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JP2004309687A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2004309687A
JP2004309687A JP2003101438A JP2003101438A JP2004309687A JP 2004309687 A JP2004309687 A JP 2004309687A JP 2003101438 A JP2003101438 A JP 2003101438A JP 2003101438 A JP2003101438 A JP 2003101438A JP 2004309687 A JP2004309687 A JP 2004309687A
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JP
Japan
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toner image
speed
pattern
color
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Withdrawn
Application number
JP2003101438A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Okada
知幸 岡田
Seiji Ohata
征児 尾畑
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2003101438A priority Critical patent/JP2004309687A/ja
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】速度検出を精度良く行えてコストアップせず、かつダウンタイムの少ない画像形成装置を提供する。
【解決手段】中間転写体または搬送ベルト3の近傍に、前記中間転写体または搬送ベルト3表面の複数の色のトナー像パターンを検出する検出手段50を有し、前記検出手段50によって検出されたトナー像パターンのタイミングから、複数の画像形成部G1〜G4の色ずれ状態を検出し、色ずれを最小にする補正を行い、それとともに前記検出手段50によって検出されたトナー像パターンのタイミングから、前記中間転写体または搬送ベルト3の速度を検出し、制御部11、14により速度補正を行うことを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像形成装置に関し、たとえば電子写真方式の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下、図38〜図42を用いて、従来の技術を説明する。
【0003】
まず、画像形成装置の構成について説明する。
【0004】
図38は、4色すなわち、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの画像形成手段を備えたカラー画像形成装置を示す図である。
【0005】
同図において、1Y、1M、1C、1K(Y、M、C、Kは各々イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック用を示す。以下同じ。)は現像ユニットであり、静電潜像を形成する感光ドラムD1、D2、D3、D4と、前記静電潜像を現像する図示しない現像器とともにユニット化され、本体に着脱可能な構成となっている。
【0006】
2Y、2M、2C、2Kは、画像信号に応じて露光を行い感光ドラム1a上に静電潜像を形成するレーザスキャナ、3は、記録媒体である用紙を各色の画像形成部に順次搬送する無端状の搬送ベルトである。
【0007】
4は、モータとギア等でなる駆動手段と接続され、搬送ベルト3を駆動する駆動ローラ、5は、用紙に転写されたトナーを溶融、固着する定着器である。
【0008】
6Y、6M、6C、6Kは、各現像ユニット1Y〜1Kを駆動するモータ、6eは駆動ローラ4を駆動するモータ、6fは、定着ユニットを駆動するモータである。
【0009】
G1、G2、G3、G4は、搬送ベルト3の駆動方向に沿って設置された複数の画像形成部である。
【0010】
画像形成部G1〜G4は、現像ユニット1Y〜1K、レーザスキャナ2Y〜2K、モータ6Y〜6K、感光ドラムD1〜D4により構成される。
【0011】
次に、画像形成装置の動作について説明する。
【0012】
PCからプリントすべきデータがプリンタに送られ、プリンタエンジンの方式に応じた画像形成が終了しプリンタ可能状態となると、用紙カセットから用紙が供給され搬送ベルト3に到達し、搬送ベルト3により用紙が各色の画像形成部G1〜G4に搬送される。
【0013】
搬送ベルト3による用紙搬送とタイミングを合せて、各色の画像信号が各レーザスキャナ2Y〜2Kに送られ、感光ドラムD1〜D4上に静電潜像が形成され、図示しない現像器により、静電潜像がトナーで現像され、図示しない転写部で用紙上に順次転写される。
【0014】
図38においては、Y、M、C、Kの順に順次画像形成される。
【0015】
その後用紙は搬送ベルト3から分離され、定着器5で熱によってトナー像が用紙上に定着され、外部へ排出される。
【0016】
以上、述べたように、カラー画像形成装置は、搬送ベルト3により搬送される用紙上に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の画像を重ね合わせてカラー画像を形成している。
【0017】
したがって、副走査方向(ベルト搬送方向)の4色の書き出し位置が一致していないと、いわゆる色ずれと言われる画像上の問題が起こる。
【0018】
また、その他の色ずれを発生させる要因としては、主走査方向(ベルト搬送方向と垂直方向)の書出し位置ずれや、主走査線幅のバラツキが挙げられる。
【0019】
前記、副走査方向の色ずれおよび、主走査方向の色ずれ状態を修正する為に、搬送ベルト3上に、色ずれ検出用の複数の色のトナー像パターンを形成し、搬送ベルト3下流部の両サイドに設けられた1対の光センサで検出し、検出したずれ量に応じて各種調整を行うことが知られている。
【0020】
以下、説明する。
【0021】
図39に色ずれ検出トナー像パターンの例を示す。
【0022】
101Y、101M、101C、101Kと102Y、102M、102C、102Kは用紙搬送方向(副走査方向)の色ずれ量を検出する為のトナー像パターン、103Y、103M、103C、103Kと104Y、104M、104C、104Kは用紙搬送方向と直交する主走査方向の色ずれ量を検出する為のトナー像パターンで、この例では45度の傾きである。
【0023】
tsf1〜4、tmf1〜4、tsr1〜4、tmr1〜4、は各トナー像パターンの検出タイミングを、矢印は搬送ベルト3の移動方向を示す。
【0024】
搬送ベルト3の移動速度をv(mm/s)、Kを基準色とし、用紙搬送方向用トナー像パターンの各色と基準となるKパターン間の理論距離をdsY(mm)、dsM(mm)、dsC(mm)、各色の用紙搬送方向用トナー像パターンと主走査方向用トナー像パターン間の実測距離を、左右各々、dmfK(mm)、dmfY(mm)、dmfM(mm)、dmfC(mm)、dmrK(mm)、dmrY(mm)、dmrM(mm)、dmrC(mm)とする。
【0025】
Kを基準色とし、搬送方向に関して、各色の位置ずれ量δesは、
δesY=v*{(tsf2−tsf1)+(tsr2−tsr1)}/2−dsY [式1]
δesM=v*{(tsf3−tsf1)+(tsr3−tsr1)}/2−dsM [式2]
δesC=v*{(tsf4−tsf1)+(tsr4−tsr1)}/2−dsC [式3]
となる。
【0026】
主走査方向に関して、左右各々の各色の位置ずれ量δemf、δemrは、
dmfK =v*(tmf1−tsf1) [式4]
dmfY =v*(tmf2−tsf2) [式5]
dmfM =v*(tmf3−tsf3) [式6]
dmfC =v*(tmf4−tsf4) [式7]

dmrK =v*(tmr1−tsr1) [式8]
dmrY =v*(tmr2−tsr2) [式9]
dmrM =v*(tmr3−tsr3) [式10]
dmrC =v*(tmr4−tsr4) [式11]
から、
δemfY=dmfY−dmfK [式11]
δemfM=dmfM−dmfK [式12]
δemfC=dmfC−dmfK [式13]

δemrY=dmrY−dmrK [式14]
δemrM=dmrM−dmrK [式15]
δemrC=dmrC−dmrK [式16]
となり、計算結果の正負からずれ方向が判断出来、δemfから書出し位置を、δemr−δemfから主走査幅を補正する。
【0027】
なお、主走査幅に誤差がある場合は、書出し位置はδemfのみでなく、主走査幅補正に伴い変化した画像周波数の変化量を加味して算出する。
【0028】
図40、図41は、色ずれ検出手段を説明する図である。
【0029】
46は従動ローラ、47は懸架用従動ローラ、搬送ベルト3に従動する懸架用のローラ、50は、搬送ベルト3の近傍に備えられた、搬送ベルト3表面の複数の色のトナー像パターンを検出する色ずれ検出手段であり、発光素子と受光素子とで構成されている。
【0030】
51は発光素子で、例えばLEDである。52は受光素子で、例えばフォトセンサである。53は、発光素子51からの発光光路、54は、搬送ベルト3又は、色ずれ検出パターン101からの反射光の内、受光素子52にて受光される受光光路である。
【0031】
57は回転検出用リブ、58はフォトインタラプタである。
【0032】
回転検出用リブ57、フォトインタラプタ58は、速度検出センサを構成する。
【0033】
発光部と受光部は搬送ベルト3を反射面として、正反射光学系で構成されていて、搬送ベルト3と色ずれ検出パターンの正反射光反射率の差、即ち、反射率の差によって、色ずれ検出パターン101の位置を検出する。
【0034】
上記のような構成の色ずれ検出手段50は、図41に示すように、搬送ベルト3下流部の両サイドに、1箇所づつ設置される。
【0035】
一方、搬送ベルト3の速度は、駆動ローラ4の偏心や、搬送ベルト3の厚みムラにより変化するとともに、搬送ベルト3を駆動する駆動ローラ4等の熱膨張によっても変化する。
【0036】
速度の変化の一例を図42に示す。
【0037】
すなわち、温度による速度の変化に、駆動ローラ4の偏心や、搬送ベルト3の厚みムラにより引き起こされる周期的な速度変化が重畳されたものとなる。
【0038】
したがって、画像形成装置を使用することによる機内の温度上昇や、画像形成装置の周囲の環境変化により搬送ベルト3の平均速度は、刻々変化してしまう。
【0039】
すなわち、前述のように、色ずれ検出を行い、色ずれをなくすような調整をしたとしても、搬送ベルト3の速度に依存する副走査方向の色ずれは、温度の変化幅に比例して、大きくなる。
【0040】
このような、副走査方向の色ずれを防ぐために、搬送ベルト3の速度を検出する手段を設けて、該搬送ベルト3の速度を検出し、該搬送ベルト3の速度が一定になるように制御することが、一般的に行われている。
【0041】
搬送ベルト3の速度を検出する手段としては、図41に示すように、搬送ベルト3に従動する懸架用従動ローラ47の軸に設けた回転検出用リブ57の回転による遮光周期をフォトインタラプタ58などによって検出して、搬送ベルト3の速度を求める方法などが使用される他に、搬送べルト3面上に、穴、あるいは反射面からなる検出用部材を一箇所以上設け、光学センサで読み取る方法が用いられる。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、以下のような問題点があった。
【0043】
このような画像形成装置において、搬送ベルト3の速度検出は精度良く行う必要がある。
【0044】
したがって、速度検出のために専用の検出センサを設ける必要があり、従動で回転するローラも高い精度で製造しなければならずコストアップになっていた。
【0045】
さらに、このような検出方式の場合、従動で検出ローラが回転しているため、表面の摩擦状態の変化による回転効率の変化や、温度変化による径変化によって検出精度が悪化する場合があり、常に一定の印字用紙搬送速度を実現することは難しかった。
【0046】
また、速度変化が考えられる場合は、速度検出のためのキャリブレーションを実行する必要があるが、定期的にキャリブレーションを実行することで印字速度を落とすこととなり、これはユーザにとって好ましくない。
【0047】
つまり、キャリブレーションを行う場合には、キャリブレーションのためのテストパターンを印刷するか、装置内の搬送ベルト3などにトナーを複数回印字するかして、速度を検出したり色ずれ量を検出して補正するなどのための時間、いわゆるダウンタイムが必要となっていた。
【0048】
本発明は、以上のような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とする処は、速度検出を精度良く行えてコストアップせず、かつダウンタイムの少ない画像形成装置を提供することにある。
【0049】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記の技術的構成により前記目的を達成できたものである。
【0050】
(1)中間転写体または搬送ベルトと、前記中間転写体または搬送ベルトを駆動制御する制御部と、前記中間転写体または搬送ベルトの駆動方向に沿って設置された複数の画像形成部と、を備え、前記複数の画像形成部によりトナー像を形成し、前記中間転写体または前記搬送ベルトによって搬送される記録媒体上に前記トナー像を順次転写することにより画像を得る画像形成装置において、前記中間転写体または搬送ベルトの近傍に、前記中間転写体または搬送ベルト表面の複数の色のトナー像パターンを検出する検出手段を有し、前記検出手段によって検出されたトナー像パターンのタイミングから、前記複数の画像形成部の色ずれ状態を検出し、色ずれを最小にする補正を行い、それとともに前記検出手段によって検出されたトナー像パターンのタイミングから、前記中間転写体または搬送ベルトの速度を検出し、前記制御部により速度補正を行うことを特徴とする画像形成装置。
【0051】
(2)前記トナー像パターンは、前記複数の画像形成部の画像形成タイミングを検出するための所定のタイミングと、前記中間転写体または搬送ベルトの速度を検出するための所定のタイミングとの、少なくとも2つの異なるタイミングで形成されることを特徴とする前記(1)項に記載の画像形成装置。
【0052】
(3)前記トナー像パターンは、前記複数の画像形成部の画像形成タイミングを検出するための所定のタイミングと、前記中間転写体または搬送ベルトの速度を検出するための所定のタイミングとの、少なくとも2つの異なるタイミングで形成され、前記中間転写体または搬送ベルトの速度を検出するための所定のタイミングは、異なる画像形成部で同時のタイミングであるか、または異なる画像形成部で所定の時間差のタイミングであることを特徴とする前記(1)項に記載の画像形成装置。
【0053】
(4)前記制御部は、前記検出手段によって検出されたトナー像パターンのタイミングから、前記複数の画像形成部の画像形成タイミングを制御することで各色の色ずれ状態を検出し、色ずれを最小にする補正を行い、それとともに前記検出手段によって検出されたトナー像パターンのタイミングから、前記中間転写体または搬送ベルトの速度を検出し、前記中間転写体または搬送ベルトの速度を制御することで速度補正を行うことを特徴とする前記(1)項に記載の画像形成装置。
【0054】
(5)前記制御部は、前記検出手段によって検出されたトナー像パターンのタイミングから、前記複数の画像形成部の画像形成タイミングを制御することで各色の色ずれ状態を検出し、色ずれを最小にする補正を行い、それとともに前記検出手段によって検出されたトナー像パターンのタイミングから、前記中間転写体または搬送ベルトの速度を検出し、次回に行う前記色ずれを最小にする補正時に前記中間転写体または搬送ベルトの速度を制御する速度補正を行うことを特徴とする前記(1)項に記載の画像形成装置。
【0055】
(6)前記トナー像パターンは、前記中間転写体または搬送ベルト1周以内に形成されることを特徴とする前記(1)項に記載の画像形成装置。
【0056】
(7)前記制御部は、前記検出手段によって検出されたトナー像パターンのタイミングから、前記複数の画像形成部の画像形成タイミングを制御することで各色の色ずれ状態を検出し、色ずれを最小にする補正を行い、それとともに前記検出手段によって検出されたトナー像パターンのタイミングから、前記中間転写体または搬送ベルトの速度を検出し、前記中間転写体または搬送ベルトの速度を制御する速度補正を行い、再度前記色ずれを最小にする補正を実行することを特徴とする前記(1)項に記載の画像形成装置。
【0057】
(8)中間転写体または搬送ベルトと、前記中間転写体または搬送ベルトの駆動方向に沿って設置された複数の画像形成部と、を備え、前記複数の画像形成部によりトナー像を形成し、前記中間転写体または前記搬送ベルトによって搬送される記録媒体上に前記トナー像を順次転写することにより画像を得る画像形成装置において、前記中間転写体または搬送ベルトの近傍に、前記中間転写体または搬送ベルト表面の複数の色のトナー像パターンを検出する検出手段を有し、前記検出手段によって検出されたトナー像パターンのタイミングから、各色の色ずれ量を検出し、前記複数の画像形成部の画像形成タイミングを補正することで各色の色ずれ状態を検出し、色ずれを最小にする補正と、前記検出手段によって検出されたトナー像パターンのタイミングから、前記中間転写体または搬送ベルトの速度を検出し、前記中間転写体または搬送ベルトの速度を変える速度補正と、を行う制御部を備え、前記色ずれを最小にする補正を行うための、前記中間転写体または搬送ベルト上に形成されるトナー像パターンと、前記速度補正を行うための、前記中間転写体または搬送ベルト上に形成されるトナー像パターンとは、少なくとも1箇所以上のパターンが共通に構成されており、共通に構成されたパターンの検出タイミングは、前記色ずれを最小にする補正と前記速度補正の両方に用いられることを特徴とする画像形成装置。
【0058】
(9)前記トナー像パターンの、速度補正を行うためのパターン部分は、前記中間転写体または搬送ベルトに対する並びで隣り合わない複数の画像形成部によって形成されることを特徴とする前記(8)項に記載の画像形成装置。
【0059】
(10)前記トナー像パターンの、速度補正を行うためのパターン部分は、前記中間転写体または搬送ベルトに対する並びで隣り合わない複数の画像形成部によって、同時に形成されるか、または所定の時間差のタイミングで形成されることを特徴とする前記(8)項に記載の画像形成装置。
【0060】
(11)前記トナー像パターンは、同一の検出シーケンスで前記中間転写体または搬送ベルトの1周以内に形成され、前記色ずれを最小にする補正に必要なタイミング検出と速度補正に必要なタイミング検出とに用いられることを特徴とする前記(8)項に記載の画像形成装置。
【0061】
(12)中間転写体または搬送ベルトと、前記中間転写体または搬送ベルトの駆動方向に沿って設置された複数の画像形成部と、を備え、前記複数の画像形成部によりトナー像を形成し、前記中間転写体または前記搬送ベルトによって搬送される記録媒体上に前記トナー像を順次転写することにより画像を得る画像形成装置において、前記中間転写体または搬送ベルトの近傍に、前記中間転写体または搬送ベルト表面の複数の色のトナー像パターンを検出する検出手段を有し、前記検出手段によって検出されたトナー像パターンのタイミングから、各色の色ずれ量を検出し、前記複数の画像形成部の画像形成タイミングを補正することで各色の色ずれ状態を検出し、色ずれを最小にする補正と、前記検出手段によって検出されたトナー像パターンのタイミングから、前記中間転写体または搬送ベルトの速度を検出し、前記中間転写体または搬送ベルトの速度を変える速度補正と、を行う制御部を備え、前記検出手段は、複数の検出装置からなり、一の検出装置は基準となるトナー像パターンの検出を行い、他の検出装置は比較するトナー像パターンの検出を行うことを特徴とする画像形成装置。
【0062】
(13)中間転写体または搬送ベルトと、前記中間転写体または搬送ベルト上にトナー像パターンを形成する複数の画像形成部と、前記トナー像パターンを検出する検出手段と、前記トナー像パターンを検出したタイミングから前記複数の画像形成部の色ずれ状態を判断し、色ずれを最小にする補正をするとともに、前記トナー像パターンを検出したタイミングから前記中間転写体または搬送ベルトの速度を判断し、速度補正をする制御部と、を備える画像形成装置であって、前記トナー像パターンは、前記複数の画像形成部の色ずれ状態を判断するためのトナー像パターンであり、前記中間転写体または搬送ベルトの速度を判断するためのトナー像パターンであることを特徴とする画像形成装置。
【0063】
すなわち、ベルトの速度を検出する場合に、ベルト上のパターンを用いて色ずれの検出を行う際に、同時に速度を検出することにより、専用のベルト速度検出センサを必要とせず、安価に、ベルトの速度検出と色ずれ検出および補正を行うことができる。
【0064】
また、ベルト上に検出パターンを印字するときに、色ずれの検出を行うために印字時の画像形成タイミングと同じ画像形成タイミングでパターンを印字する色ずれ検出パターンと、速度を検出するために離れた位置の画像形成部で同時に画像を形成し、速度を検出するための速度検出パターンを、同じキャリブレーションシーケンスで行う。
【0065】
本発明によれば、色ずれと搬送ベルトの速度変化を1回のキャリブレーションで求めることが可能となるためダウンタイムの少ないシステムが実現できる。
【0066】
しかもベルトに設けるべき速度検出センサが不要であることからコストダウンが実現する。
【0067】
本発明において、搬送ベルトの速度検出は、前回のキャリブレーション時と変化しているかどうかが判定可能であり、速度検出と同時に行えることから、搬送ベルトの速度の経時変化をモニターすることも可能である。
【0068】
検出された速度変化を搬送ベルトの速度設定にフィードバックすることで経時変化によらず安定した搬送ベルト速度制御を行うことが可能となる。
【0069】
このように前記中間転写体または搬送ベルトの速度を補正することで、色ずれが少なく、印字精度の高い高画質の画像形成装置を実現する。
【0070】
また、ベルトの速度と色ずれの検出を同時に行う際に、速度検出用のパターンと色ずれ検出用のパターンを同時に配置するためには、2種類のパターンを効率よく配置して、トナーを印字してキャリブレーションする場合には、特に1回のキャリブレーションで速度と色ずれを同時に検出しなければならない。
【0071】
このときそれぞれの検出用のパターンを配置すると長くなり、またベルト1周に配置しようとするとパターンに制限が発生する。
【0072】
そのため色ずれ検出用のパターン内に速度検出用のパターンを埋設し共通で検出できるパターン部分を設けパターンを短くし、1回のキャリブレーションシーケンスにおいて2つの補正を行う補正制御(キャリブレーション)方式を提案する。
【0073】
色ずれ検出パターンは実際の印字タイミングでパターン画像を形成し、検出されたパターンの検出タイミングから色間のずれ量を測定するものである。
【0074】
従って、色ずれの検出のパターンは、例えば、第1色目と第4色目のずれ量を測定する場合は、第1色目のトナー形成位置と第4色目のトナー形成位置の距離を搬送速度で割った時間分の時刻差でそれぞれを印字し、その時間差を検出する。
【0075】
検出された時間差と搬送速度の積により距離で示されるずれ量が計測される。
【0076】
また速度検出のパターンは、離れた距離の2つのトナー形成部において同時にトナーパターンが形成される方式とできる。
【0077】
カラー画像形成装置の場合、離れた位置の画像形成部によってパターンの距離を離した方が精度良く測定できる。
【0078】
本発明では主に4色の画像形成装置を実施例とし第1色目と第4色目の画像形成部にて形成されたトナーパターンを、その下流のセンサで検出する。
【0079】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施例に基いて詳細に説明する。
【0080】
(第1の実施例)
本発明の実施例に係る画像形成装置の構成は図38と同様であり、色ずれ検出手段の構成は図39、図40と同様である。
【0081】
また、その他従来例と同一の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0082】
図1は、本装置の制御システムの概略構成を示す図である。
【0083】
10は、画像形成装置としてのプリンタである。11は、図示していないCPU、メモリ等からなり、プリンタ内の各装置を制御するプリンタ制御部である。
【0084】
12は、プリンタ内の各装置へ電力を供給する電源である。13は、プリンタ内の各部の状況を検知するセンサ類である。14は、プリンタ制御部11の指示によりモータ類を制御する駆動制御部である。15は、プリンタ内の各装置の動力源であるモータ類である。16は、プリンタの動作状況をユーザに報知する表示部である。17は、プリンタとホストコンピュータとの通信を行う通信コントローラである。18は、プリンタに印刷するデータを転送するホストコンピュータである。
【0085】
プリンタ制御部11と駆動制御部14は、検出手段50によって検出されたトナー像パターンのタイミングから、複数の画像形成部G1〜G4の色ずれ状態を検出し、色ずれを最小にする補正(以下、色ずれキャリブレーションともいう。
)を行い、それとともに検出手段50によって検出されたトナー像パターンのタイミングから、搬送ベルト3の速度を検出する制御部を構成する。
【0086】
次に、図2〜図4を用いて、本発明のプリンタの構成について説明する。
【0087】
図2は、駆動制御部及び搬送ベルト近傍の構成を示す透視平面図である。
【0088】
20はDSP、30は、DCブラシレスモータ40への電力を制御するドライバ、40はDCブラシレスモータである。
【0089】
搬送ベルト3の速度を検出するには、搬送ベルト3に従動する懸架用のローラ47の軸に設けた回転検出用リブ57の回転による遮光周期をフォトインタラプタ58などによって検出する方法でも良いが、後述するように、コストダウンのためには色ずれ検出手段50を用いるのが望ましい。
【0090】
これらの速度検出部の信号を計時することにより搬送ベルト3の速度を求める。
【0091】
DSP20は、DCブラシレスモータ40からのロータ位置信号により相切り替え制御、プリンタ制御部からの制御信号によるモータの始動、停止制御、およびプリンタ制御部からの速度信号と速度検知手段の出力とを比較し、ドライバ30を介して速度制御をおこなう。
【0092】
色ずれ検出手段50からの信号により、搬送ベルト3の速度を検出し、搬送ベルト3の速度が目的の速度となるように、DCブラシレスモータ40の回転速度を補正(以下、速度補正、速度キャリブレーションともいう。)する。
【0093】
図4にDSP20のブロック図を示す。
【0094】
21はプログラムコントローラ、22aは加減算や論理演算を行うALU、22bは積和演算をおこなうMAC、23はデータ用メモリ、24はプログラム用メモリ、25aはデータメモリバス、25bはプログラムメモリバス、26はA/Dポート、27はシリアルポート、28はタイマ、29はI/Oポートである。
【0095】
このように、メモリをデータ用メモリ23とプログラム用メモリ24とに独立させ、バスもデータメモリバス25aとプログラムメモリバス25bとに分離し、乗算と加算を1マシンサイクルで実行するMAC22bを持つことで高速な演算を可能としている。
【0096】
図3に示すように、DCブラシレスモータ40はU、V、Wの3相スター結線されたコイル43とロータ44をもつ。
【0097】
さらに、ロータ44の位置検出手段としてロータ44の磁極を検知する3個のホール素子42を備え、その出力はDSP20に接続されている。
【0098】
また、ロータ44の外周上に設けられた磁気的パターン45と磁気センサ41からなる回転速度検知手段を持ち、その出力はDSP20に接続されている。
【0099】
ドライバ30は、ハイ側トランジスタ31とロー側トランジスタ32を各3個備え、それぞれコイル43のU、V、Wに接続されている。
【0100】
34は電流検出抵抗で、モータ駆動電流を電圧に変換する。
【0101】
発生した電圧はDSP20のD/Aポートに取り込まれる。
【0102】
DSP20は、ホール素子が発生するロータ位置信号HU〜Wにより、ロータ44の位置を特定し、相切り替え信号を生成する。
【0103】
相切り替え信号UU〜W、LU〜Wは、ドライバの各トランジスタをオンオフ制御し励磁する相を順次切り替えロータを回転させる。
【0104】
さらに、DSP20は、回転速度目標値と回転速度情報を比較し、PWM信号を生成、出力する。
【0105】
PWM信号は0でduty0、255でduty100となる。
【0106】
PWM信号は、相切り替え信号UU〜Wとナンドゲート33により論理積否定され、駆動電流のチョッピングを行いモータの回転速度を制御する。
【0107】
なお、ナンドゲートを使わずにDSP20ですべて処理してもよい。
【0108】
次に、図5を用いて、色ずれ検出のトナー像パターンを説明する。
【0109】
用紙搬送方向(副走査方向)の色ずれ量を検出する為のトナー像パターンについて、本実施例では新しい検出方法を説明する。
【0110】
図5は、4つの画像形成部G1〜G4の感光ドラムD1〜D4により印字される印字位置検出用のパターンを側断面方向から描いた図である。
【0111】
図の4つの円径の部材は感光体ドラムD1、D2、D3、D4である。
【0112】
搬送ベルト3上に転写されたトナーは色ずれ検出手段50の下を通過する際に位置検出される。
【0113】
このような構成において、原理的には画像形成時刻から色ずれ検出手段50での検出時刻がわかれば搬送ベルト3の速度は検出可能である。
【0114】
しかし、実際の画像形成装置においては、印字位置から色ずれ検出手段50までの距離は誤差を有するため、所望の精度で搬送ベルト3の速度を検出することは難しい。
【0115】
本実施例では、複数の異なる画像形成部の感光ドラムD1〜D4にて画像を形成し、その画像を色ずれ検出手段50で検出し、時刻差を求め搬送ベルト3の速度を検出する。
【0116】
このとき、搬送ベルト速度検出トナー像パターンを、従来例で説明した色ずれ検出トナー像パターンと同一の検出シーケンスで検出できる実施例を説明する。
【0117】
まず、速度検出について説明する。
【0118】
図6に示すように、複数の異なる画像形成部の感光ドラムD1〜D4にて画像を形成し、その画像が色ずれ検出手段50で検出される時刻差を求める。
【0119】
このとき、画像形成部の距離S1および画像を形成したタイミングが明確であれば、前記時刻差から搬送ベルト3の速度を求めることが可能である。
【0120】
図7に示すように、具体的には、複数のトナー像パターンを搬送ベルト3上に同時に印字するのが簡便である。
【0121】
同一のトナー像パターンを繰り返せば、それぞれのトナー像パターンはS1の距離離れた位置に形成されるため、色ずれ検出手段50で検出された後、平均化処理によって精度を上げることができる。
【0122】
このときの画像形成タイミングを図8に示す。
【0123】
画像形成タイミングは次のように制御される。
【0124】
感光ドラムD1の画像は書き出しタイミング信号として/TOP1信号を有し、/TOP1に同期してパターンデータであるVDATA1を出力し、画像形成タイミングを検出するための所定のタイミングで画像を形成する。
【0125】
同様に感光ドラムD4の画像は書き出しタイミング信号として/TOP4信号を有し、/TOP4に同期してパターンデータであるVDATA4を出力し、画像形成タイミングを検出するための所定のタイミングで画像を形成する。
【0126】
図8においては、/TOP1と/TOP4は同時に生成され、VDATA1と、VDATA4のパターン画像は同時に形成される。
【0127】
この方法により搬送ベルト3の速度検出を実現するものである。
【0128】
次に、図9及び図10を用いて、第1の実施例の動作を説明する。
【0129】
図9に示すように、同一検出制御シーケンスにおいて、搬送ベルト3の表面に感光ドラムD1によってトナー像パターンP1AとP1Bの2つを形成する。
【0130】
また、感光ドラムD4はトナー像パターンP4Aを形成する。
【0131】
このときのタイミングチャートを図10に示す。
【0132】
トナー像パターンの数字(例えばP1Aの1)は、第n色目のパターンであり、感光ドラムDnで形成されることを示す。
【0133】
また、トナー像パターンのアルファベット(例えばP1AのA)は、形成される順番を示し、P1A、P1B、P1C・・・・・の順番に感光ドラムD1で形成される。
【0134】
/TOPn信号は第n色の画像形成タイミングを決める画像開始信号である。
【0135】
VDATAnは第n色の画像データで、このデータにより画像形成部の感光体ドラムDnに潜像が形成される。
【0136】
トナー像パターンP1Aを先に印字するために、/TOP1信号によりトナー像パターンP1A画像のVDATA1が生成される。
【0137】
その後、時間T=S1/V遅れて、/TOP1信号と/TOP4信号が同時に生成され、トナー像パターンP4Aの画像VDATA4と、S1の距離離れた画像形成部G1の感光ドラムD1によるトナー像パターンP1Bの画像VDATA1が生成される。
【0138】
トナー像パターンP1Aとトナー像パターンP4Aは、従来例で説明した色ずれ検出に使用するトナー像パターンで、先に印字されたP1Aと位置が揃うように印字されたトナー像パターンP4Aが反対側の色ずれ検出手段50で検出されるように印字形成されるもので、これらのトナー像パターンのタイミングずれ量によって色ずれ量を検出するものである。
【0139】
トナー像パターンP4Aとトナー像パターンP1Bとは、搬送ベルト速度検出用のトナー像パターンで、異なる画像形成部(G4とG1)で同時に印字される。
【0140】
このトナー像パターンにより搬送ベルト3の速度検出を行うことができる。
【0141】
このようにトナー像パターンは、複数の画像形成部の画像形成タイミングを検出するための所定のタイミング(トナー像パターンP1A形成のタイミングとトナー像パターンP4A形成のタイミング)と、搬送ベルト3の速度を検出するための所定のタイミング(トナー像パターンP4A形成のタイミングとトナー像パターンP1B形成のタイミング)との、少なくとも2つの異なるタイミングで形成される。
【0142】
印字されたこれらのトナー像パターンは、搬送速度Vで色ずれ検出手段50の下部を通過し、その際に図示しないCPUまたはタイミング計時システムによって時刻を検出する。
【0143】
このとき、トナー像パターンP4Aとトナー像パターンP1Bの時間差を計測し、速度を検出することができ、また必要な機会にRAMや不揮発メモリなどに記憶することで速度の変化状態をも検出することが可能となる。
【0144】
これら検出された速度変化は、搬送ベルト3の駆動制御部14によって制御される速度設定値にフィードバックされ、所望のタイミングで(例えば、色ずれキャリブレーションとともに、または次回に行う色ずれキャリブレーション時に、)校正(速度キャリブレーション)される。
【0145】
すなわち、本実施例のトナー像パターンは、複数の画像形成部の色ずれ状態を判断するためのトナー像パターンであり、搬送ベルト3の速度を判断するためのトナー像パターンでもある。
【0146】
したがって、色ずれキャリブレーションとともに搬送ベルト3の速度検出(さらには搬送ベルト3の速度キャリブレーション)を実施することが可能となる。
【0147】
また、色ずれキャリブレーションとともに速度キャリブレーションを行い、再度色ずれキャリブレーションを実行することもできる。
【0148】
このような速度検出制御を行うことで、図41に示した速度検出センサは不要となる。
【0149】
この搬送ベルト速度検出は、画像形成装置の起動時もしくは印字中の適切な時期に行われるのが望ましい。
【0150】
この搬送ベルト速度検出によって、駆動ローラ4の熱的な変化による速度変動を適宜校正することにより、速度変化による色ずれを改善することができる。
【0151】
速度検出とは別に、高度な色ずれ検出を行う場合は、従来例の通り、色ずれ検知パターン形成、各色の色ずれ量演算、および各色の色ずれを最小に補正(色ずれキャリブレーション)するような各色の書き出しタイミングを求める演算(以下、色ずれ検知パターン形成、色ずれ量演算、および色ずれを補正するような書き出しタイミングを求める演算を合わせて色ずれ検知シーケンスと称する)を実施しても良い。
【0152】
本実施例によれば、精度が必要な場合は、従来よりも多くのパターンを、ベルト1周内に配置することができ、平均処理用に繰り返すこともできる他、校正パターンなどを追加することもできるため、精度を向上させることが可能となる。
【0153】
記憶の方法としては、搬送ベルト速度検出から、搬送ベルト3の速度を判断し、色ずれ検知パターン形成時の搬送ベルト3の速度を搬送ベルトの速度記憶手段に記憶しておく。
【0154】
あるいは、駆動制御部14に、色ずれ検知トナー像パターン形成時の搬送ベルト3の速度を検出した場合に、記憶するように指示し、その値を、必要なときに、プリンタ制御部11に報知するように指示してもよい。
【0155】
さらに、搬送ベルト3の速度と、理想的な速度との差が、ある一定の値以下の場合は、そのときのモータ速度を、モータ速度記憶手段により記憶し、次回のモータ起動時に、モータの初期回転数設定値として用いることができる。
【0156】
なお、一度に補正(速度キャリブレーション)するモータ速度補正幅は、実際の印字画像上で、人の目には、画像の劣化として認識できない値以下とするのが望ましい。
【0157】
また、本実施例ではトナー像パターンを搬送ベルト3上に形成したが、プリンタの構造等により中間転写体上に形成してもよいことはいうまでもない。
【0158】
用紙への印字動作は従来例と同様であるので説明を省略する。
【0159】
(第2の実施例)
本発明の第2の実施例を説明する。
【0160】
本装置の画像形成装置構成、制御システムの概略構成は第1の実施例と同様なので説明を省略する。
【0161】
本実施例は、図11に示すように、複数の異なる画像形成部にて画像を形成し、その画像が色ずれ検出手段50において検出され、色ずれ量を検出するとともに、時刻差を求め搬送ベルト3の速度を検出する方法は第1の実施例と同様である。
【0162】
本実施例では、隣り合わない画像形成部G1、G4の感光ドラムD1、D4の距離で同時にトナー像パターンを形成すると、トナー像パターンの間隙が長く、検出のための時間がかかる。
【0163】
計時時間がかかる場合にはタイマーを長く設定しなければならないため、CPUの負荷が増大する。
【0164】
そのような場合には、画像形成部の距離が変化しにくい系とすることで、同時に検出パターンを形成するのではなく、あらかじめ定めた時間分(所定の時間差)だけ検出パターン形成をずらすことでトナー像パターンを近接させることができる。
【0165】
構成による距離の誤差影響を受ける検出の場合、速度を絶対値で検出せずに、経時的な変化分を相対的に検出して補正する制御とすることが望ましい。
【0166】
この方式は、感光ドラムD1と色ずれ検出手段50の距離が長く、搬送ベルト3の搬送ムラなどの影響を受けやすくなる場合等に精度を上げる手法としても有効である。
【0167】
このように形成したトナー像パターンは、図12に示すような近接した配列となり、色ずれ検出手段50によって続けて検出することができる。
【0168】
図13にその場合の画像形成タイミングを示す。
【0169】
D1の画像の書き出しタイミング信号/TOP1は先に生成され、D1の画像VDATA1が生成され、所定の時間遅れてD4画像の書き出しタイミング信号/TOP4を生成することで、搬送ベルト3上を進行してきたD1画像に近接してD4画像VDATA4を印字することができる。
【0170】
その他の制御は第1の実施例と同様であるため、説明を省略する。
【0171】
(第3の実施例)
本発明の第3の実施例を説明する。
【0172】
本装置の画像形成装置構成、制御システムの概略構成は第1の実施例と同様なので説明を省略する。
【0173】
本実施例は、図14に示すように、複数の異なる画像形成部にて画像を形成し、その画像が色ずれ検出手段50において検出され、時刻差を求めて搬送ベルト3の速度を検出する手法は第1の実施例と同様である。
【0174】
本実施例では、第1の実施例と異なる方式の速度検出パターンについて説明する。
【0175】
感光ドラムD1と感光ドラムD4により形成されるトナー像パターンを、搬送ベルト3上でより近い距離に配置する実施例である。
【0176】
通常のカラー印字の場合、感光ドラムD1と感光ドラムD4の画像が同一であれば重なるタイミングで画像形成を行う。
【0177】
しかし、重ねてしまうとトナー像パターンのタイミング差が検出できない。
【0178】
そのため、図15に示すように、進行方向の2つの色ずれ検出手段50に対して、それぞれ異なる側に感光ドラムD1と感光ドラムD4の画像を検出させるものである。
【0179】
この方式は従来からある色ずれを検出する手法と同じであるが、色ずれだけでなく搬送ベルト3の速度も同時に検出する点が異なっている。
【0180】
感光ドラムD1と感光ドラムD4の距離S1がわかっていれば、図16に示すように、画像形成タイミングの時刻差Tにより、搬送ベルト3の速度V=S1/T と求めることができる。
【0181】
なお、このような構成では、感光ドラムD1と色ずれ検出手段50の距離の誤差影響を受けるため、速度を絶対値で検出せずに、経時的な変化分を相対的に検出して補正する制御とすることが望ましい。
【0182】
また、この方式は、感光ドラムD1と色ずれ検出手段50の距離が長く、搬送ベルト3の搬送ムラなどの影響を受けやすい場合等に精度を上げる手法としても有効である。
【0183】
このように形成したトナー像パターンは、図15に示すように、搬送ベルト3上の両側の配列となり、色ずれ検出手段50によってほぼ同時に検出することができる。
【0184】
図16にその場合の画像形成タイミングを示す。
【0185】
感光ドラムD1の画像の書き出しタイミング信号/TOP1は先に生成され、感光ドラムD1の画像VDATA1が生成され、所定の時間遅れて感光ドラムD4画像の書き出しタイミング信号/TOP4を生成することで、搬送ベルト3上を進行してきた感光ドラムD1の画像に並べて、感光ドラムD4の画像VDATA4を印字することができる。
【0186】
その他の制御は第1の実施例と同様であるため、説明を省略する。
【0187】
(第4の実施例)
本発明の第4の実施例を説明する。
【0188】
本装置の画像形成装置構成、制御システムの概略構成は第1の実施例と同様なので説明を省略する。
【0189】
本実施例は、第1の実施例と同様に、搬送ベルト3の速度検出と色ずれ検出を同時に行う実施例で、異なるパターン形成の実施例である。
【0190】
図17に示すように、同一検出制御シーケンスにおいて、感光ドラムD1はトナー像パターンP1Aを形成する。
【0191】
また、感光ドラムD4はトナー像パターンP4Aとトナー像パターンP4Bの2つを形成する。
【0192】
トナー像パターンP4Aとトナー像パターンP1Aが同時に印字され、搬送ベルト3上を進行してきた後、トナー像パターンP1Aと並ぶタイミングで、トナー像パターンP4Bが印字される。
【0193】
図18に示すように、トナー像パターンP1Aとトナー像パターンP4Aは先に印字される。
【0194】
/TOP1信号と/TOP4信号が同時に生成され、/TOP1信号によりトナー像パターンP1Aの画像VDATA1が生成され、/TOP4信号によりトナー像パターンP4Aの画像VDATA4が生成される。
【0195】
その後、時間T=S1/V遅れて/TOP4信号が再度生成され、トナー像パターンP4Bの画像VDATA4が生成される。
【0196】
トナー像パターンP4Aとトナー像パターンP1Aは、搬送ベルト3の速度検出用のトナー像パターンで、同時に印字される。
【0197】
すなわち、このトナー像パターンは第1の実施例で示した例と同様で、搬送ベルト3の速度検出を行うことができる。
【0198】
トナー像パターンP1Aとトナー像パターンP4Bは、従来例で説明した色ずれ検出に使用するトナー像パターンで、先に印字されたトナー像パターンP1Aと位置が揃うように印字されたトナー像パターンP4Aが、2つの色ずれ検出手段50で検出されるように印字形成されるもので、これらのトナー像パターンP1A、P4Bのタイミングずれ量によって色ずれ量を検出するものである。
【0199】
第1の実施例と比較して、同じ側の色ずれ検出手段により速度検出を行うことができるため、2つの色ずれ検出手段50の位置誤差要因を含まない検出を行うことができる。
【0200】
その他の制御は第1の実施例と同様であるため、説明を省略する。
【0201】
(第5の実施例)
本発明の第5の実施例を説明する。
【0202】
本装置の画像形成装置構成、制御システムの概略構成は第1の実施例と同様なので説明を省略する。
【0203】
本実施例は、実施例4を複数の/TOP信号を生成せずに実現する実施例である。
【0204】
図19に示すように、同一の検出シーケンスにおいて、感光ドラムD1はトナー像パターンP1Aを形成する。
【0205】
また、感光ドラムD4はトナー像パターンP4Aとトナー像パターンP4Bの2つを形成する。
【0206】
トナー像パターンP4Aとトナー像パターンP1Aが同時に印字され、搬送ベルト3上を進行してきた後、トナー像パターンP1Aと並ぶタイミングで、トナー像パターンP4Bが印字される。
【0207】
図20に示すように、トナー像パターンP1Aとトナー像パターンP4Aは先に印字される。
【0208】
/TOP1信号と/TOP4信号が同時に生成され、/TOP1信号によりトナー像パターンP1Aの画像VDATA1が生成され、/TOP4信号によりトナー像パターンP4Aの画像VDATA4が生成される。
【0209】
その後、時間T=S1/V遅れてトナー像パターンP4Bの画像VDATA4が生成される(このとき/TOP4信号は生成されていない。)。
【0210】
トナー像パターンP4Aとトナー像パターンP1Aは、搬送ベルト3の速度検出用のトナー像パターンで、同時に印字される。
【0211】
このトナー像パターンは第1の実施例で示した例と同様で、搬送ベルト3の速度検出を行うことができる(図21参照)。
【0212】
トナー像パターンP1Aとトナー像パターンP4Bは、従来例で説明した色ずれ検出に使用するトナー像パターンで、先に印字されたトナー像パターンP1Aと位置が揃うように印字されたトナー像パターンP4Aが、2つの色ずれ検出手段50で検出されるように印字形成して、これらのトナー像パターンのタイミングずれ量によって色ずれ量を検出するものである(図21参照)。
【0213】
実施例4と比較して、画像/TOP信号の生成回数が少ないため、タイミング制御が容易である。
【0214】
その他の制御は第1の実施例と同様であるため、説明を省略する。
【0215】
(第6の実施例)
本実施例では、図22に示すように、複数の異なる画像形成部の感光ドラムD1〜D4にて画像を形成し、搬送ベルト3の速度検出と、各画像形成部G1〜G4についての色ずれ検出とを行う別の例を説明する。
【0216】
50a、50bは検出装置であり、検出装置50a、50bで色ずれ検出手段50を構成する。
【0217】
第1の実施例〜第5の実施例で説明したように、まず画像が色ずれ検出手段50において検出されるタイミングを検出する。
【0218】
検出装置50aは、比較するトナー像パターンを検出し、検出装置50bは、基準となるトナー像パターンを検出する。
【0219】
このとき、異なる画像形成部にて画像を形成したタイミングが明確であれば、検出されたタイミングから搬送ベルト3の速度を正確に求めることができ、実際の印字時における画像形成部における画像形成タイミングを所定の時間早めたり遅めたりすることで補正することができる。
【0220】
このとき、速度検出と色ずれ検出を同時に行う際に効率のよいパターン配置とするために、速度検出トナー像パターンと色ずれ検出トナー像パターンとを合成し、トナー像パターンの一部を速度検出と色ずれ検出に併用することで、トナー像パターンを短くしてキャリブレーションに必要な時間を短縮する。
【0221】
図23は本実施例の動作説明図である。
【0222】
トナー像パターンの数字(例えばP1Aの1)は、第n色目のパターンであり、感光ドラムDnで形成されることを示す。
【0223】
また、トナー像パターンのアルファベット(例えばP1AのA)は、形成される順番を示し、P1A、P1B、P1C・・・・・の順番に感光ドラムD1で形成される。
【0224】
色ずれ検出手段50へ向かって、キャリブレーションパターンを次のように形成する。
【0225】
図23に示すように、本実施例では7ブロックのトナー像パターンを形成しており、2列に配置して2つの色ずれ検出手段50で検出させるパターン配置とする。
【0226】
このとき、トナー像パターンP1Bとトナー像パターンP4Aは、画像形成部D1とD4の距離であるS1の距離離れた位置に形成することを特徴とする。
【0227】
次に、図24および図25を用いて、動作を詳しく説明する。
【0228】
図24は、パターン形成のタイミングチャートである。
【0229】
図25は、印字されるパターンとその搬送されるシーケンスを時間順に並べた状態説明図である。
【0230】
/TOPn信号は第n色の画像形成タイミングを決める画像開始信号である。
不論理で立下りエッジに同期して画像が出力形成されるものとする。
【0231】
VDATAnは第n色の画像データで、このデータにより画像形成部の感光体に潜像が形成される。
【0232】
潜像は、従来例で示したようにトナーによって現像され、対向する中間転写ベルトまたは搬送ベルト3上に画像形成される。
【0233】
本実施例では説明の簡略化のため画像形成部で画像を形成するタイミングとして扱う。
【0234】
▲1▼、▲2▼、▲3▼・・・の数字順に印字時刻が進行する。
【0235】
図25(a)に示すように、まずトナー像パターンP1Aが形成され(▲1▼)、トナー像パターンP1Aが搬送されてD2を通過したときにトナー像パターンP2Aが形成され(▲2▼)、次にトナー像パターンP1Bとトナー像パターンP4Aが同時に形成される(▲3▼)。
【0236】
次に、図25(b)に示すように、トナー像パターンP3Aとトナー像パターンP4Bが形成される(▲4▼)。
【0237】
そして、図25(c)に示すように、最後にトナー像パターンP4Cが形成される(▲5▼)。
【0238】
▲3▼のとき、隣り合わない複数の画像形成部G1、G4の感光ドラムD1、D4によって同時に形成されたパターン部分、すなわちトナー像パターンP1Bとトナー像パターンP4Aは、所定の距離S1離れていることが明確である。
【0239】
最初に色ずれ検出手段50によって検出されるトナー像パターンP4Aのタイミングにより、計時タイマーを起動し、同時に形成されたトナー像パターンP1Bまでの時間を計時する。
【0240】
この計時された時間により搬送ベルト3の速度または速度の変化を検出することができる。
【0241】
検出された速度は、駆動制御部14によって制御されるモータの速度設定値にフィードバックされ所望のタイミングで(例えば、色ずれキャリブレーションとともに、または次回に行う色ずれキャリブレーション時に、)速度補正(速度キャリブレーション)される。
【0242】
また、適宜RAMや不揮発メモリなどに記憶して前回または後のキャリブレーション時の検出結果と比較することで、速度の変化も検出することが可能となる。
【0243】
これら検出された速度変化は搬送ベルト3の駆動制御部14によってこのような速度検出制御を行うことで、従来例図41に示した速度検出センサを構成する回転検出用リブ57、フォトインタラプタ58は不要となる。
【0244】
また、この▲3▼のタイミングにおいて、理論上トナー像パターンP1Aは距離S1を進んでいるため、トナー像パターンP4Aが並ぶタイミングで印字される。
【0245】
この▲3▼のタイミングは、第1色目と第4色目が重なるように印字形成される時間T=S1/Vである。
【0246】
このとき、トナー像パターンP1Aとトナー像パターンP4Aの検出タイミングの時刻差を検出することによって色ずれ量を検出することができる。
【0247】
本実施例では第4色目を色ずれの比較するときの基準とし、他の色をタイミング補正(色ずれキャリブレーション)するシステムで色ずれキャリブレーションを実現している。
【0248】
第2色目の色ずれはトナー像パターンP2Aと、▲4▼のタイミングで並べて印字されるトナー像パターンP4Bとを比較して(検出タイミングの時刻差を検出することによって)色ずれ量が検出される。
【0249】
同様に第3色目の色ずれはトナー像パターンP3Aと、▲5▼のタイミングで並べて印字されるトナー像パターンP4Cとを比較して(検出タイミングの時刻差を検出することによって)色ずれ量が検出される。
【0250】
したがって、トナー像パターンは、同一の検出シーケンスで搬送ベルト3の1周以内に形成され、色ずれキャリブレーションに必要なタイミング検出と速度キャリブレーションに必要なタイミング検出とに用いられる。
【0251】
そして、色ずれキャリブレーションとともに搬送ベルトの速度検出(さらには搬送ベルト3の速度キャリブレーション)を実施することが可能となる。
【0252】
また、色ずれキャリブレーションとともに速度キャリブレーションを行い、再度色ずれキャリブレーションを実行することもできる。
【0253】
以上、説明したように本実施例において、トナー像パターンP4Aは、搬送ベルト3の速度の検出と、第1色の色ずれ量の検出とに、共通に構成されており、その両方に用いることができる。
【0254】
速度検出は距離が必要であるため色ずれ検出のトナー像パターンと共有することがキャリブレーションパターンを短くするためには必須である。
【0255】
この色ずれ検出と搬送ベルト3速度検出のキャリブレーションは、画像形成装置の起動時もしくは印字中の適切な時期に行われるのが望ましい。
【0256】
駆動ローラ4の熱的な変化による速度変動を適宜校正することにより速度変化による色ずれを改善することができる。
【0257】
速度検出とは別に、高度な色ずれ検出を行う場合は従来例の通り、色ずれ検知パターン形成、各色の色ずれ量演算、および各色の色ずれを補正(色ずれキャリブレーション)するような各色の書き出しタイミングを求める演算(以下、色ずれ検知パターン形成、色ずれ量演算、および色ずれを補正するような書き出しタイミングを求める演算を合わせて色ずれ検知シーケンスと称する)を実施していも良い。
【0258】
次に、駆動制御部14の速度の記憶方法について説明する。
【0259】
記憶の方法としては、搬送ベルト3速度情報から、搬送ベルト3の速度を判断し、色ずれ検知パターン形成時の搬送ベルト3の速度を搬送ベルト3の速度記憶手段に記憶しておく。
【0260】
あるいは、駆動制御部14に、色ずれ検知パターン形成時の搬送ベルト3の速度を検出した場合に、記憶するように指示し、その値を、必要なときに、プリンタ制御部11に報知するように指示してもよい。
【0261】
さらに、搬送ベルト3の速度と、理想的な速度との差が、ある一定の値以下の場合は、そのときのモータ速度を、モータ速度記憶手段により記憶し、次回のモータ起動時に、モータの初期回転数設定値として用いる。
【0262】
なお、一度に補正(速度キャリブレーション)するモータ速度補正幅は、実際の印字画像上で、人の目には、画像の劣化として認識できない値以下とするのが望ましい。
【0263】
用紙への印字動作は従来例と同様であるので説明を省略する。
【0264】
(第7の実施例)
本発明の第7の実施例を説明する。
【0265】
本装置の画像形成装置構成、制御システムの概略構成は第6の実施例と同様なので説明を省略する。
【0266】
また信号名の付け方及び意味は第6の実施例と同じであるため説明を省略する。
【0267】
図26は、本実施例の動作説明図である。
【0268】
色ずれ検出手段50へ向かって、キャリブレーションパターンを次のように形成する。
【0269】
図26に示すように、本実施例では7ブロックのパターンを形成しており、2列に配置して2つの色ずれ検出手段50で検出させるパターン配置とする。
【0270】
このとき、トナー像パターンP1Bとトナー像パターンP4Aは、画像形成部G1とG4の感光ドラムD1とD4の距離であるS1の距離離れた位置に形成することを特徴とする。
【0271】
また、印字順序は図の▲1▼、▲2▼、▲3▼に示すように第3色、第2色、第1色の順に印字することを特徴とする。
【0272】
次に、図27および図28を用いて、動作を詳しく説明する。
【0273】
図27にパターン形成のタイミングチャートを示す。
【0274】
図28は、印字されるトナー像パターンとその搬送されるシーケンスを時間順に並べた状態説明図である。
【0275】
▲1▼、▲2▼、▲3▼・・・の数字順に印字時刻が進行する。
【0276】
図28(a)に示すように、まずトナー像パターンP3Aが形成され(▲1▼)、続いてトナー像パターンP2Aが形成され(▲2▼)、次にトナー像パターンP1Aが形成される(▲3▼)。
【0277】
▲1▼、▲2▼、▲3▼のタイミングの関係は、図27に示すとおりである。
【0278】
次に、図28(b)に示すように、▲1▼で形成されたトナー像パターンP3A形成からT2=S2/Vの時間経過したタイミングで、トナー像パターンP1Bとトナー像パターンP4Aが同時に形成される(▲4▼)。
【0279】
そして、図28(c)に示すように、トナー像パターンP4Bが形成される(▲5▼)。
【0280】
そして、図28(d)に示すように、最後にトナー像パターンP4Cが形成される(▲6▼)。
【0281】
▲4▼のとき、同時に形成されたトナー像パターンP1Bとトナー像パターンP4Aは、所定の距離S1離れていることが明確である。
【0282】
最初に色ずれ検出手段50によって検出されるトナー像パターンP4Aのタイミングにより、計時タイマーを起動し、同時に形成されたトナー像パターンP1Bまでの時間を計時する。
【0283】
この計時された時間により搬送ベルト3の速度または速度の変化を検出することができる。
【0284】
検出された速度は、駆動制御部14によって制御されるモータの速度設定値にフィードバックされ、所望のタイミングで速度補正(速度キャリブレーション)される。
【0285】
また適宜RAMや不揮発メモリなどに記憶して前回または後のキャリブレーション時の検出結果と比較することで、速度の変化も検出することが可能となる。
【0286】
これら検出された速度変化は搬送ベルト3の駆動制御部14によってこのような速度検出制御を行うことで、従来例図41に示した速度検出センサを構成する回転検出用リブ57、フォトインタラプタ58は不要となる。
【0287】
また、この▲4▼のタイミングにおいて、トナー像パターンP3Aは▲1▼で印字されてからT2時間経過したタイミングで距離S2を進んでおり、このときトナー像パターンP4Aを形成することにより、2つの色ずれ検出手段50に対して並ぶタイミングで印字される。
【0288】
この▲4▼のタイミングは、第3色目と第4色目が重なるように印字形成される時間T2=S2/Vである。
【0289】
このとき、トナー像パターンP3Aとトナー像パターンP4Aの検出タイミングの時刻差を検出することによって色ずれ量を検出することができる。
【0290】
同様に、第2色目の色ずれはトナー像パターンP2Aと、▲5▼のタイミングで並べて印字されるトナー像パターンP4Bとの検出タイミングの時刻差を検出することによって検出される。
【0291】
同様に、第1色目の色ずれはトナー像パターンP1Aと、▲6▼のタイミングで並べて印字されるトナー像パターンP4Cとの検出タイミングの時刻差を検出することによって検出される。
【0292】
以上、説明したように本実施例において、トナー像パターンP4Aは、搬送ベルト3の速度の検出と、第1色の色ずれ量の検出の両方に用いることができる。
【0293】
速度検出は距離が必要であるため色ずれ検出のパターンと共有することがキャリブレーションパターンを短くするためには必須である。
【0294】
その他の制御は第6の実施例と同様であるため、説明を省略する。
【0295】
(第8の実施例)
本発明の第8の実施例を説明する。
【0296】
本装置の画像形成装置構成、制御システムの概略構成は第6の実施例と同様なので説明を省略する。
【0297】
また信号名の付け方及び意味は第6の実施例と同じであるため説明を省略する。
【0298】
図29は本実施例の動作説明図である。
【0299】
色ずれ検出手段50へ向かって、キャリブレーションパターンを次のように形成する。
【0300】
図29は、7ブロックのパターンを形成しており、2列に配置して2つの色ずれ検出手段50で検出させるパターン配置とする。
【0301】
このとき、トナー像パターンP1Aとトナー像パターンP4Aは、画像形成部G1、G4の感光体ドラムD1、D4の距離であるS1の距離離れた位置に形成することを特徴とする。
【0302】
また印字順序は図の▲1▼、▲2▼、▲3▼に示すように第3色、第2色、第1色の順に印字することを特徴とする。
【0303】
図30にトナー像パターン形成のタイミングチャートを示す。
【0304】
図31は、印字されるトナー像パターンとその搬送されるシーケンスを時間順に並べた状態説明図である。
【0305】
図30および図31を用いて、動作を詳しく説明する。
【0306】
▲1▼、▲2▼、▲3▼・・・の数字順に印字時刻が進行する。
【0307】
まず、図31(a)に示すように、まずトナー像パターンP3Aが形成され(▲1▼)、続いてトナー像パターンP2Aが形成され(▲2▼)、次にトナー像パターンP1Aとトナー像パターンP4Aが同時に形成される(▲3▼)。
【0308】
▲1▼、▲2▼、▲3▼のタイミングの関係は、図30に示すとおりである。
【0309】
その後、図31(b)に示すように、トナー像パターンP4Bが形成される(▲4▼)。
【0310】
そして、図31(c)に示すように、トナー像パターンP4Cが形成される(▲5▼)。
【0311】
そして、図31(d)に示すように、最後にトナー像パターンP4Dが形成される(▲6▼)。
【0312】
▲3▼のとき、同時に形成されたトナー像パターンP1Aとトナー像パターンP4Aは、所定の距離S1離れていることが明確である。
【0313】
最初に色ずれ検出手段50によって検出されるトナー像パターンP4Aのタイミングにより、計時タイマーを起動し、同時に形成されたトナー像パターンP1Aまでの時間を計時する。
【0314】
この計時された時間により搬送ベルト3の速度または速度の変化を検出することができる。
【0315】
検出された速度は、駆動制御部14によって制御されるモータの速度設定値にフィードバックされ、所望のタイミングで速度補正(速度キャリブレーション)される。
【0316】
また、適宜RAMや不揮発メモリなどに記憶して前回または後のキャリブレーション時の検出結果と比較することで、速度の変化も検出することが可能となる。
【0317】
これら検出された速度変化は搬送ベルト3の駆動制御部14によってこのような速度検出制御を行うことで、従来例図41に示した速度検出センサを構成する回転検出用リブ57、フォトインタラプタ58は不要となる。
【0318】
また、この▲4▼のタイミングにおいて、トナー像パターンP3Aは▲1▼で印字されてからT2時間経過したタイミングで距離S2を進んでおり、このときトナー像パターンP4Bを形成することにより、2つの色ずれ検出手段50に対して並ぶタイミングで印字される。
【0319】
この▲4▼のタイミングは、第3色目と第4色目が重なるように印字形成される時間T2=S2/Vである。
【0320】
このとき、トナー像パターンP3Aとトナー像パターンP4Bの検出タイミングの時刻差を検出することによって色ずれ量を検出することができる。
【0321】
同様に、第2色目の色ずれはトナー像パターンP2Aと、▲5▼のタイミングで並べて印字されるトナー像パターンP4Cと比較して色ずれ量が検出される。
【0322】
同様に、第1色目の色ずれはP1Aパターンであり、これは▲6▼のタイミングで並べて印字されるP4Dと比較して色ずれ量が検出される。
【0323】
以上、説明したように本実施例において、パターンP1Aは、搬送ベルト3の速度の検出と、第1色の色ずれ量の検出の両方に用いることができる。
【0324】
速度検出は距離が必要であるため色ずれ検出のパターンと共有することがキャリブレーションパターンを短くするためには必須である。
【0325】
その他の制御は第6の実施例と同様であるため、説明を省略する。
【0326】
(第9の実施例)
本発明の第9の実施例を説明する。
【0327】
本装置の画像形成装置構成、制御システムの概略構成は第6の実施例と同様なので説明を省略する。
【0328】
また信号名の付け方及び意味は第6の実施例と同じであるため説明を省略する。
【0329】
図32は本実施例の動作説明図である。
【0330】
色ずれ検出手段50へ向かって、キャリブレーションパターンを次のように形成する。
【0331】
図32は7ブロックのパターンを形成しており、2列に配置して2つの色ずれ検出手段50で検出させるパターン配置とする。
【0332】
このとき、トナー像パターンP1Aとトナー像パターンP4Aは画像形成部G1、G4の感光ドラムD1、D4の距離であるS1の距離離れた位置に形成することを特徴とする。
【0333】
また印字順序は図の▲1▼、▲2▼、▲3▼に示す。
【0334】
本実施例のキャリブレーションパターンにおいて第3色、第2色、第1色を同時に印字することを特徴とする。
【0335】
図33にパターン形成のタイミングチャートを示す。
【0336】
図33は印字されるパターンとその搬送されるシーケンスを時間順に並べた状態説明図である。
【0337】
図33および図34を用いて、動作を詳しく説明する。
【0338】
▲1▼、▲2▼、▲3▼・・・の数字順に印字時刻が進行する。
【0339】
まず、図34(a)に示すように、トナー像パターンP1A,P2A,P3A,P4Aが形成される(▲1▼)。
【0340】
トナー像パターンP4Aは、図34で示すように、トナー像パターンP1A,P2A,P3Aとは反対側に形成するが、同じ側に形成してもよい。
【0341】
続いて図34(b)に示すように、トナー像パターンP4Bが形成され(▲2▼)、次に図34(c)に示すように、トナー像パターンP4Cが形成され(▲3▼)。最後に図34(d)に示すように、トナー像パターンP4Dが形成される(▲4▼)。
【0342】
▲1▼のとき、同時に形成されたトナー像パターンP1Aとトナー像パターンP4Aは所定の距離S1を離れていることが明確である。
【0343】
最初に色ずれ検出手段50によって検出されるトナー像パターンP4Aのタイミングにより、計時タイマーを起動し、同時に形成されたトナー像パターンP1Aまでの時間を計時する。
【0344】
この計時された時間により搬送ベルト3の速度または速度の変化を検出することができる。
【0345】
検出された速度は、駆動制御部によって制御されるモータの速度設定値にフィードバックされ所定のタイミングで速度補正(速度キャリブレーション)される。
【0346】
また適宜RAMや不揮発メモリなどに記憶して前回または後のキャリブレーション時の検出結果と比較することで、速度の変化も検出することが可能となる。
【0347】
これら検出された速度変化は搬送ベルト3の駆動制御部14によってこのような速度検出制御を行うことで、従来例図41に示した速度検出センサを構成する回転検出用リブ57、フォトインタラプタ58は不要となる。
【0348】
また、この▲2▼のタイミングにおいて、トナー像パターンP3Aは▲1▼で印字されてからT2時間経過したタイミングで距離S2を進んでおり、このときトナー像パターンP4Bを形成することにより、2つの色ずれ検出手段50に対して並ぶタイミングで印字される。
【0349】
この▲2▼のタイミングは、第3色目と第4色目が重なるように印字形成される時間T2=S2/Vである。
【0350】
このとき、トナー像パターンP3Aとトナー像パターンP4Aの検出タイミングの時刻差を検出することによって色ずれ量を検出することができる。
【0351】
同様に、第2色目の色ずれはトナー像パターンP2Aと、▲3▼のタイミングで並べて印字されるトナー像パターンP4Cとの検出タイミングの時刻差を検出することによって検出される。
【0352】
同様に、第1色目の色ずれはトナー像パターンP1Aと、▲4▼のタイミングで並べて印字されるトナー像パターンP4Dとの検出タイミングの時刻差を検出することによって検出される。
【0353】
以上、説明したように本実施例において、トナー像パターンP1Aは、搬送ベルト3の速度の検出と、第1色の色ずれ量の検出の両方に用いることができる。
【0354】
速度検出は距離が必要であるため色ずれ検出のパターンと共有することがキャリブレーションパターンを短くするためには必須である。
【0355】
その他の制御は第6の実施例と同様であるため、説明を省略する。
【0356】
(第10の実施例)
本発明の第10の実施例を説明する。
【0357】
本装置の画像形成装置構成、制御システムの概略構成は第6の実施例と同様なので説明を省略する。
【0358】
また信号名の付け方及び意味は第6の実施例と同じであるため説明を省略する。
【0359】
図35は本実施例の動作説明図である。
【0360】
色ずれ検出手段50へ向かって、キャリブレーションパターンを次のように形成する。
【0361】
図35に示すように、本実施例では7ブロックのパターンを形成しており、2列に配置して2つの色ずれ検出手段50で検出させるパターン配置とする。
【0362】
このとき、トナー像パターンP1Cとトナー像パターンP4Aは画像形成部G1、G4の感光ドラムD1、D4の距離であるS1の距離離れた位置に形成することを特徴とする。
【0363】
また印字順序は図の▲1▼、▲2▼、▲3▼に示す。
【0364】
本実施例のキャリブレーションパターンにおいて、色ずれ検出の基準は第1色目の色とする。
【0365】
検出装置50aは、基準となるトナー像パターンを検出し、検出装置50bは、比較するトナー像パターンを検出する。
【0366】
また▲4▼のタイミングで第4色、第3色、第2色を同時に印字することを特徴とする。
【0367】
図36および図37を用いて、動作を詳しく説明する。
【0368】
図36は、パターン形成のタイミングチャートである。
【0369】
図37は、印字されるパターンとその搬送されるシーケンスを時間順に並べた状態説明図である。
【0370】
▲1▼、▲2▼、▲3▼・・・の数字順に印字時刻が進行する。
【0371】
図37(a)に示すように、まずトナー像パターンP1Aが形成され(▲1▼)、続いてトナー像パターンP1Bが形成され(▲2▼)、次にトナー像パターンP1Cとトナー像パターンP4Aが同時に形成される(▲3▼)。
【0372】
最後に図37(b)に示すように、トナー像パターンP2A,P3A,P4Bが同時に形成される(▲4▼)。
【0373】
▲3▼のとき、同時に形成されたトナー像パターンP1Cとトナー像パターンP4Aは所定の距離S1を離れていることが明確である。
【0374】
最初に色ずれ検出手段50によって検出されるトナー像パターンP4Aのタイミングにより、計時タイマーを起動し、同時に形成されたトナー像パターンP1Cまでの時間を計時する。
【0375】
この計時された時間により搬送ベルト3の速度または速度の変化を検出することができる。
【0376】
検出された速度は、駆動制御部14によって制御されるモータの速度設定値にフィードバックされ、所望のタイミングで(例えば、色ずれキャリブレーションとともに、または次回に行う色ずれキャリブレーション時に、)速度補正(速度キャリブレーション)される。
【0377】
また、適宜RAMや不揮発メモリなどに記憶して前回または後のキャリブレーション時の検出結果と比較することで、速度の変化も検出することが可能となる。
【0378】
これら検出された速度変化は搬送ベルト3の駆動制御部14によってこのような速度検出制御を行うことで、従来例図41に示した速度検出センサを構成する回転検出用リブ57、フォトインタラプタ58は不要となる。
【0379】
また、この▲4▼のタイミングにおいて、トナー像パターンP1Cは▲3▼で印字されてからT2時間経過したタイミングで距離S2を進んでおり、このときトナー像パターンP2Aを形成することにより、2つの色ずれ検出手段50に対して並ぶタイミングで印字される。
【0380】
この▲4▼のタイミングは、第2色目と第1色目が重なるように印字形成される時間T2=S2/Vである。
【0381】
このとき、第2色目の第1色目に対する色ずれはトナー像パターンP1Cとトナー像パターンP2Aの検出タイミングの時刻差を検出することによって色ずれ量を検出することができる。
【0382】
同様に、第3色目の色ずれはトナー像パターンP3Aと、▲4▼のタイミングで並べて印字されるトナー像パターンP1Bとの検出タイミングの時刻差を検出することによって検出される。
【0383】
同様に、第4色目の色ずれはトナー像パターンP4Bと、▲4▼のタイミングで並べて印字されるトナー像パターンP1Aとの検出タイミングの時刻差を検出することによって検出される。
【0384】
以上、説明したように本実施例において、トナー像パターンP1Cは、搬送ベルト3の速度の検出と、第2色の色ずれ量の検出の両方に用いることができる。
【0385】
速度検出は距離が必要であるため色ずれ検出のパターンと共有することがキャリブレーションパターンを短くするためには必須である。
【0386】
その他の制御は第6の実施例と同様であるため、説明を省略する。
【0387】
【発明の効果】
以上説明したように、本出願に係る発明によれば、速度検出を精度良く行えてコストアップせず、かつダウンタイムの少ない画像形成装置を提供することができる。
【0388】
すなわち、色ずれキャリブレーションとともに搬送ベルトの速度検出(さらには搬送ベルトの速度キャリブレーション)を実施することが可能である。
【0389】
具体的には、画像形成のタイミングにおいて、色ずれを検出するタイミングと、速度検出を行うためのタイミングを別々にもち、搬送ベルト上の検出パターンが重ならないように画像形成することにより、1回のキャリブレーションシーケンスで、色ずれ量検出と搬送ベルトの速度検出とが可能となる。
【0390】
そして、この搬送ベルト速度検出を、画像形成装置の起動時もしくは印字中の適切な時期に色ずれ検出のキャリブレーション制御と同時に行うことにより、駆動ローラの熱的な変化による速度変動を適宜校正することができ、速度変化による色ずれを改善することができる。
【0391】
また、キャリブレーションによるダウンタイムの減少を図ることができ、ユーザにとって印字待ち時間の少ない画像形成装置を提供することができる。
【0392】
また、搬送ベルトの速度検出に、専用の速度検出センサを用いる必要がなくなるため、より低コストの画像形成装置を提供できる。
【0393】
このようにコストアップせずに、色ずれのない高い品質の画像形成装置が実現できる。
【0394】
さらに、本出願に係る発明によれば、2種類のキャリブレーションである色ずれキャリブレーションと搬送ベルトの速度キャリブレーションとを行うために、トナー像パターンに共通部分を設け、搬送ベルト上のパターンを短くする制御方式を提案することで、簡便に、短い時間でキャリブレーションを実施することが可能な画像形成装置を提供できる。
【0395】
一方、精度が必要な場合は、従来よりも多くのトナー像パターンを、ベルト1周内に配置することができ、平均処理用に繰り返すこともできる他、校正パターンなどを追加することもできるため、精度を向上させることが可能となる。
【0396】
また、搬送ベルトの速度検出により、前回のキャリブレーション時と変化しているかどうかが判定可能である。
【0397】
そして、色ずれ検出と同時に速度検出も行えることから、搬送ベルトの速度の経時変化を定期的にモニターすることも可能である。
【0398】
また、検出された速度変化を搬送ベルトの速度設定にフィードバックすることで経時変化によらず安定した搬送ベルト速度制御を行うことが可能となる。
【0399】
このように中間転写体または搬送ベルトの速度を補正(速度キャリブレーション)することで、色ずれが少なく、印字精度の高い高画質の画像形成装置が実現できる。
【0400】
また、キャリブレーションによるダウンタイムの減少を図ることができるため、電源を入れた際の印字待ち時間の少ない画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る画像形成装置の制御システムの概略構成を説明する図
【図2】第1の実施例の主要部の構成を説明する図
【図3】第1の実施例の主要部の構成を説明する図
【図4】第1の実施例の主要部の構成を説明する図
【図5】第1の実施例の説明図
【図6】第1の実施例の説明図
【図7】第1の実施例の説明図
【図8】第1の実施例の説明図
【図9】第1の実施例の動作を説明する図
【図10】第1の実施例の動作を説明する図
【図11】第2の実施例の説明図
【図12】第2の実施例の説明図
【図13】第2の実施例の説明図
【図14】第3の実施例の説明図
【図15】第3の実施例の説明図
【図16】第3の実施例の説明図
【図17】第4の実施例の説明図
【図18】第4の実施例の説明図
【図19】第5の実施例の説明図
【図20】第5の実施例の説明図
【図21】第5の実施例の説明図
【図22】第6の実施例の説明図
【図23】第6の実施例の動作を説明する図
【図24】第6の実施例の動作を説明する図
【図25】第6の実施例の説明図
【図26】第7の実施例の説明図
【図27】第7の実施例の説明図
【図28】第7の実施例の説明図
【図29】第8の実施例の説明図
【図30】第8の実施例の説明図
【図31】第8の実施例の説明図
【図32】第9の実施例の説明図
【図33】第9の実施例の説明図
【図34】第9の実施例の説明図
【図35】第10の実施例の説明図
【図36】第10の実施例の説明図
【図37】第10の実施例の説明図
【図38】画像形成装置の全体を説明する図
【図39】色ずれ検知パターンを説明する図
【図40】色ずれ検出手段を説明する図
【図41】色ずれ検出手段を説明する図
【図42】搬送ベルト速度の変化を説明する図
【符号の説明】
1Y、1M、1C、1K 現像ユニット
2Y、2M、2C、2K レーザスキャナ
3 搬送ベルト
4 駆動ローラ
5 定着器
6Y、6M、6C、6K、6e、6f モータ
10 プリンタ
11 プリンタ制御部
12 電源
13 センサ類
14 駆動制御部
15 モータ類
16 表示部
17 通信コントローラ
18 ホストコンピュータ
20 DSP
21 プラグラムコントローラ
22a ALU
22b MAC
23 データ用メモリ
24 プログラム用メモリ
25a データメモリバス
25b プログラムメモリバス
26 A/Dポート
27 シリアルポート
28 タイマ
29 I/Oポート
30 ドライバ
31 ハイ側トランジスタ
32 ロー側トランジスタ
33 ナンドゲート
34 電流検出抵抗
40 DCブラシレスモータ
41 磁気センサ
42 ホール素子
43 コイル
44 ロータ
45 磁気的パターン
46 従動ローラ
47 懸架用従動ローラ
50 色ずれ検出手段
50a、50b 検出装置
51 発光素子
52 受光素子
53 発光光路
54 受光光路
57 回転検出用リブ
58 フォトインタラプタ
D1、D2、D3、D4 感光ドラム
G1、G2、G3、G4 画像形成部

Claims (1)

  1. 中間転写体または搬送ベルトと、前記中間転写体または搬送ベルトを駆動制御する制御部と、
    前記中間転写体または搬送ベルトの駆動方向に沿って設置された複数の画像形成部と、を備え、
    前記複数の画像形成部によりトナー像を形成し、前記中間転写体または前記搬送ベルトによって搬送される記録媒体上に前記トナー像を順次転写することにより画像を得る画像形成装置において、
    前記中間転写体または搬送ベルトの近傍に、前記中間転写体または搬送ベルト表面の複数の色のトナー像パターンを検出する検出手段を有し、
    前記検出手段によって検出されたトナー像パターンのタイミングから、前記複数の画像形成部の色ずれ状態を検出し、色ずれを最小にする補正を行い、それとともに前記検出手段によって検出されたトナー像パターンのタイミングから、前記中間転写体または搬送ベルトの速度を検出し、前記制御部により速度補正を行うことを特徴とする画像形成装置。
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