JP2010217301A - ベルト搬送装置および画像形成装置 - Google Patents
ベルト搬送装置および画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010217301A JP2010217301A JP2009061363A JP2009061363A JP2010217301A JP 2010217301 A JP2010217301 A JP 2010217301A JP 2009061363 A JP2009061363 A JP 2009061363A JP 2009061363 A JP2009061363 A JP 2009061363A JP 2010217301 A JP2010217301 A JP 2010217301A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- mark
- endless belt
- endless
- detecting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
【解決手段】ベルト搬送装置は、複数のローラに張架された無端状ベルトと、いずれか1つのローラに連結しこれを駆動させる駆動手段と、前記無端状ベルトの走行方向と直交するベルトの幅方向の複数個所に配置され、該無端状ベルトの搬送速度を検出するベルト速度検出手段と、前記複数のベルト速度検出手段によりそれぞれ検出されたベルト搬送速度の差から前記無端状ベルトの走行方向における傾きを算出するベルト傾き算出手段とからなる。
【選択図】図6
Description
また、本発明は、各種の機器における高精度な速度制御が必要なベルト状の無端移動部材の速度制御に利用でき、特に、各種の画像形成装置の画像形成に係わる中間転写ベルトや感光体などの無端移動部材を高精度に速度制御または位置制御するのに適している。そして、当該ベルト搬送装置をカラー画像形成装置に適用すれば、色ずれ等を防いで、常に高品質なフルカラー画像を形成することが可能になる。
ベルト斜行が発生すると、中間転写ベルトや記録用紙など転写媒体上の画像形成位置にずれが生じるため、これが画像の歪みとなる。また、ブラック(以下、Kとする。)、イエロー(以下、Yとする。)、マゼンタ(以下、Mとする。)、シアン(以下、Cとする。)の単色画像を各々形成し、それらを転写媒体上で重ね合わせてカラー画像を得るカラー画像形成装置においては、画像形成位置のずれが、各色トナー画像間の色ずれとなって現れる。これらはいずれも画像品質劣化につながるため高画質の画像を得るためには、ベルト斜行に関して、何らかの対策を講じる必要がある。
また、無端状ベルトに寄りガイド部材を設ける以外の方法としては、特許文献2(特開2006‐276427)では、無端状ベルトが搬送方向に対して傾斜した状態で搬送されることを検出する斜行検出手段と、この斜行検出手段によって無端状ベルトの斜行が検出された場合に、斜行検出手段によって検出された無端状ベルトの斜行量に基づいて、画像形成手段により画像の歪みを補正する構成が記されている。
具体的には、ベルト搬送ローラ端面への触れ、および寄りガイド部材の主走査方向振れを含めたベルト一周期分の蛇行成分をあらかじめ測定するため、ローラ端面、およびガイド部材双方の振れに起因するベルト蛇行を抑制できるものの、無端ベルトおよび寄りガイド部材の経時的な変形や温度、湿度等の環境変化に伴う変形に対応するためには、蛇行成分の測定を頻繁に実施する必要があり、画像形成動作を頻繁に中断することとなるため、画像出力高速化の大きな妨げとなる。また、振動の影響等による動的な変形に対しては、対応が困難であるという問題もある。また、無端状ベルトに寄りガイド部材を設けることで、ベルト寄りを抑制する方法では、ベルトを高速で駆動した場合、寄りガイド部材に大きな外力が加わって、ベルトおよび寄りガイド部材の座屈や破損を招きやすく、画像出力高速化が困難である。
具体的にはベルト斜行を検出する第1の方法として、ステアリングローラの制御信号を用いる方法が挙げられる。しかし、ステアリングローラはベルト上の各部分が1周後に常に同じ位置を通過するよう傾斜を調整することでベルト寄りを補正するものであり、1周の間の各ローラ間でどのような斜行が生じるかは各ローラの傾斜状態により決定される。このため画像歪みや色ずれに影響する感光体からの画像転写面におけるベルト斜行は、ステアリングローラ傾斜のみで決定されるわけではない。温度変動や経時的変動等によりステアリングローラ以外のローラに傾斜が生じた場合、ステアリングローラの制御信号ではベルト斜行を正確に検出することはできず、正確なベルト斜行補正は不可能となる。
また、ベルト搬送距離検出手段は、無端状ベルトにその走行方向に所定間隔で連続的に設けられたマークからなるスケール部と、スケール部のマークを検出するマーク検出手段と、マーク検出手段の検出結果に基づいて無端状ベルトの移動距離を算出するベルト移動距離算出手段とからなると好ましい。
また、スケール部は、無端状ベルトの走行方向と直交するベルト幅方向の両端部に設けられており、マーク検出手段は、スケール部に対応するようにベルト幅方向の両端部に設けられていると好ましい。
また、無端状ベルトのベルト幅方向の一方端部に設けられたスケール部のマークの間隔と他方端部に設けられたスケール部のマークの間隔がそれぞれ略同一であると好ましい。
また、無端状ベルトのベルト幅方向の一方端部に設けられるスケール部にはマークの間隔が異なる単一または複数のマーク間隔不連続部分を設けられており、他方端部には該マーク間隔不連続部分に対応する位置に一方端部に設けられるマークと異なる特定マークが設けられると好ましい。
また、無端状ベルトの走行方向と直交するベルトの幅方向の複数個所に配置され、該無端状ベルトのベルト幅方向の位置を検出するベルト寄り検出手段を有すると好ましい。
また、ベルト寄り検出手段からの検出結果に基づいて無端状ベルトをベルト幅方向に移動させるベルトの寄りを補正するベルト寄り補正手段を有すると好ましい。
また、マーク検出手段は、1次元または2次元のセンサであると好ましい。
また、感光体上に形成される潜像の主走査方向位置を補正する潜像形成位置補正手段をさらに有し、該潜像形成位置補正手段は、ベルト傾き算出手段の算出結果に基づき感光体上に形成される潜像の形成位置を補正すると好ましい。
さらに、本発明によれば、ベルトの搬送速度や移動距離が検出できていることから、別個のセンサを追加することなくベルト搬送速度の検知・制御を行うことができ、低コスト化が達成される。
また、無端ベルトを主走査方向に移動させる寄り補正手段を用いることで、寄りガイド部材等を使用せず、正確かつ簡単にベルトの寄りを補正することが出来る。
また、他方の端部に設けられるマークの間隔が、一方の端部に設けられるマークの間隔より大きいことで、比較的コストがかかるスケール部を片側のみとし、他方はマークのみとすることでコストがより安価に抑えられる。
また、特定マークは不連続を検出するためのマークであり、マーク検出手段は特定マークを検出すると不連続検知信号を出力することで、1ピッチ以上のマークのずれにも対応することができる。
また、マーク検出手段が無端ベルトの転写面内における副走査方向の中間位置近傍に配置されることで、駆動ローラ近傍での無端ベルトの大きい変形による影響を回避して、ベルト面内方向の変形の影響を最低限に抑制することができる。
当該カラー画像形成装置1では、図示のように給紙テーブル200上に装置本体100が載置されている。その装置本体100の上にはスキャナ300を取り付けると共に、その上に自動原稿給送装置(ADF)400を取り付けている。装置本体100内には、その略中央にベルト状の無端移動部材である中間転写ベルト10を有する転写装置20を設けており、中間転写ベルト10は駆動ローラ9と2つの従動ローラ15,16の間に張架されて図21において時計回りに回動するようになっている。
尚、図22に示すように、中間転写ベルト10には、ベルトテンションを調整するためのテンションローラ19を更に設けるようにしてもよい。
そして、上記帯電装置、露光装置、現像装置により各感光体上に形成された各色のトナー画像が、中間転写ベルト10上に直接重ね合わせて順次転写されていくようになっている。
一方、中間転写ベルト10の下側には、その中間転写ベルト10上のトナー画像を記録紙であるシートPに転写する転写部となる2次転写装置22を設けている。その2次転写装置22は、2つのローラ23,23間に無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡したものであり、その2次転写ベルト24が中間転写ベルト10を介して二次転写対向ローラ16に押し当たるようになっている。
そして、2次転写装置22のシート搬送方向下流側には、シートP上のトナー画像を定着する定着装置25があり、そこでは無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27が押し当てられている。
なお、2次転写装置22は、画像転写後のシートを定着装置25へ搬送する機能も果たす。また、この2次転写装置22は、転写ローラや非接触のチャージャを使用した転写装置であってもよい。その2次転写装置22の下側には、シートの両面に画像を形成する際にシートを反転させるシート反転装置28を設けている。
このカラー画像形成装置1によってカラーコピーをとるときは、自動原稿給送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。また、手動で原稿をセットする場合には、自動原稿給送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、自動原稿給送装置400を閉じてそれを押える。
そのレジストローラ49は、中間転写ベルト10上の合成カラー画像に合わせた正確なタイミングで回転を開始し、一旦停止状態にあったシートPを中間転写ベルト10と2次転写装置22との間に送り込む。そして、そのシートP上に2次転写装置22でカラー画像が転写される。
また、両面コピーモードが選択されているときには、片面に画像を形成したシートPを切換爪55によりシート反転装置28側に搬送し、そこで反転させて再び転写位置へ導き、今度は裏面に画像を形成した後に、排出ローラ56により排紙トレイ57上に排出する。
ベルト搬送装置11は、駆動ローラ9、従動ローラ15、2次転写対向ローラ16に張架された中間転写ベルト(無端状ベルト)10を駆動モータ12によって作動させる装置である。駆動モータ12は、それに連結した減速機13を介して駆動ローラ9に接続され、駆動ローラ9を回転させることにより中間転写ベルト10を回動させる。また、上述の画像形成装置1に適用される中間転写ベルト10に適用する場合には、速度検出手段14によってベルト表面に形成されたマークをセンシングしてベルト表面速度を検知しながら駆動モータ12を制御することでベルト表面速度を一定に保つことができる。
図2は、前記ベルト搬送装置11の模式図を示し、ここでは駆動モータ12や減速機13などは省略してある。
図2において、速度検出手段14は速度センサ101,102として表わされており、中間転写ベルト10の搬送方向に直交する方向の2箇所に設置してある。図2では速度検手段としての速度センサを中間転写ベルト10の両端に設置した例を示したが、必ずしも両端である必要はない。
差分演算部107から出力された速度差信号から、傾き算出手段108によってベルト斜行量(ベルトスキュー量)が計算される。
図3(a)は、ベルト斜行の無いときのベルト搬送装置の模式図を示し、ベルトの走行方向(以下「副走査方向」という。)とベルトエッジが平行になっている状態を示している。図3(b)は、ベルトの斜行が始まりその斜行角度が徐々に変化している状態を示している。図3(c)は、ベルトの斜行角度が一定になり斜行が安定した状態を示している。
ここで、速度観測位置はベルトの走行方向に直交する方向(以下「主走査方向」という。)のベルト両端部分とし、観測される速度をそれぞれv1,v2とする。基準線A−Aはベルトの副走査方向に平行なラインとして示してある。
ここで、図3(b)のようにベルトの斜行角度が徐々に変化しながら、図3(c)のように斜行角度θが安定した状態に移行する場合を考える。図3(b)の徐々に斜行角度が変化している状態では、図4のようにv1は増加し、v2は減少する。図3(c)のように角度θで斜行角度が一定になれば、v1,v2は、図4(c)のように同じ速度に戻っていく。
図4のようにベルト斜行によってベルトの2点間の速度変化が生じるため、その速度差を観測することによって、ベルト斜行の変化が観測できる。
以上のようにして、ベルトの主走査方向の2点間の速度差によって「斜行の変化」、移動距離の差によって「斜行角度」が得られることが分かる。
本実施例では、矢印で示された中間転写ベルト10の副走査方向にわたり所定間隔で連続するように該中間転写ベルト10上に設けられた複数のマーク201からなるスケール部202と、前記スケール部202のマーク201を読み取るマーク検出手段203,204と、上記マーク検出手段203,204の出力によって前記中間転写ベルト10の移動速度または移動距離を算出する算出手段により構成されている。
ベルトを搬送する各ローラの傾き等の影響により、画像転写面において中間転写ベルト10は角度θで傾いた方向に搬送されている。このため、図10に示すように、画像転写面に形成される画像が角度θで傾くとともに、各像担持体に形成される画像(イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk))の中間転写ベルト上の転写位置は主走査方向にずれる。その結果、画像歪みやカラー画像における色ずれが発生する。
L×sinθ2−L×sinθ1=t2×V−t1×V の関係が成り立つ。
ここで、θ1,θ2は微小な角度であるため、sinθをθとして、
L×θ2−L×θ1=t2×V−t1×V となる。
よって、画像形成位置の調整後に変化した角度変化(θ2−θ1)は、
θ2−θ1=(t2−t1)V/L となる。これから、ベルト速度検出手段203,204での検出信号の位相差の変化(t2−t1)を用いて、角度変化(θ2−θ1)を求めることができる。
本実施例では、前記の実施例とは異なり、中間転写ベルト10の両端に設けたマークのうち、一方は連続したピッチで構成されるマーク201からなるスケール部202であり、他方は、いずれかのマーク201の位置に対応する、大きめの間隔を置いた同一の特定のマーク201のみで構成されている。いずれかのスケール部202のマーク201と特定のマーク201は主走査方向上に位置し、対応しているので、特定のマーク201とスケール部202のマーク201とのずれが1ピッチ以内であれば、これらの速度差または時間差をセンサ204,203で計測し、第2実施例と同様にして中間転写ベルト10の斜行角度を検出することができる。
これにより、比較的コストがかかるスケールを片側のみとし、他方はマークのみとすることでコストがより安価に抑えられる。
本発明では、中間転写ベルト10へのマーク形成方法として、一定間隔で連続する複数のマーク201が形成された可撓性部材としての樹脂テープを、ベルトの無端移動方向一側部に接着する方法を採用している。この方法のほか、ベルトの成形時にマーク201を同時に成形する方法もあるが、この方法ではベルト全体の収縮率が不均一であるときにマーク間隔を一定にできない。しかし、本発明の接着方法によれば、ベルトの収縮率が不均一であっても、これがマークの間隔に影響することはなく、マーク間隔を一定にできる。しかし、ベルトの製造時の公差により、製造されるベルトによってベルト周長が異なる。その結果、図示のように、樹脂テープの先端と後端をつなぐ部分に他と異なる間隔の継ぎ目251が発生する。
また、マーク検出手段203からスケール部202までの距離を一定に保つためにも、中間転写ベルト10にスケール部202が重ならないように、継ぎ目251の箇所ではスケール部202の両端部を離して貼り付ける必要がある。
本実施例では1ピッチ以上のマークのずれにも対応することができ、マークのカウントも不要になる。
本実施例では、スケール部202のマーク201は主走査方向に一定の大きさで形成されており、マーク検出手段203,204からの光ビーム220,221には主走査方向の広がりを持たせてある。そして、図15に示すように基準の検出位置をマーク201に対して、左側のマーク検出手段203(以下「センサL」という。)は左に、右側のマーク検出手段204(以下「センサR」という。)は右にずらして配置されている。
いわゆるベルト寄りが生じると、ベルト位置によってマークの検知幅が変化するため、左右のセンサL,Rでの受光光量も変化し、従って、これらセンサの信号強度も変化するため主走査方向のベルト位置変化を検出することが可能となる。
このようにセンサRとLの信号強度を比較することによって、中間転写ベルト10の主走査方向の位置、すなわちベルト寄りが検出できる。
本実施例では、マークセンサの受光素子207の代わりにイメージセンサ241を利用しており、図17は、イメージセンサ241を利用するときのセンサ部の模式図を示している。LEDなどの光源から放出された光ビームはスケール部に当たり、そこで反射し、反射光はイメージセンサ241で受光され、受光量に応じた強度の信号が出力され、信号処理部を経て、位置演算部でベルトの位置データが出力される。図18は、撮像素子としてラインセンサ241を用いたときのマーク201とラインセンサ241の配置を示す。
また、図15に示すように、基準の検出位置をスケールのマーク201に対して、左側のセンサLは左に、右側のセンサRは右にずらしてセンシングを行えば、マーク201の主走査方向の位置を直接読み取ることができる。
また、中間転写ベルト10の搬送に伴い、各マーク201がラインセンサ241に対向し、検知される周期により、各マーク201の副走査方向の移動が検出される。この情報により中間転写ベルト10の副走査方向の速度も検出できる。
しかし、主走査方向に複数の検出パターンを設け、検出パターン未形成部を補完するように配置し、マーク検出手段を適宜選択することで、中間転写ベルトの全周にわたってマーク検出をすることが可能となる。具体的には、一定間隔のマークをベルト上に設置する開始位置をずらすことで、他のマークの間隔と異なる、最初と最後のマークの間隔のギャップ部分の位置を副走査方向にずらしてもよい。このように主走査方向に複数の検出パターンを設けることで、ギャップ部分の長さだけ中間転写ベルト全周長よりも短いマークを形成することができる。これにより、マーク形成が容易となり、コスト低減の効果をもたらす。また、検出マーク形成の作業が容易となり、高精度なマーク形成が可能になる。
このとき、マーク検出手段203,204の検出信号(マーク検出手段203,204からの検出信号を切り替え手段により切り替えた検出信号)から中間転写ベルト10の位置を演算する回路を設けることで、この回路からの信号を、マーク検出手段203,204からの検出信号を平均化した信号または一方が他方を補完した信号として、中間転写ベルト10の速度制御およびベルト寄り補正に用いることができる。
中間転写ベルトの角度変化に対応して主走査方向の画像形成位置を補正するための補正手段としては、ステアリングローラ以外のローラをステアリングローラと同様の構成動作により傾斜させる方法や、感光体上に潜像を形成する光書込み手段の光路中に光軸角度変更手段を設けて感光体上の潜像形成位置を変化させる手段等がある。ここで、ステアリングローラ以外のローラを傾斜させてベルト斜行を補正する場合、ベルト斜行を補正することでベルト寄りが変化し、ベルト寄りを補正することでベルト斜行が変化するため、複雑な制御を行う高機能制御系が必要となり、コストが増大する問題がある。また、光書込み手段の光路中に光軸角度変更手段を設ける場合も高精度で信頼性の高い光学手段を具備する必要があり、コストが増大する。
中間転写ベルト10は、複数のほぼ平行なローラにより張架されており、その中の1つの駆動ローラ9によりベルト搬送方向に駆動される。駆動ローラ9および従動ローラ15、2次転写対向ローラ16は、所定位置に固定されているのに対し、テンションローラ19の回転軸の両端は矢印方向に付勢され、中間転写ベルト10はほぼ一定のテンションで張架されている。
また、中間転写ベルト10に生じた寄り、つまり主走査方向の移動を補正する補正ローラ29が設けられている。補正ローラ29の回転軸の一端は、ピボット軸受等で回転軸の直行方向に揺動可能に支持され、他端はアクチュエータ37により矢印方向に往復移動可能に支持されている。
10 中間転写ベルト
15 従動ローラ
16 2次転写対向ローラ
29 ベルト寄り補正ローラ
201 マーク
202 スケール部
203,204 マーク検出手段、ベルト斜行検出手段
Claims (17)
- 複数のローラに張架された無端状ベルトと、
いずれか1つのローラに連結しこれを駆動させる駆動手段と、
前記無端状ベルトの走行方向と直交するベルトの幅方向の複数個所に配置され、該無端状ベルトの搬送速度を検出するベルト速度検出手段と、
前記複数のベルト速度検出手段によりそれぞれ検出されたベルト搬送速度の差から前記無端状ベルトの走行方向における傾きを算出するベルト傾き算出手段とからなることを特徴とするベルト搬送装置。 - 複数のローラに張架された無端状ベルトと、
いずれか1つのローラに連結しこれを駆動させる駆動手段と、
前記無端状ベルトの走行方向と直交するベルトの幅方向の複数個所に配置され、該無端状ベルトの搬送距離を検出するベルト搬送距離検出手段と、
前記複数のベルト搬送距離検出手段によりそれぞれ検出されたベルト搬送距離の差から前記無端状ベルトの走行方向における傾きを算出するベルト傾き算出手段とからなることを特徴とするベルト搬送装置。 - 請求項1記載のベルト搬送装置において、
前記ベルト速度検出手段は、
前記無端状ベルトにその走行方向に所定間隔で連続的に設けられたマークからなるスケール部と、
前記スケール部のマークを検出するマーク検出手段と、
前記マーク検出手段の検出結果に基づいて前記無端状ベルトの速度を算出するベルト速度算出手段とからなることを特徴とするベルト搬送装置。 - 請求項2記載のベルト搬送装置において、
前記ベルト搬送距離検出手段は、
前記無端状ベルトにその走行方向に所定間隔で連続的に設けられたマークからなるスケール部と、
前記スケール部のマークを検出するマーク検出手段と、
前記マーク検出手段の検出結果に基づいて前記無端状ベルトの移動距離を算出するベルト移動距離算出手段とからなることを特徴とするベルト搬送装置。 - 請求項3または4記載のベルト搬送装置において、
前記ベルト傾き算出手段は、前記複数のマーク検出手段からそれぞれから得られたマーク検知信号の時間差と、前記ベルト速度算出手段または前記ベルト移動距離算出手段により算出された結果に基づいて前記無端状ベルトの走行方向に対する傾きを算出することを特徴とするベルト搬送装置。 - 請求項5記載のベルト搬送装置において、
前記スケール部は、前記無端状ベルトの走行方向と直交するベルト幅方向の両端部に設けられており、
前記マーク検出手段は、前記スケール部に対応するようにベルト幅方向の両端部に設けられていることを特徴とするベルト搬送装置。 - 請求項6記載のベルト搬送装置において、
前記マーク検出手段は、前記無端状ベルトの走行方向の長さの中間位置の近傍に配置されていることを特徴とするベルト搬送装置。 - 請求項6または7記載のベルト搬送装置において、
前記無端状ベルトのベルト幅方向の一方端部に設けられた前記スケール部のマークの間隔と他方端部に設けられた前記スケール部のマークの間隔がそれぞれ略同一であることを特徴とするベルト搬送装置。 - 請求項6または7記載のベルト搬送装置において、
前記無端状ベルトのベルト幅方向の一方端部に設けられる前記マークの間隔が、他方端部に設けられる前記マークの間隔よりも大きいことを特徴とするベルト搬送装置。 - 請求項6または7記載のベルト搬送装置において、
前記無端状ベルトのベルト幅方向の一方端部に設けられる前記スケール部にはマークの間隔が異なる単一または複数のマーク間隔不連続部分を設けられており、他方端部には該マーク間隔不連続部分に対応する位置に前記一方端部に設けられるマークと異なる特定マークが設けられることを特徴とするベルト搬送装置。 - 請求項10記載のベルト搬送装置において、
前記特定マークは前記マーク間隔不連続部分を検出するためのマークであり、前記マーク検出手段は前記特定マークを検出すると不連続検知信号を出力することを特徴とするベルト搬送装置。 - 請求項1乃至11のいずれか1項に記載のベルト搬送装置において、
前記無端状ベルトの走行方向と直交するベルトの幅方向の複数個所に配置され、該無端状ベルトのベルト幅方向の位置を検出するベルト寄り検出手段を有することを特徴とするベルト搬送装置。 - 請求項12記載のベルト搬送装置において、
前記ベルト寄り検出手段は、
前記無端状ベルトにその走行方向に所定間隔で連続的に設けられたマークからなるスケール部と、
前記スケール部のマークを検出するマーク検出手段と、
前記マーク検出手段の検出結果に基づいて前記無端状ベルトのベルト幅方向の位置の変化を算出するベルト寄り量算出手段とからなることを特徴とするベルト搬送装置。 - 請求項12または13記載のベルト搬送装置において、
前記ベルト寄り検出手段からの検出結果に基づいて前記無端状ベルトをベルト幅方向に移動させるベルトの寄りを補正するベルト寄り補正手段を有することを特徴とするベルト搬送装置。 - 請求項3乃至14のいずれか1項に記載のベルト搬送装置において、
前記マーク検出手段は、1次元または2次元のセンサであることを特徴とするベルト搬送装置。 - 複数の感光体と、該感光体上に潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像形成手段により形成された潜像を可視化する現像手段と、前記感光体上に形成された可視像を一次転写する中間転写体と、該中間転写体上に転写された転写像を記録媒体に転写する二次転写手段とを備えた画像形成装置において、
前記中間転写体を請求項1乃至15のいずれか1項に記載のベルト搬送装置としたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項16記載の画像形成装置において、
前記感光体上に形成される潜像の主走査方向位置を補正する潜像形成位置補正手段をさらに有し、
該潜像形成位置補正手段は、前記ベルト傾き算出手段の算出結果に基づき前記感光体上に形成される潜像の形成位置を補正することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009061363A JP2010217301A (ja) | 2009-03-13 | 2009-03-13 | ベルト搬送装置および画像形成装置 |
US12/659,564 US8351830B2 (en) | 2009-03-13 | 2010-03-12 | Belt conveying device and image forming apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009061363A JP2010217301A (ja) | 2009-03-13 | 2009-03-13 | ベルト搬送装置および画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010217301A true JP2010217301A (ja) | 2010-09-30 |
Family
ID=42976263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009061363A Pending JP2010217301A (ja) | 2009-03-13 | 2009-03-13 | ベルト搬送装置および画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010217301A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016006452A (ja) * | 2014-06-20 | 2016-01-14 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 定着装置および画像形成装置 |
JP2018010255A (ja) * | 2016-07-15 | 2018-01-18 | 株式会社リコー | ベルト装置、定着装置および画像形成装置 |
JP2021059074A (ja) * | 2019-10-08 | 2021-04-15 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、制御プログラム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06266239A (ja) * | 1993-03-17 | 1994-09-22 | Fujitsu Ltd | カラー像形成装置 |
JP2004029133A (ja) * | 2002-06-21 | 2004-01-29 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
-
2009
- 2009-03-13 JP JP2009061363A patent/JP2010217301A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06266239A (ja) * | 1993-03-17 | 1994-09-22 | Fujitsu Ltd | カラー像形成装置 |
JP2004029133A (ja) * | 2002-06-21 | 2004-01-29 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016006452A (ja) * | 2014-06-20 | 2016-01-14 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 定着装置および画像形成装置 |
JP2018010255A (ja) * | 2016-07-15 | 2018-01-18 | 株式会社リコー | ベルト装置、定着装置および画像形成装置 |
JP2021059074A (ja) * | 2019-10-08 | 2021-04-15 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、制御プログラム |
JP7413705B2 (ja) | 2019-10-08 | 2024-01-16 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、制御プログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8351830B2 (en) | Belt conveying device and image forming apparatus | |
JP4884151B2 (ja) | 位置検知装置、速度検出装置、移動制御装置、ベルト搬送装置、回転体駆動装置、および画像形成装置 | |
JP4429895B2 (ja) | 無端移動部材駆動制御装置及び画像形成装置と無端移動部材の移動速度制御方法 | |
EP1424609A2 (en) | Color shift correcting method, optical writing device and image forming apparatus | |
JP4885072B2 (ja) | 位置検出装置、および画像形成装置 | |
JP4651363B2 (ja) | 無端移動部材駆動制御装置及び画像形成装置と無端移動部材の移動速度制御方法 | |
JP5509778B2 (ja) | ベルト搬送装置と画像形成装置 | |
JPH09175687A (ja) | ベルト搬送装置 | |
JP5102518B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4390633B2 (ja) | 無端移動部材搬送装置および画像形成装置 | |
JP2006154162A (ja) | ベルト速度制御装置、プログラム、画像形成装置及びベルト速度制御方法 | |
JP2010217301A (ja) | ベルト搬送装置および画像形成装置 | |
JP5073366B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5510272B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2008129518A (ja) | ベルト移動装置及び画像形成装置 | |
JP4654708B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009186495A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5321274B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005345359A (ja) | 走行体マークセンサ、回転体駆動装置及び画像形成装置 | |
JP5257169B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5640755B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009020172A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4300084B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009180884A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2010191349A (ja) | 位置検出装置と画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20120228 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120622 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20130305 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130702 |