なくなり、装着者にとってより快適な感触を生じる。適切な成形フィルムは、次の特許に記載されている。すなわち、1975年12月30日にThompsonに発行された、発明の名称が「先細り毛管を有する吸収構造(Absorptive Structures Having Tapered Capillaries)」という米国特許第3,929,135号;1982年4月13日にMullane及びSmithに発行された、発明の名称が「歪抵抗性トップシートを有する使い捨て吸収体(Disposable Absorbent Article Having A Strain Resistant Topsheet)」という米国特許第4,324,246号;1982年8月3日にRadel及びThompsonに発行された、発明の名称が「繊維様特性を示す弾性プラスチックウエブ(Resilient Plastic Web Exhibiting Fiber−Like Properties)」という米国特許第4,342,314号;及び1984年7月31日にAhr、Lewis、Mullane、及びOuelletteに発行された、発明の名称が「非光沢性可視表面と布様触感とを示す巨視的膨張三次元プラスチックウエブ(Macroscopically Expanded Three−Dimensional Plastic Web Exhibiting Non−Glossy Visible Surface and Cloth−Like Tactile Impression)」という米国特許第4,463,045号である。本発明に好ましいトップシートは、前記特許の1つ又はそれ以上に記載され、かつザ・プロクター・アンド・ギャンブル社によって「ドリーウイーブ(DRI−WEAVE)」として生理用ナプキンに付けて販売されている成形フィルムである。あるいはまたトップシートは、広い範囲の材料から製造することができる。例えば多孔質フォーム;網状化フォーム;又は天然繊維(例えば木材繊維又は綿繊維)、合成繊維(例えばポリエステル又はポリプロピレン繊維)、又は天然繊維と合成繊維との組合わせの織布又は不織布ウエブである。本発明の好ましい実施形態において、成形フィルムトップシートの体側表面25は親水性である。親水性体側表面は、体側表面25が親水性でない場合よりも素早くトップシートを通して液体を移動させるのを助ける。これによって、月経分泌液が吸収性コアによって吸収されるのではなく、トップシートから流れ落ちる可能性が小さくなる。好ましい具体例において、界面活性剤が成形フィルムトップシートのポリマー材料の中に組込まれている。界面活性剤が中に組込まれている成形フィルムトップシートは、1993年5月27日に公開されたPCT公報第WO93/09741号に記載されている。あるいはまたトップシートの体側表面25は、これを界面活性剤で処理することによって親水性にされてもよい。界面活性剤は好ましくは、トップシートの体側表面25全体に実質的に均質かつ完全に分配される。これは、当業者によく知られた通常の技術のどれかによって実施することができる。例えば界面活性剤は、スプレー、パジング、又はトランスファーロールの使用によってトップシートに塗布することができる。
【0021】
図1を参照すると、生理用ナプキン20は溝36を有する。ここでの「溝(channels)」とは、吸収体の少なくとも一部分に形成された一般に細長いくぼみのことを言う。この溝は、例えばこの溝の部分において吸収性コアの量を減らすことによって、及び/又はこの溝の部分において吸収性コアを圧縮又はエンボスしてそこを緻密化することによって形成することができる。これらの操作によって、この溝における吸収体の部分は、一般に細長いくぼみとして形成される。この溝は、体内からの液体を優先的に拡散させる傾向があり、体内からの液体を、この溝が伸びている方向に沿って流す。従ってこの溝は、吸収体の適切な位置にこの溝を配置することによって、例えば体内からの液体の側面方向の漏れを減らすために、体内からの液体流を制御するのに役立つ。この溝はまた、吸収体の優先的曲げ軸として作用する。従ってこの吸収体は、溝のところで曲がり、装着者の体へのこの吸収体のよりよいフィットを与える。
【0022】
生理用ナプキン20は、この生理用ナプキン20の長手方向サイド縁部30に一般に沿って伸びており、かつ横断方向に間隔をあけて配置されている一対の溝36を有する。溝36の各々は、生理用ナプキン20の長手方向中心線Lの方にカーブしている弓形形状を有する。一対の溝36は、生理用ナプキン20の長手方向の中心においてこれらの間に最も狭い間隔を有する。あるいはまたこの溝は、あらゆる形状、例えば長手方向中心線Lに沿って伸びている1つ又はそれ以上の直線様形状、一般に長手方向中心線Lに沿って伸びている1つ又はそれ以上のカーブ形状、卵形状、長方形形状、三角形形状、多角形形状、又はその他のあらゆる形状を有していてもよい。さらには生理用ナプキン20は、横断方向に伸びている溝を有していてもよい。
【0023】
図1に示されている具体例において、溝36の側面方向の間隔は可変である。溝36の側面方向の間隔は好ましくは、体内からの液体がそこに命中するように、溝36間に十分な面積を与えるのに十分な幅がある。溝36の間隔は、少なくとも25mm、好ましくは少なくとも30mm、より好ましくは少なくとも36mmである。溝36の長さも可変である。溝36の長さは、吸収性コア28の長さに対して決定されるべきである。溝36の縁部38は、好ましくはコア末端縁部58から少なくとも2mm、好ましくは少なくとも4mm、より好ましくは少なくとも6mm離れた位置にある。これによって、たとえ溝36の位置が機械許容差によってシフトされても、溝36が生理用ナプキン20の周辺部34の中まで伸びて入るのを防ぐ。溝36の長さは、長手方向において吸収性コアの長さの10%〜98%、好ましくは20%〜90%、より好ましくは25%〜85%である。
【0024】
溝36は、トップシート24及び吸収性コア28をバックシート26の方に圧縮することによって形成される。溝36におけるトップシート24は、吸収性コア28の中に押し込まれ、吸収性コア28は緻密化される。圧縮の結果、溝36は、細長いくぼみ、例えば図2及び4に示されているように、溝壁表面40、溝底部表面42、及び隆起部表面41を有する修正ガター様形状を有するように形成される。図2に示されている具体例において、トップシート24の上部表面における溝36の側面方向幅Aは、3mm〜5mm、好ましくは3mm〜4mm、より好ましくは3mm〜3.5mmである。トップシート24の上部表面と底部表面42との間の溝の高さBは、2mm〜7mm、好ましくは4mm〜6mm、より好ましくは4mm〜5mmである。
【0025】
溝36は、互いに対して異なる圧縮を有する少なくとも1つの第一部分60と少なくとも1つの第二部分62とを含むように形成される。1つの具体例において、第一部分60は比較的高密度の圧縮部分であり、第二部分62は比較的低密度の圧縮部分である。あるいはまた第一部分60は比較的低密度の圧縮部分であってもよく、第二部分62は比較的高密度の圧縮部分であってもよい。吸収性コア28は、比較的低密度の圧縮部分62よりも比較的高密度の圧縮部分60において、より圧縮されている。図2及び4に示されている具体例において、比較的高密度の圧縮部分60は、圧縮されて溝36の底部表面42を形成する部分である。吸収性コア28は比較的高密度の圧縮部分60において、圧縮の結果として緻密化されており、従ってあまり圧縮されていないか、あるいは圧縮されていない吸収性コア28の残りの部分よりも高い吸上げ作用を有する。比較的低密度の圧縮部分62は、圧縮された部分であるが、比較的高密度の圧縮部分60の程度ほどは圧縮されていない部分である。
【0026】
溝36は、壁表面40(又は壁)、底部表面42、及び隆起部表面41を有する。トップシート24は、接着剤70によって、溝36の壁表面40(又は壁)、底部表面42、及び隆起部表面41全体において吸収性コア28に接着されている。ここでの「底部表面」とは、最高圧力で圧縮されることによって形成された溝の部分の表面のことを言う。ここでの「隆起部表面」とは、最高圧力よりも低い圧力で圧縮されることによって形成された溝の部分の表面のことを言う。ここでの「壁表面」とは、「底部表面」及び「隆起部表面」以外の溝の表面の残りの部分のことを言う。ここでの「溝表面」とは、「底部表面」、「壁表面」、及び「隆起部表面」を含む表面のことを言う。図4に示されている具体例において、底部表面42は、比較的高密度の圧縮部分60の表面を含んでいる。隆起部表面41は、比較的低密度の圧縮部分62の上部表面41Aとサイド表面41Bとを含んでいる。壁表面40は、溝36の一般に垂直な表面を含んでいる。溝表面72は、これらの表面のすべてを含んでいる。
【0027】
図4に示されている溝36は、一体的圧縮部分のみによって形成されている溝よりも大きい表面積を有する。比較的低密度の圧縮部分62は、隆起部表面41を生じる。比較的高密度の圧縮部分60と比較的低密度の圧縮部分62との組合わせは、溝表面72に不均質性を与え、溝表面72の面積を増す。この結果、接着剤が挿入されているトップシート24と吸収性コア28との接触面積が増加する。接着剤面積を増加させることによって、トップシート24と吸収性コア28との間の接着強度が高められる。一般に不均質性が増すにつれて、溝36の表面積は大きくなる。溝表面36にさらなる不均質性を与えるために、溝36はさらに、第一部分及び第二部分とは異なる圧縮を有する第三部分を含んでいてもよい。
【0028】
吸収体が、トップシートと吸収性コアとの間でこの溝において追加層を有するならば、接着剤がトップシートと追加層との間と、追加層と吸収性コアとの間との両方に塗布されるのが好ましい。あるいはまたトップシート及び追加層は、当業者に知られているあらゆる手段、例えば熱、熱と圧力、超音波等によって接合されてもよい。
【0029】
図3に示されている具体例において、比較的低密度の圧縮部分62は、上から見られた時、ベース縁部64と、3つの一般に線形の境界66(一対のサイド境界66Aと遠位境界66Bとを含む)によって取り囲まれた一般に台形の形状を有する。ベース縁部64は、隆起部表面41の上部表面41Aが壁表面40と交差する部分である(図4参照)。境界66は、隆起部表面41のサイド表面41A及び41Bが底部表面42と交差する部分である。比較的高密度の圧縮部分60は、上から見られた時、サイド境界66A、遠位境界66B、及び壁ベース縁部40Aによって取り囲まれている。壁ベース縁部40Aは、底部表面42が壁表面40と交差する部分である。遠位境界66Bは、壁40から溝36の長手方向中心線Xの方に突出しているが、しかしながら、長手方向中心線Xを越えて突出していない。ここでの溝の「長手方向中心線」は、溝36の向かい合った壁40間で溝の幅を一般に二分する線を意味する。従って溝がカーブしているならば、長手方向中心線Xもまた、溝36の向かい合った壁40に一般に沿ってカーブしている。
【0030】
比較的高密度の圧縮部分60は、溝36が伸びている方向に連続的に伸びている。比較的低密度の圧縮部分62は、溝が伸びている方向において比較的高密度の圧縮部分60の連続性を終了させないように配置されている。ここでの「連続的に」、「連続して」、又は「連続性」とは、溝の一部分が、この溝の少なくとも実質的に逸脱を有していない部分において、一般に均質な幾何学形状を有する形状のことを言う。比較的高密度の圧縮部分60の「連続性」が終了する時、溝36の幾何学形状は、溝36の幅を横断して、例えば比較的高密度の圧縮部分60から比較的低密度の圧縮部分62に変わる。図4に示されているように、比較的高密度の圧縮部分60は、一般に均質な幾何学形状(すなわち一般に均質な表面)を有する溝36の底部表面42を形成する。比較的高密度の圧縮部分60は、溝36の長さの少なくとも30%、好ましくは少なくとも40%、より好ましくは少なくとも50%に沿って連続的に伸びている。図1に示されている具体例において、比較的高密度の圧縮部分60は、溝36の全長に沿って連続的に伸びている。溝36に沿って連続的に伸びている比較的高密度の圧縮部分60は、溝36が伸びている方向において、連続的に均質な底部表面と連続的に高密度の部分とを生じる。
【0031】
複数の比較的低密度の圧縮部分62は、図3及び4に示されているように互いから間隔をあけて配置されている。これらの間隔は、距離及び/又は相対的配向において一貫していてもよく、可変であってもよい。比較的低密度の圧縮部分62は、溝36の2つの向かい合った壁40に沿って配列されている。比較的低密度の圧縮部分62のどれも、向かい合った壁40間の溝の幅を横断して配列されておらず、従って比較的低密度の圧縮部分62のどれも、溝36が伸びている方向において比較的高密度の圧縮部分60の連続性を終了させない。
【0032】
さらには、比較的低密度の圧縮部分62のどれも、長手方向中心線Xを越えて突出していないので、比較的高密度の圧縮部分60は、長手方向中心線Xに沿って線形の比較的高密度の圧縮部分68を有する。図3において、線形の比較的高密度の圧縮部分68は、点線及び比較的低密度の圧縮部分62の遠位境界66Bによって取り囲まれた部位によって示されている。溝36に沿って連続的に伸びている線形の比較的高密度の圧縮部分68は、連続的に均質な線形底部表面を形成する。ここでの「線形部分」とは、一般的に一定の幅を維持しつつ、溝と一般的に同じ方向に伸びている比較的高密度の圧縮部分を意味する。従って溝が直線線形であるならば、線形の比較的高密度の圧縮部分も直線線形である。溝が曲線形であるならば、線形の比較的高密度の圧縮部分も曲線形である。
【0033】
比較的高密度の圧縮部分60は、液体流への優先路を与える。比較的高密度の圧縮部分60は連続的に均質な底部表面を有するので、これは体内からの液体をこれに沿って滑らかに流す。体内からの液体がひとたび連続した高密度部分に引っ張られると、連続した高密度部分は、比較的高密度の圧縮部分60の長さに沿って体内からの液体を優先的に拡散させる。溝36はまた、比較的低密度の圧縮部分62を有して、比較的高密度の圧縮部分60の連続性を終了させずに、溝36内の比較的高密度の圧縮部分60の面積(すなわち均質な底部表面の面積)を制限する。従って比較的低密度の圧縮部分の存在によって、体内からの液体が溝36に沿ってあまりに速く流れるのを防ぐ。従って溝36及び比較的低密度の圧縮部分62に沿って連続的に伸びている比較的高密度の圧縮部分60は、溝36に沿う流体流の制御(すなわち制御された速度であるが、なめらかな流)を可能にする。
【0034】
図3及び4に示されている具体例において、説明されているように比較的高密度の圧縮部分60と比較的低密度の圧縮部分62との間に境界がある。ここでの「境界」とは、溝36の幾何学形状が、第一部分から実質的な逸脱を有する第二部分へと(例えば比較的高密度の圧縮部分60から比較的低密度の圧縮部分62に)変わる部分のことを言う。2つのサイド境界66Aは、溝36の長手方向中心線Xに対して、及び溝36の幅を横断してある角度で配置されている。さらには2つのサイド境界66A及び遠位境界66Bは、一般に線形であり、一般に互いに平行でない。
【0035】
比較的高密度の圧縮部分60は、トップシート24と吸収性コア28との間に、比較的低密度の圧縮部分62よりも強い接合を与える。従って剥離力が加えられる時、比較的高密度の圧縮部分60は、比較的低密度の圧縮部分62よりも剥離力に抵抗しうる。剥離力は、使用中、例えば歩行中又は体位を変える時に生理用ナプキン20を捻ることによって引起されることがある。生理用ナプキン20を捻ることによって引き起こされるこのような剥離力は、2つの異なる方向D1及びD2(図1参照)において一般に対角的に溝36に加えられる傾向がある(図1は、異なる方向D1及びD2において2つだけの力を示しているが、これらは生理用ナプキン20に加えられるすべての方向の力ではない。様々なその他の潜在的な方向の力も存在する。この明細書の目的のためには、方向D1及びD2における2つだけの力が記載されているが、その理由は、これらが、この力の最も起こりそうな方向であるからである)。方向D1における力は通常、生理用ナプキン20が方向Tに捻られる時に生じ、方向D2における力は通常、生理用ナプキン20が方向Sに捻られる時に生じる。図3に示されている実施形態において、異なる(すなわち平行でない)方向に伸びている比較的高い圧縮部分60の線形境界66は、少なくともこれらの2つの方向において剥離力に抵抗しうる。境界51の線形形状は、加えられる力に対してより抵抗しそうな形状であると考えられる。
【0036】
図5〜11は、図1〜4に示されている生理用ナプキンの代替具体例のいくつかを示している。下記のもの以外のその他の代替具体例も可能であることに注目すべきであろう。
【0037】
図5は、溝のもう1つの具体例を示す。溝100は、互いに対して異なる圧縮を有する少なくとも1つの第一部分102と少なくとも1つの第二部分104とを含んでいる。この具体例において、第一部分102は比較的高密度の圧縮部分であり、第二部分104は比較的低密度の圧縮部分である。比較的低密度の圧縮部分104は、上から見られた時、ベース縁部106と遠位縁部108とを含む一般に台形の形状を有する。この具体例において、遠位縁部108は長手方向中心線Xを越えて突出している。従って図5に示されている溝100は、線形の比較的高密度の圧縮部分を有していない。しかしながら比較的高密度の圧縮部分102は、溝100に沿って連続的に迂回的に伸びている。ここでの「迂回的に」とは、直線ではないあらゆる形状、例えば曲がりくねっている形状、正弦波形状、又はジグザグ形状を包含する。
【0038】
図6はこの溝のもう1つの代替具体例を示している。この具体例において、溝110の比較的高密度の圧縮部分112は、丸い先端を有する三角形形状を有する。あるいはまた比較的高密度の圧縮部分112は、鋭い先端を有する三角形形状を有してもよい。図5及び6に示されている具体例は、図2〜4に示されている具体例よりも、溝表面に対してより幾何学的な変化を与える。従って接着剤がトップシート24と吸収性コア28との間に塗布される面積は増加する。
【0039】
図7及び8は、この溝のもう1つの代替具体例を示している。この具体例において、溝120は、互いに対して異なる圧縮を有する少なくとも1つの第一部分122、少なくとも1つの第二部分124、及び少なくとも1つの第三部分126を含んでいる。この具体例において、第一部分122は比較的高密度の圧縮部分であり、第二部分124は比較的低密度の圧縮部分であり、第三部分126は比較的高密度の圧縮と比較的低密度の圧縮との間の中間の圧縮を有する部分である。比較的高密度の圧縮部分122の全体の形状は、上から見られた時、図5に示されている比較的高密度の圧縮部分102のものと一般に同じである。この具体例は、中間の圧縮部分126並びに比較的低密度の圧縮部分128の存在のために、図5に示されている具体例よりも、溝表面に対してより大きい幾何学的変化を与える。さらにはこの溝は、互いに対して異なる圧縮を有する4つ又はそれ以上の部分を有していてもよい。
【0040】
図9は、この溝のもう1つの代替具体例を示している。この具体例において、溝130は、互いに対して異なる圧縮を有する少なくとも1つの第一部分132と少なくとも1つの第二部分134とを含んでいる。この具体例において、第一部分132は比較的高密度の圧縮部分であり、第二部分134は比較的低密度の圧縮部分である。比較的低密度の圧縮部分134は、三角形形状を有する。比較的低密度の圧縮部分134は、溝130の向かい合った壁136から離れている。溝130は、向かい合った壁136に沿って2つの線形の比較的高密度の圧縮部分135を有する。図9において、線形の比較的高密度の圧縮部分135は、壁136、点線、及び比較的低密度の圧縮部分62のベース縁部138によって取り囲まれている部位によって示されている。溝130は、3つ又はそれ以上の線形の比較的高密度の圧縮部分を有していてもよい。
【0041】
図10は、この溝のもう1つの代替具体例を示している。この具体例において、溝140は、互いに対して異なる圧縮を有する少なくとも1つの第一部分142と少なくとも1つの第二部分144とを含んでいる。この具体例において、第一部分142は比較的高密度の圧縮部分であり、第二部分144は比較的低密度の圧縮部分である。比較的低密度の圧縮部分144は、長方形形状を有している。比較的低密度の圧縮部分144の各々は、長手方向中心線Xに沿って配置されており、向かい合った壁146から離れている。溝140は、向かい合った壁136に沿って2つの線形の比較的高密度の圧縮部分を有する。
【0042】
図11は、この溝のもう1つの代替具体例を示している。この具体例において、溝150は、互いに対して異なる圧縮を有する少なくとも1つの第一部分152と少なくとも1つの第二部分154とを含んでいる。この具体例において、第一部分152は比較的高密度の圧縮部分であり、第二部分154は比較的低密度の圧縮部分である。比較的低密度の圧縮部分154は、溝150の向かい合った壁156に触れずに溝150に沿って迂回的に伸びている。比較的低密度の圧縮部分154の両側に、2つの比較的高密度の圧縮部分152がある。これらは側面方向に間隔をあけて配置されている。
【0043】
図12〜15は、本発明の生理用ナプキンのもう1つの代替具体例を示している。図12は、本発明のもう1つの具体例の吸収体の斜視図であり、生理用ナプキン1020の構成をより明らかに示すためにこの構造の一部分が切り欠かれている。図12に示されているように、生理用ナプキン1020は、2つの中心線、すなわち主長手方向中心線Lと主横断方向中心線(図面に示されていない)とを有する。生理用ナプキン1020はまた、2つの間隔があけられた長手方向サイド縁部1030と、2つの間隔があけられた横断方向縁部又は末端縁部(又は「末端部」)1032を有する。これらは共に生理用ナプキン1020の周辺部1034を形成する。
【0044】
生理用ナプキン1020は、基本的には次の2つの表面を含んでいる。すなわち、装着者の体に隣接して装着されることになる、体と接触する液体透過性表面又は「体側表面」1020Aと、液体不透過性衣服側表面1020B(図1には示されていない)である。体側表面1020Aは、液体透過性トップシート1024を含んでおり、液体不透過性衣服側表面1020Bは、トップシート1024に接合されている液体不透過性バックシート1026を含んでいる。生理用ナプキン1020は、トップシート1024とバックシート1026との間に挿入されている吸収性コア1028を含んでいる。生理用ナプキン1020はさらに、体側表面1020Aに溝1036をも含んでいる。
【0045】
図13は、生理用ナプキン1020の個々の要素を示している。生理用ナプキン1020は、少なくとも3つの主要要素、すなわちトップシート1024、バックシート1026、及びこれらの間に挿入されている吸収性コア1028を有する。トップシート1024、バックシート1026、及び吸収性コア1028は、前記のような寸法を有していてもよく、前記のように組立てられていてもよい。吸収性コア1028、トップシート1024、及びバックシート1026は前記の材料によって形成されていてもよい。
【0046】
図12を参照すると、生理用ナプキン1020は、この生理用ナプキン1020の長手方向サイド縁部1030に一般に沿って伸びており、かつ横断方向に間隔をあけて配置されている一対の溝1036を有する。溝1036の各々は、生理用ナプキン1020の長手方向中心線Lの方にカーブしている弓形形状を有する。一対の溝1036は、生理用ナプキン1020の長手方向の中心においてこれらの間に最も狭い間隔を有する。あるいはまたこの溝は、前記のようなあらゆる形状を有していてもよい。
【0047】
図12に示されている具体例において、溝1036の側面方向の間隔は可変である。溝1036の側面方向の間隔は好ましくは、体内からの液体がそこに命中するように、溝36間に十分な面積を与えるのに十分な幅がある。溝1036の間隔は、少なくとも25mm、好ましくは少なくとも30mm、より好ましくは少なくとも36mmである。溝1036の長さも可変である。溝1036の長さは、吸収性コア1028の長さに対して決定されるべきである。溝1036の縁部1038は、好ましくはコア末端縁部1058から少なくとも2mm、好ましくは少なくとも4mm、より好ましくは少なくとも6mm離れた位置にある。これによって、たとえ溝1036の位置が機械許容差によってシフトされても、溝1036が生理用ナプキン1020の周辺部1034の中まで伸びて入るのを防ぐ。溝1036の長さは、長手方向における吸収性コアの長さの10%〜98%、好ましくは20%〜90%、より好ましくは25%〜85%である。
【0048】
溝1036は、トップシート1024及び吸収性コア1028をバックシート1026の方に圧縮することによって形成される。溝1036におけるトップシート1024は、吸収性コア1028の中に押し込まれ、吸収性コア1028は緻密化される。圧縮の結果、溝1036は、細長いくぼみ、例えば図13及び15に示されているように、溝壁表面1040、溝底部表面1042、及び隆起部表面1041を有する修正ガター様形状を有するように形成される。図13に示されている具体例において、トップシート1024の上部表面における溝1036の側面方向幅Aは、3mm〜5mm、好ましくは3mm〜4mm、より好ましくは3mm〜3.5mmである。トップシート1024の上部表面と底部表面42との間の溝の高さBは、2mm〜7mm、好ましくは4mm〜6mm、より好ましくは4mm〜5mmである。
【0049】
溝1036は、互いに対して異なる圧縮を有する少なくとも1つの第一部分1060と少なくとも1つの第二部分1062とを含むように形成される。1つの具体例において、第一部分1060は比較的高密度の圧縮部分であり、第二部分1062は比較的低密度の圧縮部分である。あるいはまた第一部分1060は比較的低い圧縮部分であってもよく、第二部分1062は比較的高密度の圧縮部分であってもよい。吸収性コア1028は、比較的低密度の圧縮部分1062においてよりも、比較的高密度の圧縮部分1060においてより圧縮されている。図13及び15に示されている具体例において、比較的高密度の圧縮部分1060は、溝1036の底部表面1042を形成するために圧縮された部分である。比較的高密度の圧縮部分1060における吸収性コア1028は、圧縮の結果として緻密化されており、従ってあまり圧縮されていないか、あるいは圧縮されていない吸収性コア1028の残りの部分よりも高い吸上げ作用を有する。比較的低密度の圧縮部分1062は、圧縮された部分であるが、比較的高密度の圧縮部分1060の程度までは圧縮されていない部分である。
【0050】
溝1036は、壁表面1040(又は壁)、底部表面1042、及び隆起部表面1041を有する。トップシート1024は、接着剤1070によって、溝1036の壁表面1040(又は壁)、底部表面1042、及び隆起部表面1041全体において吸収性コア1028に接着されている。図15に示されている具体例において、底部表面1042は、比較的高密度の圧縮部分1060の表面を含んでいる。隆起部表面1041は、比較的低密度の圧縮部分1062の上部表面1041Aとサイド表面1041Bとを含んでいる。壁表面1040は、溝1036の一般に垂直な表面を含んでいる。溝表面1072は、これらの表面のすべてを含んでいる。
【0051】
図15に示されている溝1036は、一体的圧縮部分のみによって形成されている溝よりも大きい表面積を有する。比較的低密度の圧縮部分1062は、隆起部表面1041を生じる。比較的高密度の圧縮部分1060と比較的低密度の圧縮部分1062との組合わせは、溝表面1072に不均質性を与え、溝表面1072の面積を増す。この結果、接着剤が挿入されているトップシート1024と吸収性コア1028との接触面積を増す。接着剤面積を増加させることによって、トップシート1024と吸収性コア1028との間の接着強度が高められる。
【0052】
図14及び15に示されているように、比較的高密度の圧縮部分1060と比較的低密度の圧縮部分1062との間に伸びている境界1051が存在する。溝1036は、比較的高密度の圧縮部分1060と比較的低密度の圧縮部分1062との間に少なくとも2つの境界1051を有する。2つの境界1051は一般に線形であり、一般に互いに平行でない。
【0053】
図14及び15に示されている具体例において、比較的高密度の圧縮部分1060と比較的低密度の圧縮部分1062とは、溝の長さの方向に交互に配置されている。ここでの「交互に」とは、異なる圧縮を有する各部分が、溝の長さの方向において、一般に溝の幅を横断してこの境界において終了し、異なる圧縮を有するもう一方の部分がこの境界において開始されている形状のことを言う。比較的低密度の圧縮部分1062は、図14に示されているように上から見られた時に、ベース縁部1064と2つの境界1051とによって取り囲まれた一般に三角形の形状を有する。ベース縁部1064は、上部表面1041Aが壁表面1040と交差する部分である。境界1051は、隆起部表面1041のサイド部分1041Bが底部表面1042と交差する部分である。境界1051は、溝1036の長手方向中心線Xに対してある角度で、溝1036の幅を横断して配置されている。比較的高密度の圧縮部分1060は、上から見られた時、一対の境界1051と一対の壁ベース縁部1065とから取り囲まれた一般に平行四辺形の形状を有する。壁ベース縁部1065は、底部表面1042が壁表面1040と交差する部分である。1つの比較的高密度の圧縮部分を取り囲んでいる境界1051は、一般に線形であり、一般に互いに平行である。境界1051は、比較的高密度の圧縮部分1060の配向を画定している。境界1051によって画定されている比較的高密度の圧縮部分1060の配向は、平行な線形境界1051が伸びている配向と一般に同じである。比較的高密度の圧縮部分1060は、図14に示されているように、2つの方向T1及びT2に向けられている。従って1つの比較的高密度の圧縮部分1060Aの境界1051Aは、もう1つの比較的高密度の圧縮部分1060Bの境界1051Bに平行でない。
【0054】
比較的高密度の圧縮部分1060は、トップシート1024と吸収性コア1028との間に、比較的低密度の圧縮部分1062よりも強い接合を与える。従って図12におけるD1及びD2によって例示されている剥離力が加えられる時、比較的高密度の圧縮部分1060は、比較的低密度の圧縮部分1062よりもより剥離力に抵抗しうる。剥離力、例えばD1及びD2の詳細は、上に記載されている。図14に示されている具体例において2つの異なる方向(例えば線形境界1051A及び1051B)に伸びている比較的高密度の圧縮部分1060の線形境界1051は、少なくともこれらの2つの方向において剥離力に抵抗しうる。境界1051の線形形状は、加えられる力に対してより抵抗しそうな形状であると考えられる。
【0055】
図16〜19は、図12〜15に示されている生理用ナプキンの代替具体例のいくつかを示す。下記のもの以外のその他の代替具体例も可能であることに注目すべきであろう。
【0056】
図16及び17において、溝1100は、互いに対して異なる圧縮を有する少なくとも1つの第一部分1102と少なくとも1つの第二部分1104とを含むように形成されている。この具体例において、第一部分1102は比較的高密度の圧縮部分であり、第二部分1104は比較的低密度の圧縮部分である。比較的高密度の圧縮部分1102及び比較的低密度の圧縮部分1104は、溝1100の長さの方向に交互に配置されている。比較的高密度の圧縮部分1102は、上から見られた時、壁ベース縁部1106と2つの境界1108とに取り囲まれた一般に三角形の形状を有する。比較的低密度の圧縮部分1062は、比較的高密度の圧縮部分1160が上から見られた時、一対の境界1108と一対のベース縁部1110とから取り囲まれた一般に平行四辺形の形状を有する。1つの比較的高密度の圧縮部分を取り囲んでいる境界1108は、一般に線形であり、一般に互いに平行でない。図16及び17に示されている具体例において、比較的高密度の圧縮部分1102の各々は、非平行線形境界1108を有する。2つの異なる方向に伸びている比較的高密度の圧縮部分1102の線形境界1108(例えば図16に示されている具体例における比較的高密度の圧縮部分1102Cを取り囲んでいる線形境界1108Cのうちの2つ)は、少なくとも2つの方向において剥離力に抵抗しうる。
【0057】
図18は、この溝のもう1つの代替具体例を示している。溝1120は、互いに対して異なる圧縮を有する少なくとも1つの第一部分1122と少なくとも1つの第二部分1124とを含むように形成されている。この具体例において、第一部分1122は比較的高密度の圧縮部分であり、第二部分1124は比較的低密度の圧縮部分である。あるいはまた、第一部分1122は比較的低密度の圧縮部分であってもよく、第二部分1124は比較的高密度の圧縮部分であってもよい。比較的低密度の圧縮部分1124は、上から見られた時、ベース縁部1126と2つの境界1128とに取り囲まれた一般に三角形の形状を有する。しかしながらこの三角形形状の先端1130は、溝1120の壁1132まで伸びていない。図18に示されているこの具体例において、ベース縁部1126は壁1132まで伸びているが、ベース縁部1126は壁1132にまで達しなくてもよい(すなわちこれから離れている)。あるいはまた比較的低密度の圧縮部分1124は、溝1120の壁1132に触れない台形形状を有していてもよい。比較的低密度の圧縮部分1124は、溝に沿った方向に比較的高密度の圧縮部分1122の連続性を終了しないように配置されており、比較的高密度の圧縮部分1122は、溝1120が伸びている方向において連続して迂回的に伸びている。複数の比較的低密度の圧縮部分1124は、図18に示されているように互いから間隔をあけて配置されている。これらの間隔は、距離及び/又は相対的配向において一貫していてもよく、可変であってもよい。比較的低密度の圧縮部分1124は、溝1120の2つの向かい合った壁1132に沿って配列されている。
【0058】
比較的高密度の圧縮部分1122は、境界1128と壁ベース縁部1132とから取り囲まれている。比較的高密度の圧縮部分1122は、少なくとも一般に平行な線形境界1128によって取り囲まれている。比較的高密度の圧縮部分1122は、連続的に伸びているが、これは、図15において一般に線形で一般に互いに平行な一対の境界を有するのが示されている比較的高密度の圧縮部分1060の形状から修正された形状として見ることができよう。従って境界1128は、比較的高密度の圧縮部分1122の配向を画定している。境界1128によって画定された比較的高密度の圧縮部分1122の配向は、平行な線形境界1128の配向が伸びているのと一般に同じ配向である。比較的高密度の圧縮部分1120は、図18に示されているように2つの方向T3及びT4に向けられている。比較的高密度の圧縮部分1122Dが、平行な線形境界1128Dによって取り囲まれている時、1つの比較的高密度の圧縮部分1122Dの境界1128Dは、もう1つの比較的高密度の圧縮部分1122Eの境界1128Eに平行でない。
【0059】
比較的高密度の圧縮部分1122は、液体流への優先路を与える。比較的高密度の圧縮部分1122が、溝1120の長さの方向において連続的に均質な底部表面を有するので、これは体内からの液体をこれに沿って滑らかに流す。ひとたび体内からの液体が、比較的高密度の圧縮部分1122によって形成された連続的高密度部分へと引っ張られると、連続的高密度部分は、比較的高密度の圧縮部分1122の長さに沿って体内からの液体を優先的に拡散させる。溝1120はまた、比較的低密度の圧縮部分1124を有して、比較的高密度の圧縮部分1060の連続性を終了させずに、溝1120内の比較的高密度の圧縮部分1122の面積(すなわち均質な底部表面の区域)を制限する。従って比較的低密度の圧縮部分1124の存在によって、体内からの液体が溝1120に沿ってあまりに速く流れるのを防ぐ。従って溝1120及び比較的低密度の圧縮部分1124に沿って連続的に伸びている比較的高密度の圧縮部分1122は、溝1120に沿う流体流の制御(すなわち制御された速度であるが、滑らかな流れ)を可能にする。
【0060】
比較的高密度の圧縮部分1122は、溝1120の長さの方向に線形の比較的高密度の圧縮部分を有していてもよい。溝1120に沿って連続的に伸びている線形の比較的高密度の圧縮部分は、連続的に均質な線形の底部表面を形成する。
【0061】
図19は、この溝のもう1つの代替具体例を示している。溝1140は、互いに対して異なる圧縮を有する少なくとも1つの第一部分1142と少なくとも1つの第二部分1144とを含むように形成されている。この具体例において、第一部分1142は比較的高密度の圧縮部分であり、第二部分1144は比較的低密度の圧縮部分である。あるいはまた、第一部分1142は比較的低密度の圧縮部分であってもよく、第二部分1144は比較的高密度の圧縮部分であってもよい。比較的高密度の圧縮部分1142と比較的低密度の圧縮部分1144とは、溝1140の長さの方向に交互に配置されている。比較的高密度の圧縮部分1142は、上から見られた時、一対の境界1148と一対の壁ベース縁部1146とから取り囲まれた一般に平行四辺形の形状を有する。比較的低密度の圧縮部分1144は、上から見られた時、一対の境界1148と一対のベース縁部1150とから取り囲まれている。
【0062】
比較的高密度の圧縮部分1142を取り囲んでいる境界1148は、一般に線形であり、一般に互いに平行である。境界1148は、比較的高密度の圧縮部分1122の配向を画定している。境界1148によって画定された比較的高密度の圧縮部分1142の配向は、平行な線形境界1148の配向が伸びているのと一般に同じ配向である。比較的高密度の圧縮部分1142は、3つ又はそれ以上の方向に向けられている。図19に示されている具体例において、比較的高密度の圧縮部分1142は、3つの異なる方向、T5、T6、及びT7に向けられている。従って1つの比較的高密度の圧縮部分1142Fの境界1148Fは、もう1つの比較的高密度の圧縮部分1142Gの境界1148Gに平行でなく、もう1つの比較的高密度の圧縮部分1142Hの境界1148Hに平行でない。従って図19に示されている具体例において、3つ又はそれ以上の異なる方向に伸びている比較的高密度の圧縮部分1142の線形境界1148(例えば線形境界1148F、1148G、及び1148H)は、多数の方向において剥離力により抵抗しうる。
【0063】
本発明の好ましい具体例の前記詳細な記載は、単に例示のために示されており、多くの修正及び変形例は、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく当業者には明白であることを認識すべきである。従って本発明の範囲は、添付クレームを参照して決定されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の吸収体の斜視図であり、吸収体の構成をより明らかに示すためにこの構造の一部分が切り欠かれている。
【図2】 図2は、図1の線II−IIに沿う吸収体の断片横断面図である。
【図3】 図3は、図1に示されている溝の1つの具体例の上部平面図である。
【図4】 図4は、図1に示されている溝の断片斜視図である。
【図5】 図5は、図1に示されている溝のもう1つの代替具体例の上部平面図である。
【図6】 図6は、図1に示されている溝のもう1つの代替具体例の上部平面図である。
【図7】 図7は、図1に示されている溝のもう1つの代替具体例の上部平面図である。
【図8】 図8は、図7に示されている溝を有する吸収体の断片横断面図である。
【図9】 図9は、図1に示されている溝のもう1つの代替具体例の上部平面図である。
【図10】 図10は、図1に示されている溝のもう1つの代替具体例の上部平面図である。
【図11】 図11は、図1に示されている溝のもう1つの代替具体例の上部平面図である。
【図12】 図12は、本発明の吸収体のもう1つの代替具体例の斜視図であり、吸収体の構成をより明らかに示すためにこの構造の一部分が切り欠かれている。
【図13】 図13は、図12の線II−IIに沿う吸収体の断片横断面図である。
【図14】 図14は、図12に示されている溝の1つの具体例の上部平面図である。
【図15】 図15は、図12に示されている溝の断片斜視図である。
【図16】 図16は、図12に示されている溝の代替具体例の上部平面図である。
【図17】 図17は、図16に示されている溝の断片斜視図である。
【図18】 図18は、図12に示されている溝のもう1つの代替具体例の上部平面図である。
【図19】 図19は、図12に示されている溝のもう1つの代替具体例の上部平面図である。
Claims (4)
- 溝を有する生理用ナプキンであって、この生理用ナプキンが、液体透過性トップシート、液体不透過性バックシート、及びこれらの間にある吸収性コアを備えており、
前記溝は、互いに対して異なる圧縮を有する少なくとも1つの第一部分と、少なくとも1つの第二部分と、第一部分と第二部分との間の少なくとも2つの境界とを有しており、この境界は、複数の直線境界を含んでおり、少なくとも1つの直線境界は、残りの直線境界に対して非平行に配置されており、
前記第一部分が、前記溝の長さの少なくとも30%に沿って連続的に伸びており、
前記第一部分が比較的高密度の圧縮部分であり、第二部分が比較的低密度の圧縮部分であり、
一対の溝は、生理用ナプキンの長手方向サイド縁部に略沿って伸びており、かつ横断方向に間隔をあけて配置されている、生理用ナプキン。 - 前記溝は、この溝の長さの方向に伸びている中心線を有しており、略直線の境界が、中心線に対してある角度で配置されている、請求項1記載の生理用ナプキン。
- 前記溝が、少なくともトップシート側に配置されており、トップシートは、溝が、壁表面、底部表面、及び隆起部表面を有するように吸収性コアの中に押し込まれており、比較的高密度の圧縮部分は、底部表面上で液体用の通路を形成する、請求項1記載の生理用ナプキン。
- トップシートが、壁表面、底部表面、及び隆起部表面全体において吸収性コアに接着されている、請求項3記載の生理用ナプキン。
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