JP4612923B2 - 安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤およびその製造法 - Google Patents
安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤およびその製造法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4612923B2 JP4612923B2 JP13377399A JP13377399A JP4612923B2 JP 4612923 B2 JP4612923 B2 JP 4612923B2 JP 13377399 A JP13377399 A JP 13377399A JP 13377399 A JP13377399 A JP 13377399A JP 4612923 B2 JP4612923 B2 JP 4612923B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- amino
- substituted
- group
- hydroxy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K47/00—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
- A61K47/06—Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite
- A61K47/16—Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite containing nitrogen, e.g. nitro-, nitroso-, azo-compounds, nitriles, cyanates
- A61K47/18—Amines; Amides; Ureas; Quaternary ammonium compounds; Amino acids; Oligopeptides having up to five amino acids
- A61K47/183—Amino acids, e.g. glycine, EDTA or aspartame
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/185—Acids; Anhydrides, halides or salts thereof, e.g. sulfur acids, imidic, hydrazonic or hydroximic acids
- A61K31/19—Carboxylic acids, e.g. valproic acid
- A61K31/195—Carboxylic acids, e.g. valproic acid having an amino group
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/185—Acids; Anhydrides, halides or salts thereof, e.g. sulfur acids, imidic, hydrazonic or hydroximic acids
- A61K31/19—Carboxylic acids, e.g. valproic acid
- A61K31/195—Carboxylic acids, e.g. valproic acid having an amino group
- A61K31/197—Carboxylic acids, e.g. valproic acid having an amino group the amino and the carboxyl groups being attached to the same acyclic carbon chain, e.g. gamma-aminobutyric acid [GABA], beta-alanine, epsilon-aminocaproic acid or pantothenic acid
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K47/00—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
- A61K47/06—Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite
- A61K47/20—Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite containing sulfur, e.g. dimethyl sulfoxide [DMSO], docusate, sodium lauryl sulfate or aminosulfonic acids
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/20—Pills, tablets, discs, rods
- A61K9/2004—Excipients; Inactive ingredients
- A61K9/2013—Organic compounds, e.g. phospholipids, fats
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
- A61P25/08—Antiepileptics; Anticonvulsants
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
- A61P25/28—Drugs for disorders of the nervous system for treating neurodegenerative disorders of the central nervous system, e.g. nootropic agents, cognition enhancers, drugs for treating Alzheimer's disease or other forms of dementia
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/14—Particulate form, e.g. powders, Processes for size reducing of pure drugs or the resulting products, Pure drug nanoparticles
- A61K9/16—Agglomerates; Granulates; Microbeadlets ; Microspheres; Pellets; Solid products obtained by spray drying, spray freeze drying, spray congealing,(multiple) emulsion solvent evaporation or extraction
- A61K9/1605—Excipients; Inactive ingredients
- A61K9/1617—Organic compounds, e.g. phospholipids, fats
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Public Health (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Neurosurgery (AREA)
- Neurology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Pain & Pain Management (AREA)
- Psychiatry (AREA)
- Hospice & Palliative Care (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体の安定化された固形製剤および液状製剤、並びにそれらの安定化された固形製剤および液状製剤の調製方法に関する。
特定的には本発明はガバペンチン、プレガバリン、バクロフェン、3−アミノメチル−4−シクロヘキシル−ブタン酸、3−アミノメチル−5−シクロヘキシル−ヘプタン酸、3−アミノメチル−4−フェニル−ブタン酸または3−アミノメチル−5−フェニル−ヘプタン酸を含む4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体の安定化された固形製剤および液状製剤、並びにその安定化された固形製剤および液状製剤の調製方法に関する。
より特定的には本発明はガバペンチン、プレガバリンまたはバクロフェンを含む4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体の安定化され錠剤、散剤、顆粒剤およびカプセル剤の形態の固形製剤並びに液剤、シロップ剤および注射剤の形態の液状製剤、これらの安定化された錠剤、散剤、顆粒剤およびカプセル剤の形態の固形製剤並びに液剤、シロップ剤および注射剤の形態の液状製剤の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
次の構造式:
【化3】
で示される4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体の一つである1−(アミノメチル)シクロヘキサン−酢酸は、米国特許第4024175号および同第4087544号明細書に開示されており、γ−アミノ酪酸(γ−butyric acid(GABA))との化学構造上の関連からガバペンチンの一般名で呼ばれ、その脳関門を容易に通過する性質から、ある種の脳疾患の治療に有用な化合物であって、ある種の病態の癲癇、失神発作、運動機能減少および頭蓋外傷の治療に、また脳機能の改善のために老人患者の治療に使用される薬剤である。
さらに、米国特許第5084479号においてはこの化合物が、神経変性障害例えばアルツハイマー病、ハンチントン病、パーキンソン病および筋萎縮性側索硬化症の治療に使用することの開示がなされており、また米国特許第5025035号においてはこの化合物が鬱病の治療に使用することの開示が、また米国特許第5510381号にはこの化合物が躁病および双極性障害の治療に使用することの開示が、さらにまたこの化合物が鎮痛作用を有し、鎮痛剤として使用されうることも期待され、癲癇などの脳疾患以外の上記した疾病または疾患または症状に対する治療剤としての有用性が増大している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このガバペンチンは上記したように癲癇などの脳疾患その他に極めて有効な薬剤であり、またきわめて毒性の低い薬剤であるが、期待する効果を維持するためには、成人に対して通常1日当たり900〜1800mgの量を、そして場合によっては2400mgまでの量を3回に分けて投与される。したがって、1回当たりの投与量としては300mg〜600mgの量、そして場合によっては800mgまでの量となる。
【0004】
このガバペンチンは非常に苦みを有する薬物であり、更にその流動性も極めて乏しく、散剤としての投与にはその投与量の多さも含め困難がある。そしてガバペンチンの製剤化はその不安定な特性により極めて困難であるため、現在ガバペンチンと必要な助剤を単純にドライブレンドしたものをハードカプセルに収納したカプセル剤として諸外国にて上市されている。
【0005】
しかしながら一回投与量が上記したようにガバペンチン300mg〜600mg、または場合によって800mgまでの様な量であることから、カプセル剤は大型化し(たとえば内容量400mgのカプセル剤の場合には0号のカプセルとなる)その服用には成人でも困難を伴い、ましてや小児の場合にはその服用に多大の困難を伴うものである。
【0006】
従ってガバペンチンのカプセル剤が市販されるに至った現在においても、ガバペンチンの投与にあたっては服薬順守(コンプライアンス)と服用の容易化のための改善が不可欠であり、その製剤の小型化が臨床の場から求められている所である。
【0007】
しかしながら水溶液中でのガバペンチンは安定性が極めて乏しく、容易に自己分解を起こしてしまうのである。この自己分解のメカニズムは、その分子中に存在するアミノ基とカルボキシル基が脱水反応により分子内縮合を起こし、4−シクロヘキシルビニルピロリドン(ラクタム体)を形成することによるものと考えられる。そしてこの自己縮合反応は保存温度の条件の如何によって変化し、高温になればなるほど加速される。このことがガバペンチン液剤の製剤化が困難な最大の理由である。
【0008】
一方固体状態におけるガバペンチンの製剤化の困難な理由の他の一つはガバペンチンは圧縮成型性および流動性が共に極めて乏しい粉末状の医薬材料である点にある。通常、この様な粉体特性を有する医薬材料を小型化または流動化するために行われる圧縮成形または顆粒化は、製剤学上の助剤を用いる成形特性の改善を必要とする。しかしながらこの目的のために用いる多くの助剤は、上記した水溶液中でガバペンチンの分子内縮合が促進されるのと同様に、ガバペンチンの分子内に存在するアミノ基とカルボキシル基との間の脱水反応を促進してラクタム体を形成させることになる。この脱水反応はガバペンチン粉末が圧密状態になればなるほどより加速される。またガバペンチンとこれらの助剤との経時的な反応は、製剤調製時における水または有機溶媒の使用により更に加速される。
【0009】
すなわち、ガバペンチンのラクタム形成による経時的劣化は、そのガバペンチンが溶液状態であるか固体状態であるかに拘わらず、ガバペンチン自体の化学構造に起因して水の関与下に起こる現象であることが明らかとなったのである。
【0010】
ところで市販のガバペンチンカプセル剤では、安全性の観点から使用期間中のラクタム体の含有許容量は1.0%以下とされている。したがってガバペンチンの製剤化には、ガバペンチンの分子内に存在するアミノ基とカルボキシル基との間の脱水反応を抑制してラクタム体の形成を抑える必要がある一方で、上記したように服用の容易化のための剤型の開発が大きな課題となっているのである。
【0011】
そしてガバペンチン液剤を調製するために、pHコントロール、水分活性の抑制などの検討がなされた。またガバペンチン固形剤の調製の場合における小型化のために多くの方法が試みられたが、液剤および固形剤製造のいずれの方法においても、安定性試験の結果見いだされるラクタム体の存在の理由によってこれらの方法による製剤化の試みは成功しておらず、臨床の場からの要望があるにも拘わらず、市販製剤が大型の硬カプセル剤のみであるのはこのことによるのである。
【0012】
このガバペンチンの製剤化に際しての不安定性は、ガバペンチンとは化学構造的に近似した他の4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体であって、その3−位置の置換基がガバペンチンと同様に嵩高い構造を有する化合物にあっても認められている。
【0013】
例えば次の構造式
【化4】
で示される4−アミノ−3−(p−クロロフェニル)ブタン酸すなわちバクロフェンの一般名で呼ばれる化合物、および次の構造式
【化5】
で示される5−メチル−3−アミノメチル−ヘキサン酸すなわちプレガバリンの一般名で呼ばれる化合物も、ガバペンチンと同様に圧縮成型性および流動性に乏しい医薬材料であって、これを小型化または流動化するために行われる圧縮成形または顆粒化は、製剤学上の助剤を用いる成形特性の改善を必要とする。しかしながら成形のために用いる多くの助剤はこれらの化合物と経時的に反応し、そしてその分子内に存在するアミノ基とカルボキシル基との間の脱水反応を促進して4−シクロヘキシルピロリドン(ラクタム体)を形成させることになる。この脱水反応はこれら化合物が圧密状態になればなるほどより加速されることおよびこれらの製剤化における水または有機溶媒の使用により更に加速されることはガバペンチンの場合と同様であり、この自己縮合による劣化のメカニズムは4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体であって、その3−位置の置換基が嵩高い構造を有する化合物に特有のものであるということができる。
【0014】
これに対して3−位置に置換基を有しないかまたは3−位置に嵩高くない置換基を有するγ−アミノ酪酸や4−アミノ−3−ヒドロキシ−ブタン酸のようなγ−アミノ酪酸は、乾燥状態で例えば105℃の温度で2〜3時間保持しても脱水反応は起こらず4−シクロヘキシルピロリドン(ラクタム体)の生成は認められない。すなわち4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体であって、その3−位置の置換基が嵩高い構造を有する化合物はその分子内に存在するアミノ基とカルボキシル基との間の脱水反応が起こりやすいのである。
【0015】
このような背景から、ガバペンチンを含めて4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体であって、その3−位置の置換基が嵩高い構造を有する化合物である医薬材料について、服用の容易化のための液剤化や、錠剤または顆粒剤のように剤型を小型化または流動化した場合において、貯蔵安定性に優れた4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体製剤とその調製方法の新たな解明が求められていたのである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記した課題解明のために鋭意研究の結果、ガバペンチンを含む4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体のアミノ基およびカルボキシル基のそれぞれを封鎖することにより分子内縮合によるラクタム化を防止することができること、そしてこの4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体のアミノ基およびカルボキシル基の封鎖のために分子内にカルボキシル基およびアミノ基を有するアミノ酸を安定剤として4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体に添加することが有効であること、そしてこのアミノ酸によって4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体は水溶液の状態では勿論のこと、固体状態においても貯蔵安定性に優れたものであることをみいだして本発明を完成させたのである。
【0017】
すなわち、本発明は、次の一般式:
【化6】
(上記式中、
R1は水素原子、ヒドロキシル基、メチル基、またはエチル基を示し;
R2はそれぞれ一価の以下の基:
炭素数3〜8の直鎖または分枝鎖アルキル基;
炭素数3〜8の直鎖または分枝鎖アルキレン基;
ハロゲン、トリフルオロメチル基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アミノ基、ニトロ基、オキソ基、カルボキシル基もしくはカルボアルコキシ基でモノ−またはジ−置換された炭素数3〜8の直鎖または分枝鎖アルキル基;
炭素数3〜8のシクロアルキル基;
ハロゲン、トリフルオロメチル基、ヒドロキシル基、アルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アミノ基、ニトロ基、オキソ基、カルボキシル基もしくはカルボアルコキシ基でモノ−、ジ−またはトリ−置換された炭素数3〜8のシクロアルキル基;
炭素数4〜8のシクロアルキル基にフェニル環がオルト縮合した縮合環基;
炭素数4〜8のシクロアルキル基にフェニル環がオルト縮合した縮合環基であって、そのフェニル環がハロゲン、トリフルオロメチル基、ヒドロキシル基、アルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アミノ基、ニトロ基、カルボキシル基もしくはカルボアルコキシ基でモノ−、ジ−またはトリ−置換された基;
炭素数5〜8のシクロアルケニル基または炭素数5〜8のシクロアルカンジエニル基にフェニル環がオルト縮合した縮合環基;
炭素数5〜8のシクロアルケニル基または炭素数5〜8のシクロアルカンジエニル基にフェニル環がオルト縮合した縮合環基であって、そのフェニル環がハロゲン、トリフルオロメチル基、ヒドロキシル基、アルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アミノ基、ニトロ基、カルボキシル基もしくはカルボアルコキシ基でモノ−、ジ−またはトリ−置換された基;
−O−、−S−または−SS−で中断されることもある炭素数1〜4のアルキレン基が結合した炭素数3〜8のシクロアルキル環からなるアルキルシクロアルキル基;
−O−、−S−または−SS−で中断されることもある炭素数1〜4のアルキレン基が結合した炭素数3〜8のシクロアルキル環からなるアルキルシクロアルキル基であって、そのシクロアルキル環がハロゲン、トリフルオロメチル基、ヒドロキシル基、アルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アミノ基、ニトロ基、オキソ基、カルボキシル基もしくはカルボアルコキシ基でモノ−、ジ−またはトリ−置換された基;
炭素数5〜8のシクロアルキル基であってそのシクロアルキル環中のメチレン基−CH2−の一つが−O−、−NH−、−S−、−SO−または−S(O2)−で置換された基;
炭素数5〜8のシクロアルキル基であってそのシクロアルキル環中のメチレン基−CH2−の一つが−O−、−NH−、−S−、−SO−または−S(O2)−で置換され、そして置換されていないメチレン基−CH2−の一つまたは二つがハロゲン、トリフルオロメチル基、ヒドロキシル基、アルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アミノ基、ニトロ基、オキソ基、カルボキシル基もしくはカルボアルコキシ基でモノ−またはジ−置換された基;
炭素数5〜8のシクロアルケニル基または炭素数5〜8のシクロアルカンジエニル基であってそのシクロアルケニル環またはシクロアルカンジエニル環中のメチレン基−CH2−の一つが−O−、−NH−、=N−、−S−、−SO−または−S(O2)−で置換された基;
炭素数5〜8のシクロアルケニル基または炭素数5〜8のシクロアルカンジエニル基であってそのシクロアルケニル環またはシクロアルカンジエニル環中のメチレン基−CH2−の一つが−O−、−NH−、=N−、−S−、−SO−または−S(O2)−で置換され、そして置換されていないメチレン基−CH2−の一つまたは二つがハロゲン、トリフルオロメチル基、ヒドロキシル基、アルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アミノ基、ニトロ基、オキソ基、カルボキシル基もしくはカルボアルコキシ基でモノ−またはジ−置換された基;
炭素数5〜8のシクロアルキル基であってそのシクロアルキル環中のメチレン基−CH2−の一つが−O−、−NH−、−S−、−SO−または−S(O2)−で置換されたシクロアルキル基にフェニル環がオルト縮合した縮合環基;
炭素数5〜8のシクロアルキル基であってそのシクロアルキル環中のメチレン基−CH2−の一つが−O−、−NH−、−S−、−SO−または−S(O2)−で置換されたシクロアルキル基にフェニル環がオルト縮合しており、このフェニル環がハロゲン、トリフルオロメチル基、ヒドロキシル基、アルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アミノ基、ニトロ基、カルボキシル基もしくはカルボアルコキシ基でモノ−またはジ−置換された縮合環基;
炭素数5〜8のシクロアルケニル基または炭素数5〜8のシクロアルカンジエニル基であってそのシクロアルケニル環またはシクロアルカンジエニル環中のメチレン基−CH2−の一つが−O−、−NH−、=N−、−S−、−SO−または−S(O2)−で置換された炭素数5〜8シクロアルケニル基またはシクロアルカンジエニル基にフェニル環がオルト縮合してなる縮合環基;
炭素数5〜8のシクロアルケニル基または炭素数5〜8のシクロアルカンジエニル基であってそのシクロアルケニル環またはシクロアルカンジエニル環中のメチレン基−CH2−の一つが−O−、−NH−、=N−、−S−、−SO−または−S(O2)−で置換された炭素数5〜8のシクロアルケニル基またはシクロアルカンジエニル基にフェニル環がオルト縮合しており、このフェニル環がハロゲン、トリフルオロメチル基、ヒドロキシル基、アルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アミノ基、ニトロ基、カルボキシル基もしくはカルボアルコキシ基でモノ−またはジ−置換された縮合環基;
−O−、−S−または−SS−で中断されることもある炭素数1〜4のアルキレン基が結合した炭素数5〜8のシクロアルキル環からなるアルキルシクロアルキル基であってそのシクロアルキル環中のメチレン基−CH2−の一つが−O−、−NH−、−S−、−SO−または−S(O2)−で置換された基;
−O−、−S−または−SS−で中断されることもある炭素数1〜4のアルキレン基と結合した炭素数5〜8のシクロアルキル環からなるアルキルシクロアルキル基であってそのシクロアルキル環中のメチレン基−CH2−の一つが−O−、−NH−、−S−、−SO−または−S(O2)−で置換され、そして置換されていないメチレン基−CH2−の一つまたは二つがハロゲン、トリフルオロメチル基、ヒドロキシル基、アルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アミノ基、ニトロ基、オキソ基、カルボキシル基もしくはカルボアルコキシ基でモノ−、ジ−またはトリ−置換された基;
フェニル基またはナフチル基;
メチレンジオキシ基で置換されたフェニル基;
ハロゲン、トリフルオロメチル基、ヒドロキシル基、アルキル基、アルコキシ基、アミノ基、ニトロ基、カルボキシル基、フェノキシ基、フェニルメトキシ基、フェニル環がハロゲン、トリフルオロメチル基、アルコキシ基、アミノ基、ニトロ基、カルボキシル基もしくはカルボアルコキシ基でモノ置換されたフェニルメトキシ基、シクロアルキル環部分が炭素数5〜8のシクロアルキルメトキシ基、シクロアルケニル環部分が炭素数5〜8のシクロアルケニルメトキシ基、シクロアルカンジエニル環部分が炭素数5〜8のシクロアルカンジエニルメトキシ基、炭素数5〜8のシクロアルキル環中のメチレン基−CH2−の一つが−O−、−NH−、−S−、−SO−、もしくは−S(O2)−で置換されたシクロアルキルメトキシ基、炭素数5〜8のシクロアルケニル環中のメチレン基−CH2−の一つが−O−、−NH−、=N−、−S−、−SO−、もしくは−S(O2)−で置換されたシクロアルケニルメトキシ基、炭素数5〜8のシクロアルカンジエニル環中のメチレン基−CH2−の一つが−O−、−NH−、=N−、−S−、−SO−、もしくは−S(O2)−で置換されたシクロアルカンジエニルメトキシ基、シクロアルキル環がハロゲン、トリフルオロメチル基、ヒドロキシル基、アルキル基、アルコキシ基、アミノ基、ニトロ基、カルボキシル基もしくはカルボアルコキシ基でモノ置換された炭素数5〜8のシクロアルキル環中のメチレン基−CH2−の一つが−O−、−NH−、−S−、−SO−、もしくは−S(O2)−で置換されたシクロアルキルメトキシ基、シクロアルケニル環がハロゲン、トリフルオロメチル基、ヒドロキシル基、アルキル基、アルコキシ基、アミノ基、ニトロ基、オキソ基、カルボキシル基もしくはカルボアルコキシ基でモノ置換された炭素数5〜8のシクロアルケニル環中のメチレン基−CH2−の一つが−O−、−NH−、=N−、−S−、−SO−、もしくは−S(O2)−で置換されたシクロアルケニルメトキシ基、またはシクロアルカンジエニル環がハロゲン、トリフルオロメチル基、ヒドロキシル基、アルキル基、アルコキシ基、アミノ基、ニトロ基、オキソ基、カルボキシル基もしくはカルボアルコキシ基でモノ置換された炭素数5〜8のシクロアルカンジエニル環中のメチレン基−CH2−の一つが−O−、−NH−、=N−、−S−、−SO−、もしくは−S(O2)−で置換されたシクロアルカンジエニルメトキシ基で、モノ−、ジ−またはトリ−置換されたフェニル基またはナフチル基;
−O−、−S−または−SS−で中断されることもある炭素数1〜4のアルキレン基と結合したアルキルフェニル基;
−O−、−S−または−SS−を介して炭素数1〜4のアルキレン基と結合したアルキル−O−、−S−または−SS−フェニル基;
−O−、−S−または−SS−フェニル基;
ジフェニルアミノ基;
ハロゲン、トリフルオロメチル基、ヒドロキシ基、アルキル基、アルコキシ基、アミノ基、ニトロ基またはカルボキシル基でフェニル環がモノ−、ジ−またはトリ−置換された、−O−、−S−または−SS−で中断されることもある炭素数1〜4のアルキレン基と結合したアルキルフェニル基;
ハロゲン、トリフルオロメチル基、ヒドロキシ基、アルキル基、アルコキシ基、アミノ基、ニトロ基またはカルボキシル基でフェニル環がモノ−、ジ−またはトリ−置換された、−O−、−S−または−SS−を介して炭素数1〜4のアルキレン基と結合したアルキル−O−、−S−または−SS−フェニル基;
ハロゲン、トリフルオロメチル基、ヒドロキシ基、アルキル基、アルコキシ基、アミノ基、ニトロ基またはカルボキシル基でフェニル環がモノ−、ジ−またはトリ−置換されたO−、−S−または−SS−フェニル基;または
R1およびR2はこれらが結合する炭素原子と一緒になってそれぞれ二価の以下の基:
炭素数5〜8のシクロアルキリデン基;
ハロゲン、トリフルオロメチル基、ヒドロキシル基、アルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、シクロアルキル基、フェニル基、アミノ基、ニトロ基もしくはカルボキシル基でモノ−、ジ−、トリ−またはテトラ−置換された炭素数5〜8のシクロアルキリデン基;
炭素数5〜8のシクロアルキリデン基であってそのシクロアルキル環中のメチレン基−CH2−の一つが−O−、−NH−、−S−、−SO−または−S(O2)−で置換された基;
炭素数5〜8のシクロアルキリデン基であってそのシクロアルキル環中のメチレン基−CH2−の一つが−O−、−NH−、−S−、−SO−または−S(O2)−で置換され、そのシクロアルキル環中の置換されていないメチレン基−CH2−の一つまたはそれ以上がハロゲン、トリフルオロメチル基、ヒドロキシル基、アルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アミノ基、ニトロ基、オキソ基、カルボキシル基もしくはカルボアルコキシ基でモノ−、ジ−、トリ−またはテトラ−置換された基;
炭素数5〜8のシクロアルケニリデン基または炭素数5〜8のシクロアルカンジエニリデン基;
ハロゲン、トリフルオロメチル基、ヒドロキシル基、アルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、シクロアルキル基、フェニル基、アミノ基、ニトロ基、オキソ基、カルボキシル基もしくはカルボアルコキシ基でモノ−、ジ−、トリ−またはテトラ−置換された炭素数5〜8のシクロアルケニリデン基または炭素数5〜8のシクロアルカンジエニリデン基;
炭素数5〜8のシクロアルケニリデン基または炭素数5〜8のシクロアルカンジエニリデン基であってそのシクロアルケニル環またはシクロアルカンジエニル環中のメチレン基−CH2−の一つが−O−、−NH−、=N−、−S−、−SO−または−S(O2)−で置換された炭素数5〜8のシクロアルケニリデン基またはシクロアルカンジエニリデン基;
炭素数5〜8のシクロアルケニリデン基または炭素数5〜8のシクロアルカンジエニリデン基であってそのシクロアルケニル環またはシクロアルカンジエニル環中のメチレン基−CH2−の一つが−O−、−NH−、=N−、−S−、−SO−または−S(O2)−で置換された炭素数5〜8のシクロアルケニリデン基またはシクロアルカンジエニリデン基であって、シクロアルケニル環またはシクロアルカンジエニル環中の置換されていないメチレン基−CH2−の一つまたはそれ以上がハロゲン、トリフルオロメチル基、ヒドロキシル基、アルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、 アミノ基、ニトロ基、オキソ基、カルボキシル基もしくはカルボアルコキシ基でモノ−、ジ−、トリ−またはテトラ−置換された基;
炭素数4〜8のシクロアルキリデン基にフェニル環がオルト縮合してなる縮合環基;
炭素数4〜8のシクロアルキリデン基にフェニル環がオルト縮合してなる縮合環基であってそのフェニル環がハロゲン、トリフルオロメチル基、ヒドロキシル基、アルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アミノ基、ニトロ基、カルボキシル基もしくはカルボアルコキシ基でモノ−、ジ−、トリ−またはテトラ−置換された基;
炭素数5〜8のシクロアルケニリデン基または炭素数5〜8のシクロアルカンジエニリデン基にフェニル環がオルト縮合してなる縮合環基;
炭素数5〜8のシクロアルケニリデン基または炭素数5〜8のシクロアルカンジエニリデン基にフェニル環がとオルト縮合してなる縮合環基であってそのフェニル環がハロゲン、トリフルオロメチル基、ヒドロキシル基、アルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アミノ基、ニトロ基、カルボキシル基またはカルボアルコキシ基でモノまたはジ置換された縮合環基;
を示すものとする)
で示される4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体と、α−アミノ酸および必要によって製剤化のための助剤からなる、安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤に関する。
【0018】
本発明はまた、液状である安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤に関する。
本発明はまた、液剤、シロップ剤または注射剤の形態である安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤に関する。
本発明はまた、固体状である安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤に関する。
本発明はまた、錠剤、散剤、顆粒剤またはカプセル剤の形態である安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤に関する。
【0019】
本発明はまた、次の一般式:
【化7】
(式中、R1およびR2は上記した意味を有する)で示される4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体に安定剤としてのアミノ酸と必要によって製剤化のための助剤を配合することからなる、安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤の製造方法に関する。
そして本発明は更にまた、液状の形態であるか、固体状の形態である安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤の製造方法にも関する。
【0020】
本発明で安定化される4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体には、次の表1および表2で示される化合物が含まれる。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】
【表4】
【0025】
【表5】
【0026】
【表6】
【0027】
【表7】
【0028】
【表8】
【0029】
【表9】
【0030】
【表10】
【0031】
【表11】
【0032】
【表12】
【0033】
【表13】
【0034】
【表14】
【0035】
【表15】
【0036】
【表16】
【0037】
【表17】
【0038】
【表18】
【0039】
本発明は、上記した3−位置に嵩高い置換基を有する4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体を製剤化するのに際して極めて有効な安定化手段を提供するものであり、例えば、ガバペンチン、プレガバリン、バクロフェン、3−アミノメチル−4−シクロヘキシル−ブタン酸、3−アミノメチル−5−シクロヘキシル−ヘプタン酸、3−アミノメチル−4−フェニル−ブタン酸、3−アミノメチル−5−フェニル−ヘプタン酸などの製剤化にあたって、これら化合物の安定化にきわめて有効である。
【0040】
すなわち本発明は、4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体、安定剤としてのアミノ酸および必要によって製剤化のための助剤とからなる、安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤に関する。
本発明はまた、液状の形態であるか、固体状の形態である安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤に関する。
本発明はまた、液剤、シロップ剤または注射剤の形態の液状製剤である安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤に関する。
本発明はまた、固形状の形態である安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤に関する。
本発明はまた、錠剤、散剤、顆粒剤またはカプセル剤の形態の固体状製剤である安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤に関する。
本発明は更にまた、4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体に安定剤としてのアミノ酸および必要によって製剤化のための助剤を配合することからなる、安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤の製造方法に関する。
そして本発明はまた、液状の形態であるか、固体状の形態である安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体製剤の製造方法にも関する。
【0041】
本発明による、アミノ酸により安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤は、シロップ剤、液剤などの液状製剤、または散剤、顆粒剤、カプセル剤、錠剤などの固形製剤の形態を含む種々の剤形で製剤化することが出来る。
【0042】
この4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体に対するアミノ酸による安定化の作用機序については明らかではないが、4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体のカルボキシル基に対して中性アミノ酸のアミノ基が、そして4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体のアミノ基に対しては中性アミノ酸のカルボキシル基がそれぞれカルボキシル基およびアミノ基の封鎖基として働き、4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体の分子内に存在するカルボキシル基およびアミノ基の自己縮合を阻害することによって4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体の安定化が達成されるものと推定される。しかしながらかかる安定化の作用機序は単なる推論に基づくもので、この推論の当否によって本発明の特許性が左右されるものではない。
【0043】
ところで前記したように、4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体に対するアミノ酸による安定化の作用機序として考えられるところは、アミノ酸が共通に持つカルボキシル基とアミノ基のそれぞれが、4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体の持つアミノ基とカルボキシル基のそれぞれに対してイオンペアを形成するとするイオンペア理論に基づくものであるが、この安定化効果はすべてのアミノ酸によって達成されるものではない。
【0044】
すなわちβ位置のようにα位置以外の位置にアミノ基を有するアミノカルボン酸、例えばβ−アラニン、またはα−アミノ酸でもピロリジン環を有するアミノ酸の、例えばプロリン、ヒドロキシプロリンなどは安定化剤としての効果は弱く、γ位置にアミノ基を有するγ−アミノ酸、例えばγ−アミノ酪酸は安定化剤としての効果はない。
【0045】
従って、有効な安定化剤としての効果を有するアミノ酸はα位に一個の遊離カルボキシル基と一個の遊離アミノ基とを有するα−アミノ酸に限定されるが、このような化学構造を有するものである限り、すべてのα−アミノ酸が本発明で4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体の安定化剤として用い得るのである。そしてこのα−アミノ酸(α−モノアミノ−モノカルボン酸)は酸性α−アミノ酸、塩基性α−アミノ酸、中性α−アミノ酸、α,ω−ジアミノジカルボン酸および酸性α−アミノ酸−塩基性α−アミノ酸付加物のいずれであることもできる。
【0046】
以下に非限定的に本発明で用い得るα−アミノ酸を例示するが、本発明はこれらの例示α−アミノ酸の使用に限定されるものではない。
【0047】
中性α−アミノ酸にはグリシン、フェニルグリシン、ヒドロキシフェニルグリシン、ジヒドロキシフェニルグリシン、L−アラニン、ヒドロキシ−L−アラニン、L−ロイシン、ヒドロキシ−L−ロイシン、ジヒドロキシ−L−ロイシン、L−ノルロイシン、メチレン−L−ノルロイシン、L−ケトノルロイシン、L−イソロイシン、ヒドロキシ−L−イソロイシン、ジヒドロキシ−L−イソロイシン、L−バリン、ヒドロキシ−L−バリン、L−イソバリン、L−ノルバリン、ヒドロキシ−L−ノルバリン、ヒドロキシ−L−ケト−ノルバリン、L−メチオニン、L−ホモメチオニン、L−エチオニン、L−スレオニン、アセチル−L−スレオニン、L−トリプトファン、ヒドロキシ−L−トリプトファン、メチル−L−トリプトファン、L−チロシン、ヒドロキシ−L−チロシン、メチル−L−チロシン、ブロモ−L−チロシン、ジブロモ−L−チロシン、3,5−ジヨード−L−チロシン、アセチル−L−チロシン、クロロ−L−チロシン、L−m−チロシン、L−レボドパ、L−メチルドパ、L−チロキシン、L−セリン、アセチル−L−セリン、L−ホモセリン、アセチル−L−ホモセリン、エチル−L−ホモセリン、プロピル−L−ホモセリン、ブチル−L−ホモセリン、L−シスチン、L−ホモシスチン、メチル−L−システイン、アリル−L−システイン、プロピル−L−システイン、L−フェニルアラニン、ジヒドロ−L−フェニルアラニン、ヒドロキシメチル−L−フェニルアラニン、L−アミノ酪酸、L−アミノイソ酪酸、L−アミノケト酪酸、ジクロロ−L−アミノ酪酸、ジヒドロキシ−L−アミノ酪酸、フェニル−L−アミノ酪酸、L−アミノ吉草酸、L−アミノヒドロキシ吉草酸、ジヒドロキシ−L−アミノ吉草酸、L−アミノイソ吉草酸、L−アミノヘキサン酸、メチル−L−アミノヘキサン酸、L−アミノヘプタン酸、L−アミノオクタン酸、L−チトルリンなどおよびそのD体またはDL体が挙げられる。
【0048】
酸性α−アミノ酸には、L−アスパラギン酸、L−グルタミン酸、L−カルボシステイン、L−アミノグルタル酸、L−アミノコハク酸、L−アミノアジピン酸、L−アミノピメリン酸、ヒドロキシ−L−アミノピメリン酸、メチル−L−アスパラギン酸、ヒドロキシ−L−アスパラギン酸、メチル−L−グルタミン酸、メチル−ヒドロキシ−L−グルタミン酸、L−メチレングルタミン酸、ヒドロキシ−L−グルタミン酸、ジヒドロキシ−L−グルタミン酸、ヒドロキシ−L−アミノアジピン酸など、およびそのD−体またはDL体が挙げられる。
【0049】
塩基性α−アミノ酸には、L−アルギニン、L−リジン、L−オルニチン、L−カナバニン、L−カナリン、ヒドロキシ−L−リジン、L−ホモアルギニン、ヒドロキシ−L−ホモアルギニン、ヒドロキシ−L−オルニチン、L−ジアミノプロピオン酸、L−ジアミノヘキサン酸、L−ジアミノ酪酸、L−ジアミノ吉草酸、L−ジアミノヘプタン酸、L−ジアミノオクタン酸など、およびそのD−体またはDL体が挙げられる。
【0050】
α,ω−ジアミノジカルボン酸には、ジアミノコハク酸、ジアミノグルタル酸、ジアミノアジピン酸、ジアミノピメリン酸などが挙げられる。
【0051】
本発明において4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体の安定剤として酸性α−アミノ酸を使用する場合には、このアミノ酸はアルカリ塩例えばアスパラギン酸Na、アスパラギン酸K、グルタミン酸Na、グルタミン酸K、アミノピメリン酸Na、アミノピメリン酸Kなどの形態でか、またはその酸アミド、例えばアスパラギン、ヒドロキシアスパラギン、グルタミン、ヒドロキシグルタミン、メチレングルタミンなどの形態でか、または酸アミドのアルキル置換体である例えばメチルアスパラギン、メチルグルタミン、エチルアスパラギン、エチルグルタミン、イソプロピルグルタミン、ヒドロキシフェニルアスパラギン、ヒドロキシフェニルグルタミン、ヒドロキシエチルアスパラギン、ヒドロキシエチルグルタミンなどの形態でか、またはそのアルキルエステル、例えばメチルアスパラギン酸、エチルアスパラギン酸、プロピルアスパラギン酸、メチルグルタミン酸、エチルグルタミン酸、プロピルグルタミン酸などの形態で、また塩基性α−アミノ酸を使用する場合には、このアミノ酸は酸付加塩例えば塩酸アルギニン、酢酸アルギニン、塩酸リジン、酢酸リジン、塩酸オルニチン、酢酸オルニチンなどの形態でか、またはそのモノアシル化物例えばアセチルリジン、アセチルオルニチン、アセチルアミノ−アミノ酪酸、アセチルアミノ−アミノプロピオン酸などの形態で、さらに、酸性アミノ酸−塩基性アミノ酸付加物の例えばアスパラギン酸アルギニン、アスパラギン酸リジン、アスパラギン酸オルニチン、グルタミン酸アルギニン、グルタミン酸リジン、グルタミン酸オルニチンなどの形態で用いられる。
【0052】
そして液剤の形態、または固形製剤の形態の4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体製剤に対して、上記したα−アミノ酸はその一種を単独でか、または二種以上を混合して用いることができる。
【0053】
液状製剤を調製する場合において本発明の安定化剤であるアミノ酸は、4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体に添加し、得られる4−アミノ−3−置換−ブタン酸とアミノ酸との混合物を単に水に溶解するだけで4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体の安定化の目的を達成することができる。但し、この場合に適用される4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体はモノアミノモノカルボン酸に限定される。
経口剤である液状製剤の調製においては、必要に応じて甘味剤および香味剤を添加することもできるが、この場合においてアミノ酸の安定化剤としての効果には影響がない。また注射剤および輸液剤のような滅菌処理、例えば高圧蒸気滅菌を必要とする場合においてもアミノ酸は安定化剤としての効果を発揮する。
【0054】
また液状製剤において、安定化以外に4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体特有の苦味のマスキング効果をより期待する場合には、グリシン、L−アラニン、D−アラニン、DL−アラニン、グルタミン酸ナトリウムおよびアスパラギン酸ナトリウムの使用または併用が好ましい。これらのアミノ酸は4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体に対して強い緩衝作用を有するからである。
【0055】
一方、固形製剤における本発明による安定化剤としてのアミノ酸の4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体への添加態様には様々なものがある。そしてこの添加態様は大別すると、アミノ酸を水などの溶剤に溶解してえられたアミノ酸溶液を4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体に添加する湿式添加と、アミノ酸を乾燥状態で直接4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体に添加する乾式添加の二つに分けられる。
【0056】
アミノ酸の湿式添加は、例えば製剤化に必要な結合剤および助剤と共にアミノ酸を溶液状態または懸濁液状態で4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体の原薬粉末に加える湿式造粒工程における添加、または4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体の顆粒、錠剤に苦味のマスキング等の目的で皮膜を施すコーティング工程におけるコーティングフィルム基剤の中へのアミノ酸を溶解または懸濁させることによる添加などが4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体の製剤化の過程で行われる。
【0057】
この4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体の湿式造粒工程には、造粒化方法として、流動造粒法、高速撹拌造粒法、溶融造粒法(melting granulation)などの公知の手段を採用することが出来るが、4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体の原薬粉末を流動状態にしてこれに安定化剤、必要な結合剤およびその他の製剤化助剤の溶液または懸濁液を吹き付けて粒状化または顆粒化を行う形式の流動造粒法が好ましい。
【0058】
この造粒工程では、上記した安定化剤の溶液と共に、必要に応じて結合剤として、セルロース誘導体、例えばヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、例えばKollidon-K30およびKollidon-K25、コポリビドン、例えばKollidon-VA64、コーンスターチを溶液または懸濁液の状態で4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体の原薬粉末に加えて造粒または顆粒化が行われる。またこの工程での安定化剤の適用は、結合剤またはその他の製剤化助剤による造粒化の前に予め湿式または乾式添加し、その後に造粒化を行なっても良い。またこの工程では甘味剤例えばマンニトール、キシリトール、ソルビトール、アスパルテームなどを添加することも出来る。
【0059】
顆粒および錠剤への湿式コーティング工程ではフィルム形成材料として、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリビニルピロリドン、コポリビドン、オイドラギットなどの高分子基剤を、必要に応じて甘味剤例えばマンニトール、キシリトール、ソルビトール、アスパルテームなどと共に、溶液または懸濁液の形で用いられる。この工程に於いて、安定化以外にガバペンチンの苦味のマスキング効果をより期待する場合は、液剤の場合と同様にグリシン、L−アラニン、D−アラニン、DL−アラニン、グルタミン酸ナトリウムおよびアスパラギン酸ナトリウムの使用または併用が好ましい。また滑沢効果を期待する場合にはL−ロイシン、L−イソロイシン、L−バリン、D−ロイシン、D−イソロイシン、D−バリン、DL−ロイシン、DL−イソロイシン、DL−バリンの使用が好ましい。
そして顆粒および錠剤への表面コーティングは流動床または回転パンを用いる公知の方法で行われる。
【0060】
またアミノ酸の乾式添加方法は、上記した湿式造粒工程での乾式混合の他に、例えば打錠機による圧縮成形用の調製粉末の混合工程、カプセル充填機によるハードカプセルへの充填圧縮用の調製粉末の混合工程または分包機による充填用の調製粉末の混合工程などにおいて行われる。
【0061】
これらの工程に於いて、安定化以外に滑沢剤としての効果を期待する場合には、L−ロイシン、L−イソロイシン、L−バリン、D−ロイシン、D−イソロイシン、D−バリン、DL−ロイシン、DL−イソロイシン、DL−バリンの使用が好ましい。
【0062】
さらにこの乾式混合工程において、必要に応じて製剤化のための助剤の、セルロース誘導体例えばヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロース、コーンスターチ、部分アルファ化澱粉、乳糖のような結合剤、崩壊剤など、マンニトール、キシリトール、ソルビトール アスパルテームなどの甘味剤、などをアミノ酸とともに適当な混合機例えばV−ブレンダーなどの公知の乾式混合機を用いて混合される。
【0063】
そしてこのようにして得られた4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体固形製剤は、アミノ酸の添加によって安定化された結果、例えば錠剤の様に圧密状態の剤形とすることができ、また顆粒剤の様に流動状態にすることができ、これを人に経口投与する場合には液剤と同様にその服用が容易化されているのである。
さらにこの固形製剤を水に溶解または懸濁状態にして投与する、例えばドライシロップ、発泡錠などの場合のその水溶液状態にしたときにおいても、液剤同様に安定化効果を発揮する。
【0064】
上記したように、本発明の4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体製剤には、液状製剤および固体状製剤の両者が含まれるが、安定化剤としてのアミノ酸の量は、液状製剤においては、合計量で4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体1モルに対して0.005〜80モルの量、好ましくは0.01〜70モルの量で用いられ、また固体状製剤においては、合計量で4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体1モルに対して0.001〜80モルの量で用いられる。ただし固体状製剤への安定化剤としてのアミノ酸は、通常上記した量で用いるのが好ましいが、その剤形または製剤化のために用いられる助剤の種類およびその配合量によっても異なり、アミノ酸をこの範囲上限を越えて使用した場合においてもその効果が著しく低下または無効化するわけではない。従って、例えばアミノ酸を製剤化のために倍散剤を含めた助剤として配合する場合は、その添加量の上限は上記適用範囲に限定されない。
【0065】
本発明の4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体製剤には上記したようにアミノ酸を安定化剤として用いた時に、著しい安定化効果が得られるが、4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体製剤が固形製剤である場合には、更に本出願と同時に出願した4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体製剤発明において安定剤として用いられる保水剤を、その剤形および製造工程に応じて併用することができるものであって、その際用いられたアミノ酸と保水剤とは互いに安定化剤としての効果を妨げない。
【0066】
ついで本発明を実施例によって更に詳細に説明するが、以下の実施例は本発明を説明するためのものであって、本発明をこれら実施例に限定して解してはならないものとする。
【0067】
【実施例】
実施例 1
この実施例では、ガバペンチンの水溶液中における安定性をつぎの試料(a)、(b)および(c)について試験した。
試料の調製:
1) ガバペンチン結晶500mgに水を加えて溶解して10mlとしたものを試料(a)とした。
2) ガバペンチン結晶500mgおよびグリシン329mgに水を加えて溶解して10mlとしたものを試料(b)とした。
3) ガバペンチン結晶500mgおよびL−バリン513mgに水を加えて溶解して10mlとしたものを試料(c)とした。
上記のようにして得られた試料(a)、(b)および(c)について、次の表3に示された条件下に保存した後で、各水溶液中の生成ラクタム含量をHPLCで測定した。
本実施例および以下の実施例のすべてにおいて、ラクタム含量はガバペンチンを基準にして重量%で表される。
【0068】
【表19】
【0069】
上記した結果から、グリシンおよびL−バリンの添加により、ガバペンチン水溶液中のガバペンチンは経時劣化(ラクタムの生成)が阻止されていることが分かる。
【0070】
実施例 2
この実施例では、ガバペンチンの水溶液中における安定性をつぎの試料(d)、(e)および(f)について試験した。
試料の調製:
1) ガバペンチン結晶500mgに水を加えて溶解して10mlとしたものを試料(d)とした。
2) ガバペンチン結晶500mgおよびキシリトール1.5gに水を加えて溶解して10mlとしたものを試料(e)とした。
3) ガバペンチン結晶500mg、グリシン219mgおよびキシリトール1.5gに水を加えて溶解して10mlとしたものを試料(f)とした。
上記のようにして得られた試料試料(d)、(e)および(f)について、次の表4に示された条件下に保存した後で、各水溶液中の生成ラクタム含量をHPLCで測定した。
【0071】
【表20】
【0072】
上記した結果から、キシリトールの存在下においても、グリシンの添加により、ガバペンチン水溶液中のガバペンチンは経時劣化(ラクタムの生成)が阻止されていることが分かる。
【0073】
実施例 3
この実施例では、ガバペンチンの水溶液中における安定性を次の試料(g)および(h)について試験した。
試料の調製:
1) ガバペンチン結晶10gに水を加えて溶解して200mlとしたものを試料(g)とした。
2) ガバペンチン結晶25g、グリシン8.25g、DL−アラニン9.75g、キシリトール100gおよび香料0.05gに水を加えて溶解して500mlとしたものを試料(h)とした。
上記のようにして得られた試料(g)および(h)について、次の表5に示された条件下に保存した後で、各水溶液中の生成ラクタム含量をHPLCで測定した。
【0074】
【表21】
【0075】
上記した結果から、キシリトールおよび香料の存在下において、グリシンおよびDL−アラニンの添加により、ガバペンチン水溶液中のガバペンチンは経時劣化(ラクタムの生成)が全ての温度において阻止されていることが分かる。
【0076】
実施例 4
この実施例は安定剤を湿式添加によってガバペンチンへ添加して安定化されたガバペンチンの固形製剤を製造する実例を示す。
試料の調製:
本実施例においてガバペンチン顆粒の試料(i)および(j)を次のようにして調製した。
1) 流動床造粒装置を用いてガバペンチン結晶250gに水72gを噴霧し、続いて、ヒドロキシプロピルセルロース5gを水58gに溶解した調製液を噴霧し、乾燥させてガバペンチン顆粒の試料(i)を得た。
2) 流動床造粒装置を用いてガバペンチン結晶250gに、グリシン10gを水62gに溶解した調製液を噴霧し、更にヒドロキシプロピルセルロース5gを水58gに溶解した調製液を噴霧し、乾燥させてガバペンチン顆粒の試料(j)を得た。
上記のようにして得られた試料(i)および(j)について、次の表6に示された条件下に保存し、各試料中の生成ラクタム含量をHPLCで測定した。
【0077】
【表22】
【0078】
上記した結果から、グリシンの存在により、水および結合剤であるヒドロキシプロピルセルロースによる経時劣化(ラクタムの生成)が阻止されていることが分かる。
【0079】
実施例 5
この実施例はアミノ酸を乾式添加によってガバペンチンへ添加して安定化されたガバペンチンの固形製剤を製造する実例を示す。
試料の調製:
本実施例においてガバペンチン顆粒の試料(k)およびガバペンチン錠剤の試料(l)、(m)および(n)を次のようにして調製した。
1) 流動床造粒装置を用いてガバペンチン結晶250gに、コポリピドン(Kollidon−VA64)5gおよびプロピレングリコール5gを水90gに溶解した調製液を噴霧し、乾燥させてガバペンチン顆粒の試料(k)を得た。
2) 上記1)で得られたガバペンチン顆粒を回転打錠機により圧縮成形し、重量が208mg、直径8mm、錠高4.3mm、硬度が2〜3kgの錠剤を得た。これを試料(l)とした。
3) 上記1)で得られたガバペンチン顆粒に、顆粒の0.4重量%の量のステアリン酸マグネシウムを混合し、回転打錠機により圧縮成形し、重量が208mg、直径8mm、錠高4.3mm、硬度が4〜5kgの錠剤を得た。これを試料(m)とした。
4) 上記1)で得られたガバペンチン顆粒に、顆粒の2重量%の量のL−イソロイシンを混合し、回転打錠機により圧縮成形し、重量が208mg、直径8mm、錠高4.3mm、硬度が4〜5kgの錠剤を得た。これを試料(n)とした。
上記のようにして得られた試料(k)〜(n)について、次の表7に示された条件下に保存し、各試料中の生成ラクタム含量をHPLCで測定した。
【0080】
【表23】
【0081】
上記したところから、試料(k)と試料(l)の結果の比較により、ガバペンチンの湿式造粒物を圧縮成形することによる圧密化がガバペンチンの経時劣化を促進することが分かり、そして試料(m)と試料(n)の結果の比較により、ガバペンチンの圧縮成形時に不可欠な滑沢剤をステアリン酸マグネシウムから滑沢効果を有するL−イソロイシンに置き換えたことにより、湿式造粒物の圧密化によるガバペンチンの経時劣化(ラクタムの生成)が阻止されていることが分かる。
【0082】
実施例 6
この実施例はアミノ酸を乾式添加によってガバペンチンへ添加して安定化されたガバペンチンの固形製剤を製造する実例を示す。
試料の調製:
本実施例においてガバペンチン錠剤の試料(o)、(p)および(q)を次のようにして調製した。
1) 流動床造粒装置を用いてガバペンチン結晶250gに、乳糖9gを水91gに溶解した調製液を噴霧し、乾燥させてガバペンチン顆粒を得た。
2) 上記1)で得られたガバペンチン顆粒に、顆粒の0.4重量%の量のステアリン酸マグネシウムを混合し、回転打錠機により圧縮成形し、重量が208mg、直径8mm、錠高4.3mm、硬度が3〜4kgの錠剤を得た。これを試料(o)とした。
3) 上記1)で得られたガバペンチン顆粒に、顆粒の0.2重量%の量のステアリン酸カルシウムを混合し、回転打錠機により圧縮成形し、重量が208mg、直径8mm、錠高4.3mm、硬度が3〜4kgの錠剤を得た。これを試料(p)とした。
4) 上記1)で得られたガバペンチン顆粒に、顆粒の2重量%の量のL−イソロイシンを混合し、回転打錠機により圧縮成形し、重量が212mg、直径8mm、錠高4.3mm、硬度が3〜4kgの錠剤を得た。これを試料(q)とした。
上記のようにして得られた試料(o)〜(q)について、次の表8に示された条件下に保存し、各試料中の生成ラクタム含量をHPLCで測定した。
【0083】
【表24】
【0084】
上記したところから、ガバペンチンの圧縮成形時に不可欠な滑沢剤をステアリン酸マグネシウムおよびステアリン酸カルシウムから滑沢効果を有するL−イソロイシンに置き換えたことにより、湿式造粒物の圧密化によるガバペンチンの経時劣化(ラクタムの生成)が阻止されていることが分かる。
【0085】
実施例 7
この実施例はアミノ酸を乾式添加によってガバペンチンへ添加することによりガバペンチンが安定化されることを示す。
試料の調製:
1) ガバペンチン結晶600mgを乳鉢で圧密状態の粉末試料(r)に調製した。2) ガバペンチン結晶600mgとグリシン180mgを一緒にして乳鉢で圧密状態の粉末試料(s)に調製した。
得られた試料(r)および(s)について次の表9に示された条件下に保存し、各試料中の生成ラクタム含量をHPLCで測定した。
【0086】
【表25】
【0087】
上記したところから、ガバペンチンに乾式で添加されたアミノ酸がガバペンチン粉末を圧密状態にした時のガバペンチンの経時劣化(ラクタムの生成)を阻止することが分かる。
【0088】
実施例 8
この実施例では、プレガバリンの水溶液中における安定性をつぎの試料(t)、(u)および(v)について試験した。
試料の調製:
1) プレガバリン結晶1gに水を加えて溶解して50mlとしたものを試料(t)とした。
2) プレガバリン結晶1gおよびグリシン0.94gに水を加えて溶解して50mlとしたものを試料(u)とした。
3) プレガバリン結晶1gおよびL−バリン1.47gに水を加えて溶解して50mlとしたものを試料(v)とした。
上記のようにして得られた試料(t)、(u)および(v)について、次の表10に示された条件下に保存した後、各水溶液中の生成脱水縮合体含量をHPLCで測定した。
本実施例および以下の実施例において、生成脱水縮合体含量はプレガバリンを基準にして重量%で表される。
【0089】
【表26】
【0090】
上記した結果からグリシンおよびL−バリンの添加により、水溶液中での経時劣化(脱水縮合)が阻止されていることが分かる。
【0091】
実施例 9
この実施例はアミノ酸を乾式添加によってプレガバリンへ添加して安定化されたプレガバリンの固形製剤を製造する実例を示す。
試料の調製:
本実施例においてプレガバリン顆粒の試料(aa)およびプレガバリン錠剤の試料(ab)、(ac)および(ad)を次のようにして調製した。
1) プレガバリン結晶1gを乳鉢で圧密状態の粉末試料(aa)に調製した。
2)プレガバリン結晶1gとステアリン酸マグネシウム10mgを乳鉢で混合し、圧密状態の混合粉末試料(ab)とした
3)プレガバリン結晶1gとタルク30mgを乳鉢で混合し、圧密状態の混合粉末試料(ac)とした。
4)プレガバリン結晶1gとL−ロイシン30mgを乳鉢で混合し、圧密状態の混合粉末試料(ad)とした。
上記のようにして得られた試料(aa)、(ab)、(ac)および(ad)ならびに未処理のプレガバリン結晶について、次の表11に示される条件下に保存した後で、各試料中に生成した脱水縮合体含量をHPLCで測定した。
【0092】
【表27】
【0093】
上記した結果から、固形製剤化のために必須とされる滑沢剤にアミノ酸を用いることにより、その経時劣化(脱水縮合)が阻止されていることが分かる。
【0094】
実施例 10
この実施例では、バクロフェンの水溶液中における安定性をつぎの試料(ae)および(af)について試験した。
試料の調製:
1) バクロフェン結晶0.05gに水を加えて溶解して50mlとしたものを試料(ae)とした。
2) バクロフェン結晶0.05g及びグリシン0.05gに水を加えて溶解して50mlとしたものを試料(af)とした。
上記のようにして得られた試料(ae)および(af)について、次の表12に示された条件下に保存した後で、各水溶液中の生成脱水縮合体含量をHPLCで測定した。
本実施例および以下の実施例において、生成脱水縮合体含量はバクロフェンを基準にして重量%で表される。
【0095】
【表28】
【0096】
上記した結果から、いずれの保存および加熱処理条件においても、グリシンの添加により、水溶液中での経時劣化(脱水縮合)が阻止されていることが分かる。
【0097】
実施例 11
この実施例は、アミノ酸の湿式添加によってバクロフェンが安定化されることを、つぎの試料(ag)および(ah)について試験した。
試料の調製:
1) バクロフェン結晶200mgに水0.1mlを加え湿潤させた後、乳鉢で粒状粉末とし、乾燥させて試料(ag)とした。
2) バクロフェン結晶200mgに2%L−イソロイシン水溶液0.1mlを加え湿潤させた後、乳鉢で粒状粉末とし、乾燥させて試料(ah)とした。
上記のようにして得られた試料(ag)および(ah)ならびに未処理のバクロフェン結晶について、次の表13に示された条件下に保存した後で、各水溶液中の生成脱水縮合体含量をHPLCで測定した。
【0098】
【表29】
【0099】
上記した結果から、バクロフェンが水を用いた粒状化により、経時劣化(脱水縮合)が促進されることが分かり、そしてその経時劣化はL−ロイシンの湿式添加により、阻止されていることが分かる。
【0100】
【発明の効果】
本発明によれば4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体製剤の安定化をアミノ酸の添加によって達成することができた。
そしてこの4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体製剤の安定化はその固形製剤については勿論、これまでに成功しなかった4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体の液剤の安定化がアミノ酸の添加によってなし得られるので、4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体製剤の投与のため手段を多様化することができ、例えば従来は小児に投与することが困難であったガバペンチン製剤の剤形を液剤にすることにより、斯かる困難を回避することができるなど、本発明は著しい効果を有する。またこの発明によって安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体製剤の今後の開発に大いに貢献することが期待できる。
Claims (17)
- ガバペンチンおよびプレガバリンから選択される4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体と、α−アミノ酸ならびに必要によって製剤化のための助剤からなる、安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤。
- α−アミノ酸が、L体、D体もしくはDL体の中性α−アミノ酸、L体、D体もしくはDL体の酸性α−アミノ酸のアルカリ塩、酸アミド、酸アミドのアルキル置換体もしくはアルキルエステル、L体、D体もしくはDL体の塩基性α−アミノ酸の酸付加塩もしくはモノアシル化物、α,ω−ジアミノジカルボン酸、またはL体、D体もしくはDL体の酸性α−アミノ酸とL体、D体もしくはDL体の塩基性α−アミノ酸との酸性アミノ酸−塩基性アミノ酸付加物の一種または二種以上から選ばれるものである請求項1記載の安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤。
- α−アミノ酸が、グリシン、フェニルグリシン、ヒドロキシフェニルグリシン、ジヒドロキシフェニルグリシン、L−アラニン、ヒドロキシ−L−アラニン、L−ロイシン、ヒドロキシ−L−ロイシン、ジヒドロキシ−L−ロイシン、L−ノルロイシン、メチレン−L−ノルロイシン、L−ケトノルロイシン、L−イソロイシン、ヒドロキシ−L−イソロイシン、ジヒドロキシ−L−イソロイシン、L−バリン、ヒドロキシ−L−バリン、L−イソバリン、L−ノルバリン、ヒドロキシ−L−ノルバリン、ヒドロキシ−L−ケト−ノルバリン、L−メチオニン、L−ホモメチオニン、L−エチオニン、L−スレオニン、アセチル−L−スレオニン、L−トリプトファン、ヒドロキシ−L−トリプトファン、メチル−L−トリプトファン、L−チロシン、ヒドロキシ−L−チロシン、メチル−L−チロシン、ブロモ−L−チロシン、ジブロモ−L−チロシン、3,5−ジヨード−L−チロシン、アセチル−L−チロシン、クロロ−L−チロシン、L−m−チロシン、L−レボドパ、L−メチルドパ、L−チロキシン、L−セリン、アセチル−L−セリン、L−ホモセリン、アセチル−L−ホモセリン、エチル−L−ホモセリン、プロピル−L−ホモセリン、ブチル−L−ホモセリン、L−シスチン、L−ホモシスチン、メチル−L−システイン、アリル−L−システイン、プロピル−L−システイン、L−フェニルアラニン、ジヒドロ−L−フェニルアラニン、ヒドロキシメチル−L−フェニルアラニン、L−アミノ酪酸、L−アミノイソ酪酸、L−アミノケト酪酸、ジクロロ−L−アミノ酪酸、ジヒドロキシ−L−アミノ酪酸、フェニル−L−アミノ酪酸、L−アミノ吉草酸、L−アミノヒドロキシ吉草酸、ジヒドロキシ−L−アミノ吉草酸、L−アミノイソ吉草酸、L−アミノヘキサン酸、メチル−L−アミノヘキサン酸、L−アミノヘプタン酸、L−アミノオクタン酸またはL−チトルリン、およびそのD体またはDL体である中性アミノ酸;L−アスパラギン酸、L−グルタミン酸、L−カルボシステイン、L−アミノグルタル酸、L−アミノコハク酸、L−アミノアジピン酸、L−アミノピメリン酸、ヒドロキシ−L−アミノピメリン酸、メチル−L−アスパラギン酸、ヒドロキシ−L−アスパラギン酸、メチル−L−グルタミン酸、メチル−ヒドロキシ−L−グルタミン酸、L−メチレングルタミン酸、ヒドロキシ−L−グルタミン酸、ジヒドロキシ−L−グルタミン酸またはヒドロキシ−L−アミノアジピン酸およびそのD−体またはDL体である酸性α−アミノ酸;L−アルギニン、L−リジン、L−オルニチン、L−カナバニン、L−カナリン、ヒドロキシ−L−リジン、L−ホモアルギニン、ヒドロキシ−L−ホモアルギニン、ヒドロキシ−L−オルニチン、L−ジアミノプロピオン酸、L−ジアミノヘキサン酸、L−ジアミノ酪酸、L−ジアミノ吉草酸、L−ジアミノヘプタン酸、またはL−ジアミノオクタン酸およびそのD体またはDL体である塩基性α−アミノ酸;ジアミノコハク酸、ジアミノグルタル酸、ジアミノアジピン酸、ジアミノピメリン酸であるα,ω−ジアミノジカルボン酸;の一種または二種以上から選ばれ、但し、酸性α−アミノ酸の場合はアルカリ塩、酸アミド、酸アミドのアルキル置換体もしくはアルキルエステルの形態で、塩基性α−アミノ酸の場合は酸付加塩もしくはモノアシル化物の形態で、または酸性α−アミノ酸と塩基性α−アミノ酸との酸性アミノ酸−塩基性アミノ酸付加物の形態で用いられる、請求項2記載の安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤。
- α−アミノ酸の合計量が4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体1モルに対して0.001〜80モルの量である請求項1〜3のいずれか一項に記載の安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤。
- 液状の形態の請求項1〜4のいずれか一項に記載の安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤。
- 液剤、シロップ剤または注射剤の形態の液状である請求項5記載の安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤。
- 固体状の形態の請求項1〜4のいずれか一項に記載の安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤。
- 錠剤、散剤、顆粒剤またはカプセル剤の形態の固体状である請求項7記載の安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤。
- プレガバリン含有製剤である請求項1〜8のいずれか一項に記載の4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤。
- ガバペンチンおよびプレガバリンから選択される4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体にα−アミノ酸と必要によって製剤化のための助剤とを配合することからなる安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤の製造方法。
- α−アミノ酸が、L体、D体もしくはDL体の中性α−アミノ酸、L体、D体もしくはDL体の酸性α−アミノ酸のアルカリ塩、酸アミド、酸アミドのアルキル置換体もしくはアルキルエステル、L体、D体もしくはDL体の塩基性α−アミノ酸の酸付加塩もしくはモノアシル化物、α,ω−ジアミノジカルボン酸、またはL体、D体もしくはDL体の酸性α−アミノ酸とL体、D体もしくはDL体の塩基性α−アミノ酸との酸性アミノ酸−塩基性アミノ酸付加物の一種または二種以上から選ばれるものである請求項10記載の安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤の製造方法。
- α−アミノ酸が、グリシン、フェニルグリシン、ヒドロキシフェニルグリシン、ジヒドロキシフェニルグリシン、L−アラニン、ヒドロキシ−L−アラニン、L−ロイシン、ヒドロキシ−L−ロイシン、ジヒドロキシ−L−ロイシン、L−ノルロイシン、メチレン−L−ノルロイシン、L−ケトノルロイシン、L−イソロイシン、ヒドロキシ−L−イソロイシン、ジヒドロキシ−L−イソロイシン、L−バリン、ヒドロキシ−L−バリン、L−イソバリン、L−ノルバリン、ヒドロキシ−L−ノルバリン、ヒドロキシ−L−ケト−ノルバリン、L−メチオニン、L−ホモメチオニン、L−エチオニン、L−スレオニン、アセチル−L−スレオニン、L−トリプトファン、ヒドロキシ−L−トリプトファン、メチル−L−トリプトファン、L−チロシン、ヒドロキシ−L−チロシン、メチル−L−チロシン、ブロモ−L−チロシン、ジブロモ−L−チロシン、3,5−ジヨード−L−チロシン、アセチル−L−チロシン、クロロ−L−チロシン、L−m−チロシン、L−レボドパ、L−メチルドパ、L−チロキシン、L−セリン、アセチル−L−セリン、L−ホモセリン、アセチル−L−ホモセリン、エチル−L−ホモセリン、プロピル−L−ホモセリン、ブチル−L−ホモセリン、L−シスチン、L−ホモシスチン、メチル−L−システイン、アリル−L−システイン、プロピル−L−システイン、L−フェニルアラニン、ジヒドロ−L−フェニルアラニン、ヒドロキシメチル−L−フェニルアラニン、L−アミノ酪酸、L−アミノイソ酪酸、L−アミノケト酪酸、ジクロロ−L−アミノ酪酸、ジヒドロキシ−L−アミノ酪酸、フェニル−L−アミノ酪酸、L−アミノ吉草酸、L−アミノヒドロキシ吉草酸、ジヒドロキシ−L−アミノ吉草酸、L−アミノイソ吉草酸、L−アミノヘキサン酸、メチル−L−アミノヘキサン酸、L−アミノヘプタン酸、L−アミノオクタン酸またはL−チトルリン、およびそのD体またはDL体である中性アミノ酸;L−アスパラギン酸、L−グルタミン酸、L−カルボシステイン、L−アミノグルタル酸、L−アミノコハク酸、L−アミノアジピン酸、L−アミノピメリン酸、ヒドロキシ−L−アミノピメリン酸、メチル−L−アスパラギン酸、ヒドロキシ−L−アスパラギン酸、メチル−L−グルタミン酸、メチル−ヒドロキシ−L−グルタミン酸、L−メチレングルタミン酸、ヒドロキシ−L−グルタミン酸、ジヒドロキシ−L−グルタミン酸またはヒドロキシ−L−アミノアジピン酸およびそのD−体またはDL体である酸性α−アミノ酸;L−アルギニン、L−リジン、L−オルニチン、L−カナバニン、L−カナリン、ヒドロキシ−L−リジン、L−ホモアルギニン、ヒドロキシ−L−ホモアルギニン、ヒドロキシ−L−オルニチン、L−ジアミノプロピオン酸、L−ジアミノヘキサン酸、L−ジアミノ酪酸、L−ジアミノ吉草酸、L−ジアミノヘプタン酸、またはL−ジアミノオクタン酸およびそのD体またはDL体である塩基性α−アミノ酸;ジアミノコハク酸、ジアミノグルタル酸、ジアミノアジピン酸、ジアミノピメリン酸であるα,ω−ジアミノジカルボン酸;の一種または二種以上から選ばれ、酸性α−アミノ酸の場合はアルカリ塩、酸アミド、酸アミドのアルキル置換体もしくはアルキルエステルの形態で、塩基性α−アミノ酸の場合は酸付加塩もしくはモノアシル化物の形態で、または酸性α−アミノ酸と塩基性α−アミノ酸との酸性アミノ酸−塩基性アミノ酸付加物の形態で用いられる、請求項10記載の安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤の製造方法。
- 液状の形態である請求項10〜12のいずれか一項に記載の4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤の製造方法。
- 液剤、シロップ剤または注射剤の形態の液状である請求項13記載の安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤の製造方法。
- 固体状の形態である請求項10〜12のいずれか一項に記載の安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤の製造方法。
- 錠剤、散剤、顆粒剤またはカプセル剤の形態の固体状である請求項15記載の安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有固形組成物の製造方法。
- プレガバリン含有製剤を製造する請求項10〜16のいずれか一項に記載の4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13377399A JP4612923B2 (ja) | 1998-05-15 | 1999-05-14 | 安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13311398 | 1998-05-15 | ||
JP10-133113 | 1998-05-15 | ||
JP13377399A JP4612923B2 (ja) | 1998-05-15 | 1999-05-14 | 安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤およびその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000034226A JP2000034226A (ja) | 2000-02-02 |
JP4612923B2 true JP4612923B2 (ja) | 2011-01-12 |
Family
ID=15097118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13377399A Expired - Lifetime JP4612923B2 (ja) | 1998-05-15 | 1999-05-14 | 安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤およびその製造法 |
Country Status (37)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7309719B1 (ja) |
EP (1) | EP1077692B1 (ja) |
JP (1) | JP4612923B2 (ja) |
KR (1) | KR100602047B1 (ja) |
CN (1) | CN1303991C (ja) |
AR (1) | AR020323A1 (ja) |
AT (1) | ATE271864T1 (ja) |
AU (1) | AU768277B2 (ja) |
BR (1) | BR9910508B1 (ja) |
CA (1) | CA2327285C (ja) |
CO (1) | CO5021224A1 (ja) |
CR (1) | CR6026A (ja) |
CU (1) | CU23253B7 (ja) |
DE (1) | DE69918977T2 (ja) |
DK (1) | DK1077692T3 (ja) |
EG (1) | EG26803A (ja) |
ES (1) | ES2221385T3 (ja) |
GT (1) | GT199900069A (ja) |
HK (1) | HK1036586A1 (ja) |
HN (1) | HN1999000072A (ja) |
HU (1) | HU228771B1 (ja) |
ID (1) | ID27724A (ja) |
IL (2) | IL139298A0 (ja) |
IS (1) | IS2233B (ja) |
MY (1) | MY157878A (ja) |
NO (1) | NO328959B1 (ja) |
NZ (1) | NZ508015A (ja) |
PA (1) | PA8472801A1 (ja) |
PE (1) | PE20000556A1 (ja) |
PL (1) | PL204921B1 (ja) |
PT (1) | PT1077692E (ja) |
SI (1) | SI1077692T1 (ja) |
SV (1) | SV1999000064A (ja) |
TW (1) | TWI243054B (ja) |
UY (1) | UY25512A1 (ja) |
WO (1) | WO1999059573A1 (ja) |
ZA (1) | ZA200006484B (ja) |
Families Citing this family (39)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU714980B2 (en) | 1996-07-24 | 2000-01-13 | Warner-Lambert Company Llc | Isobutylgaba and its derivatives for the treatment of pain |
CZ200339A3 (cs) * | 2000-06-16 | 2003-06-18 | Teva Pharmaceutical Industries Ltd. | Stabilní gabapentin vykazující neutrální pH |
EP1384473A1 (en) * | 2000-06-16 | 2004-01-28 | Teva Pharmaceutical Industries Ltd. | Stable gabapentin containing more than 20 ppm of chlorine ion |
DK1289364T3 (da) * | 2000-06-16 | 2004-04-13 | Teva Pharma | Stabil gapapentin som indeholder mere end 20 ppm chlorioner |
EP1430893A1 (en) * | 2000-06-16 | 2004-06-23 | Teva Pharmaceutical Industries Ltd. | Stable gabapentin containing more than 20 ppm of chloride ion |
US7056951B2 (en) | 2000-09-26 | 2006-06-06 | Mutual Pharmaceutical Co., Inc. | Stable solid dosage forms of amino acids and processes for producing same |
CZ299755B6 (cs) * | 2001-05-25 | 2008-11-12 | Warner-Lambert Company Llc | Kapalná farmaceutická kompozice obsahující analoggama-aminomáselné kyseliny, zpusob její prípravy a použití |
UA82597C2 (uk) * | 2004-02-04 | 2008-04-25 | Алембик Лимитед | Форма пролонгованого вивільнення гідрохлориду венлафаксину |
WO2005115372A1 (en) * | 2004-05-17 | 2005-12-08 | Odessa Pharma, Llc | Decreasing brain neuronal glutamate levels using alpha-keto branched chain amino acids |
NL2000281C2 (nl) | 2005-11-02 | 2007-08-07 | Pfizer Prod Inc | Vaste farmaceutische samenstellingen die pregabaline bevatten. |
WO2007107835A2 (en) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Aurobindo Pharma Limited | Stable liquid formulations of antiepileptic agents |
DE102007019071A1 (de) | 2007-04-23 | 2008-10-30 | Ratiopharm Gmbh | Stabilisierte pharmazeutische Zusammensetzung enthaltend Pregabalin |
FR2918567B1 (fr) * | 2007-07-11 | 2012-08-03 | Pf Medicament | Composition pharmaceutique stable d'un sel hydrosoluble de vinorelbine. |
SG176464A1 (en) * | 2008-05-09 | 2011-12-29 | Agency Science Tech & Res | Diagnosis and treatment of kawasaki disease |
PT3192500T (pt) | 2009-05-19 | 2021-01-05 | Neuroderm Ltd | Composições para a administração contínua de inibidores da dopa decarboxilase |
HU230031B1 (hu) | 2010-03-01 | 2015-05-28 | Egis Gyógyszergyár Nyilvánosan Működő Részvénytársaság | Pregabalint és izomaltot tartalmazó stabilizált gyógyszerkészítmény |
EP2389934A1 (en) | 2010-05-25 | 2011-11-30 | Sanovel Ilac Sanayi ve Ticaret A.S. | Controlled-Release Tablet Formulations of Pregabalin |
EP2389933A1 (en) | 2010-05-25 | 2011-11-30 | Sanovel Ilac Sanayi ve Ticaret A.S. | Controlled-Release Pregabalin Compositions |
TR201005241A1 (tr) | 2010-05-25 | 2012-01-23 | Sanovel �La� San. Ve T�C. A.�. | Kontrollü salım sağlayan pregabalin solüsyon formülasyonu. |
CA2817888C (en) | 2010-11-15 | 2018-12-11 | Neuroderm Ltd. | Continuous administration of l-dopa, dopa decarboxylase inhibitors, catechol-o-methyl transferase inhibitors and compositions for same |
DK2854764T3 (en) | 2012-06-05 | 2019-04-08 | Neuroderm Ltd | COMPOSITIONS CONTAINING APOMORPHINE AND ORGANIC ACIDS, AND APPLICATIONS THEREOF |
CN103494796B (zh) * | 2013-09-30 | 2016-01-20 | 浙江华义医药有限公司 | 普瑞巴林稳定的药物组合物及其制备方法 |
EP3099288A1 (en) | 2014-01-28 | 2016-12-07 | Sun Pharmaceutical Industries Ltd | Stabilized gastroretentive tablets of pregabalin |
EP3116475B1 (en) | 2014-03-13 | 2020-11-04 | Neuroderm Ltd | Dopa decarboxylase inhibitor compositions |
US10258585B2 (en) | 2014-03-13 | 2019-04-16 | Neuroderm, Ltd. | DOPA decarboxylase inhibitor compositions |
EP2923694B1 (en) * | 2014-03-27 | 2018-11-14 | Sanovel Ilac Sanayi ve Ticaret A.S. | Oral liquid pharmaceutical solution of gabapentin |
MA39272A (fr) * | 2014-04-09 | 2015-10-14 | Arven Ilac Sanayi Ve Ticaret As | Formulations à libération prolongée de gabapentine |
US10561602B2 (en) | 2015-05-26 | 2020-02-18 | Isa Odidi | Controlled extended release pregabalin |
JP6919119B2 (ja) * | 2017-01-23 | 2021-08-18 | 日新製薬株式会社 | 3位が置換されたγ−アミノ酪酸誘導体を含有する圧縮固形医薬組成物。 |
CN113164423A (zh) | 2018-10-04 | 2021-07-23 | 美德阿利克斯株式会社 | 用非水溶剂稳定化的制剂 |
US10792262B1 (en) | 2019-07-29 | 2020-10-06 | Saol International Limited | Stabilized formulations of 4-amino-3-substituted butanoic acid derivatives |
US11654124B2 (en) | 2019-07-29 | 2023-05-23 | Amneal Pharmaceuticals Llc | Stabilized formulations of 4-amino-3-substituted butanoic acid derivatives |
US20220296548A1 (en) | 2019-10-25 | 2022-09-22 | Kyoto University | Preventative or therapeutic agent for tauopathy |
US11331293B1 (en) | 2020-11-17 | 2022-05-17 | Neuroderm, Ltd. | Method for treatment of Parkinson's disease |
US11844754B2 (en) | 2020-11-17 | 2023-12-19 | Neuroderm, Ltd. | Methods for treatment of Parkinson's disease |
US11213502B1 (en) | 2020-11-17 | 2022-01-04 | Neuroderm, Ltd. | Method for treatment of parkinson's disease |
CN112843015A (zh) * | 2021-04-08 | 2021-05-28 | 海南鑫开源医药科技有限公司 | 一种加巴喷丁胶囊制剂及其制备方法 |
WO2023055457A1 (en) | 2021-09-29 | 2023-04-06 | Amneal Pharmaceuticals Llc | Baclofen-containing granule formulations and reduced patient exposure to metabolite variations |
US12161612B2 (en) | 2023-04-14 | 2024-12-10 | Neuroderm, Ltd. | Methods and compositions for reducing symptoms of Parkinson's disease |
Citations (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5299228A (en) * | 1976-02-11 | 1977-08-19 | Ciba Geigy Ag | Pharmaceutical composition for surpressing misuse of indulgic pharmacy |
JPH0390053A (ja) * | 1989-08-25 | 1991-04-16 | Goedecke Ag | ラクタムフリーのアミノ酸 |
JPH04210915A (ja) * | 1990-01-02 | 1992-08-03 | Warner Lambert Co | 神経変性疾患用治療剤 |
JPH0597703A (ja) * | 1991-10-04 | 1993-04-20 | Yamanouchi Pharmaceut Co Ltd | 改変型組織プラスミノーゲン活性化因子含有組成物 |
JPH05504764A (ja) * | 1989-12-20 | 1993-07-22 | シェリング・コーポレーション | 鎮咳剤としてのgaba―b選択的作用薬の使用 |
JPH06502148A (ja) * | 1990-10-12 | 1994-03-10 | ワーナー−ランバート・コンパニー | 抗うつ剤 |
JPH06502146A (ja) * | 1990-10-30 | 1994-03-10 | ビーチャム・グループ・パブリック・リミテッド・カンパニー | チアゾリジンジオン誘導体 |
JPH06256179A (ja) * | 1993-03-09 | 1994-09-13 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 学習能向上剤 |
JPH07508288A (ja) * | 1992-05-20 | 1995-09-14 | ノースウェスターン ユニヴァーシティ | 抗発作治療用のgaba及びl−グルタミン酸類縁体 |
JPH0867636A (ja) * | 1994-08-30 | 1996-03-12 | Yamanouchi Pharmaceut Co Ltd | 播種性血管内凝固症候群(dic)の予防治療薬 |
WO1996029997A1 (en) * | 1995-03-29 | 1996-10-03 | The Procter & Gamble Company | Soft gelatin capsule with a gelatin shell comprising xanthine derivative |
JPH1017476A (ja) * | 1996-06-28 | 1998-01-20 | Nippon Seiyaku Kk | 敗血症用非経口製剤及びそれによる予防及び治療方法 |
WO1998003167A1 (en) * | 1996-07-24 | 1998-01-29 | Warner-Lambert Company | Isobutylgaba and its derivatives for the treatment of pain |
WO1998011912A1 (en) * | 1996-09-20 | 1998-03-26 | Neurobiological Technologies, Inc. | Pharmaceutical formulations of corticotropin releasing factor having improved stability in liquid form |
Family Cites Families (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2460891C2 (de) | 1974-12-21 | 1982-09-23 | Gödecke AG, 1000 Berlin | 1-Aminomethyl-1-cycloalkanessigsäuren und deren Ester, Verfahren zu deren Herstellung und diese Verbindungen enthaltende Arzneimittel |
US4087544A (en) | 1974-12-21 | 1978-05-02 | Warner-Lambert Company | Treatment of cranial dysfunctions using novel cyclic amino acids |
US4255448A (en) * | 1979-09-10 | 1981-03-10 | Wisconsin Alumni Research Foundation | Method for reducing epileptiform activity |
GB8311804D0 (en) * | 1983-04-29 | 1983-06-02 | Merrell Toraude & Co | Treatment of seizure disorders and pharmaceutical compositions |
US4595697A (en) * | 1984-03-28 | 1986-06-17 | Merrell Dow Pharmaceuticals Inc. | Treatment of seizure disorders and pharmaceutical compositions useful therein |
CA1249968A (en) * | 1984-04-05 | 1989-02-14 | Kazuo Kigasawa | Ointment base |
JPS63253022A (ja) * | 1987-04-08 | 1988-10-20 | Nitto Electric Ind Co Ltd | バクロフエン外用製剤 |
PH26730A (en) * | 1988-12-30 | 1992-09-28 | Ciba Geigy Ag | Coated adhesive tablets |
EP0458751A1 (en) | 1990-05-25 | 1991-11-27 | Warner-Lambert Company | Delivery system for cyclic amino acids with improved taste, texture and compressibility |
HUT59656A (en) * | 1990-11-15 | 1992-06-29 | Puetter Medice Chem Pharm | Process for producing s/+/-phenyl-alkanoic acids and alpha-amino-acids containing complexes and pharmaceutical compositions containing them as active components |
US6197819B1 (en) * | 1990-11-27 | 2001-03-06 | Northwestern University | Gamma amino butyric acid analogs and optical isomers |
US5629008A (en) * | 1992-06-02 | 1997-05-13 | C.R. Bard, Inc. | Method and device for long-term delivery of drugs |
US5792451A (en) * | 1994-03-02 | 1998-08-11 | Emisphere Technologies, Inc. | Oral drug delivery compositions and methods |
US5248678A (en) * | 1992-06-30 | 1993-09-28 | Fractal Laboratories, Inc. | Methods for increasing arousal and alertness and for the amelioration of comatose states |
US5260337A (en) * | 1992-07-29 | 1993-11-09 | Merck & Co., Inc. | Ibuprofen-muscle relaxant combinations |
ZA953078B (en) * | 1994-04-28 | 1996-01-05 | Alza Corp | Effective therapy for epilepsies |
GB9420784D0 (en) * | 1994-10-14 | 1994-11-30 | Glaxo Group Ltd | Medicaments |
US5510381A (en) | 1995-05-15 | 1996-04-23 | Warner-Lambert Company | Method of treatment of mania and bipolar disorder |
AU735389B2 (en) * | 1996-07-22 | 2001-07-05 | Cognetix, Inc. | Use of conantokins |
US6028102A (en) * | 1998-02-24 | 2000-02-22 | Yissum Research Development Company Of The Hebrew University Of Jerusalem | Anticonvulsant drugs and pharmaceutical compositions thereof |
IT1311984B1 (it) * | 1999-03-26 | 2002-03-22 | Bioindustria Lab Italiano Medi | Procedimento per la preparzione di gabapentin. |
US6383471B1 (en) * | 1999-04-06 | 2002-05-07 | Lipocine, Inc. | Compositions and methods for improved delivery of ionizable hydrophobic therapeutic agents |
US7056951B2 (en) * | 2000-09-26 | 2006-06-06 | Mutual Pharmaceutical Co., Inc. | Stable solid dosage forms of amino acids and processes for producing same |
US6979462B1 (en) * | 2000-10-03 | 2005-12-27 | Mutual Pharmaceutical Co., Inc. | Stabilization of solid drug formulations |
NZ567711A (en) * | 2001-06-11 | 2009-10-30 | Xenoport Inc | Orally administered dosage forms of GABA analog prodrugs having reduced toxicity |
-
1999
- 1999-05-10 CA CA002327285A patent/CA2327285C/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-05-10 AT AT99924166T patent/ATE271864T1/de active
- 1999-05-10 ID IDW20002352A patent/ID27724A/id unknown
- 1999-05-10 SI SI9930624T patent/SI1077692T1/xx unknown
- 1999-05-10 PL PL344218A patent/PL204921B1/pl unknown
- 1999-05-10 WO PCT/US1999/010190 patent/WO1999059573A1/en active IP Right Grant
- 1999-05-10 US US09/674,815 patent/US7309719B1/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-05-10 CN CNB998061557A patent/CN1303991C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1999-05-10 BR BRPI9910508-0A patent/BR9910508B1/pt not_active IP Right Cessation
- 1999-05-10 EP EP99924166A patent/EP1077692B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-05-10 ES ES99924166T patent/ES2221385T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1999-05-10 DE DE69918977T patent/DE69918977T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1999-05-10 IL IL13929899A patent/IL139298A0/xx unknown
- 1999-05-10 AU AU40735/99A patent/AU768277B2/en not_active Ceased
- 1999-05-10 HU HU0102022A patent/HU228771B1/hu not_active IP Right Cessation
- 1999-05-10 DK DK99924166T patent/DK1077692T3/da active
- 1999-05-10 KR KR1020007012759A patent/KR100602047B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1999-05-10 PT PT99924166T patent/PT1077692E/pt unknown
- 1999-05-10 NZ NZ508015A patent/NZ508015A/en not_active IP Right Cessation
- 1999-05-12 TW TW088107704A patent/TWI243054B/zh not_active IP Right Cessation
- 1999-05-12 CR CR6026A patent/CR6026A/es unknown
- 1999-05-13 PA PA19998472801A patent/PA8472801A1/es unknown
- 1999-05-13 MY MYPI99001901A patent/MY157878A/en unknown
- 1999-05-13 EG EG1999050554A patent/EG26803A/en active
- 1999-05-14 SV SV1999000064A patent/SV1999000064A/es active IP Right Grant
- 1999-05-14 CO CO99030149A patent/CO5021224A1/es unknown
- 1999-05-14 AR ARP990102313A patent/AR020323A1/es active IP Right Grant
- 1999-05-14 GT GT199900069A patent/GT199900069A/es unknown
- 1999-05-14 JP JP13377399A patent/JP4612923B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1999-05-14 UY UY25512A patent/UY25512A1/es not_active IP Right Cessation
- 1999-05-14 PE PE1999000407A patent/PE20000556A1/es not_active Application Discontinuation
- 1999-05-14 HN HN1999000072A patent/HN1999000072A/es unknown
-
2000
- 2000-10-16 IS IS5666A patent/IS2233B/is unknown
- 2000-10-26 IL IL139298A patent/IL139298A/en not_active IP Right Cessation
- 2000-11-09 ZA ZA200006484A patent/ZA200006484B/en unknown
- 2000-11-14 NO NO20005768A patent/NO328959B1/no not_active IP Right Cessation
- 2000-11-15 CU CU20000256A patent/CU23253B7/es unknown
-
2001
- 2001-10-18 HK HK01107298A patent/HK1036586A1/xx not_active IP Right Cessation
Patent Citations (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5299228A (en) * | 1976-02-11 | 1977-08-19 | Ciba Geigy Ag | Pharmaceutical composition for surpressing misuse of indulgic pharmacy |
JPH0390053A (ja) * | 1989-08-25 | 1991-04-16 | Goedecke Ag | ラクタムフリーのアミノ酸 |
JPH05504764A (ja) * | 1989-12-20 | 1993-07-22 | シェリング・コーポレーション | 鎮咳剤としてのgaba―b選択的作用薬の使用 |
JPH04210915A (ja) * | 1990-01-02 | 1992-08-03 | Warner Lambert Co | 神経変性疾患用治療剤 |
JPH06502148A (ja) * | 1990-10-12 | 1994-03-10 | ワーナー−ランバート・コンパニー | 抗うつ剤 |
JPH06502146A (ja) * | 1990-10-30 | 1994-03-10 | ビーチャム・グループ・パブリック・リミテッド・カンパニー | チアゾリジンジオン誘導体 |
JPH0597703A (ja) * | 1991-10-04 | 1993-04-20 | Yamanouchi Pharmaceut Co Ltd | 改変型組織プラスミノーゲン活性化因子含有組成物 |
JPH07508288A (ja) * | 1992-05-20 | 1995-09-14 | ノースウェスターン ユニヴァーシティ | 抗発作治療用のgaba及びl−グルタミン酸類縁体 |
JPH06256179A (ja) * | 1993-03-09 | 1994-09-13 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 学習能向上剤 |
JPH0867636A (ja) * | 1994-08-30 | 1996-03-12 | Yamanouchi Pharmaceut Co Ltd | 播種性血管内凝固症候群(dic)の予防治療薬 |
WO1996029997A1 (en) * | 1995-03-29 | 1996-10-03 | The Procter & Gamble Company | Soft gelatin capsule with a gelatin shell comprising xanthine derivative |
JPH1017476A (ja) * | 1996-06-28 | 1998-01-20 | Nippon Seiyaku Kk | 敗血症用非経口製剤及びそれによる予防及び治療方法 |
WO1998003167A1 (en) * | 1996-07-24 | 1998-01-29 | Warner-Lambert Company | Isobutylgaba and its derivatives for the treatment of pain |
WO1998011912A1 (en) * | 1996-09-20 | 1998-03-26 | Neurobiological Technologies, Inc. | Pharmaceutical formulations of corticotropin releasing factor having improved stability in liquid form |
Also Published As
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4612923B2 (ja) | 安定化された4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有製剤およびその製造法 | |
JP4564607B2 (ja) | 4−アミノ−3−置換−ブタン酸誘導体含有固形組成物およびその製造法 | |
ES2312208T3 (es) | Composiciones solidas que contienen derivados de acido gamma-aminobutirico y procedimiento de preparacion. | |
FI120080B (fi) | Farmaseuttisia koostumuksia, joilla on antibioottinen vaikutus | |
JP3859698B2 (ja) | 2−アリールプロピオン酸製剤及び製造方法 | |
MXPA00010737A (en) | Stabilized pharmaceutical preparations of gamma-aminobutyric acid derivatives and process for preparing the same | |
MXPA00009535A (en) | Gamma-aminobutyric acid derivatives containing, solid compositions and processfor preparing the same | |
KR20000016183A (ko) | L(-)카르니틴 및 알카노일 l(-)카르니틴의 안정한 비-흡습성염화합물, 그 제조 방법 및 상기 염화합물을 포함하는 고형의경구 투여용 조성물 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060511 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20081111 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20081111 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20081127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091130 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100223 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100223 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101012 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101018 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |