JP4635126B2 - 吸収体物品 - Google Patents
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Description
しかしながら、股下部が狭窄であるため、従来の吸収体物品は、着用時、着用者に不快感を与えるという問題を有していた。この不快感は、吸収体が体液を吸収して膨潤した後において顕著であった。
また、従来の吸収体物品は、尿道口(外尿道口)および肛門を覆う構造であるため、尿と便(大便)とを分離して処理することが困難である。吸収体物品の使用中に尿と便とが混じり合うと、かぶれ、臭い等が生じるという問題がある。
前記二つの袋部のそれぞれに少なくとも1層配置された、高吸水性樹脂を含有し体液を吸収しうる吸収体と、
前記二つの袋部のそれぞれに配置された前記吸収体の間にわたって配置された、開孔と体液を移動させるための流路とを有する第1ガイドシートと、
前記第1ガイドシートの上側に、着用時に着用者の尿道口の両側に位置するように、左右に離間して設けられた二つのクッション性帯状体と
を具備する吸収体物品。
図1は、本発明の吸収体物品の例を示す模式図である。図1(A)は平面図であり、図1(B)は図1(A)中のIB−IB線に沿った横端面図である。図1(A)においては、スキンコンタクトシート80は省略してある。
なお、添付した図面中の各平面図においては、図の上側に吸収体物品等の前側が位置するように図示してある。
また、前記樹脂のフィルムを用いる場合には、感触や外観を向上させるために、フィルムと不織布との複層シートとして用いることもできる。この場合、不織布としては、比較的低目付のSB、SMS、サーマルボンド不織布等が好適に用いられる。
シート部20の形状は、特に限定されない。シート部20は、図1に示されるように、ほぼ平面状であってもよく、折り曲げられていてもよい。
二つの袋部30は、シート部20の上側に左右に離間して設けられており、開口部が対向した状態で設けられる。二つの袋部30は、左右対称であるのが好ましい。
また、二つの袋部30は、前部および/または後部において、連結されていてもよい。図1に示される実施形態においては、二つの袋部30は、後部において連結されている。
シート状吸収体の中でも、SAPを50質量%以上、好ましくは60〜95質量%含有する高吸水性シートであるのが好ましい。
高吸水性シートは、SAPを主成分とする極薄のシート状吸収体であれば、構成や製造方法を特に限定されない。
例えば、Air Laid法で得られる高吸水性シートが挙げられる。Air Laid法は、粉砕した木材パルプとSAPとを混合し、結合剤を添加してシート状に成形して高吸水性シートを得る方法である。この方法で得られる高吸水性シートとしては、例えば、米国レオニヤ(Rayonier)社製のNOVATHIN(米国登録商標)、王子キノクロス社製のB−SAPが知られている。
また、SAPの分散スラリーを不織布等の体液透過性シートの上にコーティングする方法で得られる高吸水性シートも挙げられる。ここで、SAPの分散スラリーは、SAPとミクロフィブリル化セルロース(MFC)とを、水とエタノールとの混合溶媒に分散させたものであるのが好ましい。この方法で得られる高吸水性シートとしては、例えば、(株)日本吸収体技術研究所製のMegaThin(登録商標)が知られている。
そのほかに、例えば、起毛状不織布にSAPを大量に担持させ、ホットメルトバインダー、エマルションバインダー、水性繊維等で固定する方法で得られる高吸水性シート、繊維状SAPをPET(ポリエチレンテレフタレート)繊維と混合してウェブ状に成形する方法で得られる高吸水性シート、SAP層の上下をティッシュで挟んだSAPシートが挙げられる。
また、高吸水性シートは、折りたたんだ状態で袋部30に配置することもできる。
第1ガイドシート50は、開孔と体液を移動させるための流路とを有する。着用者の尿道口mから防漏体10の二つの袋部30の間(以下「体液受容領域」という。)に排出された尿は、第1ガイドシート50の開孔を通ってその下側に移動し、更に、第1ガイドシート50の流路を通って、速やかに吸収体40に移動する。したがって、着用者は股下部において不快感を感じない。
吸収体物品を使用する際、着用者の姿勢、着用位置等により、二つの袋部に配置される吸収体に吸収される体液の量が大幅に偏ってしまうことがある。このような場合、本発明の吸収体物品がガイドシートを有すると、体液を多く吸収した吸収体から少ない方へと、体液が移動し、その結果、偏りが緩和される。これにより、吸収体物品の実質的な体液吸収量および使用可能時間が長くなる。
開孔凹凸シート部材は、凹部と凸部を有する凹凸面を少なくとも一つの面として有する。開孔凹凸シート部材においては、多数の凹部が連なって体液の流路として機能する。開孔凹凸シート部材は、凸部が使用時に多少つぶれたとしても、体液の流通が阻害されないという利点を有する。
また、開孔凹凸シート部材においては、開孔も体液の流路として機能する。
本発明においては、開孔凹凸シート部材を、開孔の広い方の面(図2中、見えていない面)を着用者側にして用いるのが好ましい。後述するように、第1ガイドシート50に供給された体液は、開孔を通じて第1ガイドシート50の下側に移動した後、吸収体40へと移動する。したがって、開孔凹凸シート部材を、開孔の広い方を着用者側(上側)にすると、下側に凹部の連なりができ、体液の流路として十分に機能を発揮する。
開孔凹凸シート部材の具体例としては、本発明者が国際公開第02/065965号パンフレットにおいて提案したものが挙げられる。
また、PP、PEまたはPETのスパンボンド不繊布、PPのサーマルポンド不繊布、PE/PETのスルーエア不織布等の合繊不織布を界面活性剤等で表面処理することにより親水化した不繊布も挙げられる。
開孔凹凸シート部材と親水性拡散シートとは、単に重ね合わせて積層してもよく、ホットメルト、熱ラミネート等により複合化してもよい。
親水性拡散シートと体液不透過性シートとは、単に重ね合わせて積層してもよく、ホットメルト、熱ラミネート等により複合化してもよい。
また、親水性拡散シートを用いずに、開孔凹凸シート部材と体液不透過性シートとを組み合わせて用いてもよい。図1においては、開孔凹凸シート部材からなる第1ガイドシート50の下側に体液不透過性シート55が積層されている。
開孔凹凸シート部材と体液不透過性シートとは、単に重ね合わせて積層してもよく、ホットメルト、熱ラミネート等により複合化してもよい。
図3に示される二つのクッション性帯状体60は、いずれも、左右方向の幅がaであり、前後方向の長さがbであり、上下方向の高さがcであり、また、両者の距離はdである。
二つのクッション性帯状体60の幅aは、5mm以上であるのが好ましく、10〜50mmであるのがより好ましい。上記範囲であると、着用者の体表面をより安定的に支持することができる。
二つのクッション性帯状体60の長さbは、20mm以上であるのが好ましく、50〜150mmであるのがより好ましい。上記範囲であると、着用者の体表面をより安定的に支持することができる。
二つのクッション性帯状体60の高さcは、着用時に本発明の吸収体物品が逆V字型に変形したときに、尿道口と接触しない程度にする必要がある。したがって、高さcは、クッション性帯状体60のクッション性により適宜選択する必要があるが、一般的に、2mm以上であるのが好ましく、5mm以上であるのがより好ましい。上記範囲であると、着用者の体表面をより安定的に支持することができる。また、コストの点で、15mm以下であるのが好ましい。
上記範囲であると、尿道口が吸収体物品に接触することを確実に防止することができる。また、小陰唇が吸収体物品に接触することも防止することができる。尿道口および小陰唇が非接触で保たれると、尿道口への圧迫感がなく、尿の排出状態に影響を与えないうえに、敏感な部分への圧迫がなく、不快感がない。また、かぶれも生じにくい。更に、着用時に本発明の吸収体物品が逆V字型に変形したときに、高さcをあまり高くしなくても非接触の状態を保つことができる。
スキンコンタクトシートは、体液透過性であれば特に限定されず、従来トップシートとして用いられてきた公知のものを用いることができる。具体的には、例えば、PP不織布、PET不織布、PE不織布等の合成繊維の不織布を用いることができる。また、レーヨン、コットン等の親水性繊維と合成繊維とを混合してなる乾式不織布を用いることもできる。
スキンコンタクトシート80は、着用者の体表面に直接接触する部分にのみ配置すればよい。具体的には、防漏体10の二つの袋部30の間に配置されるのが好ましい。例えば、図1(B)に示されるように、二つのクッション性帯状体60の上にわたって配置する。または、後述する図5(B)に示されるように、二つの第2ガイドシート70の上にわたって配置する。
周縁部形態保持材90は、二つの袋部30の開口部の上部の周縁の形態を保持させる機能を有する。これにより、二つのクッション性帯状体60の間の空間に排出された尿が、二つのクッション性帯状体60の上側を通って二つの袋部30の内部へと移動することが容易になる。また、着用時に着用者の性器が二つの袋部30の開口部の上部の周縁の間に収容されて、ずれにくくなる。これにより、尿が体液受容領域の外側に漏れることが防止される。更に、着用時に、上記周縁において、不均一で大きな凹凸が生じることを防止することができる。
周縁部形態保持材90の材料としては、クッション性(弾性)と、ある程度の厚さがあるのが好ましい。例えば、発泡体(例えば、PU、PP、PP/EVA製)、合成ゴムシート、伸縮性弾性フィルム、ゴムフィラメント、ポリウレタンフィラメントが好適に挙げられる。
図4は、本発明の吸収体物品の作用を説明する模式図である。図4(A)は吸収体物品の斜視図であり、図4(B)は図4(A)中のIVB−IVB線に沿った横断面図である。なお、図4においては、本発明の吸収体物品100の構成部材のうち、第1ガイドシート50、クッション性帯状体60および体液不透過性シート55のみを示している。
そして、着用者の尿道口mから、第1ガイドシート50の上側の中央部に排出された尿は、第1ガイドシート50と二つのクッション性帯状体60とにより、安定的に形成された空間に一時的に貯留される。
その後、尿は、図4中、矢印で示されるように、いくつかの経路を通って両側の袋部30へと流れていく。
第1の経路は、第1ガイドシート50の開孔を通って第1ガイドシート50の上側から下側へと移動し、重力に従って、第1ガイドシート50の流路を通って、クッション性帯状体60の下を通過し、更に、外側へと移動する経路である。
第2の経路は、第1ガイドシート50の上側から、重力に従って、クッション性帯状体60の上を通過し、更に、外側へと移動する経路である。
ここで、尿は、これらのような左右の移動とともに、尿道口mから排出された直後に第1ガイドシート50の上側に一時的に貯留されている際や、第1ガイドシート50の流路やクッション性帯状体60の上側を流れている際において、前後にも移動する。
また、本発明の吸収体物品は、尿道口の周辺だけを覆う構造であればよいため、尿と便とを分離して処理することができる。
更に、本発明の吸収体物品において、二つの袋部の開口部の上部の周縁の少なくとも一部に、更に、周縁部形態保持材を有する場合には、尿が体液受容領域の外側に漏れることが防止され、確実に袋部へと流れ、吸収体に吸収される。
図5は、本発明の吸収体物品の他の例を示す模式図である。図5(A)は部分切欠平面図であり、図5(B)は図5(A)中のVB−VB線に沿った横端面図である。図5(A)においては、スキンコンタクトシート80は省略してある。
第2ガイドシート70は、体液を移動させるための流路を有するものであれば特に限定されない。例えば、開孔凹凸シート部材、凹凸シート部材、溝状構造を有するシート部材、不織布シート部材が挙げられる。これらは、単独でまたは2種以上を組み合わせて用いられる。
体液不透過性シート75は、第2ガイドシート70が開孔凹凸シート部材である場合に、尿が開孔凹凸シート部材(第2ガイドシート70)の開孔を通じて逆流することを防止する。特に、横臥位において、その効果が大きい。
溝状構造を有するシート部材は、例えば、熱成形性を有する体液不透過性のフィルムに流路として機能する溝状構造を熱成形で付与する方法により得られる。
凹凸シート部材は、凹部と凸部を有する凹凸面を少なくとも一つの面として有する。凹凸シート部材においては、多数の凹部が連なって体液の流路として機能する。凹凸シート部材は、凸部が使用時に多少つぶれたとしても、体液の流通が阻害されないという利点を有する。
凹凸シート部材の材料としては、例えば、PE、PP、PVA、ウレタン等の樹脂からなる体液不透過性のフィルムが挙げられる。
このような構造にすることにより、着用時に着用者の性器(外生殖器および陰毛)が二つの袋部30の開口部の上部の周縁の間に収容されやすくなる。これにより、尿が体液受容領域の外側に漏れることがより効果的に防止される。
また、このような構造にすることにより、袋部30の開口部の上部と第2ガイドシート70との間隔が広くなるため、尿が左右に流れやすくなり、吸収が速くなる。
このように二つの袋部30の開口部の上部の周縁を内側に向けて持ち上げる方法は、特に限定されず、例えば、図5(A)に示されるように、周縁をギャザー状にする方法が好適に挙げられる。
着用者の尿道口mから、第1ガイドシート50の上側の中央部に排出された尿は、図8中、矢印で示されるように、いくつかの経路を通って両側の袋部30へと流れていく。
第1の経路は、吸収体物品100における第1の経路と同じである。
第2の経路は、第1ガイドシート50の上側から、重力に従って、第2ガイドシート70の面の上側および流路を通って、クッション性帯状体60の上を通過し、更に、外側へと移動する経路である。吸収体物品200においては、第2ガイドシート70を有するので、吸収体物品100と比べて、第2の経路による移動が容易となっている。したがって、尿の拡散および吸収の速度がより優れる。
ここで、尿は、これらのような左右の移動とともに、尿道口mから排出された直後に第1ガイドシート50の上側に一時的に貯留されている際や、第1ガイドシート50の流路や第2ガイドシート70の面の上側または流路を流れている際において、前後にも移動する。
袋部30へと流れた尿は、吸収体41に吸収される。吸収体41の吸収速度を超える速度で尿が供給された場合は、吸収体41に吸収されなかった尿が一旦袋部30の中に貯留され、その後、吸収体41に吸収されることとなる。
また、着用者の体位等により、尿の供給量が左右方向で大きく異なった場合、尿は吸収体41をつたって左右方向へ移動して吸収体41に吸収される。
本発明の吸収体物品100は、立位および座位では、前側が上、後側が下になるので、尿が体液受容領域の前側から漏れることはほとんどないが、横臥位および伏臥位においては、前側が下、後側が上になりうるので、尿が体液受容領域の前側から漏れるおそれがある。
本発明の吸収体物品200における前方防漏部110は、尿が体液受容領域の前側から漏れることを防止する。
前方防漏部110の内部には、二つの袋部30へ体液を移動させるためのガイドシートが配置されているのが好ましい。ガイドシートは、図5(A)に示されるように、第1ガイドシート50が延長されたものであってもよい。
吸収体115としては、上述した吸収体40と同様のものを用いることができる。
このように袋部からなる前方防漏部110の開口部の上部の周縁を上方に立ち上げる方法は、特に限定されず、例えば、周縁をギャザー状にする方法が好適に挙げられる。この場合、二つの袋部30の周縁とは別にギャザー状になっていてもよく、図5(A)に示されるように、二つの袋部30の周縁から連続的にギャザー状になっていてもよい。
また、袋部からなる前方防漏部110は、柔軟に構成されるのが、体表面に密着しやすくなる点で好ましい。
後方体液ストップ部材120の材料としては、全体として液不透過性であれば特に限定されず、例えば、発泡体(例えば、PU、PP、PP/EVA製);発泡体を芯とし、周囲を親水性素材で被覆した材料;発泡体を芯とし、周囲を親水性素材で被覆し、更に、その周囲を不織布または体液不透過性シートで被覆した材料が挙げられる。体液不透過性シートで被覆する場合、体液不透過性シート75を延長して被覆させることもできる。
後方体液ストップ部材120は、図5(A)に示されるように、その両端部が二つの袋部30の中まで延在していてもよい。また、後方体液ストップ部材120の両端部は、二つの袋部30の中の任意の位置まで延在することができる。
図9は、本発明の吸収体物品の別の実施形態の作用を説明する模式的な斜視図である。なお、図9においては、吸収体物品の構成部材のうち、第1ガイドシート50、クッション性帯状体62、第2ガイドシート70ならびに体液不透過性シート55および75のみを示している。
図9に示される実施形態は、図5に示される実施形態のクッション性帯状体60をクッション性帯状体62に置換したものである。二つのクッション性帯状体62は、それぞれ前部、中部および後部の三つの部分に分かれており、前部と中部との間および中部と後部との間の空間は、尿が流れることができるような貫通路となっている。
図9に示される実施形態においては、第1ガイドシート50の上側の中央部に排出された尿が、重力に従って、貫通路を通って、外側へと移動するという第3の経路を有するため、尿の吸収速度がより速くなる。
なお、図9に示される実施形態においては、クッション性帯状体62が三つの部分に分かれているが、本発明においては、単にクッション性帯状体に貫通孔を設け、これを尿が流れる貫通路として機能させてもよい。
図10に示される実施形態は、図5に示される実施形態のクッション性帯状体62をクッション性帯状体64に置換し、更に、体液不透過性シート75を体液不透過性シート77に置換したものである。
二つのクッション性帯状体64は、貫通路の位置が中央から遠い位置にずれている以外は、クッション性帯状体62と同じである。
体液不透過性シート77は、二つの体液不透過性シート75が前後の両端で連結されて一体化し、かつ、前後の両端で折り返され、クッション性帯状体64の前部および後部をそれぞれ被覆する形態となっている。
なお、図10に示される実施形態においては、体液受容領域の前側および後側が、第2ガイドシート70の下側に積層されている体液不透過性シート77により被覆されているが、本発明においては、第2ガイドシート70の下側に積層されている体液不透過性シートとは別の体液不透過性シートにより被覆されていてもよい。
本発明の吸収体物品において、二つの袋部の開口部の上部の周縁により規定される開口(以下、単に「開口」という。)は、着用者の性器を受け入れ、尿を受容する。これらの機能を十分に発揮させるためには、開口の大きさ、形状等を以下のようにするのが好ましい。
図11は、図1に示される本発明の吸収体物品の使用前および使用時の状態を示す模式図である。図11(A)は、図1(B)と同じであり、着用前における本発明の吸収体物品の模式的な横端面図である。図11(B)は、図11(A)に示される吸収体物品の模式的な平面図である。図11(C)は、着用時における、図11(A)に示される本発明の吸収体物品の模式的な横端面図である。図11(D)は、図11(C)に示される吸収体物品の模式的な平面図である。なお、図11において、スキンコンタクトシート80は省略してある。
本発明の吸収体物品は、着用前は、通常、図11(A)に示されるように、防漏体のシート部がほぼ平面状となっているが、着用時には、図11(C)に示されるように、逆V字型に折り曲げられる。その結果、着用前の開口の左右方向の幅Pは、幅P′まで拡がる(図11(B)および図11(D)参照。)。また、図1に示される本発明の吸収体物品のように、二つの袋部が連結されている場合には、開口の前後方向の長さQは、長さQ′まで縮まる(図11(B)および図11(D)参照。)。
幅Pは、尿を受容するという点で5mm以上であるのが好ましく、性器を受け入れるという点で25〜80mmであるのがより好ましい。
長さQは、小陰唇を受け入れるという点で50mm以上であるのが好ましく、70mm以上であるのがより好ましい。また、恥丘の上側(前側)の陰毛の生え際から、肛門の手前までの長さを超えないという点で、200mm以下であるのが好ましい。
開口の面積は、幅Pと長さQとにより決定されるが、2.5cm2以上であるのが好ましく、10〜50cm2であるのがより好ましい。
図12に好適な開口の形状の例を模式的に示す。図12に示される開口は、その形状を二つの袋部31の周縁部により規定されており、尿道口付近に相当する中央やや前側において幅が最も広くなっており、それより前および後においては、狭くなっている。幅は、最も広くなっている部分では、45〜100mmであるのが好ましく、前部では0〜150mmであるのが好ましく、後部では10〜60mmであるのが好ましい。
図13に好適な開口の形状の他の例を模式的に示す。図13に示される開口は、その形状を二つの袋部32の周縁部と、前方体液ストップ部材121および後方体液ストップ部材120″とにより規定されており、その幅および長さは一定である。図13においては、前方体液ストップ部材121および後方体液ストップ部材120″は、二つの袋部32と連結されており、二つの袋部32を緩やかに拘束している。
図13における開口は、例えば、長さが200mm程度である場合、幅が30mm程度であると、着用時には開口の中央部が60mm程度まで拡がるので、好ましい。
上述したように、本発明の吸収体物品は、周縁部形態保持材を有するのが好ましい。その配置は特に限定されない。
図14は、本発明の吸収体物品の他の例を示す模式的な平面図である。なお、図14(A)〜図14(D)においては、本発明の吸収体物品の構成部材のうち、防漏体および周縁部形態保持材のみを示している。
図14(A)に示される吸収体物品300においては、防漏体11の二つの袋部がその前部および後部において連結されてほぼ楕円形の開口を形成しており、その開口の周縁部の全周にわたって周縁部形態保持材92が配置されている。このように、二つの袋部の開口部の上部の周縁の少なくとも一部と、防漏体の二つの袋部の間の前側および後側を被覆する体液不透過性シートの上部の周縁の少なくとも一部とに、周縁部形態保持材を有するのは、本発明の好ましい態様の一つである。
図14(B)に示される吸収体物品301においては、防漏体12の二つの袋部がその前部および後部において連結されてほぼ長方形の開口を形成しており、その開口の周縁部の左右の部分に周縁部形態保持材93が配置されている。
図14(C)に示される吸収体物品302においては、防漏体13の二つの袋部がその後部において連結されて長方形の開口を形成しており、その開口の周縁部の左右の部分に周縁部形態保持材94が配置されている。このような態様は、例えば、前方防漏部が存在する場合に好適に用いられる。
図14(D)に示される吸収体物品303においては、防漏体14の二つの袋部がその前部および後部において連結されて三角形の開口を形成しており、その開口の周縁部の左右の二辺の部分にV字型に周縁部形態保持材95が配置されている。
周縁部形態保持材は、図15(A)に示される周縁部形態保持材96のように、防漏体の袋部33の開口部の上部の周縁の上側に設けられていてもよく、図15(B)に示される周縁部形態保持材97のように、防漏体の袋部33の開口部の上部の周縁の上側から下側にまたがるかたちで設けられていてもよく、図15(C)に示される周縁部形態保持材98のように、防漏体の袋部33の開口部の上部の周縁の下側に設けられていてもよい。
また、図15(D)に示される態様は、図15(C)に示される周縁部形態保持材98とは別に、周縁部からやや外側に立ち上がるように周縁部形態保持材99を設けたものである。
なお、これらを組み合わせて用いることもできる。例えば、開口の前部および後部において、図15(C)に示されるような周縁の下側に設けられ、開口の中央部において、図15(A)に示されるような周縁の上側に設けられた周縁部形態保持材が挙げられる。
図15(C)に示されるように、周縁部形態保持材の少なくとも一部が周縁の下側にあると、開口の周縁部とクッション性帯状体または第2ガイドシートとの間隔を広くすることができる点で好ましい。
図16(A)に示される吸収体物品400は、周縁部形態保持材を有さず、周縁部が立ち上がっていない。吸収体物品400は、尿道口mおよび小陰唇lと接触しておらず、大陰唇Lの中央部付近に周縁部が位置している。この態様においては、開口の周縁部と第2ガイドシート70との間隔が狭く、かつ、周縁部と大陰唇Lとの密着性が小さいので、第2ガイドシート70の上を流れて袋部30へと至る経路の途中で、尿が外に漏れるおそれがある。
図16(B)および図16(C)に示される吸収体物品200は、周縁部形態保持材91を有しており、周縁部が立ち上がっている。吸収体物品200は、尿道口mおよび小陰唇lと接触しておらず、大陰唇Lの外側に周縁部が位置している。この態様においては、開口の周縁部と第2ガイドシート70との間隔が広く、かつ、周縁部と大陰唇Lとの密着性が高いので、第2ガイドシート70の上を流れて袋部30へと至る経路の途中で、尿が外に漏れるおそれが極めて小さい。中でも、図16(B)に示される状態がより好ましい。
図16(D)に示される吸収体物品200は、周縁部形態保持材91を有しており、周縁部が外側に反り返っている。吸収体物品200は、尿道口mおよび小陰唇lと接触しておらず、大陰唇Lの外側に周縁部が位置している。この態様においては、開口の周縁部と第2ガイドシート70との間隔が広いので、第2ガイドシート70の上を流れて袋部30へと至る経路の途中で、尿が外に漏れるおそれが小さい。また、この態様は、周縁部が外側に反り返っているため、体表面との密着性が極めて高い。
上述したように、着用者が立位および座位で吸収体物品を使用する際には、排出された体液は重力に従って、左右の袋部に比較的安定的に移動し、吸収されるが、仰臥位、横臥位および伏臥位においては、尿が体液受容領域の前側から漏れるおそれがある。特に、横臥位および伏臥位においては、前側から漏れやすく、仰臥位においては、後側から漏れやすい。そこで、前方防漏部および後方体液ストップ部材を設けるのが好ましい。
前方防漏部が袋部と前方体液ストップ部材との組み合わせからなると、伏臥位等において、尿が前側へ勢いよく大量に流れ出した場合に、前方体液ストップ部材が尿の勢いを小さくし、これにより袋部へ移動する尿の量および速度を抑制される。また、伏臥位において、着用者の体重により袋部が押しつぶされないようにして、袋部の内部の空間を確保する機能も奏する。したがって、前方体液ストップ部材としては、クッション性材料を用いるのが好ましい。
図17(A)に示される後方体液ストップ部材120は、その左側面が図17(A′)に、その正面が図17(A″)に示されている。以下同様である。
図17に示されるように、後方体液ストップ部材として用いられる部材の形状は、特に限定されず、ロット状、棒状、ブロック状、これらを組み合わせた形状等とすることができる。
ここで、後方体液ストップ部材は、着用者の会陰部付近に位置するため、会陰部に密着するような形状が好ましい。具体的には、例えば、図17(C)、図17(D)、図17(E)、図17(F)のように、中央部が厚く、両側が薄い形状が好ましい。厚さは2〜25mmとするのが好ましい。上記範囲であると、会陰部の窪みに沿うため密着性が優れたものとなり、かつ、クッション性帯状体の着用者への密着性に影響を与えることがない。
図18(A)は図5(A)に示される後方体液ストップ部材120の正面図の一例であり、図18(A′)はその中心を通る縦断面図の一例である。
図18(A)に示される後方体液ストップ部材120は、芯がウレタンフォーム122からなり、その周囲が親水性素材124で被覆され、更に、その周囲のほぼ上半分が不織布126で被覆されている。ウレタンフォーム122の左右方向の長さは、親水性素材124の長さのおよそ2/3である。
また、図18(B)は、図18(A)で表される部材を左右に延長した形状の後方体液ストップ部材120′の正面図である。図18(B)に示される後方体液ストップ部材120′は、芯がウレタンフォーム122′からなり、その周囲が親水性素材124′で被覆され、更に、その周囲のほぼ上半分が不織布126′で被覆されている。ウレタンフォーム122の左右方向の長さは、親水性素材124の長さのおよそ1/3である。
このように、表面に親水性素材を用いることにより、尿を左右の袋部へ移動させる機能を持たせることもできる。
前方体液ストップ部材は、図19(A)〜図19(F)に示される前方体液ストップ部材131〜136のように、種々の形状とすることができる。また、開口も、図19(A)〜図19(F)に示される開口131′〜136′のように、種々の形状とすることができる。前方体液ストップ部材および開口の形状の組み合わせは、特に限定されない。
また、前方体液ストップ部材は、図19(G)に示される前方体液ストップ部材137のように、防漏体の袋部34の開口部の上部の周縁の上側に設けられていてもよく、図19(H)に示される前方体液ストップ部材138のように、防漏体の袋部34の開口部の上部の周縁の上側から下側にまたがるかたちで設けられていてもよく、図19(I)に示される前方体液ストップ部材139のように、防漏体の袋部34の開口部の上部の周縁の下側に設けられていてもよい。
後方体液ストップ部材は、前方体液ストップ部材と同様に、防漏体の袋部の開口部の上部の周縁の上側に設けられていてもよく、防漏体の袋部の開口部の上部の周縁の上側から下側にまたがるかたちで設けられていてもよく、防漏体の袋部の開口部の上部の周縁の下側に設けられていてもよい。
本発明の吸収体物品は、更に、便処理部を有するのが好ましい態様の一つである。
図20は、便処理部を有する本発明の吸収体物品の種々の例の模式的な平面図である。
図20(A)に示される吸収体物品101は、図1に示される吸収体物品100に、更に、便処理部140を設けたものである。便処理部140は、従来公知のおむつと同様の構成とすることができる。吸収体物品101においては、尿は前身頃部分で、便は後身頃部分の便処理部140で、完全に分離して処理する。
以下のようにして、本発明の吸収体物品および市販の吸収体物品を用いて、着用試験を行った。
1.吸収体物品
実施例としては、図5に示される本発明の吸収体物品を用いた。吸収体としては、SAPの分散スラリーを不織布の上にコーティングする方法で得られる高吸水性シート((株)日本吸収体技術研究所製のMegaThin(登録商標)、SAP目付量200g/m2)を用いた。
吸収体物品の各袋部における設計容積(最大容積)、高吸水性シートの含有量、設計脱水吸収量および設計自由吸収量を第1表に示す。なお、設計脱水吸収量および設計自由吸収量は、JIS K7223−1996の「高吸水性樹脂の吸収量試験方法」の規定に準じて行った。
着用者として、正常な排尿機能を持つ5人の日本人の女性健常者(年齢28才、30才、42才、57才および64才)に、上記実施例および比較例の吸収体物品を着用させた。その後、着用者に、立位、座位、伏臥位、仰臥位および横臥位の各体位を維持させ、尿漏れが発生するまで着用を続けさせた。
尿漏れが発生した時点(したがって、排尿回数は問わない。)で、吸収体物品を取り外させ、尿の吸収量を測定した。5人の平均吸収量を第3表に示す。
また、実施例の吸収体物品は、立位および座位においては、設計自由吸収量に近い吸収量を示し、伏臥位、仰臥位および横臥位においても、設計脱水吸収量を超える吸収量を示した。
20 シート部
30、31、32、33、34 袋部
40、41、115 吸収体
50 第1ガイドシート
51、74 突起
52 開孔
55、75、77 体液不透過性シート
60、62、64 クッション性帯状体
70 第2ガイドシート
71 シート部材
72 溝状構造
73 凹凸シート部材
80 スキンコンタクトシート
90、91、92、93、94、95、96、97、98、99 周縁部形態保持材
100、101、102、103、200、300、301、302、303、400
吸収体物品
110 前方防漏部
120、120′、122″ 後方体液ストップ部材
121、131、132、133、134、135、136、137、138、139
前方体液ストップ部材
122、122′ ウレタンフォーム
124、124′ 親水性素材
126、126′ 不織布
131′、132′、133′、134′、135′、136′ 開口
140、141、142 便処理部
m 尿道口
l 小陰唇
L 大陰唇
Claims (23)
- シート部と、前記シート部の上側に左右に離間して設けられた、開口部が対向する二つの袋部とを有する防漏体と、
前記二つの袋部のそれぞれに少なくとも1層配置された、高吸水性樹脂を含有し体液を吸収しうる吸収体と、
前記二つの袋部のそれぞれに配置された前記吸収体の間にわたって配置された、開孔と体液を移動させるための流路とを有する第1ガイドシートと、
前記第1ガイドシートの上側に、着用時に着用者の尿道口の両側に位置するように、左右に離間して設けられた二つのクッション性帯状体と
を具備する吸収体物品。 - 更に、前記二つのクッション性帯状体の上側に左右に離間して設けられた、前記二つのクッション性帯状体の内側縁部から前記二つの袋部の内部までそれぞれ延在する、体液を移動させるための流路を有する二つの第2ガイドシートを有する請求項1に記載の吸収体物品。
- 前記第2ガイドシートが開孔と体液を移動させるための流路とを有する請求項2に記載の吸収体物品。
- 前記第2ガイドシートの下側かつ前記クッション性帯状体の上側に、更に、体液不透過性シートが積層されている請求項3に記載の吸収体物品。
- 前記二つの袋部が左右対称である、請求項1〜4のいずれかに記載の吸収体物品。
- 前記吸収体がシート状吸収体である、請求項1〜5のいずれかに記載の吸収体物品。
- 前記シート状吸収体が、前記高吸水性樹脂を50質量%以上含有する、請求項6に記載の吸収体物品。
- 前記シート状吸収体が、前記袋部において複数層配置されている、請求項6または7に記載の吸収体物品。
- 前記シート状吸収体が、前記袋部において折りたたまれて配置されている、請求項6〜8のいずれかに記載の吸収体物品。
- 更に、少なくとも前記防漏体の前記二つの袋部の間に、スキンコンタクトシートを有する請求項1〜9のいずれかに記載の吸収体物品。
- 更に、前記防漏体の前記二つの袋部の間の前側および後側を被覆する体液不透過性シートを有する請求項1〜10のいずれかに記載の吸収体物品。
- 前記二つの袋部の開口部の上部の周縁の少なくとも一部に、更に、周縁部形態保持材を有する請求項1〜11のいずれかに記載の吸収体物品。
- 前記二つの袋部の開口部の上部の周縁の少なくとも一部と、前記防漏体の前記二つの袋部の間の前側および後側を被覆する体液不透過性シートの上部の周縁の少なくとも一部とに、更に、周縁部形態保持材を有する請求項11に記載の吸収体物品。
- 前記周縁部形態保持材が、前記二つの袋部の開口部の上部の周縁の下側に配置されている請求項12または13に記載の吸収体物品。
- 前記周縁部形態保持材が、前記周縁が上方に立ち上がるように配置されている請求項12〜14のいずれかに記載の吸収体物品。
- 前記防漏体の前記二つの袋部の間の前側に、更に、前方への体液の漏洩を防止するための前方防漏部を有する請求項1〜15のいずれかに記載の吸収体物品。
- 前記前方防漏部が、少なくとも1層の高吸水性樹脂を含有し体液を吸収しうる吸収体を有する袋部からなる請求項16に記載の吸収体物品。
- 前記前方防漏部が、前方体液ストップ部材からなる請求項16に記載の吸収体物品。
- 前記前方防漏部が、少なくとも1層の高吸水性樹脂を含有し体液を吸収しうる吸収体を有する袋部と、前方体液ストップ部材との組み合わせからなる請求項16に記載の吸収体物品。
- 前記防漏体の前記二つの袋部の間の後側に、更に、後方への体液の漏洩を防止するための後方防漏部を有する請求項1〜20のいずれかに記載の吸収体物品。
- 前記後方防漏部が、後方体液ストップ部材からなる請求項20に記載の吸収体物品。
- 前記二つのクッション性帯状体が左右方向の貫通路を形成する請求項1〜21のいずれかに記載の吸収体物品。
- 更に、便処理部を有する、請求項1〜22のいずれかに記載の吸収体物品。
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