JP4651363B2 - 無端移動部材駆動制御装置及び画像形成装置と無端移動部材の移動速度制御方法 - Google Patents
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Description
このようなカラー画像の形成が可能なカラー画像形成装置には、1つの感光体のまわりに各色のトナーで現像を行う複数の現像装置を備え、それらの現像装置により感光体上の潜像にトナーを付着させてフルカラーの合成トナー画像を形成し、そのトナー画像を記録材であるシート上、あるいは転写べルト上に順次重ねて転写してカラー画像を得るいわゆる1ドラム型のものがある。
そこで、例えば特許文献1に見られるように、1ドラム型のカラー画像形成装置において、転写ベルト等の回転体の移動量を正確に検出できるようにし、それを回転体の移動速度の制御に用いることによって、色ズレなどの画像品質の低下を防ぐことが提案されている。
そして、その転写ベルトの内面にその移動方向に微細な所定間隔で連続するマーク(目盛)からなるスケールを設け、そのスケールを光学型の検出器で読み取って転写ベルトの移動量を直接正確に検知し、その検出した移動量をフィードバック制御系によりフィードバックして、転写ベルトの移動速度を正確に制御する。さらに、感光体ドラムや他の回転体の表面にもスケールを設けて、同様な移動量の検出とその移動速度の制御を行なうことも可能にしている。
そこで、例えば特許文献2には、この点を改善したベルト搬送装置が提案されている。
上記無端移動部材の表面又は裏面に、その移動方向にわたり所定間隔で連続するように複数のマークを設け、上記無端移動部材の移動方向に沿って所定の間隔を置いて、それぞれ上記マークを検出するマークセンサを複数個配設しており、その複数個のマークセンサによって上記マークを検出した信号の位相差を上記無端移動部材の移動に伴って順次算出する位相差算出手段を設けている。
また、上記複数個のマークセンサのいずれか1個よって上記マークを検出した信号をカウントするマークカウンタも設けている。
そのプロファイル作成手段によって作成されたマークのピッチ誤差のプロファイルから、前記マークカウンタのカウント値に応じた上記無端移動部材一周分のマークピッチ補正データを作成して記憶する補正データ記憶手段と、
通常の画像形成動作時に上記無端移動部材が回動したとき、上記位相差算出手段によって順次算出される位相差と上記補正データ記憶手段から上記マークカウンタのカウント値に応じて順次読み出されるマークピッチ補正データとに基づいて、目標位置データを補正しながら上記駆動手段による無端移動部材の移動速度をフィードバック制御する制御手段とを設けたものである。
通常の画像形成動作時に上記無端移動部材が回動したとき、上記マークカウンタのカウント値に応じて上記プロファイル作成記憶手段から上記ピッチ誤差のデータを順次読み出してマークピッチ補正データを作成し、そのマークピッチ補正データと上記位相差算出手段によって順次算出される位相差とに基づいて、目標位置データを補正しながら上記駆動手段による無端移動部材の移動速度をフィードバック制御する制御手段とを設けてもよい。
また、上記位相差算出手段によって算出される位相差によって、上記所定間隔で連続する複数のマークの不良又はつなぎ目を検出するマーク不良・つなぎ目検出手段を設けることができる。
さらに、上記マーク不良・つなぎ目検出手段によって、上記マークの不良又はつなぎ目が複数個のマークセンサの間の位置にあることが検出されたときには、上記制御手段が上記無端移動部材の移動速度のフィードバック制御を停止するのが望ましい。
そして、そのマークのピッチ誤差のプロファイルから、上記カウント値に応じた上記無端移動部材一周分のマークピッチ補正データを作成して記憶する。
その後の通常の画像形成動作時に上記無端移動部材が回動したとき、上記無端移動部材の移動に伴って上記複数個のマークセンサによって上記マークを検出する信号の位相差を順次算出するとともに、無端移動部材の一周のプロファイルの対応する位置に記憶した上記ピッチ誤差を上記カウント値に応じて順次読出してマークピッチ補正データを作成し、そのマークピッチ補正データと上記位相差に基づいて、目標位置データを補正しながら上記駆動手段による上記無端移動部材の移動速度をフィードバック制御してもよい。
したがって、マーク検出信号の位相差により絶対速度検出が可能になり、無端移動部材上に設けられた多数のマーク(スケールを形成する)のピッチにムラがあったり、温湿度の変化による無端移動部材の伸縮などがあっても、無端移動部材の線速を精度良く計測して、常に高精度の速度制御を少ない制御負荷で容易に行うことができる。
図1及び図2は、それぞれこの発明による無端移動部材駆動制御装置および無端移動部材の速度制御方法の第1、第2実施例の構成を示すブロック図である。図3は、この発明に関連する参考例の構成を示すブロック図である。そして図4は、この発明による無端移動部材駆動制御装置を備え、無端移動部材の速度制御方法を実施したカラーの画像形成装置の一例の内部構造を模式的に示している。
まず、図4によってこの画像形成装置について説明する。
装置本体1内には、その略中央にベルト状の無端移動部材である中間転写ベルト10を有する転写装置20を設けており、中間転写ベルト10は駆動ローラ9と2つの従動ローラ15,16の間に張架されて図2で時計回り方向に回動するようになっている。
そして、その各感光体上に形成された各画像(トナー画像)が、中間転写ベルト10上に直接重ね合わせて順次転写されていくようになっている。
そして、2次転写装置22のシート搬送方向下流側には、シートP上のトナー画像を定着する定着装置25があり、そこでは無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27が押し当てられている。
このように、この装置本体1は、間接転写方式のタンデム型カラー画像形成装置を構成している。
そのレジストローラ49は、中間転写ベルト10上の合成カラー画像に合わせた正確なタイミングで回転を開始し、一旦停止状態にあったシートPを中間転写ベルト10と2次転写装置22との間に送り込む。そして、そのシートP上に2次転写装置22でカラー画像が転写される。
また、両面コピーモードが選択されているときには、片面に画像を形成したシートPを切換爪55によりシート反転装置28側に搬送し、そこで反転させてて再び転写位置へ導き、今度は裏面に画像を形成した後に、排出ローラ56により排紙トレイ57上に排出する。
無端移動部材である中間転写ベルトは、駆動ローラ9と従動ローラ15との間に張架され、従動ローラ16によってテンションを与えられている。そして、モータ7によって減速機8を介して駆動ローラ9が回転されることによって、矢示F方向に回動する。
この中間転写ベルト10は、例えば弗素系樹脂,ポリカーボネート樹脂,ポリイミド樹脂等で形成されたベルトであり、そのベルトの全層やその一部を弾性部材で形成した弾性ベルトが使用されることが多い。
このマーク5と2個のマークセンサ6A,6Bの配置関係の例を図6に拡大して示す。
スケール250を形成するマーク5の間隔(ピッチ)の設計値をP0とすると、マークセンサ6A,6Bの検出点の間隔Dを、そのマーク5のピッチP0の整数倍、すなわちD=N・P0(Nは1.2,3,…)とするのが望ましい。そして、この実施例では中間転写ベルト10の移動方向(矢示Fで示す方向)の下流側にマークセンサ6Aを、上流側にマークセンサ6Bを配設している。
マークセンサ6は、LED等の発光素子111、コリメートレンズ112、図7の(c)に明示されるようなスリットマスク113とガラス又は透明樹脂フィルムなどの透明カバーを設けた受光窓114、およびフォトトランジスタ等の受光素子115等を、筐体110に固定して設けている。
図8は、2個のマークセンサ6A,6Bの出力信号を整形した波形とその位相差との関係を示す図(タイミングチャート)である。
ここで、図7の(c)に示したマークセンサ6の検出面おけるスリットマスク113と受光窓114からなる領域をマーク検出領域SAとする。ここで、2個のマークセンサ6Aと6Bのマーク検出領域SAと、それによって検出されるマーク5との位置関係について、図9によって説明する。
したがって、マークセンサ6Aと6Bの出力信号を整形した波形の立上りと立下りのタイミングがいずれも一致し、その位相差Cab=0になる。
そのため、図9の右側に示すマークセンサ6Aのマーク検出領域SAの中心線CLaが検出中のマーク5の幅の中心と一致したとき、左側に示すマークセンサ6Bのマーク検出領域SAに対応するマーク5の位置が実線で示すようにずれ、その幅の中心がマーク検出領域SAの中心線CLbからずれる(マーク5のピッチが伸びると、矢示Fで示す中間転写ベルト10の移動方向に対して遅れた位置になる)。それによって、図8に示すようにマークセンサ6Aと6Bの出力信号を整形した波形の立上りと立下りのタイミングがそれぞれずれ、位相差Cabが生じる。
Cab=δt/T=ΔL/V・T ・・・(1)
したがって、位相差Cabはピッチの伸び量(変化量)ΔLに比例して変化する。
R=ΔL/L=δt・V/L ・・・(2)
マーク5のピッチ(スケールピッチ)Pを使って、P/Tで求められる実際のベルト線速Vrealは、スケールの伸びを考慮すると、次式で計算される。
Vreal=P(1+R)/T ・・・(3)
Lreal=N・P+Σ{ ΔL(k) }=N・P+Σ{P・R(k) }
=N・P{1+Σ(P(k) } ・・・(4)
となり、伸び量の積分値を足した分が実際の累積移動距離として計算できる。
ΔV=Vref−Vreal
=fc・P0/C0−fc・Pa(n)/Ca(n)・・・(5)
fc:カウンタクロック P0:標準スケールピッチ
C0:マークセンサの検出信号の1周期の標準クロックカウント数、
Pa(n):誤差を加えたスケールピッチ
Ca(n):マークセンサの検出信号の1周期の実クロックカウント数
〔第1実施例〕
図1はその第1実施例の構成を示すブロック図であり、請求項1及び7に係る発明の実施例に相当する。この図1において、これまでに説明してきた図5等と対応する部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
中間転写ベルト10の外周面には、図5及び図6に示したように矢示Fで示す移動方向に亘り、所定の初期ピッチP0で連続するように多数のマーク5が設けられてスケール250を形成している。2個のマークセンサ6A,6Bは、その中間転写ベルト10上のスケール250に対して、図6に示したようにマーク5の初期ピッチP0の整数倍の間隔Dを置いて、その間隔が変動しないように画像形成装置の固定部に固設されている。
2個の位相カウンタ11A,11Bのソース入力として、この制御装置71の全体を統括制御する図示していないマイクロコンピュータの動作の基準となるクロックパルスCK(極めて短い一定の周期で発生する)を入力する。
位相差算出手段13は、位相カウンタ11A,11Bのうち早くリセットされた方の位相差カウンタのカウント値をウオッチングして、その後他方の位相カウンタがリセットされた時のカウント値を記憶する。そのカウント値が前述の式(1)における遅れ時間δtに相当する。
Cab=δt/T の演算によって簡単に検出信号SaとSbの位相差を算出することができる。この位相差Cabをマークセンサ6Bの検出信号Sbに対するマークセンサ6Aの検出信号Saの進み遅れとして算出する場合には、マーク5のピッチが伸びた場合には、位相差カウンタ11Aの方が早くリセットされて進み位相差となり、マーク5のピッチが縮んだ場合には、位相カウンタ11Bの方が早くリセットされて遅れ位相差になる。
位相カウンタ11A,11Bは位相差算出手段13に含めてもよい。また、位相比較器を用いて、検出信号Sa,Sbの位相差を直接算出(検出)するようにしてもよい。
プロファイル作成手段14は、このように予め無端移動部材である中間転写ベルト10を一周回動させたときに、位相差算出手段13によって順次算出される位相差によって、中間転写ベルト10一周分のマーク5のピッチ誤差のプロファイルを作成する。これが、この時点におけるこの中間転写ベルト10の一周分のスケールのマークピッチ誤差の固有特性を示すデータとなる。
Lreal=N・P+Σ{ ΔL(k) }
となる。すなわち、N・PにスケールピッチPの変化量ΔLの積分値を足した値が実際の累積移動距離として計算できる。そのスケールピッチの変化量ΔLは、前述したように位相差Cabと比例する。
この制御装置における位相差算出手段13、プロファイル作成手段14、補正データ記憶手段37、及び制御手段70の各機能は、図示していないマイクロコンピュータによるソフト処理でも実現することができる。
次に、この発明による無端移動部材駆動制御装置および無端移動部材の速度制御方法の第2実施例を説明する。図2はその第2実施例の構成を示すブロック図であり、請求項2及び8に係る発明の実施例に相当する。この図2において、図1と対応する部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
この第2実施例において、前述した第1実施例と異なるのは、制御装置72において、第1実施例の制御装置71におけるプロファイル作成手段14と補正データ記憶手段37に代えて、プロファイル作成記憶手段38を設けた点と、制御手段70が便宜上第1実施例と同じ符号を使用しているが、その機能が幾分異なる点だけである。
この実施例におけるプロファイル作成記憶手段38の機能も、図示していないマイクロコンピュータによるソフト処理でも実現することができる。
次に、この発明に関連する無端移動部材駆動制御装置および無端移動部材の速度制御方法の参考例を説明する。図3はその構成を示すブロック図である。この図3において、図1と対応する部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
この参考例において、前述した第1実施例と異なるのは、制御装置73において、第1実施例の制御装置71におけるプロファイル作成手段14と補正データ記憶手段37に代えて、初期位相差設定手段66、誤差抽出手段67、および補正データ作成手段68を設けた点と、制御手段70が便宜上第1実施例と同じ符号を使用しているが、その機能が若干異なる点だけである。
そして、補正データ作成手段68が、その誤差抽出手段67によって抽出される誤差に応じて位置補正データを作成し、制御手段70がその位置補正データによって、目標位置データを補正しながらモータ駆動回路81に制御信号(例えばトルク指令)を出力し、駆動手段80による中間転写ベルト10の移動速度をフィードバック制御する。
前記前記駆動手段による前記無端移動部材の移動速度をフィードバック制御する。
これは、図4によって説明したようなタンデム型のカラー画像形成装置において実施するのに適したものである。
図12は、図4に示した画像形成装置における4色の作像部の感光体と、中間転写ベルトおよび新たに示すマークパターンセンサの配置例を簡略化して示している。
この各マークパターンセンサ75Y,75C,75M,75Kは、図7によって説明した検出精度の高いマークセンサ6と同じ構成のものを使用している。しかし、それ以外の反射型フォトセンサを用いてもよい。
中間転写べルト10の線速度が正確に一定で、各感光体によるマークパターンの書き込みタイミングが正確にT0=Ps/V0だけずれていると、各マークパターンY,C,M,Kは、移動方向の同じ位置に並ぶはずであるが、中間転写ペルト10の線速度の変動や伸縮などによって、各マークパターンY,C,M,Kは図14に示すように移動方向に僅かにずれる。
このときの中間転写ベルト10の実際の移動速度Vは、
V=(Ps+δt・V)/T0
であるから、これを変形してVについて整理すると、次式で計算される。
V=Ps/(T0+δt)
前述した各実施例の無端移動部材駆動制御装置において、複数個のマークセンサ6A,6Bを共通のガラス基板によって保持するようにすれば、その間隔を常に一定に保持することができ、位相差の検出精度が向上する。
図16に示す例では、マークセンサ6Aと6Bの検出信号の立ち下りエッジの時間差で位相差を算出するが、位相差パルスはPWM信号としてデューティが変化する信号としてみれば、アナログ入力でモニタすることができる。そして、2個のマークセンサ6A,6Bの検出信号の位相差をモニタすれば、マーク不連続部分が検出できる。
その構成例としては、マークセンサ6Bが中間転写ベルト10の移動方向(矢示F方向)の上流側にある場合、マークセンサ6Bのマーク検出信号の図1等に示した位相カウンタ11Bによるカウント値を、多段レジスタをディレイメモリとして用いて、2個のマークセンサ6A,6B間のマーク数が通過する時間をカウントする。
V=(センサ間距離)/T
の演算によって速度Vを算出することができる。
(1)検出振幅と再現性
マークセンサの間隔を小さくすると、観測される位相差は小さくなるが、間隔を離すと位相差の平均化により計測出来る周波数が低下すると共に、位相回転による発振が生じる可能性カ゛生じる。ベルト周期の3次成分を補正しようとすると、マークセンサの間隔は50mm以下であることが望ましい。
スケール誤差分がベルト1回転で数十μmあっても、マークの1ピッチ内に生じる変動は、マークの個数(約7000)分の1になるため、高感度の検出が必要であり、マークセンサの間隔を広げると感度は高くなる。
検出感度xは次式で算出できる。
x=7.85/Nab(Nab:マークセンサの間隔の間のマーク数)
間隔が20mmの時は Nab=118 となり、
x=0.067μm
となるから、20mmの間隔が有れば感度は十分である。したがって、2個のマークセンサの間隔をDとすると、次の範囲にするのが適当である。
10mm<D<50mm
また、他の電子写真方式のカラーあるいはモノクロの複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置における転写ベルト、中間転写ベルト、感光体ベルト、用紙搬送ベルト、中間転写ドラム、感光体ドラムなどの画像形成に係わるベルト状又はドラム状の無端移動部材の速度制御にも同様に適用できる。
さらに、インクジェット方式のカラープリンタや、その他各種の機器における高精度な速度制御が必要なベルト状又はドラム状の無端移動部材の速度制御にも適用できる。
5:マーク(スケールを構成する) 6,6A,6B:マークセンサ 7:モータ 8:減速機 9:駆動ローラ 10:中間転写ベルト(無端移動部材)
11A,11B:位相カウンタ 12:マークカウンタ 13:位相差算出手段
14:プロファイル作成手段 15,16:従動ローラ 18:作像ユニット 20:転写装置 21:露光装置 22:2次転写装置 24:2次転写ベルト
37:補正データ記憶手段 38:プロファイル作成記憶手段
40Y,40M,40C,40K:感光体 58:遮光部 60:帯電装置
61:現像装置 62:1次転写ローラ 66:初期位相差設定手段
67:誤差抽出手段 68:補正データ作成手段 70:制御手段(制御回路)
71,72,73:制御装置
75Y,75C,75M,75K:マークパターンセンサ 80:駆動手段
81:モータ駆動回路
110:マークセンサの筐体 111:発光素子 112:コリメートレンズ
113スリットマスク 114:受光窓 115:受光素子 250:スケール
Claims (8)
- 画像形成装置に設けられたベルト状又はドラム状の無端移動部材と、該無端移動部材を回動させるための駆動手段とを備えた無端移動部材駆動制御装置であって、
前記無端移動部材の表面又は裏面に、その移動方向にわたり所定間隔で連続するように複数のマークを設け、
前記無端移動部材の移動方向に沿って所定の間隔を置いて、それぞれ前記マークを検出するマークセンサを複数個配設し、
該複数個のマークセンサによって前記マークを検出した信号の位相差を前記無端移動部材の移動に伴って順次算出する位相差算出手段と、
前記複数個のマークセンサのいずれか1個よって前記マークを検出した信号をカウントするマークカウンタと、
実際に画像形成を行う前の所定のタイミングで予め前記無端移動部材を一周回動させたときに、前記マークカウンタのカウント値に対応して、前記位相差算出手段によって順次算出される位相差によって前記無端移動部材一周分の前記マークのピッチ誤差のプロファイルを作成するプロファイル作成手段と、
該プロファイル作成手段によって作成された前記マークのピッチ誤差のプロファイルから、前記マークカウンタのカウント値に応じた前記無端移動部材一周分のマークピッチ補正データを作成して記憶する補正データ記憶手段と、
通常の画像形成動作時に前記無端移動部材が回動したとき、前記位相差算出手段によって順次算出される位相差と前記補正データ記憶手段から前記マークカウンタのカウント値に応じて順次読み出されるマークピッチ補正データとに基づいて、目標位置データを補正しながら前記駆動手段による前記無端移動部材の移動速度をフィードバック制御する制御手段と
を設けたことを特徴とする無端移動部材駆動制御装置。 - 画像形成装置に設けられたベルト状又はドラム状の無端移動部材と、該無端移動部材を回動させるための駆動手段とを備えた無端移動部材駆動制御装置であって、
前記無端移動部材の表面又は裏面に、その移動方向にわたり所定間隔で連続するように複数のマークを設け、
前記無端移動部材の移動方向に沿って所定の間隔を置いて、それぞれ前記マークを検出するマークセンサを複数個配設し、
該複数個のマークセンサによって前記マークを検出した信号の位相差を前記無端移動部材の移動に伴って順次算出する位相差算出手段と、
前記複数個のマークセンサのいずれか1個よって前記マークを検出した信号をカウントするマークカウンタと、
実際に画像形成を行う前の所定のタイミングで予め前記無端移動部材を一周回動させたときに、前記マークカウンタのカウント値に対応して、前記位相差算出手段によって順次算出される位相差によって前記無端移動部材一周分の前記マークのピッチ誤差のプロファイルを作成して記憶するプロファイル作成記憶手段と、
通常の画像形成動作時に前記無端移動部材が回動したとき、前記マークカウンタのカウント値に応じて前記プロファイル作成記憶手段から上記ピッチ誤差のデータを順次読み出してマークピッチ補正データを作成し、そのマークピッチ補正データと前記位相差算出手段によって順次算出される位相差とに基づいて、目標位置データを補正しながら前記駆動手段による前記無端移動部材の移動速度をフィードバック制御する制御手段と
を設けたことを特徴とする無端移動部材駆動制御装置。 - 請求項1又は2に記載の無端移動部材駆動制御装置において、
前記複数個のマークセンサが共通のガラス基板に保持されていることを特徴とする無端移動部材駆動制御装置。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の無端移動部材駆動制御装置において、
前記位相差算出手段によって算出される位相差によって、前記所定間隔で連続する複数のマークの不良又はつなぎ目を検出するマーク不良・つなぎ目検出手段を設けたことを特徴とする無端移動部材駆動制御装置。 - 請求項4に記載の無端移動部材駆動制御装置において、
前記マーク不良・つなぎ目検出手段によって、前記マークの不良又はつなぎ目が前記複数個のマークセンサの間の位置にあることが検出されたときには、前記制御手段が前記無端移動部材の移動速度のフィードバック制御を停止するようにしたことを特徴とする無端移動部材駆動制御装置。 - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の無端移動部材駆動制御装置を備え、前記無端移動部材が、転写ベルト、中間転写ベルト、感光体ベルト、用紙搬送ベルト、中間転写ドラム、感光体ドラムのうちの少なくとも一つであることを特徴とする画像形成装置。
- 画像形成装置に設けられたベルト状又はドラム状の無端移動部材と、該無端移動部材を回動させるための駆動手段とを備え、前記無端移動部材の表面又は裏面にその移動方向にわたり所定間隔で連続するように複数のマークを設け、前記無端移動部材の移動方向の互いに異なる位置にそれぞれ前記マークを検出するマークセンサを複数個配設している無端移動部材駆動制御装置において、前記無端移動部材の移動速度を制御する移動速度制御方法であって、
実際に画像形成を行う前の所定のタイミングで予め前記無端移動部材を一周回動させ、該無端移動部材の移動に伴って前記複数個のマークセンサによって前記マークを検出する信号の位相差を順次算出し、前記複数個のマークセンサの1個が前記マークを検出する信号のカウント値に応じて、前記各位相差によって無端移動部材一周分の前記マークのピッチ誤差のプロファイルを作成し、
その作成した前記マークのピッチ誤差のプロファイルから前記カウント値に応じた前記無端移動部材一周分のマークピッチ補正データを作成して記憶し、
通常の画像形成動作時に前記無端移動部材が回動したとき、前記無端移動部材の移動に伴って前記複数個のマークセンサによって前記マークを検出する信号の位相差を順次算出し、該無端移動部材の一周上の対応する位置に対して記憶した前記マークピッチ補正データを前記カウント値に応じて順次読み出し、前記算出した位相差とに基づいて、目標位置データを補正しながら前記駆動手段による前記無端移動部材の移動速度をフィードバック制御することを特徴とする無端移動部材の移動速度制御方法。 - 画像形成装置に設けられたベルト状又はドラム状の無端移動部材と、該無端移動部材を回動させるための駆動手段とを備え、前記無端移動部材の表面又は裏面にその移動方向にわたり所定間隔で連続するように複数のマークを設け、前記無端移動部材の移動方向の互いに異なる位置にそれぞれ前記マークを検出するマークセンサを複数個配設している無端移動部材駆動制御装置において、前記無端移動部材の移動速度を制御する移動速度制御方法であって、
実際に画像形成を行う前の所定のタイミングで予め前記無端移動部材を一周回動させ、該無端移動部材の移動に伴って前記複数個のマークセンサによって前記マークを検出する信号の位相差を順次算出し、前記複数個のマークセンサの1個が前記マークを検出する信号のカウント値に応じて、前記各位相差によって前記無端移動部材一周分の前記マークのピッチ誤差のプロファイルを作成して記憶し、
通常の画像形成動作時に前記無端移動部材が回動したとき、前記無端移動部材の移動に伴って前記複数個のマークセンサによって前記マークを検出する信号の位相差を順次算出するとともに、該無端移動部材の一周のプロファイルの対応する位置に記憶した前記ピッチ誤差を前記カウント値に応じて順次読出してマークピッチ補正データを作成し、そのマークピッチ補正データと前記位相差に基づいて、目標位置データを補正しながら前記駆動手段による前記無端移動部材の移動速度をフィードバック制御することを特徴とする無端移動部材の移動速度制御方法。
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