[go: up one dir, main page]

JP4418466B2 - 片面段ボール製造装置 - Google Patents

片面段ボール製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4418466B2
JP4418466B2 JP2006524157A JP2006524157A JP4418466B2 JP 4418466 B2 JP4418466 B2 JP 4418466B2 JP 2006524157 A JP2006524157 A JP 2006524157A JP 2006524157 A JP2006524157 A JP 2006524157A JP 4418466 B2 JP4418466 B2 JP 4418466B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
belt
endless
pair
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006524157A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2006090875A1 (ja
Inventor
隆司 新田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Publication of JPWO2006090875A1 publication Critical patent/JPWO2006090875A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4418466B2 publication Critical patent/JP4418466B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B31MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31FMECHANICAL WORKING OR DEFORMATION OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31F1/00Mechanical deformation without removing material, e.g. in combination with laminating
    • B31F1/20Corrugating; Corrugating combined with laminating to other layers
    • B31F1/24Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed
    • B31F1/26Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed by interengaging toothed cylinders cylinder constructions
    • B31F1/28Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed by interengaging toothed cylinders cylinder constructions combined with uniting the corrugated webs to flat webs ; Making double-faced corrugated cardboard
    • B31F1/2845Details, e.g. provisions for drying, moistening, pressing
    • B31F1/2877Pressing means for bringing facer sheet and corrugated webs into contact or keeping them in contact, e.g. rolls, belts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B31MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31FMECHANICAL WORKING OR DEFORMATION OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31F1/00Mechanical deformation without removing material, e.g. in combination with laminating
    • B31F1/20Corrugating; Corrugating combined with laminating to other layers
    • B31F1/24Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed
    • B31F1/26Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed by interengaging toothed cylinders cylinder constructions
    • B31F1/28Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed by interengaging toothed cylinders cylinder constructions combined with uniting the corrugated webs to flat webs ; Making double-faced corrugated cardboard
    • B31F1/2831Control
    • B31F1/2836Guiding, e.g. edge alignment; Tensioning

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)

Description

本発明は、ライナと波形状に段繰られた中芯とを貼合して片面段ボールシートを製造する、片面段ボール製造装置に関するものである。
図5は従来の片面段ボール製造装置を模式的に示す側面図である。図5に示すように、片面段ボール製造装置は、中芯1を断面波形状に段繰る段繰り装置10と、段繰り装置10により段繰られた中芯1に糊を付着させる糊付け装置11と、糊付け装置11により糊付けされた中芯1に裏ライナ(ライナ)2を押し付けて中芯1に裏ライナ2を貼合する加圧装置100とを主に備えて構成されている。
段繰り装置10は、上下に互いに対向して配置された一対の上段ロール(段ロール)4及び下段ロール(段ロール)5を備えて構成されている。上段ロール4及び下段ロール5の表面はそれぞれ周方向において波形状に形成されており、上段ロール4及び下段ロール5が対接するニップ部において、上段ロール4の段山4aと下段ロール5の段谷5b、上段ロール4の段谷4bと下段ロール5の段山5aとが互いに噛み合うようになっている。そして、中芯1は、上段ロール4と下段ロール5とのニップ部へ略水平に進入して波形状に段繰られる。なお、上段ロール4及び下段ロール5の内部には蒸気が入っており、上段ロール4及び下段ロール5の表面は加熱されている。
糊付け装置11は、糊を貯めておく糊溜め8と、糊溜め8の糊を上段ロール4に巻回されている中芯1の段頂部に付着させる糊付けロール6と、糊付けロール6表面に付着した糊を必要に応じて掻き取るスクレーパ7aが突設された掻き取りロール7とを備えて構成されている。
加圧装置100は、上段ロール4にそれぞれ対向して設けられたベルトロール101及びストレッチロール102と、これらベルトロール101及びストレッチロール102に巻回された無端状のベルト(エンドレスベルト)103とを備えて構成されている。ベルト103は、上段ロール4の周方向における所定領域(ニップ領域)に押し付けられて上段ロール4とともに回転し、この所定領域において中芯1に裏ライナ2を押し付けて中芯1と裏ライナ2とを貼合するようになっている。これにより、片面段ボールシート3が製造される。
なお、このような片面段ボール製造装置は、例えば特許文献1,2に開示されている。
特開平11−105171号公報 特許第2622330号公報
ところで、上述した従来の片面段ボール製造装置では、加圧装置100のベルト103は、ベルトロール101及びストレッチロール102の軸方向(機械幅方向又は単に幅方向ともいう)一端部から他端部に亘って連続した一体ものの幅広ベルト(約2〜3m幅)として形成されている。このため、ベルト103は構造や製法が複雑でありコストが高いという課題がある。また、ベルト103の一部分が破損した場合であっても、ベルト103を丸ごと交換しなくてはならないためランニングコストが嵩む。
また、製造時の誤差によりベルト103の幅方向において周長差が生じている場合、ベルト103の周長の短い部分が周長の長い部分よりも先に一回転して先行するため、除除にベルトが捻られ、回転し続けると最終的にベルト103の破損が発生する。そこで、従来は、例えば、ベルト103の幅方向両端部の先行量を測定し、ベルト103の幅方向一端部が他端部よりもある規定値以上先行したら、この一端部におけるベルト103の加圧力を高くしてベルト103の幅方向一端部の周長を伸ばし、先行量を規定値以内に修正する様に制御している。しかし、この方法では、ベルト103の先行制御機構が必要となるため機械製造コストが高くなり、また、制御機構に異常が発生した場合に機械が停止する若しくはベルト103が破損することがあった。
さらに、ベルトロール101及びストレッチロール102の幅方向中央部はベルト103の張力によりそれぞれ互いに接近する方向へ撓むので、ベルト103の幅方向中央部の走行長が両端部の走行長よりも短くなり、ベルト103の幅方向中央部が両端部よりも先に一回転して先行するため、これによってベルト103の織り組織の横糸が湾曲させられベルトの幅が必要幅以下にまで収縮してしまう。
そこで、従来は、例えば、ベルトロール101又はストレッチロール102の幅方向中央部の径を両端部の径よりも小さく(即ち、ベルトロール101及びストレッチロール102の幅方向中央部が凹んだ逆クラウン形状に)形成することにより、ベルト103の幅方向両端部の周速を幅方向中央部の周速よりも速くし、ベルト103幅方向中央部の先行量を低減してベルト103の幅収縮を抑えている。
ベルトロール101又はストレッチロール102に付加する逆クラウン量は、ベルトロール101及びストレッチロール102の撓み量の増加に応じて増やす必要がある。しかしこの場合、機械幅を拡大してゆくと、ベルトロール101及びストレッチロール102の撓みが増加し、さらにそれに対応する為にベルトロール101又はストレッチロール102の逆クラウン量を増加させる必要が生じる為、ベルト103の幅方向中央部においてベルト103が伸ばされる量が両端部に比べて減少し、この結果、幅方向中央部のニップ圧が低下してしまい、特に片面段ボールシート3の幅方向中央部において貼合不良が生じてしまうおそれがある。また、ベルト103の幅方向両端部の周速が中央部に比べて速い為、これにより両端部の裏ライナ2がずれてしまい、幅方向両端部において貼合不良が生じてしまうおそれもある。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、ランニングコスト及び機械幅拡大に伴う片面段ボールシートの貼合不良やしわの発生を大幅に低減できるようにした、片面段ボール製造装置を提供することを目的とする。
このため、本発明の第1の片面段ボール製造装置は、一対の段ロール間で波形状に段繰られた中芯を該一対の段ロールの一方の段ロール表面に支持させた状態で該中芯にライナを貼合して片面段ボールシートを製造する片面段ボール製造装置において、該一方の段ロールにそれぞれ対向して設けられ、同一方向へ回転しうる一対の対向ロールと、該一対の対向ロールの軸方向に複数並んで掛け渡され、且つ、該一方の段ロール表面に支持された状態の該中芯に該ライナを押し付ける無端状部材と、該一対の対向ロール周面の軸方向に並んで形成された複数の溝部と、該一対の対向ロールの少なくとも一方の対向ロールに近接して設けられ、該一対の対向ロールの該溝部からの該無端状部材の脱落を防止する脱落防止部材とをそなえ、該無端状部材が、該一対の対向ロールの該溝部に嵌合するように該一対の対向ロールに掛け渡され、該脱落防止部材が、該一対の対向ロールに平行に配置され、該溝部に嵌合しうる凸部が周面に形成されたガイドロールであることを特徴としている。
また、本発明の第2の片面段ボール製造装置は、一対の段ロール間で波形状に段繰られた中芯を該一対の段ロールの一方の段ロール表面に支持させた状態で該中芯にライナを貼合して片面段ボールシートを製造する片面段ボール製造装置において、該一方の段ロールにそれぞれ対向して設けられ、同一方向へ回転しうる一対の対向ロールと、該一対の対向ロールの軸方向に複数並んで掛け渡され、且つ、該一方の段ロール表面に支持された状態の該中芯に該ライナを押し付ける無端状部材と、該一対の対向ロールと平行に設けられ、該複数の無端状部材を支持して該複数の無端状部材の周回軌道を案内する1又は複数の周回軌道ガイドロールとをそなえるとともに、該周回軌道ガイドロールは、上記複数の無端状部材のうち隣接する無端状部材が互いに部分的に異なる周回軌道を走行するものであって、上記の各無端状部材における隣接する無端状部材とは異なる周回軌道の部分の側方に、該無端状部材の軸方向への移動を規制する移動規制ガイド部材をそなえていることを特徴としている。
無端状部材、板状に形成されていてもよい。なお、板状とは、部材の幅がその厚みに対して大きい又は十分に大きい状態をいい、帯状又はリボン状ともいえる。
また、該無端状部材、線状に形成されていてもよい。なお、線状とは、部材の幅がその厚みに対して略同じ又は小さい状態をいう。
記周回軌道ガイドロール、上記無端状部材を第1の周回軌道に案内する第1の円筒状ガイド面を有する第1の周回軌道ガイドロールと、上記無端状部材を第2の周回軌道に案内する第2の円筒状ガイド面を有する第2の周回軌道ガイドロールとをそなえてなり、該第1の周回軌道ガイドロールは、上記複数の無端状部材のうち1つ置きに並んだ1組の無端状部材の周回軌道を案内し、該第2の周回軌道ガイドロールは、上記複数の無端状部材のうち残った1組の無端状部材の周回軌道を案内するものでもよい
記の第1及び第2の円筒状ガイド面、互いに同一半径に形成されていてもよい
記周回軌道ガイドロール、上記無端状部材を第1の周回軌道に案内する第1の円筒状ガイド面と、上記無端状部材を第2の周回軌道に案内する第2の円筒状ガイド面とを、軸方向に1つ置きに並んで複数そなえ、該第1の円筒状ガイド面は、上記複数の無端状部材のうち1つ置きに並んだ無端状部材の周回軌道をそれぞれ案内し、該第2の円筒状ガイド面は、上記複数の無端状部材のうち残った各無端状部材の周回軌道をそれぞれ案内するものでもよい
記移動規制ガイド部材、上記無端状部材の側端部に当接しながら回転する外周面を有する移動規制ガイドロールであってもよい
記移動規制ガイドロールの上記外周面、上記無端状部材の側端部が嵌まり込みながら走行するように凹状に形成されていてもよい
記の一対の対向ロールの少なくとも何れか1つの対向ロールにおける上記無端状部材を案内する外周径には、軸方向端部にいくに従って縮径したクラウン形状部が設けられていてもよい
記クラウン形状部、上記対向ロールの全長に亘って1つだけ設けられていてもよい
記クラウン形状部が形成された上記対向ロール、軸方向中央部には外周径の一定なストレート形状部が形成され、該軸方向中央部から各軸方向端部に向けて次第に縮径したクラウン形状部がそれぞれ形成されていてもよい
記クラウン形状部、上記対向ロールにおける上記の各無端状部材に対応する部分ごとに複数設けられていてもよい
発明の第1,第2の片面段ボール製造装置によれば、無端状部材が一対の対向ロールの軸方向に複数並んで掛け渡された構成になっているので、従来のような幅広ベルトを使用する必要がなくなる。すなわち、従来よりも格段に狭い幅の無端状部材であるので、従来の幅広ベルトよりも比較的容易に製造でき、ベルト製造コストを低減できる。また、無端状部材が破損した場合には、その破損した無端状部材だけ交換すればよいので、従来のように幅広ベルトを丸ごと交換する必要がなくなり、これによってランニングコストを低減することができる。このように、ランニングコストを大幅に低減することが可能である。
また、無端状部材が従来よりも格段に狭い幅であるため、ベルトロール又はストレッチロールに逆クラウンを付ける必要が無くなり、無端状部材の幅方向における歪みを大幅に低減することができ、これにより、機械幅拡大に伴う片面段ボールシートの貼合不良やしわの発生を大幅に低減することが可能である。また、先行制御機構が不要となる為機械製造コストを低減することができ、制御機構の異常に伴う機械停止やベルト破損を防止することができる。
端状部材が板状に形成されている場合、従来の幅広ベルトと同様にニップ面圧により、中芯にライナを押し付けることができる。
また、無端状部材が線状に形成されている場合、ニップ面圧よりも高い圧力(ニップ線圧)を付与することができる。
発明の第1の片面段ボール製造装置によれば、無端状部材が、一対の対向ロールの溝部に嵌合するように一対の対向ロールに掛け渡されているので、無端状部材の蛇行を防止することができ、さらに、脱落防止部材により、一対の対向ロールの溝部からの無端状部材の脱落を防止することができる。
発明の第1の片面段ボール製造装置によれば、ガイドロールの凸部が一対の対向ロールに嵌合することで無端状部材の脱落を防止することができる。
また、本発明の第2の片面段ボール製造装置によれば、周回軌道ガイドロールにより、上記複数の無端状部材のうち隣接する無端状部材が互いに部分的に異なる周回軌道を走行する。したがって、この異なる周回軌道の部分の側方には、隣接する無端状部材は存在しないので、隣接する無端状部材どうしを互いに接近させて配置しても、隣接する無端状部材は存在しない無端状部材の側方に、無端状部材の軸方向への移動を規制する移動規制ガイド部材を設けることができる。そして、この移動規制ガイド部材により、各無端状部材の軸方向への移動を規制して、各無端状部材の蛇行を確実に抑制することができる。
1の周回軌道ガイドロールにより、複数の無端状部材のうち1つ置きに並んだ1組の無端状部材の周回軌道を案内し、第2の周回軌道ガイドロールにより、複数の無端状部材のうち残った1組の無端状部材の周回軌道を案内する場合、隣接する無端状部材どうしを互いに部分的に異なる周回軌道となるように走行させて、この異なる周回軌道の部分の側方に、隣接する無端状部材の存在しない空間をより広く確保することができる。これにより、無端状部材の側方部分に、無端状部材の軸方向への移動を規制する移動規制ガイド部材を容易に設けることができる。
1及び第2の円筒状ガイド面が、互いに同一半径に形成されている場合、第1及び第2の円筒状ガイド面の各周速を無端状部材の走行速度に容易に一致させることができ、各円筒状ガイド面により無端状部材を支障なく案内することができる。
1の円筒状ガイド面により、複数の無端状部材のうち1つ置きに並んだ1組の無端状部材の周回軌道を案内し、第2の円筒状ガイド面により、複数の無端状部材のうち残った1組の無端状部材の周回軌道を案内する場合、隣接する無端状部材どうしを互いに部分的に異なる周回軌道となるように走行させて、この異なる周回軌道の部分の側方に、隣接する無端状部材の存在しない空間を確保することができる。これにより、無端状部材の側方部分に、無端状部材の軸方向への移動を規制する移動規制ガイド部材を設けることができる。
動規制ガイド部材が、無端状部材の側端部に当接しながら回転する外周面を有する移動規制ガイドロールである場合、移動規制ガイド部材の無端状部材に対する摺動を抑えながら無端状部材の走行を案内することができ、無端状部材の磨耗を抑制することが可能になる。
端状部材の側端部が移動規制ガイドロールの凹状外周面に嵌まり込みながら走行する場合、無端状部材の蛇行をより確実に防止することができる。
対の対向ロールの何れかの外周に、軸方向端部にいくに従って縮径したクラウン形状部が設けられている場合、対向ロールの回転時に、クラウン形状部において、無端状部材が軸方向端部から中央部に向かうような力を発生させることができ、軸方向端部を蛇行無く安定して走行させることが可能になる。
向ロール全体として1つのクラウン形状部が形成される場合、対向ロールの回転時に、これらの無端状部材には、クラウンにより対向ロールの軸方向中央に向かう力が作用して、各無端状部材が、互いに対向ロールの軸方向中央に寄り集まって、対向ロールの軸方向中央を中心に左右対称で隣同士の各無端状部材が密着し押合った状態で走行することになり、その結果、各無端状部材部を蛇行無く安定して走行させることが可能になる。
向ロールの軸方向中央部から各軸方向端部に向けて次第に縮径したクラウン形状部がそれぞれ形成される場合、対向ロールの回転時に、これらの無端状部材には、クラウンにより対向ロールの軸方向中央に向かう力が作用して、各無端状部材が、互いに対向ロールの軸方向中央に寄り集まって、対向ロールの軸方向中央を中心に左右対称で隣同士の各無端状部材が密着し押合った状態で走行することになり、各無端状部材を蛇行無く安定して走行させることが可能になる。
クラウン形状が対向ロールにおける各無端状部材に対応する部分ごとに複数設けられる場合、各無端状部材の軸方向端部に各クラウン形状部の中央寄りに向かう力が作用して、各無端状部材を個別に蛇行無く安定して走行させることが可能になる。
図1は本発明の第1実施形態としての片面段ボール製造装置を模式的に示す斜視図である。 図2は本発明の第2実施形態としての片面段ボール製造装置を模式的に示す斜視図である。 図3は本発明の第3実施形態としての片面段ボール製造装置を模式的に示す斜視図である。 図4は本発明の第3実施形態としての片面段ボール製造装置の効果を説明するための図であって、上段ロール及び下段ロールのユニットを下方へ下げた状態を示す斜視図である。 図5は従来の片面段ボール製造装置を模式的に示す側面図である。 図6(a)〜図6(c)は本発明の第4実施形態としての片面段ボール製造装置の要部を模式的に示す図であって、図6(a)はその上面図、図6(b)はその側面図、図6(c)は図6(a),図6(b)のA−A矢視断面図、図6(d)は本発明の第4実施形態の変形例を示す図6(c)に対応した断面図である。 図7(a)〜図7(c)は本発明の第5実施形態としての片面段ボール製造装置の要部を模式的に示す図であって、図7(a)はその無端状部材を除いて示す上面図、図7(b)はその上面図、図7(c)はその側面図である。 図8(a)〜図8(c)は本発明の第6実施形態としての片面段ボール製造装置の要部を模式的に示す図であって、図8(a)はその無端状部材を除いて示す上面図、図8(b)はその上面図、図8(c)はその側面図である。 図9(a)〜図9(c)は本発明の第7実施形態としての片面段ボール製造装置の要部を模式的に示す図であって、図9(a)はその無端状部材を除いて示す上面図、図9(b)はその上面図、図9(c)はその側面図である。 図10(a)〜図10(c)は本発明の第8実施形態としての片面段ボール製造装置の要部を模式的に示す図であって、図10(a)はその無端状部材を除いて示す上面図、図10(b)はその上面図、図10(c)はその側面図である。
符号の説明
1 中芯
2 裏ライナ(ライナ)
3 片面段ボールシート
4 上段ロール(段ロール)
4a 上段ロールの段山
4b 上段ロールの段谷
5 下段ロール(段ロール)
5a 下段ロールの段山
5b 下段ロールの段谷
6 糊付けロール
7 掻き取りロール
7a スクレーパ
8 糊溜め
10 段繰り装置
11 糊付け装置
20,20′,20A〜20E 加圧装置
21 ベルトロール
21a 溝部
21b 壁部
22 ストレッチロール
22a 溝部
22b 壁部
23 ベルト(無端状部材)
30 加圧装置
31 ベルトロール
31a 溝部
31b 壁部
32 ストレッチロール
32a 溝部
32b 壁部
33 ワイヤ(無端状部材)
41 ガイドロール(脱落防止部材)
41a 凸部
42 ガイドロール(脱落防止部材)
42a 凸部
51 ベルトロール
52 ストレッチロール
53 ベルト(無端状部材)
53A,53B ベルト群
53a ベルト53の端部
54 第1の周回軌道ガイドロール
54a 第1の円筒状ガイド面
55 第2の周回軌道ガイドロール
55a 第2の円筒状ガイド面
56,56´ 移動規制ガイド部材としての移動規制ガイドロール
56a,56a´ 移動規制ガイドロール56,56´の外周面
57 周回軌道ガイドロール
57a 第1の円筒状ガイド面
57b 第2の円筒状ガイド面
58,59,60 ベルトロール
531〜538 ベルト(無端状部材)
58a,59a,60b クラウン形状部
60a ストレート形状部
100 加圧装置
101 ベルトロール
102 ストレッチロール
103 ベルト
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(A)第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態としての片面段ボール製造装置を模式的に示す斜視図である。なお、図1において、前述した従来例と同一の部位については同一の符号を用いて示している。また、以下では、従来例と異なる点について説明し、その他の構成については従来例と同様であるのでここではその説明を省略する。
本実施形態にかかる加圧装置20は、従来例の説明で用いた図5に示すように、上段ロール4及び下段ロール5(一対の段ロール)間で波形状に段繰られた中芯1を上段ロール4の表面に支持させた状態で中芯1に裏ライナ(ライナ)2を貼合して片面段ボールシート3を製造する片面段ボール製造装置において貼合の際に中芯1に裏ライナ2を押し付けるようになっている。
図1に示すように、加圧装置20は、一対の対向ロールとしてのベルトロール21及びストレッチロール22と、これらベルトロール21及びストレッチロール22に掛け渡された無端状のベルト(エンドレスベルト、無端状部材)23とを主に備えて構成されている。
ベルトロール21及びストレッチロール22は、上段ロール4にそれぞれ対向して且つ上段ロール4と平行に設けられている。ここでは、ベルトロール21は上段ロール4よりもシート搬送方向上流側の斜め上方に配置されているとともに、ストレッチロール22は上段ロール4よりもシート搬送方向下流側の斜め上方に配置されているが、この位置関係に限定されるものではなく、例えばベルトロール21とストレッチロール22とがこれとは逆に配置されることもある。また、ベルトロール21とストレッチロール22とは間隔をあけて配置されており、上段ロール4又は図示しない駆動装置により同一方向へ回転するようになっている。
また、ベルトロール21の周面には、ベルトロール21軸方向(機械幅方向)に並んで複数の溝部21aが形成されているとともに、このベルトロール21の溝部21aの軸方向位置と対応するようにストレッチロール22の周面にもストレッチロール22軸方向に並んで複数の溝部22aが形成されている。
また、ベルトロール21の溝部21aと溝部21aとの間の隙間(即ち、溝部21aと溝部21aとの間に形成された壁部21bの幅)、及び、ストレッチロール22の溝部22aと溝部22aとの間の隙間(即ち、溝部22aと溝部22aとの間に形成された壁部22bの幅)は、ここでは10mm以下程度に設定されている。
さらに、ベルトロール21の溝部21aの深さ(即ち、ベルトロール21周面からの溝深さ)、及び、ストレッチロール22の溝部22aの深さ(即ち、ストレッチロール22周面からの溝深さ)は、ここではベルト23の厚みと同等、又はそれ以上に設定されている。また、ベルトロール21の溝部21aの幅、及び、ストレッチロール22の溝部22aの幅は、ここではベルト23の幅以上に設定されている。
ベルト23は、ここでは板状に形成されており、上述したベルトロール21の溝部21aとストレッチロール22の溝部22aとに嵌合するように掛け渡されている。つまり、ベルト23は、機械幅方向に間隔(即ち、ベルトロール21の壁部21b及びストレッチロール22の壁部22bの幅)をおいて複数並んで設けられている。換言すると、本実施形態にかかるベルト23は、従来のベルト103が機械幅方向において複数に分割された構成となっている。すなわち、従来のベルト103は、前述したようにベルトロール101及びストレッチロール102(図5参照)の軸方向一端部から他端部に亘って連続した一体ものの幅広ベルト(約2〜3m幅)であったが、本実施形態にかかるベルト23は従来のベルト103と比べて格段に幅が狭く(例えば約0.05〜1m幅に)形成されている。
また、ベルト23は、例えば、ステンレス,炭素鋼,鋼鉄等の鉄系金属、アルミ,銅,チタン,ニッケル及びこれらの合金等の非鉄系金属、炭素繊維,ガラス繊維,セラミックス繊維,アラミド繊維(芳香系ポリアミド繊維),芳香族アリレート繊維,PBO(ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール)繊維,ポリエーテルエーテルケトン繊維,ポリアミドイミド繊維,ポリイミド繊維,ポリフェニレンサルファイド繊維,ポリベンズイミダゾール繊維及び液晶ポリエステル繊維等の繊維の何れか一つ又は複数からなるプレート又は織物により形成されている。また、ここでは、ベルト23は、一枚のプレート又は織物の単層構造で形成されているが、複数枚のプレート又は織物を重ね合わせた複層構造で形成してもよい。
このようなベルト23は、ベルトロール21及びストレッチロール22の回転により、ベルトロール21及びストレッチロール22の回転方向と同一方向に走行(回転)し、上段ロール4の上部周面(上段ロール4の周方向における所定領域)に押し付けられるようになっている。これにより、上段ロール4の表面に支持された状態の中芯1に裏ライナ2が押し付けられて中芯1と裏ライナ2とが貼合され、片面段ボールシート3(図5参照)が製造されるようになっている。
本発明の第1実施形態としての片面段ボール製造装置は、上述のごとく構成されているので、以下に説明するような作用及び効果が得られる。まず、ベルト23がベルトロール21及びストレッチロール22の軸方向に複数並んで掛け渡された構成になっているので、従来のような幅広ベルト103を使用する必要がなくなる。すなわち、従来と比べて格段に狭い幅を有するベルト23であるので、従来よりも容易に製造することができ、コストを低減できる。
また、ベルト23が破損した場合には、その破損したベルト23だけ交換すればよいので、従来のように幅広ベルト103を丸ごと交換する必要がなくなり、これによってもランニングコストを低減することができる。このように、本実施形態によれば、ランニングコストを大幅に低減することが可能である。
また、ベルト23は従来よりも格段に狭い幅であるため、ベルト23の機械幅方向における周長誤差や、ベルトロール21及びストレッチロール22の撓みに起因するベルト23の機械幅方向中央部の先進による、ベルト23の幅方向における歪み(ベルト23面内における歪み)を従来よりも大幅に低減することができ、これにより、機械幅拡大に伴う片面段ボールシート3の貼合不良やしわの発生を大幅に低減することが可能となる。また、先行制御機構が不要となる為機械製造コストを低減することができ、制御機構の異常に伴う機械停止やベルト破損を防止することができる。また、従来のようにベルトロール21及びストレッチロール22を逆クラウン形状に形成する必要もない。
さらに、ベルト23がプレートや織物などの板状に形成されているので、従来の幅広ベルト103と同様にニップ面圧により、中芯1に裏ライナ2を押し付けることが可能である。
また、ベルト23が、ベルトロール21の溝部21a及びストレッチロール22の溝部22に嵌合するようにベルトロール21及びストレッチロール22に掛け渡されているので、ベルト23の機械幅方向のずれ(蛇行)を防止することができる。したがって、従来は走行中のベルト103の蛇行を防止するために例えばベルトロール101及びストレッチロール102の何れか一方を機械幅方向に対して傾ける蛇行防止機構を備える必要があったが、本実施形態によれば、このような蛇行防止機構を備える必要がなくなり、機械製造コストをさらに低減することが可能となる。
さらに、特にベルト23をプレートで形成した場合には、織物のような縦糸及び横糸の交差部分における屈曲がなく、また、織物で形成した場合と比べて磨耗も発生しにくいため、寿命をさらに延ばすことができ、ランニングコストをさらに低減することも可能となる。
また、近年、段ボールシートの生産効率向上のため、更なる幅広のシートを生産することが求められているが、このような場合でもベルト23を適宜必要な数だけ追加するだけで対応することが可能である。
(B)第2実施形態
図2は、本発明の第2実施形態としての片面段ボール製造装置を模式的に示す斜視図である。なお、図2において、前述した従来例と同一の部位については同一の符号を用いて示している。また、以下では、従来例と異なる点について説明し、その他の構成については従来例と同様であるのでここではその説明を省略する。
本実施形態にかかる加圧装置30は、従来例の説明に用いた図5に示すように、上段ロール4及び下段ロール5(一対の段ロール)間で波形状に段繰られた中芯1を上段ロール4の表面に支持させた状態で中芯1に裏ライナ(ライナ)2を貼合して片面段ボールシート3を製造する片面段ボール製造装置において貼合の際に中芯1に裏ライナ2を押し付けるようになっている。
図2に示すように、加圧装置30は、一対の対向ロールとしてのベルトロール(本実施形態においてはワイヤロールともいう)31及びストレッチロール32と、これらベルトロール31及びストレッチロール32に掛け渡された無端状のワイヤ(エンドレスワイヤ、無端状部材)33とを主に備えて構成されている。
ベルトロール31及びストレッチロール32は、上段ロール4にそれぞれ対向して且つ上段ロール4と平行に設けられている。ここでは、ベルトロール31は上段ロール4よりもシート搬送方向上流側の斜め上方に配置されているとともに、ストレッチロール32は上段ロール4よりもシート搬送方向下流側の斜め上方に配置されているが、この位置関係に限定されるものではなく、例えばベルトロール31とストレッチロール32とがこれとは逆に配置されることもある。また、ベルトロール31とストレッチロール32とは間隔をあけて配置されており、上段ロール4又は図示しない駆動装置により同一方向へ回転するようになっている。
また、ベルトロール31の周面には、ベルトロール31軸方向(機械幅方向)に並んで複数の溝部31aが形成されているとともに、このベルトロール31の溝部31aの軸方向位置と対応するようにストレッチロール32の周面にもストレッチロール32軸方向に並んで複数の溝部32aが形成されている。
また、ベルトロール31の溝部31aと溝部31aとの間の隙間(即ち、溝部31aと溝部31aとの間に形成された壁部31bの幅)、及び、ストレッチロール32の溝部32aと溝部32aとの間の隙間(即ち、溝部32aと溝部32aとの間に形成された壁部32bの幅)は、ここでは10mm以下程度に設定されている。
さらに、ベルトロール31の溝部31aの深さ(即ち、ベルトロール31周面からの溝深さ)、及び、ストレッチロール32の溝部32aの深さ(即ち、ストレッチロール32周面からの溝深さ)は、ここではワイヤ33の厚みと同等、又はそれ以上に設定されている。また、ベルトロール31の溝部31aの幅、及び、ストレッチロール32の溝部32aの幅は、ここではワイヤ33の幅以上に設定されている。
ワイヤ33は、ここでは線状に形成されており、上述したベルトロール31の溝部31aとストレッチロール32の溝部32aとに嵌合するように掛け渡されている。つまり、ワイヤ33は、機械幅方向に間隔(即ち、ベルトロール31の壁部31b及びストレッチロール32の壁部32bの幅)をおいて複数並んで設けられている。すなわち、従来のベルト103は、前述したようにベルトロール101及びストレッチロール102(図5参照)の軸方向一端部から他端部に亘って連続した一体ものの幅広ベルト(約2〜3m幅)であったが、本実施形態にかかるワイヤ33は従来のベルト103と比べて(第1実施形態のベルト23と比べても)格段に幅が狭く(例えば約0.001〜0.01m幅に)形成されている。
また、ワイヤ33は、第1実施形態のベルト23と同様に、例えば、ステンレス,炭素鋼,鋼鉄等の鉄系金属、アルミ,銅,チタン,ニッケル及びこれらの合金等の非鉄系金属、炭素繊維,ガラス繊維,セラミックス繊維,アラミド繊維(芳香系ポリアミド繊維),芳香族アリレート繊維,PBO(ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール)繊維,ポリエーテルエーテルケトン繊維,ポリアミドイミド繊維,ポリイミド繊維,ポリフェニレンサルファイド繊維,ポリベンズイミダゾール繊維及び液晶ポリエステル繊維などの繊維の何れか一つからなる単線又は撚線(単線をひねってからみ合わせた糸状のもの)又は複線(単線を並べたもの)、あるいは複数からなる撚線又は複線により形成されている。
このようなワイヤ33は、ベルトロール31及びストレッチロール32の回転により、ベルトロール31及びストレッチロール32の回転方向と同一方向に走行(回転)し、上段ロール4の上部周面(上段ロール4の周方向における所定領域)に押し付けられるようになっている。これにより、上段ロール4の表面に支持された状態の中芯1に裏ライナ2が押し付けられて中芯1と裏ライナ2とが貼合され、片面段ボールシート3(図5参照)が製造されるようになっている。
本発明の第2実施形態としての片面段ボール製造装置は、上述のごとく構成されており、第1実施形態と同様の作用及び効果が得られる。つまり、ワイヤ33がベルトロール31及びストレッチロール32の軸方向に複数並んで掛け渡された構成になっているので、従来のような幅広ベルト103を使用する必要がなくなる。すなわち、従来と比べて格段に狭い幅を有するワイヤ33であるので、従来よりも容易に製造することができ、コストを低減できる。
また、ワイヤ33が破損した場合には、その破損したワイヤ33だけ交換すればよいので、従来のように幅広ベルト103を丸ごと交換する必要がなくなり、これによってもランニングコストを低減することができる。このように、本実施形態によれば、ランニングコストを大幅に低減することが可能である。
また、本実施形態のワイヤ33は第1実施形態のベルト23よりもさらに狭い幅であり、ワイヤ33の機械幅方向における周長誤差や、ベルトロール31及びストレッチロール32の撓みに起因するワイヤ33の機械幅方向中央部の先進による、ワイヤ33の幅方向における歪み(ワイヤ33面内における歪み)はほとんど発生しないため、機械幅拡大に伴う片面段ボールシート3の貼合不良やしわの発生を従来例や第1実施形態よりも大幅に低減することが可能となる。また、先行制御機構が不要となる為機械製造コストを低減することができ、制御機構の異常に伴う機械停止やベルト破損を防止することができる。もちろん、従来のようにベルトロール31及びストレッチロール32を逆クラウン形状に形成する必要もない。
さらに、本実施形態では、ワイヤ33が線状に形成されているので、従来のベルト103によるニップ面圧や第1実施形態のベルト23によるニップ面圧と比べて、より高い圧力(ニップ線圧)で中芯1に裏ライナ2を押し付けることができ、これにより、より確実に中芯1と裏ライナ2とを貼合することが可能となり、貼合速度をさらに上げることも可能になる。
また、ワイヤ33が、ベルトロール31の溝部31a及びストレッチロール32の溝部32bに嵌合するようにベルトロール31及びストレッチロール32に掛け渡されているので、ワイヤ33の機械幅方向のずれ(蛇行)を防止することができる。したがって、第1実施形態と同様に蛇行防止機構を備える必要がなくなり、機械製造コストをさらに低減することが可能となる。
さらに、特にワイヤ33を単線又は複線で形成した場合には、撚線のような線の絡み合いによる屈曲がなく、また、撚線で形成した場合と比べて磨耗も発生しにくいため、寿命をさらに延ばすことができ、ランニングコストをさらに低減することも可能となる。
また、ワイヤ33を適宜必要な数だけ追加するだけでシートの幅広化に対応することが可能である。
(C)第3実施形態
図3は、本発明の第3実施形態としての片面段ボール製造装置を模式的に示す斜視図である。なお、図3において、前述した従来例及び第1実施形態と同一の部位については同一の符号を用いて示している。また、以下では、第1実施形態と異なる点について説明し、その他の構成については第1実施形態と同様であるのでここではその説明を省略する。
図3に示すように、本実施形態にかかる加圧装置20′には、ベルトロール21に平行に且つベルトロール21に近接して設けられたガイドロール(脱落防止部材)41と、ストレッチロール22に平行に且つストレッチロール22に近接して設けられたガイドロール(脱落防止部材)42とが備えられている。
ガイドロール41の周面には、ベルトロール21の各溝部21aに対応する位置に凸部41aが形成されている。凸部41aは、ガイドロール41の周方向に帯状に形成されており、ベルトロール21の溝部21aに嵌合して、溝部21a内のベルト23に接触するようになっている。
また、ガイドロール42の周面には、ストレッチロール22の各溝部22aに対応する位置に凸部42aが形成されている。凸部42aは、ガイドロール42の周方向に帯状に形成されており、ストレッチロール22の溝部22aに嵌合して、溝部22a内のベルト23に接触するようになっている。
また、ガイドロール41はベルトロール21の回転に従動して回転(即ちベルトロール21とは逆方向へ回転)し、ガイドロール42はストレッチロール22の回転に従動して回転(即ちストレッチロール22とは逆方向へ回転)するようになっている。
本発明の第3実施形態としての片面段ボール製造装置は、上述のごとく構成されているので、第1実施形態と同様の作用及び効果が得られるとともに、ガイドロール41により、ベルトロール41の溝部41aからベルト23が外れて脱落してしまうのを防止することができ、また、ガイドロール42により、ストレッチロール42の溝部42aからベルト23が外れて脱落してしまうのを防止することができる。
例えば、運転中、ベルト23とベルトロール21の溝部21aとの間に紙くずなどの異物をかみ込んでしまってベルト23がバタついて溝部21aから外れて脱落しそうになっても、ガイドロール41によりベルト23の脱落が防止される。同様に、運転中、ベルト23とストレッチロール22の溝部22aとの間に紙くずなどの異物をかみ込んでしまってベルト23がバタついて溝部22aから外れて脱落しそうになっても、ガイドロール42によりベルト23の脱落が防止される。
また、一般に、中芯1の段形状(例えば段山の高さや段山間の距離)を変更する場合、図4に示すように、上段ロール4及び下段ロール5のユニットを下方へ下げた後、操作側(軸方向一端部側)へ引き抜いて外し、別の上段ロール4及び下段ロール5のユニットを操作側から挿入した後、上方へ上げることによりユニットの交換を行なう。このとき、ベルト23が弛んでベルトロール21の溝部21aやストレッチロール22の溝部22aから脱落してしまうおそれがあるが、本実施形態のようにガイドロール41及びガイドロール42を設けておくことで、このようなベルト23の脱落を防止することも可能である。
なお、本実施形態では、ベルトロール21及びストレッチロール22の両方にガイドロール41及びガイドロール42を設ける構成としたが、ベルトロール21及びストレッチロール22の何れか一方のみにガイドロールを設ける構成としてもよい。すなわち、本実施形態のガイドロール41及びガイドロール42の何れか一方のみを設ける。
また、本実施形態のようにガイドロール41の凸部41aがベルトロール21の溝部21a内のベルト23と接触していればベルト23の脱落をより確実に防止することが可能であるが、ベルト23の溝部21aからの脱落を防止できるのであれば、凸部41aはベルト23から僅かに離れていてもよく、必ずしもベルト23と接触していなくてもよい。同様の理由で、ガイドロール42の凸部42aも、ストレッチロール22の溝部22a内のベルト23から僅かに離れていてもよく、必ずしもベルト23と接触していなくてもよい。
また、運転中はガイドロール41及びガイドロール42をベルトロール21及びストレッチロール22から離隔した位置に配置しておき、ユニット交換のときだけガイドロール41及びガイドロール42をベルトロール21及びストレッチロール22に近接した位置に配置してベルト23の脱落を防止するようにしてもよい。
さらに、ガイドロール41の凸部41a及びガイドロール42の凸部42aの形状は上述した形状に限定されるものではない。
(D)第4実施形態
図6(a)〜図6(c)は、本発明の第4実施形態としての片面段ボール製造装置の要部を模式的に示す図であって、図6(a)はその上面図、図6(b)はその側面図、図6(c)は図6(a),図6(b)のA−A矢視断面図である。なお、図6(a)〜図6(c)において、前述した従来例及び第1実施形態と同一の部位については同一の符号を用いて示している。また、以下では、第1実施形態と異なる点について説明し、その他の構成については第1実施形態と同様であるのでここではその説明を省略する。
図6(a),図6(b)に示すように、本実施形態にかかる加圧装置20Aには、ベルトロール51及びストレッチロール52に平行に且つストレッチロール52の上方に配設された第1の周回軌道ガイドロール54と、ベルトロール51及びストレッチロール52に平行に且つベルトロール51の上方に配設された第2の周回軌道ガイドロール55とが備えられている。なお、ベルトロール51及びストレッチロール52には、上記の各実施形態のような無端状部材23,33が嵌合するような溝(溝部21a,22a,31a,32a)は形成されておらず、平滑な円筒面状に形成されている。また、ここでは、無端状部材を第1実施形態と同様のベルトとしたが、無端状部材は第2実施形態のようなワイヤ33としてもよい。
そして、これらのベルトロール51,ストレッチロール52に巻回される無端状部材として、第1実施形態と同様の無端状のベルト(エンドレスベルト)53が複数平行にそなえられている。これらの複数のベルト53のうち1つ置きに並んだ1組のベルト群53Aは、ベルトロール51とストレッチロール52と第1の周回軌道ガイドロール54とに巻回され、複数のベルト53のうち残りの1つ置きに並んだ1組のベルト群53Bは、ベルトロール51とストレッチロール52と第2の周回軌道ガイドロール55とに巻回されている。
これにより、ベルト群53Aは、ベルトロール51の外周面とストレッチロール52の外周面と第1の周回軌道ガイドロール54の外周の円筒状ガイド面54aとにより規定される周回軌道(第1の周回軌道)を周回し、ベルト群53Bは、ベルトロール51の外周面とストレッチロール52の外周面と第2の周回軌道ガイドロール55の外周の円筒状ガイド面55aとにより規定される周回軌道(第2の周回軌道)を周回する。したがって、ベルト群53Aとベルト群53Bとは、それぞれの周回軌道ガイドロール54,55によって、これらの周回軌道ガイドロール54,55に巻回された部分の前後において、互いに部分的に異なる周回軌道を走行するようになっている。
特に、本実施形態では、ベルトロール51とストレッチロール52とが、上段ロール4及び下段ロール5の共通な直径面を対称面S1として互いに対称な位置関係に配置されているのと同様に、第2の周回軌道ガイドロール55と第1の周回軌道ガイドロール54とが、対称面S1に対して互いに対称な位置関係に配置されている。もちろん、第1の周回軌道ガイドロール54と第2の周回軌道ガイドロール55とは同一の外径を有している。したがって、第1の周回軌道ガイドロール54により規定される第1の周回軌道と、第2の周回軌道ガイドロール55により規定される第2の周回軌道とは、互いに等しい長さに構成されている。このため、各ベルト群53A,53Bのベルト53にはいずれも等しいベルトが使用されている。なお、第1の周回軌道と第2の周回軌道とは、必ずしも等しい長さに構成されていなくてもよい。
このように、第1の周回軌道と第2の周回軌道とは、異なる周回軌道部分を有しているので、この異なる周回軌道部分(即ち、この部分を走行するベルト53)の側方には、隣接するベルト53は走行しておらず、この部分には、例え隣接するベルト53どうしを互いに接近させて配置したとしても、ベルト53の側方に十分空間が確保される。そこで、この開いた空間に、移動規制ガイド部材としての移動規制ガイドロール56を設けて、ベルト53の軸方向への移動を規制して、ベルト53の蛇行を防止するようにしている。
この移動規制ガイドロール56は、図6(c)に示すように、ベルト53の端部53aに当接しながら回転する外周面56aを有しており、移動規制ガイドロール56のベルト53の端部53aに対する摺動による磨耗の発生を抑えながらベルト53の走行を案内することができるようになっている。ここでは、図6(a)に示すように、各ベルト53の各端部53aの周回軌道における同位置に、移動規制ガイドロール56が一つずつそなえられるが、移動規制ガイドロール56の配置や数はこれに限るものではない。
なお、図6(c)の例では、外周面56aは単純な円筒面で構成されるが、図6(d)に示すように、移動規制ガイドロール56´の外周面56a´を凹状に形成して、外周面に無端状部材の側端部が移動規制ガイドロールの凹状外周面に嵌まり込みながら走行するようにしてもよい。この場合、ベルト53の厚み方向へのブレも規制し、ベルト53の蛇行をより確実に防止することができる。ただし、移動規制ガイドロール56´の外周面56a´を凹状、即ち、溝状に形成すると、凹状の両側壁部分にベルト53の端部53aが摺接するので、これによりベルト端部53aが磨耗しやすくなるため、図6(d)に示すように、外周面56a´にける凹状の両側壁部分を外方に拡幅するテーパ面状に形成し、ベルト53の端部53aが磨耗し難くなるように構成することも好ましい。
このように、本実施形態のものでは、移動規制ガイドロール56,56´をそなえるため、上記の各実施形態のような無端状部材23,33が嵌合する溝(溝部21a,22a,31a,32a)は不要となり、ベルトロール51及びストレッチロール52の外周は、単純な円筒面状に形成されているのである。
本発明の第4実施形態としての片面段ボール製造装置は、上述のごとく構成されているので、第1実施形態と同様の作用及び効果が得られるとともに、移動規制ガイドロール56,56´により、各ベルト53の軸方向への移動を防止して走行中の各ベルト53の蛇行を防止する。特に、第1〜3実施形態のようにベルトロールやストレッチロールにベルトが嵌合する溝(溝部21a,22a,31a,32a)を設ける構成では、溝を形成するための壁(溝部21b,22b,31b,32b)を設けるために、各溝間の間隔をある程度開けなくてはならないが、本実施形態の構造では、第1の周回軌道と第2の周回軌道との異なる周回軌道部分において各ベルト53の側方に形成された空間を利用して移動規制ガイドロール56を設けており、隣接するベルト53の相互間を接近させることができる。また、ベルトの蛇行を溝で規制する構成では、ベルトと溝との摺れによるベルトの磨耗を招きやすいが、本実施形態の構成では、ベルトの磨耗も抑制しやすい。
(E)第5実施形態
図7(a)〜図7(c)は、本発明の第5実施形態としての片面段ボール製造装置の要部を模式的に示す図であって、図7(a)はその無端状部材を除いて示す上面図、図7(b)はその上面図、図7(c)はその側面図である。また、以下では、第4実施形態と異なる点について説明し、その他の構成については第4実施形態と同様であるのでここではその説明を省略する。
図7(b),図7(c)に示すように、本実施形態にかかる加圧装置20Bには、ベルトロール51及びストレッチロール52に平行に且つベルトロール51及びストレッチロール52の上方に配設された周回軌道ガイドロール57が備えられている。なお、ベルトロール51及びストレッチロール52には、上記の第1〜3実施形態のような無端状部材23,33が嵌合するような溝(溝部21a,22a,31a,32a)は形成されておらず、平滑な円筒面状に形成されている。また、ここでは、無端状部材を第1実施形態と同様のベルトとしたが、無端状部材は第2実施形態のようなワイヤ33としてもよい。
そして、周回軌道ガイドロール57には、互いに外径の異なる第1の円筒状ガイド面57aと第2の円筒状ガイド面57bとが軸方向に交互に形成されている。これらのベルトロール51,ストレッチロール52,周回軌道ガイドロール57に巻回される無端状部材として、第1実施形態と同様の無端状のベルト(エンドレスベルト)53,53´が複数平行にそなえられている。ここでは、第1の円筒状ガイド面57aは第2の円筒状ガイド面57bよりも大径になっているがこれは逆でも良い。
これらの複数のベルト53,53´のうち1つ置きに並んだ1組のベルト群53Aは、ベルトロール51の外周面とストレッチロール52の外周面と周回軌道ガイドロール57の第1の円筒状ガイド面57aとに巻回され、複数のベルト53,53´のうち残りの1つ置きに並んだ1組のベルト群53Bは、ベルトロール51の外周面とストレッチロール52の外周面と周回軌道ガイドロール57の第2の円筒状ガイド面57bとに巻回されている。
これにより、ベルト群53Aは、ベルトロール51とストレッチロール52と周回軌道ガイドロール57の第1の円筒状ガイド面57aとにより規定される周回軌道(第1の周回軌道)を周回し、ベルト群53Bは、ベルトロール51とストレッチロール52と周回軌道ガイドロール57の第2の円筒状ガイド面57bとにより規定される周回軌道(第2の周回軌道)を周回する。したがって、ベルト群53Aとベルト群53Bとは、それぞれの円筒状ガイド面57a,57bによって、これらの円筒状ガイド面57a,57bに巻回された部分の前後において、互いに部分的に異なる周回軌道を走行するようになっている。
このように、第1の周回軌道と第2の周回軌道とは、異なる周回軌道部分を有しているので、この異なる周回軌道部分(即ち、この部分を走行するベルト53)の側方には、隣接するベルト53,53´は走行しておらず、この部分には、例え隣接するベルト53,53´どうしを互いに接近させて配置したとしても、ベルト53,53´の側方に十分空間が確保される。そこで、この開いた空間に、移動規制ガイド部材としての移動規制ガイドロール56を設けて、ベルト53,53´の軸方向への移動を規制して、ベルト53,53´の蛇行を防止するようにしている。
この移動規制ガイドロール56は、第4実施形態と同様であるので、説明を省略する。
なお、第2の円筒状ガイド面57bの両側縁部には第1の円筒状ガイド面57aの壁部が立設しているが、第2の円筒状ガイド面57bの幅は、ベルト53´の幅よりも大きく取られており、ベルト53´の側端部が第2の円筒状ガイド面57bの両側の壁部に接触しないようになっている。これにより、ベルト53´の側端部の磨耗が発生し難くなっている。
本発明の第5実施形態としての片面段ボール製造装置は、上述のごとく構成されているので、第1実施形態と同様の作用及び効果が得られるとともに、第4実施形態と同様に、移動規制ガイドロール56,56´により、各ベルト53,53´の軸方向への移動を防止して走行中の各ベルト53,53´の蛇行を防止する効果や、隣接するベルト53,53´の相互間を接近させることができる効果や、ベルトの磨耗を抑制しやすいという効果を得ることができる。また、第4実施形態に比べて、周回軌道ガイドロール57が1つだけでよく、構成が簡素になる。
(F)第6実施形態
図8(a)〜図8(c)は、本発明の第6実施形態としての片面段ボール製造装置の要部を模式的に示す図であって、図8(a)はその無端状部材を除いて示す上面図、図8(b)はその上面図、図8(c)はその側面図である。また、以下では、第1実施形態と異なる点について説明し、その他の構成については第1実施形態と同様であるのでここではその説明を省略する。
本実施形態にかかる加圧装置20Cでは、図8(a)〜図8(c)に示すように、本実施形態では、一対の対向ロールとしてのベルトロール58及びストレッチロール52のうちのベルトロール58の外周全体に、軸方向端部にいくに従って縮径したクラウン形状部58aが形成されている。また、このようなベルトロール58及びストレッチロール52に巻回される無端状部材としての第1実施形態と同様の無端状のベルト(エンドレスベルト)531〜534,531´〜534´は、各内周面が、その略全幅にわたってクラウン形状部58aを含んだベルトロール58及びストレッチロール52の各外周に接触するようになっている。
なお、ベルトロール58及びストレッチロール52には、上記の各実施形態のような無端状部材23,33が嵌合するような溝(溝部21a,22a,31a,32a)は形成されていない。また、ここでは、無端状部材を第1実施形態と同様のベルトとしたが、無端状部材は第2実施形態のようなワイヤ33としてもよい。
また、図8(a),図8(b)では、クラウン形状を誇張して、ベルトロール58の中央部の径を端部の径に比して極端に大きく記載しているが、実際にはこれほどの差はない。さらに、図8(c)は、各ロールの配置構成を示すためのものであり、クラウン形状を示すことなくベルトロール58の径を均一に記載している。
本発明の第6実施形態としての片面段ボール製造装置は、上述のごとく構成されているので、第1実施形態と同様の作用及び効果が得られるとともに、対向ロール(ベルトロール58及びストレッチロール52)の回転時に、クラウン形状部58aにおいて、各ベルト531〜534,531´〜534´に、ベルトロール58の軸方向端部から中央部に向かうような力を発生させることができ、各ベルト531〜534,531´〜534´を蛇行無く安定して走行させることが可能になる。
なお、この実施形態の場合、特に、各ベルト531〜534,531´〜534´をスチールベルトなどの金属製のベルトとすれば剛性が強いため、乗り上げ(蛇行)もなく安定して走行する。
また、本実施形態では、ベルト(531〜534,531´〜534´)の本数を8本として図示説明しているが、当該本数に限定されるものではない。
(G)第7実施形態
図9(a)〜図9(c)は、本発明の第7実施形態としての片面段ボール製造装置の要部を模式的に示す図であって、図9(a)はその無端状部材を除いて示す上面図、図9(b)はその上面図、図9(c)はその側面図である。また、以下では、第6実施形態と異なる点について説明し、その他の構成については第6実施形態と同様であるのでここではその説明を省略する。
本実施形態にかかる加圧装置20Dでは、図9(a)〜図9(c)に示すように、本実施形態では、一対の対向ロールとしてのベルトロール5及びストレッチロール52のうちのベルトロール59の外周全体に、各無端状部材[無端状のベルト(エンドレスベルト)535]単位に、軸方向端部にいくに従って縮径したクラウン形状部59aが形成されている。また、このようなベルトロール59及びストレッチロール52に巻回されるベルト535は、いずれも、その各内周面が、その略全幅にわたってクラウン形状部59aを含んだベルトロール59及びストレッチロール52の各外周に接触するようになっている。
なお、ベルトロール59及びストレッチロール52には、上記の各実施形態のような無端状部材23,33が嵌合するような溝(溝部21a,22a,31a,32a)は形成されていない。また、ここでは、無端状部材を第1実施形態と同様のベルトとしたが、無端状部材は第2実施形態のようなワイヤ33としてもよい。
本発明の第7実施形態としての片面段ボール製造装置は、上述のごとく構成されているので、第6実施形態と同様の作用及び効果が得られる。つまり、各ベルト535の軸方向端部には各クラウン形状部の中央寄りに向かう力が発生して、各ベルト535を各クラウン形状部に沿って軸方向に移動することのないようにして個別に蛇行無く安定して走行させることが可能になる。
(H)第8実施形態
図10(a)〜図10(c)は、本発明の第8実施形態としての片面段ボール製造装置の要部を模式的に示す図であって、図10(a)はその無端状部材を除いて示す上面図、図10(b)はその上面図、図10(c)はその側面図である。また、以下では、第6実施形態と異なる点について説明し、その他の構成については第6実施形態と同様であるのでここではその説明を省略する。
本実施形態にかかる加圧装置20Eでは、図10(a)〜図10(c)に示すように、本実施形態では、一対の対向ロールとしてのベルトロール60及びストレッチロール52のうちのベルトロール60の外周全体の軸方向中央部に、外周径の一定なストレート形状部60aが形成され、この軸方向中央部のストレート形状部60aから各軸方向端部に向けて,次第に縮径したクラウン形状部60bがそれぞれ形成されている。
また、このようなベルトロール60及びストレッチロール52に巻回される無端状部材としての第1実施形態と同様の無端状のベルト(エンドレスベルト)536〜537,536´〜537´は、ベルト幅方向の一端側の長さが他端側の長さに比べて微少量だけ長く或いは短く形成され、また、無端状のベルト(エンドレスベルト)538,・・・,538は第1実施形態と同様に形成され、各ベルト(エンドレスベルト)536〜537,536´〜537´,538の各内周面が、その略全幅にわたってクラウン形状部60bを含んだベルトロール60及びストレッチロール52の各外周に接触するようになっている。
なお、ベルトロール60及びストレッチロール52には、上記の各実施形態のような無端状部材23,33が嵌合するような溝(溝部21a,22a,31a,32a)は形成されていない。また、ここでは、無端状部材を第1実施形態と同様のベルトとしたが、無端状部材は第2実施形態のようなワイヤ33としてもよい。
また、図10(a),図10(b)では、クラウン形状を誇張して、ベルトロール60の中央部の径を端部の径に比して極端に大きく記載しているが、実際にはこれほどの差はない。さらに、図10(c)は、各ロールの配置構成を示すためのものであり、クラウン形状を示すことなくベルトロール60の径を均一に記載している。
本発明の第8実施形態としての片面段ボール製造装置は、上述のごとく構成されているので、第6実施形態と同様の作用及び効果が得られる。つまり、各クラウン形状部60bにおいて、ベルト536,537の軸方向端部にはベルトロール60の中央寄り(ストレート形状部60a寄り)に向かう力が発生して、各ベルト536〜537,536´〜537´がベルトロール60の軸端側に移動することが防止されるとともに、ベルトロール60の中央寄りのストレート形状部60aの各ベルト538を両端側から挟みつけるようにするため、各ベルト536〜537,536´〜537´,538を蛇行無く安定して走行させることが可能になる。
なお、この実施形態の場合も、特に、各ベルト531〜534をスチールベルトなどの金属製のベルトとすれば剛性が強いため、乗り上げ(蛇行)もなく安定して走行する。
(I)その他
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、第1及び第3実施形態において、ベルトロール21及びストレッチロール22に溝部21a及び溝部22aを設けたが、ベルト23の蛇行が発生しない場合は溝部21a及び溝部22を特に設けなくてもよい。あるいは、ベルト23の蛇行の程度に応じて、ベルトロール21及びストレッチロール22の何れか一方のみに溝部を設けるようにしてもよい。
同様に、第2実施形態において、ベルトロール31及びストレッチロール32に溝部31a及び溝部32aを設けたが、ワイヤ33の蛇行が発生しない場合は溝部31a及び溝部32aを特に設けなくてもよい。あるいは、ワイヤ33の蛇行の程度に応じて、ベルトロール31及びストレッチロール32の何れか一方のみに溝部を設けるようにしてもよい。
また、第2実施形態の加圧装置30に、第3実施形態のガイドロール41及びガイドロール42の一方又は両方を設けてワイヤ33の脱落を防止するようにしてももちろんよい。この場合、当然のことながら、ベルトロール31の溝部31aに嵌合するようにガイドロール41の凸部41aを形成するとともに、ストレッチロール32の溝部32aに嵌合するようにガイドロール42の凸部42aを形成する。
また、第3実施形態において、ガイドロール41及びガイドロール42の代わりに、凸部41aや凸部42aのない回転式のロールを設けてもよい。この場合、ベルト23ではなくベルトロール21の最外表面に接してベルト23の脱落を防止する。
さらに、第3実施形態において、ガイドロール41及びガイドロール42の代わりに、凸部41aや凸部42aのない非回転式のガイドバーを設けてもよい。ただし、この場合、運転中はベルトロール21及びストレッチロール22の回転に干渉しないようにベルトロール21及びストレッチロール22から離隔した位置に配置しておき、ベルト23が脱落しやすいユニット交換時のときだけベルトロール21及びストレッチロール22の最外表面に接触させてベルト23の脱落を防止するようにすることが好ましい。
また、第1〜第8実施形態において、各ベルト又は各ワイヤの破断を検知するセンサを設け、このセンサにより破断を検知した時に警報を発したり運転を停止したりするようにしてもよい。
さらに、ベルト及びワイヤを組み合わせて設けるようにしてもよい。これにより、ベルトによるニップ面圧及びワイヤによるニップ線圧を同時に発生させることができ、より効果的に貼合を行なうことが可能になる。
また、第6〜8実施形態では、各ベルトを二本のロールに巻き付けているが、巻きつけるロールは三本以上であっても良く、少なくとも、いずれかのロールにクラウンが設けられていればよい。もちろん全てのロールにクラウンが設けられていてもよい。

Claims (13)

  1. 一対の段ロール間で波形状に段繰られた中芯を該一対の段ロールの一方の段ロール表面に支持させた状態で該中芯にライナを貼合して片面段ボールシートを製造する片面段ボール製造装置において、
    該一方の段ロールにそれぞれ対向して設けられ、同一方向へ回転しうる一対の対向ロールと、
    該一対の対向ロールの軸方向に複数並んで掛け渡され、且つ、該一方の段ロール表面に支持された状態の該中芯に該ライナを押し付ける無端状部材と
    該一対の対向ロール周面の軸方向に並んで形成された複数の溝部と、
    該一対の対向ロールの少なくとも一方の対向ロールに近接して設けられ、該一対の対向ロールの該溝部からの該無端状部材の脱落を防止する脱落防止部材とをそなえ
    該無端状部材が、該一対の対向ロールの該溝部に嵌合するように該一対の対向ロールに掛け渡され、
    該脱落防止部材が、該一対の対向ロールに平行に配置され、該溝部に嵌合しうる凸部が周面に形成されたガイドロールである
    ことを特徴とする、片面段ボール製造装置。
  2. 一対の段ロール間で波形状に段繰られた中芯を該一対の段ロールの一方の段ロール表面に支持させた状態で該中芯にライナを貼合して片面段ボールシートを製造する片面段ボール製造装置において、
    該一方の段ロールにそれぞれ対向して設けられ、同一方向へ回転しうる一対の対向ロールと、
    該一対の対向ロールの軸方向に複数並んで掛け渡され、且つ、該一方の段ロール表面に支持された状態の該中芯に該ライナを押し付ける無端状部材と
    該一対の対向ロールと平行に設けられ、該複数の無端状部材を支持して該複数の無端状部材の周回軌道を案内する1又は複数の周回軌道ガイドロールとをそなえるとともに、
    該周回軌道ガイドロールは、上記複数の無端状部材のうち隣接する無端状部材が互いに部分的に異なる周回軌道を走行するものであって、
    上記の各無端状部材における隣接する無端状部材とは異なる周回軌道の部分の側方に、該無端状部材の軸方向への移動を規制する移動規制ガイド部材をそなえている
    ことを特徴とする、片面段ボール製造装置。
  3. 上記周回軌道ガイドロールは、上記無端状部材を第1の周回軌道に案内する第1の円筒状ガイド面を有する第1の周回軌道ガイドロールと、上記無端状部材を第2の周回軌道に案内する第2の円筒状ガイド面を有する第2の周回軌道ガイドロールとをそなえてなり、
    該第1の周回軌道ガイドロールは、上記複数の無端状部材のうち1つ置きに並んだ1組の無端状部材の周回軌道を案内し、該第2の周回軌道ガイドロールは、上記複数の無端状部材のうち残った1組の無端状部材の周回軌道を案内する
    ことを特徴とする、請求項記載の片面段ボール製造装置。
  4. 上記の第1及び第2の円筒状ガイド面は、互いに同一半径に形成されている
    ことを特徴とする、請求項記載の片面段ボール製造装置。
  5. 上記周回軌道ガイドロールは、上記無端状部材を第1の周回軌道に案内する第1の円筒状ガイド面と、上記無端状部材を第2の周回軌道に案内する第2の円筒状ガイド面とを、軸方向に1つ置きに並んで複数そなえ、
    該第1の円筒状ガイド面は、上記複数の無端状部材のうち1つ置きに並んだ各無端状部材の周回軌道をそれぞれ案内し、該第2の円筒状ガイド面は、上記複数の無端状部材のうち残った各無端状部材の周回軌道をそれぞれ案内する
    ことを特徴とする、請求項記載の片面段ボール製造装置。
  6. 上記移動規制ガイド部材は、上記無端状部材の側端部に当接しながら回転する外周面を有する移動規制ガイドロールである
    ことを特徴とする、請求項の何れか1項に記載の片面段ボール製造装置。
  7. 上記移動規制ガイドロールの上記外周面は、上記無端状部材の側端部が嵌まり込みながら走行するように凹状に形成されている
    ことを特徴とする、請求項記載の片面段ボール製造装置。
  8. 上記の一対の対向ロールの少なくとも何れか1つの対向ロールにおける上記無端状部材を案内する外周には、軸方向端部にいくに従って縮径したクラウン形状部が形成されている
    ことを特徴とする、請求項の何れか1項に記載の片面段ボール製造装置。
  9. 上記クラウン形状部は、上記対向ロールの全長に亘って1つだけ設けられている
    ことを特徴とする、請求項記載の片面段ボール製造装置。
  10. 上記クラウン形状部が形成された上記対向ロールは、軸方向中央部には外周径の一定なストレート形状部が形成され、該軸方向中央部から各軸方向端部に向けて次第に縮径したクラウン形状部がそれぞれ形成されている
    ことを特徴とする、請求項記載の片面段ボール製造装置。
  11. 上記クラウン形状部は、上記対向ロールにおける上記の各無端状部材に対応する部分ごとに複数設けられている
    ことを特徴とする、請求項記載の片面段ボール製造装置。
  12. 該無端状部材が、板状に形成されている
    ことを特徴とする、請求項1〜11の何れか1項に記載の片面段ボール製造装置。
  13. 該無端状部材が、線状に形成されている
    ことを特徴とする、請求項1〜11の何れか1項に記載の片面段ボール製造装置。
JP2006524157A 2005-02-25 2006-02-27 片面段ボール製造装置 Expired - Fee Related JP4418466B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005051382 2005-02-25
JP2005051382 2005-02-25
PCT/JP2006/303581 WO2006090875A1 (ja) 2005-02-25 2006-02-27 片面段ボール製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2006090875A1 JPWO2006090875A1 (ja) 2008-07-24
JP4418466B2 true JP4418466B2 (ja) 2010-02-17

Family

ID=36927505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006524157A Expired - Fee Related JP4418466B2 (ja) 2005-02-25 2006-02-27 片面段ボール製造装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7857027B2 (ja)
JP (1) JP4418466B2 (ja)
DE (1) DE112006000439T5 (ja)
WO (1) WO2006090875A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018135054A1 (ja) * 2017-01-23 2018-07-26 三菱重工機械システム株式会社 段ロールユニット搬送装置並びに段ロールユニットの交換装置及び方法

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2477772A (en) * 2010-02-12 2011-08-17 Smurfit Kappa Uk Ltd Corrugated board construction
EP2544878B1 (en) 2010-03-11 2015-09-16 The Procter and Gamble Company Apparatus for embossing a web
EP2805810B1 (de) * 2013-05-23 2016-03-16 BHS Corrugated Maschinen-und Anlagenbau GmbH Anlage zur Herstellung einer einseitig kaschierten Wellpappebahn
ES2712205T3 (es) * 2013-11-04 2019-05-09 Bhs Corrugated Maschinen & Anlagenbau Gmbh Disposición para la fabricación de una banda de cartón ondulado sin fin, laminada al menos por un lado
IT202000009898A1 (it) * 2020-05-05 2021-11-05 Fosber Spa Un gruppo ondulatore per la produzione di cartone ondulato con un gruppo di pressione con un organo flessibile continuo
CN115198569B (zh) * 2022-07-28 2023-09-08 淮安鼎立包装有限公司 一种防爆多层纸板及其加工工艺

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2923148C2 (de) * 1979-06-07 1982-04-01 GAO Gesellschaft für Automation und Organisation mbH, 8000 München Transportvorrichtung für Blattgut
US4385700A (en) * 1979-10-31 1983-05-31 Ore-Ida Foods, Inc. Differential reflectivity method and apparatus for sorting strip items
JP2592183B2 (ja) * 1990-12-25 1997-03-19 三菱重工業株式会社 片面段ボール製造機
JP2622330B2 (ja) * 1992-08-10 1997-06-18 三菱重工業株式会社 片面段ボール製造機
JPH06320650A (ja) * 1993-05-14 1994-11-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd シングルフェーサの運転方法
ES2110888B1 (es) 1993-08-31 1998-12-01 Isowa Kk Aparato para producir hojas de carton ondulado en una cara.
JPH0768668A (ja) 1993-08-31 1995-03-14 Isowa Corp 片面段ボール製造装置
US5415273A (en) * 1993-11-12 1995-05-16 Peterson; Myron A. Arcuate path chain belt harvester
DE4413775A1 (de) 1994-04-20 1995-10-26 Bhs Corr Masch & Anlagenbau Maschine zur Herstellung einer einseitig kaschierten Wellpappebahn
JPH07285186A (ja) * 1994-04-20 1995-10-31 Rengo Co Ltd シングルフェーサ
JPH09252625A (ja) * 1996-03-22 1997-09-30 Kubota Corp モーア
JPH1110756A (ja) * 1997-06-23 1999-01-19 Niwa Tekkosho:Kk 片面段ボールの製造装置
IT1298011B1 (it) * 1997-07-11 1999-12-20 Agnati Spa Gruppo ondulare, in particolare per fogli o nastri di materiale cartaceo, o simili.
US5951817A (en) * 1997-08-14 1999-09-14 United Container Machinery, Inc. Single facer having an auxiliary nip
JPH11105171A (ja) 1997-10-01 1999-04-20 Atsusato Kitamura コルゲート加工用の圧接ベルトおよびコルゲート加工物の製造方法
JP2918540B1 (ja) * 1998-06-17 1999-07-12 レンゴー株式会社 ロール間平行調整方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018135054A1 (ja) * 2017-01-23 2018-07-26 三菱重工機械システム株式会社 段ロールユニット搬送装置並びに段ロールユニットの交換装置及び方法
JP2018118390A (ja) * 2017-01-23 2018-08-02 三菱重工機械システム株式会社 段ロールユニット搬送装置並びに段ロールユニットの交換装置及び方法
US11235549B2 (en) 2017-01-23 2022-02-01 Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems, Ltd. Corrugating roll unit conveyance apparatus and apparatus and method for replacing corrugating roll unit

Also Published As

Publication number Publication date
WO2006090875A1 (ja) 2006-08-31
US7857027B2 (en) 2010-12-28
US20080308233A1 (en) 2008-12-18
DE112006000439T5 (de) 2008-01-10
JPWO2006090875A1 (ja) 2008-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4418466B2 (ja) 片面段ボール製造装置
US4934414A (en) Double-layer papermaking fabric
JP4531711B2 (ja) 使い捨て着用物品の製造方法
FI109341B (fi) Jatkuvatoiminen puristin
FI70738B (fi) Filt foer presspartiet i en pappersmaskin samt foerfarande foer dess framstaellning
JP5799810B2 (ja) 中空糸膜シート状物の製造方法、中空糸膜モジュールの製造方法及び中空糸膜シート状物の製造装置
JP4844336B2 (ja) 紡機における繊維束集束装置
CN102482036B (zh) 平带
JP2011057426A (ja) トラバース装置
JP2013032613A (ja) 産業用ファブリックのためのサブアセンブリ
KR19980086964A (ko) 소형 중간 주름 형성 롤을 갖는 개량된 편면 페이서
WO2003006352A1 (en) A continuous in-line pleating apparatus and process
JP3764720B2 (ja) 段ボールシート製造装置の加熱ロール
KR101785355B1 (ko) 삼층 베이스포를 갖는 핀 솔기 프레스 펠트
CN107991848B (zh) 滑动片及其制备方法
EP3124694A1 (en) Papermaking felt
US6478066B1 (en) Corrugator unit, particularly for sheets or webs of paper, or similar
JPH1037090A (ja) プレス装置
US7005038B2 (en) Belt-machine combination
EP2305883A2 (en) Papermaker's press felt with long machine direction floats in base fabric
EP3798358A1 (en) Papermaking felt and method for manufacturing the same
CN102666951B (zh) 用于纤维加工机的卷成形装置
JP5079658B2 (ja) 湾曲プリフォームの製造装置
JP5148401B2 (ja) 製紙用フェルト及びその製造方法
JP2011112155A (ja) スタビライザ装置および動力伝達装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090728

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091127

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4418466

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131204

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees