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JP4701915B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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JP4701915B2 JP2005236505A JP2005236505A JP4701915B2 JP 4701915 B2 JP4701915 B2 JP 4701915B2 JP 2005236505 A JP2005236505 A JP 2005236505A JP 2005236505 A JP2005236505 A JP 2005236505A JP 4701915 B2 JP4701915 B2 JP 4701915B2
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Description

本発明は、画像形成装置に関し、詳しくは、像担持体上に形成したトナー画像を画像形成媒体(中間転写体、記録媒体等)に転写することにより画像を形成する画像形成装置に関する。
カラー画像を複写するタンデム型のカラー画像形成装置では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色のトナー像を感光体ドラム等の像担持体上に形成し、これら各色のトナー像を記録媒体上に重ね合わせて転写して、カラー画像を形成する。このようなタンデム型のカラー画像形成装置では、記録媒体として連続紙を用いるものがある(特許文献1参照)。
連続紙を用いたカラー画像形成装置では、感光体ドラムの上流側に搬送基準ローラ等の用紙搬送手段を設け、用紙搬送手段の送り速度よりも感光体ドラムの周速を速く設定するのが一般的である。これは、感光体ドラムの周速の方が用紙速度よりも遅い場合、感光体ドラムと用紙搬送手段の間で連続紙が弛むことになり、正常な用紙送りができなくなるからである。つまり、連続紙は搬送方向に張力を受けながら搬送されるため、感光体ドラム間で異なる伸びが生じる。
また、連続紙に感光体ドラム上のトナー像が転写される際に、感光体ドラム表面のトナー像が形成されていない部分は帯電しているため、連続紙が感光体ドラム表面に静電吸着する。このとき、印字パターンによって感光体ドラム表面のトナー像が占める面積の割合が、各感光体ドラムによって異なるため、連続紙が感光体ドラム表面に静電吸着する静電吸着力も各感光体ドラムで異なる。このため、連続紙のテンション(張力)が変動して、伸び量に差が発生する。これにより、各色ごとの連続紙上の転写位置に誤差が生じて、色ズレが生じる原因となる。
このようなことは、各色のトナー像を一旦中間転写ベルトに転写した後、記録媒体に転写する、所謂中間転写ベルトを備えた画像形成装置でも起こりうる。そこで、上記問題を解決する方法として、中間転写ベルトの伸びが安定した後に転写を開始するものがある(特許文献2参照)。しかし、特許文献2では、中間転写ベルトの伸びが安定するまで待機する必要がある。また、印字中に中間転写ベルトが伸びた場合、この伸びを吸収することは困難であり、感光体ドラムから中間転写ベルト上に画像が転写される際に、転写位置に誤差が生じて、色ズレが発生してしまう。
特開2004−184922号公報 特開平11−182403号公報
本発明は、印字中に記録媒体や中間転写体が伸びたり、印字パターンによって伸び量に差が発生しても、色ズレの発生を防止できることを目的とする。
請求項1に記載の本発明は、色毎に設けられた複数の像担持体と、前記像担持体に当接した画像転写媒体に転写バイアスを印加し、該像担持体に形成されたトナー像を前記画像転写媒体に転写する転写部材と、を備えた画像形成装置において、第1像担持体を回転駆動させる第1駆動モータに掛かる負荷トルクを検出する負荷トルク検出手段と、前記負荷トルク検出手段で検出した前記第1像担持体による転写始めの負荷トルクから、トナー像の転写時の前記画像転写媒体の伸び量を算出する演算手段と、前記伸び量に応じて前記第1像担持体の下流側の第2像担持体を回転させる第2駆動モータの回転速度を変調する制御手段と、を備えていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、負荷トルク検出手段によって、第1像担持体の転写始めに、第1像担持体を回転駆動させる第1駆動モータに掛かる負荷トルクが検出され、演算手段によって、検出された負荷トルクからトナー像の転写時の画像転写媒体の伸び量が算出される。そして、この画像転写媒体の伸び量に応じて、制御手段によって第1像担持体の下流側にある第2像担持体を回転駆動させる第2駆動モータの回転速度を、通常時(連続紙Pに伸びがないとき)よりも変調(速く)する。
つまり、第1像担持体のトナー像は、伸びた画像転写媒体へ転写される。このトナー像が転写された画像転写媒体は、第2像担持体のトナー像が転写されるときに、さらに伸びる。そこで、第1像担持体でトナー像が転写されたときの画像転写媒体の伸び量に応じて、第2像担持体の回転速度を速くすれば、第2像担持体上には第1像担持体上で伸びた画像転写媒体の伸び量に応じてトナー像が間延びして形成される。これにより、第1像担持体でトナー像が転写されるときに、画像転写媒体が伸びたことによる第2像担持体での色ズレは相殺される。
請求項2に記載の本発明は、色毎に設けられた複数の像担持体と、前記像担持体に当接した画像転写媒体に転写バイアスを印加し、該像担持体に形成されたトナー像を前記画像転写媒体に転写する転写部材と、を備えた画像形成装置において、第1像担持体を回転駆動させる第1駆動モータに掛かる負荷トルクを検出する負荷トルク検出手段と、前記負荷トルク検出手段で検出した前記第1像担持体の転写時の負荷トルクの変化から、前記画像転写媒体に転写されたトナーの分布割合を算出する演算手段と、前記トナーの分布割合に応じて前記第1像担持体の下流側の第2像担持体を回転させる第2駆動モータの所定時間後の回転速度を変化させる制御手段と、を備えていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、負荷トルク検出手段によって、第1像担持体からトナー像が転写されるときに、第1像担持体を回転駆動させる第1駆動モータに掛かる負荷トルクが検出され、演算手段によって、検出した負荷トルクから画像転写媒体のトナーの分布割合が算出される。
ところで、第1像担持体のトナー像が転写された画像転写媒体に、第2像担持体のトナー像が転写される際に、第1像担持体のトナーの分布割合が小さいところでは、大きいところと比較して、画像転写媒体は像担持体からの静電吸着によって伸びが大きくなる。
そこで、第1像担持体の負荷トルクを検出することで、第2像担持体のトナー像を画像転写媒体に転写する際の画像転写媒体の伸び量を予測することができる。
したがって、このトナーの分布割合に応じて、制御手段によって第1像担持体の下流側にある第2像担持体を回転駆動させる第2駆動モータの、所定時間後の回転速度を変化させることで、画像転写媒体の伸びの影響を相殺して、色ズレのない画像が画像転写媒体上に形成される。
本発明は上記構成としたので、印字中に記録媒体や中間転写体が伸びたり、印字パターンによって伸び量に差が発生しても、色ズレの発生を防止できる。
以下に、図面を参照しながら本発明の第1の実施形態について説明する。
図1に示すように、画像記録装置としてのカラーレーザープリンタ(以下、プリンタという)10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像をそれぞれ連続紙Pに転写し、重ね合わせるプリント部12Y、12M、12C、12Kが搬送方向上流側から順に配置されている。なお、YMCKを区別する必要がある場合は、符号の後にY、M、C、Kの何れかを付して説明し、YMCKを区別する必要がない場合は、Y、M、C、Kを省略する。
このプリント部12の搬送方向上流側には、巻掛けられた連続紙Pをプリント部12に搬送する用紙搬送部14が設けられている。また、プリント部12の搬送方向下流側には、プリント部12で転写された未定着トナー像を連続紙Pに定着させる定着部16が設けられている。
用紙搬送部14は、連続紙Pが巻掛けられたドライブローラ18を備える。このドライブローラ18にはアイドルローラ20が当接しており、ドライブローラ18とアイドルローラ20とのニップ部に連続紙Pを挟んで連続紙Pを搬送する。また、ドライブローラ18の軸方向の両端部は、用紙搬送部14の用紙搬送フレームに図示しない軸受を介して回転可能に支持されている。
また、プリント部12は、感光体ドラム22を備えている。図2に示すように、感光体ドラム22は駆動モータ50によって回転駆動される。駆動モータ50にはモータ駆動回路52が接続されている。モータ駆動回路52には、図示しない電源部から電力が供給されており、モータ駆動回路52に接続された制御部54より送られる駆動信号に従い、所定の電圧値にて駆動モータ50を所定の回転数で回転駆動させるようになっている。
また、図1に示すように、感光体ドラム22の回りには、感光体ドラム22の回転方向(図中反時計方向)に順に転写ローラ24、クリーニング装置26、除電チャージャー28、帯電チャージャー30、LEDヘッド32、現像器34が配設されている。
転写ローラ24の搬送方向前後にはガイドローラ36が配置されており、連続紙Pを押圧して感光体ドラム22にラップさせている。なお、図2では、ガイドローラ36の図示は省略している。
帯電チャージャー30は、感光体ドラム22の表面を帯電させ、LEDヘッド32は、感光体ドラム22表面をライン露光して潜像を形成する。そして、現像器34は、感光体ドラム22に形成された潜像上にトナーを付着させてトナー像を形成する。また、クリーニング装置26は、用紙Pに転写されずに感光体ドラム22表面に残留した未転写残留トナーを掻き落して除去する。
用紙搬送部14から搬送された連続紙Pはプリント部12Yに搬送され、イエローのトナー像が転写される。そして、プリント部12Mでマゼンタのトナー像がイエローのトナー像の上に重ねて転写され、プリント部12Cでシアンのトナー像が連続紙Pのイエロー、マゼンタのトナー像の上に重ねて転写される。さらに、プリント部12Kでブラックのトナー像が連続紙Pのイエロー、マゼンタ、シアンのトナー像の上に重ねて転写される。
プリント部12Kの搬送方向下流側には、定着部16が設けられている。定着部16にプリント部12Y、12M、12C、12Kでイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像が転写された連続紙Pが搬送される。そして、定着部16に設けられたフラッシュ定着装置40から発光されたフラッシュ光によって、連続紙P上のトナー像が加熱され、溶融する。これにより、連続紙Pにトナー像が定着する。
そして、フラッシュ定着装置40を通過した連続紙Pは定着部16から排出され、排紙部17を通過した後に、定着部16から排紙ロール42によって排紙される構成となっている。
一方、連続紙Pは、搬送されて画像が形成される際に、ドライブローラ18とアイドルローラ20でニップされた位置(ニップ部)と、各感光体ドラム22が当接した位置(転写部)との間で、所定のテンションが掛けられている。つまり、イエローの感光体ドラム22Yの回転速度は、ドライブローラ18の回転速度よりも速くなるように設定されている。また、マゼンタの感光体ドラム22Mの回転速度は、イエローの感光体ドラム22Yの回転速度よりも速くなるように設定されており、シアンの感光体ドラム22Cの回転速度は、マゼンタの感光体ドラム22Mの回転速度よりも速くなるように設定されている。さらに、ブラックの感光体ドラム22Kの回転速度は、シアンの感光体ドラム22Cの回転速度よりも速くなるように設定されている。
これにより、連続紙Pは搬送方向に向かって張力を受けながら搬送されるので、ドライブローラ18のニップ部と感光体ドラム22Yの転写部の間及び、各感光体ドラム22Y、22M、22C、22Kの転写部の間で弛むことがない。このように、連続紙Pには所定のテンションが掛けられているため、搬送方向に沿って伸びが発生する。
連続紙Pに伸びが発生すると、連続紙Pのパス長(搬送路)が変化することになり、各印刷頁毎の各色の感光体ドラム22の転写位置(トナー像の転写位置)が変化してしまうため、色ズレの原因となる。
例えば、図2に示すように、ドライブローラ18のニップ部と感光体ドラム22Yの転写部との間のテンションにより、連続紙Pにはこの間でΔx1の伸びが発生する。また、
感光体ドラム22Yの転写部と感光体ドラム22Mの転写部の間のテンションにより、連続紙Pにはこの間でΔx2の伸びが発生する。また、図示は省略するが、感光体ドラム2
2Mの転写部と感光体ドラム22Cの転写部の間のテンションにより、連続紙Pにはこの間で伸びが発生し、感光体ドラム22Cの転写部と感光体ドラム22Kの転写部の間のテンションにより、連続紙Pにはこの間で伸びが発生する。
ここで、感光体ドラム22Yと感光体ドラム22Mとの関係を例にとって説明すると、感光体ドラム22Yの転写部と感光体ドラム22Mの転写部の間で、連続紙PにはΔx1
+Δx2の伸びが発生する。
このため、上流側の感光体ドラム22YでΔx1伸びた連続紙Pに転写されたトナー像
の位置に合わせて、下流側の感光体ドラム22Mのトナー像を転写するためには、各感光体ドラム22Mの転写位置の制御を行う必要がある。
つまり、ドライブローラ18のニップ部とイエローの感光体ドラム22Yの間の伸び量Δx1に応じて、感光体ドラム22Yの搬送方向下流側の感光体ドラム22Mの回転速度
を速くして、感光体ドラム22Y上に、Δx1に応じた間隔でトナー像を形成する必要が
ある。
そこで、このΔx1を求める方法について説明する。
連続紙Pの伸び量Δx1は、式(1)により求められる。ここでは、連続紙Pのヤング
率をEとし、連続紙Pが感光体ドラム22Yに接触しているときの、連続紙Pに掛かる力をF1とする。
Δx1=E・F1 ・・・(1)
そして、感光体ドラム22Yに連続紙Pが接触しているとき、駆動モータ50Yに掛かる負荷トルクT1を検出して、あらかじめ演算式に入力されている負荷トルクT0から、連続紙Pに掛かる力F1を、式(2)により求める。ここでは、Rを感光体ドラム22Yの半径であり、T0は感光体ドラム22Yに連続紙Pが接触していないときの負荷トルクである。
1=(T1−T0)/R ・・・(2)
そして、式(1)及び式(2)から、連続紙Pの伸び量Δx1を求める式を導くと、
Δx1=E・((T1−T0)/R) ・・・(3)
となる。
したがって、感光体ドラム22Yで連続紙Pにトナー像を転写する際の駆動モータ50Yに掛かる負荷トルクT1を検出することで、感光体ドラム22Yの転写部とドライブローラ18のニップ部の間の連続紙Pの伸び量Δx1を求めることができる。
なお、Δx1は、モータ駆動回路52Yに接続された演算部56で、上記の計算式によ
って算出されるようになっている。
演算部56は、感光体ドラム22Mの制御部54Mに接続されており、演算部56で求められた連続紙Pの伸び量Δx1に応じて変調された駆動信号が、制御部54Mからモー
タ駆動回路52Mに送られる。
これにより、駆動モータ50Mの回転速度が制御され、伸び量Δx1に応じて感光体ド
ラム22Mの回転速度を速くする。このとき、LEDヘッド32(図1参照)によって、感光体ドラム22Mの表面に所定のタイミングで画像データに応じて潜像が形成されているため、感光体ドラム22M上には、伸び量Δx1に応じたマゼンタのトナー像が形成さ
れる。つまり、イエローのトナー像とマゼンタのトナー像の間で、連続紙Pの伸び量Δx
1による色ズレが相殺される。したがって、感光体ドラム22Yの転写位置と感光体ドラム22Mの転写位置の間でΔx1+Δx2の伸びが発生しても、マゼンタのトナー像とイ
エローのトナー像の色ズレ量は、Δx2に抑えられる。
同様にして、感光体ドラム22Mの転写部と感光体ドラム22Yの転写部の間の連続紙Pの伸びΔx1+Δx2に応じて感光体ドラム22Cの回転速度を速くすれば、連続紙P
の伸び量Δx1+Δx2が相殺されて、マゼンタのトナー像に対してシアンのトナー像の
色ズレが抑制される。また、感光体ドラム22Cの転写部と感光体ドラム22Mの転写部の間のテンションによって発生する連続紙Pの伸びをΔx3としたとき、感光体ドラム2
2Cの転写部と感光体ドラム22Mの転写部の間の連続紙Pの伸びΔx1+Δx2+Δx
3に応じて感光体ドラム22Kの回転速度を速くすれば、連続紙Pの伸び量Δx1+Δx
2+Δx3が相殺されて、シアンのトナー像に対してブラックのトナー像の色ズレが抑制
される。
なお、本実施形態では、感光体ドラム22を回転駆動させる駆動モータ50に接続されたモータ駆動回路52によって、感光体ドラム22の負荷トルクTを検出する構成で説明したが、駆動モータ50に流れる電流値を測定し、これを換算して負荷トルクT求めてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態について図3に基づいて説明する。なお、第1の実施形態と同様の部分についての説明は割愛する。
ここでも、感光体ドラム22Yと感光体ドラム22Mを例にとって説明する。
連続紙Pにトナー像が転写されるとき、トナー像が転写された部分では、連続紙Pと感光体ドラム22Yの間にトナーの粉末が挟持された状態となり、感光体ドラム22Yの連続紙Pに対する静電吸着力が小さくなる。また、トナー像が転写されていない部分やトナーの分布割合が小さい部分は、感光体ドラム22Yが所定の表面電位に帯電しているため、連続紙Pは感光体ドラム22Yの表面に静電吸着する。これにより、連続紙Pの伸び量に差が発生する。
このとき、トナーの分布割合が大きい部分では、感光体ドラム22Yと連続紙Pの間に多くのトナーが介在することになるので、感光体ドラム22Yを回転させる駆動モータ50Yに掛かる負荷トルクTが小さくなる。また、トナー像が転写されていない部分、つまり、トナーの分布割合が小さい部分では、感光体ドラム22Yと連続紙Pの間に介在されたトナーが少ないため、連続紙Pは感光体ドラム22Yの静電吸着力によって感光体ドラム22Yに吸着するため、負荷トルクTが大きくなる。
そこで、負荷トルクTから演算部56により、感光体ドラム22Yのトナーの分布割合を算出すれば、感光体ドラム22Mで連続紙Pにトナー像を転写する際の、連続紙Pの伸び量を予測することができる。そして、このトナーの分布割合に応じて変調された駆動信号が制御部54Mからモータ駆動回路52Mに送られて、感光体ドラム22Mの回転速度を制御する。
ここで、イエローの感光体ドラム22Yとマゼンタの感光体ドラム22Mの間の距離をL12とし、連続紙Pの搬送速度をVpとしたとき、L12/Vp時間後に感光体ドラム22Yで転写されたトナー像が、感光体ドラム22Mの転写位置へ到達する。これをトリガーとして、トナーの分布割合(トナー分布の割合によって予測される連続紙Pの伸び量)に応じて、感光体ドラム22Mの回転速度を制御する。例えば、イエローのトナー像が転写された部分では、感光体ドラム22Mの回転速度を遅くして、イエローのトナー像が転写されていない部分や、トナーの分布割合が小さい部分では、感光体ドラム22Mの回転速度を速くする。
これにより、イエローのトナー像に対して、マゼンタのトナー像の色ズレを半減することができる。
なお、検出した負荷トルクTの値は、ノイズ等の影響によりばらつきが生じている。そこで、所定の値(上限値)以上のデータを切り捨てると同時に、所定時間毎のデータの平均値を求める。いわゆる、平均化処理を行う。これにより、ノイズ等による影響を受けず、また、データを切り捨てることによりデータ量が軽くなるので、演算部56から制御部54Mへスムーズにデータが伝送される。
また、本実施形態では、感光体ドラム22に形成されたトナー像を連続紙Pに順次転写するタイプの画像形成装置10について説明したが、感光体ドラムのトナー像を中間転写ベルトに転写して、中間転写ベルトから記録媒体に画像を転写するタイプの画像形成装置にも、本発明を適用することができる。このように、上記形態を中間転写ベルトを用いるタイプの画像形成装置に適用することで、引張り弾性率をある範囲内に設定した中間転写ベルトを用いたり、中間転写ベルトの伸びが安定するまで待機したりする必要がない。
また、本実施形態では、転写ローラで連続紙Pに感光体ドラム22上のトナー像を転写する画像形成装置10について説明したが、転写手段としてコロナ転写器を用いた画像形成装置に本発明を適用してもよい。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の画像形成部を示す概略構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の画像形成部を示す概略構成図である。
符号の説明
22 感光体ドラム(像担持体)
22Y 感光体ドラム(第1像担持体)
22M 感光体ドラム(第2像担持体)
24 転写ローラ(転写部材)
50Y 駆動モータ(第1駆動モータ)
50M 駆動モータ(第2駆動モータ)
52 モータ駆動回路(負荷トルク検出手段)
54M 制御部(制御手段)
56 演算部(演算手段)

Claims (2)

  1. 色毎に設けられた複数の像担持体と、前記像担持体に当接した画像転写媒体に転写バイアスを印加し、該像担持体に形成されたトナー像を前記画像転写媒体に転写する転写部材と、を備えた画像形成装置において、
    第1像担持体を回転駆動させる第1駆動モータに掛かる負荷トルクを検出する負荷トルク検出手段と、
    前記負荷トルク検出手段で検出した前記第1像担持体による転写始めの負荷トルクから、トナー像の転写時の前記画像転写媒体の伸び量を算出する演算手段と、
    前記伸び量に応じて前記第1像担持体の下流側の第2像担持体を回転させる第2駆動モータの回転速度を変調する制御手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 色毎に設けられた複数の像担持体と、前記像担持体に当接した画像転写媒体に転写バイアスを印加し、該像担持体に形成されたトナー像を前記画像転写媒体に転写する転写部材と、を備えた画像形成装置において、
    第1像担持体を回転駆動させる第1駆動モータに掛かる負荷トルクを検出する負荷トルク検出手段と、
    前記負荷トルク検出手段で検出した前記第1像担持体の転写時の負荷トルクの変化から、前記画像転写媒体に転写されたトナーの分布割合を算出する演算手段と、
    前記トナーの分布割合に応じて前記第1像担持体の下流側の第2像担持体を回転させる第2駆動モータの所定時間後の回転速度を変化させる制御手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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