JP4494518B1 - 現像剤担持体及び現像装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】該現像剤担持体は、基体及び該基体表面に形成された表面層としての樹脂層を有しており、該樹脂層は、結着樹脂としての熱硬化性樹脂、特定の構造を有する2つのユニットを有するアクリル樹脂、及び導電性粒子を含有している。
【選択図】 なし
Description
く担持させることが重要である。
該樹脂層は、結着樹脂としての熱硬化性樹脂、下式(1)及び(2)に示されるユニットを有するアクリル樹脂、及び導電性粒子を含有していることを特徴とする:
本発明に係る現像剤担持体について説明する。
樹脂層507が結着樹脂として熱硬化性樹脂を含有していることにより、樹脂層の耐久性、環境安定性が良好となる。熱硬化性樹脂としては、特に、強靭性・耐久性の面から、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ベンゾグアナミン樹脂が好ましい。中でも、樹脂層の耐摩耗性、環境安定性、及び後述するアクリル樹脂との相溶性の観点から、フェノール樹脂が特に好ましい。また、これら熱硬化性樹脂の中でもアルコール、特にメタノール、エタノール、プロピルアルコール、ブタノールの如き低級アルコールに可溶なタイプが、本発明に用いるアクリル樹脂との相溶性が良好なために好ましい。
アクリル樹脂は、下式(1)で示されるエステルユニット、及び下式(2)で示されるカチオンユニットを少なくとも含有する。
R4:メチレン基またはエチレン基;
R5、R6、及びR7からなる群から選ばれる少なくとも一つが、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基の中から選ばれる長鎖アルキル基;
R5乃至R7の上記長鎖アルキル基でない基が炭素数1〜3のアルキル基。
アクリル系モノマーとしては、下記式(3)に示すモノマーが挙げられる。
基体は、円筒状部材、円柱状部材、ベルト状部材の如き部材を用いることができる。ドラムに非接触の現像方法に用いる現像剤担持体の場合、金属のような剛体の円筒管もしくは中実棒が好ましく用いられる。このような基体はアルミニウム、ステンレス鋼、真鍮等の非磁性の金属または合金を円筒状あるいは円柱状に成型し、研磨、研削の如き処理を施したものが好適に用いられる。
樹脂層の形成方法は、例えば、樹脂層用の各成分を溶剤中に分散混合して塗料化し、基体上に塗工し、乾燥固化あるいは硬化することにより形成可能である。各成分の塗料液中への分散混合には、サンドミル、ペイントシェーカー、ダイノミル、パールミルの如きビーズを利用した公知の分散装置が好適に利用可能である。また塗工方法としては、ディッピング法、スプレー法、ロールコート法の如き公知の方法が適用可能である。
次に、本発明に係る現像剤担持体が組み込まれた現像装置について説明する。図1は、本発明に係る現像装置の断面図である。図1において、公知のプロセスにより形成された静電潜像を保持する静電潜像担持体、例えば、電子写真感光ドラム501は、矢印B方向に回転される。現像剤担持体508は、現像剤を収容している現像剤容器としてのホッパー503によって供給された、磁性トナーを有する一成分系現像剤504を担持して矢印A方向に回転する。それによって、現像剤担持体508と感光ドラム501とが対向している現像領域Dに現像剤504を搬送する。図1に示すように、現像スリーブ508内には、現像剤504を現像剤担持体508上に磁気的に吸引且つ保持するために、磁石が内接されているマグネットローラ505が配置されている。
現像剤(トナー)について説明する。トナーの粒子は、粉砕法、或いは重合法によって製造することができる。粉砕法により製造する場合は、公知の方法が用いられる。例えば、結着樹脂、磁性体、離型剤、荷電制御剤、場合によって着色剤等の磁性トナーとして必要な成分及びその他の添加剤等をヘンシェルミキサー、ボールミル等の混合器により十分混合する。その後、加熱ロール、ニーダー、エクストルーダーの如き熱混練機を用いて熔融混練し、冷却固化、粉砕後、分級、必要に応じて表面処理を行ってトナー粒子を得ることが出来る。分級及び表面処理の順序はどちらが先でもよい。分級工程においては生産効率向上の為、多分割分級機を用いることが好ましい。粉砕工程は、機械衝撃式、ジェット式の如き公知の粉砕装置を用いた方法により行うことができる。このようなトナーは、種々の方法で、球形化処理、表面平滑化処理を施して用いることで、粉砕トナー粒子に比べ、磁性体を内包化しやすいことが観察される。このことから、現像剤の転写性が向上し、その効果によって現像剤の消費量を抑制することが可能である。そのような方法としては、攪拌羽根又はブレードなど、及びライナー又はケーシングなどを有する装置で、例えば、現像剤をブレードとライナーの間の微小間隙を通過させる際に、機械的な力により表面を平滑化したりトナーを球形化したりする方法等がある。また、球状のトナーを直接作る方法としては、水中にトナー結着樹脂となる単量体を主成分とする混合物を懸濁させ、重合してトナー化する方法がある。一般的な方法としては、重合性単量体、着色剤、重合開始剤、さらに必要に応じて架橋剤、荷電制御剤、離形剤、その他の添加剤を均一に溶解又は分散せしめて単量体組成物とする。その後、この単量体組成物を、分散安定剤を含有する連続層、例えば、水相中に適当な攪拌機を用いて適度な粒径に分散し、さらに重合反応を行わせ、所望の粒径を有する現像剤を得る方法である。
・磁性金属(Fe、Co、Ni等);
・上記磁性金属と、Al、Co、Cu、Pb、Mg、Ni、Sn、Zn、Sb、Be、Bi、Cd、Ca、Mn、Se、Ti、WおよびVから選ばれる何れか1つまたは2つ以上の金属との合金。
現像剤担持体表面の粗さの測定は、JIS B0601(2001)の表面粗さに基づき、小坂研究所製サーフコーダーSE−3500を用い、測定条件としてはカットオフ0.8mm、評価長さ8mm、送り速度0.5mm/sにて実施した。測定位置は、現像剤担持体の幅方向の中央部及び両端部の3箇所と、当該測定位置から当該現像剤担持体を90°回転させた位置における幅方向の中央部及び両端部の3箇所、並びに当該現像剤担持体を更に90°回転させた位置における幅方向の中央部及び両端部の3箇所の合計9箇所とした。そしてそれら測定値の算術平均値を現像剤担持体表面の算術平均粗さ(Ra)とした。
100μmの厚さのポリエチレンテレフタレート(PET)シート上に、7μm〜20μmの樹脂層を形成し、抵抗率計ロレスタAP(三菱化学社製)にて4端子プローブを用いて体積抵抗値を測定した。測定環境は、温度20〜25℃、湿度50〜60%RHである。
レーザー回折型粒度分布計「コールターLS−230型粒度分布計」(商品名、ベックマン・コールター株式会社製)を用いた。測定には、少量モジュールを用い、測定溶媒はイソプロピルアルコール(IPA)を使用した。まず、IPAにて測定装置の測定系内を約5分間洗浄し、洗浄後バックグラウンドファンクションを実行した。次にIPA50ml中に、測定試料約10mgを加える。試料を懸濁した溶液を超音波分散機で約2分間分散処理し、試料液を得た後、測定装置の測定系内に試料液を徐々に加えて、装置の画面上のPIDSが45%乃至55%になるように測定系内の試料濃度を調整した。その後に測定を行い、体積分布から算術した体積平均粒径を求めた。
粒子を40mmφのアルミリングに入れ、2500Nで加圧成型し、低抵抗領域では抵抗率計ロレスタAP(三菱化学製)にて4端子プローブを用い、中・高抵抗領域ではハイレスタIP(三菱化学製)にてリング電極プローブを用いて体積抵抗値を測定する。なお、測定環境は、20〜25℃、50〜60%RHとする。
測定装置としては、コールターマルチサイザーII(いずれもべックマン・コールター社製)を用いた。電解液は、1級塩化ナトリウムを用いて、約1%NaCl水溶液を調製する。測定方法としては、前記電解水溶液100ml中に分散剤として、アルキルベンゼンスルホン酸塩を、0.5ml加え、さらに測定試料を10mg加える。試料を懸濁した電解液は、超音波分散器で約1分間分散処理を行い、前記測定装置により、アパーチャーとして100μmアパーチャー或いは30μmアパーチャーを用いて、測定試料の体積、個数を測定して体積分布と個数分布とを算出した。この結果より、体積分布から求めた重量基準の重量平均粒径(D4)(各チャンネルの中央値をチャンネル毎の代表値とする)を求めた。
本発明における平均円形度は、粒子の形状を定量的に表現する簡便な方法として用いたものである。本発明では東亞医用電子製フロー式粒子像分析装置「FPIA−1000」を用いて測定を行い、3μm以上の円相当径の粒子群について測定された各粒子の円形度(Ci)を下式によりそれぞれ求めた。
更に下式で示すように、測定された全粒子の円形度の総和を全粒子数で除した値を平均円形度と定義した。
アクリル樹脂のポリマーの構造は、現像剤担持体の樹脂層を削り取った試料を熱分解GC/MS装置「Voyager」(商品名、サーモエレクトロン社製)で分析して求めた。なお、熱分解温度:600℃、カラム:HP−1(15m×0.25mm×0.25μm)、Inlet:300℃、Split:20.0、注入量:1.2ml/min、昇温:50℃(4min)−300℃(20℃/min)の条件で行った。
撹拌機、冷却器、温度計、窒素導入管及び滴下ロートを付した4つ口セパラブルフラスコ内で、以下の表1の材料を混合した。
以下使用する共重合成分を表2〜3に示した成分としたこと以外は、AC−1製造例と同様にして、アクリル樹脂溶液AC−2〜AC−24を得た。なお、AC−10はアクリル樹脂溶液生成後、イオン交換樹脂によりアニオンを臭素イオンからp-トルエンスルホン酸イオンへのイオン交換を行った。
以下の表6の材料の混合物を用意した。
下記の表8のモノマーをエステル化触媒とともに5リットルオートクレーブに仕込み、還流冷却器、水分分離装置、N2ガス導入管,温度計及び撹拌装置を付し、オートクレーブ内にN2ガスを導入しながら230℃で重縮合反応を行った。反応終了後容器から取り出し、冷却、粉砕して結着樹脂C−1を得た。
60℃に加温したイオン交換水900gに、リン酸三カルシウム3部を添加し、TK式ホモミキサー(特殊機化工業製)を用いて、10,000rpmにて撹拌し、水系媒体を作製した。また、下記の表11の処方をホモジナイザー(日本精機社製)に投入し、60℃に加温した後、用いて、9,000rpmにて攪拌し、溶解、分散した。
下記の表12の材料を混合し、直径1mmのガラスビーズをメディア粒子として用いたサンドミルにて2時間分散して塗料中間体M−1を得た。
(1)現像剤担持体上のトナー帯電量(Q/M)およびトナー搬送量(M/S)
現像剤担持体の帯電付与能力を評価するために以下の実験を行なった。
上記のレーザビームプリンタを電源をカットした状態でL/L環境に24時間置いた。その後、電源を投入して黒ベタ画像を出力した。このときの現像剤担持体に担持されているトナーを、金属円筒管と円筒フィルターにより吸引捕集した。その際、金属円筒管を通じてコンデンサーに蓄えられた電荷量Q、捕集されたトナーの質量M、およびトナーを吸引した面積(S)とから、単位質量当たりのトナーの帯電量Q/M(mC/kg)、トナー搬送量M/S(g/m2)を計算した。この値を各々「Q/M(1)」、「M/S(1)」とする。
(2)画像濃度
上記文字パターンで画像出力前、及び上記文字パターンの画像を15000枚出力後にベタ黒画像を出力した。また、摩擦帯電の立ち上がりを評価するために上記文字パターンの画像を15000枚出力した後、レーザビームプリンタを電源をカットした状態で常温常湿環境に5日間置いた。その後にベタ黒画像を出力した。こうして得られた3枚のベタ黒画像の各々について画像濃度を測定し、下記の基準で評価した。測定には反射濃度計(商品名:RD918、マクベス社製)を用い、原稿濃度が0.00の白地部分の画像に対する相対濃度を測定した。
B:1.35以上、1.40未満、
C:1.30以上、1.35未満、
D:1.25以上、1.30未満、
E:1.00以上、1.25未満、
F:1.00未満。
(3)ゴースト
トナーの過剰な帯電やトナーの帯電量分布が不均一なことより発生しやすい、スリーブ周期のゴーストについて評価を行った。プリンタの出力画像(複写機の場合には画像チャート)において、画像先端の現像剤担持体一周分に相当する領域を白地にベタ黒の正方形(一辺20mm)画像を等間隔で配置し、それ以外の部分をハーフトーンとしたものを用いた。そして、ハーフトーン上に正方形画像のゴーストがどのように出現するかによりランク付けを行った。
(4)ブロッチ
ハーフトーンとベタ黒画像を出力した。このときに、現像剤担持体上のトナー像、これを紙に転写した画像上でのブロッチの有無および程度について目視で観察し、下記の基準で評価した。なお、ブロッチはトナーが過剰に帯電したときに生じやすい。そのため、ブロッチの有無、その程度は、トナーが過剰に帯電されたことの目安となる。
(5)カブリ
適正画像におけるベタ白画像の反射率を測定し、更に未使用の転写紙の反射率を測定し、トナーの過剰帯電や不均一な帯電によって起こりやすいカブリについて評価した。(ベタ白画像の反射率における最悪値−未使用転写紙の反射率における平均値)をカブリ濃度として求めた。評価結果を下記の指標にて示した。但し、反射率の測定はランダムに10点の測定を行った。反射率はTC−6DS(東京電色製)を用いて測定した。
B:0.5%以上、1.0%未満、
C:1.0%以上、2.0%未満、
D:2.0%以上、3.0%未満、
E:3.0%以上、4.0%未満、
F:4.0%以上。
(6)画質
画質の評価は、グラフィカルな画像の画質に関わる微細な細線での飛び散り評価とした。文字ラインにおける飛び散りよりも、より飛び散りやすい1ドットライン画像をプリントアウトした際のラインの再現性とライン周辺部のトナーの飛び散りを、ルーペを用いて30倍に拡大して評価した。
表13に挙げた処方にて実施例1と同様にS−2〜S−19、S−29〜S−39を作成し評価を行った。評価結果は表14〜16に示した。
以下の材料の混合物を用意した。前記塗料中間体M−1の170.6質量部(固形分として79.6部)に、以下の表17の材料を混合した。
(1)現像剤担持体上のトナー帯電量(Q/M)およびトナー搬送量(M/S)
上記のデジタル複合機を電源をカットした状態で常温低湿度環境(23℃、10%RH;N/Lに24時間置いた。その後、電源を投入して黒ベタ画像を出力した。このときの現像剤担持体に担持されているトナーを、金属円筒管と円筒フィルターにより吸引捕集した。その際、金属円筒管を通じてコンデンサーに蓄えられた電荷量Q、捕集されたトナーの質量M、およびトナーを吸引した面積(S)とから、単位質量当たりのトナーの帯電量Q/M(mC/kg)、トナー搬送量M/S(g/m2)を計算した。この値を各々「Q/M(1)」、「M/S(1)」とする。
(2)画像濃度
上記文字パターンで画像出力前、及び上記文字画像を50万枚出力後にベタ黒画像を出力した。また、摩擦帯電の立ち上がりを評価するために上記文字画像を50万枚出力した後、デジタル複合機を電源をカットした状態で常温常湿環境に5日間置いた。その後にベタ黒画像を出力した。こうして得られた3枚のベタ黒画像の各々について画像濃度を測定し、実施例1と同様の基準で評価した。
(3)ゴースト
デジタル複合機の出力画像において、画像先端の現像剤担持体一周分に相当する領域を白地にベタ黒の正方形(一辺20mm)画像を等間隔で配置し、それ以外の部分をハーフトーンとしたものを用いた。そして、ハーフトーン上に正方形画像のゴーストがどのように出現するかによりランク付けを行った。評価基準は、実施例1と同様とした。
(4)カブリ
実施例1と同様の方法、基準にて評価した。
(5)画質
実施例1と同様の方法、基準にて評価した。
表18に挙げた処方にて実施例20と同様にS−21〜S−24、S−40〜S−43を作成し、実施例20と同様にして評価した。
下記の表20の材料を混合し、直径1mmのガラスビーズをメディア粒子として用いたサンドミルにて2時間分散して塗料中間体M−2を得た。
(1)現像剤担持体上のトナー帯電量(Q/M)およびトナー搬送量(M/S)
上記のレーザビームプリンタを電源をカットした状態で低温低湿度環境(15℃、10%RH;L/L)に24時間置いた。その後、電源を投入して黒ベタ画像を出力した。このときの現像剤担持体に担持されているトナーを、金属円筒管と円筒フィルターにより吸引捕集した。その際、金属円筒管を通じてコンデンサーに蓄えられた電荷量Q、捕集されたトナーの質量M、およびトナーを吸引した面積(S)とから、単位質量当たりのトナーの帯電量Q/M(mC/kg)、トナー搬送量M/S(g/m2)を計算した。この値を各々「Q/M(1)」、「M/S(1)」とする。
画出し試験において、初期と耐久評価終了時、及び、摩擦帯電の立ち上がりを評価すべく耐久評価終了後5日後にベタ画像を出力し、その濃度を測定することにより評価した。画像濃度は「マクベス反射濃度計 RD918」(マクベス社製)を用いて、原稿濃度が0.00の白地部分の画像に対する相対濃度を測定した。
B:1.35以上、1.40未満、
C:1.30以上、1.35未満、
D:1.25以上、1.30未満、
E:1.00以上、1.25未満、
F:1.00未満。
トナーの帯電量分布が不均一なことやトナーが過剰に帯電した際に発生しやすい、ハーフトーン画像に発生するモヤ状の濃淡ムラについて、目視による観察を行い下記基準に評価した。
A:画像にもスリーブ上にも全く確認できない。
B:ハーフトーン画像上で軽微な濃度差が確認されるが、一見では殆ど確認できない。
C:ハーフトーン画像上では濃度差が確認できるが、ベタ黒画像上では問題ないレベル。D:ハーフトーン画像上に目視で濃度差のわかる帯が確認できるが、ベタ黒画像上では軽微な濃度差である。
E:ハーフトーン画像上に反射濃度計で明確に測定できる濃度差が現れ、ベタ黒画像上でも目視で濃度差が確認できる。
適正画像におけるベタ白画像の反射率を測定し、更に未使用の転写紙の反射率を測定し、トナーの過剰帯電や不均一な帯電によって起こりやすいカブリについて評価した。(ベタ白画像の反射率における最悪値−未使用転写紙の反射率における平均値)をカブリ濃度として求めた。評価結果を下記の指標にて示した。但し、反射率の測定はランダムに10点の測定を行った。反射率はTC−6DS(東京電色製)によって測定を行った。
B:0.5%以上、1.0%未満、
C:1.0%以上、2.0%未満、
D:2.0%以上、3.0%未満、
E:3.0%以上、4.0%未満、
F:4.0%以上。
画質の評価は、グラフィカルな画像の画質に関わる微細な細線での飛び散り評価とした。文字ラインにおける飛び散りよりも、より飛び散りやすい1ドットライン画像をプリントアウトした際のラインの再現性とライン周辺部のトナーの飛び散りを、ルーペを用いて30倍に拡大して評価した。
表21に挙げた処方にて実施例25と同様にして現像剤担持体S−26〜S−28、S−44〜S−46を作成し評価を行った。評価結果を表22に示す。
Claims (5)
- 基体及び表面層としての樹脂層を有しており、
該樹脂層は、結着樹脂としての熱硬化性樹脂、下式(1)及び(2)に示されるユニットを有するアクリル樹脂、及び導電性粒子を含有していることを特徴とする現像剤担持体:
- 前記アクリル樹脂中に含有している前記ユニット(1)及び(2)のユニット組成比をそれぞれa、b、とした時、b/(a+b)が0.5以上0.9以下である請求項1に記載の現像剤担持体。
- 前記アクリル樹脂が前記熱硬化性樹脂100質量部に対して1質量部以上40質量部以下で添加されている請求項1または2に記載の現像剤担持体。
- 前記熱硬化性樹脂がフェノール樹脂である請求項1乃至3のいずれか1項に記載の現像剤担持体。
- 現像剤容器に収容されている、トナー粒子を有する現像剤と、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の現像剤担持体とを有していることを特徴とする現像装置。
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