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JP4755004B2 - インターフェース調節支援システム - Google Patents

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JP4755004B2
JP4755004B2 JP2006086657A JP2006086657A JP4755004B2 JP 4755004 B2 JP4755004 B2 JP 4755004B2 JP 2006086657 A JP2006086657 A JP 2006086657A JP 2006086657 A JP2006086657 A JP 2006086657A JP 4755004 B2 JP4755004 B2 JP 4755004B2
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Description

本発明は、ネットワーク環境下において、表示可変機能付き機器へユーザインターフェースを提供するシステム関する。
近年、多様な人がネットワークに接続されたクライアント機器を使用することで、可視化されたユーザインターフェース(以下、可視化されたインターフェースを、「インターフェース」または「UI」と表現する)に触れる機会が多くなりつつある。
このような環境下で、ユーザ自らがユーザビリティの向上のために、任意の表示調節を行うと、しばしば生産者や研究者等のプロダクトクリエータの意図に反した表示となることがある。例えば、「使用する機器内で完結したインターフェース」と、「機器内で完結しないインターフェース」とで、ユーザの好みにあった表示を行う場合を考える。
(機器内のみで完結している場合のユーザインターフェース)
「機器内で完結したインターフェース」とは、ネットワークとの接続の有無や連携とは関係なく使用でき、その機器に用意されたユーザインターフェースのことを指す。この「機器内に完結したインターフェース」では、プロダクトクリエータの意図する範囲内でのカスタマイズが可能なインターフェースが提供されている。
この場合、図13に示すように、ユーザが任意のサイズや色などを変更しても、そのインターフェースの操作の統一性が計られ、支障なく機器を利用できる。また、プロダクトクリエータが予め複数のパターンのインターフェースを提供した場合であっても、十分なテストを行った上で提供されるので操作に支障なく機器を利用できる。したがって、そのインターフェースのカスタマイズがその機器内で完結する限り、ほとんど問題なく使用できる。
(機器内で完結していない場合のユーザインターフェース)
「機器内で完結していないインターフェース」とは、その対象のインターフェースがネットワーク上にあり、そのインターフェースを使用する場合にその機器からそのインターフェースをネットワークを介して呼び出し、使用する形態のことを指す(図14参照)。
「機器内で完結していないインターフェース」の場合では、インターフェース毎にプロダクトクリエータが無数に存在し、表現手法も多様である。そのため、ユーザは機器の表示態様について任意の表示調節を行う場合に、常に一定の効果を得ることができない。
また、常にプロダクトクリエータのインターフェースデザインを意識しなければならない。したがって、プロダクトクリエータを意識せずに機器の表示態様について任意の表示調節を強制的に行った場合に、例えば、図15に示すように、(1)レイアウトの乱れ、(2)表示内容の重なり、(3)文字表示の乱れ(色設定ではユーザの色設定による他の構成物との同色化が起こることがある)、(4)表示領域外へインターフェースの部品の隠れ等のような事象が一部もしくは全てが起こり得る。
(複数の地点で機器を使用する場合)
近年、屋外でネットワークを使用する場合に必ずしも自分で機器を用意することなく、世の中に散在した機器を用いてネットワークを使用可能となってきた。ユビキタスコンピューティングの目指す「いつでもどこでも」とまでは実現できていないが、複数の地点でネットワークへアクセスできる環境が実現されつつある。
このような環境下で、既存のユーザ認証、生体認証、または本人のみしか知り得ない情報による認証方法等を使用しようすることにより、各機器からネットワークへアクセスする個人を識別している。
このように、ユーザ認証自体は容易に行うことはできる。しかしなから、それぞれの機器の画面の表示態様を全て同じ設定にすることは難しい。そのため、図16のように、複数の地点に用意された単一の仕様の機器を使用する場合において、以下のような問題点が考えられる。まず、いつでも同一のユーザビリティを再現することは容易ではない。また、機器を使用する上で、表示サイズの違い等による表示態様に違和感を生じるため、操作性が低下する。また、個人の趣向と違うインターフェースの強要による生産性の低下の可能性がある。また、個人のカスタマイズしたユーザインターフェース環境において、配色の設定に関して特定の色に特別な意味合いを持たせている場合に、他のユーザインターフェース環境では、警告表示などの見落としや対応遅れにつながることがある。
従来、ユーザインターフェースの表示態様の変更が可能な場合に、その表示態様について、変更した項目、表示サイズ、及び色指定などの設定値がその機器内でのみ保存されている。そのため、多くのユーザビリティを改善する手法や技術的な解決方法が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2。)。
特開2001−306204号公報 特開2004−56469号公報
しかしなから、従来の解決方法を実際に使用した場合、個人のカスタマイズしたユーザインターフェース環境とそれ以外のインターフェース環境間において、操作感に差異が感じられる。さらに、その差異による操作間のギャップが拡大することで、操作性の統一性が保てなくなるおそれがある。
そこで、本発明では、ネットワークを活用して、機器や場所を問わずに同一の操作感のあるインターフェースをユーザへ提供可能なインターフェース調節支援システムを提供する。
本発明にかかる、第1の表示機器のユーザインターフェースの表示環境を調節して第2の表示機器へ適応するインターフェース調節支援システムは、前記第1の表示機器のユーザインターフェースの表示設定情報である第1の表示設定情報が入力される第1の表示設定情報入力手段と、前記第1の表示設定情報が格納される第1の表示設定情報格納手段と、前記第1の表示設定情報に基づいて、前記第2の表示機器に前記第1の表示機器の表示環境を適応させる表示適応手段と、を備え、前記表示適応手段は、前記第2の表示機器のスペックに基づくデフォルトのユーザインターフェースの第2の表示設定情報を取得する第2の表示設定情報取得手段と、前記第1の表示設定情報と前記第2の表示設定情報とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果に基づいて、前記第2の表示設定情報を用いて前記第2の表示機器のスペックの範囲内で前記第1の表示設定情報を最適化して前記表示設定情報を生成する最適化手段と、前記最適化手段により得られた最適表示設定情報を前記第2の表示機器に適応して、前記第2の表示機器のスペックの範囲内で前記第1の表示機器のユーザインターフェースを前記第2の表示機器に表示させる最適表示適応手段と、を備えることを特徴とする。
このように構成することにより、第1の表示機器のユーザインターフェース環境を第2の表示機器に適応させることができ、第2の表示機器のスペックの範囲内で第1の表示機器のインターフェース環境を再現することができる。
前記インターフェース調節支援システムは、さらに、ユーザにより使用される表示機器が前記第1の表示機器として設定されているか否か、または前記第1の表示設定情報が存在するか否かに応じて、前記ユーザにより使用される表示機器が前記第1の表示機器であるかまたは第2の表示機器であるかを判定する判定手段を備え、前記表示機器が第1の表示機器であると判定された場合、前記第1の表示設定情報入力手段により、前記第1の表示機器のユーザインターフェースの第1の表示設定情報が入力され、前記表示機器が第2の表示機器であると判定された場合、前記表示適応手段により、前記第1の表示設定情報に基づいて、前記第2の表示機器に前記第1の表示機器の表示環境を適応させることを特徴とする。
前記インターフェース調節支援システムにおいて、前記最適化手段は、前記第1の表示設定情報を基準とした前記最適表示設定情報の変化量を差分情報として取得することを特徴とする。
このように構成することにより、第2の表示機器に最適設定情報を適応するのと同時に、差分情報を取得することができる。
前記インターフェース調節支援システムは、さらに、前記最適化手段により得られた前記差分情報が格納される差分情報格納手段を備えることを特徴とする。
このように構成することにより、差分情報を蓄積することができる。
本発明にかかる情報処理装置は、インターフェース調節支援管理装置から、基準機器の基本表示設定情報を受信する受信手段と、前記基本表示設定情報に基づいて、表示環境を適応させる表示適応手段と、を備え、前記表示適応手段は、前記情報処理装置の表示部のスペックに基づくデフォルトのユーザインターフェースの表示設定情報である表示設定情報を取得する表示設定情報取得手段と、前記基本表示設定情報と前記表示設定情報とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果に基づいて、前記表示設定情報を用いて前記情報処理装置の表示部のスペックの範囲内で前記基準表示設定情報を最適化して前記表示設定情報を生成する最適化手段と、前記最適化手段により得られた最適表示設定情報を前記情報処理装置に適応して、前記情報処理装置の表示部のスペックの範囲内で前記基準機器のユーザインターフェースを前記情報処理装置の表示部に表示させる最適表示適応手段と、を備えることを特徴とする。
このように構成することにより、基準機器のユーザインターフェース環境を当該情報処理装置に適応させることができ、当該情報処理装置のスペックの範囲内で基準機器のインターフェース環境を再現することができる。
前記情報処理装置は、さらに、前記基準機器のユーザインターフェースの表示設定情報である基準表示設定情報が入力される基準表示設定情報入力手段と、ユーザにより使用される当該情報処理装置が前記基準機器として設定されているか否か、または前記基本表示設定情報が存在するか否かに応じて、前記ユーザにより使用される当該情報処理装置が前記基準機器であるか否かを判定する判定手段を備え、前記情報処理装置が前記基準機器であると判定された場合、前記基本表示設定情報入力手段により、前記基準機器のユーザインターフェースの基本表示設定情報が入力され、前記情報処理装置が前記基準機器でないと判定された場合、前記表示適応手段により、前記基本表示設定情報に基づいて、前記情報処理装置に前記基準表示機器の表示環境を適応させることを特徴とする。
記情報処理装置において、前記表示適応手段は、さらに、前記最適表示適応手段により前記最適表示設定情報が適応された後にインターフェース調節支援管理装置との通信が終了する場合、該最適表示設定情報を消去して、予め記憶した該最適表示設定情報適用前の前記情報処理装置のユーザインターフェースの表示設定情報を基に該最適表示設定情報適用前のユーザインターフェース環境に復元する復元手段を備えることを特徴とする。
このように構成することにより、システムへのログイン終了時または強制終了時にその最適表示設定情報を消去して、その適用前の第2の表示機器のインターフェース環境を迅速に復元することで、個人情報の保護を図ることができる。
本発明にかかるプログラムは、コンピュータに、インターフェース調節支援管理装置から、基準機器の基本表示設定情報を受信し、前記基本表示設定情報に基づいて、表示環境を適応させる処理を実行させ、前記表示環境を適応させる場合、前記コンピュータに、前記コンピュータの表示部のスペックに基づくデフォルトのユーザインターフェースの表示設定情報である表示設定情報を取得し、前記基本表示設定情報と前記表示設定情報とを比較し、前記比較結果に基づいて、前記表示設定情報を用いて前記コンピュータの表示部のスペックの範囲内で前記基準表示設定情報を最適化して前記表示設定情報を生成し、前記最適表示設定情報を前記コンピュータに適応して、前記コンピュータの表示部のスペックの範囲内で前記基準機器のユーザインターフェースを前記コンピュータの表示部に表示させる、処理を実行させる
このように構成することにより、基準機器のユーザインターフェース環境を当該情報処理装置に適応させることができ、当該情報処理装置のスペックの範囲内で基準機器のインターフェース環境を再現することができる。
本発明にかかる、第1の表示機器のユーザインターフェースの表示環境を調節して第2の表示機器へ適応するインターフェース調節支援管理装置は、前記第1の表示機器のユーザインターフェースの表示設定情報である第1の表示設定情報が格納される第1の機器表示格納手段と、前記第2の表示機器のスペックに基づくデフォルトのユーザインターフェースの第2の表示設定情報と前記第1の表示設定情報とが比較されて、該比較結果に基づいて、前記第2の表示設定情報を用いて前記第2の表示機器のスペックの範囲内で前記第1の表示設定情報を最適化した表示設定情報であって、前記第2の表示機器のスペックの範囲内で前記第1の表示機器のユーザインターフェースを前記第2の表示機器に表示させるための最適表示設定情報が得られ、前記第1の表示設定情報を基準とした前記最適表示設定情報の変化量が差分情報として格納される差分情報格納手段と、を備えることを特徴とする。
このように構成することにより、第1の表示機器のユーザインターフェース環境を第2の表示機器に適応させることができる。
本発明にかかるプログラムは、第1の表示機器のユーザインターフェースの表示環境を調節して第2の表示機器へ適応するインターフェース調節支援管理コンピュータに、前記第1の表示機器のユーザインターフェースの表示設定情報である第1の表示設定情報を格納し、前記第2の表示機器のスペックに基づくデフォルトのユーザインターフェースの第2の表示設定情報と前記第1の表示設定情報とが比較されて、該比較結果に基づいて、前記第2の表示設定情報を用いて前記第2の表示機器のスペックの範囲内で前記第1の表示設定情報を最適化した表示設定情報であって、前記第2の表示機器のスペックの範囲内で前記第1の表示機器のユーザインターフェースを前記第2の表示機器に表示させるための最適表示設定情報を得て、前記第1の表示設定情報を基準とした前記最適表示設定情報の変化量を差分情報として格納する処理を実行させる
このように構成することにより、第1の表示機器のユーザインターフェース環境を第2の表示機器に適応させることができる。
本発明を用いることにより、ネットワークの有無に関係なく、違和感の少ないインターフェースを実現しつつ、ネットワーク上に存在するインターフェースのレイアウトを極力崩すことのない環境を実現することができる。
また、既存のインターフェースの設計とアクセスしたユーザとの表示の差分を蓄積して、インターフェースの適正化のために、プロダクトクリエータへその蓄積した情報を提供することができる。
図1は、本発明におけるインターフェース調節支援システムの全体構成の概念図を示す。インターフェース調節支援システム1を用いることにより、ネットワークを介して、第1の表示機器(後述する「基準機器」に対応する)のユーザインターフェースの表示環境を調節して第2の表示機器(後述する「利用機器」に対応する)へ適応することができる。
インターフェース調節支援システム1は、第1の表示設定情報入力手段2、第1の表示設定情報格納手段3、表示適応手段4、差分情報格納手段10、差分情報提供手段11から構成される。
第1の表示設定情報入力手段2は、第1の表示機器のユーザインターフェースの表示設定情報(第1の表示設定情報)が入力される。第1の表示設定情報格納手段3は、第1の表示設定情報が格納される。表示適応手段4は、第1の表示設定情報に基づいて、第2の表示機器に第1の表示機器の表示環境を適応させる。
このように構成することにより、第1の表示機器のユーザインターフェース環境を第2の表示機器に適応させることができる。
表示適応手段4は、第2の表示設定情報取得手段5、比較手段6、最適化手段7、最適表示適応手段8、復元手段9から構成される。第2の表示設定情報取得手段5は、第2の表示機器のユーザインターフェースの表示設定情報(第2の表示設定情報)を取得する。比較手段6は、前記第1の表示設定情報と前記第2の表示設定情報とを比較する。
最適化手段7は、前記比較手段による比較結果に基づいて、前記第1の表示設定情報と前記第2の表示設定情報とから、前記第2の表示機器に表示させる最適な前記表示設定情報を生成する。また、最適化手段7は、前記第1の表示設定情報を基準とした前記最適設定情報の変化量を差分情報として取得することができる。
最適表示適応手段8は、前記最適化手段7により得られた最適表示設定情報を前記第2の表示機器に適応する。
このように構成することにより、このように構成することにより、第2の表示機器のスペックの範囲内で第1の表示機器のインターフェース環境を再現することができる。
復元手段9は、前記最適表示適応手段8により前記第2の表示機器に前記最適表示設定情報が適応された後に当該インターフェース調節支援システムが終了する場合、該第2の表示機器から該適用された最適表示設定情報を消去して、該第2の表示機器のユーザインターフェース環境を該適用前のユーザインターフェース環境に復元する。
このように構成することにより、システムへのログイン終了時または強制終了時にその最適表示設定情報を消去して、その適用前の第2の表示機器のインターフェース環境を迅速に復元することで、個人情報の保護を図ることができる。
前記表示適応手段4は、前記第2の表示機器内に存在するユーザインターフェースを参照する場合、または、前記ネットワーク上に存在するユーザインターフェースを参照する場合、前記最適表示設定情報を該第2の表示機器に適応することができる。
このように構成することにより、第2の表示機器内に存在するユーザインターフェースを参照する場合だけでなく、ネットワーク上にあるユーザインターフェースを参照する場合にも、第2の表示機器に第1の表示機器のユーザインターフェース環境を適応することができる。
差分情報格納手段10には、最適化手段7により得られた前記差分情報が格納される。このように構成することにより、差分情報を蓄積することができる。
差分情報提供手段11は、前記差分情報格納手段10に格納された前記差分情報を提供する。また、差分情報提供手段は、前記差分情報に対して統計化処理を行って、視覚化して該差分情報を提供することができる。
蓄積された差分情報をプロダクトクリエータ等に提供することができる。また、その差分情報に基づく統計情報を開発サイドへフィードバックし易くなり、より改善されたユーザインターフェースの提供が容易になる。
図2は、本実施形態におけるインターフェース調節支援システムのネットワーク構成を示す。インターフェース調節支援システム20は、ネットワーク25を介して、基準機器22、利用機器23、プロダクトクリエータ端末24、インターフェース調節支援サーバ21から構成されている。
プロダクトクリエータ端末24は、ネットワーク上でのコンテンツやシステムの提供者側の端末を示す。
基準機器22は、本実施形態において、ユーザの使用する機器のうち基準とする一意の機器である。例えば、ユーザの所有するPC(パーソナルコンピュータ)等に該当する。基準機器22で設定した表示態様(ユーザインターフェース)がインターフェース調節支援サーバ21に登録される。
インターフェース調節支援サーバ21(以下、IF調節支援サーバと称する)には、ユーザが基準機器22で設定したインターフェースに関する設定情報が格納される。また、そのユーザが基準機器のインターフェースに関する設定情報を他の機器(利用機器23)でも利用できるように、IF調節支援サーバ21は、その設定情報を利用機器23に提供する。なお、IF調節支援サーバは、1つ以上のサーバ装置により構成することができる。
利用機器23は、本実施形態において、IF調節支援サーバ21に登録された基準機器のインターフェースに関する設定内容を適応することができる機器である。すなわち、本実施形態では、ユーザの使用する機器のうち基準機器22以外の所定の機器のことをいう。
ところで、基準機器22のユーザインターフェースの設定内容を利用機器23に反映する際にそれらの機種が異なると、利用機器23において、基準機器22のユーザインターフェースを完全に再現することができない。例えば、解像度の相違、画面の構成比率の相違等のハードウェアに依存した相違点がある場合、基準機器22のユーザインターフェースを完全に再現することができない。
そこで、それらの相違点をなるべく吸収して、基準機器22の設定内容を利用機器23に反映する必要がある。利用機器23では、IF調節支援サーバ21との間でそれらの相違点をなるべく緩和するための処理を行って、基準機器のユーザインターフェース環境をできるだけ再現するようにしている。このとき、基準機器22のユーザインターフェースの設定情報を利用機器23に適用させるために補正した情報は、差分情報として、IF調節支援サーバ21に蓄積されている。
また、IF調節支援サーバ21は、プロダクトクリエータ端末24の要求に基づいて、その蓄積した差分情報を提供することができる。
図3は、本実施形態におけるIF調節支援システム20の一連の流れを示す。基準機器22のインターフェースは、ユーザ自身でカスタマイズすることができる。ユーザによりカスタマイズされた基準機器22のインターフェースの設定情報は、IF調節支援サーバ21に登録される。そして、利用機器23を使用する場合には、IF調節支援サーバ21に登録された基準機器22の設定内容を適用することができる。
それでは、図3を参照しながら説明する。なお、基準機器22及び利用機器23には、それぞれ本実施形態にかかる所定のソフトウェア(以下、設定情報ハンドリングエージェント(設定情報HA)という)がインストールされている。
<基準機器登録フェーズ>
基準機器登録フェーズでは、ユーザによりカスタマイズされたユーザインターフェースに関する設定情報をIF調節支援サーバ21する。このフェーズでは、以下の(a)〜(c)を行う。
(a)まず、ユーザは、基準機器22のユーザインターフェースの表示設定を変更する。この変更されたインターフェースの設定内容は、後述する共通フォーマットファイルを用いて基準機器22内で設定情報HAにより管理されている。
(b)インターフェースの設定変更の終了後、ユーザは、基準機器22上の所定のボタンを押下する。そうすると、設定情報HAは、インターフェースの表示態様の構成要素(表示に必要な表示領域のサイズ、画面比率、色数、言語セット(ユーザが標準で使う言葉)、プラグインのネットワーク上の位置情報、等)の設定内容(表示設定情報)が含まれる情報を、本実施形態で共通のフォーマットファイル形式にして、その共通フォーマットファイルをファイルIF調節支援サーバ21に送信する。
(c)上記(b)とともに、設定情報HAはユーザ認証用の証書を発行し、IF調節支援サーバ21に送信する。ここでは、インターフェース調節支援システム20内でユーザを一意に管理するための認証のオリジナルデータ(ユーザIDやパスワード、設定情報HAのシリアルナンバー等の個人情報)を基準機器22の属性データとして送信する。
IF調節支援サーバ21は、そのユーザ情報及びインターフェース設定情報を受信する。して、IF調節支援サーバ21は、図4に示すように、インターフェース設定情報をユーザインターフェース(UI)設定情報テーブル31に格納し、ユーザ情報はユーザテーブル30及びパスワードテーブル32に格納する。これらのテーブルに格納されるデータは、関連付けされて格納されている。
<利用機器内IF参照フェーズ>
利用機器内IF参照フェーズでは、基準機器22のユーザが利用機器23を使用する際に、その利用機器23に基準機器22のインターフェースの設定を適用するフェーズである。このフェーズでは、以下の(d)〜(g)を行う。
(d)利用機器23を用いて、ユーザはIF調節システム20へログインする。そうすると、設定情報HAは、そのユーザを認証するための認証情報と、その利用機器23の現在のインターフェースの設定状態の情報とを共通フォーマットファイルによりIF調節支援サーバ21へ送信する。
(e)IF調節支援サーバ21による認証後、利用機器23は、IF調節支援サーバ21から基準機器22の表示設定情報を取得する(IF調節支援サーバ21から利用機器23へ共通フォーマットファイルが送信される)。
(f)ユーザが使用する機器が利用機器23である場合、その取得した表示設定情報を利用機器23に設定して表示させる。
(g)ただし、上記(f)において、利用機器23上で再現不能な表示設定情報である場合には、送信済みの表示設定情報を変更せずに、当該利用機器23上で再現可能な表示設定情報のみ適用する。また、オリジナルの設定情報に対してどの設定情報と適用したか、オリジナルの設定情報に対してどの程度補正して適用したか等を示す差分情報がIF調節支援サーバ21に蓄積される。
このように、基準機器登録フェーズでIF調節支援サーバ21に登録された表示設定情報を利用機器23上で再現させて使用する際には、ユーザが利用機器23によりネットワークへアクセスする。これにより、上記(d)が成功した場合には上記(e)及び上記(f)を行い、利用機器23上で基準機器22の表示環境を再現することができる。しかし、利用機器23のハードウェア環境では、その再現をすることができない場合は、上記(g)の通り、適応可能な範囲で基準機器22の表示環境を再現することができる。
なお、利用機器内IF参照フェーズで設定されるのは、利用機器内におけるインターフェース環境についての基準機器22の表示環境を再現することであり、ネットワーク上のインターフェースの参照については、次の「ネットワークIF参照フェーズ」で説明する。
<ネットワークIF参照フェーズ>
ネットワークIF参照フェーズでは、ネットワーク上のインターフェースを参照する場合に、基準機器で設定したユーザインターフェース環境を提供する。このフェーズでは、以下の(h)〜(j)を行う。
(h)上記「利用機器内IF参照フェーズ」で設定された利用機器23を使用して、ネットワーク上に散在するインターフェースへアクセスする。そうすると利用機器は、基準機器のインターフェース環境が再現された表示設定でアクセスを試行して、IF調節支援サーバ21を介して、ネットワーク上のインターフェースをリクエストする。
(i)IF調節支援サーバ21では、ネットワーク上のユーザインターフェースが本来持っている機能及び表示内容を保持したまま、最適化処理によりユーザインターフェースの表示態様のみ変更し、ユーザへリクエストを返す。これにより、利用機器23では、最適化されたユーザインターフェース環境下で、そのネットワーク上のインターフェースを参照することができる。また、オリジナルの設定情報に対してどの設定情報と適用したか、オリジナルの設定情報に対してどの程度補正して適用したか等を示す差分情報がIF調節支援サーバ21に蓄積される。
<終了フェーズ>
終了フェーズでは、利用機器の使用を終了する場合やネットワークからログアウトする場合に、上記<利用機器内IF参照フェーズ>で適用した設定内容を終了して、利用機器23のインターフェース環境を、その適用前の元の状態に復元する。
つまり、ネットワークにログインした時に、ログイン前の利用機器23のインターフェース環境の設定情報をバックグランド保持しておく。そして、利用機器23の使用を終える場合には、そのバックグラウンドで保持している利用機器の設定情報に基づいて、利用機器23のインターフェース環境を復元する。
終了フェーズは必ず終了時に行う必要がある。このフェーズはクライアントがIF調節支援サーバ21との連携が保てなくなった等の際に、クライアント内に保存した元のインターフェースを復元することで、個人情報の流失を防ぐことができる。終了フェーズでは、以下の(j)〜(k)を行う。
(j)ネットワークからログアウトする。または、ネットワークとの接続が断絶する。
(k)予めバックグラウンドで保持している利用機器の設定情報に基づいて、利用機器23のインターフェース環境を復元する。これにより、復元が完了して終了する。
<データ蓄積フェーズ>
データ蓄積フェーズとは、上記「利用機器内IF参照フェーズ」、「ネットワークIF参照フェーズ」において、IF調節支援サーバ21に差分情報が蓄積されるフェーズをいう。
<差分情報提供フェーズ>
差分情報提供フェーズでは、インターフェースのプロダクトクリエータを対象に、IF調節支援サーバ21に蓄積された差分情報をインターフェース毎に提供する。このフェーズでは、以下の(l)〜(m)を行う。
(l)プロダクトクリエータ端末24からIF調節支援サーバ21に蓄積された差分情報を提供するように要求する。
(m)IF調節支援サーバ21は、プロダクトクリエータ端末24に差分情報を送信する。
ここでは、例えば、数値化されている差分情報に対して統計的演算を行い、その結果をグラフ化等により視覚化して提示する。これにより、インターフェースの抱える弱点の把握と改良が容易になり、工数や時間、テストのプロダクトクリエータへの負荷、操作性の平均化、色彩のトレンドなどの嗜好調査などが容易になる。
図4は、本実施形態におけるIF調節支援サーバ21に格納されるテーブル群を示す。IF調節支援サーバ21には、ユーザ管理用のテーブル群と、プロダクトクリエータ参照用のテーブル群がある。ユーザ管理用のテーブルには、ユーザテーブル30、UI設定情報テーブル31、パスワードテーブル32がある。プロダクトクリエータ参照用のテーブルには、UI差分格納テーブル(基準機器用)33、UI差分格納テーブル(利用機器用)34、UI基準情報格納テーブル35がある。
ユーザテーブル30は、上記「基準機器登録フェーズ」で送信されたユーザ情報が格納される。ユーザテーブル30は、「設定情報HAのシリアルナンバー(データ長:20byte、テータ型:英数)」、「ユーザID(データ長:20byte、データ型:英数)」、「Language(データ型:英文字)」、「city(データ長:20byte、データ型:英文字)」、「登録日(データ長:8byte、データ型:数字)」、「ファイル名(データ型:英文字)」のデータ項目から構成される。
「シリアルナンバー」には、設定情報HA固有のシリアルナンバーが格納される。「ユーザID」には、ユーザを一意に認識するためのIDが格納される。「Language」には、使用する言語名が格納される。「city」には、ネットワーク上の位置情報(例えば、“Tokyo”等)が格納される。
「登録日」には、当該ユーザIDに関連するデータがIF調節支援サーバ21に登録した日付が格納される。ファイル名には、ユーザにより設定されたファイル名が格納される。
UI設定情報テーブル31には、上記「基準機器登録フェーズ」でユーザによりカスタマイズされて送信された基準機器22のインターフェースの設定情報が格納される。この設定情報に基づいて、利用機器23で基準機器22と同様のインターフェース環境を再現することができる。
UI設定情報テーブル31は、「ユーザID(データ長:20byte、データ型:英数)」及びその他のデータ項目から構成される。その他のデータ項目とは、図5に示すユーザインターフェースの設定項目に関する情報である。
パスワードテーブル32は、上記「基準機器登録フェーズ」で送信されたパスワードが格納される。パスワードテーブル32は、「ユーザID(データ長:20byte、データ型:英数)」、「パスワード(データ長:20byte、データ型:英数)」のデータ項目から構成される。「パスワード」には、ユーザIDに対応するパスワードが格納される。
UI基準情報格納テーブル35は、上記「基準機器登録フェーズ」で送信された基準機器22のデフォルトのユーザインターフェースの設定情報、及び上記「利用機器内IF参照フェーズ」送信された利用機器のデフォルトの設定情報が格納される。
UI差分格納テーブル(基準機器用)33には、UI設定情報テーブル31とI基準情報格納テーブル35から得られる設定値の差分情報が格納される。
UI差分格納テーブル(利用機器用)34には、上記<データ蓄積フェーズ>で説明したように、実際に適用した設定項目及び差分情報が格納される。すなわち、基準機器22の設定情報に対して利用機器に実際に適用した設定項目名、基準機器22の設定情報に対して利用機器にどの程度補正して適用したか等を示す差分情報が格納される。
UI設定情報テーブル31、パスワードテーブル32、UI差分格納テーブル(マスター用)33、UI差分格納テーブル34、UI基準情報格納テーブル35は、ユーザテーブル30と関連付けられている。
図5は、本実施形態における共通フォーマットファイルの一例を示す。同図は、UI設定情報テーブル31、UI差分格納テーブル(基準機器用)33、UI差格納テーブル(利用機器参照用)34、UI基準情報テーブル35に格納される対象となるデータが同図に示すような共通フォーマットファイルでクライアントからサーバ側へ送信されている例を示す。共通フォーマットファイルの形式としては、例えば、同図に示すように、CSV形式がある。
共通フォーマットファイルには、設定項目名,R,G,B,Fontサイズ,文字装飾,画面内の設定値(ドット),画面比率,オプション1,オプション2,・・・等の情報が格納される。
図5に示すように、基準機器22から送信されたユーザ情報([USER Setting])やディスプレイの情報([HardWareDisplayProperty])、GUIの設定情報([GUI Setting])等がIF調節支援サーバ21に格納される(同図では、紙面の都合で設定情報の後半を省略しているが、実際は基準機器22に備わっているGUIの設定情報が全て網羅されている)。
次に、上述した各フェーズの処理のフローについて説明する。
図6は、本実施形態における<基準機器登録フェーズ>の処理フローを示す。設定情報HAのインストールされたクライアントにおいて、ユーザがそのクライアントのユーザインターフェースをカスタマイズして、クライアント上でそのユーザインターフェースの設定を確定させる。そうすると、設定情報HAは、IF調節支援サーバ21との間で以下の処理を行う。
まず、設定情報HAは、クライアント属性を判断する(ステップ1。以下、ステップを「S」と称する。)。ここでは、基準機器22をIF調節支援サーバ21に登録する段階であるため、ユーザにより当該使用機器を基準機器として設定する旨が指定される。そうすると、クライアント属性は、基準機器となる。また、既に基準機器として登録され、設定内容を更新する場合には、後述するように、そのクライアントに既に共通フォーマットファイルが存在する。この場合、設定情報HAはそのファイルを検索することで、クライアント属性を基準機器と判断することもできる。
このようにして、クライアント属性が基準機器であると判断された場合、S2の処理を行う。なお、クライアント属性が「基準機器」でないと判断された場合(すなわち、利用機器の場合)、図7AのS23へ進む。
次に、当該クライアントのユーザインターフェースがカスタマイズされているか否かが判断される(S2)。ユーザインターフェースがカスタマイズされていないと判断された場合、クライアントのユーザインターフェース設定のまま表示される(S6)。すなわち、特別な処理はなされずに、通常通りに表示される。
ユーザインターフェースがカスタマイズされていると判断された場合、クライアントのユーザインターフェースのデフォルトの設定情報が共通フォーマットファイル(以下、「基準機器UIデフォルト設定情報」という)に収集されて、IF調節支援サーバ21に送信される(S3)。このとき、ユーザID、パスワード等のユーザの認証情報も共通フォーマットファイルに格納されて送信される(図5参照)。
S3での送信処理が不能である(すなわち、ネットワークに接続不能)場合、クライアントのユーザインターフェース設定のまま表示される(S6)。S3での送信処理が可能(すなわち、ネットワークに接続可能)であれば、さらに、ユーザによりカスタマイズされたクライアントのユーザインターフェースの設定情報が共通フォーマットファイル(以下、「基準機器UIカスタム設定情報」という)に収集され、IF調節支援サーバ21に送信される(S5)。さらに、クライアントからIF調節支援システム20へログインがなされる。
IF調節支援サーバ21は、クライアントからログインされた場合(S7)、S3とS5で送信された基準機器UIデフォルト設定情報と基準機器UIカスタム設定情報とを受信する(S8,S9)。
IF調節支援サーバ21は、S8,S9で受信した基準機器UIデフォルト設定情報と基準機器UIカスタム設定情報との内容が完全に一致するか否かを判断する(S10)。S10において、一致した場合、S12の処理を行う。
S10において、一致しない場合、IF調節支援サーバ21は、基準機器UIカスタム設定情報をデータベースに格納する(S11)。すなわち、基準機器UIカスタム設定情報は、UI設定情報テーブル31に格納される。
次に、クライアントのデフォルト設定(基準機器UIデフォルト設定情報)がデータベースに格納される。すなわち、基準機器UIデフォルト設定情報は、UI基準格納テーブル35に格納される。さらに、UI設定情報テーブル31とUI基準格納テーブル35の差分情報がUI基準情報格納テーブル35に格納される。
また、ユーザID等やパスワード等もそれぞれ、ユーザテーブル30、パスワードテーブル32に格納される。こうして、基準機器のIF調節支援サーバ21への登録が完了する(S13)。
図7A〜図7Iは、本実施形態における<利用機器内IF参照フェーズ>の処理フローを示す。ユーザがクライアントを使用する場合、まず、クライアント属性が基準機器される。図6のS1で述べたように、クライアントが基準機器と判断された場合、図6の基準機器登録フェーズの処理フローを行う(S22)。
クライアント属性が利用機器であると判断された場合、ネットワークへの接続が試みられる(S23)。ネットワークに接続できない場合、図6のS6と同様に、クライアントの設定がそのまま表示される(S27)。
ネットワークに接続できた場合、クライアントの初期設定のインターフェースのデフォルトの設定情報と、クライアントの現在のインターフェースの設定情報とを一時的にクライアントに格納する(S24)。さらに、クライアントからIF調節支援システム20へログインがなされる。
IF調節支援サーバ21は、クライアントからログインされた場合(S28)、そのクライアントに共通フォーマットファイルがあるかが確認される(S26)。なお、ログインされなかった場合には、図9のフローが行われる。
共通フォーマットファイルがない場合、図7BのS41へ進む。共通フォーマットファイルがある場合、IF調節支援サーバ21は、そのログインしているクライアントが基準機器であると判断する(S29)。
さらに、IF調節支援サーバ21は、クライアントのインターフェースがカスタマイズされているか否かを判断する(S30)。クライアントのインターフェースがカスタマイズされていない場合、クライアントのユーザインターフェースの設定をそのまま表示する(S27)。クライアントのユーザインターフェースのカスタマイズされている場合(例えば、基準機器UIカスタム設定情報が既に存在する場合)、図6の基準機器登録フェーズの処理フローを行う(S22)。
S26で共通フォーマットファイルがない場合、クライアントのGUIの設定情報(利用機器設定情報)が収集され、IF調節支援サーバ21に送信される(S41)。その利用機器設定情報を受信したIF調節支援サーバ21では、その利用機器設定情報に含まれる設定情報HAのシリアルナンバーが、UI設定情報テーブル31に格納されているユーザIDに対応するシリアルナンバーと異なることから、IF調節支援サーバ21は、ユーザが利用機器を用いてアクセスしていると判断する(S42)。
IF調節支援サーバ21は、S11で格納したカスタマイズ後の共通フォーマットファイル(基準機器UIカスタム設定情報)と、S41で受信した情報とを比較する(S43)。
S43で比較した内容に差がない場合、クライアントのユーザインターフェースの設定をそのまま表示する(S27)。S43で比較した内容に差がある場合、図7C以降の処理を行い、設定情報HAによりクライアントのGUIは再設定され(S44)、IF調節支援サーバ21に登録したGUI環境がクライアント側(利用機器23)で再現される(S45)。
以下では、S43で差があると判断された場合について詳述する。S43で差があると判断された場合、設定情報HAにより、表示対象が確認される(S52)。表示対象がクライアントのGUI以外である場合(例えば、ネットワーク上の所定のユーザインターフェースを表示させる場合)(S53)、図8のS141へ進む。
また、表示対象がクライアントのGUIである場合(クライアント内の所定のユーザインターフェースを表示させる場合)(S53)、IF調節支援サーバ21は、S42で受信した利用機器設定情報を読み込む(S54)。さらに、IF調節支援サーバ21は、UI設定情報テーブル31に格納した基準機器UIカスタム設定情報を読み込む(S55)。
IF調節支援サーバ21は、S54とS55で読み込んだ利用機器設定情報と基準機器UIカスタム設定情報を1行ずつ比較する(S56)。ここでの比較は、GUIの項目名(例えば、図5の[GUI Setting]の項目)で共通するものがあるか否かを判断する(S57)。合致する項目は抽出する(S58)。GUIの項目について、すべて比較し終えたら、図7DのS61の処理へ進む。
設定情報HAは、クライアントのGUIのデフォルト設定を収集して、共通フォーマットファイルに格納してIF調節支援サーバ21へ送信する(S61)。IF調節支援サーバ21は、その共通フォーマットファイルを受信して(S62)、データベース(UI基準情報格納テーブル35)に格納する(S63)。
IF調節支援サーバ21は、図7CのS58で合致したGUIの共通項目情報と、S63で格納した共通フォーマットファイルのうちのデータ項目「HardwareDisplayProperty」をクライアントへ送信する(S64)。クライアントでは、それらの送信情報を受信する(S65)。
設定情報HAは、それらの受信情報(S58で合致したGUIの共通項目情報と、S63で格納した共通フォーマットファイルのうちのデータ項目「HardwareDisplayProperty」(図5参照))に基づいて、まず、最小Dpiサイズ「MIN DPI Size」を比較する(S66)。Dpi(Dot per inch)は、1インチの長さをどれだけの点で表現するのかを表し、表示機器の点の密度を示す。
S66において、受信情報に最小Dpiの定義がない場合、すなわち、[HardwareDisplayProperty]の「MIN DPI Size」(図5参照)がない場合、標準的なDpiサイズ値96Dpiを設定する(S67)。
S66において、IF調節支援サーバ21に登録されたDpiサイズ値が表示先より低い場合、Dpiサイズ値を表示先のサイズ値に設定する(S68)。
S66において、IF調節支援サーバ21に登録されたDpiサイズ値が表示先のサイズ値より高い場合、IF調節支援サーバ21に登録されたサイズ値に設定する(S69)。
次に、設定情報HAは、S65の受信情報に基づいて、最大Dpiサイズ「MAX DPI Size」を比較する(S71)。
S71において、受信情報に最大Dpiの定義がない場合、すなわち、[HardwareDisplayProperty]の「MAX DPI Size」がない場合、標準的なDpiサイズ値96Dpiを設定する(S72)。
S71において、IF調節支援サーバ21に登録されたDpiサイズ値が表示先のサイズ値より低い場合、IF調節支援サーバ21に登録されたサイズ値に設定する(S73)。
S71において、IF調節支援サーバ21に登録されたDpiサイズ値が表示先のサイズ値より高い場合、Dpiサイズ値を表示先のサイズ値に設定する(S74)。
設定情報HAは、S67〜S69、S72〜S74で設定された最小Dpi値及び最大Dpi値をIF調節支援サーバ21に送信する(S75)。IF調節支援サーバ21はそのDpi値を受信する(S76)。
設定情報HAにより、そのクライアントのフォントサイズが、その設定した最小Dpi値及び最大Dpi値に基づいて変更される(S77)。このDPI値やこのフォントサイズはメモリのテンポラリ領域に仮設定される(S78)。
次に、設定情報HAは、S65の受信情報に基づいて、画面比率(図5で言えば、[HardwareDisplayProperty]の「MIN/MAX Display resolution」の[4:3]、[16:9])を比較する。
S81において、画面比率が同じである場合、設定情報HAは、解像度([HardwareDisplayProperty]の「MIN/MAX Display resolution」)の比較を行う(S90)。
S90において、共通フォーマットファイルの解像度の方が表示先の解像度よりも高い場合、表示先の解像度を設定する(S91)。
S90において、表示先の解像度が共通フォーマットファイルの解像度よりも高い場合、表示先の解像度に共通フォーマットファイルの解像度を設定する(S92)。その後、図7IのS121の処理へ進む。
S81において、画面比率が異なる場合、設定情報HAは、S65の受信情報に基づいて、表示先の横ドット幅(図5で言えば、[HardwareDisplayProperty]の「MIN/MAX Display resolution」の[600]または[1600])についての比較を行う(S82)。
S82において、表示先の幅が共通フォーマットファイルの設定値より広い場合、横幅を表示先のドット幅に拡大する(S83)。
S82において、表示先の幅が共通フォーマットファイルの設定値よりも狭い場合、横幅を表示先のドット幅にする(S84)。
それから、設定情報HAは、共通フォーマットファイルの設定値を基準にした横ドット幅の変化量(%)を記録する(S85)。すなわち、[(表示先の横ドット幅−共通フォーマットファイルの設定値)/共通フォーマットファイルの設定値]の値が記録される。
次に、設定情報HAは、S65の受信情報に基づいて、表示先の縦ドット幅(図5で言えば、[HardwareDisplayProperty]の「MIN/MAX Display resolution」の[400]または[900])についての比較を行う(S86)。
S86において、表示先の縦ドット幅が共通フォーマットファイルの設定値より広い場合、縦ドット幅を表示先のドット幅に拡大する(S87)。
S86において、表示先の縦ドット幅が共通フォーマットファイルの設定値よりも狭い場合、縦ドット幅を表示先のドット幅にする(S88)。
それから、設定情報HAは、共通フォーマットファイルの設定値を基準にした縦ドット幅の変化量(%)を記録する(S89)。すなわち、[(表示先の横ドット幅−共通フォーマットファイルの設定値)/共通フォーマットファイルの設定値]の値が記録される。
次に、設定情報HAは、S85で記録した横ドット幅の変化量(マイナス側(%))と共通フォーマットの設定値([GUI Setting]の「DPI Threshold of side(Minus)」を比較する(S101)。
S101において、その変化量が共通フォーマットの設定値の範囲外である場合(例えば、75%を超えている場合)、設定情報HAは、クライアントのディスプレイに、この横ドット幅についての設定を適用するか否かのダイアログ画面を表示させる(S102)。
このダイアログ画面では、適応する場合には「y」ボタン、キャンセルする場合には「N」ボタンを押下することができる。「y」ボタンが押下された場合(S103)、設定情報HAは、図7HのS111の処理へ進む。「N」ボタンが押下された場合(S105)、設定情報HAは、表示先の設定をデフォルトのままにして(S104)、図7HのS111の処理へ進む。
S101において、その変化量が共通フォーマットの設定値の範囲内である場合(例えば、75%以下の場合)、そのS85で記録した横ドット幅の変化量(マイナス側(%))をIF調節支援サーバ21へ送信する(S105)。IF調節支援サーバ21では、その変化量を受信し(S106)、差分情報としてUI差分格納テーブル(利用機器用)34へ格納する。それから、図7HのS111の処理へ進む。
次に、設定情報HAは、S89で記録した縦ドット幅の変化量(マイナス側(%))と共通フォーマットの設定値([GUI Setting]の「DPI Threshold of length(Minus)」を比較する(S111)。
S111において、その変化量が共通フォーマットの設定値の範囲外である場合(例えば、75%を超えている場合)、設定情報HAは、クライアントのディスプレイに、この縦ドット幅についての設定を適用するか否かのダイアログ画面を表示させる(S112)。
このダイアログ画面では、適応する場合には「y」ボタン、キャンセルする場合には「N」ボタンを押下することができる。「y」ボタンが押下された場合(S113)、設定情報HAは、図7IのS121の処理へ進む。「N」ボタンが押下された場合(S113)、設定情報HAは、ダイアログ画面で再調整するか否かを表示する(S114)。
このダイアログ画面には、適応する場合には「y」ボタン、キャンセルする場合には「N」ボタンを押下することができる。「y」ボタンが押下された場合(S115)、設定情報HAは、図7AのS22の処理へ進む。「N」ボタンが押下された場合(S115)、設定情報HAは、表示先の設定をデフォルトのままにする(S116)。
S111において、その変化量が共通フォーマットの設定値の範囲内である場合場合(例えば、75%以下の場合)、そのS89で記録した縦ドット幅の変化量(マイナス側(%))をIF調節支援サーバ21へ送信する(S117)。IF調節支援サーバ21では、その変化量を受信し(S118)、差分情報としてUI差分格納テーブル(利用機器用)34へ格納する。それから、図7IのS121の処理へ進む。
なお、本実施形態では説明の都合上、「DPI Threshold of side(Minus Percent)」と「DPI Threshold of length(Minus Percent)」のみを具体的したが、これだけでなく「DPI Threshold of side(Plus Percent)」と「DPI Threshold of length(Plus Percent)」、その他の項目についても比較がなされている。
次に、設定情報HAは、S65の受信情報において変更する項目がまだあるか否かについて判断する(S121)。
S121において、変更する項目がまだ存在すると判断された場合、設定情報HAは、共通フォーマットの項目を設定する(S122)。そして、設定情報HAは、クライアントのディスプレイに、この項目の設定を適用するか否かのダイアログ画面を表示させる(S123)。
このダイアログ画面では、適応する場合には「y」ボタン、キャンセルする場合には「N」ボタンを押下することができる。「y」ボタンが押下された場合(S124)、設定情報HAは、S121の処理へ進む。「N」ボタンが押下された場合(S124)、設定情報HAは、ダイアログ画面で再調整するか否かを表示する(S125)。
このダイアログ画面では、適応する場合には「y」ボタン、キャンセルする場合には「N」ボタンを押下することができる。「y」ボタンが押下された場合(S126)、設定情報HAは、図7AのS22の処理へ進む。「N」ボタンが押下された場合(S126)、設定情報HAは、表示先の設定をデフォルトのままにして(S127)、S121の処理へ進む。
S121において、変更する項目がないと判断された場合、適応結果を共通フォーマットでIF調節支援サーバ21に送信する(S128)。IF調節支援サーバ21では、その適応結果の共通フォーマットを受信し(S129)、UI差分格納テーブル(利用機器用)34へ格納する。そして、クライアントでは、それまでに設定情報HAにより適応された結果によるGUI環境で画面が表示される(S130)。
図8は、本実施形態における<ネットワークIF参照フェーズ>の処理フローを示す。図8は、図7Cの表示対象がクライアントのGUI以外である場合(S53)へ進んだ場合に実行されるフローである。
まず、ユーザがネットワーク上にあるユーザインターフェースをリクエストする(S141)。ここでは、クライアント側では、IF調節支援サーバ21を介して、ネットワーク上にある任意のコンテンツサーバ等へアクセスしている(S142)。
その任意のコンテンツサーバはそのアクセスに応じてコンテンツ(インターフェース)クライアントに提供する。このとき、そのコンテンツ(インターフェース)はIF調節支援サーバ21に受信される。IF調節支援サーバ21ではそのコンテンツ(インターフェース)情報に対して、図7C〜図7Iの処理を行って、クライアントへ渡す(S143)。そして、クライアントでは、それまでに設定情報HAにより適応された結果によるGUI環境で画面が表示される(S144)。
これにより、利用機器内に存在するユーザインターフェースを参照する場合だけでなく、ネットワーク上にあるユーザインターフェースを参照する場合にも、利用機器に基準機器のユーザインターフェース環境を適応することができる。
図9は、本実施形態における<終了フェーズ>の処理フローを示す。図9は、図7AのS28でIF調節支援システム20へログインしない場合に実行されるフローである。
まず、設定情報HAは、クライアントのインターフェースとクライアントの設定情報を読み出す(S151)。次に、現在クライアントに表示されているインターフェースと設定情報を読み込む(S152)。
設定情報HAは、S151で読み込んだ情報とS152で読み込んだ情報とが一致するか否かを判断する(S153)。一致する場合、図7AのS27へ進む。不一致の場合、設定情報HAは、現在クライアントに表示されているインターフェースと設定情報とを消去する(S154)。
それから、図7Aの24において、一時的にクライアントに格納した、クライアントの初期設定のインターフェースのデフォルトの設定情報と、クライアントの基準機器の環境適用前のインターフェースの設定情報とを、当該クライアントに適応する(S155)。
これにより、システムへのログイン終了時またはネットワーック切断等の通信エラーにより強制終了時等にその最適表示設定情報を消去して、その適用前の利用機器のインターフェース環境を迅速に復元することで、個人情報の保護を図ることができる。
図10は、本実施形態における<差分情報提供フェーズ>を示す。まず、プロダクトクリエータ端末24より差分情報から差分情報のリクエストがIF調節支援サーバ21へ送信される(S161)。
IF調節支援サーバ21では、データベースのUI差分格納テーブル34から差分情報を取り出し、その差分情報をクライアントへ送信する(S162)。その差分情報を取得したクライアント側では、その数値化されている差分情報に対して統計的手法を用いて演算を行う(S163)。統計的手法とは、例えば、対象となるユーザ群及びインターフェース群の差分情報に対して、集計を行い、その平均、標準偏差、正規分布、分散、最頻度等を行うことである。なお、統計的手法はこれらに限定されず、公知のものを全て含む。
その統計結果はグラフ化等により視覚化されてクライアントの表示画面に表示される(S164)。
図11は、本実施形態の一例を示す。同図は、IF調節支援システム20を経由しネットワーク上のインターフェースを参照する場合について示している。まず、ユーザは、利用機器23を用いて、従来と同じ手法でネットワーク上のインターフェースを参照しようと、IF調節支援サーバ21を介して、ネットワーク上の外部サーバ50にアクセスする。すると、IF調節支援サーバ21が外部サーバ50からインターフェースを取得する。
IF調節支援サーバ21では、その取得したインターフェースを利用機器23により指定されたサイズに最適化し、利用機器23へ送信する。IF調節支援サーバ21では、最適化時の差分情報をデータベースへ記録する。
利用機器23では、最適化されたインターフェースが表示される。利用機器23を用いて、ユーザがネットワーク上の新たなインターフェースへアクセスする毎に、IF調節支援サーバ21による上記の最適化処理及び差分情報の蓄積が行われる。
差分情報を参考にすることにより、プロダクトクリエータは、新たなインターフェースの作成に際して、より最適なインターフェースを作成することができる。
なお、上述のクライアント側での処理、及びサーバ側での処理は、本実施形態で説明した内容に限定されず、可能であれば、本実施形態でのクライアント側での処理をサーバ側で行ってもよいし、本実施形態でのサーバ側での処理をクライアント側で行ってもよい。
図12は、本実施形態におけるクライアント又はサーバのハードウェア環境の構成ブロック図である。同図においてクライアントは、CPU62、リードオンリメモリ(ROM)63、ランダムアクセスメモリ(RAM)66、通信インターフェース(以下、インターフェースをI/Fという)64、記憶装置67、出力I/F61、入力I/F65、可搬型記憶媒体の読み取り装置68、およびこれらの全てが接続されたバス69、出力I/F61に接続している出力装置70、入力I/F65に接続している入力装置71によって構成されている。
記憶装置67としてはハードディスク、磁気ディスクなど様々な形式の記憶装置を使用することができる。このような記憶装置67、またはROM63には、上記の実施形態で用いたフローのプログラムが格納されている。また、記憶装置67には、IF調節支援サーバ21の場合であれば、共通フォーマットファイル、データベース、図5のテーブル群を格納することができる。また、記憶装置67には、クライアントの場合であれば、クライアントのデフォルトのインターフェース設定の共通フォーマットファイル、カスタマイズ後のインターフェース設定の共通フォーマットファイル等が格納される。
本実施形態にかかるプログラムは、プログラム提供者側からネットワーク69、および通信I/F64を介して、例えば記憶装置67に格納してもよい。また、このプログラムは、市販され、流通している可搬型記憶媒体に格納され、読み取り装置68にセットされて、CPU62によって実行してもよい。可搬型記憶媒体としてはCD−ROM、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、ICカードなど様々な形式の記憶媒体を使用することができ、このような記憶媒体に格納されたプログラムが読み取り装置68によって読み取られる。
また、入力装置71には、キーボード、マウス、または電子カメラ、マイク、スキャナ、センサ、タブレットなどを用いることが可能である。また、出力装置70には、ディスプレイ、プリンタ、スピーカなどを用いることが可能である。また、ネットワーク69は、インターネット、LAN、WAN、専用線、有線、無線等の通信網であってよい。
以上より、機器のユーザインターフェースに関して、従来は使用する機器が複数存在する場合に、ユーザは異なる機器を使用する毎にユーザインターフェース環境の調節を行わなければならなかった。そのため、一定の効果を常に得ることは難しかった。
しかしながら、本システムを用いることにより、他の機器(利用機器)へ基準機器のユーザインターフェースの表示設定を転送するができるので、機器を問わず一定の操作感が期待できる。
すなわち、本システムを機器の種類を問わずに採用し、さまざまな認証方法に対応させることにより、ユーザが一意に特定可能であれば、家庭にあるパソコンで使用しているユーザインターフェースによる操作感を、銀行のキャッシュディスペンサーや鉄道の券売機等に対してそのインターフェースの効果を再現することができる。
つまり、個々のユーザに適したユーザインターフェースを、ネットワークに散在したユーザインターフェースへ活用を行うことができる。したがって、機器のバリアが低く抑えられることで、バリアフリーの促進が容易になり、個々のユーザへ最適化された環境を提供するができる。
また、従来では、ユーザインターフェースの情報は、機器の表示の最適化にのみ貢献してきたが、本システムでは最適化に際して蓄積されたインターフェース設定の差分情報に対して統計的演算を行い、その結果をグラフ化等により視覚化して提示することができる。これにより、インターフェースの抱える弱点の把握と改良が容易になり、工数や時間、テストのプロダクトクリエータへの負荷、操作性の平均化、色彩のトレンドなどの嗜好調査などが容易になる。
本発明によれば、任意の表示調節を有した機器のユーザインターフェースを使用して、ユーザ自らがユーザビリティの向上のために表示態様のカスタマイズを行った場合、その表示態様の設定内容や機能拡張用のソフトウェアやプラグインをネットワーク上に登録することができる。
これにより、ユビキタス社会に向けて、場所や機器を問わずバリアフリーな環境を実現することができる。また、クライアント固有の表示設定の使用した際に、ネットワーク上のインターフェースについてはプロダクトクリエータの意図に反しない表示レイアウトを維持することができる。
なお、本発明は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または態様を取ることができる。
(付記1) 第1の表示機器のユーザインターフェースの表示環境を調節して第2の表示機器へ適応するインターフェース調節支援システムであって、
前記第1の表示機器のユーザインターフェースの表示設定情報である第1の表示設定情報が入力される第1の表示設定情報入力手段と、
前記第1の表示設定情報が格納される第1の表示設定情報格納手段と、
前記第1の表示設定情報に基づいて、前記第2の表示機器に前記第1の表示機器の表示環境を適応させる表示適応手段と、
を備えることを特徴とするインターフェース調節支援システム。
(付記2) 前記表示適応手段は、
前記第2の表示機器のユーザインターフェースの表示設定情報である第2の表示設定情報を取得する第2の表示設定情報取得手段と、
前記第1の表示設定情報と前記第2の表示設定情報とを比較する比較手段と、
前記比較手段による比較結果に基づいて、前記第1の表示設定情報と前記第2の表示設定情報とから、前記第2の表示機器に表示させる最適な前記表示設定情報を生成する最適化手段と、
前記最適化手段により得られた最適表示設定情報を前記第2の表示機器に適応する最適表示適応手段と、
を備えることを特徴とする付記1に記載のインターフェース調節支援システム。
(付記3) 前記最適化手段は、前記第1の表示設定情報を基準とした前記最適設定情報の変化量を差分情報として取得する
ことを特徴とする付記2に記載のインターフェース調節支援システム。
(付記4) 前記インターフェース調節支援システムは、さらに、
前記最適化手段により得られた前記差分情報が格納される差分情報格納手段
を備えることを特徴とする付記3に記載のインターフェース調節支援システム。
(付記5) 前記インターフェース調節支援システムは、さらに、
前記差分情報格納手段に格納された前記差分情報を提供する差分情報提供手段
を備えることを特徴とする付記4に記載のインターフェース調節支援システム。
(付記6) 前記差分情報提供手段は、前記差分情報に対して統計化処理を行って、視覚化して該差分情報を提供する
ことを特徴とする付記5に記載のインターフェース調節支援システム。
(付記7) 前記表示適応手段は、さらに、
前記最適表示適応手段により前記第2の表示機器に前記最適表示設定情報が適応された後に当該インターフェース調節支援システムが終了する場合、該第2の表示機器から該適用された最適表示設定情報を消去して、該第2の表示機器のユーザインターフェース環境を該適用前のユーザインターフェース環境に復元する復元手段
を備えることを特徴とする付記2に記載のインターフェース調節支援システム。
(付記8) 前記表示適応手段は、前記第2の表示機器内に存在するユーザインターフェースを参照する場合、または、前記ネットワーク上に存在するユーザインターフェースを参照する場合、前記最適表示設定情報を該第2の表示機器に適応する
ことを特徴とする付記2に記載のインターフェース調節支援システム。
(付記9) インターフェース調節支援管理装置から、基準機器の基本表示設定情報を受信する受信手段と、
前記基本表示設定情報に基づいて、表示環境を適応させる表示適応手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
(付記10) 前記表示適応手段は、
前記情報処理装置の現在のユーザインターフェースの表示設定情報である現表示設定情報を取得する表示設定情報取得手段と、
前記基本表示設定情報と前記現表示設定情報とを比較する比較手段と、
前記比較手段による比較結果に基づいて、前記基本表示設定情報と前記現表示設定情報とから、前記情報処理装置に表示させる最適な前記表示設定情報を生成する最適化手段と、
前記最適化手段により得られた最適表示設定情報を前記情報処理装置に適応する最適表示適応手段と、
を備えることを特徴とする付記9に記載の情報処理装置。
(付記11) 前記表示適応手段は、さらに、
前記最適表示適応手段により前記最適表示設定情報が適応された後にインターフェース調節支援管理装置との通信が終了する場合、該最適表示設定情報を消去して、予め記憶した前記現最適表示設定情報を基に該最適表示設定情報適用前のユーザインターフェース環境に復元する復元手段
を備えることを特徴とする付記10に記載の情報処理装置。
(付記12) コンピュータを、
インターフェース調節支援管理装置から、基準機器の基本表示設定情報を受信する受信手段と、
前記表示設定情報に基づいて、表示環境を適応させる表示適応手段とを機能させるためのプログラム。
(付記13) 前記表示適応手段は、
前記情報処理装置の現在のユーザインターフェースの表示設定情報である現表示設定情報を取得する表示設定情報取得手段と、
前記基本表示設定情報と前記現表示設定情報とを比較する比較手段と、
前記比較手段による比較結果に基づいて、前記基本表示設定情報と前記現表示設定情報とから、前記情報処理装置に表示させる最適な前記表示設定情報を生成する最適化手段と、
前記最適化手段により得られた最適表示設定情報を前記情報処理装置に適応する最適表示適応手段と、
を備えることを特徴とする付記12に記載のプログラム。
(付記14) 前記表示適応手段は、さらに、
前記最適表示適応手段により前記最適表示設定情報が適応された後にインターフェース調節支援管理装置との通信が終了する場合、該最適表示設定情報を消去して、予め記憶した前記現最適表示設定情報を基に該最適表示設定情報適用前のユーザインターフェース環境に復元する復元手段
を備えることを特徴とする付記13に記載のプログラム。
(付記15) 第1の表示機器のユーザインターフェースの表示環境を調節して第2の表示機器へ適応するインターフェース調節支援管理装置であって、
前記第1の表示機器のユーザインターフェースの表示設定情報である第1の表示設定情報が格納される第1の機器表示格納手段と、
前記第2の表示機器のユーザインターフェースの表示設定情報である第2の表示設定情報と前記第1の表示設定情報とが比較されて、前記第1の表示設定情報を基準とした前記最適設定情報の変化量が差分情報として格納される差分情報格納手段と、
を備えることを特徴とするインターフェース調節支援管理装置。
(付記16) 前記インターフェース調節支援管理装置は、さらに、
前記差分情報格納手段に格納された前記差分情報を提供する差分情報提供手段
を備えることを特徴とする付記15に記載のインターフェース調節支援管理装置。
(付記17) 前記差分情報提供手段は、前記差分情報に対して統計化処理を行って、視覚化して該差分情報を提供する
ことを特徴とする付記16に記載のインターフェース調節支援管理装置。
(付記18) 前記インターフェース調節支援管理装置は、さらに、
前記第1の表示設定情報に基づいて、前記第2の表示機器に前記第1の表示機器の表示環境を適応させる表示適応手段を備え、
前記表示適応手段は、
前記第2の表示機器のユーザインターフェースの表示設定情報である第2の表示設定情報を取得する第2の機器表示取得手段と、
前記第1の表示設定情報と第2の表示設定情報とを比較する比較手段と、
前記比較手段による比較結果に基づいて、前記第1の表示設定情報と前記第2の表示設定情報とから、前記第2の表示機器に表示させる最適な前記表示設定情報を取得する最適化手段と、
前記最適化手段により得られた最適設定情報を前記第2の表示機器に適応する最適表示適応手段と、
を有し、
前記表示適応手段は、前記第2の表示機器からネットワーク上に存在するユーザインターフェースを参照する旨の要求があった場合に、前記第2の表示機器に前記最適表示設定情報を適応する
ことを特徴とする付記15に記載のインターフェース調節支援管理装置。
(付記19) 第1の表示機器のユーザインターフェースの表示環境を調節して第2の表示機器へ適応するインターフェース調節支援管理コンピュータを、
前記第1の表示機器のユーザインターフェースの表示設定情報である第1の表示設定情報が格納される第1の機器表示格納手段と、
前記第2の表示機器のユーザインターフェースの表示設定情報である第2の表示設定情報と前記第1の表示設定情報とが比較されて、前記第1の表示設定情報を基準とした前記最適設定情報の変化量が差分情報として格納される差分情報格納手段とを機能させるためのプログラム。
(付記20) さらに、前記差分情報格納手段に格納された前記差分情報を提供する差分情報提供手段
を備えることを特徴とする付記19に記載のプログラム。
本発明におけるインターフェース調節支援システムの全体構成の概念図を示す。 本実施形態におけるインターフェース調節支援システムのネットワーク構成を示す。 本実施形態におけるIF調節支援システム20の一連の流れを示す。 本実施形態におけるIF調節支援サーバ21に格納されるテーブル群を示す。 本実施形態における共通フォーマットファイルの一例を示す。 本実施形態における<基準機器登録フェーズ>の処理フローを示す。 本実施形態における<利用機器内IF参照フェーズ>の処理フロー(その1)を示す。 本実施形態における<利用機器内IF参照フェーズ>の処理フロー(その2)を示す。 本実施形態における<利用機器内IF参照フェーズ>の処理フロー(その3)を示す。 本実施形態における<利用機器内IF参照フェーズ>の処理フロー(その4)を示す。 本実施形態における<利用機器内IF参照フェーズ>の処理フロー(その5)を示す。 本実施形態における<利用機器内IF参照フェーズ>の処理フロー(その6)を示す。 本実施形態における<利用機器内IF参照フェーズ>の処理フロー(その7)を示す。 本実施形態における<利用機器内IF参照フェーズ>の処理フロー(その8)を示す。 本実施形態における<利用機器内IF参照フェーズ>の処理フロー(その9)を示す。 本実施形態における<ネットワークIF参照フェーズ>の処理フローを示す。 本実施形態における<終了フェーズ>の処理フローを示す。 本実施形態における<差分情報提供フェーズ>の処理フローを示す。 IF調節支援システム20を経由しネットワーク上のインターフェースを参照する場合の一例を示す。 本実施形態におけるクライアント又はサーバのハードウェア環境の構成ブロック図である。 従来における機器内に完結したインターフェースの使用例を示す。 従来における機器内で完結していない場合のユーザインターフェースの使用例(プロダクトクリエータの意図した表示)を示す。 従来における機器内で完結していない場合のユーザインターフェースの使用例(ユーザによる表示調整後)を示す。 従来における機器毎に表示態様が異なる例を示す。
符号の説明
1 インターフェース調節支援システム
2 第1の表示設定情報入力手段
3 第1の表示設定情報格納手段
4 表示適応手段
5 第2の表示設定情報取得手段
6 比較手段
7 最適化手段
8 最適表示適応手段
9 復元手段
10 差分情報格納手段
11 差分情報提供手段
20 インターフェース調節支援システム
21 IF調節支援サーバ
22 基準機器
23 利用機器
24 プロダクトクリエータ端末
25 ネットワーク
30 ユーザテーブル
31 UI設定情報テーブル
32 パスワードテーブル
33 UI差分格納テーブル(基準機器用)
34 UI差格納テーブル(利用機器参照用)
35 UI基準情報テーブル
50 外部サーバ

Claims (10)

  1. 第1の表示機器のユーザインターフェースの表示環境を調節して第2の表示機器へ適応するインターフェース調節支援システムであって、
    前記第1の表示機器のユーザインターフェースの表示設定情報である第1の表示設定情報が入力される第1の表示設定情報入力手段と、
    前記第1の表示設定情報が格納される第1の表示設定情報格納手段と、
    前記第1の表示設定情報に基づいて、前記第2の表示機器に前記第1の表示機器の表示環境を適応させる表示適応手段と、
    を備え、
    前記表示適応手段は、
    前記第2の表示機器のスペックに基づくデフォルトのユーザインターフェースの第2の表示設定情報を取得する第2の表示設定情報取得手段と、
    前記第1の表示設定情報と前記第2の表示設定情報とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果に基づいて、前記第2の表示設定情報を用いて前記第2の表示機器のスペックの範囲内で前記第1の表示設定情報を最適化して前記表示設定情報を生成する最適化手段と、
    前記最適化手段により得られた最適表示設定情報を前記第2の表示機器に適応して、前記第2の表示機器のスペックの範囲内で前記第1の表示機器のユーザインターフェースを前記第2の表示機器に表示させる最適表示適応手段と、
    を備えることを特徴とするインターフェース調節支援システム。
  2. 前記インターフェース調節支援システムは、さらに、ユーザにより使用される表示機器が前記第1の表示機器として設定されているか否か、または前記第1の表示設定情報が存在するか否かに応じて、前記ユーザにより使用される表示機器が前記第1の表示機器であるかまたは第2の表示機器であるかを判定する判定手段を備え、
    前記表示機器が第1の表示機器であると判定された場合、前記第1の表示設定情報入力手段により、前記第1の表示機器のユーザインターフェースの第1の表示設定情報が入力され、
    前記表示機器が第2の表示機器であると判定された場合、前記表示適応手段により、前記第1の表示設定情報に基づいて、前記第2の表示機器に前記第1の表示機器の表示環境を適応させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のインターフェース調節支援システム。
  3. 前記最適化手段は、前記第1の表示設定情報を基準とした前記最適表示設定情報の変化量を差分情報として取得する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のインターフェース調節支援システム。
  4. 前記インターフェース調節支援システムは、さらに、
    前記最適化手段により得られた前記差分情報が格納される差分情報格納手段
    を備えることを特徴とする請求項3に記載のインターフェース調節支援システム。
  5. インターフェース調節支援管理装置から、基準機器の基本表示設定情報を受信する受信手段と、
    前記基本表示設定情報に基づいて、表示環境を適応させる表示適応手段と、
    を備える情報処理装置であって、
    前記表示適応手段は、
    前記情報処理装置の表示部のスペックに基づくデフォルトのユーザインターフェースの表示設定情報である表示設定情報を取得する表示設定情報取得手段と、
    前記基本表示設定情報と前記表示設定情報とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果に基づいて、前記表示設定情報を用いて前記情報処理装置の表示部のスペックの範囲内で前記基準表示設定情報を最適化して前記表示設定情報を生成する最適化手段と、
    前記最適化手段により得られた最適表示設定情報を前記情報処理装置に適応して、前記情報処理装置の表示部のスペックの範囲内で前記基準機器のユーザインターフェースを前記情報処理装置の表示部に表示させる最適表示適応手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置は、さらに、
    前記基準機器のユーザインターフェースの表示設定情報である基準表示設定情報が入力される基準表示設定情報入力手段と、
    ユーザにより使用される当該情報処理装置が前記基準機器として設定されているか否か、または前記基本表示設定情報が存在するか否かに応じて、前記ユーザにより使用される当該情報処理装置が前記基準機器であるか否かを判定する判定手段を備え、
    前記情報処理装置が前記基準機器であると判定された場合、前記基本表示設定情報入力手段により、前記基準機器のユーザインターフェースの基本表示設定情報が入力され、
    前記情報処理装置が前記基準機器でないと判定された場合、前記表示適応手段により、前記基本表示設定情報に基づいて、前記情報処理装置に前記基準表示機器の表示環境を適応させる
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記表示適応手段は、さらに、
    前記最適表示適応手段により前記最適表示設定情報が適応された後にインターフェース調節支援管理装置との通信が終了する場合、該最適表示設定情報を消去して、予め記憶した該最適表示設定情報適用前の前記情報処理装置のユーザインターフェースの表示設定情報を基に該最適表示設定情報適用前のユーザインターフェース環境に復元する復元手段
    を備えることを特徴とする請求項5または6に記載の情報処理装置。
  8. コンピュータに、
    インターフェース調節支援管理装置から、基準機器の基本表示設定情報を受信し、
    前記基本表示設定情報に基づいて、表示環境を適応させる処理を実行させ、
    前記表示環境を適応させる場合、前記コンピュータに、
    前記コンピュータの表示部のスペックに基づくデフォルトのユーザインターフェースの表示設定情報である表示設定情報を取得し、
    前記基本表示設定情報と前記表示設定情報とを比較し、
    前記比較結果に基づいて、前記表示設定情報を用いて前記コンピュータの表示部のスペックの範囲内で前記基準表示設定情報を最適化して前記表示設定情報を生成し、
    前記最適表示設定情報を前記コンピュータに適応して、前記コンピュータの表示部のスペックの範囲内で前記基準機器のユーザインターフェースを前記コンピュータの表示部に表示させる、
    処理を実行させるためのプログラム。
  9. 第1の表示機器のユーザインターフェースの表示環境を調節して第2の表示機器へ適応するインターフェース調節支援管理装置であって、
    前記第1の表示機器のユーザインターフェースの表示設定情報である第1の表示設定情報が格納される第1の機器表示格納手段と、
    前記第2の表示機器のスペックに基づくデフォルトのユーザインターフェースの第2の表示設定情報と前記第1の表示設定情報とが比較されて、該比較結果に基づいて、前記第2の表示設定情報を用いて前記第2の表示機器のスペックの範囲内で前記第1の表示設定情報を最適化した表示設定情報であって、前記第2の表示機器のスペックの範囲内で前記第1の表示機器のユーザインターフェースを前記第2の表示機器に表示させるための最適表示設定情報が得られ、前記第1の表示設定情報を基準とした前記最適表示設定情報の変化量が差分情報として格納される差分情報格納手段と、
    を備えることを特徴とするインターフェース調節支援管理装置。
  10. 第1の表示機器のユーザインターフェースの表示環境を調節して第2の表示機器へ適応するインターフェース調節支援管理コンピュータに、
    前記第1の表示機器のユーザインターフェースの表示設定情報である第1の表示設定情報を記憶装置に格納し、
    前記第2の表示機器のスペックに基づくデフォルトのユーザインターフェースの第2の表示設定情報と前記第1の表示設定情報とが比較されて、該比較結果に基づいて、前記第2の表示設定情報を用いて前記第2の表示機器のスペックの範囲内で前記第1の表示設定情報を最適化した表示設定情報であって、前記第2の表示機器のスペックの範囲内で前記第1の表示機器のユーザインターフェースを前記第2の表示機器に表示させるための最適表示設定情報を得て、前記第1の表示設定情報を基準とした前記最適表示設定情報の変化量を差分情報として前記記憶装置に格納する
    処理を実行させるためのプログラム。
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