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JP2010281943A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2010281943A
JP2010281943A JP2009133931A JP2009133931A JP2010281943A JP 2010281943 A JP2010281943 A JP 2010281943A JP 2009133931 A JP2009133931 A JP 2009133931A JP 2009133931 A JP2009133931 A JP 2009133931A JP 2010281943 A JP2010281943 A JP 2010281943A
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roller
image forming
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forming apparatus
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JP2009133931A
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English (en)
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Yohei Miura
洋平 三浦
Koji Amauchi
康二 天内
Yuzuru Ebara
譲 江原
Toshiyuki Uchida
俊之 内田
Shigemi Sugita
成実 杉田
Keisuke Sugiyama
恵介 杉山
Kenji Tomita
賢治 富田
Kimiharu Yamazaki
公晴 山崎
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

【課題】記録媒体上の各画像間で記録媒体の速度変動に起因する位置ずれが生じるのを抑制できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】回転可能に複数のローラ部材に張架された第1のベルト部材のおもて面に対向して配設された第1の像担持体上から第1のベルト部材上に1次転写された画像を記録媒体上に2次転写し、2次転写位置よりも記録媒体搬送方向上流側または下流側に設けられた第2の像担持体上に担持された画像を記録媒体上に直接転写する画像形成装置において、直接転写位置と2次転写位置とを通過するように記録媒体を担持搬送する、回転可能に複数のローラ部材で張架された第2のベルト部材を有しており、直接転写位置と2次転写位置との間隔が第2のベルト部材を張架する複数のローラ部材の内の少なくとも1つのローラ部材の円周長の自然数倍である。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置に関するものである。
従来より、黒色を含む複数色それぞれに対応し、自身が有する像担持体上に対応する色の画像を形成する画像形成部が複数設けられた画像形成装置が知られている(特許文献1など)。
特許文献1に記載の画像形成装置には、黒色の画像形成部で形成した黒色画像を記録媒体上に直接転写する直接転写位置と、残りの他色の画像形成部から中間転写ベルト上に1次転写された他色画像を中間転写ベルト上から記録媒体上に2次転写する2次転写位置とがある。この2次転写位置は前記直接転写位置よりも記録媒体搬送方向上流側に位置している。中間転写ベルトは複数のローラ部材によって回転可能に張架されており、前記複数のローラ部材の1つである駆動ローラによって中間転写ベルトを回転させる。また、前記直接転写位置と前記2次転写位置とを通過するように記録媒体を担持して搬送する、回転可能に複数のローラ部材で張架されたベルト部材が設けられている。特許文献1に記載の画像形成装置では、前記ベルト部材によって記録媒体を前記直接転写位置と前記2次転写位置とを通過させて、前記2次転写位置から記録媒体上に転写された他色画像と前記直接転写位置から記録媒体上に転写された黒色画像とを記録媒体上で重ね合わせて記録媒体上にフルカラー画像を形成する。また、前記ベルト部材によって記録媒体を担持搬送することで、前記直接転写位置と前記2次転写位置との間の記録媒体搬送経路の変動が抑えられ、前記直接転写位置と前記2次転写位置との間で記録媒体を安定して搬送することができる。
特許文献1に記載の画像形成装置においては、回転可能に前記ベルト部材を張架するローラ部材の偏心や負荷変動等によって発生する前記ローラ部材の1回転周期の速度変動により、前記ベルト部材の回転速度には前記ローラ部材の1回転周期で速度変動が引き起こされる。また、記録媒体は前記ベルト部材に担持搬送されるので、記録媒体の搬送速度は前記ベルト部材の回転速度にならった速度変動をもつ。したがって、前記ベルト部材に担持搬送される記録媒体の搬送速度には、前記ベルト部材を張架するローラ部材の1回転周期の速度変動が生じる。このような速度変動が記録媒体の搬送速度に生じ、上記直接転写位置と上記2次転写位置とで記録媒体の速度変動の位相が異なっていると、前記直接転写位置と前記2次転写位置とで記録媒体上に転写された黒色画像と他色画像との間で、前記ローラ部材の1回転周期の速度変動に起因する位置ずれが生じる。
また、前記ベルト部材を設けずに、中間転写ベルトを介して前記駆動ローラと対向するローラ部材を設け、中間転写ベルトを介して前記駆動ローラと前記ローラ部材とによって記録媒体を挾持し、前記ローラ部材からの搬送力により記録媒体を前記2次転写位置と前記直接転写位置とを通過させる構成が考えられる。この構成においては、2次転写位置で前記ローラ部材からの搬送力によって記録媒体が前記2次転写位置と前記直接転写位置とを搬送される。そのため、記録媒体の搬送速度に前記ローラ部材の1回転周期の速度変動が生じ得る。このような速度変動が記録媒体の搬送速度に生じ、上記直接転写位置と上記2次転写位置とで記録媒体の速度変動の位相が異なっていると、前記直接転写位置と前記2次転写位置とで記録媒体上に転写された黒色画像と他色画像との間で、前記ローラ部材の1回転周期の速度変動に起因する位置ずれが生じる。
つまり、黒色画像を担持する像担持体と他色画像を担持する中間転写ベルトとの少なくとも一方に対向する部材によって直接転写位置と2次転写位置とを通過するように記録媒体を搬送する構成だと、前記部材に生じる速度変動により記録媒体上に転写された黒色画像と他色画像との間で位置ずれが生じる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、記録媒体上の各画像間で記録媒体の速度変動に起因する位置ずれが生じるのを抑制できる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、回転可能に複数のローラ部材に張架された第1のベルト部材と、該第1のベルト部材のおもて面に対向して配設された第1の像担持体と、該第1の像担持体上に画像を形成する第1の画像形成手段と、該第1の像担持体上に形成された画像を該第1のベルト部材上に1次転写する1次転写手段と、該第1のベルト部材上に転写された画像を記録媒体上に2次転写する2次転写手段と、該第1のベルト部材上から記録媒体上に画像が2次転写される2次転写位置よりも記録媒体搬送方向上流側または下流側に設けられた第2の像担持体と、該第2の像担持体上に画像を形成する第2の画像形成手段と、該第2の像担持体上に形成された画像を記録媒体上に直接転写する直接転写手段と、を備えた画像形成装置において、前記第2の像担持体上から記録媒体上に画像が直接転写される直接転写位置と前記2次転写位置とを通過するように記録媒体を担持して搬送する、回転可能に複数のローラ部材で張架された第2のベルト部材、または、前記第1のベルト部材のおもて面と前記第2の像担持体とのどちらか一方に対向して回転可能に配設され、前記直接転写位置と前記2次転写位置とを通過するように記録媒体に搬送力を付与するローラ部材を有しており、前記直接転写位置と前記2次転写位置との間隔が、前記第2のベルト部材を張架する複数のローラ部材の内の該第2のベルト部材に速度変動を生じさせるローラ部材の円周長の自然数倍、または、前記記録媒体に搬送力を付与するローラ部材の円周長の自然数倍であることを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記第2のベルト部材を張架する複数のローラ部材の1つであり該第2のベルト部材を回転駆動させる第2のベルト部材駆動ローラの半径をr1とし、前記直接転写位置と前記2次転写位置との間隔をxとしたとき、x=2πr1・n1(n1:自然数)の関係を満たすことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の画像形成装置において、上記第1のベルト部材を張架する複数のローラ部材の1つであり該第1のベルト部材を回転駆動させる第1のベルト部材駆動ローラの半径をr2とし、第1のベルト部材回転方向における前記1次転写位置と前記2次転写位置との間隔をyとしたとき、y=2πr2・n2(n2:自然数)の関係を満たすことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2または3の画像形成装置において、上記第1のベルト部材を張架する複数のローラ部材の1つであり該第1のベルト部材を回転駆動させる第1のベルト部材駆動ローラの半径をr2とし、前記第1のベルト部材のおもて面に対向して配設された、前記第1の像担持体を含めた複数の像担持体の隣り合う像担持体における各1次転写位置の間隔をzとしたとき、z=2πr2・n3(n3:自然数)の関係を満たすことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1、2、3または4の画像形成装置において、上記第2のベルト部材を張架する複数のローラ部材として1つ以上有する該第2のベルト部材の回転に従動回転する第2のベルト部材従動ローラの半径をr3とし、前記直接転写位置と前記2次転写位置との間隔をxとしたとき、x=2πr3・n4(n4:自然数)の関係を満たすことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1、2、3、4または5の画像形成装置において、上記第1のベルト部材を張架する複数のローラ部材として1つ以上有する該第1のベルト部材の回転に従動回転する第1のベルト部材従動ローラの半径をr4とし、第1のベルト部材回転方向における前記1次転写位置と前記2次転写位置との間隔をyとしたとき、y=2πr4・n5(n5:自然数)の関係を満たすことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1、2、3、4、5または6の画像形成装置において、上記第1のベルト部材を張架する複数のローラ部材として1つ以上有する該第1のベルト部材の回転に従動回転する第1のベルト部材従動ローラの半径をr4とし、前記第1のベルト部材のおもて面に対向して配設された、前記第1の像担持体を含めた複数の像担持体の隣り合う像担持体における各1次転写位置の間隔をzとしたとき、z=2πr4・n6(n6:自然数)の関係を満たすことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1、2、3、4、5、6または7の画像形成装置において、上記第1のベルト部材を張架する複数のローラ部材の1つであり該第1のベルト部材を回転駆動させる第1のベルト部材駆動ローラの半径をr2とし、前記直接転写位置と前記2次転写位置との間隔をxとしたとき、x=2πr2・n7(n7:自然数)の関係を満たすことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7または8の画像形成装置において、上記第2のベルト部材を張架する複数のローラ部材の1つであり該第2のベルト部材を回転駆動させる第2のベルト部材駆動ローラの半径をr1とし、第1のベルト部材回転方向における前記1次転写位置と前記2次転写位置との間隔をyとしたとき、y=2πr1・n8(n8:自然数)の関係を満たすことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9の画像形成装置において、上記第2のベルト部材を張架する複数のローラ部材の1つであり該第2のベルト部材を回転駆動させる第2のベルト部材駆動ローラの半径をr1とし、前記第1のベルト部材のおもて面に対向して配設された、前記第1の像担持体を含めた複数の像担持体の隣り合う像担持体における各1次転写位置の間隔をzとしたとき、z=2πr1・n9(n9:自然数)の関係を満たすことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項1、2、3、4、5、6または7の画像形成装置において、上記第2のベルト部材を張架する複数のローラ部材の1つであり該第2のベルト部材を回転駆動させる第2のベルト部材駆動ローラの半径をr1とし、上記第1のベルト部材を張架する複数のローラ部材の1つであり該第1のベルト部材を回転駆動させる第1のベルト部材駆動ローラの半径をr2としたとき、r1=r2の関係を満たすことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記第2のベルト部材を張架する複数のローラ部材の1つであり該第2のベルト部材を回転駆動させる第2のベルト部材駆動ローラと、上記第2のベルト部材を張架する複数のローラ部材の1つであり該第2のベルト部材の回転に従動回転する第2のベルト部材従動ローラと、該第2のベルト部材従動ローラに設けられ前記第2のベルト部材の回転速度を検出する第2のベルト部材速度検出手段と、該第2のベルト部材速度検出手段によって検出された検出結果を用いて前記第2のベルト部材駆動ローラの回転駆動をフィードバック制御するフィードバック制御手段とを有しており、前記第2のベルト部材従動ローラの半径をR1とし、前記直接転写位置と前記2次転写位置との間隔をxとしてとき、x=2πR1・N1(N1:自然数)の関係を満たすことを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項12の画像形成装置において、上記第2のベルト部材速度検出手段は、上記第2のベルト部材従動ローラの同軸上に設けられ、該第2のベルト部材従動ローラの回転角速度または回転角変位を計測するロータリーエンコーダを有することを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、請求項1、12または13の画像形成装置において、上記第1のベルト部材を張架する複数のローラ部材の1つであり該第1のベルト部材を回転駆動させる第1のベルト部材駆動ローラと、上記第1のベルト部材を張架する複数のローラ部材の1つであり該第1のベルト部材の回転に従動回転する第1のベルト部材従動ローラと、該第1のベルト部材従動ローラに設けられ前記第1のベルト部材の回転速度を検出する第1のベルト部材速度検出手段と、該第1のベルト部材速度検出手段によって検出された検出結果を用いて前記第1のベルト部材駆動ローラの回転駆動をフィードバック制御するフィードバック制御手段とを有しており、前記第1のベルト部材従動ローラの半径をR2とし、第1のベルト部材の回転方向における上記1次転写位置と上記2次転写位置との間隔をyとしたとき、y=2πR2・N2(N2:自然数)の関係を満たすことを特徴とするものである。
また、請求項15の発明は、請求項14の画像形成装置において、上記第1のベルト部材従動ローラの半径をR2とし、前記第1のベルト部材のおもて面に対向して配設された、前記第1の像担持体を含めた複数の像担持体の隣り合う像担持体における各1次転写位置の間隔をzとしたとき、z=2πR2・N3(N3:自然数)の関係を満たすことを特徴とするものである。
また、請求項16の発明は、請求項14または15の画像形成装置において、上記第1のベルト部材速度検出手段は、上記第1のベルト部材従動ローラの同軸上に設けられ、該第1のベルト部材従動ローラの回転角速度または回転角変位を計測するロータリーエンコーダを有することを特徴とするものである。
本発明においては、上記直接転写位置と上記2次転写位置との間隔が、前記第2のベルト部材に速度変動を生じさせるローラ部材の円周長の自然数倍、または、前記記録媒体に搬送力を付与するローラ部材の円周長の自然数倍となるように構成している。
前記間隔を前記速度変動を生じさせるローラ部材の自然数倍にすることで、前記速度変動を生じさせるローラ部材の1回転周期で生じる第2のベルト部材の速度変動の位相を、前記直接転写位置と前記2次転写位置とで合わせることができる。よって、前記速度変動を生じさせるローラ部材の1回転周期で生じる、第2のベルト部材に担持搬送される記録媒体の速度変動の位相も、前記直接転写位置と前記2次転写位置とで合わせることができる。したがって、前記直接転写位置と前記2次転写位置とにおける記録媒体の搬送速度に対して、前記速度変動を生じさせるローラ部材の1回転周期で生じる速度変動の影響を打ち消すことができる。ゆえに、前記直接転写位置と前記2次転写位置とで記録媒体上に転写された各画像間で、前記速度変動を生じさせるローラ部材の1回転周期の速度変動に起因する位置ずれが生じるのを抑制することができる。
前記間隔を前記搬送力を付与するローラ部材の円周長の自然数倍にすることで、前記搬送力を付与するローラ部材の1回転周期で生じる記録媒体の速度変動の位相を、前記直接転写位置と前記2次転写位置とで合わせることができる。よって、前記直接転写位置と前記2次転写位置とにおける記録媒体の搬送速度に対して、前記搬送力を付与するローラ部材の1回転周期で生じる速度変動の影響を打ち消すことができる。したがって、前記直接転写位置と前記2次転写位置とで記録媒体上に転写された各画像間で、前記搬送力を付与するローラ部材の1回転周期の速度変動に起因する位置ずれが生じるのを抑制することができる。
以上、本発明によれば、記録媒体上の各画像間で記録媒体の速度変動に起因する位置ずれが生じるのを抑制できるという優れた効果がある。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 実施形態1の特徴部である転写部の概略構成図 中間転写ベルトの速度変動周期とY,M,C用の1次転写ニップそれぞれの位置関係とを示したグラフ。 直接転写時における直接転写ベルトの速度変動の位相と2次転写時における直接転写ベルトの速度変動の位相との関係を示したグラフ。 K用の画像形成ユニットを2次転写ニップよりも記録紙搬送方向下流側に配置した場合の転写部の概略構成図。 感光体を中間転写ベルトの下方に位置させた場合の転写部の概略構成図。 中間転写ベルトに対向した画像形成ユニットが単数の場合の転写部の概略構成図。 実施形態2の特徴部である転写部の概略構成図。 直接転写ユニットにおける回転駆動制御装置の概略構成の一例を示すブロック図。 中間転写ユニットにおける回転駆動制御装置の概略構成の一例を示すブロック図。 実施形態3の特徴部である転写部の概略構成図。
[実施形態1]
以下、本発明を電子写真方式の画像形成装置であるカラーレーザプリンタ(以下、単にプリンタという)に適用した第1の実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。同図において、プリンタは、プリンタ部を備えている。
プリンタ部は、イエロー,マゼンタ,シアン,黒(以下、Y,M,C,Kと記す)のトナー像を形成するための4つの画像形成ユニット1Y,M,C,Kを有している。また、プリンタ部の中間転写ユニット6は、ベルトループ内側に配設された駆動ローラ8、テンションローラ15、及び、3つの1次転写ローラ26Y,M,C,Kによって水平方向に延在する姿勢で張架された中間転写ベルト12を有している。テンションローラ15は揺動可能に軸支されており、中間転写ベルト内側から外側に向かってスプリング61により付勢されることで中間転写ベルト12に張力を与えている。像担持体としての中間転写ベルト12は、駆動ローラ8の回転駆動によって図中反時計回り方向に無端移動せしめられる。3つの画像形成ユニット1Y,M,Cは、中間転写ベルト12の張架面に沿って並ぶように配設されている。
画像形成ユニット1Y,M,C,Kは、ドラム状の感光体11Y,M,C,K、帯電装置(図示省略)、現像装置(図示省略)、及び、ドラムクリーニング装置(図示省略)を1つのユニットとして共通の保持体で保持した状態で、プリンタ部の筐体に対してそれらが一体的に着脱されるようになっている。上記帯電装置は、図示しない駆動手段によって回転駆動される感光体11Y,M,C,Kの周面を、暗中にて、トナーの帯電極性とは逆極性に一様帯電せしめるものである。
画像形成ユニット1Y,M,Cの上方や画像形成ユニット1Kの左側方には、光書込ユニット2Y,M,C,Kが配設されている。図示しない外部のパーソナルコンピュータから送られてくるカラー画像情報は、図示しない画像処理部でY,M,C,Kの情報に分解された後、プリンタ部内で処理される。光書込ユニット2は、Y,M,C,Kの色分解画像情報に基づいて、周知の技術によって図示しないY,M,C,K用の光源を駆動して、Y,M,C,K用の書込光を生成する。そして、上記帯電装置によって一様帯電せしめられた感光体11Y,M,C,Kの周面を、Y,M,C,K用の書込光で走査する。これにより、感光体11Y,M,C,Kの周面には、Y,M,C,K用の静電潜像が形成される。書込光の光源としては、レーザーダイオードやLEDなどを例示することができる。
感光体11Y,M,C,Kの周面に形成された静電潜像は、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を用いる周知の2成分現像方式を採用した現像装置によって現像されてY,M,C,Kトナー像となる。なお、現像装置として、トナーからなる1成分現像剤を用いる周知の1成分現像方式を採用したものを用いてもよい。
4つの感光体のうち、Y,M,C用の感光体11Y,M,Cは、中間転写ベルト12に当接してY,M,C用の1次転写ニップを形成している。また、中間転写ベルト12のループ内側には、中間転写ベルト12をY,M,C用の感光体11Y,M,Cに向けて押圧する1次転写ローラ26Y,M,Cが配設されている。1次転写ローラ26Y,M,Cには、それぞれ1次転写バイアスが印加されており、これにより、Y,M,C用の1次転写ニップ内に転写電界が形成される。感光体11Y,M,Cの周面に形成されたY,M,Cトナー像は、転写電界やニップ圧の作用によってY,M,C用の1次転写ニップで中間転写ベルト12のおもて面(ループ外側面)に重ね合わせて転写される。これにより、中間転写ベルト12のおもて面には、3色重ね合わせトナー像が形成される。
中間転写ベルト12の図中右側方には、直接転写ユニット7が配設されている。この直接転写ユニット7は、無端状の直接転写ベルト13を有している。直接転写ベルト13は、2次転写ローラ9、駆動ローラ14、テンションローラ16、及び、K用の転写ローラ36Kによって縦長の姿勢で張架されながら、駆動ローラ14の回転駆動によって図中時計回り方向に無端移動せしめられる。テンションローラ16は揺動可能に軸支されており、直接転写ベルト内側から外側に向かってスプリング62により付勢されることで直接転写ベルト13に張力を与えている。また、直接転写ベルト13の2次転写ローラ9に対する掛け回し箇所を、中間転写ベルト12における駆動ローラ8に対する駆け回り箇所に当接させて2次転写ニップを形成している。2次転写ローラ9には、2次転写バイアスが印加されており、これにより2次転写ニップ内に転写電界が形成される。また、直接転写ベルト13のK用の転写ローラ36Kに対する掛け回し箇所をK用の感光体11Kに当接させて、K用の直接転写ニップも形成している。転写ローラ36Kにも1次転写ローラ26Y,M,Cと同様に転写バイアスが印加されており、これによりK用の直接転写ニップ内に転写電界が形成される。
プリンタ部の筺体の下部には、第1給紙カセット3と第2給紙カセット4とが鉛直方向に重なるように配設されている。これら給紙カセットは、内部に収容している記録紙Pを紙搬送路に送り出す。送り出された記録紙Pは、プリンタ部内を鉛直方向に沿って延びる紙搬送路内に配設されたレジストローラ対111に突き当たってスキューが補正された後、レジストローラ対111のローラ間に挟み込まれる。そして、レジストローラ対111により、所定のタイミングで更に上方に向けて送り出される。
レジストローラ対111から送り出された記録紙Pは、紙搬送路内に形成された、上述のK用の直接転写ニップとY,M,C用の2次転写ニップとを順次通過する。K用の直接転写ニップを記録紙Pが通過する際に、感光体11Kの周面上のKトナー像が転写電界やニップ圧の作用を受けて記録紙P上に転写せしめられる。更に、その後、記録紙Pが2次転写ニップを通過する際に、記録紙P上に転写されたKトナー像の上に対して、中間転写ベルト12上の3色(Y,M,C)重ね合わせトナー像が転写電界やニップ圧の作用を受けて一括2次転写される。これにより、記録紙Pの表面には、Y,M,C,Kの4色重ね合わせトナー像であるフルカラー画像が形成される。
Y,M,C用の1次転写ニップやK用の直接転写ニップを通過した後の感光体11Y,M,C,Kの表面に付着している転写残トナーは、上記ドラムクリーニング装置によって除去される。なお、Y,M,C,K用のドラムクリーニング装置としては、クリーニングブレードによってトナーを掻き取る方式のものでもよいし、ファーブラシローラによってトナーを掻き取る方式や、磁気ブラシクリーニング方式などのものを用いてもよい。
2次転写ニップの上方には、加熱ローラと加圧ローラとの当接によって定着ニップを形成している定着装置10が配設されている。2次転写ニップを通過した記録紙Pは、定着装置10内の定着ニップに送られて、熱と圧力により記録紙P上にフルカラー画像を定着させる定着処理が施される。この後、記録紙Pは排紙路を通り排紙ローラ対30を経由して、プリンタ部筺体の上面に設けられた排紙トレイ31に排出されてスタックされる。
本プリンタにおいて、モノクロ画像を形成するモノクロモードでは、図示しない外部のパーソナルコンピュータなどから送られてくるモノクロの画像データに基づいて、光書込ユニット2KによってK用の感光体11Kが光走査され、これによって形成されたK用の静電潜像がK用の現像装置によってKトナー像に現像される。このKトナー像は、K用の直接転写ニップで記録紙P上に直接転写された後、定着装置10で記録紙Pに定着される。
モノクロモードにおいては、直接転写ベルト13のループ内の2次転写ローラ9を中間転写ベルト12から遠ざける方向に移動させて、直接転写ベルト13を中間転写ベルト12から離間させる。そして、Y,M,C用の画像形成ユニット1Y,M,C及び中間転写ベルト12の駆動を停止させた状態で、モノクロ画像を形成することで、無駄な駆動による、Y,M,C用の画像形成ユニット1Y,M,Cや中間転写ベルト12などの消耗を回避し長寿命化を図ることができる。
また、中間転写ベルト12を支持する駆動ローラ8を図示しない手段によって変位させ、中間転写ベルト12を直接転写ベルト13に対して接離させる構成としてもよい。この場合、記録紙Pの搬送姿勢を変化させることがないので、直接転写ベルト13と定着装置10との間における記録紙Pの挙動を安定化させることができる。このため、定着装置10から排出された後の記録紙Pにシワや画像の乱れが発生するのを抑制することができる。
モノクロモードにおいては、レジストローラ対111からK用の直接転写ニップに送り込まれた記録紙Pに画像形成ユニット1KからKトナー像を直接転写するので、画像形成ユニット1Y,M,Cに加えて画像形成ユニット1Kも、中間転写ベルト12の張架面に沿って並ぶように配設され、中間転写ベルト12を介してKトナー像が2次転写ニップで記録紙P上に転写されるような構成よりも、高速プリントを実現することができる。
図2は本実施形態の特徴部である転写部の概略構成図である。
上述したように中間転写ベルト12は駆動ローラ8やテンションローラ15などによって張架されており、直接転写ベルト13は2次転写ローラ9、駆動ローラ14及びテンションローラ16などによって張架されている。駆動ローラ14はプリンタ本体に設けられた図示しない駆動モータによって回転駆動され、2次転写ローラ9及びテンションローラ16は、駆動ローラ14によって回転駆動される直接転写ベルト13の回転に従動して回転する。また、直接転写ベルト13を介してテンションローラ16の対向位置には、図示しない電源から所定電圧が印加され記録紙Pを直接転写ベルト13上に静電的な力によって吸着させる紙吸着ローラ17が配設されている。この紙吸着ローラ17は直接転写ベルト13のおもて面(ループ外側面)に接触しており、直接転写ベルト13の回転に従動して紙吸着ローラ17も回転する。
本実施形態に係るプリンタは、直接転写ベルト13を回転駆動させる駆動ローラ14の半径をr1、中間転写ベルト12を回転駆動させる駆動ローラ8の半径をr2、K用の直接転写ニップから2次転写ニップまでの距離をx、Y用の1次転写ニップから中間転写ベルト回転方向下流側に中間転写ベルト12に沿った経路における2次転写ニップまでの距離をy、C用の1次転写ニップとM用の1次転写ニップとの間の最短距離、及び、M用の1次転写ニップとY用の1次転写ニップとの間の最短距離、言い換えれば、画像形成ユニット1Y,M,Cの隣り合う画像形成ユニット1間の距離であるステーションピッチをzとした場合、以下に示す数1、数2及び数3の関係を満たすように構成されている。なお、数1中のn1は自然数であり、本実施形態においてはn1=1である。また、数2中のn2も自然数であり、本実施形態においてはn2=5である。さらに、数3中のn3も自然数であり、本実施形態においてはn3=1である。なお、各ニップ間の距離はそれぞれのニップの中心位置間の距離とすればよい。
Figure 2010281943
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中間転写ベルト12の搬送速度は、中間転写ベルト12を回転駆動させる駆動ローラ8の偏心等によって駆動ローラ8の1回転周期の速度変動を持っている。中間転写ベルト12の狙いの速度をV0とすると、(2πr2)/V0周期で速度変動が起こる。このため、感光体11Y,M,Cから中間転写ベルト12に1次転写されたY,M,Cのトナー像は、駆動ローラ8の1回転周期で画像位置ずれを引き起こす。
これに対し本実施形態においては、上記数3に示すように、ステーションピッチzと駆動ローラ8の円周長(1回転ピッチ)とが同じ長さに設定されているため、図3に示すようにY,M,C用の1次転写ニップそれぞれは常時同位相での画像位置となる。これにより、中間転写ベルト12に1次転写されたY,M,Cのトナー像に色ずれが発生するのを抑制することができる。
C,M,Y用の1次転写ニップそれぞれでC,M、Yトナー像を順次転写された中間転写ベルト12は、駆動ローラ8の1回転周期の速度変動をもって回転駆動し、3色が重ね合わされた画像をY用の1次転写ニップから2次転写ニップまで搬送する。
ここで、中間転写ベルト12のY用の1次転写ニップでの速度と2次転写ニップでの速度とが異なっていた場合、2次転写ニップで中間転写ベルト12上から記録紙P上に転写された3色の重ね合わせ画像には色ずれは発生しないが、記録紙P上で画像の伸縮が発生する。
これに対し本実施形態においては、上記数2に示すように、Y用の1次転写ニップから2次転写ニップまでの距離yが駆動ローラ8の円周長(1回転ピッチ)の自然数倍(本実施形態においては5倍)の距離となっている。これにより、Y用の1次転写ニップと2次転写ニップとの中間転写ベルト12の速度は、常時同位相での速度変動となるため、上述したような画像の伸縮が発生するのを抑制することができる。
一方、直接転写ベルト13を介してテンションローラ16と紙吸着ローラ17とで形成されたニップに進入してきた記録紙Pは、直接転写ベルト13に吸着して担持搬送されるので、記録紙Pの搬送速度は直接転写ベルト13の回転速度にならった速度変動をもつ。したがって、直接転写ベルト13を介してテンションローラ16と紙吸着ローラ17とで形成されたニップに進入し直接転写ベルト13に担持された後の記録紙Pの搬送速度には、直接転写ベルト13を回転駆動させる駆動ローラ14の1回転周期の速度変動が生じる。このような速度変動が記録紙Pの搬送速度にあると、K用の直接転写ニップにおけるKトナー像の直接転写時と2次転写ニップにおけるY,M,Cトナー像の2次転写時とで記録紙Pの搬送速度が異なって、記録紙P上に転写されたY,M,C,Kトナー像間で駆動ローラ14の1回転周期の色ずれが生じる虞がある。
これに対し本実施形態においては、上記数1に示すように、駆動ローラ14の円周長(1回転ピッチ)と、K用の直接転写ニップから2次転写ニップまでの距離とが同じ長さに設定されているので、直接転写ニップにおける直接転写ベルト13の速度変動の位相と2次転写ニップにおける直接転写ベルト13の速度変動の位相とを合わせることができ、図4に示すように記録紙Pの搬送速度は、K用の直接転写ニップにおけるKトナー像の直接転写時と2次転写ニップにおけるY,M,Cトナー像の2次転写時とで同じになる。したがって、記録紙P上に転写されたY,M,C,Kトナー像間で駆動ローラ14の1回転周期の色ずれが生じるのを抑制することができる。
ここで、中間転写ベルト12は駆動ローラ8の1回転周期の速度変動が搬送速度に対して支配的に作用するが、中間転写ベルト12の回転に従動回転するテンションローラ15の1回転周期(1回転ピッチ)や1次転写ローラ26Y,M,Cの1回転周期(1回転ピッチ)などについても偏心や負荷変動等に起因した各ローラピッチの搬送速度変動を引き起こす場合が考えられる。
また、直接転写ベルト13は駆動ローラ14の1回転周期の速度変動が回転速度に対して支配的に作用するが、直接転写ベルト13の回転に従動回転する2次転写ローラ9、転写ローラ36K、テンションローラ16、紙吸着ローラ17それぞれの1回転周期(1回転ピッチ)についても負荷変動等に起因した、直接転写ベルト13の搬送速度変動を引き起こす場合が考えられる。
直接転写ベルト13に従動回転する従動ローラ(転写ローラ36K、2次転写ローラ9、テンションローラ16、紙吸着ローラ17)の半径をr3とし、中間転写ベルト12に従動回転する従動ローラ(1次転写ローラ26Y,M,C、テンションローラ15)の半径をr4とした場合、下記する数4、数5、数6の関係を満たす構成とすることで各従動ローラピッチ(従動ローラの1回転周期)で引き起こされる色ずれや画像伸縮などを抑制することができる。
Figure 2010281943
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また、上記数1、上記数2、上記数3、上記数4、上記数5、上記数6の関係を満たす構成は全て、中間転写ユニット6内や直接転写ユニット7内で独立した幾何関係である。したがって、図5に示すようにK用の画像形成ユニット1K言い換えればK用の直接転写ニップを2次転写ニップよりも記録紙搬送方向下流側に配置しても、上述したのと同様に色ずれや画像伸縮などを抑制することができる。
また、本実施形態においては、中間転写ベルト12と直接転写ベルト13とが2次転写ニップで接しつつ互いに順方向に回転している。ベルトの動摩擦係数や2次転写圧の影響を受け、中間転写ベルト12の回転速度に直接転写ベルト13を介して駆動ローラ14の1回転周期の速度変動が生じたり、逆に、直接転写ベルト13の回転速度に中間転写ベルト12を介して駆動ローラ8の1回転周期の速度変動が生じたりする。
中間転写ベルト12の回転速度に駆動ローラ14の1回転周期の速度変動が生じると、感光体11Y,M,Cから中間転写ベルト12に1次転写されたY,M,Cのトナー像に駆動ローラ14の1回転周期で画像位置ずれが生じたり、記録紙P上に2次転写された画像の伸縮が発生したりする。また、直接転写ベルト13の回転速度に駆動ローラ8の1回転周期の速度変動が生じると、直接転写ベルト13に担持搬送される記録紙Pの搬送速度にも駆動ローラ8の1回転周期の速度変動が生じるため、K用の直接転写ニップにおけるKトナー像の直接転写時と2次転写ニップにおけるY,M,Cトナー像の2次転写時とで記録紙Pの搬送速度が異なり、記録紙P上に転写されたY,M,C,Kトナー像間で駆動ローラ8の1回転周期の色ずれが生じる。
上記の問題を解消する為、直接転写ベルト13を回転駆動させる駆動ローラ14の半径r1、中間転写ベルト12を回転駆動させる駆動ローラ8のr2、K用の直接転写ニップから2次転写ニップまでの距離x、Y用の1次転写ニップから中間転写ベルト回転方向下流側に中間転写ベルト12に沿った経路における2次転写ニップまでの距離y、C用の1次転写ニップとM用の1次転写ニップとの間の最短距離、及び、M用の1次転写ニップとY用の1次転写ニップとの間の最短距離、言い換えれば、画像形成ユニット1Y,M,Cの隣り合う画像形成ユニット1間の距離であるステーションピッチzは、以下の数7、数8、数9の関係を満たして構成されている。
Figure 2010281943
Figure 2010281943
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これにより、Y,M,Cのトナー像を感光体11Y,M,Cから中間転写ベルト12に1次転写するときや、中間転写ベルト12から記録紙PにY,M,Cのトナー像を2次転写するときに、中間転写ベルト12の搬送速度に生じる駆動ローラ14の1回転周期の速度変動の影響を打ち消すことができる。よって、上述したような、感光体11Y,M,Cから中間転写ベルト12に1次転写されたY,M,Cのトナー像に駆動ローラ14の1回転周期で画像位置ずれが生じたり、記録紙P上に2次転写された画像の伸縮が発生したりするのを抑制することができる。また、K用の直接転写ニップにおけるKトナー像の直接転写時と2次転写ニップにおけるY,M,Cトナー像の2次転写時とで、直接転写ベルト13の搬送速度、言い換えれば、記録紙Pの搬送速度に生じる駆動ローラ8の1回転周期の速度変動の影響を打ち消すことができる。よって、上述したような、K用の直接転写ニップにおけるKトナー像の直接転写時と2次転写ニップにおけるY,M,Cトナー像の2次転写時とで記録紙Pの搬送速度が異なって、記録紙P上に転写されたY,M,C,Kトナー像間で駆動ローラ8の1回転周期の色ずれが生じてしまうのを抑制することができる。
また、レイアウト上、直接転写ベルト13を回転駆動させる駆動ローラ14の半径r1と、中間転写ベルト12を回転駆動させる駆動ローラ8の半径r2とを同じにすることが可能であれば、同様の効果が得られる他、駆動ローラ8と駆動ローラ14とを共通化することが可能となる。
ここで、本実施形態に係るプリンタにおいては、感光体11Y,M,C,Kの表面から上記ドラムクリーニング装置によって除去された転写残トナーを各色に対応した現像装置に回収して画像形成に再度利用する周知の構成を採用することもできる。
この際、図5に示すように、K用の画像形成ユニット1K言い換えればK用の直接転写ニップを2次転写ニップよりも記録紙搬送方向下流側に配置すると、2次転写ニップで記録紙P上に転写されたY,M,Cトナー像の各色のトナーが、直接転写ニップにおけるKトナー像の転写時に記録紙P上から感光体11Kの表面に逆転写することがある。このように逆転写されたY,M,Cの各色のトナーが感光体11K上から除去されK用の現像装置に回収されるとK用の現像装置内で混色が生じ、その混色が生じたトナーを用いて画像形成ユニット1Kで形成された画像(Kトナー像)の色調が経時で変わってしまう。
これに対し、図1などに示すように、K用の画像形成ユニット1K言い換えればK用の直接転写ニップを2次転写ニップよりも記録紙搬送方向上流側に配置することで、2次転写ニップで記録紙P上に転写されたY,M,Cの各色のトナーが感光体11Kの表面に逆転写し得ないので、K用の現像装置内で混色が生じることがなく、画像形成ユニット1Kで形成された画像(Kトナー像)の色調が経時で変わってしまうのを抑制することができる。
本実施形態においては、直接転写ニップと2次転写ニップとを通過するように記録紙Pを直接転写ベルト13によって担持搬送する。これにより、2次転写ニップに対し、直接転写ニップが記録紙搬送方向上流側または下流側のどちらに位置していても、記録紙Pを直接転写ベルト13によって直接転写ニップと2次転写ニップとを通過させることができる。よって、例えば2次転写ニップよりも記録紙搬送方向下流側に直接転写ニップを位置させなければならないといった、画像形成装置内のレイアウトの自由度の低下が生じない。
また、本実施形態に係るプリンタにおいては、感光体11Y,M,Cが中間転写ベルト12よりも上方に位置していたが、図6に示すように感光体11Y,M,Cを中間転写ベルト12の下方に位置させてもよい。
また、図7に示すように中間転写ベルト12に対向した画像形成ユニット1(感光体11)は単数であっても良い。図7においては、レッド(Red)のトナーを用いてトナー像を形成する画像形成ユニット1Rを中間転写ベルト12に対向して配設している。このような構成の場合、ステーションピッチzの項目はなくなるので、上記数3及び上記数6は無視できる。
以上より、直接転写方式と間接転写方式とを併せ持った画像形成装置に対して上述した構成を適用することで、色ずれ、画像ずれ及び画像伸縮の無い高画質な画像を形成できる画像形成装置を提供することができる。
[実施形態2]
以下、本発明を電子写真方式の画像形成装置であるカラーレーザプリンタ(以下、単にプリンタという)に適用した第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係るプリンタの基本的な構成は実施形態1に係るプリンタと略同じであるので、その説明は省略する。
図8は本実施形態の特徴部である転写部の概略構成図である。
直接転写ベルト13は2次転写ローラ9、駆動ローラ14及びテンションローラ16などによって張架されている。テンションローラ16は揺動可能に軸支されており、直接転写ベルト内側から外側に向かってスプリングにより付勢されることで直接転写ベルト13に張力を与えている。駆動ローラ14はプリンタ本体に設けられた図示しない駆動モータによって回転駆動され、2次転写ローラ9及びテンションローラ16は駆動ローラ14によって回転駆動される直接転写ベルト13の回転に従動して回転する。また、直接転写ベルト13を介してテンションローラ16の対向位置には、図示しない電源から所定電圧が印加され記録紙Pを直接転写ベルト13上に静電的な力によって吸着させる紙吸着ローラ17が配設されている。この紙吸着ローラ17は直接転写ベルト13のおもて面(ループ外側面)に接触しており、直接転写ベルト13の回転に従動して紙吸着ローラ17も回転する。
直接転写ベルト13の回転に従動する従動ローラである2次転写ローラ9の同軸上には、2次転写ローラ9の回転角変位又は回転角速度を検出する検出手段である図示しないロータリーエンコーダが設けられている。なお、前記ロータリーエンコーダを2次転写ローラ9の同軸上に設けず、2次転写ローラ9と同じく従動ローラである転写ローラ36Kの同軸上に設けたり、直接転写ベルト13の回転に従動する従動ローラを新たに配設しその従動ローラの同軸上に設けたりしてもよい。ただ、2次転写ローラ9などと同じく直接転写ベルト13の回転に従動するテンションローラ16は、スプリングによって付勢された状態で揺動可能に軸支されているため付加変動を受け易く、ロータリーエンコーダによるテンションローラ16の回転角変位又は回転角速度の測定精度が、転写ローラ36Kなどの他の従動ローラの同軸上にロータリーエンコーダを設けた場合よりも低下する。そのため、適切なフィードバック制御が行えない虞があるので前記ロータリーエンコーダをテンションローラ16の同軸上に設けるのは好ましくない。
図9には直接転写ユニット7における回転駆動制御装置の概略構成の一例を示すブロック図である。
フィードバック制御部43は、変位量計測手段であるエンコーダ41からの出力に基づいて得た2次転写ローラ9の回転角変位又は回転角速度の検知結果を、駆動ローラ14を回転駆動させる駆動モータ44の回転速度にフィードバックする。具体的には、2次転写ローラ9の回転角変位又は回転角速度が予め実験などによって求めておいた制御目標値よりも小さい場合には、偏差演算部42で算出された、エンコーダ41によって検知された回転角変位又は回転角速度と前記制御目標値との偏差に応じて駆動モータ44をフィードバック制御部43によってフィードバック制御(加速制御)し駆動モータ44の回転速度を速め、如いては、駆動ローラ14の回転速度を速める。この一方で、2次転写ローラ9の回転角変位又は回転角速度が前記制御目標値よりも大きい場合には、偏差演算部42で算出された前記偏差に応じて駆動モータ44をフィードバック制御部43によってフィードバック制御(減速制御)し駆動モータ44の回転速度を遅め、如いては、駆動ローラ14の回転速度を遅める。
このように、本実施形態では、2次転写ローラ9の同軸上に設けられたエンコーダ41からの検出信号に基づいて、2次転写ローラ9の回転角変位又は回転角速度が一定に保持されるように駆動ローラ14をフィードバック制御しつつ回転駆動させる。このフィードバック制御により、駆動ローラ14の偏心などによって直接転写ベルト13に発生する駆動ローラ14の1回転周期の速度変動を抑制することができ、その分、駆動ローラ14によって回転せしめられる直接転写ベルト13の回転速度の安定化を図ることができる。
しかしながら、制御上、前記フィードバック制御によって直接転写ベルト13に発生する駆動ローラ14の1回転周期の速度変動は抑制されるが、ロータリーエンコーダが設けられた2次転写ローラ9の偏心などにより直接転写ベルト13に発生する2次転写ローラ9の1回転周期の速度変動は前記フィードバック制御によって抑制されない。すなわち、ロータリーエンコーダが取り付けられた2次転写ローラ9などの従動ローラに偏心があると、その従動ローラの偏心による速度変動成分が駆動モータの回転速度如いては駆動ローラ14の回転速度にフィードバックされて直接転写ベルト13に従動ローラの偏心による速度変動が生じてしまう。そのため、直接転写ベルト13の搬送速度は、2次転写ローラ9(従動ローラ)の1回転周期の速度変動をもっている。2次転写ローラ9(従動ローラ)の半径をR1、直接転写ベルト13の狙いの速度をV0とすると(2πR1)/V0周期で速度変動を起こす。このように直接転写ベルト13の搬送速度が2次転写ローラ9の1回転周期の速度変動をもっていると、後述するような記録紙P上に転写されたY,M,C,Kトナー像間で2次転写ローラ9の1回転周期の色ずれが生じる虞がある。
次に、中間転写ベルト12は、駆動ローラ8、テンションローラ15及び従動ローラ18などによって張架されている。テンションローラ15は揺動可能に軸支されており、中間転写ベルト内側から外側に向かってスプリングにより付勢されることで中間転写ベルト12に張力を与えている。駆動ローラ8はプリンタ本体に設けられた図示しない駆動モータによって回転駆動され、テンションローラ15や従動ローラ18などは駆動ローラ8によって回転駆動される中間転写ベルト12の回転に従動して回転する。
従動ローラ18の同軸上には、従動ローラ18の回転角変位又は回転角速度を検出する検出手段である図示しないロータリーエンコーダが設けられている。なお、前記ロータリーエンコーダを従動ローラ18の同軸上に設けず、従動ローラ18と同じく中間転写ベルト12の回転に従動する1次転写ローラ26Y,M,Cのいずれかの同軸上に設けてもよい。ただ、従動ローラ18などと同じく中間転写ベルト12の回転に従動するテンションローラ15は、スプリングによって付勢された状態で揺動可能に軸支されているため付加変動を受け易く、ロータリーエンコーダによるテンションローラ15の回転角変位又は回転角速度の測定精度が、1次転写ローラ26Y,M,Cなどの他の従動ローラの同軸上にロータリーエンコーダを設けた場合よりも低下する。そのため、後述するフィードバック制御を適切に行えない虞があるので前記ロータリーエンコーダをテンションローラ15の同軸上に設けるのは好ましくない。
図10には中間転写ユニット6における回転駆動制御装置の概略構成の一例を示すブロック図である。
フィードバック制御部53は、変位量計測手段であるエンコーダ51からの出力に基づいて得た従動ローラ18の回転角変位又は回転角速度の検知結果を、駆動ローラ8を回転駆動させる駆動モータ54の回転速度にフィードバックする。具体的には、従動ローラ18の回転角変位又は回転角速度が予め実験などによって求めておいた制御目標値よりも小さい場合には、偏差演算部52で算出された、エンコーダ51によって検知された回転角変位又は回転角速度と前記制御目標値との偏差に応じて駆動モータ54をフィードバック制御部53によってフィードバック制御(加速制御)し駆動モータ54の回転速度を速め、如いては、駆動ローラ8の回転速度を速める。この一方で、従動ローラ18の回転角変位又は回転角速度が前記制御目標値よりも大きい場合には、偏差演算部52で算出された前記偏差に応じて駆動モータ54をフィードバック制御部53によってフィードバック制御(減速制御)し駆動モータ54の回転速度を遅め、如いては、駆動ローラ8の回転速度を遅める。
このように、本実施形態では、従動ローラ18の同軸上に設けたエンコーダ51からの検出信号に基づいて、従動ローラ18の回転角変位又は回転角速度が一定に保持されるように駆動ローラ8をフィードバック制御しつつ回転駆動させる。このフィードバック制御により、駆動ローラ8の偏心などによって中間転写ベルト12に発生する駆動ローラ8の1回転周期の速度変動などを抑制することができ、その分、駆動ローラ8によって回転せしめられる中間転写ベルト12の回転速度の安定化を図ることができる。
しかしながら、制御上、前記フィードバック制御によって中間転写ベルト12に発生する駆動ローラ8の1回転周期の速度変動を抑制されるが、ロータリーエンコーダが設けられた従動ローラ18の偏心などにより中間転写ベルト12に発生する従動ローラ18の1回転周期の速度変動は前記フィードバック制御によって抑制されない。すなわち、ロータリーエンコーダが取り付けられた従動ローラ18に偏心があると、従動ローラ18の偏心による速度変動成分がフィードバック制御されて中間転写ベルト12に従動ローラ18の偏心による速度変動が生じてしまう。そのため、中間転写ベルト12の搬送速度は、従動ローラ18の1回転周期の速度変動をもっている。従動ローラ18の半径をR2、中間転写ベルト12の狙いの速度をV0とすると(2πR2)/V0周期で速度変動を起こす。このように中間転写ベルト12の搬送速度が従動ローラ18の1回転周期の速度変動をもっていると、感光体11C,M,Yから中間転写ベルト12に1次転写される画像は、従動ローラ18の1回転周期で画像位置ずれを引き起こす。
ここで、本実施形態に係るプリンタは、直接転写ベルト13の回転に従動し同軸上にロータリーエンコーダが設けられた従動ローラである2次転写ローラ9の半径をR1、中間転写ベルト12の回転に従動し同軸上にロータリーエンコーダが設けられた従動ローラ18の半径をR2、K用の直接転写ニップから2次転写ニップまでの距離をx、Y用の1次転写ニップから中間転写ベルト回転方向下流側に中間転写ベルト12に沿った経路における2次転写ニップまでの距離をy、C用の1次転写ニップとM用の1次転写ニップとの間の最短距離、及び、M用の1次転写ニップとY用の1次転写ニップとの間の最短距離、言い換えれば、画像形成ユニット1Y,M,Cの隣り合う画像形成ユニット1間の距離であるステーションピッチをzとした場合、以下に示す数10、数11及び数12の関係を満たすように構成されている。なお、数10中のN1は自然数であり、本実施形態においてはN1=1である。また、数11中のN2も自然数であり、本実施形態においてはN2=5である。さらに、数12中のN3も自然数であり、本実施形態においてはN3=1である。
Figure 2010281943
Figure 2010281943
Figure 2010281943
本実施形態に係るプリンタは、上記数12に示すように、ステーションピッチzと従動ローラ18の円周長(1回転ピッチ)とが同じ長さに設定されているため、図3に示すようにY,M,C用の1次転写ニップそれぞれの間は常時同位相での画像位置となるので、中間転写ベルト1に1次転写されたY,M,Cのトナー像に色ずれが発生するのを抑制することができる。
C,M,Y用の1次転写ニップそれぞれでC,M、Yトナー像を順次転写された中間転写ベルト12は、従動ローラ18の1回転周期の速度変動をもって回転駆動し、3色が重ね合わされた画像をY用の1次転写ニップから2次転写ニップまで搬送する。
ここで、中間転写ベルト12のY用の1次転写ニップでの速度と2次転写ニップでの速度とが異なっていた場合、2次転写ニップで中間転写ベルト12上から記録紙P上に転写された3色の重ね合わせ画像には色ずれは発生しないが、記録紙P上で画像の伸縮が発生する。
これに対し本実施形態においては、上記数11に示すように、Y用の1次転写ニップから2次転写ニップまでの距離yが従動ローラ18の円周長(1回転ピッチ)の自然数倍(本実施形態においては5倍)の距離となっている。これにより、Y用の1次転写ニップと2次転写ニップとの中間転写ベルト12の速度は、常時同位相での速度変動となるため、上述したような画像の伸縮が発生するのを抑制することができる。
一方、直接転写ベルト13を介してテンションローラ16と紙吸着ローラ17とで形成されたニップに進入してきた記録紙Pは、直接転写ベルト13に吸着し担持搬送されるので、記録紙Pの搬送速度は直接転写ベルト13の回転速度にならった速度変動をもつ。したがって、直接転写ベルト13を介してテンションローラ16と紙吸着ローラ17とで形成されたニップに進入し直接転写ベルト13に担持された後の記録紙Pの搬送速度には、直接転写ベルト13の回転に従動する従動ローラである2次転写ローラ9の1回転周期の速度変動が生じる。このような速度変動が記録紙Pの搬送速度にあると、K用の直接転写ニップにおけるKトナー像の転写時と2次転写ニップにおけるY,M,Cトナー像の2次転写時とで記録紙Pの搬送速度が異なって、記録紙P上に転写されたY,M,C,Kトナー像間で2次転写ローラ9の1回転周期の色ずれが生じる虞がある。
これに対し本実施形態においては、上記数10に示すように、2次転写ローラ9の円周長(1回転ピッチ)と、K用の直接転写ニップから2次転写ニップまでの距離xとが同じ長さに設定されているので、直接転写ニップにおける直接転写ベルト13の速度変動の位相と2次転写ニップにおける直接転写ベルト13の速度変動の位相とを合わせることができ、図4に示すように記録紙Pの搬送速度は、K用の直接転写ニップにおけるKトナー像の転写時と2次転写ニップにおけるY,M,Cトナー像の2次転写時とで同じになる。したがって、記録紙P上に転写されたY,M,C,Kトナー像間で2次転写ローラ9の1回転周期の色ずれが生じるのを抑制することができる。
また、上記数10、上記数11、上記数12の関係を満たす構成は全て、中間転写ユニット6内や直接転写ユニット7内で独立した幾何関係である。したがって、K用の画像形成ユニット1K言い換えればK用の直接転写ニップを2次転写ニップよりも記録紙搬送方向下流側に配置しても、上述したのと同様に色ずれや画像伸縮などを抑制することができる。
なお、本実施形態に係るプリンタにおいても、感光体11Y,M,C,Kの表面から上記ドラムクリーニング装置によって除去された転写残トナーを各色に対応した現像装置に回収して画像形成に再度利用する周知の構成を採用することができる。この際、実施形態1で説明したような理由により、本実施形態においてもK用の画像形成ユニット1K言い換えればK用の直接転写ニップを2次転写ニップよりも記録紙搬送方向上流側に配置することで、K用の現像装置内で混色が生じることがなく、画像形成ユニット1Kで形成された画像(Kトナー像)の色調が経時で変わってしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態においても、直接転写ニップと2次転写ニップとを通過するように記録紙Pを直接転写ベルト13によって担持搬送する。これにより、2次転写ニップに対し、直接転写ニップが記録紙搬送方向上流側または下流側のどちらに位置していても、記録紙Pを直接転写ベルト13によって直接転写ニップと2次転写ニップとを通過させることができる。よって、例えば2次転写ニップよりも記録紙搬送方向下流側に直接転写ニップを位置させなければならないといった、画像形成装置内のレイアウトの自由度の低下が生じない。
また、本実施形態に係るプリンタにおいては、感光体11Y,M,Cが中間転写ベルト12よりも上方に位置していたが、感光体11Y,M,Cを中間転写ベルト12の下方に位置させてもよい。
また、中間転写ベルト12に対向した画像形成ユニット1(感光体11)は単数であっても良い。このような構成の場合、ステーションピッチzの項目はなくなるので、上記数12は無視できる。
以上より、直接転写方式と間接転写方式とを併せ持った画像形成装置に対して上述した構成を適用することで、色ずれ、画像ずれ及び画像伸縮の無い高画質な画像を形成できる画像形成装置を提供することができる。
[実施形態3]
以下、本発明を電子写真方式の画像形成装置であるカラーレーザプリンタ(以下、単にプリンタという)に適用した第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係るプリンタの基本的な構成は実施形態1に係るプリンタと略同じであるので、その説明は省略する。
本実施形態に係るプリンタは、実施形態1に係るプリンタに設けられていた、上記直接転写ニップと上記2次転写ニップとを通過するように、記録紙Pを回転可能に複数のローラ部材で張架された直接転写ベルト13によって担持搬送する構成ではなく、図11に示すように、感光体11Kと転写ローラ36Kによって記録紙Pを挾持し、図示しない駆動モータなどからなる駆動源によって転写ローラ36Kを回転駆動することで転写ローラ36Kからの搬送力により記録紙Pを前記直接転写ニップと前記2次転写ニップとを通過させる構成にしている。
この構成においては、前記直接転写ニップで転写ローラ36Kからの搬送力によって記録紙Pが前記2次転写ニップと前記直接転写ニップとを搬送される。そのため、転写ローラ36Kの偏心等によって記録紙Pの搬送速度に転写ローラ36Kの1回転周期の速度変動が生じ得る。このような速度変動が記録紙Pの搬送速度に生じ、前記直接転写ニップと前記2次転写ニップとで記録紙Pの速度変動の位相が異なっていると、前記直接転写ニップと前記2次転写ニップとで記録紙上に転写されたY,M,C,Kトナー像間で、転写ローラ36Kの1回転周期の速度変動に起因する位置ずれが生じる。
そのため、本実施形態においては、前記直接転写ニップと前記2次転写ニップとの間隔xが、転写ローラ36Kの円周長の自然数倍となるように構成している。このように、前記間隔xを転写ローラ36Kの円周長の自然数倍にすることで、転写ローラ36Kの1回転周期で生じる記録媒体の速度変動の位相を、前記直接転写ニップと前記2次転写ニップとで合わせることができる。よって、前記直接転写ニップと前記2次転写ニップとにおける記録紙Pの搬送速度に対して、転写ローラ36Kの1回転周期で生じる速度変動の影響を打ち消すことができる。したがって、前記直接転写ニップと前記2次転写ニップとで記録紙P上に転写されたY,M,C,Kトナー像間で、転写ローラ36Kの1回転周期の速度変動に起因する位置ずれが生じるのを抑制することができる。
また、本実施形態においても、実施形態1と同様に、画像形成ユニット1Y,M,Cの隣り合う画像形成ユニット1間の距離であるステーションピッチzを中間転写ベルト12を回転駆動させる駆動ローラ8の円周長(1回転ピッチ)の自然数倍に設定することで、Y,M,C用の1次転写ニップそれぞれは常時同位相での画像位置となより、中間転写ベルト12に1次転写されたY,M,Cのトナー像に色ずれが発生するのを抑制することができる。
また、本実施形態においても、実施形態1と同様に、Y用の1次転写ニップから2次転写ニップまでの距離yが駆動ローラ8の円周長(1回転ピッチ)の自然数倍の距離に設定することで、Y用の1次転写ニップと2次転写ニップとの中間転写ベルト12の速度は、常時同位相での速度変動となるため、2次転写ニップで中間転写ベルト12上から記録紙P上に転写した際に、記録紙P上で画像の伸縮が発生するのを抑制することができる。
以上、各実施形態によれば、回転可能に複数のローラ部材に張架された第1のベルト部材である中間転写ベルト12と、中間転写ベルト12のおもて面に対向して配設された第1の像担持体と、前記像担持体上に画像を形成する第1の画像形成手段と、前記第1の像担持体上に形成された画像を中間転写ベルト12上に1次転写する1次転写手段である1次転写ローラ26と、中間転写ベルト12上に転写された画像を記録媒体である記録紙P上に2次転写する2次転写手段である2次転写ローラ9と、中間転写ベルト12上から記録紙P上に画像が2次転写される2次転写位置よりも記録紙搬送方向上流側または下流側に設けられた第2の像担持体と、前記第2の像担持体上に画像を形成する第2の画像形成手段と、前記第2の像担持体上に形成された画像を記録紙P上に直接転写する直接転写手段である転写ローラ36と、を備えた画像形成装置において、前記第2の像担持体上から記録紙P上に画像が直接転写される直接転写位置と前記2次転写位置とを通過するように記録紙Pを担持して搬送する、回転可能に複数のローラ部材で張架された第2のベルト部材である直接転写ベルト13、または、中間転写ベルト12のおもて面と前記第2の像担持体とのどちらか一方に対向して回転可能に配設され、前記直接転写位置と前記2次転写位置とを通過するように記録紙Pに搬送力を付与するローラ部材を有しており、前記直接転写位置と前記2次転写位置との間隔が、直接転写ベルト13を張架する複数のローラ部材の内の直接転写ベルト13に速度変動を生じさせるローラ部材の円周長の自然数倍、または、記録紙Pに搬送力を付与するローラ部材の円周長の自然数倍である。
前記間隔を前記速度変動を生じさせるローラ部材の自然数倍にすることで、前記速度変動を生じさせるローラ部材の1回転周期で生じる直接転写ベルト13の速度変動の位相を、前記直接転写位置と前記2次転写位置とで合わせることができる。よって、前記速度変動を生じさせるローラ部材の1回転周期で生じる、直接転写ベルト13に担持搬送される記録紙Pの速度変動の位相も、前記直接転写位置と前記2次転写位置とで合わせることができる。したがって、前記直接転写位置と前記2次転写位置とにおける記録紙Pの搬送速度に対して、前記速度変動を生じさせるローラ部材の1回転周期で生じる速度変動の影響を打ち消すことができる。ゆえに、前記直接転写位置と前記2次転写位置とで記録紙P上に転写された各画像間で、前記速度変動を生じさせるローラ部材の1回転周期の速度変動に起因する位置ずれが生じるのを抑制することができる。
前記間隔を前記搬送力を付与するローラ部材の円周長の自然数倍にすることで、前記搬送力を付与するローラ部材の1回転周期で生じる記録紙Pの速度変動の位相を、前記直接転写位置と前記2次転写位置とで合わせることができる。よって、前記直接転写位置と前記2次転写位置とにおける記録紙Pの搬送速度に対して、前記搬送力を付与するローラ部材の1回転周期で生じる速度変動の影響を打ち消すことができる。したがって、前記直接転写位置と前記2次転写位置とで記録紙P上に転写された各画像間で、前記搬送力を付与するローラ部材の1回転周期の速度変動に起因する位置ずれが生じるのを抑制することができる。
また、上記構成の関係を満たせば、前記2次転写位置に対して前記直接転写位置を記録紙搬送方向上流側と下流側とのどちらに位置させてもよい。よって、前記2次転写位置よりも記録媒体搬送方向下流側に前記直接転写位置を位置させなければならないといった、画像形成装置内のレイアウトの自由度の低下も生じない。ゆえに、装置内のレイアウトの自由度を低下させることなく、記録紙P上の画像に記録紙Pの速度変動に起因する色ずれが発生するのを抑制できる。
また、実施形態1によれば、直接転写ベルト13を張架する複数のローラ部材の1つであり直接転写ベルト13を回転駆動させる第2のベルト部材駆動ローラである駆動ローラ14の半径をr1とし、前記直接転写位置と前記2次転写位置との間隔をxとしたとき、x=2πr1・n1(n1:自然数)の関係を満たすことで、記録紙Pの搬送速度を直接転写位置と2次転写位置とで同じにすることができる。したがって、記録紙P上に転写されたY,M,C,Kトナー像間で駆動ローラ14の1回転周期の色ずれが生じるのを抑制することができる。
また、実施形態1によれば、中間転写ベルト12を張架する複数のローラ部材の1つであり中間転写ベルト12を回転駆動させる第1のベルト部材駆動ローラである駆動ローラ8の半径をr2とし、中間転写ベルト回転方向における前記1次転写位置と前記2次転写位置との間隔をyとしたとき、y=2πr2・n2(n2:自然数)の関係を満たすことで、前記1次転写位置と前記2次転写位置とにおける中間転写ベルト12の速度は、常時同位相での速度変動となるため、上述したような画像の伸縮が発生するのを抑制することができる。
また、実施形態1によれば、中間転写ベルト12を回転駆動させる駆動ローラ8の半径をr2とし、中間転写ベルト12のおもて面に対向して配設された、前記第1の像担持体を含めた複数の像担持体の隣り合う像担持体における各1次転写位置の間隔をzとしたとき、z=2πr2・n3(n3:自然数)の関係を満たすことで、各1次転写位置それぞれは常時同位相での画像位置となる。よって、中間転写ベルト12に1次転写されたY,M,Cのトナー像に色ずれが発生するのを抑制することができる。
また、実施形態1によれば、直接転写ベルト13を張架する複数のローラ部材として1つ以上有する直接転写ベルト13の回転に従動回転する第2のベルト部材従動ローラ(2次転写ローラ9など)の半径をr3とし、前記直接転写位置と前記2次転写位置との間隔をxとしたとき、x=2πr3・n4(n4:自然数)の関係を満たすことで、記録紙P上に転写されたY,M,C,Kトナー像間で直接転写ベルト13の回転に従動する前記従動ローラの1回転周期の色ずれが生じるのを抑制することができる。
また、実施形態1によれば、中間転写ベルト12を張架する複数のローラ部材として1つ以上有する中間転写ベルト12の回転に従動回転する第1のベルト部材従動ローラの半径をr4とし、中間転写ベルト回転方向における前記1次転写位置と前記2次転写位置との間隔をyとしたとき、y=2πr4・n5(n5:自然数)の関係を満たすことで、中間転写ベルト12の回転に従動する前記従動ローラの1回転周期の速度変動を影響を受けなくなる分、前記1次転写位置と前記2次転写位置とにおける中間転写ベルト12の速度は、常時同位相での速度変動となるため、上述したような画像の伸縮が発生するのを抑制することができる。
また、実施形態1によれば、中間転写ベルト12を張架する複数のローラ部材として1つ以上有する中間転写ベルト12の回転に従動回転する第1のベルト部材従動ローラの半径をr4とし、中間転写ベルト12のおもて面に対向して配設された、前記第1の像担持体を含めた複数の像担持体の隣り合う像担持体における各1次転写位置の間隔をzとしたとき、z=2πr4・n6(n6:自然数)の関係を満たすことで、各1次転写位置それぞれは常時同位相での画像位置となる。よって、中間転写ベルト12に1次転写されたY,M,Cのトナー像に色ずれが発生するのを抑制することができる。
また、実施形態1によれば、中間転写ベルト12を張架する複数のローラ部材の1つであり中間転写ベルト12を回転駆動させる駆動ローラ8の半径をr2とし、前記直接転写位置と前記2次転写位置との間隔をxとしたとき、x=2πr2・n7(n7:自然数)の関係を満たすことで、記録紙P上に転写されたY,M,C,Kトナー像間で駆動ローラ8の1回転周期の色ずれが生じるのを抑制することができる。
また、実施形態1によれば、直接転写ベルト13を張架する複数のローラ部材の1つであり直接転写ベルト13を回転駆動させる駆動ローラ14の半径をr1とし、中間転写ベルト回転方向における前記1次転写位置と前記2次転写位置との間隔をyとしたとき、y=2πr1・n8(n8:自然数)の関係を満たすことで、駆動ローラ14の1回転周期の速度変動を影響を受けなくなる分、前記1次転写位置と前記2次転写位置とにおける中間転写ベルト12の速度は、常時同位相での速度変動となるため、上述したような画像の伸縮が発生するのを抑制することができる。
また、実施形態1によれば、直接転写ベルト13を張架する複数のローラ部材の1つであり直接転写ベルト13を回転駆動させる駆動ローラ14の半径をr1とし、中間転写ベルト12のおもて面に対向して配設された、前記第1の像担持体を含めた複数の像担持体の隣り合う像担持体における各1次転写位置の間隔をzとしたとき、z=2πr1・n9(n9:自然数)の関係を満たすことで、各1次転写位置それぞれは常時同位相での画像位置となる。よって、中間転写ベルト12に1次転写されたY,M,Cのトナー像に色ずれが発生するのを抑制することができる。
また、実施形態1によれば、直接転写ベルト13を張架する複数のローラ部材の1つであり直接転写ベルト13を回転駆動させる駆動ローラ14の半径をr1とし、中間転写ベルト12を張架する複数のローラ部材の1つであり中間転写ベルト12を回転駆動させる駆動ローラ8の半径をr2としたとき、r1=r2の関係を満たすことで、上述したような駆動ローラ8や駆動ローラ14の1回転周期の速度変動に起因する色ずれなどを抑える効果が得られるほかに、駆動ローラ8と駆動ローラ14とを共通化することが可能となる。
また、実施形態2によれば、直接転写ベルト13を張架する複数のローラ部材の1つであり直接転写ベルト13を回転駆動させる第2のベルト部材駆動ローラである駆動ローラ14と、直接転写ベルト13を張架する複数のローラ部材の1つであり直接転写ベルト13の回転に従動回転する第2のベルト部材従動ローラである2次転写ローラ9と、2次転写ローラ9に設けられ直接転写ベルト13の回転速度を検出する第2のベルト部材速度検出手段と、前記第2のベルト部材速度検出手段によって検出された検出結果を用いて駆動ローラ14の回転駆動をフィードバック制御するフィードバック制御手段とを有しており、2次転写ローラ9の半径をR1とし、前記直接転写位置と前記2次転写位置との間隔をxとしてとき、x=2πR1・N1(N1:自然数)の関係を満たすことで、前記直接転写位置と前記2次転写位置とにおける直接転写ベルト13の速度変動周期を合わせることができる。よって、記録紙Pの搬送速度を前記直接転写位置と前記2次転写位置とで同じになり、記録紙P上に転写されたY,M,C,Kトナー像間で2次転写ローラ9の1回転周期の色ずれが生じるのを抑制することができる。
また、実施形態2によれば、上記第2のベルト部材速度検出手段として、直接転写ベルト13の回転に従動回転する2次転写ローラ9の同軸上に設けられ、2次転写ローラ9の回転角速度または回転角変位を計測するロータリーエンコーダを有するものを採用することができる。
また、実施形態2によれば、中間転写ベルト12を張架する複数のローラ部材の1つであり中間転写ベルト12を回転駆動させる第1のベルト部材駆動ローラである駆動ローラ8と、中間転写ベルト12を張架する複数のローラ部材の1つであり中間転写ベルト12の回転に従動回転する第1のベルト部材従動ローラである従動ローラ18と、従動ローラ18に設けられ中間転写ベルト12の回転速度を検出する第1のベルト部材速度検出手段と、前記第1のベルト部材速度検出手段によって検出された検出結果を用いて駆動ローラ8の回転駆動をフィードバック制御するフィードバック制御手段とを有しており、従動ローラ18の半径をR2とし、中間転写ベルト回転方向における上記1次転写位置と上記2次転写位置との間隔をyとしたとき、y=2πR2・N2(N2:自然数)の関係を満たすことで、前記1次転写位置と前記2次転写位置とにおける中間転写ベルト12の速度は、常時同位相での速度変動となるため、上述したような画像の伸縮が発生するのを抑制することができる。
また、実施形態2によれば、中間転写ベルト12の回転に従動回転する従動ローラ18の半径をR2とし、中間転写ベルト12のおもて面に対向して配設された、前記第1の像担持体を含めた複数の像担持体の隣り合う像担持体における各1次転写位置の間隔をzとしたとき、z=2πR2・N3(N3:自然数)の関係を満たすことで、各1次転写位置それぞれは常時同位相での画像位置となる。よって、中間転写ベルト12に1次転写されたY,M,Cのトナー像に色ずれが発生するのを抑制することができる。
また、実施形態2によれば、上記第1のベルト部材速度検出手段として、中間転写ベルト12の回転に従動回転する従動ローラ18の同軸上に設けられ、従動ローラ18の回転角速度または回転角変位を計測するロータリーエンコーダを有するものを採用することができる。
1 画像形成ユニット
2 光書込ユニット
3 給紙カセット
4 給紙カセット
7 直接転写ユニット
8 駆動ローラ
9 2次転写ローラ
10 定着装置
11 感光体
12 中間転写ベルト
13 直接転写ベルト
14 駆動ローラ
15 テンションローラ
16 テンションローラ
17 紙吸着ローラ
18 従動ローラ
26 1次転写ローラ
30 排紙ローラ対
31 排紙トレイ
36 転写ローラ
41 エンコーダ
42 偏差演算部
43 フィードバック制御部
44 駆動モータ
51 エンコーダ
52 偏差演算部
53 フィードバック制御部
54 駆動モータ
111 レジストローラ対
特開2006−201743号公報

Claims (16)

  1. 回転可能に複数のローラ部材に張架された第1のベルト部材と、
    該第1のベルト部材のおもて面に対向して配設された第1の像担持体と、
    該第1の像担持体上に画像を形成する第1の画像形成手段と、
    該第1の像担持体上に形成された画像を該第1のベルト部材上に1次転写する1次転写手段と、
    該第1のベルト部材上に転写された画像を記録媒体上に2次転写する2次転写手段と、
    該第1のベルト部材上から記録媒体上に画像が2次転写される2次転写位置よりも記録媒体搬送方向上流側または下流側に設けられた第2の像担持体と、
    該第2の像担持体上に画像を形成する第2の画像形成手段と、
    該第2の像担持体上に形成された画像を記録媒体上に直接転写する直接転写手段と、を備えた画像形成装置において、
    前記第2の像担持体上から記録媒体上に画像が直接転写される直接転写位置と前記2次転写位置とを通過するように記録媒体を担持して搬送する、回転可能に複数のローラ部材で張架された第2のベルト部材、または、前記第1のベルト部材のおもて面と前記第2の像担持体とのどちらか一方に対向して回転可能に配設され、前記直接転写位置と前記2次転写位置とを通過するように記録媒体に搬送力を付与するローラ部材を有しており、
    前記直接転写位置と前記2次転写位置との間隔が、前記第2のベルト部材を張架する複数のローラ部材の内の該第2のベルト部材に速度変動を生じさせるローラ部材の円周長の自然数倍、または、前記記録媒体に搬送力を付与するローラ部材の円周長の自然数倍であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記第2のベルト部材を張架する複数のローラ部材の1つであり該第2のベルト部材を回転駆動させる第2のベルト部材駆動ローラの半径をr1とし、
    前記直接転写位置と前記2次転写位置との間隔をxとしたとき、
    x=2πr1・n1(n1:自然数)の関係を満たすことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2の画像形成装置において、
    上記第1のベルト部材を張架する複数のローラ部材の1つであり該第1のベルト部材を回転駆動させる第1のベルト部材駆動ローラの半径をr2とし、
    第1のベルト部材回転方向における前記1次転写位置と前記2次転写位置との間隔をyとしたとき、
    y=2πr2・n2(n2:自然数)の関係を満たすことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1、2または3の画像形成装置において、
    上記第1のベルト部材を張架する複数のローラ部材の1つであり該第1のベルト部材を回転駆動させる第1のベルト部材駆動ローラの半径をr2とし、
    前記第1のベルト部材のおもて面に対向して配設された、前記第1の像担持体を含めた複数の像担持体の隣り合う像担持体における各1次転写位置の間隔をzとしたとき、
    z=2πr2・n3(n3:自然数)の関係を満たすことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1、2、3または4の画像形成装置において、
    上記第2のベルト部材を張架する複数のローラ部材として1つ以上有する該第2のベルト部材の回転に従動回転する第2のベルト部材従動ローラの半径をr3とし、
    前記直接転写位置と前記2次転写位置との間隔をxとしたとき、
    x=2πr3・n4(n4:自然数)の関係を満たすことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1、2、3、4または5の画像形成装置において、
    上記第1のベルト部材を張架する複数のローラ部材として1つ以上有する該第1のベルト部材の回転に従動回転する第1のベルト部材従動ローラの半径をr4とし、
    第1のベルト部材回転方向における前記1次転写位置と前記2次転写位置との間隔をyとしたとき、
    y=2πr4・n5(n5:自然数)の関係を満たすことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1、2、3、4、5または6の画像形成装置において、
    上記第1のベルト部材を張架する複数のローラ部材として1つ以上有する該第1のベルト部材の回転に従動回転する第1のベルト部材従動ローラの半径をr4とし、
    前記第1のベルト部材のおもて面に対向して配設された、前記第1の像担持体を含めた複数の像担持体の隣り合う像担持体における各1次転写位置の間隔をzとしたとき、
    z=2πr4・n6(n6:自然数)の関係を満たすことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1、2、3、4、5、6または7の画像形成装置において、
    上記第1のベルト部材を張架する複数のローラ部材の1つであり該第1のベルト部材を回転駆動させる第1のベルト部材駆動ローラの半径をr2とし、
    前記直接転写位置と前記2次転写位置との間隔をxとしたとき、
    x=2πr2・n7(n7:自然数)の関係を満たすことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1、2、3、4、5、6、7または8の画像形成装置において、
    上記第2のベルト部材を張架する複数のローラ部材の1つであり該第2のベルト部材を回転駆動させる第2のベルト部材駆動ローラの半径をr1とし、
    第1のベルト部材回転方向における前記1次転写位置と前記2次転写位置との間隔をyとしたとき、
    y=2πr1・n8(n8:自然数)の関係を満たすことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9の画像形成装置において、
    上記第2のベルト部材を張架する複数のローラ部材の1つであり該第2のベルト部材を回転駆動させる第2のベルト部材駆動ローラの半径をr1とし、
    前記第1のベルト部材のおもて面に対向して配設された、前記第1の像担持体を含めた複数の像担持体の隣り合う像担持体における各1次転写位置の間隔をzとしたとき、
    z=2πr1・n9(n9:自然数)の関係を満たすことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1、2、3、4、5、6または7の画像形成装置において、
    上記第2のベルト部材を張架する複数のローラ部材の1つであり該第2のベルト部材を回転駆動させる第2のベルト部材駆動ローラの半径をr1とし、
    上記第1のベルト部材を張架する複数のローラ部材の1つであり該第1のベルト部材を回転駆動させる第1のベルト部材駆動ローラの半径をr2としたとき、
    r1=r2の関係を満たすことを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1の画像形成装置において、
    上記第2のベルト部材を張架する複数のローラ部材の1つであり該第2のベルト部材を回転駆動させる第2のベルト部材駆動ローラと、
    上記第2のベルト部材を張架する複数のローラ部材の1つであり該第2のベルト部材の回転に従動回転する第2のベルト部材従動ローラと、
    該第2のベルト部材従動ローラに設けられ前記第2のベルト部材の回転速度を検出する第2のベルト部材速度検出手段と、
    該第2のベルト部材速度検出手段によって検出された検出結果を用いて前記第2のベルト部材駆動ローラの回転駆動をフィードバック制御するフィードバック制御手段とを有しており、
    前記第2のベルト部材従動ローラの半径をR1とし、前記直接転写位置と前記2次転写位置との間隔をxとしてとき、
    x=2πR1・N1(N1:自然数)の関係を満たすことを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項12の画像形成装置において、
    上記第2のベルト部材速度検出手段は、上記第2のベルト部材従動ローラの同軸上に設けられ、該第2のベルト部材従動ローラの回転角速度または回転角変位を計測するロータリーエンコーダを有することを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項1、12または13の画像形成装置において、
    上記第1のベルト部材を張架する複数のローラ部材の1つであり該第1のベルト部材を回転駆動させる第1のベルト部材駆動ローラと、
    上記第1のベルト部材を張架する複数のローラ部材の1つであり該第1のベルト部材の回転に従動回転する第1のベルト部材従動ローラと、
    該第1のベルト部材従動ローラに設けられ前記第1のベルト部材の回転速度を検出する第1のベルト部材速度検出手段と、
    該第1のベルト部材速度検出手段によって検出された検出結果を用いて前記第1のベルト部材駆動ローラの回転駆動をフィードバック制御するフィードバック制御手段とを有しており、
    前記第1のベルト部材従動ローラの半径をR2とし、第1のベルト部材の回転方向における上記1次転写位置と上記2次転写位置との間隔をyとしたとき、
    y=2πR2・N2(N2:自然数)の関係を満たすことを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項14の画像形成装置において、
    上記第1のベルト部材従動ローラの半径をR2とし、
    前記第1のベルト部材のおもて面に対向して配設された、前記第1の像担持体を含めた複数の像担持体の隣り合う像担持体における各1次転写位置の間隔をzとしたとき、
    z=2πR2・N3(N3:自然数)の関係を満たすことを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項14または15の画像形成装置において、
    上記第1のベルト部材速度検出手段は、上記第1のベルト部材従動ローラの同軸上に設けられ、該第1のベルト部材従動ローラの回転角速度または回転角変位を計測するロータリーエンコーダを有することを特徴とする画像形成装置。
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