JP2002351177A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JP2002351177A JP2002351177A JP2001155887A JP2001155887A JP2002351177A JP 2002351177 A JP2002351177 A JP 2002351177A JP 2001155887 A JP2001155887 A JP 2001155887A JP 2001155887 A JP2001155887 A JP 2001155887A JP 2002351177 A JP2002351177 A JP 2002351177A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- transfer
- transfer belt
- linear velocity
- recording material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 33
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 claims description 28
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 claims description 26
- 239000000969 carrier Substances 0.000 claims description 15
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 7
- 239000003086 colorant Substances 0.000 abstract description 10
- 108091008695 photoreceptors Proteins 0.000 abstract description 8
- 230000008859 change Effects 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 2
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
Abstract
濃度ムラを低減させるとともに2色以上の色重ねを行う
画像形成時の転写性を向上させる。 【解決手段】 各感光体ドラム5はモータ33により駆
動され、転写ベルト21は図示しない別のモータにより
駆動される。モータ33の回転速度を変更することで感
光体ドラム5の線速を変更可能に構成する。カラープリ
ント時には感光体ドラム5の線速を転写ベルト21の線
速よりも約1.6%遅く制御し、モノクロプリント時に
は両者の線速を同じにする。
Description
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
ファクシミリ等の画像形成装置において、像担持体(感
光体)上に保持されている顕画像(トナー像)を記録材
(転写紙等)上に転写させる転写装置として、転写ベル
トを用いた転写装置は周知である。ベルト転写装置は、
像担持体である感光体に転写ベルトを当接させ、そのニ
ップ部(転写ニップ)に記録材を通過させると共に、転
写ベルトに転写バイアス電圧を印加して、感光体上のト
ナー像を記録材に転写している。
(記録材)の搬送速度は、転写ベルトに用紙を吸着させ
て搬送を行っているため、転写ベルト表面の速度とほぼ
等速になるのが一般的である。転写ベルト(すなわち転
写ベルトによって搬送される用紙)と感光体ドラム表面
の速度が同じ速度の場合には、静電的な力のみによる転
写が行われるが、両者の間に線速差を付けた場合には、
静電的な力に加え機械的な剥ぎ取り力(感光体ドラムか
らトナーを剥ぎ取る力)が加わるため、転写率が向上
し、転写不良による画質劣化の低減に効果がある。
たせることは、2色以上のトナー像を重ね転写する際に
特に良好な転写性が得られる。すなわち、単色などの色
重ねのない場合はトナー層が用紙表面に比較的保持され
やすく、ある一定レベル以上の転写性を容易に確保でき
るが、2色以上のトナー像を重ねる部分は既に用紙上に
転写されたトナー層があるため新たなトナーの転写性が
悪くなる。したがって、感光体と転写手段との間に線速
差を持たせることが有効になる。
写する場合の転写性向上を目的として、感光体と転写手
段との間に線速差を持たせるようにした従来の装置で
は、常時感光体と転写手段との間の線速差を保持するよ
うに設計されている。例えば、特開平1−179967
号公報(特許第2743359号)には、転写体の表面
速度と感光体の表面速度に速度差を持たせた転写装置が
開示されているが、この公報中には、感光体と転写手段
との間の線速差を変更することについては記載されてい
ない。
体ドラム駆動時間にほぼ比例することが実験的に分かっ
ており、感光体ドラムの高寿命化を達成するために、使
用時以外の感光体ドラムを停止させる方法が提案されて
いる。例えば、特開平9−146383号公報には、高
頻度で使用するBk感光体ドラム以外のカラー用(C,
M,Y)感光体ドラムを転写ベルトと離間させる構成と
することで、白黒画像形成時などは、カラー用感光体ド
ラムを停止させて、カラー用感光体ドラムの高寿命化を
達成している。
像形成時に一部の感光体を転写ベルトから離間させて黒
用感光体のみを転写ベルトに当接させるような構成であ
って、さらに、2色以上のトナー象を重ね転写する場合
の転写性向上を目的として感光体と転写手段との間に線
速差を持たせるように構成した場合、単色画像形成時に
おいて、通常は転写ベルトに吸着されているはずの記録
材が感光体と転写ベルトとの線速差、すなわち感光体と
記録材の速度差により、転写ベルトと記録材との吸着力
が弱められ、記録材の搬送速度が転写ベルトの速度に倣
わなくなり、記録材の搬送が不安定となって副走査方向
の濃度ムラが発生する(ハーフトーンの画像が横スジっ
ぽい画像となる)という問題がある。
述の問題を解決し、単色画像形成時に発生しやすい副走
査方向の濃度ムラを低減させるとともに2色以上の色重
ねを行う画像形成時の転写性を向上させることのできる
画像形成装置を提供することを課題とする。
より、複数の像担持体と、各像担持体に対向して配設さ
れ記録材を搬送するとともに各像担持体が担持する可視
像を記録材上に転写させる転写搬送手段とを備える画像
形成装置において、前記像担持体と前記転写搬送手段の
少なくとも一方の線速を変更可能に構成し、前記複数の
像担持体のうちの2つ以上の像担持体が担持する可視像
を記録材上に重ね転写する画像形成時と、前記複数の像
担持体のうちの1つの像担持体が担持する可視像を記録
材上に転写する画像形成時とで、前記像担持体と前記転
写搬送手段の線速差を変更することにより解決される。
は、前記像担持体と前記転写搬送手段の線速差を、2つ
以上の像担持体が担持する可視像を記録材上に重ね転写
する画像形成時よりも1つの像担持体が担持する可視像
を記録材上に転写する画像形成時の方が小さくなるよう
に制御することを提案する。
は、前記1つの像担持体が担持する可視像を記録材上に
転写する画像形成時に前記像担持体と前記転写搬送手段
の線速を同一とすることを提案する。
は、前記複数の像担持体のうちの1つの像担持体以外の
像担持体を前記転写搬送手段に接離可能に設け、前記1
つの像担持体が担持する可視像を記録材上に転写する画
像形成時に、他の像担持体を前記転写搬送手段から離間
させることを提案する。
は、前記像担持体の線速を変更することで、前記像担持
体と前記転写搬送手段との間に線速差を持たせることを
提案する。
は、前記1つの像担持体が担持する可視像を記録材上に
転写する画像形成がモノクロ画像形成であることを提案
する。また、前記の課題を解決するため、本発明は、前
記転写搬送手段をクリーニングするバイアスクリーニン
グ方式のクリーニング手段を有することを提案する。
に基づいて説明する。図1は、本発明に係る画像形成装
置の一例であるカラーレーザプリンタの概略構成を示す
断面図である。このカラーレーザプリンタ1は、装置本
体の下部に給紙部2が設けられ、装置のほぼ中央に作像
部3を配置している。作像部3の上方には、光書込み装
置4が設けられている。また、装置上面には排紙トレイ
8が形成されている。給紙部2から記録用紙(転写紙、
OHPシート等)を給送し、作像部3にて形成した画像
を用紙上に転写し、定着装置10で定着して排紙トレイ
8に排紙する。装置側面の図示しない手差しトレイから
の給紙も可能であり、また、装置側面の図示しない排紙
トレイへの排紙も可能に設けられている。
写搬送ベルト装置20が配設されている。この転写搬送
ベルト装置20の上部走行辺に沿って、右から順にマゼ
ンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、黒(B
k)用の4つの作像ユニットが並んで配置されている。
像ユニットは像担持体としての感光体ドラム5を備えて
いる。該感光体ドラム5は図示していない駆動手段によ
って図中時計方向へ回転駆動される。感光体ドラム5の
回りには現像装置6,クリーニング装置7の他、帯電手
段等の電子写真プロセスに必要な機器が設けられてい
る。現像装置6はトナーとキャリアからなる2成分現像
装置であって、現像スリーブに担持したトナーを感光体
ドラム5に付与する。光書込み装置4からのレーザ光
は、帯電ロールと現像装置6の間から感光体ドラム5に
照射される。
ドラム5を中心にした作像部3の構成を示す模式図であ
る。この図に示すように、無端ループ状の転写ベルト2
1は、駆動ローラ22、従動ローラ23及び2つの補助
ローラ24,25に巻回張架されている。これらのロー
ラは図示しない固定フレームに回転可能に支持され、転
写ベルト21が図中反時計回りに回動される。従動ロー
ラ23の上部にはベルト21を挟んで紙吸着ローラ26
が設けられている。記録紙は従動ローラ23と吸着ロー
ラ26の間からベルト21上に送り出され、吸着ローラ
26に印加されたバイアス電圧によって静電的に転写ベ
ルト21上に吸着された状態で搬送される。
つの転写ブラシ29がベルトに当接するように設けられ
ている。各転写ブラシ29は4つの感光体ドラム5のそ
れぞれに対応する位置に配置され、所定の転写バイアス
が各転写ブラシ29に印加されることにより、感光体ド
ラム5から用紙上に、その感光体ドラム上のトナー像を
転写する。
の間には2つのローラ27,28が設けられている。ロ
ーラ27は駆動ローラ22などと同じように固定フレー
ムに回転可能に支持された固定ローラである。図には示
さないが、ローラ27の支軸を中心として揺動可能な可
動アームが設けられており、その可動アームの自由端側
に可動ローラ28が支持されている。可動ローラ28が
上方に押し上げられると転写ベルト21の上部走行辺が
4つの感光体ドラム5(5M,5C,5Y,5Bk)に
当接する(図2の状態)。可動ローラ28が下降する
と、図3に示すように、ローラ27と駆動ローラ22の
間で転写ベルト21が黒色用の感光体ドラム5Bkのみ
に当接し、ローラ27と従動ローラ23の間の部分の転
写ベルトはカラー用の感光体ドラム5M,5C,5Yか
ら離間する。
リントの場合は転写ベルト21が4つの感光体ドラム5
(5M,5C,5Y,5Bk)に接触する状態(図2)
に保持され、黒単色プリントの場合は感光体ドラム5B
kのみに転写ベルト21が接触する状態(図3)を保持
するようになっている。
て、ベルトクリーニングローラ30がベルト21に圧接
するように設けられている。そのクリーニングローラ3
0に対応して、ベルト21の内側には対向ローラ32が
配置されている。金属ローラであるクリーニングローラ
30には10〜15μAのクリーニングバイアスが印加
される。対向ローラ32は低抵抗のスポンジローラを使
用しており、接地されている。また、クリーニングロー
ラ30にはクリーニングブレード31が当接されてい
る。このようなベルトクリーニング部では、バイアスク
リーニング方式によりベルト21上のトナーがクリーニ
ングローラ30に吸着され、クリーニングローラ30に
付着したトナーはブレード31により掻き落とされる。
なお、クリーニングローラ30は、図示しない駆動機構
により所定の速度で転写ベルト21と同方向に回転駆動
されている。
基本動作について主に図1を参照して説明する。マゼン
タ用の作像ユニットにおいて、感光体ドラム5Mの表面
は帯電ロールによって所定の電位に均一に帯電される。
露光装置4においては、パソコン等のホストマシーンよ
り送られた画像データに基づいて図示しないLD(レー
ザダイオード)を駆動してレーザ光をポリゴンミラー9
に照射し、シリンダーレンズ,ミラー等を介してレーザ
光を感光体ドラム5M上に導き、感光体ドラム5M上に
マゼンタトナーで現像すべき静電潜像を形成する。この
潜像に現像装置6からトナーが付与され、マゼンタトナ
ーの可視像となる。
れた用紙が給紙され、給紙された用紙は転写搬送ベルト
装置20の搬送方向上流側に設けられたレジストローラ
対13に一旦突き当てられる。カラープリント時、転写
搬送ベルト装置20では、上述したように転写ベルト2
1が4つの感光体ドラムに当接するように押し上げられ
ている。そして、用紙は上記可視像に同期するようにし
てベルト21上に給送され、該ベルトの走行により感光
体ドラム5Mに対向する転写位置に到る。この転写位置
では、転写ベルト21の裏面側に配置された転写ブラシ
29の作用によりマゼンタトナーの可視像が用紙に転写
される。
ユニットにおいてもそれぞれの感光体ドラム5の表面に
各トナーによる可視像が形成され、これら可視像は転写
ベルト21によって搬送される用紙が各転写位置に到来
するごとに重ね転写される。したがって、本実施形態の
カラープリンタはフルカラーの画像がモノクロとほぼ同
様な短時間で用紙に重ね転写される。
写搬送ベルト装置20では、上述したように転写ベルト
21の従動ローラ23と固定ローラ27の間の部分が下
降され、カラー用の感光体ドラム5M,5C,5Yから
転写ベルト21が離間する。そして、黒用の作像ユニッ
トのみにおいて感光体ドラム5Bkの表面にブラックト
ナーの可視像が形成され、この可視像に同期するように
してベルト21上に給送された用紙に対してBkトナー
像が転写される。
から分離されて、定着装置10により定着される。定着
装置10は加圧ローラ11と加熱ローラ12とを有して
おり、両ローラが圧接されるニップ間に未定着トナー像
を担持した用紙を通過させて定着を行う。
けられた排紙トレイ8に排紙される。このとき用紙は反
転されて裏面排紙される。プリンタにとって裏面排紙
は、プリントをページ順に揃えるためのほぼ必須の条件
となっている。
照して説明する。図2,3に示すように、4つの感光体
ドラム5(5M,5C,5Y,5Bk)はそれぞれ専用
の駆動モータ33(33M,33C,33Y,33B
k)により個別に駆動されるように構成されている。C
PU34により各駆動モータ33の回転速度を制御可能
に構成している。転写ベルト21は、図示しない別のモ
ータで駆動ローラ22を回転させることにより駆動され
る。本実施形態では、転写ベルト21の線速は一定(1
25mm/sec)であり、変更されない。
画像)形成時には、感光体ドラム5の表面の速度(線
速)は123mm/secに制御される。感光体ドラム
5の線速の切り替えは、ソフト的に各駆動モータ33へ
の入力パルス数を変更することで行われる。その制御プ
ログラムは、CPU34に付設されたROM35内に格
納されている。したがって、本実施形態では、カラープ
リント時には、感光体ドラム5と転写ベルト21の間に
線速差を持たせている。
は、感光体ドラム5の表面の速度(線速)は、転写ベル
ト21の線速と同じ125mm/secに制御される。
感光体ドラム5の線速の切り替えは、ソフト的に各駆動
モータ33への入力パルス数を変更することで行われ
る。その制御プログラムは、CPU34に付設されたR
OM35内に格納されている。したがって、本実施形態
では、モノクロプリント時には、感光体ドラム5と転写
ベルト21が等速駆動される。
転写ベルト21が4つの感光体ドラム5(5M,5C,
5Y,5Bk)に接触する状態(図2)に保持されてい
る。用紙は転写ベルト21に吸着されたまま搬送され、
上流の感光体ドラムからM,C,Yの順に色(各色のト
ナー像)を重ねて最後に黒用の感光体ドラム5Bkを通
過してBkトナー像が重ね転写される。このとき、用紙
には各色転写時の転写電流が付与されるため、下流に行
くにしたがってより強い吸着力で転写ベルト21に吸着
されることになる。ここで、カラープリント時には感光
体ドラム5と転写ベルト21(により搬送される用紙)
との間に線速差が有ることにより転写率が向上し(静電
的な力に加え機械的な剥ぎ取り力が加わるため)、特
に、2色以上のトナー像が重なる部分の転写性向上に効
果がある。
と転写ベルト21との間に線速差が有ることにより、用
紙の搬送速度を不安定にする懸念があるが、各色の転写
電流値及び紙吸着電流値を適切に設定することで、転写
ベルト21への用紙の吸着力を強めることができ、用紙
搬送速度は転写ベルト21の速度とほぼ同一となり、用
紙搬送が不安定となることは無い。
たようにカラー用の感光体ドラム5M,5C,5Yから
転写ベルト21が離間し、感光体ドラム5Bkのみに転
写ベルト21が接触する状態(図3)に保持されてい
る。カラープリント時と同様に紙吸着ローラ26から付
与される電荷によって転写ベルト21に用紙を吸着させ
る。用紙はそのまま感光体ドラム5Bkと転写ベルト2
1が接触する転写ニップに搬送されるが、カラープリン
ト時に比べてM,C,Yの転写電流がかからない分だけ
用紙と転写ベルトとの吸着力は弱くなっている。しか
し、モノクロプリント時には感光体ドラム5Bkと転写
ベルト21が等速駆動されるので、感光体ドラム5と転
写ベルト21(により搬送される用紙)との間に線速差
が無く、用紙搬送が不安定となることは無い。また、モ
ノクロプリント時には2色以上のトナー像を重ねること
もないため、転写性向上を目的として感光体ドラム5と
転写ベルト21との間に線速差を設ける必要性は低い。
ント時に感光体ドラム5と転写ベルト21との間に線速
差を持たせ、モノクロプリント時には感光体ドラム5B
kと転写ベルト21を等速駆動することにより、カラー
プリント時における2色以上の画像の転写性を向上させ
ながら、モノクロプリント時に発生しやすい副走査方向
の濃度ムラを低減させることができる。
5と転写ベルト21を等速駆動とするのではなく、カラ
ープリント時の感光体ドラム5と転写ベルト21との間
の線速差よりもモノクロプリント時の両者の線速差が小
さくなるように構成しても良い。
と転写率との関係について図4を参照して説明する。図
4のグラフにおいて、縦軸は転写率[%]を表し、横軸
は転写ベルトと感光体ドラムの速度比[%]を表してい
る。転写ベルトと感光体ドラムの速度比は、(感光体速
度−転写ベルト速度)÷感光体速度[%]である。ま
た、実線は単色画像形成時を示し、破線は2色重ねによ
る画像形成時を示している。
感光体ドラムの速度比が−1%〜+1%の範囲で転写率
が低下する。ただし、単色時の転写率低下は小さく、単
色時には感光体ドラムと転写ベルトの線速差が小さくて
も(ほぼ等速でも)ある一定以上の転写性は確保でき
る。
%の範囲での転写率低下が大きく、感光体ドラムの線速
と転写ベルトの線速の間に差を設けないとある一定以上
の転写性が確保できない。
には、図4に示す転写率の良い範囲、すなわち、転写ベ
ルトと感光体ドラムの速度比が−1%以下、あるいは+
1%以上となるように設定することで、必要な転写性を
得ることができる。本実施形態では、上述のように、カ
ラー画像(多色画像)形成時には転写ベルト21の線速
を125mm/sec、感光体ドラム5(5M,5C,
5Y,5Bk)の線速を123mm/secに設定して
いる。この場合の両者の速度比は、約−1.6%であ
る。
小さいため、用紙搬送に影響の小さい範囲、すなわち、
転写ベルトと感光体ドラムの速度比が−1%〜+1%の
範囲となるように設定することで、用紙の搬送性を安定
させることができる。本実施形態では、上述のように、
単色画像形成時には転写ベルト21の線速、感光体ドラ
ム5Bkの線速を、共に125mm/secの等速に設
定している。
5と転写ベルト21の間に線速差を持たせる場合に感光
体ドラム5の線速を変更することで両者の線速差を持た
せるようにし、転写ベルトの線速は一定にしている。こ
れにより、レジストタイミングや光書込みタイミングの
変更をする必要がなく、転写ベルトの線速変更による制
御の複雑化やその他の副作用(例えば用紙搬送速度が変
わることによる定着性の変化等)による悪影響を防ぐこ
とができる。
クリーニングするクリーニング手段としてバイアスクリ
ーニング方式のものを採用している。そして、駆動力が
与えられているクリーニングローラ30を転写ベルト2
1に当接させる構成であるため、ブレード方式などによ
るクリーニング手段に比べ、転写ベルトの走行を阻害す
る機械的な力を一定にすることが容易であり、転写ベル
トの速度ムラを低減させることができる。さらに、クリ
ーニングローラ30と転写ベルト21の速度差を実験的
に最適なところに設定することができる。これにより、
転写ベルトの速度ムラの発生を防ぎ、副走査方向の濃度
ムラを更に低減することができる。転写ベルトに直接ブ
レードを当接する方式では、ブレードと転写ベルト間の
摩擦力の変化(この摩擦力の変化はブレードへの付着ト
ナー量やベルト表面の粗さ・濡れ性に依存する)に伴い
転写ベルトの走行を不安定にさせる力が発生してしま
う。
したが、本発明はこれに限定されるものではない。例え
ば、上述したようにモノクロプリント時に感光体ドラム
5と転写ベルト21を等速駆動とするのではなく、カラ
ープリント時の感光体ドラム5と転写ベルト21との間
の線速差よりもモノクロプリント時の両者の線速差が小
さくなるように構成することもできる。また、転写搬送
手段と像担持体に線速差を持たせる場合、転写搬送手段
の線速より像担持体の線速を大きくすることもできる。
持たせる場合に、像担持体の線速を変えるのではなく、
転写搬送手段の線速を変更するようにすることも可能で
はある。さらには、転写搬送手段としては転写ドラムを
用いることも可能である。
能である。もちろん、画像形成装置としてはプリンタ以
外の複写機やファクシミリであっても良いことは言うま
でもない。
装置によれば、2つ以上の像担持体が担持する可視像を
記録材上に重ね転写する画像形成時と、1つの像担持体
が担持する可視像を記録材上に転写する画像形成時と
で、像担持体と転写搬送手段の線速差を変更するので、
転写性と用紙搬送性のバランスが適切となるように設定
することができ、単色画像形成時に発生しやすい副走査
方向の濃度ムラ低減と2色以上の色重ねを行う画像形成
時の転写性向上が可能となる。
送手段の線速差を、2つ以上の像担持体が担持する可視
像を記録材上に重ね転写する画像形成時よりも1つの像
担持体が担持する可視像を記録材上に転写する画像形成
時の方が小さくなるように制御するので、単色画像形成
時に発生しやすい副走査方向の濃度ムラ低減と2色以上
の色重ねを行う画像形成時の転写性向上とを達成するこ
とができる。
担持する可視像を記録材上に転写する画像形成時に像担
持体と転写搬送手段の線速を同一とするので、単色画像
形成時の用紙搬送を安定させることができ、単色画像形
成時に発生しやすい副走査方向の濃度ムラをより効果的
に低減させることができる。
担持する可視像を記録材上に転写する画像形成時に他の
像担持体を転写搬送手段から離間させるので、他の像担
持体の寿命を延ばすことができる。
変更することで、像担持体と転写搬送手段との間に線速
差を持たせるので、転写搬送手段の線速は一定にでき、
これにより、レジストタイミングや光書込みタイミング
の変更をする必要がなく、転写搬送手段の線速変更によ
る制御の複雑化やその他の副作用による悪影響を防ぐこ
とができる。
担持する可視像を記録材上に転写する画像形成がモノク
ロ画像形成であることにより、画像形成装置において使
用頻度の高いモノクロプリント時に副走査方向の濃度ム
ラを低減させることができる。
リーニングするバイアスクリーニング方式のクリーニン
グ手段を有するので、ブレード方式などによるクリーニ
ング手段に比べ転写搬送手段の速度ムラを低減させるこ
とができ、副走査方向の濃度ムラをより低減することが
できる。
レーザプリンタの概略構成を示す断面図である。
る。
す模式図である。
の関係を示すグラフである。
Claims (7)
- 【請求項1】 複数の像担持体と、各像担持体に対向し
て配設され記録材を搬送するとともに各像担持体が担持
する可視像を記録材上に転写させる転写搬送手段とを備
える画像形成装置において、 前記像担持体と前記転写搬送手段の少なくとも一方の線
速を変更可能に構成し、 前記複数の像担持体のうちの2つ以上の像担持体が担持
する可視像を記録材上に重ね転写する画像形成時と、前
記複数の像担持体のうちの1つの像担持体が担持する可
視像を記録材上に転写する画像形成時とで、前記像担持
体と前記転写搬送手段の線速差を変更することを特徴と
する画像形成装置。 - 【請求項2】 前記像担持体と前記転写搬送手段の線速
差を、2つ以上の像担持体が担持する可視像を記録材上
に重ね転写する画像形成時よりも1つの像担持体が担持
する可視像を記録材上に転写する画像形成時の方が小さ
くなるように制御することを特徴とする、請求項1に記
載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記1つの像担持体が担持する可視像を
記録材上に転写する画像形成時に前記像担持体と前記転
写搬送手段の線速を同一とすることを特徴とする、請求
項2に記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記複数の像担持体のうちの1つの像担
持体以外の像担持体を前記転写搬送手段に接離可能に設
け、 前記1つの像担持体が担持する可視像を記録材上に転写
する画像形成時に、他の像担持体を前記転写搬送手段か
ら離間させることを特徴とする、請求項1〜3のいずれ
か1項に記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記像担持体の線速を変更することで、
前記像担持体と前記転写搬送手段との間に線速差を持た
せることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に
記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記1つの像担持体が担持する可視像を
記録材上に転写する画像形成がモノクロ画像形成である
ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載
の画像形成装置。 - 【請求項7】 前記転写搬送手段をクリーニングするバ
イアスクリーニング方式のクリーニング手段を有するこ
とを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の
画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001155887A JP2002351177A (ja) | 2001-05-24 | 2001-05-24 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001155887A JP2002351177A (ja) | 2001-05-24 | 2001-05-24 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002351177A true JP2002351177A (ja) | 2002-12-04 |
Family
ID=18999991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001155887A Pending JP2002351177A (ja) | 2001-05-24 | 2001-05-24 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002351177A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005134881A (ja) * | 2003-10-10 | 2005-05-26 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置の転写装置 |
JP2009031599A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-12 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2009229709A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2015078066A (ja) * | 2013-09-12 | 2015-04-23 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
-
2001
- 2001-05-24 JP JP2001155887A patent/JP2002351177A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005134881A (ja) * | 2003-10-10 | 2005-05-26 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置の転写装置 |
JP2009031599A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-12 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2009229709A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2015078066A (ja) * | 2013-09-12 | 2015-04-23 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5538788B2 (ja) | 画像形成装置 | |
KR100866551B1 (ko) | 화상 형성 장치 및 화상 형성 방법 | |
JP2003149901A (ja) | カラー画像形成装置およびその制御方法 | |
US6640077B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP2008102164A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2000172082A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4002767B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4454754B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2002351177A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4410550B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4312401B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4842399B2 (ja) | 画像形成方法とその装置 | |
US20030053822A1 (en) | Image forming apparatus | |
JP4454753B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2002351262A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006011317A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3868201B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成方法、及び転写装置 | |
JP3225486B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3762165B2 (ja) | 多色画像形成装置 | |
JP4014838B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2001282071A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3548164B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4701915B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006220826A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2003270965A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060306 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080822 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080902 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081104 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090428 |