JP4546569B1 - カラー電子写真画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置において、中間転写体/感光体/現像カートリッジ/スキャナはこの順に並べなくてはならない為、現像カートリッジを装置本体から着脱する為には、スキャナを退避させる必要がある。また、現像カートリッジの交換の際には、当接子を外す等の操作も行う必要があった為、使用者が行う操作が複雑になり、現像カートリッジの位置決め不良等の誤装着も誘発するおそれがあった。
【解決手段】画像形成ユニットは画像形成位置とメンテナンス位置との2つの姿勢を移動可能であり、その移動過程において、現像カートリッジを感光ユニットに対して、押圧、離間させる構成。
【選択図】図10
【解決手段】画像形成ユニットは画像形成位置とメンテナンス位置との2つの姿勢を移動可能であり、その移動過程において、現像カートリッジを感光ユニットに対して、押圧、離間させる構成。
【選択図】図10
Description
本発明は、複数のカートリッジを装置本体に取り外し可能に装着して、記録媒体に画像を形成するカラー電子写真画像形成装置に関する。
ここで、カラー電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成プロセスを用いて、記録媒体にカラー画像を形成するものである。そして、カラー電子写真画像形成装置の例としては、例えばカラー電子写真複写機、カラー電子写真プリンタ(例えばカラーレーザビームプリンタ、カラーLEDプリンタ等)、カラーファクシミリ装置及びカラーワードプロセッサ等が含まれる。また、記録媒体とは、電子写真画像形成装置によって画像が形成されるものであって、例えば、紙、OHPシート等が含まれる。また、カートリッジとは、例えば、プロセスカートリッジ或いは現像カートリッジであって、電子写真画像形成装置の本体に取り外し可能に装着された状態で、記録媒体に画像を形成する画像形成プロセスに寄与するものである。ここで、前記プロセスカートリッジとは、プロセス手段としての、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも一つと電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して、前記本体に取り外し可能に装着されるものである。従って、プロセスカートリッジとは、プロセス手段としての現像手段と、前記電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して、電子写真画像形成装置の本体に取り外し可能に装着されるものも含まれる。また、プロセスカートリッジとは、プロセス手段としての、帯電手段、現像手段またはクリーニング手段と、前記電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して、前記本体に取り外し可能に装着されるものも含まれる。尚、電子写真感光体ドラムと現像手段とを一体的に有するプロセスカートリッジを所謂一体型と称する。また、電子写真感光体ドラムと現像手段以外のプロセス手段とを一体的に有するプロセスカートリッジを所謂分離型と称する。即ち、現像手段はプロセスカートリッジとは別の現像ユニットに設けて、この現像ユニットと対になって画像を形成するプロセスカートリッジを所謂分離型と称する。ここで前記プロセスカートリッジは、使用者自身によって本体に対する着脱を行うことができる。そのため、装置本体のメンテナンスを容易に行うことができる。尚、前記プロセス手段は、前記電子写真感光体ドラムに作用するものである。また、現像カートリッジとは、現像ローラを有し、前記現像ローラによって、前記電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するのに用いられる現像剤(トナー)を収容しており、前記本体に取り外し可能に装着されるものである。尚、前記現像カートリッジの場合には、前記電子写真感光体ドラムは前記装置本体或いはカートリッジ支持部材に取り付けられている。或いは、前記電子写真感光体ドラムは、前記所謂分離型プロセスカートリッジに設けられている(この場合には、プロセスカートリッジは、現像手段を有してはいない)。尚、前記現像カートリッジも、使用者自身によって前記本体に対する着脱を行うことができる。そのため、装置本体のメンテナンスを容易に行うことができる。そこで、カートリッジとしては、前記所謂一体型又は所謂分離型のプロセスカートリッジが含まれる。また、カートリッジとしては、所謂分離型のプロセスカートリッジと前記現像カートリッジが対になって用いられる場合が含まれる。また、カートリッジとしては、前記電子写真感光体ドラムが前記装置本体或いはカートリッジ支持部材に固定して取り付けられており、前記電子写真感光体ドラムに作用可能に前記現像カートリッジが着脱可能に用いられる場合が含まれる。前述したとおり、従来、電子写真画像形成プロセスを用いて、記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置が知られている。この電子写真画像形成装置においては、前述したプロセスカートリッジ方式が知られている。或いは、感光体ドラムとは別体で、前述した現像ユニットのみで構成される現像カートリッジ方式が知られている。前述した、プロセスカートリッジ方式、現像カートリッジ方式を含めてカートリッジ方式とする。尚、前述したプロセスカートリッジ及び現像カートリッジは、前記静電潜像を現像するのに用いられる現像剤(トナー)を収容する現像剤収容部を有している。
特許文献1には、カラー画像形成可能な画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、中間転写体を装置本体側の駆動源で回転させると共に、この中間転写体を介して感光体ドラムを回転駆動する構成にしている。この構成により、プロセスカートリッジの装置本体内への装着にあたり、像担持体は中間転写体にのみ精度よく位置決めされればよいので、プロセスカートリッジの装置本体に対する着脱の容易化、及び、位置決めの容易化が図られる。
本発明は前述した従来の構成を更に発展させたものである。本発明の目的は、カートリッジを装置本体に着脱する際の着脱操作性を向上させたカラー電子写真画像形成装置を提供することである。他の本発明の目的は、カートリッジを装置本体に精度良く位置決めすることのできるカラー電子写真画像形成装置を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明に係るカラー電子写真画像形成装置の代表的な構成は、記録媒体にカラー画像を形成するカラー電子写真画像形成装置において、カートリッジを取り外し可能に装着するための複数箇所のカートリッジ装着部と、複数個の電子写真感光体ドラムと対向して設けられた単独の中間転写体であって、前記複数個の電子写真感光体ドラムに形成された現像剤画像を転写される中間転写体と、前記複数箇所のカートリッジ装着部と、前記中間転写体と、を有する画像形成ユニットであって、前記複数個の電子写真感光体ドラムから前記中間転写体に転写された現像剤画像を前記記録媒体に転写するための転写位置と、前記カートリッジ装着部に対して前記カートリッジを着脱するための着脱位置と、を取り得る前記画像形成ユニットと、前記着脱位置に位置する前記画像形成ユニットの有する前記カートリッジ装着部に対して前記カートリッジを着脱するための開口部と、前記開口部を開閉可能な開閉部材であって、前記開口部を閉じる閉じ位置と、前記開口部を開放する開放位置と、を取り得る開閉部材と、前記開閉部材が手動操作によって前記閉じ位置から前記開放位置に移動するのに連動して、前記画像形成ユニットを前記転写位置から前記着脱位置に移動させ、かつ、前記開閉部材が手動操作によって前記開放位置から前記閉じ位置に移動するのに連動して、前記画像形成ユニットを前記着脱位置から前記転写位置に移動させる連動部材と、を有し、前記画像形成ユニットは、前記中間転写体の回転中心を中心として回転することによって、前記転写位置と前記着脱位置とを取り得るように構成したことを特徴とする。
本発明によれば、カートリッジを装置本体に着脱する際の着脱操作性を向上させたカラー電子写真画像形成装置を提供することができる。他の本発明によれば、カートリッジを装置本体に精度良く位置決めすることのできるカラー電子写真画像形成装置を提供することができる。
以下に本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[実施例1]:《カラー電子写真画像形成装置例の全体的な構成》図1は本実施例におけるカラー電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置と称する)100の外観斜視図である。図2の(a)は画像形成装置100の縦断右側面図である。画像形成装置100は、電子写真プロセスを用いた、4色フルカラーのレーザープリンタである。即ち、画像形成装置100は、パソコン・イメージリーダ・相手方ファクシミリ装置等の外部ホスト装置400から制御回路部300へ入力する電気的画像信号に基づいて記録媒体(用紙)Sにフルカラーの画像を形成する。以下の説明において、画像形成装置100に関して、前側(正面側)とは、記録媒体Sを積載して収納する給送カセット19を引き出す方向である。後側とは、それとは反対側である。上側とは、メンテナンスカバー10の開放方向である。前後方向とは、画像形成装置を後側から前側に向かう方向(前方向)と、その逆の方向(後方向)である。左右とは画像形成装置を前側から見て左又は右である。左右方向とは、右から左に向かう方向(左方向)と、その逆の方向(右方向)である。装置本体100Aとは、カートリッジ、及び、画像形成ユニット200を除いた画像形成装置部分である。
画像形成装置100は載置台・机・床等のほぼ水平な設置面Fに載置されている。装置本体100A内には、画像形成ユニット200を有する。図2の(b)は図2の(a)に示す画像形成装置100の有するユニット200部分の拡大図である。ユニット200は、複数個のカートリッジ、本実施例では第1から第4の4つの現像カートリッジ33(33Y・33M・33C・33K)を取り外し可能に装着するカートリッジ装着部31cと単独の中間転写体34を有する。また、本実施例においては、電子写真感光体ドラム(以下、ドラムと称する)32a、帯電ローラ(プロセス手段)32b及びクリーニングブレード(プロセス手段)32cは、ユニット200に取り付けられている。画像形成装置100は、複数個のカートリッジ33を装置本体100A(ユニット200)に取り外し可能に装着して、記録媒体Sにカラー画像を形成する。ユニット200のより詳しい構成については後述する。本実施例において、各カートリッジ33は、収容された現像剤(トナー)の色が異なる以外は、互いに同様の構成である。但し、これに限定されるものではない。例えば、黒色の現像剤を収納しているカートリッジ33Kは、他の色の現像剤を収納しているカートリッジ33よりも現像剤収納部(現像器33c)の容量を大きくしても良い。また、本実施例及び後述する実施例では、カートリッジの一例として現像カートリッジを例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本実施例ではユニット200に取り付けられているドラム32a、帯電ローラ32b、及び、クリーニングブレード32cを、現像カートリッジ33に取り付けても良い。このような構成にした場合には、カートリッジとして、現像カートリッジではなくプロセスカートリッジと称する。なぜならば、ドラム32aとプロセス手段としての帯電ローラ32b、現像ローラ33b、及び、クリーニングブレード32cを一体的にカートリッジ化して、装置本体100Aに取り外し可能に装着されるからである。ユニット32は、ドラム32aを有する。また、ユニット32は、ドラム32aに作用するプロセス手段としての、帯電ローラ32bと、ドラム32aの表面に残った現像剤を除去するクリーニングブレード32cとを有する。そして、ドラム32a、帯電ローラ32b及びクリーニングブレード32cは、ユニット32のケース32dに対して所定の配置関係で組み付けられている。尚、ユニット32は、ユニット200に取り付けられている。
カートリッジ33は、現像器ケース33aと、このケース33aの一端側に設けられておりドラム32aに現像剤を供給する現像ローラ33bを有する。即ち、現像ローラ33bは、ドラム32aに形成された静電潜像を現像剤画像として現像する。また、カートリッジ33は、静電潜像の現像に用いられる現像剤を収納する現像剤収納部としての現像器33cと、現像ローラ33bに現像器33cの現像剤を供給する供給ローラ33dとを有する。また、カートリッジ33は、現像ローラ33bをドラム32aに対して所定圧にて押圧する接点ユニット33eを有する。第1のカートリッジ33Yは、現像器33cにイエロー(Y)色の現像剤が収納されていて、ドラム32aの面にY色現像剤像を形成する。第2のカートリッジ33Mは、現像器33cにマゼンタ(M)色の現像剤が収納されていて、ドラム32aの面にM色現像剤像を形成する。第3のカートリッジ33Cは、現像器33cにシアン(C)色の現像剤が収納されていて、ドラム32aの面にC色現像剤像を形成する。第4のカートリッジ33Kは、現像器33cにブラック(K)色の現像剤を収納されていて、ドラム32aの面にK色現像剤像を形成する。
中間転写体34は、本実施例においては、回転中心34aの軸線を左右方向にして回転可能に水平に配設された円柱状のドラム(中間転写ドラム)である。各カートリッジ33は、中間転写体34の前面側において、装置本体100Aの設置面Fに対してほぼ水平の姿勢で、かつ上から下に順に垂直方向に隣接して並べられて配列されている。本実施例の画像形成装置においては、第1のカートリッジ33Yが最上段であり、第2のカートリッジ33Mがその下に位置している。第3のカートリッジ33Cが更にその下に位置している。そして、第4のカートリッジ33Kが最下段である。各カートリッジ33の有する現像ローラ33bは、接触現像方式として、図3の(a)に示すように、ドラム32aに対して当接していても良い。又は、現像ローラ33bは、非接触現像方式として、(b)に示すように、ドラム32aに対して所定の僅少な間隙(一定距離)αを存して離間していても良い。(b)では現像ローラ33bがドラム32aに対して所定の間隙αを保った状態で位置が決まるように、現像ローラ33bの左右端部に配設されたスペーサ33sをドラム32aに当接させている。本実施例では、(b)に示す構成である。各カートリッジ33の前面側(前方部)には、画像露光装置としてのレーザースキャナユニット11が配設されている。このユニット11は、装置本体100A内において、装置本体の骨格となるメインフレーム110の前側フレーム110aと各カートリッジ33との間に配設されている。ユニット11は、レーザーダイオード、ポリゴンミラー、Fθレンズ、反射ミラー等を有する。そして、ユニット11は、外部ホスト装置400から制御回路部300へ入力するY・M・C・Kの各色の画像情報に対応して変調したレーザービームL(LY・LM・LC・LK)を出力して対応色のカートリッジ33におけるドラム32aを走査露光する。即ち、ユニット(画像露光装置)11は、画像情報(色情報を含む)に応じた光り(レーザー光)を各ドラム32aに照射する。これによって、各ドラム32aに、画像情報に応じた静電潜像が形成される。
ユニット200の下方部には、給送ユニット18が配設されている。ユニット18は、記録媒体Sを積載して収納する給送カセット19、給送ローラ20、分離パッド21等を有する。カセット19は装置本体100Aの前側から本体100Aに対して出し入れ(挿脱)自由である(フロントローデング)。また、装置本体100A内において、中間転写体34と、装置本体100Aの後側フレーム110bとの間には、給送ローラ20から装置本体100A内の後側の上部に至る記録媒体搬送路Zが配設されている。そして、この搬送路Zを下から上に沿って、レジストローラ対18a、二次転写ローラ22、定着装置23、排出ローラ対24が配設されている。定着装置23は定着フィルムユニット23aと加圧ローラ23bを有するものを用いている。排出ローラ対24は排出ローラ24aと排出コロ24bである。装置本体100Aの上面には画像形成済みの記録媒体Sを受ける排出トレイを兼用させたメンテナンスカバー10が配設されている。カバー10は装置本体100Aの上面に設けられた開口部100Bを開閉可能な開閉部材である。開口部100Bは、後述するように、着脱位置B(図10)に位置したユニット200の有する現像カートリッジ装着部31cに対して現像カートリッジ33を着脱するための開口である。図2の(a)に示す状態において、ユニット200の中間転写体34の駆動入力部(不図示)には装置本体100A側の駆動出力部(不図示)が連結している。また、感光ユニット32とカートリッジ33の各駆動入力部(不図示)にはそれぞれ装置本体100Aに設けられた駆動出力部(不図示)が連結している。また、感光ユニット32とカートリッジ33の有する電気接点(不図示)に対して装置本体100A側の給電系統(不図示)が導通化している。ここで、前述した駆動力伝達系及びバイアス印加系については、煩雑をさけるために図には省略したけれども、通常の画像形成装置の場合と同様の構成を採用することができる。
フルカラー画像を形成するための動作は次のとおりである。ドラム32aが図2の(b)において矢印の時計方向に所定の速度で回転駆動される。帯電ローラ32bはドラム32aが回転駆動されることで従動して回転する。また、中間転写体34も矢印の反時計方向(ドラム32aの回転に順方向)で、ドラム32aの速度に対応した速度で回転駆動される。また、カートリッジ33において、現像ローラ33bと供給ローラ33dがそれぞれ矢印の反時計方向に所定の制御速度で回転駆動される。キャナユニット11も駆動される。この駆動に同期して、それぞれ所定の制御タイミングで帯電ローラ32bに対して所定の帯電バイアスが印加される。これにより、ドラム32aの表面が帯電ローラ32bによって所定の極性・電位に一様に帯電される。スキャナユニット11は各ドラム32aの表面をY・M・C・Kの各色の画像信号に応じて変調されたレーザー光Lで走査露光する。これにより、ドラム32aの表面に対応色の画像信号に応じた静電潜像が形成される。そして、ドラム32aの表面に形成された静電潜像が現像ローラ33bにより現像剤画像として現像される。尚、現像ローラ33bには所定の制御タイミングで所定の現像バイアスが印加される。上記のような電子写真画像形成プロセス動作により、カートリッジ33Yが対向したドラム32aにはフルカラー画像のY色成分に対応するY色現像剤画像が形成される。そして、その現像剤画像が、ドラム32aと中間転写体34との当接部である一次転写ニップ部において、中間転写体34上に一次転写される。カートリッジ33Mが対向したドラム32aにはフルカラー画像のM色成分に対応するM色現像剤画像が形成される。そして、その現像剤画像が、ドラム32aと中間転写体34との当接部である一次転写ニップ部において、中間転写体34上にすでに転写されているY色現像剤画像に重畳されて一次転写される。カートリッジ33Cが対向したドラム32aにはフルカラー画像のC色成分に対応するC色現像剤画像が形成される。そして、その現像剤画像が、ドラム32aと中間転写体34との当接部である一次転写ニップ部において、中間転写体34上にすでに転写されているY色+M色現像剤画像に重畳されて一次転写される。カートリッジ33Kが対抗したドラム32aにはフルカラー画像のK色成分に対応するK色現像剤画像が形成される。そして、その現像剤画像が、ドラム32aと中間転写体34との当接部である一次転写ニップ部において、中間転写体34上にすでに転写されているY色+M色+C色現像剤画像に重畳されて一次転写される。
かくして、中間転写体34上にはY色+M色+C色+K色の4色フルカラーの未定着の現像剤画像が合成形成される。なお、中間転写体34上に順次に重畳転写する現像剤画像の色順は上記の順序に限られるものではない。中間転写体34に対する現像剤画像の一次転写後のドラム面に残留した転写残現像剤はクリーニングブレード32cにより除去される。一方、所定の制御タイミングで給送ローラ20が駆動される。これにより、給送ローラ20と分離パッド21との協働で、給送カセット19内に積載収納されているシート状の記録媒体Sが1枚ずつ分離されて給送される。そして、その記録媒体Sがレジストローラ対18aにより所定の制御タイミングで、中間転写体34と二次転写ローラ22との当接部である二次転写ニップ部に導入される。二次転写ローラ22には現像剤の帯電極性とは逆極性で所定電位の二次転写バイアスが所定の制御タイミングで印加される。これにより、記録媒体Sが二次転写ニップ部を挟持搬送されていく過程で中間転写体34上の4色重畳の現像剤画像が記録媒体Sの面に順次に二次転写される。二次転写ニップ部を通過した記録媒体Sは中間転写体34の面から分離されて定着装置23へ導入され、定着ニップ部で加熱・加圧される。これにより、各色の現像剤画像の混色及び記録媒体Sへの定着がなされる。そして、記録媒体Sは定着装置23を出て、フルカラー画像形成物として排出ローラ対24により排出トレイ兼用のメンテナンスカバー10上に排出される。中間転写体34から記録媒体Sを分離後に中間転写体34の表面に残留した二次転写残トナーは、本実施例の場合は、例えば第1のカートリッジ33Yが対向したドラム32aの一次転写ニップ部においてドラム32aの表面に静電的に付着する。そして、クリーニングブレード32cによって除去される。
ここで、中間転写体34はドラム形状の回転体である。中間転写体34には、各ドラム32aに形成された、異なった色の現像剤画像が重ねて転写される。そして、中間転写体34は、重ねて転写された現像剤画像を一括して記録媒体Sに転写する。これによって、記録媒体Sにカラー画像が形成される。モノクロ画像形成モードの場合は、K色画像を形成するカートリッジ33Kと、このカートリッジ33Kと対となる感光ユニット32を用いた画像形成だけが実行される。中間転写体34には、その感光ユニット32のドラム32aに形成された黒色現像剤画像が転写される。そして、中間転写体34は、転写された黒色現像剤画像を記録媒体Sに転写する。記録媒体Sに黒色画像が形成される。尚、記録媒体Sに最終画像が形成されるのは、記録媒体Sが定着装置23を通過後である。ここで、二次転写ローラ22は、本実施例においては、シフト機構(不図示)により、中間転写体34に当接して二次転写ニップ部を形成する第1位置と、中間転写体34から非接触に離れた第2位置とに移動可能である。そして、二次転写ローラ22は画像形成装置100の画像形成動作時には第1位置に移動され、非画像形成時には第2位置に移動される。二次転写ローラ22を中間転写体34に対して常時当接させる構成にすることもできる。
《画像形成ユニット》主として、図2、図4、図5を参照して画像形成ユニット200の構成を説明する。図4の(a)はユニット200の外観斜視図である。図4の(b)は各カートリッジ33が取り外されている状態のユニット200のほぼ右側半部の斜視図である。図5の(a)はユニット200の現像カートリッジ33と感光ユニット32との位置決め部の斜視図である。ユニット200は、装置本体100Aのメインフレーム110に対して着脱可能なサブフレーム31を有する。サブフレーム31は、中間転写体34を回転可能に支持する中間転写枠体31aを有する。中間転写体34はこの中間転写枠体31aの左側板31a−Lと右側板31a−Rとの間に中心軸(回転中心)34aの左端部と右端部が回転可能に軸受されて支持されている。中間転写枠体31aの左側板31a−Lと右側板31a−Rの外面側には、それぞれ、中間転写体34の中心軸34aと同軸に、左軸部45L(不図示)と右軸部45Rが側板31a−L・31a−Rに対して一体に固定されて配設されている。また、軸部45L・45Rの先端部は幅を小さくしたキー形状部45aにされている。また、中間転写枠体31aの左側板31a−Lと右側板31a−Rの外面側には、それぞれ、軸部45L・45Rと同心にサブフレームギアG5が軸部45L・45R又は側板31a−L・31a−Rに対して固定されて配設されている。
また、サブフレーム31は、各カートリッジ33の感光ユニット32を支持するための感光体支持ユニット31b(図2の(b))を有する。感光ユニット32の感光体ケース32dはこのユニット31bに連結される。ユニット31bに支持されている感光ユニット32はユニット31b側に配設された弾性部材aと感光ユニット32側に配設された凸部材bとの係合によって、中間転写体34の方向に弾性力によって付勢されている。これにより、感光体ドラム32aが中間転写体34に対して所定の押圧力で当接している。また、サブフレーム31は、カートリッジ33を取り外し可能に装着するための複数箇所のカートリッジ装着部31cを有する。複数箇所のカートリッジ装着部31cは、本実施例においては、カートリッジ33を各々独立して取り外し可能に装着するための現像カートリッジ装着部(現像カートリッジ33を仮保持する現像器連結ユニット)である。装着部31cは、カートリッジ33を、ユニット31bに装着されている感光ユニット32に連結するようにガイドする形状である。カートリッジ33の現像器ケース33aは装着部31cに連結される。カートリッジ33は装着部31cに対して安定的に保持(装着)されるように支持する支持手段33f(図4の(a))を有する。また、現像ローラ33bはドラム32aに対して位置が決まるように、感光体ケース32dに設けられた位置決め手段39(図5の(a))に現像ローラ33bの有する回転軸33b−1の端部が係合しながら支持されている。カートリッジ33は、図2の(b)のように、凸部材d(係止爪(係止部))を有する。また、装着部31c(ユニット200)は弾性部材c(係止爪(係止部))を有する。そして、装着部31cに装着されているカートリッジ33は、凸部材dと弾性部材cとの係合により装着部31cに仮保持される。即ち、弾性部材cと凸部材dとが解除可能に係止することによって、カートリッジ33が装着部31c(ユニット200)に取り外し可能に装着される。しかしながら、本実施例はこれに限定されるものではない。例えば、一方に設けられている穴(係止部)に他方に設けられている爪(係止部)が弾性的に、解除可能に係止していても良い。
装置本体100Aのメインフレーム110の左側フレーム110Lの内側と右側フレーム110Rの内側には、それぞれ、図5の(b)に示すように、対向させて左右対称の左側ガイド板80Lと右側ガイド板80Rが固定して配設されている。このガイド板80L・80Rは、それぞれ、サブフレーム31の左右の軸部45L・45Rを回転可能に軸受して支持する位置決め部80aと、軸部45L・45Rをガイドするガイド80bを備えている。また、ガイド板80L・80Rは、左右対称に、4つの突起部80c(80c−Y・80c−M・80c−C・80c−K)を備えている。位置決め部80aは、装置本体100Aの開口部100Bに向かう方向に軸部45L・45Rの径より細くした挿入口80dを備えている。軸部45L・45Rのキー形状部45aの幅は挿入口80dの幅と同じかやや小さくなるように構成されている。本実施例の画像形成装置100はメインフレーム110の左側フレーム110L側が駆動側、右側フレーム110R側が非駆動側である。そして、駆動側である左ガイド板80Lには、サブフレーム31に取り付けられている感光ユニット32に対する駆動出力部出入り穴部80e(80e−Y・80e−M・80e−C・80e−K)が設けられている。また、左ガイド板80Lには、各カートリッジ33に対する駆動出力部出入り穴部80f(80f−Y・80f−M・80f−C・80f−K)が設けられている。
ユニット200は、装置本体100A内の左右のガイド板80L・80R間に、左右の軸部45L・45Rがそれぞれ左右の位置決め部80aに回転可能に軸受支持された状態で配設されている。即ち、ユニット200は、装置本体100A内の左右のガイド板80L・80R間において、軸部45L・45R、即ち中間転写体34の回動中心34aを中心として回動可能に配設されている。これにより、ユニット200は、ドラム32aから中間転写体34に転写された現像剤画像を記録媒体Sに転写するための転写位置A(図2の(a))を取り得る。また、ユニット200は、装着部31cに対してカートリッジ33を着脱する(取り外し可能に装着する)ための着脱位置B(図10の(b))を取り得る。即ち、ユニット200は転写位置Aと着脱位置Bとを取り得る。これについては後述する。
カバー(開閉部材)10は、後辺側が装置本体100Aに対してヒンジ軸10aを介して回動可能に連結されており、装置本体100Aの上面開口部100Bを閉じる閉じ位置と、開口部100Bを開放する開放位置と、を取り得る。即ち、カバー10はヒンジ軸10aを中心に装置本体100Aの上方において開閉回動されて開口部100Bを開閉可能な開閉部材である。開口部100Bは、着脱位置Bに位置するユニット200(図10の(b))の有するカートリッジ装着部31cに対してカートリッジ33を着脱するための開口部である。カバー10は、常時は、図1・図2の(a)に示すように開口部100Bに対して閉じられている。カバー10の閉じ位置は、装置本体100Aの前面に配設されたメンテナンスボタン36側に設けられている係止爪部(本体側係止部)36aとカバー10側に設けられている係止爪部(開閉部材側係止部)10bとの係合(ラッチ係合)により維持されている。本実施例では、係止爪部36aと係止爪部10bとが弾性的に、解除可能に係止している。しかしながら、本実施例はこれに限定されるものではない。例えば、一方に設けられている穴(係止部)に他方に設けられている爪(係止部)が弾性的に、解除可能に係止していても良い。カバー10の内面側には付勢バネ(弾性部材)35が配設されている。バネ35は、カバー10が閉じられている状態においては、カバー10の内面側とユニット100のサブフレーム31の上面31dとの間に弾性力に抗して圧縮されて挟み込まれている。そして、バネ35の圧縮反力(弾性力)によりフレーム31が軸部45L・45Rを中心に図2の(a)において反時計方向に回動付勢されて、フレーム31の下面31eが装置本体100A側のメインステー37(本体側位置決め部)に対して押し付けられている。これにより、フレーム31が位置決めされた状態に保持される。即ち、ユニット200が、ドラム32aから中間転写体34に転写された現像剤画像を記録媒体Sに転写するための転写位置(画像形成が可能な位置)A(図2の(a)・図2の(b))に位置決めされた状態に維持されている。即ち、カバー10、カバー側の係止爪部10b、バネ35、及び、メインステー37(図2の(a)参照)の協働によって、ユニット200を画像形成位置Aにロックする。ここで、カバー10、カバー側の係止爪部10b、バネ35、及び、メインステー37がロック部材(第1ロック部材)を構成する。尚、前記ロック部材はカバー10が閉じ位置から開放位置に移動した状態でユニット200のロックを解除する。本実施例によれば、ユニット200を装置本体100Aに精度良く位置決めすることができる。また、位置決めの解除を容易に行うことかできる。尚、前記ロック部材の構成は、本実施例に限定されるものではなく、適宜の構成を採用することができる。
また、装置本体100Aには、位置決め部材40が配設されている。この位置決め部材40は、ユニット200が転写位置Aに位置した状態で、カートリッジ33を所定に位置決めする位置決め位置Q1(図6の(a)(b)、図7)と、その位置決め位置Q1から退避する退避位置Q2(図8の(a)(b)、図9)とを取り得る。そして、カバー10が閉じられている状態において、転写位置Aに位置しているユニット200に支持されたカートリッジ33が感光ユニット32に対して位置決め部材40に押されて所定位置に位置決めされている。即ち、ドラム32aに対して現像ローラ33bを位置決めするようにカートリッジ33が付勢されて位置決めされている。図6の(a)と(b)は、位置決め部材としての押圧部材40(40Y・40M・40C・40K)が位置決め位置に移動していて、各カートリッジ33が位置決めされている状態を示している。図7は図6の(b)の部分的な拡大図である。図7を参照して、各押圧部材40は、装置本体100Aの前側フレーム110aの内側に、各カートリッジ33に対応して垂直方向に隣接して配置されている。各押圧部材40は、それぞれ、支持軸40aを中心に回動可能に設けられている。各押圧部材40は、カートリッジ33の接点ユニット33eを押圧するための凸部40bと、支持軸40aを中にして凸部40b側とは反対側にギア部(ピニオン)40cを有している。ギア部40cは、垂直方向に設けられた共通の連動部材としての押圧ラック41のラック歯41aと噛合している。押圧ラック41は装置本体100A内に垂直方向にスライド移動可能に配設されている。そして、ラック41はバネ42の弾性力により常時上方へ付勢されている。各押圧部材40は、ラック41の下降移動又は上昇移動に連動して、同じ位相でそれぞれ支持軸40aを中にして図7において時計方向又は反時計方向に回動する。ラック41は、カバー10が閉じられている状態においては、上端部41bがカバー10の内側部材10cの当接によりバネ42の押し上げ力(弾性力)に抗して所定の下降位置まで下降移動して、その下降位置に保持されている。そして、各押圧部材40は、図6・図7に示すように、凸部40bが対応するカートリッジ33の接点ユニット33eに対して対向した後向きの回転角度姿勢(位置決め位置Q1)になっている。これにより、各押圧部材40により接点ユニット33eが所定圧にて押圧される。そして、カートリッジ33が感光ユニット32の方向に付勢される。これによって、カートリッジ33が感光ユニット32に対して位置決めされる。即ち、ドラム32aに対して現像ローラ33bを位置決めするように、カートリッジ33が位置決めされている。尚、ユニット33eは、カートリッジ33が装着部31cに装着された状態で、カートリッジ33の後端に配置されている。また、ユニット33eには、バネ(弾性部材)33e1(図9)が設けられている。従って、カートリッジ33は、押圧部材40によってその後端(ユニット33e)をバネ33e1の弾性力に抗して付勢されることによって、位置決めされる。ここで、位置決め部材としての押圧部材40(40Y・40M・40C・40K)と連動部材としての押圧ラック41は、装置本体100A内において左側と右側とに左右対称に2組配設されている。また、転写位置Aに位置しているユニット200の中間転写体34の駆動入力部(不図示)に対して装置本体側の駆動出力部(不図示)が連結している。また、感光ユニット32とカートリッジ33の各駆動入力部には、それぞれ、装置本体100A側の駆動出力部が左ガイド板80Lの穴部80e・80f(図5の(b))からユニット200側に進入していて連結している。また、感光ユニット32とカートリッジ33の電気接点に対して装置本体100A側の給電系統が導通化している。これにより、画像形成装置100は画像形成動作(プリント動作)可能な状態になっており、画像形成開始信号(プリントスタート信号)に基づいて前記のような画像形成動作がなされる。
前述した実施例によれば、図2に示すとおり、設置面Fに対して水平方向にほぼ並んで、スキャナユニット11、カートリッジ33、ドラム32a、中間転写体34、及び、記録媒体Sの搬送路Zが配置されている。そして、装置100の上方には、排出トレイを兼用したカバー10、及び、装置100の下方には、カセット19が配置されている。そして、スキャナユニット11からのレーザー光L(LY、LM、LC、LK)がカートリッジ33の後方からドラム32aに照射される。また、各ドラム32aから中間転写体34に転写された各色の現像剤画像は、中間転写体34を挟んで各ドラム32aが配置されているのとは反対側でもって記録媒体Sに転写される。さらに本実施例によれば、ユニット200にドラム32aを取り付け、また、ユニット200(装着部31c)に取り外し可能にカートリッジ33を装着した状態で、ユニット200を転写位置(画像形成位置)Aと着脱位置Bとの間を回動することができる。そして、ユニット200を転写位置Aから着脱位置Bに回動することによって、ユニット200に対するカートリッジ33の着脱を行う。前述した実施例によれば、このような構成によって、装置100を小型化できる。
《現像カートリッジの交換方式》各カートリッジ33(33Y・33M・33C・33K)は画像形成に使用されるにつれて、それぞれ、現像器(現像剤収納部)33cに収容されている現像剤が消費される。そこで、例えば、個々のカートリッジ33の現像剤の残量を検知する手段(不図示)を装置本体100Aに具備させている。そして、制御回路部300において、検知残量値を、予め設定したカートリッジ33の寿命予告や寿命警告のための閾値と比較させる。前記検知残量値が閾値よりも少ない残量値となったカートリッジ33については、画像形成装置100の操作部101(図1)の表示部102に、そのカートリッジ33についての寿命予告或いは寿命警告を表示させる。或いは外部ホスト装置400(図2の(a))の表示部に、そのカートリッジ33についての寿命予告或いは寿命警告を表示させる。これにより使用者に、交換用のカートリッジ33の準備を促す、或いはカートリッジ33の交換を促して、出力画像の品質を維持する。本実施例においては、ユニット200に装着されているカートリッジ33の交換は、カバー10を開けて開口部100Bを開放することによりなされる。本実施例においては、カバー10の閉鎖解除は、装置本体100Aの前面に配設されているメンテナンスボタン36を使用者が押すことでなされる。使用者がボタン36をバネ(不図示)に抗して後方に押すと、ボタン36側の係止爪部36aがカバー10側の係止爪部10bから後方に逃げてラッチ係合が外れる。これによって、カバー10は、ユニット200のサブフレーム31の上面との間のバネ(弾性部材)35の圧縮反力(弾性力)により押し上げられる。そして、カバー10は、ヒンジ軸10aを中心にバネ35の作動長分(自由長への復元長さ分)に対応する角度だけ装置本体100Aから開き方向へ回動する。即ち、カバー10がバネ35の弾性力によって自動的に半開き状態になる。図8・図9は、カバー10が半開きの状態を示している。ボタン36は、その後使用者が指を離すことで、付勢バネ(不図示)の力(弾性力)により元の位置に復帰した状態となる。この時、係止爪部10bはカバー10の上記の半開き移動により上方に位置しているから、復帰した係止爪部36aとは係合しない。
そして、カバー10の半開き回動に連動する連動機構(不図示)により、ユニット200の中間転写体34の駆動入力部に対する装置本体側の駆動出力部の連結が解かれる。また、各カートリッジの感光ユニット32と現像カートリッジ33の駆動入力部に対する、装置本体100A側の駆動出力部の連結が解かれる。また、各カートリッジPの感光ユニット32と現像カートリッジ33の電気接点に対する装置本体100A側の給電系統の導通が解かれる。また、カバー10の半開き回動により、バネ(弾性部材)35によるユニット200のメインステー37に対する押し付けが解除される。また、カバー(開閉部材)10の半開き回動により、カバー10の内側部材10cによる押圧ラック41の上端部41bの抑えが解除される。これによって、押圧ラック41がバネ(弾性部材)42の弾性力により所定の上昇位置まで上昇移動する。押圧ラック41の上昇移動に連動して、各押圧部材40が図7に示す位置決め位置Q1からそれぞれ支持軸40aを中心に同じ位相でほぼ90°回動して図9に示すように凸部40bがほぼ下向きとなった回動角度姿勢(退避位置Q2)に移動する。これにより、各押圧部材40の凸部40bが対応する接点ユニット33eから離れて、各押圧部材40による接点ユニット33eの押圧が解除される。即ち、各押圧部材40が、対応するカートリッジ33の位置決め位置Q1(図7)から退避する退避位置Q2(図9)に移動する。これにより、現像カートリッジ33の位置決めが解除される。
次に、使用者はカバー10の取手部10dに手を掛けて手動操作によってカバー10を、ヒンジ軸10aを中心に開口部100Bを開放する所定の開放位置まで十分に開き方向へ回動する。図10の(a)・(b)は、カバー10が所定の開放位置まで開かれた状態を示している。カバー10は開放位置まで開かれると、係止手段によりその開き状態が維持される。以後はカバー10から手を離してもカバー10は自然には戻り方向へ回動しないように維持される。尚、係止手段は適宜に構成することができる。本実施例においては、係止手段は、図11に示すような、クリック止め機構25にしてある。(a)はカバー10が閉じ位置に位置している時のクリック止め機構25の状態、(b)と(c)はカバー10が開放位置に位置している時のクリック止め機構25の状態を示している。カバー10のにはカバー10と一体にカム部10eが設けられている。装置本体100Aに設けられた不動部材26にはカム部10eに対して常時弾性的に当接するクリック突子26aが設けられている。突子26aは不動部材26の穴部26bに出没可能に嵌め込まれており、押し上げバネ(弾性部材)26cの弾性力により常時穴部26bから突き出る方向に弾性的に付勢されている。カバー10が閉じ位置に位置している状態においては(図11の(a))、カム部10eの円弧面部10e−1が突子26aの位置に対応している。面部10e−1は、ヒンジ軸10aの軸中心をほぼ中心とする円弧形状である。カバー10が開放位置に位置している状態においては(図11の(b)(c))、カム部10eの凹部10e−2が突子26aの位置に対応している。そして、突子26aが凹部10e−2に対して嵌り込んで係合している。この係合により、カバー10は開放位置に維持されている。従って、使用者がカバー10から手を離してもカバー10は閉じ方向(戻り方向)へ回動しない。
ヒンジ軸10aは、左右の両端部が装置本体100Aの左右のフレーム110L・110Rに対して回動自由に軸受されている。カバー10はこのヒンジ軸10aと一体化されている。従って、ヒンジ軸10aはカバー10の開閉回動と一緒に回動する。ヒンジ軸10aの左右の両端部にはヒンジ軸10aと一体に左右対称に同じ位相にて扇形のカバーギアG1が配設されている。そして、左側のカバーギアG1と左側のサブフレームギアG5及び右側のカバーギアG1と右側のサブフレームギアG5とが、それぞれ、アイドルギアG2・G3・G4で連結されている。左側のアイドルギアG2・G3・G4は装置本体100Aの左側フレーム110Lに対して回動自由に配設されている。右側のアイドルギアG2・G3・G4は装置本体100Aの右側フレーム110Rに対して回動自由に配設されている。このギア連結により、カバー10と画像形成ユニット200は連動して回動可能である。即ち、上記のギアG1乃至G5がカバー10と画像形成ユニット200との連動部材である。
カバー10が開口部100Aに対して閉じ位置にある状態時においては、扇形のカバーギアG1は、図6の(a)・(b)に示すように、アイドルギアG2に対して非噛合の回転角度姿勢になっている。即ち、カバー10とユニット200はギア連結が解かれている状態になっている。これにより、カバー10の位置によらずに、ユニット200をバネ35によりメインステー37に対して確実に突き当てた状態にして、ユニット200を装置本体100Aに対して所定に位置決めした状態することができる。ボタン36が押されてカバー10が半開き状態となったときも、扇形のカバーギアG1は、図8の(a)・(b)に示すように、アイドルギアG2に対して非噛合の回転角度姿勢になっている。即ち、カバー10とユニット200はギア連結が解かれている状態になっている。使用者は図8の(a)・(b)に示すように半開き状態となっているカバー10の取手部10dに手を掛けてカバー10を図10の(a)・(b)に示すように開放位置まで手動操作によって開く。カバーギアG1は、カバー10が半開き角度を超えて開かれるとアイドルギアG2に対して噛合する。そして、引き続くカバー10の開き方向への回動力がカバーギアG1からサブフレームギアG5にアイドルギアG2・G3・G4を介して伝達される。これにより、ユニット200が装置本体100A内において左右の軸部45L・45Rを中心に、画像形成装置100を右側から見て時計方向に回動していく。また、カバー10が開かれることで、装置本体100Aの上面開口部100Bが開放されていく。そして、カバー10は開放位置まで十分に開かれると、その開き状態がクリック止め機構25(図11)により保持される。これにより、図10の(a)・(b)に示すように、開口部100Bが十分に大きく開放された状態になる。また、ユニット200が、転写位置A(図6の(a)・(b)に示す)から時計方向にほぼ45°回動して、カートリッジ33が開口部100Bに臨んだ回転角度姿勢に転換される(図10の(a)・(b)に示す)。そして、ユニット200は、その回転角度姿勢を維持する。即ち、ユニット200が、カバー10の開放方向への移動に連動して、着脱位置Bに回転し、開口部100Bからのカートリッジ33の脱着が可能な状態になる。ここで、着脱位置Bとは、使用者が装着部31cに対してカートリッジ33を着脱するための位置である。また、ユニット200が転写位置Aから着脱位置Bに移動するのに伴って、位置決め部材40が位置決め位置から退避位置に移動する。そして、着脱位置Bにおいて装着部31cに対するカートリッジ33の着脱を可能とする。
前述した実施例によれば、使用者がボタン36を押すことによって、カバー10がバネを所定角度開く(カバー10を少し開く)。次に、使用者が前記所定角度開いたカバー10を手動操作で全開位置まで移動させる。このカバー10の開放方向への移動に連動して、ユニット200が転写位置Aから着脱位置Bまで移動する。及び、このカバー10の開放方向への移動に連動して、位置決め部材40が位置決め位置から退避位置に移動する。従って、使用者がカバー10を手動操作で全開位置まで移動させさえすれば、ユニット200を転写位置Aから着脱位置Bまで移動させることが出来、また、位置決め部材40によるカートリッジ33の位置決めを解除することができる。従って、装着部31cに対するカートリッジ33の着脱操作性を向上させることができた。また、前述した画像形成装置100の構成により、スキャナユニット11を退避させることなく、カートリッジ33の交換が可能になった。これにより、使用者が容易にカートリッジ33の交換を行うことができる。図12の(a)はユニット200の着脱位置Bにおけるガイド板80Rを含めた状態を示す画像形成装置の概略の縦断右側面図である。図12の(b)は同じ状態のガイド板80Rと画像形成ユニット200の斜視図である。カートリッジ33には左右側に係止部材33fが備えられている。着脱位置Bにあるユニット200はサブフレーム31にカートリッジ33が1つでも装着された状態では、ガイド板80Rの突起80c(80c−Y、80c−M、80c−C、80c−K)に係止部材33fが係止されている。左側のガイド板80Lにおいても同様である。ここで、各カートリッジ33の係止部材33fは軸部45L・45Rの周りに異なる半径となるように各カートリッジ33に設けられている。そのため、各カートリッジ33は独立して突起80cにそれぞれ係止される。
以上の構成を取ることにより、カートリッジ33のうち1個でもサブフレーム31(ユニット200)に装着された状態では、ユニット200を着脱位置B(図12の(a))の状態よりも更に時計方向に回転させることが規制された状態となる。このとき左右の軸部45L・45Rの先端部のキー形状部45aは左右のガイド板80L・80Rの挿入口80dと向きがあっていない。そのため、サブフレーム31及び中間転写体34は装置本体100A内より取り外すことができない。即ち、ユニット200に少なくとも一つのカートリッジ33が装着されている場合には、ユニット200及び中間転写体34を装置本体100Aから取り外すことが出来ない。これは、ユニット200が着脱位置Bまで回動することが出来ないからである。また、着脱位置Bに位置したユニット200から全てのカートリッジ33が取り外された状態では、ユニット200及びユニット200に回転可能に取り付けられている中間転写体34を一体に装置本体100Aから取り外すことができる(図4の(b))。また、ユニット200を装置本体100aに装着する装着方向において、ユニット200の先端には中間転写体34が設けられ、後端には、装着部31cが設けられている。また、ユニット200の側面には、ギアG5が設けられている。
図13の(a)は、カートリッジ33がすべて抜き去られていて、サブフレーム31及び中間転写体34が装置本体100Aに対して着脱可能な状態となっている画像形成装置100の縦断右側面図である。カートリッジ33をフレーム31(ユニット200、装着部31c)からすべて取り外したことにより、係止部材33fが左右のガイド板80L・80Rの突起80cに係止されることがない。そのため、フレーム31は、着脱位置B(図12の(a))から更に時計方向に回動することができる。即ち、フレーム31(ユニット200)を、軸部45L・45Rの先端部のキー形状45aがガイド板80L・81Rの挿入口80dと向きが合うまで回転させることができる。そこで、使用者は、フレーム31(ユニット200)を着脱位置Bから更に時計方向に回動させて、図13の(a)に示すように、軸部45L・45Rの先端部のキー形状45aをガイド板80L・81Rの挿入口80dと向きが合う位置Cにする。そして、角度位置Cにおいて、図13(b)に示すように、フレーム31及び中間転写体34をガイド板80L・80Rのガイド80bに沿って装置本体100A内から開口部100B側に移動させて装置本体100Aの外へ取り出すことができる。即ち、使用者は、ユニット200及び中間転写体34をガイド80bにガイドさせることによって、開口部100Bから装置本体100Aの外側へ取り出すことができる。また、使用者は、ユニット200及び中間転写体34をガイド80bにガイドさせることによって、開口部100Bから装置本体100Aに取り付けることができる。本実施例においては、装置本体100Aに対するユニット200の着脱は、ユニット200にカートリッジ33が装着されてはいない状態で行われる。従って、装置本体100Aに対してユニット200を着脱する際に、カートリッジ33を損傷することを防ぐことができる。
ここで、フレーム31(ユニット200)を着脱位置B(図12の(a))から更に時計方向に位置Cへ回動させたとき、その回動力がフレームギアG5からカバーギアG1に対してアイドルギアG4・G3・G2を介して伝達される。そのため、カバー10がクリック止め機構25で保持されている開放位置から更に開き方向へ回動される。この時、このカバー10の更なる開き方向への回動は、クリック突子26aの沈み込みにより許容される。従って、ギアG1乃至G5に無理な力が掛かることはない。これによって、フレーム31(ユニット200)及び中間転写体34を装置本体100から取り出すことができる。そして、中間転写体34をフレーム31(ユニット200)に設けられた中間転写枠体31a(図2の(b))から外すことができる。また、中間転写体34を枠体31aから外すことによって、感光ユニット32を支持ユニット31b(図2の(b))から外すことができる。これにより、必要に応じて、フレーム31に対して中間転写体34又は/及び感光ユニット32を新旧交換することができる。そして、フレーム31及び中間転写体34を上記とは逆の手順で装置本体100内に装着することができる。
尚、本実施例のように、ユニット32は、ユニット200に対して取り外し可能に構成しても良い。このような場合には、ユニット32を前述したプロセスカートリッジと称することもできる。なぜならば、ドラム32aとプロセス手段としての帯電ローラ32b、及び、クリーニングブレード32cを一体にユニット化して、装置本体100Aに着脱可能だからである。但し、ユニット32は、ユニット200に固設しても良い。また、本実施例において、ユニット32をユニット200に固設している場合には、ドラム32aとプロセス手段としての帯電ローラ32b、及び、クリーニングブレード32cを4組有している。そして、ユニット200は、これらを一体にユニット化して、装置本体100Aに取り外し可能に装着される。従って、このような構成の場合には、ユニット200を前述したプロセスカートリッジと称することもできる。図2の(b)において、bは係止爪(係止部、凸部材)であって、ユニット32に設けられている。また、aは係止爪(係止部、弾性部材)であって、ユニット200に設けられている。係止爪bと係止爪aとが解除可能に係止することによって、ユニット32がユニット200に取り外し可能に装着される。しかしながら、本実施例はこれに限定されるものではない。例えば、一方に設けられている穴(係止部)に他方に設けられている爪(係止部)が弾性的に、解除可能に係止していても良い。
ユニッ200は、中間転写体34の回転中心34aを中心として、転写位置Aと着脱位置Bとを取り得るように回転する。そして、画像形成時(転写時)及びカートリッジ33の脱着時において、軸部45L・45Rと位置決め部80aとによって中間転写体34を位置決めしている。そのため、中間転写体34はガタツキなどが生じにくい。尚、軸部45L・45Rはフレーム31に設けられている。また、位置決め部80aはガイド板80L・80Rに設けられている。また、中間転写体34を円柱状のドラムとし、ユニット200をドラム34の中心軸を中心に回転する構成とした。即ち、ユニット200はドラム34と同軸線上で回転する構成とした。これにより、ユニット200が転写位置Aと着脱位置Bとの間を移動するのに要するスペースを小さくすることができる。従って、画像形成装置100の小型化に寄与する。また、ユニット200に取り付けられているカートリッジ33をすべて取り外さなければ、中間転写体34及びユニット200(サブフレーム31)を装置本体100Aから外すことができない。これにより、交換の頻度が低い中間転写体34を、誤ってカートリッジ33の交換時に外してしまう事を防ぐことができる。また、カートリッジ33と中間転写体34とを一体に装置本体100Aから取り外した場合には、カートリッジ33又は中間転写体34を脱落させるような事態が生じることが予想されるが、これを未然に防止することもできる。
次に、ユニット200を着脱位置Bに位置させた状態で、カートリッジ33の交換をした後に、ユニット200を再び転写位置Aに移動させる過程を説明する。図12の(a)・(b)に示すように着脱位置Bに位置しているユニット200の装着部31cに対してカートリッジ33を挿入する。これによって、カートリッジ33は装着部31c側に設けられた弾性部材c(図2の(b))とカートリッジ33側に設けられた凸部材dとの係合によって装着部31cに仮保持される。各カートリッジ33の交換をした後、使用者は、開放位置にあるカバー10をクリック止め機構25のクリック係合力に抗して閉じ方向へ回動する。カバー10の閉じ方向への回動と連動して、ユニット200が軸部45L・45Rを中心にして反時計方向(図12の(a))に回動する。この際に、カバー10の移動力がギアG1乃至G5を介してユニット200に伝達される。ここで、ギアG1乃至G5は、第4連動部材である。そして、カバー10が前記の半開きの近傍まで閉じられると、カバーギアG1のアイドルギアG2に対する噛合が外れる。即ち、カバー10とユニット200のギア連結が解かれた状態になる。そのため、ユニット200は自重によって軸部45L・45Rを中心にして反時計方向に回動する。そして、ユニット200はメインステー37に受け止められた状態となる。即ち、ユニット200が転写位置Aに位置した状態になる。そして、カバー10の更なる閉じ方向への回動によって、カバー10の内面に設けられたバネ35がフレーム31の上面に接する。使用者は、バネ35を押し縮めながら、カバー10に設けられた係止爪部10bがボタン36の係止爪部36aに係合するまでカバー10を閉じ方向へ移動する。爪部10bが爪部36aと係合すれば、カバー10は閉じた状態を維持する。
そして、カバー10が半開き状態から閉じる位置までの閉じ方向への回動に連動する連動機構(不図示)により、中間転写体34の駆動入力部(不図示)に対して装置本体側の駆動出力部(不図示)が連結する。また、感光ユニット32とカートリッジ33の駆動入力部(不図示)に対して装置本体100A側の駆動出力部(不図示)が連結する。また、感光ユニット32とカートリッジ33の電気接点に対して装置本体100A側の電気接点が接続する。また、バネ35の圧縮反力により、フレーム31がステー37に係止した状態で、ユニット200が転写位置A(図2の(a)・(b))に位置決めされた状態に維持される。また、カバー10が半開き状態から閉じる位置までの閉じ方向へ回動する間において、バネ(弾性部材)42の弾性力により上昇移動している押圧ラック(第3連動部材)41の上端部41bにカバー10の内側部材10cが当接する。そして、引き続くカバー10の閉じ方向への回動により、ラック41がバネ42の押し上げ力に抗して所定の下降まで下降する。これによって、カバー10が閉じ位置に維持されることで、カバー10は下降位置に維持される。ラック41の下降移動に連動して、各押圧部材(位置決め部材)40が退避位置Q2(図9)から位置決め位置Q1(図7)に移動する。これにより、各押圧部材40によりカートリッジ33が有するユニット33eが所定圧にて押圧される。従って、カートリッジ33がユニット32の方向に付勢されてユニット32に対して位置決めされる。即ち、ドラム32aに対して現像ローラ33bを位置決めするように、カートリッジ33が位置決めされる。
以上により、画像形成装置100は図6の(b)に示す状態に復帰して画像形成動作が可能な状態になる。ここで、前述した画像形成装置100において、各押圧部材40は現像ローラ33bにバイアスを供給する電気接点機能も有していてもよい。また、ギア部40cは押圧部材40と一体でも別体でも構わない。また、ラックアンドピニオンを用いる代わりにギアの組み合わせにより、位置決め部材を位置決め位置と退避位置とに移動させる動作を実現させても構わない。また、ーギアG1とギアG5は、カバー10とフレーム31と一体でも別体でも構わない。また、ラックアンドピニオンのような回動と直動の組み合わせ構成により、カバー10とユニット200との連動動作を実現させても良い。また、本実施例では、交換を行うカートリッジとして現像カートリッジ33である構成を示した。しかしながら、交換を行うカートリッジは、感光ユニット32と現像カートリッジ33とを一体として交換する一体型のプロセスカートリッジとする構成も可である。
上記実施例1の画像形成装置100の構成をまとめる次のとおりである。記録媒体Sにカラー画像を形成する画像形成装置100である。カートリッジ33を取り外し可能に装着するための複数箇所のカートリッジ装着部31cを有する。また、複数個のドラム32aと対向して設けられた単独の中間転写体であって、複数個のドラム32aに形成された現像剤画像を転写される中間転写体34を有する。また、複数箇所の装着部31cと、中間転写体34と、を有するユニット200を有する。ユニット200は、複数個のドラム32aから中間転写体34に転写された現像剤画像を記録媒体Sに転写するための転写位置Aと、装着部31cに対してカートリッジ33を着脱するための着脱位置Bと、を取り得る。着脱位置Bに位置するユニット200の有する装着部31cに対してカートリッジ33を着脱するための開口部100Bを有する。また、開口部100Bを開閉可能なカバー(開閉部材)10であって、開口部100Bを閉じる閉じ位置と、開口部100Bを開放する開放位置と、を取り得るカバー10を有する。そして、カバー10が手動操作によって閉じ位置から開放位置に移動するのに連動して、ユニット200を画像形成位置Aから着脱位置Bに移動させる連動部材G1〜G5を有する。かつ、カバー10が手動操作によって開放位置から閉じ位置に移動するのに連動して、ユニット200を着脱位置Bから画像形成位置Aに移動させる連動部材G1〜G5を有する。ユニット200は、中間転写体34の回転中心34aを中心として回転することによって、転写位置Aと着脱位置Bとを取り得る。前記カートリッジ33が装着部31cに装着されて、かつ、ユニット200が画像形成位置Aに位置した状態で、ドラム32aに形成された静電潜像が非接触現像方式で現像剤画像として現像される。即ち、カートリッジ33が有する現像ローラであって、前記電子写真感光体ドラム32aに形成された静電潜像を現像剤画像として現像するための現像ローラ33bは、ドラム32aと間隙αを有した状態で前記静電潜像の現像を行う。
カートリッジ33は、ユニット200に設けられた複数個のドラム32aの一つずつに対向して一つずつ取り外し可能に装着された現像カートリッジである。この現像カートリッジ33は、ドラム32aに形成された静電潜像を現像剤画像として現像するための現像ローラ33bと、現像ローラによって静電潜像の現像に用いられる現像剤を収納する現像剤収納部33cと、を有する。また、押圧部材(位置決め部材)40は、ユニット200が転写位置Aに位置した状態で、カートリッジ33を所定に位置決めする位置決め位置と、前記位置決め位置から退避する退避位置とを取り得る。また、着脱位置Bに位置するユニット200の有するカートリッジ装着部31cに対してカートリッジ33を着脱するための開口部100Aを有する。そして、ユニット200が転写位置Aから着脱位置Bに移動するのに伴って、押圧部材(位置決め部材)40が位置決め位置Q1から退避位置Q2に移動する。そして、着脱位置Bにおいてユニット200の有する装着部31cに対するカートリッジの着脱を可能とする。また、押圧ラック(第3連動部材)41は、カバー(開閉部材)10が手動操作によって閉じ位置から開放位置に移動するのに連動して、押圧部材40を位置決め位置から退避位置に移動させる。また、押圧ラック41は、カバー10が手動操作によって開放位置から閉じ位置に移動するのに連動して、押圧部材40を退避位置から位置決め位置に移動させる。
前述した通り、第4連動部材としてのギアG1〜G5は、カバー10が閉じ位置から開放位置に移動するのに連動して、ユニット200を転写位置Aから着脱位置Bに移動させる。また、ギアG1〜G5は、カバー10が開放位置から閉じ位置に移動するのに連動して、ユニット200を着脱位置Bから転写位置Aに移動させる。更に、ユニット200を転写位置Aにロックするロック部材(第1ロック部材)を有する。前述した通り、本実施例では、前記ロック部材として、カバー10、カバー側の係止爪部10b、バネ35、及び、メインステー37を有する(図2の(a)参照)。前述した通り、前記ロック部材はカバー10が閉じ位置に位置する状態でユニット200を転写位置Aにロックしている。また、前記ロック部材はカバー10が閉じ位置から開放位置に移動した状態でユニット200のロックを解除する。本実施例によれば、ユニット200を装置本体100Aに精度良く位置決めすることができる。また、位置決めの解除を容易に行うことかできる。尚、本実施例では、カートリッジ33は、ユニット200に設けられた複数個のドラム32aの一つずつに対向して一つずつ取り外し可能に装着された現像カートリッジである。現像カートリッジ33は、ドラム32aに形成された静電潜像を現像剤画像として現像するための現像ローラ33bと、現像ローラによって静電潜像の現像に用いられる現像剤を収納する現像剤収納部33cと、を有する。
また、本実施例では、押圧部材(位置決め部材)40(40Y、M、C、K)は、ユニット200が転写位置Aに位置した状態で、カートリッジ33を所定に位置決めする位置決め位置Q1(図7)を取り得る。また、押圧部材40は、ユニット200が転写位置Aに位置した状態で、位置決め位置Q1から退避する退避位置Q2(図9)を取り得る。位置決め位置Q1に位置した押圧部材40は、カートリッジ33の後端を前方に向かって付勢している。これによって、カートリッジ33の有するまた、着脱位置Bに位置する画像形成ユニット200の有するカートリッジ装着部31cに対してカートリッジ33を着脱するための開口部100Aを有する。画像形成ユニット200が転写位置Aから着脱位置Bに移動するのに伴って、前記位置決め部材40が位置決め位置Q1から退避位置Q2に移動して、着脱位置Bにおいて装着部31cに対するカートリッジの着脱を可能とする。
[実施例2]
図14乃至図18は実施例2の画像形成装置100の説明図である。本実施例2は、カバー10とユニット200の連動部材として、実施例1の画像形成装置100のギアG1乃至G5に代えてトグル機構を用いたものである。実施例1と共通する構成部材・部分には共通の符号を付して説明を省略する。図14の(a)・(b)は、カバー10が開口部100Bを閉じており、画像形成が可能な状態になっている画像形成装置100の右側面側の断面斜視図と縦断右側面図である。図15の(a)はユニット200部分の外観斜視図である。
図14乃至図18は実施例2の画像形成装置100の説明図である。本実施例2は、カバー10とユニット200の連動部材として、実施例1の画像形成装置100のギアG1乃至G5に代えてトグル機構を用いたものである。実施例1と共通する構成部材・部分には共通の符号を付して説明を省略する。図14の(a)・(b)は、カバー10が開口部100Bを閉じており、画像形成が可能な状態になっている画像形成装置100の右側面側の断面斜視図と縦断右側面図である。図15の(a)はユニット200部分の外観斜視図である。
ユニット200は、図15の(a)に示すように、軸部45L・45Rが装置本体100A内に固定して配設された支持部材111の左右の軸受部111aに回転可能に軸受されて支持されている。図15の(b)は支持部材111の外観斜視図である。装置本体100Aの右側フレーム110R(不図示)の内側に、下端部51aを回動可能に枢着させたトグルレバー51が設けられている。そして、レバー51の上端部51bはカバー10の右側に設けられた係合溝部54に対して位置移動可能に係合されている。これにより、レバー51はカバー10の開き方向の回動に連動して、下端部51aの枢着部を中心にして時計方向に回動可能(図14の(a)・(b))である。また、レバー51はカバー10の閉じ方向の回動に連動して、下端部51aの枢着部を中心にして前述した方向とは逆の反時計方向に回動可能である。フレーム31において、中間転写枠体31aの右側板31a−Rの外面側には、突起部53(第1の突起部53a・第2の突起部53b)(図15の(a)、図16の(b))が設けられている。第1・第2の突起部53a・53bは、レバー51を中にしてレバー51の後方位置と前方位置に位置している。そして、第1の突起部53aと、右側フレーム110Rの内側に設けられた突起部27との間にトグルバネ(弾性部材)52が張設されている。カバー10が開口部100Bを閉じている画像形成装置100の状態(図14の(a)・(b)に示す)においては、バネ52がユニット200の軸部45Rの位置(死点)よりも前方に位置している。そのため、ユニット200に対しては、バネ52の引っ張り力により軸部45L・Rを中心に反時計方向(図14の(a)・(b))への回動力が作用している。ユニット200の回動力によりフレーム31の下面がステー37に押し付けられて位置決めされている。これにより、ユニット200は転写位置Aに安定に保持されている。また、実施例1の画像形成装置100の場合と同様に、ラック41が、閉じられているカバー10の内側部材10cの当接によりバネ42の押し上げ力に抗して所定の位置まで下降して、その位置に維持されている。これにより、転写位置Aに位置しているユニット200に装着されているカートリッジ33が位置決め位置に移動している押圧部材(位置決め部材)40により押圧されている。即ち、カートリッジ33が感光ユニット32の方向に付勢されて感光ユニット32に対して位置決めされている。
また、カバー10の開き方向への回動の初期において、内側部材10cによるラック41の上端部41bの抑えが解除される。これによって、ラック41が上昇移動して押圧部材40が位置決め位置から退避位置に移動する。これにより、転写位置Aに位置しているユニット200に装着されているカートリッジ33の押圧部材40による位置決めが解除される。また、カバー10の更なる開き方向への回動に連動して、部分54・51b(図16の(a))において、カバー10と連結されているレバー51が下端部51aの枢着部を中心にして時計方向に回動する(図14の(a)・(b))。レバー51の回動によりレバー51の当接面51cがフレーム31の第1の突起部53aに当接する。図16の(b)は、カバー10を開きはじめた直後のレバー51の付近を示した拡大斜視図である。
当接面51cと突起部53aとの当接以後は、使用者はカバー10をトグルバネ(弾性部材)52の引っ張り力に抗してバネ52を引き伸ばしながら開き方向へ回動する。この回動により、当接面51cにより突起部53aが後方に押されて、転写位置Aに位置しているユニット200が軸部45L・45Rを中心にして時計方向(図14の(b))へ回動していく。更に、カバー10の開放動作を継続する。すると、図17の(a)に示すように、突起部53bが死点(軸部45Rの位置)をまたいで前方から後方に移動する。これによって、ユニット200には、バネ52の引っ張り力により軸部45L・Rを中心にして時計方向への回動力が作用する(図14の(a)・(b))。この回動力により、ユニット200が、装置本体側に設けられた位置決め部であるストッパ部ST(図17の(b)、図18の(a)(b))に受け止められるまで時計方向へ回動する。これにより、ユニット200は、転写位置(図14の(a)・(b))Aから時計方向にほぼ45°回動する。そして、図18の(a)・(b)に示すように、カートリッジ33が開口部100Bに向い合った位置に移動して、その位置に維持される。即ち、ユニット200が、装着部31cに対してカートリッジ33を着脱するための着脱位置Bに移動する。使用者はその後もカバー10を開放位置まで十分に開く方向へ回動する(図17の(b))。これにより開口部100Bが大きく開放される。そして、開口部100Bからのカートリッジ33の脱着が可能な状態になる(図18の(a)・(b))。
上記のような画像形成装置の構成により、スキャナユニット(画像露光装置)11を退避させることなく、カートリッジ33の交換が可能になる構成を実現できた。従って、使用者が容易にカートリッジ33の交換を行うことができるようになった。
次に、ユニット200を着脱位置Bに位置させてカートリッジ33の交換をした後に、ユニット200を再び転写位置Aに移動させる過程を説明する。図18の(a)・(b)に示すように、着脱位置Bに位置しているユニット200の装着部31cに対してカートリッジ33を挿入する。そうすると、カートリッジ33は装着部31cに設けられた弾性部材c(図2の(b))とカートリッジ33が有する凸部材dとの係合により装着部31cに仮保持される。必要なカートリッジ33の交換を行った後、使用者は、開放位置に保持されているカバー10を閉じる方向へ回動する。カバー10の閉じ方向への回動に連動して、レバー51が反時計方向に回動する。これによって、レバー51に備えられた当接面51dがフレーム31に備えられた第2の突起部53bに当接する。この当接以後は、使用者はカバー10をバネ52の引っ張り力に抗してバネ52を引き伸ばしながら閉じ方向へ回動する。この回動により、レバー51の当接面51dにより突起部53bが前方に押されて、着脱位置Bに位置しているユニット200が軸部45L・45Rを中心に反時計方向へ回動していく。更に、カバー10の閉じ動作を継続すると、突起部53bが死点(軸部45Rの位置)をまたいで前方から後方に移動する。そうすると、ユニット200にはバネ52の引っ張り力により軸部45L・Rを中心に反時計方向への回動力が作用する。この回動力により、ユニット200が、ステー37に受け止められるまで反時計方向へ回動する。これにより、ユニット200は、着脱位置B(図18の(a)・(b))から反時計方向にほぼ45°回動して転写位置Aに移動した状態になる。
また、バネ42により上昇位置に移動しているラック41の上端部41bにカバー10の内側部材10cが当接する。そして、引き続くカバー10の閉じ方向への回動により、ラック41がバネ42の押し上げ力に抗して所定の下降位置まで下降移動する。そして、カバー10が閉じることで、ラック41はその下降位置に維持される。ラック41の下降移動に連動して、転写位置Aに位置しているユニット200に装着されたカートリッジ33に対して、各押圧部材40が退避位置(図18の(a)・(b))から位置決め位置(図14(a)・(b))に移動する。これにより、各押圧部材40によりユニット33eが所定圧にて押圧されて、カートリッジ33が感光ユニット32の方向に付勢されてユニット32に対して位置決めされる。即ち、ドラム32aに対して現像ローラ33bを位置決めするようにカートリッジ33が位置決めされている。以上により、画像形成装置100は図14(a)・(b)に示す状態に復帰して、画像形成動作が可能な状態になる。
上記のような画像形成装置の構成により、スキャナユニット11を退避させることなく、カートリッジ33の交換が可能になる構成を実現できた。従って、使用者がカートリッジ33の交換を行うことができる。前述した実施例2の画像形成装置100の基本的な装置構成は実施例1の画像形成装置100と同じである。本実施例においては、トグル機構51〜54が連動部材に対応している。また、ラック41が第3連動部材に対応している。また、トグル機構51〜54が第4連動部材に対応している。また、フレーム31、ステー37、トグル機構51〜54がロック部材に対応している。
[実施例3]
図19乃至図23は本実施例3の画像形成装置100の説明図である。実施例3は、実施例2と同じく、カバー10とユニット200の連動部材としてトグル機構を用いている。実施例3は、カートリッジ33の位置決め部材を他の構成にしたものである。実施例2と共通する構成部材・部分には共通の符号を付して説明を省略する。本実施例においては、カートリッジ33を感光ユニット32に対して所定圧にて押圧するために、ユニット200のサブフレーム31に、次のような構成を備えている。主として図19の(b)を参照して説明する。本実施例は、押圧部60aと、押圧を解除するために備えられたギア形状部(押圧レバーギア部)60bを有する押圧レバー(位置決め部材)60(60Y、60M、60C、60K)を備えている。また、押圧レバー60を常に時計回りに付勢している押圧バネ(弾性部材)61(61Y、61M、61C、61K)を備えている。また、回転軸62aを中心に回転可能な離間ギア62と、レバーギア部60bと離間ギア62との間に介在して駆動力を伝達するギア63と、を備えている。
図19乃至図23は本実施例3の画像形成装置100の説明図である。実施例3は、実施例2と同じく、カバー10とユニット200の連動部材としてトグル機構を用いている。実施例3は、カートリッジ33の位置決め部材を他の構成にしたものである。実施例2と共通する構成部材・部分には共通の符号を付して説明を省略する。本実施例においては、カートリッジ33を感光ユニット32に対して所定圧にて押圧するために、ユニット200のサブフレーム31に、次のような構成を備えている。主として図19の(b)を参照して説明する。本実施例は、押圧部60aと、押圧を解除するために備えられたギア形状部(押圧レバーギア部)60bを有する押圧レバー(位置決め部材)60(60Y、60M、60C、60K)を備えている。また、押圧レバー60を常に時計回りに付勢している押圧バネ(弾性部材)61(61Y、61M、61C、61K)を備えている。また、回転軸62aを中心に回転可能な離間ギア62と、レバーギア部60bと離間ギア62との間に介在して駆動力を伝達するギア63と、を備えている。
ギア62は、付勢部材(不図示)により矢印E(図19の(b))で示す方向(時計回り)に常に付勢されており、画像形成時においては、フレーム31の内側に備えられた位置決めボス64に当接した状態で回転が規制されている。このとき、ギア部60bとギア62は駆動力が伝達されない関係になっている。そのため、現像ローラ33bの有するローラ軸33b−1(図5の(a))が、押圧バネ(弾性部材)61の弾性力により位置決め位置に移動しているレバー60により押圧される。これによって、軸33b−1が感光ユニット32に設けられた位置決め部39(図5の(a))に突き当てられる。これにより、現像ローラ33bはドラム32aに対する位置決めが確実に行われる(図3の(a))。尚、ギア部60bは押圧部60aと一体でも別体でも構わない。
図19及び図20は、何れも装置本体100Aに対してカバー10が閉じている状態時を示している。使用者がカバー10を開くと、実施例2の場合と同様に、トグルレバー(第2連動部材)51は連動して時計回り方向に回動し、レバー当接面51cがフレーム31の突起部53aに当接する。これにより、ユニット200が時計回り方向に回動を始める。更に、カバー10の開放動作を継続すると、フレーム31の突起部を兼ねているバネ掛け部53aも回動し、トグルバネ(弾性部材)52の弾性力によるユニット200の付勢方向が反時計方向から時計方向に変わる。これにより、ユニット200は着脱位置Bに移動される(図21の(a)・(b))。ここで、カバー10の開放動作に連動するトグル機構によるユニット200の着脱位置Bへの転換は実施例2の場合と同様である。
ここで、ユニット200を着脱位置Bへ移動させる(時計方向)バネ付勢力(弾性力)は、現像剤量が空のカートリッジ33を装着した場合に着脱位置Bで釣り合う程度に設定するのが望ましい。この場合、図21(b)に示すように、ユニット200はせり上がった状態になる。ここでは、レバー60は現像ローラ33bを押圧している状態を維持している。トグルバネ52の付勢力(弾性力)だけでレバー60の離間動作位置までユニット200を移動させようとすると、バネ52の付勢力が大きくなってしまう。カートリッジ33の重さは収納している現像剤量で変わる為、現像剤量が満タンのときにもレバー60を駆動できるような付勢力にすると、現像剤量が空のときにユニット200の回転が勢いよくなりすぎるおそれがある。そのため、空のカートリッジ33と釣り合う程度のバネ付勢力(弾性力)にしておき、あとのカバー10の開き方向への回動は使用者が行うことにする。これによって、使用者にとっても操作力は小さくて済み、また、カバー10が勢いよく開くような状態を生じることも抑制できる。
図21(a)・(b)に示すように、半開き状態でバネ52の付勢力(弾性力)と釣り合った状態のカバー10を、使用者が更に図22(a)に示すように装置本体100Aの上方へ所定の開き位置まで開ける。そうすると、ユニット200は時計回り方向に回動され、カートリッジ33が着脱位置Bまで回転する。図22(b)は、ユニット200が着脱位置Bにある場合のレバー60(60Y、60M、60C、60K)の状態を表す断面図である。図23は、ユニット200が着脱位置Bに位置している状態の画像形成装置の断面図である。
ユニット200がある程度開き方向に回転すると、フレーム31に回転中心62aが設けられている離間ギア62が、装置本体100A側に備えられたピン12に当接する。図22(b)に示すように、ギア62がピン12に当接後、更にユニット200が時計回りに回転する。これにより、付勢部材(不図示)によりE方向(図19(b))に回動したギア62は、付勢部材(弾性部材)による時計回りの付勢力(弾性力)に抗して、回転軸62aを中心にしてフレーム31に対して反時計方向に回転を始める。そして、ギア62とギア60bの駆動が連結され、各押圧レバー60が、それぞれ、各押圧バネ(弾性部材)61の弾性力に反して、ギア60bを中心に反時計回りに回転をする。これにより、押圧部60aが各カートリッジ33から同時に離間する(図22の(b)・図23)。即ち、位置決め部材としてのレバー60(60Y・60M・60C・60K)がカートリッジ33を所定に位置決めする位置決め位置から退避位置へと移動して、各カートリッジ33の位置決めが解除される。このように、レバー60は、ユニット200が上昇した状態では退避位置Q2に退避している。更にレバー60は、ユニット200が転写位置Aに移動する過程で位置決め位置Q1に移動する。尚、ユニット200は、転写位置Aにロックするロック部材(カバー10、カバー側の係止爪部10b、バネ35、及び、メインステー37)によるロックが解除されると、弾性力によって上昇して着脱位置Bに位置する。
上記の構成により、スキャナユニット11を退避させることなく、現像カートリッジ33の交換が可能になる構成を実現できた。従って、使用者が容易にカートリッジ33の交換を行うことができる。
次に、使用者がカートリッジ33を交換した後に、カートリッジ33を転写位置(画像形成位置)Aに移動する過程を説明する。カートリッジ33をユニット200に装着すると、フレーム31に備えられた連結ユニット31cにより、カートリッジ33は仮保持される。カートリッジ33の交換後、使用者がカバー10を閉じると、カバー10の閉じ動作に連動してトグルレバー(第2連動部材)51は反時計方向に回動する。そして、レバー51に備えられた当接面51dが、フレーム31に備えられた突起部53bに当接する。これにより、ユニット200が反時計方向に回動する。
ギア62はユニット200に対して時計方向に常に付勢されている。そして、ギア62はレバー12と離間すると、ギア62とギア部60bとは駆動力が伝達されない位置関係になる。そのため、レバー60は、押圧バネ(弾性部材)61の付勢力(弾性力)により、退避位置(図22に図示する位置)から位置決め位置(図19に図示する位置)に移動する。そして、レバー60は、カートリッジ33に当接する。これによって、現像ローラ33bは感光ユニット32に対して所定圧にて押圧し、かつ位置決めされる。即ち、ユニット200を転写位置Aから着脱位置Bに移動するのに連動して、現像ローラ33bのドラム32aに対する位置決めを解除することができる。そして、ユニット200を着脱位置Bから転写位置Aに移動するのに連動して、現像ローラ33bをドラム32aに対して位置決めすることができる。ここで、レバー60はカートリッジ33の電気接点機能を有していてもよい。
カバー10の閉じ動作を継続すると、トグルバネ(弾性部材)52の弾性力によるユニット200の付勢方向が時計方向から反時計方向に変わる。これによりユニット200が、メインステー37に受け止められるまで反時計方向へ回動して、転写位置Aに位置決めされた状態になる。
前述した実施例3の基本的な装置構成は、実施例1と同じである。本実施例においては、トグル機構51〜54が連動部材に対応している。前述した実施例1〜実施例3によれば、メンテナンスギア列G1〜G5を有する。また、トグル機構として、トグルレバー51、トグルバネ(弾性部材)52、突起部53(第1の突起部53a・第2の突起部53b)及び、係合溝部54を有する。ここで、メンテナンスギア列G1〜G5、及び、トグル機構(レバー51、バネ52、突起部53及び、溝部54)が連動部材に相当する。連動部材G1〜G5、51〜54)は、カバー10が手動操作によって前記閉じ位置から前記開放位置に移動するのに連動して、ユニット(200)を画像形成位置Aから着脱位置Bに移動させる。また、連動部材G1〜G5、51〜54)は、カバー10が手動操作によって前記開放位置から前記閉じ位置に移動するのに連動して、ユニット200を着脱位置Bから画像形成位置Aに移動させる。従って、前記各実施例によれば、カートリッジ33の着脱操作性を向上させることができた。
前述した実施例1〜実施例3によれば、サブフレーム31、ラック41、トグル機構(51〜54)、及び、第1連動部材としての、レバー60、バネ(弾性部材)61、ギア62、ギア63、及び、ボス64を有する。ここで、フレーム31、ラック41、トグル機構(51〜54)、及び、第1連動部材(60〜64)が第3連動部材に相当する。そして、第3連動部材(41、31、51〜54、60〜64)は、カバー10が手動操作によって前記閉じ位置から前記開放位置に移動するのに連動して、押圧部材40、レバー60(共に位置決め部材)を前記位置決め位置から前記退避位置に移動させる。また、第3連動部材(41、31、51〜54、60〜64)は、カバー10が手動操作によって前記開放位置から前記閉じ位置に移動するのに連動して、押圧部材40、レバー60を前記退避位置から前記位置決め位置に移動させる。これによって、本実施例によれば、
現像カートリッジ33の位置決め、及び、位置決め解除の操作性を向上させることができた。また、前述した実施例1〜実施例3によれば、ギアG1〜G6、及び、トグル機構(51〜54)を有する。ここで、ギアG1〜G6、及び、トグル機構(51〜54)が第4連動部材と対応している。そして、第4連動部材(G1〜G6、51〜54)は、カバー10が前記閉じ位置から前記開放位置に移動するのに連動して、ユニット200を画像形成位置Aから着脱位置Bに移動させる。また、第4連動部材(G1〜G6、51〜54)は、カバー10が前記開放位置から前記閉じ位置に移動するのに連動して、ユニット200を着脱位置Bから転写位置Aに移動させる。これによって、前述した各実施例によれば、ユニット200に対するカートリッジ33の着脱操作性を向上させることができた。
現像カートリッジ33の位置決め、及び、位置決め解除の操作性を向上させることができた。また、前述した実施例1〜実施例3によれば、ギアG1〜G6、及び、トグル機構(51〜54)を有する。ここで、ギアG1〜G6、及び、トグル機構(51〜54)が第4連動部材と対応している。そして、第4連動部材(G1〜G6、51〜54)は、カバー10が前記閉じ位置から前記開放位置に移動するのに連動して、ユニット200を画像形成位置Aから着脱位置Bに移動させる。また、第4連動部材(G1〜G6、51〜54)は、カバー10が前記開放位置から前記閉じ位置に移動するのに連動して、ユニット200を着脱位置Bから転写位置Aに移動させる。これによって、前述した各実施例によれば、ユニット200に対するカートリッジ33の着脱操作性を向上させることができた。
[実施例4]
図24の(a)乃至図27は本実施例4の画像形成装置100の説明図である。実施例4では、カバー10の開閉動作とユニット200の回転動作が連動していない構成を説明する。実施例1乃至3の画像形成装置100と共通する構成部材・部分には共通の符号を付して説明を省略する。図24の(a)は本実施例の画像形成装置100の外観斜視図である。24の(b)と図25(a)は、カバー10が開口部100Bを閉じており、画像形成が可能な画像形成装置100の右側面側の断面斜視図と縦断右側面図である。図25(b)と図26(a)は、カバー10が開放位置まで十分に開かれている状態になっている画像形成装置100の右側面側の断面斜視図と縦断右側面図である。図26の(b)と図27は、更にユニット200が転写位置Aから着脱位置Bが転換された状態になっている画像形成装置100の右側面側の断面斜視図と縦断右側面図である。
図24の(a)乃至図27は本実施例4の画像形成装置100の説明図である。実施例4では、カバー10の開閉動作とユニット200の回転動作が連動していない構成を説明する。実施例1乃至3の画像形成装置100と共通する構成部材・部分には共通の符号を付して説明を省略する。図24の(a)は本実施例の画像形成装置100の外観斜視図である。24の(b)と図25(a)は、カバー10が開口部100Bを閉じており、画像形成が可能な画像形成装置100の右側面側の断面斜視図と縦断右側面図である。図25(b)と図26(a)は、カバー10が開放位置まで十分に開かれている状態になっている画像形成装置100の右側面側の断面斜視図と縦断右側面図である。図26の(b)と図27は、更にユニット200が転写位置Aから着脱位置Bが転換された状態になっている画像形成装置100の右側面側の断面斜視図と縦断右側面図である。
本実施例の画像形成装置100において、カバー10は、実施例1と同様に、使用者がボタン36を押す。これによりカバー10は、開口部100Bを閉じている状態が解除される(ラッチ係合の解除)。これにより、カバー10は、フレーム31の上面との間のバネ(弾性部材)35の反力(弾性力)により押し上げられる。そして、カバー10は、ヒンジ軸10aを中心にバネ35の作動長分(自由長への復元長さ分)に対応する角度だけ装置本体100Aから開き方向に回動する。即ち、カバー10が半開き状態になる。使用者はその半開き状態になったカバー10を、更に図25の(b)・図26の(a)に示すように所定の開放位置まで回動する。その開き状態は、実施例1と同様にクリック止め機構25により安定に保持される。本実施例では、ボタン36を押すと、カバー10とのラッチ係合が外れる。そして、カバー10は、バネ35の作動長分だけ回動する。そして、カバー10は、少しだけ開いた状態になる。その後、使用者がカバー10を開き方向に回動する。なお、バネ35の代わりにカバー10を常に時計方向に付勢するねじりコイルバネ(弾性部材)を回転軸10aの周りに設ける構成にしてもよいし、カバー10を付勢するバネは無くてもよい。この場合には、使用者がカバー10を持ち上げれば良い。
本実施例においては、カバー10の開閉動作とユニット200の回転動作は連動していない。本実施例では、ユニット200の回転動作は使用者がトグルレバー51を回動操作することでなされる。即ち、画像形成装置100の上面の右側にはトグルレバー51の上端部が突出しており、手動操作部材としての取手部55が設けられている。トグル機構は実施例2・3と同様の構成であり、ユニット200はこのトグル機構により、転写位置Aから着脱位置Bへ、及び、着脱位置Bから転写位置Aへ移動する。本実施例においては、使用者は図25の(b)・図26の(a)に示すように、カバー10を開いた後、トグルレバー51の取手部55を握って、トグルレバー51を時計方向(後方向)に回動する(取手部55の第1の位置から第2の位置への移動)。これにより、実施例2・3の画像形成装置と同様に、トグル機構により画像形成ユニット200がの転写位置A(図25の(b)・図26の(a))から着脱位置B(図26(b)・図27)に回動してその位置に維持される。即ち、使用者がカバー10を装置本体100Aの上方へと開らいた後(図25の(b)・図26の(a))、取手部55を持って、装置本体100Aの奥側へ倒す。これにより、レバー51はその回転軸51aを中心に回転する。レバー51の当接面51cがフレーム31の突起部53aに当接すると、ユニット200が時計方向に回動し始める。更にレバー51の押し込み動作を継続すると、図27に示すように、フレーム31の突起部を兼ねているバネ掛け部53aも回動し、トグルバネ(弾性部材)52の談性力によるユニット200の付勢方向が反時計方向から時計方向に変わる。ユニット200は、バネ52の付勢力(弾性力)により、時計方向に回動される。そして、ユニット200は、装置本体100に設けられた位置決め部28に突き当たることで、着脱位置Bに位置決めされる。
前述した通り、押圧バネ61、ギア62、ギア63、及び、ボス64によって、取手部(手動操作部材)55が第1の位置から第2の位置に移動するのに連動して、レバー(位置決め部材)60を前記退避位置に移動させる。第1の位置は、図25の(a)に示す立ち位置である。第2の位置は、図25の(b)に示す矢印X1方向に倒した図26の(b)に示す倒れ位置である。また、押圧バネ61、ギア62、ギア63、及び、ボス64によって、取手部55が第2の位置から第1の位置に移動するのに連動して、レバー60を前記位置決め位置に移動させる。ここで、バネ(弾性部材)61、ギア62、ギア63、及び、ボス64が第1連動部材に相当する。しかしながら、第1連動部材はこの構成に限定されることは無く、適宜の構成を適用することができる。
本実施例によれば、第1連動部材(61〜64)が、取手部(手動操作部材)55が第1の位置から第2の位置に移動するのに連動して、レバー(位置決め部材)60を退避位置Q2に移動させる。また、第1連動部材(61〜64)が、取手部55が第2の位置から第1の位置に移動するのに連動して、レバー60を位置決め位置Q1に移動させる。また前述した実施例によれば、に、トグルレバー(第2連動部材)51を有する。レバー51は、取手部55が第1の位置から第2の位置に移動するのに連動して、ユニット200を転写位置Aから着脱位置Bに移動させる。また、レバー51は、取手部55が前記第2の位置から前記第1の位置に移動するのに連動して、ユニット200を着脱位置Bから画像形成位置Aに移動させる。尚、前述した構成は、実施例6においても同様である。ここで、カバー10の開放は、ユニット200の時計方向の回転動作により、押されて開く構成にしても構わない。上記の構成により、スキャナユニット11を退避させることなく、カートリッジ33の交換が可能になる構成を実現できた。従って、使用者が容易にカートリッジ33の交換を行うことができる。
次に、使用者がカートリッジ33を交換した後に、再びカートリッジ33を転写位置(画像形成位置)Aに移動する過程を説明する。カートリッジ33をユニット200に装着すると、フレーム31に備えられた連結ユニット31cにより、カートリッジ33は仮保持される。カートリッジ33の交換後、使用者が取手部55を握ってレバー51を手前側に引く(取手部55の第2の位置から第1の位置への移動)。そうすると、レバー51は反時計方向に回動し、レバー51に備えられた当接面51dがフレーム31に備えられた突起部53bに当接する。これにより、ユニット200が反時計方向に回動する。そして、実施例2・3と同様に、トグル機構によりユニット200が退避位置B(図26(b)・図27)からに転写位置A(図25(b)・図26(a))に回動してその位置に保持される。また、ユニット200の退避位置Bから着脱位置Aへの移動に伴って、レバー60が退避位置から位置決め位置に移動する。これにより、カートリッジ33が感光ユニット32に対して位置決めされた状態になる。次に、カバー10を開口部100Bに対して閉じる(図24の(a)・(b)・図25の(a))。これにより画像形成装置は、画像形成が可能な状態に復帰する。ここで、レバー60はカートリッジ33の電気接点機能も有していてもよい。
前述した実施例4の構成をまとめる次のとおりである。記録媒体Sにカラー画像を形成する画像形成装置100である。カートリッジ33を取り外し可能に装着するための複数箇所のカートリッジ装着部31cを有する。複数個のドラム32aと対向して設けられた単独の中間転写体であって、複数個のドラム32aに形成された現像剤画像を転写される中間転写体34を有する。前記複数箇所のカートリッジ装着部31cと、中間転写体34と、を有するユニット200を有する。ユニット200は、複数個の感光体ドラム32aから中間転写体34に転写された現像剤画像を記録媒体Sに転写するための転写位置Aと、カートリッジ装着部31cに対してカートリッジ33を着脱するための着脱位置Bと、を取り得る。前脱位置Bに位置するユニット200の有する装着部31cに対してカートリッジ33を着脱するための開口部100Bを有する。手動操作部材50を有する。手動操作部材50が第1の位置から第2の位置に移動するのに連動して、ユニット200を前記転写位置Aから着脱位置Bに移動させる連動部材51〜53を有する。また、手動操作部材50が第2の位置から第1の位置に移動するのに連動して、ユニット200を着脱位置Bから転写位置Aに移動させる連動部材51〜53を有する。
[実施例5]
図28の(a)乃至図31の(b)は実施例5の説明図である。実施例5は、基本的には実施例2と同様である。本実施例5は、実施例2と同様に、ユニット200はカバー10の開動作に連動して動作する。しかし、カバー10はユニット200の閉動作には連動しない構成になっている。即ち、ユニット200の着脱位置Bから転写位置Aへの移動は、カバー10は開き状態のままにして、使用者がユニット200を回動することで行う。尚、実施例5では、ユニット200を転写位置Aから着脱位置Bに移動させる場合には、カバー10の移動とユニット200の移動は連動している。しかしながら、ユニット200を着脱位置Bから転写位置Aに移動させる場合には、ユニット200のみを移動させることができる(カバー10の移動とユニット200の移動は連動しない)。
図28の(a)乃至図31の(b)は実施例5の説明図である。実施例5は、基本的には実施例2と同様である。本実施例5は、実施例2と同様に、ユニット200はカバー10の開動作に連動して動作する。しかし、カバー10はユニット200の閉動作には連動しない構成になっている。即ち、ユニット200の着脱位置Bから転写位置Aへの移動は、カバー10は開き状態のままにして、使用者がユニット200を回動することで行う。尚、実施例5では、ユニット200を転写位置Aから着脱位置Bに移動させる場合には、カバー10の移動とユニット200の移動は連動している。しかしながら、ユニット200を着脱位置Bから転写位置Aに移動させる場合には、ユニット200のみを移動させることができる(カバー10の移動とユニット200の移動は連動しない)。
図28の(a)・(b)は、カバー10が開口部100Bを閉じている画像形成装置100のの右側面側の断面斜視図と概略の縦断右側面図である。図29の(a)・(b)は、カバー10が装置本体100Aの開口部100Bから所定の開放位置まで開かれて、ユニット200が着脱位置Bに位置している状態になっている画像形成装置100の概略の右側面側の断面斜視図と概略の縦断右側面図である。図30の(a)はトグルレバーとカバーの連結部を表す斜視図、図30の(b)はカバーが閉じられている状態のトグルレバーの斜視図、図31の(a)・(b)はカバーが開かれている状態のトグルレバーの斜視図である。本実施例においては、ユニット200の転写位置Aから着脱位置Bまでの移動動作については、実施例2の動作と同じである。そこで、実施例2と共通する構成部材・部分には共通の符号を付して再度の説明を省略する。
使用者がカートリッジ33を交換した後に、ユニット200を転写位置(画像形成位置)Aに移動させる過程を説明する。カートリッジ33の装着後、使用者がユニット200を手動にて、転写位置Aに戻す作業を行った場合、フレーム31を時計方向に付勢しているバネ(弾性部材)52の付勢方向(弾性力の作用する方向)が反時計方向に変わる。これにより、フレーム31はメインステー37に受け止められるまで反時計方向へ回動する。即ち、ユニット200が転写位置Aに位置決めされた状態になる。この動作により、レバー係合部51bも反時計方向に回転する。しかしながら、カバー10には係合部51bの反時計方向の回転動作を受ける形状は存在していない。そのため、カバー10はユニット200が着脱位置Bから転写位置Aに戻る動作には連動せず、開放位置に位置したままとなる。その後、使用者がカバー10を閉じる。カバー10の閉じ動作により、位置決め部材としての押圧部材(位置決め部材)40(40Y・40M・40C・40K)が退避位置から位置決め位置に移動する。
前述した実施例5の構成をまとめる次のとおりである。記録媒体Sにカラー画像を形成する画像形成装置100である。カートリッジ33を取り外し可能に装着するための複数箇所のカートリッジ装着部31cを有する。複数個のドラム32aと対向して設けられた単独の中間転写体であって、複数個のドラム32aに形成された現像剤画像を転写される中間転写体34を有する。複数箇所のカートリッジ装着部31cと、中間転写体34と、を有するユニット200を有する。画像形成ユニット200は、複数個のドラム32aから中間転写体34に転写された現像剤画像を記録媒体Sに転写するための転写位置Aと、装着部31cに対してカートリッジ33を着脱するための着脱位置Bと、を取り得る。着脱位置Bに位置するユニット200の有する装着部31cに対してカートリッジ33を着脱するための開口部100Bを有する。開口部100Bを開閉可能なカバー(開閉部材)10であって、開口部100Bを閉じる閉じ位置と、開口部100Bを開放する開放位置と、を取り得るカバー10を有する。開閉部材10が手動操作によって閉じ位置から開放位置に移動するのに連動して、ユニット200を転写位置Aから着脱位置Bに移動させる連動部材51〜54を有する。かつ、カバー(開閉部材)10が手動操作によって開放位置から閉じ位置に移動する際にはカバー10との連動を解除する連動部材51〜54を有する。そして、カバー10が手動操作によって閉じ位置から開放位置に移動するのに連動して、ユニット200を転写位置Aから着脱位置Bに移動させる。かつ、手動操作によってカバー10を開放位置から閉じ位置に移動させる場合には、手動操作によってユニット200を着脱位置Bから転写位置Aに移動させるように構成した。
[実施例6]
図32は実施例6の画像形成装置100の説明図である。本実施例6は、基本的には実施例1、実施例3又は実施例4と同様である。そこで、以下、前記実施例の説明に用いた図面を援用しながら、実施例6について説明する。また、実施例6においては、ボタン36が押されてカバー10が半開きになっている状態を示す図、カバー10が開かれた図、及び、ユニット200が着脱位置Bに手動操作で移動されている状態を示す図は省略した。これらの状態は、前述した各実施例の図面を適宜援用することによって理解される。本実施例の画像形成装置100は、の画像形成装置100と同様である。即ち、カバー10は、ボタン36の爪部36aとカバー10に設けられた爪部10bとが係合することで閉じた状態を維持している。そこで、カバー10が閉じている状態(カバー10のロック状態)を解除するには、使用者がボタン36を押すことでなされる。尚、ボタン36は、装置本体100Aの前面に配置されている。本実施例においては、使用者がボタン36を押してカバー10が閉じている状態を解除すると、ユニット200の、転写位置Aに対する位置決めが解除される。従って、使用者が手動操作によってユニット200を着脱位置Bまで持ち上げることができる。そして、カバー10を開放した状態でカートリッジ33は交換可能な状態になる。
図32は実施例6の画像形成装置100の説明図である。本実施例6は、基本的には実施例1、実施例3又は実施例4と同様である。そこで、以下、前記実施例の説明に用いた図面を援用しながら、実施例6について説明する。また、実施例6においては、ボタン36が押されてカバー10が半開きになっている状態を示す図、カバー10が開かれた図、及び、ユニット200が着脱位置Bに手動操作で移動されている状態を示す図は省略した。これらの状態は、前述した各実施例の図面を適宜援用することによって理解される。本実施例の画像形成装置100は、の画像形成装置100と同様である。即ち、カバー10は、ボタン36の爪部36aとカバー10に設けられた爪部10bとが係合することで閉じた状態を維持している。そこで、カバー10が閉じている状態(カバー10のロック状態)を解除するには、使用者がボタン36を押すことでなされる。尚、ボタン36は、装置本体100Aの前面に配置されている。本実施例においては、使用者がボタン36を押してカバー10が閉じている状態を解除すると、ユニット200の、転写位置Aに対する位置決めが解除される。従って、使用者が手動操作によってユニット200を着脱位置Bまで持ち上げることができる。そして、カバー10を開放した状態でカートリッジ33は交換可能な状態になる。
フレーム31には、メインステー37との間にユニット200を時計回り方向に付勢するためのバネ(弾性部材)1002と、ユニット200を手動で持上げるための取手部(手動操作部材)1003が設けられている。ユニット200は、カバー10に設けられたバネ(弾性部材)35の弾性力により反時計方向に、また、フレーム31に設けられたバネ1002の弾性力により時計方向に、それぞれ付勢されている。バネ1002の弾性力は、カバー10が閉じた状態で、ユニット200がステー(本体位置決め部)37に突き当たって転写位置Aに位置決めされるように、設定する。ここで、ユニット200の重量も考慮すると良い。ここで、カートリッジ33の押圧、位置決め構成、及び、フレーム31の回動に連動して、レバー60がカートリッジ33に当接する、或いは、カートリッジ33から離間する動作については、実施例3で示した動作と同じであるので、再度の説明は省略する。
使用者がボタン36を押すと、カバー10とのラッチ係合(爪部36aと爪部10bとの係合)が外れる。そして、バネ35の弾性力によって時計方向に付勢されているカバー10は、バネ35の作動長分だけ上方に回動する。カバー10は少しだけ開いた状態(半開き状態)になる。その後、使用者がカバー10を持ち上げて開き方向に回動する。これによって、使用者にとってもカバーを開放するための操作力が小さくて済み、また、カバー10が勢いよく開くような状態を抑制できた。同時に、ユニット200は、バネ35の弾性力によるロックが外れる。すると、バネ1002の弾性力によって時計方向に回転し、少しだけ持ち上がった状態で停止する。尚、この状態では、レバー60はカートリッジ33を押圧している状態を維持しているのが望ましい。ここで、カバー10の回動動作とユニット200の回動動作は連動していない。使用者が、少し開いた状態で停止しているカバー10を所定の開放位置まで開き方向に回動した後、使用者がユニット200を取手部1003を持って持ち上げる(取手部1003の第1の位置から第2の位置への移動)。これにより、ユニット200が、トグルレバー51を有するトグル機構によって、カートリッジ33着脱位置Bに回動して位置決めされる。本実施例において、各カートリッジ33の位置決め機構は、実施例3と同様であり、レバー60を用いた機構60〜64である。ユニット200の転写位置Aから着脱位置Bへの移動に伴って、レバー60が位置決め位置から退避位置に移動する。これにより、ユニット200が着脱位置Bに位置した状態では、カートリッジ33の位置決めが解除された状態になる。
以上の構成により、スキャナユニット11を退避させることなく、カートリッジ33の交換が可能になる構成を実現できるので、使用者が容易にカートリッジ33の交換を行うことができる。
次に、使用者がカートリッジ33を交換した後は、使用者が取手部1003を持ってユニット200を下方に移動させる(取手部1003の第2の位置から第1の位置への移動)。これにより、ユニット200がトグル機構51〜53により転写位置Aに回動する。そして、使用者が、カバー10をバネ35・1002の弾性力に抗して閉じる。これによりユニット200が更に転写位置Aに移動して位置決めされる。また、ユニット200の退避位置Bから着脱位置Aへの移動に伴って、レバー60が退避位置から位置決め位置に移動する。これにより、カートリッジ33が感光ユニット32に対して位置決めされた状態になる。
上記実施例6の画像形成装置100の構成をまとめる次のとおりである。記録媒体Sにカラー画像を形成する画像形成装置100である。カートリッジ33を取り外し可能に装着するための複数箇所の装着部31cを有する。複数個のドラム32aと対向して設けられた単独の中間転写体であって、複数個のドラム32aに形成された現像剤画像を転写される中間転写体34を有する。複数箇所の装着部31cと、中間転写体34と、を有するユニット200を有する。ユニット200は複数個のドラム32aから中間転写体34に転写された現像剤画像を記録媒体Sに転写するための転写位置Aと、装着部31cに対してカートリッジ33を着脱するための着脱位置Bと、を取り得る。ユニット200を転写位置Aで位置決めするために、ユニット200を画像形成装置100の装置本体100Aにロックする第1ロック部材を有する。ここで、第1ロック部材は、本実施例においては、ボタン36g側の係止爪部36a、カバー10側係止爪部10b、カバー10、バネ35、メインステー37である。着脱位置Bに位置するユニット200の有する装着部31cに対してカートリッジ33を着脱するための開口部100Bを有する。開口部100Bを開閉可能なカバー(開閉部材)であって、開口部100Bを閉じる閉じ位置と、開口部100Bを開放する開放位置と、を取り得るカバー10を有する。カバー10が手動操作によって前記閉じ位置から前記開放位置に移動するのに連動して、第1ロック部材(係止爪部36a、係止爪部10b、カバー10、バネ35、メインステー37)のロックを解除するメンテナンスボタン(第1解除部材)36を有する。メンテナンスボタン(第1解除部)35によって前記第1ロック部材によるロック状態から解除され、手動操作によって着脱位置Bに移動させられたユニット200を装置本体100Aに解除可能にロックするトグル機構(第2ロック部材)51〜53を有する。前記ユニット200は、前記第1解除部材によって前記第1ロック部材によるロックが解除された際に、前記中間転写体34の回転中心34aを中心として前記着脱位置Bへ向かって回転する。トグル機構(第2ロック部材)51〜53によって装置本体100Aにロックされたユニット200は、カバー10の前記閉じ位置への移動によってロックを解除される。トグル機構51〜53によって装置本体100Aにロックされたユニット200は、カバー10を前記閉じ位置へ移動するのに先立って、手動操作によってロックを解除される。また前述した実施例6は、取手部(手動操作部材)1003が第1から第2の位置に移動するのに連動して、レバー60が退避位置Q2に移動する。かつ、取手部1003が第2から第1の位置に移動するのに連動して、レバー60が位置決め位置Q1に移動する。
また、前述した実施例6は、トグルレバー(第2連動部材51)51を有する。レバー51は、取手部103が第1から第2の位置に移動するのに連動して、ユニット200を転写位置Aから着脱位置Bに移動させる。また、レバー51は、取手部55が第2から第1の位置に移動するのに連動して、ユニット200を着脱位置Bから転写位置Aに移動させる。また、前述した実施例1は、カバー10、バネ35、及び、メインステー37を有する。これらがロック部材に相当する。また、前述した実施例2、3、5、6は、サブフレーム31、メインステー37、及び、トグル機構(第2ロック部材)51〜53を有する。これらがロック部材に相当する。そして、ロック部材(実施例1は10、35〜37、他の実施例は31、37、51〜53)は、カバー10が前記閉じ位置に位置する状態でユニット200を画像形成位置Aにロックする。また、ロック部材(実施例1は10、35〜37、他の実施例は31、37、52、53)は、カバー10が前記閉じ位置から前記開放位置に移動した状態でユニット200のロックを解除する。従って、前述した実施例によれば、ユニット200を装置本体100Aに対して、精度良く位置決めすることができる。
また、前述した実施例4によれば、トグル機構(第2ロック部材)51〜53、及び、第1連動部材(61〜64)を有する。そして、これらがロック部材と対応する。また、前述した実施例3〜6によれば、ロック部材(実施例3、5、6は31、37、52、53、実施例4は51〜53、60〜64)は、ユニット200を転写位置Aにロックする。そして、ロック部材(実施例3、5、6は31、37、52、53、実施例4は51〜53、60〜64)によるユニット200のロックが解除されることによって、弾性力によってユニット200は上昇する。この状態では、押圧部材40、及び、レバー60(共に位置決め部材)は前記位置決め位置に位置している。これによって、現像カートリッジ33(カートリッジ)は位置決めされる。即ち、現像カートリッジ33は、現像ローラ33bがドラム32aに対して向い合った状態で位置決めされる。そして、押圧部材40、及び、レバー60(共に位置決め部材)は、ユニット200が転写位置Aに移動する過程で押圧部材40、及び、レバー60は退避位置に退避する。 前述した各実施例によれば、カートリッジを装置本体に着脱する際の着脱操作性を向上させたカラー電子写真画像形成装置を提供することができる。また、カートリッジを装置本体に精度良く位置決めすることのできるカラー電子写真画像形成装置を提供することができる。また、カートリッジの交換に際して、画像露光装置を退避させることなく、カートリッジの交換操作が可能なカラー電子写真画像形成装置を提供することができる。また、使用者にとっても操作が簡単で、かつ、メンテナンス作業時に誤装着等を防止することができるカラー電子写真画像形成装置を提供することができる。
100‥‥電子写真画像形成装置、110‥‥メインフレーム、200‥‥画像形成ユニット、10‥‥メンテナンスカバー、11‥‥レーザースキャナユニット、12‥‥離間ギアドライブピン、31‥‥サブフレーム、31a‥‥中間転写枠体、31b‥‥感光体支持ユニット、31c‥‥現像器連結ユニット、32‥‥感光ユニット、32a‥‥感光体ドラム、32b‥‥帯電ローラ、32c‥‥クリーニングブレード、32d‥‥感光体ケース、32e‥‥係合部、33‥‥現像カートリッジ、33a‥‥現像器ケース、33b‥‥現像ローラ、33c‥‥現像器、33d‥‥供給ローラ、33e‥‥接点ユニット、33s・・・・スペーサ、34‥‥中間転写ユニット、34a‥‥中間転写ユニットの中心軸、35‥‥サブフレーム付勢バネ(弾性部材)、36‥‥メンテナンスボタン、37‥‥メインステー、G1〜G5‥‥メンテナンスギア列、39‥‥現像ローラ位置決め手段、40‥‥押圧部材(位置決め部材)、41‥‥押圧ラック、42‥‥押圧ラックバネ(弾性部材)、51‥‥トグルレバー、51a‥‥レバー係合部、51b‥‥トグルレバー回転中心(軸)、51c、51d‥‥当接面、52‥‥トグルバネ(弾性部材)、53a‥‥サブフレームの突起部A(開側)、53b‥‥サブフレームの突起部B(閉側)、54‥‥トグルレバーとメンテナンスカバーの係合部、55・・・・トグルレバー操作部(取手部)、60‥‥押圧レバー(位置決め部材)、60a・・・・押圧レバー押圧部、60b・・・・押圧レバーギア部、61‥‥押圧バネ(弾性部材)、62‥‥押圧離間ギア、62a‥‥押圧離間ギア回転軸、63‥‥押圧離間ギア列、64‥‥離間ギア位置決めボス(本体側)、PY‥‥イエロー色カートリッジ、PM‥‥マゼンタ色カートリッジ、PC‥‥シアン色カートリッジ、PK‥‥ブラック色カートリッジ、L‥‥レーザー光、S‥‥シート材(記録媒体)
Claims (3)
- 記録媒体にカラー画像を形成するカラー電子写真画像形成装置において、
カートリッジを取り外し可能に装着するための複数箇所のカートリッジ装着部と、
複数個の電子写真感光体ドラムと対向して設けられた単独の中間転写体であって、前記複数個の電子写真感光体ドラムに形成された現像剤画像を転写される中間転写体と、
前記複数箇所のカートリッジ装着部と、前記中間転写体と、を有する画像形成ユニットであって、前記複数個の電子写真感光体ドラムから前記中間転写体に転写された現像剤画像を前記記録媒体に転写するための転写位置と、前記カートリッジ装着部に対して前記カートリッジを着脱するための着脱位置と、を取り得る前記画像形成ユニットと、
前記着脱位置に位置する前記画像形成ユニットの有する前記カートリッジ装着部に対して前記カートリッジを着脱するための開口部と、
前記開口部を開閉可能な開閉部材であって、前記開口部を閉じる閉じ位置と、前記開口部を開放する開放位置と、を取り得る開閉部材と、
前記開閉部材が手動操作によって前記閉じ位置から前記開放位置に移動するのに連動して、前記画像形成ユニットを前記転写位置から前記着脱位置に移動させ、かつ、前記開閉部材が手動操作によって前記開放位置から前記閉じ位置に移動するのに連動して、前記画像形成ユニットを前記着脱位置から前記転写位置に移動させる連動部材と、
を有し、
前記画像形成ユニットは、前記中間転写体の回転中心を中心として回転することによって、前記転写位置と前記着脱位置とを取り得るように構成したことを特徴とするカラー電子写真画像形成装置。 - 前記カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着されて、かつ、前記画像形成ユニットが前記転写位置に位置した状態で、前記カートリッジが有する現像ローラであって、前記電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像剤画像として現像するための現像ローラは、前記電子写真感光体ドラムと間隙を有した状態で前記静電潜像の現像を行うことを特徴とする請求項1に記載のカラー電子写真画像形成装置。
- 前記カートリッジは、前記画像形成ユニットに設けられた複数個の電子写真感光体ドラムの一つずつに対向して一つずつ取り外し可能に装着された、前記電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像剤画像として現像するための現像ローラと、前記現像ローラによって前記静電潜像の現像に用いられる現像剤を収納する現像剤収納部と、を有する現像カートリッジであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカラー電子写真画像形成装置。
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