JP4473502B2 - ロール式遮蔽装置及び開口部装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール式遮蔽装置及び開口部装置に係り、特に操作性の向上を図ったロール式遮蔽装置及び開口部装置に関する。
【0002】
開口部装置としては、建物の開口に設けられる枠体と、この枠体内に開閉自在に設けられた障子と、前記枠体に設けられるロール式網戸とを備えたものが知られている(例えば、実公昭52−15089号公報参照)。前記ロール式網戸は、網体を巻取って収納する収納部と、網体の先端部を保持し網体を収納部から引き出し入れして網戸の開閉を行う可動框と、この可動框の両端部を摺動自在に案内する案内部とを有している。
【0003】
前記ロール式網戸においては、網体が収納部に自動的に巻取収納されるようにバネで付勢されているため、可動框を網戸閉方向に移動して手を離すとバネの力で可動框が収納部方向へ移動してしまう。そこで、全開・全閉状態でしか使用しないタイプのロール式網戸の場合、網戸全閉時に戸先框が枠にラッチ部品等で係止されるようなっていることが多い。一方、引違い窓等に横引きタイプのロール網戸を使用する場合のように網戸の可動框を任意の位置で停止させる必要のある場合には、例えば枠に対してゴム等の制動部材を押しつけて可動框を停止させるようした停止機構が採用されている。この停止機構の操作部は、一般的に可動框の長手方向略中間部に設けられている。
【0004】
【特許文献1】
実公昭52−15089号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ロール式網戸ないし該ロール式網戸を備えた開口部装置においては、停止機構の操作部が可動框の長手方向略中間部に設けられているため、例えば子供などでは操作摘み部に手が届きにくい場合があり、操作性に劣る問題があった。
【0006】
本発明は、前記事情を考慮してなされたもので、可動框の長手方向の何れの位置でも操作部を操作することができ、操作性に優れたロール式遮蔽装置及び開口部装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち、請求項1の発明は、巻取可能な遮蔽材と、該遮蔽材を巻取って収納する収納部と、前記遮蔽材を前記収納部から引き出し入れする可動框と、該可動框の両端部を摺動自在に案内する案内部と、前記可動框の両端部に設けられ該可動框を任意の位置に停止させる停止機構とを備えたロール式遮蔽装置であって、前記可動框に前記停止機構を操作するための操作部を設け、該操作部が前記可動框の両端部の停止機構まで延びて長尺に形成されていることを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、巻取可能な遮蔽材と、該遮蔽材を巻取って収納する収納部と、前記遮蔽材を前記収納部から引き出し入れする可動框と、該可動框の両端部を摺動自在に案内する案内部と、それぞれの案内部に設けられたラックと、それぞれのラックに噛合するピニオンと、前記可動框に沿って回転自在に支持され前記両ピニオンを連結する連動軸と、前記可動框の両端部に設けられ該可動框を任意の位置に停止させる停止機構とを備えたロール式遮蔽装置であって、前記可動框に前記停止機構を操作するための操作部を設け、該操作部が可動框の長手方向に沿って該可動框の両端部の前記停止機構まで延びて長尺に形成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、建物の開口部に設けられる枠体と、該枠体内に開閉自在に設けられた障子と、前記枠体に設けられたロール式遮蔽装置とを有する開口部装置であって、前記ロール式遮蔽装置は、巻取可能な遮蔽材と、該遮蔽材を巻取って収納する収納部と、前記遮蔽材を前記収納部から引き出し入れする可動框と、該可動框の両端部を摺動自在に案内する案内部と、前記可動框の両端部に設けられ該可動框を任意の位置に停止させる停止機構とを備え、前記可動框に前記停止機構を操作するための操作部を設け、該操作部が可動框の長手方向に沿って該可動框の両端部の前記停止機構まで延びて長尺に形成されていることを特徴とする。
【0010】
請求項4発明は、建物の開口に設けられる枠体と、該枠体に開閉自在に設けられた障子と、前記枠体に設けられたロール式遮蔽装置とを有する開口部装置であって、前記ロール式遮蔽装置は、巻取可能な遮蔽材と、該遮蔽材を巻取って収納する収納部と、前記遮蔽材を前記収納部から引き出し入れする可動框と、該可動框の両端部を摺動自在に案内する案内部と、それぞれの案内部に設けられたラックと、それぞれのラックに噛合するピニオンと、前記可動框に沿って回転自在に支持され前記両ピニオンを連結する連動軸と、前記可動框の両端部に設けられ該可動框を任意の位置に停止させる停止機構とを備え、前記可動框に前記停止機構を操作するための操作部を設け、該操作部が可動框の長手方向に沿って該可動框の両端部の前記停止機構まで延びて長尺に形成されていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を添付図面に基いて詳述する。図1は本発明の実施の形態を示す開口部戸の縦断面図、図2は同開口部装置の横断面図、図3は網体を概略的に示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(a)のB−B線断面図、図4は可動框の一端を概略的に示す斜視図、図5はロール式網戸の使用状態を示す横断面図である。
【0012】
図1、図2ないし図5に示すように、開口部装置1は、建物の開口に設けられるサッシ枠である枠体2と、この枠体2内に開閉自在に設けられた障子3a,3bと、前記枠体2に設けられるロール式遮蔽装置であるロール式網戸6とを備えている。前記枠体2は、例えばアルミ押出形材からなる上枠2a、下枠2b及び左右の縦枠2c,2dからなっている。図示例の開口部装置1は引違い窓サッシとして構成されており、枠体2内に内外の障子3a,3bが横方向に引違い状に開閉自在に設けられている。障子3a,3bは、例えばアルミ押出形材からなる上框4a、下框4b及び左右の縦框4c,4dからなる框体4内にガラスパネル5を装着してなる。
【0013】
前記ロール式網戸6は、巻取可能な遮蔽材である網体7と、この網体7を巻取って収納する収納部8と、その網体7の先端部を保持し網体7を収納部8から引き出し入れして網戸6の開閉を行う可動框(戸先框ともいう)9と、この可動框9の両端部を摺動自在に案内する案内部10,10と、それぞれの案内部10に設けられたラック11と、それぞれのラック11に噛合するピニオン12と、前記可動框9に沿って回転自在に支持され前記両ピニオン12,12を連結する連動軸13と、前記可動框9を任意の位置に停止させる停止機構14とを備えている。前記収納部8内には網体7を巻取る巻取部である巻取軸15が回転自在に設けられ、この巻取軸15が網体7を巻取る方向に付勢手段である図示しないバネにより付勢されている。
【0014】
図示例の開口部装置1は枠体2の左右にロール式網戸6,6を備えている。左側のロール式網戸6は図5に示すように開状態にある外障子3bの戸先框4dの室内面に取付けた戸先補助框16との間を網体7で覆うようになっており、右側のロール式網戸6は開状態の内障子3aの戸先框4dとの間を網体7で覆うようになっている。左側のロール式網戸6の可動框9には外障子3bの戸先補助框16との間を塞いで虫の侵入を防止するヒレ状の第1の虫除け部材17a及び上枠2a、下枠2bとの間を塞いで虫の侵入を防止するヒレ状の第2の虫除け部材17bが設けられている。右側のロール式網戸6の可動框9には内障子3aの戸先框4dとの間を塞いで虫の侵入を防止するヒレ状の第1の虫除け部材17a及び上枠2a、下枠2bとの間を塞いで虫の侵入を防止するヒレ状の第2の虫除け部材17bが設けられている。なお、虫除け部材17a,17bはモヘアからなっていても良い。
【0015】
図示例では、収納部8は左右の縦枠2c,2dの室内側にそれぞれ別体で設けられ、案内部10は上枠2a及び下枠2bの室内側にそれぞれ別体で設けられている。具体的には、サッシ枠である枠体2の室内面にロール式網戸6専用の枠体18が固着具であるネジ19aと連結金具19bを介して着脱自在に取付けられている。このロール式網戸6の枠体18は、例えばアルミ押出形材からなる上枠材18a、下枠材18b及び左右の縦枠材18c,18dからなり、上枠材18aと下枠材18bは上枠2aと下枠2bの室内面に取付けられ、左右の縦枠材18c,18dは左右の縦枠2c,2dの室内面に取付けられている。
【0016】
そして、左右の縦枠材18c,18dに収納部8,8がそれぞれ設けられ、上枠材18aと下枠材18bに左右の可動框9,9に共通の案内部10,10が設けられている。上枠材18aと下枠材18bの対向面には、長手方向(左右方向)に沿って案内部10としてのガイド溝20が設けられている。前記収納部8には網体7を引き出すための引出口部21が設けられているが、この引出口部21はガイド溝20の位置に位置されていることが好ましい。
【0017】
前記網体7の先端部を可動框9に固定する手段として、図3の(a)ないし(b)に示すように網体7の先端部には袋部28が形成され、この袋部28に芯材(抜け止め材ともいう)29が挿入されてこれが前記可動框9に固定されている。具体的には、網体7の先端部は、補強のために折り返されて縫製糸30aにより図の上下方向に連通した袋状に縫製されており、この袋部28を利用して芯材29が挿入されている。芯材29は、例えばアルミパイプからなっているが、ある程度の剛性を有する棒状であれば材質は問わない。また、前記網体7の両側縁部(図では上下縁部)は、ガイド溝16から抜けるのを防止するために図3の(a)ないし(c)に示すように折り返されて縫製糸30bにより長手方向(図では左右方向)に連通した袋状に縫製され、袋部31,31が形成されている。図1ないし図4に示すように上枠材18a及び下枠材18bのガイド溝20内には抜け止めガイド棒22がガイド溝20内の略中央部から両縦枠材18c,18d近傍に向って片持ち梁状に設けられ、収納部8から網体7を引き出してロール式網戸6を閉める時に網体7の両側部の袋部31,31に抜け止めガイド棒22,22に挿通されるようになっている。
【0018】
また、網体7の先端部が上下方向に弛んで網体7の先端側に部分的に皺が寄るのを防止するために、網体7の先端側両端部(図示例では上下両端部)が前記可動框9の両端部(同、上下両端部)に固定されている。具体的には、可動框9の両端部には、例えば合成樹脂製の端部キャップ23が取付けられ、それぞれの端部キャップ23には網体7の先端側端部を挟んで固定する一対の挟持片24a,24bが設けられている。両挟持片24a,24bの対向面には網体7の滑り止めのために互いに係合する凹凸部25が形成されている。
【0019】
前記可動框9は、例えばアルミニウム押出形材からなり、内部には網体7の先端部の芯材29を長手方向から収容保持する収容部26と、網体7の先端部を収容部26に引入れるスリット27と、連動軸13を挿通収容する室内側に開口した収容溝部32とが形成されている。また、可動框9の戸先側には、前記収容溝部32の一側壁を形成しつつ室内側に突出された把手部33が形成されている。この把手部33は薄板状で可動框9の長手方向に沿って長尺に形成されている。
【0020】
図6の(a)は可動框の端部キャップを示す斜視図、(b)は端部キャップのケース部内を示す斜視図、図7の(a)はケース部内の停止機構を示す正面図、(b)は(a)のD-D線断面、図8は停止機構の概略的斜視図、図9はピニオン及び連動軸を示す斜視図、図10はレバーキャップの斜視図、図11は係止部の平面図である。本実施例では前記端部キャップ23内に、前記収納部8から網体7を引き出しながら移動操作される可動框9を障子3a,3bの戸先框4dと対応する任意の位置に固定する手段としての停止機構14が設けられている。この停止機構14は、前記連動軸13に設けられた係止受部35と、該係止受部35に係脱自在に係合して回転を止める係止部36と、該係止部36を操作する操作部37とを有している。
【0021】
ピニオン12は、図9に示すように所定長さの回転軸であるピニオン軸38を一体に有しており、前記連動軸13の両端部に両ピニオン12,12のピニオン軸38,38が嵌合連結されている。図示例の連動軸13は中空に形成され、ピニオン12の軸方向の移動を許容しつつ回転を伝えるために、ピニオン軸38の外周には軸方向にキー溝40が設けられ、連動軸13の内周にはキー溝40に係合するキー41が突設されている。ピニオン軸38を含むピニオン12は、施工誤差を吸収し得るように端部キャップ23に対して軸方向に所定量例えば4mm程度移動可能に支持されている。前記ピニオン軸38には、ピニオン12の近傍にガイド溝20の溝縁部20aに沿って摺動自在に係合する環状溝42が設けられ、ピニオン軸38の略中間部にはその外周に歯車状の係止受部35が設けられている。
【0022】
前記ピニオン軸38の外周には、図7、図8、図10ないし図11に示すように操作部37を構成するレバー部43及び係止部36を備えた略円筒状のレバーキャップ44が回動自在に遊嵌されている。レバーキャップ44には、その軸方向から前記係止部36の両面(図示例では上下両面)を挟んで支持する一対の支持腕部45と、両支持腕部45間の周壁に開口した開口部46とが形成されている。この開口部46において係止受部35と係止部36とが対向しており、開口部46を通じて係止部36がレバーキャップ44内部の係止受部35に臨んでいる。前記支持腕部45の上下対向面間には一対の支持軸部47が突設され、前記係止部36の上下両面には前記支持軸部47が摺動自在に係合する左右方向に傾斜したカム面48aを有するカム溝48が形成されている。係止部36の前部には歯車状の係止受部35の歯溝35aに係合することが可能な突起36aが突設されている。すなわち前記係止部36は直方体状であり、その前面中央部に突起36aが形成され、上下両面にカム溝48が形成され、後面中央部に後述のバネ49の一端を挿入する凹部65が形成されている。
【0023】
また、係止部36の後部には突起36aが歯溝35aに係合する方向に係止部36を付勢する付勢手段であるバネ49が設けられている。このバネ49の付勢力によって前記支持軸部47に前記カム溝48のカム面48aが当接されている(図11参照)。レバー部43によりレバーキャップ44を一方向(図6の図示例では反時計方向)に回すと支持軸部47が図11に示すようにカム溝48内を左端から右端に移動し、バネ49によって係止部36のカム面48aが支持軸部47に対して当接付勢されていることから、カム面48aに従って係止部36がバネ49の力で係合方向(突起36a側の前面が前方、図11の紙面上方)に移動される。係止部36の突起36aが係止受部35の歯溝35aに係合すると、連動軸13が回転不能となるため、可動框9が移動不能(停止状態)となる。前記とは逆にレバーキャップ44を他方向(時計方向)に回すと支持軸部47が図11のカム溝48内を右端から左端に移動し、この支持軸部47の移動に伴って前記とは逆に係止部36がバネ49の力に抗して反係合方向(歯溝35aから突起36aが離脱ないし離間する方向、図11の紙面下方)に移動されるようになっている。係止部36の突起36aが係止受部35の歯溝35aから離間すると、連動軸13が回転可能となるため、可動框9が移動可能となる。なお、図6は、図2における右側のロール式網戸の下側の端部キャップを示している。
【0024】
この場合、可動框9に強い衝撃ないし外力が加わったときに、停止機構14が破損、すなわち係合状態の係止受部35の歯35bや係止部36の突起36aが破損するのを防止するために、歯溝35a及び突起36aの少なくとも一方には噛合が外れ易いようにテーパー(傾斜)が設けられていると共に、係止部36のカム溝48には係止部36の反係合方向への移動(逃げ)を許容するための逃げ部d(図11参照)が形成されている。
【0025】
前記レバーキャップ44には、これを係止部36の反係合方向である反時計方向に付勢する付勢手段であるバネ50が設けられている。従って、係止部36の係合状態を解除する場合には、レバー部43をバネ50の付勢力に抗して時計方向に回動操作すれば良く、レバー部43を解放するとレバー部43が待機位置に自動的に復帰し、係止部36が係止受部35に対して係合するようになる。前記端部キャップ23は、一側方が開放されたケース部51と、その開放部を覆うように取付けられる2つの蓋部52,53とからなっており、そのケース部51内に前記レバーキャップ44が回動自在に支持されていると共に係止部36がピニオン軸38の半径方向に摺動自在に支持されている。
【0026】
前記端部キャップ23のケース部51には前記可動框9の把手部33の長手方向両端部がそれぞれ係合する係合溝部54aを有する把手部端部受部54が設けられている。また、前記レバー部43には、可動框9に沿って長尺の操作摘み部55の長手方向両端部がそれぞれ係合する係合溝43aが設けられている。操作摘み部55は、例えばアルミ押出形材からなっており、基端部には収容溝部32内の連動軸13の外周に回動自在(摺動自在)に係合支持される断面略C字状の支持部55aが設けられている(図5参照)。操作部37は、レバー部43と、操作摘み部55とにより構成されている。
【0027】
すなわち、可動框9には前記把手部33が設けられていると共に停止機構14を操作する操作部37が設けられている。この操作部37は、可動框9の長手方向両端部に取付けられた端部キャップ23におけるレバーキャップ44のレバー部43と、これら上下で対をなすレバー部43,43の係合溝43aに両端部を係合させて取付けられた操作摘み部55とから構成されている。操作摘み部55は、把手部33と同様、可動框9の長手方向に沿って長尺な部材として配置されている(図1、図2、図6(b)参照)。前記把手部33は、可動框9の長手方向両端部に取付けられた端部キャプ23のケース部51に設けられて上下で対をなす把手部端部受部54の係合溝部54aに両端部を係合させて取付けられている(図1、図2、図6(b)参照)。実施例の場合、通常時には停止機構14は停止状態(作動状態)になるように、且つ操作摘み部55は待機位置に位置するように停止機構14のバネ49により付勢されており、操作摘み部55を待機位置から操作することにより停止機構14の停止状態(作動状態)を解除できるようになっている。操作摘み部55は、可動框9の把手部33と操作摘み部55を指で摘んで操作摘み部55を把手部33側に回すと、停止機構14の作動状態(係止部と係止受部が係合した状態)を解除することができ、可動框9を任意の位置まで移動することができ、操作摘み部55を離す(解放する)とバネ49の付勢力で待機位置に復帰して停止機構14が作動状態になる。
【0028】
ところで、可動框9の両端にピニオン12を配置し、両ピニオン12を連動軸13で連結したものにおいては、万が一、片方のピニオン12が例えばごみを噛んで動かなくなった時に無理に可動框9を動かそうとしたり、或いは可動框9の片側に通常の操作以上の強い衝撃を加えたりして、一方のピニオン12とラック11の噛合部に強い力が加わり、ピニオン12とラック11の歯の破損や噛合いのずれ(歯飛び)が発生する場合がある。
【0029】
そこで、この問題を解消するために、図12に示すように少なくとも一方のピニオン12と連動軸13の間には一方のピニオンに加わる無理な力を吸収する吸収部材としての捻りバネ56が設けられている。この場合、一方のピニオン12と連動軸13の間に接続部材60が設けられ、この接続部材60に捻りバネ56が組込まれている。この接続部材60は、前記ピニオン12のピニオン軸38に嵌合するキー付嵌合孔部61aを有する第1部材61と、前記連動軸13の一端に挿入嵌合するキー溝付嵌合軸部62aを有する第2部材62とを有している。第1部材61には第2部材62の軸端に突設された突軸部62bを回動自在に嵌合する軸孔部61bが設けられている。前記第1部材61と第2部材62の間の前記突軸部62a上に捻りバネ56が遊嵌され、捻りバネ56の一端が第1部材61に、捻りバネ56の他端が第2部材62にそれぞれ止着されている。可動框9の通常の開閉操作では捻りバネ56は微少に捻じれが発生するだけで、可動框9に微少な傾きが発生するが、操作性に影響するほどではない。
【0030】
以上の構成からなる開口部装置1ないしロール式網戸(ロール式遮蔽装置)によれば、ロール式網戸6が、巻取可能な網体7と、該網体7を巻取って収納する収納部8と、該網体7を前傾収納部8から引き出し入れする可動框9と、該可動框9の両端部を摺動自在に案内する案内部10,10と、それぞれの案内部10,10に設けられたラック11,11と、それぞれのラック11,11に噛合するピニオン12,12と、前記可動框9に沿って回転自在に支持され前記両ピニオン12,12を連結する連動軸9と、前記可動框9を任意の位置に停止させる停止機構14とを備え、前記可動框9に前記停止機構14を操作するための操作部37を設け、該操作部37が可動框9の長手方向に沿って長尺に形成されているため、可動框9の長手方向の何れの位置でも操作摘み部55を操作することができ、操作性に優れる。
【0031】
すなわち、前記可動框9には、前記操作部37として、可動框9の長手方向に沿って長尺の操作摘み部55が設けられているので、可動框9の長手方向の何れの位置でも操作摘み部55を容易に操作して停止機構14の停止状態を解除することができ、可動框9を容易に操作してロール式網戸6を容易に開閉操作することができ、操作性の向上が図れる。また、案内部10,10にラック11,11を設け、これらのラック11,11に噛合するピニオン12,12を可動框9の長手方向両端部に設け、両ピニオン12,12を連動軸13で連結したので、可動框9を容易に且つ円滑に平行移動させることができ、ロール式網戸6の操作性の向上が図れる。更に、実施例では、停止機構として摩擦式の制動部材を使用していないので、制動部材の摩耗等の耐久性の低下を招いたり、施工や製作の精度、砂や埃等によって品質にバラツキが出たりすることがない。また、障子の戸先框に可動框をラッチ部品等で係止する構造と異なり、障子が軽い場合でも、可動框や障子が網体の巻取り用のバネの力で勝手に動いてしまうという不具合を発生することもない。
【0032】
前記停止機構14の歯車状の係止受部35の歯溝35a及びその歯溝35aに係合する係止部36の突起36aの少なくとも一方にテーパーを設けて噛合が外れ易くすると共に、係止部36のカム溝48に係止部36の反係合方向への移動(逃げ)を許容するための逃げ部dが形成されているため、可動框9に強い衝撃ないし外力が加わったときに、停止機構14が破損、すなわち係合状態の係止受部35の歯35bや係止部36の突起36aが破損するのを防止することができ、耐久性の向上が図れる。
【0033】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更等が可能である。例えば、本発明は、引違い窓だけでなく、片引き窓、縦辷り窓、障子が上下方向に開閉自在に設けられた上げ下げ窓等にも適用することが可能である。また、ロール式網戸(ロール式遮蔽装置)は横引きタイプだけでなく、縦引きタイプであっても良い。更に、前記実施の形態ではロール式網戸を2つ用いて両開き式に構成した例が示されているが、片引き式に構成したものであっても良い。また、ロール式網戸の収納部や案内部は、サッシ枠の枠体に一体形成ないし一体に設けられていても良い。
【0034】
開口部装置としては、サッシとは別体で、ロール式網戸(ロール式遮蔽装置)のみからなっていても良い。ロール式遮蔽装置としては、ロール式網戸以外に、例えばロールスクリーン等であっても良い。また、遮蔽材としては、網や網体以外に、例えば布やスクリーン等であっても良い。本発明においては、停止機構の構造が限定されていないので、停止機構としては、実施例の歯車式が好ましいが、既存の摩擦制動式であっても良い。また、操作部である操作摘み部は、室内側正面を向いた待機位置にあり、その待機位置から左側または右側に回動操作することにより停止機構を解除するように構成されていても良い。なお、本発明は、案内部に設けられたラックと、ラックに噛合するピニオンと、可動框に沿って回転自在に支持され両ピニオンを連結する連動軸とを備えていないロール式遮蔽装置や開口部装置にも適用することが可能である(請求項1、請求項3)。
【0035】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
【0036】
(1)請求項1の発明によれば、巻取可能な遮蔽材と、該遮蔽材を巻取って収納する収納部と、前記遮蔽材を前記収納部から引き出し入れする可動框と、該可動框の両端部を摺動自在に案内する案内部と、前記可動框の両端部に設けられ該可動框を任意の位置に停止させる停止機構とを備えたロール式遮蔽装置であって、前記可動框に前記停止機構を操作するための操作部を設け、該操作部が前記可動框の両端部の停止機構まで延びて長尺に形成されているため、可動框の長手方向の何れの位置でも操作部を操作することができ、操作性に優れる。
【0037】
(2)請求項2の発明によれば、巻取可能な遮蔽材と、該遮蔽材を巻取って収納する収納部と、前記遮蔽材を前記収納部から引き出し入れする可動框と、該可動框の両端部を摺動自在に案内する案内部と、それぞれの案内部に設けられたラックと、それぞれのラックに噛合するピニオンと、前記可動框に沿って回転自在に支持され前記両ピニオンを連結する連動軸と、前記可動框の両端部に設けられ該可動框を任意の位置に停止させる停止機構とを備えたロール式遮蔽装置であって、前記可動框に前記停止機構を操作するための操作部を設け、該操作部が可動框の長手方向に沿って該可動框の両端部の前記停止機構まで延びて長尺に形成されているため、可動框の長手方向の何れの位置でも操作部を操作することができ、操作性に優れる。
【0038】
(3)請求項3の発明によれば、建物の開口部に設けられる枠体と、該枠体内に開閉自在に設けられた障子と、前記枠体に設けられたロール式遮蔽装置とを有する開口部装置であって、前記ロール式遮蔽装置は、巻取可能な遮蔽材と、該遮蔽材を巻取って収納する収納部と、前記遮蔽材を前記収納部から引き出し入れする可動框と、該可動框の両端部を摺動自在に案内する案内部と、前記可動框の両端部に設けられ該可動框を任意の位置に停止させる停止機構とを備え、前記可動框に前記停止機構を操作するための操作部を設け、該操作部が可動框の長手方向に沿って該可動框の両端部の前記停止機構まで延びて長尺に形成されているため、可動框の長手方向の何れの位置でも操作部を操作することができ、操作性に優れる。
【0039】
(4)請求項4の発明によれば、建物の開口に設けられる枠体と、該枠体に開閉自在に設けられた障子と、前記枠体に設けられたロール式遮蔽装置とを有する開口部装置であって、前記ロール式遮蔽装置は、巻取可能な遮蔽材と、該遮蔽材を巻取って収納する収納部と、前記遮蔽材を前記収納部から引き出し入れする可動框と、該可動框の両端部を摺動自在に案内する案内部と、それぞれの案内部に設けられたラックと、それぞれのラックに噛合するピニオンと、前記可動框に沿って回転自在に支持され前記両ピニオンを連結する連動軸と、前記可動框の両端部に設けられ該可動框を任意の位置に停止させる停止機構とを備え、前記可動框に前記停止機構を操作するための操作部を設け、該操作部が可動框の長手方向に沿って該可動框の両端部の前記停止機構まで延びて長尺に形成されているため、可動框の長手方向の何れの位置でも操作部を操作することができ、操作性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す開口部戸の縦断面図である。
【図2】同開口部装置の横断面図である。
【図3】網体を概略的に示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(a)のB−B線断面図である。
【図4】可動框の一端を概略的に示す斜視図である。
【図5】ロール式網戸の使用状態を示す横断面図である。
【図6】(a)は可動框の端部キャップを示す斜視図、(b)は端部キャップのケース部内を示す斜視図である。
【図7】(a)はケース部内の停止機構を示す正面図、(b)は(a)のD-D線断面である。
【図8】停止機構の概略的斜視図である。
【図9】ピニオン及び連動軸を示す斜視図である。
【図10】レバーキャップの斜視図である。
【図11】係止部の平面図である。
【図12】衝撃吸収軸部材の一例を示す図で、(a)は側面図、(b)は斜視図である。
【符号の説明】
1 開口部装置
2 枠体
3a,3b 障子
6 ロール式網戸(ロール式遮蔽装置)
7 網体(遮蔽材)
8 収納部
9 可動框
10 案内部
11 ラック
12 ピニオン
13 連動軸
14 停止機構
35 係止受部
36 係止部
37 操作部
55 操作摘み部
Claims (4)
- 巻取可能な遮蔽材と、該遮蔽材を巻取って収納する収納部と、前記遮蔽材を前記収納部から引き出し入れする可動框と、該可動框の両端部を摺動自在に案内する案内部と、前記可動框の両端部に設けられ該可動框を任意の位置に停止させる停止機構とを備えたロール式遮蔽装置であって、前記可動框に前記停止機構を操作するための操作部を設け、該操作部が前記可動框の両端部の前記停止機構まで延びて長尺に形成されていることを特徴とするロール式遮蔽装置。
- 巻取可能な遮蔽材と、該遮蔽材を巻取って収納する収納部と、前記遮蔽材を前記収納部から引き出し入れする可動框と、該可動框の両端部を摺動自在に案内する案内部と、それぞれの案内部に設けられたラックと、それぞれのラックに噛合するピニオンと、前記可動框に沿って回転自在に支持され前記両ピニオンを連結する連動軸と、前記可動框の両端部に設けられ該可動框を任意の位置に停止させる停止機構とを備えたロール式遮蔽装置であって、前記可動框に前記停止機構を操作するための操作部を設け、該操作部が可動框の長手方向に沿って該可動框の両端部の前記停止機構まで延びて長尺に形成されていることを特徴とするロール式遮蔽装置。
- 建物の開口部に設けられる枠体と、該枠体内に開閉自在に設けられた障子と、前記枠体に設けられたロール式遮蔽装置とを有する開口部装置であって、前記ロール式遮蔽装置は、巻取可能な遮蔽材と、該遮蔽材を巻取って収納する収納部と、前記遮蔽材を前記収納部から引き出し入れする可動框と、該可動框の両端部を摺動自在に案内する案内部と、前記可動框の両端部に設けられ該可動框を任意の位置に停止させる停止機構とを備え、前記可動框に前記停止機構を操作するための操作部を設け、該操作部が可動框の長手方向に沿って該可動框の両端部の前記停止機構まで延びて長尺に形成されていることを特徴とする開口部装置。
- 建物の開口に設けられる枠体と、該枠体に開閉自在に設けられた障子と、前記枠体に設けられたロール式遮蔽装置とを有する開口部装置であって、前記ロール式遮蔽装置は、巻取可能な遮蔽材と、該遮蔽材を巻取って収納する収納部と、前記遮蔽材を前記収納部から引き出し入れする可動框と、該可動框の両端部を摺動自在に案内する案内部と、それぞれの案内部に設けられたラックと、それぞれのラックに噛合するピニオンと、前記可動框に沿って回転自在に支持され前記両ピニオンを連結する連動軸と、前記可動框の両端部に設けられ該可動框を任意の位置に停止させる停止機構とを備え、前記可動框に前記停止機構を操作するための操作部を設け、該操作部が可動框の長手方向に沿って該可動框の両端部の前記停止機構まで延びて長尺に形成されていることを特徴とする開口部装置。
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