JP4794972B2 - 非水電解質二次電池用負極およびそれを含む非水電解質二次電池 - Google Patents
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Description
合金材料の最大粒径は、10μm以下であることが望ましい。
合金材料の少なくとも一部は、黒鉛表面に結着剤を介して接着していることが望ましい。
合金材料の平均粒径Ralloyと、黒鉛の平均粒径Rgraphiteとの比:Ralloy/Rgraphiteは、0.15〜0.90の範囲にあることが望ましい。
本発明の負極は、導電助材を更に含むことができる。導電助材の比表面積は10m2/g以上であることが望ましい。
炭素繊維の少なくとも一部は、その一方の端部が合金材料に付着もしくは結合し、他方の端部が黒鉛に付着もしくは結合していることが特に好ましい。
炭素繊維は、合金材料および黒鉛の少なくとも一方を、炭化水素気流下で加熱することにより得ることができる。
合金材料と黒鉛と導電助材との合計重量に占める導電助材の割合は、10重量%以下であることが望ましい。
また、A相の割合が95重量%より大きくなると、合金材料の粒子を微結晶または非晶質にすることが困難になり、本発明にそぐわない。逆にA相の割合が40重量%より小さいと、従来の黒鉛を負極に用いた電池に比べて容量が低くなり、本発明に適さない。
このような構造を得るためには、黒鉛と結着剤とを混合した後、合金材料を加えて更に混合する手法を用いることが望ましい。黒鉛表面には官能基がほとんど存在しないため、結着剤との親和性が低い。よって、黒鉛と結着剤とを、予め強い攪拌力もしくは応力を付与しながら混合することが望ましい。一方、合金材料の表面は、一般的には酸化物などで覆われており、結着剤との親和性が高い。よって、黒鉛と結着剤との混合物に、合金材料を混合するだけで、上記構造を得ることができる。
導電助材としては、例えばカーボンブラックが好適であり、なかでもアセチレンブラックが好適である。また、アスペクト比が10以上の炭素繊維も導電助材として好適である。特に、炭素繊維は、合金材料の粒子間もしくは合金材料−黒鉛間の集電性の維持に寄与する。
正極は、非水電解質二次電池の正極として提案されているものであれば、特に限定なく用いることができる。正極の製造法は従来通りに行えばよい。例えば、正極活物質と、カーボンブラックなどの導電剤と、ポリフッ化ビニリデンなどの結着剤とを、液相中で混合し、得られたペーストをAl等からなる正極集電体上に塗布し、乾燥し、圧延することによって正極が得られる。
実施例および比較例においては、以下の要領で負極および円筒型電池を作製し、そのサイクル寿命と放電容量について評価した。
(1)合金材料の製造
金属Ti(純度99.9%、粒径100−150μm)と、金属Si(純度99.9%、平均粒形3μm)とを、重量比がTi:Si=9.2:90.8になるように秤量して混合した。
ここで、最大ピークは、2θ=28〜29°付近に観測され、そのピークの半価幅は0.5であった。なお、半価幅は、図2からバックグラウンドを引いて得られた図3から算出した。
上記で得た合金aと、黒鉛とを、表1記載の重量比で混合した。合金aと黒鉛との合計100重量部に対して、結着剤としてポリアクリル酸(分子量15万、和光純薬工業(株)製)を5重量部添加し、純水とともに充分に混練することで、負極合剤ペーストを得た。その際、合金aの全量とポリアクリル酸を2.5重量部とを均一になるまで混練し、その後、黒鉛と残りのポリアクリル酸を添加して混練した。ここで、黒鉛には、ティムカル社製の平均粒径20μmの鱗片状黒鉛(KS−44)を用いた。
得られた負極の断面を走査電子顕微鏡(SEM)によって観察したところ、図1とほぼ同様の構造が形成されていることが確認できた。負極合剤層の密度は1.3〜1.4g/cm3であり、負極合剤層の空孔率は40〜45%であった。
正極活物質であるLiCoO2を、Li2CO3とCoCO3とを所定のモル比で混合し、950℃で加熱することによって合成し、これを45μm以下の大きさに分級したものを用いた。正極活物質100重量部に対して、導電剤としてアセチレンブラックを5重量部、結着剤としてポリフッ化ビニリデン4重量部、分散媒として適量のN―メチル−2−ピロリドンを加え、充分に混合し、正極合剤ペーストを得た。
正極合剤ペーストを厚み15μmのアルミニウム箔(昭和電工(株)製)からなる集電体の両面に塗布し、乾燥し、圧延した。その結果、集電体と、その両面に担持された正極合剤層からなる正極が得られた。
図4に示すような円筒型のリチウムイオン二次電池を作製した。
正極35と負極36とを、それぞれ所定のサイズに裁断した。正極の集電体には、アルミニウム製の正極リード35aの一端を接続した。負極の集電体には、ニッケル製の負極リード36aの一端を接続した。その後、正極35と負極36とを、両極板より幅広で厚さ20μmのポリエチレン樹脂製微多孔フィルムからなるセパレータ37を介して捲回し、極板群を構成した。極板群の外面はセパレータ37で介装した。この極板群の上下に、それぞれ上部絶縁リング38aおよび下部絶縁リング38bを配して、電池缶31の内空間に収容した。次いで、非水電解液を電池缶内に注液し、極板群に含浸させた。正極リード35aの他端は、周縁に絶縁パッキン33が配された封口板32の裏面に溶接した。負極リード36aの他端は、電池缶の内底面に溶接した。最後に電池缶31の開口を、封口板32で塞いだ。こうして、円筒型のリチウムイオン二次電池(電池1〜9)を完成した。電池1〜9のうち、電池1〜6は実施例となり、電池7〜9は比較例となる。
非水電解液には、エチレンカーボネートとジエチルカーボネートとの体積比1:1の混合非水溶媒に六フッ化リン酸リチウムを1モル/Lの濃度で溶解したものを用いた。
〈i〉放電容量
20℃に設定した恒温槽の中で、円筒型電池の定電流充電を、充電電流0.2C(1Cは1時間率電流)で電池電圧が4.05Vになるまで行い、次いで定電圧充電を4.05Vで、電流値が0.01Cになるまで行った。その後、円筒型電池の放電を、0.2Cの電流で電池電圧が2.5Vになるまで行った。このときの放電容量を表1に示す。
20℃に設定した恒温槽の中で、上記放電容量を測定後の電池の充放電サイクルを以下の条件で繰り返した。
定充電電流を、充電電流1Cで電池電圧が4.05Vになるまで行い、次いで定電圧充電を4.05Vで、電流値が0.05Cになるまで行い、その後、円筒型電池の放電を、1Cの電流で電池電圧が2.5Vになるまで行う操作を繰り返した。そして、2サイクル目の放電容量に対する100サイクル目の放電容量の割合を百分率で求め、容量維持率(%)とした。結果を表1に示す。容量維持率が100%に近いほどサイクル寿命が良好であることを示す。
負極の作製において、合金aを用いず、黒鉛のみを用いたこと以外、実施例1と同様にして、円筒型のリチウムイオン二次電池(電池10)を作製した。結着剤(ポリアクリル酸)は、黒鉛100重量部あたり、5重量部を添加した。
負極の作製において、黒鉛を用いず、合金aのみを用い、導電助材として比表面積70m2/gのアセチレンブラック(電気化学工業(株)製のデンカブラック)を黒鉛100重量部あたり10重量部添加したこと以外、実施例1と同様にして、円筒型のリチウムイオン二次電池(電池11)を作製した。結着剤(ポリアクリル酸)は、合金aの100重量部あたり、5重量部を添加した。
比較例1、2の電池について、実施例1と同様の評価を行った。結果を表2に示す。
また、比較例1および2の電池を100サイクル後に分解し、その膨張度合いを評価したところ、それぞれの充放電前の負極厚みに比べて比較例1では1.1倍、比較例2では3.2倍に膨張していた。これに対し、例えば実施例1の電池3を100サイクル後に分解し、その膨張度合いを評価したところ、約1.5倍の膨張が確認された。すなわち、実施例の電池は、高容量を維持しながらも合金による膨張を抑制できていることが判明した。
負極の作製において、黒鉛(ティムカル社製のKS−44)とTi−Si合金(合金a)との混合重量比を80:20に固定し、合金aと黒鉛(KS−44)との合計100重量部に対して、表3記載の割合(重量部)で導電助材として上述のアセチレンブラック(電気化学工業(株)製のデンカブラック、比表面積70m2/g)または比表面積が14m2/gの黒鉛(ティムカル社製のKS4)を添加し、結着剤としてポリアクリル酸を5重量部添加した。
上記以外は、実施例1と同様にして、円筒型のリチウムイオン二次電池(電池12〜20)を作製した。その際、合金aの全量と、ポリアクリル酸を3重量部と、所定の添加量のアセチレンブラックまたはKS4を均一になるまで混練し、その後、黒鉛(KS−44)と残りのポリアクリル酸を添加して混練した。
実施例2の電池12〜20について、実施例1と同様の評価を行った。結果を表3に示す。
本実施例の負極の断面をSEMで観察したところ、合金aの粒子の周囲に適量の導電助材が配置されていることがわかった。このような導電助材の配置により、負極の導電性が充分に確保され、その結果、合金aの容量が最大限発揮されたものと考えられる。
〈i〉電池21
実施例1と同様の操作によって得られた0.5μm〜80μmの広い粒度分布を有するTi−Si合金を、第1の篩い(45μmメッシュサイズ)を通して45μmより大きな粒子を除去し、次いで第2の篩い(20μmメッシュサイズ)を通すことによって20μmより小さな粒子を除去し、20〜45μmの粒度分布を有し、平均粒径32μmの合金材料(以下、合金bという)を得た。
合金bを用いたこと以外、実施例1の電池3と同様にして、円筒型のリチウムイオン二次電池(電池21)を作製した。
実施例1と同様の操作によって得られた0.5μm〜80μmの広い粒度分布を有するTi−Si合金を、第1の篩い(20μmメッシュサイズ)を通して大きな粒子を除去し、次いで第2の篩い(10μmメッシュサイズ)を通して小さな粒子を除去し、10〜20μmの粒度分布を有し、平均粒径13μmの合金材料(以下、合金cという)を得た。
合金cを用いたこと以外、実施例1の電池3と同様にして、円筒型のリチウムイオン二次電池(電池22)を作製した。
実施例1と同様の操作によって得られた0.5μm〜80μmの広い粒度分布を有するTi−Si合金を篩い(10μmメッシュサイズ)で分級することによって、最大粒径10μm、平均粒径8μmの合金材料(以下、合金dという)を得た。
合金dを用いたこと以外、実施例1の電池3と同様にして、円筒型のリチウムイオン二次電池(電池23)を作製した。
実施例3の電池21〜23について、実施例1と同様の評価を行った。結果を表4に示す。
電池21および電池22を100サイクル後に分解して負極を観察したところ、ほとんどの合剤が剥がれ落ち、集電体との接触が困難であった。さらに、集電体にもシワの発生や端部に亀裂が観察された。合金材料の膨張応力によって集電体が変形を受け、その結果シワや切断といった不具合につながったと考えられる。また、実施例23においても一部に合剤の剥がれが確認された。
実施例1で用いたTi−Si合金(合金a)を電気炉中に導入し、真空下、1000℃で3時間の熱処理を行った。その結果、合金aは結晶性の高い合金材料(以下、合金e)へ変化した。合金eをX線回折測定で分析し、Scherrerの式に基づいて強度の最も大きなピークの半価幅から算出した結晶粒(結晶子)の粒径は1μmであった。ただし、合金eの粒度分布は、合金aと同様のままで変化していなかった。よって、合金eの平均粒径は8μm、最大粒径は10μmのままだった。
合金eを用いたこと以外、実施例1の電池3と同様にして、円筒型のリチウムイオン二次電池(電池24)を作製し、実施例1と同様の評価を行った。結果を表5に示す。
合金材料の製造において、金属Tiの代わりに、遷移金属MとしてZr、Ni、Co、Mn、FeまたはCu(いずれも純度99.9%、粒径100−150μm)を用いたこと以外、実施例1と同様の合成方法で合金材料を製造した。得られた合金材料は、実施例1と同様の篩いを通し、最大粒径8μm、平均粒径5μmとした。以下、Zr、Ni、Co、Mn、FeおよびCuを用いた合金材料を、それぞれ合金f、g、h、i、jおよびkと称する。
X線回折測定の結果から、合金f〜kの中には、Si単体相(A相)とMSi2相(B相)とが存在していると推定された。合金f〜kの中にこれらの2相のみが存在すると仮定し、Si単体相とMSi2相との存在割合を計算したところ、Si:MSi2の重量比は表6記載のようであった(Si相:65−83重量%)。
実施例1と同様の操作によって得られた0.5μm〜80μmの広い粒度分布を有するTi−Si合金を、各種篩いを用いて分級し、平均粒径が2μm、5μmもしくは7μmであり、かつ最大粒径が10μm以下である合金材料を得た。
一方、黒鉛(KS−44)についても、解砕処理と篩いによる分級を行って、平均粒径が8μm、13μm、16μmもしくは20μm(未処理)の黒鉛材料を得た。
上記の合金材料と黒鉛材料とを、表7に示す組み合わせで、黒鉛:合金=80:20(重量比)で混合したこと以外、実施例1の電池3と同様にして、円筒型のリチウムイオン二次電池(電池31〜38)を作製し、実施例1と同様の評価を行った。合金材料の平均粒径Ralloyと、黒鉛の平均粒径Rgraphiteとの比:Ralloy/Rgraphiteとともに結果を表7に示す。
一方、Ralloy/Rgraphite値が0.15〜0.9の範囲の場合、高容量と良好なサイクル寿命が得られた。また、Ralloy/Rgraphite値が0.2〜0.4の範囲の場合、特に高容量で長寿命が得られた。これらの電池の負極断面を観察したことろ、黒鉛粒子間に合金粒子が均一に分散しており、図1に示したような構造が確認された。
実施例1の電池1〜6と同様に、合金aと黒鉛(KS−44)とを、表8記載の重量比で用いた。また、合金aと黒鉛との合計100重量部に対して、結着剤としてポリアクリル酸(分子量15万、和光純薬工業(株)製)5重量部を用いた。ただし、予め黒鉛とポリアクリル酸とを、それぞれ全量、純水とともに充分に混練した。その後、黒鉛とポリアクリル酸と純水との混合物に、合金aを加え、さらに混練することで負極合剤ペーストを得た。このペーストを用いたこと以外、実施例1と同様に負極を得た。
得られた負極を用いて、実施例1と同様にして、円筒型のリチウムイオン電池(電池39〜44)を作製した。電池39〜44について実施例1と同様の評価を行った。結果を表8に示す。
(電池45)
合金aと黒鉛との合計100重量部に対して、さらに炭素繊維としてVGCF(昭和電工(株)製、平均長さ20μm、アスペクト比500)を3重量部添加したこと以外、実施例1の電池4と同様に、負極を作製した。この負極を用いて、実施例1と同様にして、電池45を作製した。
合金aをSiO2ボートに載せ、管状炉内に設置した。炉内部は、真空度3.0×10-1Paに維持した。真空状態の炉内に、ヘリウムと水素との混合ガスとともに、メタンを10sccmの流量で流通させた。この状態で500℃で30分間、合金aを加熱した。その結果、合金aの表面に、アスペクト比20〜100程度の炭素繊維を成長させることができた。生成した炭素繊維の量は、合金aの100重量部あたり、6重量部であった。こうして得られた合金aと炭素繊維との複合材料を合金aの代わりに用いたこと以外、実施例1の電池4と同様に負極を作製し、その負極を用いて、実施例1と同様にして、電池電池46を作製した。
黒鉛と合金aとを、黒鉛:合金a=70:30の重量比で混合し、メカノフュージョン装置((株)ホソカワミクロン製)で複合化を行った。得られた複合材料をSEMで観察したところ、黒鉛表面が合金aで覆われていることが判明した。複合材料の平均粒径は、約28μmであった。この複合材料を合金aの代わりに用いたこと以外、電池48と同様の条件で、複合材料の表面に炭素繊維を析出させた。SEM観察によると、炭素繊維のアスペクト比は20〜100程度であり、炭素繊維の一部は合金aの表面だけでなく、黒鉛の表面にも付着していた。生成した炭素繊維の量は、合金aの100重量部あたり、6重量部であった。こうして得られた合金aと黒鉛と炭素繊維との複合材料を、合金aと黒鉛の代わりに用いたこと以外、実施例1の電池4と同様に負極を作製し、その負極を用いて、実施例1と同様にして、電池電池47を作製した。
電池45〜47について、実施例1と同様の評価を行った。結果を表9に示す。
2 合金粒子
3 黒鉛粒子
31 電池缶
32 封口板
33 絶縁パッキン
35 正極
35a 正極リード
36 負極
36a 負極リード
37 セパレータ
38a 上部絶縁リング
38b 下部絶縁リング
Claims (11)
- Liを電気化学的に吸蔵および放出可能な少なくとも1種の合金材料と黒鉛とを含み、
前記合金材料は、Siを主体とするA相と、少なくとも1種の遷移金属元素とSiとの金属間化合物からなるB相とを含み、
前記A相および前記B相の少なくとも1種が、微結晶または非晶質の領域からなり、
前記A相と前記B相との合計重量に占める前記A相の割合が、40重量%より多く、95重量%以下であり、
前記合金材料と前記黒鉛との合計重量に占める前記黒鉛の割合は、50重量%以上、95重量%以下である、非水電解質二次電池用負極。 - 前記合金材料が、前記黒鉛の粒子が形成する間隙に存在する、請求項1記載の非水電解質二次電池用負極。
- 前記合金材料の最大粒径は、10μm以下である、請求項2記載の非水電解質二次電池用負極。
- 結着剤を更に含み、前記合金材料の少なくとも一部が、前記黒鉛表面に前記結着剤を介して接着している、請求項1記載の非水電解質二次電池用負極。
- 前記合金材料の平均粒径Ralloyと、前記黒鉛の平均粒径Rgraphiteとの比:Ralloy/Rgraphiteが、0.15〜0.90の範囲にある、請求項1記載の非水電解質二次電池用負極。
- 導電助材を更に含み、前記導電助材の比表面積が10m2/g以上である、請求項1記載の非水電解質二次電池用負極。
- 前記導電助材は、アスペクト比が10以上の炭素繊維であり、前記炭素繊維の少なくとも一方の端部は、前記合金材料に付着もしくは結合している、請求項6記載の非水電解質二次電池用負極。
- 前記炭素繊維の少なくとも一部は、その一方の端部が前記合金材料に付着もしくは結合し、他方の端部が前記黒鉛に付着もしくは結合している、請求項7記載の非水電解質二次電池用負極。
- 前記炭素繊維は、前記合金材料および前記黒鉛の少なくとも一方を、炭化水素気流下で加熱することにより得られる、請求項8記載の非水電解質二次電池用負極。
- 前記合金材料と前記黒鉛と前記導電助材との合計重量に占める前記導電助材の割合は、10重量%以下である、請求項6記載の非水電解質二次電池用負極。
- Liを電気化学的に吸蔵および放出可能な正極、負極および非水電解液から構成される非水電解質二次電池において、
前記負極は、Liを電気化学的に吸蔵および放出可能な少なくとも1種の合金材料と黒鉛とを含み、
前記少なくとも1種の合金材料は、Siを主体とするA相と、少なくとも1種の遷移金属元素とSiとの金属間化合物からなるB相とを含み、
前記A相および前記B相の少なくとも1種が、微結晶または非晶質の領域からなり、
前記A相と前記B相との合計重量に占める前記A相の割合が、40重量%より多く、95重量%以下であり、
前記合金材料と前記黒鉛との合計重量に占める前記黒鉛の割合は、50重量%以上、95重量%以下である、非水電解質二次電池。
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